JP2018084880A - 表示制御装置、表示制御方法及び表示制御装置用プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及び表示制御装置用プログラム Download PDF

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幸人 和田
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Kenichiro Yano
健一郎 矢野
篤史 藤岡
Atsushi Fujioka
篤史 藤岡
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Abstract

【課題】移動体に備えられる表示装置の表示部の移動又は回転に応じて表示部の背後に隠れてしまう操作部や情報を、利用者が実質的に見ることを可能とする。【解決手段】車両に固定される本体部20に移動又は回転可能に指示されるディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象の背面側表示対象情報を取得し、取得された背面側表示対象情報に基づいて、表示対象に対応する画像をディスプレイ10に表示させ、ディスプレイ10の移動又は回転に対応させて、ディスプレイ10に表示させる表示対象及び画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変える。【選択図】図5

Description

本願は、移動体に備えられる表示装置による表示を制御する表示制御装置及び表示制御方法の技術分野に属する。
従来、移動体に備えられる表示装置が知られている。このような表示装置の例として、車両のコンソール部等に装着されるナビゲーション装置やオーディオ装置等が挙げられる。典型的な表示装置のディスプレイ部分は、表示装置本体とともにコンソール部等にはめ込まれる。
これに対して、特許文献1には、使用時に車室内へ突出するディスプレイと、車両に対して固定される本体部とを備える車載装置が開示されている。この車載装置は、操作スイッチ、ステアリング、近接センサ又はディスプレイに備えられたタッチパネルからの信号に基づき、突出したディスプレイを本体部に対して縦向きから横向きに又は横向きから縦向きに回転させる。
特開2013−121768号公報
表示装置の構造を、ディスプレイが常時突出しているような構造とすることで、ディスプレイを大型化することができる。しかしながら、操作ボタンや計器等が元々配置されているコンソール部等に表示装置が装着された場合、操作ボタンや機器等がディスプレイの背後に隠れてしまうことがあるので、利用者が操作ボタン等を操作したり機器に表示された情報を見ることができなかったりする。また、ディスプレイが移動又は回転した場合、別の操作ボタンや機器に表示された情報等がディスプレイの背後に隠れてしまうことがある。
本願は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、移動体に備えられる表示装置の表示部の移動又は回転に応じて表示部の背後に隠れてしまう操作部や情報を、利用者が実質的に見ることを可能とする表示制御装置、表示制御方法及び表示制御装置用プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、移動体に固定される支持部に移動又は回転可能に支持される表示部の背面に対向する位置にある表示対象の情報である表示対象情報を取得する取得部と、前記表示対象情報に基づいて、前記表示対象に対応する画像を前記表示部に表示させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示部の移動又は回転に対応させて、前記表示部に表示させる表示対象及び前記画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、取得部が、移動体に固定される支持部に移動又は回転可能に支持される表示部の背面に対向する位置にある表示対象の情報である表示対象情報を取得する取得工程と、制御部が、前記表示対象情報に基づいて、前記背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像を前記表示部に表示させる制御工程と、を含み、前記制御工程において、前記制御部は、前記表示部の移動又は回転に対応させて、前記表示部に表示させる表示対象及び前記画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、コンピュータを、請求項1乃至7の何れか1項に記載の表示制御装置として機能させることを特徴とする。
実施形態に係る表示制御装置の概要構成を示すブロック図である。 (a)は、実施例に係る表示装置を左上前方から見た場合の表示装置の一例を示す斜視図である。(b)は、実施例に係る表示装置のディスプレイを右下後方から見た場合のディスプレイの一例を示す斜視図である。 実施例に係る表示装置の設置の一例を示す模式図である。 実施例に係る表示装置の概要構成の一例を示すブロック図である。 実施例に係るディスプレイ10におけるアイコンの表示例を示す図である。 実施例に係るディスプレイ10が移動した場合のディスプレイ10におけるアイコンの表示例を示す図である。 実施例に係るディスプレイ10が回転した場合のディスプレイ10におけるアイコンの表示例を示す図である。 実施例に係る処理の一例を示すフローチャートである。 変形例に係る表示装置のディスプレイを右下後方から見た場合のディスプレイの一例を示す斜視図である。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る表示制御装置の概要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る表示制御装置1は、取得部1aと、表示部2に接続された制御部1bとを備える。表示制御装置1は移動体に備えられる。移動体の例として、車両、自動二輪車、航空機、船舶等が挙げられる。
取得部1aは、移動体に固定される支持部3に移動又は回転可能に支持される表示部2の背面に対向する位置にある表示対象の情報である表示対象情報を取得する。表示対象の例として、移動体に備えられる操作部、及び移動体に備えられる機器により表示される情報等が挙げられる。操作部は、例えば移動体に備えられる機器の動作を制御するために利用者が直接触れて操作することができる有形物であってもよい。操作部の例として、ボタン、スイッチ、キー、ダイヤル、つまみ、レバー等が挙げられる。移動体に備えられる機器により表示される情報は、例えばその機器の動作状況、移動体の状況、移動体の内部又は外部の状況、利用者の操作等に応じて変化する情報であってもよい。
制御部1bは、取得部1aにより取得された表示対象情報に基づいて、表示対象に対応する画像を表示部2に表示させる。表示対象に対応する画像は、例えばその表示対象の種類を利用者が特定可能に示す画像であってもよい。制御部1bは、表示部2の移動又は回転に対応させて、表示部2に表示させる表示対象及びその画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変える。
以上説明したように、実施形態に係る表示制御装置1の動作によれば、表示部2が移動又は回転した場合に、表示部2の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像が表示されるように、表示部2に表示させる表示対象及びその画像の表示位置の少なくとも何れか一方が変わる。従って、移動体に備えられる表示装置の表示部2の移動又は回転に応じて表示部2の背後に隠れてしまう操作部や情報を、利用者が実質的に見ることができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2乃至図8を用いて説明する。以下に説明する実施例は、車両に備えられる表示装置に実施形態を適用した場合の実施例である。表示装置の例として、ナビゲーション装置、オーディオ装置、携帯可能で車両に取り付けることが可能な端末装置等が挙げられる。
図2(a)は、実施例に係る表示装置を左上前方から見た場合の表示装置の一例を示す斜視図である。図2(b)は、実施例に係る表示装置のディスプレイを右下後方から見た場合のディスプレイの一例を示す斜視図である。図3は、実施例に係る表示装置の設置の一例を示す模式図である。図4は、実施例に係る表示装置の概要構成の一例を示すブロック図である。図5は、実施例に係るディスプレイ10におけるアイコンの表示例を示す図である。図6は、実施例に係るディスプレイ10が移動した場合のディスプレイ10におけるアイコンの表示例を示す図である。図7は、実施例に係るディスプレイ10が回転した場合のディスプレイ10におけるアイコンの表示例を示す図である。図8は、実施例に係る処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、実施例に係る表示装置Sは、ディスプレイ10と、ディスプレイ10を支持する本体部20とを備えて構成される。ディスプレイ10は、実施形態に係る表示部2の一例である。本体部20は、実施形態に係る支持部3の一例である。本体部20側から見てディスプレイ10が存在する方向が、表示装置Sの前方である。ディスプレイ10の高さ及び幅の少なくとも何れか一方は、本体部20の高さ及び幅の少なくとも何れか一方よりも長くてもよい。
ディスプレイ10は、タッチパネル11を備える。図2が示す例では、ディスプレイ10は横向きの状態であるが、ディスプレイ10の回転によって縦向きの状態となることも可能である。横向きの状態であるか又は縦向きの状態であるかに応じて、視認しやすいようにディスプレイ10の画面に情報が表示される。
タッチパネル11は、ディスプレイ10の前面に存在する画面に備えられる。タッチパネル11は、表示機能と位置入力機能を有する。表示機能の部分は、例えば、液晶表示素子又はEL(Electro Luminescence)素子等により構成される。位置入力機能は、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式等を実現する素子により構成される。タッチパネル11は、画面に対する接触又は近接を検出する。例えば静電容量方式であれば、接触及び近接の両方の検出が可能である。例えば抵抗膜方式であれば、接触の検出が可能である。
本体部20は、アーム21と、上下スライドステージ22と、水平スライドステージ23と、前後スライドステージ24と、ガイド25a及び25bと、光ディスクドライブ26と、筐体27とを備える。筐体27に、アーム21〜光ディスクドライブ26が収納される。
アーム21は例えば円筒形状等をなしている。筐体27の前面に設けられた開口部27aを通して、アーム21の一部が表示装置Sの前方に向かって露出している。アーム21の露出した部分の端は、ディスプレイ10の背面の中央付近で略垂直に固定されている。
上下スライドステージ22は、アーム21の中心軸を回転軸としてアーム21が回転可能なように、アーム21を支持する。上下スライドステージ22に、図4に示す回転モータ35及び上下スライドモータ36が内蔵されている。回転モータ35はアーム21を回転させるモータである。これにより、ディスプレイ10が画面に平行に時計回り及び反時計回りに回転する。上下スライドモータ36は、水平スライドステージ23に対して上下方向に上下スライドステージ22を移動させるためのモータである。これにより、アーム21及びディスプレイ10が上下方向に移動する。
水平スライドステージ23は、上下スライドステージ22が上下方向に移動可能なように、上下スライドステージ22を支持する。水平スライドステージ23には、図4に示す水平スライドモータ37が内蔵されている。水平スライドモータ37は、前後スライドステージ24に対して左右方向に水平スライドステージ23を移動させるためのモータである。これにより、上下スライドステージ22、アーム21及びディスプレイ10が左右方向に移動する。
前後スライドステージ24は、水平スライドステージ23が左右方向に移動可能なように、水平スライドステージ23を支持する。前後スライドステージ24には複数のガイド溝が設けられている。これらガイド溝に沿って水平スライドステージ23が移動する。前後スライドステージ24には、図4に示す前後スライドモータ38が内蔵されている。前後スライドモータ38は、ガイド25a及び25bに対して前後方向に前後スライドステージ24を移動させるためのモータである。これにより、水平スライドステージ23、上下スライドステージ22、アーム21及びディスプレイ10が前後方向に移動する。
ガイド25a及び25bは、前後スライドステージ24が前後方向に移動可能なように、前後スライドステージ24の左右両側から前後スライドステージ24を支持する。ガイド25a及び25bのそれぞれには、複数のガイドが設けられている。これらガイド溝に沿って前後スライドステージ24が移動する。
光ディスクドライブ26は、例えばBlu-ray(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)等の光ディスクに記録された情報を読み出す。筐体27の前面に設けられた挿入口27bから、光ディスクを光ディスクドライブ26に挿入可能である。
図3に示すように、表示装置Sは、例えば車両のコンソール部の中央領域40に装着される。コンソール部の中央領域40には、ナビゲーション装置、オーディオ装置等を装着するための開口部41が設けられている。開口部41から表示装置Sの本体部20がコンソール部に挿入されて、本体部20が固定される。
またコンソール部の中央領域40には、例えばハザードスイッチ42、時計43、温度計44、エアコンスイッチ45、風速調整ダイヤル46、温度調整ダイヤル47、送風口選択ダイヤル48、外気・内気切替スイッチ49等が備えられている。ハザードスイッチ42は、車両に搭載されたハザードランプを点滅及び消灯させるためのスイッチである。時計43は、ディスプレイを有し、現地時刻をディスプレイに表示する。温度計44は、ディスプレイを有し、車内の温度をディスプレイに表示する。エアコンスイッチ45〜外気・内気切替スイッチ49は、車両に搭載されたエアコンの動作を制御するための操作部である。ハザードスイッチ42、時計43により表示される時刻、温度計44により表示される温度、エアコンスイッチ45、風速調整ダイヤル46、温度調整ダイヤル47、送風口選択ダイヤル48、及び外気・内気切替スイッチ49は、実施形態に係る表示対象の例である。コンソール部の中央領域40に備えられる操作部の種類及び中央領域40に備えられる機器により表示される情報の種類は、車種や車両の年式によって変わる。また、コンソール部の中央領域40における開口部41、操作部及び機器の配列も、車種や車両の年式によって変わる。
車両における表示対象としての操作部の例としては、上述したハザードスイッチ、エアコンに備えられる操作部のほかに、ラジオ等のオーディオ機器に備えられる操作部、窓を開閉させるための操作部等が挙げられる。車両における表示対象としての情報の例としては、上述した時刻、温度のほかに、走行距離、ガソリン残量、バッテリー残量、ラジオ等のオーディオ機器により表示される情報等が挙げられる。
図3において、ディスプレイ10の高さ及び幅は、本体部20及び開口部41の高さ及び幅よりも長い。本体部20に対するディスプレイ10の位置、及びディスプレイ10が縦向きの状態にあるか横向きの状態にあるかによって、中央領域40上のハザードスイッチ42〜外気・内気切替スイッチ49の少なくとも何れか1つがディスプレイ10の背後に隠れる場合がある。また、光ディスクの挿入口27bがディスプレイ10の背後に隠れる。ディスプレイ10が移動又は回転することによって、ディスプレイ10の背後に隠れていた部分が見えるようになる。これにより、操作部や挿入口27bに対する操作が可能となったり、時刻や温度等の情報を視認可能となったりする。
図4に示すように、表示装置Sは、システム制御部31と、記憶部32と、操作入力部33と、駆動部34と、回転モータ35と、上下スライドモータ36と、水平スライドモータ37と、前後スライドモータ38と、メモリカードスロット60と、通信部61と、タッチパネル11と、を少なくとも含んで構成される。図4において、アーム21〜ガイド25bの図示は省略されている。システム制御部31は、インターフェース39を介して、記憶部32〜駆動部34、、及びメモリカードスロット60、通信部61、光ディスクドライブ26、及びタッチパネル11と接続される。システム制御部31、記憶部32、操作入力部33、駆動部34、メモリカードスロット60、及び通信部61は、本体部20に備えられてもよいし、ディスプレイ10に備えられてもよい。
記憶部32は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成されている。記憶部32には、表示装置Sを制御するための各種プログラムが記憶されている。各種プログラムは、例えば光ディスクドライブ26等のドライブ装置を介して光ディスク等の記録媒体から読み込まれてもよいし、無線通信網等のネットワークを介して所定のサーバ装置からダウンロードされてもよい。また記憶部32には、例えば音楽データや地図データ等が記憶される。
操作入力部33は、例えば操作ボタン、スイッチ等を有する。操作部33は、利用者からの入力を受け付ける。
駆動部34は、システム制御部31から送信される制御信号に基づいて、回転モータ35〜水平スライドモータ37を駆動する。駆動部34、回転モータ35〜水平スライドモータ37、及びアーム21〜水平スライドステージ23は、実施形態に係る移動部4の一例である。
メモリカードスロット60には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のメモリカードを挿入可能である。メモリカードスロット60は、メモリカードに対する情報の書き込み及び読み出しを行う。
通信部61は、移動体に備えられる機器のうち1又は複数の機器とシステム制御部31との間の通信を制御する。例えば、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等のプロトコルを用いて通信が行われる。通信部61と所定の機器とは有線又は無線で接続される。システム制御部31との通信が可能な機器は、例えばコンソール部の中央領域40に備えられた操作部により動作が制御される機器、及び中央領域40に備えられた機器を少なくとも含んでもよい。通信部61を介して、システム制御部31は、機器からその機器に関する情報を受信したり、機器の動作を制御するための制御信号を送信したりすることができる。
システム制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUが、ROMや記憶部32に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、システム制御部31が表示装置Sを制御する。システム制御部31は、実施形態に係る取得部1a及び制御部1bの一例である。
システム制御部31は、表示装置Sが備えられる車両における表示対象のうち、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象の背面側表示対象情報を取得する。背面側表示対象情報は、例えば表示対象の種類、及び表示部2に対するその表示対象の位置の少なくとも何れか一方を示す情報であってもよい。
例えば、システム制御部31は、本体部20に対するディスプレイの位置と、表示装置Sが備えられる車両に対応する車両情報とに基づいて、背面側表示対象情報を取得してもよい。
車両情報は、例えば車両の種類及び年式を示す情報であってもよい。例えば、利用者又は表示装置Sを車両に取り付ける業者等が、タッチパネル11又は操作入力部33を利用して、その車両に対応する車両情報を表示装置Sに入力してもよい。車両情報は、移動体情報の一例である。
システム制御部31は、車両情報に基づいて、レイアウト情報を取得する。レイアウト情報は、車両における各表示対象の種類及び位置を示す情報である。表示対象の位置は、例えば、表示装置Sを車両に取り付けた状態で、且つディスプレイ10が本体部20に対して初期位置にある状態で、ディスプレイ10の中心を原点とした座標で表されてもよい。初期位置は、予め定められた位置である。例えば、様々な種類及び年式の組み合わせに対応したレイアウト情報が、車両情報と関連付けて予め記憶部32に記憶されてもよい。システム制御部31は、入力された車両情報を記憶部32に記憶させる。そして、システム制御部31は、記憶部32に記憶されたレイアウト情報のうち、記憶部32に記憶された車両情報に関連付けられたレイアウト情報を取得する。或いは、所定のサーバ装置に、様々な種類及び年式の組み合わせに対応したレイアウト情報が記憶されていてもよい。システム制御部31は、入力された車両情報を、無線通信網等のネットワークを介してサーバ装置に送信することにより、サーバ装置からレイアウト情報を取得して記憶部32に記憶させてもよい。図3に示す例の場合、システム制御部31は、ハザードスイッチ42、時計43により表示される時刻、温度計44により表示される温度、エアコンスイッチ45、風速調整ダイヤル46、温度調整ダイヤル47、送風口選択ダイヤル48、及び外気・内気切替スイッチ49の位置を示すレイアウト情報を取得する。
システム制御部31は、本体部20に対するディスプレイの位置と、取得されたレイアウト情報とに基づいて、背面側表示対象情報を取得する。例えば、システム制御部31は、本体部20に対するディスプイレイ10の現在の位置に対応して、ディスプイレイ10の中心を原点として、車両における各表示対象の位置を計算する。システム制御部31は、計算した位置に基づいて、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象を特定する。システム制御部31は、特定した表示対象の種類及び位置を示す情報を背面側表示対象情報として取得する。
システム制御部31は、本体部20に対するディスプレイの位置と、ディスプレイ10の長手方向の、本体部20の左右方向に対する傾き角度と、レイアウト情報とに基づいて、背面側表示対象情報を取得してもよい。図3に示すように、ディスプイレイ10の高さと幅とが異なる場合がある。従って、ディスプレイ10が縦向きの状態であるか又は横向きの状態であるか等によって、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象が変わる。
システム制御部31は、取得された背面側表示対象情報に基づいて、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像をディスプレイ10に表示させる。例えば、システム制御部31は、背面側表示対象情報が示す表示対象の種類に応じて、表示対象に対応するアイコンを表示させてもよいし、表示対象そのものを表す画像を表示させてもよい。例えば記憶部に、表示対象ごとに、表示対象に対応する画像のデータが記憶されてもよい。
システム制御部31は、背面側表示対象情報が示す表示対象の位置に基づいて、ディスプレイ10に対する表示対象の位置に対応した表示位置で、その表示対象に対応する画像を表示させてもよい。例えば、前方からディスプレイ10を見た場合に、ディスプレイ10に対する表示対象の位置と、表示対象に対応する画像の表示位置とが略同一になってもよいし、これらの位置が極力近くなるようにシステム制御部31は表示位置を決定してもよい。また、複数の表示対象それぞれに対応する画像を表示させる場合、システム制御部31は、車両におけるこれらの表示対象同士の位置関係と、画面内において対応する画像同士の位置関係が一致又は類似するように、各画像の表示位置を決定してもよい。
表示対象が情報である場合、情報の実際の内容を特定する必要がある。例えば、システム制御部31は、対象となる情報を表示させる機器から通信部61を介して、対象となる情報を取得してもよい。或いは、表示装置Sが、対象となる情報を検知又は計測する手段を備えてもよい。また、表示対象が操作部であって、利用者による操作に応じて操作部の状態が変化する場合がある。操作部の状態の例として、操作部に備えられたランプの点灯状態、スイッチの位置、ダイヤルのつまみの方向等が挙げられる。この場合、システム制御部31は、例えば通信部61を介してその操作部の状態を示す情報を取得してもよい。
例えば、図3に示すように、ハザードスイッチ42、時計43、エアコンスイッチ44、及び温度計45がディスプレイ10によって完全に隠れている。また、風速調整ダイヤル46、温度調整ダイヤル47、及び送風口選択ダイヤル48のそれぞれの一部がディスプレイ10によって完全に隠れている。この場合、図5に示すように、ディスプレイ10には、ハザードスイッチアイコン52、時計アイコン53、エアコンスイッチアイコン54、温度計アイコン55、風速調整アイコン56、温度調整アイコン57、及び風口選択アイコン58が表示される。ハザードスイッチアイコン52〜風口選択アイコン58は、ハザードスイッチ42〜送風口選択ダイヤル48のそれぞれに対応する。システム制御部31は、一部のみが隠れている風速調整ダイヤル46〜送風口選択ダイヤル48に対応する風速調整アイコン56〜送風口選択58は表示しても表示しなくてもよい。時計アイコン53には現在時刻が表示され、温度系アイコン55には車内の温度が表示されている。例えば、システム制御部31は、時計43から現在時刻の情報を取得し、温度系45から温度の情報を取得してもよい。或いは、表示装置Sが、計時機能及び温度計測機能を有してもよい。風速調整アイコン56〜風口選択アイコン58には、風速調整ダイヤル46〜送風口選択ダイヤル48の現在の状態がそれぞれ表示されている。
システム制御部31は、ディスプレイ10の移動又は回転に対応させて、ディスプレイ10に表示させる表示対象及びその画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変える。
システム制御部31による駆動部34等に対する制御に基づいてディスプレイ10が移動又は回転する。例えば、タッチパネル11に対する操作、操作入力部33に対する操作等の利用者による動作に基づいて、ディスプレイ10が移動又は回転してもよい。或いは、車両の走行状態、車両が走行している道路の種類等の変化に応じて、ディスプレイ10が移動又は回転してもよい。ディスプイレイ10は、上下方向、左右方向、前後方向の何れに移動してもよい。また、ディスプレイ10は、斜め方向に移動してもよい。また、ディスプレイ10は、時計回り及び反時計回りに回転してもよい。
システム制御部31は、ディスプレイ10が移動又は回転したとき、そのときのディスプレイ10の位置に対応した背面側表示対象情報を取得し、背面側表示対象情報に基づいて、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像をディスプレイ10に表示させる。これにより、ディスプレイ10に表示させる表示対象及びその画像の表示位置の少なくとも何れか一方が変わる。なお、ディスプレイ10が前後方向に移動した場合に、システム制御部31は、ディスプレイ10の表示を変えてもよい。
例えば、図5に示すディスプレイ10の位置から図6に示す位置に、ディスプイレイ10が下方向に移動したとする。この場合、図6に示すように、エアコンスイッチ44〜送風口選択ダイヤル48がディスプレイ10によって完全に隠れる。一方、ハザードスイッチ42及び時計43は、利用者から見える状態となる。この場合、ディスプレイ10には、エアコンスイッチアイコン54〜外気・内気切替アイコン59が表示される。外気・内気切替アイコン59は、外気・内気切替ダイヤル49に対応する。エアコンスイッチアイコン54〜送風口選択アイコン58の表示位置が、図6に示す表示位置から上方向に移動している。従って、対応するアイコンが表示される表示対象が一部変わり、ディスプイレイ10において、エアコンスイッチアイコン54〜送風口選択アイコン58の表示位置が変わる。
例えば、図6に示すディスプレイ10の状態から図7に示すように縦向きに、ディスプイレイ10が時計回りに90度回転したとする。この場合、図7に示すように、ハザードスイッチ42〜外気・内気切替ダイヤル49がディスプレイ10によって完全に隠れる。この場合、ディスプレイ10には、ハザードスイッチアイコン52〜外気・内気切替アイコン59が表示される。利用者から見て、エアコンスイッチアイコン52〜外気・内気切替アイコン59の位置関係が図7に示す位置関係から変わらないように、ディスプイレイ10におけるこれらのアイコンの表示位置が変わる。
システム制御部31は、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像がディスプレイ10に表示されているとき、タッチパネル11に対する操作を検出する。システム制御部31は、ディスプイレイ10に表示された画像のうち、タッチパネル11において操作が検出された位置にある画像に対応する表示対象に応じた動作を実行させる。
システム制御部31は、画像に対応する表示対象が操作部である場合にのみ、その表示対象に応じた動作を実行させてもよい。タッチパネル11に対する操作とは、タッチパネル11に対する接触又は近接を伴う操作である。システム制御部31は、接触又は近接が検出された位置の座標又は座標群を含む位置情報をタッチパネル11から受信する。例えば、表示対象に対応する画像が表示されている位置で接触又は近接が検出された場合、システム制御部31は、その操作部に応じた動作を、その操作部に対する操作により動作が制御される機器に実行させてもよい。また例えば、表示対象に対応する画像が表示されている位置で接触又は近接が検出された場合、システム制御部31は、機器の動作状態を選択するための複数の選択肢をディスプレイ10に表示させ、何れかの選択肢の位置で接触又は近接が検出された場合、その選択肢に対応する動作を実行させてもよい。
操作部そのものの画像をディスプレイ10に表示させた場合、システム制御部31は、その操作部の操作方法と同一又は類似の方法でその画像を操作可能にさせてもよい。例えば、風速調整ダイヤル46等のダイヤルの画像を表示させた場合においては、ダイヤルの画像のつまみ部分を2本の指でつまむように利用者が指をタッチパネル11に接触させ、その指をタッチパネル11に接触させたまま指を回転させる操作を行ったとき、システム制御部31は、その操作に応じて動作を実行させてもよい。或いは、利用者がダイヤルの画像の位置でタッチパネル11に指を接触させたまま、ダイヤルの画像を中心としてその指を円弧状に移動させる操作を行ったとき、その操作に応じて動作を実行させてもよい。
システム制御部31は、表示装置Sが起動した直後から、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像を、基本的に常時ディスプレイ10に表示させてもよい。この場合、システム制御部31は、利用者による所定の動作が検出された場合に、ディスプレイ10の画面を、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像を表示する画面から、別の画面に切り替えてもよい。利用者による動作の例として、タッチパネル11又は操作入力部33に対する操作、発声、ジェスチャ等が挙げられる。発声は、図示せぬマイクロフォンを介して表示装置Sに入力される。ジェスチャは、例えば図示せぬカメラにより撮影された画像に基づいて検出される。また例えば、システム制御部31は、車両の走行状態や車両が走行する道路の種類が変化することに基づいて、画面を切り替えてもよい。
或いは、システム制御部31は、表示装置Sが起動した直後では、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像を表示する画面とは別の画面を表示してもよい。この場合、システム制御部31は、利用者による所定の動作が検出された場合にのみ、ディスプレイ10の画面を、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像を表示する画面に切り替えてもよい。
システム制御部31は、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像として、利用者により予め指定されたテーマに沿った画像をディスプレイ10に表示させてもよい。テーマに沿った画像とは、例えば対応する表示対象を利用者が特定可能であるとともに、そのテーマを利用者に想起させることが可能な画像である。例えば野球がテーマである場合、テーマに沿った画像は、ボール、バット、グローブ等の形状をした画像であってもよい。また例えばメタリックがテーマである場合、テーマに沿った画像は、金属的な光沢を表す画像であってもよい。
例えば、様々なテーマについて、テーマに沿った画像データのセットがそのテーマの識別情報に対応付けて記憶部32に予め記憶されてもよい。システム制御部31は、例えばタッチパネル11に対する操作に基づいて、利用者によるテーマの指定を受け付ける。システム制御部31は、指定されたテーマの識別情報を記憶部32に記憶させる。そして、システム制御部31は、記憶部32に記憶された画像データのセットのうち、記憶部32に記憶された識別情報に対応するセットから、ディスプレイ10に表示させる画像に対応する画像データを取得する。或いは、所定のサーバ装置に、様々なテーマについての画像のセットが記憶されていてもよい。システム制御部31は、指定されたテーマの識別情報を、無線通信網等のネットワークを介してサーバ装置に送信することにより、サーバ装置から画像データのセットを取得して記憶部32に記憶させてもよい。
次に、システム制御部31により実行される処理例について、図8を用いて説明する。図8に示す処理は、例えば表示装置Sの電源がONとされたとき、又は利用者により、ディスプレイ10の画面を、表示対象に対応する画像を表示するための画面に切り替えるための操作が行われたときに開始される。図8に示すように、システム制御部31は、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象の背面側表示対象情報を取得する(ステップS1)。例えば、システム制御部31は、記憶部32に記憶された車両情報に対応するレイアウト情報を、記憶部32から取得する。また、システム制御部31は、本体部40に対する現在のディスプレイ10の位置と、ディスプレイ10の背面の長手方向の傾き角度と、レイアウト情報とに基づいて、ディスプレイ10に対する各表示対象の位置を計算する。システム制御部31は、計算された位置に基づいて、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象を特定する。システム制御部31は、特定された表示対象の種類及び位置を、背面側表示対象情報として取得する。
次いで、システム制御部31は、背面側表示対象情報に基づいて、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像をディスプレイ10に表示させる(ステップS2)。例えば、システム制御部31は、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象ごとに、表示対象の種類に対応する画像の画像データを記憶部32から取得する。また、システム制御部31は、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象のディスプレイ10に対する位置に応じて、画像の画面内の表示位置を決定する。そして、システム制御部31は、取得した画像データに基づいて、決定された表示位置に画像を表示させる。
次いで、システム制御部31は、タッチパネル11に対する操作が検出されたか否かを判定する(ステップS3)。このとき、システム制御部31は、タッチパネル11に対する操作が検出されたと判定した場合には(ステップS3:YES)、処理をステップS4に進める。一方、システム制御部31は、タッチパネル11に対する操作が検出されなかったと判定した場合には(ステップS3:NO)、処理をステップS7に進める。
ステップS4において、システム制御部31は、画面において、操作が検出された位置にある画像を特定する。次いで、システム制御部31は、特定された画像に対応する表示対象が操作部であるか否かを判定する(ステップS5)。このとき、システム制御部31は、特定された画像に対応する表示対象が操作部であると判定した場合には(ステップS5:YES)、処理をステップS6へ進める。一方、システム制御部31は、特定された画像に対応する表示対象が操作部ではないと判定した場合には(ステップS5:NO)、処理をステップS7へ進める。
ステップS6において、システム制御部31は、特定された画像に対応する操作部に応じた動作を実行させる。例えば、システム制御部31は、画像に対応する操作部の種類に対応した動作を実行させるための制御信号を、その操作部が対応する機器へ送信する。
次いで、システム制御部31は、ディスプレイ10が移動又は回転したか否かを判定する(ステップS7)。このとき、システム制御部31は、ディスプレイ10が移動又は回転したと判定した場合には(ステップS7:YES)、処理をステップS1に進める。ステップS1及び2において、システム制御部31は、ディスプレイ10の移動又は回転に対応させて、対応する画像が表示される表示対象及びその画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変える。一方、システム制御部31は、ディスプレイ10が移動及び回転の何れもしていないと判定した場合には(ステップS7:NO)、処理をステップS8に進める。
ステップS8において、システム制御部31は、表示装置Sの電源がOFFにされ、又は利用者がディスプレイ10の画面を切り替える操作を行ったか否かを判定する。このとき、システム制御部31は、表示装置Sの電源がOFFにされず、且つ利用者がディスプレイ10の画面を切り替える操作を行っていないと判定した場合には(ステップS8:NO)、処理をステップS3に進める。一方、システム制御部31は、表示装置Sの電源がOFFにされ、又は利用者がディスプレイ10の画面を切り替える操作を行ったと判定した場合には(ステップS8:YES)、図8に示す処理を終了させる。
以上説明したように、実施例に係る表示装置Sの動作によれば、背面側表示対象情報に基づいて、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像をディスプレイ10に表示させ、ディスプレイ10の移動又は回転に対応させて、ディスプレイ10に表示させる表示対象及び画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変える。従って、ディスプレイ10の移動又は回転に応じてディスプレイ10の背後に隠れてしまう表示対象を、利用者が実質的に見ることができる。
また、本体部20に対するディスプレイの位置と、表示装置Sが備えられる車両に対応する車両情報とに基づいて背面側表示対象情報を取得する場合、車両の種類や年式等によって、車両に備えられ又は表示される表示対象が変わったり、車両における表示対象の位置が変わったりしても、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象を適切に特定することができる。
また、タッチパネル11に対する操作を検出し、ディスプイレイ10に表示された画像のうち、タッチパネル11において操作が検出された位置にある画像に対応する表示対象に応じた動作を実行させた場合、操作部がディスプレイ10の背後に隠れてしまってその操作部を操作することができない場合であっても、タッチパネル11に対する操作に基づいてその操作部に対する動作を実行させることができる。
また、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象に対応する画像として、利用者により予め指定されたテーマに沿った画像をディスプレイ10に表示させた場合、利用者の嗜好に合った画像を表示させることができる。
[変形例]
次に、実施形態に係る複数の変形例について説明する。
[カメラを用いる変形例]
図9は、変形例に係る表示装置のディスプレイを右下後方から見た場合のディスプレイの一例を示す斜視図である。表示装置Sは、ディスプレイ10の背面に対向する範囲を撮像するカメラを備えてもよい。例えば、ディスプレイ10の背面、上面、下面又は側面等にカメラが備えられてもよい。
システム制御部31は、カメラにより撮像された画像に基づいて、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象の情報を取得してもよい。システム制御部31は、撮像された画像に写っている操作部の種類及びその画像に写っている情報の種類の少なくとも何れか一方を特定する。
システム制御部31は、公知の画像認識アルゴリズムを用いて、表示対象の種類を特定してもよい。例えば、操作部の種類ごとに、操作部の形状の特徴量や、操作部上又は操作部の周囲に付される文字、記号、マーク、図形、絵柄等の特徴量が記憶部32に予め記憶される。システム制御部31は、撮像された画像から表示対象の特徴量を抽出し、抽出した特徴量と記憶部32に記憶されている特徴量との類似度を計算する。システム制御部31は、類似度に基づいて、撮像された画像に写っている操作部の種類を判定する。また例えば、情報の種類ごとに、情報中の文字、記号、マーク、図形、絵柄等の形式やレイアウトを示す表示形式情報が予め記憶される。システム制御部31は、撮像された画像における表示対象の特徴量に基づいて、その表示対象が、如何なる文字、記号、マーク、図形、絵柄等を如何なる形式又はレイアウトで含んでいるかを特定し、特定結果に対応する表示形式情報を生成する。システム制御部31は、生成された表示形式情報と記憶部32に記憶された表示形式情報との類似度を計算し、類似度に基づいて、撮像された画像に写っている情報の種類を判定する。また、システム制御部31は、撮像された画像から、表示対象として特定された操作部の状態、及び表示対象として特定された情報の内容を特定する。
システム制御部31は、撮像された画像に写っている表示対象ごとに、画像内における表示対象の画像部分の位置に基づいて、ディスプレイ10に対する表示対象の位置を計算する。システム制御部31は、計算した位置に基づいて、撮像された画像に写っている表示対象のうち、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象を特定する。そして、システム制御部31は、特定した表示対象の種類及び位置を取得する。
表示装置Sは、撮像範囲が互いに異なる複数のカメラを備えてもよい。例えば、図8に示すように、ディスプレイ10の背面にカメラ12a及び12bが備えられてもよい。カメラ12a及び12bは、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等により構成されている。カメラ12a及び12bは、ディスプレイ10の背面の中心の左右にそれぞれ配置されている。ディスプレイ10の背面は縦の長さよりも横の長さの方が長いため、横の長さに応じて、カメラ12a及び12bが左右に配置される。これにより、全体として撮像範囲が横に広がる。また、ディスプレイ10の背面の中心にはアーム21が固定されている。1つのカメラではアーム21によって撮像範囲に死角が生じるが、複数のカメラでこのような死角をカバーすることができる。
以上説明したように、本変形例によれば、ディスプレイ10の背面に対向する範囲を撮像するカメラにより撮像された画像に基づいて、ディスプレイ10の背面に対向する位置にある表示対象の情報を取得するので、車両の種類や年式等によって、車両に備えられ又は表示される表示対象が変わったり、車両における表示対象の位置が変わったりしても、ディスプイレイ10の背面に対向する位置にある表示対象を適切に特定することができる。
また、撮像範囲が互いに異なる複数のカメラを備えた場合、ディスプレイ10の大きさ又は表示装置Sの構造が、1つのカメラではディスプレイ10の背面に対向する範囲を十分に撮像することができないような大きさ又は構造であっても、ディスプレイ10の背面に対向する範囲を撮像することができる。
[他の変形例]
移動体に備えられる操作部、及び移動体に表示される情報のうち何れか一方のみに対応する画像がディスプレイ10に表示されてもよい。
また、対応する画像がディスプレイ10に表示される操作部の種類又は情報の種類が、予め定められていてもよい。
また、ディスプレイ10の移動及び回転のうち何れか1つのみが可能であるように表示装置Sが構成されてもよい。
1 表示制御装置
1a 取得部
1b 制御部
2 表示部
10 ディスプレイ
11 タッチパネル
31 システム制御部
S 表示装置

Claims (9)

  1. 移動体に固定される支持部に移動又は回転可能に支持される表示部の背面に対向する位置にある表示対象の情報である表示対象情報を取得する取得部と、
    前記表示対象情報に基づいて、前記表示対象に対応する画像を前記表示部に表示させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記表示部の移動又は回転に対応させて、前記表示部に表示させる表示対象及び前記画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記取得部は、前記支持部に対する前記表示部の位置と、前記移動体に対応する移動体情報とに基づいて、前記表示対象情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記背面に対向する範囲を撮像する撮像部を更に備え、
    前記取得部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記表示対象情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 撮像範囲の少なくとも一部が互いに異なる複数の前記撮像部を備えることを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示部はタッチパネルを有し、
    前記タッチパネルに対する操作を検出する検出部と、
    前記表示部に表示された前記画像のうち、前記タッチパネルにおいて前記操作が検出された位置にある画像に対応する表示対象に応じた動作を実行させる実行制御部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記制御部は、前記背面に対向する位置にある表示対象に対応するアイコンを表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記制御部は、利用者により予め指定されたテーマに沿った前記画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の表示制御装置。
  8. 取得部が、移動体に固定される支持部に移動又は回転可能に支持される表示部の背面に対向する位置にある表示対象の情報である表示対象情報を取得する取得工程と、
    制御部が、前記表示対象情報に基づいて、前記表示対象に対応する画像を前記表示部に表示させる制御工程と、を含み、
    前記制御工程において、前記制御部は、前記表示部の移動又は回転に対応させて、前記表示部に表示させる表示対象及び前記画像の表示位置の少なくとも何れか一方を変えることを特徴とする表示制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7の何れか1項に記載の表示制御装置として機能させることを特徴とする表示制御装置用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062663A (ja) * 2019-10-10 2021-04-22 パイオニア株式会社 端末装置及び車載システム

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