JP2018179152A - ガス制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁の高さを低く抑えると共に、金属ダイアフラムでも安定して駆動することのできるガス制御弁を提供すること。【解決手段】弁座26が形成された弁本体10と、弁座26に当接または離間する金属ダイアフラム31と、を備えるガス制御弁1において、弁本体10が、一対の広い対向面(表面2、裏面3)を備える平板形状であって、金属ダイアフラム31が、表面2、裏面3と平行に配置されていること、金属ダイアフラム31を押圧するためのステム32を有すること、外部から加えられた外力により、ステム32を押圧するゴムダイアフラム33を有することを特徴とする【選択図】図1

Description

本発明は、弁座が形成された流路ブロック体と、前記弁座に当接または離間する金属ダイアフラム弁体と、を備えるガス制御弁に関するものである。
従来、半導体製造工程において、プロセスガス等を供給するために多数のガス制御弁が使用されている。それら多数のガス制御弁は、真空チャンバーの周囲に配置されるが、集積化するためにガス制御弁の小型化が強く要請されている。
本出願人は、特許文献1の図49、図50において、複数のピストン室(パイロット弁部)を直列につなぐことにより弁閉時のシール力を高めた小型ガス制御弁を提案した。
一方、本出願人は、エア供給弁において、特許文献2、3において、流路ブロック体が、一対の広い対向面を備える直方体形状であって、弁座と当接または離間するゴムダイアフラム弁体が、対向面と平行に配置されているガス制御弁を提案している。
このガス制御弁によれば、複数個を密に配置できるため、ガス弁の集積化が実現できる。
特開2015-178894号公報 特開2016-037983号公報 特開2016-217519号公報
しかしながら、従来のガス制御弁には、次の問題があった。
(1)特許文献1のガス制御弁では、例えば、6段ものパイロット弁体を直列につなぐため、設置面積は小さくなるが、高さが高くなるため、全体として大型化し問題であった。半導体製造工程では、集積化したガス制御弁を壁に取り付ける場合もあり、高さが高すぎると問題であった。
(2)特許文献2、3のガス制御弁においては、使っているのがゴムダイアフラムであるため、比較的弱い力で変形することができるため問題がないが、半導体製造工程で使用する腐食性ガスでは、金属ダイアフラムを使用する必要があるが、金属ダイアフラムは、変形させるのに大きな力が必要となるため、金属ダイアフラムに直接圧縮空気を供給しても、金属ダイアフラムの駆動が安定しない問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、弁の高さを低く抑えると共に、金属ダイアフラムでも安定して駆動することのできるガス制御弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガス制御弁は、次のような構成を有している。
(1)弁座が形成された流路ブロック体と、弁座に当接または離間する金属ダイアフラム弁体と、を備えるガス制御弁において、流路ブロック体が、一対の広い対向面を備える平板形状であって、金属ダイアフラム弁体が、対向面と平行に配置されていること、金属ダイアフラム弁体を押圧するためのステムを有すること、外部から加えられた力により、ステムを押圧する外力機構を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載のガス制御弁において、流路ブロック体の、一対の広い対向面以外の側面のうちの1つの側面に、金属ダイアフラム弁体により連通または遮断される第1ポート及び第2ポートが形成されていること、1つの側面に対向する別の側面に、外力を入力する入力部が形成されていること、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載のガス制御弁において、外力機構が、金属ダイアフラム弁体より受圧面積の大きい弾性体ダイアフラムであること、を特徴とする。
(4)(1)または(2)に記載のガス制御弁において、外力機構がテコ機構であること、を特徴とする。
(5)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、圧縮空気による弾性体ダイアフラムの移動によること、を特徴とする。
(6)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、手動によるカムの移動によること、を特徴とする。
(7)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、手動によるネジの移動によること、を特徴とする。
本発明のガス制御弁は、次のような作用・効果を有する。
(1)弁座が形成された流路ブロック体と、弁座に当接または離間する金属ダイアフラム弁体と、を備えるガス制御弁において、流路ブロック体が、一対の広い対向面を備える平板形状であって、金属ダイアフラム弁体が、対向面と平行に配置されていること、金属ダイアフラム弁体を押圧するためのステムを有すること、外部から加えられた外力により、ステムを押圧する外力機構を有することを特徴とするので、ステムの円弧形状の底面が金属ダイアフラム弁体を押圧したときに、金属ダイアフラム弁体を弁座に対して均一に押圧できると共に、外力機構が加えられた外力によりステムを押圧できるため、安定して弁閉を行うことができ、弁の高さを低く抑えると共に、金属ダイアフラムを安定して駆動することができる。
(2)(1)に記載のガス制御弁において、流路ブロック体の、一対の広い対向面以外の側面のうちの1つの側面に、金属ダイアフラム弁体により連通または遮断される第1ポート及び第2ポートが形成されていること、1つの側面に対向する別の側面に、外力を入力する入力部が形成されていること、を特徴とするので、薄い構造を持つ複数のガス制御弁を集積して配置したときに、流体の入出力口を全て同じ方向から繋ぐことができ、かつ外力を全て同じ方向から入力できるため、作業性を良くすることができる。また、配管を整列させて配置できるため、見栄えを良くすることができる。
(3)(1)または(2)に記載のガス制御弁において、外力機構が、金属ダイアフラム弁体より受圧面積の大きい弾性体ダイアフラムであること、を特徴とするので、与えられた圧縮空気による外力を、弾性体ダイアフラム(例えば、ゴムダイアフラム)の大きな受圧面積により、増幅できるため、ステムを介して、金属ダイアフラム弁体を安定して駆動することができる。
(4)(1)または(2)に記載のガス制御弁において、外力機構がテコ機構であること、を特徴とするので、例えば、弾性体ダイアフラムの受圧面積を十分採ることができない場合でも、テコ機構により必要な力まで増幅することができるため、ステムを介して、金属ダイアフラム弁体を安定して駆動することができる。
(5)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、圧縮空気による弾性体ダイアフラムの移動によること、を特徴とするので、例えば、弾性体ダイアフラムの受圧面積を十分採ることができない場合でも、テコ機構により必要な力まで増幅することができるため、ステムを介して、金属ダイアフラム弁体を安定して駆動することができる。
(6)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、手動によるカムの移動によること、を特徴とするので、エアオペレート弁ではなく、手動弁においても、カムを移動、例えば回転させるだけで、金属ダイアフラム弁体を駆動できるため、ステムを介して、金属ダイアフラム弁体を安定して駆動することができる。また、カムを回転させる工具(例えば、六角レンチ)の位置により、容易かつ確実に弁の開閉状態を外から把握することができる。
(7)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、手動によるネジの移動によること、を特徴とするので、例えば、マイナスドライバーをネジに差し入れて、手動で90度回転させるだけで、ステムを介して、金属ダイアフラム弁体を安定して駆動して弁閉状態とすることができ、また、90度逆回転させるだけで、ステムを介して、金属ダイアフラム弁体を安定して駆動して全開状態とすることができる。
第1実施の形態のガス制御弁の構成を示す断面図(弁閉状態)である。 ガス制御弁の構成を示す断面図(弁開状態)である。 弁本体の平面図である。 図3のAA断面図である。 弁本体の背面図である。 ゴムダイアフラムの平面図である。 第2の実施の形態のガス制御弁の弁閉状態を示す断面図である。 ガス制御弁の弁開状態を示す断面図である。 ガス制御弁の表蓋を外した状態の平面図である。 第3の実施の形態のガス制御弁の表蓋を外した弁開状態を示す平面図である。 ガス制御弁の弁開状態を示す断面図である。 ガス制御弁の表蓋を外した弁閉状態を示す平面図である。 ガス制御弁の弁閉状態を示す断面図である。 回転カムの平面図である。 図14のBB断面図である。 第4の実施の形態のガス制御弁の弁閉状態を示す断面図である。 ガス制御弁の弁開状態を示す断面図である。 ガス制御弁の表蓋を外した平面図である。 図18の右側面図である。
本発明のガス制御弁1の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2に、第1実施の形態のガス制御弁1の構成を断面図で示す。図1は、弁閉状態であり、図2は、弁開状態である。図3に、弁本体10の平面図を示し、図4に図3のAA断面図を示し、図5に、弁本体10の背面図を示す。図6に、ゴムダイアフラム33の平面図を示す。
図1に示すように、ガス制御弁1は、一対の広い対向面である表面2、裏面3を備え、4つの側面のうち、第1側面4に、第1ポート11、及び第2ポート19(図5に示す)が形成されている。また、第1側面4に対向する第3側面5に、外部エアを導入するための外部エアポート24が形成されている。
図5に示すように、第1ポート11から、弁本体10の中央に形成された弁孔14まで、弁本体10に第1連通路12が溝として形成されている。また、第2ポート19から、弁孔14に隣接して弁室27と連通する連通孔28まで、弁本体10に第2連通路20が溝として形成されている。第1連通路12、第2連通路20は、2つの裏蓋21により各々隔離して密閉されている。すなわち、図4に示すように、弁本体10の裏面3に形成された第1連通路12、第2連通路20には、段差部13、29が形成されており、段差部13、29の各々に裏蓋21が装着固定されている。
図4に示すように、弁孔14の上端面には、円周溝15が形成され、円周溝15には、弁座26が装着固定されている。図1に示すように、弁閉状態では、弁座26に金属ダイアフラム31の下面が当接している。金属ダイアフラム31は、円形状で上向きに凸形状の薄板であり、全外周が弁本体10に溶接接合されている。金属ダイアフラム31の下面であって、弁座26の当接部より外側には、弁室27が形成されている。
金属ダイアフラム31の上面には、中空状のリングガイド35が固設されている。リングガイド35の中空部には、ステム32が摺動可能に保持されている。ステム32の上下両面は、凸状円弧形状に形成されている。図2に示すように、弁開状態では、ステム32の下面の凸状円弧の頂点部が金属ダイアフラム31に接触している。図1に示すように、ステム32の下面の円弧形状は、ステム32が金属ダイアフラム31を押圧したときに、金属ダイアフラム31が無理なく変形して弁座26に当接するように設計されている。
ステム32の上部には、ゴムダイアフラム33が配置されている。ゴムダイアフラム33の外周部33e(図6に示す)が、弁本体10と固定用リング25、及び表蓋22により挟まれて固定されている。ゴムダイアフラム33は、中央の平面部33aの外周に凸状の屈曲部33bを備えている。
平面部33aの下面には、金属薄板34が接着剤により貼り付けられている。ゴムダイアフラム33に圧縮空気が作用したときに、ゴムは伸びてしまうが、金属薄板34が貼り付けられている平面部33aは、伸びて変形することがなく、屈曲部33bにおいてゴムダイアフラム33は変形する。金属薄板34の下面がステム32の上面に接触している。
ゴムダイアフラム33の上面には、背圧室36が形成されている。背圧室36に圧縮空気が供給されたときにゴムダイアフラム33が受ける有効受圧面積 A1は、π×(W1/2)×(W1/2)である。
仮に、金属ダイアフラム31に直接圧縮空気を供給したときに、金属ダイアフラム31が受ける有効受圧面積A2は、圧縮空気を受ける面積が金属ダイアフラム31全体の約2分の1である(π×(W2/2)×(W2/2))。ここで、W1は、W2の約1.9倍なので、ゴムダイアフラム33の有効受圧面積A1は、金属ダイアフラム31の有効受圧面積A2の約3.5倍となっている。
金属ダイアフラム31は上向きにバネ力が働くため、金属ダイアフラム31の有効受圧面積A2では、高圧の圧縮空気を供給しなければ安定した駆動が得られない問題があるが、本実施の形態では、有効受圧面積A1が約3.5倍のゴムダイアフラム33を用いているため、低圧の圧縮空気でも金属ダイアフラム31の変形を容易に行うことができるため、ガス制御弁1の駆動を安定して行うことができる。
背圧室36は、図6に示すように、ゴムダイアフラム33に形成された流路33c、ポート33dを介して、外部エアポート24に連通している。外部エアポート24は、継ぎ手部材23に形成されており、継ぎ手部材23は、弁本体10の第1ポート11、第2ポート19が形成された側面に対向する側面に固設されている。
なお、請求項の「流路ブロック体」は、本実施形態では、弁本体10、裏蓋21、表蓋22、及び継ぎ手部材23を示す。
次に、ガス制御弁1の作用について説明する。外部エアポート24に圧縮エアが供給されていないときには、図2に示すように、ゴムダイアフラム33に空気圧が作用していないため、金属ダイアフラム31のバネ力により、金属ダイアフラム31は、弁座26から離間している。これにより、弁孔14と弁室27が連通し、第1ポート11と第2ポート19が連通している。
外部エアポート24に圧縮空気が供給されているときには、図1に示すように、ゴムダイアフラム33に空気圧が作用しているため、ゴムダイアフラム33が、金属薄板34を介してステム32を押し下げ、金属ダイアフラム31のバネ力に抗して、金属ダイアフラム31は、弁座26に当接している。これにより、弁孔14と弁室27が遮断され、第1ポート11と第2ポート19が遮断されている。
本実施の形態のガス制御弁1は、次のような作用・効果を有する。
(1)弁座26が形成された流路ブロック体(弁本体10、裏蓋21、表蓋22、継ぎ手部材23)と、弁座26に当接または離間する金属ダイアフラム31と、を備えるガス制御弁1において、流路ブロック体(弁本体10、裏蓋21、表蓋22、継ぎ手部材23)が、一対の広い対向面(表面2、裏面3)を備える平板形状であって、金属ダイアフラム31が、表面2、裏面3と平行に配置されていること、金属ダイアフラム31を押圧するためのステム32を有すること、外部から加えられた外力により、ステム32を押圧する外力機構(ゴムダイアフラム33)を有することを特徴とするので、ステム32の円弧形状の底面が金属ダイアフラム31を押圧したときに、金属ダイアフラム31を弁座26に対して均一に押圧できると共に、金属ダイアフラム31が加えられた外力によりステム32を押圧できるため、安定して弁閉を行うことができ、弁の高さを低く抑えると共に、金属ダイアフラム31を安定して駆動することができる。
(2)(1)に記載のガス制御弁において、流路ブロック体(弁本体10、裏蓋21、表蓋22、継ぎ手部材23)の、一対の広い表面2、裏面3以外の側面のうちの1つの第1側面4に、金属ダイアフラム31により連通または遮断される第1ポート11及び第2ポート19が形成されていること、1つの第1側面4に対向する別の第3側面5に、外力(圧縮空気)を入力する外部エアポート24(入力部)が形成されていること、を特徴とするので、薄い構造を持つ複数のガス制御弁1を集積して配置したときに、流体の入出力口である第1ポート11、第2ポート19を全て同じ方向から繋ぐことができ、かつ外力を全て同じ方向から入力(外部エアポート24)できるため、作業性を良くすることができる。また、配管を整列させて配置できるため、見栄えを良くすることができる。
(3)(1)または(2)に記載のガス制御弁1において、外力機構が、金属ダイアフラム31より受圧面積の大きい弾性体ダイアフラム(ゴムダイアフラム33)であること、を特徴とするので、与えられた圧縮空気による外力を、弾性体ダイアフラム(ゴムダイアフラム33)の大きな受圧面積により、増幅できるため、ステム32を介して、金属ダイアフラム31を安定して駆動することができる。
次に本発明の第2の実施の形態のガス制御弁40について説明する。第1の実施の形態と同じ部分については、符号を同じにして詳細な説明を割愛し、相違している部分について詳細に説明する。
図7に、ガス制御弁40の弁閉状態での断面図を示し、図8に、弁開状態での断面図を示す。図9に、ガス制御弁40の表蓋44、45を外した状態の平面図を示す。
図7に示すように、金属ダイアフラム31、ステム32は、図1と同じである。ステム32を押圧しているのは、テコ部材42の短手部42aの下面に設けられた突起である。テコ部材42は、軸41により回転可能に保持されている。テコ部材42の右側には長手部42bが延びている。長手部42bの上端面はゴムダイアフラム33に当接している。長手部42bは、バネ受け46を介し、圧縮バネ43により上向き(金属ダイアフラム31を弁座26に当接させる方向)に付勢されている。
長手部42bの長さは、短手部42aの長さの約2.5倍あるため、圧縮バネ43で発生する力が、約2.5倍に増幅されてステム32に押圧される。
ゴムダイアフラム33の有効受圧面積に圧縮空気を受けて発生する力は、圧縮バネ43で発生する力より大きい(ゴムダイアフラム33の有効受圧面積に圧縮空気を受けて発生する力>圧縮バネ43で発生する力)ため、圧縮バネ43は、圧縮空気により、テコ部材42とバネ受け46を介して圧縮し、テコ部材42が時計方向に回転することにより、金属ダイアフラム31は、上向きのバネ力により、ステム32を弁座26より離間させて弁開状態となる。
(4)(1)または(2)に記載のガス制御弁40において、外力機構がテコ機構(テコ部材42)であること、を特徴とするので、例えば、ゴムダイアフラム33の受圧面積を十分採ることができない場合でも、テコ部材42により必要な力まで増幅することができるため、ステム32を介して、金属ダイアフラム31を安定して駆動することができる。
次に本発明の第3の実施の形態のガス制御弁50について説明する。第1の実施の形態、及び第2の実施の形態と同じ部分については、符号を同じにして詳細な説明を割愛し、相違している部分について詳細に説明する。
図10に、ガス制御弁50の表蓋44、45を外した弁開状態での平面図を示し、図11に、ガス制御弁50の弁開状態での断面図を示す。図12に、ガス制御弁50の表蓋44、45を外した弁閉状態での平面図を示し、図13に、ガス制御弁50の弁閉状態での断面図を示す。図14に、回転カム51の平面図を示し、図15に、図14のBB断面図を示す。
図11に示すように、テコ部材42の長手部42bの先端は、薄くなっており、薄くなった部分の上面に鋼球54が固定されている。一方、回転カム51が軸53に回転可能に保持されている。回転カム51は、円弧部51aと水平に切欠かれた水平部55を備える。円弧部51aは、上面のみの薄板状に形成され、薄板部の下面に、図13に示すように、カム溝51bが形成されている。図10、図11の弁開状態では、カム溝51bの浅い位置51bBで鋼球54と当接し、図12、図13の弁閉状態では、カム溝51bの深い位置51bAで鋼球54と当接している。
水平部55には、六角レンチ52を係合するための係合孔55aが形成されている。
図12の弁閉状態において、六角レンチ52を外した後、ブラケット56の形成された孔に図示しない南京錠を取り付けることにより、係合孔55aが南京錠により塞がれるため、六角レンチ52を入れることができなくなる。弁開状態では回転カム51の円弧部51aが南京錠の挿入を不可能にするため、弁開状態における南京錠の取り付けはできない。これにより、手動弁において弁閉状態を確実に確保できる。
次に、ガス制御弁50の作用について説明する。図10、図11に示す弁開状態では、回転カム51の円弧部51a下面のカム溝51bの浅い位置51bBに鋼球54が当接し、長手部42bを、圧縮バネ43の上向きの付勢力に抗してバネ受け46を介して押し下げている。
長手部42bが押し下げられることにより、テコ部材42の短手部42aが上向きに移動して、ステム32が金属ダイアフラム31の上向きのバネ力で押し上げられる。これにより、金属ダイアフラム31は、弁座26から離間して弁開状態となる。
図12、図13においては、図10の状態から六角レンチ52を時計回りに回転させる。これにより、鋼球54は、カム溝51bの中の取り込まれた状態となり、圧縮バネ43の付勢力により、長手部42bが上向きに回転する。
長手部42bが上向きに回転されることにより、テコ部材42の短手部42aが下向きに移動して、ステム32が金属ダイアフラム31の上向きのバネ力に抗して押し下げられる。これにより、金属ダイアフラム31は、弁座26に当接して弁閉状態となる。
(6)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、手動による回転カム51の回転によること、を特徴とするので、エアオペレート弁ではなく、手動弁においても、回転カム51を回転させるだけで、金属ダイアフラム31を駆動できるため、ステム32を介して、金属ダイアフラム31を安定して駆動することができる。また、回転カム51を回転させる工具(例えば、六角レンチ52)の位置により、容易かつ確実に弁の開閉状態を外から把握することができる。
次に本発明の第4の実施の形態のガス制御弁60について説明する。第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び第3の実施の形態と同じ部分については、符号を同じにして詳細な説明を割愛し、相違している部分について詳細に説明する。
図18に、ガス制御弁60の表蓋44を外した平面図を示し、図16に、ガス制御弁60の弁閉状態での断面図を示し、図17に、ガス制御弁60の弁開状態での断面図を示す。図19に、図18の右側面図を示す。
テコ部材61が、軸62に回転可能に保持されている。左手部61aの下面は、ステム32の上面に当接している。テコ部材61の軸の右側は、左手部61aより短くされた右手部61cが設けられている。右手部61cの端面には、傾斜部61bが形成されている。
傾斜部61bには、摺動部材65の先端軸63に回転可能に保持されたローラ64が当接している。摺動部材65は、弁本体10に直線的に摺動可能に保持されている。また、摺動部材65は、付勢バネ66により、右方向に付勢されている。
摺動部材65の右端面には、ネジ部材67の左端面が当接している。ネジ部材67は、雄ネジ部67aを備え、本体に形成された雌ネジ部とネジ結合している。ネジ部材67の右端には、ネジ穴が形成され、ネジ部材68によりカバー69がネジ連結されている。カバー69を90度回転させると、摺動部材65が左方向に移動する。カバー69には、マイナスドライバーを差し入れるためのマイナスネジ穴69aが形成されている。
また、右手部61cが左手部61aと比較して短いため、右手部61cが少し回転移動するだけで、左手部61aの回転移動量を大きく増幅することができる。
次に、ガス制御弁60の作用について説明する。図17に示す弁開状態では、図19に示すように、マイナスネジ穴69aが水平方向に位置している。摺動部材65は、右方向の位置にあり、ローラ64は、右手部61cに当接しているが、テコ部材61を反時計回りに回転させてはいない。この状態では、左手部61aの下面は、ステム32と離間しており、金属ダイアフラム31は、バネ力により、弁座26から離間している。
次に図17において、マイナスネジ穴69aを垂直まで90度回転させる。これにより、摺動部材65が左方向に移動する。そして、ローラ64が傾斜部61bを押圧して、テコ部材61を反時計回りに回転させる。これにより、左手部61aの下面がステム32を下向きに押し下げて、金属ダイアフラム31が変形して弁座26に当接する。
(7)(4)に記載のガス制御弁において、外力が、手動によるネジ部材68、67の移動によること、を特徴とするので、例えば、マイナスドライバーをマイナスネジ穴69aに差し入れて、手動で90度回転させるだけで、ステム32を介して、金属ダイアフラム31を安定して駆動して弁閉状態とすることができ、また、90度逆回転させるだけで、ステム32を介して、金属ダイアフラム31を安定して駆動して全開状態とすることができる。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
例えば、本実施の形態では、ゴムダイアフラム33を用いているが、樹脂製のダイアフラムを用いても良い。
また、本実施の形態では、カムとして溝カムを用いているが、他のカムでも良い。
10 弁本体
11 第1ポート
19 第2ポート
26 弁座
31 金属ダイアフラム
32 ステム
33 ゴムダイアフラム
35 リングガイド
42、61 テコ部材
43 圧縮バネ
51 回転カム
54 鋼球
65 摺動部材
67、68 ネジ部材

Claims (7)

  1. 弁座が形成された流路ブロック体と、前記弁座に当接または離間する金属ダイアフラム弁体と、を備えるガス制御弁において、
    前記流路ブロック体が、一対の広い対向面を備える平板形状であって、前記金属ダイアフラム弁体が、前記対向面と平行に配置されていること、
    前記金属ダイアフラム弁体を押圧するためのステムを有すること、
    外部から加えられた外力により、前記ステムを押圧する外力機構を有すること、
    を特徴とするガス制御弁。
  2. 請求項1に記載のガス制御弁において、
    前記流路ブロック体の、前記一対の広い対向面以外の側面のうちの1つの側面に、前記金属ダイアフラム弁体により連通または遮断される第1ポート及び第2ポートが形成されていること、
    前記1つの側面に対向する別の側面に、前記外力を入力する入力部が形成されていること、
    を特徴とするガス制御弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガス制御弁において、
    前記外力機構が、前記金属ダイアフラム弁体より受圧面積の大きい弾性体ダイアフラムであること、
    を特徴とするガス制御弁。
  4. 請求項1または請求項2に記載のガス制御弁において、
    前記外力機構がテコ機構であること、
    を特徴とするガス制御弁。
  5. 請求項4に記載のガス制御弁において、
    前記外力が、圧縮空気による弾性体ダイアフラムの移動によること、
    を特徴とするガス制御弁。
  6. 請求項4に記載のガス制御弁において、
    前記外力が、手動によるカムの移動によること、
    を特徴とするガス制御弁。
  7. 請求項4に記載のガス制御弁において、
    前記外力が、手動によるネジの移動によること、
    を特徴とするガス制御弁。
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