JP2018096585A - 輻射式空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】居住空間Aの床板を支える床基盤B上に設けられて、該床基盤Bとの間に送風路Dを構成する輻射パネル1と、勾配のある風向規制面31が上部に設けられている風向規制部3とを有していること。該風向規制部3は、温度調整されてから前記送風路に導入された空気、すなわち、温調空気211を前記輻射パネル1に向けて吹きつけるように、前記床基盤上Bに配置されていること。
【選択図】図1
Description
図1に基づいて、本発明の第1実施形態に係る輻射式空調装置を説明する。図1(A)は同輻射式空調装置を備えた居住空間Aの概略図である。例えばコンクリートで構成された床基盤Bの上に断熱シートB1が敷かれている。断熱シートB1は例えば、4mmから8mm程度の厚みを有するアルミ断熱シートが適している。図示はしていないが、断熱シートB1上に適宜配置された支柱C〔図4(E)参照〕は、金属製の輻射パネル1を支えている。輻射パネル1の上面には、カーペット11が敷かれていてもよい。この図の例では、居住空間Aの床板の大部分は輻射パネル1で構成されている。
支柱Cが輻射パネル1を支えることにより、該輻射パネル1と床基盤Bの間には送風路Dが形成されている。送風路Dには導入管2を通じて、温度調整された空気(以後、「温調空気」ともいう。)が送り込まれる。例えば、温調空気211は図示していないエアコン21によって、居住空間Aの空気を冷却したり加熱したりしてもよい。
床基盤B上には複数の風向規制部3が設置されている。風向規制部3は上部に風向規制面31が設けられている〔図1(B)〕。風向規制面31は傾斜のある面である。この風向規制面31を、温調空気211に対して、風上から風下の方向に上り傾斜となるように、風向規制部3を配置すると、この面の作用で温調空気211は上方へ吹き上げられる。
次に図2に基づいて、風向規制部3の配置を説明する。図2(A)は風向規制部3の斜視図、(B)は風向規制部3の風向規制面31を俯瞰した図である。斜面である風向規制面31の傾斜の向きが分かるように等高線を示してある。更に、風向規制面31の縁の内の高い縁である斜面高部縁311を実線で表し、風向規制面31の縁の内の低い縁である斜面底部縁312を破線で表している。
暖房の場合は、温調空気211は加熱されている。加熱された温調空気は送風路Dを通る際に、風向規制部3の作用で効率的に輻射パネル1と熱交換をする。その結果、輻射パネル1は暖められて遠赤外線を居住空間Aに向けて放射し、居住空間Aを暖房する。また、熱交換によって適度に冷まされた温調空気211は放出開口13から居住空間へ放出されて、居住空間Aに居る人にとって心地よい空気の揺らぎを作り出す。
冷房の場合は、温調空気211は冷却されている。冷却された温調空気は送風路Dを通る際に、風向規制部3の作用で効率的に輻射パネル1と熱交換をする。その結果、輻射パネル1は冷やされるため、居住空間Aから受けた遠赤外線の反射を防止することができる。これにより居住空間Aに居る人は床から遠赤外線を受けることなく涼しさを感じることができる。また、熱交換によって適度に暖められた温調空気211は、放出開口13から居住空間へ放出されて、居住空間Aに居る人にとって心地よい空気の揺らぎを作り出す。
次に本発明の第2実施形態に係る輻射式空調装置を図3に基づいて説明する。図3(A)は同輻射式空調装置に係る風向規制部3Bの斜視図である。風向規制部3Bには風向規制面31Bが設けられている。これは両端がねじれの位置にある曲面である。これは、空間上ある2本のねじれの位置関係にある直線間に張られた曲面であって、前記2直線を含む滑らかな曲面である。
次に、図3(J)に基づいて、本発明の第2実施形態に係る輻射式空調装置における、風向規制部3Bと3Cの配置例について説明する。図3(J)は、同輻射式空調装置を備えた居住空間Aの床板直下の送風路を俯瞰した図である。導入管2Bは一部断面図として表されている。
次に、図4に基づいて本発明の第3実施形態に係る輻射式空調装置の説明をする。図4(A)は本発明の第3実施形態に係る輻射式空調装置の輻射パネル1Bを構成するパネルセル4の平面図である。同図(D)はパネルセル4のX3−X3矢視図、(C)はX2−X2矢視端面図、(B)はX1−X1矢視端面図である。パネルセル4は金属、例えば、アルミニウムで形成された輻射パネルの単位である。
次に図5に基づいて、本発明の第4実施形態に係る輻射式空調装置を説明する。図5(A)は同輻射式空調装置において、居住空間の床板直下に設けられた送風路Dに温調空気を導入するための導入管2Cと、チャンバー2C1及び平ノズル2C2の斜視図、(B)は一部断面図を含む平面図である。平ノズル2C2は温調空気を送風路Dに送り出すための吹出し口である。この平ノズル2C2は送風路Dの大きさに合わせて、偏平な吹出し口形状をしていて、その高さよりも幅広に形成されている。幅広の吹出し形状を持つ平ノズル2C2は、温調空気を広範囲に送付するのに有利である。
D…送風路、D1…断熱壁、W…窓、1,1B…輻射パネル、11…カーペット、
12…開口前仕切り壁、12B,12C…周囲仕切り壁、121,121C…仕切孔、
13…放出開口、2,2B,2C…導入管、2C1…チャンバー、2C2…平ノズル、
21…エアコン、211…温調空気、212…放出空気、23…ノズル、
3,3A,3B,3C…風向規制部、31,31A,31B,31C…風向規制面、
311,311B,311C…斜面高部縁、312,312B,312C…斜面底部縁、
4,4B…パネルセル、41…辺切欠き、41a…パネル蓋、42…隅切欠き、
43…パネル放出孔。
Claims (8)
- 居住空間の床板を支える床基盤上に設けられて、該床基盤との間に送風路を構成する輻射パネルと、勾配のある風向規制面が上部に設けられている風向規制部と、を有し、該風向規制部は、温度調整されてから前記送風路に導入された空気、すなわち、温調空気を前記輻射パネルに向けて吹きつけるように、前記床基盤上に配置されていることを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項1に記載の輻射式空調装置において、空間上のねじれの位置関係にあるに2直線間に張られた曲面を含む前記風向規制面が設けられた前記風向規制部を有することを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項1または請求項2に記載の輻射式空調装置において、前記輻射パネルは前記居住空間の床板若しくは該床板の一部を構成し、前記送風路に導入された温調空気を、前記居住空間へ放出するための放出口が、前記床板に設けられていることを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項3に記載の輻射式空調装置において、前記放出口が、前記居住空間の周辺部に当たる前記床板に設けられていることを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項3または請求項4に記載の輻射式空調装置において、前記放出口としての複数の孔が前記輻射パネルに設けられていることを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項1,2,3,4または5のいずれか1項に記載の輻射式空調装置において、四辺に切欠きのある金属製の矩形パネルセルを並べて、該矩形パネルセル4つが接する場所において、前記床基盤上に配置された支柱で該矩形パネルセル4つが支えられている前記輻射パネルを有することを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項1,2,3,4,5または6のいずれか1項に記載の輻射式空調装置において、前記送風路を前記居住空間から前記床基盤を俯瞰したときの対角両側隅に、前記温調空気を前記送風路へ導入するための吹出し機構をそれぞれ有し、該吹出し機構の吹出しノズルは前記送風路内部に設けられていることを特徴とする輻射式空調装置。
- 請求項7に記載の輻射式空調装置において、前記温調空気を冷却又は加熱するエアコン吹出し口から前記床上までの、前記熱媒空気送風経路を形成する導入管と、前記吹出し機構と、を有し、前記吹出し機構は、前記導入管と接続され、前記温調空気の経路の向きを変える空間が設けられたチャンバーと、該チャンバー下部に接続され、前記床下を貫通し、前記送風路内に設けられた前記吹出しノズルと、を有し、前記吹出しノズルの開口の幅は、開口高さよりも広く形成されていることを特徴とする輻射式空調装置。
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2016
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