JP2018106223A - 印刷制御プログラム、印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御プログラム、印刷制御装置及び印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ファイルの印刷性能を向上する。【解決手段】印刷制御プログラムであって、前記印刷制御プログラムによって制御されるファイルは、ファイルに格納されるデータの構成を示す構成情報がファイルの最後に置かれる形式で構成されており、前記印刷制御プログラムは、入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より多い場合、前記入力されたファイルを複数のファイルに分割すると判定する入力ファイル制御手順と、前記入力されたファイルを分割すると判定された場合、前記入力されたファイルを所定の条件で分割し、各分割ファイルの最後に当該分割ファイルの構成情報を配置して、分割ファイルを生成するファイル分割手順と、前記分割ファイルをプリンタに転送するデータ転送手順とを前記印刷制御装置に実行させることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ファイルの印刷制御方法に関する。
ファイルの印刷制御方法に関しては、これまで多くの技術が提案されている。特に、PDFファイルはその形式が独特であることから、PDFファイルの印刷制御には様々な技術が提案されている。
本技術分野の背景技術として、以下の先行技術がある。特許文献1(特開2013−88867号公報)には、印刷に要する時間が短いPDFデータ(電子文書データの一例)を出力する画像形成装置が記載されている。すなわち、画像形成装置は、入力データについて、生成条件が互いに異なる複数のPDFデータを生成する。生成した複数のPDFデータのそれぞれについて、そのPDFデータの構造を解析し、解析結果に基づいて、複数のPDFデータのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する。画像形成装置は、算出した印刷時間を比較し、印刷時間が最短となる生成条件を判定する。画像形成装置は、判定した生成条件を適用することで、印刷時間が短いPDFデータを出力できる。
特開2013−88867号公報
しかしながら、PDFファイルの印刷時間や印刷性能(効率)を決定する要因は、特許文献1に示された要因に限られず、PDF形式ファイルの他の特性にも依存する。例えば、プリンタに大容量ファイルデータを転送する際、PDF形式ではインデックスが最後に転送されるため、データ全体が転送されないとページの区切りが分からず、プリンタはデータ全体が転送された後に印刷を開始する。このPDFファイルの特性を考慮した印刷性能向上は、特許文献1では考慮されていない。
一方、小容量ファイルを連続して印刷する場合には待機時間が発生して印刷性能(効率)が低下することがある。また、大容量ファイルの印刷ジョブの後に小容量ファイルの印刷ジョブがあると、小容量ファイルが先に印刷され、印刷順序が逆転するという、ジョブの追い越し問題が発生する。しかし、特許文献1は、この点について何ら考慮されていない。
また、PDFファイルは、片面/両面等の印刷属性を格納できない。このため、複数のPDFファイルを連続して印刷する際の印刷属性の制御は、特許文献1では考慮されていない。
本発明は、このような特性を有するPDFファイルの印刷性能を向上する印刷制御方法を提供することを目的とする。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、印刷制御装置にファイルの印刷を制御させるための印刷制御プログラムであって、前記印刷制御装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納する記憶装置とを有し、前記印刷制御プログラムによって制御されるファイルは、ファイルに格納されるデータの構成を示す構成情報がファイルの最後に置かれる形式で構成されており、前記印刷制御プログラムは、入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より多い場合、前記入力されたファイルを複数のファイルに分割すると判定する入力ファイル制御手順と、前記入力されたファイルを分割すると判定された場合、前記入力されたファイルを所定の条件で分割し、各分割ファイルの最後に当該分割ファイルの構成情報を配置して、分割ファイルを生成するファイル分割手順と、前記分割ファイルをプリンタに転送するデータ転送手順とを前記印刷制御装置に実行させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ファイルの印刷性能を向上できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例の印刷制御装置の構成を示す図である。 印刷制御装置の物理的な構成を示すブロック図である。 印刷制御処理のフローチャートである。 属性解析処理のフローチャートである。 印刷制御装置に入力されるファイルのファイル名の構成を示す図である。 ファイル分割処理のフローチャートである。 データ転送処理のフローチャートである。 ファイルを分割した場合のデータ転送から印刷のタイミング図である。 ファイル合成処理のフローチャートである。 ファイルを合成した場合のデータ転送から印刷のタイミング図である。 本実施例の効果を説明する図である。
図1は、本発明の実施例の印刷制御装置1の構成を示す図である。
本実施例の印刷制御装置1は、ファイル入力フォルダ21、入力ファイル制御部22、属性解析部23、ファイル合成部24、ファイル分割部25、キュー26及びデータ転送部27を有する。
入力ファイル制御部22は、ファイル入力フォルダ21を監視し、ファイル入力フォルダ21に格納された入力ファイルを読み出し、読み出したファイルを属性解析部23、ファイル合成部24、ファイル分割部25に分配する。属性解析部23は、入力ファイルの属性を解析し、分割や合成されたファイルの属性を決定する。ファイル合成部24は、入力された複数のファイルを合成し、プリンタ32に出力する一つのファイルを生成する。ファイル分割部25は、入力された一つのファイルを分割し、プリンタ32に出力する複数のファイルを生成する。キュー26は、ファイル合成部24及びファイル分割部25が生成したファイルを一時的に格納するバッファである。データ転送部27は、キュー26に格納されたファイルをプリンタ32に転送する。
図2は、本実施例の印刷制御装置1の物理的な構成を示すブロック図である。
本実施例の印刷制御装置1は、プロセッサ(CPU)11、メモリ12、補助記憶装置13、通信インターフェース14、入力インターフェース15及び出力インターフェース18を有する計算機によって構成される。
プロセッサ11は、メモリ12に格納されたプログラムを実行する。メモリ12は、不揮発性の記憶素子であるROM及び揮発性の記憶素子であるRAMを含む。ROMは、不変のプログラム(例えば、BIOS)などを格納する。RAMは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような高速かつ揮発性の記憶素子であり、プロセッサ11が実行するプログラム及びプログラムの実行時に使用されるデータを一時的に格納する。
補助記憶装置13は、例えば、磁気記憶装置(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の大容量かつ不揮発性の記憶装置である。また、補助記憶装置13には、印刷制御装置1で処理されるファイルを格納するファイル入力フォルダ21が設けられている。入力ファイル制御部22は、ファイル入力フォルダ21を監視し、ファイル入力フォルダ21に格納されたファイルを読み出す。また、補助記憶装置13は、プロセッサ11が実行するプログラムを格納する。すなわち、プログラムは、補助記憶装置13から読み出されて、メモリ12にロードされて、プロセッサ11によって実行される。
通信インターフェース14は、所定のプロトコルに従って、他の装置(プリンタ32など)との通信を制御するネットワークインターフェース装置である。
入力インターフェース15は、キーボード16やマウス17などが接続され、オペレータからの入力を受けるインターフェースである。出力インターフェース18は、ディスプレイ装置19やプリンタ32などが接続され、プログラムの実行結果をオペレータが視認可能な形式で出力するインターフェースである。
プロセッサ11が実行するプログラムは、リムーバブルメディア(CD−ROM、フラッシュメモリなど)又はネットワークを介して印刷制御装置1に提供され、非一時的記憶媒体である不揮発性の補助記憶装置13に格納される。このため、印刷制御装置1は、リムーバブルメディアからデータを読み込むインターフェースを有するとよい。
印刷制御装置1は、物理的に一つの計算機上で、又は、論理的又は物理的に構成された複数の計算機上で構成される計算機システムであり、複数の物理的計算機資源上に構築された仮想計算機上で動作してもよい。
また、一つの物理的な印刷制御装置1を一つの物理的計算機に実装した例を説明したが、本実施例の印刷制御装置1の機能を他の装置に取り込んでもよい。例えば、アプリケーションを実行するサーバや、印刷処理をするプリンタに、本実施例の印刷制御装置1の機能を実装することによって、サーバやプリンタ単体でPDFファイルの印刷性能を向上できる。
図3は、本実施例の印刷制御装置1が実行する印刷制御処理のフローチャートである。
まず、入力ファイル制御部22は、ファイル入力フォルダ21に格納された入力ファイルを読み出し、読み出したファイルを分割するか、合成するか、そのままプリンタ32に出力するかを判定する(101、102)。例えば、利用者が印刷すべきファイルをファイル入力フォルダ21に格納する際に、当該ファイルを分割して印刷するか、合成して印刷するかを指定してもよい。また、所定の条件を満たすファイルを分割すると判定してもよい。例えば、ファイルのデータ量が所定の閾値より大きい又はページ数が所定の閾値より大きい場合、ファイルを分割して印刷すると判定してもよい。さらに、ファイルのデータ量が所定の閾値より小さい又はページ数が所定の閾値より小さく、かつ、印刷するファイル数が所定の閾値より大きい場合、ファイルを合成して印刷すると判定してもよい。
ステップ101において、ファイルを分割すると判定された場合、属性解析部23が、入力されたファイルの属性を解析する属性解析処理を実行する(103)。属性解析処理103の詳細は、図4を用いて後述する。その後、ファイル分割部25が、生成された分割ファイルをキュー26に格納するファイル分割処理を実行する(104)。ファイル分割処理104の詳細は、図6を用いて後述する。その後、データ転送部27が、キュー26に格納されたファイルをプリンタ32に転送するデータ転送処理を実行する(105)。データ転送処理105の詳細は、図7を用いて後述する。
ステップ102において、ファイルを合成すると判定された場合、属性解析部23が、入力されたファイルの属性を解析する属性解析処理を実行する(106)。属性解析処理106の詳細は、図4を用いて後述する。その後、ファイル合成部24が、生成された合成ファイルをキュー26に格納するファイル合成処理を実行する(107)。ファイル合成処理107の詳細は、図9を用いて後述する。その後、データ転送部27が、キュー26に格納されたファイルをプリンタ32に転送するデータ転送処理を実行する(105)。
ステップ101、102において、そのままプリンタ32に出力すると判定された場合、データ転送部27が、キュー26に格納されたファイルをプリンタ32に転送するデータ転送処理を実行する(105)。
図4は、本実施例の属性解析処理103のフローチャートである。
まず、属性解析部23は、入力ファイルのファイル名を解析する(1031)。本実施例の印刷制御装置1に入力されるファイルのファイル名は、図5に示すように、印刷ドキュメント名、片面/両面指定、及び所定数の振分属性で構成される。ファイル名は、所定のデリミッタによって区切られるデータでもよいし、各項目が所定のデータ長で構成される固定長データでもよい。
印刷ドキュメント名は、属性を付す前の入力ファイルのファイル名である。片面/両面指定は、このファイルを片面で印刷するか、両面で印刷するかを示すデータ(例えば、フラグ)である。振分属性は、予め定められた所定数のデータで構成され、例えば、用紙サイズや、入力ファイル名(印刷ジョブ名)、印刷部数であり、当該ファイルを出力するプリンタ32を決定するために参照される。
次に、ファイル名の解析結果を用いて、ファイルの属性を決定する(1032)。また、ファイル名の解析結果を用いて、出力先プリンタを決定する(1033)。出力先プリンタの決定は様々な方法を採用できる。例えば、ユーザーがファイル入力フォルダにファイルを格納する際に指定したり、予めファイルの属性毎にプリンタを設定しておき、入力ファイルの属性に応じてプリンタを選択したりしてもよい。
そして、決定されたファイルの属性を用いて属性データを生成し、作成した属性データをファイル名に関連付けてメモリ12に格納する(1034)。
図6は、本実施例のファイル分割処理104のフローチャートである。
まず、ファイル分割部25が、分割対象のPDFファイルを開き、PDFファイルのデータをメモリ12に展開する(1041)。そして、開いたPDFファイルのインデックスを取得する(1042)。PDFファイルのインデックスは、ページ毎のデータの開始位置のポインタや、しおり、サムネイルなどのデータを含み、ファイルの最後に記録されている。
そして、所定の分割単位毎にデータを分割する(1043)。分割単位となるページ数は、利用者が設定してもよく、予め定められたページ数でもよい。例えば10000ページのPDFファイルを1000ページのPDFファイル10個に分割する。
そして、分割ファイルのインデックスを生成し、分割されたデータにインデックスを付与する(1044)。また、分割ファイルにファイル名を付与する(1045)。分割ファイルに付されるファイル名は、印刷制御装置1の内部的なファイル名でも、印刷制御装置1に入力されるファイルと同じ規則でファイル名を定めてもよい。
そして、インデックス及びファイル名が付された分割ファイルをキュー26に格納する(1046)。
図7は、本実施例のデータ転送処理105のフローチャートである。
データ転送部27は、プリンタ32に転送すべきデータ(PDFファイル)をキュー26から読み出す(1051)。そして、読み出したPDFファイルを開き(1052)、読み出したPDFファイルの属性データを取得し(1053)、出力先プリンタを決定する(1054)。
その後、分割されたファイルの先頭データであるかを判定する(1055)。分割されたファイルの先頭データであれば、ステップ1057に進む。一方、分割されたファイルの先頭データでなければ、前のデータの印刷が開始するまで待機し(1056)、前のデータの印刷が開始していれば、ステップ1057に進む。プリンタ32の状態(すなわち、印刷中であるか)は、プリンタ32から取得できる。
その後、ステップ1054において決定されたプリンタ32に、属性データを転送し(1057)、印刷するデータを転送する(1058)。全てのデータの転送が終了すると、PDFファイルを閉じる(1059)。
図8は、ファイルを分割した場合のデータ転送から印刷のタイミング図である。
図8(A)は、ファイルを分割せずに大きなファイルを印刷する場合のタイミングを示す。印刷制御装置1は、印刷するPDFファイルのデータをプリンタ32に転送する。PDFファイルはインデックスがデータの最後に位置するので、全てのデータの転送が終了しないと、ファイルにおけるページの区切りが分からず、当該PDFファイルの印刷を開始できない。印刷するPDFファイルのデータの転送が完了すると、印刷を開始する。
図8(B)は、大きなファイルを分割して印刷する場合のタイミングを示す。印刷制御装置1は、印刷するPDFファイルを読み込むと、ファイルの分割を開始する。分割は、データ転送や印刷の進捗にかかわらず連続して行われる。
ファイルの分割によって一つ目の分割ファイルが生成されると、一つ目の分割ファイルのデータ転送が開始する。一つ目の分割ファイルの最後にインデックスが転送されると、一つ目の分割ファイルの印刷が開始する。
二つ目以後のファイルのデータの転送は、直前のファイルの印刷開始後に開始する。すなわち、一つ目のファイルの印刷開始後に、二つ目のファイルのデータが転送される。二つ目の分割ファイルの転送が完了すると、二つ目の分割ファイルの印刷が開始する。
このように、直前のファイルの印刷開始後に次のファイルのデータ転送を開始するので、データを転送した順にファイルを印刷できる。すなわち、図11(A)に示すように、直前のファイルの印刷開始を待たずに次のファイルのデータを転送すると、後続するファイルのデータ量が小さい場合には、先行するファイルより先に後続のファイルの印刷が開始する。このため、プリンタ32から出力される順序が逆転し、乱丁の原因となる。しかし、直前のファイルの印刷開始後に次のファイルのデータ転送を開始すれば、図11(B)(C)に示すように、最初のファイルと二つ目のファイルの印刷順序が逆転することがなく、乱丁を防止できる。
また、データを分割して転送し印刷することによって、印刷開始までの時間を短縮できる。また、分割されたデータの転送と印刷を繰り返すことによって、総印刷時間を短縮できる。
図9は、本実施例のファイル合成処理107のフローチャートである。
ファイル合成部24は、合成対象のPDFファイルを開き、PDFファイルのデータをメモリ12に展開する(1071)。合成するファイルは、利用者が設定してもよく、予め定められたフォルダに格納された全てのファイルを合成してもよい。
そして、開いたPDFファイルのインデックスを取得する(1072)。PDFファイルでは、ページ毎のデータの開始位置のポインタや、しおり、サムネイルなどのデータを含み、インデックスはファイルの最後に記録されている。
そして、文書本体部分のデータを取得し(1073)、指定された順序でデータを並べる(1074)。
その後、合成ファイルのインデックスを生成し、合成されたデータにインデックスを付与する(1075)。また、合成ファイルにファイル名を付与する(1076)。合成ファイルに付されるファイル名は、印刷制御装置1の内部的なファイル名でも、印刷制御装置1に入力されるファイルと同じ規則でファイル名を定めてもよい。
そして、インデックス及びファイル名が付された合成ファイルをキュー26に格納する(1077)。
図10は、ファイルを合成した場合のデータ転送から印刷のタイミング図である。
図10(A)は、ファイルを合成せずに、複数の小さなファイルを印刷する場合のタイミングを示す。印刷制御装置1は、印刷するPDFファイルのデータをプリンタ32に転送する。前述したように、PDFファイルはインデックスがデータの最後に位置するので、全てのデータの転送が終了しないと、当該PDFファイルの印刷を開始できない。印刷するPDFファイルのデータの転送が完了すると、印刷を開始する。
後続するファイルは、先後する直前のファイルの印刷が開始した後に、データの転送を開始する。すなわち、一つ目のファイルの印刷開始後に、二つ目のファイルのデータが転送される。二つ目のファイルの転送が完了すると、二つ目の分割ファイルの印刷が開始する。
図10(B)は、複数の小さなファイルを合成して印刷する場合のタイミングを示す。印刷制御装置1は、合成して印刷するPDFファイルを読み込むと、ファイルの合成を開始する。合成が完了すると、合成ファイルのデータ転送が開始する。合成ファイルの最後にインデックスが転送されると、合成ファイルの印刷が開始する。
このように、データを合成して転送し印刷することによって、総印刷時間を短縮できる。これは、データ転送処理は、図7で説明したように、真のデータ転送1058までに行われる転送準備処理に相応の時間が必要となる。このため、データ転送処理を一つに纏めることによって、データ転送処理における転送準備のオーバーヘッドを削減できる。
また、印刷の間の印刷停止時間は、プリンタ32が待機モードで休止する。このため、プリンタ32の起動に時間がかかり、次のファイルの印刷開始までの時間が長くなる。しかし、前述したようにファイルを合成して転送し印刷することによって、印刷休止時間がなくなり、プリンタ32が起動するまでの待ち時間を減少し、総印刷時間を短縮できる。
図11は、本実施例の効果を説明する図である。
なお、図11では、印刷順序の逆転を防止しつつ、総印刷時間を短縮する仕組みを説明するために、RIP(Raster Image Processor)処理を記載したが、前述した図面(図10、図8)では転送と印刷の間に行われているRIP処理を省略した。
図11(A)に示すように、直前のファイルの印刷開始を待たずに次のファイルのデータを転送すると、最初のファイルより先に二つ目のファイルの印刷が開始することがある。この現象は、二つ目のファイルのデータ量が小さい場合には、顕著に発生する。この印刷順序の逆転は乱丁の原因となる。
図11(B)(C)に示すように、直前のファイルの印刷開始後に次のファイルのデータ転送を開始すれば、二つ目のファイルのデータ量の大小にかかわらず、ファイルの印刷順序は逆転しない。
しかし、図11(B)(C)に示す場合、最初のファイルの印刷と二つ目のファイルの印刷との間に印刷停止時間が生じることがあり、この間プリンタ32が待機モードで休止する。このため、プリンタ32の待機モードからの起動に時間がかかり、次のファイルの印刷開始までの時間が長くなる。
このため、図11(D)に示すように、複数のファイルを合成して印刷することによって、総印刷時間を短くできる。また、印刷停止時間がなくなり、プリンタ32が起動するまでの待ち時間を減少し、総印刷時間を短縮できる。
以上、本発明の実施例についてPDFファイルの印刷で説明したが、PDFファイルと同様に、ファイルの内容を示すデータがファイルの最後に記録されている他の形式のデータにも本発明を適用できる。
以上に説明したように、本実施例の印刷制御装置1は、入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より多い場合、入力されたファイルを複数のファイルに分割すると判定する入力ファイル制御部22と、入力されたファイルを分割すると判定された場合、入力されたファイルを所定の条件で分割し、各分割ファイルの最後に当該分割ファイルの構成情報を配置して、分割ファイルを生成するファイル分割部25と、生成された分割ファイルをプリンタ32に転送するデータ転送部27とを備えるので、印刷開始までの時間を短縮できる。また、分割されたデータの転送と印刷を繰り返すことによって、総印刷時間を短縮できる。
また、データ転送部27は、ファイルの転送先のプリンタ32の状態を監視し、第1の分割ファイルの印刷が開始した後、第1の分割ファイルに後続する第2の分割ファイルの転送を開始するので、データ転送順にファイルを印刷でき、プリンタ32から出力される順序が逆転することによる乱丁を抑制できる。
また、データ転送部27は、分割ファイル毎に作成された印刷ジョブ毎に、当該分割ファイルを印刷する条件を含む属性情報をプリンタ32に転送するので、ファイル毎に異なる条件で印刷できる。
また、入力ファイル制御部22は、入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より小さく、かつ、入力されたファイルの数が所定の閾値より多い場合、入力された複数のファイルを合成すると判定し、ファイル合成部24は、入力されたファイルを合成すると判定された場合、入力されたファイルを所定の条件で合成し、各合成ファイルの最後に当該合成ファイルの構成情報を配置して、合成ファイルを生成し、データ転送部27は、合成にかかる最初のファイルの属性情報をプリンタ32に転送し、合成ファイルをプリンタ32に転送するので、データ転送のオーバーヘッドを削減し、総印刷時間を短縮できる。また、プリンタ32の休止時間を短縮し、総印刷時間を短縮できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 印刷制御装置1
21 ファイル入力フォルダ
22 入力ファイル制御部
23 属性解析部
24 ファイル合成部
25 ファイル分割部
26 キュー
27 データ転送部
32 プリンタ

Claims (6)

  1. 印刷制御装置にファイルの印刷を制御させるための印刷制御プログラムであって、
    前記印刷制御装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを格納する記憶装置とを有し、
    前記印刷制御プログラムによって制御されるファイルは、ファイルに格納されるデータの構成を示す構成情報がファイルの最後に置かれる形式で構成されており、
    前記印刷制御プログラムは、
    入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より多い場合、前記入力されたファイルを複数のファイルに分割すると判定する入力ファイル制御手順と、
    前記入力されたファイルを分割すると判定された場合、前記入力されたファイルを所定の条件で分割し、各分割ファイルの最後に当該分割ファイルの構成情報を配置して、分割ファイルを生成するファイル分割手順と、
    前記分割ファイルをプリンタに転送するデータ転送手順とを前記印刷制御装置に実行させるためのプログラム。
  2. 請求項1に記載の印刷制御プログラムであって、
    前記データ転送手順では、ファイルの転送先のプリンタの状態を監視し、第1の分割ファイルの印刷が開始した後、前記第1の分割ファイルに後続する第2の分割ファイルの転送を開始することを特徴とするプログラム。
  3. 請求項1に記載の印刷制御プログラムであって、
    前記データ転送手順では、分割ファイル毎に作成された印刷ジョブ毎に、当該分割ファイルを印刷する条件を含む属性情報を前記プリンタに転送することを特徴とするプログラム。
  4. 請求項1に記載の印刷制御プログラムであって、
    入力されたファイルを所定の条件で合成して、合成ファイルを生成するファイル合成手順を前記印刷制御装置に実行させるためものであって、
    前記入力ファイル制御手順では、入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より小さく、かつ、入力されたファイルの数が所定の閾値より多い場合、前記入力された複数のファイルを合成すると判定し、
    前記ファイル合成手順では、前記入力されたファイルを合成すると判定された場合、前記入力されたファイルを所定の条件で合成し、各合成ファイルの最後に当該合成ファイルの構成情報を配置して、合成ファイルを生成し、
    前記データ転送手順では、前記合成にかかる最初のファイルの属性情報を前記プリンタに転送し、前記合成ファイルをプリンタに転送することを特徴とするプログラム。
  5. ファイルの印刷を制御する印刷制御装置であって、
    前記印刷制御装置が処理するファイルは、ファイルに格納されるデータの構成を示す構成情報がファイルの最後に置かれる形式で構成されており、
    前記印刷制御装置は、
    入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より多い場合、前記入力されたファイルを複数のファイルに分割すると判定する入力ファイル制御部と、
    前記入力されたファイルを分割すると判定された場合、前記入力されたファイルを所定の条件で分割し、各分割ファイルの最後に当該分割ファイルの構成情報を配置して、分割ファイルを生成するファイル分割部と、
    前記分割ファイルをプリンタに転送するデータ転送部とを備える印刷制御装置。
  6. 印刷制御装置がファイルの印刷を制御するための印刷制御方法であって、
    前記印刷制御装置が処理するファイルは、ファイルに格納されるデータの構成を示す構成情報がファイルの最後に置かれる形式で構成されており、
    前記印刷制御方法は、
    前記印刷制御装置が、入力されたファイルに含まれるページ数が所定の閾値より多い場合、前記入力されたファイルを複数のファイルに分割すると判定する入力ファイル制御手順と、
    前記印刷制御装置が、前記入力されたファイルを分割すると判定された場合、前記入力されたファイルを所定の条件で分割し、各分割ファイルの最後に当該分割ファイルの構成情報を配置して、分割ファイルを生成するファイル分割手順と、
    前記印刷制御装置が、前記分割ファイルをプリンタに転送するデータ転送手順とを含む印刷制御方法。
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