JP2018143330A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】演出の単純化を防止することができる遊技機を提供することを目的としている。
【解決手段】液晶表示装置に表示される複数の予告演出内容を記憶する演出制御ROMと、液晶表示装置に表示される複数の予告演出からなる一連の予告演出内容の少なくとも2箇所以上の所定箇所にて、演出制御ROMに記憶されている複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を液晶表示装置に表示させるかを図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBLを用いて抽選によりその都度決定する予告演出内容抽選決定手段と、を有している。
【選択図】図4
Description
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットなどの遊技機に関し、より詳しくは、演出の単純化を防止することができる遊技機に関する。
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、予告演出パターンの違いによって、大当たりへの信頼度の高低を変更することができるというものである。
しかしながら、このような遊技機は、決定された予告演出のパターンが毎回同じように進行していくため、演出の単純化を招き、もって、遊技者の興趣を低下させてしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、演出の単純化を防止することができる遊技機を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示される複数の予告演出内容を記憶する予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)と、
前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示される複数の予告演出からなる一連の予告演出内容(例えば、図5に示す演出パターン)の少なくとも2箇所以上の所定箇所にて、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示させるかを抽選によりその都度決定する予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)と、を有してなることを特徴としている。
前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示される複数の予告演出からなる一連の予告演出内容(例えば、図5に示す演出パターン)の少なくとも2箇所以上の所定箇所にて、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示させるかを抽選によりその都度決定する予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)と、を有してなることを特徴としている。
また、請求項2の発明によれば、上記請求項1に記載の遊技機において、前記複数の予告演出からなる一連の予告演出内容(例えば、図5に示す演出パターン)の少なくとも2箇所以上の所定箇所は、予め決められてなることを特徴としている。
さらに、請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の遊技機において、複数の予告演出からなる一連の予告演出内容(例えば、図5に示す演出パターン)の最終結果を抽選により決定する最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)と、をさらに有し、
前記予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)は、前記最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)にて決定された最終結果以上の結果を想起させるような予告演出内容が、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容から抽選により選択されないようにしてなることを特徴としている。
前記予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)は、前記最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)にて決定された最終結果以上の結果を想起させるような予告演出内容が、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容から抽選により選択されないようにしてなることを特徴としている。
一方、請求項4の発明によれば、上記請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機において、複数の予告演出からなる一連の予告演出内容(例えば、図5に示す演出パターン)の最終結果を抽選により決定する最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)と、をさらに有し、
前記予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)は、前記最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)にて決定された最終結果を想起させるような予告演出内容が、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容から抽選により最後まで選択されなかった時は、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容から前記最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)にて決定された最終結果を想起させるような予告演出内容が、抽選が行われる最後の箇所にて選択されてなることを特徴としている。
前記予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)は、前記最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)にて決定された最終結果を想起させるような予告演出内容が、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容から抽選により最後まで選択されなかった時は、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容から前記最終結果抽選手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図6に示すステップS11)にて決定された最終結果を想起させるような予告演出内容が、抽選が行われる最後の箇所にて選択されてなることを特徴としている。
また、請求項5の発明によれば、上記請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技機において、前記複数の予告演出からなる一連の予告演出内容(例えば、図5に示す演出パターン)の少なくとも2箇所以上の所定箇所は、遊技の進行に伴い所定の演出動作を行う複数の可動役物(例えば、図2に示す上・左・右・左上可動役物43a〜43d)同士が衝突しないような演出が夫々選択されてなることを特徴としている。
本発明によれば、演出の単純化を防止することができる。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、木製の外枠2の前面に矩形状の前面枠3を開閉可能に取り付け、その前面枠3の裏面に取り付けられている遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤4が装着された構成からなる。遊技盤4は、図2に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着され、図1に示すようにこの遊技領域40の前側に透明ガラスを支持したガラス扉枠5が設けられている。なお、上記遊技領域40は、遊技盤4の面上に配設された球誘導レール6(図2参照)で囲まれた領域からなるものである。
一方、パチンコ遊技機1は、図1に示すように、ガラス扉枠5の下側に前面操作パネル7が配設され、その前面操作パネル7には上受け皿ユニット8が設けられ、この上受け皿ユニット8には、排出された遊技球を貯留する上受け皿9が一体形成されている。また、この前面操作パネル7には、球貸しボタン11及びプリペイドカード排出ボタン12(カード返却ボタン12)が設けられている。そして、上受け皿9の上皿表面部分には、内蔵ランプ(図示せず)点灯時に押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が設けられている。また、この上受け皿9には、当該上受け皿9に貯留された遊技球を下方に抜くための球抜きボタン14が設けられている。
また一方、図1に示すように、前面操作パネル7の右端部側には、発射ユニットを作動させるための発射ハンドル15が設けられ、前面枠3の上部両側面側には、BGM(Background music)あるいは効果音を発するスピーカ16が設けられている。そして、上記前面枠3の周枠には、LEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
他方、上記遊技盤4の遊技領域40には、図2に示すように、略中央部にLCD(Liquid Crystal Display)等からなる液晶表示装置41が配設されている。この液晶表示装置41は、表示エリアを左、中、右の3つのエリアに分割し、独立して数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)の変動表示等が可能なものである。そしてこのような液晶表示装置41の周囲には、装飾用の上飾り42a、左飾り42b、右飾り42cが設けられており、この上飾り42a、左飾り42b、右飾り42cの背面側には可動役物装置43が配設されている。
この可動役物装置43は、図2に示すように、遊技の進行に伴い所定の演出動作を行う上可動役物43aと、左可動役物43bと、右可動役物43cと、左上可動役物43dと、さらに、上・左・右・左上可動役物43a〜43dを、夫々、駆動する2相のステッピングモータ等のモータ(図示せず)とで構成されている。なお、これら上・左・右・左上可動役物43a〜43dには、光の装飾により演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
一方、液晶表示装置41の真下には、特別図柄始動口44が配設され、その内部には入賞球を検出する特別図柄始動口スイッチ44a(図3参照)が設けられている。この特別図柄始動口スイッチ44a(図3参照)が検出した有効入賞球数、すなわち、始動保留球数が所定数(例えば、4個)液晶表示装置41に表示される。そして、この始動保留球数は、特別図柄始動口44へ遊技球が入賞し、特別図柄始動口スイッチ44a(図3参照)にて検出されると、1加算(+1)され、数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)等の特別図柄の変動表示が開始されると、1減算(−1)されるというものである。
一方、特別図柄始動口44の右側には、大入賞口45が配設され、その内部には入賞球を検出する大入賞口スイッチ45a(図3参照)が設けられている。
そして、上記液晶表示装置41の右上部(右飾り42c近傍)にはゲートからなる普通図柄始動口46が配設され、その内部には、遊技球の通過を検出する普通図柄始動口スイッチ46a(図3参照)が設けられている。また、上記大入賞口45の右側及び上記特別図柄始動口44の左側には、一般入賞口47が夫々配設され(図示では、右側に1つ、左側に3つ)、その内部には、夫々、遊技球の通過を検出する一般入賞口スイッチ47a(図3参照)が設けられている。
さらに、上記遊技盤4の遊技領域40の右下周縁部には、7セグメントが3個並べて構成されており、そのうち2個の7セグメントが特別図柄表示装置48であり、他の7セグメントは保留球数等を表示するものである。この特別図柄表示装置48の左側には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置49が設けられている。なお、上記遊技盤4の遊技領域40には、複数の遊技釘(図示せず)が配設され、遊技球の落下方向変換部材としての風車50が配設されている。
<制御装置の説明>
次に、上記のような外観構成からなるパチンコ遊技機1内に設けられる遊技の進行状況に応じて電子制御を行う制御装置を、図3を用いて説明する。この制御装置は、図3に示すように、遊技動作全般の制御を司る主制御基板60と、その主制御基板60からの制御コマンドに基づいて遊技球を払出す払出制御基板70と、画像と光と音についての制御を行うサブ制御基板80とで主に構成されている。なお、サブ制御基板80は、図3に示すように、演出制御基板90と、装飾ランプ基板100と、液晶制御基板120とで構成されている。
次に、上記のような外観構成からなるパチンコ遊技機1内に設けられる遊技の進行状況に応じて電子制御を行う制御装置を、図3を用いて説明する。この制御装置は、図3に示すように、遊技動作全般の制御を司る主制御基板60と、その主制御基板60からの制御コマンドに基づいて遊技球を払出す払出制御基板70と、画像と光と音についての制御を行うサブ制御基板80とで主に構成されている。なお、サブ制御基板80は、図3に示すように、演出制御基板90と、装飾ランプ基板100と、液晶制御基板120とで構成されている。
主制御基板60は、主制御CPU600と、一連の遊技制御手順を記述した遊技プログラム等を格納した主制御ROM601と、作業領域やバッファメモリ等として機能する主制御RAM602とで構成されたワンチップマイクロコンピュータを搭載している。そして、このように構成される主制御基板60には、払出モータMを制御して遊技球を払出す払出制御基板70が接続されている。そしてさらには、特別図柄始動口44への入賞を検出する特別図柄始動口スイッチ44aと、普通図柄始動口46の通過を検出する普通図柄始動口スイッチ46aと、一般入賞口47への入賞を検出する一般入賞口スイッチ47aと、大入賞口45への入賞を検出する大入賞口スイッチ45aとが接続されている。また、主制御基板60には、特別図柄表示装置48と、普通図柄表示装置49とが接続されている。
このように構成される主制御基板60は、特別図柄始動口スイッチ44a又は普通図柄始動口スイッチ46aからの信号を主制御CPU600にて受信すると、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「大当たり」)、あるいは、遊技者に不利な遊技状態を発生させるか(いわゆる「ハズレ」)の抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その決定した情報を特別図柄表示装置48又は普通図柄表示装置49に送信する。これにより、特別図柄表示装置48又は普通図柄表示装置49に抽選結果が表示されることとなる。そしてさらに、主制御基板60、すなわち、主制御CPU600は、その決定した情報を含む演出制御コマンドを生成し、演出制御基板90に送信する。なお、主制御基板60、すなわち、主制御CPU600が、一般入賞口スイッチ47a、大入賞口スイッチ45aからの信号を受信した場合は、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を含む払出制御コマンドを払出制御基板70に送信することで、払出制御基板70が遊技者に遊技球を払出すこととなる。
一方、払出制御基板70は、上記主制御基板60(主制御CPU600)からの払出制御コマンドを受信し、その受信した払出制御コマンドに基づいて払出モータ信号を生成する。そして、その生成した払出モータ信号にて、払出モータMを制御し、遊技者に遊技球を払出す。そしてさらに、払出制御基板70は、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステイタス信号を送信し、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板71の動作を開始又は停止させる発射制御信号を送信する処理を行う。
演出制御基板90は、上記主制御基板60(主制御CPU600)からの演出制御コマンドを受けて各種演出を実行制御する演出制御CPU900と、演出制御手順を記述した制御プログラム等が格納されているフラッシュメモリからなる演出制御ROM901と、作業領域やバッファメモリ等として機能する演出制御RAM902とで構成されている。そしてさらに、演出制御基板90は、所望のBGMや効果音を生成する音LSI903と、BGMや効果音等の音データ等が予め格納されている音ROM904とが搭載されている。
このように構成される演出制御基板90には、ランプ演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが搭載されている装飾ランプ基板100が接続され、さらに、内蔵されているランプ(図示せず)点灯時に遊技者が押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が接続され、BGMや効果音等を発するスピーカ16が接続されている。またさらに、演出制御基板90には、遊技の進行に伴い所定の演出動作を行う可動役物装置43が接続され、液晶表示装置41を制御する液晶制御基板120が接続されている。なお、言うまでもないが、この装飾ランプ基板100には、上・左・右・左上可動役物43a〜43dに配設されている装飾ランプも搭載されている。
かくして、このように構成される演出制御基板90は、主制御基板60(主制御CPU600)より送信される大当たり抽選結果(大当たりかハズレの別)に基づく特別図柄変動パターン、現在の遊技状態、始動保留球数、抽選結果に基づき停止させる装飾図柄等に必要となる基本情報を含んだ演出制御コマンドを演出制御CPU900にて受信する。そして、演出制御CPU900は、受信した演出制御コマンドに対応した演出パターンを、演出制御ROM901内に予め格納しておいた多数の演出パターンの中から抽選により決定し、その決定した演出パターンを実行指示する制御信号を演出制御RAM902内に一時的に格納する。
演出制御CPU900は、演出制御RAM902に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、音に関する制御信号を音LSI903に送信する。これを受けて音LSI903は、当該制御信号に対応する音データを音ROM904より読み出し、スピーカ16に出力する。これにより、スピーカ16より上記決定された演出パターンに対応したBGMや効果音が発せられることとなる。
また、演出制御CPU900は、演出制御RAM902内に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、上・左・右・左上可動役物43a〜43dに関する制御信号に基づき可動役物装置43のモータ(図示せず)を駆動する。これにより、上・左・右・左上可動役物43a〜43dは、上記決定された演出パターンに応じた動作をすることとなる。
さらに、演出制御CPU900は、演出制御RAM902に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、光に関する制御信号を装飾ランプ基板100に送信する。これにより、装飾ランプ基板100が、ランプ演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプを点灯又は消灯する制御を行うため、上記決定された演出パターンに対応したランプ演出が実行されることとなる。
そして、演出制御CPU900は、演出制御RAM902に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、画像に関する液晶制御コマンドを液晶制御基板120に送信する。これにより、液晶制御基板120が、当該液晶制御コマンドに基づく画像を表示させるように液晶表示装置41を制御することにより、上記決定された演出パターンに対応した画像が液晶表示装置41に表示されることとなる。なお、液晶制御基板120には演出内容に沿った画像を表示するための種々の画像データが記憶されており、さらに、演出出力全般の制御を担うVDP(Video Display Processor)が搭載されている。
ところで、上記説明した各基板への電源供給は、図3に示す電源基板130より供給されている。なお、図示では、電源供給ルートは、省略している。
<演出パターンに関する説明>
ここで、本発明の特徴部分は、演出パターンに関する部分であるため、この点、図4及び図5を参照して説明する。
ここで、本発明の特徴部分は、演出パターンに関する部分であるため、この点、図4及び図5を参照して説明する。
演出制御ROM901内には、図4(a)に示すように、最終結果抽選テーブルSK_TBLが格納されている。この最終結果抽選テーブルSK_TBLには、数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)等の特別図柄の変動パターンにおける一連の予告演出における発光エフェクトや始動保留等の色を最終的にどの色で止めるかを示す内容が格納されている。すなわち、No.1には、発光エフェクトや始動保留等の色が特に変化することなく(図示では、「なし」と記載)、無彩色のまま(図示では「‐」と記載)であるものが記憶され、No.2には、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し(図示では、「段階」と記載)、青色で止まるものが記憶され、No.3には、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し(図示では、「段階」と記載)、緑色で止まるものが記憶され、No.4には、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し(図示では、「段階」と記載)、赤色で止まるものが記憶され、No.5には、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し(図示では、「段階」と記載)、最終的に、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる予告演出が発生する旨が記憶されている。なお、本実施形態においては、赤色が信頼度(遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる可能性を示す値)が最も高く、緑色、青色、無彩色の順に信頼度が低いことを示している。
一方、演出制御ROM901内には、図4(b)に示すように、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLが格納されている。この第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLには、数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)等の特別図柄の変動パターンにおける一連の予告演出内容及び発光エフェクトや始動保留等の色を変化させるか否かの内容が格納されている。すなわち、No.1には、予告演出内容を表示せず、発光エフェクトや始動保留等の色は現状のままで変化させない旨の内容が記憶され、No.2には、予告演出内容としてノイズを表示させ、発光エフェクトや始動保留等の色は現状のままで変化させない旨の内容が記憶され、No.3には、予告演出内容として映像1を表示させ、発光エフェクトや始動保留等の色は現状のままで変化させない旨の内容が記憶され、No.4には、予告演出内容として映像2を表示させ、発光エフェクトや始動保留等の色を現状の色から1段階アップさせる旨の内容が記憶され、No.5には、予告演出内容として映像3を表示させ、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる予告演出を発生させる旨の内容が記憶されている。なお、発光エフェクトや始動保留等の色を現状の色から1段階アップさせる旨の内容とは、現状の色が、無彩色の場合は、青色になるように1段階アップさせ、青色の場合は、緑色になるように1段階アップさせ、緑色の場合は、赤色になるように1段階アップさせ、赤色の場合は、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる予告演出を発生させる内容に1段階アップさせるということである。
一方、演出制御ROM901内には、図4(c)に示すように、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBLが格納されている。この第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBLには、数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)等の特別図柄の変動パターンにおける一連の予告演出内容及び発光エフェクトや始動保留等の色を変化させるか否かの内容が格納されている。すなわち、No.1には、予告演出内容を表示せず、発光エフェクトや始動保留等の色は現状のままで変化させない旨の内容が記憶され、No.2には、予告演出内容としてノイズを表示させ、発光エフェクトや始動保留等の色は現状のままで変化させない旨の内容が記憶され、No.3には、予告演出内容として映像1を表示させ、発光エフェクトや始動保留等の色は現状のままで変化させない旨の内容が記憶されている。
かくして、上記説明した最終結果抽選テーブルSK_TBL(図4(a)参照)、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)は次のように使用される。
特別図柄始動口44(図2参照)へ遊技球が入賞(特別図柄始動口スイッチ44a(図3参照)にて検出)すると、その入賞した遊技球(入賞球)に対して、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「大当たり」)、あるいは、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させないか(いわゆる「ハズレ」)の抽選が主制御基板60(主制御CPU600)にて行われる。そして、その抽選結果が演出制御コマンドとして主制御基板60(主制御CPU600)より演出制御基板90に送信される。
そして、演出制御基板90は、上記演出制御コマンドを演出制御CPU900にて受信し、当該演出制御CPU900は、受信した演出制御コマンドに対応した演出パターンを演出制御ROM901内に予め格納しておいた多数の演出パターンの中から抽選により決定し、図5に示すような演出パターンを決定する。すなわち、タイミングt1〜タイミングt2時に、特別図柄の変動が開始し、タイミングt2〜タイミングt3時に、疑似1連の演出態様となり、タイミングt3〜タイミングt4時に、疑似2連の演出態様となり、タイミングt4〜タイミングt5時に、疑似3連の演出態様となり、タイミングt5〜タイミングt6時に、通常遊技状態であることを報知する通常演出態様となり、タイミングt6〜タイミングt7時に、リーチ演出に発展する演出態様となり、タイミングt7〜タイミングt8時に、リーチ演出の演出態様となるというものである。なお、疑似連とは、特別図柄の疑似連続変動表示状態(以下、「疑似変動」と略す)を伴う演出態様をいう。疑似変動とは、特別図柄変動表示中において、特別図柄の一部または全部を特定の表示態様で仮停止状態(見た目上、停止表示したかの如く装う変動停止動作)させ、その仮停止状態中の特別図柄を再び再変動表示させる、といった表示動作を1または複数回繰り返す変動表示態様をいうものである。この疑似変動を行う場合、通常の特別図柄に替えて特殊な特別図柄を1または複数種類含ませて特定の表示態様で仮停止させる場合もある。この疑似連は、主に、リーチ演出を期待させる予告演出として利用され、本実施形態においては、疑似変動が最大3回(疑似3連)まで繰り返されるようになっている。この疑似変動の回数が相対的に多いほど大当り当選期待度が高まり、たとえば、SPリーチへの発展に期待が持てるようになっている。また、リーチ演出とは、リーチ状態を伴う演出態様(リーチ状態を伴う変動表示態様:リーチ変動パターン)をいい、具体的には、リーチ状態を経由して最終的な結果を導出表示するような演出態様をいう。この「リーチ状態」とは、特別図柄変動表示の結果が導出される前段階において、当該特別図柄変動表示の途中で導出表示される一部の特別図柄が、大当り発生(大当り当選)を示す表示態様の一部を構成している状態で、未だ導出表示されていない特別図柄の変動表示が行われている表示態様であり、換言すれば、大当り発生を示す表示態様が導出され易いこと(大当りの当選可能性がある旨)を遊技者に想起させる変動表示態様をいうものである。
かくして、このように決定された演出パターンにおいては、最終結果抽選テーブルSK_TBL(図4(a)参照)、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選する箇所が予め決められている。具体的に説明すると、タイミングt1〜タイミングt2時の変動開始時におけるタイミングT1時に最終結果抽選テーブルSK_TBL(図4(a)参照)を用いて抽選することが予め決められている。これにより、演出制御CPU900は、タイミングT1時に、演出制御ROM901内に格納されている図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBLを読み出し、図5に示す演出パターンの最終結果の抽選を行う。なお、本実施形態においては、抽選の結果、No.4が選択され、最終的に、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し、赤色で止まることが決定されている。
次いで、タイミングt2〜タイミングt3時の疑似1連時におけるタイミングT2時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、無彩色の状態(図5では「なし」と記載)であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.3が選択され、液晶表示装置41には、映像1の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。
次いで、タイミングt2〜タイミングt3時の疑似1連時におけるタイミングT3時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、無彩色の状態(図5では「なし」と記載)であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.2が選択され、液晶表示装置41には、ノイズの予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。
次いで、タイミングt3〜タイミングt4時の疑似2連時におけるタイミングT4時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、無彩色の状態(図5では「なし」と記載)であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.4が選択され、液晶表示装置41には、映像2の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、青色に1段階アップした状態となる。
次いで、タイミングt3〜タイミングt4時の疑似2連時におけるタイミングT5時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、青色の状態であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.2が選択され、液晶表示装置41には、ノイズの予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。
次いで、タイミングt4〜タイミングt5時の疑似3連時におけるタイミングT6時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、青色の状態であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.4が選択され、液晶表示装置41には、映像2の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、緑色に1段階アップした状態となる。
次いで、タイミングt4〜タイミングt5時の疑似3連時におけるタイミングT7時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、緑色の状態であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.1が選択され、液晶表示装置41には、予告演出の内容が表示されず、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。
次いで、タイミングt7〜タイミングt8時のリーチ演出時におけるタイミングT8時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、緑色の状態であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.4が選択され、液晶表示装置41には、映像2の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、赤色に1段階アップした状態となる。
次いで、タイミングt7〜タイミングt8時のリーチ演出時におけるタイミングT9時に、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)又は第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選することが予め決められている。この際、演出制御CPU900は、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認する。タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていれば、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選を行い、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていなければ、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)を用いて抽選を行う。本実施形態においては、現在の状態は、赤色の状態であるから、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.1が選択され、液晶表示装置41には、予告演出の内容が表示されず、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。
しかして、このように、演出パターンの所定箇所において、予告演出の内容を都度抽選するようにすれば、次にどの内容の予告演出が液晶表示装置41に表示されるのかが、予測不能となるから、演出の単純化を防止することができ、もって、遊技者の興趣を向上させることができる。
また、このように、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認することで、タイミングT1時における抽選結果以上の結果となることがないから、遊技者に誤った結果を報知し、遊技者に過度な期待を抱かせる結果となる事態を防止することができる。
なお、本実施形態において、図5に示す演出パターンは、最終的に、タイミングT1時における抽選結果通りとなった例を用いて説明したが、もし、タイミングT1時における抽選結果通りに最終的にならなかった場合、抽選は行わず、タイミングT1時における抽選結果通りとなるようにすれば良い。すなわち、本実施形態においては、タイミングT1時における抽選結果にて、最終的に、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し、赤色で止まることが決定されているから、赤色で止まるという内容が抽選にて選択されなかった場合、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し、赤色で止まるように強制的に実行するようにすれば良い。このようにすれば、遊技者に誤った結果を報知してしまう事態を防止することができる。
ところで、本実施形態においては、決定された演出パターンにおいて、最終結果抽選テーブルSK_TBL(図4(a)参照)、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選する箇所を予め決定している例を示したが、抽選する箇所を予め決定しておかなくとも良い。しかしながら、抽選箇所を予め決定しておいた方が好ましい。抽選箇所を予め決定しておくことにより、所望の予告演出内容とは異なる予告演出内容が発生してしまう事態を防止することができるためである。また、抽選箇所を予め決定しておかないと、演出パターンに応じた動作をする上・左・右・左上可動役物43a〜43dが想定していない頻度で可動し、衝突してしまう可能性があるためである。そのため、予め決定されている抽選箇所は、演出パターンに応じた動作を上・左・右・左上可動役物43a〜43dが行っても、衝突する可能性がない箇所に決定しておく必要がある。
なお、本実施形態において示した、最終結果抽選テーブルSK_TBL(図4(a)参照)、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)はあくまで一例であり、どのようなテーブルを用いても良い。また、本実施形態においては、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)と2つのテーブルを用いる例を示したが、それに限らず、状況に応じて使い分けられるように、3つ以上のテーブルを用いるようにしても良い。
<プログラムの説明>
ここで、上記特徴部分に係る演出制御基板90の処理内容(プログラムの概要)について、図6〜図8も参照して具体的に説明する。
ここで、上記特徴部分に係る演出制御基板90の処理内容(プログラムの概要)について、図6〜図8も参照して具体的に説明する。
まず、パチンコ遊技機1に電源が投入されると、電源基板130(図3参照)から各制御基板に電源が投入された旨の電源投入信号が送られる。そしてその信号を受けて、演出制御CPU900は、図6に示す演出制御メイン処理を行う。
<メイン処理の説明>
図6に示すように、この演出制御メイン処理は、まず、演出制御CPU900が、内部に設けられているレジスタを初期化すると共に、入出力ポートの入出力方向を設定する。そしてさらに、出力方向に設定された出力ポートから送信されるデータがシリアル転送となるように設定する(ステップS1)。
図6に示すように、この演出制御メイン処理は、まず、演出制御CPU900が、内部に設けられているレジスタを初期化すると共に、入出力ポートの入出力方向を設定する。そしてさらに、出力方向に設定された出力ポートから送信されるデータがシリアル転送となるように設定する(ステップS1)。
その設定後、演出制御CPU900は、上記主制御基板60(図3参照)から受信する演出制御コマンドを格納する演出制御RAM902内のメモリ領域を初期化する(ステップS2)。そして、演出制御CPU900は、上記主制御基板60からの割込み信号を受信する入力ポートの割込み許可設定処理を行う(ステップS3)。
次いで、演出制御CPU900は、作業領域、スタック領域として使用する演出制御RAM902内のメモリ領域を初期化し(ステップS4)、音LSI903(図3参照)に初期化指令を行う。これにより、音LSI903は、その内部に設けられているレジスタを初期化する(ステップS5)。
次いで、演出制御CPU900は、上・左・右・左上可動役物43a〜43dを動作させるモータ(図示せず)に異常が発生しているか否か、そのモータ(図示せず)を動作させるモータデータが格納される演出制御RAM902内のメモリ領域を確認する。異常データが格納されている場合、演出制御CPU900は、当該モータを原点位置に戻す指令を行う。これにより、上・左・右・左上可動役物43a〜43dは初期位置に配設されることとなる(ステップS6)。
次いで、演出制御CPU900は、その内部に設けられている一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTC(Counter Timer Circuit)の設定を行う。すなわち、演出制御CPU900は、1ms毎に定期的にタイマ割込みがかかるように上記CTCの時間定数レジスタを設定する(ステップS7)。
上記処理を終えた後、演出制御CPU900は、メインループ更新周期か否かを確認する。具体的には、0〜31までループ状にカウントするメインループカウンタML_CNTを16分周(すなわち、16で除算)した際の余りを確認し、その余りが0であれば(ステップS8:YES)、ステップS10に進み、0以外であれば(ステップS8:NO)、予告抽選等に用いる乱数値を更新する処理を行う(ステップS9)。なお、メインループカウンタML_CNTのインクリメント(+1)方法については、後述することとする。
次いで、演出制御CPU900は、後述するステップS12にて生成された装飾ランプ基板100に搭載されているLEDランプ等の装飾ランプをそれぞれ点灯又は消灯させるのに必要な制御信号を演出制御RAM902内のメモリ領域に書込みする処理を行う(ステップS10)。
続いて、演出制御CPU900は、上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されている上記主制御基板60(図3参照)から受信する演出制御コマンドを読み出し、その内容に応じた演出パターンを、演出制御ROM901内に予め格納しておいた多数の演出パターンの中から抽選により決定する。そして、その決定された演出パターンに対応する液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する(ステップS11)。この際、図5に示すような演出パターンが決定される。そして、このように決定された演出パターンにおいては、最終結果抽選テーブルSK_TBL(図4(a)参照)、第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL(図4(b)参照)、第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL(図4(c)参照)を用いて抽選する箇所が予め決められている。すなわち、図5に示すタイミングt1〜タイミングt2時の変動開始時におけるタイミングT1時、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBLを読み出し、図5に示す演出パターンの最終結果の抽選を行う。なお、本実施形態においては、抽選の結果、No.4が選択され、最終的に、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し、赤色で止まることが決定されている。
次いで、タイミングt2〜タイミングt3時の疑似1連時におけるタイミングT2時、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。すなわち、この状態フラグIDL_FLGは、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態が、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを示すものである。より具体的に説明すると、この状態フラグIDL_FLGが、例えば「0」であれば、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態が、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていないことを示しており、例えば「1」になっていれば、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態が、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていることを示している。しかして、本実施形態においては、現在の状態は、無彩色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.3が選択され、液晶表示装置41には、映像1の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなる。そのため、状態フラグIDL_FLGは、現状の「0」の状態のままとなる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、映像1の予告演出内容が液晶表示装置41に表示されるような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt2〜タイミングt3時の疑似1連時におけるタイミングT3時、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態において、現在の状態は、無彩色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.2が選択され、液晶表示装置41には、ノイズの予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなる。そのため、状態フラグIDL_FLGは、現状の「0」の状態のままとなる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、ノイズの予告演出内容が液晶表示装置41に表示されるような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt3〜タイミングt4時の疑似2連時におけるタイミングT4時、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態において、現在の状態は、無彩色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.4が選択され、液晶表示装置41には、映像2の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、青色に1段階アップした状態となる。そのため、状態フラグIDL_FLGは、未だ、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていないため、現状の「0」の状態のままとなる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、映像2の予告演出内容が液晶表示装置41に表示されるような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt3〜タイミングt4時の疑似2連時におけるタイミングT5時に、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態において、現在の状態は、青色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.2が選択され、液晶表示装置41には、ノイズの予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。そのため、状態フラグIDL_FLGは、現状の「0」の状態のままとなる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、ノイズの予告演出内容が液晶表示装置41に表示されるような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt4〜タイミングt5時の疑似3連時におけるタイミングT6時に、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態において、現在の状態は、青色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.4が選択され、液晶表示装置41には、映像2の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、緑色に1段階アップした状態となる。そのため、状態フラグIDL_FLGは、未だ、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっていないため、現状の「0」の状態のままとなる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、映像2の予告演出内容が液晶表示装置41に表示されるような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt4〜タイミングt5時の疑似3連時におけるタイミングT7時に、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態において、現在の状態は、緑色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.1が選択され、液晶表示装置41には、予告演出の内容が表示されず、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。そのため、状態フラグIDL_FLGは、現状の「0」の状態のままとなる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、予告演出内容が液晶表示装置41に表示されないような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt7〜タイミングt8時のリーチ演出時におけるタイミングT8時に、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態において、現在の状態は、緑色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「0」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.4が選択され、液晶表示装置41には、映像2の予告演出内容が表示され、発光エフェクトや始動保留等の色は、赤色に1段階アップした状態となる。そのため、状態フラグIDL_FLGは、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となったため、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGに「1」をセットする。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、映像2の予告演出内容が液晶表示装置41に表示されるような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
次いで、タイミングt7〜タイミングt8時のリーチ演出時におけるタイミングT9時に、演出制御CPU900は、状態フラグIDL_FLGを確認する。この際、本実施形態においては、現在の状態は、赤色の状態であるから、状態フラグIDL_FLGが「1」であるため、演出制御CPU900は、演出制御ROM901内に格納されている図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBLを読み出し、抽選を行う。この抽選の結果、本実施形態においては、No.1が選択され、液晶表示装置41には、予告演出の内容が表示されず、発光エフェクトや始動保留等の色は、現状の状態のままとなっている。なお、この際、抽選箇所はこれで最後であるため、演出制御CPU900にて、状態フラグIDL_FLGは「0」にクリアされる。なお、このステップS11において、演出制御CPU900は、予告演出内容が液晶表示装置41に表示されないような液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する。
しかして、このように、演出パターンの所定箇所において、予告演出の内容を都度抽選するようにすれば、次にどの内容の予告演出が液晶表示装置41に表示されるのかが、予測不能となるから、演出の単純化を防止することができ、もって、遊技者の興趣を向上させることができる。
また、このように、発光エフェクトや始動保留等の色の現在の状態を確認し、タイミングT1時における抽選結果以上の状態となっているか否かを確認することで、タイミングT1時における抽選結果以上の結果となることがないから、遊技者に誤った結果を報知し、遊技者に過度な期待を抱かせる結果となる事態を防止することができる。
なお、本実施形態において、図5に示す演出パターンは、最終的に、タイミングT1時における抽選結果通りとなった例を用いて説明したが、もし、タイミングT1時における抽選結果通りに最終的にならなかった場合、すなわち、状態フラグIDL_FLGが「0」の状態のままであれば、抽選は行わず、タイミングT1時における抽選結果通りとなるようにすれば良い。より具体的に説明すれば、本実施形態においては、タイミングT1時における抽選結果にて、最終的に、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し、赤色で止まることが決定されているから、最終的に状態フラグIDL_FLGが「0」のままであれば、赤色で止まるという内容が抽選にて選択されなかったこととなるから、発光エフェクトや始動保留等の色が段階的に変化し、赤色で止まるように強制的に実行するようにすれば良い。このようにすれば、遊技者に誤った結果を報知してしまう事態を防止することができる。
次いで、演出制御CPU900は、上記決定された演出パターンに応じた光に関する制御信号、音に関する制御信号を生成する。そして、上記決定された演出パターン内に、演出ボタン装置13を遊技者に押下させるような演出があるか否かも決定される。さらには、上・左・右・左上可動役物43a〜43dの動作内容を決定する。そして、その決定した動作内容に応じた可動役物装置43のモータ(図示せず)の動作内容を決定する(ステップS12)。なお、この決定された光に関する制御信号が、次回のステップS10の処理の際、演出制御RAM902内のメモリ領域に書き込まれることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、上記決定された音に関する制御信号を音LSI903に送信する。そして、音LSI903は、その制御信号に応じたBGMあるいは効果音を音ROM904から読み出す。これにより、音LSI903は、その読み出した音データに基づく処理を行い、音源データとしてスピーカ16へ出力する処理を行う(ステップS13)。
次いで、演出制御CPU900は、上記ステップS13の処理に関し、音LSI903が音データ等をデコード処理する際、ノイズ等により何らかのエラーが発生していないかを、当該音LSI903にアクセスし確認する(ステップS14)。
かくして、演出制御CPU900は、上記ステップS14の処理を終えた後、再度ステップS8の処理に戻り、ステップS8〜S14の処理を繰り返すこととなる。
<コマンド受信割込み処理の説明>
続いて、図7を参照して、このような演出制御メイン処理の実行中に、主制御基板60より演出制御コマンド及び割込み信号が送信されてきた際の処理について説明する。
続いて、図7を参照して、このような演出制御メイン処理の実行中に、主制御基板60より演出制御コマンド及び割込み信号が送信されてきた際の処理について説明する。
図7に示すように、演出制御CPU900は、上記割込み信号を受信した際、各レジスタの内容を演出制御RAM902内のスタック領域に退避させる退避処理を実行する(ステップS100)。その後、演出制御CPU900は、演出制御コマンドを受信した入力ポートのレジスタを読み出し(ステップS101)、演出制御RAM902内のコマンド送受信用メモリ領域のアドレス番地を示すポインタを算出する(ステップS102)。
そしてその後、演出制御CPU900は、再度、演出制御コマンドを受信した入力ポートのレジスタを読み出し(ステップS103)、ステップS101にて読み出した値とステップS103にて読み出した値が一致しているか否かを確認する。一致していなければ(ステップS104:NO)、ステップS107に進み、一致していれば(ステップS104:YES)、上記算出したポインタに対応するアドレス番地に、主制御基板60より受信した演出制御コマンドを格納する(ステップS105)。なお、この格納された演出制御コマンドが、図6に示すステップS11の処理の際、演出制御CPU900に読み出されることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、演出制御RAM902内のコマンド送受信用メモリ領域のアドレス番地を示すポインタを更新し(ステップS106)、ステップS100の処理で退避しておいたレジスタを復帰させる(ステップS107)。これにより、図6に示す演出制御メイン処理に戻ることとなる。
<タイマ割込み処理の説明>
続いて、図8を参照して、演出制御メイン処理のステップS7(図6参照)の処理にて設定した、1ms毎のタイマ割込みが発生した際の処理について説明する。
続いて、図8を参照して、演出制御メイン処理のステップS7(図6参照)の処理にて設定した、1ms毎のタイマ割込みが発生した際の処理について説明する。
図8に示すように、演出制御CPU900は、1ms毎のタイマ割込みが発生した際、各レジスタの内容を演出制御RAM902内のスタック領域に退避させる退避処理を実行する(ステップS200)。その後、演出制御CPU900は、当該演出制御CPU900内に設けられている入出力ポートのレジスタをリフレッシュする(ステップS201)。
続いて、演出制御CPU900は、演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されているモータデータを出力ポートよりシリアル転送で送信する。これにより、上・左・右・左上可動役物43a〜43dが、そのモータデータに基づいた動作をすることとなる(ステップS202)。
次いで、演出制御CPU900は、演出ボタン装置13からの信号を受信する(ステップS203)。なお、演出ボタン装置13が遊技者によって押下されていた場合、演出制御CPU900は、図6に示すステップS11の処理を行う際、演出ボタン装置13が押下されたことを考慮した演出パターンを決定することとなる。
次いで、演出制御CPU900は、可動役物装置43のモータ(図示せず)の位置を検出するモータセンサから送信される検出データに基づきモータの位置を確認する(ステップS204)。
次いで、演出制御CPU900は、図6に示すステップS11の処理にて演出制御RAM902内のメモリ領域に格納された液晶制御コマンドを液晶制御基板120(図3参照)に送信する(ステップS205)。これにより、液晶表示装置41に、その液晶制御コマンドに応じた内容が表示されることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、上記ステップS204にて確認したモータの位置に基づき、図6に示すステップS11にて決定された上・左・右・左上可動役物43a〜43dを動作させるモータの動作内容に応じたモータデータを生成した上で、演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する(ステップS206)。なお、この演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されたモータデータが、次の1msのタイマ割込みの際、ステップS202の処理にて出力ポートよりシリアル転送にて送信されることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、図6に示すステップS10の処理にて演出制御RAM902内に格納した装飾ランプ基板100(図3参照)に搭載されているLEDランプ等の装飾ランプをそれぞれ点灯又は消灯させるのに必要な制御信号を装飾ランプ基板100に送信する(ステップS207)。これにより、LEDランプ等の装飾ランプがそれぞれ点灯又は消灯することとなり、所望のランプ演出が行われることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、図6に示すステップS8の処理にて用いる0〜31までループ状にカウントするメインループカウンタML_CNTをインクリメント(+1)し、そのインクリメントした値を16分周(すなわち、16で除算)する処理を行う(ステップS208)。そしてその後、演出制御CPU900は、ステップS200の処理で退避しておいたレジスタを復帰させる(ステップS209)。これにより、図6に示す演出制御メイン処理に戻ることとなる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、演出の単純化を防止することができる。
なお、本実施形態においては、演出制御基板90と液晶制御基板120を別々に設ける例を示したが、一体的に設けても良い。
1 パチンコ遊技機
41 液晶表示装置(表示手段)
43 可動役物装置
43a 上可動役物(可動役物)
43b 左可動役物(可動役物)
43c 右可動役物(可動役物)
43d 左上可動役物(可動役物)
901 演出制御ROM(予告演出表示態様記憶手段)
SK_TBL 最終結果抽選テーブル(最終結果抽選手段)
YK1_TBL 第1予告演出内容抽選テーブル(予告演出内容抽選決定手段)
YK2_TBL 第2予告演出内容抽選テーブル(予告演出内容抽選決定手段)
41 液晶表示装置(表示手段)
43 可動役物装置
43a 上可動役物(可動役物)
43b 左可動役物(可動役物)
43c 右可動役物(可動役物)
43d 左上可動役物(可動役物)
901 演出制御ROM(予告演出表示態様記憶手段)
SK_TBL 最終結果抽選テーブル(最終結果抽選手段)
YK1_TBL 第1予告演出内容抽選テーブル(予告演出内容抽選決定手段)
YK2_TBL 第2予告演出内容抽選テーブル(予告演出内容抽選決定手段)
請求項1の発明によれば、表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示される複数の予告演出内容を記憶する予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)と、
前記複数の予告演出内容が実行される一連の予告演出の所定のタイミングで、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている段階的に信頼度が異なる複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示させるかを抽選により決定する予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)と、を有し、
前記予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)は、
前記一連の予告演出が開始される前に、前記一連の予告演出にて最後に実行される予告演出内容を抽選により決定し、
前記所定のタイミングで実行される前記予告演出内容の信頼度が、前記最後に実行される予告演出内容の信頼度より高い段階とならないように、それに応じた抽選テーブル(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL)を用いて、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示させるかを抽選により決定することを特徴としている。
前記複数の予告演出内容が実行される一連の予告演出の所定のタイミングで、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている段階的に信頼度が異なる複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示させるかを抽選により決定する予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)と、を有し、
前記予告演出内容抽選決定手段(例えば、図4(a)に示す最終結果抽選テーブルSK_TBL,図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL,図6に示すステップS11)は、
前記一連の予告演出が開始される前に、前記一連の予告演出にて最後に実行される予告演出内容を抽選により決定し、
前記所定のタイミングで実行される前記予告演出内容の信頼度が、前記最後に実行される予告演出内容の信頼度より高い段階とならないように、それに応じた抽選テーブル(例えば、図4(b)に示す第1予告演出内容抽選テーブルYK1_TBL,図4(c)に示す第2予告演出内容抽選テーブルYK2_TBL)を用いて、前記予告演出表示態様記憶手段(例えば、図3に示す演出制御ROM901)に記憶されている複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段(例えば、図2に示す液晶表示装置41)に表示させるかを抽選により決定することを特徴としている。
Claims (5)
- 表示手段に表示される複数の予告演出内容を記憶する予告演出表示態様記憶手段と、
前記表示手段に表示される複数の予告演出からなる一連の予告演出内容の少なくとも2箇所以上の所定箇所にて、前記予告演出表示態様記憶手段に記憶されている複数の予告演出内容のうちどの予告演出内容を前記表示手段に表示させるかを抽選によりその都度決定する予告演出内容抽選決定手段と、を有してなる遊技機。 - 前記複数の予告演出からなる一連の予告演出内容の少なくとも2箇所以上の所定箇所は、予め決められてなる請求項1に記載の遊技機。
- 複数の予告演出からなる一連の予告演出内容の最終結果を抽選により決定する最終結果抽選手段と、をさらに有し、
前記予告演出内容抽選決定手段は、前記最終結果抽選手段にて決定された最終結果以上の結果を想起させるような予告演出内容が、前記予告演出表示態様記憶手段に記憶されている複数の予告演出内容から抽選により選択されないようにしてなる請求項1又は2に記載の遊技機。 - 複数の予告演出からなる一連の予告演出内容の最終結果を抽選により決定する最終結果抽選手段と、をさらに有し、
前記予告演出内容抽選決定手段は、前記最終結果抽選手段にて決定された最終結果を想起させるような予告演出内容が、前記予告演出表示態様記憶手段に記憶されている複数の予告演出内容から抽選により最後まで選択されなかった時は、前記予告演出表示態様記憶手段に記憶されている複数の予告演出内容から前記最終結果抽選手段にて決定された最終結果を想起させるような予告演出内容が、抽選が行われる最後の箇所にて選択されてなる請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機。 - 前記複数の予告演出からなる一連の予告演出内容の少なくとも2箇所以上の所定箇所は、遊技の進行に伴い所定の演出動作を行う複数の可動役物同士が衝突しないような演出が夫々選択されてなる請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技機。
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- 2017-03-02 JP JP2017039220A patent/JP2018143330A/ja active Pending
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