JP2018146657A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、画像形成装置の用紙搬送方向下流側に後処理装置を設けることがあるが、後処理装置の搬送ローラーは、転写搬送速度と同速度で用紙を搬送するように設定されているのが一般的である。したがって、定着ローラーと後処理装置の搬送ローラーとの間にも、上記のような用紙の引っ張り合いが生じると、用紙上にローラー跡などが発生するおそれがある。
しかしながら、ループ検知センサーは用紙の幅方向の一点を検知するように配置されているが、用紙が弛んでいてもループ検知センサーが検知しない場合がある。これは、転写ローラーと定着ローラーは並行になるようにアライメントを取るのが理想であるが、実際はずれてしまい、アライメントがずれることによって、紙種によっては紙が均等に弛まずに一部だけが弛んで、ループ検知センサーに上手く接しないためであると考えられる。
これらの速度差に基づいてループ量を算出し、ループ量が適正になるよう定着搬送速度を制御している。
一方で、定着ローラーと後処理装置の搬送ローラーとの間の用紙の引っ張り合いを防ぐためには、用紙が後処理装置に到達したら、定着搬送速度が後処理装置の用紙搬送速度と同一となるように制御する必要がある。
用紙にトナー像を形成する転写ローラーと、
用紙に形成されたトナー像を加熱定着させる定着ローラーと、
前記転写ローラーの用紙搬送方向上流側の第1の位置において、用紙の先端の通過を検出する第1検出手段と、
前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側の第2の位置において、用紙の先端の通過を検出する第2検出手段と、
前記転写ローラー及び前記定着ローラーによる用紙搬送速度を制御する速度制御手段と、
前記速度制御手段により前記転写ローラーの用紙搬送速度を第1の速度とし、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度よりも遅い第2の速度として用紙を搬送させた場合に、用紙の先端が前記第1検出手段によって検出されてから、前記第2検出手段によって検出されるまでに要する第1時間を算出する第1算出手段と、
前記第1時間、前記第1の位置と前記第2の位置間の搬送距離及び前記第1の速度に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出された時点での、前記転写ローラー及び前記定着ローラーの間における用紙の弛み量を算出する第2算出手段と、
前記弛み量に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出されてから前記弛み量が所定の弛み量に達するまでに要する第2時間を算出する第3算出手段と、を備え、
前記速度制御手段は、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出されてから前記第2時間経過後、前記定着ローラーによる用紙搬送速度を前記第1の速度に変更することを特徴とする。
前記第2算出手段は、以下の式(1)から、前記弛み量を算出することを特徴とする。
A=V1*T1−D1・・・(1)
ただし、
A:前記弛み量[mm]
V1:前記第1の速度[mm/s]
T1:前記第1時間[s]
D1:前記第1検出手段と前記第2検出手段の間の距離[mm]
である。
前記第3算出手段は、以下の式(2)から、前記第2時間を算出することを特徴とする。
T2=(Aref−A)/(V1−V2)・・・(2)
ただし、
T2:前記第2時間[s]
Aref:前記所定の弛み量[mm]
V2:前記第2の速度[mm/s]
である。
前記速度制御手段は、前記第2時間を経過後に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度に変更することを特徴とする。
前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側に配置された搬送ローラーと、
用紙の先端が前記定着ローラーに達してから、前記搬送ローラーに達するまでに要する第3時間を算出する第4算出手段と、
用紙の先端が前記定着ローラーに達してから、当該用紙の後端が前記転写ローラーを通過するまでに要する第4時間を算出する第5算出手段と、を備え、
前記速度制御手段は、前記第2時間が前記第3時間よりも長く、かつ前記第3時間が前記第4時間よりも長い場合に、前記第4時間の経過後に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度に変更する
ことを特徴とする。
前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側に配置された搬送ローラーと、
用紙の先端が前記定着ローラーに達してから、前記搬送ローラーに達するまでに要する第3時間を算出する第4算出手段と、を備え、
前記速度制御手段は、前記第2時間が前記第3時間よりも長い場合に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第2の速度よりも遅い第3の速度に変更し、前記第2時間の経過後に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度に変更する
ことを特徴とする。
前記第4算出手段は、下記の式(3)から、前記第3時間を算出することを特徴とする。
T3=D2/V2・・・(3)
ただし、
T3:前記第3時間[s]
D2:前記定着ローラーと前記搬送ローラーの間の距離[mm]
である。
前記第5算出手段は、下記の式(4)から、前記第4時間を算出することを特徴とする。
T4=(S−D3)/V1・・・(4)
ただし、
T4:前記第4時間[s]
S:用紙の搬送方向長さ[mm]
D3:前記転写ローラーと前記定着ローラーの間の距離[mm]
である。
前記速度制御手段は、用紙の紙長、紙種、斤量に応じて、前記所定の弛み量、前記第1の速度、前記第2の速度のうち少なくとも一つを補正することを特徴とする。
用紙にトナー像を形成する転写ローラーと、用紙に形成されたトナー像を加熱定着させる定着ローラーと、前記転写ローラーの用紙搬送方向上流側の第1の位置において、用紙の先端の通過を検出する第1検出手段と、前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側の第2の位置において、用紙の先端の通過を検出する第2検出手段と、を備える画像形成装置のコンピューターを、
前記転写ローラー及び前記定着ローラーによる用紙搬送速度を制御する速度制御手段、
前記速度制御手段により前記転写ローラーの用紙搬送速度を第1の速度とし、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度よりも遅い第2の速度として用紙を搬送させた場合に、用紙の先端が前記第1検出手段によって検出されてから、前記第2検出手段によって検出されるまでに要する第1時間を算出する第1算出手段、
前記第1時間、前記第1の位置と前記第2の位置間の搬送距離及び前記第1の速度に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出された時点での、前記転写ローラー及び前記定着ローラーの間における用紙の弛み量を算出する第2算出手段、
前記弛み量に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出されてから前記弛み量が所定の弛み量に達するまでに要する第2時間を算出する第3算出手段、
として機能させる。
まず、本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について説明する。なお、本発明の実施形態ではカラーの画像形成装置を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばモノクロの画像形成装置に適用することも可能である。
画像形成装置100は、原稿から画像を読み取って得られた画像データ、又は、外部装置から受信した画像データに基づいて、電子写真方式によりカラー画像を形成する画像形成装置である。
画像形成装置100は、操作部15、表示部20、原稿読取ユニット30、画像形成部40、給紙部50、後処理部60、搬送部70等を備える。
画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する感光体ドラム41Y,41M,41C,41K、中間転写ベルト42、2次転写ローラー43、定着部44、反転機構45等を備える。
感光体ドラム41M,41C,41Kについても、扱う色が異なることを除いて、感光体ドラム41Yと同様であるため、説明を省略する。
中間転写ベルト42上のカラートナー像は、2次転写ローラー43により、用紙上に一括して転写される(2次転写)。
駆動モーターは、制御部81の指示に従って搬入ローラー72を回転駆動させることで、搬入ローラー72の回転駆動速度を調整する。
画像形成装置100は、用紙を2次転写ローラー43に搬送する前に、レジストローラー71に用紙の先端が突き当たったところで一旦用紙の搬送を停止して、再び搬送を開始させる(以降、レジストスタートと表記)。
第1センサーSE1(第1検出手段)は、レジストローラー71の近傍(第1の位置)に設けられ、レジストローラー71における用紙の有無を検出し、それを制御部81に出力する。これにより、制御部81は、レジストローラー71を用紙の先端が通過した時間を検出することができる。第1センサーSE1は、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子と、フォトダイオード(PD:Photodiode)等の受光素子を備え、用紙の反射光を検出する反射型の光センサーで構成される。
図2に示すように、画像形成装置100は、操作部15、表示部20、原稿読取ユニット30、画像形成部40、給紙部50、後処理部60、搬送部70、制御部81、記憶部82、通信部83等を備える。なお、既に説明した機能部については、説明を省略する。
用紙Pは図中aの方向に搬送されるが、画像形成時は、定着ローラー441の用紙搬送速度(以降、定着搬送速度と表記)は、2次転写ローラー43の用紙搬送速度(以降、転写搬送速度と表記)V1[mm/s](第1の速度)よりも遅い、V2[mm/s](第2の速度)に設定されている。このようにすることで、両者の間に搬送速度差に基づいたループが形成される。
定着ローラー441の下流には、用紙Pの先端の通過を検出可能な第2センサーSE2が配置されており、用紙Pが定着ローラー441を通過すると、第2センサーSE2は用紙Pの先端の通過を検出する。
ここで、第1センサーSE1から第2センサーSE2までの距離をD[mm]とすると、本来は
D=V1*T1
となるはずだが、本実施形態においては、定着搬送速度を転写搬送速度V1(第1の速度)よりも遅いV2(第2の速度)としているため、
D<V1*T1
となる。
A=V1*T1−D・・・(1)
ここで、用紙Pのループ量Aには適正範囲が存在する。ループ量Aが小さすぎると、2次転写ローラー43と定着ローラー441の間で用紙Pの引っ張り合いが生じ、転写ズレが生じるおそれがある。反対にループ量Aが大きすぎると、用紙P上の未定着トナーが画像形成装置100内の板金に接触してトナーこすれが発生する可能性がある。そこで、適切なループ量(所定の弛み量)Aref[mm]を設定し、ループ量が所定のループ量Arefとなるように、転写搬送速度及び定着搬送速度を制御する。
T2=(Aref−A)/(V1−V2)・・・(2)
T2の経過後、制御部81は定着搬送速度をV1に変更する。これにより、ループ量Aが所定のループ量Arefを超えることなく、所定のループ量Arefに近いループ量を維持したまま用紙搬送を行うことが可能となる。
用紙Pの先端が定着ローラー441に到達してから、用紙Pの先端が搬入ローラー72に到達するまでに要する時間T3[s](第3時間)を、下記の式(3)を用いて算出する。
T3=D2/V2・・・(3)
なお、D2[mm]は定着ローラー441から搬入ローラー72までの距離である。定着搬送速度がV1に変更される前に搬入ローラー72に用紙の先端が到達した場合、即ち、T3よりもT2の方が大きいと、定着ローラー441と搬入ローラー72との間に用紙の引っ張り合いが生じるため、用紙Pの先端が搬入ローラー72に到達する前に、定着搬送速度をV1に変更しておく必要がある。
したがって、T3よりもT2の方が大きい場合、用紙Pの先端が定着ローラー441に到達してから、用紙Pの後端が2次転写ローラー43を通過するまでの時間T4[s](第4時間)を、下記の式(4)を用いて算出する。
T4=(S−D3)/V1・・・(4)
なお、S[mm]は用紙Pの搬送方向長さ、D3は2次転写ローラー43から定着ローラー441までの距離である。
即ち、T2>T3のとき、T2又はT4のいずれか短い方の時間が経過した場合に、定着搬送速度をV1に変更すればよい。
まず、画像形成が開始されると(ステップS401)、制御部81(速度制御手段)は、定着搬送速度をV2に設定する(ステップS402)。用紙が画像形成部40に搬送されると、第1センサーSE1(第1検出手段)が用紙の先端の通過を検出する(ステップS403)。用紙が2次転写ローラー43及び定着ローラー441を通過し、用紙にトナー画像が形成されると、用紙は定着ローラー441の下流へと搬送され、第2センサーSE2(第2検出手段)は、用紙の先端の通過を検出する(ステップS404)。
さらに、制御部81(第2算出手段)は、T1に基づいてループ量Aを算出し(ステップS406)。続いて、制御部81(第3算出手段、第4算出手段、第5算出手段)は、T2、T3及びT4を算出する(ステップS407)。
制御部81がT4>T2であると判断すると(ステップS409:Yes)、制御部81はT2が経過したかどうかを判断する(ステップS410)。制御部81がT2経過していないと判断した場合(ステップS410:No)、ステップS410の処理を繰り返すが、T2経過したと判断した場合(ステップS410:Yes)、即ちループ量が所定のループ量Arefに達したと判断した場合、ステップS412へと進む。
したがって、本実施形態における画像形成装置100によれば、アクチュエーター等のループ検出手段を用いないため、構成が複雑化することなく実現可能であり、また2次転写ローラー43と定着ローラー441とのアライメントのずれ等の影響を受けることなく実施することができる。また、2次転写ローラー43及び定着ローラー441の用紙搬送速度の実測値を用いずに制御を行うため、1枚目の用紙に対しても実施可能である。
これにより、所定のループ量Arefに近いループ量を維持したまま用紙を定着ローラー441に搬送することができるとともに、搬入ローラー72にはV1の速度で用紙が到達するため、搬入ローラー72と定着ローラー441との間に用紙の引っ張り合いが生じるおそれがない。
即ち、T2の経過前に用紙の先端が搬入ローラー72に到達する場合に、搬入ローラー72に用紙の先端が到達する前に、2次転写ローラー43を用紙の後端が抜けたタイミングで定着搬送速度をV2からV1に変更するため、搬入ローラー72と定着ローラー441との間に用紙の引っ張り合いが生じるおそれがない。
次に、本発明を適用した第2実施形態について説明する。第2実施形態は、搬送する用紙が、2次転写ローラー43から搬入ローラー72までの距離よりも長い、いわゆる長尺紙等とする。
第2実施形態における画像形成装置100は、第1実施形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2実施形態に特徴的な処理について説明する。
ステップS508では、制御部81は、T2>T3であるかどうかを判断する。制御部81がT2>T3であると判断した場合(ステップS508:Yes)、ステップS511へと進み、T2>T3ではないと判断した場合(ステップS508:No)、ステップS509へと進む。
次いで、制御部81はT2が経過したかどうかを判断する(ステップS511)。制御部81がT2経過していないと判断した場合(ステップS511:No)、ステップS511の処理を繰り返すが、T2経過したと判断した場合(ステップS511:Yes)、即ちループ量が所定のループ量Arefに達したと判断した場合、ステップS512へと進む。
したがって、ループ量Aが所定のループ量Arefに達するまでに要する時間を短縮し、用紙の先端が搬入ローラー72に到達する前に、定着搬送速度をV2からV1に変更するため、長尺紙であっても、2次転写ローラー43と定着ローラー441、定着ローラー441と搬入ローラー72の間の用紙の引っ張り合いを抑制することができる。
上記実施形態においては、制御部81によって、画像形成時の定着搬送速度がV1又はV2となるように制御するが、用紙の紙種や斤量によって実際に定着ローラー441を進む速度は変化する。そこで、制御の精度を向上させるために、紙種や斤量によって、T2の算出時に利用するV1及び/又はV2に補正をかけることができる。
斤量が大きくなるほど、定着ローラー441における実際の用紙搬送速度は、V1又はV2よりも遅くなる。したがって、斤量が大きくなるほど、T2の算出に用いるV1及びV2の値を小さくなるように補正する。
また、普通紙よりも塗工紙の方が、定着ローラー441における実際の用紙搬送速度は、V1又はV2よりも遅くなる。したがって、塗工紙の場合は、T2の算出に用いるV1及びV2の値を普通紙の場合よりも小さくなるように補正する。
なお、V1、V2の代わりに所定のループ量Arefを補正することによっても、同様の効果が得られる。
図7に、長尺紙印刷時の画質調整画面の一例を示す。画像形成装置1は、長尺紙の印刷中又は印刷後に、図7のような画面を表示部20に表示させ、ユーザーに画質調整を促す。具体的には、図7の「2.画像がこすれている」が選択された場合、ループ量過多によるトナーこすれが発生しているため、図6におけるV2の補正に加えて、さらに−0.05%補正する。図7の「3.画像に傷がある」が選択された場合、増速後の定着搬送速度
がV1よりも遅く、2次転写ローラー43と定着ローラー441との間に用紙の引っ張り合いが生じているため、定着ローラー441の駆動モーター速度を+0.05増速する。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な例であり、これに限定されない。
例えば、複数の画像形成装置が直列に接続された画像形成システムの場合、上流側の画像形成装置の定着部を通過した用紙が、下流側の画像形成装置に搬送される際の、下流側の画像形成装置の用紙搬送経路上の用紙搬送ローラーに対して制御を行うものとしてもよい。
40 画像形成部
43 2次転写ローラー(転写ローラー)
44 定着部
441 定着ローラー
60 後処理部
70 搬送部
71 レジストローラー
72 搬入ローラー(搬送ローラー)
81 制御部(第1算出手段、第2算出手段、第3算出手段、第4算出手段、第5算出手段、速度制御手段)
100 画像形成装置
SE1 第1センサー(第1検出手段)
SE2 第2センサー(第2検出手段)
Claims (10)
- 用紙にトナー像を形成する転写ローラーと、
用紙に形成されたトナー像を加熱定着させる定着ローラーと、
前記転写ローラーの用紙搬送方向上流側の第1の位置において、用紙の先端の通過を検出する第1検出手段と、
前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側の第2の位置において、用紙の先端の通過を検出する第2検出手段と、
前記転写ローラー及び前記定着ローラーによる用紙搬送速度を制御する速度制御手段と、
前記速度制御手段により前記転写ローラーの用紙搬送速度を第1の速度とし、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度よりも遅い第2の速度として用紙を搬送させた場合に、用紙の先端が前記第1検出手段によって検出されてから、前記第2検出手段によって検出されるまでに要する第1時間を算出する第1算出手段と、
前記第1時間、前記第1の位置と前記第2の位置間の搬送距離及び前記第1の速度に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出された時点での、前記転写ローラー及び前記定着ローラーの間における用紙の弛み量を算出する第2算出手段と、
前記弛み量に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出されてから前記弛み量が所定の弛み量に達するまでに要する第2時間を算出する第3算出手段と、を備え、
前記速度制御手段は、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出されてから前記第2時間経過後、前記定着ローラーによる用紙搬送速度を前記第1の速度に変更することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2算出手段は、以下の式(1)から、前記弛み量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
A=V1*T1−D1・・・(1)
ただし、
A:前記弛み量[mm]
V1:前記第1の速度[mm/s]
T1:前記第1時間[s]
D1:前記第1検出手段と前記第2検出手段の間の距離[mm]
である。 - 前記第3算出手段は、以下の式(2)から、前記第2時間を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
T2=(Aref−A)/(V1−V2)・・・(2)
ただし、
T2:前記第2時間[s]
Aref:前記所定の弛み量[mm]
V2:前記第2の速度[mm/s]
である。 - 前記速度制御手段は、前記第2時間を経過後に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度に変更する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側に配置された搬送ローラーと、
用紙の先端が前記定着ローラーに達してから、前記搬送ローラーに達するまでに要する第3時間を算出する第4算出手段と、
用紙の先端が前記定着ローラーに達してから、当該用紙の後端が前記転写ローラーを通過するまでに要する第4時間を算出する第5算出手段と、を備え、
前記速度制御手段は、前記第2時間が前記第3時間よりも長く、かつ前記第3時間が前記第4時間よりも長い場合に、前記第4時間の経過後に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度に変更する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側に配置された搬送ローラーと、
用紙の先端が前記定着ローラーに達してから、前記搬送ローラーに達するまでに要する第3時間を算出する第4算出手段と、を備え、
前記速度制御手段は、前記第2時間が前記第3時間よりも長い場合に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第2の速度よりも遅い第3の速度に変更し、前記第2時間の経過後に、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度に変更する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記第4算出手段は、下記の式(3)から、前記第3時間を算出することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
T3=D2/V2・・・(3)
ただし、
T3:前記第3時間[s]
D2:前記定着ローラーと前記搬送ローラーの間の距離[mm]
である。 - 前記第5算出手段は、下記の式(4)から、前記第4時間を算出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
T4=(S−D3)/V1・・・(4)
ただし、
T4:前記第4時間[s]
S:用紙の搬送方向長さ[mm]
D3:前記転写ローラーと前記定着ローラーの間の距離[mm]
である。 - 前記速度制御手段は、用紙の紙長、紙種、斤量に応じて、前記所定の弛み量、前記第1の速度、前記第2の速度のうち少なくとも一つを補正することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 用紙にトナー像を形成する転写ローラーと、用紙に形成されたトナー像を加熱定着させる定着ローラーと、前記転写ローラーの用紙搬送方向上流側の第1の位置において、用紙の先端の通過を検出する第1検出手段と、前記定着ローラーの用紙搬送方向下流側の第2の位置において、用紙の先端の通過を検出する第2検出手段と、を備える画像形成装置のコンピューターを、
前記転写ローラー及び前記定着ローラーによる用紙搬送速度を制御する速度制御手段、
前記速度制御手段により前記転写ローラーの用紙搬送速度を第1の速度とし、前記定着ローラーの用紙搬送速度を前記第1の速度よりも遅い第2の速度として用紙を搬送させた場合に、用紙の先端が前記第1検出手段によって検出されてから、前記第2検出手段によって検出されるまでに要する第1時間を算出する第1算出手段、
前記第1時間、前記第1の位置と前記第2の位置間の搬送距離及び前記第1の速度に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出された時点での、前記転写ローラー及び前記定着ローラーの間における用紙の弛み量を算出する第2算出手段、
前記弛み量に基づいて、用紙の先端が前記第2検出手段によって検出されてから前記弛み量が所定の弛み量に達するまでに要する第2時間を算出する第3算出手段、
として機能させるプログラム。
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