JP2018185765A - ジェスチャ入力システム - Google Patents

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悠輔 谷澤
Yusuke Tanizawa
悠輔 谷澤
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Abstract

【課題】ジェスチャ入力時に操作感を与えて、操作対象又は出力先に対する操作者の注視の負担を軽減できるジェスチャ入力システムを提供する。
【解決手段】本発明に係るジェスチャ入力システム1は、制御部50と、操作者の操作手を検出する検出部10と、操作者の操作手に向けて風を放出する送風部20と、を備え、制御部50は、検出部10により検出した操作手の状態を判断し、判断した操作手の状態に基づいて、操作者の操作意図を判定し、操作意図が有りと判定した場合、操作手の動作に対する抵抗となるように、操作手に向けて放出される送風部20からの風の出力態様を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジェスチャ入力システムに関する。
従来、車両の運転者などの操作者によるジェスチャに基づいて、車両に搭載された機器を操作するためのシステムが開発されている。
例えば、特許文献1には、送風口の周囲に配設された検出部品によって操作者のジェスチャ入力を検出し、操作者の入力操作体の移動に応じてカーエアコンの風向きを制御する操作入力装置が開示されている。
特開2014−191780号公報
しかしながら、ジェスチャにより入力操作を行う場合、操作者は、操作感を得ることができず、操作対象又は出力先を常時注視する傾向にある。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、ジェスチャ入力時に操作感を与えて、操作対象又は出力先に対する操作者の注視の負担を軽減できるジェスチャ入力システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係るジェスチャ入力システムは、
制御部と、
操作者の操作手を検出する検出部と、
前記操作者の前記操作手に向けて風を放出する送風部と、
を備え、
前記制御部は、
前記検出部により検出した前記操作手の状態を判断し、
判断した前記操作手の状態に基づいて、前記操作者の操作意図を判定し、
前記操作意図が有りと判定した場合、前記操作手の動作に対する抵抗となるように、前記操作手に向けて放出される前記送風部からの前記風の出力態様を変化させる。
本発明の一実施形態によれば、ジェスチャ入力時に操作感を与えて、操作対象又は出力先に対する操作者の注視の負担を軽減できるジェスチャ入力システムを提供可能である。
本発明の一実施形態に係るジェスチャ入力システムの一部を示す模式図である。 図1のジェスチャ入力システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1の送風部の制御の一例を示す模式図である。 図1の出力部の構成の一例を示す模式図である。 図1のジェスチャ入力システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るジェスチャ入力システム1の一部を示す模式図である。図2は、図1のジェスチャ入力システム1の構成を示す機能ブロック図である。
ジェスチャ入力システム1は、検出部10と、送風部20と、出力部30と、記憶部40と、制御部50と、を有する。ジェスチャ入力システム1は、所定の領域において行われる操作者のジェスチャ入力を受付ける。これにより、操作者は、送風部20又は出力部30などを構成する機器を操作することが可能である。ここで、操作者とは、例えば車両を運転する運転者又は助手席に座っている同乗者である。
検出部10は、カメラ又はウェアラブルセンサなどの適宜なセンサによって構成される。検出部10は、操作者の操作手を検出する。特に、検出部10は、ジェスチャが行われる操作者の操作手を検出する。例えば、操作者が右ハンドルの車両を運転する運転者である場合、検出部10は、ジェスチャが行われる運転者の左手を検出する。同様に、操作者が右ハンドルの車両の助手席に同乗する同乗者である場合、検出部10は、ジェスチャが行われる同乗者の右手を検出する。検出部10は、特に、操作者の操作手の座標、操作手の向き、並びにてのひら及び指の状態などを検出する。検出部10は、検出したこれらの情報を、制御部50に出力する。
検出部10は、少なくとも1つのカメラによって構成される場合、例えば、インストルメントパネル又はルーフパネルに配置されてもよい。検出部10を構成するカメラは、ジェスチャが行われる操作者の操作手を撮像可能であれば、任意の場所に配置されてもよい。検出部10は、カメラの画角内にある操作者の操作手を検出する。換言すると、検出部10の検出領域は、カメラの画角などによって決定される撮像可能範囲と同等である。
送風部20は、例えば、インストルメントパネルにおいて、中央部、及び速度計又は回転速度計などの指示計器の外側に設置される車内用の空調装置により構成されてもよいし、センタコンソール上に付加的に設置された空調装置により構成されてもよい。以下では、送風部20は、インストルメントパネルに設置される通常の車内用の空調装置により構成されるものとして説明する。
送風部20は、操作者の操作手に向けて温風又は冷風などの風を放出する。送風部20から放出される風の出力態様は、操作者のジェスチャに伴う操作手の動作に対応した、制御部50による送風部20の制御に基づいて変化する。一例として、送風部20から放出される風の温度、風量、放出位置、及び風向きの少なくとも1つが変化する。これに限定されず、操作手の動作中に操作者が抵抗を感じる任意の出力態様が変化してもよい。例えば、送風部20から放出される風の湿度が変化してもよい。
出力部30は、操作者のジェスチャ入力に対する応答を、操作者が認識できる任意の方法で示す。出力部30は、例えば、画像、文字、記号、色彩の表示、若しくは発光などによる視覚的な方法、音声などの聴覚的な方法、又はそれらの組み合わせにより応答を示す。出力部30は、視覚的な方法で応答を示す場合、例えば、表示デバイスとして構成され、画像、文字、又は記号などを表示することにより応答を示す。出力部30は、例えば、LEDなどの発光素子を発光させることにより応答を示してもよい。出力部30は、聴覚的な方法で応答を示す場合、例えば、スピーカなどの音発生デバイスとして構成され、音声を出力することにより応答を示す。出力部30が示す応答は、視覚的又は聴覚的な方法に限定されず、操作者が自身のジェスチャ入力に対する応答を認識できる任意の方法であってもよい。
出力部30は、例えば、表示デバイスとして構成される場合、少なくとも1つの画面を有する。出力部30は、液晶ディスプレイなどの任意の表示装置により構成されてもよい。出力部30は、液晶ディスプレイによって構成される場合、例えばインストルメントパネルに配置される。出力部30を構成する表示装置は、タッチパネルディスプレイであってもよいし、タッチ操作不能のディスプレイであってもよい。以下では、出力部30は、タッチ操作不能のディスプレイであるとして説明する。
出力部30は、いわゆるヘッドアップディスプレイ型の装置を有してもよい。この場合、ヘッドアップディスプレイ型の装置は、表示情報を表示光として発生する発光部を有し、発生した表示光を運転者などの観察者へ向かうように反射して、フロントウィンドシールド越しに虚像を表示する。観察者は、運転者に限定されず、助手席に座っている同乗者であってもよい。
記憶部40は、半導体メモリ又は磁気メモリ等で構成することができる。記憶部40は、各種情報及びジェスチャ入力システム1を動作させるためのプログラムなどを記憶する。記憶部40は、ワークメモリとしても機能する。特に、記憶部40は、サイズ若しくは骨格などの操作手の特徴、又は操作手の動作の開始位置、操作手のジェスチャ時の形状、若しくはスワイプ距離などの操作者のジェスチャの特徴などを、予め操作者毎に学習して、個人特徴データとして記憶してもよい。
制御部50は、ジェスチャ入力システム1の各機能ブロックをはじめとして、ジェスチャ入力システム1の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部50は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで構成される。このようなプログラムは、例えば記憶部40に格納される。
制御部50は、検出部10から出力された情報と、記憶部40に格納された操作者毎の個人特徴データとに基づいて、検出部10によって検出された操作手がどの操作者のものであるかを判断する。制御部50は、検出部10により検出した操作者の操作手の状態を判断する。例えば、制御部50は、操作者の体に対する操作手の相対位置又は操作手の形状など、ジェスチャに関する操作手の状態を判断する。
制御部50は、判断した操作手の状態に基づいて、操作者の操作意図を判定する。すなわち、制御部50は、操作者が検出部10の検出領域に自身の操作手を差し出したときに、操作手が操作目的で出されたものであるか否かを判定する。より具体的には、制御部50は、操作者のジェスチャを検出した検出部10からの情報を、操作開始時の操作手の特徴を捉えた個人特徴データと照合させて、操作意図を判定してもよい。制御部50は、出力部30に表示させた特定のジェスチャと同一のジェスチャを操作者が行ったか否かに基づいて、操作意図を判定してもよい。制御部50は、予め定められた特定の動作を操作者が行ったか否かに基づいて、操作意図を判定してもよい。例えば、制御部50は、操作手が操作者の顔又は体などから離れて独立した状態で所定の時間(数百ミリ秒程度)だけホールドした場合に、操作者の操作意図有りと判定してもよい。例えば、制御部50は、出力部30に表示させたタップ動作と同一の動作を操作者が行った場合に、操作者の操作意図有りと判定してもよい。例えば、制御部50は、操作者が検出領域において、予め定められたタップ動作を行った場合に、操作者の操作意図有りと判定してもよい。
制御部50は、操作意図が有りと判定した場合、操作手の動作に対する抵抗となるように、操作手に向けて放出される送風部20からの風の出力態様を変化させる。
以下では、図3を用いて、制御部50が行う風の出力態様に関する制御について説明する。図3は、図1の送風部20の制御の一例を示す模式図である。
例えば、制御部50は、図3に破線グラフで示すように、操作者が検出領域に自身の操作手を出して操作項目を選択する際、操作者の操作意図を判定するために、送風部20から放出される風量を増大させる。制御部50は、操作者がジェスチャ入力を始めると、一度風量を減少させる。その後、制御部50は、操作者がジェスチャ入力を行っている最中に、操作手の動作に対応させて風量を増大させる。風量の変化量は、操作者がその変化を感じることで操作手の動作に対する抵抗となる任意の量であってよい。
制御部50は、図3に実線グラフで示すように、操作者がジェスチャ入力を行っている最中に、操作手の動作に対応させて、風の温度を減少させる。制御部50は、上述の風量の変化と同期して、風の温度を変化させるのが好適である。風の温度の変化量は、操作者がその変化を感じることで操作手の動作に対する抵抗となる任意の量であってよい。例えば、風の温度の変化量は、10℃程度であることが好適である。
例えば、制御部50は、操作手の動作の方向と逆の方向に風を放出させる。すなわち、操作者は、風下から風上に向けて自身の操作手を移動させる。これに限定されず、制御部50は、操作手の動作中に操作者が抵抗を感じるのであれば、任意の方向に風を放出するよう送風部20を制御してもよい。
図3に示すとおり、制御部50は、操作手の動作の時間に対して、風量及び風の温度を線形的に変化させるのが好適である。これに限定されず、制御部50は、風の出力態様を非線形的に変化させてもよい。例えば、制御部50は、時間に対して直線状ではなく緩やかな曲線状で単調に風の出力態様を変化させてもよい。なお、一例として、図3における「動作中」の典型的な時間間隔は、3秒程度である。
制御部50は、風量及び風の温度に限定されず、送風部20から放出される風の放出位置及び風向きを変化させてもよい。例えば、送風部20に対して送風するためのダクトを複数設置した状態で、制御部50は、各ダクトを制御することにより、操作手の動作に対応させて、風の放出位置を変化させてもよい。すなわち、制御部50は、操作手の移動経路に合わせて、送風部20の各ダクトをオン又はオフ制御することにより、移動中の操作手の各位置座標に向けて送風するように送風部20を制御してもよい。また、制御部50は、操作手の動作に対応させて、風向きを動作の方向と同一の方向から逆の方向に変化させてもよい。
以下では、ジェスチャ入力システム1を用いて操作者が行う入力操作の一例について説明する。図4は、図1の出力部30の構成の一例を示す模式図である。
図4では一例として、出力部30は、音楽の再生状態を制御するための操作画面及びスピーカにより構成されるものとして説明する。例えば、再生している楽曲の音量を調整したい場合、操作者は、検出部10の検出領域に自身の操作手を移動させる。制御部50は、検出部10により検出された操作手に関する情報を受信する。このとき、制御部50は、操作者の操作意図有りと判定すると、操作者への応答を任意の形式で示すように出力部30を制御する。例えば、制御部50は、図4に一例として示すとおり、矩形状の選択枠Sを表示させてもよい。選択枠Sの表示を確認した操作者は、自身の操作手を上下に移動させて、操作したい項目を選択する。制御部50は、検出部10により検出された操作手の当該動作に合わせて、出力部30内で選択枠Sを上下に移動させる。例えば、操作者が楽曲の音量を上げるために、音量バーを選択するように操作手を移動させた場合、制御部50は、音量バーの周囲を選択枠Sが囲むように出力部30を制御する。このとき、制御部50は、操作者の操作手が所定の時間だけホールドした位置に対応する出力部30内の操作項目を操作ターゲットと判断して、当該操作項目を選択枠Sが囲むように出力部30を制御するのが好適である。これに限定されず、制御部50は、操作者がタップなどの特定の操作を行った位置に対応する出力部30内の操作項目を操作ターゲットと判断して、当該操作項目を選択枠Sが囲むように出力部30を制御してもよい。
制御部50は、操作手の移動方向に対応させて、音量を変化させてもよい。すなわち、制御部50は、操作画面に向かって左から右へ略水平に操作手が移動すると、音量を上げる。逆に、制御部50は、出力部30に向かって右から左へ略水平に操作手が移動すると、音量を下げる。
制御部50は、操作手の移動量に対応して音量を変化させてもよい。すなわち、制御部50は、操作手の移動量が大きい程、音量の変化量を大きくする。逆に、制御部50は、操作手の移動量が小さい程、音量の変化量を小さくする。
制御部50は、操作手の移動速度に対応して音量の調整速度を変化させてもよい。すなわち、制御部50は、操作手の移動速度が大きい程、音量の調整速度を大きくする。逆に、制御部50は、操作手の移動速度が小さい程、音量の調整速度を小さくする。
制御部50は、現在の音量から大小変化させることができる音量の変化量を判断して、送風部20から放出される風量の変化量及び風の温度の変化量を音量の変化量に割り当てる。すなわち、制御部50は、音量の可変範囲と、風量及び風の温度の可変範囲とを対応させる。制御部50は、操作手の移動方向、移動量、及び移動速度に基づいて音量を変化させると共に、可変範囲を対応させた送風部20から放出される風の出力態様を変化させる。
例えば、操作者が、出力部30内の音量バーに合わせて、楽曲の音量を上げるために、図4の操作画面に向かって左から右へ略水平に操作手を移動させる。このとき、制御部50は、操作手の動作に対応させて風量が増大し、かつ風の温度が減少するよう、送風部20を制御する。このような制御に限定されず、制御部50は、操作手の動作に対する抵抗となるように、適切な方法で風の出力態様を変化させてもよい。例えば、制御部50は、左から右へ略水平に移動する操作手の動作に合わせて、送風部20のダクトを右から左へスイングして、操作手の動作の方向と逆の方向に送風するように送風部20を制御してもよい。例えば、制御部50は、左から右へ略水平に移動する操作手の動作に合わせて、送風部20の複数のダクトをオン又はオフ制御して、操作手の各時点における位置座標に向けて送風するように送風部20を制御してもよい。
制御部50は、このような送風部20の制御と共に、図4の操作画面に向かって左から右へ略水平に移動する操作手の動作に対応して、音量バーの表示及びスピーカからの音量が変化するよう出力部30を制御する。
制御部50は、操作手の移動速度の大幅な低下に基づいて、操作者の操作が完了したものと判断するのが好適である。これに限定されず、制御部50は、操作者が検出領域においてタップなどの特定の操作を行った場合に、操作者の操作が完了したものと判断してもよい。
以下では、ジェスチャ入力システム1の動作の一例について説明する。図5は、図1のジェスチャ入力システム1の動作を示すフローチャートである。
制御部50は、検出部10により検出された操作手に関する情報を受信する(ステップS101)。
制御部50は、記憶部40を参照して、個人特徴データが格納されているか否かを判定する(ステップS102)。制御部50は、個人特徴データが格納されていると判定した場合、ステップS103に進む。制御部50は、個人特徴データが格納されていないと判定した場合、ステップS104に進む。
制御部50は、個人特徴データが格納されていると判定した場合、記憶部40から個人特徴データを読み込み、検出部10から出力された情報と照合する(ステップS103)。
制御部50は、検出部10により検出した操作者の操作手の状態を判断する(ステップS104)。
制御部50は、判断した操作手の状態に基づいて、操作者の操作意図を判定する(ステップS105)。制御部50は、操作者の操作意図有りと判定した場合、ステップS106に進む。制御部50は、操作者の操作意図無しと判定した場合、ステップS104に戻る。
制御部50は、操作者の操作意図有りと判定した場合、操作者が認識できる所定の応答を示すように出力部30を制御する(ステップS106)。例えば、制御部50は、出力部30を構成する操作画面上に矩形状の選択枠Sを表示させてもよい。
制御部50は、操作手の動作に応じて、操作者が操作ターゲットとする操作項目を判断し、適宜出力部30の応答を変化させる(ステップS107)。例えば、操作者が楽曲の音量を上げるために、音量バーを選択するように操作手を移動させた場合、制御部50は、音量バーの周囲を選択枠Sが囲むように出力部30を制御する。
制御部50は、送風部20から放出される風の出力態様の目標操作量を設定する(ステップS108)。すなわち、制御部50は、操作項目に対応するパラメータの可変範囲を、送風部20から放出される風の出力態様の変化量に割り当てる。例えば、制御部50は、音量の可変範囲と、風量及び風の温度の可変範囲とを対応させる。
制御部50は、操作手の動作に対応させて送風部20から放出される風の出力態様を変化させると共に、対応する応答を示すように出力部30を制御する(ステップS109)。例えば、制御部50は、風量を増大させつつ、風の温度を減少させると共に、音量バーの表示及びスピーカからの音量を変化させる。
制御部50は、操作手の動作に基づいて、操作者の操作が完了したか否かを判定する(ステップS110)。制御部50は、操作が完了したと判定した場合、フローを終了する。制御部50は、操作が完了していないと判定した場合、ステップS108に戻り、フローを繰り返す。
以上により、一実施形態に係るジェスチャ入力システム1は、ジェスチャ入力時に操作感を与えて、操作対象又は出力先に対する操作者の注視の負担を軽減できる。仮に、ジェスチャ入力を行っても操作感が得られないような従来のシステムの場合、操作者は、操作が適切に実行されたか否かを確認するために、操作画面を注視する傾向にある。ジェスチャ入力システム1は、このような操作負担を改善できる。すなわち、ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作に対する抵抗となるように送風部20からの風の出力態様を変化させることで、操作者に対して操作感を与えることができる。特に、ジェスチャ入力システム1は、送風部20の制御と共に出力部30も対応させて制御することで、操作者に対してより忠実に操作感を与えることができる。すなわち、操作者は、自身のジェスチャ入力に対して、よりリアリティを感じながら直感的に操作を行うことができる。
ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作に対応させて、送風部20から放出される風の温度を減少させることで、操作者に対してより敏感に変化を感じさせることができる。一般的に、人間の手は、温度変化に反応しやすい。特に、高温から低温の変化は、操作者を覚醒させる効果にも寄与する。したがって、当該変化は、操作者に対して操作感を与える観点からも非常に有効である。特に、風の温度を10℃程度の変化量で大きく変化させることで、操作者は、より確実に風の温度の変化を感じることができる。
ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作に対応させて、送風部20から放出される風量を増大させることで、操作者に対して風量の変化を感じさせることができる。一般的に、人間の手は、局所的な風量の変化に反応しやすい。風量の変化は、直接的な抵抗となるので、操作者は、より確実に操作感を得ることができる。
ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作に対応させて、送風部20から放出される風の放出位置を変化させることで、操作手の動作に追従して正確に操作感を与えることができる。特に、複数のダクトのオン又はオフ制御によって風の放出位置を変化させる場合、ジェスチャ入力システム1は、送風部20の応答速度を向上できる。これにより、ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作速度が大きい場合であっても、高い応答性を維持できる。
ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作に対応させて、送風部20から放出される風の風向きを逆方向へと変化させることで、操作者に対してより大きな変化を感じさせることができる。これにより、ジェスチャ入力システム1は、操作性をより向上できる。すなわち、操作者は、ジェスチャ時に操作感を大きく得ることができる。
ジェスチャ入力システム1は、風の出力態様を線形的又は非線形的に変化させることで、操作者に対して操作感を与えやすい最適なフィードバックを可能にする。ジェスチャ入力システム1は、風の出力態様を線形的に変化させることで、より簡易に送風部20を制御できる。特に、ジェスチャ入力システム1は、風の出力態様の変化時間を3秒程度に設定することで、その変化量を適切な範囲内で制御できる。
ジェスチャ入力システム1は、操作手の動作の方向と逆の方向に風を放出させることで、操作手に対する抵抗をより増大させ、操作者に対してより大きな操作感を与えることができる。
ジェスチャ入力システム1は、以上のような操作感の提供によって、操作対象又は出力先に対する操作者の注視の負担を軽減できる。例えば、ジェスチャ入力システム1は、操作者が出力部30を構成する操作画面を目視する時間を低減できる。したがって、操作者が運転者の場合、ジェスチャ入力システム1は、運転者による車内機器の操作負担を軽減して、自身の運転により集中させることができる。
ジェスチャ入力システム1は、個人特徴データを用いることで、様々な状況下においても、操作者に合わせてより正確にその操作意図を判定できる。ジェスチャ入力システム1は、特定のジェスチャを出力部30に表示したり、予め定めたりすることで、操作者の操作意図をより精度良く判定できる。
ジェスチャ入力システム1は、目標操作量を設定することで、送風部20から放出される風の出力態様を適切な範囲内で制御できる。すなわち、ジェスチャ入力システム1は、良好な応答性を示す。
本発明は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的なものであり、これに限定されるものではない。発明の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるものとする。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、ジェスチャ入力システム1は、操作者に対して操作感を与えることができれば、送風部20から放出される風の温度及び風量を組み合わせて制御する構成に限定されない。ジェスチャ入力システム1は、風の温度、湿度、風量、放出位置、及び風向きなどの出力態様のうち少なくとも1つを変化させてもよい。
ジェスチャ入力システム1は、風の温度を減少させ、風量を増大させる制御に限定されない。ジェスチャ入力システム1は、操作者に対して操作感を与えることができれば、任意の方法で風の出力態様を変化させてもよい。例えば、ジェスチャ入力システム1は、風の温度を増大させてもよいし、風量を減少させてもよい。ジェスチャ入力システム1は、風の温度及び風量を同一の方向に変化させてもよい。すなわち、ジェスチャ入力システム1は、風の温度及び風量を共に増大させてもよいし、共に減少させてもよい。
ジェスチャ入力システム1は、操作項目を矩形状の選択枠Sで囲む構成に限定されない。ジェスチャ入力システム1は、操作者が認識できる任意の方法で応答を示してもよい。例えば、ジェスチャ入力システム1は、操作項目を強調表示してもよい。
1 ジェスチャ入力システム
10 検出部
20 送風部
30 出力部
40 記憶部
50 制御部
S 選択枠

Claims (7)

  1. 制御部と、
    操作者の操作手を検出する検出部と、
    前記操作者の前記操作手に向けて風を放出する送風部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記検出部により検出した前記操作手の状態を判断し、
    判断した前記操作手の状態に基づいて、前記操作者の操作意図を判定し、
    前記操作意図が有りと判定した場合、前記操作手の動作に対する抵抗となるように、前記操作手に向けて放出される前記送風部からの前記風の出力態様を変化させる、
    ジェスチャ入力システム。
  2. 前記出力態様は、温度であり、
    前記制御部は、前記操作手の前記動作に対応させて、前記風の前記温度を減少させる、
    請求項1に記載のジェスチャ入力システム。
  3. 前記出力態様は、風量であり、
    前記制御部は、前記操作手の前記動作に対応させて、前記風量を増大させる、
    請求項1又は2に記載のジェスチャ入力システム。
  4. 前記出力態様は、放出位置であり、
    前記制御部は、前記操作手の前記動作に対応させて、前記風の放出位置を変化させる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のジェスチャ入力システム。
  5. 前記出力態様は、風向きであり、
    前記制御部は、前記操作手の前記動作に対応させて、前記風向きを前記動作の方向と同一の方向から逆の方向に変化させる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のジェスチャ入力システム。
  6. 前記制御部は、前記操作手の前記動作の時間に対して、前記風の前記出力態様を線形的又は非線形的に変化させる、
    請求項2又は3に記載のジェスチャ入力システム。
  7. 前記制御部は、前記操作手の前記動作の方向と逆の方向に前記風を放出させる、
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載のジェスチャ入力システム。
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