JP2018162405A - 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 - Google Patents
樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018162405A JP2018162405A JP2017061077A JP2017061077A JP2018162405A JP 2018162405 A JP2018162405 A JP 2018162405A JP 2017061077 A JP2017061077 A JP 2017061077A JP 2017061077 A JP2017061077 A JP 2017061077A JP 2018162405 A JP2018162405 A JP 2018162405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- resin composition
- unit
- copolymer
- acrylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
Description
近年、ポリメチルメタクリレートやポリカーボネートの成形体は、部品の薄肉化や細密化に伴い、より高性能化が求められている。その性能の1つとして、耐熱性が挙げられる。特に、テールランプやヘッドランプ等の車両用部品は、自動車等の車両が高温多湿下でも用いられるため、より優れた耐熱性が求められている。
(メタ)アクリル酸単位(A2)の残存率(%)={[共重合体中の(メタ)アクリル酸単位(A2)の割合(mol%)]/([共重合体中の(メタ)アクリル酸単位(A2)の割合(mol%)]+[共重合体中の無水グルタル酸単位(A3)の割合(mol%)])}×100・・・(1’)
(2)前記式(1’)で示す(メタ)アクリル酸単位(A2)の残存率が、90%以上である、前記の樹脂組成物。
(3)メチル(メタ)アクリレート単位(A1)及び(メタ)アクリル酸単位(A2)を含む共重合体(A)を含有し、下記条件(2’)を満たす前記の樹脂組成物。
10≧樹脂組成物の積分分子量分布より求めた250℃、20分加熱後のlog[2Mw]以上の割合%/樹脂組成物の積分分子量分布より求めた加熱前のlog[2Mw]以上の割合%≧1.5・・・(2’)
(4)離型剤(B)の有機物は少なくとも2つの官能基を有する前記の樹脂組成物。
(5)離型剤(B)の有機物が有する官能基が、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基からなる群より選ばれる少なくとも1種である、前記の樹脂組成物。
(6)少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)の分子量が、100〜500である、前記の樹脂組成物。
(7)少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)が、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノベヘネート、グリセリンモノ1,2−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノカプレート及びグリセリンモノラウレートからなる群より選ばれる少なくとも1種である、前記の樹脂組成物。
(8)少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)の含有量が、共重合体(A)100質量部に対して、0.01質量部〜1質量部である、前記の樹脂組成物。
(9)共重合体(A)が、更に、無水グルタル酸単位(A3)を含む、前記の樹脂組成物。
(10)共重合体(A)を構成する単量体単位において、メチル(メタ)アクリレート単位(A1)が80mol%以上、(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位(A2)が1mol%〜15mol%、及び無水グルタル酸単位(A3)が5mol%以下である、前記の樹脂組成物。
(12)重合方法が、懸濁重合である、前記の樹脂組成物の製造方法。
(13)少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)の含有量が、前駆体100質量部に対して、0.01〜1質量部である、前記の樹脂組成物の製造方法。
(14)溶融混練温度が、150℃〜270℃である、前記の樹脂組成物の製造方法。
(16)前記の成形体を含む車両用部品。
また、本発明の樹脂組成物の製造方法は、得られる樹脂組成物の耐熱性、流動性、機械特性、外観、低吸水性、成形性に優れる。
更に、本発明の成形体は、耐熱性、流動性、機械特性、外観、低吸水性、成形性に優れる。
尚、本明細書において、共重合体中の各単位の含有率は、1H−NMR測定から算出した値とする。
なお、ここでいう成形安定性とは、伸長流動特性が影響する成形方法であり、発泡成形、ブロー成形、フィルム成形などが挙げられる。これらの成形方法においては加熱成形時(伸長)時の歪硬化性が重要となる。歪硬化性を有することで、成形品の偏肉や吹き破れの防止できることで成形が安定し、成形中に成形品が切れるなどのトラブルが発生しにくく、生産性も向上する。歪硬化性を発現させるために、一般には高分子量物や長鎖分岐構造物を添加するが、本発明では離型剤(B)の添加により、一部が高分子量化するために、歪硬化性を発現することが期待できるため非常に効率的である。
(メタ)アクリル酸単位(A2)の残存率(%)={[共重合体中の(メタ)アクリル酸単位(A2)の割合(mol%)]/([共重合体中の(メタ)アクリル酸単位(A2)の割合(mol%)]+[共重合体中の無水グルタル酸単位(A3)の割合(mol%)])}×100・・・(1’)
離型剤(B)の有機物は官能基が2つ以上であり、中でも2つが好ましい。官能基が2つ以上であると、溶融混練や溶融成形の際に共重合体(A)の(メタ)アクリル酸のヒドロキシル基との架橋反応による高分子量化が起こり、成形安定性に優れる。また官能基が少ないほど、樹脂組成物から得られる成形品の表面にくもりが発生し難い傾向がある。ここで言う官能基としては特に限定されないが、カルボニル基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基などが挙げられる。
メチル(メタ)アクリレート(a1)の中でも、共重合体の外観、機械特性に優れることから、メチルメタクリレートが主成分であることが好ましい。また、共重合体の耐熱分解性を向上させる観点で、メチルアクリレートをメチルメタクリレートと共に用いることがより好ましい。
単位(A1)も同様に、共重合体の外観、機械特性に優れることから、メチルメタクリレート単位が主成分であることが好ましい。また、共重合体の耐熱分解性を向上させる観点で、メチルアクリレート単位がメチルメタクリレート単位と共に含まれることがより好ましい。
(メタ)アクリル酸(a2)の中でも、共重合体の耐熱性に優れることから、メタクリル酸が好ましい。
単位(A2)も同様に、共重合体の耐熱性に優れることから、メタクリル酸単位が好ましい。
他の単量体(a4)は、メチル(メタ)アクリレート(a1)、(メタ)アクリル酸(a2)と共重合が可能なものであればよい。
尚、本明細書において、質量平均分子量は、標準試料として標準ポリスチレンを用い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて測定した値とする。
単量体混合物の重合における連鎖移動剤の含有量は、所望の共重合体の質量平均分子量とすることができることから、単量体混合物100質量部に対して、0.1質量部以上0.5質量部以下が好ましく、0.15質量部以上0.4質量部以下がより好ましい。
尚、本明細書において、ビカット軟化温度は、ISO306のA50法に準拠して測定した値とする。
他の添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、光拡散剤、艶消剤、滑剤、帯電防止剤、顔料等の着色剤等が挙げられる。これらの他の添加剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
日光等の紫外線による共重合体の劣化を抑制することから、樹脂組成物中に紫外線吸収剤を含むことが好ましい。
溶融混練や溶融成形の際に共重合体の熱劣化を抑制することから、樹脂組成物中に酸化防止剤を含むことが好ましい。
自動車等の車両用部品としては、例えば、リアランプアウターカバー、リアランプ内部の光学部材、ヘッドライト用のインナーレンズ(プロジェクターレンズやPESレンズと称される場合がある)、メーターカバー、ドアミラーハウジング、ピラーカバー(サッシュカバー)、ライセンスガーニッシュ、フロントグリル、フォグガーニッシュ、エンブレム等が挙げられる。
実施例・比較例で得られた共重合体及び重ジメチルスルホキシドを、撹拌子を備えた20mlのシュレンク管に供給し、撹拌しながら80℃に加熱し、共重合体を溶解させた。その後、23℃まで冷却し、ベンジルアミンをシュレンク管に供給し、撹拌しながら80℃に加熱した。1時間反応させた後、反応溶液を抜き取り、核磁気共鳴装置(varian社製、270MHz)を用い、測定温度80℃、積算回数32回の条件で、1H−NMR測定を行った。
得られた1H−NMR測定結果から、3.7ppm付近に存在するシングレットピークの未反応ベンジルアミンのベンジルプロトンの積分値と、4.2ppm付近に存在するシングレットピークのグルタル酸ベンジルアミドのベンジルプロトンの積分値との比から、共重合体中の単位(A3)の含有率を算出した。また、3.5ppm付近に存在するシングレットピークの単位(A1)由来のプロトンの積分値、0.5ppm以上2.5ppm以下付近に存在する単位(A1)と単位(A2)由来のプロトンの積分値をそれぞれ、3.7ppm付近に存在するシングレットピークの未反応ベンジルアミンのベンジルプロトンの積分値と比をとることで、共重合体中の単位(A1)及び単位(A2)の含有率を算出した。
実施例・比較例で得られた共重合体20mgを、10mlのテトラヒドロフランに溶解し、0.2μmメンブレンフィルターで濾過して、試料溶液を得た。得られた試料溶液について、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(機種名「HLC−8320 GPC Eco SEC」、東ソー(株)製)を用い、質量平均分子量を測定した。分離カラムとして「TSKgel SuperHM−H」(商品名、東ソー(株)製、内径6.0mm×長さ15cm)を2本直列にしたもの、溶媒としてテトラヒドロフラン、検出器として示差屈折計、標準試料として標準ポリスチレンを用い、流量0.6ml/分、測定温度40℃、注入量0.01mlの条件とした。
実施例・比較例で得られた樹脂組成物について、その質量平均分子量(Mw)および積分分子量分布を、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用い、測定した。次に、実施例・比較例で得られた樹脂組成物を、250℃に加熱した乾燥機(機種名「DRV320DA」、アドバンテック東洋(株)製)中で20分加熱した後、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用い、積分分子量分布を測定した。測定条件は前記(共重合体中の各単位の含有率)の項に記載している条件と同条件とした。下記式(2’)の条件を満たす樹脂組成物は共重合体と離型剤による部分架橋反応が進行し、高分子量化するため、成形安定性が向上することになる。そのため、下記式(2’)の条件を満たす樹脂組成物の成形安定性を「○」、(2’)の条件を満たさない樹脂組成物のそれを「×」とした。
10≧樹脂組成物の積分分子量分布より求めた加熱後のlog[2Mw]以上の割合%/樹脂組成物の積分分子量分布より求めた加熱前のlog[2Mw]以上の割合%≧1.5・・・(2’)
実施例・比較例で得られた樹脂組成物を、射出成形機(機種名「IS−100」、東芝機械(株)製)を用い、成形温度250℃、成形時間360秒の条件で射出成形し、80mm×8mm×4mmの成形体を得た。得られた80mm×8mm×4mmの成形体を切断し、40mm×8mm×4mmの成形体を得た後、80℃で16時間アニールを行い、得られた成形体を耐熱性評価の試験片として用いた。
耐熱性評価として、HDT/VICAT試験機(機種名「No.148−HAD ヒートデストーションテスター」、(株)安田精機製作所製)を用い、ISO306のA50法に準拠し、ビカット軟化温度試験を行い、ビカット軟化温度を測定した。
尚、各共重合体3回ビカット軟化温度試験を行い、その平均値をビカット軟化温度とした。
実施例・比較例で得られた樹脂組成物を射出成形機(機種名「IS−100」、東芝機械(株)製)を用い、成形温度250℃、成形時間360秒の条件で射出成形し、100mm×50mm×2mmの成形体を得た。
いずれも安定的に剥離したものを「○」、剥離し難いものがあったものを「×」と評価した。
脱イオン水900質量部、メタクリル酸2−スルホエチルナトリウム60質量部、メタクリル酸カリウム10質量部及びメチルメタクリレート12質量部を、撹拌機、温度計及び冷却管を備えたフラスコに供給し、窒素を放流しながら、フラスコの内温が50℃になるよう加熱した。その後、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩0.08質量部を供給し、フラスコの内温が60℃になるよう加熱した。その後、滴下ポンプを用いて、メチルメタクリレートを0.24質量部/分の速度で75分間滴下した。その後、6時間保持し、分散剤(固形分10質量%)を得た。
脱イオン水2000質量部及び硫酸ナトリウム4.2質量部を、攪拌機、温度計、冷却管及び窒素ガス導入管を備えたセパラブルフラスコに供給し、320rpmの撹拌速度で15分間撹拌した。その後、メチルメタクリレート(95mol%)(商品名「アクリエステルM」、三菱レイヨン(株)製)1339.4質量部、メタクリル酸(5mol%)60.6質量部、2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニトリル(重合開始剤、商品名「V−59」、和光純薬工業(株)製)2.8質量部、n−オクチルメルカプタン(連鎖移動剤、東京化成工業(株)製)4.2質量部(単量体合計100質量部に対する含有量が0.3質量部)及びリケマールS−100A(離型剤、理研ビタミン(株)製)2.8質量部(単量体合計100質量部に対する含有量が0.2質量部)をセパラブルフラスコに供給し、5分間撹拌した。その後、製造例0で製造した分散剤6.72質量部をセパラブルフラスコに供給し、撹拌し、セパラブルフラスコ中の単量体混合物を水中に分散させた。その後、窒素ガスを15分間放流した。
その後、セパラブルフラスコの内温が75℃になるよう加熱し、重合発熱ピークが観測されるまでその温度を保持した。重合発熱ピークが観測された後、セパラブルフラスコの内温が90℃になるよう加熱し、60分間保持し、重合を完了させた。その後、セパラブルフラスコ内の混合物を濾過し、濾過物を脱イオン水で洗浄し、80℃で16時間乾燥し、ビーズ状の前駆体(1)を得た。
単量体混合物中のメチル(メタ)アクリレート(a1)、(メタ)アクリル酸(a2)の含有率及び離型剤の種類・含有量を表1のように変更したこと以外は製造例1と同様の操作を行い、ビーズ状の前駆体(2)〜(4)を得た。
得られたビーズ状の前駆体(1)を、二軸混練押出機(Werner&Pfleiderer社製、30mmφ)を用い、混練温度250℃、混練時間60秒で溶融混練し、グルタル酸無水物単位(A3)を形成させ、ペレット状の樹脂組成物を得た。
用いる前駆体を前駆体(2)〜(4)とすること以外は実施例1と同様の操作を行い、ペレット状の樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物の評価結果を、表2に示す。
一方、比較例1で得られた樹脂組成物は、離型性と成形安定性に劣り、比較例2で得られた樹脂組成物は、成形安定性に劣った。また、比較例3で得られた樹脂組成物は、耐熱性と成形安定性に劣った。
Claims (16)
- メチル(メタ)アクリレート単位(A1)及び(メタ)アクリル酸単位(A2)を含む共重合体(A)と、少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)とを含有し、下記式(1’)で示す(メタ)アクリル酸単位(A2)の残存率が、50%以上である、樹脂組成物。
(メタ)アクリル酸単位(A2)の残存率(%)={[共重合体中の(メタ)アクリル酸単位(A2)の割合(mol%)]/([共重合体中の(メタ)アクリル酸単位(A2)の割合(mol%)]+[共重合体中の無水グルタル酸単位(A3)の割合(mol%)])}×100・・・(1’) - 前記式(1’)で示す(メタ)アクリル酸単位(A2)の残存率が、90%以上である、請求項1に記載の樹脂組成物。
- メチル(メタ)アクリレート単位(A1)及び(メタ)アクリル酸単位(A2)を含む共重合体(A)を含有し、下記条件(2’)を満たす請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
10≧樹脂組成物の積分分子量分布より求めた250℃、20分加熱後のlog[2Mw]以上の割合%/樹脂組成物の積分分子量分布より求めた加熱前のlog[2Mw]以上の割合%≧1.5・・・(2’) - 離型剤(B)の有機物は少なくとも2つの官能基を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 離型剤(B)の有機物が有する官能基が、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基からなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)の分子量が、100〜500である、請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)が、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノベヘネート、グリセリンモノ1,2−ヒドロキシステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノカプレート及びグリセリンモノラウレートからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)の含有量が、共重合体(A)100質量部に対して、0.01質量部〜1質量部である、請求項1〜7のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 共重合体(A)が、更に、無水グルタル酸単位(A3)を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 共重合体(A)を構成する単位において、メチル(メタ)アクリレート単位(A1)が80mol%以上、(メタ)アクリル酸由来の繰り返し単位(A2)が1mol%〜15mol%、及び無水グルタル酸単位(A3)が5mol%以下である、請求項1〜9いずれかに記載の樹脂組成物。
- メチル(メタ)アクリレート(a1)及び(メタ)アクリル酸(a2)を含む単量体を重合して前駆体を得て、得られた前駆体と少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)とを溶融混練し、前記式(1’)で示す(メタ)アクリル酸単位(a2)の残存率を50%以上とする、樹脂組成物の製造方法。
- 重合方法が、懸濁重合である、請求項11に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 少なくとも2つの官能基を有する有機物である離型剤(B)の含有量が、前駆体100質量部に対して、0.01〜1質量部である、請求項11又は12に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 溶融混練温度が、150℃〜270℃である、請求項11〜13のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の樹脂組成物を成形した成形体。
- 請求項15に記載の成形体を含む車両用部品。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017061077A JP2018162405A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 |
JP2021115771A JP7359194B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-07-13 | 樹脂組成物、成形体及び車両用部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017061077A JP2018162405A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021115771A Division JP7359194B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-07-13 | 樹脂組成物、成形体及び車両用部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018162405A true JP2018162405A (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63859735
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017061077A Pending JP2018162405A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 |
JP2021115771A Active JP7359194B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-07-13 | 樹脂組成物、成形体及び車両用部品 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021115771A Active JP7359194B2 (ja) | 2017-03-27 | 2021-07-13 | 樹脂組成物、成形体及び車両用部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP2018162405A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04335051A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-24 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 透明耐熱性樹脂組成物 |
WO2012029304A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 株式会社クラレ | 重合体組成物および成形品 |
-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017061077A patent/JP2018162405A/ja active Pending
-
2021
- 2021-07-13 JP JP2021115771A patent/JP7359194B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04335051A (ja) * | 1991-05-13 | 1992-11-24 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 透明耐熱性樹脂組成物 |
WO2012029304A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 株式会社クラレ | 重合体組成物および成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7359194B2 (ja) | 2023-10-11 |
JP2021165406A (ja) | 2021-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6733548B2 (ja) | 共重合体、共重合体の製造方法、樹脂組成物、成形体及び車両 | |
JP5756496B2 (ja) | メタクリル樹脂及びその製造方法 | |
WO2014061149A1 (ja) | メタクリル系樹脂を含む車両部材用カバー | |
JP6204649B2 (ja) | メタクリル系樹脂を含む車両部材用カバー | |
JP6932965B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 | |
JP2016210963A (ja) | メタクリル系共重合体樹脂を含む光学部材 | |
JP6911921B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、成形体、及び車両用部品 | |
JP2009256406A (ja) | アクリル系樹脂 | |
JP5247314B2 (ja) | メタクリル系樹脂組成物 | |
JP2007091809A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP7359194B2 (ja) | 樹脂組成物、成形体及び車両用部品 | |
JPWO2021039368A1 (ja) | 透明熱可塑性樹脂組成物、その製造方法、透明熱可塑性樹脂組成物を成形してなる成形品および成形品の製造方法 | |
JP2014024361A (ja) | メタクリル系樹脂を含む車両用部材 | |
JP5008155B2 (ja) | アクリル系樹脂の製造方法、アクリル系樹脂、および成形体 | |
JP2007091810A (ja) | 押出成形品 | |
JP2017128685A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、成形体及び車両 | |
JP2020147715A (ja) | 溶融成形用重合体、溶融成形用樹脂組成物及び樹脂成形体、並びに、溶融成形用重合体及び樹脂成形体の製造方法 | |
JP2018162403A (ja) | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 | |
WO2017154722A1 (ja) | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両 | |
JP5672321B2 (ja) | メタクリル系樹脂組成物 | |
JP5621836B2 (ja) | メタクリル系樹脂組成物 | |
JP2018162404A (ja) | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、成形体及び車両用部品 | |
JPH11140265A (ja) | メタクリル系樹脂組成物 | |
JP6801223B2 (ja) | マクロモノマー共重合体の製造方法及びそれを用いた成形体の製造方法 | |
JP2016169365A (ja) | メタクリル系樹脂組成物、その製造方法及び成形体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201027 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210226 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20210226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210413 |