JP2018100181A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙ローラが寿命に到達したことを精度よく判断すること。【解決手段】給紙ローラ13により記録材Sの給紙が開始されてから、給紙された記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでの到達時間Tを測定し、測定された到達時間Tに基づいて、記録材Sの搬送異常が発生したことを判断する搬送異常判断部204と、搬送異常判断部204により搬送異常と判断されてから次に搬送異常と判断されるまでの間に給紙ローラ13により給紙された記録材Sの枚数を計測し、計測された記録材Sの枚数に基づいて、給紙ローラ13の寿命を判断する寿命判断部207と、を有し、寿命判断部207は、計測された記録材Sの枚数が所定の通紙間隔P_MIN以下となった場合に、所定の通紙間隔P_MIN以下となった記録材Sの枚数を、給紙ローラ13の寿命を判断するためのデータとして採用しない。【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、記録材を積載する積載部と積載部に積載された記録材を搬送する給紙機構とを備える。画像形成装置が有する積載部としては、画像形成装置の内部に設けられた給紙カセットや手差しトレイがある。画像形成装置は、積載部に積載された記録材を給紙するための給紙ローラを備える。給紙ローラは、記録材が通過するごとに徐々に削れていき、所定量まで摩耗すると記録材の搬送遅れや搬送不良が発生し始める。給紙ローラの摩耗量は、記録材の表面粗さや環境によって異なる。そこで、給紙ローラの搬送遅れや搬送不良の発生回数をカウントし、所定の閾値回数を超えたときに給紙ローラの寿命に到達したと判断する画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平08−085671号公報
しかし、従来技術には以下のような課題がある。給紙ローラの搬送遅れや搬送不良は、給紙ローラが削れる摩耗以外の要因によっても発生する。例えば、ユーザによる積載部への記録材の設置ミスによって搬送遅れや搬送不良が発生する場合がある。従来技術では、給紙ローラの摩耗以外の原因で発生する搬送遅れや搬送不良を、給紙ローラの摩耗が原因で発生する搬送遅れや搬送不良と区別していない。このため、ユーザによる記録材の設置ミス等、給紙ローラの摩耗以外の要因で発生する搬送遅れや搬送不良が多発すると、実際よりも早く給紙ローラが寿命に到達したと判断してしまう。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、給紙ローラが寿命に到達したことを精度よく判断することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)複数の記録材が載置された給紙部と、前記給紙部から搬送路上に記録材を給紙する給紙ローラと、前記給紙ローラにより給紙された記録材に画像を転写する転写手段と、記録材が前記給紙ローラにより給紙されてから前記転写手段により画像が形成されるまでの搬送路上に設けられ、前記記録材を検知する検知手段と、前記給紙ローラにより記録材の給紙が開始されてから、給紙された記録材の先端が前記第1の検知手段に到達するまでの到達時間を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された到達時間に基づいて、記録材の搬送異常が発生したことを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段により搬送異常と判断されてから次に搬送異常と判断されるまでの間に前記給紙ローラにより給紙された記録材の枚数を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された記録材の枚数に基づいて、前記給紙ローラの寿命を判断する第2の判断手段と、を有し、前記第2の判断手段は、前記計測手段により計測された記録材の枚数が第1の枚数以下となった場合に、前記第1の枚数以下となった記録材の枚数を、前記給紙ローラの寿命を判断するためのデータとして採用しないことを特徴とする画像形成装置。
(2)複数の記録材が載置された給紙部と、前記給紙部から搬送路上に記録材を給紙する給紙ローラと、前記給紙ローラにより給紙された記録材に画像を転写する転写手段と、記録材が前記給紙ローラにより給紙されてから前記転写手段により画像が形成されるまでの搬送路上に設けられ、前記記録材を検知する検知手段と、前記給紙ローラにより記録材の給紙が開始されてから、給紙された記録材の先端が前記第1の検知手段に到達するまでの到達時間を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された到達時間に基づいて、記録材の搬送異常が発生したことを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段による判断結果に基づいて搬送異常が発生した頻度を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された搬送異常が発生した頻度に基づいて、前記給紙ローラの寿命を判断する第2の判断手段と、を有し、前記第2の判断手段は、前記算出手段により算出された搬送異常が発生した頻度が第1の頻度以上となった場合に、前記頻度を算出するために用いられた搬送異常のデータを、前記給紙ローラの寿命を判断するためのデータとして採用しないことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、給紙ローラが寿命に到達したことを精度よく判断することができる。
実施例1〜3の画像形成装置の概略断面図 実施例1、3の画像形成装置のブロック図 実施例1の給紙枚数と到達時間を示すグラフ 実施例1の画像形成装置の動作を示すフローチャート 実施例1の画像形成装置の動作を示すフローチャート 実施例2の画像形成装置のブロック図 実施例2の給紙枚数と到達時間を示すグラフ 実施例2の画像形成装置の動作を示すフローチャート 実施例3の給紙カセット内の正しいシート位置と誤ったシート位置を示す図 実施例3の画像形成装置の動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
[画像形成装置]
図1に実施例1の画像形成装置の概略図を示す。画像形成装置の一例として、電子写真方式を採用した画像形成装置のうち、中間転写体を用いた4ドラムのフルカラー画像形成装置の構成について説明する。図1に示すフルカラーの画像形成装置は、画像形成装置本体に装着したり画像形成装置本体から取り外したりできる(着脱自在な)プロセスカートリッジPY、PM、PC、PKを備えている。4個のプロセスカートリッジPY、PM、PC、PKは、同一構造である。異なる点は、プロセスカートリッジPY、PM、PC、PKが収容しているトナーの色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーによる画像を形成することである。以下、符号の末尾の色を表す添え字Y、M、C、Kは、必要な場合を除き省略する。プロセスカートリッジPは、トナー容器23と、像担持体である感光ドラム1とを有している。プロセスカートリッジPは、帯電ローラ2と、現像ローラ3と、ドラムクリーニングブレード4と、廃トナー容器24と、を有している。
プロセスカートリッジPの下方には、レーザユニット7が配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1に対して行う。感光ドラム1は、帯電ローラ2に所定の負極性の電圧を印加することで、所定の負極性の電位に帯電された後、レーザユニット7によってそれぞれ静電潜像が形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ローラ3に所定の負極性の電圧を印加することで反転現像されて感光ドラム1上に、それぞれY、M、C、Kのトナー像が形成される。なお、実施例1で使用するトナーは、負極性に帯電されている。
中間転写ユニットは、中間転写ベルト8、駆動ローラ9、テンションローラ10、対向ローラ28から構成されている。また、感光ドラム1に対向して、中間転写ベルト8の内側に1次転写ローラ6が配設されており、電圧印加部(不図示)により転写電圧が印加される構成となっている。各感光ドラム1は、矢印方向(図1中時計回り方向)に回転し、中間転写ベルト8は、矢印Z方向(図1中反時計回り方向)に回転する。感光ドラム1上に形成されたトナー像は、1次転写ローラ6に正極性の電圧が印加されることにより、感光ドラム1上から中間転写ベルト8上に転写される(以下、1次転写という)。感光ドラム1Y上のトナー像から順次、中間転写ベルト8上に1次転写され、4色のトナー像が重なった状態で2次転写ローラ11まで搬送される。
画像形成装置は、複数の記録材Sが載置された給紙部である給紙カセット13及び手差しトレイ31を有している。給紙カセット13は、画像形成装置に対して挿抜可能である。給搬送装置12は、記録材Sを収納する給紙カセット13内から搬送路上に記録材Sを給紙する給紙ローラ14と、給紙された記録材Sを搬送する搬送ローラ対15とを有している。給搬送装置12から搬送された記録材Sは、レジストレーションローラ対(以下、レジストローラ対という)16によって、2次転写ローラ11に搬送される。
手差しトレイ31は、記録材Sを積載する積載手段の一例である。手差しトレイ31は支点32を中心に回動することで、画像形成装置に収容された収容状態と、記録材Sを積載可能な積載状態とに切り替わる。手差しトレイ31に積載された記録材Sは、給紙ローラ33によってピックアップされ、搬送ローラ34によって搬送路へ送り出され、レジストローラ対16に向かう。給紙ローラ33や搬送ローラ34は、記録材Sを搬送する搬送手段の一例である。中間転写ベルト8から記録材Sへトナー像を転写するために、転写手段である2次転写ローラ11に正極性の電圧が印加される。これにより、搬送されている記録材Sに、中間転写ベルト8上のトナー像が転写される(以下、2次転写という)。トナー像が転写された記録材Sは、定着装置17に搬送され、定着フィルム18と加圧ローラ19とによって加熱、加圧されて表面にトナー像が定着される。定着された記録材Sは、排出ローラ対20によって排出される。
操作部35は表示装置と入力装置とを有している。画像形成装置は、第1の検知手段である搬送路センサ36を用いて、記録材Sの搬送遅延や紙詰まりが発生したかどうかを判断する。搬送路センサ36は、記録材Sが給紙ローラ14により給紙されてから2次転写ローラ11により画像が転写されるまでの搬送路上に設けられている。記録材Sの搬送遅延や紙詰まり等の搬送異常が発生したと判断された場合、操作部35に搬送異常が発生したことを通知する表示が行われ、必要に応じて搬送異常を解消するための手段が表示される。搬送路センサ36は、レジストローラ対16の近くに配置されているため、レジセンサと呼ばれてもよい。搬送路センサ36は、記録材Sの搬送方向における先端と後端を検知したり、記録材Sの搬送時間や搬送方向のサイズを検知したりするためにも使用される。予め設定された記録材Sのサイズと、搬送路センサ36により検知された記録材Sのサイズとが異なった場合は、記録材Sのサイズが一致しないサイズ不一致という搬送異常を検知することも可能となる。実施例1では、紙詰まりや紙詰まりにはならないまでも正常な到達時間より遅れている搬送遅れを搬送異常としている。しかし、上述した記録材Sのサイズ不一致や搬送方向に直交する方向の左右いずれか一方に偏って搬送された片寄せ通紙、記録材Sが傾いて搬送される斜行通紙、等も搬送異常としてよい。なお、本発明を適用可能な画像形成装置は、フルカラー画像形成装置に限定されず、例えばモノクロの画像形成装置等、給紙部から記録材を給紙する給紙ローラを有する装置であればよい。
[画像形成装置のシステム構成]
図2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、メイン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印刷条件を受信する。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から受信した画像情報を画像展開し、画像展開した画像情報を、ビデオインターフェイス部203を介してメイン制御部202へ印刷情報として送信する。ビデオインターフェイス部203は、コントローラ部201からメイン制御部202に対して送信されるコマンドや信号を受信し、メイン制御部202からコントローラ部201に画像形成装置の状態や画像情報を要求する信号等を送信する。
コントローラ部201と操作部35は、相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、操作部35で指定された画像形成モードに従って画像形成条件を設定する。操作部35は、メイン制御部202で検知した記録材Sの搬送遅延や紙詰まりが発生したことを示すメッセージを表示する。メイン制御部202は、印刷開始コマンドを受信すると、第1ステーションに対するビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、給紙制御部211は、給紙動作を開始する。第1ステーションとは、中間転写ベルト8の移動方向(矢印Z)における上流側に配置されたイエローのプロセスカートリッジPYをいう。
メイン制御部202で扱われるデータは、内部変数としてRAM220に保持されたり、不揮発性メモリ219に保持されたりする。給紙制御部211は、給紙モータ制御部205に対して給紙モータ208の駆動を指示することで、搬送ローラ対15を回転させる。給紙が開始されるタイミングで、給紙制御部211は、給紙ソレノイド制御部206に対して給紙ソレノイド209の駆動を指示することで、給紙ローラ14を1回転させる。給紙カセット13内で押し上げられた記録材Sの最上の一枚が、給紙ローラ14と当接し、給紙ローラ14の回転により、一枚ずつ記録材Sが分離給送され、搬送ローラ対15まで搬送される。記録材Sは、搬送ローラ対15により、搬送路センサ36まで搬送される。搬送路センサ36によって記録材Sの先端が検知されることにより、タイマ(不図示)を有する搬送異常判断部204は、搬送路センサ36に記録材Sの先端が到達した到達時間Tを測定する。搬送異常判断部204は、到達時間Tを測定する測定手段として機能する。
搬送異常判断部204は、記録材Sの搬送路センサ36への到達時間Tに基づいて、記録材Sの搬送遅延や紙詰まりを判断する。搬送異常判断部204は、記録材Sの搬送異常が発生したことを判断する第1の判断手段として機能する。寿命判断部207は、搬送異常判断部204の判断結果に基づいて、給紙ローラ14が寿命に到達したか否かを判断する。なお、給紙ローラ14が寿命に到達したとは、給紙ローラ14の摩耗が進み、例えば、画像形成装置で保証されている搬送動作を実行できなくなった状態に達したこと等をいう。実施例1における寿命判断部207は、記録材Sの搬送異常が発生してから次に記録材Sの搬送異常が発生するまでの通紙枚数をカウントする。通紙枚数とは、給紙ローラ14により給紙された記録材Sの枚数をいう。寿命判断部207は、カウントされた通紙枚数が所定枚数を下回った場合に、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断する。寿命判断部207は、搬送異常判断部204により搬送異常と判断されてから次に搬送異常と判断されるまでの間に、給紙ローラ14により給紙された記録材Sの枚数を計測する計測手段として機能する。また、寿命判断部207は、計測された記録材Sの枚数に基づいて、給紙ローラ14の寿命を判断する第2の判断手段としても機能する。なお、実施例1においては、給紙ローラ14の寿命到達判断について説明しているが、給紙ローラ33についても同様とし、その説明を省略する。
[給紙ローラの寿命判断動作]
図3を用いて、給紙ローラ14の寿命を判断する動作について説明する。図3のグラフは、横軸が給紙ローラ14の通紙枚数を示し、縦軸は、給紙ローラ14による給紙が開始されてから、記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでの到達時間T(ms)を示している。なお、ステッピングモータを使用して給紙ローラ14を駆動している場合には、到達時間T(ms)のかわりに、次のようにしてもよい。即ち、給紙ローラ14による給紙が開始されてから、記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでのステッピングモータのステップ数(搬送量)を用いて、搬送異常を判断してもよい。実施例2以降についても同様である。グラフ中には、ある通紙枚数のときに搬送路センサ36の結果に基づき測定された到達時間Tを黒点でプロットしている。
図3の縦軸における寿命到達閾値TPICK_DELAYは、到達時間Tがこの値以上となった場合に画像や搬送が異常となる値を示しており、例えば、300msと設定されている。搬送異常判断部204は、到達時間Tが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となった場合に、搬送異常であると判断する。通紙枚数が増加するにつれて給紙ローラ14の摩耗が進行し、記録材Sが搬送路センサ36に到達するまでの到達時間Tが徐々に長くなってくる。そして、給紙ローラ14が寿命到達間近になると、到達時間Tが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となる回数が増加する。図3では、寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となった黒点に、t1〜t6の符号を付している。
寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となったデータの中には、t6のように給紙ができなくなって搬送路センサ36まで記録材Sの先端が到達しないような、例えば紙詰まりが発生する場合もある。このような事象を、以下、No Pick Jamという。No Pick Jamが発生すると、記録材Sの先端は搬送路センサ36に到達しないため、到達時間Tは取得できない。到達時間Tが取得できなかった場合には、到達時間Tは、寿命到達閾値TPICK_DELAYよりも大きい値であるT_MAXに設定される(T_MAX>TPICK_DELAY)。T_MAXは、No Pick Jamであることが確定される所定時間以上の値とし、実施例1では、例えば10000msとする。搬送異常判断部204は、第1の時間(例えば、5000ms)が経過しても搬送路センサ36により記録材Sの先端を検知できない場合には、到達時間Tとして第1の時間より長い第2の時間である時間T_MAX(例えば10000ms)を設定する。図3のt6については、到達時間TとしてT_MAXが設定される。なお、実施例1では、例えばNo Pick Jamを確定するための所定時間は5000msとしている。搬送異常判断部204は、到達時間Tが5000msを超えると、No Pick Jamが発生したと判断し、この場合の到達時間TをT_MAXに設定する。
到達時間Tが寿命到達閾値TPICK_DELAYを超えてから、次に寿命到達閾値TPICK_DELAYを超えるまでの間の通紙枚数を、通紙間隔dtct_page_cntとする。例えば、t3からt4までの間の通紙間隔dtct_page_cntは、11枚(11page)である。通紙間隔dtct_page_cntは、給紙ローラ14の摩耗が進行するにつれて短く(少なく)なってくる。寿命判断部207は、通紙間隔dtct_page_cntが、第2の枚数である寿命到達通紙間隔閾値P_LIFE(以下、通紙間隔閾値P_LIFEとする)を下回った場合に、給紙ローラ14の寿命に到達したと判断する。通紙間隔閾値P_LIFEは、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常が多発して記録材Sを給紙できなくなるタイミングより前に、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断できる値を想定している。実施例1では、給紙ローラ14を用いて記録材Sを給紙させる実験を行った結果に基づいて、通紙間隔閾値P_LIFEは300枚(300page)と設定されている。
実施例1では、例えば記憶手段である不揮発性メモリ219に、2つ以上の寿命到達判断用の通紙間隔を格納するためのバッファ221が用意されている。記憶手段である不揮発性メモリ219は複数の格納領域を有し、計測された記録材Sの枚数が所定の通紙枚数P_MINを超えた場合に、所定の通紙枚数P_MINを超えた記録材Sの枚数が格納領域に格納される。寿命判断部207は、到達時間Tが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となってから次に寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となるまでの通紙間隔dtct_page_cntをカウントする。寿命判断部207は、カウントした通紙間隔dtct_page_cntをバッファ221に格納する。例えば、寿命判断部207は、2つ以上の通紙間隔dtct_page_cntをバッファ221に格納する。例えば、寿命判断部207は、t3からt4までの通紙間隔11枚(page)と、t5からt6までの通紙間隔2546枚をバッファ221に格納する。寿命判断部207は、バッファ221のすべてに通紙間隔dtct_page_cntが格納されると、全てのバッファ221に格納された値から平均値を求め、平均された通紙間隔が通紙間隔閾値P_LIFEを下回ったときに給紙ローラ14の寿命と判断する。バッファ221はリングバッファとし、バッファ221のすべての格納領域に通紙間隔dtct_page_cntが格納された後は、バッファ221の先頭に戻って通紙間隔dtct_page_cntを上書きしてもよい。寿命判断部207は、不揮発性メモリ219の複数の格納領域に格納された複数の記録材Sの枚数の平均値が、通紙間隔閾値P_LIFE未満(第2の枚数未満)となった場合に、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断する。
ここで、通紙間隔dtct_page_cntのうち、t4からt5までの通紙間隔は3枚(3page)となっている。t4からt5までのように、通紙間隔dtct_page_cntが閾値P_MIN以下となった場合、この通紙間隔dtct_page_cntは給紙ローラ14の寿命到達判断用のデータとして採用されない。これは、例えば、ユーザによる記録材Sの設置ミスによって生じる搬送異常を給紙ローラ14の寿命判断に使用しないようにするためである。一度記録材Sの設置を間違えると、記録材Sの設置を間違えていることにユーザが気付くまでに時間がかかるおそれがある。ユーザが記録材Sの設置ミスに気付くまでの間、記録材Sの設置ミスは解消されず、同じ搬送異常が連続して発生したり、非常に短い間隔で立て続けに発生したりする場合がある。閾値P_MINは、このようにユーザが記録材Sの設置ミスを発生させて気付かないおそれがある間隔とし、実施例1では、例えばP_MINは1〜10枚のいずれかが好ましいとして、10pageが設定されている。したがって、t4からt5までの通紙間隔dtct_page_cntのように、所定の通紙間隔(P_MIN)以下で発生する搬送異常のデータは、記録材Sの設置ミスによる可能性が高いため、給紙ローラ14の寿命判断には使用しない方が適切である。このように、寿命判断部207は、計測された記録材Sの枚数が第1の枚数である所定の通紙間隔P_MIN以下となった場合に、通紙間隔P_MIN以下となった記録材Sの枚数を、給紙ローラ14の寿命を判断するためのデータとして採用しない。
更に、給紙ローラ14が新品に交換されてから所定枚数が通紙されるまでの間は、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常は発生しにくい。このため、給紙ローラ14の通紙枚数がP_MASKに到達するまでに発生した搬送異常t1やt2は給紙ローラ14の寿命判断には使用しない。寿命判断部207は、給紙ローラ14が新品の状態から給紙した記録材Sの枚数が第4の枚数である枚数P_MASKに到達するまでは、給紙ローラ14の寿命を判断しない。このP_MASKは給紙ローラ14ごとに固有の値としてよい。例えば、給紙ローラ14の摩耗に影響を及ぼすと想定される記録材の中で、最も給紙ローラ14を摩耗させるような紙質の記録材が連続で通紙された場合でも、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常が発生しない値がP_MASKとして設定されている。実施例1では、給紙ローラ14によって最も厳しい紙質の記録材を給紙させて行った実験の結果に基づいて、P_MASKが150000枚と設定されている。
[給紙ローラの寿命判断処理]
図4及び図5は、実施例1の給紙ローラ14の寿命判断処理を示すフローチャートである。なお、実施例1の画像形成装置は、パーソナルコンピュータから制御を受けるプリンタを想定しているがこれに限定するものではなく、実施例2以降の実施例についても同様である。図4は記録材Sの給紙が開始されてから記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでの処理を示し、図5は給紙ローラ14の寿命が判断される処理を示す。図4、図5に示す処理は、給紙ローラ14による記録材Sの毎給紙動作時に実行される。
ステップ(以下、Sとする)401でメイン制御部202は、給紙制御部211により給紙ローラ14による記録材Sの給紙を開始する。なお、搬送異常判断部204は、タイマ(不図示)をリセットしてスタートさせる。S402でメイン制御部202は、給紙ローラ14の通紙枚数をカウントするためのカウンタpick_cnt(以下、通紙枚数pick_cntという)を1インクリメントする。なお、通紙枚数pick_cntは、新品の給紙ローラ14に対しては初期化(0)されている。S403でメイン制御部202は、搬送路センサ36から入力される情報に基づいて、記録材Sの給紙が開始されてから記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでの到達時間Tの計測を、搬送異常判断部204により開始する。
S404でメイン制御部202は、搬送異常判断部204により記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達したか否かを判断する。S404でメイン制御部202は、記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達したと判断した場合、処理をS406に進める。S406でメイン制御部202は、搬送異常判断部204によりタイマを参照し、記録材Sの給紙が開始されてから搬送路センサ36に到達するまでの到達時間T_pickを求める。S404でメイン制御部202は、記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達していないと判断した場合、処理をS405に進める。
S405でメイン制御部202は、搬送異常判断部204により、No Pick Jamが発生したか否かを判断する。搬送異常判断部204は、タイマを参照することにより、所定時間(例えば、5000ms)が経過しても記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達しない場合に、No Pick Jamが発生したと判断する。S405でメイン制御部202は、No Pick Jamが発生していないと判断した場合、処理をS404に戻す。S405でメイン制御部202は、No Pick Jamが発生したと判断した場合、処理をS407に進める。S407でメイン制御部202は、No Pick Jamが発生したときの到達時間T_pickとして、T_MAX(例えば、10000ms)をセットし、処理をS408に進める。S408でメイン制御部202は、寿命判断部207による給紙ローラ14の寿命到達判断処理を実行し、処理を終了する。
図4のS408の給紙ローラ14の寿命到達判断処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。S451で寿命判断部207は、S402でインクリメントした通紙枚数pick_cntが、P_MASK以上か否かを判断する。S451で寿命判断部207は、通紙枚数pick_cntがP_MASK未満であると判断した場合、処理をS452に進める。S452で寿命判断部207は、搬送異常が発生してから次に搬送異常が発生するまでの通紙枚数をカウントする通紙間隔カウンタdtct_page_itvlを0にリセットし、処理を終了する。このように、通紙枚数pick_cntがP_MASK未満であるうちは、給紙ローラ14の寿命到達判断は行われない。S451で寿命判断部207は、通紙枚数pick_cntがP_MASK以上であると判断した場合、処理をS453に進める。
S453で寿命判断部207は、通紙間隔カウンタdtct_page_itvlを1インクリメントする。S454で寿命判断部207は、S406で求めた(又はS407でセットした)到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上であるか否かを判断する。S454で寿命判断部207は、到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上であると判断した場合、S455の処理に進む。S455で寿命判断部207は、搬送異常が発生していることを示すフラグ(以下、搬送異常発生フラグという)の状態がONであるか否かを判断する。搬送異常発生フラグは、通紙枚数pick_cntがP_MASK以上となった後に搬送異常が1度以上発生したか否かを判断するために用いられるフラグである。搬送異常発生フラグは、フラグがONとなっているときに搬送異常が1度以上発生していることを示し、フラグがOFFとなっているときにこれまで搬送異常が発生していなかったことを示す。
S455で寿命判断部207は、搬送異常フラグがONではないと判断した場合、処理をS456に進める。到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となり、かつ搬送異常発生フラグがOFFであるということは、通紙枚数pick_cntがP_MASK以上となった後に初めて発生した搬送異常であることを示している。搬送異常発生フラグがOFF、つまり搬送異常が初めて発生した場合、S456で寿命判断部207は、搬送異常発生フラグをONにして、処理をS460に進め、S460で通紙間隔カウンタdtct_page_itvlを初期化する。
S455で寿命判断部207は、搬送異常発生フラグがONであると判断した場合、つまり2回目以降に発生した搬送異常である場合、処理をS457に進める。寿命判断部207は、前回の搬送異常が発生してから今回搬送異常が発生するまでに通紙した記録材Sの枚数である通紙間隔カウンタdtct_page_itvlを用いた処理に進む。S457で寿命判断部207は、通紙間隔カウンタdtct_page_itvlがP_MINより大きいか否かを判断する。S457で寿命判断部207は、通紙間隔カウンタdtct_page_itvaがP_MINより大きいと判断した場合、処理をS458に進める。
ここで、バッファ221として、バッファDTCT_PAGE_BUFFが用意されており、バッファDTCT_PAGE_BUFFの要素インデックスをbuff_idxとする。以下、要素インデックスbuff_idxのバッファDTCT_PAGE_BUFFを、バッファDTCT_PAGE_BUFF[buff_idx]と記載する。S458で寿命判断部207は、バッファDTCT_PAGE_BUFF[buff_idx]に通紙間隔カウンタdtct_page_itvlの値を格納する。バッファDTCT_PAGE_BUFF[buff_idx]はn個(n>0)のデータを格納可能なリングバッファである。S459で寿命判断部207は、要素インデックスbuff_idxを1インクリメントして、S460で通紙枚数dtct_page_itvlを初期化する。
S457で寿命判断部207は、通紙間隔カウンタdtct_page_itvlがP_MIN以下であると判断した場合、処理をS460に進める。寿命判断部207は、発生した搬送異常が、ユーザによる記録材Sの設置ミスによる可能性が高いと判断し、通紙間隔カウンタdtct_page_itvlをバッファ221に格納せずに、S460で初期化する。これにより、給紙ローラ14の摩耗以外の要因(例えば、記録材Sの設置ミス)による搬送異常のデータを、給紙ローラ14の寿命判断に用いられるデータから除外することができる。
S461で寿命判断部207は、全てのバッファDTCT_PAGE_BUFF[buff_idx]にデータが格納されたか否かを判断する。S461で寿命判断部207は、全てのバッファ221にデータが格納されたと判断した場合、処理をS462に進める。S462で寿命判断部207は、バッファDTCT_PAGE_BUFF[buff_idx]内のデータの平均値buf_aveを算出する。S463で寿命判断部207は、要素インデックスbuff_idxを初期化する。
S464で寿命判断部207は、S462で算出した平均値buf_aveが給紙ローラ14の寿命判断の際の通紙間隔閾値P_LIFEより小さいか否かを判断する。S464で寿命判断部207は、平均値buf_aveが通紙間隔閾値P_LIFEを下回ったと判断した場合、処理をS465に進める。S465で寿命判断部207は、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断し、処理を終了する。S461で寿命判断部207は、全てのバッファ221にデータが格納されていないと判断した場合、処理を終了する。S464で寿命判断部207は、算出した平均値buf_aveが通紙間隔閾値P_LIFE以上であると判断した場合、給紙ローラ14はまだ寿命に到達していないと判断し、処理を終了する。
なお、実施例1の制御で使用される通紙枚数pick_cnt、通紙間隔カウンタdtct_page_itvl、バッファDTCT_PAGE_BUFF、要素インデックスbuff_idx、搬送異常発生フラグは、不揮発性メモリ219に保存される。不揮発性メモリ219に保存されたデータは、メイン制御部202により給紙ローラ14が新品に交換されたことが認識されるとクリアされる。
以上より、ユーザによる記録材Sの設置ミスと推測される搬送異常を、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常と区別することで、設置ミスによる搬送異常も含めて給紙ローラ14の寿命を判断してしまうことを防止することが可能となる。その結果、より正しいタイミングで給紙ローラ14の交換を促すことが可能となる。以上、実施例1によれば、給紙ローラが寿命に到達したことを精度よく判断することができる。
実施例2について説明する。なお、実施例1と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略する。また、実施例2の基本的な構成は、上述した実施例1と同様であるため詳細な説明は省略する。また、実施例2における搬送異常の定義は、実施例1における搬送異常の定義と同一である。
図6は実施例2の画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。図2で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。実施例2では、所定の通紙枚数内における搬送異常の発生頻度を用いて給紙ローラ14が寿命に到達したことが判断される。実施例1の図2と異なる点は、図6に示す寿命判断部210は、所定枚数内P_Nで発生した記録材Sの搬送異常の発生回数dly_cntをカウントする点である。寿命判断部210は、記録材Sの通紙枚数が所定枚数P_Nに到達したときに、発生回数dly_cntを所定枚数P_Nで除算し、搬送異常の発生頻度dly_percentを算出する。寿命判断部210は、搬送異常判断部204による判断結果に基づいて搬送異常が発生した頻度を算出する算出手段として機能する。寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度dly_percentが給紙ローラ14の寿命判断閾値LIFE_PERCENTを超えた場合、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断する。寿命判断部210は、算出された搬送異常が発生した頻度に基づいて、給紙ローラ14の寿命を判断する第2の判断手段としても機能する。なお、実施例2においては、給紙ローラ14の寿命到達判断について説明するが、給紙ローラ33についても同様としその説明を省略する。
[給紙ローラの寿命判断処理]
図7を用いて、給紙ローラ14の寿命を判断する動作について説明する。図7は、横軸に給紙ローラ14による記録材Sの通紙枚数を示し、縦軸に給紙が開始されてから記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでの到達時間Tを示す。P_MASK、TPICK_DELAYは実施例1と同様である。図7に示すように、通紙枚数が増加するにつれて給紙ローラ14の摩耗が進行し、搬送路センサ36までの到達時間Tが徐々に長くなってくる。給紙ローラ14の寿命到達間近になると、搬送時間Tが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となる回数が増加する。図7では、寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となった黒点(又は黒点群)に、u1〜u4の符号を付している。実施例1と同様に、給紙ローラ14が新品に交換されてから所定枚数が通紙されるまでの間は、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常は発生しにくい。このため、実施例2においても、給紙ローラ14の通紙枚数がP_MASKに到達するまでに発生した搬送異常u1やu2は、給紙ローラ14の寿命判断には使用されない。
給紙ローラ14の通紙枚数がP_MASKに到達したときから、搬送異常の発生頻度を算出するための記録材Sの通紙枚数による間隔である演算間隔p_ncntの加算が開始される。搬送異常の発生頻度を算出するための演算間隔p_ncntが所定枚数P_Nに到達したとき、寿命判断部210は、発生回数dly_cntを所定枚数P_Nで除算し、発生頻度dly_percentを算出する。算出した発生頻度dly_percentが第1の頻度である所定の発生頻度NOT_LIFE_PERCENT以上(第1の頻度以上)である場合、寿命判断部210は次のように動作する。寿命判断部210は、ユーザによる記録材Sの設置ミスによって搬送異常が発生した可能性が高いと判断し、この搬送異常を給紙ローラ14の寿命の判断には用いない。再び搬送異常の発生頻度を算出するための演算間隔p_ncntが所定枚数P_Nに到達したとき、寿命判断部210は、発生回数dly_cntを所定枚数P_Nで除算し、発生頻度dly_percentを算出する。寿命判断部210は、第3の枚数である所定枚数P_Nの記録材Sが給紙ローラ14により給紙される間に発生した搬送異常の回数を計測する。寿命判断部210は、給紙ローラ14により給紙された記録材Sの枚数が所定枚数P_Nに到達するごとに、計測した搬送異常の回数を所定枚数P_Nで除することにより、発生頻度を算出する。
例えば、図7のu3は、算出した発生頻度dly_percentが所定の発生頻度NOT_LIFE_PERCENT以上であったため、給紙ローラ14の寿命判断には用いられない。寿命判断部210は、算出された搬送異常が発生した頻度が所定の発生頻度NOT_LIFE_PERCENT以上となった場合に、その頻度を算出するために用いられた搬送異常のデータを、給紙ローラ14の寿命を判断するためのデータとして採用しない。一方、図7のu4は、算出した発生頻度dly_percentが所定の発生頻度NOT_LIFE_PERCENT未満であったため、給紙ローラ14の寿命判断に用いられる。
ここで、所定枚数P_Nは、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常が多発し、給紙ができなくなるタイミングよりも前に給紙ローラ14が寿命に到達したと判断できる値を想定している。実施例2では、例えば所定枚数P_Nを1000枚としている。算出された発生頻度dly_percentが、所定の発生頻度NOT_LIFE_PERCENT未満で、かつ所定の発生頻度LIFE_PERCENT以上である場合、寿命判断部210は、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断する。ここで、所定の発生頻度LIFE_PERCENTは、所定の発生頻度NOT_LIFE_PERCENTより小さい値に設定される(LIFE_PERCENT<NOT_LIFE_PERCENT)。所定の発生頻度LIFE_PERCENTは、実施例1と同等のタイミングで報知される値とし、実施例2では、例えば0.33%と設定される。また、発生頻度NOT_LIFE_PERCENTは、連続してユーザが記録材Sの設置ミスを発生させた場合に起こり得る頻度とし、実施例2においては、例えば10.00%と設定される。
[給紙ローラの寿命判断処理]
図8は、実施例2における給紙ローラ14の寿命判断処理を示すフローチャートである。なお、記録材Sを給紙してから給紙ローラ14が寿命に到達したと判断するまでの処理は、図4と同一であるため、その説明を省略する。S601で寿命判断部210は、給紙ローラ14の通紙枚数pick_cntがP_MASK以上であるか否かを判断する。S601で寿命判断部210は、通紙枚数pick_cntがP_MASK未満であると判断した場合、処理をS602に進める。S602で寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度の演算間隔p_ncntをリセットして、処理を終了する。
S601で寿命判断部210は、通紙枚数pick_cntがP_MASK以上であると判断した場合、処理をS603に進める。S603で寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度の演算間隔をカウントする演算間隔カウンタp_ncntを1インクリメントする。S604で寿命判断部210は、到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上となったか否かを判断する。S604で寿命判断部210は、到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上であると判断した場合、処理をS605に進める。S605で寿命判断部210は、搬送異常の発生回数をカウントする発生回数カウンタdly_cntを1インクリメントする。
S606で寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度の演算間隔カウンタp_ncntが所定枚数P_N以上であるか否かを判断する。S606で寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度の演算間隔カウンタp_ncntが所定枚数P_N以上であると判断した場合、処理をS607に進める。S607で寿命判断部210は、搬送異常の発生回数カウンタdly_cntを所定枚数P_Nで除算し、発生頻度dly_percentを算出する。S608で寿命判断部210は、S607で算出した発生頻度dly_percentが発生頻度NOT_LIFE_PERCENT未満であるか否かを判断する。S608で寿命判断部210は、発生頻度dly_percentが発生頻度NOT_LIFE_PERCENT以上であると判断した場合、処理をS611に進める。このように、発生頻度dly_percentが発生頻度NOT_LIFE_PERCENT以上であるとき、発生頻度dly_percentを給紙ローラ14の寿命判断に用いられるデータから除外する。これにより、設置ミスによる搬送異常を給紙ローラ14の寿命判断から除外することができる。S608で寿命判断部210は、発生頻度dly_percentが発生頻度NOT_LIFE_PERCENT未満であると判断した場合、処理をS609に進める。
S609で寿命判断部210は、S607で算出した発生頻度dly_percentが発生頻度LIFE_PERCENT以上であるか否かを判断する。S609で寿命判断部210は、発生頻度dly_percentが発生頻度LIFE_PERCENT未満であると判断した場合、処理をS611に進める。S611で寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度の演算間隔カウンタp_ncntを0にリセットして、処理を終了する。
S609で寿命判断部210は、S607で算出した発生頻度dly_percentが発生頻度LIFE_PERCENT以上であると判断した場合、処理をS610に進める。S610で寿命判断部210は、給紙ローラ14が寿命に到達したと判断する。S611で、寿命判断部210は、搬送異常の発生頻度の演算間隔カウンタp_ncntを0にリセットして、処理を終了する。なお、実施例2の処理で使用される通紙枚数pick_cnt、演算間隔カウンタp_ncnt、発生回数カウンタdly_cntは、不揮発性メモリ219に保存される。そして、メイン制御部202により給紙ローラ14が新品に交換されたことが判断されるとクリアされる。
以上より、ユーザによる記録材Sの設置ミスと推定される搬送異常を給紙ローラの摩耗による搬送異常と区別することで、ユーザによる記録材Sの設置ミスによる搬送異常で誤って給紙ローラ寿命を判断することを防止することが可能となる。その結果、より正しいタイミングで給紙ローラの交換を促すことが可能となる。以上、実施例2によれば、給紙ローラが寿命に到達したことを精度よく判断することができる。
実施例3について説明する。なお、実施例1、2と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略する。また、実施例3の基本的な構成は、上述した実施例1と同様であるため詳細な説明は省略する。また、実施例3における搬送異常の定義は、実施例1における搬送異常の定義と同一である。
実施例3では、ユーザが給紙カセット13や手差しトレイ31に対して操作を行ったことを検出してから所定枚数P_STAまでの間に搬送異常を検知した場合は、給紙ローラ14の寿命到達判断処理を実施しない制御について説明する。所定枚数P_STAは連続してユーザが記録材Sの設置ミスを発生させる可能性がある通紙枚数とし、実施例3では、所定枚数P_STAは1〜10枚のいずれかが好ましいとして、例えば10枚が設定されている。なお、実施例3においては、給紙ローラ14について説明するが、給紙ローラ33についても同様としその説明を省略する。
[記録材の設置]
まず、図9を用いて誤った記録材Sの設置において搬送異常が発生する状態を説明する。給紙カセット13は、記録材Sの搬送方向を規制する規制板703と、記録材Sの搬送方向に直交する方向を規制する規制板701、702と、を有している。図9(a)は給紙カセット13内の正しい位置に記録材Sが設置されており、記録材Sの積載量は設計上で想定された枚数以下である(過積載ではない)状態である。より詳細には、記録材Sの搬送方向における記録材Sの先端は、搬送方向における給紙カセット13の先端と略一致しており、記録材Sの搬送方向に直交する方向の中央の仮想線と、給紙カセット13の中央の仮想線とが略一致している。これに対して、図9(b)は記録材Sを誤った位置に設置した場合を示す。規制板703が記録材Sの搬送方向のサイズに対して正規の位置から記録材Sの後端の方向にずらして設置され、搬送方向に対して記録材Sが正規位置より後方にセットされた例である。図9(b)のように搬送方向に対し記録材Sが正規位置より後方にセットされた場合、記録材Sの先端から搬送路センサ36までの搬送距離が長くなり、搬送路センサ36に記録材Sの先端が到達する到達時間Tが遅くなる。
搬送路センサ36までの到達時間Tについて、正常動作時の判断時間Tの範囲をTf〜Td(Tf<Td)とする。すなわち、記録材Sが給紙されてから記録材Sの先端が搬送路センサ36に到達するまでの到達時間Tが、時間Tfより長く時間Tdより短ければ(Tf<T<Td)正常動作であると判断される。一方、到達時間Tが、時間Tf以下又は時間Td以上となった場合(T≦Tf、Td≦T)、適切な搬送動作や画像形成を行うことができないと判断され、搬送遅延、又は紙詰まりと判断される。時間Tf及び時間Tdは、記録材Sの搬送速度、給紙ローラ14の摩耗状態、記録材Sの種類等により、正常に画像形成を実行できる範囲に基づいて決定される。実施例3においては、時間Tfは例えば150msに設定され、時間Tdは例えば300msと設定される。
図9(c)は記録材Sが載置された給紙カセット13の断面図であり、規制板703の上部には係止爪704が設けられている。係止爪704は、記録材Sを給紙カセット13に積載したときに、記録材Sの束が給紙カセット13の底部から設計上で想定された記録材の積載高さH1となるような位置に設けられている。係止爪704は記録材Sが規制板703の上に乗り上げてしまうことを抑制する。ここで、図9(c)は、設計上で想定された高さH1に相当する枚数以上の記録材Sが係止爪704の下に詰めて積載された例を示しており、このような状態を過積載という。この場合、係止爪704によって記録材Sの後端部は強く押さえ付けられる。そのため、記録材Sに働く搬送時の抵抗は、過積載されていない記録材Sに働く搬送時の抵抗と比較して大きくなる。とりわけ、給紙ローラ14が記録材Sを搬送できなくなるほど、搬送時の抵抗が大きくなることがある。このような過積載の状態では、給紙ローラ14による給紙動作を開始しても記録材Sは搬送されないため、記録材Sは到達時間Tの正常動作を判断するための時間内Tf〜Tdに搬送路センサ36に到達しない。このため、搬送異常判断部204は、紙詰まりと判断する。
このように、記録材Sの搬送異常は、画像形成装置の部材の消耗や故障以外に記録材Sを誤って設置したことに起因して発生することがある。このような誤った記録材Sの設置が行われると、その直後から所定枚数の記録材Sが搬送されるまでの間に、搬送異常が発生する可能性が高い。このような搬送異常は、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常とは区別されなければならない。そこで、ユーザが給紙カセット13や手差しトレイ31に対して操作を行ったことを検出してから所定枚数P_STAまでの間に搬送異常を検知した場合は、寿命判断部207は、ユーザによる記録材Sの設置ミスと判断する。実施例3におけるユーザによる操作を検知する検知手段は、例えば、給紙カセット13の挿抜であったり、手差しトレイ31の記録材Sの用紙有無や記録材Sのサイズ変更を検知したりすること等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例えば、画像形成装置は、給紙カセット13が画像形成装置に対して挿抜されたことを検知する第2の検知手段を有するものとする。寿命判断部207は、第2の検知手段による検知結果に基づいて、ユーザによる操作が発生したことを判断する。また、給紙カセット13や手差しトレイ31は、記録材Sが積載されたことを検知する第3の検知手段を有するものとする。寿命判断部207は、第3の検知手段による検知結果に基づいて、ユーザによる操作が発生したことを判断する。更に、給紙カセット13や手差しトレイ31において、記録材Sのサイズが変更されたことを検知する第4の検知手段を有するものとする。寿命判断部207は、第4の検知手段による検知結果に基づいて、ユーザによる操作が発生したことを判断する。
[給紙ローラの寿命判断処理]
図10は、実施例3における給紙ローラ14の寿命判断処理を示すフローチャートを示す。図10に示す処理は、給紙ローラ14による記録材Sの毎給紙動作時に実行される。S801でメイン制御部202は、給紙カセット13(又は手差しトレイ31)に対してユーザによる操作が発生したか否かを判断する。S801でメイン制御部202は、ユーザによる操作が発生したと判断した場合、処理をS802に進める。S802でメイン制御部202は、ユーザによる操作後の通紙枚数p_usecntを0にリセットする。S801でメイン制御部202は、ユーザによる操作が発生していないと判断した場合、処理をS803に進める。S803でメイン制御部202は、給紙ローラ14による記録材Sの給紙を開始し、S804でユーザによる操作後の通紙枚数p_usecntを1インクリメントする。S805〜S810までの処理は、図4のS402〜S407と同じ処理であるため、説明を省略する。S809又はS810の処理が終了したら、メイン制御部202は、処理をS811に進める。
S811でメイン制御部202は、到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上であるか否かを判断する。S811でメイン制御部202は、到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY以上であると判断した場合、処理をS812に進める。S812でメイン制御部202は、ユーザによる操作後の通紙枚数p_usecntが第5の枚数である所定枚数P_STA以上であるか否かを判断する。S812でメイン制御部202は、通紙枚数p_usecntが所定枚数P_STA未満であると判断した場合、図5で示される給紙ローラ14の寿命到達判断処理を実行することなく、処理を終了する。これにより、記録材Sの設置ミスによる搬送異常を給紙ローラ14の摩耗による搬送異常と区別することができる。寿命判断部210は、給紙カセット13に対してユーザによる操作が発生したと判断した場合には、操作が発生してから給紙ローラ14により給紙された記録材Sの枚数が所定枚数P_STA以上となるまでは、給紙ローラ14の寿命を判断しない。
S811でメイン制御部202は、到達時間T_pickが寿命到達閾値TPICK_DELAY未満であると判断した場合、処理をS813に進める。S812でメイン制御部202は、通紙枚数p_usecntが所定枚数P_STA以上であると判断した場合、処理をS813に進める。S813でメイン制御部202は、図5で説明した給紙ローラ14の寿命到達判断処理を実行し、処理を終了する。
なお、実施例3の制御で使用される給紙ローラ14の通紙枚数pick_cntは不揮発性メモリ219に保存され、給紙ローラ14が新品に交換されたことをメイン制御部202が認識するとクリアされる。また、S813の処理で、図5の処理を実行したが、図8の処理を実行してもよい。
以上より、ユーザによる記録材Sの設置ミスの可能性が高い搬送異常を、給紙ローラ14の摩耗による搬送異常と区別することができるようになる。これにより、ユーザによる記録材Sの設置ミスによる搬送異常を含めて誤って給紙ローラ14の寿命を判断することを防止することが可能となる。その結果、より正しいタイミングで給紙ローラ14の交換を促すことが可能となる。以上、実施例3によれば、給紙ローラが寿命に到達したことを精度よく判断することができる。
11 2次転写ローラ
13 給紙カセット
14 給紙ローラ
36 搬送路センサ
204 搬送異常判断部
207 寿命判断部

Claims (11)

  1. 複数の記録材が載置された給紙部と、
    前記給紙部から搬送路上に記録材を給紙する給紙ローラと、
    前記給紙ローラにより給紙された記録材に画像を転写する転写手段と、
    記録材が前記給紙ローラにより給紙されてから前記転写手段により画像が形成されるまでの搬送路上に設けられ、前記記録材を検知する第1の検知手段と、
    前記給紙ローラにより記録材の給紙が開始されてから、給紙された記録材の先端が前記第1の検知手段に到達するまでの到達時間を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された到達時間に基づいて、記録材の搬送異常が発生したことを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により搬送異常と判断されてから次に搬送異常と判断されるまでの間に前記給紙ローラにより給紙された記録材の枚数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された記録材の枚数に基づいて、前記給紙ローラの寿命を判断する第2の判断手段と、
    を有し、
    前記第2の判断手段は、前記計測手段により計測された記録材の枚数が第1の枚数以下となった場合に、前記第1の枚数以下となった記録材の枚数を、前記給紙ローラの寿命を判断するためのデータとして採用しないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の格納領域を有し、前記計測手段により計測された記録材の枚数が前記第1の枚数を超えた場合に、前記第1の枚数を超えた記録材の枚数が前記格納領域に格納される記憶手段を有し、
    前記第2の判断手段は、前記記憶手段の前記複数の格納領域に格納された複数の記録材の枚数の平均値が、第2の枚数未満となった場合に、前記給紙ローラが寿命に到達したと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶手段は、リングバッファであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の記録材が載置された給紙部と、
    前記給紙部から搬送路上に記録材を給紙する給紙ローラと、
    前記給紙ローラにより給紙された記録材に画像を転写する転写手段と、
    記録材が前記給紙ローラにより給紙されてから前記転写手段により画像が形成されるまでの搬送路上に設けられ、前記記録材を検知する第1の検知手段と、
    前記給紙ローラにより記録材の給紙が開始されてから、給紙された記録材の先端が前記第1の検知手段に到達するまでの到達時間を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された到達時間に基づいて、記録材の搬送異常が発生したことを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段による判断結果に基づいて搬送異常が発生した頻度を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された搬送異常が発生した頻度に基づいて、前記給紙ローラの寿命を判断する第2の判断手段と、
    を有し、
    前記第2の判断手段は、前記算出手段により算出された搬送異常が発生した頻度が第1の頻度以上となった場合に、前記頻度を算出するために用いられた搬送異常のデータを、前記給紙ローラの寿命を判断するためのデータとして採用しないことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記算出手段は、第3の枚数の記録材が前記給紙ローラにより給紙される間に発生した搬送異常の回数を計測し、前記給紙ローラにより給紙された記録材の枚数が前記第3の枚数に到達するごとに、計測した搬送異常の回数を前記第3の枚数で除することにより、前記頻度を算出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の判断手段は、前記給紙ローラが新品の状態から給紙した記録材の枚数が第4の枚数に到達するまでは、前記給紙ローラの寿命を判断しないことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記測定手段は、第1の時間が経過しても前記第1の検知手段により前記記録材の先端を検知できない場合には、前記到達時間として前記第1の時間より長い第2の時間を設定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の判断手段は、前記給紙部に対してユーザによる操作が発生したと判断した場合には、前記操作が発生してから前記給紙ローラにより給紙された記録材の枚数が第5の枚数以上となるまでは、前記給紙ローラの寿命を判断しないことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記給紙部は、前記画像形成装置に対して挿抜可能であり、
    前記給紙部が前記画像形成装置に対して挿抜されたことを検知する第2の検知手段を有し、
    前記第2の判断手段は、前記第2の検知手段による検知結果に基づいて、前記操作が発生したことを判断することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記給紙部に記録材が載置されたことを検知する第3の検知手段を有し、
    前記第2の判断手段は、前記第3の検知手段による検知結果に基づいて、前記操作が発生したことを判断することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記給紙部の記録材のサイズが変更されたことを検知する第4の検知手段を有し、
    前記第2の判断手段は、前記第4の検知手段による検知結果に基づいて、前記操作が発生したことを判断することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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