JP2018109905A - 警告画像提供サーバ、警告画像提供システム、及び警告画像提供方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電箇所を示す警告画像をリアルタイムに点検員に提示することにある。【解決手段】各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予めデータベースDB7aに記憶しておき、3次元色分け導体部画像モデル生成部61が、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。警告画像生成部65が、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した位置データ及び姿勢データに応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する。第2通信部35が、生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、電気設備の各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成する警告画像提供サーバ、警告画像提供システム、及び警告画像提供方法に関する。
従来、電気所等に配置された架空送電線・架空母線・スイッチギヤ内等における感電災害を防止するため、電力会社内で策定された例えば維持作業要則、給電運用要則等に従った数々の対策を実施している。
しかし、このような対策だけでは、感電災害を完全に防止することができていない。すなわち、電気が充電された導体部は、当該導体部が充電状態であるか否かを目視確認できない。このため、上述したような対策では、点検員が導体部の充電箇所に対して誤認識することに起因して、点検員が充電箇所へ接近又は接触して感電災害が発生するおそれがあった。
特許文献1には、系統機器の状態情報を現場端末装置に送信して、リアルタイムの充停電情報を画面上に表示させる送配電系統監視装置が開示されている。
特開2002−95187公報
しかしながら、特許文献1にあっては、点検員が、番号が特定された実際の導体部と、現場端末装置に表示されている充停電情報を反映した系統図画面中の特定の導体部画像(特定の番号の導体部)とを交互に目視確認する必要がある。すなわち、実際の導体部と、表示画面上の導体部とを見比べる必要があるため、交互の目視確認動作により作業性が低下して点検員に作業負担をかけていた。
このため、点検員が充電箇所に対して誤認識することに起因して、充電箇所に接近又は接触することで感電災害が発生するおそれがあった。
そこで、点検員が充電箇所に対して誤認識しないように対策を講じることにより、充電箇所に接近又は接触することに起因した感電災害の発生を防止することが切望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的は、充電箇所を示す警告画像をリアルタイムに点検員に提示することにある。
上記課題を解決するたに、請求項1記載の発明は、電気設備における各機器の開閉状態または動作状態を収集する電気所監視装置から情報を取得するとともに、前記情報に基づいて各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成して、眼鏡型ウェアラブル端末に前記画像を送信する警告画像提供サーバであって、前記各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予め記憶する記憶手段と、前記各機器間における導体部の前記充停電状態に応じて、前記3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する色分けモデル生成手段と、前記眼鏡型ウェアラブル端末から受信した位置及び姿勢に応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する警告画像生成手段と、前記生成された警告画像を前記眼鏡型ウェアラブル端末に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、充電箇所を示す警告画像をリアルタイムに点検員に提示することができる。
本発明の一実施形態に係る警告画像提供システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る警告画像提供システムの概略的な動作を表すシーケンス図である。 図1に示す電気所監視装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すサーバのハードウエア構成を示すブロック図である。 図1に示すサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 (a)(b)(c)は、図1に示す眼鏡型ウェアラブル端末の概略的な構造を示す図である。 図6(c)に示す制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 3次元導体部画像モデル生成処理のフローチャートである。 3次元色分け導体部画像モデル生成処理のフローチャートである。 図5に示す系統図生成部により生成された充停電状態系統図である。 図5に示す3次元導体部画像モデル生成部により生成された3次元導体部画像モデルを構成するポリゴンの一部を示す図である。 図5に示す3次元導体部画像モデル生成部により生成された3次元導体部画像モデルの一部をある視線方向から見た画像を示す図である。 図5に示す3次元色分け導体部画像モデル生成部により生成された充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルの一部をある視線方向から見た画像を示す図である。 眼鏡型ウェアラブル端末を装着した点検員が目視可能な景観の一部を示す図(その1)である。 眼鏡型ウェアラブル端末を装着した点検員が目視可能な景観の一部を示す図(その2)である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、充電箇所を示す警告画像をリアルタイムに点検員に提示するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の警告画像提供サーバは、電気設備における各機器の開閉状態または動作状態を収集する電気所監視装置から情報を取得するとともに、この情報に基づいて各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成して、眼鏡型ウェアラブル端末に画像を送信する警告画像提供サーバであって、各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予め記憶する記憶手段と、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する色分けモデル生成手段と、眼鏡型ウェアラブル端末から受信した位置及び姿勢に応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する警告画像生成手段と、生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、充電箇所を示す警告画像をリアルタイムに点検員に提示することができる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る警告画像提供システム1の全体構成を示す図である。
警告画像提供システム1は、電気所3、電気所監視装置5、サーバ7、ネットワークN、無線LANルータ9、眼鏡型ウェアラブル端末11、を備えている。
電気所3は、例えば、A母線とB母線の間に配置された変電所であり、敷地内には架空送電線、架空母線、スイッチギヤ、トランス等が配置されている。本発明は、電気所3やプラントに配置された電気設備を監視対象としているが、導体部の充停電状態を監視可能であれば電家庭内の電気配線を対象としてもよい。
電気所監視装置5は、電気所3の各箇所に配置されたセンサから各機器の開閉状態・動作状態を取得して、電気所3内に配置されている導体部の充停電状態を監視するとともに、取得した開閉状態・動作状態情報を定期的に専用回線を介してサーバ7に送信する。
サーバ7は、電気所監視装置5から専用回線を介して受信した開閉状態・動作状態情報に基づいて、充停電状態判定処理を行って、電気所内に配置された導体部についての充停電情報を生成する。そして、サーバ7は、充停電情報に基づいて、3次元色分け導体部画像モデル生成処理を行って3次元導体部画像モデルから3次元色分け導体部画像モデルを生成してデータベースDB7aに蓄積する。
サーバ7は、眼鏡型ウェアラブル端末11の位置データ、及び姿勢データに基づいて、警告画像生成処理を行って3次元色分け導体部画像モデルから警告画像を生成して、警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11に送信する。
無線LANルータ9は、眼鏡型ウェアラブル端末11とサーバ7との間に接続されており、両者の間のデータの送受信を行う。
眼鏡型ウェアラブル端末11は、カメラで撮影して得られた画像データ、当該端末の位置データ及び姿勢データを取得して制御装置83(図6)からサーバ7に送信するとともに、制御装置83がサーバ7から警告画像を受信して、警告画像をディスプレイ81に表示しておき、ディスプレイ81(図6)に表示された警告画像がレンズ71R(図6示しない)を透過して人間の目により目視できる。
<シーケンス図>
図2は、本発明の一実施形態に係る警告画像提供システム1の概略的な動作を表すシーケンス図である。
まず、眼鏡型ウェアラブル端末11は、電気所3を撮影した画像データ、撮影時の位置データ、及び撮影時の姿勢データを取得してサーバ7に送信する。
サーバ7は、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した画像データ、位置データ、及び姿勢データをデータベースDB7aに記憶する。
この結果、サーバ7は、複数のシーン(場面)に関する画像データ、位置データ、及び姿勢データをデータベースDB7aに蓄積する。
サーバ7は、データベースDB7aから取得した複数のシーン(場面)に関する画像データ、位置データ、及び姿勢データに基づいて、3次元導体部画像モデル生成処理を行って3次元導体部画像モデルを生成してデータベースDB7aに蓄積する。
次に、電気所監視装置5は、電気所に配置された各種センサが取得した各機器の開閉状態・動作状態をサーバ7に送信する。
サーバ7は、電気所監視装置5から各機器の開閉状態・動作状態を受信する。次いで、サーバ7は、各機器の開閉状態・動作状態に基づいて、充停電状態判定処理を行って、電気所内に配置された導体部についての充停電情報を生成する。そして、サーバ7は、充停電情報に基づいて、3次元色分け導体部画像モデル生成処理を行って3次元導体部画像モデルから3次元色分け導体部画像モデルを生成してデータベースDB7aに蓄積する。
次に、眼鏡型ウェアラブル端末11は、電気所3内に配置されている導体部を点検員が目視している際に、位置データ、及び姿勢データを取得してサーバ7に送信する。
サーバ7は、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した位置データ、及び姿勢データをデータベースDB7aに記憶する。
サーバ7は、眼鏡型ウェアラブル端末11の位置データ、及び姿勢データに基づいて、警告画像生成処理を行って3次元色分け導体部画像モデルから警告画像を生成して、警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11に送信する。
<電気所監視装置>
図3は、図1に示す電気所監視装置の構成を示すブロック図である。
電気所監視装置5は、センサ21、入力変換器23、A/D変換器25、入力部26、開閉状態・動作状態演算部27、通信部29、を備えている。
センサ21は、PD(Potential Divider)、CT(Current Transforme)などの電圧信号を夫々に検出するセンサである。さらに、センサ21は、遮断器CB(Circuit Breaker)、スイッチギヤSWG(Switchgear)、断路器LS(Line Switch)などの開閉信号を夫々に検出するセンサである。
入力変換器23は、センサ21に含まれるPD、CTが検出した2次値である交流電圧を夫々に入力し、直流電圧に変換する。
A/D変換器25は、入力変換器23により変換された直流電圧をデジタル量である電圧値に変換する。
入力部26は、遮断器CB、SWG、断路器LSから検出した開閉信号に応じて開閉状態を表す論理値に変換する。
開閉状態・動作状態演算部27は、A/D変換器25により変換されたPD、CTに係る電圧値、入力部26により変換されたCB、SWG、LSに係る論理値に基づいて、各センサの論理状態、電圧状態を算出する。
通信部29は、開閉状態・動作状態演算部27が演算した開閉状態及び動作状態情報を専用回線を介してサーバ7に送信する。
<サーバのハードウエア構成>
図4は、図1に示すサーバのハードウエア構成を示すブロック図である。
サーバ7は、操作部31、第1通信部33、第2通信部35、表示制御部37、表示部39、データベースDB7a、主制御部43、を備えている。
操作部31は、キーボードやマウスなどを備えている。
第1通信部33は、電気所監視装置5から専用回線を介してデータを受信する。
第2通信部35は、眼鏡型ウェアラブル端末11からネットワークNを介してデータを受信するとともに、眼鏡型ウェアラブル端末11にデータを送信する。
表示制御部37は、生成された3次元導体部画像モデル、3次元色分け導体部画像モデルに基づいて画像をVRAM上に描画して表示部39に表示させる。
表示部39は、モデル画像を表示する。
データベースDB7aは、生成された3次元導体部画像モデル、3次元色分け導体部画像モデルを蓄積する。
主制御部43は、内部にROM(read only memory)、RAM、CPU、HDD、タイマを備えている。CPU(central processing unit)は、HDD(hard disk drive)からオペレーティングシステムOSを読み出してRAM(random access memory)上に展開してOSを起動し、OS管理下において、HDDからプログラム(処理モジュール)を読み出し、各種処理を実行する。
<サーバの機能ブロック図>
図5は、図1に示すサーバの機能構成を示す機能ブロック図である。
サーバ7は、開閉状態・動作状態取得部51、充停電状態判定部53、系統図生成部55、画像・位置・姿勢取得部57、3次元導体部画像モデル生成部59、3次元色分け導体部画像モデル生成部61、位置・姿勢取得部63、警告画像生成部65、を備えている。
開閉状態・動作状態取得部51は、電気所監視装置5から各機器の開閉状態・動作状態情報を受信する。
充停電状態判定部53は、各機器の開閉状態・動作状態情報から各導体部の充停電状態を判定して、導体部番号に対して充電状態または停電状態を設定し、判定結果である各導体部の充停電状態をデータベースDB7aに記憶する。
系統図生成部55は、データベースDB7aから取得した各導体部の充停電状態に基づいて、各導体部が充電状態であるのか、停電状態であるのかを示す充停電状態系統図(図10)を生成する。
画像・位置・姿勢取得部57は、眼鏡型ウェアラブル端末11から画像データ、位置データ及び姿勢データを受信する。画像・位置・姿勢取得部57は、受信したデータをデータベースDB7aへ蓄積する。
3次元導体部画像モデル生成部59は、データベースDB7aから取得したシーン(場面)毎のデータから特徴点、特徴線分、特徴領域を抽出してタグ付けする。3次元導体部画像モデル生成部59は、画像間での特徴点、特徴線分、特徴領域を追跡する。
3次元導体部画像モデル生成部59は、各特徴点、各特徴線分、特徴領域でのカメラ位置データ、姿勢データを算出する。3次元導体部画像モデル生成部59は、GPS受信部及びジャイロから得られた補助位置データ及び補助姿勢データと、カメラ位置データ及び姿勢データとが一致するデータを融合する。3次元導体部画像モデル生成部59は、各特徴点、各特徴線分、各特徴領域のタグに対して、導体部番号、機器番号を設定する。3次元導体部画像モデル生成部59は、各特徴点、各特徴線分、各特徴領域から警告画像に不必要な情報を削除する。
3次元導体部画像モデル生成部59は、各特徴点、各特徴線分、各特徴領域への重み付けを設定する。すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、位置姿勢推定のために利用した特徴領域に対して有効度に基づいた重み付けを行う。3次元導体部画像モデル生成部59は、各カメラ位置データ、姿勢データを最適化する。
3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。
すなわち、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。
3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる停電箇所に第1色を付加し、充電箇所に第1色とは異なる第2色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。
3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる充電箇所に特定の色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。
位置・姿勢取得部63は、眼鏡型ウェアラブル端末11から位置データ、及び姿勢データを受信する。
警告画像生成部65は、当該位置データ、及び姿勢データに基づいて、目視方向の3次元色分け導体部画像モデルをレンダリングする。警告画像生成部65は、レンダリングされた3次元色分け導体部画像モデル上にテクスチャをマッピングすることで警告画像を生成し、警告画像をデータベースDBへ蓄積する。警告画像生成部65は、ステップS145で生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11へ送信する。
<眼鏡型ウェアラブル端末>
図6(a)(b)(c)は、図1に示す眼鏡型ウェアラブル端末の概略的な構造を示す図である。図6(a)は眼鏡型ウェアラブル端末の概略的な構造を示す前面図であり、図6(b)は眼鏡型ウェアラブル端末の概略的な構造を示す側面図である。図6(c)は眼鏡型ウェアラブル端末を装着した点検員により保持される制御装置の外観を示す側面図である。
図6(a)(b)(c)に示すように、眼鏡型ウェアラブル端末11は、眼鏡本体71、カメラ73、GPS受信部75、加速度センサ77、ジャイロセンサ79、ディスプレイ81、制御装置83、を備えている。
眼鏡本体71は、1対の透明なレンズ71R、71Lがフレームに保持されており、利用時に点検員に装着される。
カメラ73は、フレームの前面に配置されており、図中z方向の風景を撮像して画像データを出力する。
GPS受信部75は、全地球測位システム(GPS)に使用されている複数のGPS衛星からの電波を受信してそれぞれとの距離を算出することにより、現在位置データ(緯度・経度)を測定する。
加速度センサ77は、xyz軸の3方向の加速度を測定して、測定データを出力する。
ジャイロセンサ79は、xyz軸の3方向の角速度(角加速度)を検出して、検出データを出力する。
ディスプレイ81は、画像を表示する。
制御装置83は、眼鏡本体71とケーブル80を介してデータを送受信して、眼鏡型ウェアラブル端末11の全体を制御する。
検査員が、眼鏡型ウェアラブル端末を装着することで、眼鏡本体71の1対の透明なレンズ71R、71Lを透して見える視線方向の現実の風景と、レンズ71R、71Lを透して見えるディスプレイ81に表示された同一視線方向の警告画像とを目視することができる。
<眼鏡型ウェアラブル端末>
図7は、図6(c)に示す制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
制御装置83は、撮像制御部85、位置姿勢入力部87、表示制御部89、制御部91、操作部93、通信部95、を備えている。
撮像制御部85は、カメラ73とケーブル80を介して接続され、カメラ73の撮像動作を制御する。
位置姿勢入力部87は、GPS受信部75、加速度センサ77、及びジャイロセンサ79とケーブル80を介して接続され、それらからのデータを入力する。
表示制御部89は、画像データをVRAMに描画してディスプレイ81に表示する。
制御部91は、眼鏡型ウェアラブル端末11の全体を制御する。
操作部93は、点検員の操作を受け付けて、操作情報として投影開始情報または投影終了情報を制御部91に出力する。
通信部95は、無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7との間でデータを送受信する。
<事前の情報収集動作>
図7を参照して、眼鏡型ウェアラブル端末11を用いた事前の情報収集動作について説明する。
点検員が操作部93に設けられた撮影ボタンをオンすると、制御部91は撮影動作、及び位置・姿勢取得動作を開始するために、撮影開始信号を撮像制御部85、及び位置姿勢入力部87に出力するとともに、制御部91は、通信部95、無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7に撮影開始信号を送信する。
点検員は、電気所3において、電気所内の対象とするオブジェクト(被写体)である遮断器CB、断路器LS、スイッチギヤSWG等の機器に対して視点を移動しながら、カメラ73により動画像または連続する画像列として当該対象オブジェクトを撮影する。なお、対象オブジェクトについて多角的に周囲の3次元画像を得るためには複数の方向からの撮影が必要となる。
この際、撮像制御部85は、カメラ73を起動して撮影を開始する。カメラ73で撮影された画像データは、ケーブル80を介して撮像制御部85に入力され、さらに、通信部95に出力される。
同時に、位置姿勢入力部87は、GPS受信部75、加速度センサ77、ジャイロセンサ79を起動して位置・姿勢データの取得を開始する。GPS受信部75、加速度センサ77、ジャイロセンサ79で取得された位置データ、及び姿勢データが、ケーブル80を介して位置姿勢入力部87に入力され、さらに、通信部95に出力される。
通信部95は、無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7に画像データ、位置データ、及び姿勢データを送信する。
点検員が操作部93に設けられた撮影停止ボタンをオンすると、制御部91は撮影停止動作を開始するため、撮影停止信号を撮像制御部85、及び位置姿勢入力部87に出力するとともに、制御部91は、通信部95、無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7に撮影停止信号を送信する。
<電気所点検時の動作>
図7を参照して、眼鏡型ウェアラブル端末11を用いた電気所点検時の動作について説明する。
点検員が操作部93に設けられた投影開始ボタンをオンすると、制御部91は位置・姿勢取得動作を開始し、投影開始信号を位置姿勢入力部87に出力するとともに、制御部91は、通信部95、無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7に投影開始信号を送信する。
点検員は、電気所3において、電気所内の点検対象とする遮断器CB、断路器LS、スイッチギヤSWG等の機器やその周囲に対して点検員の顔が正面に向くように移動する。
この際、位置姿勢入力部87は、GPS受信部75、加速度センサ77、ジャイロセンサ79を起動して位置・姿勢データの取得を開始する。GPS受信部75、加速度センサ77、ジャイロセンサ79で取得された位置データ、及び姿勢データは、ケーブル80を介して位置姿勢入力部87に入力され、さらに、通信部95に出力される。
通信部95は、無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7に画像データ、位置データ、及び姿勢データを送信する。
<3次元導体部画像モデル生成処理>
次に、図2に示した3次元導体部画像モデル生成処理について詳しく説明する。
図8は、サーバ7による3次元導体部画像モデル生成処理のフローチャートである。
まず、ステップS1では、画像・位置・姿勢取得部57は、撮影開始か否かを判断する。すなわち、画像・位置・姿勢取得部57は、眼鏡型ウェアラブル端末11からネットワークNを介して撮影開始信号を受信したか否かを判定する。
ここで、画像・位置・姿勢取得部57は、操作情報が撮影開始信号である場合にはステップS5に進む一方、操作情報が撮影開始信号ではない場合にはステップS1に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS5では、画像・位置・姿勢取得部57は、眼鏡型ウェアラブル端末11からネットワークNを介して画像データ、位置データ、及び姿勢データを受信する。
ステップS10では、画像・位置・姿勢取得部57は、受信した画像データ、位置データ、及び姿勢データをデータベースDB7aへ蓄積する。
ステップS15では、画像・位置・姿勢取得部57は、3次元導体部画像モデルを生成するための画像データとなる全シーン(場面)取得したか否かを判定する。すなわち、画像・位置・姿勢取得部57は、眼鏡型ウェアラブル端末11からネットワークNを介して撮影停止信号を受信したか否かを判定する。
ここで、画像・位置・姿勢取得部57は、操作情報が撮影停止信号である場合にはステップS20に進む一方、操作情報が撮影停止信号ではない場合にはステップS5に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS20では、3次元導体部画像モデル生成部59は、データベースDB7aからシーン(場面)毎の画像データをRAM上に取得する。
ステップS25では、3次元導体部画像モデル生成部59は、RAM上の画像データから特徴点、特徴線分、特徴領域を抽出してそれぞれのデータにタグを付加する。
すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、動画像、または時間的に連続する画像列として撮影した各画像データ内において、特徴となる点や線分、領域を抽出する。特徴領域の抽出では、画像内の濃度変化、エッジ等の特徴的な領域を各種フィルタ処理により抽出してタグを付加する。
次に、ステップS30では、3次元導体部画像モデル生成部59は、ステップS25での抽出結果の画像に対して、画像間での特徴点、特徴線分、特徴領域を追跡する。すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、ステップS25で抽出された特徴領域の画像内での時間的変化を追跡することにより、三角測量の原理により、各特徴領域までの距離を算出してタグ付けする。
次に、ステップS35では、3次元導体部画像モデル生成部59は、各特徴点、各特徴線分、特徴領域でのカメラの位置、姿勢を推定(算出)して、推定位置姿勢データを生成する。すなわち、これらの情報に基づいてカメラの位置姿勢データを算出してタグ付けする。特徴点、特徴線分、特徴領域の画像列間における追跡処理は、カルマンフィルタによる方法や、画像間の差分をとること等、任意の手段での追尾処理を利用することが可能である。
次に、ステップS40では、3次元導体部画像モデル生成部59は、GPS受信部及びジャイロから得られた補助位置データ及び補助姿勢データと、カメラ位置姿勢データとが一致するデータを融合する。すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、ステップS35で推定された推定位置姿勢データと、補助データ入力からのデータとの融合処理を行い、各特徴点、各特徴線分、各特徴領域を有する融合位置姿勢データを生成する。
次に、ステップS45では、3次元導体部画像モデル生成部59は、融合位置姿勢データに含まれる各特徴点、各特徴線分、各特徴領域のタグに対して、導体部番号、機器番号を設定する。すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、各特徴点のタグに対して機器番号を設定し、各特徴線分のタグに対して導体部番号を設定し、各特徴領域のタグに対して機器番号または導体部番号を設定する。
次に、ステップS50では、3次元導体部画像モデル生成部59は、融合位置姿勢データに含まれる各特徴点、各特徴線分、各特徴領域から導体部ではない不必要は情報を削除する。この結果、導体部の画像データに係る融合位置姿勢データに含まれる各特徴点、各特徴線分、各特徴領域のタグに対して、導体部番号、機器番号が設定されたデータのみがRAM上に残る。
次に、ステップS55では、3次元導体部画像モデル生成部59は、RAM上に残った導体部の画像データに係る融合位置姿勢データに含まれる各特徴点、各特徴線分、各特徴領域への重み付けを設定する。すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、位置姿勢の推定のために利用した特徴領域に対して有効度に基づいた重み付けを行う。
次に、ステップS60では、3次元導体部画像モデル生成部59は、融合位置姿勢データを最適化する。すなわち、3次元導体部画像モデル生成部59は、複数の融合位置姿勢データに基づいて最適化された位置姿勢データのポリゴンを算出し、最適化した結果であるポリゴンのタグに対して、導体部番号、機器番号が設定されたデータのみを3次元導体部画像モデルとしてデータベースDB7aに記憶する。
例えば、3次元導体部画像モデルに含まれるポリゴンの各点には、位置データ、姿勢データ、導体部番号、機器番号等が設定されている。
<3次元色分け導体部画像モデル生成処理>
図9は、3次元色分け導体部画像モデル生成処理のフローチャートである。
次に、ステップS105では、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、眼鏡型ウェアラブル端末11から操作情報を受信する。
詳しくは、眼鏡型ウェアラブル端末11の制御装置83に備えられた操作部93が、点検員の操作を受け付けた場合に、操作部93がその操作情報として投影開始情報または投影終了情報を制御部91に出力し、制御部91が当該操作情報を通信部95から無線LANルータ9、ネットワークNを介してサーバ7へ送信する。
一方、サーバ7に備えられた第2通信部35は、ネットワークNを介して受信した操作情報を主制御部43に出力する。主制御部43では、受信した操作情報を3次元色分け導体部画像モデル生成部61において判定する。
次に、ステップS110では、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、投影を開始するか否かを判定する。
すなわち、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した操作情報が投影開始情報であるか否かを判定する。3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、操作情報が投影開始情報である場合にはステップS115に進む一方、操作情報が投影開始情報ではない場合にはステップS105に戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、ステップS115では、開閉状態・動作状態取得部51は、電気所監視装置5から各機器の開閉状態・動作状態情報を受信する。
表1は、各断路器LSの開閉状態を表す開閉状態テーブルであり、「1」は閉状態を表し、「0」は開状態を表す。
Figure 2018109905
表2は、各遮断器SBの開閉状態を表す開閉状態テーブルであり、「1」は閉状態を表し、「0」は開状態を表す。
Figure 2018109905
表3は、各PDの電圧状態を表す電圧状態テーブルである。
Figure 2018109905
次に、ステップS120では、充停電状態判定部53は、各機器の開閉状態・動作状態情報から各導体部の充停電状態を判定して、導体部番号に対して充電状態または停電状態を設定する。この際、充停電状態判定部53は、判定結果である今回の各導体部の充停電状態をデータベースDB7aに記憶する。
表4は、各導体部番号に対応した充停電状態を表す充停電状態テーブルであり、「1」は充電状態を表し、「0」は停電状態を表す。
Figure 2018109905
次に、ステップS125では、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、ステップS120で判定した各導体部の充停電状態の内容が前回の状態と同一か否かを判定する。充停電状態の内容が前回の状態と同一である場合は、ステップS130に進む。一方、充停電状態の内容が前回の状態と異なる場合にはステップS135に進む。
次に、ステップS130では、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、表1〜表3を参照して、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。
上述したように、ステップS60において、3次元導体部画像モデルに含まれるポリゴンの各点には、位置データ、姿勢データ、導体部番号、機器番号等が設定されているので、ステップS130では、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することができる。
詳しくは、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。例えば、充電状態にある導体部画像に赤色(第1色)を付加し、停電状態にある導体部画像に緑色(第2色)を付加して色分けすることで、充電状態にある導体部を区別することができる。
3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる停電箇所に第1色を付加し、充電箇所に第1色とは異なる第2色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。例えば、図13に示すように、充電状態にある導体部画像に赤色(第1色)を付加し、停電状態にある導体部画像に緑色(第2色)を付加することで、赤色の導体部が充電状態にあり危険なことを示し、緑色の導体部が停電状態にあり安全なことを示すことができる。
3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる充電箇所に特定の色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。例えば、充電状態にある導体部画像にのみ赤色を付加することで、当該導体部が充電状態にあり危険なことを示すことができる。
<投影動作>
次に、ステップS135では、位置・姿勢取得部63は、眼鏡型ウェアラブル端末11から位置データ、及び姿勢データを受信する。
次に、ステップS140では、警告画像生成部65は、当該位置データ、及び姿勢データに基づいて、目視方向の色付けされた導体部のみを含む3次元色分け導体部画像モデルをレンダリングする。
次に、ステップS145では、警告画像生成部65は、レンダリングされた3次元色分け導体部画像モデル上にテクスチャをマッピングすることで色付けされた導体部のみを含む警告画像を生成し、警告画像をデータベースDBへ蓄積する。
詳しくは、3次元色分け導体部画像モデルを構成する導体部に係る各ポリゴンに対応するテクスチャ領域の割り当てを行う際に、画像におけるフレーム毎にテクスチャ内の対応領域を求め、ポリゴンに対応付けられた複数のフレームのテクスチャ領域の平均化や、視線情報に基づいた最適化されたテクスチャを生成することにより行われるので、各ポリゴン間に存在する線形性に対して非線形のデータに補整することができ、より滑らかな導体部の曲面画像を生成することができる。
また、複数の方向から撮影された画像を利用して全周ポリゴンを有する3次元色分け導体部画像モデルを得ることができる。
この際にも、異なる方向からの投影の際に、3次元色分け導体部画像モデル上での重複領域のポリゴンに対しては、割り当てられるテクスチャの最適化処理を行う手段を備えている。
次に、ステップS150では、警告画像生成部65は、ステップS145で生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11へ送信する。
次に、ステップS155では、警告画像生成部65は、眼鏡型ウェアラブル端末11から操作情報を受信する。
次に、ステップS160では、警告画像生成部65は、投影を終了するか否かを判定する。すなわち、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した操作情報が投影終了情報であるか否かを判定する。
警告画像生成部65は、操作情報が投影終了情報である場合にはステップS115に進む一方、操作情報が投影終了情報ではない場合には処理を終了する。
<単線結線図>
図10は、図5に示す系統図生成部55により生成された充停電状態系統図である。
充停電状態系統図には、各導体部が充電状態(白線)であるのか、停電状態(黒線)であるのかを示している。図10に示す例示では、導体部L1、L2、L7が充電状態であることを示しており、導体部L3〜L6が停電状態であることを示している。
<ポリゴン>
図11は、図5に示す3次元導体部画像モデル生成部59により生成された3次元導体部画像モデルを構成するポリゴンの一部を示す図である。
図11に示すポリゴン(polygon)は、4つの特徴点、4本の特徴線、1つの特徴領域から構成された四角形を最小の要素とし、複数の四角形で構成された立体構成を有する導体部L2rの一部を示している。
<3次元導体部画像モデルの一例>
図12は、図5に示す3次元導体部画像モデル生成部59により生成された3次元導体部画像モデルの一部をある視線方向から見た画像を示す図である。
図12に示す例示では、ある位置データ及び姿勢データから目視可能な導体部L1、L2、L3の3相(r、s、t)の景観を示している。
<3次元色分け導体部画像モデルの一例>
図13は、図5に示す3次元色分け導体部画像モデル生成部61により生成された充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルの一部をある視線方向から見た画像を示す図である。
図13に示す例示では、ある位置データ及び姿勢データから目視可能な導体部L1、L2、L3の3相(r、s、t)の景観において、充停電箇所が色分けされたことを示している。
例えば、充電状態にある導体部画像(L1r、L1s、L1t)(L2r、L2s、L2t)に赤色(第1色)を付加し、停電状態にある導体部画像(L3r、L3s、L3t)に緑色(第2色)を付加することで、赤色の導体部が充電状態にあり危険なことを示し、緑色の導体部が停電状態にあり安全なことを示すことができる。
<目視景観の一例>
図14は、眼鏡型ウェアラブル端末11を装着した点検員が目視可能な景観の一部を示す図(その1)である。
眼鏡型ウェアラブル端末11がサーバ7から警告画像を受信すると、眼鏡型ウェアラブル端末11のディスプレイ81に例えば充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルの一部が表示される。
ディスプレイ81には、ある位置データ及び姿勢データによる視線方向から目視可能な導体部L1、L2、L3の3相(r、s、t)の充停電箇所が色分けされた景観が表示されており、図14に示すように、眼鏡型ウェアラブル端末11を装着した点検員の位置データ及び姿勢データによる視線方向の景観に、ディスプレイ81に表示されている充停電箇所が色分けされた景観がオーバーラップして目視確認することができる。
<目視景観の他の例>
図15は、眼鏡型ウェアラブル端末11を装着した点検員が目視可能な景観の一部を示す図(その2)である。
撮影時には、電気所3において、電気所内のスイッチギヤSWGのドアを開放した被写体に対して視点を移動しながら、カメラ73により動画像または連続する画像列として当該対象オブジェクトを撮影する。この際、対象オブジェクトについて多角的に周囲の3次元画像を得るために複数の方向から撮影する。このようにして撮影された画像、位置、及び姿勢に基づいて、3次元導体部画像モデル生成部59が3次元導体部画像モデルを生成して、データベース7aに蓄積しておく。
このような3次元導体部画像モデルから投影画像である警告画像を生成するので、検査員の目前にある電気所内のスイッチギヤSWGのドアが閉鎖されていている場合でも、眼鏡型ウェアラブル端末11のディスプレイ81には停電箇所が色分けされたスイッチギヤ内の導体部(L4r、L4s、L4t)が提示され、検査員はオーバーラップして目視確認することができる。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様のサーバ7は、電気設備における各機器の開閉状態または動作状態を収集する電気所監視装置5から情報を取得するとともに、情報に基づいて各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成して、眼鏡型ウェアラブル端末11に画像を送信するサーバ7であって、各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予め記憶するデータベースDB7aと、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する3次元色分け導体部画像モデル生成部61と、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した位置データ及び姿勢データに応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する警告画像生成部65と、生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11に送信する第2通信部35と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予めデータベースDB7aに記憶しておき、3次元色分け導体部画像モデル生成部61が、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する。警告画像生成部65が、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した位置データ及び姿勢データに応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する。第2通信部35が、生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11に送信するので、眼鏡型ウェアラブル端末11において、充電箇所を示す警告画像をリアルタイムに点検員に提示することができる。
この際、検査員は、眼鏡本体71の1対の透明なレンズ71R、71Lを透して見える視線方向の現実の風景と、レンズ71R、71Lを透して見えるディスプレイ81に表示された視線方向の警告画像を見ながら作業等を行うことができるので、充電箇所への接近又は接触に起因した感電災害の発生を防止することができる。
<第2態様>
本態様の3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することを特徴とする。
本態様によれば、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成するので、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態を、各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルに反映させることができる。
<第3態様>
本態様の3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる停電箇所に第1色を付加し、充電箇所に第1色とは異なる第2色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することを特徴とする。
本態様によれば、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる停電箇所に第1色を付加し、充電箇所に第1色とは異なる第2色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成するので、停電箇所に第1色を付加し、充電箇所に第1色とは異なる第2色を付加した3次元色分け導体部画像モデルを生成することができる。
<第4態様>
本態様の3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる充電箇所に特定の色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することを特徴とする。
本態様によれば、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルに含まれる充電箇所に特定の色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成するので、充電箇所に特定の色が付加された3次元色分け導体部画像モデルを生成することができる。
<第5態様>
本態様の3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態が前回の内容と同一である場合には、3次元色分け導体部画像モデルの生成を中止することを特徴とする。
本態様によれば、3次元色分け導体部画像モデル生成部61は、各導体部の導体部番号に対応した充停電状態が前回の内容と同一である場合には、3次元色分け導体部画像モデルの生成を中止するので、同一の充停電状態が継続している際の処理負荷を軽減することができる。
<第6態様>
本態様の警告画像生成部65は、3次元色分け導体部画像モデルから位置データ及び姿勢データに応じた目視方向の画像を切り出すことにより警告画像を生成することを特徴とする。
本態様によれば、警告画像生成部65は、3次元色分け導体部画像モデルから位置データ及び姿勢データに応じた目視方向の画像を切り出すことにより警告画像を生成するので、目視方向の警告画像を生成することができる。
<第7態様>
本態様の警告画像提供システム1は、第1態様乃至第6態様の何れか一項に記載のサーバ7と、眼鏡型ウェアラブル端末11と、を備えた警告画像提供システム1であって、眼鏡型ウェアラブル端末11は、位置を検出するGPS受信部75及び姿勢データを検出する加速度センサ77と、検出された位置データ及び姿勢データをサーバ7に送信する通信部95と、サーバ7から受信した警告画像を投影するディスプレイ81と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、眼鏡型ウェアラブル端末11は、加速度センサ77が、位置を検出するGPS受信部75及び姿勢データを検出し、通信部95が、検出された位置データ及び姿勢データをサーバ7に送信し、サーバ7から受信した警告画像をディスプレイ81に投影するので、眼鏡型ウェアラブル端末11の位置及び姿勢に応じた目視方向の警告画像をディスプレイ81に投影することができる。
<第8態様>
本態様の警告画像提供システム1は、第1態様乃至第6態様の何れか一項に記載のサーバ7と、眼鏡型ウェアラブル端末11と、を備えた警告画像提供システム1であって、眼鏡型ウェアラブル端末11は、撮影対象を撮影して対象画像を出力するカメラ73と、カメラ73の位置を検出するGPS受信部75及び姿勢を検出する加速度センサ77と、カメラ73から取得した画像、GPS受信部75及び加速度センサ77から取得した位置データ及び姿勢データをサーバ7に送信する通信部95と、を備え、サーバ7は、眼鏡型ウェアラブル端末11から画像、位置データ、及び姿勢データを受信する第2通信部35と、受信した画像、位置データ、及び姿勢データに基づいて、3次元導体部画像モデルを生成する3次元導体部画像モデル生成部59と、を備えたことを特徴とする。
本態様によれば、眼鏡型ウェアラブル端末11は、カメラ73が、撮影対象を撮影して対象画像を出力する。加速度センサ77が、カメラ73の位置を検出するGPS受信部75及び姿勢を検出する。通信部95が、カメラ73から取得した画像、GPS受信部75及び加速度センサ77から取得した位置データ及び姿勢データをサーバ7に送信する。一方、サーバ7は、第2通信部35が、眼鏡型ウェアラブル端末11から画像、位置データ、及び姿勢データを受信する。3次元導体部画像モデル生成部59が、受信した画像、位置データ、及び姿勢データに基づいて、3次元導体部画像モデルを生成する。
これにより、眼鏡型ウェアラブル端末11が撮影した対象画像、位置、及び姿勢をサーバ7に送信し、サーバ7が眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した画像、位置、及び姿勢に基づいて、3次元導体部画像モデルを生成するので、眼鏡型ウェアラブル端末11に適合性がある3次元導体部画像モデルを生成することができる。
<第9態様>
本態様の警告画像提供方法は、電気設備における各機器の開閉状態または動作状態を収集する電気所監視装置5から情報を取得するとともに、情報に基づいて各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成して、眼鏡型ウェアラブル端末11に画像を送信するサーバ7による警告画像提供方法であって、各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予めデータベースDB7aに記憶する記憶ステップ(S60)と、各機器間における導体部の充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する色分けモデル生成ステップ(S130)と、眼鏡型ウェアラブル端末11から受信した位置データ及び姿勢データに応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する警告画像生成ステップ(S140)と、生成された警告画像を眼鏡型ウェアラブル端末11に送信する送信ステップ(S150)と、を実行することを特徴とする。
第8態様の作用、及び効果は第1態様と同様であるので、その説明を省略する。
1…警告画像提供システム、5…電気所監視装置、7…サーバ、7a…データベースDB、11…眼鏡型ウェアラブル端末、35…通信部、59…次元導体部画像モデル生成部、61…導体部画像モデル生成部、65…警告画像生成部、73…カメラ、75…GPS受信部、77…加速度センサ、81…ディスプレイ、95…通信部

Claims (9)

  1. 電気設備における各機器の開閉状態または動作状態を収集する電気所監視装置から情報を取得するとともに、前記情報に基づいて各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成して、眼鏡型ウェアラブル端末に前記画像を送信する警告画像提供サーバであって、
    前記各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予め記憶する記憶手段と、
    前記各機器間における導体部の前記充停電状態に応じて、前記3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する色分けモデル生成手段と、
    前記眼鏡型ウェアラブル端末から受信した位置及び姿勢に応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する警告画像生成手段と、
    前記生成された警告画像を前記眼鏡型ウェアラブル端末に送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする警告画像提供サーバ。
  2. 前記色分けモデル生成手段は、
    前記各導体部の導体部番号に対応した充停電状態に応じて、3次元導体部画像モデルから各導体部の導体部番号に対応した充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することを特徴とする請求項1記載の警告画像提供サーバ。
  3. 前記色分けモデル生成手段は、
    前記各機器間における導体部の前記充停電状態に応じて、前記3次元導体部画像モデルに含まれる停電箇所に第1色を付加し、充電箇所に第1色とは異なる第2色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することを特徴とする請求項1記載の警告画像提供サーバ。
  4. 前記色分けモデル生成手段は、
    前記各機器間における導体部の前記充停電状態に応じて、前記3次元導体部画像モデルに含まれる充電箇所に特定の色を付加することにより、充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成することを特徴とする請求項1記載の警告画像提供サーバ。
  5. 前記色分けモデル生成手段は、
    前記各導体部の導体部番号に対応した充停電状態が前回の内容と同一である場合には、前記3次元色分け導体部画像モデルの生成を中止することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の警告画像提供サーバ。
  6. 前記警告画像生成手段は、
    前記3次元色分け導体部画像モデルから位置及び姿勢に応じた目視方向の画像を切り出すことにより警告画像を生成することを特徴とする請求項1記載の警告画像提供サーバ。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項記載の警告画像提供サーバと、
    眼鏡型ウェアラブル端末と、を備えた警告画像提供システムであって、
    前記眼鏡型ウェアラブル端末は、
    位置及び姿勢を検出する検出手段と、
    前記検出された位置及び姿勢を前記警告画像提供サーバに送信する送信手段と、
    前記警告画像提供サーバから受信した警告画像を投影する投影手段と、を備えたことを特徴とする警告画像提供システム。
  8. 請求項1乃至6の何れか一項記載の警告画像提供サーバと、
    眼鏡型ウェアラブル端末と、を備えた警告画像提供システムであって、
    眼鏡型ウェアラブル端末は、
    撮影対象を撮影して対象画像を出力するカメラと、
    カメラの位置及び姿勢を検出する検出手段と、
    前記カメラから取得した画像、前記検出手段から取得した位置及び姿勢を前記警告画像提供サーバに送信する送信手段と、を備え、
    前記警告画像提供サーバは、
    前記眼鏡型ウェアラブル端末から前記画像、位置、及び姿勢を受信する受信手段と、
    前記受信した画像、位置、及び姿勢に基づいて、前記3次元導体部画像モデルを生成する3次元モデル生成手段と、を備えたことを特徴とする警告画像提供システム。
  9. 電気設備における各機器の開閉状態または動作状態を収集する電気所監視装置から情報を取得するとともに、前記情報に基づいて各機器間における導体部の充停電状態を表す画像を生成して、眼鏡型ウェアラブル端末に前記画像を送信する警告画像提供サーバによる警告画像提供方法であって、
    前記各導体部に係わる3次元導体部画像モデルを予め記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記各機器間における導体部の前記充停電状態に応じて、前記3次元導体部画像モデルから充停電箇所が色分けされた3次元色分け導体部画像モデルを生成する色分けモデル生成ステップと、
    前記眼鏡型ウェアラブル端末から受信した位置及び姿勢に応じて、3次元色分け導体部画像モデルから目視方向の警告画像を生成する警告画像生成ステップと、
    前記生成された警告画像を前記眼鏡型ウェアラブル端末に送信する送信ステップと、を実行することを特徴とする警告画像提供方法。
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