JP2018197442A - 折板屋根用架台 - Google Patents

折板屋根用架台 Download PDF

Info

Publication number
JP2018197442A
JP2018197442A JP2017102236A JP2017102236A JP2018197442A JP 2018197442 A JP2018197442 A JP 2018197442A JP 2017102236 A JP2017102236 A JP 2017102236A JP 2017102236 A JP2017102236 A JP 2017102236A JP 2018197442 A JP2018197442 A JP 2018197442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate roof
clamping member
folded plate
bolt
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017102236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7011404B2 (ja
Inventor
守 米田
Mamoru Yoneda
守 米田
準 大田
Jun Ota
準 大田
孔介 浦
Kosuke Ura
孔介 浦
敏文 大沼
Toshifumi Onuma
敏文 大沼
國男 丸山
Kunio Maruyama
國男 丸山
高橋 哲
Satoru Takahashi
哲 高橋
義雄 鶴岡
Yoshio Tsuruoka
義雄 鶴岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Nichiei Intec Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Nichiei Intec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd, Nichiei Intec Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2017102236A priority Critical patent/JP7011404B2/ja
Publication of JP2018197442A publication Critical patent/JP2018197442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7011404B2 publication Critical patent/JP7011404B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 重量のある設置物を折板屋根上に十分な取付強度をもって設置可能とする折板屋根用架台を提供する。【解決手段】 本発明に係る折板屋根用架台は、折板屋根1上に設置される設置物を支持するアルミフレームと、折板屋根1上のハゼ部2に当接する第1当接部21Aを有する第1挟持部材20、ハゼ部2に当接して第1当接部21Aとともにハゼ部2を挟持する第2当接部31Aを有する第2挟持部材30、第1挟持部材20及び第2挟持部材30に形成された挿通孔を挿通するボルト40、並びに、ボルト40と螺合するナット41を有する取付金具10とを備え、前記アルミフレームの少なくとも一部が、取付ボルト24及び取付ナット28により第1挟持部材20に締結される。【選択図】 図11

Description

本発明は、断面波形の折板屋根の上に設置される空調設備機器、電気設備機器等の設置物を支持する折板屋根用架台に関する。
工場やコンビニエンスストア等の建物の屋根には、図22に示すような折板屋根が採用されることも多く、同図において、折板屋根1は、山部1A及び谷部1Bが連続する断面波形を有し、山部1A及び谷部1Bの連続する方向(図22の左右方向)と交差する方向(図22の紙面垂直方向)に延在する折板状の屋根部材1xが複数組み合わせられて形成される。
すなわち、屋根部材1xの一方側(図22において左側)の端縁には、上方に突出して湾曲する被取付部1aが設けられ、屋根部材1xの他方側(図22において右側)の端縁には、端面袋状の取付部1bが設けられている。一の屋根部材1xの取付部1bが他の屋根部材1xの被取付部1aに取り付けられ、屋根部材1x同士が連結されることにより、上方に突出するハゼ部2が形成された折板屋根1が構成されている。
折板屋根の上には、設置スペースや配管、騒音等の観点から、空調設備機器、電気設備機器等の設置物が設置されることがある。このような場合、従来は、折板屋根に孔を開け、設置物を固定するためのブラケット金具をその孔を通して建物の構造躯体に取り付けた後、孔をシールする方法が多用されていた。ところが、この方法は現場ごとに具体的なアレンジをしなければならないため、作業効率がよくないばかりか、折板屋根に開孔することにより、経年劣化や保守負担の増大が生じやすいという問題があった。
一方、特許文献1には、太陽電池パネル等の物品を取り付けるためのレールと、このレールを折板屋根に取り付けるための屋根上取付具が記載されている。図23は、このような屋根上取付具100が図22の折板屋根1に固定された様子を示し、屋根上取付具100は、一対のレール取付具101,101と、レール取付具101,101を締結するボルト110及びナット111とを備える。レール取付具101は、ハゼ部2の一側方にあてがわれる突片102aが形成された押圧部102と、押圧部102の上方に延設されてボルト挿通孔103aが開設された連結部103と、連結部103の上端に設けられたレール設置部104とを有する。レール設置部104には、押圧突片104aが、他のレール取付具101の押圧突片104aと平面視点対称位置に配されるように設けられ、これら一対の押圧突片104a,104aに側方から挟着されてレール120が設置される。
特開2016−188471号公報
屋根上取付具100によれば、折板屋根に開孔することなく太陽電池パネル等の物品を折板屋根上に設置することができるが、太陽電池パネル等ではなく、重量のある空調設備機器や電気設備機器等の設置物の重さが取付具の特定の部位に集中してかかる場合には、特許文献1に記載のレールの挟着方法では、押圧突片等が荷重に耐えられないおそれがある。特に、地震時には設置物の滑り荷重が過大となるため、設置物が屋根から落下しないように、その取付強度を十分に確保する必要がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、重量のある設置物を折板屋根上に十分な取付強度をもって設置可能とする折板屋根用架台を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る折板屋根用架台は、断面波形の折板屋根の上に設置される設置物を支持するフレーム部材と、前記折板屋根において波形と交差する方向に延在して上方に突出するハゼ部の一方側に当接する第1当接部を有する第1挟持部材、前記ハゼ部の他方側に当接して前記第1当接部とともに前記ハゼ部を挟持する第2当接部を有する第2挟持部材、前記第1挟持部材に形成された第1挿通孔及び前記第2挟持部材に形成された第2挿通孔を挿通するボルト、及び、前記第1当接部及び前記第2当接部が前記ハゼ部を挟持した状態で前記ボルトと螺合し、前記ボルトとともに前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材を締結するナットを有するグリップ部材とを備え、前記フレーム部材の少なくとも一部が、取付ボルト及び前記取付ボルトと螺合する取付ナットにより前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材に締結され、又は、前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材と一体成形されていることを特徴とする。
この折板屋根用架台では、フレーム部材の少なくとも一部が、取付ボルト及び取付ボルトと螺合する取付ナットにより第1挟持部材又は第2挟持部材に締結され、又は、第1挟持部材又は第2挟持部材と一体成形されているので、たとえ地震時等に過大な滑り荷重がかかったとしても、グリップ部材と取付ボルト及び取付ナットにより堅固に締結され、又は、グリップ部材と一体成形されたフレーム部材が、グリップ部材に対してずれたり外れたりすることが防止され、重量のある設置物を折板屋根上に十分な取付強度をもって設置可能となる。
前記第2当接部は、前記第1当接部と接近・離反する方向に回動可能であってもよく、前記第2挟持部材には、前記第2当接部が前記第1当接部と接近する方向への回動が前記ボルトに案内されて前記第2挿通孔が前記第1挿通孔と正対するように、前記ボルトと係合する係合部が設けられていてもよい。これにより、第2当接部が第1当接部と接近して第1挟持部材及び第2挟持部材が締結される場合に、第2挿通孔が第1挿通孔といわば自動的に正対して第1挟持部材及び第2挟持部材のボルト軸回り方向等のずれがなくなり、締結作業のやり直しが不要となって、設置作業の容易化を図ることができる。
前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材には、前記ボルト又は前記ナットに接して前記ボルト又は前記ナットの回転を規制する回転規制部が設けられていてもよい。特許文献1に記載の屋根上取付具100では、作業者は、ボルト110及びナット111を増し締めして仮止めしたレール取付具101,101を締結しようとする場合に、一方の手でレール取付具101,101をボルト軸回り方向のずれをなくした位置に保ちつつ、他方の手でボルト110及びナット111の締結作業をしなければならず、この片手による締結作業でボルト110とナット111の連れ回り(ボルトとナットの一方が締結力を加えられて回転したときに、他方もつられて回転すること)が生じ、作業に難を来すおそれがあった。しかし、第1挟持部材又は第2挟持部材にボルト又はナットに接してその回転を規制する回転規制部が設けられることにより、作業者がボルト及びナットの締結作業時にその一方を押さえ付けず他方だけを回しても、回転規制部によりその一方の連れ回りが防止されて、そのまま締結作業を完了させることができ、折板屋根上への設置物の設置作業の容易化を図ることができる。
また、前記折板屋根が傾斜を有する場合に、前記フレーム部材が、前記取付ボルト及び前記取付ナットにより前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材に下面が締結されて前記折板屋根の傾斜方向と直交する方向に延在する下桟と、前記下桟の上面に下面が取り付けられて前記折板屋根の傾斜方向に延在し、前記設置物が上面に設置される上桟とを備え、前記上桟の下面が、前記折板屋根と同じ傾斜を有してもよい。これにより、折板屋根が傾斜を有する場合にも、それと同じ傾斜を有する上桟の下面が折板屋根の傾斜角度を吸収して、設置物が設置される上桟の上面に影響を与えないので、設置物の姿勢を略水平とすることができる。
あるいは、前記折板屋根が傾斜を有する場合に、前記フレーム部材が、前記取付ボルト及び前記取付ナットにより前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材に弾性部材を挟んで下面が締結されて前記折板屋根の傾斜方向に延在する下桟と、前記下桟の上面に下面が取り付けられて前記折板屋根の傾斜方向と直交する方向に延在し、前記設置物が上面に設置される上桟とを備えてもよい。これにより、折板屋根が傾斜を有する場合にも、その傾斜角度を弾性部材が変形して吸収することによって、設置物の姿勢を略水平とすることができる。
前記フレーム部材は、前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材と一体成形されて前記ハゼ部の延在方向に延在する下桟と、前記下桟の上面に下面が取り付けられて前記ハゼ部の延在方向と直交する方向に延在し、前記設置物が上面に設置される上桟とを備えてもよい。これにより、下桟と同様にハゼ部の延在方向に延在する前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材のハゼ部との当接領域が同方向に拡大し、グリップ部材がハゼ部に対してずれたり外れたりすることが効果的に防止され、重量のある設置物の折板屋根上への取付強度をさらに高めることができる。
さらに、前記折板屋根が傾斜を有する場合に、前記フレーム部材が、前記下桟の延在方向に沿って複数の取付箇所に取り付けられる複数の上桟を備え、前記複数の上桟の各上面が略同一の高さとなるように、前記複数の上桟の高さ寸法が取付位置ごとに異なってもよい。これにより、折板屋根が傾斜を有する場合にも、その傾斜角度を各上桟の高さ寸法の相違が吸収して、設置物の姿勢を略水平とすることができる。
本発明によれば、重量のある設置物を折板屋根上に十分な取付強度をもって設置可能となる。
発明を実施するための形態に係る折板屋根用架台を示す斜視図である。 図1の折板屋根用架台の取付金具を示す正面図である。 図2の取付金具を示す分解斜視図である。 図2の取付金具のガイド溝を示す説明図である。 図2の取付金具の第2挟持部材が開いている状態(ハゼ部に取り付けるときの状態)を示す正面図である。 図1の折板屋根用架台のアルミフレームに用いられるボルトを示す斜視図である。 図1の折板屋根用架台のアルミフレームに用いられる連結金具を示す斜視図である。 図1の折板屋根用架台のアルミフレームの下桟を示す説明図である。 図1の折板屋根用架台のアルミフレームの上桟を示す説明図である。 (a)は、図2の取付金具の第1挟持部材と第2挟持部材とがずれた位置にある状態を示す説明図、(b)は、そのずれがなくなり第1挟持部材の第1挿通孔と第2挟持部材の第2挿通孔とが正対した状態を示す説明図である。 図2の取付金具が折板屋根のハゼ部に取り付けられた状態を示す正面図である。 (a)は、図11の取付金具に下桟が載置された状態を示す説明図、(b)は、その下桟が固定された状態を示す説明図である。 (a)は、図12の下桟に上桟が載置された状態を示す説明図、(b)は、その上桟が固定された状態を示す説明図である。 図13の上桟に空調設備機器が載置されて固定される状態を示す説明図である。 発明を実施するための形態に係る折板屋根用架台の他の例を示す説明図である。 発明を実施するための形態に係る折板屋根用架台のさらに他の例を示す斜視図である。 図16の折板屋根用架台を示す説明図である。 図16の上桟に空調設備機器が載置されて固定される状態を示す説明図である。 発明を実施するための形態に係る折板屋根用架台のさらに他の例を示す斜視図である。 図19のベースを示す斜視図である。 図19のベースを示す正面図である。 折板屋根を示す説明図である。 従来の屋根上取付具を示す説明図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係る折板屋根用架台を示す。この折板屋根用架台3は、図22に示す断面波形の折板屋根1上で重量物である空調設備機器(例えば、エアコンの室外機)4を支持するもので、空調設備機器4が載置されてそれを支持するアルミフレーム50と、折板屋根1に固定されてアルミフレーム50が取り付けられる取付金具10とを備える。
取付金具10は、図2及び3に示すように、第1挟持部材20と、第2挟持部材30と、第1挟持部材20及び第2挟持部材30を締結するボルト40及びナット41とを有する。
第1挟持部材20はアルミニウム製で、第1挟持部本体21と、第1挟持部本体21と連続する連結部22と、連結部22と連続する取付部23とを有する。
第1挟持部本体21は、折板屋根1のハゼ部2の一方側に当接する当接面21Aaが形成された第1当接部21Aと、第1当接部21Aから連続する断面略C字状に湾曲した湾曲部21Bとを有する。
湾曲部21Bは、第1当接部21Aから連続する底部21Baと、底部21Baから立設する側部21Bbと、側部21Bbから内方(第2挟持部材30の方)に折曲して傾斜する傾斜部21Bcと、傾斜部21Bcからさらに内方に折曲して形成された上部21Bdとを有し、上部21Bdの上面21Beは、後述のように、ボルト40の頭部40Aに接してボルト40の回転を規制する。
連結部22は、第1挟持部本体21の湾曲部21Bの上部21Bdから上方に折曲して延在する第1連結部22Aと、第1連結部22Aから外方(第2挟持部材30と反対の方)に折曲して延在する第2連結部22Bと、第2連結部22Bから上方に折曲して延在する第3連結部22Cとを有し、第2連結部22Bの下面22Baは、後述のように、ボルト40の頭部40Aに接してボルト40の回転を規制する。
第1連結部22Aには、ボルト40が挿通する第1挿通孔22Aaが穿設され、第1挿通孔22Aaの下方における第1連結部22Aの内側面には、第2挟持部材30に向かって突出する突出部22Abが形成されている。
取付部23は、連結部22の第3連結部22Cと連続して上面23a及び下面23bを有する平板状の取付部本体23Aと、取付部本体23Aの上面23aから下面23bに亘って貫通し、次述のように取付ボルト24が挿通される挿通孔23Aaと、取付部本体23Aの挿通孔23Aaの周囲において下面23bから突出する一対のリブ23Ba,23Bbと、取付部本体23Aの下面23bから下方に突出する断面鉤型の被係合部23Cとを有する。
挿通孔23Aaには、六角形状の頭部24A及び周面にネジが形成された軸部24Bを有する取付ボルト24が下方から挿通され、頭部24Aは、六角形状の一辺に対応する側面24Aaがリブ23Baに近接し、六角形状の他辺に対応する側面24Abがリブ23Bbに近接し、取付ボルト24が回転しようとすると、リブ23Baが側面24Aaに接するとともにリブ23Bbが側面24Abに接して取付ボルト24の回転を規制する。
取付部本体23Aから突出した取付ボルト24の軸部24Bは、挿通孔25Aを有して取付部本体23Aの上面23aに付着したゴム製のマット25のその挿通孔25Aと、ワッシャ26,27とに挿通され、取付ナット28が螺着して仮止めされている。マット25は、空調設備機器4の作動時における防音・防振に供する。
第2挟持部材30は、第1挟持部材20と同様にアルミニウム製で、第2挟持部本体31と、第2挟持部本体31と連続する連結部32とを有する。
第2挟持部本体31は、折板屋根1のハゼ部2の他方側に当接する当接面31Aaが形成された第2当接部31Aと、第2当接部31Aから連続する断面略逆C字状に湾曲した湾曲部31Bとを有する。
湾曲部31Bは、第2当接部31Aから連続する底部31Baと、底部31Baから立設する側部31Bbと、側部31Bbから内方に折曲して傾斜する傾斜部31Bcとを有する。
連結部32は、第2挟持部本体31の湾曲部31Bの傾斜部31Bcから上方に折曲して延在する連結部本体32Aと、連結部本体32Aから連続する断面鉤型の係合部32Bとを有する。
連結部本体32Aには、上下方向に長い長孔でボルト40が挿通する第2挿通孔32Aaが穿設され、第2挿通孔32Aaの上方における連結部本体32Aの内側面には、第1挟持部材20に向かって突出するとともに、ボルト40が係合するガイド溝34が形成された突出部33が設けられている。
係合部32Bは、第1挟持部材20の取付部23の被係合部23Cに対し、第2挟持部材30が回動可能となるように係合される。
ボルト40は、六角形状の頭部40A及び周面にネジが形成された軸部40Bを有し、軸部40Bが第1挟持部材20に形成された第1挿通孔22Aaと第2挟持部材30に形成された第2挿通孔32Aaとに挿通される。
このとき、頭部40Aは、六角形状の一辺に対応する側面40Aaが第1挟持部材20の上部21Bdの上面21Beに近接し、六角形状の他辺に対応する側面40Abが第1挟持部材20の第2連結部22Bの下面22Baに近接し、ボルト40が回転しようとすると、上面21Beが側面40Aaに接するとともに下面22Baが側面40Abに接してボルト40の回転を規制する。
ナット41は、第2挿通孔32Aaから突出するボルト40の軸部40Bにワッシャ42,43を介して螺合する。
図4は、突出部33に形成されたガイド溝34を示す。ガイド溝34は、第1挿通孔22Aaと第2挿通孔32Aaとが正対するときのボルト40の軸部40Bの突出部33における投影位置が切り欠かれるように形成されている。
詳細には、ガイド溝34は、突出部33の先端縁33aから第2挿通孔32Aaの中心を通る軸線Cに近づくにつれて連結部32の方に向かって傾斜する第1辺34aと、第1辺34aの連結部32側の端部から連結部32に向かって軸線Cと平行に延在する第2辺34bと、第2辺34bの連結部32側の端部から先端縁33aと平行に延在し、軸線Cに対して対称に形成された第3辺34cと、第2辺34bと軸線Cに対して対称に形成された第4辺34dと、第1辺34aと軸線Cに対して対称に形成された第5辺34eとにより区画され、第1辺34a及び第5辺34eは、先端縁33aの側に向かって拡開するように形成され、第2辺34b及び第4辺34dは、ボルト40の軸部40Bの直径よりも若干大きい程度の距離だけ離間して形成されている。
ガイド溝34は、第1辺34aと第5辺34eとの間又は第2辺34bと第4辺34dとの間にボルト40の軸部40Bが入り込むことにより、ボルト40と係合する。
図5に示すように、この取付金具10は、ナット41が仮止めされた状態で、被係合部23Cと係合部32Bとの係合位置を回動中心として、第2当接部31Aが第1当接部21Aに対して接近・離反するように、第2挟持部材30が第1挟持部材20に対して回動する。
アルミフレーム50は、取付金具10に取り付けられるアルミニウム製の下桟51と、下桟51に取り付けられて空調設備機器4が載置されるアルミニウム製の上桟52と、下桟51及び上桟52の連結に用いられるボルト53及び連結金具54とを備え(図1参照)、ボルト53は、図6に示すように、平面視矩形板状で2つの角部にRが形成された回転止め部53A及び回転止め部53Aと略垂直に交わる軸部53Bを有し、連結金具54は、図7に示すように、2つの挿通孔54Aを有する。
下桟51は、図8に示すように、断面矩形の筒状を呈し、下面部51Aには挿通孔51Aaが形成され、上面部51Bにはボルト53の回転止め部53Aが嵌入される嵌入溝51Ba,51Baが2本形成されている。
上桟52は、図9に示すように、断面矩形の筒状を呈し、側面部52Aの下部には側面部52Aの長手方向に亘って側方に突出したフランジ部52Bが下面部52Cと連続するように形成され、上面部52Dにはボルト53の回転止め部53Aが嵌入される嵌入溝52Daが1本形成されている。
折板屋根用架台3を折板屋根1に取り付ける場合、作業者は、まず、取付金具10の第1挟持部材20の第1挟持部材本体21の底部21Ba、及び、第2挟持部材30の第2挟持部材本体31の底部31Baを折板屋根1の山部1Aの頂部に載置する。
次に、作業者は、第1挟持部材20の第1当接部21Aの当接面21Aaをハゼ部2の一方側に当接させた状態で、第2挟持部材30の第2当接部31Aの当接面31Aaを当接面21Aaに接近させるように第2挟持部材30を回動させ、当接面31Aaをハゼ部2の他方側に当接させる。
このとき、図10(a)に示すように、回動前や回動初期は第1挟持部材20と第2挟持部材30とがボルト40の軸回り方向や被係合部23C及び係合部32Bの延在方向(図2の紙面垂直方向、図10の上下方向)等にずれていたとしても、第2挟持部材30が回動するにつれてボルト40と係合するガイド溝34の第1辺34a又は第5辺34eに軸部40Bが当たり、次いで第2辺34b又は第4辺34dに当たることによって、回動軌道がボルト40に案内され、当接面31Aaが当接面21Aaに近づくと、図10(b)に示すように、軸部40Bの軸が軸線C(図4参照)と揃って第2挿通孔32Aaが第1挿通孔22Aaと正対する。
続いて、作業者は、その第1挟持部材20と第2挟持部材30とがハゼ部2を挟持した状態を片手で維持したまま、もう片方の手で電動工具等によりボルト40の軸部40Bに仮止めされたナット41を増し締めし、ボルト40及びナット41による第1挟持部材20と第2挟持部材30との締結作業を終え、図11に示すように取付金具10のハゼ部2への取付けを完了する。
この取付金具10への下桟51の取付けは、図12に示すように、作業者が取付ボルト24の軸部24Bに仮止めされていた取付ナット28及びワッシャ26,27を一旦取り外し、軸部24Bを下面部51Aの挿通孔51Aaに挿通させた後、片手で下桟51の取付位置を保持したまま、もう片方の手でワッシャ26,27及び取付ナット28を再度軸部24Bに取り付けることにより行われる。
そして、作業者は、図13に示すように、下桟51の上面部51Bの所望の位置に、下桟51と交差するように上桟52を配置し、嵌入溝51Baに回転止め部53Aを嵌入したボルト53の軸部53Bで上桟52のフランジ部52Bを側方から押さえた状態で、軸部53Bが挿通孔54Aを挿通するようにフランジ部52Bの上方から連結金具54を被せ、連結金具54から突出するボルト53の軸部53Bにワッシャ55及びナット56を取り付けて上桟52を固定する。
なお、回転止め部53Aは、矩形の短辺方向の寸法が嵌入溝51Baの上面部51Bにおける溝幅よりも短く、矩形の長辺方向の寸法が嵌入溝51Baの上面部51Bにおける溝幅よりも長く形成されているので、ボルト53は、回転止め部53Aを短辺方向がその溝幅の方向と一致した状態で嵌入溝51Baに入れた後、軸部53Bの回りに90度回転させることにより、嵌入溝51Baに対してその端部のみならず任意の位置から嵌入させることができる(嵌入溝52Daに対しても同様である。)。
その後、作業者は、図14に示すように、上桟52の上面部52Dの所望の位置に空調設備機器4を配置し、嵌入溝52Daに回転止め部53Aを嵌入したボルト53の軸部53Bを、空調設備機器4の脚部4Aを固定するためのL字状金具57に形成された挿通孔57Aに挿通させ、L字状金具57から突出するボルト53の軸部53Bにワッシャ55及びナット56を取り付けて空調設備機器4を固定する。
この実施の形態に係る折板屋根用架台3では、アルミフレーム50は、取付金具10に取り付けられるアルミニウム製の下桟51が、取付ボルト24及び取付ナット28により第1挟持部材20の取付部23に締結されているので、たとえ地震時等に過大な滑り荷重がかかったとしても、取付金具10と取付ボルト24及び取付ナット28により堅固に締結されたアルミフレーム50が、取付金具10に対してずれたり外れたりすることが防止され、空調設備機器4が重量のある設置物でも折板屋根1上に十分な取付強度をもって設置可能となる。
また、第1挟持部材20にボルト40の頭部40Aに接してボルト40の回転を規制する湾曲部21Bの上面21Be及び第2連結部22Bの下面22Baが設けられているので、作業者がボルト40及びナット41の締結作業時にボルト40を押さえ付けずナット41だけを回しても、その上面21Be及び下面22Baによりボルト40の連れ回りが防止され、そのまま締結作業を完了させることができる。したがって、折板屋根1上への空調設備機器4の設置作業の容易化を図ることができる。
第2挟持部材30には、第2当接部31Aが第1当接部21Aと接近する方向への回動がボルト40に案内されて第2挿通孔32Aaが第1挿通孔22Aaと正対するように、ボルト40と係合するガイド溝34が設けられているので、第2当接部31Aが第1当接部21Aと接近して第1挟持部材20及び第2挟持部材30が締結される場合に、第2挿通孔32Aaが第1挿通孔22Aaといわば自動的に正対して第1挟持部材20及び第2挟持部材30の位置関係のずれがなくなり、締結作業のやり直しが不要となって、設置作業のさらなる容易化を図ることができる。
さらに、図1に示す構成では、空調設備機器4及びアルミフレーム50の荷重が4つの取付金具10に点状に分散されるので、折板屋根1の強度がある箇所に取付金具10を取り付ければよく、アルミフレーム50は一対の下桟51,51と一対の上桟52,52とが井桁状に組まれたもので、上桟52の固定位置を下桟51の上面部51Bの長手方向に沿って形成された嵌入溝51Ba上の任意の箇所とし、空調設備機器4の固定位置を上桟52の上面部52Dの長手方向に沿って形成された嵌入溝52Da上の任意の箇所とすることができるので、空調設備機器4をその形状や大きさ、重量バランスに応じて適切に支持することができる。
図15は、本実施の形態に係る折板屋根用架台の他の例を示す。この折板屋根用架台5は、折板屋根1が勾配を有する場合に用いられるもので、アルミフレーム60と、取付金具10とを備える。
アルミフレーム60は、上桟52,52の代わりに上桟61,62を有するほかは、アルミフレーム50と同様の構成を有する。
上桟61は、断面台形の筒状を呈し、側面部61Aの下部に側面部61Aの長手方向に亘って側方に突出したフランジ部61Bが下面部61Cと連続するように形成され、上面部61Dにボルト53の回転止め部53Aが嵌入される嵌入溝61Daが1本形成されている点は、上桟52と同様である。
同様に、上桟62は、断面台形の筒状を呈し、側面部62Aの下部に側面部62Aの長手方向に亘って側方に突出したフランジ部62Bが下面部62Cと連続するように形成され、上面部62Dにボルト53の回転止め部53Aが嵌入される嵌入溝62Daが1本形成されている。
上桟61,62が上桟52と異なるのは、フランジ部(61B,62B)及び下面部(61C,62C)が上面部(61D,62D)と並行ではなく、折板屋根1と同じ傾斜を有している点で、上桟61と上桟62とは、下面部(61C,62C)と上面部(61D,62D)との離間距離が異なる(それに応じて側面部(61A,62A)の高さも異なる。)。
上桟61,62は、その上面部61D,62Dが同じ高さとなるように、折板屋根1の傾斜方向に延在する下桟51の上面部51Bに取り付けられる。
この折板屋根用架台5では、折板屋根1の傾斜方向と直交する方向に延在する上桟61,62のフランジ部61B,62B及び下面部61C,62Cが、折板屋根1と同じ傾斜を有し、上面部61D,62Dが同じ高さとなるように、上桟61,62の高さ寸法が取付位置ごとに異なっているので、折板屋根1の傾斜角度を吸収して、空調設備機器4が設置される上桟61,62の上面部61D,62Dへの影響が遮断され、空調設備機器4の姿勢を略水平とすることができる。
図16及び17は、本実施の形態に係る折板屋根用架台のさらに他の例を示す。この折板屋根用架台6は、折板屋根1が勾配を有する場合に用いられるもので、アルミフレーム70と、取付金具10とを備える。
アルミフレーム70は、下桟51,51の代わりに折板屋根1の傾斜方向と直交する方向に延在する下桟71,51を有するとともに、上桟52,52が折板屋根1の傾斜方向に延在するほかは、アルミフレーム50と同様の構成を有する。
下桟71は、下桟51の高さ寸法を増したもので、その下面部71Aには挿通孔51Aaと同様の図示を略す挿通孔が形成され、上面部71Bにはボルト53の回転止め部53Aが嵌入される嵌入溝71Ba,71Baが二本形成されている。
空調設備機器4には、図18に示すように、脚部4Aの代わりに底部に挿通孔4Bが設けられ、上桟52の篏入溝52Daに回転止め部53Aが篏入されたボルト53の軸部53Bが挿通孔4Bに挿通されて、ワッシャ55及びナット56が螺着されることにより、空調設備機器4が固定される。
この折板屋根用架台6では、アルミフレーム70が、取付部23にゴム製のマット25を挟んで下面部71A,51Aが取り付けられ、折板屋根1の傾斜方向と直交する方向に延在する(高さが異なる)下桟71,51と、下桟71,51の上面部71B,51Bに下面部52C,52Cが取り付けられて折板屋根1の傾斜方向に延在し、空調設備機器4が上面部52D,52Dに設置される上桟52,52とを備えているので、マット53が楔形に弾性変形して折板屋根1の傾斜角度を吸収して、空調設備機器4が設置される上桟52,52の上面部52D,52Dへの影響が遮断され、空調設備機器4の姿勢を略水平とすることができる。
図19は、本実施の形態に係る折板屋根用架台のさらに他の例を示す。この折板屋根用架台7は、取付金具部80と下桟部81とが一体成形された5本のベース82と、2本の上桟83とを有し、ベース82及び上桟83はいずれもアルミニウム製であり、下桟部81及び上桟83がアルミフレーム84を構成する。
ベース82は、図20及び21に示すように、取付金具10の第1挟持部材20の取付部23が下桟部81に置換され、かつ、図21の紙面垂直方向に延在するもので、下桟部81以外の部分が取付金具部80を構成し、取付金具部80の各部は取付金具10の各部に対応するので同一符号を付して説明を省略する。
下桟部81の上面部81Aには、嵌入溝51Baと同様の嵌入溝81Aaが1本形成されている。ベース82の延在方向には、第1相通孔22Aa及び第2相通孔32Aaがここでは6組設けられ、第1相通孔22Aa及び第2相通孔32Aaの各組にボルト40の軸部40Bが挿通され、これにワッシャ42,43を介してナット41が螺合する。
上桟83は、上面部83Dに嵌入溝52Daと同様の嵌入溝83Daが1本形成されているほかは、上桟52と同様の構成を有し、側面部83Aの下部には側面部83Aの長手方向に亘って側方に突出したフランジ部83Bが下面部83Cと連続するように形成されている。
折板屋根用架台7は、5本のベース82が取付金具10と同様にハゼ部2に取り付けられた後、2本の上桟83が、上桟52と同様に、フランジ部83Bを連結金具85(連結金具54の挿通孔54Aを1つにしたもの)により押さえられて5本のベース82の各長手方向両端部に取り付けられることにより、折板屋根1に取り付けられる。空調設備機器4は、上桟83に対し、アルミフレーム70に対すると同様に固定される(図18参照)。
この折板屋根用架台7では、取付金具部80と下桟部81とが一体成形されてハゼ部2の延在方向に延在するベース82と、下桟部81の上面部81Aに下面部83Cが取り付けられてハゼ部2の延在方向と直交する方向に延在し、空調設備機器4が上面部83Dに設置される上桟83とを備えているので、第1挟持部材20及び第2挟持部材30のハゼ部2との当接領域がハゼ部2の延在方向に拡大し、ベース82がハゼ部2に対してずれたり外れたりすることが効果的に防止され、重量のある設置物の折板屋根上への取付強度をさらに高めることができる。
また、折板屋根1が傾斜を有する場合には、ベース82の延在方向両端部に取り付けられる2本の上桟83の各上面部83Dが略同一の高さとなるように、2本の上桟83の高さ寸法を上桟61,62のように異ならせてもよく、これにより、折板屋根1の傾斜角度を各上桟83の高さ寸法の相違が吸収して、空調設備機器4の姿勢を略水平とすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、第1挟持部材20にボルト40の回転を規制する湾曲部21Bの上面21Be及び第2連結部22Bの下面22Baが設けられているが、このようにボルト40の回動を規制する部分を1つ又は3つ以上としてもよく、あるいは、ボルト40の回動を規制するのではなく、ナット41の回動を規制する部分を第2挟持部材30等に任意の数だけ設けてもよい。
また、下桟(下桟部)及び上桟の嵌入溝の数を1本又は2本ではなく3本以上としてもよく、下桟を支持するグリップ部材の数は、図1等に示すように2つであっても、図16に示すように4つであってもよく、下桟(下桟部)及び上桟の数や第1挟持部材及び第2挟持部材を締結するボルト及びナットの数も、いくつであってもかまわない。
1 折板屋根
2 ハゼ部
3 折板屋根用架台
4 空調設備機器(設置物)
5 折板屋根用架台
6 折板屋根用架台
7 折板屋根用架台
10 取付金具(グリップ部材)
20 第1挟持部材
21 第1挟持部本体
21A 第1当接部
21B 湾曲部
21Be (湾曲部の)上面(回転規制部)
22 連結部
22Aa 第1挿通孔
22B 第2連結部
22Ba (第2連結部の)下面(回転規制部)
23 取付部
24 取付ボルト
28 取付ナット
30 第2挟持部材
31A 第2当接部
31B 湾曲部
32 連結部
32Aa 第2挿通孔
34 ガイド溝(係合部)
40 ボルト
40A (ボルトの)頭部
40B (ボルトの)軸部
41 ナット
50 アルミフレーム(フレーム部材)
51 下桟
51B (下桟の)上面部(上面)
52 上桟
52C (上桟の)下面部(下面)
52D (上桟の)上面部(上面)
60 アルミフレーム(フレーム部材)
61 上桟
61C (上桟の)下面部(下面)
61D (上桟の)上面部(上面)
62 上桟
62C (上桟の)下面部(下面)
62D (上桟の)上面部(上面)
70 アルミフレーム(フレーム部材)
71 下桟
71B (下桟の)上面部(上面)
81 下桟部(下桟)
81A (下桟部の)上面部(上面)
83 上桟
83C (上桟の)下面部(下面)
84 アルミフレーム(フレーム部材)

Claims (9)

  1. 断面波形の折板屋根の上に設置される設置物を支持するフレーム部材と、
    前記折板屋根において波形と交差する方向に延在して上方に突出するハゼ部の一方側に当接する第1当接部を有する第1挟持部材、前記ハゼ部の他方側に当接して前記第1当接部とともに前記ハゼ部を挟持する第2当接部を有する第2挟持部材、前記第1挟持部材に形成された第1挿通孔及び前記第2挟持部材に形成された第2挿通孔を挿通するボルト、及び、前記第1当接部及び前記第2当接部が前記ハゼ部を挟持した状態で前記ボルトと螺合し、前記ボルトとともに前記第1挟持部材及び前記第2挟持部材を締結するナットを有するグリップ部材とを備え、
    前記フレーム部材の少なくとも一部が、取付ボルト及び前記取付ボルトと螺合する取付ナットにより前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材に締結され、又は、前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材と一体成形されていることを特徴とする折板屋根用架台。
  2. 前記第2当接部が、前記第1当接部と接近・離反する方向に回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の折板屋根用架台。
  3. 前記第2挟持部材には、前記第2当接部が前記第1当接部と接近する方向への回動が前記ボルトに案内されて前記第2挿通孔が前記第1挿通孔と正対するように、前記ボルトと係合する係合部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の折板屋根用架台。
  4. 前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材には、前記ボルト又は前記ナットに接して前記ボルト又は前記ナットの回転を規制する回転規制部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の折板屋根用架台。
  5. 前記折板屋根が傾斜を有し、
    前記フレーム部材が、前記取付ボルト及び前記取付ナットにより前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材に下面が締結されて前記折板屋根の傾斜方向と直交する方向に延在する下桟と、前記下桟の上面に下面が取り付けられて前記折板屋根の傾斜方向に延在し、前記設置物が上面に設置される上桟とを備え、
    前記上桟の下面が、前記折板屋根と同じ傾斜を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折板屋根用架台。
  6. 前記折板屋根が傾斜を有し、
    前記フレーム部材が、前記取付ボルト及び前記取付ナットにより前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材に弾性部材を挟んで下面が締結されて前記折板屋根の傾斜方向に延在する下桟と、前記下桟の上面に下面が取り付けられて前記折板屋根の傾斜方向と直交する方向に延在し、前記設置物が上面に設置される上桟とを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折板屋根用架台。
  7. 前記フレーム部材が、前記第1挟持部材又は前記第2挟持部材と一体成形されて前記ハゼ部の延在方向に延在する下桟と、前記下桟の上面に下面が取り付けられて前記ハゼ部の延在方向と直交する方向に延在し、前記設置物が上面に設置される上桟とを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の折板屋根用架台。
  8. 前記フレーム部材が、前記下桟の延在方向に沿って複数の取付箇所に取り付けられる複数の上桟を備え、前記複数の上桟の各上面が略同一の高さとなるように、前記複数の上桟の高さ寸法が取付位置ごとに異なることを特徴とする請求項5に記載の折板屋根用架台。
  9. 前記折板屋根が傾斜を有し、
    前記フレーム部材が、前記下桟の延在方向に沿って複数の取付箇所に取り付けられる複数の上桟を備え、前記複数の上桟の各上面が略同一の高さとなるように、前記複数の上桟の高さ寸法が取付位置ごとに異なることを特徴とする請求項7に記載の折板屋根用架台。
JP2017102236A 2017-05-24 2017-05-24 折板屋根用架台 Active JP7011404B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017102236A JP7011404B2 (ja) 2017-05-24 2017-05-24 折板屋根用架台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017102236A JP7011404B2 (ja) 2017-05-24 2017-05-24 折板屋根用架台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018197442A true JP2018197442A (ja) 2018-12-13
JP7011404B2 JP7011404B2 (ja) 2022-01-26

Family

ID=64663258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017102236A Active JP7011404B2 (ja) 2017-05-24 2017-05-24 折板屋根用架台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7011404B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190165A (ja) * 2019-05-24 2020-11-26 株式会社 セキノワークス 屋根用取付金具

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56124395U (ja) * 1980-02-21 1981-09-22
JP2005155040A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 太陽電池モジュール取付け用ベースレール固定装置
JP2010141266A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Sharp Corp 太陽電池モジュールの設置架台、その施工方法、及び太陽光発電システム
JP2011099256A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Majikanatekku Kk 太陽光利用パネルの設置台、設置装置、及び設置構造
WO2011078382A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 シャープ株式会社 構造物設置架台、構造物設置用支持具、及び太陽光発電システム
JP2013057237A (ja) * 2012-11-13 2013-03-28 Kansai Pipe Kogyo Kk 折板屋根用取付金具
JP2013117121A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Okuchi Kensan Kk 面状物品の支持固定金具及び支持固定方法
WO2014010026A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 日晴金属株式会社 太陽電池パネル用架台
KR101662823B1 (ko) * 2016-04-27 2016-10-05 (주)영창에너지 지붕설치형 태양광 발전장치

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56124395U (ja) * 1980-02-21 1981-09-22
JP2005155040A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 太陽電池モジュール取付け用ベースレール固定装置
JP2010141266A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Sharp Corp 太陽電池モジュールの設置架台、その施工方法、及び太陽光発電システム
JP2011099256A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Majikanatekku Kk 太陽光利用パネルの設置台、設置装置、及び設置構造
WO2011078382A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 シャープ株式会社 構造物設置架台、構造物設置用支持具、及び太陽光発電システム
JP2013117121A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Okuchi Kensan Kk 面状物品の支持固定金具及び支持固定方法
WO2014010026A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 日晴金属株式会社 太陽電池パネル用架台
JP2013057237A (ja) * 2012-11-13 2013-03-28 Kansai Pipe Kogyo Kk 折板屋根用取付金具
KR101662823B1 (ko) * 2016-04-27 2016-10-05 (주)영창에너지 지붕설치형 태양광 발전장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020190165A (ja) * 2019-05-24 2020-11-26 株式会社 セキノワークス 屋根用取付金具
JP7010437B2 (ja) 2019-05-24 2022-01-26 株式会社 セキノワークス 屋根用取付金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP7011404B2 (ja) 2022-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150072142A (ko) 내,여진 성능이 향상된 건축용 무용접 트러스 구조물
JP2018197442A (ja) 折板屋根用架台
JP4963484B2 (ja) 耐震補強金具及び耐震補強金具の取付方法
JP6167512B2 (ja) 天井固定装置
KR102010187B1 (ko) 이중바닥구조물의 안전결속장치
JP4845212B2 (ja) 補強金具及び補強金具の取付方法
JP2011084984A (ja) 構造物支持具、それを用いた太陽電池モジュールシステム、及びそれを用いた構造物施工方法
JP7114028B2 (ja) 野縁取付金具、および野縁の取付け方法
JP3160551U (ja) 屋根上架台装置
JP2017115308A (ja) 屋根用挟持金具
JP6050022B2 (ja) 建築用取付具
JP2018188913A (ja) 遮音パネルの補強金具及び遮音パネルの補強方法
JP2963825B2 (ja) 天井構造
JP3527355B2 (ja) 床構造及び床施工方法
JP4122110B2 (ja) 建築用主構成材に対する長尺副構成材の取付治具
JP2014152566A (ja) 耐震金物、及びこれを用いた耐震構造
JP2502874Y2 (ja) 折版屋根の支持具
JP2021017791A (ja) 屋根金物及びその取り付け方法
JP2020037802A (ja) 連結梁
JP2023148773A (ja) 天井下地吊金物、及び天井構造
JP7349677B2 (ja) 仮設手摺の支柱構造
JP2014169615A (ja) 取付金具
JP2021195770A (ja) フェンス及びこのフェンスに用いる継手
JP2020504257A (ja) モジュール式建築システムにおける改良点
JP6389376B2 (ja) 天井板材の取付装置並びにこれを使用した天井構造及びその施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20170524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170719

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190220

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190307

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7011404

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150