JP2018190039A - 進入管理システム、及び進入管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場等の利用者の利便性を向上させることが可能な進入管理システム、及び進入管理方法を提供する。【解決手段】本発明の一形態に係る進入管理システムは、送信装置と、応答装置と、受信装置と、判定装置とを具備する。前記送信装置は、進入領域の近傍に配置され、送信元を識別可能な機器識別情報を含む検索信号を送信する。前記応答装置は、前記検索信号を受信可能であり、受信した前記検索信号に基づいて利用者を識別可能な利用者識別情報を含む応答信号を送信可能と判定した場合に前記応答信号を送信する、前記利用者が有する。前記受信装置は、前記進入領域の近傍に配置され、前記応答信号を受信可能である。前記判定装置は、前記受信装置により受信された前記応答信号に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する。【選択図】図9

Description

本発明は、進入管理システム、及び進入管理方法に関する。
従来、駐車場を利用する利用者の利便性を向上させるための技術が開発されている。例えば特許文献1に記載の駐車場システムでは、車室に入庫する車両のナンバープレートの情報に基づいて利用者が識別され、課金処理が実行される。これにより口座引き落としやクレジット決済を利用した、キャッシュレスでの駐車場の利用が可能となる。
特許文献1に記載の駐車場システムでは、車室に車両が入庫すると、カメラにより車両のナンバープレートが撮影され、ナンバープレートの情報が生成される。そして生成されたナンバープレートの情報及び車室番号を含む入庫情報が、近距離無線通信を介して、車室装置の近傍にブロードキャスト送信される。
車室装置から送信された入庫情報は、車両を駐車した利用者の携帯端末に送信され、ディスプレイに表示される。利用者は、ディスプレイに表示される入庫情報を確認して、例えばナンバープレートの情報の訂正等を行うことが可能である。これにより車両を駐車した利用者の識別精度が向上されている(特許文献1の明細書段落[0003][0053]〜[0064]図2、図6等)。
特許第5846565号公報
駐車場に対するスムーズな入場/退場を可能とし、例えば初めて駐車場を利用する利用者にとっても高い利便性を発揮することが可能な技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、駐車場等の利用者の利便性を向上させることが可能な進入管理システム、及び進入管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る進入管理システムは、送信装置と、応答装置と、受信装置と、判定装置とを具備する。
前記送信装置は、進入領域の近傍に配置され、送信元を識別可能な機器識別情報を含む検索信号を送信する。
前記応答装置は、前記検索信号を受信可能であり、受信した前記検索信号に基づいて利用者を識別可能な利用者識別情報を含む応答信号を送信可能と判定した場合に前記応答信号を送信し、前記利用者が有する。
前記受信装置は、前記進入領域の近傍に配置され、前記応答信号を受信可能である。
前記判定装置は、前記受信装置により受信された前記応答信号に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する。
前記応答装置は、前記利用者の携帯端末であってもよい。
前記送信装置は、前記進入領域を挟んで配置されそれぞれ前記検索信号を送信可能な第1の送信装置と第2の送信装置とを含んでいてもよい。
また、前記受信装置は、前記進入領域を挟んで配置されそれぞれ前記応答信号を送信可能な第1の受信装置と第2の受信装置とを含んでいてもよい。
前記応答装置は、前記検索信号の受信状態に基づいて、前記応答信号の送信の可否を判定してもよい。
より具体的には、前記応答装置は、前記検索信号の受信状態としての受信時間、信号強度、及び信号位相の少なくとも1つに基づいて、前記応答信号の送信の可否を判定してもよい。
前記判定装置は、前記応答信号の受信状態に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定してもよい。
より具体的には、前記判定装置は、前記応答信号の受信状態としての受信時間、信号強度、及び信号位相の少なくとも1つに基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定してもよい。
前記進入領域は、前記利用者が進入する進入口を有し、
前記送信装置及び前記受信装置は、前記進入口の近傍に配置されてもよい。
この場合に、前記進入管理システムは、さらに、
前記進入領域における前記利用者の進行を規制するゲート装置と、
前記判定装置による判定結果に基づいて、前記ゲート装置を制御するゲート制御装置と
を具備していてもよい。
前記受信装置は、前記送信装置よりも前記利用者の進入方向側に配置されていてもよい。
前記進入領域への前記利用者の進入を検出する検出装置を具備し、
前記判定装置は、前記検出装置による検出結果、及び前記受信装置による前記応答信号の受信状態に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定してもよい。
前記応答装置は、前記利用者の状態を検出可能な携帯端末であり、
前記判定装置は、前記携帯端末により検出された前記利用者の状態に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定してもよい。
前記進入領域は、駐車場を利用する車両の進入する領域であり、
前記利用者は、前記車両に乗車する者であってもよい。
この場合に、前記進入領域は、駐車場の入場レーン及び出場レーンの少なくとも一方であってもよい。
前記進入領域は、前記駐車場の出場レーンであり、
前記進入管理システムは、さらに、前記出場レーンにおける前記利用者の乗車する車両の進行を規制する出場側のゲート装置と、前記判定装置による判定結果、及び前記車両の駐車料金の精算に関する情報に基づいて、前記出場側のゲート装置を制御するゲート制御装置とを具備していてもよい。
前記検索信号及び前記応答信号は、BLE(Bluetooth Low Energy)規格に準拠したビーコン信号であってもよい。
あるいは、前記検索信号及び前記応答信号は、超音波信号であってもよい。
本技術の一形態に係る進入管理方法は、利用者の有する応答装置が、送信元を識別可能な機器識別情報を含み進入領域の近傍に配置された送信装置により送信された検索信号を受信することを含む。
前記応答装置により、受信した前記検索信号に基づいて、前記利用者を識別可能な利用者識別情報を含む応答信号の送信可否が判定される。
前記応答装置により、前記応答信号を送信可能と判定した場合に前記応答信号が送信される。
前記進入領域の近傍に配置された受信装置により、前記応答信号が受信される。
判定装置により、前記受信装置により受信された前記応答信号に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入が判定される。
以上のように、本発明によれば、駐車場等の利用者の利便性を向上させることが可能となる。
一実施形態に係る駐車場管理システムの構成例を示す概略図である。 駐車場の利用者の携帯端末の構成例を示すブロック図である。 携帯端末の機能的な構成例を示すブロック図である。 駐車場管理装置の機能的な構成例を示すブロック図である。 会員登録DBに格納される会員情報の一例を示す図である。 在車DBに格納される在車情報の一例を示す図である。 ビーコンDBに格納されるビーコン情報の一例を示す図である。 駐車場の具体的な構成例を示す模式図である。 本駐車場管理サービスの会員である利用者の車両に対する入場処理フローの一例を示すフローチャートである。 検索信号の受信状態に基づいた携帯端末による応答信号の送信判定方法の一例を説明するための模式的なグラフである。 車両に乗った利用者の保持する携帯端末、送信装置及び受信装置の間の通信の一例を示す模式図である。 応答信号の受信状態に基づいた駐車場装置による入場許可の判定方法の一例を説明するための模式的なグラフである。 車両を入場させた利用者の携帯端末に表示される操作画面(GUI)の一例を示す模式図である。 車両を入場させた利用者の携帯端末に表示される操作画面(GUI)の一例を示す模式図である。 本駐車場管理サービスの会員である利用者の車両に対する出場処理フローの一例を示すフローチャートである。 他の実施形態における受信装置の構成を示す模式的な図である。 上記受信装置を用いて応答信号の到来方向を検出する方法の一例を説明するための模式的なグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[駐車場管理システム]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る駐車場管理システムの構成例を示す概略図である。駐車場管理システム500は、駐車場装置10と、携帯端末20と、駐車場管理装置40とを有する。また駐車場管理システム500は、管理機関端末60と、決済機関65が有する決済サーバ装置とを有する。
これらの端末及び装置は、ネットワーク1を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク1は、例えばインターネットや広域通信回線網等により構築される。その他、任意のWAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等が用いられてよく、ネットワーク1を構築するためのプロトコルは限定されない。
駐車場装置10は、各駐車場に設置される装置であって、本実施形態において、送信装置11と、受信装置13と、駐車券発行機15と、駐車場サーバ16と、駐車場DB(Data Base)17とを有する。なお、駐車場装置10は、図8に示すように、さらに出口精算機86や事前精算機80を有していてもよい。駐車場装置10を構成する各装置は、駐車場内に設置された構内LANを介して、互いに通信可能に接続されている(図8参照)。駐車場装置10は、本実施形態に係る駐車場管理サービスの会員に対し、駐車場管理装置40と協働して当該サービスの少なくとも一部を提供することが可能に構成される。駐車場の具体的な構成例については後述する。
送信装置11は、所定の間隔で検索信号を送信する。本実施形態では、BLE(Bluetooth Low Energy:Bluethoothは登録商標)規格に準拠した通信を実行するための近距離無線通信部12を備えるビーコン送信装置11が用いられる。従って送信装置11により、ビーコン信号としてBLE規格に準拠したビーコン信号が送信される。
検索信号には、当該検索信号を識別するためのユニークな識別信号(以下、検索ビーコンIDと記載する)が付加される。例えば検索ビーコンIDとして、Bluetooth device アドレス(BDアドレス)等が用いられる。検索ビーコンIDは、送信元(送信装置11)を識別可能な機器識別情報に相当する。
受信装置13は、携帯端末20から送信された応答信号を受信する。本実施形態では、BLE規格に準拠した通信を実行するための近距離無線通信部14を備えるビーコン受信装置13が用いられ、BLE規格に準拠したビーコン信号が送信される。
駐車券発行機15は、駐車場を利用する利用者への駐車券の発行等を実行する。駐車券発行機15の前面には、例えば駐車券の発行口や表示部、駐車券発行ボタン等が設けられる。さらに、駐車券発行機15は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等のコンピュータの構成に必要なハードウェアを有しており、本実施形態において判定装置として機能する。また、出口精算機86の場合には、さらに駐車場を利用する利用者に駐車料金の精算を実行する。そのため、出口精算機86の前面には、駐車券の挿入口、紙幣・硬貨投入口、表示部、領収証発行ボタン、釣り銭や領収証の取出口等が設けられる。さらに、出口精算機86も、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等のコンピュータの構成に必要なハードウェアを有しており、本実施形態において駐車券発行機15と同様に判定装置として機能する。
駐車場サーバ16は、ネットワーク1に接続され、駐車場管理装置40等の他のデバイスと通信可能である。これにより、構内LANに接続された駐車場装置10を構成する各デバイスは、駐車場サーバ16を介して、ネットワーク1上のデバイスと通信可能である。
駐車場DB17は、駐車場装置10の記憶部として機能し、各駐車場に関する種々の情報を記憶する。例えば駐車場DB17内には、会員登録DB(図5参照)、在車DB(図6参照)、駐車場(ビーコン)DB(図7参照)、出庫情報DB、オーナー情報DB、種々の履歴DB、管理情報DB等の、種々のDBが構築される。これらの全部又は一部の情報は、後述する駐車場管理装置40のDB42と共有される。
携帯端末20は、駐車場を利用する車両に乗車する利用者により使用される端末である。携帯端末20として、典型的にはスマートフォンが用いられるが、これに限定されずタブレット端末等の種々のPDA(Personal Digital Assistant)が用いられてよい。本実施形態において、携帯端末20は、利用者が有する応答装置として機能し、例えばBLE規格に準拠した通信を実行するための近距離無線通信部30を備える。これにより、携帯端末20は、BLE規格に準拠したビーコン信号の送受信が可能となる。
なお、ここでいう「利用者が有する」とは、利用者が携帯端末を保持している態様に限定されず、利用者が携帯端末を所有することを広く示すものとする。例えば、所有者である利用者から離れて携帯端末が車両内のダッシュボード等に置かれている場合も「利用者が携帯端末を有する」態様に含まれるものとする。
駐車場管理装置40は、本実施形態において、複数のサーバ装置41と、データベース(DB)42とを有する。駐車場管理装置40は、本実施形態に係る駐車場管理サービスをWebサービスとして提供可能であり、ネットワーク1を介して当該サービスに係るプログラム(アプリケーション)を携帯端末20等に配信することが可能である。
各サーバ装置41は、CPU、ROM、RAM、HDD等のコンピュータの構成に必要なハードウェアを有する。サーバ装置41として、例えばPC(Personal Computer)等の任意のコンピュータが用いられる。
DB42は駐車場管理装置40の記憶部として機能し、本駐車場管理サービスに関する種々の情報を記憶する。例えばDB42内には、各駐車場の、会員登録DB(図5参照)、在車DB(図6参照)、駐車場(ビーコン)DB(図7参照)、出庫情報DB、オーナー情報DB、種々の履歴DB、管理情報DB等の、種々のDBが構築される。これらの情報は、各駐車場の駐車場DB17と共有される。
各種のDBは、駐車場管理装置40内のDBサーバにより包括的に管理され、例えば駐車場管理サービスを利用する利用者の会員登録及び退会、各駐車場のオーナー情報の登録及び保管、運営収支情報の記録及び保管等が実行される。また、駐車場管理装置40内のWeb/APIサーバでは、各駐車場の満空車情報の収集及び出力、駐車場装置10のエラー履歴や釣銭管理状況の収集及び記録、管理機関端末60からの遠隔操作の中継等が実行される。
管理機関端末60は、駐車場オーナーから駐車場の管理業務を委託された管理機関のオペレーターにより使用される。オペレーターにより、例えば日常の問い合わせ対応、ユーザ対応、駐車場装置10の故障時の保守メンテ作業の情報提供等が行われる。管理機関端末60としては、PCやタブレット端末等が用いられる。
なお駐車場を所有するオーナー自身で、駐車場の管理業務を行う場合もある。この場合、オーナーが所有する端末が管理機関端末60として機能し得る。また管理業務を委託された管理機関が駐車場管理装置40を保有し、本実施形態に係る駐車場管理サービスを提供することもあり得る。
決済機関65は、例えば銀行や信販会社等であり、銀行振り込みやクレジットカード決済等により駐車料金の決済(精算)を実行する。駐車場管理装置40は、決済機関65の決済サーバ装置に対して、駐車料金の精算の指示や、精算が済んでいるか否か等の精算情報の問い合わせ等を実行する。
図2は、駐車場の利用者の携帯端末20の構成例を示すブロック図である。携帯端末20は、CPU21と、メモリ22と、これらとバス23を介して接続されるインターフェイス24とを有する。メモリ22は、例えばROM、RAM、フラッシュメモリ等から構成され、本駐車場管理サービスを利用するためのプログラム(アプリケーション)や、利用者に関するデータ等、種々のデータが記憶される。
アプリケーションは、典型的には、インターネット等を介して携帯端末20にインストールされる。その他、コンピュータ読み取り可能な非一過性の任意の記憶媒体を介して、インストールが実行されてもよい。
インターフェイス24には、表示部25、操作部26、スピーカ27、マイク28、通信部29、近距離無線通信部30、GPSセンサ31、及び加速度センサ32が接続される。各ブロックの動作は、所定のプログラムに従って動作するCPU21により制御される。
表示部25は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)等を用いた表示デバイスであり、本駐車場管理サービスに関するWebページや種々のGUI(Graphical User Interface)等が表示される。操作部26は、例えばキーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、その他の操作装置である。操作部26がタッチパネルを含む場合、そのタッチパネルは表示部25と一体となり得る。
スピーカ27からは、例えば通話音声、音声ガイダンス、アラーム音、音楽コンテンツ等が出力される。マイク28は、通話や声による指示の入力等を行う際に利用される。
通信部29は、ネットワーク1を介して、駐車場管理装置40等の他の装置と通信するための通信モジュールであり、例えばWiFi等の無線LANモジュールや、所謂3Gや4Gといった移動通信システム対応モジュールが用いられる。
近距離無線通信部30は、他のデバイスと近距離無線通信を実行するためのモジュールである。本実施形態では、BLE通信を実行することが可能なBluetoothモジュールが設けられる。近距離無線通信部30により、送信装置11から送信されたBLE規格に準拠した検索信号を受信することができるとともに、BLE規格に準拠した応答信号を送信することが可能となる。
加速度センサ32は、携帯端末20本体の角度、移動、及び向きの変化を出力する。GPSセンサ31は、携帯端末20本体の位置情報を出力する。加速度センサ32はモーションセンサとして機能し、携帯端末20のユーザの姿勢や動き等を含むユーザの状態を検出することが可能である。加速度センサ32は、他にジャイロセンサや地磁気センサを組み合わせた9軸センサであってもよい。
例えばユーザの状態として、歩行中、走行中、電車にて移動中、運転中等の運動状態を検出することが可能である。またユーザの現在地の情報、さらに詳しく屋内であるか、屋外であるか等の状態も検出可能である。これらユーザの状態は、例えば機械学習を用いた行動解析等の、任意の行動解析技術により検出可能である。
図3は、携帯端末20の機能的な構成例を示すブロック図である。携帯端末20は、検索信号受信部33、検索信号受信状態解析部(以下、受信状態解析部と記載する)34、応答信号送信許可判定部(以下、送信許可判定部と記載する)35、応答信号送信部36、及び精算要求部37を有する。これらのブロックは、CPU21が所定のプログラムを実行することで構成され、本実施形態に係る駐車場管理方法の受信側のステップが実現される。なお各ブロックを実現するためにIC(集積回路)等の専用のハードウェアが適宜用いられてもよい。
検索信号受信部33は、近距離無線通信部30により受信された検索信号の受信状態を検出し、受信状態情報を生成する。本実施形態では、受信した検索信号の検索ビーコンID、信号強度(電波強度)、及び受信時間を含む受信状態情報が生成される。検索信号受信部33は、検索信号を受信する度に、受信状態情報を生成する。受信状態情報を生成するタイミングや間隔が、検索信号の送信間隔とは異なるように設定されてもよい。
受信状態解析部34は、生成された受信状態情報に基づいて検索信号の受信状態を解析する。送信許可判定部35は、当該解析結果に基づいて、応答信号の送信の可否を判定する。
応答信号送信部36は、送信許可判定部35の判定結果に基づいて、近距離無線通信部30により応答信号を送信する。応答信号には、当該応答信号を識別するためのユニークな識別信号(以下、応答ビーコンIDと記載する)が付加される。例えば応答ビーコンIDとして、Bluetooth device アドレス(BDアドレス)が用いられてもよい。応答ビーコンIDは、利用者を識別可能な利用者識別情報に相当する。
精算要求部37は、ネットワーク1を介して、駐車場装置10に駐車料金の精算を要求する。例えばユーザの指示に応じて、精算要求が駐車場装置10に送信される。あるいは精算方法が固定されている場合は、駐車場料金の発生後、自動的に精算要求が送信されてもよい。
図4は、駐車場装置10の機能的な構成例を示すブロック図である。駐車場装置10は、在車管理部43、駐車場情報プッシュ通知部(以下、プッシュ通知部と記載する)44、検索信号送信部45、応答信号受信部46、応答信号受信状態解析部(以下、受信状態解析部と記載する)47、入場・出場許可判定部(以下、許可判定部と記載する)48、ゲート開放部49、及び精算受付部50を有する。
これらのブロックは、例えば駐車券発行機15や出口精算機86が所定のプログラムを実行することで構成され、本実施形態に係る駐車場管理方法の受信側のステップが実現されてもよい。この場合、駐車券発行機15や出口精算機86のCPUが所定のプログラムを実行し、駐車場装置10を構成するハードウェア資源と協働することでこれらのブロックが構成され、本実施形態に係る駐車場管理方法のステップが実現される。あるいは、これらのブロックは、駐車場サーバ16のCPUが所定のプログラムを実行することで構成され、本実施形態に係る駐車場管理方法のステップが実現されてもよい。
在車管理部43は、駐車場の在車状況を管理し、在車DB(図6参照)への在車情報52の書き込みや削除等を実行する。プッシュ通知部44は、車両を入庫させた利用者の携帯端末20に、種々の情報をプッシュ通知で送信する。検索信号送信部45は、送信装置11により検索信号を送信する。検索信号は、例えば700ms〜1s等の間隔で送信される。検索信号には、上述の検索ビーコンIDが付加される。
応答信号受信部46は、受信装置13により受信された応答信号の受信状態を検出し、受信状態情報を生成する。本実施形態では、受信した応答信号の応答ビーコンID、信号強度(電波強度)、及び受信時間を含む受信状態情報が生成される。応答信号受信部46は、応答信号を受信する度に受信状態情報を生成してもよいし、応答信号の送信間隔とは異なる頻度で生成してもよい。受信状態解析部47は、携帯端末20から送信された応答信号に基づいて、受信装置13による応答信号の受信状態を解析する。
許可判定部48は、携帯端末20から送信された応答信号の受信状態情報の解析結果に基づいて、携帯端末20を有する利用者の車両の駐車場への入場又は駐車場からの出場を許可するか否かを判定する。ゲート開放部49は、当該入場又は出場が許可された場合に、各レーンに設置されたゲートを開けるための制御信号を生成し、後述するゲート装置に送信する。
駐車場装置10が出口精算機86の場合には、精算受付部50は、携帯端末20から送信された精算要求を受付け、駐車料金の精算処理を実行する。例えば図1に示す決済機関65に、駐車料金の精算の指示が送信される。携帯端末20から送信される精算要求として、本駐車場管理サービスに関するポイントによる精算が要求されている場合には、会員登録DB(図5参照)内のポイント残高に基づいて、ポイント精算処理が実行される。その他、駐車料金の精算方法は限定されず、商品の購入に応じた精算方法や、デビッドカード決済や電子マネーによる支払い等、任意の精算方法が採用されてよい。
図5は、会員登録DBに格納される会員情報の一例を示す図である。会員情報51は、携帯端末ID、携帯電話番号、メールアドレス、クレジット情報(等の精算方法)、車両ナンバー、利用履歴、ポイント残高、及び応答ビーコンID等を含む。利用者は、本駐車場管理サービスに関するアプリケーションを起動し、所定の登録画面を介して、会員登録の操作を実行する。
携帯端末IDは、会員登録を行う際には携帯電話番号を入力し、それを元に契約者情報から携帯端末ごとに予め設定された個体識別情報が自動的に付与される。メールアドレス、精算方法、及び車両ナンバーは、利用者により入力される。精算方法としてクレジット決済が選択される場合には、クレジットカードの情報等が入力される。
利用履歴及びポイント残高は、本駐車場管理サービスを利用するごとに適宜更新される。例えば駐車場の利用回数や精算額、提携する店舗での支払い等に応じて、ポイントが加算される。ポイント精算が行われる場合には、ポイント残高は減算される。会員情報51は、利用者ごとに生成され保持される。
応答ビーコンIDは、会員登録された利用者の携帯端末から送信され得る応答ビーコンIDである。会員登録DBに応答ビーコンIDが格納されることにより、当該応答ビーコンIDと携帯端末IDとの対応関係を参照し、応答ビーコンIDから利用者を識別することが可能となる。
図6は、在車DBに格納される在車情報の一例を示す図である。在車情報52は、駐車場に入庫している車両に関する情報であり、本実施形態では、利用者の携帯端末IDに基づいて生成される。なお、DB42に格納される在車情報52は、本駐車場管理システム500に含まれる駐車場ごとに生成されてもよい。
在車情報52は、携帯端末ID、入場日時、精算ステータス、精算方法、精算日時、精算料金等を含む。入場日時は、車両が駐車場へ入場した日時である。精算ステータスは、駐車料金の精算に関する情報であり、精算が不要であるか否かの情報を含む。例えば事前精算機80や携帯端末20を介して精算が行われた場合には、精算済のステータスとなり精算は不要となる。精算方法は、決済方法としてクレジット情報が登録されているか等が格納される。精算日時及び精算料金は、精算が完了した日時及び精算された金額である。
なお本実施形態では、本駐車場管理サービスを利用しない、いわゆる一般の利用者も駐車場を利用することが可能である。一般の利用者により入庫された車両については、別個在車情報が生成され、在車DBに格納される(図示は省略)。例えば駐車券発行機15により発行された駐車券のナンバー等に基づいて、入場日時や精算が済んでいるか否かの情報等が記憶される。もちろんこれに限定される訳ではない。
図7は、ビーコンDBに格納されるビーコン情報の一例を示す図である。この場合、図7では、ビーコンDBが単独で構築されているが、駐車場の種々の情報が格納される駐車場DBにビーコン情報53が格納されてもよい。なお、DB42に格納されるビーコン情報53は、本駐車場管理システム500に含まれる駐車場ごとに生成されてもよい。
ビーコン情報53は、送信装置11及び受信装置13各々に対応して生成される。本実施形態では、入場レーン及び出場レーン各々に対して2つの送信装置11及び2つの受信装置13が配置されるため、ビーコンDBには、4つの送信装置11及び4つの受信装置13のビーコン情報53が格納される。送信装置11のビーコン情報53は、例えばビーコンID(検索ビーコンID)、レーンNo、及び設置位置等を含む。受信装置13のビーコン情報53は、例えば、レーンNo、及び設置位置等を含む。なお、受信装置13がビーコン信号を送信可能な場合には、ビーコン情報としてそのビーコンIDが記憶されていてもよい。レーンNoは、各送信装置11又は各受信装置13が配置されるレーンに付された番号の情報であり、例えば入場レーンであれば1番、出場レーンであれば2番というように表される。「設置位置」は、例えばレーンのゲート手前の右側、左側といった相対的位置情報である。
図8は、駐車場の具体的な構成例を示す模式図である。駐車場は、駐車場の構内71と駐車場の外部との境界に設けられた入場口72及び出場口73を有する。入場口72及び出場口73の間には、駐車場の構内71と外部との境界から構内71に向けて、所定の距離だけ延在する中央アイランド74が設けられる。
駐車場の外部から中央アイランド74を正面に見て、中央アイランド74の左側に所定の距離を空けて、入口アイランド75が設けられる。反対側の中央アイランド74の右側には、所定の距離を空けて、出口アイランド76が設けられる。中央アイランド74から入口アイランド75までの距離と、中央アイランド74から出口アイランド76までの距離とは、互いに略等しい。
また中央アイランド74、入口アイランド75、及び出口アイランド76の、外部との境界から構内71に向かう延在方向は互いに略等しい。また各々のアイランドの延在方向に沿った大きさも、互いに略等しい。もちろんこの構成に限定される訳ではない。
図8に示すように、本実施形態では、中央アイランド74と入口アイランド75とに挟まれた領域が、駐車場の入場レーン(入場車路)77となる。本実施形態では、駐車場の入場口72と略等しい位置に、入場レーン77の進入口77aが設けられる。また各アイランドの延在方向に略平行であり、外部との境界から構内71へ向かう方向が、入場レーン77の進入方向(車両5の進行方向)となる。利用者は、進入口77aから入場レーン77に車両5を進入させ、入場レーン77の退出口77bを通過する。これにより駐車場の構内71に入場することが可能となる。
また本実施形態では、中央アイランド74と出口アイランド76とに挟まれた領域が、駐車場の出場レーン(出場車路)78となる。出場レーン78の進入口78aは構内71に設けられ、出場レーン78の退出口78bが出場口73と略等しい位置となる。出場レーン78の進入方向(車両6の進行方向)は、各アイランドの延在方向に略平行であり、構内71から外部へ向かう方向である。利用者は、進入口78aから出場レーンに車両6を進入させ、退出口78bを通過する。これにより駐車場から退場することが可能となる。
本実施形態において、入場レーン77及び出場レーン78は、車両の進入領域に相当する。すなわち図8に示す例では、2つの進入領域が設けられている。入場レーン77及び出場レーン78を実現するための構成は、図8に示すものに限定されず、任意の構成が採用されてよい。
駐車場の構内71には、事前精算機80、駐車場サーバ16、駐車場DB17、駐車場管理端末82、が配置される。中央アイランド74には、駐車券発行機15、入口ゲート装置85、第2の入口送信装置EB2、第2の入口受信装置EBR2、出口精算機86、出口ゲート装置87、第2の出口送信装置OB2、及び第2の出口受信装置OBR2が配置される。入口アイランド75には第1の入口送信装置EB1及び第1の入口受信装置EBR1が配置され、出口アイランド76には第1の出口送信装置OB1及び第1の出口受信装置OBR1が配置される。なお各送信装置及び各受信装置は、図1等に示す送信装置11及び受信装置13に相当し、近距離無線通信部12及び14の位置が模式的に図示される。
また入場レーン77の地面には、第1の入口ループコイル89、及び第2の入口ループコイル90が埋設される。出場レーン78の地面には、第1の出口ループコイル91、及び第2の出口ループコイル92が埋設される。
入口ゲート装置85、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2、第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2、並びに第1及び第2の入口ループコイル89及び90は、駐車券発行機15に接続され、その動作が制御される。また出口ゲート装置87、第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2、第1及び第2の出口受信装置OBR1及びOBR2、並びに第1及び第2の出口ループコイル91及び92は、出口精算機86に接続され、その動作が制御される。
本実施形態において、入口ゲート装置85及び出口ゲート装置87は、進入領域における車両の進行を規制するゲート装置に相当する。駐車券発行機15及び出口精算機86は、ゲート制御装置としても機能する。また第1及び第2の入口ループコイル89及び90と、駐車券発行機15とにより、入場レーン77に進入する車両5を検出する検出装置が実現される。第1及び第2の出口ループコイル91及び92と、出口精算機86とにより、出場レーン78に進入する車両6を検出する検出装置が実現される。
入場レーン77及び出場レーン78に進入する車両を検出する車両検出装置として、他の任意のデバイスや構成が採用されてもよい。例えば赤外線等を利用した光学式センサ等が、車両検出装置として用いられてもよい。もちろん駐車券発行機15及び出口精算機86とは別個に、車両検出装置が制御されてもよい。
駐車場管理端末82は、主に駐車場の管理人等により操作され、駐車場の構内71の各デバイスの操作や、駐車場DB17に格納された種々のデータの管理等が実行される。
事前精算機80、駐車券発行機15、及び出口精算機86は、本駐車場管理サービスを利用しない一般の利用者にも使用される。例えば一般の利用者の車両が入場レーン77に進入すると、第1の入口ループコイル89からの信号に基づいて、入場レーン77への車両の進入が検出される。駐車券発行機15は、ディスプレイ表示や音声ガイダンス等により、駐車券の発行を促し、駐車券発行ボタンが押されたら駐車券を発行する。
利用者により駐車券が引き抜かれたら、駐車券発行機15により、入口ゲート装置85が開けられる。第2の入口ループコイル90上を車両が通過したことが検出されると、入口ゲート装置85が閉められる。そして車両が入場した旨を含む入場処理情報が生成され、駐車場サーバ16を介して駐車場管理装置40に送信される。駐車場管理装置40の一般の利用者用の在車DB、及び駐車場の在車DBには、在車情報が格納される。
一般の利用者の車両が出場レーン78に進入すると、第1の出口ループコイル91からの信号に基づいて、出場レーン78への車両の進入が検出される。事前精算機80を使用して既に駐車料金の精算が済んでいる場合には、出口精算機86により出口ゲート装置87が開けられる。駐車料金の精算が済んでいない場合には、ディスプレイ表示等により精算が促され、出口精算機86にて精算が完了したら出口ゲート装置87が開けられる。
第2の出口ループコイル92上を車両が通過したことが検出されると、出口ゲート装置87が閉められる。そして車両が出場した旨の出場情報が生成され、駐車場サーバ16を介して駐車場管理装置40に送信される。駐車場管理装置40及び駐車場の履歴DBに出場情報が格納され、在車DBからは在車情報が削除される。
第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2、第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2、第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2、並びに第1及び第2の出口受信装置OBR1及びOBR2は、本駐車場管理サービスの会員である利用者の車両の、入場及び出場を管理するために利用される。以下、詳しく説明する。
第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2は、入場レーン77の近傍に配置される。具体的には、第1の入口送信装置EB1は、入口アイランド75の、入場レーン77の進入口77aの手前左側に配置される。第2の入口送信装置EB2は、中央アイランド74の、入場レーン77の進入口77aの手前右側に配置される。従って第2の入口送信装置EB2は、第1の入口送信装置EB1との間に入場レーン77が挟まれるように配置される。
本実施形態では、入場レーン77における車両5の進入方向に略直交する方向に沿って、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2が配置される。また進入方向における第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2の位置は、第1の入口ループコイル89の入場口72側の先端の位置と略等しい。このような配置により入場レーン77への車両の接近を高精度に検出することが可能である。
なお第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2が、進入方向に略直交する方向に、直線状に並んで配置される場合に限定される訳ではない。進入方向から見て、入場レーン77を挟む両側の任意の位置に、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2がそれぞれ配置されればよい。
第1の入口送信装置EB1からは、検索ビーコンIDを含むBLE規格に準拠した入口検索信号L1(図11参照)が送信される。第2の入口送信装置EB2からは、検索ビーコンIDを含むBLE規格に準拠した入口検索信号L2(図11参照)が送信される。
第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2は、入場レーン77の近傍で、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2よりも進行方向奥側に配置される。具体的には、第1の入口受信装置EBR1は、入口アイランド75の、入場レーン77の進入口77aの奥左側に配置される。第2の入口受信装置EBR2は、中央アイランド74の、入場レーン77の進入口77aの奥右側に配置される。従って第2の入口受信装置EBR2は、第1の入口受信装置EBR1との間に入場レーン77が挟まれるように配置される。
本実施形態では、入場レーン77における車両5の進入方向に略直交する方向に沿って、第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2が配置される。また進入方向における第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2の位置は、第2の入口ループコイル90の位置と略等しい。このような配置により、車両が入場レーン77へ進入したことを高精度に検出することが可能となる。
なお第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2が、進入方向に略直交する方向に、直線状に並んで配置される場合に限定される訳ではない。進入方向から見て、入場レーン77を挟む両側の任意の位置に、第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2がそれぞれ配置されればよい。
第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2は、出場レーン78の近傍に配置される。具体的には、第1の出口送信装置OB1は、出口アイランド76の、出場レーン78の進入口78aの手前左側に配置される。第2の出口送信装置OB2は、中央アイランド74の、出場レーン78の進入口78aの手前右側に配置される。従って、第2の出口送信装置OB2は、第1の出口送信装置OB1との間に出場レーン78が挟まれるように配置される。
第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2は、出場レーン78における車両の進入方向に略直交する方向に沿って、第1のループコイル91の構内71側の先端と略等しい位置に配置される。このような配置により出場レーン78への車両の接近を高精度に検出することが可能である。
第1の出口送信装置OB1からは、検索ビーコンIDを含むBLE規格に準拠した出口検索信号が送信される。第2の出口送信装置OB2からは、検索ビーコンIDを含むBLE規格に準拠した出口検索信号が送信される。
第1及び第2の出口受信装置OBR1及びOBR2は、出場レーン78の近傍に配置される。具体的には、第1の出口受信装置OBR1は、出口アイランド76の、出場レーン78の進入口78aの奥左側に配置される。第2の出口受信装置OBR2は、中央アイランド74の、出場レーン78の進入口78aの奥右側に配置される。従って、第2の出口受信装置OBR2は、第1の出口受信装置OBR1との間に出場レーン78が挟まれるように配置される。
本実施形態では、第1及び第2の出口受信装置OBR1及びOBR2は、出場レーン78における車両の進入方向に略直交する方向に沿って、第2のループコイル92の位置と略等しい。このような配置により、車両が出場レーン78へ進入したことを高精度に検出することが可能となる。
図8に示すように、入場レーン77及び出場レーン78の構成は、車両の進入方向が逆である点以外は、互いに略等しい。また第2の入口送信装置EB2及び第2の出口送信装置OB2が、中央アイランド74において、進入方向に平行な方向に沿って直線状に配置される。
これにより中央アイランド74の中央の点を基準として対称となるように、入場レーン77及び出場レーン78を構成することが可能となる。これにより各デバイスの配置、構内LANの配線、ループコイルや送受信装置への配線等の設計をシンプルにすることが可能となり、駐車場の建設コスト等を抑えることも可能となる。
図7に示すビーコンDBには、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2と、第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2と、第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2と、第1及び第2の出口受信装置OBR1及びOBR2とに関する、8つのビーコン情報53が格納される。レーンNoには、入場レーン77及び出場レーン78の各々のレーンNoが格納される。設置位置は、アイランドの情報、あるいは進入方向から見た右/左の情報等が格納される。
第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2は、いずれも入場レーン77に対する送信装置に相当する。また入口検索信号L1及びL2は、いずれも検索信号に相当する。また第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2は、いずれも出場レーン78に対する送信装置に相当する。また出口検索信号は、検索信号に相当する。
図9は、本駐車場管理サービスの会員である利用者の車両に対する入場処理フローの一例を示すフローチャートである。
まず、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2が、入口検索信号L1及びL2を送信する(ステップ101)。第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2は、入口検索信号L1及びL2を常時送信していてもよいし、所定のタイミングで送信してもよい。
利用者の携帯端末20は、入口検索信号L1及びL2を受信し(ステップ102)、各々の検索ビーコンID、各々の信号強度、及び各々の受信時間等を含む受信状態情報を解析する(ステップ103)。携帯端末20は、解析結果に基づいて、受信状態が所定の条件に合致するか否か判定する(ステップ104)。合致した場合(ステップ104のYES)、携帯端末20は、応答ビーコンIDを含む応答信号M1及びM2を駐車場装置10へ送信する(ステップ105)。ステップ103及び104における判定処理の詳細については後述する。
一方、受信状態が条件に合致しない場合には、携帯端末20の処理は終了する(ステップ104のNOからEND)。
第1及び第2の入口受信装置EBR1及びEBR2は、携帯端末20から送信された応答信号M1及びM2を受信する(ステップ108)。駐車券発行機15は、応答信号M1及びM2各々の応答ビーコンID、各々の信号強度、及び各々の受信時間等を含む受信状態情報を解析する(ステップ109)。解析結果に基づいて、駐車券発行機15は、受信状態が所定の条件に合致するか否か判定し(ステップ110)、合致した場合(ステップ110のYES)、入口ゲート装置85を開放する(ステップ111)。ステップ109及び110における判定処理の詳細については後述する。
一方、上記所定の条件に合致しない場合には(ステップ110のNO)、駐車券発行機15は、駐車券発行ボタンの押下の有無を監視する(ステップ106)。当該駐車券発行ボタンが押下された場合(ステップ106のYES)、駐車券発行機15は、発行された駐車券が抜き取られたか否か判定し(ステップ107)、抜き取られたと判定した場合(ステップ107でYES)、入口ゲート装置85を開放する(ステップ111)。
第2の入口ループコイル90上を車両が通過したことが検出されると(ステップ112でYES)、駐車券発行機15は、入口ゲート装置85を閉鎖し、車両が入場した旨を含む入場処理情報を生成する(ステップ113)。これにより、本実施形態における入場処理は終了する。なお、生成された入場処理情報は、会員の利用者用の在車DBに、在車情報52として格納される。当該入場処理情報は、駐車場管理装置40に送信され、DB42の在車DBにも同様に格納されてもよい。
次に、図10及び図11を用いて、ステップ103及び104で説明した携帯端末20による応答信号の送信判定処理の具体例について説明する。図10は、検索信号の受信状態に基づいた携帯端末20による応答信号の送信判定方法の一例を説明するための模式的なグラフである。図11は、車両5(5a及び5b)に乗った利用者の保持する携帯端末20(20a及び20b)、第1及び第2の送信装置EB1及びEB2、並びに第1及び第2の受信装置EBR1及びEBR2の間の通信の一例を示す模式図である。図11において、車両5a及び5bは、いずれも駐車場管理サービスの会員が乗る車両5であり、携帯端末20a及び20bは、いずれも当該サービスの会員が有する携帯端末20であるものとする。
図11に示すように、車両5が入場レーン77に接近するに従い、車両5内の利用者が有する携帯端末20と第1及び第2の送信装置EB1及びEB2との距離が短くなる。ビーコン信号は、一般に、通信機器間の距離と受信電波強度との間に相関を有する。そこで、図10に示すように、第1及び第2の検索信号L1及びL2の受信電波強度の双方が第1の閾値Th1を超えた場合に、上記所定の条件に合致したものとすることができる。これにより、駐車場管理サービスの会員が乗る車両5が入場レーン77へ十分接近した場合にのみ、携帯端末20が応答信号を送信することができる。
続いて、図11及び図12を用いて、ステップ109及び110で説明した駐車場装置10による入場許可の判定方法の具体例について説明する。図12は、応答信号の受信状態に基づいた駐車場装置10による入場許可の判定方法の一例を説明するための模式的なグラフである。
第1及び第2の受信装置EBR1及びEBR2は、例えば駐車券発行機15により車両5aの入場レーン77への進入が検知された場合に、応答信号M1及びM2の受信を開始する。そして、図11に示すように、車両5aが入場レーン77に進入するに従い、車両5内の利用者が有する携帯端末20aと第1及び第2の受信装置EBR1及びEBR2との距離が十分短くなり、第1及び第2の受信装置EBR1及びEBR2による応答信号M1及びM2の受信電波強度も十分大きくなる。
そこで、図12に示すように、入場レーン77への車両の進入が検知され、かつ、第1及び第2の応答信号M1及びM2の受信電波強度の双方が第2の閾値Th2を超えた場合に、上記所定の条件に合致したものとすることができる。これにより、駐車場管理サービスの会員が乗る車両5aが入場レーン77へ進入したことを精度よく検出し、適切に入場許可の判定をすることができる。
また図11では、駐車場管理サービスの会員である他の利用者の車両5bが後ろに並んでいる。当該後続する車両5bに乗った利用者の有する携帯端末20bにより、第1及び第2の検索信号が受信されることもあり得る(符号を変えて第1及び第2の入口検索信号L1'及びL2'と記載する)。従って携帯端末20bからも応答信号が駐車場管理装置40に送信される場合もあり得る(符号を変えて第1及び第2の入口応答信号M1'及びM2'と記載する)。
そこで、上記所定の条件として第1の閾値Thを設定することにより、第1及び第2の送信装置EB1及びEB2との間の距離が長い位置にある携帯端末20bから応答信号M1'及びM2'が誤って送信される可能性を低減させることができる。
さらに、仮に携帯端末20bから応答信号M1'及びM2'が誤って送信された場合でも、上記所定の条件として第2の閾値Th2を設定することにより、入場レーン77に十分進入していない携帯端末20bから送信された応答信号M1'及びM2'に基づいて誤って入場を許可する可能性を低減させることができる。
また、本実施形態では、第1及び第2の受信装置EBR1及びEBR2が第1及び第2の送信装置EB1及びEB2よりも進入方向側に配置されている。これにより、車両5内の携帯端末20が、車両5の入場レーン77の進入に伴って、送信装置、受信装置と順に接近することができ、検索信号の第1の閾値Th1及び応答信号の第2の閾値Th2を十分に高く設定することができる。したがって、受信電波強度により、入場レーン77への接近と進入を精度よく判定することができる。
また、本実施形態では、左右の両サイドに第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2がそれぞれ配置されるので、左右から送信される入口検索信号L1及びL2の強度に基づいて、入場レーン77に進入する車両5を十分な精度で識別することが可能である。さらに、駐車場装置10の受信状態を解析するアルゴリズムにおいて、ほぼ同時に同一の携帯端末20からの応答信号が2つ受信された場合には、それらの相対的な受信状態の差異から、正しい応答信号に基づく入場許可を判定すればよい。
入場許可の判定の条件として、携帯端末20の加速度センサ32等の検出結果に基づく利用者の状態が判定されてもよい。例えばステップ105にて、応答信号に加えて、利用者の状態情報が送信される。ステップ105にて、状態情報に基づいて利用者の状態が判定される。具体的には、加速度センサ32の検出結果を解析し、携帯端末20を保持する利用者の状態が歩行中や停止中ではなく車両に乗車しての移動中であると解析された場合には、条件が合致すると判定され入場許可が送信される。
例えば車両検知がONとなるタイミングで、駐車場の入場口72付近を本駐車場管理サービスの会員である利用者が歩いているとする。そうすると、当該利用者の携帯端末20により入口検索信号L1及びL2が受信され、応答信号M1及びM2が送信される場合もあり得る。このような場合において、利用者の有する携帯端末20の加速度センサ32の状態情報が参照されることで、歩行中の利用者の携帯端末20の入場要求に応じて誤って入場許可を送信するといったことを十分に防止することが可能となる。この結果、入場レーン77に進入する車両5と、歩行者とを非常に高い精度で識別することが可能となる。
さらに、本実施形態の駐車場管理サービスにおいて、駐車券発行機15は、入場処理情報を生成した後、利用者の車両が入場した旨を含む入場情報を生成し、利用者の携帯端末20にプッシュ通知で送信することができる。携帯端末20は、受信した入場情報を表示部25に表示する。
図13及び図14は、車両を入場させた利用者の携帯端末20に表示される操作画面(GUI)の一例を示す模式図である。図13及び図14に示す操作画面に含まれる、利用者に関する種々の情報は、入場情報に含まれる。すなわち入場情報は、車両の入場に応じて生成される種々の情報を含む。
図13Aに示すように、携帯端末20には、まずプッシュ通知画面101が表示される。本駐車場管理サービスでは、駐車場から出場する前の事前精算が推奨されている。従ってプッシュ通知画面101には、精算処理を実行するためのアプリの起動ボタン102が表示される。
プッシュ通知画面101を介してアプリケーションが起動されると、図13Bに示すように、現状表示画面103が表示される。現状表示画面103には、入場時刻を含む駐車ステータス情報104と、現在までの駐車料金に関する情報105と、駐車場及び車両の情報106と、精算操作ボタン107と、利用者情報・設定ボタン108と、利用履歴ボタン109とが表示される。
利用者情報・設定ボタン108は、利用者情報の変更等を行う場合に選択され、所定の設定画面に遷移される。利用履歴ボタン109が選択されると、本駐車場管理サービスの現在までの利用履歴が表示される。
現状表示画面103の精算操作ボタン107が選択されると、図14Aに示すように、精算操作初期画面110が表示される。精算操作初期画面110には、精算ボタン111と、精算対象となる駐車料金に関する情報112と、利用状況明細ボタン113と、ポイント残高の情報114とが表示される。利用状況明細ボタン113が選択されると、利用状況の詳細が表示される。
精算操作初期画面110の精算ボタン111が選択されると、図14Bに示すように、精算操作確認画面115が表示される。精算操作確認画面115は、精算対象となる駐車料金、入場時刻、車両の情報等を含む精算情報116と、支払い方法の選択用のラジオボタン117と、クレジットカード情報118と、他のカードへの切り替えボタン119と、精算の実行ボタン120とが表示される。
所望する支払い方法のラジオボタン117を選択し、精算の実行ボタン120が選択されると、精算要求が駐車場管理装置40に送信される。そして精算処理が完了すると、その旨が携帯端末20に返され、図14Cに示す精算完了画面121が表示される。
精算完了画面121には、精算内容の情報122が表示される。また所定の時間(本例では5分)以内に、車両を出場すべき旨のテキスト情報が表示される。なお常時クレジット精算を実行する旨の登録がされている場合には、支払い方法は、カード支払いに固定される。
また常時クレジット精算を実行する旨の登録がされている場合には、例えば図13Aに示すプッシュ通知画面101、あるいは図13Bに示す現状表示画面103において、その旨が表示されてもよい。そして精算操作を促すことなく、図14Cに示す精算完了画面に進んでもよい。
図15は、本駐車場管理サービスの会員である利用者の車両に対する出場処理フローの一例を示すフローチャートである。ステップ201〜ステップ210までの処理は、入場処理フローと同様である。すなわち出口検索信号並びに出口応答信号に基づいて、同様の処理が実行される。
ステップ211にて、出口応答信号の受信状態が、所定の条件に合致すると、在車DBの精算ステータスが参照される(ステップ211)。そして精算ステータスが精算不要のステータスであり、精算時刻及び現在時刻から設定時刻(本例では5分)以上の構内滞在がない場合には、ステップ211でYESとなり出口ゲート装置87が開放される(ステップ212)。
第2の出口ループコイル92上を車両が通過したことが検出されると(ステップ213でYES)、出口ゲート装置87が閉鎖され、精算内容や出場時刻等を含む出場処理情報が生成され(ステップ214)、本実施形態における出場処理は終了する。なお出場許可の受信よりも前に出口精算機86に対して精算操作が実行された場合には(ステップ206及び207)、精算の完了後に、出口ゲート装置87が閉鎖制御され出口処理情報が送信される。
なお、駐車場装置10(例えば出口精算機86)は、出場処理情報に基づいて、在車DBの在車情報を削除する。そして精算内容や出場日時等を含む出場情報を生成し、携帯端末20に送信する。携帯端末20の表示部25には、出口情報が適宜表示される。駐車場装置10における在車DBの情報は、所定のタイミングで送信され、駐車場管理装置40のDB42と共有されてもよい。
なお精算不要のステータスには、常時クレジット精算も含まれ、この場合には、構内71の滞在時間によらず、出場許可が送信される。
車両の入場時に出場レーン78に配置された第1及び第2の出口送信装置OB1及びOB2から送信された第1及び第2の出口検索信号が受信されることもあり得る。同様に出場時に、第1及び第2の入口送信装置EB1及びEB2から送信される第1及び第2の入口検索信号が受信されることもあり得る。このような場合でも、図7に示すビーコン情報53を参照することで、判定に必要な検索信号の情報を適宜抽出して使用することが可能である。例えば携帯端末20により、判定に不要な検索信号の情報が棄てられてもよい。あるいは駐車場装置10により、判定に不要な検索信号の情報が棄てられてもよい。
以上、本実施形態に係る駐車場管理システム500では、携帯端末20が、検索信号に基づいて進入領域への接近を判定し、駐車場装置10が、進入領域へ接近した携帯端末20から送信された応答信号に基づいて進入領域への車両の進入を判定する。すなわち、駐車場装置10は、予め登録された携帯端末20からの応答信号に基づいて、当該携帯端末20の所有者の車両の入場許可を判定することができる。
登録された携帯端末20を車両内に乗った利用者が有することにより、当該利用者の車両の入場/出場が簡単に制御可能となる。従って利用者は、駐車券の発行を必要とせず、駐車券をわざわざ抜取るといった行為をする必要がなくなる。また入場レーン77への進入に応じて、入口ゲート装置85が自動的に開けられる。この結果、駐車場に対する非常にスムーズな入場が可能となり、利用者の利便性を大きく向上させることが可能となる。また例えば会員登録をした利用者が初めて駐車場を利用する場合でも、非常に高い利便性が発揮される。
また事前の会員登録を済ませておけば、実際に車両を入場させる場合等において、携帯端末20に対して特別な操作等を行う必要はない。この点から見ても、初めての利用者等に対する極めて親切なシステムを実現することが可能となり、高い利便性が発揮される。また携帯端末20への操作に伴う事故等も起こらないので、駐車場の利用に関する安全性も向上させることが可能である。
また車両の出場に関しても、予め精算ステータスを精算不要のステータスにしておくことで、利用者は一切の操作を必要とせず、出場が許可される。従って携帯端末20を車両に乗った利用者が有するだけで、出場レーン78への進入に応じて、出口ゲート装置87が自動的に開けられる。これにより非常にスムーズな出場が可能となり、利用者の利便性が大きく向上される。
また上記したように、携帯端末20による検索信号の受信状態の判定処理と駐車場装置10による応答信号の受信状態の判定処理を併せて用いることにより、入場処理における誤判定を精度よく防止することができる。さらに、第1及び第2の送信装置EB1及びEB2並びに第1及び第2の受信装置EBR1及びEBR2を入場レーン77の進行方向に沿って配置することにより、より精度の高い判定が可能となる。
加えて、各レーンに送信装置及び受信装置をそれぞれ2つずつ設置することにより、各レーンに進入する車両を非常に高い精度で識別することが可能となり、ゲート装置の誤操作や利用者の誤判定等を十分に防止することが可能となる。
また本技術を、会員の利用者のみが利用可能な会員制の駐車場や、住人が会員登録して利用するマンション駐車場等に適用することで、駐車券発行機や出口精算機等が不要となり、設備コスト等や管理コスト等を大幅に抑えることも可能となる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態で実現することができる。
図16は、他の実施形態における受信装置の構成を示す模式的な図である。以下では、受信装置の例として、第1の入口受信装置EBR1(単に受信装置EBR1とも記載する)を用いて説明する。
受信装置EBR1は、応答信号M1の到来方向を含む受信状態情報を生成してもよい。到来方向を検出する構成として、受信装置EBR1は、例えば各方位に対応して設置された複数のアンテナEBR1−1、EBR1−2、EBR1−3及びEBR1−4を有していてもよい。これにより、各アンテナBR1−1、EBR1−2、EBR1−3及びEBR1−4による応答信号の受信タイミングや強度に応じて、応答信号M1の到来方向を検出することができる。アンテナの数は限定されないが、図16では4本の例を示している。
図17は、受信装置EBR1を用いて応答信号の到来方向を検出する方法の一例を説明するための模式的なグラフである。各応答信号M1−1,M1−2,M1−3及びM1−4は、各アンテナEBR1−1、EBR1−2、EBR1−3及びEBR1−4に受信された応答信号M1をそれぞれ示す。応答信号M1の到来方向は、例えば、各アンテナが受信した応答信号M1−1,M1−2,M1−3及びM1−4の受信電波強度が第3の閾値Th3を超えたタイミング(順番と時間差等)に基づいて検出される。図17の例では、応答信号M1−2が最も早く第3の閾値Th3を超えたため、応答信号M1はアンテナEBR1−2に対応する方向から到来したものと検出することができる。
入場レーン77に進入した車両から送信された応答信号M1の到来方向は所定の角度範囲に限定される。このことから、応答信号M1の到来方向を検出することにより、他のレーンの車両内の携帯端末から送信された応答信号や、後続車内の携帯端末から送信された応答信号等を除外することができ、入場判定における誤判定をより精度よく防止することができる。また、受信装置EBR1の単独で受信装置を構成することも容易となる。
なお応答装置が上記構成を有し、検索信号の到来方向を含む受信状態情報を生成してもよい。
上記ではBLE規格に準拠したビーコン信号(検索信号及び応答信号)の信号強度に基づいて、応答信号の送信(進入領域への接近)及び入出場の許可(進入領域への進入)が判定された。これに限定されず、受信したビーコン信号の信号強度に基づいて、送信装置及び/又は応答装置までの距離を算出し、所定の距離よりも小さい場合に、応答信号の送信及び/又は車両の進入が判定されてもよい。例えば携帯端末と、第1の受信装置及び第2の受信装置までの距離とを用いて、三角測量の要領で、携帯端末の進入領域の進入口までの距離を算出することも可能である。そしていずれの携帯端末が進入口により近いかという判定も可能であり、最も近い携帯端末に関連する車両の進入を判定することも可能である。
入場許可の判定において、車両検知がONとなるタイミングから応答信号の信号強度が所定の閾値を超えるタイミングまでの時間(図12のT)に基づいて判定してもよい。この条件により、入場レーン77に進入した車両に乗った利用者の有する携帯端末20からの応答信号に対して、適正に入場許可を判定することが可能となる。すなわち入場レーン77に進入した車両を高精度に識別することが可能である。
また、上記の説明では、携帯端末20による応答信号の送信可否の判定に車両検知の結果は用いなかったが、車両検知がONになったことを当該判定の条件に加えてもよい。さらに、携帯端末20は、車両検知がONになってから応答信号の受信電波強度が所定の閾値を超えるタイミングまでの時間に基づいて、応答信号の送信可否を判定してもよい。
送信装置として、超音波信号を発信する超音波発信装置が用いられてもよい。例えば進入領域を間に挟むように、第1及び第2の超音波発信装置を配置する。そして発信元が識別可能な識別情報が重畳された第1及び第2の超音波信号を発信させる。これにより第1及び第2の超音波信号の受信状態、例えば超音波信号の信号強度や到達時間等に基づいて、進入領域への車両の進入を高精度に判定することが可能である。既に広く普及している超音波装置を用いることで、安価に検索信号の配信システムを構築することが可能となる。
同様に、応答装置(携帯端末)が超音波信号を発信する構成であってもよい。これにより第1及び第2の超音波信号の受信状態、例えば超音波信号の信号強度や到達時間等に基づいて、進入領域への車両の進入を高精度に判定することが可能である。
その他、送信元が識別可能な識別情報を含む任意の形式の検索信号及び又は応答信号を用いることが可能である。また受信状態に基づく判定処理方法も限定されず、例えば検索信号及び/又は応答信号の各々の受信時間、各々の信号強度、各々の信号位相等に基づいた、任意の方法が用いられてもよい。また検索信号及び/又は応答信号の信号ごとのIDの組み合わせと、各々の相対的な信号強度差、信号位相差、受信時間差のうちのいずれか、もしくはそれらの組み合わせに基づいた統計的手法により定義される任意の判定条件が採用されてよい。
またビーコンの単純な電波の強弱だけでは、電波の安定性や設置環境の影響で位置を推定できない箇所が存在することも考えられる。その場合には、近接ビーコン検出技術として、シャピロ−ウィルク検定、F検定、T検定等の手法を利用した信号解析処理が実施されてもよい。
またBLEビーコン信号と、超音波信号とを組み合わせて、進入領域への車両の進入を判定することも可能である。すなわち検索信号として、各々異なる方式の信号が併用されてもよい。また上記したように、車両検知の検知結果や、利用者の状態の検出結果と合わせて、車両の進入が判定されてもよい。これにより非常に高い判定精度を発揮可能である。
送信元を識別可能な識別情報は、送信元のID等でもよいし、送信元のID等に関連付けられた参照情報等であってもよい。すなわち送信元を識別可能な識別情報は、発信元のID等を取得することが可能な任意な情報を含む。
図8に示すような入場出場レーンが隣接して設置される駐車場のレイアウトの場合には、レーンの境界に配置した送受信装置を、容易に共用することが可能となる。例えば進入口からは若干内部側において、第1または第2の送信装置を、隣接するレーンの第1または第2の受信装置として共用することも可能である。
検索信号を送信する送信装置の数は限定されず、1つ又は2以上の任意の数の送信装置が設定されてよい。またその設置位置も少なくとも進入領域の近傍であれば、他は任意の位置に設定されてよい。多くの送信装置を設定することで、車両の進入の判定精度を向上させることが可能となる。同様に、受信装置の数も限定されない。
上記では、応答装置として、駐車場の利用者の有する携帯端末を例に挙げた。また応答装置が配置された車両として、当該携帯端末が車内の利用者に保持された車両を例に挙げた。これに限定されず、車載装置のような車両に備えられている装置により、本技術に係る応答装置が実現されてもよい。その他、利用者に追従して移動する任意の装置が応答装置として使用可能である。
また、上記で駐車場装置10が備えるとして説明した在車管理部43、プッシュ通知部44、受信状態解析部47、許可判定部48、及びゲート制御部49の全部又は一部が、駐車場管理装置40のサーバ装置41により実現されてもよい。
例えば在車管理部43がサーバ装置41により実現される場合、入場処理において、駐車場装置10(駐車券発行機15)が生成した入場処理情報(図9のステップ113参照)がネットワーク1を介してサーバ装置41に送信される。サーバ装置41は、当該入場処理情報をDB42の在車DBに在車情報52として格納する。
例えば受信状態解析部47がサーバ装置41により実現される場合、受信装置が受信した応答信号の受信状態情報がサーバ装置41に送信され、サーバ装置41が当該受信状態情報を解析する。許可判定部48が駐車場装置10により実現される場合、サーバ装置41は、ネットワーク1を介して解析結果を駐車場装置10に送信する。
例えば許可判定部48がサーバ装置41により実現される場合、サーバ装置41は、駐車場装置10により送信され又はサーバ装置41により生成された受信状態の解析結果に基づいて、受信状態が所定の条件に合致するか否か判定する。サーバ装置41は、ネットワーク1を介して判定結果を駐車場装置10に送信することができる。
例えばゲート制御部49がサーバ装置41により実現される場合、サーバ装置41は、駐車場装置10により送信され又はサーバ装置41により生成された入場許可の判定結果に基づいて、入口ゲート装置85を解放する制御信号を生成し、入口ゲート装置85に送信することができる。
上記の駐車場について、さらに入口ゲート装置85及び出口ゲート装置87を省略して、予約専用駐車場として利用されてもよい。入場、出場時の処理としては、毎回携帯端末による検索信号の受信、応答信号の送信可否の判定、及び応答信号の駐車場装置への送信が行われる。これにより、一時的なイベント用駐車場など、極めて簡略化された機器構成で、運用が行える。事前登録式のみとして、一般駐車場用の駐車券発行機、出口精算機も設けず、センター側での決済のみに限定することで、防犯性も向上する。
上記では、駐車場管理システムに本発明の技術が適用される例を説明した。これに限定されず、例えば駐車場以外の進入領域を有する任意の施設等への進入を管理する進入管理システムに本技術が適用されてもよい。本技術が適用され得る施設としては、例えば、テーマパーク、セキュリティ管理されたオフィスビル、イベント会場等が挙げられる。また、本技術は、駅の改札口、空港の搭乗口等、予め料金を支払った交通機関の利用者による駅ホーム、搭乗エリア等への進入を管理する進入管理システムにも適用され得る。
本発明の進入管理システム、及び進入管理方法は、有料の一時利用駐車場や会員制の駐車場や一時的なイベント用駐車場等に好適に利用することができる。さらに利用者が進入する通路において進入可否を判定するテーマパーク等のエントランスゲートや、鉄道改札等に利用することができる。
EB1,EB2…第1、第2の入口送信装置
EBR1,EBR2…第1、第2の入口受信装置
OB1,OB2…第1、第2の出口送信装置
OBR1,OBR2…第1、第2の出口送信装置
L1,L2…入口検索信号
M1,M2…入口応答信号
5、6…車両
11…送信装置
13…受信装置
15…駐車券発行機(判定装置、ゲート制御装置)
20…携帯端末(応答装置)
77…入場レーン(進入領域)
77a…進入口
77b…退出口
78…出場レーン(進入領域)
78a…進入口
78b…退出口
85…入口ゲート装置
87…出口ゲート装置
500…駐車場管理システム(進入管理システム)

Claims (19)

  1. 進入領域の近傍に配置され、送信元を識別可能な機器識別情報を含む検索信号を送信する送信装置と、
    前記検索信号を受信可能であり、受信した前記検索信号に基づいて利用者を識別可能な利用者識別情報を含む応答信号を送信可能と判定した場合に前記応答信号を送信する、前記利用者が有する応答装置と、
    前記進入領域の近傍に配置され、前記応答信号を受信可能な受信装置と、
    前記受信装置により受信された前記応答信号に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する判定装置と
    を具備する進入管理システム。
  2. 請求項1に記載の進入管理システムであって、
    前記応答装置は、前記利用者の携帯端末である
    進入管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の進入管理システムであって、
    前記送信装置は、前記進入領域を挟んで配置されそれぞれ前記検索信号を送信可能な第1の送信装置と第2の送信装置とを含む
    進入管理システム。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記受信装置は、前記進入領域を挟んで配置されそれぞれ前記応答信号を送信可能な第1の受信装置と第2の受信装置とを含む
    進入管理システム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記応答装置は、前記検索信号の受信状態に基づいて、前記応答信号の送信の可否を判定する
    進入管理システム。
  6. 請求項5に記載の進入管理システムであって、
    前記応答装置は、前記検索信号の受信状態としての受信時間、信号強度、及び信号位相の少なくとも1つに基づいて、前記応答信号の送信の可否を判定する
    進入管理システム。
  7. 請求項1から6のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記判定装置は、前記応答信号の受信状態に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する
    進入管理システム。
  8. 請求項7に記載の進入管理システムであって、
    前記判定装置は、前記応答信号の受信状態としての受信時間、信号強度、及び信号位相の少なくとも1つに基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する
    進入管理システム。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記進入領域は、前記利用者が進入する進入口を有し、
    前記送信装置及び前記受信装置は、前記進入口の近傍に配置される
    進入管理システム。
  10. 請求項9に記載の進入管理システムであって、さらに、
    前記進入領域における前記利用者の進行を規制するゲート装置と、
    前記判定装置による判定結果に基づいて、前記ゲート装置を制御するゲート制御装置と
    を具備する進入管理システム。
  11. 請求項1から10のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記受信装置は、前記送信装置よりも前記利用者の進入方向側に配置される
    進入管理システム。
  12. 請求項1から11のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、さらに、
    前記進入領域への前記利用者の進入を検出する検出装置を具備し、
    前記判定装置は、前記検出装置による検出結果、及び前記受信装置による前記応答信号の受信状態に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する
    進入管理システム。
  13. 請求項1から12のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記応答装置は、前記利用者の状態を検出可能な携帯端末であり、
    前記判定装置は、前記携帯端末により検出された前記利用者の状態に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する
    進入管理システム。
  14. 請求項1から13のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記進入領域は、駐車場を利用する車両の進入する領域であり、
    前記利用者は、前記車両に乗車する者である
    進入管理システム。
  15. 請求項14に記載の進入管理システムであって、
    前記進入領域は、前記駐車場の入場レーン及び出場レーンの少なくとも一方である
    進入管理システム。
  16. 請求項14又は15に記載の進入管理システムであって、
    前記進入領域は、前記駐車場の出場レーンであり、
    前記進入管理システムは、さらに、前記出場レーンにおける前記利用者の乗車する車両の進行を規制する出場側のゲート装置と、前記判定装置による判定結果、及び前記車両の駐車料金の精算に関する情報に基づいて、前記出場側のゲート装置を制御するゲート制御装置とを具備する
    進入管理システム。
  17. 請求項1から16のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記検索信号及び前記応答信号は、BLE(Bluetooth Low Energy)規格に準拠したビーコン信号である
    進入管理システム。
  18. 請求項1から16のうちいずれか1項に記載の進入管理システムであって、
    前記検索信号及び前記応答信号は、超音波信号である
    進入管理システム。
  19. 利用者の有する応答装置が、送信元を識別可能な機器識別情報を含み進入領域の近傍に配置された送信装置により送信された検索信号を受信し、
    前記応答装置が、受信した前記検索信号に基づいて、前記利用者を識別可能な利用者識別情報を含む応答信号の送信可否を判定し、
    前記応答装置が、前記応答信号を送信可能と判定した場合に前記応答信号を送信し、
    前記進入領域の近傍に配置された受信装置が、前記応答信号を受信し、
    判定装置が、前記受信装置により受信された前記応答信号に基づいて、前記利用者の前記進入領域への進入を判定する
    進入管理方法。
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