JP2018115428A - 天井吊りボルト等懸架装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震等の外部圧力を受けても、鉄骨製母屋に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケットが鉄骨製母屋から脱落することがなく、鉄骨製母屋に堅固に取り付けられる。
【解決手段】吊りボルト懸架ブラケット5と鉄骨製母屋3との間に吊りボルト懸架ブラケット5の鉄骨製母屋3からの脱落を防止するための脱落防止ボルト10を介在させ、脱落防止ボルト10は、鉄骨製母屋3である山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの横片6の裏面側に沿って配設される2本の取付ボルト部8と、これに垂直に立ち上がり山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの縦片7の縦面7a側に配設される2本の規制ボルト部9と、両規制ボルト部9の立ち上がり端部を互いに二又状に一体に繋ぐ連結部9aとからなり、2本の取付ボルト部8は吊りボルト懸架ブラケット5にナット11止めによって取り付けられ、2本の規制ボルト部9は山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7aに当接されてなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、屋根材の下部に配設される鉄骨製屋根骨枠に、これに直交して鉄骨製母屋が取り付けられ、該鉄骨製母屋に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケットによって天井吊りボルト又は振れ止め用筋交い吊りボルトを取り付けるための天井吊りボルト等懸架装置に関する。
従来の天井吊りボルト懸架装置としては、図13に示すように、屋根材1の下部にその長手方向に配設される鉄骨製屋根骨枠2に直交して鉄骨製母屋3が取り付けられ、該鉄骨製母屋3に天井吊りボルト4を懸架するための吊りボルト懸架ブラケット35が取り付けられ、該吊りボルト懸架ブラケット35に天井吊りボルト4が懸架され、天井吊りボルト4の下端部はハンガーHによって野縁受けUが取り付けられ、該野縁受けUにクリップCによって野縁Nが取り付けられ、該野縁Nに天井材Tがビス止め或いは接着止めによって取り付けられるようになっている。
そして、建物に過大な地震等の外部圧力を受けて、吊りボルト懸架ブラケット35が鉄骨製母屋3から脱落しないように、吊りボルト懸架ブラケット35と鉄骨製母屋3との間に脱落防止ボルト36を取り付け、該脱落防止ボルト36に規制されて吊りボルト懸架ブラケット35が鉄骨製母屋3から脱落しないように配慮されている。
この際、脱落防止ボルト36を鉄骨製母屋3に取り付ける構造を、図13のaに示す部分を矢印の方向に拡大して説明すると、脱落防止ボルト36の先端部をU字状に折曲した引っ掛け部36aを形成し、これを鉄骨製母屋3に形成されている鍔部3aに係止させて、脱落防止ボルト36の他端部を吊りボルト懸架ブラケット35にナット11止めするようになっている。(なお、拡大図では、吊りボルト懸架ブラケット35を省略して図示している。)
このように、脱落防止ボルト36を鉄骨製母屋3に係止させるためには、鉄骨製母屋3には脱落防止ボルト36に形成した引っ掛け部36aを引っ掛けて係止するための鍔部3aが形成されていなければならない。
従来では、鉄骨製母屋3として、図示のようにH形鋼が用いられている場合には、脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを引っ掛けるためのT字状鍔部3aがH形鋼に存在し、脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを該鍔部3aに係止することによって吊りボルト懸架ブラケット35の鉄骨製母屋3からの脱落を簡単な構造によって防止することができるが、鉄骨製母屋3の脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを引っ掛ける鍔部3aが存在しない型鋼、例えば図1に示すような断面L状の山形鋼3Aや断面コ字状の溝形鋼3B(リップ付き溝形鋼を含む。)にはH形鋼のようなT字状鍔部が存在しないため、脱落防止ボルト36を係止することができなかった。このため、従来では、脱落防止ボルト36の端部を、図示しないが断面L状の山形鋼3Aや断面コ字状の溝形鋼3Bの縦片7に沿って垂直状に上方に長く延長し、この延長した部分に引っ掛け部を形成し、この引っ掛け部を前記縦片7の上端部に引っ掛けることが考えられるが、しかし、断面L状の山形鋼3Aや断面コ字状の溝形鋼3Bでは、その縦片7の長さが400mmを越えるものもあり、この長大な縦片7に合わせて脱落防止ボルト36を製造することは不可能であり、従って、これら断面L状の山形鋼3Aや断面コ字状の溝形鋼3Bからなる鉄骨製母屋3に脱落防止ボルト36を取り付けることができなかった。そのため、地震等の大きな外部圧力を受けると、吊りボルト懸架ブラケット35が鉄骨製母屋3から脱落する危険が多分にあった。
本発明は、屋根材1の下部に配設される鉄骨製屋根骨枠2に直交して鉄骨製母屋3を固着し、この鉄骨製母屋3に天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルトを懸架するための吊りボルト懸架ブラケット5が取り付けられてなる天井吊りボルト等懸架装置において、前記鉄骨製母屋3が前記鉄骨製屋根骨枠2に当接する横片6とこれに垂直に立ち上がる縦片7とからなる断面L状の山形鋼3A或いは断面コ字状の溝形鋼3Bからなり、これらの型鋼からなる鉄骨製母屋3に前記吊りボルト懸架ブラケット5を取り付けるに当って、地震等の外部圧力を受けても、鉄骨製母屋3に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5が鉄骨製母屋3から脱落することがなく、鉄骨製母屋3に堅固に取り付けられる天井吊りボルト懸架装置を提案することを課題とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る天井吊りボルト懸架装置は、図1〜図6に示すように、屋根材1の下部に配設される鉄骨製屋根骨枠2(図2)に直交して鉄骨製母屋3を固着し、この鉄骨製母屋3に天井吊りボルト4を懸架するための天井吊りボルト懸架ブラケット5が取り付けられてなる天井吊りボルト懸架装置において、前記鉄骨製母屋3は前記鉄骨製屋根骨枠2に当接する横片6とこれに垂直に立ち上がる縦片7とを有する断面L状の山形鋼3A或いは断面コ字状の溝形鋼3B(図1のaで示す山形鋼3Aの部分を矢印の方向に取り出して山形鋼3Aに換えて溝形鋼3Bを示す。)からなり、これらの鉄骨製母屋3に前記天井吊りボルト懸架ブラケット5を取り付けるに当って、該天井吊りボルト懸架ブラケット5と鉄骨製母屋3との間に天井吊りボルト懸架ブラケット5が鉄骨製母屋3から脱落するのを防止するための脱落防止ボルト10(図1)を介在させ、該脱落防止ボルト10は、前記山形鋼3A或いは前記溝形鋼3Bの前記横片6の下面側に沿って配設される2本の取付ボルト部8と、これに垂直に立ち上がり前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面側に沿って配設される2本の規制ボルト部9と、両規制ボルト部9の立ち上がり端部を互いに二又状に一体に繋ぐ連結部9aとからなり、2本の取付ボルト部8は前記天井吊りボルト懸架ブラケット5に夫々ナット11止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部9は前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7a(図3)に当接され、この状態で前記天井吊りボルト懸架ブラケット5は前記脱落防止ボルト10に規制されて鉄骨製母屋3に取り付けられてなる構成からなるものである。
請求項2に係る発明は、図3に示すように、前記天井吊りボルト懸架ブラケット5は、上枠12と縦枠13と下枠14と縦枠13に対向する開口部15とで断面横向きコ字状のブラケット本体5aを形成し、該開口部15を鉄骨製母屋3の前記横片6に挿入し、上枠12にねじ込む押圧ボルト16の下端部16aと下枠14にねじ込む天井吊りボルト4の上端部4aとで前記横片6を挟持するようになっている請求項1に記載の構成からなるものである。
請求項3に係る発明は、図3、図4及び図6に示すように、天井吊りボルト懸架ブラケット5の前記下枠14に前記開口部15側にあって鉄骨製母屋3の前記横片6の下面に当接する直立枠17を突設し、脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を前記直立枠17と前記縦枠13とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部8を前記横片6の下面側に沿って配設し、前記縦枠13から突出する2本の取付ボルト部8のねじ部8aに夫々ナット11をねじ込むことによって、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9が鉄骨製母屋3の縦片7に圧接して、天井吊りボルト懸架ブラケット5は脱落防止ボルト10によって鉄骨製母屋3からの抜け出しが規制されてなる請求項1又は2に記載の構成からなるものである。
請求項4に係る発明は、図5及び図6に示すように、天井吊りボルト懸架ブラケット5の下枠14に鉄骨製母屋3の横片6の下面に面接触する一対のねじ止め片18を突設し、該一対のねじ止め片18を前記横片6にねじ込むドリルねじ19によって前記横片6に固着してなる請求項1〜3の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項5に係る発明は、図1、図7〜図12に示すように、屋根材1の下部に配設される鉄骨製屋根骨枠2に直交して鉄骨製母屋3を固着し、この鉄骨製母屋3に天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23を懸架するための吊りボルト懸架ブラケット5Aが取り付けられてなる天井吊りボルト等懸架装置において、前記鉄骨製母屋3は前記鉄骨製屋根骨枠2に当接する横片6とこれに垂直に立ち上がる縦片7とを有する断面L状の山形鋼3A或いは断面コ字状の溝形鋼3B(図1のaで示す山形鋼3Aの部分を矢印の方向に取り出して山形鋼3Aに換えて溝形鋼3Bを示す。)からなり、これらの鉄骨製母屋3に天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23を懸架するための吊りボルト懸架ブラケット5Aを取り付けるに当って、該吊りボルト懸架ブラケット5Aと鉄骨製母屋3との間に吊りボルト懸架ブラケット5Aが鉄骨製母屋3から脱落するのを防止するための脱落防止ボルト10を介在させ、該脱落防止ボルト10は、前記山形鋼3A或いは前記溝形鋼3Bの前記横片6の下面側に沿って配設される2本の取付ボルト部8と、これに垂直に立ち上がり前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7a側に沿って配設される2本の規制ボルト部9と、両規制ボルト部9の立ち上がり端部を互いに二又状に一体に繋ぐ連結部9aとからなり、2本の取付ボルト部8は前記吊りボルト懸架ブラケット5Aに夫々ナット11止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部9は前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7aに当接され、この状態で前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは前記脱落防止ボルト10に規制されて鉄骨製母屋3に取り付けられてなる構成からなるものである。
請求項6に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは、上枠12と縦枠13と下枠20と縦枠13に対向する開口部15とで断面横向きコ字状のブラケット本体5bを形成し、該開口部15を鉄骨製母屋3の前記横片6に挿入し、上枠12に前記横片6の上面を押圧する押圧ボルト16をねじ込み、該上枠12からねじ込まれる押圧ボルト16によって、前記吊りボルト懸架ブラケットは鉄骨製母屋の前記横片に押圧支持されてなる請求項5に記載の構成からなるものである。
請求項7に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を前記下枠20と前記縦枠13とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部8を鉄骨製母屋3の前記横片6の下面側に沿って配設し、吊りボルト懸架ブラケット5Aの前記縦枠13から突出する2本の取付ボルト部8のねじ部18aに夫々ナット11をねじ込むことによって脱落防止ボルトの2本の規制ボルト部9は鉄骨製母屋3の縦片7に圧接して、吊りボルト懸架ブラケット5Aは脱落防止ボルト10によって鉄骨製母屋3からの抜け出しが規制されてなる請求項5又は6に記載の構成からなるものである。
請求項8に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aの下枠20は鉄骨製屋根骨枠2の長手方向に円弧状に湾曲する円弧状湾曲状に形成されると共に、該円弧状湾曲下枠20にその湾曲方向に開口する長孔21が貫設され、該円弧状湾曲下枠20の湾曲内面20aには該内面20aに沿って湾曲方向に摺動可能な板状湾曲ナット22が設けられ、該板状湾曲ナット22に天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が前記長孔21を貫通してねじ込まれてなる請求項5〜7の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項9に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは、上枠12と下枠20との間に、下枠20に一体形成された中間枠20Aを備え、該中間枠20Aを鉄骨製母屋3の前記横片6の下面側に当て付け、該中間枠20Aから前記横片6にねじ込むドリルねじ16Aによって、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aの円弧状湾曲下枠20を鉄骨製母屋3の横片6に固着するようになっている請求項5〜8の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項10に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、前記円弧状湾曲下枠20の湾曲外面20bに沿って板状湾曲座金26が取り付けられ、前記天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が、前記板状湾曲座金26及び円弧状湾曲下枠20に貫設した前記長孔21を貫通して前記板状湾曲ナット22にねじ込まれると共に、ロックナット27が前記天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23にねじ込まれて該ロックナット27が前記板状湾曲座金26に圧接することによって前記天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が所定の懸架方向に配設されてロックされてなる請求項5〜9の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項11に係る発明は、図10及び図12に示すように、前記振れ止め筋交い吊りボルト23は羽子板ボルト23からなり、該羽子板ボルト23の羽子板部23aに振れ止め用筋交い24が固着され、該筋交いの下端部24aが野縁受けUに固着具25によって固着されてなる請求項5〜10の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項12に係る発明は、図10に示すように、天井吊りボルト4を懸架する前記吊りボルト懸架ブラケット5Aが鉄骨製屋根骨枠2に固着される鉄骨製母屋3に取り付けられると共に、前記鉄骨製屋根骨枠2の延長上又は別の鉄骨製屋根骨枠2に固着される別の鉄骨製母屋3に羽子板ボルト23を懸架する前記吊りボルト懸架ブラケット5Aが取り付けられ、該羽子板ボルト23に振れ止め用筋交い24が固着されてなる請求項5〜11の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項1に係る発明によれば、図2に示す断面L状の山形鋼3A或いは断面コ字状の溝形鋼3Bからなる鉄骨製母屋3において、図13に示すようなH型鋼からなる鉄骨製母屋3のように、脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを引っ掛ける鍔部3aが存在しなくても、図2及び図3に示すように、鉄骨製母屋3を形成する前記断面L状の山形鋼3A或いは前記断面コ字状の溝形鋼3Bの前記鉄骨製母屋3は、前記鉄骨製屋根骨枠2に当接する横片6とこれに垂直に立ち上がる縦片7とを利用し、図1に良く示されるように、鉄骨製母屋3と天井吊りボルト懸架ブラケット5との間に前記横片6の下面側に沿って配設される2本の取付ボルト部8とこれに垂直に立ち上がり前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面側に沿って配設される2本の規制ボルト部9とからなる脱落防止ボルト10を介在させ、2本の取付ボルト部8は前記天井吊りボルト懸架ブラケット5にナット11止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部9が前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7a(図3)に当接されることによって、前記天井吊りボルト懸架ブラケット5が鉄骨製母屋3から脱落方向に付勢されても、該天井吊りボルト懸架ブラケット5にナット11止めされる前記脱落防止ボルト10の前記2本の規制ボルト部9が鉄骨製母屋3の前記縦片7に当接して、天井吊りボルト懸架ブラケット5は、脱落防止ボルト10に規制されて、地震等の外部圧力を受けるも、鉄骨製母屋3からの脱落を防止することができる。
しかも本発明にあっては、図1、図4又は図6に示すように、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9の立ち上がり端部は連結部9aによって互いに二又状に一体に繋がれてなるため、2本の規制ボルト部9が互いに補強し合って、外部からの振動等の圧力を受けても、鉄骨製母屋3である前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7aに対する当接規制状態を破壊することはなく、天井吊りボルト懸架ブラケット5を堅固に支持することができる。
これがもし、2本の規制ボルト部9の立ち上がり端部が互いに繋がれることなく独立しておれば、2本の規制ボルト部9を形成する各単独の規制ボルト部9が夫々独自に外部圧力に対抗しなければならず、これがために強大な外部圧力を受けると各単独の規制ボルト部9は外部圧力に負けて、鉄骨製母屋3である前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7aに対する当接規制状態が破壊され、横方向に倒壊したりして、脱落防止ボルトが鉄骨製母屋3から離反して天井吊りボルト懸架ブラケット5が鉄骨製母屋3から脱落する原因となることが予測される。
請求項2に係る発明によれば、図3に示すように、前記天井吊りボルト懸架ブラケット5は上枠12と縦枠13と下枠14と縦枠13に対向する開口部15で断面横向きコ字状のブラケット本体5aを形成し、該開口部15を鉄骨製母屋3の前記横片6に挿入し、上枠12にねじ込む押圧ボルト16の下端部16aと下枠14にねじ込む天井吊りボルト4の上端部4aとで前記横片6を挟持するようになっているため、天井吊りボルト懸架ブラケット5の構造が簡単であると共に、押圧ボルト16と天井吊りボルト4とのねじ込み作業だけで鉄骨製母屋3に取り付けることができるから、迅速容易に天井吊りボルト懸架ブラケット5を鉄骨製母屋3に取り付けることができる。
請求項3に係る発明によれば、図3及び図4に示すように、天井吊りボルト懸架ブラケット5の前記下枠14に前記開口部15側にあって鉄骨製母屋3の前記横片6の下面側に当接する直立枠17を突設し、脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を前記直立枠17と前記縦枠13とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部8は鉄骨製母屋3の横片6の下面側に沿って正確に配設され、前記縦枠13から突出する2本の取付ボルト部8のねじ部8aにナット11をねじ込むことによって、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9は鉄骨製母屋3の縦片7に強力に圧接され、吊りボルト懸架ブラケット5は脱落防止ボルト10に規制されて地震等の過大な外部圧力に対しても鉄骨製母屋3から脱落することがない。
又、脱落防止ボルト10は、その2本の規制ボルト部9を鉄骨製母屋3の縦片7に当て付けた状態で、天井吊りボルト懸架ブラケット5の前記直立枠17と縦枠13とにわたって脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を貫挿し、且つナット11止めするだけであるから、その取付操作が簡単でありながら、天井吊りボルト懸架ブラケット5を鉄骨製母屋3に強固に取り付けることができる。
請求項4に係る発明によれば、図5及び図6に示すように、天井吊りボルト懸架ブラケット5の下枠14に鉄骨製母屋3の横片6の下面に面接触する一対のねじ止め片18を突設し、該一対のねじ止め片18を前記横片6にねじ込まれるドリルねじ19によって前記横片6に固着してなるため、この面からも吊りボルト懸架ブラケット5を鉄骨製母屋3に強固に取り付けることができる。
請求項5に係る発明によれば、図1、図7〜図12に示すように、図2に示す断面L状の山形鋼3A或いは断面コ字状の溝形鋼3Bからなる鉄骨製母屋3において、図13に示すようなH型鋼からなる鉄骨製母屋3のように、脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを引っ掛ける鍔部3aが存在しなくても、図2及び図3に示すように、鉄骨製母屋3を形成する前記断面L状の山形鋼3A或いは前記断面コ字状の溝形鋼3Bの前記鉄骨製母屋3は前記鉄骨製屋根骨枠2に当接する横片6とこれに垂直に立ち上がる縦片7とを利用し、図1に示すように、鉄骨製母屋3と吊りボルト懸架ブラケット5Aとの間に前記横片6の下面側に沿って配設される2本の取付ボルト部8とこれに垂直に立ち上がり前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7a側に沿って配設される2本の規制ボルト部9とからなる脱落防止ボルト10を介在させ、2本の取付ボルト部8は前記吊りボルト懸架ブラケット5Aにナット11止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部9が前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7aに当接されることによって、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aが鉄骨製母屋3から脱落方向に付勢されても、該吊りボルト懸架ブラケット5にナット11止めされる前記脱落防止ボルト10の前記2本の規制ボルト部9が鉄骨製母屋3の前記縦片7に当接して、吊りボルト懸架ブラケット5Aは、脱落防止ボルト10に規制されて、地震等の外部圧力を受けるも、鉄骨製母屋3からの脱落を防止することができる。
しかも本発明にあっては、図1又は図9に示すように、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9の立ち上がり端部は連結部9aによって互いに二又状に一体に繋がれてなるため、2本の規制ボルト部9が互いに補強し合って、外部からの振動等の圧力を受けても、鉄骨製母屋3である前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面に対する当接規制状態を破壊することはなく、吊りボルト懸架ブラケット5Aを堅固に支持することができる。
請求項6に係る発明によれば、図8、図11又は図12に示すように、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは、上枠12と縦枠13と下枠20と縦枠13に対向する開口部15とで断面横向きコ字状のブラケット本体5bを形成し、該開口部15を鉄骨製母屋3の前記横片6に挿入し、上枠12にねじ込む押圧ボルト16によって前記横片6の上面を押圧するようなっているため、上記押圧ボルト16によって、吊りボルト懸架ブラケット5Aは鉄骨製母屋3に押圧支持されることになるから、吊りボルト懸架ブラケット5Aは鉄骨製母屋3に堅固に支持されることになる。
請求項7に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を前記下枠20と前記縦枠13とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部8を鉄骨製母屋3の前記横片6の下面側に沿って正確に配設され、前記縦枠13から突出する2本の取付ボルト部8のねじ部8aにナット11をねじ込むことによって、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9は鉄骨製母屋3の縦片7に強力に圧接され、吊りボルト懸架ブラケット5は脱落防止ボルト10に規制されて地震等の過大な外部圧力に対しても鉄骨製母屋3から脱落することがない。
請求項8に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aの下枠20は鉄骨製屋根骨枠2の長手方向に円弧状に湾曲する円弧状湾曲状に形成されると共に、該円弧状湾曲下枠20にその湾曲方向に開口する長孔21が貫設され、該円弧状湾曲下枠20の湾曲内面20aには該内面20aに沿って湾曲方向に摺動可能な板状湾曲ナット22が設けられ、該板状湾曲ナット22に天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が前記長孔21を貫通してねじ込まれてなるため、図8又は図11に示すように、屋根材1の勾配に合わせて種々の勾配角度に傾斜して又は水平に配設される鉄骨製屋根骨枠2の傾斜角度に影響されることなく、これに直交して取り付けられる鉄骨製母屋3に吊りボルト懸架ブラケット5Aを介して天井吊りボルト4を垂直状態に取り付けることができると共に、図12に示すように、振れ止め筋交い吊りボルト23を所定の傾斜方向に自在に取り付けることができる。
請求項9に係る発明は、図8、図11又は図12に示すように、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは、上枠12と下枠20との間に、下枠20に一体形成された中間枠20Aを備え、該中間枠20Aを鉄骨製母屋3の前記横片6の下面側に当て付け、該中間枠20Aから前記横片6にねじ込むドリルねじ16Aによって、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aの円弧状湾曲下枠20を鉄骨製母屋3の横片6に固着するようになっているため、吊りボルト懸架ブラケット5Aは、より一層堅固に鉄骨製母屋3に支持されることができる。特に、円弧状湾曲下枠20には、重量のある天井材を支持する天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が懸架されるため、該円弧状湾曲片20が垂れ下がり方向に変形する虞れがあるが、該円弧状湾曲片20に一体の上記中間枠20Aがドリルねじ16Aによって前記横片6にねじ込まれることによって、円弧状湾曲片20は中間枠20に安定よく支持され、円弧状湾曲片20の変形を確実に阻止することができる。
請求項10に係る発明によれば、図8、図11又は図12に示すように、前記円弧状湾曲下枠20の湾曲外面20bに沿って板状湾曲座金26が取り付けられ、前記天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が、前記板状湾曲座金26及び円弧状湾曲片20に貫設した前記長孔21を貫通して前記板状湾曲ナット22にねじ込まれると共に、ロックナット27が前記天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23にねじ込まれて該ロックナット27が前記板状湾曲座金26に圧接することによって前記天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が所定の懸架方向に配設されてロックされてなるため、天井吊りボルト4または振れ止め筋交い吊りボルト23およびこれに固着される振れ止め筋交い24は吊りボルト懸架ブラケット5Aに堅固に懸架され、地震等の過大の外部圧力に対して充分な耐久性を発揮することができる。
請求項11に係る発明によれば、図10及び図12に示すように、前記振れ止め筋交い吊りボルト23は羽子板ボルト23からなり、該羽子板ボルト23の羽子板部23aに振れ止め用筋交い24が固着され、該筋交いの下端部24aが野縁受けUに固着具25によって固着されてなるため、鉄骨製母屋3に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5に懸架される天井吊りボルト4に取り付けられる天井材は、別の鉄骨製母屋3に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5に懸架される振れ止め用筋交い24にも支持されるため、地震等の過大な外部圧力を受けても、該振れ止め用筋交い24の補強作用によって、天井材が天井吊りボルト4からの脱落を確実に防止することができる。
請求項12に係る発明によれば、図10に示すように、天井吊りボルト4を懸架する前記吊りボルト懸架ブラケット5Aが鉄骨製母屋3に取り付けられると共に、これとは別の鉄骨製母屋3に羽子板ボルト23を懸架する前記吊りボルト懸架ブラケット5Aが取り付けられ、該羽子板ボルト23に振れ止め用筋交い24が固着されてなるため、同じ構造の前記吊りボルト懸架ブラケット5Aによって、天井吊りボルト4と振れ止め用筋交い24を懸架することができ、互換性を備えることになり、その懸架作業を能率的に行うことができる。
本発明の要部である脱落防止ボルトの斜視図である。 本発明に係る天井吊りボルト懸架装置の使用状態説明図である。なお、bで囲んだ鉄骨製母屋3である山形鋼3Aを、矢印で示すように異なる形鋼である溝形鋼3Bに置き換えた構造を一部拡大図として図示する。 本発明の更なる要部の拡大断面正面図である。 図3のAーA線断面図である。 図3のBーB線断面図である。 同要部側面図である。 本発明の他の実施形態の使用状態説明図である。 同要部の拡大断面正面図である。 同要部側面図である。 本発明の更に他の実施形態の使用状態説明図である。 図10のcで囲んだ部分の拡大断面図である。 図10のdで囲んだ部分の拡大断面図である。 従来例の使用状態説明である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、本発明の第1実施形態は、図2に示すように、鉄骨製屋根骨枠2に直交して取り付けられた鉄骨製母屋3に吊りボルト懸架ブラケット5を取り付け、これに天井吊りボルト4を懸架するようにした天井吊りボルト懸架装置に関する。
鉄骨製母屋3は、図13に示すようなH形鋼からなる場合もあるが、本発明の対象とする鉄骨製母屋3は、図1に示すように断面L状の山形鋼3A或いは矢印で取り出して図示するように断面コ字状の溝形鋼3Bである。
従来では、鉄骨製母屋3として、従来技術の項で説明したように、図13に図示のようにH形鋼が用いられている場合には、脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを引っ掛けるためのT字状鍔部3aがH形鋼に存在し、脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを該鍔部3aに係止することによって吊りボルト懸架ブラケット35の鉄骨製母屋3からの脱落を簡単な構造によって防止することができるが、鉄骨製母屋3に脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを引っ掛ける鍔部3aが存在しない型鋼、例えば図2に示すような断面L状の山形鋼3Aや断面コ字状の溝形鋼3BにはH形鋼のようなT字状鍔部が存在しないため、従前の脱落防止ボルト36を係止することができなかった。
本発明に係る天井吊りボルト懸架装置では、鉄骨製母屋3として、上記の脱落防止ボルト36の引っ掛け部36aを係止する該鍔部3aを有しない断面L状の山形鋼3A或いは図1でbで囲まれた部分を矢印方向に取り出して山形鋼3Aに換えて図示する断面コ字状の溝形鋼3B(リップ付きの溝形鋼を含む。)を対象とするものであり、正確には、前記鉄骨製屋根骨枠2に当接する横片6とこれに垂直に立ち上がる縦片7とを有してなる重量型鋼からなる鉄骨製母屋3を対象とするものである。
図2以下では、主に、断面L状の山形鋼3Aからなる鉄骨製母屋3に基づいて説明するが、当然に断面コ字状の溝形鋼3Bにも適用することができる。
先ず、本発明の特徴とする構成を強調すれば、図1に示す脱落防止ボルト10を、図2〜図6に示す第1実施形態、並びに図7〜図12に示す第2実施形態の全てに適用し、天井吊りボルト懸架ブラケット5(図2〜図6)並びに吊りボルト懸架ブラケット5A(図7〜図12)と鉄骨製母屋3(山形鋼3A、溝形鋼3B)との間に天井吊りボルト懸架ブラケット5又は吊りボルト懸架ブラケット5Aが鉄骨製母屋3から脱落するのを防止するための脱落防止ボルト10を介在させることである。脱落防止ボルト10としては、一例を挙げれば直径約6mm程度の鋼材を曲げ加工によって形成されるものである。
屋根下地や屋根ボード等からなる屋根材1は、図示のように水平状のものもあるが、一般には種々の勾配角度に形成されており、この屋根材1の傾斜角度に合わせて傾斜して高所から低部に向かって桁材としてH形鋼からなる鉄骨製屋根骨枠2が配設されており、この鉄骨製屋根骨枠2の上面に直交して水平材である鉄骨製母屋3が従来技術と同じように適当な止着具(図示せず。)によって固着されている。この鉄骨製母屋3に天井吊りボルト4を懸架するための天井吊りボルト懸架ブラケット5が取り付けられ、これに天井吊りボルト4が懸架され、天井吊りボルト4の下端部は、従来周知のように、ハンガーHによって野縁受けUが取り付けられ、該野縁受けUにクリップCによって野縁Nが取り付けられ、該野縁Nに天井材Tがビス止め或いは接着止めによって取り付けられるようになっている。
脱落防止ボルト10は、図1又は図2及び図3にも良く示されているように、鉄骨製母屋3である前記山形鋼3A或いは図示しない前記溝形鋼3B(図2に図示されている。)の前記横片6の裏面側に沿って配設される2本の取付ボルト部8と、これに垂直に立ち上がり前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の裏面側に配設される2本の規制ボルト部9と、図1又は図6にも良く示されているように、両規制ボルト部9の立ち上がり端部を互いに二又状に一体に繋ぐ下向きU字状の連結部9aとからなり、2本の取付ボルト部8は前記吊りボルト懸架ブラケット5に夫々ナット11止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部9は前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の縦面7aに当接され、後述のように、前記吊りボルト懸架ブラケット5が鉄骨製母屋3から脱落方向に付勢されても、該吊りボルト懸架ブラケット5にナット11止めされる前記脱落防止ボルト10の前記2本の規制ボルト部9が鉄骨製母屋3の前記縦片7に当接されて、吊りボルト懸架ブラケット5は、脱落防止ボルト10に堅固に規制されて、地震等の外部圧力を受けるも、鉄骨製母屋3からの脱落を防止することができる。なお、ナット11の締め付け面には座金11aを設けるが、この座金11aは、図示のようにナット11に一体形成された座金11a付きのなナット11を採用することが能率上好ましい。
しかも本発明にあっては、図1又は図6に示すように、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9の立ち上がり端部は下向きU字状の連結部9aによって互いに二又状に一体に繋がれてなるため、2本の規制ボルト部9が互いに補強し合って、外部からの振動等の圧力を受けても、鉄骨製母屋3である前記山形鋼3A或いは溝形鋼3Bの前記縦片7の裏面に対する当接規制状態を破壊することはなく、天井吊りボルト懸架ブラケット5を堅固に支持することができる。
そして、図3に示すように、前記天井吊りボルト懸架ブラケット5は上枠12と縦枠13と下枠14と縦枠13に対向する開口部15で断面横向きコ字状のブラケット本体5aを形成し、該ブラケット本体5aの前記開口部15を鉄骨製母屋3の前記横片6に挿入し、上枠12に下向きにねじ込む押圧ボルト16の下端部16aと下枠14に上向きにねじ込む天井吊りボルト4の上端部4aとで前記横片6を挟持するようなっているため、天井吊りボルト懸架ブラケット5の構造が簡単であると共に、押圧ボルト16と天井吊りボルト4とのねじ込み作業だけで鉄骨製母屋3に取り付けることができるから、迅速容易に天井吊りボルト懸架ブラケット5を鉄骨製母屋3に取り付けることができる。
又、図3及び図4に示すように、天井吊りボルト懸架ブラケット5の前記下枠14に前記開口部15側にあって鉄骨製母屋3の前記横片6の裏面側に当接する直立枠17を突設し、脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を、前記直立枠17に設けた貫通孔17a(図4)と前記縦枠13に設けた貫通孔13a(図4)とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部8は鉄骨製母屋3の横片6の下面側に正確に配設され、前記縦枠13から突出する2本の取付ボルト部8のねじ部8aに座金11a付きのナット11をねじ込み、取付ボルト部8を縦枠13側に引き寄せ力を働かせることによって、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9は鉄骨製母屋3の縦片7に強力に圧接支持され、吊りボルト懸架ブラケット5は前記2本の脱落防止ボルト10に規制保持されて地震等の過大な外部圧力に対しても鉄骨製母屋3から脱落することがない。
又、図5及び図6に示すように、吊りボルト懸架ブラケット5の下枠14に、鉄骨製母屋3の横片6の裏面に面接触する一対のねじ止め片18を突設し、該一対のねじ止め片18を前記横片6に周知の駆動ドリルソケットを用いてねじ込まれるドリルねじ19によって前記横片6に固着するようにすれば、この面からも天井吊りボルト懸架ブラケット5を鉄骨製母屋3に強固に取り付けることができる。
図7以下は、本発明の第2実施形態を示すもので、屋根材1の下部の鉄骨製屋根骨枠2が屋根材1に合わせて種々の勾配角度に配設されても、鉄骨製屋根骨枠2に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5Aによって天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23(図10)を常に垂直に又は所定の傾斜角度に懸架し、天井吊りボルト4の下端部に取り付けたハンガーH、クリップC、野縁受けU及び野縁Nを介して、天井材Tを水平に取り付けることができる第2実施形態を示すものである。
図7の要部を拡大して示す図8に示すように、更に図11又は図12にも示すように、この実施態様では、吊りボルト懸架ブラケット5Aの下部の下枠14が鉄骨製屋根骨枠2の長手方向に円弧状に湾曲する円弧状湾曲下枠20に一体形成されると共に、該円弧状湾曲下枠20にはその湾曲方向に開口する長孔21が貫設され、該円弧状湾曲下枠20の湾曲内面20aには該内面20aに沿って湾曲方向に摺動可能な板状湾曲ナット22が設けられ、該板状湾曲ナット22に天井吊りボルト4が前記長孔21を貫通してねじ込まれるようになっている。このため、屋根材1の種々の勾配角度に傾斜して配設される鉄骨製屋根骨枠2の傾斜角度に影響されることなく、これに直交して取り付けられる鉄骨製母屋3に吊りボルト懸架ブラケット5を介して天井吊りボルト4を矢印で示すように左右に自由に変移することができるから結果的に天井吊りボルト4を垂直状態に取り付けることができる。なお、前記板状湾曲ナット22は、図示のように板状に形成されているか、この板状湾曲ナット22は、前記円弧状湾曲下枠20の湾曲内面20aに沿って湾曲方向に摺動可能な摺動面22aを有する肉厚のナットも含まれるものである。
更に、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは、上枠12と下枠20との間に、下枠20に一体形成された中間枠20Aを備え、該中間枠20Aを鉄骨製母屋3の前記横片6の下面側に当て付け、該中間枠20Aから前記横片6にねじ込むドリルねじ16Aによって前記吊りボルト懸架ブラケット5Aの円弧状湾曲下枠20を鉄骨製母屋3の横片6に固着するようになっており、且つ押圧ボルト16によって、吊りボルト懸架ブラケット5Aは鉄骨製母屋3に押圧支持されるようになっている。このため、前記吊りボルト懸架ブラケット5Aは、上記中間枠20Aによって、吊りボルト懸架ブラケット5Aは、より一層堅固に鉄骨製母屋3に支持される。特に、円弧状湾曲下枠20には、重量のある天井材を支持する天井吊りボルト4又は振れ止め筋交い吊りボルト23が懸架されるため、該円弧状湾曲片20が垂れ下がり方向に変形する虞れがあるが、該円弧状湾曲片20に一体の上記中間枠20Aが前記横片6に固着されることによって、円弧状湾曲片20は中間枠20に安定よく支持され、円弧状湾曲片20の変形を確実に阻止することができる。なお吊りボルト懸架ブラケット5Aの前記縦枠13には係止孔13aが貫設され、この係止孔13aに前記中間枠20Aの先端部20Aaを係嵌させることによって吊りボルト懸架ブラケット5Aの前記縦枠13も支持することができる。
なお、この実施形態にあっても、脱落防止ボルト10の2本の取付ボルト部8を前記下枠14と前記縦枠13とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部8は鉄骨製母屋3の横片6の下面側に正確に配設され、前記縦枠13から突出する2本の取付ボルト部8のねじ部8aにナット11をねじ込むことによって、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9は鉄骨製母屋3の縦片7に強力に圧接支持され、吊りボルト懸架ブラケット5は前記2本の脱落防止ボルト10に保持されて地震等の過大な外部圧力に対しても鉄骨製母屋3から脱落することがない。
なお又、図9に示すように、脱落防止ボルト10の2本の規制ボルト部9の立ち上がり端部は下向きU字状の連結部9aによって互いに二又状に一体に繋がれてなるため、2本の規制ボルト部9が互いに補強し合っていることは前記実施形態と同じである。更に、図9に示すように、吊りボルト懸架ブラケット5の下枠14に鉄骨製母屋3の横片6の裏面に面接触する一対のねじ止め片18を突設し、該一対のねじ止め片18を前記横片6に駆動ドリルを用いてねじ込まれるドリルねじ19によって前記横片6に固着するようにすれば、この面からも吊りボルト懸架ブラケット5を鉄骨製母屋3に強固に取り付けることができることは前記実施形態と同じである。
更に又、図8及び図11に示すように、前記円弧状湾曲下枠20の湾曲外面20bに沿って板状湾曲座金26取り付けられ、前記天井吊りボルト4が、前記板状湾曲座金26及び円弧状湾曲片20に貫設した前記長孔21を貫通して前記板状湾曲ナット22にねじ込まれると共に、ロックナット27が前記天井吊りボルト4にねじ込まれて該ロックナット27が前記板状湾曲座金26に圧接することによって前記天井吊りボルト4が所定の懸架方向に配設されてロックされることになる。このため、天井吊りボルト4は吊りボルト懸架ブラケット5に堅固に懸架され、地震等の過大の外部圧力に対して充分な耐久性を発揮することができる。なお、前記板状湾曲座金26を圧接するロックナット27の座金圧接面26aは図示のように平坦面に形成されることが好ましく、これによってロックナット27は板状湾曲座金26に面接触によってできるだけ均一に板状湾曲座金26を圧接ロックされ天井吊りボルト4を安定よく懸架することができる。
図10は、更に本発明の他の実施形態を示すもので、水平状態にある鉄骨製屋根骨枠2に取り付けられた鉄骨製母屋3に吊りボルト懸架ブラケット5Aが取り付けられ、図10のCで囲まれた部分を拡大して、図11に示すように、これに天井吊りボルト4が垂直に懸架されている。この図11にあっては、水平状態の鉄骨製母屋3に同じく水平に取り付けられた吊りボルト懸架ブラケット5Aに天井吊りボルト4を垂直に懸架する実施形態であるが、図8に示す実施形態にあっては、傾斜状態にある鉄骨製屋根骨枠2に取り付けられた傾斜状態の鉄骨製母屋3に傾斜状態に取り付けられた吊りボルト懸架ブラケット5Aに天井吊りボルト4が垂直に懸架されている。
又、この実施形態にあって、図10に示すように、吊りボルト懸架ブラケット5Aによって天井吊りボルト4を垂直に懸架するために取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5Aとは別に、該鉄骨製母屋3に隣り合って配設させれる別の鉄骨製母屋3に吊りボルト懸架ブラケット5を取り付けられている。そして、図10のdで囲まれた部分の拡大断面図である図12に示すように、該吊りボルト懸架ブラケット5の前記円弧状湾曲下枠20の湾曲内面20aに沿って湾曲方向に摺動可能に設けられる前記板状湾曲ナット22に羽子板ボルト23が前記長孔21を貫通してねじ込まれて、該羽子板ボルト23にその羽子板部23aをボルト等の固定具25によってチャッネル鋼板からなる振れ止め用筋交い24が取り付けられ、図10に示すように、該筋交いの下端部24aが野縁受けUに固着具25によって固着されてなるものである。このため、鉄骨製母屋3に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5に懸架される天井吊りボルト4に取りけられる天井材Tは、隣り合って配設される別の鉄骨製母屋3に取り付けられる吊りボルト懸架ブラケット5に懸架される振れ止め用筋交い24によっても支持されるため、地震等の過大な外部圧力を受けても、天井材Tの吊りボルト懸架ブラケット5からの脱落を確実に防止することができる。
更に、図12に示す実施形態にあっても、前記円弧状湾曲下枠20の湾曲外面20bに沿って板状湾曲座金26が取り付けられ、前記羽子板ボルト23が、板状湾曲座金26及び円弧状湾曲下枠20に貫設した前記長孔21を貫通して前記板状湾曲ナット22にねじ込まれると共に、ロックナット27が前記羽子板ボルト23にねじ込まれて該ロックナット27が前記板状湾曲座金26に圧接することによって前記羽子板ボルト23及びこれに連結されるチャッネル鋼板からなる振れ止め用筋交い24が所定傾斜方向に配設されてロックされてなるため、吊りボルト懸架ブラケット5に取り付けられる天井材Tは、振れ止め用筋交い24に保持されて、地震等の過大の外部圧力に対して充分な耐久性を発揮することができる。なおこの実施形態にあっても、図12に示すように、脱落防止ボルト10が、これまでに説明した同じ構造によって吊りボルト懸架ブラケット5の脱落防止作用を担っている。各構成要素に前記実施形態と同じ符号を付すことによってその説明を省略する。
1 屋根材
2 鉄骨製屋根骨枠
3 鉄骨製母屋
3A 山形鋼
3B 溝形鋼
4 天井吊りボルト
4a 天井吊りボルトの上端部
5 天井吊りボルト懸架ブラケット
5A 吊りボルト懸架ブラケット
6 横片
7 縦片
8 取付ボルト部
9 規制ボルト部
9a 連結部
10 脱落防止ボルト
10a ねじ部
11 ナット
12 上枠
13 縦枠
14 下枠
15 開口部
15a ブラケット本体
15b ブラケット本体
16 押圧ボルト
16a 押圧ボルトの下端部
16A ドリルねじ
17 直立枠
18 ねじ止め片
19 ドリルねじ
20 円弧状湾曲下枠
20A 中間枠
20b 湾曲外面
21 長孔
22 板状湾曲ナット
23 羽子板ボルト(振れ止め筋交い吊りボルト)
24 振れ止め用筋交い
25 固定具
26 板状湾曲座金
27 ロックナット

Claims (12)

  1. 屋根材の下部に配設される鉄骨製屋根骨枠に直交して鉄骨製母屋を固着し、この鉄骨製母屋に天井吊りボルトを懸架するための天井吊りボルト懸架ブラケットが取り付けられてなる天井吊りボルト懸架装置において、前記鉄骨製母屋は前記鉄骨製屋根骨枠に当接する横片とこれに垂直に立ち上がる縦片とを有する断面L状の山形鋼或いは断面コ字状の溝形鋼からなり、これらの鉄骨製母屋に前記天井吊りボルト懸架ブラケットを取り付けるに当って、該天井吊りボルト懸架ブラケットと鉄骨製母屋との間に天井吊りボルト懸架ブラケットが鉄骨製母屋から脱落するのを防止するための脱落防止ボルトを介在させ、該脱落防止ボルトは、前記山形鋼或いは前記溝形鋼の前記横片の下面側に沿って配設される2本の取付ボルト部と、これに垂直に立ち上がり前記山形鋼或いは溝形鋼の前記縦片の縦面側に沿って配設される2本の規制ボルト部と、両規制ボルト部の立ち上がり端部を互いに二又状に一体に繋ぐ連結部とからなり、2本の取付ボルト部は前記天井吊りボルト懸架ブラケットに夫々ナット止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部は前記山形鋼或いは溝形鋼の前記縦片の縦面に当接され、この状態で前記天井吊りボルト懸架ブラケットは前記脱落防止ボルトに規制されて鉄骨製母屋に取り付けられてなる天井吊りボルト懸架装置。
  2. 前記天井吊りボルト懸架ブラケットは、上枠と縦枠と下枠と縦枠に対向する開口部とを備え、該開口部を鉄骨製母屋の前記横片に挿入し、上枠にねじ込む押圧ボルトの下端部と下枠にねじ込む天井吊りボルトの上端部とで前記横片を挟持するようなっている請求項1に記載の天井吊りボルト懸架装置。
  3. 前記天井吊りボルト懸架ブラケットの前記下枠に前記開口部側にあって鉄骨製母屋の前記横片の下面に当接する直立枠を突設し、脱落防止ボルトの2本の取付ボルト部を前記直立枠と前記縦枠とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部を前記横片の下面側に沿って配設し、前記縦枠から突出する2本の取付ボルト部のねじ部に夫々ナットをねじ込むことによって脱落防止ボルトの2本の規制ボルト部は鉄骨製母屋の縦片に圧接して、天井吊りボルト懸架ブラケットは脱落防止ボルトによって鉄骨製母屋からの抜け出しが規制されてなる請求項1又は2に記載の天井吊りボルト懸架装置。
  4. 天井吊りボルト懸架ブラケットの下枠に鉄骨製母屋の横片の裏面に面接触する一対のねじ止め片を突設し、該一対のねじ止め片は前記横片にドリルねじによって固着されてなる請求項1〜3の何れかに記載の天井吊りボルト懸架装置。
  5. 屋根材の下部に配設される鉄骨製屋根骨枠に直交して鉄骨製母屋を固着し、この鉄骨製母屋に天井吊りボルト又は振れ止め用筋交い吊りボルトを懸架するための吊りボルト懸架ブラケットが取り付けられてなる天井吊りボルト等懸架装置において、前記鉄骨製母屋は前記鉄骨製屋根骨枠に当接する横片とこれに垂直に立ち上がる縦片とを有する断面L状の山形鋼或いは断面コ字状の溝形鋼からなり、これらの鉄骨製母屋に前記吊りボルト懸架ブラケットを取り付けるに当って、該吊りボルト懸架ブラケットと鉄骨製母屋との間に吊りボルト懸架ブラケットが鉄骨製母屋から脱落するのを防止するための脱落防止ボルトを介在させ、該脱落防止ボルトは、前記山形鋼或いは前記溝形鋼の前記横片の下面側に沿って配設される2本の取付ボルト部と、これに垂直に立ち上がり前記山形鋼或いは溝形鋼の前記縦片の縦面側に沿ってに配設される2本の規制ボルト部と、両規制ボルト部の立ち上がり端部を互いに二又状に一体に繋ぐ連結部とからなり、2本の取付ボルト部は前記吊りボルト懸架ブラケットに夫々ナット止めによって取り付けられ、前記2本の規制ボルト部は前記山形鋼或いは溝形鋼の前記縦片の縦面に当接され、この状態で前記吊りボルト懸架ブラケットは前記脱落防止ボルトに規制されて鉄骨製母屋に取り付けられてなる天井吊りボルト等懸架装置。
  6. 前記吊りボルト懸架ブラケットは、上枠と縦枠と下枠と縦枠に対向する開口部とで断面横向きコ字状のブラケット本体を形成し、該開口部を鉄骨製母屋の前記横片に挿入し、上枠に前記横片の上面を押圧する押圧ボルトをねじ込み、該押圧ボルトによって前記吊りボルト懸架ブラケットは鉄骨製母屋の前記横片に押圧支持されてなる請求項5に記載の天井吊りボルト懸架装置。
  7. 脱落防止ボルトの2本の取付ボルト部を前記下枠と前記縦枠とに亙って貫挿することによって該2本の取付ボルト部を前記横片の下面側に沿って配設し、前記縦枠から突出する2本の取付ボルト部のねじ部に夫々ナットをねじ込むことによって脱落防止ボルトの2本の規制ボルト部は鉄骨製母屋の縦片に圧接して、天井吊りボルト懸架ブラケットは脱落防止ボルトによって鉄骨製母屋からの抜け出しが規制されてなる請求項5又は6に記載の天井吊りボルト等懸架装置。
  8. 前記吊りボルト懸架ブラケットの下枠は鉄骨製屋根骨枠の長手方向に円弧状に湾曲する円弧状湾曲状に形成されると共に、該円弧状湾曲下枠にその湾曲方向に開口する長孔が貫設され、該円弧状湾曲下枠の湾曲内面には該内面に沿って湾曲方向に摺動可能な板状湾曲ナットが設けられ、該板状湾曲ナットに天井吊りボルト又は振れ止め筋交い吊りボルトが前記長孔を貫通してねじ込まれてなる請求項5〜7の何れかに記載の天井吊りボルト等懸架装置。
  9. 前記吊りボルト懸架ブラケットは、上枠と下枠との間に、下枠に一体形成された中間枠を備え、該中間枠を鉄骨製母屋の前記横片の下面側に当て付け、該中間枠から前記横片にねじ込むドリルねじによって、前記吊りボルト懸架ブラケットの円弧状湾曲下枠は鉄骨製母屋の横片に固着されるようになっている請求項5〜8の何れかに記載の天井吊りボルト等懸架装置。
  10. 前記円弧状湾曲下枠の湾曲外面に沿って板状湾曲座金が取り付けられ、前記天井吊りボルト又は振れ止め筋交い吊りボルトが、前記板状湾曲座金及び円弧状湾曲下枠に貫設した前記長孔を貫通して前記板状湾曲ナットにねじ込まれると共に、ロックナットが前記天井吊りボルト又は振れ止め筋交い吊りボルトにねじ込まれて該ロックナットが前記板状湾曲座金に圧接することによって前記天井吊りボルト又は振れ止め筋交い吊りボルトが所定の懸架方向に配設されてロックされてなる請求項5〜9の何れかに記載の天井吊りボルト等懸架装置。
  11. 前記振れ止め用筋交い吊りボルトは羽子板ボルトからなり、該羽子板ボルトの羽子板部に振れ止め用筋交いが固着され、該筋交いの下端部が野縁受けUに固着具によって固着されてなる請求項5〜10の何れかに記載の天井吊りボルト等懸架装置。
  12. 天井吊りボルトを懸架する前記吊りボルト懸架ブラケットが鉄骨製母屋に取り付けられると共に、該鉄骨製母屋とは別の鉄骨製母屋に羽子板ボルトを懸架する前記吊りボルト懸架ブラケットが取り付けられ、該羽子板ボルトに振れ止め用筋交いが固着されてなる請求項5〜11の何れかに記載の天井吊りボルト等懸架装置。
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