JP2018083107A - 遊技機 - Google Patents

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和弘 黒宮
Kazuhiro Kuromiya
和弘 黒宮
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株式会社三洋物産
Sanyo Product Co Ltd
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Abstract

【課題】節電を行いつつ、好適な遊技を提供できる遊技機を提供すること。【解決手段】本発明の遊技機によれば、停止図柄を表示するために使用する表示手段が、節電手段により、所定のタイミングで、第1の表示手段から、その第1の表示手段より消費電力が小さい第2の表示手段に切り換えられる。よって、停止図柄を表示するために第2の表示手段を使用することによって、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、本発明の遊技機によれば、抽選手段により選ばれた結果(抽選結果)を示す停止図柄が第2の表示手段に表示されるので、停止図柄が非表示にされたことにより、遊技者が、抽選結果を把握し難くなり、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じるなどの不都合を好適に防止できる。従って、請求項1記載の遊技機によれば、節電を行いつつ、上記例示した不都合が好適に防止された好適な遊技を遊技者に提供することができる。【選択図】図42

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等に代表される遊技機に関するものである。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には、例えば、液晶表示画面が設けられたものがある。液晶表示画面が設けられている遊技機では、例えば、始動条件の成立(例えば、始動口へ球の入賞)を契機として、液晶表示画面に図柄を変動表示させ、その変動表示が停止した場合に液晶表示画面に表示された停止図柄が予め定められた図柄の組み合わせであれば、遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生して、多量の賞球が払出可能な状態とされる。かかる遊技機では、遊技の興趣を高めるため、種々の演出(例えば、予告演出や、リーチ演出や、大当たり演出など)が行われている。近年では、多数の電気部品(例えば、液晶表示画面、LEDなどの発光体、モータやソレノイドなどにより動作する可動体、スピーカ装置など)を駆使した多様な演出が行われている。
特開2006−174956号公報
その一方で、環境保護の観点から、遊技者の中でも節電に対する意識が高まりつつある。しかしながら、電気部品を単に減らして節電を図った場合、例えば、演出の多様化による差別化が困難となって、演出による遊技の面白味が低下するという問題点があった。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、節電を行いつつ、好適な遊技を提供できる遊技機を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の遊技機は、始動条件が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、その抽選手段により所定の結果が選ばれた場合に、通常状態より遊技者に有利な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段と、前記抽選手段により選ばれた結果を示唆する停止図柄を表示可能な表示手段とを備えたものであって、前記表示手段は、第1の表示手段と、その第1の表示手段より消費電力が小さい第2の表示手段とを含んで構成され、当該遊技機は、所定のタイミングで、前記停止図柄を表示するために使用する表示手段を、前記第1の表示手段から、前記第2の表示手段に切り換える節電手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
請求項2記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記第2の表示手段は、前記第1の表示手段の前面側に重ねて配置された状態で、前記停止図柄を表示するために使用される。
請求項3記載の遊技機は、請求項1記載の遊技機において、前記第1の表示手段に重なる状態と、前記第1の表示手段を露出する状態とを切り換えるように動作可能な前面側部材を備え、前記第2の表示手段は、前記前面側部材に設けられており、前記停止図柄を表示する前記表示手段が、前記節電手段によって前記第1の表示手段に切り換えられた状態で、前記第2の表示手段が収納されている。
請求項4記載の遊技機は、請求項3記載の遊技機において、前記前面側部材は、前記表示画面の前面側に重ねて配置された場合に、前記表示画面を視認可能な切欠部又は孔部を有している。
請求項5記載の遊技機は、請求項1から4のいずれかに記載の遊技機において、前記節電手段は、前記第1の表示手段が前記停止図柄を表示するための表示手段として使用されている場合に、前記第1の表示手段に表示されている表示内容に対応する表示を、前記第2の表示手段にも表示させる第1の手段と、その第1の手段による表示を行った後、前記第1の表示手段を、前記停止図柄が表示不可能な状態にして、前記第1の表示手段に表示されていた表示内容を消去する第2の手段とを含む。
請求項6記載の遊技機は、請求項1から5のいずれかに記載の遊技機において、前記第1の表示手段が配設された遊技領域の周囲に設けられ、電力により駆動されて発光する第1の電気部品と、その第1の電気部品より外周側に設けられ、電力により駆動されて発光する第2の電気部品とを有し、前記節電手段は、前記所定のタイミングで、前記第1の電気部品に使用する電力を所定レベルだけ低下させるとともに、前記第2の電気部品に使用する電力を前記所定レベルより大きなレベルだけ低下させる。
請求項1記載の遊技機によれば、停止図柄を表示するために使用する表示手段が、節電手段により、所定のタイミングで、第1の表示手段から、その第1の表示手段より消費電力が小さい第2の表示手段に切り換えられる。よって、停止図柄を表示するために第2の表示手段を使用することによって、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、抽選手段により選ばれた結果は、遊技者の利益を左右するものであるので、その結果に応じた停止図柄は、遊技者が特に注目する図柄である。そのため、かかる停止図柄を非表示にした場合には、遊技者は、抽選結果を把握し難く、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じたり、外れが続いた場合に、抽選手段による抽選が本当に行われたかどうかの疑念を抱いたりするなどの不都合が生じる可能性がある。しかし、請求項1記載の遊技機によれば、抽選手段により選ばれた結果(抽選結果)を示す停止図柄が第2の表示手段に表示されるので、上記例示した不都合を好適に防止できる。従って、請求項1記載の遊技機によれば、節電を行いつつ、上記例示した不都合が好適に防止された好適な遊技を遊技者に提供することができるという効果がある。
請求項2記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機が奏する効果に加えて、次の効果を奏する。停止図柄を表示する位置が変わらないため、節電手段によって表示手段が切り換えられたとしても、遊技者が視認位置を容易に移行できるという効果がある。
請求項3記載の遊技機によれば、請求項1記載の遊技機が奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第1の表示手段が使用されて、第2の表示手段が使用されていない場合には、その未使用状態の第2の表示手段が収納されて隠されるので、遊技者が不必要に気になることがないという効果がある。
請求項4記載の遊技機によれば、請求項3記載の遊技機が奏する効果に加えて、次の効果を奏する。前面側部材は、表示画面(第1の表示手段の表示画面)の前面側に重ねて配置された場合に、その表示画面を視認可能な切欠部又は孔部を有しているので、遊技者は、その切欠部又は孔部を介して表示画面に停止図柄が表示されていないこと(例えば、表示画面が真っ暗になっていること)を確認することができる。よって、この切欠部又は孔部を介して確認した表示画面の状態から、節電が行われるいることを遊技者に実感させることができるという効果がある。
請求項5記載の遊技機によれば、請求項1から4のいずれかに記載の遊技機が奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第1の手段により、第1の表示手段に表示されている表示内容に対応する表示が前記第2の表示手段にも表示された後、第2の手段により、前記第1の表示手段に表示されていた表示内容が消去される。つまり、第1の表示手段と第2の表示手段との両方に同等の内容の表示をさせた後、停止図柄を表示するために使用する表示手段が、第1の表示手段から第2の表示手段に切り換える。よって、第1の表示手段に表示される停止図柄などの表示内容と第2の表示手段に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できるという効果がある。
請求項6記載の遊技機によれば、請求項1から5のいずれかに記載の遊技機において、第1の表示手段が配設された遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品と、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品とに使用する電力が節電手段によって低下されるので、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。このとき、第1の電気部品に使用する電力が所定レベルだけ低下され、第2の電気部品に使用する電力が前記所定レベルより大きなレベルだけ低下されるので、第1の表示手段が配設された遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品の輝度や動作量を、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品の輝度や動作量より大きくすることができる。停止図柄が表示される第1の表示手段は、遊技者が注目する領域であるので、かかる遊技領域により近い位置に配置された第1の電気部品の輝度や動作量を、第2の電気部品に比べて大きくすることにより、節電手段による消費電力の抑制(節電)に伴う印象の悪化(例えば、第1の表示手段から、消費電力の小さい第2の表示手段への切り換えに伴い、遊技領域に明るい印象がなくなること)を抑制することができ、それにより、遊技の興趣の低下を抑制できる。よって、節電を行いつつ、好適な遊技を遊技者に提供することができるという効果がある。
本発明の第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 前面枠及び下皿ユニットに設けられる発光手段の配置を示す模式図である。 遊技盤に設けられる発光手段の配置を示す模式図である。 第3図柄表示装置の表示画面を説明するための模式図である。 パチンコ機の構成を示すブロック図である。 各種カウンタの概要を示す図である。 演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 パチンコ機に設けられている主な電気部品について、消費電力モードに応じた動作の一覧を示す図である。 主制御装置により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。 主制御装置により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 図12のメイン処理の中で実行される変動処理を示すフローチャートである。 図13の変動処理の中で実行される保留球格納エリア順送り処理を示すフローチャートである。 図13の変動処理の中で実行される変動開始処理を示すフローチャートである。 主制御装置により実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。 図16のタイマ割込処理の中で実行される始動入賞処理を示すフローチャートである。 NMI割込処理を示すフローチャートである。 演出制御装置により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。 演出制御装置により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される消費電力モード設定処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される演出モード設定処理を示すフローチャートである。 図22の演出モード設定処理の中で実行される演出モードカウンタ更新処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される音声ランプ演出処理を示すフローチャートである。 図24の音声ランプ演出処理の中で実行されるランプ出力処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される表示演出処理を示すフローチャートである。 図26の表示演出処理の中で実行される変動表示処理を示すフローチャートである。 図26の表示演出処理の中で実行される各表示処理を示すフローチャートである。 演出制御装置内により実行されるコマンド受信割込処理を示すフローチャートである。 図29のコマンド受信割込処理の中で実行される始動口LED点灯制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。 発光手段に対応する擬似画像を説明するための模式図である。 演出用可動体に対応する擬似画像を説明するための模式図である。 第2実施形態の演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の演出制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の消費電力モード設定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の音声ランプ演出処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のランプ出力処理を示すフローチャートである。 図35のメイン処理の中で実行される擬似ランプ表示処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の始動口LED点灯制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。 (a)は、節電用図柄表示装置を説明するための模式図であり、(b)は、(a)のb−b線における側断面図である。 節電用図柄表示装置が閉鎖状態へ移行する過程を説明するための模式図である。 第3実施形態の演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 第3実施形態の演出制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の消費電力モード設定処理を示すフローチャートである。 第3実施形態のランプ出力処理を示すフローチャートである。 図45ののメイン処理の中で実行される節電用図柄表示制御処理を示すフローチャートである。 図45ののメイン処理の中で実行される節電モード移行処理を示すフローチャートである。 図45ののメイン処理の中で実行される節電モード解除処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 第4実施形態の節電用図柄表示制御処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の節電モード移行処理を示すフローチャートである。
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、パチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3は、パチンコ機10の背面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図3参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球(遊技球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図7参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19(なお、下側のヒンジについては図示せず)が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14aが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方に張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112aへと案内される。
上皿17を構成する前方に張り出した壁部17aの上面右側には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、球貸しボタン42と、返却ボタン43と、度数表示部(図示せず)とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部(図示せず)はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵された発光ダイオード(以下「LED」と称す)が点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
また、壁部17aの上面には、モード変更ボタン22が設けられている。モード変更ボタン22は、遊技者により操作されるボタンであり、パチンコ機10で行われる演出の演出モードを変更するためのボタンとして機能する。本実施形態のパチンコ機10には、演出モードとして、一般演出モードと、予告演出モードと、役物演出モードとの3種類が設けられており、遊技者が所定の時期(本実施形態では、高速変動中又は客待ち演出中)にモード変更ボタン22を操作することにより、これらの3種類の演出モードを切り換え可能に構成されている。即ち、遊技者は、適切なタイミングでモード変更ボタン22を適宜操作することにより、自身の好みに応じた演出モードに切り換えることができる。
モード変更ボタン22により切り換え可能な3種類の演出モードのうち、一般演出モードは、最もシンプルな演出モードとして構成される。一方、予告演出モードは、予告演出(告知演出)をより印象度の高い演出とするモードであり、予告演出において、第一外周LED301(図4参照)など、演出用の発光手段が一般演出モードに比べて高頻度で点灯又は点滅するように設計されたモードである。また、役物演出モードは、遊技盤(図2参照)に設けた演出用可動体361(図7参照)の動きによる演出の印象度を高めたモードであり、演出用可動体361が一般演出モードに比べてより高い頻度で動作するように設計されたモードである。なお、本実施形態のパチンコ装置10では、同じ消費電力モードで比較した場合に、役物演出モードの消費電力が最も大きくなっており、詳細は後述するが、次に説明する節電ボタン23の操作によって大節電モードが設定された場合には、モード変更ボタン22を操作しても役物演出モードを設定できないように構成されている。
また、壁部17aの上面には、節電ボタン23が設けられている。節電ボタン23は、遊技者により操作されるボタンであり、パチンコ機10の消費電力モードを切り換えるためのボタンとして機能する。本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードとして、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類のモードが設けられており、遊技者が節電ボタン23を操作する毎に、これらの3種類の消費電力モードを順次切り換え可能に構成されている。なお、通常消費モードは、節電を行うことなく、パチンコ機10に設けられている各電気部品が通常に使用されるモードである。これに対し、小節電モードは、電気部品による消費電力を、通常消費モードにおける消費電力に比べて小さくするモードである。また、大節電モードは、電気部品による消費電力を、小節電モードにおける消費電力に比べてさらに小さくするモードである。
本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードに応じて消費電力が異なるように構成されており、この消費電力モードを節電ボタン23の操作によって変更できるので、必要に応じて消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、節電ボタン23を遊技者が操作可能な位置に配設したことにより、環境保護に対する意識(エコ意識)の高い遊技者に、電力消費に対する罪悪感を覚えさせることなく、遊技に集中させることができる。また、詳細は後述するが、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、特定の電気部品については、通常通りに動作又は発光させるように構成されているので、演出の面白味が維持されるなど、好適な遊技を遊技者に提供できる。
加えて、前面枠14には、その周囲の各所にLED等から構成される発光手段が設けられており、その発光手段から発せられた光を光透過性のカバーを介して遊技者に視認させることができる。なお、前面枠14に設けられる発光手段の配置については、図4を参照して後述する。
また、前面枠14の左右の上部には、スピーカ装置(音声出力装置)226が設けられている。スピーカ装置226からは、第3図柄表示装置81(図2参照)や上述した発光手段などを用いて行われる各種演出の効果を高めるための効果音や、エラー発生など各種状態を報知するための報知音などが出力(放音)される。
また、窓部14aの右下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ(図示せず)と、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ(図示せず)と、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ(図示せず)がオンされると共に可変抵抗器(図示せず)の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。なお、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ(図示せず)および打ち止めスイッチ(図示せず)がオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。
また、下皿50の左側には、演出ボタン53が設けられている。この演出ボタン53は、図柄列の変動表示中に、大当たりの期待度を示す演出や、リーチへの発展の期待度を示す演出を第3図柄表示装置81(図2参照)に表示させるためのボタンである。演出ボタン53は、光透過性のカバー(図示せず)と、そのカバーにより覆われる演出ボタンLED323(図4参照)とから構成され、演出ボタンLED323が点灯又は点滅する期間において、遊技者が演出ボタン53を操作することにより、その操作に対応する演出を表示させることができる。
また、下皿ユニット15には、下皿50の左右にそれぞれ発光手段が設けられており、その発光手段から発せられた光を光透過性のカバーを介して遊技者に視認させることができる。なお、下皿ユニット15に設けられる発光手段の配置については、図4を参照して後述する。
図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、第2入球口67(スルーゲート)、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。なお、この図2は、符号を分かり易くするために、釘や金具などの図示を省略している。一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14a(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62により区画して形成される領域(入賞口等が配設され、発射された球が落下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。
遊技領域の正面視左側(図2の左側)には、主に第1図柄を表示するための第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37には、7セグメントLED37aと、LED37bと、特図保留ランプ37cとが設けられている。7セグメントLED37aは、大当たり遊技中のラウンド数やエラー表示を行うものである。
一方、LED37bは、赤、緑、青の発光色を有する三色発光ダイオード(三色LED)により構成され、その点灯色(点灯態様)によって第1図柄を表示するものである。具体的に、球が第1入球口64に入賞する毎にLED37bの色換え表示(変動表示)が行われ、その変動表示が停止したときの第1図柄(即ち、LED37bの点灯色)により、第1入球口64への入賞をトリガとして主制御装置110(図3,図7参照)でなされる大当たりの抽選結果が確定的に表示される。
より詳しくは、球が第1入球口64に入賞すると、LED37bは、3色LEDを赤→緑→青→赤→・・・という順序で高速に色換え表示(変動表示)し、所定時間が経過すると、いずれかの色で確定表示する。大当たり抽選に当選した場合には、LED37bは、赤色又は緑色で確定表示(例えば、数秒間の停止表示)される。
特に、赤色での確定表示は、当選した大当たりの種別が「確変大当たり」であることを示す。LED37bが赤色で確定表示した場合には、特別遊技状態(大当たり遊技)が終了した後の遊技モードが、大当たり抽選の大当たり確率が通常確率よりアップするとともに、後述する第2図柄の当たり確率が通常確率よりアップする高確率モードとなる。一方、緑色での確定表示は、当選した大当たりの種別が「通常大当たり」であることを示す。LED37bが緑色で確定表示した場合には、特別遊技状態が終了した後の遊技モードが、大当たり抽選の大当たり確率は通常確率であるが、第2図柄の当たり確率が通常確率よりアップする時間短縮モードとなる。
なお、高確率モードや時間短縮モードにおいて、第2図柄の当たり確率を変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、第1入球口64に付随する電動役物を開放する時間や、1回の当たりで電動役物が開放する回数を変更するものとしてもよい。
また、大当たり抽選に当選しなかった場合、即ち、大当たり抽選の結果が「外れ」である場合には、LED37bは、青色で確定表示される。LED37bが青色で確定表示した場合、特別遊技状態が終了した後の遊技モードは、大当たり抽選の大当たり確率及び第2図柄の当たり確率がいずれも通常確率である通常モードとなる。
また、特図保留ランプ37cは、第1入球口64への球の入賞(入球)を保留した回数を表示するものであり、本実施形態では、4個の単色LED(例えば、赤色LED)から構成される。本実施形態のパチンコ機10では、球が第1入球口64へ球が入賞して大当たりの抽選が開始されてから、第1図柄表示装置37において、LED37bによる第1図柄の停止表示(確定表示)がされるまでの間に、第1入球口64への球の入賞(入球)は、最大4回まで保留されるように構成されており、その保留回数が特図保留ランプ37cを構成するLEDの点灯個数によって表示される。以下では、第1入球口64についての保留回数のことを、特図保留球数Nと称することがある。なお、特図保留ランプ37cを、例えば、2個の三色LEDにより構成し、各LEDの表示色の組み合わせによって、保留回数(本実施形態では、4)を表示するようにしてもよい。
また、遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64への入賞(入球)をトリガとして第3図柄を変動表示する液晶ディスプレイ(以下、単に「LCD」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、第2入球口67(スルーゲート)の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示部83と、第2入球口67(スルーゲート)を通過した球の保留球数を示す第2図柄保留ランプ84と、第3図柄が停止表示(確定表示)される前に大当たり抽選の結果が「確変大当たり」であることを報知(予告、告知)する告知ランプ85とが設けられている。
第3図柄表示装置81は、後述する演出制御装置117(図7参照)によって表示内容が制御され、例えば、左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の第3図柄によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横にスクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が変動表示されるようになっている(図7参照)。また、本実施形態では、第3図柄表示装置81は、8インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成され、可変表示装置ユニット80には、この第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。なお、本実施形態では、第1図柄表示装置37において、主制御装置110(図7参照)の制御に伴った遊技状態や、大当たりの抽選結果を示す第1図柄の表示(LED37bの点灯)が行われるのに対し、その第1図柄の表示に応じた装飾的な表示(変動演出)が、第3図柄表示装置81において行われる。なお、LCDに代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第2図柄表示部83は、球が第2入球口67(スルーゲート)を通過する毎に、表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示を行うものである。本実施形態のパチンコ機10は、第2図柄表示部83における変動表示が所定図柄(「○」の図柄)で停止した場合に、第1入球口64に付随する電動役物64aが所定時間だけ開放状態となり、球が第1入球口64へ入球し易い状態となるように構成されている。
球の第2入球口67(スルーゲート)の通過回数は、最大4回まで保留され、その保留回数が、LEDである第2図柄保留ランプ84において点灯表示される。なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示部83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、第2入球口67(スルーゲート)についての球の保留回数は、最大回数が4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ208a(図7参照)がオンとなり、その第1入球口スイッチ208aのオンに起因して主制御装置110で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた第1図柄の表示が第1図柄表示装置37のLED37bにより示されると共に、第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示が、第3図柄表示装置81により示される。
また、第1入球口64は、球が入球すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数と、一般入賞口63へ球が入球した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、異なる数としても良い。例えば、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数を20個としても良い。
第1入球口64の下方には可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110での抽選が大当たりであった場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、第1図柄表示装置37のLED37bを大当たりの停止図柄となるように点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば16回(16ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時(非特別遊技状態)より多量の賞球の払い出しが行われる。
可変入賞装置65は、具体的には、特定入賞口65aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図7に示すソレノイド209の一部)とを備えている。特定入賞口65aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、球が特定入賞口65aに入賞し易い開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
なお、特別遊技状態は上述した形態に限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37のLED37bが大当たりに対応する態様で点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。
遊技盤13の右下側の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
更に、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口63,64,65aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
また、遊技盤13には、演出用可動体361(図7参照)が設けられている。演出用可動体361は、ソレノイドやモータなどの電気部品と、樹脂製の役物部品とから構成され、電気部品に電力を供給することによって動作する。この演出用可動体361を演出時に動作させることにより、演出効果を高めることができる。演出用可動体361としては、例えば、通常時には役物部品停止しており、演出時に役物部品が所定の動作(例えば、所定方向へ移動や、前後進や、回転など)をする電動役物などが例示される。なお、演出用可動体361としての電動役物は、上記の動作に限らず、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に第3図柄表示装置81の前面側に現出するものであってもよい。また、演出用可動体361としての電動役物は、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に、左右又は上下方向から現出してLCDである第3図柄表示装置81の一部又は全部を覆う位置で停止させることができるシャッター部材であってもよい。
また、遊技盤13の遊技領域には、上述した前面枠14や下皿ユニット15と同様に、各所にLED等から構成される発光手段が設けられており、その発光手段から発せられた光を光透過性のカバーを介して遊技者に視認させることができる。なお、遊技盤13の遊技領域に設けられる発光手段の配置については、図5を参照して後述する。
図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と、演出制御基板(演出制御装置117)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と、発射制御基板(発射制御装置112)と、電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、演出制御装置117、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図7参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図7参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図4を参照して、前面枠14及び下皿ユニット15に設けられる発光手段の配置について説明する。図4は、前面枠14及び下皿ユニット15に設けられる発光手段の配置を示す模式図である。なお、図4では、発光手段の配置が明確になるよう、図1に示したパチンコ機10の構成を薄い線として示している。
図4に示すように、前面枠14には、発光手段として、窓部14aの上方に配置される8個の第1内周LED301と、窓部14aの右方に配置される10個の第2内周LED302と、窓部14aの下方に配置される9個の第3内周LED303と、窓部14aの左方に配置される12個の第4内周LED304と、左上のスピーカ装置226の左上方に配置される4個の第1外周LED305と、第1内周LED301より窓部14aから離れる側に配置される5個の第2外周LED306と、左上のスピーカ装置226の右上方に配置される4個の第3外周LED307と、第2内周LED302より窓部14aから離れる側に配置される3個の第4外周LED308と、前面枠14の右下方に配置される5個の第5外周LED309と、前面枠14の左下方に配置される5個の第6外周LED310と、第3外周LED307の右上方に配置される3個の報知LED311とが設けられている。なお、これらのLED301〜311は、全て、遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置されている。
前面枠14に設けられたこれらの発光手段のうち、内周LED301〜304及び外周LED305〜310は、演出時に使用される演出用の発光手段である。これらのLED301〜310は、いずれも、三色LEDにより構成され、大当たり時やリーチ時に実行される各種演出の際に、その演出内容に応じた発光態様(発光色、色の変化態様、点灯又は点滅態様)で点灯又は点滅することにより、演出効果を高める役割を果たす。
一方、報知LED311は、報知用途で使用される発光手段である。この報知用LED321は、三色LEDにより構成され、エラー発生時や賞球の払い出し中などの報知事象が生じた場合に、その報知事象に応じた発光態様で点灯又は点滅することにより、遊技者やホールの従業員にその旨を報知する役割を果たす。
一方、下皿ユニット15には、発光手段として、下皿50の右方に配置される7個の右下皿LED321と、下皿50の左方に配置される7個の左下皿LED322と、演出ボタン53の部分に配置される3個の演出ボタンLED323とが設けられている。なお、これらのLED321〜323は、全て、遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置されている。下皿ユニット15に設けられたこれらのLED321〜323は、いずれも演出用の発光手段であり、いずれも三色LEDにより構成され、上述したLED301〜310と同様に、各種演出の際に、その演出内容に応じた発光態様で点灯又は点滅することにより、演出効果を高める。
次に、図5を参照して、遊技盤13の遊技領域に設けられる発光手段の配置について説明する。図5は、遊技盤13に設けられる発光手段の配置を示す模式図である。なお、図5では、発光手段の配置が明確になるよう、図2に示した遊技盤13の構成を薄い線として示している。
図5に示すように、遊技盤13の遊技領域には、発光手段として、第3図柄表示装置81の周囲に配置される13個の第1装飾LED341と、第1装飾LED341より第3図柄表示装置81から右に離れる側に配置される10個の第2装飾LED342と、遊技領域の右上方に配置される3個の第1サイドLED343と、遊技領域の右方に配置される3個の第2サイドLED344と、遊技領域の右下方に配置される3個の第3サイドLED345と、告知ランプ85の部分に配置される5個の告知ランプLED346と、第1入球口64を覆うカバー部材の内部に配置される3個の始動口LED347と、可変入賞装置65を覆うカバー部材の内部に配置される2個の特定入賞口LED348とが設けられている。なお、これらのLED341〜348は、全て、遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置されている。
これらの発光手段のうち、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346は、いずれも演出用の発光手段であり、三色LEDにより構成される。これらのLED341〜346は、上述したLED301〜310や、LED321〜323と同様に、各種演出の際に、その演出内容に応じた発光態様で点灯又は点滅することにより、演出効果を高める役割を果たす。
始動口LED347は、第1入球口64に球が入賞(入球)する毎に所定の発光態様で点灯又は点滅する発光手段である。特定入賞口LED348は、大当たり遊技中に所定の発光態様で点灯又は点滅する発光手段である。始動口LED347及び特定入賞口LED348は、いずれも三色LEDにより構成される。
上述した通り、本実施形態のパチンコ機10は、節電ボタン23の操作によって消費電力モードを切り換えることができ、必要に応じて節電を図ることができるように構成されている。詳細は後述するが、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)である場合には、図4及び図5に図示した発光手段のうち、特定の発光手段を除いた一部の発光手段について、輝度を通常消費モードに比べて下げたり、消灯させたりすることにより、節電(消費電力の抑制)を図っている。
次に、図6を参照して、本実施形態のパチンコ機10における第3図柄表示装置81に表示される表示内容について説明する。図6は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための模式図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字に対応する10種類のキャラクタ図柄からなる10種類の主図柄と、この主図柄より小さく形成された1種類の副図柄(本実施の形態では、貝の絵図柄)とにより構成されている。これらの主図柄及び副図柄は、数字の昇順又は降順に主図柄が配列されると共に各主図柄の間にそれぞれ副図柄が配列されることによって図柄列(仮想図柄リール)を構成している。
また、本実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110による抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃って停止する変動表示が行われ、その変動表示後(即ち、同一の主図柄が揃って停止した後)に大当たりが発生するよう構成されている。大当たり終了後に高確率モード(確変モード)に移行する場合は、奇数番号が付加された主図柄(「高確率図柄」に相当)が揃って停止する変動表示が行われる。一方、大当たり終了後に通常確率に移行する場合は、偶数番号が付加された主図柄(「通常図柄」に相当)が揃って停止する変動表示が行われる。
本実施形態では、図柄の変動方向は横方向Xとされており、かかる横方向の変動(横スクロール)において、各図柄列は、上・中・下の3つの図柄列Z1,Z2,Z3が表示され、各図柄列(Z1〜Z3)毎に左・中・右の3段に第3図柄が表示される。従って、第3図柄表示装置81には、3段×3列の計9個の第3図柄が表示される。ここで、上図柄列Z1においては、主図柄列に対応する数字が降順に現れるように配列され、中図柄列Z2及び下図柄列Z3においては、主図柄の数字が昇順に現れるように配列されている。
第3図柄表示装置81の表示画面には、5つの有効ラインが設定されている。具体的には、図6に示すように、左ラインL1、中ラインL2、右ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5の5つのラインが有効ラインとして設定されている。
第1入球口64へ球が入球(入賞)し、所定の変動方向(本実施形態では横方向X)にスクロールする変動表示が実行された場合、その変動表示は、所定の変動時間後に、上図柄列Z1→下図柄列Z3→中図柄列Z2の順で停止する。このとき、いずれかの有効ライン上に、大当たり図柄の組み合わせ(本実施形態では、同一の主図柄の組み合わせ)が揃って停止すれば、大当たりが発生し、その大当たり遊技中に大当たり動画(大当たり演出)が表示される。
なお、本実施形態では、変動方向(スクロール方向)を横方向Xとしたが、変動方向は縦方向(即ち、横方向Xと直交する方向)であってもよい。変動方向を縦方向(縦スクロール)とする場合には、有効ラインを、上ライン(図6におけるZ1のライン)、中ライン(図6におけるZ2のライン)、下ライン(図6におけるZ3のライン)、右上がりラインL4、左上がりラインL5の5つとすればよい。そして、縦スクロールの場合には、例えば、左図柄列L1’→右図柄列L3→中図柄列L2の順に変動表示を停止する。
また、第3図柄表示装置81の画面左下領域には、特図保留数表示部87が表示される。特図保留数表示部87は、第1入球口64への球の入賞(入球)を保留した回数、即ち、特図保留球数Nを表示する部分である。
具体的に、特図保留数表示部87は、4つの丸形状の表示部87a〜87dを横方向に一列に並べたものとして構成され、特図保留球数Nの値に応じて、表示部87a〜87dが、外枠のみで表示されたり、所定の色(例えば、赤色)で塗り潰されて表示される。より詳細には、特図保留球数Nがゼロである場合(即ち、保留された球が存在しない場合)には、表示部87a〜87dは全て外枠のみで表示される。一方で、特図保留球数Nが1より多い場合(即ち、保留された球が存在しない場合)には、塗り潰された表示部87a〜87dの数によって、特図保留球数Nを表す。なお、図6に示す例では、3つの表示部87a〜87cが塗り潰され、表示部87dが外枠のみで表示されており、特図保留球数Nが3であることを示している。
なお、本実施形態においては、第1入球口64への入賞が最大4回まで保留されるように構成するが、最大保留回数(特図保留球数NにおけるNの最大値)は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。その場合には、特図保留数表示部87を構成する表示部の数を最大保留回数の分だけ設ければよい。
また、第3図柄表示装置81の画面右下領域には、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)である場合に「節電モード中」との節電モード表示88が表示される。消費電力モードが節電モードである場合に、節電モード表示88が表示されるので、遊技者に節電中であることを実感させることができる。
なお、この節電モード表示88は、小節電モードと大節電モードとで異なる表示、例えば、小節電モードである場合には「小節電モード中」と表示し、大節電モード中である場合には「大節電モード中」と表示してもよい。あるいは、小節電モードと大節電モードとで異なる色で「節電モード中」と表示してもよい。また、節電モード表示88は、図6に示すような「節電モード中」という文字ではなく、図形の長さや大きさ、図形の数などによって、3種類の消費電力モードを区別可能な態様であれば、いずれの態様を採用してもよい。
次に、図7を参照して、上述したパチンコ機10の電気的構成について説明する。図7は、パチンコ機10の構成を示すブロック図である。主制御装置110は、パチンコ機10全体の動作を制御するものであり、払出制御装置111や、演出制御装置117などのサブ制御装置に対して各種コマンドを送信し、サブ制御装置の動作を制御するものである。なお、主制御装置110からサブ制御装置へ送信される各種コマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。なお、サブ制御装置から主制御装置110へ、サブ制御装置の状態を示すコマンドを送信するように構成しても良い。
この主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、後述する各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2と、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路とが内蔵されている。
ここで、図8を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられている保留球格納エリアや、カウンタ用バッファや、各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2等について説明する。図8は、各カウンタの概要を示す模式図である。
保留球格納エリアや、カウンタ用バッファや、各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2等は、大当たりの判定や第1図柄表示装置37の表示の設定、第2図柄表示部83の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
大当たり抽選や第1図柄表示装置37の表示の設定には、大当たりの抽選に使用する第1当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の選択に使用する第1当たり種別図柄カウンタC2と、停止パターン選択カウンタC3と、第1当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1,CS2,CS3とが用いられる。また、第2図柄表示部83の抽選には、第2当たり乱数カウンタC4が用いられ、第2当たり乱数カウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。これら各カウンタは、更新される毎に、前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。
これらの各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2は、メイン処理(図12参照)の実行間隔である4ms間隔、またはタイマ割込処理(図16参照)の実行間隔である2ms間隔で更新され、その更新値がRAM203のワークエリア(図示せず)に設けられているカウンタ用バッファに適宜記憶される。なお、各種の制御プログラムの実行に際して、各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2の各値が参照される場合には、カウンタ用バッファに記憶されている各カウンタの各値がそれぞれ参照される。
保留球格納エリアは、球が第1入球口64へ入賞(入球)した場合に、その入賞タイミングに合わせて、各カウンタC1〜C3の値を記憶するためのメモリである。この保留球格納エリアには、球の入賞タイミングで取得されたデータ(各カウンタC1〜C3の値)を最大4回分まで記憶できるように、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)を有していると共に、変動開始処理(図15参照)において参照される1つの実行エリアとから構成されている。
保留球格納エリアにおける4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)にはそれぞれ、第1当たり乱数カウンタC1の値を格納するためのエリアと、第1当たり種別カウンタC2の値を格納するためのエリアと、停止パターン選択カウンタC3の値を格納するためのエリアとが設けられている。なお、本実施形態では、1の保留球格納エリア内の各保留エリアの中に、カウンタC1〜C3の値が格納される3つのエリアを設ける構成としたが、保留球格納エリアを複数設けて、これら3つのエリアを複数の保留球格納エリアに分けて記憶する構成としてもよい。例えば、カウンタC1〜C3の値を格納するための3つのエリアのうちの一部(1又は2つのエリア)を、2つ設けられた保留球格納エリアのうちの一方に設け、残りのエリアを他方の保留球格納エリアに設けるように構成してもよい。
上述した通り、保留球格納エリアには、球が第1入球口64へ入賞したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1〜C3の値)を最大4回分まで記憶することができるが、複数回のデータを記憶する場合には、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。即ち、エリア番号の小さい保留エリアほど、時間的に古い入賞に対応するデータが記憶される。よって、保留第1エリアには、時間的に最も古い入賞に対応するデータが記憶されることになる。
保留球格納エリアにおける実行エリアには、第1当たり乱数カウンタC1の値を格納するためのエリアと、第1当たり種別カウンタC2の値を格納するためのエリアと、停止パターン選択カウンタC3の値を格納するためのエリアとが設けられている。後述する変動処理(図13参照)において、保留球格納エリアの保留第1エリアに記憶されているデータ(各カウンタC1〜C3の値)が、実行エリアにシフトされて参照され、その参照データに基づいて大当たりの抽選結果が決定される。そして、その抽選結果に対応する変動表示及び停止表示が、第1図柄表示装置37(LED37b)などで行われる。
次に、各カウンタについて詳しく説明する。第1当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜738の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり738)に達した後0に戻る構成となっている。特に、第1当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該第1当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。また、第1初期値乱数カウンタCINI1は、第1当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成されており(値=0〜738)、タイマ割込処理(図16参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図12参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
第1当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングで、RAM203の保留球格納エリア、より具体的には、保留球格納エリアにおける最もエリア番号の小さい空き保留エリア内の該当エリアに記憶される。本実施形態では、大当たりとなる乱数の値の数は、通常モード又は時間短縮モードにおける通常確率時(大当たり確率が通常の状態)と、高確率モードにおける高確率時(大当たり確率が通常よりも高い状態)との2種類設定されている。通常確率時(大当たり確率が通常の状態)に大当たりとなる乱数の値は2種類で、その値は「373,727」である。一方、高確率時(大当たり確率が通常よりも高い状態)に大当たりとなる乱数の値は13種類で、その値は「59,109,163,211,263,317,367,421,479,523,631,683,733」である。なお、第1当たり乱数カウンタC1の値(乱数値)から、大当たりか否かを判定する乱数値を格納したテーブル(図示せず)は、主制御装置110のROM202内に設けられている。
第1当たり種別カウンタC2は、大当たりの種別を決定するためのカウンタである。本実施形態では、第1当たり種別カウンタC2により決定される大当たりの種別として、大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり(確変大当たり)と、大当たり終了後に時間短縮モードとなる大当たり(通常大当たり)とがあり、球が第1入球口64に入賞したタイミング取得された第1当たり種別カウンタC2の値に応じて、これら2種類の大当たり種別のうちのいずれかが決定される。
本実施形態において、第1当たり種別カウンタC2は、0〜4の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり4)に達した後0に戻る構成となっている。第1当たり種別カウンタC2の値は、例えば定期的に(本実施形態では、後述する図16のタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングで、RAM203の保留球格納エリア、より具体的には、保留球格納エリアにおける最もエリア番号の小さい空き保留エリア内の該当エリアに記憶される。本実施形態では、「大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり(確変大当たり)」となる乱数の値は「1,2,3」であり、「大当たり終了後に時間短縮モードとなる大当たり(通常大当たり)」となる乱数の値は「0,4」である。この第1当たり種別カウンタC2の値(乱数値)から、「大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり」か「大当たり終了後に時間短縮モードとなる大当たり」かを判定する乱数値を格納したテーブル(図示せず)は、主制御装置110のROM202内に設けられている。
なお、本実施形態では、球が第1入球口64へ入賞したタイミングで取得されたデータ(カウンタC1〜C3の値)のうち、第1当たり乱数カウンタC1の値に基づき「大当たり」と判定され、かつ、第1当たり種別カウンタC2の値に基づき「大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり」と判定された場合に、その大当たりが「確変大当たり」となる。一方、第1当たり乱数カウンタC1の値に基づき「大当たり」と判定され、かつ、第1当たり種別カウンタC2の値に基づき「大当たり終了後に時短モードとなる大当たり」と判定された場合に、その大当たりが「通常大当たり」となる。
よって、第1当たり乱数カウンタC1の値と第1当たり種別カウンタC2の値とに基づき、2種類の大当たり(確変大当たり、又は通常大当たり)に対応した表示態様と、外れに対応した1種類の表示態様との合計3種類の表示態様のうち、いずれか1つの表示態様が、第1図柄表示装置37に表示される停止図柄に対応した表示態様として選択される。
なお、本実施形態における「確変大当たり」は、最大ラウンド数が16ラウンドである大当たりの後、次に大当たり(確変大当たり、又は、通常大当たり)となるまでの間は、第1図柄の大当たり確率が高確率の状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)へと移行すると共に、第2図柄の当たり確率もアップする大当たり(16ラウンド確変大当たり)である。
また、本実施形態における「通常大当たり」と、最大ラウンド数が16ラウンドである大当たりの後、第1図柄の大当たり確率が通常状態(大当たり確率が通常の状態)へ移行し、所定の変動回数の間(本実施形態では、100変動回数)だけ、第2図柄の当たり確率のみがアップする大当たり(16ラウンド通常大当たり)である。なお、本実施形態では、「通常大当たり」となった場合には、所定の変動回数の間、第2図柄の当たり確率をアップするように構成するが、これに換えて、次の大当たりの抽選結果が決定されるまで、第2図柄の当たり確率のアップを継続するように構成してもよい。
また、本実施形態では、「確変大当たり」又は「通常大当たり」の最大ラウンド数を16ラウンドとするが、最大ラウンド数は16ラウンドに限らず、種々の値(例えば、7ラウンドや、15ラウンドなど)とすることができる。また、本実施形態では、「確変大当たり」の最大ラウンドも「通常大当たり」の最大ラウンド数も両方とも16ラウンドとするが、最大ラウンド数が「確変大当たり」と「通常大当たり」とで異なるようにしても良い。例えば、「確変大当たり」の最大ラウンド数を16ラウンドとし、「通常大当たり」の最大ラウンド数を7ラウンドとしても良い。
また、本実施形態では、「確変大当たり」となった場合には、次の大当たりの抽選結果が決定されるまで、第2図柄の当たり確率をアップするように構成しているが、その代わりに、所定の変動回数の間(例えば、100変動回数)だけ、第2図柄の当たり確率をアップするように構成しても良い。
停止パターン選択カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり238)に達した後0に戻る構成となっている。本実施形態では、停止パターン選択カウンタC3によって、第3図柄表示装置81で表示される演出のパターンが選択され、リーチが発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」(例えば0〜8の範囲)と、同じくリーチ発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」(例えば9〜38の範囲)と、リーチが発生しない「完全外れ」(例えば39〜238の範囲)との3つの停止パターン(動的表示の表示結果の態様)が選択される。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングで、RAM203の保留球格納エリア、より具体的には、保留球格納エリアにおける最もエリア番号の小さい空き保留エリア内の該当エリアに記憶される。
なお、停止パターン選択カウンタC3の値(乱数値)から、停止パターンを選択するために参照されるテーブル(図示せず)は、主制御装置110のROM202内に設けられており、停止パターンは、このテーブルと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて選択される。なお、かかるテーブルは、1の停止パターンを取り得る停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように、複数のテーブルが設けられている。これは、パチンコ機10の現在の状態が高確率状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)であるかや、通常状態(大当たり確率が通常の状態)であるかや、特図保留球数N等に応じて、各停止パターンの選択比率を変更するためである。
例えば、高確率状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)では、大当たりが発生し易いため必要以上にリーチ演出が選択されないように、「完全外れ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が10〜238と広いテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され易くなる。このテーブルでは、「前後外れリーチ」の乱数値の範囲が0〜5と狭くなると共に、「前後外れ以外リーチ」の乱数値の範囲も6〜9と狭くなり、「前後外れリーチ」や「前後外れ以外リーチ」が選択され難くなる。
また、通常状態(大当たり確率が通常の状態)で、保留球格納エリアに各乱数値が記憶(保留)されていなければ、第1入球口64への球の入球時間を確保するために「完全外れ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が51〜238と狭いテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され難くなる。このテーブルでは、「前後外れリーチ」の乱数値の範囲が0〜8であり、「前後外れ以外リーチ」の乱数値の範囲が9〜50と広くなり、「前後外れ以外リーチ」が選択され易くなっている。よって、通常状態(大当たり確率が通常の状態)では、第1入球口64への球の入球時間を確保できるので、第3図柄表示装置81による変動表示が継続して行われ易くなる。
次に、3つの変動種別カウンタCS1〜CS3のうち、変動種別カウンタCS1,CS2について説明する。一方の変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっており、他方の変動種別カウンタCS2は、例えば0〜240の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり240)に達した後0に戻る構成となっている。以下の説明では、CS1を「第1変動種別カウンタ」、CS2を「第2変動種別カウンタ」とも称することがある。
第1変動種別カウンタCS1は、第3図柄の変動表示(動的表示)のパターン(変動パターン)を選択(選定)するために使用するカウンタである。この第1変動種別カウンタCS1の値は、後述するメイン処理(図12参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。
本実施形態では、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて選択可能な変動パターンとして、通常変動、ノーマルリーチ変動、及びスーパーリーチ変動という3種類の変動パターンが設定されている。第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて選択される各変動パターンは、演出時間(変動時間)が異なるように構成されている。
これらの変動パターンのうち、「通常変動」は、リーチ表示を伴わずにハズレの表示結果を現出する変動パターン(即ち、外れ変動)である。本実施形態では、「通常変動」は、変動時間が11秒の変動パターンとして構成される。
「ノーマルリーチ変動」は、リーチ表示を伴う所謂ノーマルリーチの変動パターンである。本実施形態では、「ノーマルリーチ変動」は、変動時間が20秒の変動パターンとして構成される。
「スーパーリーチ変動」は、リーチが発生してから最終図柄が停止するまでの間に所定の演出が現出するリーチパターンである。本実施形態では、「スーパーリーチ変動」は、変動時間が40秒の変動パターンとして構成される。なお、「スーパーリーチ変動」においてリーチが発生してから最終図柄が停止するまでの間に現出する所定の演出としては、特定のキャラクタを登場させることや、特定の背景表示を行うことや、特定の態様(例えば、図柄が拡大又は縮小されたり、図柄がゆらゆらと揺れたり、など)で図柄が変動されること等が例示される。
第1変動種別カウンタCS1の値(乱数値)から変動パターンを選択する際には、ROM202に記憶されている第1選択テーブル(図示せず)が選定されて参照される。この第1選択テーブルは、第1当たり種別カウンタC2の値により決まる大当たり種別(確変大当たり又は通常大当たり)や、停止パターン選択カウンタC3の値により決まる外れ時の停止図柄(完全外れ、前後外れリーチ、又は前後外れ以外リーチ)毎に設けられており、各第1選択テーブルにおいて、変動パターンに対する第1変動種別カウンタCS1の範囲の割り当てが異なっている。即ち、第1選択テーブル毎に、変動パターンの選択確率が異なる。
一方、第2変動種別カウンタCS2は、リーチパターン(本実施形態では、ノーマルリーチ又はスーパーリーチ)において、最終停止図柄以外の図柄が停止してリーチが発生した後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を決定するためのカウンタである。この第2変動種別カウンタCS2の値は、後述するメイン処理(図12参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。
なお、以下の説明では、第2変動種別カウンタCS2の値に基づいて決定される、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を、単に「変動図柄数」と称することがある。即ち、本実施形態では、第2変動種別カウンタCS2の値により、ノーマルリーチにおける、左図柄列Z1の図柄(左図柄)及び右図柄列Z3の図柄(右図柄)が停止してから、中図柄列Z2の図柄(中図柄)が停止するまでの変動図柄数が決定される。
第2変動種別カウンタCS2の値(乱数値)から、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を決定する際には、ROM202に記憶されている第2選択テーブル(図示せず)が選定されて参照される。この第2選択テーブルは、第1当たり種別カウンタC2の値により決まる大当たり種別(確変大当たり又は通常大当たり)や、停止パターン選択カウンタC3の値により決まる外れ時の停止図柄(完全外れ、前後外れリーチ、又は前後外れ以外リーチ)毎に設けられており、各変動パターン選択テーブルにおいて、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数に対する、第2変動種別カウンタCS2の範囲の割り当てが異なっている。即ち、第2選択テーブルに応じて、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数の選択確率が異なる。
本実施形態のパチンコ機10は、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて変動パターンの種別を選択し、第2変動種別カウンタCS2の値に基づき、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を決定する。即ち、第1変動種別カウンタCS1によって、ノーマルリーチ等のリーチの種別のような大まかな図柄変動態様が決定され、第2変動種別カウンタCS2によって、例えばノーマルリーチA、ノーマルリーチB等のようにさらに細かな図柄変動態様が決定される。つまり、変動種別カウンタCS1,CS2を組み合わせることで、変動表示の多種多様化を容易に実現できる。
次に、変動種別カウンタCS3について説明する。変動種別カウンタCS3の値は、例えば、0〜162の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり162)に達した後に0に戻る構成となっている。以下の説明では、CS3を「第3変動種別カウンタ」と称する。
第3変動種別カウンタCS3は、予告演出の演出パターンを選択するためのカウンタである。即ち、本実施形態の第3図柄表示装置81は、第3図柄の変動以外に、変動している図柄を滑らせたり(所謂「スベリ演出」)、図柄を戻したり(所謂「戻り演出」)、リーチ演出の発生を予告するための予告キャラクタを通過させるなどの予告演出を行うことができるので、その予告演出の演出パターンが変動種別カウンタCS3によって選択される。具体的には、予告演出に必要となる時間を変動時間に加算(例えば、+0.5秒、+1秒、+2秒など)する演出パターンや、それとは反対に変動表示される時間を短縮するために変動時間を減算(例えば、−1秒など)する演出パターンや、変動時間を加減算しない演出パターンが選択される。
即ち、この第3変動種別カウンタCS3の値に基づき、演出時間の加減算値が決定される。第3変動種別カウンタCS3の値に基づき決定された演出時間の加減算値が、変動種別カウンタCS1,CS2の値に基づいて決定される変動時間に加減算されることにより、第1図柄又は第3図柄の変動表示の変動時間(即ち、図柄の変動表示が開始されてから、最終停止図柄が停止するまでの変動時間)が決定される。よって、変動種別カウンタCS1,CS2に加え、さらに変動種別カウンタCS3を組み合わせることにより、変動表示をさらに多種多様化できる。
なお、上述した停止パターン選択カウンタC3の場合と同様に、この変動種別カウンタCS3の場合も、変動種別カウンタCS3の値(乱数値)に対して選択される予告演出の演出パターンの範囲が異なるように、複数のテーブルが設けられている。即ち、パチンコ機10の現在の状態が高確率状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)であるかや、通常状態(大当たり確率が通常の状態)であるかや、特図保留球数N、等に応じて、各演出パターンの選択比率が異なるテーブルが設けられている。かかるテーブル(図示せず)は、上述した変動種別カウンタCS1,CS2と同様に、ROM202内に設けられている。
第2当たり乱数カウンタC4は、例えば0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり250)に達した後0に戻るループカウンタとして構成されている。第2当たり乱数カウンタC4の値は、例えば、本実施形態ではタイマ割込処理(図16参照)毎に、定期的に更新され、球が左右何れかの第2入球口67(スルーゲート)を通過したことが検知された時に取得される。当選することとなる乱数の値は149種類あり、その範囲は「5〜153」となっている。なお、第2当たり乱数カウンタC4の値(乱数値)から、当たりか否かを判定する乱数値を格納したテーブル(図示せず)は、ROM202内に設けられている。
また、第2初期値乱数カウンタCINI2は、第2当たり乱数カウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=0〜250)、タイマ割込処理(図16参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図12参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
再度、図7に戻って説明する。RAM203は、上述したカウンタやフラグなどの他にも、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図12参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図11参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図18参照)が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111と、演出制御装置117と、第1図柄表示装置37と、第2図柄表示装置82と、第2図柄保留ランプ84と、第1入球口スイッチ208aや図示しないスイッチ群又はセンサ群などからなる各種スイッチ208や、特定入賞口65aの開閉板を開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209とが接続されている。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
また、RAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。なお、払出制御装置111で実行されるNMI割込処理は、主制御装置110で実行されるNMI割込処理(図15参照)と同様の処理である。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ(図示せず)により検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
演出制御装置117は、音声出力装置としてのスピーカ装置226における音声の出力設定、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯及び消灯の設定、演出用可動体361の動作パターンの設定、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示や大当たり演出や特図保留球数Nの表示などを制御するものである。
演出制御装置117は、MPU271と、画像コントローラ274と、キャラクタROM275と、ビデオRAM276と、入出力ポート277と、出力ポート278と、バスライン279,280と、第1〜第6LED制御装置291〜296と、可動体駆動装置297とを有している。
演算装置であるMPU271には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン279を介して入出力ポート277が接続されている。入出力ポート277には、主制御装置110と、画像コントローラ274と、第1〜第6LED制御装置291〜296と、可動体駆動装置297と、モード変更ボタン22と、節電ボタン23と、演出ボタン53と、スピーカ装置226とが接続されている。
画像コントローラ274には、キャラクタROM275、及びビデオRAM276が接続されると共に、バスライン280を介して出力ポート278が接続されている。この出力ポート278の出力側には、第3図柄表示装置81が接続されている。なお、パチンコ機10は、大当たりの当選確率や1回の大当たりで払い出される賞球数が異なる別機種であっても、第3図柄表示装置81で表示される図柄構成が全く同じ仕様の機種があるので、演出制御装置117は共通部品化されコスト低減が図られている。
MPU271は、1チップマイコンとしての演算装置である。MPU271には、MPU271により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM272と、ワークメモリ等として使用されるRAM273などの各種回路とが内蔵されている。
ここで、図9を参照して、演出制御装置117のRAM273の構成について説明する。図9は、演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。図9に示すように、RAM273は、節電カウンタ273aと、演出モードカウンタ273bと、大節電モードフラグ273cと、変動中フラグ273dと、客待ち演出中フラグ273eと、モード変更可能フラグ273fと、変動中モード変更フラグ273gとを有している。
節電カウンタ273aは、3種類の消費電力モード(通常消費モード、小節電モード、大節電モード)のうち、節電ボタン23により選択又は指示されたモードを設定するためのカウンタである。この節電カウンタ273aは、遊技者が節電ボタン23を操作する毎に1ずつ加算され、最大値として規定される値(本実施形態では「2」)に達した後、ゼロに戻される。なお、節電カウンタ273aは電源投入時に初期化されてゼロに設定(ゼロクリア)される。
演出モードカウンタ273bは、3種類の演出モード(一般演出モード、予告演出モード、役物演出モード)のうち、モード変更ボタン22により選択又は指示された演出モードを設定するためのカウンタである。この演出モードカウンタ273bは、電源投入時に初期化されてゼロに設定(ゼロクリア)される。
演出モードカウンタ273bは、有効な又は適切なタイミング(本実施形態では、高速変動中又は客待ち演出中)でモード変更ボタン22が操作される毎に1ずつ加算される。本実施形態のパチンコ機10では、演出モードカウンタ273bがゼロに戻される条件が、節電カウンタ273aの値(即ち、設定された消費電力モード)に応じて異なる。具体的に、節電カウンタ273aの値が0又は1である場合(即ち、通常消費モード又は小節電モードである場合)には、演出モードカウンタ273bは、最大値として設定された値(本実施形態では「2」)に達した後、ゼロに戻される。一方で、節電カウンタ273aの値が2である場合(即ち、大節電モードである場合)には、演出モードカウンタ273bは、1に達した後、モード変更ボタン22の操作に伴い強制的にゼロに戻される。即ち、消費電力モードが大節電モードである場合には、演出モードカウンタ273bが2を取り得ず、役物演出モードに設定できないように構成されている。
大節電モードフラグ273cは、設定されている消費電力モードが大節電モードであるか否かを示すフラグである。この大節電モードフラグ273cがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、大節電モードが設定されていることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、大節電モードが設定されていない、即ち、通常消費モード又は小節電モードが設定されていることを示す。大節電モードフラグ273cは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、節電カウンタ273aの値が「2」に設定されるとオンに設定され、節電カウンタ273aの値が「2」以外の値に設定されるとオフに設定される。
変動中フラグ273dは、第3図柄表示装置81にて変動表示が実行中(即ち、変動中)であるか否かを示すフラグである。この変動中フラグ273dがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、変動中であることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、変動停止中であることを示す。変動中フラグ273dは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、変動表示の開始に伴ってオンに設定され、変動表示の終了に伴ってオフに設定される。
客待ち演出中フラグ273eは、第3図柄表示装置81にて客待ち演出中であるか否かを示すフラグである。なお、「客待ち演出」とは、第3図柄表示装置81において変動表示や大当たり遊技中の動画表示がされていない場合に、第3図柄遊技装置81に表示される遊技状態とは無関係の表示演出(例えば、タイトル表示やデモ表示など)である。客待ち演出中フラグ273eがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、客待ち演出中であることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、客待ち演出が行われていない(即ち、変動中又は大当たり中である)ことを示す。客待ち演出中フラグ273eは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、この客待ち演出中フラグ273eは、変動表示の終了後、特図保留球数Nが0である状態が所定時間(例えば、1分)以上継続された場合にオンに設定され、変動表示の開始(即ち、客待ち演出の終了)に伴ってオフに設定される。
モード変更可能フラグ273fは、変動中(変動表示中)においてモード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(本実施形態では、高速変動中)であるか否かを示すフラグである。モード変更可能フラグ273fがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、変動中においてモード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(即ち、高速変動中)であることを示し、オフ(即ち「0」)である場合には、変動中においてモード変更ボタン22による演出モードの変更ができない時期であることを示す。モード変更可能フラグ273fは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、高速変動中である間はオンに設定され、高速変動中以外にはオフに設定される。
変動中モード変更フラグ273gは、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されたことによりその変動表示における演出モードが変更されているか否かを示すフラグである。変動中モード変更フラグ273gがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されたことによりその変動表示における演出モードが変更されていることを示す。変動中モード変更フラグ273gは、電源投入時に初期値としてオフ(即ち「0」)に設定された後、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されるとオンに設定され、その後、その変動表示が終了する際にオフされる。
再度、図7に戻って説明する。RAM273は、MPU271の内部レジスタの内容やMPU271により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。更に、RAM273は、上述したもの以外にも、各種のメモリ、フラグ、カウンタ等などを有している。
画像コントローラ274は、演出制御装置117のMPU271から受信した内部コマンドに基づき、キャラクタROM275、ビデオRAM276、入出力ポート277、出力ポート278のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在すると共に、ビデオRAM276に記憶されるデータを所定のタイミングで読み出し、フレーム単位の変動表示画像を生成して第3図柄表示装置81に表示させるものである。
キャラクタROM275は、第3図柄表示装置81に表示する図柄(第3図柄や装飾図柄)などの演出用のデータが、圧縮された形式で格納されているメモリである。このキャラクタROM275には、例えば、変動表示(変動演出)や大当たり演出などに用いられる演出用の各種データが記憶されている。キャラクタROM275に記憶されている変動表示用のデータ(変動表示データ)は、第3図柄のキャラクタ図柄のデータ、背景画像用のデータ、予告キャラクタ図柄用のデータなどから構成される。このキャラクタROM275に記憶されている変動表示データは、各演出モード(即ち、一般演出モード、予告演出モード、役物演出モード)に対して準備されており、主制御手段から受信した変動パターンコマンドと演出モードカウンタ173aの値とに応じた変動表示データが画像コントローラ274によって読み出される。
キャラクタROM275には、記憶するデータ量を少なくするために、上述したような演出用のデータが圧縮された状態で記憶されている。本実施形態では、演出用のデータは約1024Mバイトで構成されており、その約1024Mバイトのデータが、約768Mバイトに圧縮されてキャラクタROM275に記憶されている。キャラクタROM275に圧縮され記憶されている演出用のデータ(演出データ)は、必要なものだけが読み出されて、解凍された後に、ビデオRAM276の所定の領域に書き込まれる。
ビデオRAM276は、第3図柄表示装置81に表示する演出用のデータを、解凍した状態(直ぐに使用可能な状態)で記憶するためのメモリである。ビデオRAM276は、変動表示データ記憶領域(図示せず)を有している。この図示されない変動表示データ記憶領域は、第3図柄表示装置81において変動表示(変動演出)や大当たり演出を行うためのデータを記憶するためのメモリであり、第3図柄表示装置81において各演出が開始されると、この変動演出データ記憶領域に記憶されているデータがフレーム単位の変動表示画像を生成すべく時間に応じて画像コントローラ274により順次読み出される。
なお、各種データをキャラクタROM275から読み出し、変動演出データ記憶領域に記憶するのは、一般的に処理速度がROMよりRAMの方が高速であるためである。例えば、演出データをキャラクタROM275から読み出しながら第3図柄表示装置(LCD)81に表示する構成にすると、読み出すデータ量が大きい場合には読み出しに時間を有し、スムーズな表示ができなかったり鮮明な表示ができない場合があるからである。また、RAMに記憶する方が、表示データの加工(例えば、装飾図柄の大きさの変更や背景図柄の色の変更)などが容易であるからでもある。
第1〜第6LED制御装置291〜296は、いずれも、発光手段であるLEDをPWD(Pulse Width Modulation)によって点灯制御するものである。第1〜第6LED制御装置291〜296は、それぞれ、LED301〜310、LED321〜323、LED341〜346、報知LED311、始動口LED347、及び、特定入賞口LED347に接続される。第1〜第6LED制御装置291〜296は、それぞれ、LED301〜310と、LED321〜323と、LED341〜346と、報知LED311と、始動口LED347と、特定入賞口LED347とを、遊技状態に応じてMPU271が設定して出力した点灯パターンに基づいて制御する。
なお、本実施形態のパチンコ機10は、LED301〜311,321〜323,341〜348を発光(点灯又は点滅)させたり、演出用可動体361を動作させるために要する消費電力を、3段階の消費電力モードによって変更できるように構成されている。ここで、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合には、これらの発光手段(LED301〜311,321〜323,341〜348)のうち、主に演出効果を高める役割を果たすLED301〜310,321〜323,341〜346について、輝度を通常消費モードにおける輝度に比べて低い輝度に落としたり、消灯することによって、消費電力の節電を図る。
具体的には、消費電力モードが小節電モードに設定された場合には、第1〜第3LED制御装置291〜293から、対応する各LED301〜310,321〜323,341〜346に供給する電流のデューティ比(オン時間とオフ時間との和に対するオン時間の比)を、通常消費モードにおける電流のデューティ比に比べて小さくすることにより、これらのLED301〜310,321〜323,341〜346の輝度を落とす(低下させる)。なお、以下では、通常モードにおける輝度を「通常輝度」と称し、小節電モードにおける輝度を「中輝度」と称する。また、消費電力モードが小節電モードに設定された場合には、第1〜第3LED制御装置291〜293から、対応する各LED301〜310,321〜323,341〜346に供給する電流のデューティ比をゼロ(即ち、オンしない、又は、オフのまま)にすることにより、これらのLED301〜310,321〜323,341〜346を消灯する。
可動体駆動装置297は、演出用可動体361の電気部品(ソレノイド、モータなど)に接続され、電気部品を遊技状態に応じてMPU271が設定して出力した動作パターンに基づいてPWDにより駆動制御して演出用可動体361を動作させるものである。
本実施形態のパチンコ機10は、演出用可動体361を動作させるための電気部品(ソレノイド、モータなど)についても、要する消費電力を、設定された消費電力モードに応じて変更させるように構成されている。
具体的に、モータにより動作する演出用可動体361については、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、そのモータに供給する電流のデューティ比を通常消費モードにおけるデューティ比に比べて小さく又はゼロにすることによって、演出用可動体361の動作量を、通常消費モードに比べて小さくしたり、ゼロにすることができ(即ち、動作を停止させ)、それにより消費電力の節電を図ることができる。
一方で、ソレノイドにより動作する演出用可動体361については、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、演出制御装置117のMPU271が、ソレノイドを励磁する回数を、通常消費モードにおける励磁回数に比べて少ない動作パターンを設定することにより、演出用可動体361の動作量を、通常消費モードに比べて小さくしたり、ゼロにすることができ(即ち、動作を停止させ)、それにより消費電力の節電を図ることができる。
なお、本実施形態では、スピーカ装置226から出力される音声の制御や、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯および消灯の制御や、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示などの制御を一括して演出制御装置117で行うよう構成しているが、各種制御を複数の制御装置で分担して行うように構成しても良い。例えば、音声出力の制御と、LEDや各種ランプの点灯および消灯の制御とを専用の制御装置(音声ランプ制御装置)で行い、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示の制御を専用の制御装置(表示制御装置)で行うように構成しても良い。
また、本実施形態では、第1〜第6LED制御装置291〜296を、演出制御装置117内に設ける構成としたが、演出制御装置117とは別に設ける構成としてもよい。かかる場合には、演出制御装置117において、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯パターンや消費電力モードに応じた輝度の設定を行い、第1〜第6LED制御装置291〜296ではその設定に基づいてLED301〜311,321〜323,341〜348の点灯及び消灯を制御するように構成してもよい。同様に、可動体駆動装置297を、演出制御装置117内に設ける構成とし、演出制御装置117において、演出用可動体361の動作パターンや消費電力モードに応じた動作量の設定を行い、可動体駆動装置297ではその設定に基づいて演出用可動体361を制御するようにしてもよい。
また、第1〜第6LED制御装置291〜296を1つのLED制御装置とし、この1つのLED制御装置によって、演出制御装置117から出力された点灯パターン及び輝度に基づき、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯及び消灯を制御するように構成してもよい。
また、第1〜第6LED制御装置291〜296や可動体駆動装置297の機能をMPU271に持たせる構成としてもよい。かかる場合には、図7に示すブロック図における第1〜第6LED制御装置291〜296及び可動体駆動装置297が省略され、LED301〜311,321〜323,341〜348、及び、演出用可動体361がそれぞれ入出力ポート277に接続される。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)とを有するRAM消去スイッチ回路253とを備えている。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114,291〜297や、スピーカ装置226等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114,291〜297や、スピーカ装置226等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図18参照)を正常に実行し、電源断の発生情報をRAM203及びRAM213に記憶して完了することができる。
RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110及び払出制御装置111は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、それぞれのバックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。
上述した通り、本実施形態のパチンコ機10は、遊技者が操作可能な節電ボタン23を有しており、遊技者が節電ボタン23を操作することによって、消費電力モード(つまり、パチンコ機10の消費電力)を変更することができるように構成されている。ここで、図10を参照して、パチンコ機10に設けられている主な電気部品の動作が、消費電力モードに応じてどのように変更されるかについて説明する。
図10は、パチンコ機10に設けられている主な電気部品について、消費電力モードに応じた動作の一覧を示す図である。図10には、主な電気部品として、前面枠14に設けられる内周LED301〜304、外周LED305〜310、及び報知LED311と、下皿ユニット15に設けられる下皿LED321,322及び演出ボタンLED323と、遊技盤13に設けられる、LEDである第1図柄表示装置37、LEDである第2図柄表示装置83、LCDである第3図柄表示装置81、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、告知LED346、始動口LED347、特定入賞口LED348、及び演出用可動体361とが挙げられている。
図10に示すように、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には、列挙されている全ての電気部品が、通常輝度により発光され、通常動作で動作される。即ち、通常消費モードでは、通常通りの輝度及び動作量で電気部品が動作する。
これに対し、消費電力モードが小節電モードに設定されている場合には、列挙されている電気部品のうち、内周LED301〜304、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、告知LED346、及び始動口LED347について、輝度が通常輝度から中輝度に落とされる。一方で、その他のLED又はLCDは、通常輝度のままとされる。また、演出用可動体361の動作量は、通常動作から弱動作に落とされる。よって、小節電モードでは、一部の電気部品の輝度や動作量が、中輝度及び弱動作に落とされるので、通常消費モードに比べて消費電力の節電を図ることができる。
さらに、消費電力が大節電モードに設定されている場合には、上述した小節電モードにおいて輝度が中輝度とされた各LED301〜310,321〜323,341〜346は、消灯される。その他のLED又はLCDは、小節電モードの場合と同様に通常輝度のままとされる。また、演出用可動体361は停止される。よって、大節電モードでは、一部の電気部品が消灯又は動作停止されるので、小節電モードよりさらに大きく節電を図ることができる。
上述の通り、消費電力モードが節電モード(小電力モード、大節電モード)である場合であっても、LCDである第3図柄表示装置81は通常輝度のままとされる。第3図柄表示装置81は、遊技の興趣を高めるために実行される各種演出(例えば、予告演出や、リーチ演出など)を最も効果的に遊技者に認識させることができる装置であるので、かかる第3図柄表示装置81の輝度を通常輝度のままにすることにより、一部のLEDの輝度を落とした(又は消灯した)としても、パチンコ機10にて実行される演出の面白味を維持させることができる。
また、特定入賞口LED348の輝度も、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされる。特定入賞口LED348は、大当たり遊技において遊技者に利益を与える最も重要となる部材となる可変入賞装置65の部分に配設されているので、かかる特定入賞口LED348の輝度を通常輝度のままにすることにより、特定入賞口65aが開放されることにより遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり遊技中であることを、遊技者に確実に認識させることができ、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさを低減させることを防ぐことができる。
また、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81は、第1入球口64への球の入賞を契機として行われる大当たり抽選の結果を表示するものであり、第2図柄表示装置83は、第2入球口67への球の入賞を契機として行われる当たり抽選の結果を表示するものである。即ち、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、及び第3図柄表示装置81は、いずれも、遊技者の利益に関わる抽選結果を遊技者が視認できるように表示する装置である。本実施形態のパチンコ機10によれば、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、及び第3図柄表示装置81の輝度は、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされるので、遊技者が自身の利益に関わる結果を確実に視認することができ、遊技者が抽選に関する不信感や不満などを抱くことを防止することができる。
さらに、本実施形態のパチンコ機10によれば、報知LED311もまた、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされる。よって、パチンコ機10に生じた各種エラーを、遊技者やホールの従業員に確実に報せることができ、エラーを迅速に解消して遊技者が早く遊技に復帰させることができたり、不正行為を早期に発見したりすることが可能となる。
このように、本実施形態のパチンコ機10によれば、遊技者が操作可能な節電ボタン23により消費電力モードを変更することができるだけでなく、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、特定の電気部品については、通常通りに動作又は発光させるように構成されているので、演出の面白味は維持されるなど、好適な遊技を遊技者に提供することができる。また、消費電力モードを遊技者が節電ボタン23の操作によって変更できるので、環境保護に対する意識(エコ意識)の高い遊技者に、電力消費に対する罪悪感を覚えさせることなく、遊技に集中させることができる。即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、節電を行いつつ、好適な遊技を提供することができる。
特に、小節電モードは、発光手段のうちの一部(即ち、LED301〜310,321〜323,341〜346)の一部の輝度を、通常消費モードの場合に比べて低い輝度(即ち、中輝度)に落としたり、演出用可動体631の動作量を減らすことによって、節電を図るように構成されているので、発光する発光手段の数、及び動作する演出用可動体の数は、通常消費モードと殆ど変わらない演出の面白味を遊技者に提供することができる。
次に、図11から図18のフローチャートを参照して、上記構成を有するパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ms周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されNMI割込処理とに大別される。
まず、図11を参照して、主制御装置110に電源が投入された場合の立ち上げ処理について説明する。図11は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S101)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定すると共に、サブ側の制御装置(演出制御装置117、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウェイト処理(本実施形態では1秒)を実行する(S102)。次いで、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、電源装置115に設けたRAM消去スイッチ122(図3参照)がオンされているか否かを判別し(S104)、オンされていれば(S104:Yes)、処理をS111へ移行する。一方、RAM消去スイッチ122がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S105)、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合も、処理をS111へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS111へ移行する。なお、図12のS213の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
S111の処理では、サブ側の制御装置(周辺制御装置)となる払出制御装置111を初期化するために払出初期化コマンドを送信する(S111)。払出制御装置111は、この払出初期化コマンドを受信すると、RAM213のスタックエリア以外のエリア(作業領域)をクリアし、初期値を設定して、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。主制御装置110は、払出初期化コマンドの送信後は、RAM203の初期化処理(S112、S113)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチ122を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ122が押されていれば、RAMの初期化処理(S112、S113)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合も同様に、RAM203の初期化処理(S112、S113)を実行する。RAMの初期化処理(S112、S113)では、RAM203の使用領域を0クリアし(S112)、その後、RAM203の初期値を設定する(S113)。RAM203の初期化処理(S112,S113)の実行後は、S110の処理へ移行する。
一方、RAM消去スイッチ122がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次に、サブ側の制御装置(周辺制御装置)を駆動電源遮断時の遊技状態に復帰させるための復電時の払出復帰コマンドを送信し(S109)、S110の処理へ移行する。払出制御装置111は、この払出復帰コマンドを受信すると、RAM213に記憶されたデータを保持したまま、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。S110の処理では、割込みを許可して、後述するメイン処理に移行する。
次に、図12を参照して、上述した立ち上げ処理後に実行されるメイン処理について説明する。図12は、主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では遊技の主要な処理が実行される。その概要として、4ms周期の定期処理としてS201〜S206の各処理が実行され、その残余時間でS209,S210のカウンタ更新処理が実行される構成となっている。
メイン処理においては、まず、前回の処理で更新されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置(周辺制御装置)へ送信(出力)する(S201)。この外部出力処理(S201)により、例えば、S501のスイッチ読み込み処理(図16参照)によって検出された入賞検知情報の有無を判別し、入賞検知情報があれば払出制御装置111に対して獲得球数に対応する賞球コマンドを送信する。また、この外部出力処理(S201)により、第3図柄表示装置81による第3図柄の変動表示に必要な変動パターンコマンド、種別コマンド、停止コマンド、演出時間加減算コマンド等を演出制御装置117に送信したり、球の発射を行う場合には、発射制御装置112へ球発射信号を送信する。また、主制御装置110において何らかのエラーが生じ、そのエラーに対するエラーコマンドが設定された場合には、外部出力処理(S201)において、そのエラーコマンドを演出制御装置117へ送信する。
S201の処理後、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の各値を更新する(S202)。具体的には、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3を1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態では198,240,162)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新が終わると、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S203)、第1図柄表示装置37による表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する変動処理を実行する(S204)。なお、変動処理の詳細は図13を参照して後述する。
変動処理の終了後は、大当たり状態である場合において可変入賞装置65の特定入賞口(大開放口)65aを開放又は閉鎖するための大当たり処理を実行する(S205)。具体的には、大当たり状態のラウンド毎に特定入賞口65aの開放し、その後、予め規定されている時間(本実施形態では30秒)が経過するか、特定入賞口65aに所定数(本実施形態では10個)の球が入球した場合に、特定入賞口65aを閉鎖する処理を、所定ラウンド数(本実施形態では16ラウンド)繰り返し実行する処理である。
次に、第2図柄表示装置82による第2図柄(例えば「○」又は「×」の図柄)の表示制御処理を実行する(S206)。簡単に説明すると、球が第2入球口(スルーゲート)67を通過したことを条件に、その通過したタイミングで第2当たり乱数カウンタC4の値が取得されると共に、第2図柄表示装置82の表示部83にて第2図柄の変動表示が実施される。そして、第2当たり乱数カウンタC4の値により第2図柄の抽選が実施され、第2図柄の当たり状態になると、第1入球口64に付随する電動役物が所定時間開放される。
その後は、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S207)、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S207:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、次のメイン処理の実行タイミングに至ったか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4ms)が経過したか否かを判別し(S208)、既に所定時間が経過していれば(S208:Yes)、処理をS201へ移行し、前述したS201以降の各処理を繰り返し実行する。
一方、前回のメイン処理の開始から未だ所定時間が経過していなければ(S208:No)、所定時間に至るまで間、即ち、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間内において、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1,CS2、CS3の更新を繰り返し実行する(S209,S210)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S209)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では738、250)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
次に、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新を実行する(S210)。具体的には、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3を1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態では198,240,162)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
ここで、S201〜S206の各処理の実行時間は遊技の状態に応じて変化するため、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく変動する。故に、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を繰り返し実行することにより、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、第1当たり乱数カウンタC1の初期値、第2当たり乱数カウンタC4の初期値)をランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1,CS2,CS3についてもランダムに更新することができる。
また、S207の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S207:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、NMI割込処理(図15参照)が実行されたということなので、S211以降の電源遮断時の処理が実行される。まず、各割込処理の発生を禁止し(S211)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や演出制御装置117等の周辺制御装置)に対して送信する(S212)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S213)、RAM203のアクセスを禁止して(S214)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S207の処理は、S201〜S206で行われる遊技の状態変化に対応した一連の処理の終了時、又は、残余時間内に行われるS209とS210の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。よって、主制御装置110のメイン処理において、各設定が終わったタイミングで電源断の発生情報を確認しているので、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS201の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS201の処理から開始することができる。よって、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S201の処理から開始することができる。従って、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図13を参照して、変動処理(S204)について説明する。図13は、メイン処理(図12参照)の中で実行される変動処理(S204)を示すフローチャートである。変動処理では、まず、今現在大当たり中であるか否かを判別する(S301)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び第1図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と大当たり遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。判別の結果、大当たり中であれば(S301:Yes)、そのまま本処理を終了する。
大当たり中でなければ(S301:No)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であるか否かを判別し(S302)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中でなければ(S302:No)、RAM203内に設けられている特図保留球カウンタ(図示せず)の値、即ち、特図保留球数Nを取得する(S303)。S303の処理後、特図保留球数Nが0よりも大きいか否かを判別する(S304)。
このとき、特図保留球数N>0であれば(S304:Yes)、RAM203に設けられている保留球格納エリア(図示せず)の保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる保留球格納エリア順送り処理を実行する(S305)。なお、保留球格納エリア順送り処理(S305)で実行される詳細な処理については、図14を参照して後述する。
保留球格納エリア順送り処理(S305)の実行後、第1図柄表示装置37にて第1図柄の変動表示を開始させる変動開始処理を実行し(S306)、変動処理(S204)を終了する。なお、変動開始処理(S306)で実行される詳細な処理については、図15を参照して後述する。
一方、S302の処理により確認した結果、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であると判別されると(S302:Yes)、RAM203に設けられた特図制御タイマ(図示せず)を参照して変動時間が経過したか否かを判別する(S307)。なお、特図制御タイマ(図示せず)は、変動開始から変動終了までの時間を管理するタイマである。なお、第1図柄表示装置37の変動中の表示時間は、変動種別カウンタCS1,CS2により選択された変動パターンと変動種別カウンタCS3により選択された演出時間の加減算値とに応じて決められており、この変動時間が経過していなければ(S307:No)、第1図柄表示装置37の表示を更新する(S308)。
本実施形態では、第1図柄表示装置37のLED37bの内、変動が開始されてから変動時間が経過するまでは、例えば、現在点灯しているLEDが赤であれば、その赤のLEDを消灯すると共に緑のLEDを点灯させ、緑のLEDが点灯していれば、その緑のLEDを消灯すると共に青のLEDを点灯させ、青のLEDが点灯していれば、その青のLEDを消灯すると共に赤のLEDを点灯させる表示態様が設定される。
ここで、第1図柄表示装置37の停止表示にて表示される停止図柄は、第1当たり乱数カウンタC1の値に応じて大当たりか否かの停止図柄が決定される。さらに、大当たりの停止図柄については、第1当たり種別カウンタC2の値に応じて、大当たり後に高確率モードとなる場合(即ち、確変大当たり)の停止図柄と、大当たり後に時間短縮モードとなる場合(即ち、通常大当たり)の停止図柄とに区別される。例えば、確変大当たりであれば、停止図柄として赤色をLED37bに点灯させ、通常大当たりであれば、停止図柄として緑色をLED37bに点灯させる。一方で、抽選結果(第1当たり乱数カウンタC1の値)が外れである場合には、停止図柄として青色をLED37bに点灯させる。なお、各LEDの表示は、次の変動表示が開始される場合に点灯が解除されるが、変動の停止後数秒間のみ点灯させるものとしても良い。
なお、変動処理は4ms毎に実行されるが、その変動処理の実行毎にLEDの点灯色を変更すると、LEDの点灯色の変化を遊技者が確認することができない。そこで、遊技者がLEDの点灯色の変化を確認することができるように、変動処理が実行される毎にカウンタ(図示せず)を1カウントし、そのカウンタが100に達した場合に、LEDの点灯色の変更を行う。即ち、0.4s毎にLEDの点灯色の変更を行っている。なお、カウンタの値は、LEDの点灯色が変更されたら、0にリセットされる。
一方、第1図柄表示装置37の変動時間が経過していれば(S307:Yes)、第1図柄表示装置37において実行中の変動表示を終了(停止)するために、停止表示の設定を行い(S309)、第3図柄表示装置81の変動停止を第1図柄表示装置37におけるLEDの点灯と同調させるために停止コマンドを設定した後(S310)、変動処理(S204)を終了し、メイン処理(図12参照)へ戻る。演出制御装置117は、S310において設定された停止コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81において実行中の1の変動表示を終了させる。
また、S304の処理による判別の結果、特図保留球数Nが0であれば(S304:No)、RAM203に設けられている客待ち演出待機フラグ(図示せず)がオンであるかを判別する(S311)。このとき、客待ち演出待機フラグがオフであれば(S311:No)、客待ち演出待機フラグをオンにし(S312)、客待ち演出待機時間の計時を図示されないカウンタを用いて開始し(S313)、変動処理(S204)を終了し、メイン処理(図9参照)へ戻る。なお、S313の処理により図示されないカウンタによる計時が開始されると、このカウンタは、タイマ割込処理(図示せず)が定期的に実行される毎に更新される。なお、このカウンタを、後述するタイマ割込処理(図16参照)の中で更新する構成としてもよい。
また、S311の処理による判別の結果、S313において計時を開始してから所定時間(例えば、1分)経過したか否かを判別し(S314)、所定時間が経過していなければ(S314:No)、客待ち演出の実行を待機する期間中であるので、変動処理(S204)を終了して、メイン処理(図12参照)へ戻る。
一方、S314の処理による判別の結果、所定時間が経過している場合には(S314:Yes)、客待ち演出の開始タイミングであるので、客待ち演出コマンドを設定し(S315)、客待ち演出待機フラグをオフにした後(S316)、変動処理(S204)を終了し、メイン処理(図12参照)へ戻る。S315の処理により設定された客待ち演出コマンドは、メイン処理(図12参照)において次回に実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。演出制御装置117は、客待ち演出コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81において客待ち演出を表示させる。
次に、図14を参照して、上述した保留球格納エリア順送り処理(S305)について説明する。図14は、変動処理(図13参照)の中で実行される保留球格納エリア順送り処理(S305)を示すフローチャートである。
この保留球格納エリア順送り処理(S305)では、まず、保留球格納エリアの保留第1エリアに記憶されている各データ(第1当たり乱数カウンタの値、第1当たり種別カウンタの値、及び停止パターン選択カウンタの値)を、実行エリアへシフトする(S351)。
次に、保留第2エリア〜保留第4エリアに記憶されている各データをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリアへシフトする(S352)。なお、本実施形態では、第2〜第4保留エリアのうち、データが記憶(保留)されている保留エリアについてのみデータのシフトを行う。よって、データが記憶(保留)されていない保留エリアについては、データのシフト処理が行われないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
また、データの有無に関わらず、第2〜第4保留エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2〜第4保留エリアにデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムのステップ数を軽減することができる。よって、プログラムの容量を小さくすることができるので、ROM202の空き容量を増やすことができる。
次に、特図保留球カウンタの値(特図保留球数N)を1減算し(S353)、減算した後の特図保留球カウンタの値を示す保留数コマンドを設定する(S354)。S354の処理により設定された保留数コマンドは、メイン処理(図12参照)において次回に実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。出力された保留数コマンドが、演出制御装置117により受信されると、特図保留数表示部87を構成する表示部87a〜87dのうち、保留数コマンドが示す特図保留球数Nと同一数の表示部が塗り潰し表示される(図6参照)。
次に、特図保留球カウンタの値(特図保留球数N)に応じて、新たな保留回数を、第1図柄表示装置37の特図保留ランプ37cを構成するLEDの点灯個数により表示し(S355)、保留球格納エリア順送り処理(S305)を終了し、変動処理(図13参照)へ戻る。
次に、図15を参照して、上述した変動開始処理(S306)について説明する。図15は、変動処理(図13参照)の中で実行される変動開始処理(S306)を示すフローチャートである。
変動開始処理(S306)では、まず、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり乱数カウンタC1の値に基づいて大当たりか否かを判別する(S401)。大当たりか否かは第1当たり乱数カウンタC1の値とその時々のモードとの関係に基づいて判別される。
なお、本実施形態では、通常確率時(通常モード時又は時間短縮モード時)には、第1当たり乱数カウンタC1の値が「310」又は「608」であれば、S401の処理により大当たりと判別される。一方、高確率時(高確率モード時)には、第1当たり乱数カウンタC1の値が「28,63,90,127,154,188,210,250,278,305,343,375,400,426,471,509,535,568,598,618」のうちのいずれかであれば、S401の処理により大当たりと判別される。
S401の処理により大当たりであると判別された場合には(S401:Yes)、第1図柄表示装置37に表示する大当たり時の表示態様(LED37bの点灯状態)を設定する(S402)。具体的に、S402では、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値に基づき大当たり種別(即ち、大当たり時の停止図柄)を決定した後、決定された大当たり種別に応じた表示態様が第1図柄表示装置37に表示されるように設定を行う。なお、本実施形態では、第1当たり種別カウンタC2の値が「1,2,3」である場合の大当たり種別は「確変大当たり」であり、第1当たり種別カウンタC2の値が「0,4」である場合の、大当たり種別は「通常大当たり」である。
S402の処理後、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別及び変動種別カウンタCS1,CS2の値に基づき、大当たり時の変動パターンを決定する(S403)。
即ち、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて、ノーマルリーチ変動(20秒間)、スーパーリーチ変動(40秒間)の中から、大まかな図柄変動の変動時間を決定すると共に、第2変動種別カウンタCS2の値に基づいてリーチ発生後に最終停止図柄(本実施の形態では中図柄列Z2の図柄(中図柄))が停止するまでの変動時間(言い換えれば、変動図柄数)を決定する。このS403の処理による変動パターンの決定によって、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止するまでの第3図柄の変動時間が決定される。
なお、上述の変動時間は、第2変動種別カウンタCS2の値を使わずに第1変動種別カウンタCS1の値だけを用いて設定することも可能であり、第1変動種別カウンタCS1の値だけで設定するか、又は、2つの変動種別カウンタCS1,CS2の両値で設定するかは、その都度の第1変動種別カウンタCS1の値や遊技条件などに応じて適宜決めるように構成しても良い。
一方で、S401の処理で大当たりではないと判別された場合には(S401:No)、第1図柄表示装置37に表示する外れ時の表示態様(LED37bの点灯状態)を設定する(S408)。具体的に、S408では、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に基づき、外れ時の停止図柄(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ、又は完全外れ)を決定した後、決定された停止図柄に応じた表示態様が第1図柄表示装置37に表示されるように設定を行う。
S408の処理後、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値が示す外れ時の停止図柄と、変動種別カウンタCS1,CS2の値とに基づき、外れ時の変動パターンを決定する(S409)。
即ち、上記したS403の処理と同様に、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて、外れ変動(11秒間)、ノーマルリーチ変動(20秒間)、スーパーリーチ変動(40秒間)の中から、大まかな図柄変動の変動時間を決定すると共に、第2変動種別カウンタCS2の値に基づいてリーチ発生後に最終停止図柄(本実施の形態では中図柄列Z2(中図柄))が停止するまでの変動時間を決定する。このS409の処理による変動パターンの決定によって、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において外れ図柄で停止するまでの第3図柄の変動時間が決定される。
なお、S408の処理において、外れ時の表示態様として「前後外れリーチ」又は「前後外れ以外リーチ」が設定された場合には、S409の処理によって必ずリーチ変動(ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動)が決定されるように、テーブルが予め設定されている。
S403又はS409の処理後、これらの処理により決定された変動時間に加減算される演出時間(演出時間の加減算値)を決定する(S404)。このとき、RAM203内のワークエリア(図示せず)に設けられているカウンタ用バッファに記憶されている第3種別カウンタCS3の値に基づいて加減算される演出時間が決定される。
S404の処理後、S403又はS409の処理により決定された変動パターン(変動時間)に応じた変動パターンコマンドを設定し(S405)、次いで、S402又はS408の処理で設定された表示態様(即ち、停止図柄)に応じた種別コマンドを設定する。(S408)。その後、S404の処理で決定された演出時間の加減算値に応じた演出時間加減算コマンドを設定し(S407)、この変動開始処理(S306)を終了し、変動処理(図13参照)へ戻る。
上述した通り、保留球格納エリア順送り処理(図14参照)の中で、「保留数コマンド」が設定された後、変動開始処理(図15参照)の中で、「変動パターンコマンド」、「種別コマンド」、「演算時間加減算コマンド」の順で、コマンドが設定される。メイン処理(図12参照)における外部出力処理(S201)では、コマンドが設定された順番に各コマンドが出力されるので、第3図柄表示装置81において第3図柄の変動表示を開始する際には、「保留数コマンド」、「変動パターンコマンド」、「種別コマンド」、「演算時間加減算コマンド」の順でコマンドが演出制御装置117に出力される。
図16は、タイマ割込処理を示すフローチャートである。タイマ割込処理は、主制御装置110のMPU201により例えば2ms毎に実行される。タイマ割込処理では、まず各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S501)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチの状態を読み込むと共に、当該スイッチの状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S502)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では738)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では250)に達した際、0にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
更に、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4の更新を実行する(S503)。具体的には、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態では、それぞれ、619,15,238,250)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、各カウンタC1〜C4の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
その後は、第1入球口64への入賞に伴う始動入賞処理を実行し(S504)、発射制御処理を実行して(S505)、タイマ割込処理を終了する。なお、始動入賞処理については、図17を参照して後述する。また、発射制御処理は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ(図示せず)により検出し、発射を停止させるための打ち止めスイッチ(図示せず)が操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。主制御装置110は、球の発射がオンである場合に、発射制御装置112に対して球の発射指示をする。
ここで、図17のフローチャートを参照して、上述した始動入賞処理(S504)を説明する。図17は、タイマ割込処理(図16参照)の中で実行される始動入賞処理(S504)を示すフローチャートである。
この始動入賞処理が実行されると、まず、球が第1入球口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S601)。球が第1入球口64に入賞したと判別されると(S601:Yes)、始動入賞コマンドを設定する(S602)。S602の処理により設定された始動入賞コマンドは、メイン処理(図12参照)の中で実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。
S602の処理後、第1図柄表示装置37の特図保留球数Nが上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判別する(S603)。このとき、第1入球口64への入賞があり、且つ特図保留球数N<4であれば(S603:Yes)、前記ステップS503で更新した第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2及び停止パターン選択カウンタC3の各値を、RAM203の保留球格納エリアの空き保留エリアのうち最初のエリアに格納する(S604)。
次に、特図保留球カウンタ(図示せず)の値、即ち、特図保留球数Nに1加算し(S605)、加算した後の特図保留球数カウンタの値を示す保留数コマンドを設定する(S606)。S606の処理により設定された保留数コマンドは、メイン処理(図12参照)の中で実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。出力された保留数コマンドが、演出制御装置117により受信されると、特図保留数表示部87を構成する表示部87a〜87dのうち、保留数コマンドが示す特図保留球数Nと同一数の表示部が塗り潰し表示される(図6参照)。
次に、特図保留球カウンタの値(特図保留球数N)に応じて、新たな保留回数を、第1図柄表示装置37の特図保留ランプ37cを構成するLEDの点灯個数により表示し(S607)、始動入賞処理(S504)を終了してタイマ割込処理(図16参照)へ戻る。
一方、第1入球口64への入賞がないか(S601:No)、或いは、第1入球口64への入賞があっても特図保留球数N<4でなければ(S603:No)、S604〜S606の各処理をスキップし、始動入賞処理(S504)を終了してタイマ割込処理(図16参照)へ戻る。
図18は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に実行される処理であり、このNMI割込処理の実行により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。すると、MPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S701)、NMI割込処理を終了する。
次に、図19から図30を参照して、演出制御装置117内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU271の処理としては、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、主制御装置110から送信された各種コマンドを受信する毎に実行されるコマンド受信割込処理とに大別される。
図19は、演出制御装置117内のMPU271により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は、演出制御装置117の各種初期設定を行うための処理であり、パチンコ機10に電源が投入された場合や、MPU271がリセットされた場合に実行される処理である。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定を行う(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源投入報知処理を実行する(S1002)。この電源投入報知処理(S1002)は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば30秒)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知はスピーカ装置226や、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(例えば、第1内周LED301)や、第3図柄表示装置81の画面などにより行われる。
電源投入報知処理(S1002)の実行後は、第3図柄表示装置81に初期画面を表示するために、まず、初期画面に応じた演出データ(又は、画像データ)を、キャラクタROM275から読み出し、ビデオRAM276の所定領域に記憶する(S1003)。そして、その演出データを使用して、初期画面を第3図柄表示装置(LCD)81に表示する(S1004)。
次に、今回の立ち上げ処理が、後述する電源断処理(図20のS1111参照)の実行途中で、MPU271がリセットされたために実行されたものであるのかを、RAM273内に設けられている電源断処理中フラグ(図示せず)がオンされているか否かによって判定する(S1005)。
上述した通り、瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)が発生すると、主制御装置110は、演出制御装置117などに対して電源断コマンドを送信する。詳細については図20を参照しつつ後述するが、演出制御装置117は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、電源断コマンドを受信したことを示す電源断の発生情報をRAM273に記憶し、電源断処理(図20のS1111参照)を実行する。電源断処理中フラグは、この電源断処理の前にオンされ、電源断処理の終了後にオフされる。
つまり、電源断処理の実行途中で、MPU271がリセットされたか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。なお、電源断処理の実行途中に、または、実行完了した後に電源が完全に遮断された場合には、RAM273のデータが喪失するので、かかる場合には、電源断処理中フラグはオフとなる。
より具体的には、電源断処理中フラグがオフである場合は、次の3つの状態のいずれかとなった後に、今回の立ち上げ処理が実行された場合である。第1の状態としては、電源が完全に遮断された状態である。電源が完全に遮断されると、RAM273のデータが喪失するので、電源断処理中フラグはオフとなる。
第2の状態としては、瞬間的な停電が発生したため電源断処理(図20のS1111参照)が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理が完了した後に、MPU271がリセットされた状態である。この場合、電源が遮断されなかったため、RAM273のデータは喪失せずに保持される。また、電源断処理が完了するので、電源断処理中フラグはオフとなる。
第3の状態としては、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされた状態である。つまり、電源断処理が実行されることなく(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)、MPU271がリセットされると、電源断処理中フラグがオフのまま、RAM273のデータが保持される。
上述した3つの状態のいずれかとなった後に、今回の立ち上げ処理が実行された場合、即ち、電源断フラグがオフの場合は(S1005:No)、RAM273のデータが破壊されているか否かを確認する(S1006)。なお、ここでデータが破壊されているか否かを確認しているのは、ノイズなどによってMPU271のみがリセットされて、立ち上げ処理が開始された場合に、RAM273のデータが正常に保持されていれば、そのデータを使用して演出制御装置117の制御を継続できるからである。
RAM273のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM273の特定の領域には、後述するS1009の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM273のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM273のデータ破壊を確認することができる。RAM273のデータ破壊が確認されれば(S1006:Yes)、S1007へ移行して、RAM273の初期化を開始する。一方、RAM273のデータ破壊が確認されなければ(S1006:No)、S1010の処理へ移行する。
より具体的には、電源が完全に遮断された後に、今回の立ち上げ処理が開始された場合には、RAM273の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM273の記憶は喪失するから)、RAM273のデータ破壊と判断され(S1006:Yes)、S1007の処理へ移行する。一方、瞬間的な停電が発生したため電源断処理(図20のS1111参照)が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理の実行が完了した後にMPU271がリセットされて、今回の立ち上げ処理が開始されたか、或いは、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされた後に、今回の立ち上げ処理が開始された場合には、RAM273の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM273のデータは正常と判断されて(S1006:No)、S1010の処理へ移行する。
S1005の処理において、電源断処理中フラグがオンである場合は(S1005:Yes)、瞬間的な停電が発生したため電源断処理(図20のS1111参照)が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理の実行途中でMPU271がリセットされた場合である。この場合は、現在のRAM273の記憶状態が必ずしも正しいとは言えない。よって、かかる場合には制御を継続することが困難であるので、処理をS1007へ移行して、RAM273の初期化を開始する。
S1007の処理では、RAM273の全範囲の記憶領域をチェックし(S1007)、そのチェック結果に基づいてRAM273が正常であるか否かを判別する(S1008)。なお、S1007で行うチェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM273の読み書きチェックにより、RAM273のすべての記憶領域が0クリアされる。
RAM273のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出された場合には、RAM273に異常があると判別し(S1008:No)、RAM273の異常を報知して(S1014)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM273の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM273の異常報知を行うようにしても良い。また、第3図柄表示装置81の画面において、RAM273の異常を報知するように構成しても良い。
一方、RAM273のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常であれば、RAM273は正常であると判別し(S1008:Yes)、RAM273の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1009)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM273にデータ破壊があるか否かがチェックされる。
S1109の処理後、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1010)。電源断フラグは、電源断処理(図20のS1111参照)が実行される前にオンされ、電源が完全に遮断されるとオフとなる。よって、立ち上げ処理の実行時に電源断フラグがオンである場合とは、瞬間的な停電が発生したため電源断処理が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理の実行途中に、または、実行完了してMPU271がリセットされた場合である。
よって、S1010の処理により確認した結果、電源断フラグがオンである場合には(S1010:Yes)、演出制御装置117の各処理を初期化するためにRAM273の作業エリア(作業領域)をクリアする(S1011)。次いで、RAM273の初期値を設定し(S1012)、割込み許可を設定して(S1013)、メイン処理(図20参照)へと移行する。
一方、立ち上げ処理の実行時に電源断フラグがオフである場合とは、例えば、電源断フラグのデータを含むRAM273のデータが喪失している場合、或いは、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされて、電源断フラグがオンされることがない(即ち、主制御装置110からの電源断コマンドを受信することがない)場合である。
よって、S1010の処理により確認した結果、電源断フラグがオフされている場合には(S1010:No)、RAM273の作業エリアのクリア処理であるS1011をスキップして、処理をS1012へ移行し、RAM273の初期値を設定した後(S1012)、割込み許可を設定して(S1013)、メイン処理(図20参照)へと移行する。
なお、電源断フラグがオフされている場合にS1011のクリア処理をスキップするのは、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされて、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM273の作業領域のデータを保存しておくことにより、演出制御装置117の制御を継続できるからである。また、S1007〜S1009の処理が実行された場合には、S1007の処理によって、RAM273のすべての記憶領域は既にクリアされているので、再度、RAM273の作業エリアをクリアする必要がないからである。
次に、図20を参照して、上述した立ち上げ処理後に実行されるメイン処理について説明する。図20は、演出制御装置117内のMPU271により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、遊技の演出(音声出力や表示など)に関する制御を実行するための処理であり、上述した演出制御装置117の立ち上げ処理(図19参照)の終了後に実行され、その後は繰り返し実行される処理である。
メイン処理では、まず、節電ボタン23の操作に応じた消費電力モードの設定を行う消費電力モード設定処理を実行する(S1101)。なお、この消費電力モード設定処理(S1101)の詳細については、図21を参照して後述する。
消費電力モード設定処理(S1101)の実行後、モード変更ボタン22の操作に基づく演出モードの設定を行う演出モード設定処理を実行する(S1102)。なお、この演出モード設定処理(S1102)の詳細については、図22を参照して後述する。
演出モード設定処理(S1102)の実行後、前回の判定が実行されてから(即ち、前回にS1103の処理が実行されてから)、1ms以上が経過したか否かを判定し(S1103)、前回の判定が実行されてから1ms以上経過している場合には(S1103:Yes)、各種ランプの点灯制御や音声出力制御などを実行する処理である音声ランプ演出処理を実行し(S1104)、S1105の処理へ移行する。なお、この音声ランプ演出処理(S1104)の詳細については、図24を参照して後述する。
一方、S1103の処理による判定の結果、前回の判定から未だ1msが経過していなければ(S1103:No)、S1104の処理をスキップして、S1105の処理へ移行する。なお、S1101の処理によって前回の判定が実行されてから1ms経過していない場合に、音声ランプ演出処理(S1104)の処理をスキップするのは、音声ランプ演出処理(S1104)の中で実行されるランプの点灯制御や音声出力制御を1msより短い周期で実行する必要がないからである。
S1105の処理では、前回の判定が実行されてから(即ち、前回にS1105の処理が実行されてから)、20ms以上が経過したか否かを判定する(S1105)。このとき、前回の判定が実行されてから20ms以上経過している場合には(S1105:Yes)、変動演出に応じた動画(画像)や大当たり演出に応じた動画(画像)を第3図柄表示装置(LCD)81に表示させるための処理である表示演出処理を実行する(S1106)。なお、この表示演出処理(S1106)の詳細については、図26を参照して後述する。
表示演出処理(S1106)の実行後、演出用可動体631の動作を制御する演出用可動体制御処理を実行し(S1107)、処理をS1108に移行する。この演出用可動体制御処理(S1107)では、第3図柄表示装置81で行われる各演出に対応するように、各演出に応じた演出用可動体631の動作パターンを設定し、可動体駆動装置297へ出力することにより、演出用可動体631を設定された動作パターンで動作させる。
なお、演出用可動体631を動作させる電気部品がソレノイドである場合には、例えば、節電カウンタ273aの値(即ち、設定された消費電力モード)に応じて、ソレノイドの励磁回数が異なる動作パターンを設定することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。つまり、ソレノイドの励磁回数を、通常消費モード(通常動作に相当する励磁回数)>小節電モード(弱動作に相当する励磁回数)>大節電モード(励磁回数=0)とすることにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。
また、演出用可動体631を動作させる電気部品がモータである場合には、例えば、節電カウンタ273aの値に応じて、モータの駆動期間(電圧印加時間)が異なる動作パターンを設定することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。つまり、モータの駆動期間を、通常消費モード(通常動作に相当する駆動期間)>小節電モード(弱動作に相当する駆動期間)>大節電モード(動作停止)とすることにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。
一方で、演出用可動体631を動作させる電気部品がモータである場合には、動作パターンの設定に加え、節電カウンタ273aの値(即ち、設定された消費電力モード)に応じて、可動体駆動装置297の動作量を規定する情報を設定し、可動体駆動装置297へ出力することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。例えば、モータの駆動電圧のデューティ比を規定する値を節電カウンタ273aの値に応じて設定し、可動体駆動装置297へ出力することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。
具体的には、節電カウンタ273aの値が「0」である場合には、演出用可動体631の動作量が通常動作となる駆動電圧のデューティ比を規定する情報を可動体駆動装置297へ出力する。これにより、通常消費モードにおいて、可動体駆動装置297を通常動作で動作させることができる。一方、節電カウンタ273aの値が「1」である場合には、演出用可動体631の動作量が弱動作となる駆動電圧のデューティ比(通常動作より小さい値)を規定する情報を可動体駆動装置297へ出力する。これにより、小節電モードにおいて、可動体駆動装置297を弱動作で動作させることができる。また、節電カウンタ273aの値が「2」である場合には、駆動電圧のデューティ比がゼロとなるような規定する情報を可動体駆動装置297へ出力する。これにより、大節電モードにおいて、可動体駆動装置297は停止されたままとなる。
一方、S1105の処理による判定の結果、前回の判定が実行されてから未だ20msが経過していなければ(S1105:No)、S1106,S1107の処理をスキップして、S1108の処理へ移行する。なお、S1105の処理によって前回の判定が実行されてから20ms経過していない場合に表示演出処理(S1106)の処理をスキップするのは、この表示演出処理が、第3図柄表示装置(LCD)81に表示させる画像を変動時間に応じて更新する処理であるので、かかる処理を20msより短い周期で実行する必要がないからである。また、演出用可動体制御処理(S1107)についても同様に20msより短い周期で実行する必要はない。
S1108の処理では、RAM273に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判定する(S1108)。なお、電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1108の処理により、電源断の発生情報が記憶されていると判定された場合には(S1108:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1110)、電源断処理を実行する(S1111)。電源断処理(S1111)の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1112)、その後、処理を、無限ループする。
S1111の電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226、電飾部29〜33、表示ランプ34、及び、第3図柄表示装置81への出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。なお、各出力ポートをオフするのは、異常な表示や、異常な音声出力が行われることを防止するためであり、異常な表示や、異常な音声出力によって、遊技者を困惑させないようにするためである。
一方、S1108の処理による判定の結果、電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1108:No)、立ち上げ処理(図19参照)のS1009の処理によってRAM273に記憶されたキーワード「55AAh」に基づき、RAM273が破壊されているか否かを判別し(S1109)、RAM273が破壊されていなければ(S1109:No)、S1101の処理へ戻り、上述したS1101〜S1109の各処理を繰り返し実行する。
一方、S1109の処理により、RAM273が破壊されると判定された場合には(S1109:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。ここで、RAM破壊と判別されて処理が無限ループとされたことにより、表示演出処理(S1106)が実行されなくなるため、その後は、第3図柄表示装置81の表示が変化されない。これにより、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼びパチンコ機10の修復などを頼むことができる。なお、RAM273が破壊されていると確認された場合に、スピーカ装置226や、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(例えば、第1内周LED301)や、第3図柄表示装置81の画面などによりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図21を参照して、上述した消費電力モード設定処理(S1101)について説明する。図21は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される消費電力モード設定処理(S1101)を示すフローチャートである。
消費電力モード設定処理(S1101)では、まず、節電ボタン23が操作されたかを確認し(S1201)、節電ボタン23が操作されていなければ(S1201:No)、消費電力モード設定処理(S1101)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方、S1201の処理により確認した結果、節電ボタン23が操作された場合には(S1201:Yes)、節電カウンタ273aの値に1加算し(S1202)、節電カウンタ273aの値が2を超えるかを判別する(S1203)。
S1203による判別の結果、節電カウンタ273aの値が2を超える場合には(S1203:Yes)、節電カウンタ273aをゼロクリアし、その値をゼロとし(S1204)、処理をS1205に移行する。一方で、節電カウンタ273aの値が2以下である場合には(S1203:No)、S1204の処理をスキップして、処理をS1205に移行する。これらS1023及びS1204の処理により、節電カウンタ273aは、節電ボタン23が操作される毎に0〜2の範囲内で順次変更される。
S1205では、節電カウンタ273aの値が2であるかを判別する(S1205)。S1205による判別の結果、節電カウンタ273aの値が2である場合、即ち、消費電力モードが大節電モードに設定される場合には(S1205:Yes)、大節電モードフラグ273cをオンし(S1206)、消費電力モード設定処理(S1101)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方で、S1205による判別の結果、節電カウンタ273aの値が2でない場合、即ち、消費電力モードが通常消費モード又は小節電モードに設定される場合には(S1205:No)、大節電モードフラグ273cをオフし(S1207)、消費電力モード設定処理(S1101)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
次に、図22を参照して、上述した演出モード設定処理(S1102)について説明する。図22は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される演出モード設定処理(S1102)を示すフローチャートである。
演出モード設定処理(S1102)では、まず、モード変更ボタン22が操作されたかを確認し(S1221)、モード変更ボタン22が操作されていなければ(S1221:No)、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方、S1221の処理により確認した結果、モード変更ボタン22が操作された場合には(S1221:Yes)、変動中フラグ273dがオンであるかを判別する(S1222)。このとき、変動中フラグ273dがオンであれば(S1222:Yes)、モード変更可能フラグ273fがオンであるかを判別する(S1223)。
S1223の処理による判別の結果、モード変更可能フラグ273fがオフであれば(S1223:No)、変動中であっても、モード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(本実施形態では、高速変動中)ではないので、かかる場合には、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方、S1223の処理による判別の結果、モード変更可能フラグ273fがオンであれば(S1223:Yes)、変動中においてモード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(本実施形態では、高速変動中)であるので、かかる場合には、変動中モード変更フラグ273gをオンする(S1224)。
S1224の処理後、演出モードカウンタ更新処理を実行し(S1225)、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。なお、演出モードカウンタ更新処理(S1225)は、演出モードカウンタ273aの値を更新する処理であり、その詳細は図23を参照して後述する。
一方、S1222の処理による判別の結果、変動中フラグ273dがオフであれば(S1222:No)、客待ち演出中フラグ273eがオンであるかを判別する(S1226)。このとき、客待ち演出中フラグ273eがオフであれば(S1226:No)、演出モードの変更が禁止されている時期であるので、かかる場合には、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
その一方で、S1226の処理による判別の結果、客待ち演出中フラグ273eがオンであれば(S1226:Yes)、演出モードの変更が可能な(許可された)時期であるので、かかる場合には、演出モードカウンタ更新処理を実行した後(S1225)、演出モード設定処理(S1102)を終了して、メイン処理(図20参照)に戻る。
このように、演出モード設定処理(S1102)によれば、モード変更ボタン22が操作されたタイミングが、モード変更可能フラグ273fがオン(即ち、高速変動中)であるか、客待ち演出中フラグ273eがオン(即ち、客待ち演出中)であれば、演出モードカウンタ更新処理(S1225)が実行される。これにより、演出モードカウンタ273bの値が更新されて、第3図柄表示装置81に表示される演出モードが変更される(切り換えられる)。
次に、図23を参照して、上述した演出モードカウンタ更新処理(S1225)について説明する。図23は、上述した演出モード設定処理(図22参照)の中で実行される演出モードカウンタ更新処理(S1225)を示すフローチャートである。
演出モードカウンタ更新処理(S1225)では、まず、演出モードカウンタ273bの値に1加算し(S1231)、大節電モードフラグ273cがオンであるかを判別する(S1232)。
S1232による判別の結果、大節電モードフラグ273cがオンである、即ち、消費電力モードが大節電モードに設定されている場合には(S1232:Yes)、演出モードカウンタ273bの値が1を超えるかを判別する(S1233)。S1233による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が1を超える場合には(S1233:Yes)、演出モードカウンタ273bをゼロクリアして、その値をゼロとし(S1234)、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。
一方で、S1233による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が1以下である場合には(S1233:No)、S1234の処理をスキップして、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。よって、消費電力モードが大節電モードに設定されている場合(即ち、大節電モードフラグ273cがオンである場合)には、S1233及びS1234の処理により、演出モードカウンタ273bは、モード変更ボタン22が操作される毎に0又は1の値を交互に取り得る。つまり、消費電力モードが大節電モードに設定されている場合には、一般演出モード又は予告演出モードを設定することできるが、最も消費電力が大きい役物演出モードを設定することができない。
また、S1232による判別の結果、大節電モードフラグ273cがオフである、即ち、消費電力モードが通常消費モード又は小節電モードに設定されている場合には(S1232:No)、演出モードカウンタ273bの値が2を超えるかを判別する(S1235)。S1235による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が2を超える場合には(S1235:Yes)、演出モードカウンタ273bをゼロクリアして、その値をゼロとし(S1234)、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。
一方で、S1235による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が2以下である場合には(S1235:No)、S1234の処理をスキップして、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。よって、消費電力モードが通常消費モード又は小節電モードに設定されている場合には、S1235及びS1234の処理により、演出モードカウンタ273bは、モード変更ボタン22が操作される毎に0〜2の範囲内で順次変更される。つまり、消費電力モードが通常消費モード又は節電モードに設定されている場合には、3種類の演出モード(一般演出モード、予告演出モード、役物演出モード)のいずれかを設定できる。
次に、図24を参照して、上述した音声ランプ演出処理(S1104)について説明する。図24は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される音声ランプ演出処理(S1104)を示すフローチャートである。
音声ランプ演出処理(S1104)では、まず、ランプ出力処理(S1241)を実行する。このランプ出力処理(S1241)は、後述するS1243の処理で編集される点灯パターンとなるよう、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(LED301〜310,321〜323,341〜346)の出力を設定する処理であり、その詳細は図25を参照して後述する。
次いで、演出ボタン入力監視・演出処理を実行する(S1242)。この演出ボタン入力監視・演出処理(S1242)では、演出ボタン53が、演出効果を高めるために遊技者に操作されたか否かの入力を監視し、演出ボタン53の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。例えば、変動表示開始時に予告キャラが出現した場合に演出ボタン53を押すことで今回の変動による大当たりの期待値を表示したり、リーチ演出中に演出ボタン53を押すことで大当たりへの期待感を持てる演出に変更する。なお、演出ボタン53の操作タイミングは、演出ボタンLED323の点灯又は点滅によっても遊技者に示唆される。
演出ボタン入力監視・演出処理(S1242)の実行後は、ランプ編集処理を実行する(S1243)。ランプ編集処理(S1243)では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(LED301〜310,321〜323,341〜346)の点灯パターンを設定する。
ランプ編集処理(S1243)の実行後は、音編集・出力処理を実行する(S1244)。音編集・出力処理(S1244)では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するようスピーカ装置226の出力パターンなどを設定し、その設定に応じてスピーカ装置226から音を出力させる。
S1244の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1245)、音声ランプ演出処理(S1104)を終了して、メイン処理(図20参照)へ戻る。液晶演出実行管理処理(S1245)では、主制御装置110から送信されて受信した変動パターンコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81で行われる変動表示に要する時間と同期した時間を設定する。この液晶演出実行監視処理(S1245)で設定された時間に基づいてS1243のランプ編集処理やS1244の音編集・出力処理を実行する。
次に、図25を参照して、上述したランプ出力処理(S1241)について説明する。図25は、上述した音声ランプ演出処理(図24参照)の中で実行されるランプ出力処理(S1241)を示すフローチャートである。
ランプ出力処理(S1241)では、まず、大当たり中であるか否かを判別し(S1251)、大当たり中であれば(S1251:Yes)、第6LED制御装置296に対し、通常輝度による発光を設定し(S1252)、処理をS1253に移行する。一方で、S1251による判別の結果、大当たり中でなければ(S1251:No)、S1252の処理をスキップして、処理をS1253に移行する。
S1253では、節電カウンタ273aの値がゼロであるかを判別する(S1253)。S1253による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロである場合には(S1253:Yes)、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、通常輝度による発光を設定し(S1254)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理(S1241)を終了して、音声ランプ演出処理(図24参照)へ戻る。
一方で、S1253による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロでない場合には(S1253:No)、節電カウンタ273aの値が1であるかを判別する(S1256)。このとき、節電カウンタ273aの値が1であれば(S1256:Yes)、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対し、中輝度による発光を設定し(S1257)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理(S1241)を終了して、音声ランプ演出処理(図24参照)へ戻る。
また、S1256による判別の結果、節電カウンタ273aの値が1でない場合、即ち、節電カウンタ273aの値が2である場合には(S1256:No)、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、消灯を設定し(S1258)、ランプ出力処理(S1241)を終了して、音声ランプ演出処理(図24参照)へ戻る。
上述したランプ出力処理(S1241)において、S1255において設定された点灯パターンは、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に出力され、その設定を受信したLED制御装置291〜293,296は、受信した設定に応じた点灯パターンで、対応するLED301〜310,321〜323,341〜346,348を点灯又は点滅させる。
また、S1255,S1257,S1258において設定された輝度は、第1〜第3LED制御装置291〜293へ出力され、第1〜第3LED制御装置291〜293は、S1255,S1257,S1258において設定された輝度で、対応するLED301〜310,321〜323,341〜346を点灯又は点滅させる。
即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、LED301〜310,321〜323,341〜346は、節電カウンタ273aの値(即ち、設定されている消費電力モード)に応じて異なる輝度で点灯又は点滅、あるいは消灯される。具体的に、LED301〜310,321〜323,341〜346の輝度は、通常消費モードに設定されている場合には、通常輝度とされ、小節電モードに設定されている場合には、中輝度とされる。また、大節電モードに設定されている場合には、LED301〜310,321〜323,341〜346は消灯される(即ち、輝度がゼロとされる)。
また、S1252において設定された輝度は、第6LED制御装置296へ出力され、第6LED制御装置296は、S1252において設定された輝度で、特定入賞口LED348を点灯又は点滅させる。よって、特定入賞口LED348の輝度は、節電カウンタ273aの値にかかわらず、常に通常輝度とされる。
次に、図26を参照して、上述した表示演出処理(S1106)について説明する。図26は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される表示演出処理(S1106)を示すフローチャートである。
表示演出処理(S1106)では、まず、第3図柄表示装置81で実行されている変動演出が大当たり用の演出であるか(即ち、大当たり中であるか)否かを判別し(S1261)、大当たり中であれば(S1261:Yes)、大当たり演出処理を実行する(S1273)。この大当たり演出処理では、第3図柄表示装置81で行われる大当たり演出に応じた演出データをキャラクタROM275から読み出し、ビデオRAM276の所定領域に書き込むことにより、該大当たり演出の画像の更新を行う。大当たり演出処理(S1273)の終了後は、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理(図20参照)へ戻る。
一方、S1261の処理において、大当たり中でなければ(S1261:No)、第3図柄表示装置81において第3図柄の変動表示の実行中であるか(即ち、変動中であるか)否かを判定する(S1262)。このとき、変動中でない場合は(S1262:No)、RAM273内に設けられている変動開始フラグ(図示せず)がオンであるかを判定する(S1263)。
なお、図示されない変動開始フラグは、第3図柄の変動表示の開始を指示するフラグであり、S1263において変動開始フラグがオンであると判定された場合に、第3図柄の変動表示が開始される。この変動開始フラグは、主制御装置110から送信されてくる変動パターンコマンドを受信した場合にオンに設定され(図29参照)、第3図柄の変動表示を開始する際にオフに設定される。
S1263の処理による判定の結果、変動開始フラグがオンであれば(S1263:Yes)、変動開始フラグをオフし(S1264)、客待ち演出中フラグ273eをオフし(S1265)、変動中フラグ273cをオンする(S1266)。
S1266の処理後、RAM273内に設けられている変動時間カウンタ(図示せず)に初期値を設定する(S1267)。なお、図示されない変動時間カウンタは、第3図柄の変動表示が開始されてからの経過時間を計時するためのカウンタである。なお、S1267において変動時間カウンタに設定される初期値は、変動パターンコマンドが示す変動パターンの変動時間と、演出時間加減算コマンドが示す演出時間の加減算値とから得られる時間である。
S1267の処理後、変動時間カウンタの値が0より大きいか否か、即ち、変動時間内であるか否かを判定する(S1268)。一方、S1262の処理による判定の結果、第3図柄の変動表示の実行中(変動中)である場合は(S1262:Yes)、変動時間カウンタの値から1減算して(S1274)、S1268の処理へ移行し、変動時間内であるか否かの判定を行う。
S1268の処理による判定の結果、変動時間内であれば(S1268:Yes)、変動表示処理を実行する(S1269)。変動表示処理(S1269)は、図柄(第3図柄)の変動表示(即ち、変動演出)を実行する処理であり、詳細な処理については、図27を参照して後述する。S1269の処理後、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理へ戻る。
一方で、S1268の処理による判定の結果、変動時間カウンタの値が0、即ち、変動時間が終了している場合には(S1268:No)、主制御装置110から受信した種別コマンドに基づいて設定された停止図柄を第3図柄表示装置(LCD)81に表示する(S1270)。S1270の処理後、変動中フラグ273cをオフし(S1271)、変動中モード変更フラグ273gをオフし(S1272)、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理(図20参照)へ戻る。
一方、S1263の処理による判定の結果、変動開始フラグがオフであれば(S1263:No)、各表示処理を実行し(S1275)、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理へ戻る。なお、各表示処理(S1275)では、パチンコ機10が遊技者により遊技されない時間が所定時間経過した場合に実行する客待ち演出などの表示処理などが実行される。この各表示処理(S1275)の詳細な処理については、図28を参照して後述する。
次に、図27を参照して、上述した変動表示処理(S1269)について説明する。図27は、表示演出処理(図26参照)の中で実行される変動表示処理(S1269)を示すフローチャートである。
変動表示処理(S1269)では、まず、変動中モード変更フラグ273gがオンであるかを判別する(S1301)。S1301の処理による判別の結果、変動中モード変更フラグ273gがオフであれば(S1301:No)、高速変動中にモード変更ボタン22の操作による演出モードの変更がされていないので、かかる場合には、演出モードカウンタ273bの値と主制御装置110から受信した変動パターンコマンドとに基づき、今回の演出モード(即ち、演出モードカウンタ273bの値が示す演出モード)の変動表示画像を、変動時間カウンタ(図示せず)の値に応じて設定し(S1305)、処理をS1303へ移行する。
つまり、S1305では、演出モードカウンタ273bの値が示す演出モードと主制御装置110から受信した変動パターンコマンドとにより選定される変動表示画像であって、変動時間カウンタの値が示すタイミングの変動表示画像の設定を行う。これにより、画像コントローラ274は、キャラクタROM275から必要な変動表示データを読み出し、S1305の処理により設定された変動表示画像(フレーム単位の変動表示画像)を形成して、第3図柄表示装置81に表示させる。
一方、S1301の処理による判別の結果、変動中モード変更フラグ273gがオンであれば(S1301:Yes)、高速変動中にモード変更ボタン22の操作による演出モードの変更がされているので、演出モードカウンタ273bの値と主制御装置110から受信した変動パターンコマンドとに基づき、前回の演出モード(即ち、更新される前の演出モードカウンタ273bの値が示す演出モード)での変動時間カウンタの値に応じた変動表示画像における背景画像を、今回の演出モード(即ち、この時点における演出モードカウンタ273bの値が示す演出モード)に対応する背景画像に変更した変動表示画像を設定し(S1302)、処理をS1303に移行する。画像コントローラ274は、キャラクタROM275から必要な変動表示データを読み出し、S1302の処理により設定された変動表示画像(フレーム単位の変動表示画像)を形成して、第3図柄表示装置81に表示させる。
1フレームの変動表示画像は、第3図柄が描画される第1の画像層(レイヤ)と、背景画像が描画される第2の画像層と、予告キャラクタ図柄が描画される第3の画像層とを重ね合わせることによって生成されるので、S1302では、第1及び第3の画像層については、前回の演出モードに対応して生成し、第2の画像層(背景画像が描画される画像層)を、今回の演出モードに対応したものに切り換える。よって、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されて演出モードが変更された場合には、背景画像だけを新しい演出モードのものに切り換えるので、変動中であっても演出モードの変更を違和感なく実現することができる。
なお、高速変動中に演出モードが変更された場合、その変動表示が終了するまで、変動中モード変更フラグ273gがオンのままとされるので、S1302の処理が実行されて、背景画像だけ変更後の(新たな)演出モードのものに変更されて変動表示が続行される。その後、変動表示の停止に伴い、変動中モード変更フラグ273gがオフにされるので、次回の変動表示からは、S1305の処理が実行され、変更後の演出モードでの変動表示が第3図柄表示装置81に表示されることになる。
S1303では、変動時間カウンタの値に基づいて、高速変動中であるか否かを判別する(S1303)。S1303による判別の結果、高速変動中であれば(S1303:Yes)、モード変更ボタン22による演出モードの変更が可能である時期であるので、モード変更可能フラグ273fをオンし(S1304)、変動表示処理を終了する。その一方で、S1303による判別の結果、高速変動中でなければ(S1303:No)、モード変更可能フラグ273fをオフにし(S1306)、変動表示処理(S1269)を終了して、表示演出処理(図26参照)へ戻る。
次に、図28を参照して、上述した各表示処理(S1275)について説明する。図28は、表示演出処理(図26参照)の中で実行される各表示処理(S1275)を示すフローチャートである。
各表示処理(S1275)では、まず、RAM273に設けられている客待ち演出実行フラグ(図示せず)がオンであるかを判別する(S1321)。S1321による判別の結果、客待ち演出実行フラグがオンであれば(S1321:Yes)、主制御装置110から客待ち演出コマンドを受信しているので、客待ち演出画像を設定し(S1322)、客待ち演出実行フラグをオフし(S1323)、客待ち演出中フラグ273eをオンして(S1324)、各表示処理を終了する。
一方で、S1321による判別の結果、客待ち演出実行フラグがオフであれば(S1321:No)、その他の処理として、例えば、主制御装置110から何らかのエラーコマンドを受信した場合に対応するエラー表示用の画像を設定する等の処理を行い(S1325)、各表示処理(S1275)を終了して、表示演出処理(図26参照)へ戻る。
次に、図29を参照して、演出制御装置117内のMPU271により実行されるコマンド受信割込処理について説明する。図29は、コマンド受信割込処理を示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、主制御装置110から送信されてくる各種コマンドを受信するための処理であり、主制御装置110から送信されてくる各種コマンドを受信する毎に実行される割込処理である。
コマンド受信割込処理では、まず、変動パターンコマンドを受信したか否かを判定する(S1401)。このとき、変動パターンコマンドを受信していない場合には(S1401:No)、S1402の処理へ移行する。
一方、変動パターンコマンドを受信した場合には(S1401:Yes)、RAM203内に設けられている変動開始フラグ(図示せず)をオンし(S1406)、第3図柄表示装置81において変動演出を開始するために必要な変動演出データの設定を行う変動演出設定処理を実行し(S1407)、S1402の処理へ移行する。
S1402の処理では、客待ち演出コマンドを受信したか否かを判定する(S1402)。S1402の処理による判定の結果、客待ち演出コマンドを受信していない場合には(S1402:No)、S1403の処理へ移行する。
一方、客待ち演出コマンドを受信した場合には(S1402:Yes)、RAM273に設定されている客待ち演出実行フラグ(図示せず)をオンし(S1408)、S1403の処理へ移行する。
S1403の処理では、始動入賞コマンドを受信したか否かを判定する(S1403)。S1403の処理による判定の結果、始動入賞コマンドを受信していない場合には(S1403:No)、S1404の処理へ移行する。
一方、始動入賞コマンドを受信した場合には(S1403:Yes)、始動口LED347の点灯を制御する始動口LED点灯制御処理を実行し(S1409)、S1404の処理へ移行する。なお、始動口LED点灯制御処理(S1409)の詳細については、図30を参照して後述する。
S1404の処理では、エラーコマンドを受信したか否かを判定する(S1404)。S1404の処理による判定の結果、エラーコマンドを受信していない場合には(S1404:No)、S1405の処理へ移行する。
一方、エラーコマンドを受信した場合には(S1404:Yes)、第4LED制御装置294に対し、受信したエラーコマンドに応じた点灯パターン(即ち、エラー内容に応じた点灯パターン)及び通常輝度による発光を設定し(S1410,S1411)、S1405の処理へ移行する。
S1410及びS1411により設定された点灯パターン及び発光輝度は、第4LED制御装置294へ出力され、第4LED制御装置294は、S1411において設定された輝度(即ち、通常輝度)で、S1410において設定された点灯パターン(即ち、エラー内容に応じた点灯パターン)で、報知LED311を点灯又は点滅させる。このように、報知LED311の輝度は、節電カウンタ273aの値(即ち、設定されている消費電力モード)とは無関係に、常に通常輝度で点灯又は点滅される。
S1405の処理では、その他のコマンドを受信したかを判定する(S1405)。このとき、その他のコマンドを受信していない場合には(S1405:No)、このコマンド受信割込処理を終了する。
一方、その他のコマンドを受信した場合は(S1405:Yes)、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1411)、このコマンド受信割込処理を終了する。なお、その他のコマンドの応じた処理(S1411)としては、例えば、保留数コマンドを受信した場合に、保留数コマンドが示す特図保留球数Nを、第3図柄表示装置81に表示される特図保留数表示部87(表示部87a〜87d)に表示させることや、種別コマンドを受信した場合に、停止図柄の設定を行うことや、演出時間加減算コマンドを受信した場合に、演出時間の加減算値に応じた予告演出(例えば、スベリ演出や戻り演出など)の決定を行うこと、などがある。
次に、図30を参照して、上述した始動口LED点灯制御処理(S1209)について説明する。図30は、上述したコマンド受信割込処理(図29参照)の中で実行される始動口LED点灯制御処理(S1209)を示すフローチャートである。
始動口LED点灯制御処理(S1209)では、まず、節電カウンタ273aの値がゼロであるかを判別する(S1341)。S1341による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロである場合には(S1341:Yes)、第5LED制御装置295に対し、通常輝度による発光を設定し(S1342)、所定の点灯パターンを、第5LED制御装置295に対して設定し(S1343)、始動口LED点灯制御処理(S1209)を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
一方で、S1341による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロでない場合には(S1341:No)、節電カウンタ273aの値が1であるかを判別する(S1344)。このとき、節電カウンタ273aの値が1であれば(S1344:Yes)、第5LED制御装置295に対し、中輝度による発光を設定し(S1345)、処理をS1343に移行する。
また、S1344による判別の結果、節電カウンタ273aの値が1でない場合、即ち、節電カウンタ273aの値が2である場合には(S1344:No)、第5LED制御装置295に対し、消灯を設定し(S1346)、始動口LED点灯制御処理(S1209)を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
上述した始動口LED点灯制御処理(S1209)において、S1343において設定された点灯パターンは、第5LED制御装置295に出力され、第5LED制御装置295は、S143において設定された所定の点灯パターンで、始動口LED347を点灯又は点滅させる。
また、S1342,S1345,1346において設定された輝度は、第5LED制御装置295へ出力され、第5LED制御装置295は、S1342,S1345,1346において設定された輝度で、始動口LED347を点灯又は点滅させる。
即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、始動口LED347は、節電カウンタ273aの値(即ち、設定されている消費電力モード)に応じて異なる輝度で点灯又は点滅、あるいは消灯される。具体的に、始動口LED347の輝度は、通常消費モードに設定されている場合には、通常輝度とされ、小節電モードに設定されている場合には、中輝度とされる。また、大節電モードに設定されている場合には、始動口LED347は消灯される(即ち、輝度がゼロとされる)。
以上説明した通り、第1実施形態のパチンコ機10によれば、消費電力モードに応じて消費電力が異なるように構成されており、この消費電力モードを節電ボタン23の操作によって変更できるので、必要に応じて消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、節電ボタン23を遊技者が操作可能な位置に配設したことにより、環境保護に対する意識(エコ意識)の高い遊技者に、電力消費に対する罪悪感を覚えさせることなく、遊技に集中させることができる。
消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合には、通常消費モードに設定されている場合に比べて、LED301〜310,321〜323,341〜347の輝度が落とされる(低下される)ので、遊技者は見た目が変化したことにより、節電していることを実感することができる。また、LED301〜310,321〜323,341〜347の輝度を落としたことにより、演出の雰囲気にも変化が生じる(雰囲気が切り換わる)ので、遊技者は、そのような演出の雰囲気にも変化によっても、節電していることを実感することができる。同様に、節電モード(小節電モード、大節電モード)である場合には、演出用可動体361の動作量を低下させるので、それによって変化する見た目や演出の雰囲気によって、遊技者は節電していることを実感することができる。
さらに、遊技者が操作可能な節電ボタン23により消費電力モードを変更することができるだけでなく、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、特定の電気部品については、通常通りに動作又は発光させるように構成されているので、節電を行いつつも、演出の面白味は維持されるなど、好適な遊技を遊技者に提供することができる。
次に、図31〜図40を参照して、第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、複数の電気部品のうち、所定の電気部品(内周LED301〜304などの発光手段や、演出用可動体361などの演出用可動体)の輝度や動作量を低下させることによって消費電力の抑制を図る構成であった。
この第2実施形態では、節電モードに設定された場合に、第1実施形態における大節電モードと同様に、所定の発光手段や演出用可動体を作動させない(即ち、消灯したり、動作を停止したりする)ことによって消費電力の抑制を図る。しかし、発光手段や演出用可動体を作動させない場合には、消費電力を抑制できる一方で、その発光手段や演出用可動体が担っていた視覚的効果(例えば、演出効果)が低下し、遊技の興趣が損なわれるなどの不都合が生じる可能性がある。その対策として、この第2実施形態では、節電モードにおいて、節電の対象とされた(即ち、消灯又は動作停止された)発光手段や演出用可動体に対応する擬似画像(代替画像)を第3図柄表示装置81に表示するように構成されている。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
まず、図31を参照して、第2実施形態において、パチンコ機10に設けられている主な電気部品の動作が、消費電力モードに応じてどのように変更されるかについて説明する。なお、上述した第1実施では、消費電力モードを、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類のモードから構成したが、第2実施形態では、消費電力モードは、通常消費モードと、その通常消費モードに比べて電気部品による消費電力が小さい節電モードとの2種類のモードから構成される。
図31は、第2実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。図31に示すように、第2実施形態のパチンコ機10においても、通常消費モードでは、列挙されている各電気部品は、通常通りの輝度及び動作量で電気部品が動作する。
これに対し、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、報知LED311と、第1図柄表示装置37と、第2表示図柄表示装置83と、第3図柄表示装置81とを除き、各発光手段は消灯される。より具体的には、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、演出用の発光手段(内周LED301〜304、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)、始動口LED347、及び特定入賞口LED348は消灯される。また、節電モードでは、演出用可動体361の動作も停止される。
第2実施形態のパチンコ機10では、上述の通り、節電モードにおいて、演出用の発光手段としてのLED301〜310,321〜323,341〜346、始動口LED347、及び特定入賞口LED348は消灯される。しかし、これらのLED(発光手段)が消灯された場合、種々の不都合が生じる可能性がある。例えば、装飾LED341,342などの演出用の発光手段が消灯されると、演出用の発光手段による点灯又は点滅による演出効果が失われて遊技の興趣が低下する可能性がある。また、特定入賞口LED348が消灯された場合には、遊技者が大当たり遊技中であることを認識し難くなって、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさなどを低減させてしまう可能性がある。演出用可動体についても同様に、節電モードに設定されたことにより演出用可動体(演出用可動体361)の動作が停止されると、それにより、遊技の興趣が低下するという不都合が生じ得る。
これらの不都合を抑制するため、第2実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、発光手段や演出用可動体に対応する擬似画像(代替画像)を第3図柄表示装置81に表示するように構成されている。
ここで、図32及び図33を参照して、節電モードにおいて第3図柄表示装置81に表示される擬似画像について説明する。図32は、発光手段に対応する擬似画像を説明するための模式図である。
図32に示すように、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、発光手段の擬似画像を表示する領域として、擬似装飾ランプ表示部441と、擬似サイドランプ表示部442と、擬似告知ランプ表示部443と、擬似始動口ランプ表示部444と、擬似特定入賞口ランプ表示部445とが、発光手段の擬似画像として、センターフレーム86の開口86aにより形成される第3図柄表示装置81の視認領域の外周を取り囲むように設けられる。
擬似装飾ランプ表示部441は、画面左上側に設けられる第1の擬似装飾ランプ表示部441aと、画面右上側に設けられる第2の擬似装飾ランプ表示部441bとから構成される。擬似装飾ランプ表示部441は、装飾LED341,342に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、擬似装飾ランプ表示部441(441a,441b)の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、通常消費モード時における装飾LED341,342の点灯パターンに応じた表示態様で擬似画像が表示される。なお、節電モード時において擬似装飾ランプ表示部441(441a,441b)に表示される擬似画像の表示態様としては、例えば、所定の画像(例えば、所定色の画像)が擬似装飾ランプ表示部441の領域内全体が点滅表示される態様であったり、所定の画像(例えば、丸形状の画像や、魚の画像)の位置や色のグラデーションなどが擬似装飾ランプ表示部441の領域内で所定方向に流れるような態様であったり等、種々の表示態様を採用できる。また、第1の擬似装飾ランプ表示部441aと、第2の擬似装飾ランプ表示部441bとが対称となる表示態様である必要はなく、演出効果の高い種々の表示態様を採用できる。
擬似サイドランプ表示部442は、第1の擬似装飾ランプ表示部441aに隣接して画面左下側に設けられる第1の擬似サイドランプ表示部442aと、第2の擬似装飾ランプ表示部441bに隣接して画面右下側に設けられる第2の擬似サイドランプ表示部442bとから構成される。擬似サイドランプ表示部442は、サイドLED343〜345に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、擬似サイドランプ表示部442(442a,442b)の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、通常消費モード時におけるサイドLED343〜345の点灯パターンに応じた表示態様で擬似画像が表示される。なお、節電モード時における擬似サイドランプ表示部442(442a,442b)に表示される擬似画像の表示態様もまた、上述した擬似装飾ランプ表示部441と同様に種々の表示態様を採用できる。
擬似告知ランプ表示部443は、画面上側中央、より具体的には、第1の擬似装飾ランプ表示部441aと、第2の擬似装飾ランプ表示部441bとの間に設けられる。擬似告知ランプ表示部443は、告知LED346に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、通常消費モード時における告知LED346の点灯タイミングで、擬似告知ランプ表示部443の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、所定の画像が所定の表示態様(例えば、点灯又は点滅など)で表示される。
擬似始動口ランプ表示部444は、画面下側中央、より具体的には、擬似特定入賞口ランプ445a,445bの間に設けられる。擬似始動口ランプ表示部444は、始動口LED347に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、通常消費モード時における始動口LED347の点灯タイミング(即ち、第1入球口64に球が入賞したタイミング)で、擬似始動口ランプ表示部444の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、所定の画像が所定の表示態様(例えば、点灯又は点滅など)で表示される。
擬似特定入賞口ランプ表示部445は、第1の擬似サイドランプ表示部442aと擬似始動口ランプ表示部444との間に設けられる第1の擬似特定入賞口ランプ表示部445aと、第2の擬似サイドランプ表示部442bと擬似始動口ランプ表示部444との間に設けられる第2の擬似特定入賞口ランプ表示部445bとから構成される。擬似特定入賞口ランプ表示部445は、特定入賞口LED348に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、所定の画像が所定の表示態様(例えば、点灯又は点滅など)で表示される。本実施形態では、節電モードに設定された場合における擬似特定入賞口ランプ表示部445の表示態様は、特定入賞口65aの開閉状態が分かる表示態様とされ、例えば、特定入賞口65aが開放されている場合には、擬似特定入賞口ランプ表示部445を赤色で点灯し、特定入賞口65aが閉鎖されている場合には、擬似特定入賞口ランプ表示部445を黄色で点灯する。つまり、節電モードでは、擬似特定入賞口ランプ表示部445の表示内容によって、特定入賞口65aの開閉を表現する。
本実施形態のパチンコ機10は、節電モード時に、発光手段に対応する擬似画像が各ランプ表示部441〜445に表示されるので、発光手段(LED301〜310,321〜323,341〜348)の消灯に伴って生じ得る不都合を回避することができる。
例えば、装飾LED341,342や、サイドLED343〜345や、告知LED346のような演出用の発光手段は、点灯又は点滅されることによって遊技の状態に関する情報を遊技者に与える役割を果たし、例えば、遊技の状態が遊技者によって有利である場合には、これらの演出用の発光手段の発光態様によって、遊技者は期待感などを感じることができる。そのため、かかる演出用の発光手段が節電モードにおいて消灯された場合には、遊技の状態に関する情報を演出用の発光手段から得ることができなくなるので、その分、遊技者が享受できる情報(期待感に関する情報や、遊技状態の変化に関する情報)が減り、遊技者が遊技の状態を把握し難くなり、それにより、遊技の興趣が低下する可能性がある。また、演出用の発光手段は、点灯又は点滅されることによって演出効果を高める役割を果たすので、節電モードにおいて消灯されると、演出効果が失われて遊技の興趣が低下する可能性がある。しかし、消灯される発光手段に対応する擬似画像が、各LED341〜346の点灯パターンに応じた態様で、擬似装飾ランプ表示部441、擬似サイドランプ表示部442、及び擬似告知ランプ表示部443に表示されるので、発光手段の消灯に伴って生じ得る問題(遊技に関する情報の低下や、演出効果の低下)を抑制することができる。
また、特定入賞口LED348は、特定入賞口65aが開放されることにより遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり遊技中であることを遊技者に認識させる役割を果たすものであるので、かかる特定入賞口LED348が節電モードにおいて消灯された場合、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさなどを低減させてしまう可能性がある。しかし、本実施形態のパチンコ機10によれば、特定入賞口LED348に対応する擬似画像が、特定入賞口LED348と同様の点灯タイミングで表示されるので、大当たり遊技中であることに対する喜びや楽しさを、特定入賞口LED348が点灯された場合と同様に遊技者に提供できる。
また、始動口LED347は、大当たり抽選の契機(即ち、第1入球口64への球の入賞)が生じる毎に発光(点灯、点滅)する。よって、遊技者は、始動口LED347が発光した場合に、大当たり抽選の契機が生じたことを認識し、その大当たり抽選において大当たりが選ばれることを期待する。つまり、始動口LED347は、大当たり抽選の契機が生じたことに基づく期待感を遊技者に与える役割を果たす。かかる始動口LED347が節電モードにおいて消灯された場合には、上記役割が果たされずに遊技の興趣が低下する可能性がある。しかし、消灯される始動口LED347に対応する擬似画像が、特定入賞口LED348と同様の点灯タイミング(即ち、第1入球口64に球が入賞して大当たり抽選の契機が生じたタイミング)で表示されるので、遊技者は、特定入賞口LED348が点灯された場合と同様に大当たり抽選の契機が生じたことを認識でき、それにより、その大当たり抽選において大当たりが選ばれることを期待することができる。
また、一般的に、第3図柄表示装置81は、変動表示の後に大当たり抽選を表示する部位であるので、遊技者の意識が集中し易い部位である。本実施形態では、節電モードにおいて発光手段を消灯する代わりに、その発光手段に対応する擬似画像を遊技者の意識が集中し易い第3図柄表示装置81に表示するように構成したので、表示した擬似画像を遊技者に十分又は容易に認識させることができる。よって、この擬似画像(代替画像)を、消灯された発光手段の代替として十分に機能させることができ、節電モードにおいて発光手段(LED301〜310,321〜323,341〜348)を消灯させたことに伴って生じ得る不都合を回避することができる。
また、各表示部441〜445は、第3図柄表示装置81の視認領域の外周を取り囲むように設けられているので、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(例えば、図柄の変動表示や各種演出など)の視認性が、擬似画像の表示によって低下することを防ぐことができる。よって、第3図柄表示装置81に表示される表示内容の視認性の低下によって生じ得る不都合(例えば、演出効果の低下など)を抑制できる。
特に、擬似装飾ランプ表示部441、擬似サイドランプ表示部442、及び擬似告知ランプ表示部443は、それらの表示部441〜443に表示される擬似画像に対応する発光手段、即ち、それぞれ、装飾LED341.342、サイドLED343〜345、及び告知LED346の配置に応じた位置としているので、これらのLED341〜346の代替として有効に機能し、これらのLED341〜346の消灯に伴う視覚的効果の低下を有効に抑制できる。
また、第3図柄表示装置81に表示された擬似画像は、上述した通り遊技者に認識され易いので、上述した第1実施形態のように節電モード表示88を表示しなくても、表示された擬似画像によって節電中であることを遊技者に実感させることができる。なお、擬似画像だけでなく、節電モード表示88を表示する構成としてもよい。
なお、本実施形態では、これらの各表示部441〜445に表示される各擬似画像を、図柄の変動や演出を表示するための第1〜第3の画像層(レイヤ)とは異なる第4の画像層に形成し、擬似画像を表示するための第4の画像層を、図柄の変動や演出を表示するための画像層(第1〜第3の画像層)の前側、即ち、遊技者により近い側に重ねることによって第3図柄表示装置81に表示するように構成されている。これにより、キャラクタROM275に記憶されている変動表示データなどの各データを縮小することなく擬似画像を表示させることができ、擬似画像を表示させることに伴う演出制御装置117(MPU271)の制御負荷の増加が抑制される。
また、図32に示すように、本実施形態では、特図保留数表示部87は、各表示部441〜445とは重ならない位置に表示させるように構成されている。これにより、各表示部441〜445に擬似画像を表示した場合であっても、擬似画像と特図保留数表示部87とが重なることがないので、擬似画像を表示する際に特図保留数表示部87の表示位置を変更させる必要もない。この点においても、擬似画像を表示させることに伴う演出制御装置117の制御負荷の増加が抑制される。
図33は、演出用可動体に対応する擬似画像を説明するための模式図である。図33に示すように、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、演出用可動体361を動作させる代わりに、演出用可動体361に対応する擬似画像451を第3図柄表示装置81に表示する。
擬似画像451は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、演出用可動体361を動作させるタイミングで表示され、演出用可動体361の動きを動画によって表現する。図33に示す例では、雲の形をした2つの擬似画像451をそれぞれ画面左側(正面視左側)から現出させて矢印X2方向に移動させている。なお、第3図柄表示装置81に表示させた擬似画像の動きとしては、図33に示すような一方向(矢印X2方向)への画像の移動に限らず、擬似画像を回転させるなど、動画として表現できる各種動作を採用できる。
また、演出用可動体361が、第3図柄表示装置81の画面の前方を移動するものである場合には、その演出用可動体361に対応する擬似画像451を、第3図柄表示装置81の画面に重なる演出用可動体361の形状と同じ形状にするとともに、その擬似画像451の動き(移動方向、移動速度)を、演出用可動体361の動きと同じにすることが好ましい。即ち、演出用可動体361の表示と擬似画像451の表示とを両方行った場合には、擬似画像451の前方に演出用可動体361が重なるように、擬似画像451を形成して動かすことが好ましい。これにより、演出用可動体361の動作を停止させた場合であっても、その演出用可動体361が動作しているかのような演出を行うことができ、演出用可動体361による演出効果と同様の演出効果を得ることができる。
また、第3図柄表示装置81に表示された擬似画像451の動きと、パチンコ機10に設けられている演出用可動体361の動きとが同じである必要はなく、これらの動きは異なっていてもよい。動画の方が、ソレノイドやモータなどの電気部品により動作される演出用可動体361の動きに比べて動きの自由度が高いので、擬似画像451の動きを演出用可動体361の動きに比べて複雑な動きにすることが可能である。擬似画像451の動きを演出用可動体361の動きに比べて複雑な動きにすることにより、発光手段(LED301〜310,321〜323,341〜348)が消灯されたことによる見た目の派手さや豪華さの低減を補うことが可能となる。一方で、擬似画像451の動きと演出用可動体361の動きとの動きを同じにすることにより、通常消費モード時の演出と節電モード時の演出との違いによる違和感を遊技者に与えず、遊技者に安心感を与えることができる。
同様に、第3図柄表示装置81に表示された擬似画像451の形状と、パチンコ機10に設けられている演出用可動体361の形状とが同じである必要はなく、これらの形状は異なっていてもよい。節電モードにおいて表示される擬似画像451の形状を、演出用可動体361の形状と異ならせた場合、節電モードに特有の演出にすることができ、節電モードに設定することによる付加価値の提供が可能となる。
本実施形態では、擬似画像451を、図柄の変動や演出を表示するための第1〜第3の画像層とも、発光手段に対応する擬似画像を表示するための第4の画像層とも異なる第5の画像層に形成するように構成されている。これにより、図柄の変動や演出を表示するための画像層である第1〜第3の画像層に表示される内容(即ち、図柄の変動表示や演出など)にも、第4の画像層に表示される発光手段に対応する擬似画像にも影響を与えることなく、擬似画像451を表示させることができる。よって、擬似画像451を含む専用の変動表示データや演出データを用いるのではなく、擬似画像451の動画データにより擬似画像451を表示できるとともに、その動画データを種々の場面で使い回すことができるので、記憶容量の点で有利となる。なお、図33に示す例では、擬似画像451が形成された第5の画像を、第1〜第4の画像層よりも後側(即ち、遊技者から離れる側)に配置しているが、その配置順は特に限定されない。
なお、演出用可動体361が、第3図柄表示装置81の画面の前方を移動するものであり、その演出用可動体361に対応する擬似画像451の形状及び動きを、演出用可動体361の動きと同じにする場合には、擬似画像451を含む動画のデータ(変動表示データや演出データ)だけを準備しておくようにしてもよい。例えば、閉鎖時に第3図柄表示装置81の画面の前方に重なる演出用のシャッター部材が演出用可動体361として設けられている場合に、その演出用のシャッター部材が開閉する演出に対応する変動表示データや演出データについては、演出用のシャッター部材に対応する擬似画像451を含む動画のデータを準備する。擬似画像451を含む動画のデータを第3図柄表示装置81に表示させた場合、節電モードでは、演出用可動体361に代わる擬似画像451が遊技者に視認されることになる。その一方で、通常消費モードの場合であっても、演出用可動体361が擬似画像451の前方に位置するため、遊技者は、演出用可動体361を視認するので、その演出用可動体361の後方に擬似画像451が表示されていたとしても問題はない。よって、かかる場合には、変動表示データや演出データと、擬似画像451の動画データとの両方でなく、擬似画像451を含む動画のデータだけを準備すれば良いので、記憶容量の点で有利となる。
本実施形態のパチンコ機10は、節電モード時に、演出用可動体361に対応する擬似画像451が第3図柄表示装置81に表示されるので、演出用可動体361の動作が停止されたに伴って生じ得る不都合を回避することができる。つまり、演出用可動体361は、その動作によって演出効果を高める役割を果たすものであるので、かかる演出用可動体361の動作が節電モードにおいて停止された場合、演出効果が失われて遊技の興趣が低下する可能性がある。しかし、演出用可動体361に対応する擬似画像451が、第3図柄表示装置81に動画として表示されるので、それによって、演出用可動体361の動作停止に伴う演出効果の低下を補うことができる。
図34は、第2実施形態のパチンコ機10における演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。本実施形態では、消費電力モードが、通常消費モードと節電モードとの2種類であるので、第2実施形態のRAM273は、節電カウンタ273aに換えて節電フラグ273hを有している。また、第2実施形態のRAM273は、始動入賞時フラグ273iを有している。
節電フラグ273hは、消費電力モードが、2種類の消費電力モード(通常消費モード、節電モード)のうち、どちらのモードに設定されているかを示すフラグである。この節電モードフラグ273hがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、消費電力モードが節電モードに設定されていることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、消費電力モードが節電モードに設定されていない、即ち、通常消費モードに設定されていることを示す。節電モードフラグ273hは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、遊技者が節電ボタン23を操作する毎にオンとオフとが交互に切り換えられる。
始動入賞時フラグ273iは、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、第1入球口64に球が入賞したことを示すフラグである。始動入賞時フラグ273iがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、節電モードにおいて第1入球口64に球が入賞したことを示す。この始動入賞時フラグ273iは、節電モードにおいて第1入球口64に球が入賞した場合にオンに設定され、その入賞に伴う擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示が終了すると、オフ(即ち「0」)に設定される。なお、始動入賞時フラグ273iは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。
次に、図35から図40のフローチャートを参照して、第2実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理は、上述した図11〜図18に示したフローチャートの通りである。また、本実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される立ち上げ処理は、図19に示したフローチャートの通りである。
図35は、演出制御装置117内のMPU271により実行される、第2実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。この第2実施形態のメイン処理は、上述した第1実施形態のメイン処理(図20参照)と同様に、演出制御装置117の立ち上げ処理(図19参照)の終了後に実行され、その後は繰り返し実行される。
図35に示すように、第2実施形態のメイン処理では、演出用可動体制御処理(S1107)の後に、擬似ランプ表示処理(S2101)を実行する点で、図20に示した第1実施形態のメイン処理と異なる。
具体的に、第2実施形態のメイン処理では、節電ボタン23の操作に応じた消費電力モードの設定を行う消費電力設定処理を実行する(S1101)。なお、本実施形態の消費電力設定処理(S1101)の処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図36を参照して後述する。
消費電力モード設定処理(S1101)の実行後、モード変更ボタン22の操作に基づく演出モードの設定を行う演出モード設定処理を実行する(S1102)。なお、この第2実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであるか節電モードであるかにかかわらず、モード変更ボタン22によって3種類の演出モードをいずれも選択可能に構成されている。そのため、図示はしないが、本実施形態の演出モード設定処理(S1102)では、上述した第1実施形態の演出モード設定処理(図22参照)における演出モードカウンタ更新処理(S1225)の処理を省略している。
演出モード設定処理(S1102)の実行後、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから1ms以上が経過したか否かを判定する(S1103)。このとき、前回の判定が実行されてから1ms以上経過している場合には(S1103:Yes)、音声ランプ演出処理を実行し(S1104)、S1105の処理へ移行し、1ms以上経過していない場合には(S1103:No)、S1104の処理をスキップして、S1105の処理へ移行する。なお、本実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)の処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図37を参照して後述する。
S1105の処理では、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから20ms以上が経過したか否かを判定する(S1105)。このとき、前回の判定が実行されてから20ms以上経過している場合には(S1105:Yes)、表示演出処理を実行する(S1106)。なお、図示はしないが、本実施形態の表示演出処理(S1106)では、S1269の変動表示処理や、S1273の大当たり演出処理などにおいて、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、演出用可動体361を動作させるタイミングで、演出用可動体361に対応する擬似画像(例えば、擬似画像451)を第5の画像層(演出用可動体に対応する擬似画像を表示するための画像層)に形成して他の画像層に重ねて表示する処理が実行される。第5の画像層への擬似画像の形成は、その擬似画像の動画データに基づいて行われる。
S1106の処理後は、演出用可動体制御処理を実行する(S1107)。なお、図示はしないが、本実施形態の演出用可動体制御処理(S1107)は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合にはスキップされる。
S1107の処理後、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、発光手段に対応する擬似画像を各表示部441〜445に表示する処理である擬似ランプ表示処理を実行する(S2101)。この擬似ランプ表示処理(S2101)の詳細については、図39を参照して後述する。
擬似ランプ表示処理(S2101)の実行後、又は、S1105において、前回の判定が実行されてから未だ20msが経過していないと判定された場合には(S1105:No)、上述した第1実施形態と同様に、S1108〜S1112の処理を実行する。
次に、図36を参照して、第2実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)について説明する。図36は、第2実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)を示すフローチャートである。
本実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)では、まず、上述した第1実施形態と同様に、節電ボタン23が操作されたかを確認する(S1201)。このとき、節電ボタン23が操作されていなければ(S1201:No)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図35参照)に戻る。
一方、S1201の処理により確認した結果、節電ボタン23が操作された場合には(S1201:Yes)、節電フラグ273hがオンであるかを判別する(S2201)。S2201による判別の結果、節電フラグ273hがオフであれば(S2201:No)、節電フラグ273hをオンに設定し(S2202)、一方で、節電フラグ273hがオンであれば(S2201:Yes)、節電フラグ273hをオフに設定する(S2203)。そして、S2202又はS2203の処理後、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図35参照)に戻る。
次に、図37を参照して、第2実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)について説明する。図37は、第2実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)を示すフローチャートである。
本実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)では、まず、ランプ出力処理(S1241)を実行する。なお、この第2実施形態のランプ出力処理(S1241)は、上述した第1実施形態と同様に、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(LED301〜310,321〜323,341〜346)の出力を設定する処理であるが、その処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図38を参照して後述する。ランプ出力処理(S1241)の処理後は、上述した第1実施形態と同様に、演出ボタン入力監視・演出処理を実行する(S1242)。
演出ボタン入力監視・演出処理(S1242)の実行後、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2241)。S2241の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S2241:No)、上述した第1実施形態と同様に、ランプ編集処理(S1243)、音編集・出力処理(S1244)、及び液晶演出実行管理処理(S1245)を実行し、音声ランプ演出処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。
一方で、S2241の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合には(S2241:Yes)、消費電力モードが節電モードに設定されており、制御対象の発光手段であるLED301〜310,321〜323,341〜346は消灯されるため、それらの発光手段に対する点灯パターンの設定は不要となる。よって、かかる場合には、ランプ編集処理(S1243)はスキップして、上述した第1実施形態と同様に、音編集・出力処理(S1244)と液晶演出実行管理処理(S1245)とを実行し、音声ランプ演出処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。なお、本実施形態では、節電フラグ273hがオンである場合に(S2241:Yes)、ランプ編集処理(S1243)を実行しない構成としたが、ランプ編集処理(S1243)を実行する構成としてもよい。
次に、図38を参照して、第2実施形態のランプ出力処理(S1241)について説明する。図38は、第2実施形態のランプ出力処理(S1241)を示すフローチャートである。
本実施形態のランプ出力処理(S1241)では、まず、大当たり中であるか否かを判別し(S1251)、大当たり中であれば(S1251:Yes)、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2251)。
S2251の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S2251:No)、上述した第1実施形態と同様に、第6LED制御装置296に対し、通常輝度による発光を設定し(S1252)、処理をS2252に移行する。
一方で、S2251の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S2251:Yes)、第6LED制御装置296に対し、消灯を設定し(S2253)、処理をS2252に移行する。S2253の処理の結果、特定入賞口LED348が消灯されるが、本実施形態のパチンコ機10によれば、消灯された特定入賞口LED348の代替として、特定入賞口LED348に対応する擬似画像(代替画像)を擬似特定入賞口ランプ表示部445に表示するように構成されている(図39のS2265参照)。
また、S1251による判別の結果、大当たり中でなければ(S1251:No)、処理をS2252に移行する。S2252では、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2252)。S2252の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合には(S2252:No)、上述した第1実施形態と同様に、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、通常輝度による発光を設定し(S1254)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理(図37参照)へ戻る。
一方で、S2252の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合には(S2252:Yes)、上述した第1実施形態と同様に、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、消灯を設定し(S1258)、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理(図37参照)へ戻る。S1258の処理の結果、演出用の発光手段であるLED301〜310,321〜323,341〜346が消灯されるが、本実施形態のパチンコ機10によれば、消灯された演出用の発光手段の代替として、各表示部441〜443に擬似画像を表示するように構成されている(図39のS2263参照)。S1258の処理後、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理(図37参照)へ戻る。
次に、図39を参照して、上述した擬似ランプ表示処理(S2101)について説明する。図39は、上述した第2実施形態のメイン処理(図35参照)の中で実行される擬似ランプ表示処理(S2101)を示すフローチャートである。
擬似ランプ表示処理(S2101)では、まず、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2261)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合には(S2261:No)、消費電力モードが通常消費モードに設定されており、擬似画像を第3図柄表示装置81上の各表示部441〜445に表示する必要がないので、かかる場合には、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。
一方で、節電フラグ273hがオンであり、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S2261:Yes)、擬似ランプ編集処理を実行する(S2262)。擬似ランプ編集処理(S2262)は、通常消費モードにおいて実行されるランプ編集処理(S1243)に対応する処理であり、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう、各表示部441〜445に表示する擬似画像の表示態様を設定する処理である。
擬似ランプ編集処理(S2262)の処理後、その擬似ランプ編集処理で設定された表示態様に基づき、擬似装飾ランプ表示部442、擬似サイドランプ表示部442、および擬似告知ランプ表示部443に、擬似画像が、設定された表示態様で表示されるように制御を行う(S2263)。S2263の処理により、節電モードに設定されたことにより消灯された演出用の発光手段の代替(本実施形態では、LED341〜346の代替)として、擬似装飾ランプ表示部442、擬似サイドランプ表示部442、および擬似告知ランプ表示部443に、それらの発光手段に対応する擬似画像が表示される。
S2263の処理後、大当たり中であるか否かを判別し(S2264)、大当たり中であれば(S2264:Yes)、擬似ランプ編集処理で設定(S2262)された表示態様に基づき、擬似特定入賞口ランプ表示部445に、擬似画像が、設定された表示態様で表示されるように制御を行う(S2265)。S2265の処理により、節電モードに設定されたことにより消灯された特定入賞口LED348の代替として、擬似特定入賞口ランプ表示部445に、特定入賞口LED348に対応する擬似画像が表示される。
S2265の処理後、処理をS2266に移行する。また、S2264の処理による判別の結果、大当たり中でなければ(S2264:No)、S2265の処理をスキップして、処理をS2266に移行する。
S2266では、始動入賞時フラグ273iがオンであるか否かを判別する(S2266)。S2266の処理による判別の結果、始動入賞時フラグ273iがオンであれば(S2266:Yes)、擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示を終了するタイミングであるか否かを判別する(S2267)。
S2267の処理による判別の結果、擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示を終了するタイミングでない場合、即ち、擬似画像を引き続き擬似始動口ランプ表示部444に表示する場合には(S2267:No)、擬似ランプ編集処理で設定(S2262)された表示態様に基づき、擬似始動口ランプ表示部444に、擬似画像が、設定された表示態様で表示されるように制御を行い(S2268)、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。S2268の処理により、節電モードに設定されたことにより消灯された始動口LED347の代替として、擬似始動口ランプ表示部444に、始動口LED347に対応する擬似画像が表示される。
一方で、S2267の処理による判別の結果、擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示を終了するタイミングである場合には(S2267:Yes)、始動入賞時フラグ273iをオフに設定し(S2269)、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。また、S2266の処理による判別の結果、始動入賞時フラグ273iがオフであれば(S2266:No)、擬似始動口ランプ表示部444に擬似画像を表示するタイミングではないので、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。
次に、図40を参照して、第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)について説明する。図40は、第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)を示すフローチャートである。この第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)は、上述したコマンド受信割込処理(図29参照)の中で実行される処理である。なお、コマンド受信割込処理(図29参照)の中で実行される処理のうち、図40に示す始動口LED点灯制御処理(S1209)以外は、上述した第1実施形態と同様の処理が実行される。
本実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)では、まず、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2341)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S2341:No)、上述した第1実施形態と同様に、第5LED制御装置295に対し、通常輝度による発光を設定し(S1342)、所定の点灯パターンを、第5LED制御装置295に対して設定し(S1343)、始動口LED点灯制御処理を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
一方で、S2341の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S2341:Yes)、上述した第1実施形態と同様に、第5LED制御装置295に対し、消灯を設定する(S1346)。S1346の処理の結果、始動口LED347が消灯されるが、本実施形態のパチンコ機10によれば、上述した通り、消灯された始動口LED347の代替として、始動口LED347に対応する擬似画像を擬似始動口ランプ表示部444に表示するように構成されている(図39のS2268参照)。S1346の処理後、始動入賞時フラグ273iをオンに設定し(S2342)、始動口LED点灯制御処理を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
以上説明した通り、第2実施形態のパチンコ機10によれば、消費電力モードが節電モードに設定された場合には、所定の電気部品(内周LED301〜304や、装飾LED341,342などの一部の発光手段や、演出用可動体361などの演出用可動体)が消灯又は動作停止される一方で、かかる節電の対象となった所定の電気部品に対応する擬似画像(代替画像)が、その電気部品の発光態様や動作態様に応じた表示態様で第3図柄表示装置81に表示される。
よって、第2実施形態のパチンコ機10によれば、電気部品の消灯又は動作停止に伴う視覚的効果の低下(例えば、演出効果の低下)を抑制できる。このとき、図柄の変動表示や大当たり演出などを行うために使用される第3図柄表示装置81を、擬似画像を表示するために使用する表示装置として流用するので、電気部品を消灯又は動作停止させた分だけ、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。つまり、第2実施形態のパチンコ機10によれば、節電モードにおいて視覚的効果(例えば、演出効果)の低下を抑制できるので、節電を行いつつ、遊技の興趣の低下の抑制された好適な遊技を遊技者に提供できる。
次に、図41〜図50を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、節電モードに設定された場合に、図柄の変動表示を、LCDである第3図柄表示装置81に換えて、LCDより消費電力の少ない7セグメントLEDから構成される節電用図柄表示装置181を用いることによって消費電力の抑制を図る。なお、第3実施形態において、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
まず、図41を参照して、第3実施形態において、パチンコ機10に設けられている主な電気部品の動作が、消費電力モードに応じてどのように変更されるかについて説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10では、上述した第2実施形態と同様に、消費電力モードは、通常消費モードと、その通常消費モードに比べて電気部品による消費電力が小さい節電モードとの2種類のモードから構成される。
図41は、第3実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。図41に示すように、第3実施形態のパチンコ機10においても、通常消費モードでは、列挙されている各電気部品は、通常通りの輝度及び動作量で電気部品が動作する。
これに対し、消費電力モードが節電モードに設定されている場合、演出用の発光手段(内周LED301〜304、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)のうち、内周LED301〜304以外の各発光手段(即ち、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)は全て消灯される。一方で、内周LED301〜304については、輝度が通常輝度から中輝度に落とされる。
つまり、本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定された場合に、演出用の発光手段のうち、内周LED301〜304のみが中輝度で点灯(又は点滅)される。節電モードにおいて、遊技盤13に設けられている演出用の発光手段(装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)は全て消灯されるが、かかる遊技盤13の周囲を取り囲む内周LED301〜304を点灯又は点滅させることにより、遊技者が遊技を実行する際に視線を向ける遊技盤13の印象が暗くなることを抑制できる。その際、内周LED301〜304の輝度は通常輝度から中輝度に落とされているので、内周LED301〜304についても、通常消費モードに比べて消費電力を低減させており、好適な節電効果を得ることができる。
また、内周LED301〜304に比べて遊技盤13から離れて配置される外周LED305〜310や、下皿ユニット15に設けられた各発光手段(下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323)は、遊技中に遊技者が意識する割合は比較的低いので、これらの発光手段(外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323)を消灯させても、内周LED301〜304を点灯又は点滅させることにより、節電効果と演出効果とを好適に両立することができる。
また、本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合であっても、報知LED311、特定入賞口LED348、第1図柄表示装置37、及び第2表示図柄表示装置83については、上述した第1及び第2実施形態と同様に通常輝度のままとされる。
よって、報知LED311の輝度を消費電力モードにかかわらず通常輝度のままとすることにより、パチンコ機10に生じた各種エラーを、遊技者やホールの従業員に確実に報せることができ、エラーを迅速に解消して遊技者が早く遊技に復帰させることができたり、不正行為を早期に発見したりすることが可能となる。また、特定入賞口LED348の輝度を通常輝度のままにすることにより、特定入賞口65aが開放されることにより遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり遊技中であることを、遊技者に確実に認識させることができ、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさを低減させることを防ぐことができる。
また、第1図柄表示装置37や第2表示図柄表示装置83のように、遊技者の利益に関わる抽選結果を遊技者が視認できるように表示する装置は、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされるので、遊技者が自身の利益に関わる結果を確実に視認することができ、遊技者が抽選に関する不信感や不満などを抱くことを防止することができる。
その一方で、第1及び第2実施形態とは異なり、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、第3図柄表示装置81を消灯して節電を図るように構成されている。しかし、第3図柄表示装置81を消灯した場合には、大当たりの抽選結果を示す装飾的な図柄(第3図柄)を表示することができなくなる。大当たりの抽選結果を示す停止図柄は、第1図柄表示装置37のLED37bの点灯色によっても表示されるが、遊技者は、抽選結果が判別し易い装飾的な第3図柄に注目する傾向にあるので、節電モードにおいて第3図柄表示装置81が消灯されて第3図柄を見ることができなくなった場合には、遊技者は、大当たりの抽選結果を判別することができない。そのため、例えば、第1入球口64への入賞後、遊技者がその抽選結果を把握し難く、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じたり、外れが続いた場合に、第1入球口64への入賞を契機として行われるはずの抽選が本当に行われたかどうかの疑念を抱いたりするなどの不都合が生じる可能性がある。
かかる不都合を抑制するため、本実施形態のパチンコ機10には、3つの7セグメントLEDから構成される節電用図柄表示装置181が設けられており、節電モード時には、第3図柄表示装置81に換えて、この節電用図柄表示装置181を用いて停止図柄を表示するように構成されている。図41に示すように、節電用図柄表示装置181は、通常消費モード時には消灯されており、節電モードに設定された場合に通常輝度で点灯される。よって、節電モードにおいて、停止図柄は、第3図柄表示装置81ではなく、7セグメントLEDである節電用図柄表示装置181に数字で表示されるので、遊技者は、図柄の停止後ただちに大当たりの抽選結果を容易に判別することができ、上記例示した不都合などを防止できる。また、7セグメントLEDは、第3図柄表示装置81のようなLCDに比べて消費電力が小さいので、好適な節電効果を得ることができる。
また、本実施形態では、節電モード時における第3図柄表示装置81の消灯をLCDのバックライトの消灯によって行い、画像コントローラ274への電力供給は断たないように構成されている。これにより、節電モードから通常消費モードに切り換えられた場合には、第3図柄表示装置81を早期に復帰することができる。
次に、図42を参照して、上述した節電用図柄表示装置181について説明する。図42(a)は、節電用図柄表示装置181を説明するための模式図であり、図42(b)は、図42(a)のb−b線における側断面図である。
図42(a)に示すように、節電用図柄表示装置181は、3つの7セグメントLED181a〜181cから構成され、消費電力モードが節電モードに設定された場合に現出して第3図柄表示装置81を覆うシャッター部材180の前面側(遊技者に対向する側)に設けられる。具体的に、図42(a)に示す例では、節電用図柄表示装置181は、左側シャッター部材180Lの前面側における右側の端部付近に、3つの7セグメントLED181a〜181cを上下方向(正面視上下方向)に並べて設けたものとして構成される。なお、図示はしないが、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)の表示を制御する基板は左側シャッター部材180Lの裏面側に設けられている。
シャッター部材180は、センターフレーム86の開口86aの左側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域(開口86aから視認できる第3図柄表示装置81の領域)の左側を覆う左側シャッター部材180Lと、開口86aの右側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域の右側を覆う右側シャッター部材180Rとから構成される。これらのシャッター部材180L,180Rは、それぞれ、図示されない駆動ユニットに、その上下が左右方向に移動可能に支持されている。
なお、図示されない駆動ユニットは、左右のシャッター部材180L,180Rを動かすための動作装置(図示せず)として、サーボモータやステッピングモータなどの位置決め制御が可能なモータと、そのモータの回転子の回転運動を直線運動に変換するラック・ピニオン機構を有している。左右のシャッター部材180L,180Rの移動機構については、公知の技術であるので、その詳細は省略するが、左右のシャッター部材180L,180Rは、ラック・ピニオン機構によりモータの回転運動から変換された直線運動によって左右方向に移動する。
消費電力モードが通常消費モードである場合には、シャッター部材180は、左右のシャッター部材180L,180Rがセンターフレーム86内に収納された開放状態とされる。シャッター部材180が開放状態である場合には、第3図柄表示装置81の視認領域は遊技者から視認可能であり、遊技者は第3図柄表示装置81に表示された図柄の変動表示や大当たり演出などを視認することができる。
消費電力モードが通常消費モードから節電モードに切り換えられると、動作装置(図示せず)のモータが駆動制御され、それにより、左側シャッター部材180Lは、右向きの閉鎖移動方向(矢印ML方向)に移動し、右側シャッター部材180Rは、左向きの閉鎖移動方向(矢印MR方向)に移動する。左右のシャッター部材180L,180Rは、センターフレーム86の開口86aの略中央にて互いが接する状態で停止し、これにより、閉鎖状態を形成する。
シャッター部材180(180L,180R)が閉鎖状態にされると、図42(b)に示すように、第3図柄表示装置81の視認領域(即ち、開口86aから視認できる第3図柄表示装置81の領域)は、シャッター部材180によって覆われる。
上述した通り、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)は、左側シャッター部材180Lの前面側(遊技者に対向する側)に設けられているので、シャッター部材180(180L,180R)が開放状態である場合にはセンターフレーム86に隠れるために視認できず、シャッター部材180が閉鎖状態にされると現出して視認可能となる。つまり、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)は、消費電力モードが節電モードに設定されると現出して視認可能となる。よって、遊技者は、閉鎖状態のシャッター部材180が閉鎖状態となったことや、節電用図柄表示装置181の現出などから、消費電力モードが節電モードに設定されたことを認識できる。
本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81を消灯し、その代わりに、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)を用いて停止図柄(大当たり抽選の結果)を表示するように構成されている。なお、3つの7セグメントLED181a〜181cのうち、最上段に配置される第1の7セグメントLED181aは、第3図柄表示装置81に表示される上図柄列Z1(図6参照)に相当し、中段に配置される第2の7セグメントLED181bは、第3図柄表示装置81に表示される中図柄列Z2に相当し、最下段に配置される第3の7セグメントLED181cは、第3図柄表示装置81に表示される下図柄列Z3に相当する。
節電モード時には、これらの7セグメントLED181a〜181cを変動表示させた後、大当たり抽選の結果に応じた停止図柄を数字で表し停止表示させる。つまり、大当たり抽選により確変大当たりが選ばれている場合には、確変大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字(例えば、同じ奇数値の組み合わせ)が停止図柄として7セグメントLED181a〜181cに停止表示され、大当たり抽選により通常大当たりが選ばれている場合には、通常大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字(例えば、同じ偶数値の組み合わせ)が停止図柄として7セグメントLED181a〜181cに停止表示される。一方で、大当たり抽選により外れが選ばれている場合には、外れであることを示す所定の組み合わせの数字が停止図柄として7セグメントLED181a〜181cに停止表示される。
図42(a)に示すように、左側シャッター部材180Lには、右側(左側シャッター部材180Lの閉鎖移動方向の側)の端部の上方に切欠部180Laが形成されている。同様に、右側シャッター部材180Rには、左側(右側シャッター部材180Rの閉鎖移動方向の側)の端部の下方に切欠部180Raが形成されている。シャッター部材180(180L,180R)が閉鎖状態である場合には、遊技者は、これらの切欠部180La,180Raから第3図柄表示装置81の画面を臨むことができる。
上述した通り、消費電力モードが節電モードに設定された場合には、第3図柄表示装置81は消灯されるので、切欠部180La,180Raから臨む第3図柄表示装置81の画面は真っ暗な画面である。よって、遊技者は、切欠部180La,180Raを介して第3図柄表示装置81の画面の状態を確認することができ、その確認に基づいて第3図柄表示装置81が消灯されていることを知ることができる。よって、切欠部180La,180Raを介して視認できる第3図柄表示装置81の画面の状態から、自身が節電に協力していることを実感することができる。
図43は、節電用図柄表示装置181が閉鎖状態へ移行する過程を説明するための模式図である。本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定されると、第3図柄表示装置81を消灯するが、第3図柄表示装置81の消灯は、第3図柄表示装置81の表示内容を一瞬で消去する(消灯する)のではなく、表示内容を徐々に縮小し、所定の大きさまで縮小された後に、表示内容を消去するように構成されている。
具体的に、消費電力モードが節電モードに設定された場合には、図43に示すように、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小する。このとき、表示領域81aの外側の領域81bは所定色で点灯された領域として拡大する。なお、領域81bの点灯色(所定色)としては、黒色や赤色などの種々の色を採用できる。そして、表示領域81aが所定の大きさに到達した後に、表示領域81aの表示内容が消去される。
その一方で、シャッター部材180(180L,180R)を、第3図柄表示装置81の表示領域81aの縮小速度に合わせて、閉鎖移動方向(矢印ML方向,矢印MR方向)に徐々に移動させる。つまり、シャッター部材180を、表示領域81aの縮小に伴って拡大される領域81bとの重なりを増やすように徐々に閉鎖移動方向へ移動させる。そして、表示領域81aが所定の大きさまで縮小され、表示領域81aの表示内容が消去された後に、左右のシャッター部材180L,180Rを、互いに接する位置まで(即ち、完全な閉鎖状態となるまで)移動させる。
つまり、本実施形態のパチンコ機10は、遊技者が、一時的に、第3図柄表示装置81の表示内容と、節電用図柄表示装置181の表示内容との両方を視認可能となるように構成されている。よって、遊技者は、第3図柄表示装置81の表示内容と、節電用図柄表示装置181の表示内容とを見比べつつ、停止図柄(大当たり抽選の結果)の表示装置として使用する装置の切り換わりを観察することができる。これにより、第3図柄表示装置81から節電用図柄表示装置181への切り換えに伴って、停止図柄が変化するなどの不利益が生じないことを遊技者に確信させることができるので、遊技者に不信感を抱かせることなく遊技させることができる。
詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機10は、特に、表示領域81aが所定の大きさまで縮小された場合に図柄の変動表示が実行されていれば、停止図柄が第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181(181a〜181c)との両方に表示されるまで、シャッター部材180が完全な閉鎖状態にならないように構成されている。図43に示す例では、中ラインL2(図6参照)に「777」が停止図柄として表示されるとともに、節電用図柄表示装置181を構成する各7セグメントLED181a〜181cにそれぞれ「7」が停止図柄として表示されている。なお、本実施形態のパチンコ機10では、数字に対応するキャラクタ図柄が主図柄として表示されるが(図6参照)、図43では便宜上キャラクタ図柄を数字で表記している。
即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、表示領域81aが所定の大きさまで縮小され、かつ、図柄の変動表示が実行される場合には、第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181との両方に停止図柄が表示されてから、シャッター部材180を完全な閉鎖状態とするので、節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄(大当たり抽選の結果)が疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
また、本実施形態のパチンコ機10によれば、消費電力モードが節電モードに設定されると、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小し、シャッター部材180(180L,180R)は徐々に閉鎖される。よって、消費電力モードから節電モードへの切り換えを遊技者に印象付けることができ、節電が行われていることを遊技者に印象付けることができる。特に、消費電力モードから節電モードへの切り換えは、遊技者による節電ボタン23の操作によって行われるので、遊技者は、徐々に縮小する表示領域81aと、徐々に閉鎖するシャッター部材180とを視認した場合に、自身が節電に協力していることを実感できる。
なお、図43に示す例では、中ラインL2に大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字が停止図柄として表示され、その停止図柄のうち、上図柄列Z1の数字を7セグメントLED181aに表示し、中図柄列Z2の数字を7セグメントLED181bに表示し、下図柄列Z3の数字を7セグメントLED181cに表示しているが、大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字が中ラインL2以外の有効ライン(左ラインL1、右ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5)に揃った場合もまた、上図柄列Z1の数字を7セグメントLED181aに表示し、中図柄列Z2の数字を7セグメントLED181bに表示し、下図柄列Z3の数字を7セグメントLED181cに表示すればよい。また、停止図柄が外れを示す組み合わせである場合には、特定の有効ライン(例えば、中ラインL2)に並ぶ各図柄列Z1〜Z3の数字を、大当たりの場合と同様、7セグメントLED181a〜LED181cに表示すればよい。
図44は、第3実施形態のパチンコ機10における演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。第3実施形態のRAM273は、第2実施形態の構成(273b〜273i;図34参照)に加え、移行中フラグ273jと、閉鎖開始フラグ273kとを有している。
移行中フラグ273jは、シャッター部材180(180L,180R)の状態が、開放状態から閉鎖状態へ、又は、閉鎖状態から開放状態へ移行中であるか否かを示すフラグである。この移行中フラグ273jがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、シャッター部材180の状態が移行中であることを示す。一方で、移行中フラグ273jがオフ(即ち「0」)に設定されている場合には、シャッター部材180の状態が移行中でない、即ち、シャッター部材180の状態が、完全な閉鎖状態又は完全な開放状態で停止していることを示す。移行中フラグ273jは、遊技者が節電ボタン23を操作したことによりシャッター部材180の閉鎖又は開放が開始されると、オンに設定され、その後、シャッター部材180の状態が完全な閉鎖状態又は完全な開放状態になると、オフに設定される。なお、移行中フラグ273jは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。
閉鎖開始フラグ273kは、開放状態にあるシャッター部材180(180L,180R)が閉鎖を開始したことを示すフラグである。閉鎖開始フラグ273kがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、開放状態にあるシャッター部材180が閉鎖を開始したことを示す。この閉鎖開始フラグ273kは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、通常消費モードにおいて(即ち、節電フラグ273hがオフである場合に)、遊技者が節電ボタン23を操作するとオンに設定される。その後、シャッター180の閉鎖が開始されると、オフ(即ち「0」)に設定される。
次に、図45から図50のフローチャートを参照して、第3実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理は、上述した図11〜図18に示したフローチャートの通りである。また、本実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される立ち上げ処理は、図19に示したフローチャートの通りである。
図45は、演出制御装置117内のMPU271により実行される、第3実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。この第3実施形態のメイン処理は、上述した第1実施形態のメイン処理(図20参照)と同様に、演出制御装置117の立ち上げ処理(図19参照)の終了後に実行され、その後は繰り返し実行される。
図45に示すように、第3実施形態のメイン処理では、演出用可動体制御処理(S1107)の後に、S3101〜S3104の処理を実行する点で、図20に示した第1実施形態のメイン処理と異なる。
具体的に、第3実施形態のメイン処理では、節電ボタン23の操作に応じた消費電力モードの設定を行う消費電力設定処理を実行する(S1101)。なお、本実施形態の消費電力設定処理(S1101)の処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図46を参照して後述する。
消費電力モード設定処理(S1101)の実行後、モード変更ボタン22の操作に基づく演出モードの設定を行う演出モード設定処理を実行する(S1102)。なお、この第3実施形態もまた、上述した第2実施形態と同様に、消費電力モードが通常消費モードであるか節電モードであるかにかかわらず、モード変更ボタン22によって3種類の演出モードをいずれも選択可能に構成されている。そのため、図示はしないが、本実施形態の演出モード設定処理(S1102)では、上述した第2実施形態と同様に、第1実施形態の演出モード設定処理(図22参照)における演出モードカウンタ更新処理(S1225)の処理を省略している。
演出モード設定処理(S1102)の実行後、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから1ms以上が経過したか否かを判定する(S1103)。このとき、前回の判定が実行されてから1ms以上経過している場合には(S1103:Yes)、第1実施形態と同様に、音声ランプ演出処理を実行し(S1104)、S1105の処理へ移行し、1ms以上経過していない場合には(S1103:No)、S1104の処理をスキップして、S1105の処理へ移行する。
S1105の処理では、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから20ms以上が経過したか否かを判定する(S1105)。このとき、前回の判定が実行されてから20ms以上経過している場合には(S1105:Yes)、表示演出処理を実行する(S1106)。なお、図示はしないが、本実施形態の表示演出処理(S1106)は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合にはスキップされる。
S1106の処理後は、演出用可動体制御処理を実行する(S1107)。なお、図示はしないが、本実施形態の演出用可動体制御処理(S1107)は、上述した第2実施形態と同様に、消費電力モードが節電モードに設定されている場合にはスキップされる。
S1107の処理後、節電用図柄表示装置181の表示を制御する処理である節電用図柄表示制御処理を実行する(S3101)。なお、節電用図柄表示制御処理(S3101)の詳細については、図48を参照して後述する。
節電用図柄表示制御処理(S3101)の処理後、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S3102)。このとき、節電フラグ273hがオンである場合には(S3102:Yes)、停止図柄(大当たり抽選の結果)の表示装置として使用する装置を、通常消費モードから節電モードへの切り換えに伴い、第3図柄表示装置81から、節電用図柄表示装置181に切り換える処理である節電モード移行処理を実行する(S3103)。なお、この節電モード移行処理(S3103)の詳細については、図49を参照して後述する。
一方で、S3102の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合には(S3102:No)、停止図柄の表示装置として使用する装置を節電モードから通常消費モードへの切り換えに伴い、節電用図柄表示装置181から、第3図柄表示装置81に切り換える処理である節電モード解除処理を実行する(S3104)。なお、この節電モード解除処理(S3104)の詳細については、図50を参照して後述する。
節電モード移行処理(S3103)又は節電モード解除処理(S3104)の実行後は、上述した第1実施形態と同様に、S1108〜S1112の処理を実行する。また、S1105において、前回の判定が実行されてから未だ20msが経過していないと判定された場合もまた(S1105:No)、上述した第1実施形態と同様に、S1108〜S1112の処理を実行する。
次に、図46を参照して、第3実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)について説明する。図46は、第3実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)を示すフローチャートである。
本実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)では、まず、上述した第1実施形態と同様に、節電ボタン23が操作されたかを確認する(S1201)。このとき、節電ボタン23が操作されていなければ(S1201:No)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。
一方、S1201の処理により確認した結果、節電ボタン23が操作された場合には(S1201:Yes)、移行中フラグ273jがオンであるか否かを判別する(S3201)。このとき、移行中フラグ273jがオンであれば(S3201:Yes)、シャッター部材180(180L,180R)の状態が、開放状態から閉鎖状態へ、又は、閉鎖状態から開放状態へ移行中であるので、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。このように、本実施形態では、シャッター部材180(180L,180R)の状態が移行中、即ち、シャッター部材180が動作中である場合には、節電ボタン23の操作が無効となるように構成されている。
一方で、S3201の処理による判別の結果、移行中フラグ273jがオフであれば(S3201:No)、移行中フラグ273jをオンに設定する(S3202)。次いで、節電フラグ273hがオンであるかを判別する(S3203)。
S3203による判別の結果、節電フラグ273hがオフであれば(S2201:No)、節電フラグ273hをオンに設定し(S3204)、閉鎖開始フラグ273kをオンに設定して(S3205)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。
一方で、S3203による判別の結果、節電フラグ273hがオンであれば(S2201:Yes)、節電フラグ273hをオフに設定し(S3206)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。
次に、図47を参照して、第3実施形態のランプ出力処理(S1241)について説明する。図47は、第3実施形態のランプ出力処理(S1241)を示すフローチャートである。この第3実施形態のランプ出力処理(S1241)は、第3実施形態のメイン処理(図45参照)における音声ランプ演出処理(S1104)の中で実行される処理である。なお、音声ランプ演出処理(S1104)の中で実行される処理のうち、図47に示すランプ出力処理(S1241)以外は、上述した第1実施形態と同様の処理が実行される。
本実施形態のランプ出力処理(S1241)では、まず、大当たり中であるか否かを判別し(S1251)、大当たり中であれば(S1251:Yes)、上述した第1実施形態と同様に、第6LED制御装置296に対し、通常輝度による発光を設定し(S1252)、処理をS3251に移行する。一方で、S1251による判別の結果、大当たり中でなければ(S1251:No)、S1252の処理をスキップして、処理をS3251に移行する。
S3251では、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S3251)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S3251:No)、上述した第1実施形態と同様に、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、通常輝度による発光を設定し(S1254)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理へ戻る。
一方で、S3251の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S3251:Yes)、第1LED制御装置291に対し、内周LED301〜304が中輝度で発光されるように設定を行う(S3252)。次いで、第1LED制御装置291に対し、外周LED305〜310が消灯されるように設定を行い(S3253)、第2,第3LED制御装置292,293に対し、消灯を設定する(S3254)。このように、節電モードでは、S3252〜S3254の処理が実行されるので、演出用の発光手段のうち、内周LED301〜304のみが中輝度で点灯(又は点滅)され、その他の発光手段(外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323)は消灯される。
S3254の処理後は、S1255の処理を実行し、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理へ戻る。ただし、節電フラグ273hがオンである場合には、S3253及びS3254の処理が実行され、外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323が消灯されるので、かかる場合に実行されるS1255では、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンのうち、内周LED301〜304又は特定入賞口LED348に対する点灯パターンを、第1LED制御装置291又は第6LED制御装置296に対して設定する。なお、ランプ編集処理(S1243)において、節電フラグ273hがオンである場合には、外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323の点灯パターンを設定しないように構成してもよい。
次に、図48を参照して、上述した節電用図柄表示制御処理(S3101)について説明する。図48は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)の中で実行される節電用図柄表示制御処理(S3101)を示すフローチャートである。
節電用図柄表示制御処理(S3101)では、まず、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S3401)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合には(S3401:No)、消費電力モードが通常消費モードに設定されており、節電用図柄表示装置181による表示を行う必要がないので、かかる場合には、節電用図柄表示装置181を消灯し(S3417)、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3401の処理による判別の結果、節電フラグがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S3401:Yes)、大当たり中であるか否かを判別する(S3402)。S3402の処理による判別の結果、大当たり中でなければ(S3402:No)、変動中(図柄の変動表示中)であるか否かを判別する(S3403)。このとき、変動中でない場合は(S3403:No)、表示演出処理(図26参照)のS1263の処理と同様に、変動開始フラグ(図示せず)がオンであるかを判定する(S3404)。
S3404の処理による判定の結果、変動開始フラグがオフであれば(S3404:No)、各表示処理を実行する(S3416)。なお、この各表示処理(S3416)では、第3図柄表示装置81に表示させる画像を設定する処理、例えば、S1322の処理や、S1325の処理の中で画像の設定を行う処理を省略すること以外、第1実施形態の各表示処理(図28参照)と同様の処理が実行される。各表示処理(S3416)の実行後、節電用図柄表示装置181を消灯し(S3417)、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3404の処理による判定の結果、変動開始フラグがオンであれば(S3404:Yes)、変動開始フラグをオフし(S3405)、客待ち演出中フラグ273eをオフし(S3406)、変動中フラグ273cをオンする(S3407)。S3407の処理後、表示演出処理(図26参照)のS1267の処理と同様に、変動時間カウンタ(図示せず)に初期値を設定する(S3408)。
S3408の処理後、変動時間カウンタの値が0より大きいか否か、即ち、変動時間内であるか否かを判定する(S3409)。一方、S3403の処理による判定の結果、変動中である場合は(S3403:Yes)、変動時間カウンタの値から1減算して(S3415)、S3409の処理へ移行し、変動時間内であるか否かの判定を行う。
S3409の処理による判定の結果、変動時間内であれば(S3409:Yes)、節電用図柄表示装置181による変動表示を実行する(S3410)。即ち、節電用図柄表示装置181を構成する各7セグメントLED181a〜181cのセグメントパターンを変動させる。S3410の処理後、節電用図柄表示制御装置を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3409の処理による判定の結果、変動時間カウンタの値が0、即ち、変動時間が終了している場合には(S3409:No)、主制御装置110から受信した種別コマンドに基づいて設定された停止図柄を節電用図柄表示装置181(181a〜181c)に表示する(S3411)。S3411の処理後、変動中フラグ273cをオフし(S3412)、変動中モード変更フラグ273gをオフし(S3413)、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
また、S3402の処理による判別の結果、大当たり中であれば(S3402:Yes)、節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄を点滅させる(S3414)。節電モードにおいて、大当たりが生じた場合には、S3414の処理によって節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄が点滅するので、遊技者は、この点滅を視認することによって大当たり中であることを認識することができる。節電モード時には、大当たり中における節電用図柄表示装置181の表示態様が、変動中などの他の状態と異なる態様とされるので、遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり中であることを、遊技者に確実に認識させることができ、電気部品の動作(発光や動作)の抑制による遊技の興趣の低下を抑制できる。S3414の処理後、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
次に、図49を参照して、上述した節電モード移行処理(S3103)について説明する。図49は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)の中で実行される節電モード移行処理(S3103)を示すフローチャートである。
節電モード移行処理(S3103)では、まず、閉鎖開始フラグ273kがオンであるか否かを判別する(S3421)。このとき、閉鎖開始フラグ273kがオンであれば(S3421:Yes)、遊技者が節電ボタン23を操作したことにより、消費電力モードが通常消費モードから節電モードに切り換えられ、シャッター部材180(180L,180R)の閉鎖を開始するタイミングであるので、かかる場合には、まず、閉鎖開始フラグ273kをオフに設定する(S3422)。
S3422の処理後、第3図柄表示装置81の表示領域81a(図43参照)の縮小と、シャッター部材180の閉鎖とを設定し(S3423)、処理をS3424に移行する。S3423の処理が実行されると、表示演出処理(図26参照)の中で第3図柄表示装置81に表示すべき画像が所定の縮小速度で縮小するように形成されて、第3図柄表示装置81の表示領域81aに表示される。一方で、シャッター部材180(180L,180R)は、画像の縮小速度に合わせて閉鎖されるように、動作装置(図示せず)のモータが制御される。これにより、第3図柄表示装置81の表示領域81aが所定の縮小速度で縮小されるとともに、その縮小速度に合わせてシャッター部材180が閉鎖される。なお、表示領域81aの縮小に伴い、その表示領域81aの外側の領域81bは所定色で点灯された領域として拡大する。
一方で、S3421の処理による判別の結果、閉鎖開始フラグ273kがオフである場合には(S3421:No)、S3422,S3423の処理をスキップして、処理をS3424に移行する。
S3424では、移行中フラグ273jがオンであるか否かを判別する(S3424)。このとき、移行中フラグ273がオフである場合には(S3424:No)、シャッター部材180の状態が、完全な閉鎖状態又は完全な開放状態で停止しているので、かかる場合には、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方、S3424の処理による判別の結果、移行中フラグ273jがオンである場合には(S3424:Yes)、閉鎖状態へ移行中のシャッター部材180が所定位置に到達しているか否かを判別する(S3425)。このとき、シャッター部材180が所定位置に到達していなければ(S3425:No)、表示領域81aの縮小とシャッター部材180の閉鎖とを継続するために、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
S3425の処理による判別の結果、シャッター部材180が所定位置に到達している場合には(S3425:Yes)、シャッター部材180が所定位置で停止中であるか否かを判別する(S3426)。
S3426の処理による判別の結果、停止中でなければ(S3426:No)、第3図柄表示装置81の表示領域81aの縮小と、シャッター部材180の閉鎖とを停止し(S3427)、処理をS3428に移行する。一方で、停止中であれば(S3426:Yes)、S3427の処理をスキップして、処理をS3428に移行する。
S3428では、変動中(図柄の変動表示中)であるか否かを判別する(S3428)。このとき、変動中でなければ(S3428:No)、図柄の変動表示が開始されたか否かを判別する(S3429)。このとき、図柄の変動表示が開始されていなければ(S3249:No)、S3427の処理によりシャッター部材180の閉鎖(又は、表示領域81aの縮小)が停止されてから、所定時間(例えば、3秒)が経過したか否かを判別する(S3430)。
S3430の処理による判別の結果、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから、図柄の変動表示が実行されることなく(即ち、S3428:NoかつS3429:No)、所定時間も経過していない場合には(S3430:No)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3430の処理による判別の結果、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから、所定時間が経過した場合には(S3430:Yes)、シャッター部材180を完全に閉鎖し(S3431)、第3図柄表示装置81を消灯する(S3432)。よって、シャッター部材180が所定位置に到達したことにより閉鎖が停止してから、図柄の変動表示が行われない場合には、所定時間の経過後に、シャッター部材180を完全に閉鎖して、第3図柄表示装置81を消灯する。このとき、シャッター部材180を完全に閉鎖してから、第3図柄表示装置81の消灯を行うので、遊技者は、所定の大きさの表示領域81aに画像が表示された状態から、その表示領域81aが消されたことによる違和感を感じ難い。
また、シャッター部材180が完全に閉鎖された場合には、遊技者は、切欠部180La,180Raを介してのみ第3図柄表示装置81の画面の状態を視認することが可能である。ここで、領域81bの点灯色として、赤色などの色を採用した場合には、シャッター部材180が完全に閉鎖された後に、切欠部180La,180Raから視認される色の変化を明確に識別することができる。よって、遊技者は、その明確な色の変化によって節電モードであることを強く認識することができ、自身が節電に協力していることを強く実感することができる。
また、S3432において、第3図柄表示装置81の消灯は、LCDのバックライトの消灯によって行い、画像コントローラ274への電力供給は断たないようにする。画像コントローラ274への電力供給を断たないようにすることにより、消費電力モードを、節電モードから通常消費モードに切り換えた場合には、第3図柄表示装置81を早期に復帰できる。
S3414の処理後、移行中フラグ273jをオフに設定して(S3433)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3428の処理による判別の結果、変動中であれば(S3428:Yes)、変動時間カウンタ(図示せず)の値が0であるか否かを判別する(S3434)。また、S3429の処理による判別の結果、図柄の変動表示が開始された場合もまた(S3429:Yes)、処理をS3434に移行する。
S3434の処理による判別の結果、変動時間カウンタの値が0、即ち、変動時間が終了するタイミングである場合には(S3434:Yes)、処理をS3431に移行する。なお、この場合、第3図柄表示装置81に表示された停止図柄を所定の確定表示時間(例えば、0.5秒)だけ維持してから、S3431の処理(シャッターの完全閉鎖)を実行する。
一方で、S3434の処理による判別の結果、変動時間カウンタの値が0でなければ(S3434:No)、変動時間カウンタの値が0になるのを待機するために、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
このように、本実施形態のパチンコ機10によれば、シャッター部材180が所定位置に到達したことにより閉鎖が停止した時点で変動中であった場合、又は、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから図柄の変動表示が開始された場合には、その変動表示が終了するまでシャッター部材180の完全閉鎖を行わない。つまり、所定の大きさに縮小された表示領域81aにて図柄の変動表示が実行された場合には、停止図柄が第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181(181a〜181c)との両方に表示されるまで、シャッター部材180が完全な閉鎖状態にならないように構成されている。よって、節電モードに設定されたことにより節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄(大当たり抽選の結果)が疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができるので、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
次に、図50を参照して、上述した節電モード解除処理(S3104)について説明する。図50は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)の中で実行される節電モード解除処理(S3104)を示すフローチャートである。
節電モード解除処理(S3104)では、まず、移行中フラグ273jがオンであるか否かを判別する(S3441)。このとき、移行中フラグ273がオフである場合には(S34241:No)、シャッター部材180(180L,180R)の状態が、完全な開放状態で停止しているので、かかる場合には、節電モード解除処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方、S3441の処理による判別の結果、移行中フラグ273jがオンである場合には(S3441:Yes)、シャッター部材180は完全な開放状態であるので、かかる場合には、第3図柄表示装置81を点灯する(S3442)。S3442の処理が実行されると、表示演出処理(図26参照)において形成された画像が第3図柄表示装置81の視認領域全体に表示されることになる。
S3442の処理後、シャッター部材180を完全に開放させる(S3442)。よって、遊技者が節電ボタン23を操作したことにより、消費電力モードが節電モードから通常消費モードに切り換えられた場合には、第3図柄表示装置81を点灯してから、シャッター部材180を完全に開放する。このとき、第3図柄表示装置81を点灯してから、シャッター部材180を開放するので、左右のシャッター部材180L,180Rの間から、第3図柄表示装置81の暗い画面が見えることはない。そのため、第3図柄表示装置81の消灯状態から点灯状態への切り換えが判り難くなり、切り換えの違和感を感じ難い。 S3442の処理後、移行中フラグ273jをオフに設定して(S3444)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
以上説明した通り、第3実施形態のパチンコ機10によれば、節電モード時には、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から、節電用図柄表示装置181に切り換えるように構成されている。節電用図柄表示装置181を構成する7セグメントLED181a〜181cは、第3図柄表示装置81の表示画面を構成するLCDに比べて消費電力が小さいので、好適な節電効果を得ることができる。
また、大当たりの抽選により選ばれた結果は、遊技者の利益を左右するものであるので、その結果に応じた停止図柄は、遊技者が特に注目する図柄であり、遊技者は、その大当たり抽選の結果を判別し易い装飾的な第3図柄を特に注目する傾向がある。そのため、第3図柄表示装置81を消灯して第3図柄による停止図柄を非表示にした場合には、遊技者は、抽選結果を把握し難く、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じたり、外れが続いた場合に、大当たり抽選が本当に又は正当に行われたかどうかの疑念を抱いたりするなどの不都合が生じる可能性がある。しかし、第3実施形態のパチンコ機10によれば、第3図柄表示装置81を消灯する代わりに、大当たり抽選の結果を示す停止図柄を、節電用図柄表示装置181を用いて数字の組み合わせによって表すように構成されるので、上記例示した不都合を好適に防止できる。
また、第3実施形態のパチンコ機10によれば、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から、節電用図柄表示装置181に切り換える場合には、第3図柄表示装置81に表示されている表示内容(例えば、図柄の変動表示や、大当たり演出)に対応する表示が、節電用図柄表示装置181にも表示された後、第3図柄表示装置81を消灯するように構成されている。つまり、第3図柄表示装置81と、節電用図柄表示装置181との両方に同等の内容の表示をさせた後、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から節電用図柄表示装置181に切り換えるように構成されている。よって、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(例えば、図柄の変動表示や停止図柄など)と、節電用図柄表示装置181に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
また、第3実施形態のパチンコ機10によれば、節電モードにおいて、演出用の発光手段のうち、遊技盤13の周囲を取り囲む内周LED301〜304のみが点灯(又は点滅)されるように構成されているので、遊技者が遊技を実行する際に視線を向ける遊技盤13の印象が暗くなることを抑制できる。また、その際には、内周LED301〜304の輝度は通常輝度から中輝度に落とされているので、内周LED301〜304についても、通常消費モードに比べて消費電力を低減させており、好適な節電効果を得ることができる。
次に、図51〜図53を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態もまた、上述した第3実施形態と同様に、節電モードに設定された場合に、図柄の変動表示を、第3図柄表示装置81に換えて、LCDより消費電力の少ない7セグメントLEDから構成される節電用図柄表示装置181を用いることによって消費電力の抑制を図る。なお、この第4実施形態では、第3図柄表示装置81を、第1及び第2実施形態と同様にLCDから構成されるものとする。なお、上述した第3実施形態では、遊技者が節電ボタン23を操作したことにより、消費電力モードが通常消費モードから節電モードに切り換えられたタイミングで、節電用図柄表示装置181を点灯する構成としたが、第4実施形態では、表示領域81aが所定の大きさに到達したタイミングで、節電用図柄表示装置181の使用が開始される。この第4実施形態において、上述した第1〜3実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図51は、第4実施形態のパチンコ機10における演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。第4実施形態のRAM273は、第3実施形態の構成(273b〜273k;図44参照)に加え、閉鎖停止フラグ273lを有している。なお、図51では、ブロック体の小文字の「l(エル)」を、筆記体のエルで標記している。
閉鎖停止フラグ273lは、開放状態から閉鎖状態へと移行するシャッター部材180(180L,180R)が所定位置で停止しているか否かを示すフラグである。この閉鎖停止フラグ273lがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、シャッター部材180が所定位置で停止されていることを示す。一方で、閉鎖停止フラグ273lがオフ(即ち「0」)に設定されている場合には、シャッター部材180が所定位置で停止されていない、即ち、シャッター部材180が、開放状態から閉鎖状態への移行中であるか、完全な閉鎖状態であるか、完全な開放状態であることを示す。閉鎖停止フラグ273lは、開放状態から閉鎖状態へと移行するシャッター部材180が所定位置に到達するとオンに設定され、その後、所定時間(例えば、3秒)が経過するとオフに設定される。なお、閉鎖停止フラグ273lは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。
次に、図52及び図53のフローチャートを参照して、第4実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理は、上述した第3実施形態と同様に、図11〜図18に示したフローチャートの通りである。また、本実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される立ち上げ処理もまた、上述した第3実施形態と同様に、図19に示したフローチャートの通りである。
また、演出制御装置117内のMPU271により実行される、第4実施形態のメイン処理は、閉鎖停止フラグ273lがオンである場合にスキップされる点と、節電用図柄表示制御処理(S3101)の処理と、節電モード移行処理(S3103)の処理とが異なる以外は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)と同様の処理が実行される。
次に、図52を参照して、第4実施形態の節電用図柄表示制御処理(S3101)について説明する。図52は、第4実施形態の節電用図柄表示制御処理(S3101)を示すフローチャートである。
図52に示すように、第4実施形態の節電用図柄表示制御処理(S3101)は、第3実施形態の節電用図柄表示制御処理(図48参照)におけるS3401の処理に換えて、閉鎖停止フラグ273lがオンであるか否かを判別する処理(S4401)が実行される点が、上述した第3実施形態と異なる。
具体的に、第3実施形態のメイン処理では、まず、閉鎖停止フラグ273lがオンであるか否かを判別する(S4401)。このとき、閉鎖停止フラグ273lがオフであれば(S4401:No)、第3実施形態と同様に、S3417の処理を実行する。
一方で、S3401の処理による判別の結果、閉鎖停止フラグ273lがオンであれば(S4401:Yes)、第3実施形態と同様に、S3402〜S3417の処理を実行する。
次に、図53を参照して、第4実施形態の節電モード移行処理(S3103)について説明する。図53は、第4実施形態の節電モード移行処理(S3103)を示すフローチャートである。
図53に示すように、第4実施形態の節電モード移行処理(S3103)では、上述した第3実施形態と同様に、S3421〜S3426の処理を実行する。ここで、S3426の処理による判別の結果、シャッター部材180が所定位置で停止中でなければ(S3426:No)、上述した第3実施形態と同様に、第3図柄表示装置81の表示領域81aの縮小と、シャッター部材180の閉鎖とを停止する(S3427)。
S3427の処理後、閉鎖停止フラグ273lをオンに設定する(S4421)。閉鎖停止フラグ273lがオンに設定されたことにより、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)の使用が開始される(図52参照)。よって、このタイミングで、第3図柄表示装置81の表示内容に対応する内容の表示が節電用図柄表示装置181に表示される。
S4421の処理後、上述した第3実施形態と同様に、3427の処理によるシャッター部材180の閉鎖が停止されてから、所定時間(例えば、3秒)が経過したか否かを判別する(S3430)。また、S3426の処理による判別の結果、シャッター部材180が所定位置で停止中であれば(S3426:Yes)、S3427,S4421の処理をスキップして、処理をS3430に移行する。
S3430の処理による判別の結果、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから所定時間が経過していない場合には(S3430:No)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。一方で、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから所定時間が経過した場合には(S3430:Yes)、閉鎖停止フラグ273lをオフに設定する(S4422)。S4422の処理後、上述した第3実施形態と同様に、S3431〜S3433の処理を実行する。
以上説明した通り、第4実施形態のパチンコ機10によれば、上述した第3実施形態と同様に、第3図柄表示装置81と、節電用図柄表示装置181との両方に同等の内容の表示をさせた後、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から節電用図柄表示装置181に切り換えるように構成されているので、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(例えば、図柄の変動表示や停止図柄など)と、節電用図柄表示装置181に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
かかる第4実施形態のパチンコ機10によれば、さらに、節電ボタン23が操作されたことにより節電モードが設定された後の所定のタイミング(具体的には、表示領域81aが所定の大きさに到達したタイミング)で、節電用図柄表示装置181の使用が開始されるように構成されているので、第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181との両方を使用する期間が短くなるので、より好適に消費電力の抑制を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した各実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施形態では、音声出力や各種発光手段(LEDやランプなど)の点灯の制御と、第3図柄表示装置81の制御とを1の制御装置(即ち、演出制御装置117)によって行う構成としたが、音声出力や各種発光手段の点灯の制御と、第3図柄表示装置81の制御とを別々の制御装置により行う構成としてもよい。
例えば、音声出力や各種発光手段の点灯の制御を行う制御装置(音声ランプ制御装置)を主制御装置110に接続し、第3図柄表示装置81の制御する制御装置(表示制御装置)を音声ランプ制御装置に接続して、各コマンドを主制御装置110から音声ランプ制御装置に送信し、その音声ランプ制御装置から表示制御装置に表示の指示がなされるよう構成してもよい。あるいは、第3図柄表示装置81の制御する制御装置(表示制御装置)を主制御装置110に接続し、音声出力や各種発光手段の点灯の制御を行う制御装置(音声ランプ制御装置)を表示制御装置に接続して、各コマンドを主制御装置110から表示制御装置に送信し、その表示制御装置から音声ランプ制御装置に、音声出力や各種発光手段の点灯の制御指示がなされるよう構成してもよい。また、主制御装置110から表示制御装置に直接コマンドを送信するものとしてもよい。
また、上記第1実施形態では、節電ボタン23が操作された場合に節電カウンタ273aを更新する消費電力モード設定処理(図21参照)を、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行する構成としたが、この消費電力モード設定処理を、定期的(例えば、2ms毎)に実行されるタイマ割込処理の中で実行する構成としてもよい。同様に、上記第2〜4実施形態の消費電力モード設定処理(図36,図46参照)を、定期的(例えば、2ms毎)に実行されるタイマ割込処理の中で実行する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、節電ボタン23を演出制御装置117に接続する構成としたが、節電ボタン23を主制御装置110に接続し、その設定を主制御装置110に読み込ませ、読み込んだ設定に応じた設定コマンドを演出制御装置117へ出力し、その設定コマンドによって節電カウンタ273a又は節電フラグ273hを設定するように構成してもよい。かかる場合には、演出制御装置117により制御される発光手段(LEDやランプなど)の発光(点灯又は点滅)や、演出用可動体361による動作だけでなく、主制御装置110により制御される発光手段の発光や、演出用可動体による動作についても、その消費電力を消費電力モードに応じて変更することができる。例えば、LEDである特図保留ランプ37cや、第2図柄保留ランプ84の輝度を、上記第1実施形態と同様に、通常消費モードに設定されている場合には通常輝度とし、小節電モードに設定されている場合には中輝度とし、大節電モードに設定されている場合にはゼロ(即ち、消灯)にすることができる。
また、上記第1実施形態のように、節電ボタン23を演出制御装置117に接続する構成とした場合に、節電カウンタ273aの値に応じた設定コマンドを主制御装置110へ出力し、その設定コマンドによって、主制御手段110のRAM203内に設けた、節電カウンタ273aと同様の節電カウンタの値を設定するように構成してもよい。同様に、上記第2〜第4実施形態のように、節電ボタン23を演出制御装置117に接続する構成とした場合に、節電フラグ273hの状態に応じた設定コマンドを主制御装置110へ出力し、その設定コマンドによって、主制御手段110のRAM203内に設けた、節電フラグ273hと同様の節電フラグを設定するように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、発光手段(LED)の輝度を落とす(下げる)ことにより消費電力の節電を図る構成としたが、発光させるLEDを間引くことによって消費電力を下げる構成としてもよい。上記第2〜第4実施形態についてもまた、節電モードに設定された場合に、発光させるLEDを間引くことによって消費電力を下げる構成としてもよい。例えば、小節電モードに設定された場合に、対象となる各LED301〜310,321〜323,341〜346について、それぞれ1つ置きに点灯させることにより、消費電力の節電を図るように構成してもよい。この場合、各LED301〜310,321〜323,341〜346について、それぞれの形状ができるだけ変化しないように、両端のLEDや角部にあたるLEDを優先的に点灯させるようにすることが好ましい。
また、演出としてLED等の発光手段を点滅させる場合には、節電モード(小節電モード、大節電モード)において、点灯回数又は点灯時間を通常消費モードに比べて減らすことにより(即ち、消灯時間を増やすことにより)、消費電力の節電を図るように構成してもよい。上記第2〜第4実施形態についてもまた、節電モードに設定された場合に、点灯回数又は点灯時間を通常消費モードに比べて減らすことにより、消費電力の節電を図るように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、演出用可動体361の動作量を減らすことにより消費電力の節電を図る構成としたが、動作させる演出用可動体361の数を減らすことにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。あるいは、節電モードにおいて、全ての演出用可動体361を動作させない(停止させる)ようにしてもよい。上記第2〜第4実施形態についてもまた、節電モードに設定された場合に、動作させる演出用可動体361の数を減らすことにより消費電力の節電を図る構成であったり。全ての演出用可動体361を動作させないことにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、発光手段(LED)の輝度を下げたり、演出用可動体361の動作量を減らすことによって消費電力の節電を図る構成としたが、スピーカ装置226から出力(放音)される音の音量を小さくすることにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。また、放音に使用するスピーカ装置226の数を減らすことにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、大節電モードに設定された場合に、役物演出モードを設定できない構成としたが、役物演出モードに換えて又は加えて、予告演出モードを設定できない構成としてもよい。また、通常消費モードに比べて消費電力を抑制するモードにおいて、一般演出モードだけを選択可能に構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、大節電モードに設定された場合に、その後のモード変更ボタン22の操作によって役物演出モードを設定できない構成としたが、演出モードが役物演出モードであるときに、節電ボタン23の操作によって大節電モードに設定された場合には、そのときに設定されている役物演出モードを強制的に他の演出モード(例えば、一般演出モード)に変更させる構成としてもよい。あるいは、演出モードが役物演出モードであるときに、節電ボタン23の操作によって大節電モードに設定された場合には、現在の演出モードが役物演出モードであることを遊技者に報知する(例えば、第3図柄表示装置81にその旨を表示する)ように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、消費電力モードを、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類から構成したが、第2〜第4実施形態と同様に、通常消費モードに比べて消費電力を抑制するモードを節電モードのみとし、消費電力モードを、通常消費モードと、節電モードとの2種類から構成してもよい。また、節電モードを消費電力を抑制する度合いに応じて3種類以上のモードに分け、消費電力モードを、通常消費モードと、3種類以上の節電モードとから構成してもよい。
また、上記第2〜第4実施形態では、消費電力モードを、通常消費モードと節電モードとの2種類から構成したが、節電モードを消費電力を抑制する度合いに応じた複数のモードに分ける構成としてもよい。例えば、上記第1実施形態と同様に、消費電力モードを、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類から構成してもよい。
また、上記各実施形態では、報知LED311は消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとしたが、報知LED311のように種々の報知事象を報知するための発光手段の場合には、節電モードにおいては、その内容に応じて輝度を落とすように構成してもよい。例えば、報知LED311がエラー発生の報知を行う場合には、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとし、報知LED311が払い出し中の報知を行う場合には、節電モードにおいて輝度を落とすようにしてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであっても、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、LCDである第3図柄表示装置81については変化させない構成としたが、節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81の表示領域を通常消費モードに比べて狭めることによって消費電力の節電を図るように構成してもよい。例えば、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には、第3図柄表示装置81の画面全体で表示を行うが、小節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81の画面の例えば80%の領域を使って演出の縮小表示を行い、残りの領域(例えば、全体の20%に相当する画面周囲の領域)を消灯させるようにしてもよい。一方、大節電モードに設定された場合には、小節電モードに設定された場合よりもさらに小さな領域(例えば、第3図柄表示装置81の画面の60%)を使って演出を縮小表示させ、残りの領域を消灯させればよい。なお、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に、上下方向から現出してLCDである第3図柄表示装置81の一部又は全部を覆う位置で停止させることができるシャッター部材が設けられている場合には、第3図柄表示装置81におけるシャッター部材により覆うことが可能な所定の大きさの領域を消灯し、残りの領域で演出の縮小表示を行ってもよい。
また、上記各実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであっても、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、LCDである第3図柄表示装置81については変化させない構成としたが、節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81に表示させる内容を、通常消費モードにおいて表示される動画より動きの少ない動画又は静止画に変更することにより、消費電力の節電を図るように構成してもよい。かかる場合には、節電モード用に専用の演出データを持たせたり、通常消費モードにおいて表示される動画の演出データを間引いて使用すればよい。
また、上記第1実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであっても、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、LCDである第3図柄表示装置81については変化させない構成としたが、節電モードに設定された場合に、3列の各図柄列に相当する3つの7セグメントLEDを設け、これらの7セグメントLEDにより図柄の変動表示を行うようにしてもよい。なお、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に、上下方向から現出してLCDである第3図柄表示装置81の一部又は全部を覆う位置で停止させることができるシャッター部材が設けられている場合には、このシャッター部材の正面(遊技者が視認する面)に3つの7セグメントLEDを設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、発光手段であるLEDを遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置したが、節電モード用に、照射方向を前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13の面に沿った方向に向けた発光手段(例えば、LED)を設けてもよい。照射方向を遊技盤13などの面に沿った方向に向けた発光手段は、広範囲の領域を照らし明るくすることができるので、少ない発光手段であっても十分な彩りを提供することができる。かかる節電モード用の発光手段(即ち、照射方向を遊技盤13などの面に沿った方向に向けた発光手段)を、主要な部品(例えば、特定入賞装置65や、第1入球口64など)に設けるように構成してもよい。また、節電モード用の発光手段を、遊技盤13の周囲に沿って設けることにより、節電モードであっても演出中に十分な彩りを提供できる。また、節電モード用の発光手段の照射方向を、通常消費モードにおいて使用されるLED(即ち、照射方向が遊技者に向かって照射される発行手段)の並び方向に沿う方向に設定することにより、少ない発光手段の数で、通常消費モードにおいて使用されるLEDの並びにより形成される形状と同様の形状を模倣することができる。
また、上記第1実施形態では、例えば、前面枠14に設けられた発光手段のうち、内周LED301〜304及び外周LED305〜310について、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定されている場合には、輝度を通常輝度に比べて落とすように構成したが、節電モードにおいて内周LED301〜304の輝度は通常輝度のままとし、外周LED305〜310の輝度を落とす又は消灯させる構成としてもよい。即ち、遊技領域に近い側の発光手段(この場合は、内周LED301〜304)の輝度を優先的に通常輝度とし、遊技領域から離れる側の発光手段(この場合は、外周LED305〜310)の輝度を落とす又は消灯させるように構成してもよい。遊技者は、遊技領域を見ながら遊技を行うので、遊技領域に遠い発光手段に対する意識は比較的希薄である。そのため、遊技領域から離れる側の発光手段である外周LED305〜310の輝度を落とす又は消灯させたとしても、そのことに対し、遊技者はあまり気にならず、遊技の興趣が低下する可能性も低い。一方で、遊技者は、遊技領域に近い発光手段ほど発光態様を意識し易いので、遊技領域に近い発光手段である内周LED301〜304の輝度を落とした場合、遊技者が演出に違和感を感じ易く、それにより、遊技の興趣が低下する可能性が高い。よって、遊技領域に近い側の発光手段の輝度を優先的に通常輝度とし、遊技領域から離れる側の発光手段の輝度を落とす又は消灯させるようにすることにより、節電モードにおいて遊技者が感じる興趣の低下を抑制できる。
また、上記第1実施形態では、発光手段(LED)の輝度を下げることによって消費電力の節電を図る構成としたが、演出用の発光手段を全て消灯し、第3図柄表示装置81の画面に、センターフレーム86や告知ランプ85の発光態様を擬似的に表示させる構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、演出用可動体361の動作量を減らすことによって消費電力の節電を図る構成としたが、演出用可動体361を動作させず、第3図柄表示装置81の画面に、演出用可動体361を模した表示を現出させ、その表示を動かすことにより、演出用可動体361の動作を擬似的に表示させる構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、客待ち演出中の消費電力の節電については考慮していなかったが、客待ち演出中についても、例えば、上記第1実施形態と同様に、発光手段(LED)の輝度を下げるなどの制御を行うことによって消費電力の節電を図るように構成してもよい。あるいは、上記第2実施形態と同様、客待ち演出中に、発光手段に対応する擬似画像(代替画像)を、第3図柄表示装置81の視認領域の外周側に表示する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者による節電ボタン23の操作(押下)に基づいて消費電力モードを変更に構成したが、ホールの従業員が節電ボタン23を特定操作(例えば、5秒の長押しや、節電ボタンが複数のボタンから構成される場合には特定の押し順で操作する、など)した場合には、所定の解除操作(例えば、電源の再投入など)を行うまで、そのときに設定されていた消費電力モードを固定できるように構成してもよい。また、消費電力モードを固定できる専用のスイッチやボタンなどを、パチンコ機10の裏面(例えば、演出制御装置117)などに設けてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることなく、遊技者でなくホールの従業員のみが操作可能なスイッチやボタンを設け、遊技者でなくホールの従業員が消費電力モードを変更できるようにしてもよい。この場合、例えば、演出制御装置117などパチンコ機10の裏側にスイッチやボタンを設けることで、ホールの従業員のみが操作可能なものとすることができる。なお、演出制御装置117に対して上述のスイッチやボタンを設ける場合には、スピーカ装置26の音量を調整するボリューム操作部と兼用するようにすれば、操作部を追加的に搭載することなく消費電力モードが従業員のみによって変更できる構成を実現することができる。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることなく、又は、節電ボタン23を設けることに加えて、所定のタイミング(例えば、客待ち演出の開始タイミング)で消費電力モードが通常消費モードから、節電モードに自動的に切り換わったり、所定のタイミング(例えば、遊技の開始タイミングとみなすことが可能なタイミングである、所定の入賞口への入賞や、操作ハンドル51の操作の検知や、モード変更ボタン22や演出ボタン53の検知など)で消費電力モードが節電モードから通常消費モードに切り換わったりする構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることに加えて、遊技者でなくホールの従業員のみが操作可能なスイッチやボタンを設け、このスイッチやボタンをホールの従業員が操作することで遊技者による消費電力モードの切り換えが可能な状態と不可能な状態とを変更できる構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることなく、又は、節電ボタン23を設けることに加えて、遊技者でなくホールの従業員のみが操作可能なスイッチやボタンを設け、このスイッチやボタンをホールの従業員が操作することで、上述した所定のタイミング(例えば、所定の入賞口への入賞や、操作ハンドル51の操作の検知や、モード変更ボタン22や演出ボタン53の検知など)による消費電力モードの切り換えが許容される状態と、許容されない状態とに変更できる構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、主制御装置110が、第1図柄の変動表示の終了タイミングで、第3図柄の変動表示の終了を指示する停止コマンドを設定して演出制御装置117へ出力し、演出制御装置117は、その停止コマンドを受信したことに基づいて、第3図柄の変動表示を終了させる構成としたが、演出制御装置117が、変動時間カウンタ(図示せず)により第3図柄の変動時間を計時することにより、第3図柄の変動表示の実行期間を管理する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、特図保留球数Nの値(即ち、第1入球口64への入賞の保留回数)を第3図柄表示制御装置81の画面(特図保留数表示部87)に表示させる構成としたが、演出制御装置117により制御されるLEDである特図保留ランプを設け、特図保留球数Nの値に応じた数のLEDを点灯させるようにしてもよい。また、特図保留数表示部87は、特図保留球数Nの値を数字によって表すものであったり、あるいは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよい。また、第1入球口64への入賞の保留回数を第1図柄表示装置37において表示するようにしてもよい。なお、その場合は、特図保留数表示部87や特図保留ランプによる表示を行わないものとしてもよい。
また、上記実施形態では、第1入球口64への入賞および第2入球口67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1入球口64への入賞に基づく変動表示の保留回数を、第3図柄表示装置81の一部においても、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良く、第1図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留回数を通知するように構成しても良い。
また、上記第2実施形態では、擬似画像が形成された第4の画像層を、図柄の変動や演出を表示するための画像層(第1〜第3の画像層)重ねることによって第3図柄表示装置81に表示する構成としたが、第1〜第3の画像層に形成する表示内容(図柄の変動や演出など)を、各表示部441〜445の表示領域の内側に表示可能な大きさに縮小してもよい。
また、上記第2実施形態では、擬似画像(擬似画像451)が形成された第5の画像層を、図柄の変動や演出を表示するための画像層(第1〜第3の画像層)重ねることによって第3図柄表示装置81に表示する構成としたが、擬似画像を含む専用の変動表示データや演出データを準備し、第1〜第3の画像層のうち、いずれかの画像層に擬似画像を含む画像を形成することにより、第5の画像層を用いることなく、擬似画像を第3図柄表示装置81に表示する構成としてもよい。
また、上記第2実施形態では、特図保留数表示部87は、各表示部441〜445とは重ならない位置に表示させ、それにより、擬似画像を表示する際に特図保留数表示部87の表示位置を変更させない構成としたが、擬似画像を表示する際に特図保留数表示部87の表示位置が変更される構成としてもよい。
また、上記第2実施形態では、各表示部441〜445を、第3図柄表示装置81の視認領域の外周を1列で取り囲むように配置させたが、擬似画像を表示可能な表示部を2列以上並べて配置してもよい。
また、上記第2実施形態では、擬似装飾ランプ表示部441を、装飾LED341,342に対応する擬似画像を表示するための領域とし、擬似サイドランプ表示部442を、サイドLED343〜345に対応する擬似画像を表示するための領域としている、つまり、内周LED301〜304や、外周LED305〜310など、節電モードにおいて消灯されるLEDの中に、擬似画像(代替画像)を考慮しないLEDも存在する。これに換えて、擬似装飾ランプ表示部441や、擬似サイドランプ表示部442などの表示される擬似画像を、節電モードにおいて消灯される全てのLEDを考慮した表示態様で表示する構成としてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、シャッター部材180を、センターフレーム86の開口86aの左側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域の左側を覆う左側シャッター部材180Lと、開口86aの右側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域の右側を覆う右側シャッター部材180Rとの2枚のシャッター部材から構成したが、シャッター部材180は、センターフレーム86の開口86aの上側と下側とからそれぞれ現出する2枚のシャッター部材から構成されていてもよい。あるいは、シャッター部材は、センターフレーム86の開口86aの一側から現出する1枚のシャッター部材であってもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181を、節電モードにおいて専用に使用されるシャッター部材180の前面側に配設する構成としたが、演出用にシャッター部材が設けられる場合には、かかる演出用のシャッター部材に節電用図柄表示装置181を配設するように構成してもよい。なお、節電用図柄表示装置181を設けたシャッター部材180を節電モードにおいて専用に使用するシャッター部材とし、その前面側又は背面側に演出用のシャッター部材が設けられていてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181をシャッター部材180の前面側に配設し、通常消費モードでは露出されず、節電モードにおいてのみ露出する構成としたが、節電用図柄表示装置181を、遊技盤13上における常時露出可能な位置に配設する構成としてもよい。なお、かかる構成を採用する場合もまた、節電モードにおいて、シャッター部材180のようなシャッター部材を設け、消灯された第3図柄表示装置81を覆うように構成してもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181をシャッター部材180の前面側に配設し、通常消費モードでは露出されず、節電モードにおいてのみ露出する構成としたが、節電用図柄表示装置181を、前面枠14の前面側(遊技者が遊技をする場合に視認する側)における所定位置に配設する構成としてもよい。また、かかる場合には、通常消費モードにおいては、演出機能などの他の機能を果たす7セグメントLEDを節電用図柄表示装置181として流用するようにしてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181を、上下方向に並ぶ3つの7セグメントLED181a〜181cから構成したが、図柄の変動表示が縦スクロールである場合には、3つの7セグメントLED181a〜181cを左右方向に並べる構成としてもよい。また、9つの7セグメントLEDを、3列×3段に設けてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、左右のシャッター部材180L,180Rにそれぞれ切欠部180La,180Raを設ける構成としたが、切欠部180La,180Raのような切欠部は左右のシャッター部材180L,180Rのいずれか一方に少なくとも設けられていればよい。
また、上記第3,4実施形態では、切欠部180La,180Raは、左右のシャッター部材180L,180Rにおける閉鎖移動方向の側の端部に設ける構成としたが、第3図柄表示装置81の画面を臨むことができる位置であれば、切欠部を設ける位置は特に限定されない。また、切欠部は、切欠部180La,180Raのようにシャッター部材180L,180Rの端部を切り欠いて形成したものであってもよいし、シャッター部材180L,180Rに孔として切り欠いたものであってもよい。また、切欠部の数についても特に限定されるものではなく、例えば、開口86aの四隅付近に4つの孔が切欠部として形成されていてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示制御処理(S3101)を、演出制御装置117のメイン処理(図45参照)の中で20ms毎に実行する構成としたが、消費電力モード設定処理(S1101)のように1ms毎に実行する構成としてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電モードにおいて、内周LED301〜304を中輝度に設定し、外周LED305〜310を消灯するように構成したが、内周LED301〜304及び外周LED305〜310の輝度が通常消費モードより小さく、且つ、内周LED301〜304の輝度が外周LED305〜310の輝度より大きければよい。
また、上記第4実施形態では、表示領域81aが所定の大きさに到達したタイミングで、節電用図柄表示装置181の使用が開始されるように構成したが、節電用図柄表示装置181の使用を開始するタイミングは、節電ボタン23が操作されたことにより節電モードが設定された後の所定のタイミングであれば、特に限定されるものではない。
また、上記第3,4実施形態では、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小するともに、表示領域81aの外側の領域81bは所定色で点灯された領域として拡大する構成とした。これに換えて、第3図柄表示装置81を、LCDではなく、エレクトロルミネセンスディスプレイ(以下「ELD」と称す)とし、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小するともに、表示領域81aの外側の領域81bを消灯された領域として拡大するように構成してもよい。なお、ELDは、有機ELDであっても、無機ELDであってもよい。領域81bを消灯された領域とするので、消費電力をより抑制することができる。
また、上記第3,4実施形態では、消費電力モードが節電モードが節電モードに設定されている場合に、第3図柄表示装置81のバックライトを消灯することによって節電を図る一方で、画像コントローラ(VDP)274への電力供給は断たないようにしたことにより、その後に消費電力モードが通常消費モードに切り換わった場合に、早期に第3図柄表示装置81での表示状態に復帰できるように構成した。これに換えて、消費電力モードが節電モードが節電モードに設定されている場合には、第3図柄表示装置81のバックライトを消灯するとともに、画像コントローラ(VDP)274への電力供給も断つ(オフにする)ことにより、さらなる節電を図るようにしてもよい。なお、この場合には、第3図柄表示装置81の表示状態が正常に作動する状態になるのを待って、節電用図柄表示装置181から第3図柄表示装置81への切り換えを行うことが好ましい。
また、上記第3,4実施形態では、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、節電用図柄表示装置181にて図柄の表示を行うように構成したが、非発光時には透明となる導光板表示装置を第3図柄表示装置81の表示画面の前面に重ねるように設け、客待ち演出中には「節電中」などの情報を導光板表示装置にて固定的に表示するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであっても良い。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
また、上記第1〜第4実施形態の構成及び上記各変形例は適宜組み合わせることができる。例えば、上記第3,4実施形態において、節電モードにおいて、内周LED301〜304を中輝度とし、外周LED305〜310を消灯する構成を、第1実施形態や、第2実施形態において採用してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有するいわゆる第2種パチンコ遊技機などに実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球など他の遊技機として実施するようにしても良い。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施しても良い。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
以下に、本発明の遊技機、および、上述した各種実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。
遊技者が視認可能な位置に設けられて電力によって駆動する複数の電気部品と、それら複数の電気部品の一部を用いて遊技状態に応じた演出を実行する演出実行手段とを備えた遊技機において、所定のタイミングで、前記複数の電気部品のうち、特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させる節電手段を備えていることを特徴とする遊技機A1。
遊技機A1によれば、特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力が所定のタイミングで節電手段によって低下されるので、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、特定の電気部品を節電の対象外とするので、節電によって却って不適当な状況が生じるおそれのある電気部品を節電の対象外とすることにより、節電を行いつつ、好適な遊技を遊技者に提供することができる。
なお、上記実施形態において、遊技機A1の演出実行手段としては、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される表示演出手段(S1106)や、演出用可動体制御処理(S1107)が例示される。また、上記実施形態において、遊技機A1の節電手段としては、第1実施形態のランプ出力処理(図25参照)の中で実行されるS1257,S1258や、第1実施形態の始動口LED点灯制御処理(図30参照)の中で実行されるS1345,S1346が例示される。
遊技機A1において、遊技者により操作可能な操作手段を備え、前記節電手段は、前記操作手段が操作されたタイミングで、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A2。
遊技機A2によれば、遊技者による操作手段の操作に応じて節電のタイミングを決めることができるので、遊技者の必要に応じて節電することができるとともに、自身が節電していること遊技者に実感させることができる。
なお、上記実施形態において、遊技機A2の操作手段としては、節電ボタン23が例示される。
遊技機A1又はA2において、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、少なくとも一部の電気部品の輝度を低下させることによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A3。
遊技機A3によれば、電気部品の輝度の低下により電力を低下させる(即ち、節電を図る)ので、遊技者は見た目の変化によって節電していることを実感できる。また、電気部品の輝度の低下させたことにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによっても節電していることを実感できる。
遊技機A1からA3のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、少なくとも一部の電気部品を間引いて発光させることによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A4。
遊技機A4によれば、電気部品を間引いて発光させることにより節電を図るので、遊技者は見た目の変化によって節電していることを実感できる。また、電気部品を間引いて発光させることにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによっても節電していることを実感できる。
遊技機A1からA4のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、少なくとも一部の電気部品の発光回数を減らすことによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A5。
遊技機A5によれば、電気部品の発光回数を減らすことにより節電を図る。電気部品の発光回数を減らしたことにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによって節電していることを実感できる。
遊技機A1からA5のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、少なくとも一部の電気部品の動作量を低下させることによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A6。
遊技機A5によれば、電気部品の動作量を低下させることにより節電を図る。電気部品の動作量を低下させたことにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによって節電していることを実感できる。
遊技機A1からA6のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、少なくとも一部の電気部品を間引いて動作させることによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A7。
遊技機A7によれば、電気部品を間引いて動作させることにより節電を図る。電気部品を間引いて動作させたことにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによって節電していることを実感できる。
遊技機A1からA6のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、電力によって動作される電気部品を動作させないことによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A8。
遊技機A8によれば、電力によって動作される電気部品を動作させないことにより節電を図るので、遊技者は見た目の変化によって節電していることを実感できる。また、電力によって動作される電気部品を動作させないことにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによっても節電していることを実感できる。
遊技機A1からA8のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、少なくとも一部の電気部品から放音される音の音量を下げることによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A9。
遊技機A9によれば、電気部品から放音される音の音量を下げることによって節電を図る。電気部品から放音される音の音量を下げることにより演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによって節電していることを実感できる。
遊技機A1からA9のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記特定の電気部品を除いた電気部品のうち、電力によって音を放音する電気部品を間引くことによって、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A10。
遊技機A10によれば、電力によって音を放音する電気部品を間引くことによって節電を図る。電力によって音を放音する電気部品を間引くことによって放音される音が小さくなったり、音像定位が変化して演出の雰囲気が切り換わるので、遊技者は、その切り換わりによって節電していることを実感できる。
遊技機A1からA10のいずれかにおいて、複数の演出モードの中から、1の演出モードを設定する演出モード設定手段を備え、前記演出実行手段は、前記演出モード設定手段により設定された演出モードと遊技状態とに応じた演出を実行するものであり、前記節電手段は、前記複数の演出モードのうち、所定の演出モードが前記演出モード設定手段により設定させないようにするモード設定制御手段を含んで構成され、前記節電手段は、前記モード設定制御手段により、所定の演出モードを前記演出モード設定手段により設定させないことにより、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力を低下させることを特徴とする遊技機A11。
遊技機A11によれば、所定の演出モードを設定させないことにより節電を図るので、使用する電力が大きい(即ち、消費電力の大きい)演出モードを設定させないようにすることにより、有効に節電を図ることができる。
なお、上記実施形態において、遊技機A11の演出モード設定手段としては、第1実施形態の演出モード設定処理(図22参照)が例示され、遊技機A11のモード設定制御手段としては、第1実施形態の演出モードカウンタ更新処理(図23参照)の中で実行されるS1232,S1233が例示される。
遊技機A1からA11のいずれかにおいて、始動条件が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、その抽選手段により第1の結果が選ばれた場合に、所定の部位への遊技媒体の通過を可能にすることにより、通常状態に比べて遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、前記特定の電気部品は、前記所定の部位を示唆可能な位置に設けられる電気部品であり、前記特別遊技状態発生手段により特別遊技状態が発生された場合に所定のパターンで発光又は動作される電気部品であることを特徴とする遊技機A12。
遊技機A12によれば、節電の対象外とされる特定の電気部品が、特別遊技状態において有利な状態を遊技者に提供する部位を示唆可能な電気部品であって、特別遊技状態が発生された場合に所定のパターンで発光又は動作される電気部品とされる。かかる電気部品を節電の対象外とすることにより、特別遊技状態中であることを遊技者に確実に認識させることができ、特別遊技状態中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさを低減させることを防ぐことができる。
なお、上記実施形態において、遊技機A12の抽選手段としては、始動入賞処理(図17参照)におけるS604の処理が例示される。また、上記実施形態において、遊技機A12の特別遊技状態発生手段としては、主制御装置110のメイン処理(図12参照)の中で実行される大当たり処理(S205)による大当たりの発生が例示される。
遊技機A1からA12のいずれかにおいて、始動条件が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、その抽選手段により第1の結果が選ばれた場合に、所定の部位への遊技媒体の通過を可能にすることにより、通常状態に比べて遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、前記特定の電気部品は、前記抽選手段により選ばれた結果を遊技者に報せるための電気部品であることを特徴とする遊技機A13。
遊技機A13によれば、節電の対象外とされる特定の電気部品が、抽選手段により選ばれた結果を遊技者に報せるための電気部品とされる。かかる電気部品を節電の対象外とすることにより、遊技者が自身の利益に関わる結果を確実に視認することができ、遊技者が抽選に関する不信感や不満などを抱くことを防止することができる。
なお、上記実施形態において、遊技機A13の抽選手段としては、始動入賞処理(図17参照)におけるS604の処理が例示される。また、上記実施形態において、遊技機A13の特別遊技状態発生手段としては、主制御装置110のメイン処理(図12参照)の中で実行される大当たり処理(S205)による大当たりの発生が例示される。
遊技機A1からA13のいずれかにおいて、前記特定の電気部品は、遊技機に生じたエラーを報知するための電気部品であることを特徴とする遊技機A14。
遊技機A14によれば、節電の対象外とされる特定の電気部品が、エラーを報知するための電気部品とされる。かかる電気部品を節電の対象外とすることにより、遊技機に生じた各種エラーを、遊技者やホールの従業員に確実に報せることができるので、例えば、エラーを迅速に解消して遊技者が早く遊技に復帰させることができる。
遊技機A1からA14のいずれかにおいて、前記特定の電気部品は、前記演出実行手段により実行される演出を構成する動画を表示するための電気部品であることを特徴とする遊技機A15。
遊技機A15によれば、節電の対象外とされる特定の電気部品が、演出実行手段により実行される演出を構成する動画を表示するための電気部品とされる。演出実行手段により実行される演出を構成する動画は、その演出を最も効果的に遊技者に認識させることができるので、かかる動画を表示するための電気部品を節電の対象外とすることにより、一部の電気部品に使用する電力を低下させたとしても、その演出の面白味を維持させることができる。
遊技機A1からA15のいずれかにおいて、前記特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力が前記節電手段により低下された場合に、その旨を報知する報知手段を備えていることを特徴とする遊技機A16。
遊技機A16によれば、特定の電気部品を除いた電気部品に使用する電力が節電手段によって低下された場合には、その旨が報知手段によって報知されるので、遊技者に節電中であることを実感させることができる。
遊技機A1からA16のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機A17。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機A1からA16のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機A18。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機A1からA16のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機A19。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
遊技者が視認可能な位置に設けられて電力によって駆動する複数の電気部品と、それら複数の電気部品の一部を用いて遊技状態に応じた演出を実行する演出実行手段とを備えた遊技機において、所定のタイミングで、前記複数の電気部品のうち、所定の電気部品に使用される電力を低下させる節電手段を備え、前記複数の電気部品は、前記演出実行手段により実行される演出用の動画像又は静止画像を表示可能な表示画面を有する第1の電気部品と、その第1の電気部品とは異なる電気部品であるとともに前記所定の電気部品である第2の電気部品とを含んで構成され、前記節電手段は、前記第2の電気部品に使用する電力を低下させる使用電力低下手段と、使用する電力が前記使用電力低下手段により低下された前記第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像を、前記遊技部材の動作に応じた表示態様で、演出用の動画像又は静止画像とともに前記第1の電気部品の表示画面に表示する代替画像表示手段とを含むことを特徴とする遊技機B1。
遊技機B1によれば、使用する電力を電力低下手段によって低下させた第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像が、代替画像表示手段により、演出実行手段による演出に応じた表示態様で、演出用の動画像又は静止画像とともに第1の電気部品に表示されるので、使用する電力を低下したことに伴う遊技者が享受できる情報(期待感に関する情報や、遊技状態の変化に関する情報)の低減や、視覚的効果の低下(例えば、演出効果の低下)を抑制できる。このとき、演出用の動画像又は静止画像を表示するための第1の電気部品を、代替画像を表示させるための電気部品として流用するので、第2の電気部品に使用する電力を電力低下手段により低下させた分だけ、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。よって、節電を行いつつ、好適な遊技を遊技者に提供することができる。
なお、遊技機B1における「(第2の電気部品の)動作」とは、例えば、発光や、所定方向への移動又は回転など、種々の動作が含まれることを意図する。
上記実施形態において、遊技機B1の演出実行手段としては、演出制御装置117のメイン処理(図35参照)の中で実行される表示演出手段(S1106)や、演出用可動体制御処理(S1107)が例示される。また、上記実施形態において、遊技機B1の第1の電気部品としては、第3図柄表示装置81が例示され、遊技機B1の第2の電気部品としては、LED341〜348や、演出用可動体361が例示される。
また、上記実施形態において、遊技機B1の節電手段としては、第2実施形態のランプ出力処理(図38参照)の中で実行されるS2253,S1258や、第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(図40参照)の中で実行されるS1346や、擬似ランプ表示処理(図39参照)が例示される。また、上記実施形態において、遊技機B1の使用電力低下手段としては、第2実施形態のランプ出力処理(図38参照)の中で実行されるS2253,S1258や、第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(図40参照)の中で実行されるS1346が例示され、遊技機B1の代替画像表示手段としては、擬似ランプ表示処理(図39参照)が例示される。
遊技機B1において、前記代替画像表示手段は、前記使用電力低下手段により使用する電力が低下された前記第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像を、前記代替画像として、前記動作を模した表示態様で前記表示画面に表示することを特徴とする遊技機B2。
遊技機B2によれば、電力により駆動されて動作する第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像が、代替画像表示手段により、その動作を模した表示態様で表示画面(第1の電気部品の表示画面)に表示されるので、第2の電気部品に使用する電力を低下したことに伴う演出効果などの視覚的効果の低下を有効に抑制できる。
遊技機B1又はB2において、前記代替画像表示手段は、前記代替画像を、前記第1の電気部品の表示画面における遊技者が視認可能な視認領域の外周側に表示することを特徴とする遊技機B3。
遊技機B3によれば、代替画像は、第1の電気部品の表示画面における遊技者が視認可能な視認領域の外周側に表示されるので、第1の電気部品の表示画面に表示される演出用の動画像又は静止画像の視認性が代替画像の表示によって低下することを防ぐことができる。よって、演出用の動画像又は静止画像の視認性の低下による、視覚的効果の低下(例えば、演出効果の低下)の低下などの各種不都合の発生を抑制することができる。
遊技機B3において、前記代替画像表示手段は、使用する電力が前記使用電力低下手段によって低下された前記第2の電気部品であって、前記第1の電気部品の表示画面の周囲に配設されて電力により駆動されて発光する第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像を、前記代替画像として、その代替画像の対象となる前記遊技部品の配置に応じた位置に表示することを特徴とする遊技機B4。
遊技機B4によれば、代替画像表示手段により表示画面(第1の電気部品の表示画面)の表示領域の外周側に表示される代替画像は、使用する電力が使用電力低下手段によって低下された第2の電気部品であって、当該表示画面の周囲に配設されて電力によって発光される第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像であり、その代替画像の対象となる遊技部材の配置に応じた位置に表示される。よって、代替画像の対象となる遊技部材に含まれる第2の電気部品の発光による視覚的効果(例えば、演出効果)を、代替画像によって有効に模擬できるので、第2の電気部品に使用する電力を低下したことに伴う視覚的効果の低下を有効に抑制することができる。
遊技機B4において、前記第1の電気部品の表示画面の周囲に配設された第2の電気部品は、前記演出実行手段により実行される演出に応じた発光態様で発光するものであることを特徴とする遊技機B5。
遊技機B5によれば、演出実行手段により実行される演出に応じた発光態様で発光する第2の電気部品であって、第1の電気部品の表示画面の周囲に配設された第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像が、代替画像表示手段により表示画面の表示領域の外周側に、その代替画像の対象となる遊技部材の配置に応じた配置で表示される。よって、代替画像の対象となる遊技部材に含まれる第2の電気部品の発光による演出効果を、代替画像によって有効に模擬することが可能となり、演出効果の低下を有効に抑制することができる。
遊技機B1からB5のいずれかにおいて、始動条件が成立した場合に、抽選を行う抽選手段と、その抽選手段による抽選により所定の結果が選ばれた場合に、通常状態より遊技者に有利な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段とを備え、前記第2の電気部品は、前記特別遊技状態発生手段により発生された特別遊技状態の期間中に発光するものであることを特徴とする遊技機B6。
遊技機B6によれば、特別遊技状態発生手段により発生された特別遊技状態の期間中に発光する第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像が、第1の電気部品の表示画面に表示されるので、その第2の電気部品に使用する電力を使用電力低下手段によって低下させたとしても、自身が有利な遊技状態である特別遊技状態の期間中であることを遊技者に確実に伝達することができる。よって、特別遊技状態であることに対する喜びや楽しさを、節電手段による節電の前後で変わらず遊技者に享受することができるので、節電手段による節電によって遊技の興趣を低下させることを防止できる。
なお、上記実施形態において、遊技機B6の抽選手段としては、始動入賞処理(図17参照)におけるS604の処理が例示される。また、上記実施形態において、遊技機B6の特別遊技状態発生手段としては、主制御装置110のメイン処理(図12参照)の中で実行される大当たり処理(S205)による大当たりの発生が例示される。
遊技機B1からB6のいずれかにおいて、始動条件が成立した場合に、抽選を行う抽選手段と、その抽選手段による抽選により所定の結果が選ばれた場合に、通常状態より遊技者に有利な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段とを備え、前記第2の電気部品は、前記始動条件が成立する場合に発光するものであることを特徴とする遊技機B7。
遊技機B7によれば、始動条件が成立する際に発光する第2の電気部品を有する遊技部材の代替とする代替画像が、第1の電気部品の表示画面に表示されるので、その第2の電気部品に使用する電力を使用電力低下手段によって低下させたとしても、始動条件が成立したことを遊技者に確実に伝達することができる。よって、抽選手段による抽選によって所定の結果(特別遊技状態発生手段によって特別遊技状態が発生される結果)が選ばれるかもしれない期待感を、節電手段による節電の前後で変わらず遊技者に享受することができるので、節電手段による節電によって遊技の興趣を低下させることを防止できる。
なお、上記実施形態において、遊技機B7の抽選手段としては、始動入賞処理(図17参照)におけるS604の処理が例示される。また、上記実施形態において、遊技機B7の特別遊技状態発生手段としては、主制御装置110のメイン処理(図12参照)の中で実行される大当たり処理(S205)による大当たりの発生が例示される。
遊技機B1からB7のいずれかにおいて、前記代替画像表示手段は、前記代替画像を、その代替画像に対応する遊技部材に含まれる前記第2の電気部品であって電力により駆動されて所定方向に移動又は回転する遊技部材の動きに応じた動きの動画像として前記表示画面に表示することを特徴とする遊技機B8。
遊技機B8によれば、電力により駆動されて所定方向に移動又は回転する遊技部材の動きに応じた動きの動画像が、代替画像表示手段により代替画像として表示される。よって、遊技部材の動作の特徴を代替画像によって好適に表すことができるので、第2の電気部品に使用する電力を低下したことに伴う視覚的効果(例えば、演出効果)の低下を有効に抑制できる。
遊技機B1からB8のいずれかにおいて、前記代替画像表示手段は、前記代替画像を含む画像層、前記演出用の動画像又は静止画像を含む画像層と異なる画像層として形成する代替画像層形成手段と、その代替画像層形成手段により形成された前記代替画像を含む画像層を、前記演出用の動画像又は静止画像を含む画像層に重ねて表示させる表示制御手段とを含んで構成されることを特徴とする遊技機B9。
遊技機B9によれば、代替画像は、代替画像層形成手段により形成された代替画像を含む画像層と、演出用の動画像又は静止画像を含む画像層とを、表示制御手段によって重ねて表示させることにより、第1の電気部品の表示画面に表示される。よって、例えば、代替画像を第1の電気部品の表示画面の外周側に表示させるために、演出用の動画像又は静止画像を縮小する必要がなく、代替画像の増加に伴う制御負荷の増加を好適に抑制できる。また、代替画像を含めた演出用の画像(動画像、静止画像)を、節電手段による節電を行わない場合に使用する演出用の画像とは別に準備する必要がなく、記憶容量の消費を抑制できる。
遊技機B1からB9のいずれかにおいて、所定の情報を報知するための報知用画像を、第1の電気部品の表示画面における前記代替画像とは重ならない位置に表示する報知用画像表示手段を備えていることを特徴とする遊技機B10。
遊技機B10によれば、代替画像は、代替画像表示手段により、所定の情報を報知するための報知用画像が、第1の電気部品の表示画面における前記代替画像とは重ならない位置に表示されるので、節電を行うか否かにかかわらず、報知用画像の制御を流用することができ、必要な情報(所定の情報)の視認性を確保でき、その報知用画像が示す所定の情報を遊技者に確実に伝達できる。
なお、遊技機B10における「所定の情報」とは、例えば、特図保留球数Nの値や、停止図柄や、予告キャラ表示などが含まれることを意図する。
遊技機B1からB10のいずれかにおいて、遊技者により操作可能な操作手段を備え、前記節電手段は、前記操作手段が操作されたタイミングで、前記所定の電気部品に使用される電力を低下させることを特徴とする遊技機B11。
遊技機B11によれば、遊技者による操作手段の操作に応じて節電のタイミングを決めることができるので、遊技者の必要に応じて節電することができるとともに、自身が節電していること遊技者に実感させることができる。
なお、上記実施形態において、遊技機B11の操作手段としては、節電ボタン23が例示される。
遊技機B1からB11のいずれかにおいて、前記代替画像表示手段は、前記代替画像を、前記第1の電気部品を基準とした前記遊技部材の配設位置に対応して前記表示画面に表示することを特徴とする遊技機B12。
遊技機B12によれば、代替画像は、第1の電気部品を基準とした遊技部材の配設位置に対応して表示画面に表示されるので、遊技部材と代替画像との対応関係を遊技者が理解し易く、遊技者が、第2の電気部品から与えられていた情報を、代替画像から確実に得ることができる。
遊技機B1からB12のいずれかにおいて、前記遊技部材は、前記第1の電気部品における表示画面に重なるように移動するものであり、前記代替画像表示手段は、前記代替画像を、前記表示画面に重なるように移動している前記遊技部材を表現した動画像として前記表示画面に表示することを特徴とする遊技機B13。
遊技機B13によれば、遊技部材を動作させないことで節電効果を高めることができる上に、遊技部材の動作によって与えられる期待感に関する情報量が減少せず、演出としての視覚的効果も低減しない。
遊技機B1からB13のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機B14。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機B1からB13のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機B15。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機B1からB13のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機B16。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
始動条件が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、その抽選手段により所定の結果が選ばれた場合に、通常状態より遊技者に有利な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段と、前記抽選手段により選ばれた結果を示唆する停止図柄を表示可能な表示手段とを備えた遊技機において、前記表示手段は、第1の表示手段と、その第1の表示手段より消費電力が小さい第2の表示手段とを含んで構成され、当該遊技機は、所定のタイミングで、前記停止図柄を表示するために使用する表示手段を、前記第1の表示手段から、前記第2の表示手段に切り換える節電手段とを備えていることを特徴とする遊技機C1。
遊技機C1によれば、停止図柄を表示するために使用する表示手段が、節電手段により、所定のタイミングで、第1の表示手段から、その第1の表示手段より消費電力が小さい第2の表示手段に切り換えられる。よって、停止図柄を表示するために第2の表示手段を使用することによって、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。
また、抽選手段により選ばれた結果は、遊技者の利益を左右するものであるので、その結果に応じた停止図柄は、遊技者が特に注目する図柄である。そのため、かかる停止図柄を非表示にした場合には、遊技者は、抽選結果を把握し難く、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じたり、外れが続いた場合に、抽選手段による抽選が本当に行われたかどうかの疑念を抱いたりするなどの不都合が生じる可能性がある。しかし、遊技機C1によれば、抽選手段により選ばれた結果(抽選結果)を示す停止図柄が第2の表示手段に表示されるので、上記例示した不都合を好適に防止できる。
従って、かかる遊技機C1によれば、節電を行いつつ、上記例示した不都合が好適に防止された好適な遊技を遊技者に提供することができる。
なお、上記実施形態において、遊技機C1の抽選手段としては、始動入賞処理(図17参照)におけるS604の処理が例示される。また、上記実施形態において、遊技機C1の特別遊技状態発生手段としては、主制御装置110のメイン処理(図12参照)の中で実行される大当たり処理(S205)による大当たりの発生が例示される。また、上記実施形態において、遊技機C1の第1の表示手段としては、第3図柄表示装置81が例示され、遊技機C1の第2の表示手段としては、節電用図柄表示装置181が例示される。また、上記実施形態において、遊技機C1の節電手段としては、第3,4実施形態の節電用図柄表示制御処理(図48,図42参照)、第3,4実施形態の節電モード移行処理(図49,図53参照)の中で実行されるS3432の処理が例示される。
遊技機C1において、前記第1の表示手段は、前記停止図柄を画像表示するための表示画面を有し、当該遊技機は、前記停止図柄を表示するために使用する前記表示手段前記第1の表示手段である場合には、前記表示画面が視認可能となるように収納され、前記停止図柄を表示するために使用する前記表示手段を前記節電手段により切り換える場合には、前記表示画面の前面側に重ねて配置される前面側部材を備え、前記第2の表示手段は、前記前面側部材の前面側に設けられ、前記前面側部材が前記表示画面の前面側に重ねて配置された状態において視認可能に露出されることを特徴とする遊技機C2。
遊技機C2によれば、第2の表示手段は、前面側部材の前面側に設けられ、その前面側部材が表示画面の前面側に重ねて配置された状態において視認可能に露出される。その一方で、停止図柄を表示するために使用する表示手段を節電手段により第1の表示手段から第2の表示手段に切り換える場合には、収納されていた前面側部材が表示画面の前面側に重ねて配置されるので、第1の表示手段の表示画面を前面側部材によって隠した状態で、第2の表示手段に停止図柄を表示させることができる。よって、第1の表示手段の表示画面に停止図柄が表示されなくなったことによる印象の悪化(例えば、表示画面が真っ暗になったことによる印象の悪化)を抑制しつつ、消費電力がより小さい第2の表示手段に停止図柄を表示させることができるので、節電を行いつつも、遊技の興趣の低下を抑制できる。
なお、上記実施形態において、遊技機C2の前面側部材としては、シャッター部材180(180L,180R)が例示される。
遊技機C2において、前記前面側部材は、前記表示画面の前面側に重ねて配置された場合に、前記表示画面を視認可能な切欠部又は孔部を有していることを特徴とする遊技機C3。
遊技機C3によれば、前面側部材は、表示画面(第1の表示手段の表示画面)の前面側に重ねて配置された場合に、その表示画面を視認可能な切欠部又は孔部を有しているので、遊技者は、その切欠部又は孔部を介して表示画面に停止図柄が表示されていないこと(例えば、表示画面が真っ暗になっていること)を確認することができる。よって、この切欠部又は孔部を介して確認した表示画面の状態から、節電が行われるいることを遊技者に実感させることができる。
遊技機C1からC3のいずれかにおいて、前記節電手段は、前記第1の表示手段が前記停止図柄を表示するための表示手段として使用されている場合に、前記第1の表示手段に表示されている表示内容に対応する表示を、前記第2の表示手段にも表示させる第1の手段と、その第1の手段による表示を行った後、前記第1の表示手段を、前記停止図柄が表示不可能な状態にして、前記第1の表示手段に表示されていた表示内容を消去する第2の手段とを含むことを特徴とする遊技機C4。
遊技機C4によれば、第1の手段により、第1の表示手段に表示されている表示内容に対応する表示が前記第2の表示手段にも表示された後、第2の手段により、前記第1の表示手段に表示されていた表示内容が消去される。つまり、第1の表示手段と第2の表示手段との両方に同等の内容の表示をさせた後、停止図柄を表示するために使用する表示手段が、第1の表示手段から第2の表示手段に切り換える。よって、第1の表示手段に表示される停止図柄などの表示内容と第2の表示手段に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
また、上記実施形態において、遊技機C1の第1の手段としては、第3,4実施形態の節電用図柄表示制御処理(図48,図42参照)が例示され、遊技機C1の第2の手段としては、第3,4実施形態の節電モード移行処理(図49,図53参照)の中で実行されるS3432の処理が例示される。
遊技機C4において、前記第1の表示手段における表示領域を徐々に縮小する表示領域縮小手段と、その表示領域縮小手段による前記表示領域の縮小に合わせて、前記表示画面における前記表示領域以外の領域と、前記前面側部材との重なりを増やすように、前記前面側部材の動きを制御する前面側部材制御手段とを備え、前記第1の手段は、前記表示領域縮小手段により前記表示領域が所定の大きさに縮小されるか、又は、前記表示画面における前記表示領域以外の領域と前記前面側部材との重なりが前記前面側部材制御手段によって所定の大きさに達した場合に、第1の表示手段に表示されている表示内容に対応する表示を第2の表示手段にも表示させることを特徴とする遊技機C5。
遊技機C5によれば、第1の表示手段の表示画面の表示領域が、表示領域縮小手段によって徐々に縮小されつつ、その縮小に合わせて、表示画面における表示領域以外の領域と前面側部材との重なりが、前面側部材制御手段により増やされるので、節電手段による表示手段の切り換えを遊技者に印象付けることができ、節電が行われていることを遊技者に実感させることができる。
また、上記実施形態において、遊技機C5の表示領域縮小手段としては、第3,4実施形態の節電モード移行処理(図49,図53参照)の中で実行されるS3423の処理が例示され、遊技機C5の前面側部材制御手段としては、第3,4実施形態の節電モード移行処理(図49,図53参照)の中で実行されるS3423の処理が例示される。
遊技機C4又はC5において、前記第1の表示手段における表示領域を徐々に縮小する表示領域縮小手段と、その表示領域縮小手段による前記表示領域の縮小に合わせて、前記表示画面における前記表示領域以外の領域と、前記前面側部材との重なりを増やすように、前記前面側部材の動きを制御する前面側部材制御手段と、始動条件が成立した場合に、図柄の変動表示を前記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段に表示させた後、前記抽選手段により選ばれた結果を示唆する停止図柄を前記表示手段に表示させる図柄表示制御手段とを備え、前記第2の手段は、前記表示領域縮小手段により前記表示領域が所定の大きさに縮小されるか、又は、前記表示画面における前記表示領域以外の領域と前記前面側部材との重なりが前記前面側部材制御手段によって所定の大きさに達した場合に、前記図柄の変動表示が前記図柄表示制御手段によって前記第1の表示手段及び/又は前記第2の表示手段に表示される場合には、その図柄の変動表示の後に前記停止図柄が前記図柄表示制御手段によって前記第1の表示手段及び前記第2の表示手段に表示された後に、前記第1の表示手段に表示されていた停止図柄を消去することを特徴とする遊技機C6。
遊技機C6によれば、第1の表示手段の表示画面の表示領域が、表示領域縮小手段によって徐々に縮小されつつ、その縮小に合わせて、表示画面における表示領域以外の領域と前面側部材との重なりが、前面側部材制御手段により増やされるので、節電手段による表示手段の切り換えを遊技者に印象付けることができ、自身が節電に協力していることを遊技者に実感させることができる。
また、表示領域縮小手段により表示領域が所定の大きさに縮小されるか、又は、表示画面における表示領域以外の領域と前面側部材との重なりが前面側部材制御手段によって所定の大きさに達した場合に、図柄の変動表示が図柄表示制御手段によって第1の表示手段及び/又は第2の表示手段に表示される場合には、その図柄の変動表示の後に停止図柄が図柄表示制御手段によって第1の表示手段及び前記第2の表示手段に表示された後に、第1の表示手段に表示されていた停止図柄が、第2の手段により消去される。よって、第1の表示手段に表示される停止図柄などの表示内容と第2の表示手段に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
また、上記実施形態において、遊技機C6の表示領域縮小手段としては、第3,4実施形態の節電モード移行処理(図49,図53参照)の中で実行されるS3423の処理が例示され、遊技機C6の前面側部材制御手段としては、第3,4実施形態の節電モード移行処理(図49,図53参照)の中で実行されるS3423の処理が例示される。
遊技機C1からC6のいずれかにおいて、前記第1の表示手段が配設された遊技領域の周囲に設けられ、電力により駆動されて発光する第1の電気部品と、その第1の電気部品より外周側に設けられ、電力により駆動されて発光する第2の電気部品とを有し、前記節電手段は、前記所定のタイミングで、前記第1の電気部品に使用する電力を所定レベルだけ低下させるとともに、前記第2の電気部品に使用する電力を前記所定レベルより大きなレベルだけ低下させることを特徴とする遊技機C7。
遊技機C7によれば、第1の表示手段が配設された遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品と、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品とに使用する電力が節電手段によって低下されるので、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。このとき、第1の電気部品に使用する電力が所定レベルだけ低下され、第2の電気部品に使用する電力が前記所定レベルより大きなレベルだけ低下されるので、第1の表示手段が配設された遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品の輝度や動作量を、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品の輝度や動作量より大きくすることができる。停止図柄が表示される第1の表示手段は、遊技者が注目する領域であるので、かかる遊技領域により近い位置に配置された第1の電気部品の輝度や動作量を、第2の電気部品に比べて大きくすることにより、節電手段による消費電力の抑制(節電)に伴う印象の悪化(例えば、第1の表示手段から、消費電力の小さい第2の表示手段への切り換えに伴い、遊技領域に明るい印象がなくなること)を抑制することができ、それにより、遊技の興趣の低下を抑制できる。よって、節電を行いつつ、好適な遊技を遊技者に提供することができる。
なお、上記実施形態において、遊技機C7の第1の電気部品としては、内周LED301〜304が例示され、遊技機C7の第2の電気部品としては、外周LED305〜310が例示される。また、上記実施形態において、遊技機C7の節電手段としては、第3,4実施形態のランプ出力処理(図47参照)の中で実行されるS3252,S3253の処理が例示される。
遊技機C1からC7のいずれかにおいて、遊技者により操作可能な操作手段を備え、前記節電手段は、前記操作手段が操作されたタイミングで、前記停止図柄を表示するために使用する表示手段を、前記第1の表示手段から、前記第2の表示手段に切り換えることを特徴とする遊技機C8。
遊技機C8によれば、遊技者による操作手段の操作に応じて節電のタイミングを決めることができるので、遊技者の必要に応じて節電することができるとともに、自身が節電していること遊技者に実感させることができる。
なお、上記実施形態において、遊技機C8の操作手段としては、節電ボタン23が例示される。
遊技機C1において、前記第2の表示手段は、前記第1の表示手段の前面側に重ねて配置された状態で、前記停止図柄を表示するために使用されることを特徴とする遊技機C9。
遊技機C9によれば、停止図柄を表示する位置が変わらないため、節電手段によって表示手段が切り換えられたとしても、遊技者が視認位置を容易に移行できる。
遊技機C1において、前記第1の表示手段に重なる状態と、前記第1の表示手段を露出する状態とを切り換えるように動作可能な前面側部材を備え、前記第2の表示手段は、前記前面側部材に設けられており、前記停止図柄を表示する前記表示手段が、前記節電手段によって前記第1の表示手段に切り換えられた状態で、前記第2の表示手段が収納されていることを特徴とする遊技機C10。
遊技機C10によれば、第1の表示手段が使用されて、第2の表示手段が使用されていない場合には、その未使用状態の第2の表示手段が収納されて隠されるので、遊技者が不必要に気になることがない。
遊技機C1からC10のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機C11。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機C1からC10のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機C12。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機C1からC10のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機C12。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
遊技者が視認可能な位置に設けられて電力によって駆動する複数の電気部品と、それら複数の電気部品の一部を用いて遊技状態に応じた演出を実行する演出実行手段とを備えた遊技機において、前記複数の電気部品は、遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品と、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品とを含んで構成され、当該遊技機は、所定のタイミングで、前記複数の電気部品のうち、前記第1の電気部品に使用する電力を所定レベルだけ低下させるとともに、前記第2の電気部品に使用する電力を前記所定レベルより大きなレベルだけ低下させる節電手段を備えていることを特徴とする遊技機D1。
遊技機D1によれば、遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品と、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品とに使用する電力が節電手段によって低下されるので、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。このとき、第1の電気部品に使用する電力が所定レベルだけ低下され、第2の電気部品に使用する電力が前記所定レベルより大きなレベルだけ低下されるので、遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品の輝度や動作量を、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品の輝度や動作量より大きくすることができる。遊技領域は、遊技者が注目する領域であるので、かかる遊技領域により近い位置に配置された第1の電気部品の輝度や動作量を、第2の電気部品に比べて大きくすることにより、節電手段による消費電力の抑制(節電)に伴う印象の悪化(例えば、遊技領域に明るい印象がなくなること)を抑制することができ、それにより、遊技の興趣の低下を抑制できる。よって、節電を行いつつ、好適な遊技を遊技者に提供することができる。
なお、上記実施形態において、遊技機D1の演出実行手段としては、演出制御装置117のメイン処理(図45参照)の中で実行される表示演出手段(S1106)や、演出用可動体制御処理(S1107)が例示される。また、上記実施形態において、遊技機D1の第1の電気部品としては、内周LED301〜304が例示され、遊技機D1の第2の電気部品としては、外周LED305〜310が例示される。また、上記実施形態において、遊技機D1の節電手段としては、第3,4実施形態のランプ出力処理(図47参照)の中で実行されるS3252,S3253の処理が例示される。
遊技機D1において、前記第1の電気部品及び第2の電気部品は、電力により駆動されて発光する電気部品であることを特徴とする遊技機D2。
遊技機D2によれば、節電手段により、第1の電気部品に使用する電力が所定レベルだけ低下され、第2の電気部品に使用する電力が前記所定レベルより大きなレベルだけ低下されるので、遊技領域の周囲に設けられる第1の電気部品の輝度が、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品の輝度に比べて高くなる。よって、遊技者が注目する遊技領域の周囲を比較的明るくすることができ、節電手段による節電によって遊技領域に明るい印象がなくなることを抑制することができる。
遊技機D2において、前記第1の電気部品及び前記第2の電気部品は、前記演出実行手段により実行される演出に応じた発光態様で発光する電気部品であることを特徴とする遊技機D3。
遊技機D3によれば、第1の電気部品及び第2の電気部品は、演出実行手段により実行される演出に応じた発光態様で発光する電気部品であるので、遊技領域の周囲に設けられて遊技者の意識が向き易い第1の電気部品の輝度が、その第1の電気部品より外周側に設けられる第2の電気部品の輝度に比べて高いことにより、節電手段による節電に伴う演出効果の低下を有効に抑制できる。
遊技機D1からD3のいずれかにおいて、遊技者により操作可能な操作手段を備え、前記節電手段は、前記操作手段が操作されたタイミングで、前記複数の電気部品のうち、前記第1の電気部品に使用する電力を所定レベルだけ低下させるとともに、前記第2の電気部品に使用する電力を前記所定レベルより大きなレベルだけ低下させることを特徴とする遊技機D4。
遊技機D4によれば、遊技者による操作手段の操作に応じて節電のタイミングを決めることができるので、遊技者の必要に応じて節電することができるとともに、自身が節電していること遊技者に実感させることができる。
なお、上記実施形態において、遊技機D4の操作手段としては、節電ボタン23が例示される。
遊技機D1からD4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機D5。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機D1からD4のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機D6。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機D1からD4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機D7。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
10 パチンコ機(遊技機)
37 第1図柄表示装置
81 第3図柄表示装置(第1の表示手段)
83 第2図柄表示装置
110 主制御装置
117 演出制御装置
180 シャッター部材(前面側部材)
181 節電用図柄表示装置(第2の表示手段)
226 スピーカ装置
301〜304 第1〜第4内周LED(第1の電気部品)
305〜310 第1〜第6外周LED(第2の電気部品)
311 報知LED
321.322 第1,第2下皿LED
323 演出ボタンLED
341,342 第1,第2装飾LED
343〜345 第1〜第3サイドLED
346 告知LED
347 始動口LED
348 特定入賞口LED
361 演出用可動体


本発明は、パチンコ機やスロットマシン等に代表される遊技機に関するものである。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機には、例えば、液晶表示画面が設けられたものがある。液晶表示画面が設けられている遊技機では、例えば、始動条件の成立(例えば、始動口へ球の入賞)を契機として、液晶表示画面に図柄を変動表示させ、その変動表示が停止した場合に液晶表示画面に表示された停止図柄が予め定められた図柄の組み合わせであれば、遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生して、多量の賞球が払出可能な状態とされる。かかる遊技機では、遊技の興趣を高めるため、種々の演出(例えば、予告演出や、リーチ演出や、大当たり演出など)が行われている。近年では、多数の電気部品(例えば、液晶表示画面、LEDなどの発光体、モータやソレノイドなどにより動作する可動体、スピーカ装置など)を駆使した多様な演出が行われている。
特開2006−174956号公報
かしながら、使用電力を減らすために電気装置を単に減らし場合、例えば、演出の多様化による差別化が困難となって、演出による遊技の面白味が低下するという問題点があった。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、使用電力を好適に制御した遊技機を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の遊技機は、始動条件が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、その抽選手段により所定の結果が選ばれた場合に、通常状態より遊技者に有利な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段と、遊技者が視認可能な位置に設けられて電力によって駆動する複数の電気装置と、それら複数の電気装置の少なくとも一部を用いて遊技状態に応じた演出を実行する演出実行手段とを備えたものであって、前記複数の電気装置は、前記演出実行手段により実行される演出用の動画像又は静止画像を表示可能な表示画面有する第1の電気装置と、その第1の電気装置とは異なる電気装置であるとともに駆動手段により駆動動作される第2の電気装置とを含んで構成され、遊技機は、前記第2の電気装置に使用する電力を、第1の電力から該第1の電力より低い第2の電力に低下させる電力切替手段と、前記第2の電気装置が前記電力切替手段により前記第2の電力に切り替えられた状態において、前記第1の電気装置の表示画面に演出用の動画像又は静止画像と、前記第2の電気装置が前記駆動手段により駆動動作される場合の動画像を表示する手段と、前記第1の電気装置の表示画面で前記抽選手段の抽選の結果を示唆する表示を行う手段と、前記第1の電気装置の表示画面より消費電力が小さい電気装置であって、所定の表示面を備えた第3の電気装置と、を備え、所定の契機が成立することによって前記第3の電気装置を用いて前記抽選手段の抽選の結果を示唆する表示を行い、前記第2の電気装置は、前記第1の電気装置の表示画面の少なくとも一部と重なる位置に移動するものであり、第1の動作量で駆動する第1動作と、前記第1の動作量より動作量の少ない第2の動作量で駆動する第2動作と、を切り替えて駆動動作可能であ
請求項1記載の遊技機によれば、始動条件が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、その抽選手段により所定の結果が選ばれた場合に、通常状態より遊技者に有利な特別遊技状態を発生する特別遊技状態発生手段と、遊技者が視認可能な位置に設けられて電力によって駆動する複数の電気装置と、それら複数の電気装置の少なくとも一部を用いて遊技状態に応じた演出を実行する演出実行手段とを備えた遊技機において、前記複数の電気装置は、前記演出実行手段により実行される演出用の動画像又は静止画像を表示可能な表示画面を有する第1の電気装置と、その第1の電気装置とは異なる電気装置であるとともに駆動手段により駆動動作される第2の電気装置とを含んで構成され、該遊技機は、前記第2の電気装置に使用する電力を、第1の電力から該第1の電力より低い第2の電力に低下させる電力切替手段と、前記第2の電気装置が前記電力切替手段により前記第2の電力に切り替えられた状態において、前記第1の電気装置の表示画面に演出用の動画像又は静止画像と、前記第2の電気装置が前記駆動手段により駆動動作される場合の動画像を表示する手段と、前記第1の電気装置の表示画面で前記抽選手段の抽選の結果を示唆する表示を行う手段と、前記第1の電気装置の表示画面より消費電力が小さい電気装置であって、所定の表示面を備えた第3の電気装置と、を備え、所定の契機が成立することによって前記第3の電気装置を用いて前記抽選手段の抽選の結果を示唆する表示を行い、前記第2の電気装置は、前記第1の電気装置の表示画面の少なくとも一部と重なる位置に移動するものであり、第1の動作量で駆動する第1動作と、前記第1の動作量より動作量の少ない第2の動作量で駆動する第2動作と、を切り替えて駆動動作可能である。よって、使用電力を好適に制御した遊技機を提供できるという効果がある。
本発明の第1実施形態におけるパチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 前面枠及び下皿ユニットに設けられる発光手段の配置を示す模式図である。 遊技盤に設けられる発光手段の配置を示す模式図である。 第3図柄表示装置の表示画面を説明するための模式図である。 パチンコ機の構成を示すブロック図である。 各種カウンタの概要を示す図である。 演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 パチンコ機に設けられている主な電気部品について、消費電力モードに応じた動作の一覧を示す図である。 主制御装置により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。 主制御装置により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 図12のメイン処理の中で実行される変動処理を示すフローチャートである。 図13の変動処理の中で実行される保留球格納エリア順送り処理を示すフローチャートである。 図13の変動処理の中で実行される変動開始処理を示すフローチャートである。 主制御装置により実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。 図16のタイマ割込処理の中で実行される始動入賞処理を示すフローチャートである。 NMI割込処理を示すフローチャートである。 演出制御装置により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。 演出制御装置により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される消費電力モード設定処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される演出モード設定処理を示すフローチャートである。 図22の演出モード設定処理の中で実行される演出モードカウンタ更新処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される音声ランプ演出処理を示すフローチャートである。 図24の音声ランプ演出処理の中で実行されるランプ出力処理を示すフローチャートである。 図20のメイン処理の中で実行される表示演出処理を示すフローチャートである。 図26の表示演出処理の中で実行される変動表示処理を示すフローチャートである。 図26の表示演出処理の中で実行される各表示処理を示すフローチャートである。 演出制御装置内により実行されるコマンド受信割込処理を示すフローチャートである。 図29のコマンド受信割込処理の中で実行される始動口LED点灯制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。 発光手段に対応する擬似画像を説明するための模式図である。 演出用可動体に対応する擬似画像を説明するための模式図である。 第2実施形態の演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の演出制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の消費電力モード設定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の音声ランプ演出処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のランプ出力処理を示すフローチャートである。 図35のメイン処理の中で実行される擬似ランプ表示処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の始動口LED点灯制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。 (a)は、節電用図柄表示装置を説明するための模式図であり、(b)は、(a)のb−b線における側断面図である。 節電用図柄表示装置が閉鎖状態へ移行する過程を説明するための模式図である。 第3実施形態の演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 第3実施形態の演出制御装置内のMPUにより実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の消費電力モード設定処理を示すフローチャートである。 第3実施形態のランプ出力処理を示すフローチャートである。 図45ののメイン処理の中で実行される節電用図柄表示制御処理を示すフローチャートである。 図45ののメイン処理の中で実行される節電モード移行処理を示すフローチャートである。 図45ののメイン処理の中で実行される節電モード解除処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の演出制御装置のRAMの構成を示すブロック図である。 第4実施形態の節電用図柄表示制御処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の節電モード移行処理を示すフローチャートである。
以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の第1実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、パチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3は、パチンコ機10の背面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図3参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球(遊技球)が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図7参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19(なお、下側のヒンジについては図示せず)が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14aが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方に張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112aへと案内される。
上皿17を構成する前方に張り出した壁部17aの上面右側には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、球貸しボタン42と、返却ボタン43と、度数表示部(図示せず)とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部(図示せず)はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵された発光ダイオード(以下「LED」と称す)が点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
また、壁部17aの上面には、モード変更ボタン22が設けられている。モード変更ボタン22は、遊技者により操作されるボタンであり、パチンコ機10で行われる演出の演出モードを変更するためのボタンとして機能する。本実施形態のパチンコ機10には、演出モードとして、一般演出モードと、予告演出モードと、役物演出モードとの3種類が設けられており、遊技者が所定の時期(本実施形態では、高速変動中又は客待ち演出中)にモード変更ボタン22を操作することにより、これらの3種類の演出モードを切り換え可能に構成されている。即ち、遊技者は、適切なタイミングでモード変更ボタン22を適宜操作することにより、自身の好みに応じた演出モードに切り換えることができる。
モード変更ボタン22により切り換え可能な3種類の演出モードのうち、一般演出モードは、最もシンプルな演出モードとして構成される。一方、予告演出モードは、予告演出(告知演出)をより印象度の高い演出とするモードであり、予告演出において、第一外周LED301(図4参照)など、演出用の発光手段が一般演出モードに比べて高頻度で点灯又は点滅するように設計されたモードである。また、役物演出モードは、遊技盤(図2参照)に設けた演出用可動体361(図7参照)の動きによる演出の印象度を高めたモードであり、演出用可動体361が一般演出モードに比べてより高い頻度で動作するように設計されたモードである。なお、本実施形態のパチンコ装置10では、同じ消費電力モードで比較した場合に、役物演出モードの消費電力が最も大きくなっており、詳細は後述するが、次に説明する節電ボタン23の操作によって大節電モードが設定された場合には、モード変更ボタン22を操作しても役物演出モードを設定できないように構成されている。
また、壁部17aの上面には、節電ボタン23が設けられている。節電ボタン23は、遊技者により操作されるボタンであり、パチンコ機10の消費電力モードを切り換えるためのボタンとして機能する。本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードとして、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類のモードが設けられており、遊技者が節電ボタン23を操作する毎に、これらの3種類の消費電力モードを順次切り換え可能に構成されている。なお、通常消費モードは、節電を行うことなく、パチンコ機10に設けられている各電気部品が通常に使用されるモードである。これに対し、小節電モードは、電気部品による消費電力を、通常消費モードにおける消費電力に比べて小さくするモードである。また、大節電モードは、電気部品による消費電力を、小節電モードにおける消費電力に比べてさらに小さくするモードである。
本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードに応じて消費電力が異なるように構成されており、この消費電力モードを節電ボタン23の操作によって変更できるので、必要に応じて消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、節電ボタン23を遊技者が操作可能な位置に配設したことにより、環境保護に対する意識(エコ意識)の高い遊技者に、電力消費に対する罪悪感を覚えさせることなく、遊技に集中させることができる。また、詳細は後述するが、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、特定の電気部品については、通常通りに動作又は発光させるように構成されているので、演出の面白味が維持されるなど、好適な遊技を遊技者に提供できる。
加えて、前面枠14には、その周囲の各所にLED等から構成される発光手段が設けられており、その発光手段から発せられた光を光透過性のカバーを介して遊技者に視認させることができる。なお、前面枠14に設けられる発光手段の配置については、図4を参照して後述する。
また、前面枠14の左右の上部には、スピーカ装置(音声出力装置)226が設けられている。スピーカ装置226からは、第3図柄表示装置81(図2参照)や上述した発光手段などを用いて行われる各種演出の効果を高めるための効果音や、エラー発生など各種状態を報知するための報知音などが出力(放音)される。
また、窓部14aの右下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ(図示せず)と、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ(図示せず)と、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサ(図示せず)がオンされると共に可変抵抗器(図示せず)の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。なお、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ(図示せず)および打ち止めスイッチ(図示せず)がオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。
また、下皿50の左側には、演出ボタン53が設けられている。この演出ボタン53は、図柄列の変動表示中に、大当たりの期待度を示す演出や、リーチへの発展の期待度を示す演出を第3図柄表示装置81(図2参照)に表示させるためのボタンである。演出ボタン53は、光透過性のカバー(図示せず)と、そのカバーにより覆われる演出ボタンLED323(図4参照)とから構成され、演出ボタンLED323が点灯又は点滅する期間において、遊技者が演出ボタン53を操作することにより、その操作に対応する演出を表示させることができる。
また、下皿ユニット15には、下皿50の左右にそれぞれ発光手段が設けられており、その発光手段から発せられた光を光透過性のカバーを介して遊技者に視認させることができる。なお、下皿ユニット15に設けられる発光手段の配置については、図4を参照して後述する。
図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、第2入球口67(スルーゲート)、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。なお、この図2は、符号を分かり易くするために、釘や金具などの図示を省略している。一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14a(図1参照)を通じて内枠12の前面側から視認することができる。以下に、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62により区画して形成される領域(入賞口等が配設され、発射された球が落下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。
遊技領域の正面視左側(図2の左側)には、主に第1図柄を表示するための第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37には、7セグメントLED37aと、LED37bと、特図保留ランプ37cとが設けられている。7セグメントLED37aは、大当たり遊技中のラウンド数やエラー表示を行うものである。
一方、LED37bは、赤、緑、青の発光色を有する三色発光ダイオード(三色LED)により構成され、その点灯色(点灯態様)によって第1図柄を表示するものである。具体的に、球が第1入球口64に入賞する毎にLED37bの色換え表示(変動表示)が行われ、その変動表示が停止したときの第1図柄(即ち、LED37bの点灯色)により、第1入球口64への入賞をトリガとして主制御装置110(図3,図7参照)でなされる大当たりの抽選結果が確定的に表示される。
より詳しくは、球が第1入球口64に入賞すると、LED37bは、3色LEDを赤→緑→青→赤→・・・という順序で高速に色換え表示(変動表示)し、所定時間が経過すると、いずれかの色で確定表示する。大当たり抽選に当選した場合には、LED37bは、赤色又は緑色で確定表示(例えば、数秒間の停止表示)される。
特に、赤色での確定表示は、当選した大当たりの種別が「確変大当たり」であることを示す。LED37bが赤色で確定表示した場合には、特別遊技状態(大当たり遊技)が終了した後の遊技モードが、大当たり抽選の大当たり確率が通常確率よりアップするとともに、後述する第2図柄の当たり確率が通常確率よりアップする高確率モードとなる。一方、緑色での確定表示は、当選した大当たりの種別が「通常大当たり」であることを示す。LED37bが緑色で確定表示した場合には、特別遊技状態が終了した後の遊技モードが、大当たり抽選の大当たり確率は通常確率であるが、第2図柄の当たり確率が通常確率よりアップする時間短縮モードとなる。
なお、高確率モードや時間短縮モードにおいて、第2図柄の当たり確率を変更する代わりに、パチンコ機10の遊技状態に応じて、第1入球口64に付随する電動役物を開放する時間や、1回の当たりで電動役物が開放する回数を変更するものとしてもよい。
また、大当たり抽選に当選しなかった場合、即ち、大当たり抽選の結果が「外れ」である場合には、LED37bは、青色で確定表示される。LED37bが青色で確定表示した場合、特別遊技状態が終了した後の遊技モードは、大当たり抽選の大当たり確率及び第2図柄の当たり確率がいずれも通常確率である通常モードとなる。
また、特図保留ランプ37cは、第1入球口64への球の入賞(入球)を保留した回数を表示するものであり、本実施形態では、4個の単色LED(例えば、赤色LED)から構成される。本実施形態のパチンコ機10では、球が第1入球口64へ球が入賞して大当たりの抽選が開始されてから、第1図柄表示装置37において、LED37bによる第1図柄の停止表示(確定表示)がされるまでの間に、第1入球口64への球の入賞(入球)は、最大4回まで保留されるように構成されており、その保留回数が特図保留ランプ37cを構成するLEDの点灯個数によって表示される。以下では、第1入球口64についての保留回数のことを、特図保留球数Nと称することがある。なお、特図保留ランプ37cを、例えば、2個の三色LEDにより構成し、各LEDの表示色の組み合わせによって、保留回数(本実施形態では、4)を表示するようにしてもよい。
また、遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64への入賞(入球)をトリガとして第3図柄を変動表示する液晶ディスプレイ(以下、単に「LCD」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、第2入球口67(スルーゲート)の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示するLEDで構成される第2図柄表示部83と、第2入球口67(スルーゲート)を通過した球の保留球数を示す第2図柄保留ランプ84と、第3図柄が停止表示(確定表示)される前に大当たり抽選の結果が「確変大当たり」であることを報知(予告、告知)する告知ランプ85とが設けられている。
第3図柄表示装置81は、後述する演出制御装置117(図7参照)によって表示内容が制御され、例えば、左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の第3図柄によって構成され、これらの第3図柄が図柄列毎に横にスクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が変動表示されるようになっている(図7参照)。また、本実施形態では、第3図柄表示装置81は、8インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成され、可変表示装置ユニット80には、この第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。なお、本実施形態では、第1図柄表示装置37において、主制御装置110(図7参照)の制御に伴った遊技状態や、大当たりの抽選結果を示す第1図柄の表示(LED37bの点灯)が行われるのに対し、その第1図柄の表示に応じた装飾的な表示(変動演出)が、第3図柄表示装置81において行われる。なお、LCDに代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
第2図柄表示部83は、球が第2入球口67(スルーゲート)を通過する毎に、表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とを交互に点灯させる変動表示を行うものである。本実施形態のパチンコ機10は、第2図柄表示部83における変動表示が所定図柄(「○」の図柄)で停止した場合に、第1入球口64に付随する電動役物64aが所定時間だけ開放状態となり、球が第1入球口64へ入球し易い状態となるように構成されている。
球の第2入球口67(スルーゲート)の通過回数は、最大4回まで保留され、その保留回数が、LEDである第2図柄保留ランプ84において点灯表示される。なお、第2図柄の変動表示は、本実施形態のように、第2図柄表示部83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、第2図柄保留ランプ84の点灯を第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、第2入球口67(スルーゲート)についての球の保留回数は、最大回数が4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ208a(図7参照)がオンとなり、その第1入球口スイッチ208aのオンに起因して主制御装置110で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた第1図柄の表示が第1図柄表示装置37のLED37bにより示されると共に、第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示が、第3図柄表示装置81により示される。
また、第1入球口64は、球が入球すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。なお、本実施形態においては、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数と、一般入賞口63へ球が入球した場合に払い出される賞球数とを同じに構成したが、異なる数としても良い。例えば、第1入球口64へ球が入球した場合に払い出される賞球数を20個としても良い。
第1入球口64の下方には可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110での抽選が大当たりであった場合、所定時間(変動時間)が経過した後に、第1図柄表示装置37のLED37bを大当たりの停止図柄となるように点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば16回(16ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時(非特別遊技状態)より多量の賞球の払い出しが行われる。
可変入賞装置65は、具体的には、特定入賞口65aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図7に示すソレノイド209の一部)とを備えている。特定入賞口65aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、球が特定入賞口65aに入賞し易い開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
なお、特別遊技状態は上述した形態に限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37のLED37bが大当たりに対応する態様で点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。
遊技盤13の右下側の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
更に、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口63,64,65aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
また、遊技盤13には、演出用可動体361(図7参照)が設けられている。演出用可動体361は、ソレノイドやモータなどの電気部品と、樹脂製の役物部品とから構成され、電気部品に電力を供給することによって動作する。この演出用可動体361を演出時に動作させることにより、演出効果を高めることができる。演出用可動体361としては、例えば、通常時には役物部品停止しており、演出時に役物部品が所定の動作(例えば、所定方向へ移動や、前後進や、回転など)をする電動役物などが例示される。なお、演出用可動体361としての電動役物は、上記の動作に限らず、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に第3図柄表示装置81の前面側に現出するものであってもよい。また、演出用可動体361としての電動役物は、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に、左右又は上下方向から現出してLCDである第3図柄表示装置81の一部又は全部を覆う位置で停止させることができるシャッター部材であってもよい。
また、遊技盤13の遊技領域には、上述した前面枠14や下皿ユニット15と同様に、各所にLED等から構成される発光手段が設けられており、その発光手段から発せられた光を光透過性のカバーを介して遊技者に視認させることができる。なお、遊技盤13の遊技領域に設けられる発光手段の配置については、図5を参照して後述する。
図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と、演出制御基板(演出制御装置117)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と、発射制御基板(発射制御装置112)と、電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、演出制御装置117、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図7参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図7参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図4を参照して、前面枠14及び下皿ユニット15に設けられる発光手段の配置について説明する。図4は、前面枠14及び下皿ユニット15に設けられる発光手段の配置を示す模式図である。なお、図4では、発光手段の配置が明確になるよう、図1に示したパチンコ機10の構成を薄い線として示している。
図4に示すように、前面枠14には、発光手段として、窓部14aの上方に配置される8個の第1内周LED301と、窓部14aの右方に配置される10個の第2内周LED302と、窓部14aの下方に配置される9個の第3内周LED303と、窓部14aの左方に配置される12個の第4内周LED304と、左上のスピーカ装置226の左上方に配置される4個の第1外周LED305と、第1内周LED301より窓部14aから離れる側に配置される5個の第2外周LED306と、左上のスピーカ装置226の右上方に配置される4個の第3外周LED307と、第2内周LED302より窓部14aから離れる側に配置される3個の第4外周LED308と、前面枠14の右下方に配置される5個の第5外周LED309と、前面枠14の左下方に配置される5個の第6外周LED310と、第3外周LED307の右上方に配置される3個の報知LED311とが設けられている。なお、これらのLED301〜311は、全て、遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置されている。
前面枠14に設けられたこれらの発光手段のうち、内周LED301〜304及び外周LED305〜310は、演出時に使用される演出用の発光手段である。これらのLED301〜310は、いずれも、三色LEDにより構成され、大当たり時やリーチ時に実行される各種演出の際に、その演出内容に応じた発光態様(発光色、色の変化態様、点灯又は点滅態様)で点灯又は点滅することにより、演出効果を高める役割を果たす。
一方、報知LED311は、報知用途で使用される発光手段である。この報知用LED321は、三色LEDにより構成され、エラー発生時や賞球の払い出し中などの報知事象が生じた場合に、その報知事象に応じた発光態様で点灯又は点滅することにより、遊技者やホールの従業員にその旨を報知する役割を果たす。
一方、下皿ユニット15には、発光手段として、下皿50の右方に配置される7個の右下皿LED321と、下皿50の左方に配置される7個の左下皿LED322と、演出ボタン53の部分に配置される3個の演出ボタンLED323とが設けられている。なお、これらのLED321〜323は、全て、遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置されている。下皿ユニット15に設けられたこれらのLED321〜323は、いずれも演出用の発光手段であり、いずれも三色LEDにより構成され、上述したLED301〜310と同様に、各種演出の際に、その演出内容に応じた発光態様で点灯又は点滅することにより、演出効果を高める。
次に、図5を参照して、遊技盤13の遊技領域に設けられる発光手段の配置について説明する。図5は、遊技盤13に設けられる発光手段の配置を示す模式図である。なお、図5では、発光手段の配置が明確になるよう、図2に示した遊技盤13の構成を薄い線として示している。
図5に示すように、遊技盤13の遊技領域には、発光手段として、第3図柄表示装置81の周囲に配置される13個の第1装飾LED341と、第1装飾LED341より第3図柄表示装置81から右に離れる側に配置される10個の第2装飾LED342と、遊技領域の右上方に配置される3個の第1サイドLED343と、遊技領域の右方に配置される3個の第2サイドLED344と、遊技領域の右下方に配置される3個の第3サイドLED345と、告知ランプ85の部分に配置される5個の告知ランプLED346と、第1入球口64を覆うカバー部材の内部に配置される3個の始動口LED347と、可変入賞装置65を覆うカバー部材の内部に配置される2個の特定入賞口LED348とが設けられている。なお、これらのLED341〜348は、全て、遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置されている。
これらの発光手段のうち、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346は、いずれも演出用の発光手段であり、三色LEDにより構成される。これらのLED341〜346は、上述したLED301〜310や、LED321〜323と同様に、各種演出の際に、その演出内容に応じた発光態様で点灯又は点滅することにより、演出効果を高める役割を果たす。
始動口LED347は、第1入球口64に球が入賞(入球)する毎に所定の発光態様で点灯又は点滅する発光手段である。特定入賞口LED348は、大当たり遊技中に所定の発光態様で点灯又は点滅する発光手段である。始動口LED347及び特定入賞口LED348は、いずれも三色LEDにより構成される。
上述した通り、本実施形態のパチンコ機10は、節電ボタン23の操作によって消費電力モードを切り換えることができ、必要に応じて節電を図ることができるように構成されている。詳細は後述するが、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)である場合には、図4及び図5に図示した発光手段のうち、特定の発光手段を除いた一部の発光手段について、輝度を通常消費モードに比べて下げたり、消灯させたりすることにより、節電(消費電力の抑制)を図っている。
次に、図6を参照して、本実施形態のパチンコ機10における第3図柄表示装置81に表示される表示内容について説明する。図6は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための模式図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字に対応する10種類のキャラクタ図柄からなる10種類の主図柄と、この主図柄より小さく形成された1種類の副図柄(本実施の形態では、貝の絵図柄)とにより構成されている。これらの主図柄及び副図柄は、数字の昇順又は降順に主図柄が配列されると共に各主図柄の間にそれぞれ副図柄が配列されることによって図柄列(仮想図柄リール)を構成している。
また、本実施形態のパチンコ機10においては、主制御装置110による抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃って停止する変動表示が行われ、その変動表示後(即ち、同一の主図柄が揃って停止した後)に大当たりが発生するよう構成されている。大当たり終了後に高確率モード(確変モード)に移行する場合は、奇数番号が付加された主図柄(「高確率図柄」に相当)が揃って停止する変動表示が行われる。一方、大当たり終了後に通常確率に移行する場合は、偶数番号が付加された主図柄(「通常図柄」に相当)が揃って停止する変動表示が行われる。
本実施形態では、図柄の変動方向は横方向Xとされており、かかる横方向の変動(横スクロール)において、各図柄列は、上・中・下の3つの図柄列Z1,Z2,Z3が表示され、各図柄列(Z1〜Z3)毎に左・中・右の3段に第3図柄が表示される。従って、第3図柄表示装置81には、3段×3列の計9個の第3図柄が表示される。ここで、上図柄列Z1においては、主図柄列に対応する数字が降順に現れるように配列され、中図柄列Z2及び下図柄列Z3においては、主図柄の数字が昇順に現れるように配列されている。
第3図柄表示装置81の表示画面には、5つの有効ラインが設定されている。具体的には、図6に示すように、左ラインL1、中ラインL2、右ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5の5つのラインが有効ラインとして設定されている。
第1入球口64へ球が入球(入賞)し、所定の変動方向(本実施形態では横方向X)にスクロールする変動表示が実行された場合、その変動表示は、所定の変動時間後に、上図柄列Z1→下図柄列Z3→中図柄列Z2の順で停止する。このとき、いずれかの有効ライン上に、大当たり図柄の組み合わせ(本実施形態では、同一の主図柄の組み合わせ)が揃って停止すれば、大当たりが発生し、その大当たり遊技中に大当たり動画(大当たり演出)が表示される。
なお、本実施形態では、変動方向(スクロール方向)を横方向Xとしたが、変動方向は縦方向(即ち、横方向Xと直交する方向)であってもよい。変動方向を縦方向(縦スクロール)とする場合には、有効ラインを、上ライン(図6におけるZ1のライン)、中ライン(図6におけるZ2のライン)、下ライン(図6におけるZ3のライン)、右上がりラインL4、左上がりラインL5の5つとすればよい。そして、縦スクロールの場合には、例えば、左図柄列L1’→右図柄列L3→中図柄列L2の順に変動表示を停止する。
また、第3図柄表示装置81の画面左下領域には、特図保留数表示部87が表示される。特図保留数表示部87は、第1入球口64への球の入賞(入球)を保留した回数、即ち、特図保留球数Nを表示する部分である。
具体的に、特図保留数表示部87は、4つの丸形状の表示部87a〜87dを横方向に一列に並べたものとして構成され、特図保留球数Nの値に応じて、表示部87a〜87dが、外枠のみで表示されたり、所定の色(例えば、赤色)で塗り潰されて表示される。より詳細には、特図保留球数Nがゼロである場合(即ち、保留された球が存在しない場合)には、表示部87a〜87dは全て外枠のみで表示される。一方で、特図保留球数Nが1より多い場合(即ち、保留された球が存在しない場合)には、塗り潰された表示部87a〜87dの数によって、特図保留球数Nを表す。なお、図6に示す例では、3つの表示部87a〜87cが塗り潰され、表示部87dが外枠のみで表示されており、特図保留球数Nが3であることを示している。
なお、本実施形態においては、第1入球口64への入賞が最大4回まで保留されるように構成するが、最大保留回数(特図保留球数NにおけるNの最大値)は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定してもよい。その場合には、特図保留数表示部87を構成する表示部の数を最大保留回数の分だけ設ければよい。
また、第3図柄表示装置81の画面右下領域には、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)である場合に「節電モード中」との節電モード表示88が表示される。消費電力モードが節電モードである場合に、節電モード表示88が表示されるので、遊技者に節電中であることを実感させることができる。
なお、この節電モード表示88は、小節電モードと大節電モードとで異なる表示、例えば、小節電モードである場合には「小節電モード中」と表示し、大節電モード中である場合には「大節電モード中」と表示してもよい。あるいは、小節電モードと大節電モードとで異なる色で「節電モード中」と表示してもよい。また、節電モード表示88は、図6に示すような「節電モード中」という文字ではなく、図形の長さや大きさ、図形の数などによって、3種類の消費電力モードを区別可能な態様であれば、いずれの態様を採用してもよい。
次に、図7を参照して、上述したパチンコ機10の電気的構成について説明する。図7は、パチンコ機10の構成を示すブロック図である。主制御装置110は、パチンコ機10全体の動作を制御するものであり、払出制御装置111や、演出制御装置117などのサブ制御装置に対して各種コマンドを送信し、サブ制御装置の動作を制御するものである。なお、主制御装置110からサブ制御装置へ送信される各種コマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。なお、サブ制御装置から主制御装置110へ、サブ制御装置の状態を示すコマンドを送信するように構成しても良い。
この主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、後述する各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2と、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路とが内蔵されている。
ここで、図8を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられている保留球格納エリアや、カウンタ用バッファや、各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2等について説明する。図8は、各カウンタの概要を示す模式図である。
保留球格納エリアや、カウンタ用バッファや、各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2等は、大当たりの判定や第1図柄表示装置37の表示の設定、第2図柄表示部83の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201により使用される。
大当たり抽選や第1図柄表示装置37の表示の設定には、大当たりの抽選に使用する第1当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の選択に使用する第1当たり種別図柄カウンタC2と、停止パターン選択カウンタC3と、第1当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する変動種別カウンタCS1,CS2,CS3とが用いられる。また、第2図柄表示部83の抽選には、第2当たり乱数カウンタC4が用いられ、第2当たり乱数カウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。これら各カウンタは、更新される毎に、前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。
これらの各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2は、メイン処理(図12参照)の実行間隔である4ms間隔、またはタイマ割込処理(図16参照)の実行間隔である2ms間隔で更新され、その更新値がRAM203のワークエリア(図示せず)に設けられているカウンタ用バッファに適宜記憶される。なお、各種の制御プログラムの実行に際して、各カウンタC1〜C4,CS1〜CS3,CINI1〜CINI2の各値が参照される場合には、カウンタ用バッファに記憶されている各カウンタの各値がそれぞれ参照される。
保留球格納エリアは、球が第1入球口64へ入賞(入球)した場合に、その入賞タイミングに合わせて、各カウンタC1〜C3の値を記憶するためのメモリである。この保留球格納エリアには、球の入賞タイミングで取得されたデータ(各カウンタC1〜C3の値)を最大4回分まで記憶できるように、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)を有していると共に、変動開始処理(図15参照)において参照される1つの実行エリアとから構成されている。
保留球格納エリアにおける4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)にはそれぞれ、第1当たり乱数カウンタC1の値を格納するためのエリアと、第1当たり種別カウンタC2の値を格納するためのエリアと、停止パターン選択カウンタC3の値を格納するためのエリアとが設けられている。なお、本実施形態では、1の保留球格納エリア内の各保留エリアの中に、カウンタC1〜C3の値が格納される3つのエリアを設ける構成としたが、保留球格納エリアを複数設けて、これら3つのエリアを複数の保留球格納エリアに分けて記憶する構成としてもよい。例えば、カウンタC1〜C3の値を格納するための3つのエリアのうちの一部(1又は2つのエリア)を、2つ設けられた保留球格納エリアのうちの一方に設け、残りのエリアを他方の保留球格納エリアに設けるように構成してもよい。
上述した通り、保留球格納エリアには、球が第1入球口64へ入賞したタイミングで取得されるデータ(各カウンタC1〜C3の値)を最大4回分まで記憶することができるが、複数回のデータを記憶する場合には、4つの保留エリア(保留第1エリア〜保留第4エリア)の空いているエリアの中で、エリア番号(第1〜第4)の小さいエリアから順番にデータが記憶される。即ち、エリア番号の小さい保留エリアほど、時間的に古い入賞に対応するデータが記憶される。よって、保留第1エリアには、時間的に最も古い入賞に対応するデータが記憶されることになる。
保留球格納エリアにおける実行エリアには、第1当たり乱数カウンタC1の値を格納するためのエリアと、第1当たり種別カウンタC2の値を格納するためのエリアと、停止パターン選択カウンタC3の値を格納するためのエリアとが設けられている。後述する変動処理(図13参照)において、保留球格納エリアの保留第1エリアに記憶されているデータ(各カウンタC1〜C3の値)が、実行エリアにシフトされて参照され、その参照データに基づいて大当たりの抽選結果が決定される。そして、その抽選結果に対応する変動表示及び停止表示が、第1図柄表示装置37(LED37b)などで行われる。
次に、各カウンタについて詳しく説明する。第1当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜738の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり738)に達した後0に戻る構成となっている。特に、第1当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該第1当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。また、第1初期値乱数カウンタCINI1は、第1当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成されており(値=0〜738)、タイマ割込処理(図16参照)の実行毎に1回更新されると共に、メイン処理(図12参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
第1当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングで、RAM203の保留球格納エリア、より具体的には、保留球格納エリアにおける最もエリア番号の小さい空き保留エリア内の該当エリアに記憶される。本実施形態では、大当たりとなる乱数の値の数は、通常モード又は時間短縮モードにおける通常確率時(大当たり確率が通常の状態)と、高確率モードにおける高確率時(大当たり確率が通常よりも高い状態)との2種類設定されている。通常確率時(大当たり確率が通常の状態)に大当たりとなる乱数の値は2種類で、その値は「373,727」である。一方、高確率時(大当たり確率が通常よりも高い状態)に大当たりとなる乱数の値は13種類で、その値は「59,109,163,211,263,317,367,421,479,523,631,683,733」である。なお、第1当たり乱数カウンタC1の値(乱数値)から、大当たりか否かを判定する乱数値を格納したテーブル(図示せず)は、主制御装置110のROM202内に設けられている。
第1当たり種別カウンタC2は、大当たりの種別を決定するためのカウンタである。本実施形態では、第1当たり種別カウンタC2により決定される大当たりの種別として、大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり(確変大当たり)と、大当たり終了後に時間短縮モードとなる大当たり(通常大当たり)とがあり、球が第1入球口64に入賞したタイミング取得された第1当たり種別カウンタC2の値に応じて、これら2種類の大当たり種別のうちのいずれかが決定される。
本実施形態において、第1当たり種別カウンタC2は、0〜4の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり4)に達した後0に戻る構成となっている。第1当たり種別カウンタC2の値は、例えば定期的に(本実施形態では、後述する図16のタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングで、RAM203の保留球格納エリア、より具体的には、保留球格納エリアにおける最もエリア番号の小さい空き保留エリア内の該当エリアに記憶される。本実施形態では、「大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり(確変大当たり)」となる乱数の値は「1,2,3」であり、「大当たり終了後に時間短縮モードとなる大当たり(通常大当たり)」となる乱数の値は「0,4」である。この第1当たり種別カウンタC2の値(乱数値)から、「大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり」か「大当たり終了後に時間短縮モードとなる大当たり」かを判定する乱数値を格納したテーブル(図示せず)は、主制御装置110のROM202内に設けられている。
なお、本実施形態では、球が第1入球口64へ入賞したタイミングで取得されたデータ(カウンタC1〜C3の値)のうち、第1当たり乱数カウンタC1の値に基づき「大当たり」と判定され、かつ、第1当たり種別カウンタC2の値に基づき「大当たり終了後に高確率モードとなる大当たり」と判定された場合に、その大当たりが「確変大当たり」となる。一方、第1当たり乱数カウンタC1の値に基づき「大当たり」と判定され、かつ、第1当たり種別カウンタC2の値に基づき「大当たり終了後に時短モードとなる大当たり」と判定された場合に、その大当たりが「通常大当たり」となる。
よって、第1当たり乱数カウンタC1の値と第1当たり種別カウンタC2の値とに基づき、2種類の大当たり(確変大当たり、又は通常大当たり)に対応した表示態様と、外れに対応した1種類の表示態様との合計3種類の表示態様のうち、いずれか1つの表示態様が、第1図柄表示装置37に表示される停止図柄に対応した表示態様として選択される。
なお、本実施形態における「確変大当たり」は、最大ラウンド数が16ラウンドである大当たりの後、次に大当たり(確変大当たり、又は、通常大当たり)となるまでの間は、第1図柄の大当たり確率が高確率の状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)へと移行すると共に、第2図柄の当たり確率もアップする大当たり(16ラウンド確変大当たり)である。
また、本実施形態における「通常大当たり」と、最大ラウンド数が16ラウンドである大当たりの後、第1図柄の大当たり確率が通常状態(大当たり確率が通常の状態)へ移行し、所定の変動回数の間(本実施形態では、100変動回数)だけ、第2図柄の当たり確率のみがアップする大当たり(16ラウンド通常大当たり)である。なお、本実施形態では、「通常大当たり」となった場合には、所定の変動回数の間、第2図柄の当たり確率をアップするように構成するが、これに換えて、次の大当たりの抽選結果が決定されるまで、第2図柄の当たり確率のアップを継続するように構成してもよい。
また、本実施形態では、「確変大当たり」又は「通常大当たり」の最大ラウンド数を16ラウンドとするが、最大ラウンド数は16ラウンドに限らず、種々の値(例えば、7ラウンドや、15ラウンドなど)とすることができる。また、本実施形態では、「確変大当たり」の最大ラウンドも「通常大当たり」の最大ラウンド数も両方とも16ラウンドとするが、最大ラウンド数が「確変大当たり」と「通常大当たり」とで異なるようにしても良い。例えば、「確変大当たり」の最大ラウンド数を16ラウンドとし、「通常大当たり」の最大ラウンド数を7ラウンドとしても良い。
また、本実施形態では、「確変大当たり」となった場合には、次の大当たりの抽選結果が決定されるまで、第2図柄の当たり確率をアップするように構成しているが、その代わりに、所定の変動回数の間(例えば、100変動回数)だけ、第2図柄の当たり確率をアップするように構成しても良い。
停止パターン選択カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり238)に達した後0に戻る構成となっている。本実施形態では、停止パターン選択カウンタC3によって、第3図柄表示装置81で表示される演出のパターンが選択され、リーチが発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」(例えば0〜8の範囲)と、同じくリーチ発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」(例えば9〜38の範囲)と、リーチが発生しない「完全外れ」(例えば39〜238の範囲)との3つの停止パターン(動的表示の表示結果の態様)が選択される。
停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(本実施形態ではタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングで、RAM203の保留球格納エリア、より具体的には、保留球格納エリアにおける最もエリア番号の小さい空き保留エリア内の該当エリアに記憶される。
なお、停止パターン選択カウンタC3の値(乱数値)から、停止パターンを選択するために参照されるテーブル(図示せず)は、主制御装置110のROM202内に設けられており、停止パターンは、このテーブルと停止パターン選択カウンタC3の値とに基づいて選択される。なお、かかるテーブルは、1の停止パターンを取り得る停止パターン選択カウンタC3の値の範囲が異なるように、複数のテーブルが設けられている。これは、パチンコ機10の現在の状態が高確率状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)であるかや、通常状態(大当たり確率が通常の状態)であるかや、特図保留球数N等に応じて、各停止パターンの選択比率を変更するためである。
例えば、高確率状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)では、大当たりが発生し易いため必要以上にリーチ演出が選択されないように、「完全外れ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が10〜238と広いテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され易くなる。このテーブルでは、「前後外れリーチ」の乱数値の範囲が0〜5と狭くなると共に、「前後外れ以外リーチ」の乱数値の範囲も6〜9と狭くなり、「前後外れリーチ」や「前後外れ以外リーチ」が選択され難くなる。
また、通常状態(大当たり確率が通常の状態)で、保留球格納エリアに各乱数値が記憶(保留)されていなければ、第1入球口64への球の入球時間を確保するために「完全外れ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が51〜238と狭いテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され難くなる。このテーブルでは、「前後外れリーチ」の乱数値の範囲が0〜8であり、「前後外れ以外リーチ」の乱数値の範囲が9〜50と広くなり、「前後外れ以外リーチ」が選択され易くなっている。よって、通常状態(大当たり確率が通常の状態)では、第1入球口64への球の入球時間を確保できるので、第3図柄表示装置81による変動表示が継続して行われ易くなる。
次に、3つの変動種別カウンタCS1〜CS3のうち、変動種別カウンタCS1,CS2について説明する。一方の変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっており、他方の変動種別カウンタCS2は、例えば0〜240の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり240)に達した後0に戻る構成となっている。以下の説明では、CS1を「第1変動種別カウンタ」、CS2を「第2変動種別カウンタ」とも称することがある。
第1変動種別カウンタCS1は、第3図柄の変動表示(動的表示)のパターン(変動パターン)を選択(選定)するために使用するカウンタである。この第1変動種別カウンタCS1の値は、後述するメイン処理(図12参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。
本実施形態では、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて選択可能な変動パターンとして、通常変動、ノーマルリーチ変動、及びスーパーリーチ変動という3種類の変動パターンが設定されている。第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて選択される各変動パターンは、演出時間(変動時間)が異なるように構成されている。
これらの変動パターンのうち、「通常変動」は、リーチ表示を伴わずにハズレの表示結果を現出する変動パターン(即ち、外れ変動)である。本実施形態では、「通常変動」は、変動時間が11秒の変動パターンとして構成される。
「ノーマルリーチ変動」は、リーチ表示を伴う所謂ノーマルリーチの変動パターンである。本実施形態では、「ノーマルリーチ変動」は、変動時間が20秒の変動パターンとして構成される。
「スーパーリーチ変動」は、リーチが発生してから最終図柄が停止するまでの間に所定の演出が現出するリーチパターンである。本実施形態では、「スーパーリーチ変動」は、変動時間が40秒の変動パターンとして構成される。なお、「スーパーリーチ変動」においてリーチが発生してから最終図柄が停止するまでの間に現出する所定の演出としては、特定のキャラクタを登場させることや、特定の背景表示を行うことや、特定の態様(例えば、図柄が拡大又は縮小されたり、図柄がゆらゆらと揺れたり、など)で図柄が変動されること等が例示される。
第1変動種別カウンタCS1の値(乱数値)から変動パターンを選択する際には、ROM202に記憶されている第1選択テーブル(図示せず)が選定されて参照される。この第1選択テーブルは、第1当たり種別カウンタC2の値により決まる大当たり種別(確変大当たり又は通常大当たり)や、停止パターン選択カウンタC3の値により決まる外れ時の停止図柄(完全外れ、前後外れリーチ、又は前後外れ以外リーチ)毎に設けられており、各第1選択テーブルにおいて、変動パターンに対する第1変動種別カウンタCS1の範囲の割り当てが異なっている。即ち、第1選択テーブル毎に、変動パターンの選択確率が異なる。
一方、第2変動種別カウンタCS2は、リーチパターン(本実施形態では、ノーマルリーチ又はスーパーリーチ)において、最終停止図柄以外の図柄が停止してリーチが発生した後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を決定するためのカウンタである。この第2変動種別カウンタCS2の値は、後述するメイン処理(図12参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。
なお、以下の説明では、第2変動種別カウンタCS2の値に基づいて決定される、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を、単に「変動図柄数」と称することがある。即ち、本実施形態では、第2変動種別カウンタCS2の値により、ノーマルリーチにおける、左図柄列Z1の図柄(左図柄)及び右図柄列Z3の図柄(右図柄)が停止してから、中図柄列Z2の図柄(中図柄)が停止するまでの変動図柄数が決定される。
第2変動種別カウンタCS2の値(乱数値)から、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を決定する際には、ROM202に記憶されている第2選択テーブル(図示せず)が選定されて参照される。この第2選択テーブルは、第1当たり種別カウンタC2の値により決まる大当たり種別(確変大当たり又は通常大当たり)や、停止パターン選択カウンタC3の値により決まる外れ時の停止図柄(完全外れ、前後外れリーチ、又は前後外れ以外リーチ)毎に設けられており、各変動パターン選択テーブルにおいて、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数に対する、第2変動種別カウンタCS2の範囲の割り当てが異なっている。即ち、第2選択テーブルに応じて、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数の選択確率が異なる。
本実施形態のパチンコ機10は、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて変動パターンの種別を選択し、第2変動種別カウンタCS2の値に基づき、リーチ発生後に最終停止図柄が停止するまでの変動図柄数を決定する。即ち、第1変動種別カウンタCS1によって、ノーマルリーチ等のリーチの種別のような大まかな図柄変動態様が決定され、第2変動種別カウンタCS2によって、例えばノーマルリーチA、ノーマルリーチB等のようにさらに細かな図柄変動態様が決定される。つまり、変動種別カウンタCS1,CS2を組み合わせることで、変動表示の多種多様化を容易に実現できる。
次に、変動種別カウンタCS3について説明する。変動種別カウンタCS3の値は、例えば、0〜162の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり162)に達した後に0に戻る構成となっている。以下の説明では、CS3を「第3変動種別カウンタ」と称する。
第3変動種別カウンタCS3は、予告演出の演出パターンを選択するためのカウンタである。即ち、本実施形態の第3図柄表示装置81は、第3図柄の変動以外に、変動している図柄を滑らせたり(所謂「スベリ演出」)、図柄を戻したり(所謂「戻り演出」)、リーチ演出の発生を予告するための予告キャラクタを通過させるなどの予告演出を行うことができるので、その予告演出の演出パターンが変動種別カウンタCS3によって選択される。具体的には、予告演出に必要となる時間を変動時間に加算(例えば、+0.5秒、+1秒、+2秒など)する演出パターンや、それとは反対に変動表示される時間を短縮するために変動時間を減算(例えば、−1秒など)する演出パターンや、変動時間を加減算しない演出パターンが選択される。
即ち、この第3変動種別カウンタCS3の値に基づき、演出時間の加減算値が決定される。第3変動種別カウンタCS3の値に基づき決定された演出時間の加減算値が、変動種別カウンタCS1,CS2の値に基づいて決定される変動時間に加減算されることにより、第1図柄又は第3図柄の変動表示の変動時間(即ち、図柄の変動表示が開始されてから、最終停止図柄が停止するまでの変動時間)が決定される。よって、変動種別カウンタCS1,CS2に加え、さらに変動種別カウンタCS3を組み合わせることにより、変動表示をさらに多種多様化できる。
なお、上述した停止パターン選択カウンタC3の場合と同様に、この変動種別カウンタCS3の場合も、変動種別カウンタCS3の値(乱数値)に対して選択される予告演出の演出パターンの範囲が異なるように、複数のテーブルが設けられている。即ち、パチンコ機10の現在の状態が高確率状態(大当たり確率が通常よりも高い状態)であるかや、通常状態(大当たり確率が通常の状態)であるかや、特図保留球数N、等に応じて、各演出パターンの選択比率が異なるテーブルが設けられている。かかるテーブル(図示せず)は、上述した変動種別カウンタCS1,CS2と同様に、ROM202内に設けられている。
第2当たり乱数カウンタC4は、例えば0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり250)に達した後0に戻るループカウンタとして構成されている。第2当たり乱数カウンタC4の値は、例えば、本実施形態ではタイマ割込処理(図16参照)毎に、定期的に更新され、球が左右何れかの第2入球口67(スルーゲート)を通過したことが検知された時に取得される。当選することとなる乱数の値は149種類あり、その範囲は「5〜153」となっている。なお、第2当たり乱数カウンタC4の値(乱数値)から、当たりか否かを判定する乱数値を格納したテーブル(図示せず)は、ROM202内に設けられている。
また、第2初期値乱数カウンタCINI2は、第2当たり乱数カウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=0〜250)、タイマ割込処理(図16参照)毎に1回更新されると共に、メイン処理(図12参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
再度、図7に戻って説明する。RAM203は、上述したカウンタやフラグなどの他にも、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図12参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図11参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図18参照)が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111と、演出制御装置117と、第1図柄表示装置37と、第2図柄表示装置82と、第2図柄保留ランプ84と、第1入球口スイッチ208aや図示しないスイッチ群又はセンサ群などからなる各種スイッチ208や、特定入賞口65aの開閉板を開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209とが接続されている。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
また、RAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図示せず)が即座に実行され、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。なお、払出制御装置111で実行されるNMI割込処理は、主制御装置110で実行されるNMI割込処理(図15参照)と同様の処理である。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ(図示せず)により検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
演出制御装置117は、音声出力装置としてのスピーカ装置226における音声の出力設定、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯及び消灯の設定、演出用可動体361の動作パターンの設定、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示や大当たり演出や特図保留球数Nの表示などを制御するものである。
演出制御装置117は、MPU271と、画像コントローラ274と、キャラクタROM275と、ビデオRAM276と、入出力ポート277と、出力ポート278と、バスライン279,280と、第1〜第6LED制御装置291〜296と、可動体駆動装置297とを有している。
演算装置であるMPU271には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン279を介して入出力ポート277が接続されている。入出力ポート277には、主制御装置110と、画像コントローラ274と、第1〜第6LED制御装置291〜296と、可動体駆動装置297と、モード変更ボタン22と、節電ボタン23と、演出ボタン53と、スピーカ装置226とが接続されている。
画像コントローラ274には、キャラクタROM275、及びビデオRAM276が接続されると共に、バスライン280を介して出力ポート278が接続されている。この出力ポート278の出力側には、第3図柄表示装置81が接続されている。なお、パチンコ機10は、大当たりの当選確率や1回の大当たりで払い出される賞球数が異なる別機種であっても、第3図柄表示装置81で表示される図柄構成が全く同じ仕様の機種があるので、演出制御装置117は共通部品化されコスト低減が図られている。
MPU271は、1チップマイコンとしての演算装置である。MPU271には、MPU271により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM272と、ワークメモリ等として使用されるRAM273などの各種回路とが内蔵されている。
ここで、図9を参照して、演出制御装置117のRAM273の構成について説明する。図9は、演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。図9に示すように、RAM273は、節電カウンタ273aと、演出モードカウンタ273bと、大節電モードフラグ273cと、変動中フラグ273dと、客待ち演出中フラグ273eと、モード変更可能フラグ273fと、変動中モード変更フラグ273gとを有している。
節電カウンタ273aは、3種類の消費電力モード(通常消費モード、小節電モード、大節電モード)のうち、節電ボタン23により選択又は指示されたモードを設定するためのカウンタである。この節電カウンタ273aは、遊技者が節電ボタン23を操作する毎に1ずつ加算され、最大値として規定される値(本実施形態では「2」)に達した後、ゼロに戻される。なお、節電カウンタ273aは電源投入時に初期化されてゼロに設定(ゼロクリア)される。
演出モードカウンタ273bは、3種類の演出モード(一般演出モード、予告演出モード、役物演出モード)のうち、モード変更ボタン22により選択又は指示された演出モードを設定するためのカウンタである。この演出モードカウンタ273bは、電源投入時に初期化されてゼロに設定(ゼロクリア)される。
演出モードカウンタ273bは、有効な又は適切なタイミング(本実施形態では、高速変動中又は客待ち演出中)でモード変更ボタン22が操作される毎に1ずつ加算される。本実施形態のパチンコ機10では、演出モードカウンタ273bがゼロに戻される条件が、節電カウンタ273aの値(即ち、設定された消費電力モード)に応じて異なる。具体的に、節電カウンタ273aの値が0又は1である場合(即ち、通常消費モード又は小節電モードである場合)には、演出モードカウンタ273bは、最大値として設定された値(本実施形態では「2」)に達した後、ゼロに戻される。一方で、節電カウンタ273aの値が2である場合(即ち、大節電モードである場合)には、演出モードカウンタ273bは、1に達した後、モード変更ボタン22の操作に伴い強制的にゼロに戻される。即ち、消費電力モードが大節電モードである場合には、演出モードカウンタ273bが2を取り得ず、役物演出モードに設定できないように構成されている。
大節電モードフラグ273cは、設定されている消費電力モードが大節電モードであるか否かを示すフラグである。この大節電モードフラグ273cがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、大節電モードが設定されていることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、大節電モードが設定されていない、即ち、通常消費モード又は小節電モードが設定されていることを示す。大節電モードフラグ273cは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、節電カウンタ273aの値が「2」に設定されるとオンに設定され、節電カウンタ273aの値が「2」以外の値に設定されるとオフに設定される。
変動中フラグ273dは、第3図柄表示装置81にて変動表示が実行中(即ち、変動中)であるか否かを示すフラグである。この変動中フラグ273dがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、変動中であることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、変動停止中であることを示す。変動中フラグ273dは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、変動表示の開始に伴ってオンに設定され、変動表示の終了に伴ってオフに設定される。
客待ち演出中フラグ273eは、第3図柄表示装置81にて客待ち演出中であるか否かを示すフラグである。なお、「客待ち演出」とは、第3図柄表示装置81において変動表示や大当たり遊技中の動画表示がされていない場合に、第3図柄遊技装置81に表示される遊技状態とは無関係の表示演出(例えば、タイトル表示やデモ表示など)である。客待ち演出中フラグ273eがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、客待ち演出中であることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、客待ち演出が行われていない(即ち、変動中又は大当たり中である)ことを示す。客待ち演出中フラグ273eは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。そして、この客待ち演出中フラグ273eは、変動表示の終了後、特図保留球数Nが0である状態が所定時間(例えば、1分)以上継続された場合にオンに設定され、変動表示の開始(即ち、客待ち演出の終了)に伴ってオフに設定される。
モード変更可能フラグ273fは、変動中(変動表示中)においてモード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(本実施形態では、高速変動中)であるか否かを示すフラグである。モード変更可能フラグ273fがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、変動中においてモード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(即ち、高速変動中)であることを示し、オフ(即ち「0」)である場合には、変動中においてモード変更ボタン22による演出モードの変更ができない時期であることを示す。モード変更可能フラグ273fは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、高速変動中である間はオンに設定され、高速変動中以外にはオフに設定される。
変動中モード変更フラグ273gは、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されたことによりその変動表示における演出モードが変更されているか否かを示すフラグである。変動中モード変更フラグ273gがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されたことによりその変動表示における演出モードが変更されていることを示す。変動中モード変更フラグ273gは、電源投入時に初期値としてオフ(即ち「0」)に設定された後、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されるとオンに設定され、その後、その変動表示が終了する際にオフされる。
再度、図7に戻って説明する。RAM273は、MPU271の内部レジスタの内容やMPU271により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。更に、RAM273は、上述したもの以外にも、各種のメモリ、フラグ、カウンタ等などを有している。
画像コントローラ274は、演出制御装置117のMPU271から受信した内部コマンドに基づき、キャラクタROM275、ビデオRAM276、入出力ポート277、出力ポート278のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在すると共に、ビデオRAM276に記憶されるデータを所定のタイミングで読み出し、フレーム単位の変動表示画像を生成して第3図柄表示装置81に表示させるものである。
キャラクタROM275は、第3図柄表示装置81に表示する図柄(第3図柄や装飾図柄)などの演出用のデータが、圧縮された形式で格納されているメモリである。このキャラクタROM275には、例えば、変動表示(変動演出)や大当たり演出などに用いられる演出用の各種データが記憶されている。キャラクタROM275に記憶されている変動表示用のデータ(変動表示データ)は、第3図柄のキャラクタ図柄のデータ、背景画像用のデータ、予告キャラクタ図柄用のデータなどから構成される。このキャラクタROM275に記憶されている変動表示データは、各演出モード(即ち、一般演出モード、予告演出モード、役物演出モード)に対して準備されており、主制御手段から受信した変動パターンコマンドと演出モードカウンタ173aの値とに応じた変動表示データが画像コントローラ274によって読み出される。
キャラクタROM275には、記憶するデータ量を少なくするために、上述したような演出用のデータが圧縮された状態で記憶されている。本実施形態では、演出用のデータは約1024Mバイトで構成されており、その約1024Mバイトのデータが、約768Mバイトに圧縮されてキャラクタROM275に記憶されている。キャラクタROM275に圧縮され記憶されている演出用のデータ(演出データ)は、必要なものだけが読み出されて、解凍された後に、ビデオRAM276の所定の領域に書き込まれる。
ビデオRAM276は、第3図柄表示装置81に表示する演出用のデータを、解凍した状態(直ぐに使用可能な状態)で記憶するためのメモリである。ビデオRAM276は、変動表示データ記憶領域(図示せず)を有している。この図示されない変動表示データ記憶領域は、第3図柄表示装置81において変動表示(変動演出)や大当たり演出を行うためのデータを記憶するためのメモリであり、第3図柄表示装置81において各演出が開始されると、この変動演出データ記憶領域に記憶されているデータがフレーム単位の変動表示画像を生成すべく時間に応じて画像コントローラ274により順次読み出される。
なお、各種データをキャラクタROM275から読み出し、変動演出データ記憶領域に記憶するのは、一般的に処理速度がROMよりRAMの方が高速であるためである。例えば、演出データをキャラクタROM275から読み出しながら第3図柄表示装置(LCD)81に表示する構成にすると、読み出すデータ量が大きい場合には読み出しに時間を有し、スムーズな表示ができなかったり鮮明な表示ができない場合があるからである。また、RAMに記憶する方が、表示データの加工(例えば、装飾図柄の大きさの変更や背景図柄の色の変更)などが容易であるからでもある。
第1〜第6LED制御装置291〜296は、いずれも、発光手段であるLEDをPWD(Pulse Width Modulation)によって点灯制御するものである。第1〜第6LED制御装置291〜296は、それぞれ、LED301〜310、LED321〜323、LED341〜346、報知LED311、始動口LED347、及び、特定入賞口LED347に接続される。第1〜第6LED制御装置291〜296は、それぞれ、LED301〜310と、LED321〜323と、LED341〜346と、報知LED311と、始動口LED347と、特定入賞口LED347とを、遊技状態に応じてMPU271が設定して出力した点灯パターンに基づいて制御する。
なお、本実施形態のパチンコ機10は、LED301〜311,321〜323,341〜348を発光(点灯又は点滅)させたり、演出用可動体361を動作させるために要する消費電力を、3段階の消費電力モードによって変更できるように構成されている。ここで、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合には、これらの発光手段(LED301〜311,321〜323,341〜348)のうち、主に演出効果を高める役割を果たすLED301〜310,321〜323,341〜346について、輝度を通常消費モードにおける輝度に比べて低い輝度に落としたり、消灯することによって、消費電力の節電を図る。
具体的には、消費電力モードが小節電モードに設定された場合には、第1〜第3LED制御装置291〜293から、対応する各LED301〜310,321〜323,341〜346に供給する電流のデューティ比(オン時間とオフ時間との和に対するオン時間の比)を、通常消費モードにおける電流のデューティ比に比べて小さくすることにより、これらのLED301〜310,321〜323,341〜346の輝度を落とす(低下させる)。なお、以下では、通常モードにおける輝度を「通常輝度」と称し、小節電モードにおける輝度を「中輝度」と称する。また、消費電力モードが小節電モードに設定された場合には、第1〜第3LED制御装置291〜293から、対応する各LED301〜310,321〜323,341〜346に供給する電流のデューティ比をゼロ(即ち、オンしない、又は、オフのまま)にすることにより、これらのLED301〜310,321〜323,341〜346を消灯する。
可動体駆動装置297は、演出用可動体361の電気部品(ソレノイド、モータなど)に接続され、電気部品を遊技状態に応じてMPU271が設定して出力した動作パターンに基づいてPWDにより駆動制御して演出用可動体361を動作させるものである。
本実施形態のパチンコ機10は、演出用可動体361を動作させるための電気部品(ソレノイド、モータなど)についても、要する消費電力を、設定された消費電力モードに応じて変更させるように構成されている。
具体的に、モータにより動作する演出用可動体361については、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、そのモータに供給する電流のデューティ比を通常消費モードにおけるデューティ比に比べて小さく又はゼロにすることによって、演出用可動体361の動作量を、通常消費モードに比べて小さくしたり、ゼロにすることができ(即ち、動作を停止させ)、それにより消費電力の節電を図ることができる。
一方で、ソレノイドにより動作する演出用可動体361については、消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、演出制御装置117のMPU271が、ソレノイドを励磁する回数を、通常消費モードにおける励磁回数に比べて少ない動作パターンを設定することにより、演出用可動体361の動作量を、通常消費モードに比べて小さくしたり、ゼロにすることができ(即ち、動作を停止させ)、それにより消費電力の節電を図ることができる。
なお、本実施形態では、スピーカ装置226から出力される音声の制御や、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯および消灯の制御や、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示などの制御を一括して演出制御装置117で行うよう構成しているが、各種制御を複数の制御装置で分担して行うように構成しても良い。例えば、音声出力の制御と、LEDや各種ランプの点灯および消灯の制御とを専用の制御装置(音声ランプ制御装置)で行い、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示の制御を専用の制御装置(表示制御装置)で行うように構成しても良い。
また、本実施形態では、第1〜第6LED制御装置291〜296を、演出制御装置117内に設ける構成としたが、演出制御装置117とは別に設ける構成としてもよい。かかる場合には、演出制御装置117において、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯パターンや消費電力モードに応じた輝度の設定を行い、第1〜第6LED制御装置291〜296ではその設定に基づいてLED301〜311,321〜323,341〜348の点灯及び消灯を制御するように構成してもよい。同様に、可動体駆動装置297を、演出制御装置117内に設ける構成とし、演出制御装置117において、演出用可動体361の動作パターンや消費電力モードに応じた動作量の設定を行い、可動体駆動装置297ではその設定に基づいて演出用可動体361を制御するようにしてもよい。
また、第1〜第6LED制御装置291〜296を1つのLED制御装置とし、この1つのLED制御装置によって、演出制御装置117から出力された点灯パターン及び輝度に基づき、LED301〜311,321〜323,341〜348の点灯及び消灯を制御するように構成してもよい。
また、第1〜第6LED制御装置291〜296や可動体駆動装置297の機能をMPU271に持たせる構成としてもよい。かかる場合には、図7に示すブロック図における第1〜第6LED制御装置291〜296及び可動体駆動装置297が省略され、LED301〜311,321〜323,341〜348、及び、演出用可動体361がそれぞれ入出力ポート277に接続される。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)とを有するRAM消去スイッチ回路253とを備えている。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114,291〜297や、スピーカ装置226等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114,291〜297や、スピーカ装置226等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図18参照)を正常に実行し、電源断の発生情報をRAM203及びRAM213に記憶して完了することができる。
RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110及び払出制御装置111は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、それぞれのバックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。
上述した通り、本実施形態のパチンコ機10は、遊技者が操作可能な節電ボタン23を有しており、遊技者が節電ボタン23を操作することによって、消費電力モード(つまり、パチンコ機10の消費電力)を変更することができるように構成されている。ここで、図10を参照して、パチンコ機10に設けられている主な電気部品の動作が、消費電力モードに応じてどのように変更されるかについて説明する。
図10は、パチンコ機10に設けられている主な電気部品について、消費電力モードに応じた動作の一覧を示す図である。図10には、主な電気部品として、前面枠14に設けられる内周LED301〜304、外周LED305〜310、及び報知LED311と、下皿ユニット15に設けられる下皿LED321,322及び演出ボタンLED323と、遊技盤13に設けられる、LEDである第1図柄表示装置37、LEDである第2図柄表示装置83、LCDである第3図柄表示装置81、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、告知LED346、始動口LED347、特定入賞口LED348、及び演出用可動体361とが挙げられている。
図10に示すように、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には、列挙されている全ての電気部品が、通常輝度により発光され、通常動作で動作される。即ち、通常消費モードでは、通常通りの輝度及び動作量で電気部品が動作する。
これに対し、消費電力モードが小節電モードに設定されている場合には、列挙されている電気部品のうち、内周LED301〜304、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、告知LED346、及び始動口LED347について、輝度が通常輝度から中輝度に落とされる。一方で、その他のLED又はLCDは、通常輝度のままとされる。また、演出用可動体361の動作量は、通常動作から弱動作に落とされる。よって、小節電モードでは、一部の電気部品の輝度や動作量が、中輝度及び弱動作に落とされるので、通常消費モードに比べて消費電力の節電を図ることができる。
さらに、消費電力が大節電モードに設定されている場合には、上述した小節電モードにおいて輝度が中輝度とされた各LED301〜310,321〜323,341〜346は、消灯される。その他のLED又はLCDは、小節電モードの場合と同様に通常輝度のままとされる。また、演出用可動体361は停止される。よって、大節電モードでは、一部の電気部品が消灯又は動作停止されるので、小節電モードよりさらに大きく節電を図ることができる。
上述の通り、消費電力モードが節電モード(小電力モード、大節電モード)である場合であっても、LCDである第3図柄表示装置81は通常輝度のままとされる。第3図柄表示装置81は、遊技の興趣を高めるために実行される各種演出(例えば、予告演出や、リーチ演出など)を最も効果的に遊技者に認識させることができる装置であるので、かかる第3図柄表示装置81の輝度を通常輝度のままにすることにより、一部のLEDの輝度を落とした(又は消灯した)としても、パチンコ機10にて実行される演出の面白味を維持させることができる。
また、特定入賞口LED348の輝度も、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされる。特定入賞口LED348は、大当たり遊技において遊技者に利益を与える最も重要となる部材となる可変入賞装置65の部分に配設されているので、かかる特定入賞口LED348の輝度を通常輝度のままにすることにより、特定入賞口65aが開放されることにより遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり遊技中であることを、遊技者に確実に認識させることができ、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさを低減させることを防ぐことができる。
また、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81は、第1入球口64への球の入賞を契機として行われる大当たり抽選の結果を表示するものであり、第2図柄表示装置83は、第2入球口67への球の入賞を契機として行われる当たり抽選の結果を表示するものである。即ち、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、及び第3図柄表示装置81は、いずれも、遊技者の利益に関わる抽選結果を遊技者が視認できるように表示する装置である。本実施形態のパチンコ機10によれば、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置83、及び第3図柄表示装置81の輝度は、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされるので、遊技者が自身の利益に関わる結果を確実に視認することができ、遊技者が抽選に関する不信感や不満などを抱くことを防止することができる。
さらに、本実施形態のパチンコ機10によれば、報知LED311もまた、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされる。よって、パチンコ機10に生じた各種エラーを、遊技者やホールの従業員に確実に報せることができ、エラーを迅速に解消して遊技者が早く遊技に復帰させることができたり、不正行為を早期に発見したりすることが可能となる。
このように、本実施形態のパチンコ機10によれば、遊技者が操作可能な節電ボタン23により消費電力モードを変更することができるだけでなく、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、特定の電気部品については、通常通りに動作又は発光させるように構成されているので、演出の面白味は維持されるなど、好適な遊技を遊技者に提供することができる。また、消費電力モードを遊技者が節電ボタン23の操作によって変更できるので、環境保護に対する意識(エコ意識)の高い遊技者に、電力消費に対する罪悪感を覚えさせることなく、遊技に集中させることができる。即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、節電を行いつつ、好適な遊技を提供することができる。
特に、小節電モードは、発光手段のうちの一部(即ち、LED301〜310,321〜323,341〜346)の一部の輝度を、通常消費モードの場合に比べて低い輝度(即ち、中輝度)に落としたり、演出用可動体631の動作量を減らすことによって、節電を図るように構成されているので、発光する発光手段の数、及び動作する演出用可動体の数は、通常消費モードと殆ど変わらない演出の面白味を遊技者に提供することができる。
次に、図11から図18のフローチャートを参照して、上記構成を有するパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施形態では2ms周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されNMI割込処理とに大別される。
まず、図11を参照して、主制御装置110に電源が投入された場合の立ち上げ処理について説明する。図11は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S101)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定すると共に、サブ側の制御装置(演出制御装置117、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウェイト処理(本実施形態では1秒)を実行する(S102)。次いで、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、電源装置115に設けたRAM消去スイッチ122(図3参照)がオンされているか否かを判別し(S104)、オンされていれば(S104:Yes)、処理をS111へ移行する。一方、RAM消去スイッチ122がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S105)、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合も、処理をS111へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS111へ移行する。なお、図12のS213の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
S111の処理では、サブ側の制御装置(周辺制御装置)となる払出制御装置111を初期化するために払出初期化コマンドを送信する(S111)。払出制御装置111は、この払出初期化コマンドを受信すると、RAM213のスタックエリア以外のエリア(作業領域)をクリアし、初期値を設定して、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。主制御装置110は、払出初期化コマンドの送信後は、RAM203の初期化処理(S112、S113)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチ122を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ122が押されていれば、RAMの初期化処理(S112、S113)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合も同様に、RAM203の初期化処理(S112、S113)を実行する。RAMの初期化処理(S112、S113)では、RAM203の使用領域を0クリアし(S112)、その後、RAM203の初期値を設定する(S113)。RAM203の初期化処理(S112,S113)の実行後は、S110の処理へ移行する。
一方、RAM消去スイッチ122がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次に、サブ側の制御装置(周辺制御装置)を駆動電源遮断時の遊技状態に復帰させるための復電時の払出復帰コマンドを送信し(S109)、S110の処理へ移行する。払出制御装置111は、この払出復帰コマンドを受信すると、RAM213に記憶されたデータを保持したまま、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。S110の処理では、割込みを許可して、後述するメイン処理に移行する。
次に、図12を参照して、上述した立ち上げ処理後に実行されるメイン処理について説明する。図12は、主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では遊技の主要な処理が実行される。その概要として、4ms周期の定期処理としてS201〜S206の各処理が実行され、その残余時間でS209,S210のカウンタ更新処理が実行される構成となっている。
メイン処理においては、まず、前回の処理で更新されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置(周辺制御装置)へ送信(出力)する(S201)。この外部出力処理(S201)により、例えば、S501のスイッチ読み込み処理(図16参照)によって検出された入賞検知情報の有無を判別し、入賞検知情報があれば払出制御装置111に対して獲得球数に対応する賞球コマンドを送信する。また、この外部出力処理(S201)により、第3図柄表示装置81による第3図柄の変動表示に必要な変動パターンコマンド、種別コマンド、停止コマンド、演出時間加減算コマンド等を演出制御装置117に送信したり、球の発射を行う場合には、発射制御装置112へ球発射信号を送信する。また、主制御装置110において何らかのエラーが生じ、そのエラーに対するエラーコマンドが設定された場合には、外部出力処理(S201)において、そのエラーコマンドを演出制御装置117へ送信する。
S201の処理後、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の各値を更新する(S202)。具体的には、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3を1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態では198,240,162)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新が終わると、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S203)、第1図柄表示装置37による表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する変動処理を実行する(S204)。なお、変動処理の詳細は図13を参照して後述する。
変動処理の終了後は、大当たり状態である場合において可変入賞装置65の特定入賞口(大開放口)65aを開放又は閉鎖するための大当たり処理を実行する(S205)。具体的には、大当たり状態のラウンド毎に特定入賞口65aの開放し、その後、予め規定されている時間(本実施形態では30秒)が経過するか、特定入賞口65aに所定数(本実施形態では10個)の球が入球した場合に、特定入賞口65aを閉鎖する処理を、所定ラウンド数(本実施形態では16ラウンド)繰り返し実行する処理である。
次に、第2図柄表示装置82による第2図柄(例えば「○」又は「×」の図柄)の表示制御処理を実行する(S206)。簡単に説明すると、球が第2入球口(スルーゲート)67を通過したことを条件に、その通過したタイミングで第2当たり乱数カウンタC4の値が取得されると共に、第2図柄表示装置82の表示部83にて第2図柄の変動表示が実施される。そして、第2当たり乱数カウンタC4の値により第2図柄の抽選が実施され、第2図柄の当たり状態になると、第1入球口64に付随する電動役物が所定時間開放される。
その後は、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S207)、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S207:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、次のメイン処理の実行タイミングに至ったか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4ms)が経過したか否かを判別し(S208)、既に所定時間が経過していれば(S208:Yes)、処理をS201へ移行し、前述したS201以降の各処理を繰り返し実行する。
一方、前回のメイン処理の開始から未だ所定時間が経過していなければ(S208:No)、所定時間に至るまで間、即ち、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間内において、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び変動種別カウンタCS1,CS2、CS3の更新を繰り返し実行する(S209,S210)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S209)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では738、250)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
次に、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新を実行する(S210)。具体的には、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3を1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態では198,240,162)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1,CS2,CS3の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
ここで、S201〜S206の各処理の実行時間は遊技の状態に応じて変化するため、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく変動する。故に、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を繰り返し実行することにより、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、第1当たり乱数カウンタC1の初期値、第2当たり乱数カウンタC4の初期値)をランダムに更新することができ、同様に変動種別カウンタCS1,CS2,CS3についてもランダムに更新することができる。
また、S207の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S207:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、NMI割込処理(図15参照)が実行されたということなので、S211以降の電源遮断時の処理が実行される。まず、各割込処理の発生を禁止し(S211)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や演出制御装置117等の周辺制御装置)に対して送信する(S212)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S213)、RAM203のアクセスを禁止して(S214)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S207の処理は、S201〜S206で行われる遊技の状態変化に対応した一連の処理の終了時、又は、残余時間内に行われるS209とS210の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。よって、主制御装置110のメイン処理において、各設定が終わったタイミングで電源断の発生情報を確認しているので、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS201の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS201の処理から開始することができる。よって、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S201の処理から開始することができる。従って、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図13を参照して、変動処理(S204)について説明する。図13は、メイン処理(図12参照)の中で実行される変動処理(S204)を示すフローチャートである。変動処理では、まず、今現在大当たり中であるか否かを判別する(S301)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び第1図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と大当たり遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。判別の結果、大当たり中であれば(S301:Yes)、そのまま本処理を終了する。
大当たり中でなければ(S301:No)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であるか否かを判別し(S302)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中でなければ(S302:No)、RAM203内に設けられている特図保留球カウンタ(図示せず)の値、即ち、特図保留球数Nを取得する(S303)。S303の処理後、特図保留球数Nが0よりも大きいか否かを判別する(S304)。
このとき、特図保留球数N>0であれば(S304:Yes)、RAM203に設けられている保留球格納エリア(図示せず)の保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる保留球格納エリア順送り処理を実行する(S305)。なお、保留球格納エリア順送り処理(S305)で実行される詳細な処理については、図14を参照して後述する。
保留球格納エリア順送り処理(S305)の実行後、第1図柄表示装置37にて第1図柄の変動表示を開始させる変動開始処理を実行し(S306)、変動処理(S204)を終了する。なお、変動開始処理(S306)で実行される詳細な処理については、図15を参照して後述する。
一方、S302の処理により確認した結果、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であると判別されると(S302:Yes)、RAM203に設けられた特図制御タイマ(図示せず)を参照して変動時間が経過したか否かを判別する(S307)。なお、特図制御タイマ(図示せず)は、変動開始から変動終了までの時間を管理するタイマである。なお、第1図柄表示装置37の変動中の表示時間は、変動種別カウンタCS1,CS2により選択された変動パターンと変動種別カウンタCS3により選択された演出時間の加減算値とに応じて決められており、この変動時間が経過していなければ(S307:No)、第1図柄表示装置37の表示を更新する(S308)。
本実施形態では、第1図柄表示装置37のLED37bの内、変動が開始されてから変動時間が経過するまでは、例えば、現在点灯しているLEDが赤であれば、その赤のLEDを消灯すると共に緑のLEDを点灯させ、緑のLEDが点灯していれば、その緑のLEDを消灯すると共に青のLEDを点灯させ、青のLEDが点灯していれば、その青のLEDを消灯すると共に赤のLEDを点灯させる表示態様が設定される。
ここで、第1図柄表示装置37の停止表示にて表示される停止図柄は、第1当たり乱数カウンタC1の値に応じて大当たりか否かの停止図柄が決定される。さらに、大当たりの停止図柄については、第1当たり種別カウンタC2の値に応じて、大当たり後に高確率モードとなる場合(即ち、確変大当たり)の停止図柄と、大当たり後に時間短縮モードとなる場合(即ち、通常大当たり)の停止図柄とに区別される。例えば、確変大当たりであれば、停止図柄として赤色をLED37bに点灯させ、通常大当たりであれば、停止図柄として緑色をLED37bに点灯させる。一方で、抽選結果(第1当たり乱数カウンタC1の値)が外れである場合には、停止図柄として青色をLED37bに点灯させる。なお、各LEDの表示は、次の変動表示が開始される場合に点灯が解除されるが、変動の停止後数秒間のみ点灯させるものとしても良い。
なお、変動処理は4ms毎に実行されるが、その変動処理の実行毎にLEDの点灯色を変更すると、LEDの点灯色の変化を遊技者が確認することができない。そこで、遊技者がLEDの点灯色の変化を確認することができるように、変動処理が実行される毎にカウンタ(図示せず)を1カウントし、そのカウンタが100に達した場合に、LEDの点灯色の変更を行う。即ち、0.4s毎にLEDの点灯色の変更を行っている。なお、カウンタの値は、LEDの点灯色が変更されたら、0にリセットされる。
一方、第1図柄表示装置37の変動時間が経過していれば(S307:Yes)、第1図柄表示装置37において実行中の変動表示を終了(停止)するために、停止表示の設定を行い(S309)、第3図柄表示装置81の変動停止を第1図柄表示装置37におけるLEDの点灯と同調させるために停止コマンドを設定した後(S310)、変動処理(S204)を終了し、メイン処理(図12参照)へ戻る。演出制御装置117は、S310において設定された停止コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81において実行中の1の変動表示を終了させる。
また、S304の処理による判別の結果、特図保留球数Nが0であれば(S304:No)、RAM203に設けられている客待ち演出待機フラグ(図示せず)がオンであるかを判別する(S311)。このとき、客待ち演出待機フラグがオフであれば(S311:No)、客待ち演出待機フラグをオンにし(S312)、客待ち演出待機時間の計時を図示されないカウンタを用いて開始し(S313)、変動処理(S204)を終了し、メイン処理(図9参照)へ戻る。なお、S313の処理により図示されないカウンタによる計時が開始されると、このカウンタは、タイマ割込処理(図示せず)が定期的に実行される毎に更新される。なお、このカウンタを、後述するタイマ割込処理(図16参照)の中で更新する構成としてもよい。
また、S311の処理による判別の結果、S313において計時を開始してから所定時間(例えば、1分)経過したか否かを判別し(S314)、所定時間が経過していなければ(S314:No)、客待ち演出の実行を待機する期間中であるので、変動処理(S204)を終了して、メイン処理(図12参照)へ戻る。
一方、S314の処理による判別の結果、所定時間が経過している場合には(S314:Yes)、客待ち演出の開始タイミングであるので、客待ち演出コマンドを設定し(S315)、客待ち演出待機フラグをオフにした後(S316)、変動処理(S204)を終了し、メイン処理(図12参照)へ戻る。S315の処理により設定された客待ち演出コマンドは、メイン処理(図12参照)において次回に実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。演出制御装置117は、客待ち演出コマンドを受信すると、第3図柄表示装置81において客待ち演出を表示させる。
次に、図14を参照して、上述した保留球格納エリア順送り処理(S305)について説明する。図14は、変動処理(図13参照)の中で実行される保留球格納エリア順送り処理(S305)を示すフローチャートである。
この保留球格納エリア順送り処理(S305)では、まず、保留球格納エリアの保留第1エリアに記憶されている各データ(第1当たり乱数カウンタの値、第1当たり種別カウンタの値、及び停止パターン選択カウンタの値)を、実行エリアへシフトする(S351)。
次に、保留第2エリア〜保留第4エリアに記憶されている各データをそれぞれ、エリア番号の1小さいエリアへシフトする(S352)。なお、本実施形態では、第2〜第4保留エリアのうち、データが記憶(保留)されている保留エリアについてのみデータのシフトを行う。よって、データが記憶(保留)されていない保留エリアについては、データのシフト処理が行われないので、データのシフト回数を軽減することができ、制御的負担を軽減することができる。
また、データの有無に関わらず、第2〜第4保留エリアの各データを、エリア番号が1小さいエリアにそれぞれシフトするように構成しても良い。その場合は、第2〜第4保留エリアにデータが記憶(保留)されているか否かの判定が不用となるので、プログラムのステップ数を軽減することができる。よって、プログラムの容量を小さくすることができるので、ROM202の空き容量を増やすことができる。
次に、特図保留球カウンタの値(特図保留球数N)を1減算し(S353)、減算した後の特図保留球カウンタの値を示す保留数コマンドを設定する(S354)。S354の処理により設定された保留数コマンドは、メイン処理(図12参照)において次回に実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。出力された保留数コマンドが、演出制御装置117により受信されると、特図保留数表示部87を構成する表示部87a〜87dのうち、保留数コマンドが示す特図保留球数Nと同一数の表示部が塗り潰し表示される(図6参照)。
次に、特図保留球カウンタの値(特図保留球数N)に応じて、新たな保留回数を、第1図柄表示装置37の特図保留ランプ37cを構成するLEDの点灯個数により表示し(S355)、保留球格納エリア順送り処理(S305)を終了し、変動処理(図13参照)へ戻る。
次に、図15を参照して、上述した変動開始処理(S306)について説明する。図15は、変動処理(図13参照)の中で実行される変動開始処理(S306)を示すフローチャートである。
変動開始処理(S306)では、まず、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり乱数カウンタC1の値に基づいて大当たりか否かを判別する(S401)。大当たりか否かは第1当たり乱数カウンタC1の値とその時々のモードとの関係に基づいて判別される。
なお、本実施形態では、通常確率時(通常モード時又は時間短縮モード時)には、第1当たり乱数カウンタC1の値が「310」又は「608」であれば、S401の処理により大当たりと判別される。一方、高確率時(高確率モード時)には、第1当たり乱数カウンタC1の値が「28,63,90,127,154,188,210,250,278,305,343,375,400,426,471,509,535,568,598,618」のうちのいずれかであれば、S401の処理により大当たりと判別される。
S401の処理により大当たりであると判別された場合には(S401:Yes)、第1図柄表示装置37に表示する大当たり時の表示態様(LED37bの点灯状態)を設定する(S402)。具体的に、S402では、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値に基づき大当たり種別(即ち、大当たり時の停止図柄)を決定した後、決定された大当たり種別に応じた表示態様が第1図柄表示装置37に表示されるように設定を行う。なお、本実施形態では、第1当たり種別カウンタC2の値が「1,2,3」である場合の大当たり種別は「確変大当たり」であり、第1当たり種別カウンタC2の値が「0,4」である場合の、大当たり種別は「通常大当たり」である。
S402の処理後、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値が示す大当たり種別及び変動種別カウンタCS1,CS2の値に基づき、大当たり時の変動パターンを決定する(S403)。
即ち、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて、ノーマルリーチ変動(20秒間)、スーパーリーチ変動(40秒間)の中から、大まかな図柄変動の変動時間を決定すると共に、第2変動種別カウンタCS2の値に基づいてリーチ発生後に最終停止図柄(本実施の形態では中図柄列Z2の図柄(中図柄))が停止するまでの変動時間(言い換えれば、変動図柄数)を決定する。このS403の処理による変動パターンの決定によって、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止するまでの第3図柄の変動時間が決定される。
なお、上述の変動時間は、第2変動種別カウンタCS2の値を使わずに第1変動種別カウンタCS1の値だけを用いて設定することも可能であり、第1変動種別カウンタCS1の値だけで設定するか、又は、2つの変動種別カウンタCS1,CS2の両値で設定するかは、その都度の第1変動種別カウンタCS1の値や遊技条件などに応じて適宜決めるように構成しても良い。
一方で、S401の処理で大当たりではないと判別された場合には(S401:No)、第1図柄表示装置37に表示する外れ時の表示態様(LED37bの点灯状態)を設定する(S408)。具体的に、S408では、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に基づき、外れ時の停止図柄(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ、又は完全外れ)を決定した後、決定された停止図柄に応じた表示態様が第1図柄表示装置37に表示されるように設定を行う。
S408の処理後、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値が示す外れ時の停止図柄と、変動種別カウンタCS1,CS2の値とに基づき、外れ時の変動パターンを決定する(S409)。
即ち、上記したS403の処理と同様に、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいて、外れ変動(11秒間)、ノーマルリーチ変動(20秒間)、スーパーリーチ変動(40秒間)の中から、大まかな図柄変動の変動時間を決定すると共に、第2変動種別カウンタCS2の値に基づいてリーチ発生後に最終停止図柄(本実施の形態では中図柄列Z2(中図柄))が停止するまでの変動時間を決定する。このS409の処理による変動パターンの決定によって、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において外れ図柄で停止するまでの第3図柄の変動時間が決定される。
なお、S408の処理において、外れ時の表示態様として「前後外れリーチ」又は「前後外れ以外リーチ」が設定された場合には、S409の処理によって必ずリーチ変動(ノーマルリーチ変動、スーパーリーチ変動)が決定されるように、テーブルが予め設定されている。
S403又はS409の処理後、これらの処理により決定された変動時間に加減算される演出時間(演出時間の加減算値)を決定する(S404)。このとき、RAM203内のワークエリア(図示せず)に設けられているカウンタ用バッファに記憶されている第3種別カウンタCS3の値に基づいて加減算される演出時間が決定される。
S404の処理後、S403又はS409の処理により決定された変動パターン(変動時間)に応じた変動パターンコマンドを設定し(S405)、次いで、S402又はS408の処理で設定された表示態様(即ち、停止図柄)に応じた種別コマンドを設定する。(S408)。その後、S404の処理で決定された演出時間の加減算値に応じた演出時間加減算コマンドを設定し(S407)、この変動開始処理(S306)を終了し、変動処理(図13参照)へ戻る。
上述した通り、保留球格納エリア順送り処理(図14参照)の中で、「保留数コマンド」が設定された後、変動開始処理(図15参照)の中で、「変動パターンコマンド」、「種別コマンド」、「演算時間加減算コマンド」の順で、コマンドが設定される。メイン処理(図12参照)における外部出力処理(S201)では、コマンドが設定された順番に各コマンドが出力されるので、第3図柄表示装置81において第3図柄の変動表示を開始する際には、「保留数コマンド」、「変動パターンコマンド」、「種別コマンド」、「演算時間加減算コマンド」の順でコマンドが演出制御装置117に出力される。
図16は、タイマ割込処理を示すフローチャートである。タイマ割込処理は、主制御装置110のMPU201により例えば2ms毎に実行される。タイマ割込処理では、まず各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S501)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチの状態を読み込むと共に、当該スイッチの状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S502)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では738)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施形態では250)に達した際、0にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
更に、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4の更新を実行する(S503)。具体的には、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施形態では、それぞれ、619,15,238,250)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、各カウンタC1〜C4の更新値を、RAM203内のカウンタバッファにおける該当領域に格納する。
その後は、第1入球口64への入賞に伴う始動入賞処理を実行し(S504)、発射制御処理を実行して(S505)、タイマ割込処理を終了する。なお、始動入賞処理については、図17を参照して後述する。また、発射制御処理は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ(図示せず)により検出し、発射を停止させるための打ち止めスイッチ(図示せず)が操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。主制御装置110は、球の発射がオンである場合に、発射制御装置112に対して球の発射指示をする。
ここで、図17のフローチャートを参照して、上述した始動入賞処理(S504)を説明する。図17は、タイマ割込処理(図16参照)の中で実行される始動入賞処理(S504)を示すフローチャートである。
この始動入賞処理が実行されると、まず、球が第1入球口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S601)。球が第1入球口64に入賞したと判別されると(S601:Yes)、始動入賞コマンドを設定する(S602)。S602の処理により設定された始動入賞コマンドは、メイン処理(図12参照)の中で実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。
S602の処理後、第1図柄表示装置37の特図保留球数Nが上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判別する(S603)。このとき、第1入球口64への入賞があり、且つ特図保留球数N<4であれば(S603:Yes)、前記ステップS503で更新した第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2及び停止パターン選択カウンタC3の各値を、RAM203の保留球格納エリアの空き保留エリアのうち最初のエリアに格納する(S604)。
次に、特図保留球カウンタ(図示せず)の値、即ち、特図保留球数Nに1加算し(S605)、加算した後の特図保留球数カウンタの値を示す保留数コマンドを設定する(S606)。S606の処理により設定された保留数コマンドは、メイン処理(図12参照)の中で実行されるS201の外部出力処理により演出制御装置117へ出力される。出力された保留数コマンドが、演出制御装置117により受信されると、特図保留数表示部87を構成する表示部87a〜87dのうち、保留数コマンドが示す特図保留球数Nと同一数の表示部が塗り潰し表示される(図6参照)。
次に、特図保留球カウンタの値(特図保留球数N)に応じて、新たな保留回数を、第1図柄表示装置37の特図保留ランプ37cを構成するLEDの点灯個数により表示し(S607)、始動入賞処理(S504)を終了してタイマ割込処理(図16参照)へ戻る。
一方、第1入球口64への入賞がないか(S601:No)、或いは、第1入球口64への入賞があっても特図保留球数N<4でなければ(S603:No)、S604〜S606の各処理をスキップし、始動入賞処理(S504)を終了してタイマ割込処理(図16参照)へ戻る。
図18は、主制御装置110内のMPU201により実行されるNMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に実行される処理であり、このNMI割込処理の実行により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。すると、MPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S701)、NMI割込処理を終了する。
次に、図19から図30を参照して、演出制御装置117内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU271の処理としては、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、主制御装置110から送信された各種コマンドを受信する毎に実行されるコマンド受信割込処理とに大別される。
図19は、演出制御装置117内のMPU271により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は、演出制御装置117の各種初期設定を行うための処理であり、パチンコ機10に電源が投入された場合や、MPU271がリセットされた場合に実行される処理である。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定を行う(S1001)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源投入報知処理を実行する(S1002)。この電源投入報知処理(S1002)は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば30秒)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知はスピーカ装置226や、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(例えば、第1内周LED301)や、第3図柄表示装置81の画面などにより行われる。
電源投入報知処理(S1002)の実行後は、第3図柄表示装置81に初期画面を表示するために、まず、初期画面に応じた演出データ(又は、画像データ)を、キャラクタROM275から読み出し、ビデオRAM276の所定領域に記憶する(S1003)。そして、その演出データを使用して、初期画面を第3図柄表示装置(LCD)81に表示する(S1004)。
次に、今回の立ち上げ処理が、後述する電源断処理(図20のS1111参照)の実行途中で、MPU271がリセットされたために実行されたものであるのかを、RAM273内に設けられている電源断処理中フラグ(図示せず)がオンされているか否かによって判定する(S1005)。
上述した通り、瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)が発生すると、主制御装置110は、演出制御装置117などに対して電源断コマンドを送信する。詳細については図20を参照しつつ後述するが、演出制御装置117は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると、電源断コマンドを受信したことを示す電源断の発生情報をRAM273に記憶し、電源断処理(図20のS1111参照)を実行する。電源断処理中フラグは、この電源断処理の前にオンされ、電源断処理の終了後にオフされる。
つまり、電源断処理の実行途中で、MPU271がリセットされたか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。なお、電源断処理の実行途中に、または、実行完了した後に電源が完全に遮断された場合には、RAM273のデータが喪失するので、かかる場合には、電源断処理中フラグはオフとなる。
より具体的には、電源断処理中フラグがオフである場合は、次の3つの状態のいずれかとなった後に、今回の立ち上げ処理が実行された場合である。第1の状態としては、電源が完全に遮断された状態である。電源が完全に遮断されると、RAM273のデータが喪失するので、電源断処理中フラグはオフとなる。
第2の状態としては、瞬間的な停電が発生したため電源断処理(図20のS1111参照)が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理が完了した後に、MPU271がリセットされた状態である。この場合、電源が遮断されなかったため、RAM273のデータは喪失せずに保持される。また、電源断処理が完了するので、電源断処理中フラグはオフとなる。
第3の状態としては、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされた状態である。つまり、電源断処理が実行されることなく(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)、MPU271がリセットされると、電源断処理中フラグがオフのまま、RAM273のデータが保持される。
上述した3つの状態のいずれかとなった後に、今回の立ち上げ処理が実行された場合、即ち、電源断フラグがオフの場合は(S1005:No)、RAM273のデータが破壊されているか否かを確認する(S1006)。なお、ここでデータが破壊されているか否かを確認しているのは、ノイズなどによってMPU271のみがリセットされて、立ち上げ処理が開始された場合に、RAM273のデータが正常に保持されていれば、そのデータを使用して演出制御装置117の制御を継続できるからである。
RAM273のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM273の特定の領域には、後述するS1009の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM273のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM273のデータ破壊を確認することができる。RAM273のデータ破壊が確認されれば(S1006:Yes)、S1007へ移行して、RAM273の初期化を開始する。一方、RAM273のデータ破壊が確認されなければ(S1006:No)、S1010の処理へ移行する。
より具体的には、電源が完全に遮断された後に、今回の立ち上げ処理が開始された場合には、RAM273の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM273の記憶は喪失するから)、RAM273のデータ破壊と判断され(S1006:Yes)、S1007の処理へ移行する。一方、瞬間的な停電が発生したため電源断処理(図20のS1111参照)が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理の実行が完了した後にMPU271がリセットされて、今回の立ち上げ処理が開始されたか、或いは、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされた後に、今回の立ち上げ処理が開始された場合には、RAM273の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM273のデータは正常と判断されて(S1006:No)、S1010の処理へ移行する。
S1005の処理において、電源断処理中フラグがオンである場合は(S1005:Yes)、瞬間的な停電が発生したため電源断処理(図20のS1111参照)が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理の実行途中でMPU271がリセットされた場合である。この場合は、現在のRAM273の記憶状態が必ずしも正しいとは言えない。よって、かかる場合には制御を継続することが困難であるので、処理をS1007へ移行して、RAM273の初期化を開始する。
S1007の処理では、RAM273の全範囲の記憶領域をチェックし(S1007)、そのチェック結果に基づいてRAM273が正常であるか否かを判別する(S1008)。なお、S1007で行うチェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM273の読み書きチェックにより、RAM273のすべての記憶領域が0クリアされる。
RAM273のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出された場合には、RAM273に異常があると判別し(S1008:No)、RAM273の異常を報知して(S1014)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM273の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM273の異常報知を行うようにしても良い。また、第3図柄表示装置81の画面において、RAM273の異常を報知するように構成しても良い。
一方、RAM273のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常であれば、RAM273は正常であると判別し(S1008:Yes)、RAM273の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S1009)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM273にデータ破壊があるか否かがチェックされる。
S1109の処理後、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S1010)。電源断フラグは、電源断処理(図20のS1111参照)が実行される前にオンされ、電源が完全に遮断されるとオフとなる。よって、立ち上げ処理の実行時に電源断フラグがオンである場合とは、瞬間的な停電が発生したため電源断処理が実行されたが、電源の遮断は起きず正常に戻り、その後、電源断処理の実行途中に、または、実行完了してMPU271がリセットされた場合である。
よって、S1010の処理により確認した結果、電源断フラグがオンである場合には(S1010:Yes)、演出制御装置117の各処理を初期化するためにRAM273の作業エリア(作業領域)をクリアする(S1011)。次いで、RAM273の初期値を設定し(S1012)、割込み許可を設定して(S1013)、メイン処理(図20参照)へと移行する。
一方、立ち上げ処理の実行時に電源断フラグがオフである場合とは、例えば、電源断フラグのデータを含むRAM273のデータが喪失している場合、或いは、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされて、電源断フラグがオンされることがない(即ち、主制御装置110からの電源断コマンドを受信することがない)場合である。
よって、S1010の処理により確認した結果、電源断フラグがオフされている場合には(S1010:No)、RAM273の作業エリアのクリア処理であるS1011をスキップして、処理をS1012へ移行し、RAM273の初期値を設定した後(S1012)、割込み許可を設定して(S1013)、メイン処理(図20参照)へと移行する。
なお、電源断フラグがオフされている場合にS1011のクリア処理をスキップするのは、ノイズなどによって演出制御装置117のMPU271のみがリセットされて、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM273の作業領域のデータを保存しておくことにより、演出制御装置117の制御を継続できるからである。また、S1007〜S1009の処理が実行された場合には、S1007の処理によって、RAM273のすべての記憶領域は既にクリアされているので、再度、RAM273の作業エリアをクリアする必要がないからである。
次に、図20を参照して、上述した立ち上げ処理後に実行されるメイン処理について説明する。図20は、演出制御装置117内のMPU271により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、遊技の演出(音声出力や表示など)に関する制御を実行するための処理であり、上述した演出制御装置117の立ち上げ処理(図19参照)の終了後に実行され、その後は繰り返し実行される処理である。
メイン処理では、まず、節電ボタン23の操作に応じた消費電力モードの設定を行う消費電力モード設定処理を実行する(S1101)。なお、この消費電力モード設定処理(S1101)の詳細については、図21を参照して後述する。
消費電力モード設定処理(S1101)の実行後、モード変更ボタン22の操作に基づく演出モードの設定を行う演出モード設定処理を実行する(S1102)。なお、この演出モード設定処理(S1102)の詳細については、図22を参照して後述する。
演出モード設定処理(S1102)の実行後、前回の判定が実行されてから(即ち、前回にS1103の処理が実行されてから)、1ms以上が経過したか否かを判定し(S1103)、前回の判定が実行されてから1ms以上経過している場合には(S1103:Yes)、各種ランプの点灯制御や音声出力制御などを実行する処理である音声ランプ演出処理を実行し(S1104)、S1105の処理へ移行する。なお、この音声ランプ演出処理(S1104)の詳細については、図24を参照して後述する。
一方、S1103の処理による判定の結果、前回の判定から未だ1msが経過していなければ(S1103:No)、S1104の処理をスキップして、S1105の処理へ移行する。なお、S1101の処理によって前回の判定が実行されてから1ms経過していない場合に、音声ランプ演出処理(S1104)の処理をスキップするのは、音声ランプ演出処理(S1104)の中で実行されるランプの点灯制御や音声出力制御を1msより短い周期で実行する必要がないからである。
S1105の処理では、前回の判定が実行されてから(即ち、前回にS1105の処理が実行されてから)、20ms以上が経過したか否かを判定する(S1105)。このとき、前回の判定が実行されてから20ms以上経過している場合には(S1105:Yes)、変動演出に応じた動画(画像)や大当たり演出に応じた動画(画像)を第3図柄表示装置(LCD)81に表示させるための処理である表示演出処理を実行する(S1106)。なお、この表示演出処理(S1106)の詳細については、図26を参照して後述する。
表示演出処理(S1106)の実行後、演出用可動体631の動作を制御する演出用可動体制御処理を実行し(S1107)、処理をS1108に移行する。この演出用可動体制御処理(S1107)では、第3図柄表示装置81で行われる各演出に対応するように、各演出に応じた演出用可動体631の動作パターンを設定し、可動体駆動装置297へ出力することにより、演出用可動体631を設定された動作パターンで動作させる。
なお、演出用可動体631を動作させる電気部品がソレノイドである場合には、例えば、節電カウンタ273aの値(即ち、設定された消費電力モード)に応じて、ソレノイドの励磁回数が異なる動作パターンを設定することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。つまり、ソレノイドの励磁回数を、通常消費モード(通常動作に相当する励磁回数)>小節電モード(弱動作に相当する励磁回数)>大節電モード(励磁回数=0)とすることにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。
また、演出用可動体631を動作させる電気部品がモータである場合には、例えば、節電カウンタ273aの値に応じて、モータの駆動期間(電圧印加時間)が異なる動作パターンを設定することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。つまり、モータの駆動期間を、通常消費モード(通常動作に相当する駆動期間)>小節電モード(弱動作に相当する駆動期間)>大節電モード(動作停止)とすることにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。
一方で、演出用可動体631を動作させる電気部品がモータである場合には、動作パターンの設定に加え、節電カウンタ273aの値(即ち、設定された消費電力モード)に応じて、可動体駆動装置297の動作量を規定する情報を設定し、可動体駆動装置297へ出力することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。例えば、モータの駆動電圧のデューティ比を規定する値を節電カウンタ273aの値に応じて設定し、可動体駆動装置297へ出力することにより、消費電力モードに応じた節電効果を得ることができる。
具体的には、節電カウンタ273aの値が「0」である場合には、演出用可動体631の動作量が通常動作となる駆動電圧のデューティ比を規定する情報を可動体駆動装置297へ出力する。これにより、通常消費モードにおいて、可動体駆動装置297を通常動作で動作させることができる。一方、節電カウンタ273aの値が「1」である場合には、演出用可動体631の動作量が弱動作となる駆動電圧のデューティ比(通常動作より小さい値)を規定する情報を可動体駆動装置297へ出力する。これにより、小節電モードにおいて、可動体駆動装置297を弱動作で動作させることができる。また、節電カウンタ273aの値が「2」である場合には、駆動電圧のデューティ比がゼロとなるような規定する情報を可動体駆動装置297へ出力する。これにより、大節電モードにおいて、可動体駆動装置297は停止されたままとなる。
一方、S1105の処理による判定の結果、前回の判定が実行されてから未だ20msが経過していなければ(S1105:No)、S1106,S1107の処理をスキップして、S1108の処理へ移行する。なお、S1105の処理によって前回の判定が実行されてから20ms経過していない場合に表示演出処理(S1106)の処理をスキップするのは、この表示演出処理が、第3図柄表示装置(LCD)81に表示させる画像を変動時間に応じて更新する処理であるので、かかる処理を20msより短い周期で実行する必要がないからである。また、演出用可動体制御処理(S1107)についても同様に20msより短い周期で実行する必要はない。
S1108の処理では、RAM273に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判定する(S1108)。なお、電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S1108の処理により、電源断の発生情報が記憶されていると判定された場合には(S1108:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S1110)、電源断処理を実行する(S1111)。電源断処理(S1111)の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S1112)、その後、処理を、無限ループする。
S1111の電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226、電飾部29〜33、表示ランプ34、及び、第3図柄表示装置81への出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。なお、各出力ポートをオフするのは、異常な表示や、異常な音声出力が行われることを防止するためであり、異常な表示や、異常な音声出力によって、遊技者を困惑させないようにするためである。
一方、S1108の処理による判定の結果、電源断の発生情報が記憶されていなければ(S1108:No)、立ち上げ処理(図19参照)のS1009の処理によってRAM273に記憶されたキーワード「55AAh」に基づき、RAM273が破壊されているか否かを判別し(S1109)、RAM273が破壊されていなければ(S1109:No)、S1101の処理へ戻り、上述したS1101〜S1109の各処理を繰り返し実行する。
一方、S1109の処理により、RAM273が破壊されると判定された場合には(S1109:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。ここで、RAM破壊と判別されて処理が無限ループとされたことにより、表示演出処理(S1106)が実行されなくなるため、その後は、第3図柄表示装置81の表示が変化されない。これにより、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼びパチンコ機10の修復などを頼むことができる。なお、RAM273が破壊されていると確認された場合に、スピーカ装置226や、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(例えば、第1内周LED301)や、第3図柄表示装置81の画面などによりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図21を参照して、上述した消費電力モード設定処理(S1101)について説明する。図21は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される消費電力モード設定処理(S1101)を示すフローチャートである。
消費電力モード設定処理(S1101)では、まず、節電ボタン23が操作されたかを確認し(S1201)、節電ボタン23が操作されていなければ(S1201:No)、消費電力モード設定処理(S1101)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方、S1201の処理により確認した結果、節電ボタン23が操作された場合には(S1201:Yes)、節電カウンタ273aの値に1加算し(S1202)、節電カウンタ273aの値が2を超えるかを判別する(S1203)。
S1203による判別の結果、節電カウンタ273aの値が2を超える場合には(S1203:Yes)、節電カウンタ273aをゼロクリアし、その値をゼロとし(S1204)、処理をS1205に移行する。一方で、節電カウンタ273aの値が2以下である場合には(S1203:No)、S1204の処理をスキップして、処理をS1205に移行する。これらS1023及びS1204の処理により、節電カウンタ273aは、節電ボタン23が操作される毎に0〜2の範囲内で順次変更される。
S1205では、節電カウンタ273aの値が2であるかを判別する(S1205)。S1205による判別の結果、節電カウンタ273aの値が2である場合、即ち、消費電力モードが大節電モードに設定される場合には(S1205:Yes)、大節電モードフラグ273cをオンし(S1206)、消費電力モード設定処理(S1101)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方で、S1205による判別の結果、節電カウンタ273aの値が2でない場合、即ち、消費電力モードが通常消費モード又は小節電モードに設定される場合には(S1205:No)、大節電モードフラグ273cをオフし(S1207)、消費電力モード設定処理(S1101)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
次に、図22を参照して、上述した演出モード設定処理(S1102)について説明する。図22は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される演出モード設定処理(S1102)を示すフローチャートである。
演出モード設定処理(S1102)では、まず、モード変更ボタン22が操作されたかを確認し(S1221)、モード変更ボタン22が操作されていなければ(S1221:No)、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方、S1221の処理により確認した結果、モード変更ボタン22が操作された場合には(S1221:Yes)、変動中フラグ273dがオンであるかを判別する(S1222)。このとき、変動中フラグ273dがオンであれば(S1222:Yes)、モード変更可能フラグ273fがオンであるかを判別する(S1223)。
S1223の処理による判別の結果、モード変更可能フラグ273fがオフであれば(S1223:No)、変動中であっても、モード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(本実施形態では、高速変動中)ではないので、かかる場合には、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
一方、S1223の処理による判別の結果、モード変更可能フラグ273fがオンであれば(S1223:Yes)、変動中においてモード変更ボタン22による演出モードの変更が可能な時期(本実施形態では、高速変動中)であるので、かかる場合には、変動中モード変更フラグ273gをオンする(S1224)。
S1224の処理後、演出モードカウンタ更新処理を実行し(S1225)、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。なお、演出モードカウンタ更新処理(S1225)は、演出モードカウンタ273aの値を更新する処理であり、その詳細は図23を参照して後述する。
一方、S1222の処理による判別の結果、変動中フラグ273dがオフであれば(S1222:No)、客待ち演出中フラグ273eがオンであるかを判別する(S1226)。このとき、客待ち演出中フラグ273eがオフであれば(S1226:No)、演出モードの変更が禁止されている時期であるので、かかる場合には、演出モード設定処理(S1102)を終了し、メイン処理(図20参照)に戻る。
その一方で、S1226の処理による判別の結果、客待ち演出中フラグ273eがオンであれば(S1226:Yes)、演出モードの変更が可能な(許可された)時期であるので、かかる場合には、演出モードカウンタ更新処理を実行した後(S1225)、演出モード設定処理(S1102)を終了して、メイン処理(図20参照)に戻る。
このように、演出モード設定処理(S1102)によれば、モード変更ボタン22が操作されたタイミングが、モード変更可能フラグ273fがオン(即ち、高速変動中)であるか、客待ち演出中フラグ273eがオン(即ち、客待ち演出中)であれば、演出モードカウンタ更新処理(S1225)が実行される。これにより、演出モードカウンタ273bの値が更新されて、第3図柄表示装置81に表示される演出モードが変更される(切り換えられる)。
次に、図23を参照して、上述した演出モードカウンタ更新処理(S1225)について説明する。図23は、上述した演出モード設定処理(図22参照)の中で実行される演出モードカウンタ更新処理(S1225)を示すフローチャートである。
演出モードカウンタ更新処理(S1225)では、まず、演出モードカウンタ273bの値に1加算し(S1231)、大節電モードフラグ273cがオンであるかを判別する(S1232)。
S1232による判別の結果、大節電モードフラグ273cがオンである、即ち、消費電力モードが大節電モードに設定されている場合には(S1232:Yes)、演出モードカウンタ273bの値が1を超えるかを判別する(S1233)。S1233による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が1を超える場合には(S1233:Yes)、演出モードカウンタ273bをゼロクリアして、その値をゼロとし(S1234)、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。
一方で、S1233による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が1以下である場合には(S1233:No)、S1234の処理をスキップして、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。よって、消費電力モードが大節電モードに設定されている場合(即ち、大節電モードフラグ273cがオンである場合)には、S1233及びS1234の処理により、演出モードカウンタ273bは、モード変更ボタン22が操作される毎に0又は1の値を交互に取り得る。つまり、消費電力モードが大節電モードに設定されている場合には、一般演出モード又は予告演出モードを設定することできるが、最も消費電力が大きい役物演出モードを設定することができない。
また、S1232による判別の結果、大節電モードフラグ273cがオフである、即ち、消費電力モードが通常消費モード又は小節電モードに設定されている場合には(S1232:No)、演出モードカウンタ273bの値が2を超えるかを判別する(S1235)。S1235による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が2を超える場合には(S1235:Yes)、演出モードカウンタ273bをゼロクリアして、その値をゼロとし(S1234)、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。
一方で、S1235による判別の結果、演出モードカウンタ273bの値が2以下である場合には(S1235:No)、S1234の処理をスキップして、演出モードカウンタ更新処理(S1225)を終了し、演出モード設定処理(図22参照)に戻る。よって、消費電力モードが通常消費モード又は小節電モードに設定されている場合には、S1235及びS1234の処理により、演出モードカウンタ273bは、モード変更ボタン22が操作される毎に0〜2の範囲内で順次変更される。つまり、消費電力モードが通常消費モード又は節電モードに設定されている場合には、3種類の演出モード(一般演出モード、予告演出モード、役物演出モード)のいずれかを設定できる。
次に、図24を参照して、上述した音声ランプ演出処理(S1104)について説明する。図24は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される音声ランプ演出処理(S1104)を示すフローチャートである。
音声ランプ演出処理(S1104)では、まず、ランプ出力処理(S1241)を実行する。このランプ出力処理(S1241)は、後述するS1243の処理で編集される点灯パターンとなるよう、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(LED301〜310,321〜323,341〜346)の出力を設定する処理であり、その詳細は図25を参照して後述する。
次いで、演出ボタン入力監視・演出処理を実行する(S1242)。この演出ボタン入力監視・演出処理(S1242)では、演出ボタン53が、演出効果を高めるために遊技者に操作されたか否かの入力を監視し、演出ボタン53の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。例えば、変動表示開始時に予告キャラが出現した場合に演出ボタン53を押すことで今回の変動による大当たりの期待値を表示したり、リーチ演出中に演出ボタン53を押すことで大当たりへの期待感を持てる演出に変更する。なお、演出ボタン53の操作タイミングは、演出ボタンLED323の点灯又は点滅によっても遊技者に示唆される。
演出ボタン入力監視・演出処理(S1242)の実行後は、ランプ編集処理を実行する(S1243)。ランプ編集処理(S1243)では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(LED301〜310,321〜323,341〜346)の点灯パターンを設定する。
ランプ編集処理(S1243)の実行後は、音編集・出力処理を実行する(S1244)。音編集・出力処理(S1244)では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するようスピーカ装置226の出力パターンなどを設定し、その設定に応じてスピーカ装置226から音を出力させる。
S1244の処理後、液晶演出実行管理処理を実行し(S1245)、音声ランプ演出処理(S1104)を終了して、メイン処理(図20参照)へ戻る。液晶演出実行管理処理(S1245)では、主制御装置110から送信されて受信した変動パターンコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81で行われる変動表示に要する時間と同期した時間を設定する。この液晶演出実行監視処理(S1245)で設定された時間に基づいてS1243のランプ編集処理やS1244の音編集・出力処理を実行する。
次に、図25を参照して、上述したランプ出力処理(S1241)について説明する。図25は、上述した音声ランプ演出処理(図24参照)の中で実行されるランプ出力処理(S1241)を示すフローチャートである。
ランプ出力処理(S1241)では、まず、大当たり中であるか否かを判別し(S1251)、大当たり中であれば(S1251:Yes)、第6LED制御装置296に対し、通常輝度による発光を設定し(S1252)、処理をS1253に移行する。一方で、S1251による判別の結果、大当たり中でなければ(S1251:No)、S1252の処理をスキップして、処理をS1253に移行する。
S1253では、節電カウンタ273aの値がゼロであるかを判別する(S1253)。S1253による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロである場合には(S1253:Yes)、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、通常輝度による発光を設定し(S1254)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理(S1241)を終了して、音声ランプ演出処理(図24参照)へ戻る。
一方で、S1253による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロでない場合には(S1253:No)、節電カウンタ273aの値が1であるかを判別する(S1256)。このとき、節電カウンタ273aの値が1であれば(S1256:Yes)、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対し、中輝度による発光を設定し(S1257)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理(S1241)を終了して、音声ランプ演出処理(図24参照)へ戻る。
また、S1256による判別の結果、節電カウンタ273aの値が1でない場合、即ち、節電カウンタ273aの値が2である場合には(S1256:No)、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、消灯を設定し(S1258)、ランプ出力処理(S1241)を終了して、音声ランプ演出処理(図24参照)へ戻る。
上述したランプ出力処理(S1241)において、S1255において設定された点灯パターンは、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に出力され、その設定を受信したLED制御装置291〜293,296は、受信した設定に応じた点灯パターンで、対応するLED301〜310,321〜323,341〜346,348を点灯又は点滅させる。
また、S1255,S1257,S1258において設定された輝度は、第1〜第3LED制御装置291〜293へ出力され、第1〜第3LED制御装置291〜293は、S1255,S1257,S1258において設定された輝度で、対応するLED301〜310,321〜323,341〜346を点灯又は点滅させる。
即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、LED301〜310,321〜323,341〜346は、節電カウンタ273aの値(即ち、設定されている消費電力モード)に応じて異なる輝度で点灯又は点滅、あるいは消灯される。具体的に、LED301〜310,321〜323,341〜346の輝度は、通常消費モードに設定されている場合には、通常輝度とされ、小節電モードに設定されている場合には、中輝度とされる。また、大節電モードに設定されている場合には、LED301〜310,321〜323,341〜346は消灯される(即ち、輝度がゼロとされる)。
また、S1252において設定された輝度は、第6LED制御装置296へ出力され、第6LED制御装置296は、S1252において設定された輝度で、特定入賞口LED348を点灯又は点滅させる。よって、特定入賞口LED348の輝度は、節電カウンタ273aの値にかかわらず、常に通常輝度とされる。
次に、図26を参照して、上述した表示演出処理(S1106)について説明する。図26は、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行される表示演出処理(S1106)を示すフローチャートである。
表示演出処理(S1106)では、まず、第3図柄表示装置81で実行されている変動演出が大当たり用の演出であるか(即ち、大当たり中であるか)否かを判別し(S1261)、大当たり中であれば(S1261:Yes)、大当たり演出処理を実行する(S1273)。この大当たり演出処理では、第3図柄表示装置81で行われる大当たり演出に応じた演出データをキャラクタROM275から読み出し、ビデオRAM276の所定領域に書き込むことにより、該大当たり演出の画像の更新を行う。大当たり演出処理(S1273)の終了後は、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理(図20参照)へ戻る。
一方、S1261の処理において、大当たり中でなければ(S1261:No)、第3図柄表示装置81において第3図柄の変動表示の実行中であるか(即ち、変動中であるか)否かを判定する(S1262)。このとき、変動中でない場合は(S1262:No)、RAM273内に設けられている変動開始フラグ(図示せず)がオンであるかを判定する(S1263)。
なお、図示されない変動開始フラグは、第3図柄の変動表示の開始を指示するフラグであり、S1263において変動開始フラグがオンであると判定された場合に、第3図柄の変動表示が開始される。この変動開始フラグは、主制御装置110から送信されてくる変動パターンコマンドを受信した場合にオンに設定され(図29参照)、第3図柄の変動表示を開始する際にオフに設定される。
S1263の処理による判定の結果、変動開始フラグがオンであれば(S1263:Yes)、変動開始フラグをオフし(S1264)、客待ち演出中フラグ273eをオフし(S1265)、変動中フラグ273cをオンする(S1266)。
S1266の処理後、RAM273内に設けられている変動時間カウンタ(図示せず)に初期値を設定する(S1267)。なお、図示されない変動時間カウンタは、第3図柄の変動表示が開始されてからの経過時間を計時するためのカウンタである。なお、S1267において変動時間カウンタに設定される初期値は、変動パターンコマンドが示す変動パターンの変動時間と、演出時間加減算コマンドが示す演出時間の加減算値とから得られる時間である。
S1267の処理後、変動時間カウンタの値が0より大きいか否か、即ち、変動時間内であるか否かを判定する(S1268)。一方、S1262の処理による判定の結果、第3図柄の変動表示の実行中(変動中)である場合は(S1262:Yes)、変動時間カウンタの値から1減算して(S1274)、S1268の処理へ移行し、変動時間内であるか否かの判定を行う。
S1268の処理による判定の結果、変動時間内であれば(S1268:Yes)、変動表示処理を実行する(S1269)。変動表示処理(S1269)は、図柄(第3図柄)の変動表示(即ち、変動演出)を実行する処理であり、詳細な処理については、図27を参照して後述する。S1269の処理後、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理へ戻る。
一方で、S1268の処理による判定の結果、変動時間カウンタの値が0、即ち、変動時間が終了している場合には(S1268:No)、主制御装置110から受信した種別コマンドに基づいて設定された停止図柄を第3図柄表示装置(LCD)81に表示する(S1270)。S1270の処理後、変動中フラグ273cをオフし(S1271)、変動中モード変更フラグ273gをオフし(S1272)、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理(図20参照)へ戻る。
一方、S1263の処理による判定の結果、変動開始フラグがオフであれば(S1263:No)、各表示処理を実行し(S1275)、表示演出処理(S1106)を終了して、メイン処理へ戻る。なお、各表示処理(S1275)では、パチンコ機10が遊技者により遊技されない時間が所定時間経過した場合に実行する客待ち演出などの表示処理などが実行される。この各表示処理(S1275)の詳細な処理については、図28を参照して後述する。
次に、図27を参照して、上述した変動表示処理(S1269)について説明する。図27は、表示演出処理(図26参照)の中で実行される変動表示処理(S1269)を示すフローチャートである。
変動表示処理(S1269)では、まず、変動中モード変更フラグ273gがオンであるかを判別する(S1301)。S1301の処理による判別の結果、変動中モード変更フラグ273gがオフであれば(S1301:No)、高速変動中にモード変更ボタン22の操作による演出モードの変更がされていないので、かかる場合には、演出モードカウンタ273bの値と主制御装置110から受信した変動パターンコマンドとに基づき、今回の演出モード(即ち、演出モードカウンタ273bの値が示す演出モード)の変動表示画像を、変動時間カウンタ(図示せず)の値に応じて設定し(S1305)、処理をS1303へ移行する。
つまり、S1305では、演出モードカウンタ273bの値が示す演出モードと主制御装置110から受信した変動パターンコマンドとにより選定される変動表示画像であって、変動時間カウンタの値が示すタイミングの変動表示画像の設定を行う。これにより、画像コントローラ274は、キャラクタROM275から必要な変動表示データを読み出し、S1305の処理により設定された変動表示画像(フレーム単位の変動表示画像)を形成して、第3図柄表示装置81に表示させる。
一方、S1301の処理による判別の結果、変動中モード変更フラグ273gがオンであれば(S1301:Yes)、高速変動中にモード変更ボタン22の操作による演出モードの変更がされているので、演出モードカウンタ273bの値と主制御装置110から受信した変動パターンコマンドとに基づき、前回の演出モード(即ち、更新される前の演出モードカウンタ273bの値が示す演出モード)での変動時間カウンタの値に応じた変動表示画像における背景画像を、今回の演出モード(即ち、この時点における演出モードカウンタ273bの値が示す演出モード)に対応する背景画像に変更した変動表示画像を設定し(S1302)、処理をS1303に移行する。画像コントローラ274は、キャラクタROM275から必要な変動表示データを読み出し、S1302の処理により設定された変動表示画像(フレーム単位の変動表示画像)を形成して、第3図柄表示装置81に表示させる。
1フレームの変動表示画像は、第3図柄が描画される第1の画像層(レイヤ)と、背景画像が描画される第2の画像層と、予告キャラクタ図柄が描画される第3の画像層とを重ね合わせることによって生成されるので、S1302では、第1及び第3の画像層については、前回の演出モードに対応して生成し、第2の画像層(背景画像が描画される画像層)を、今回の演出モードに対応したものに切り換える。よって、高速変動中にモード変更ボタン22が操作されて演出モードが変更された場合には、背景画像だけを新しい演出モードのものに切り換えるので、変動中であっても演出モードの変更を違和感なく実現することができる。
なお、高速変動中に演出モードが変更された場合、その変動表示が終了するまで、変動中モード変更フラグ273gがオンのままとされるので、S1302の処理が実行されて、背景画像だけ変更後の(新たな)演出モードのものに変更されて変動表示が続行される。その後、変動表示の停止に伴い、変動中モード変更フラグ273gがオフにされるので、次回の変動表示からは、S1305の処理が実行され、変更後の演出モードでの変動表示が第3図柄表示装置81に表示されることになる。
S1303では、変動時間カウンタの値に基づいて、高速変動中であるか否かを判別する(S1303)。S1303による判別の結果、高速変動中であれば(S1303:Yes)、モード変更ボタン22による演出モードの変更が可能である時期であるので、モード変更可能フラグ273fをオンし(S1304)、変動表示処理を終了する。その一方で、S1303による判別の結果、高速変動中でなければ(S1303:No)、モード変更可能フラグ273fをオフにし(S1306)、変動表示処理(S1269)を終了して、表示演出処理(図26参照)へ戻る。
次に、図28を参照して、上述した各表示処理(S1275)について説明する。図28は、表示演出処理(図26参照)の中で実行される各表示処理(S1275)を示すフローチャートである。
各表示処理(S1275)では、まず、RAM273に設けられている客待ち演出実行フラグ(図示せず)がオンであるかを判別する(S1321)。S1321による判別の結果、客待ち演出実行フラグがオンであれば(S1321:Yes)、主制御装置110から客待ち演出コマンドを受信しているので、客待ち演出画像を設定し(S1322)、客待ち演出実行フラグをオフし(S1323)、客待ち演出中フラグ273eをオンして(S1324)、各表示処理を終了する。
一方で、S1321による判別の結果、客待ち演出実行フラグがオフであれば(S1321:No)、その他の処理として、例えば、主制御装置110から何らかのエラーコマンドを受信した場合に対応するエラー表示用の画像を設定する等の処理を行い(S1325)、各表示処理(S1275)を終了して、表示演出処理(図26参照)へ戻る。
次に、図29を参照して、演出制御装置117内のMPU271により実行されるコマンド受信割込処理について説明する。図29は、コマンド受信割込処理を示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、主制御装置110から送信されてくる各種コマンドを受信するための処理であり、主制御装置110から送信されてくる各種コマンドを受信する毎に実行される割込処理である。
コマンド受信割込処理では、まず、変動パターンコマンドを受信したか否かを判定する(S1401)。このとき、変動パターンコマンドを受信していない場合には(S1401:No)、S1402の処理へ移行する。
一方、変動パターンコマンドを受信した場合には(S1401:Yes)、RAM203内に設けられている変動開始フラグ(図示せず)をオンし(S1406)、第3図柄表示装置81において変動演出を開始するために必要な変動演出データの設定を行う変動演出設定処理を実行し(S1407)、S1402の処理へ移行する。
S1402の処理では、客待ち演出コマンドを受信したか否かを判定する(S1402)。S1402の処理による判定の結果、客待ち演出コマンドを受信していない場合には(S1402:No)、S1403の処理へ移行する。
一方、客待ち演出コマンドを受信した場合には(S1402:Yes)、RAM273に設定されている客待ち演出実行フラグ(図示せず)をオンし(S1408)、S1403の処理へ移行する。
S1403の処理では、始動入賞コマンドを受信したか否かを判定する(S1403)。S1403の処理による判定の結果、始動入賞コマンドを受信していない場合には(S1403:No)、S1404の処理へ移行する。
一方、始動入賞コマンドを受信した場合には(S1403:Yes)、始動口LED347の点灯を制御する始動口LED点灯制御処理を実行し(S1409)、S1404の処理へ移行する。なお、始動口LED点灯制御処理(S1409)の詳細については、図30を参照して後述する。
S1404の処理では、エラーコマンドを受信したか否かを判定する(S1404)。S1404の処理による判定の結果、エラーコマンドを受信していない場合には(S1404:No)、S1405の処理へ移行する。
一方、エラーコマンドを受信した場合には(S1404:Yes)、第4LED制御装置294に対し、受信したエラーコマンドに応じた点灯パターン(即ち、エラー内容に応じた点灯パターン)及び通常輝度による発光を設定し(S1410,S1411)、S1405の処理へ移行する。
S1410及びS1411により設定された点灯パターン及び発光輝度は、第4LED制御装置294へ出力され、第4LED制御装置294は、S1411において設定された輝度(即ち、通常輝度)で、S1410において設定された点灯パターン(即ち、エラー内容に応じた点灯パターン)で、報知LED311を点灯又は点滅させる。このように、報知LED311の輝度は、節電カウンタ273aの値(即ち、設定されている消費電力モード)とは無関係に、常に通常輝度で点灯又は点滅される。
S1405の処理では、その他のコマンドを受信したかを判定する(S1405)。このとき、その他のコマンドを受信していない場合には(S1405:No)、このコマンド受信割込処理を終了する。
一方、その他のコマンドを受信した場合は(S1405:Yes)、その他のコマンドに応じた処理を実行し(S1411)、このコマンド受信割込処理を終了する。なお、その他のコマンドの応じた処理(S1411)としては、例えば、保留数コマンドを受信した場合に、保留数コマンドが示す特図保留球数Nを、第3図柄表示装置81に表示される特図保留数表示部87(表示部87a〜87d)に表示させることや、種別コマンドを受信した場合に、停止図柄の設定を行うことや、演出時間加減算コマンドを受信した場合に、演出時間の加減算値に応じた予告演出(例えば、スベリ演出や戻り演出など)の決定を行うこと、などがある。
次に、図30を参照して、上述した始動口LED点灯制御処理(S1209)について説明する。図30は、上述したコマンド受信割込処理(図29参照)の中で実行される始動口LED点灯制御処理(S1209)を示すフローチャートである。
始動口LED点灯制御処理(S1209)では、まず、節電カウンタ273aの値がゼロであるかを判別する(S1341)。S1341による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロである場合には(S1341:Yes)、第5LED制御装置295に対し、通常輝度による発光を設定し(S1342)、所定の点灯パターンを、第5LED制御装置295に対して設定し(S1343)、始動口LED点灯制御処理(S1209)を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
一方で、S1341による判別の結果、節電カウンタ273aの値がゼロでない場合には(S1341:No)、節電カウンタ273aの値が1であるかを判別する(S1344)。このとき、節電カウンタ273aの値が1であれば(S1344:Yes)、第5LED制御装置295に対し、中輝度による発光を設定し(S1345)、処理をS1343に移行する。
また、S1344による判別の結果、節電カウンタ273aの値が1でない場合、即ち、節電カウンタ273aの値が2である場合には(S1344:No)、第5LED制御装置295に対し、消灯を設定し(S1346)、始動口LED点灯制御処理(S1209)を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
上述した始動口LED点灯制御処理(S1209)において、S1343において設定された点灯パターンは、第5LED制御装置295に出力され、第5LED制御装置295は、S143において設定された所定の点灯パターンで、始動口LED347を点灯又は点滅させる。
また、S1342,S1345,1346において設定された輝度は、第5LED制御装置295へ出力され、第5LED制御装置295は、S1342,S1345,1346において設定された輝度で、始動口LED347を点灯又は点滅させる。
即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、始動口LED347は、節電カウンタ273aの値(即ち、設定されている消費電力モード)に応じて異なる輝度で点灯又は点滅、あるいは消灯される。具体的に、始動口LED347の輝度は、通常消費モードに設定されている場合には、通常輝度とされ、小節電モードに設定されている場合には、中輝度とされる。また、大節電モードに設定されている場合には、始動口LED347は消灯される(即ち、輝度がゼロとされる)。
以上説明した通り、第1実施形態のパチンコ機10によれば、消費電力モードに応じて消費電力が異なるように構成されており、この消費電力モードを節電ボタン23の操作によって変更できるので、必要に応じて消費電力の抑制(節電)を図ることができる。また、節電ボタン23を遊技者が操作可能な位置に配設したことにより、環境保護に対する意識(エコ意識)の高い遊技者に、電力消費に対する罪悪感を覚えさせることなく、遊技に集中させることができる。
消費電力モードが節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合には、通常消費モードに設定されている場合に比べて、LED301〜310,321〜323,341〜347の輝度が落とされる(低下される)ので、遊技者は見た目が変化したことにより、節電していることを実感することができる。また、LED301〜310,321〜323,341〜347の輝度を落としたことにより、演出の雰囲気にも変化が生じる(雰囲気が切り換わる)ので、遊技者は、そのような演出の雰囲気にも変化によっても、節電していることを実感することができる。同様に、節電モード(小節電モード、大節電モード)である場合には、演出用可動体361の動作量を低下させるので、それによって変化する見た目や演出の雰囲気によって、遊技者は節電していることを実感することができる。
さらに、遊技者が操作可能な節電ボタン23により消費電力モードを変更することができるだけでなく、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、特定の電気部品については、通常通りに動作又は発光させるように構成されているので、節電を行いつつも、演出の面白味は維持されるなど、好適な遊技を遊技者に提供することができる。
次に、図31〜図40を参照して、第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、複数の電気部品のうち、所定の電気部品(内周LED301〜304などの発光手段や、演出用可動体361などの演出用可動体)の輝度や動作量を低下させることによって消費電力の抑制を図る構成であった。
この第2実施形態では、節電モードに設定された場合に、第1実施形態における大節電モードと同様に、所定の発光手段や演出用可動体を作動させない(即ち、消灯したり、動作を停止したりする)ことによって消費電力の抑制を図る。しかし、発光手段や演出用可動体を作動させない場合には、消費電力を抑制できる一方で、その発光手段や演出用可動体が担っていた視覚的効果(例えば、演出効果)が低下し、遊技の興趣が損なわれるなどの不都合が生じる可能性がある。その対策として、この第2実施形態では、節電モードにおいて、節電の対象とされた(即ち、消灯又は動作停止された)発光手段や演出用可動体に対応する擬似画像(代替画像)を第3図柄表示装置81に表示するように構成されている。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
まず、図31を参照して、第2実施形態において、パチンコ機10に設けられている主な電気部品の動作が、消費電力モードに応じてどのように変更されるかについて説明する。なお、上述した第1実施では、消費電力モードを、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類のモードから構成したが、第2実施形態では、消費電力モードは、通常消費モードと、その通常消費モードに比べて電気部品による消費電力が小さい節電モードとの2種類のモードから構成される。
図31は、第2実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。図31に示すように、第2実施形態のパチンコ機10においても、通常消費モードでは、列挙されている各電気部品は、通常通りの輝度及び動作量で電気部品が動作する。
これに対し、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、報知LED311と、第1図柄表示装置37と、第2表示図柄表示装置83と、第3図柄表示装置81とを除き、各発光手段は消灯される。より具体的には、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、演出用の発光手段(内周LED301〜304、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)、始動口LED347、及び特定入賞口LED348は消灯される。また、節電モードでは、演出用可動体361の動作も停止される。
第2実施形態のパチンコ機10では、上述の通り、節電モードにおいて、演出用の発光手段としてのLED301〜310,321〜323,341〜346、始動口LED347、及び特定入賞口LED348は消灯される。しかし、これらのLED(発光手段)が消灯された場合、種々の不都合が生じる可能性がある。例えば、装飾LED341,342などの演出用の発光手段が消灯されると、演出用の発光手段による点灯又は点滅による演出効果が失われて遊技の興趣が低下する可能性がある。また、特定入賞口LED348が消灯された場合には、遊技者が大当たり遊技中であることを認識し難くなって、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさなどを低減させてしまう可能性がある。演出用可動体についても同様に、節電モードに設定されたことにより演出用可動体(演出用可動体361)の動作が停止されると、それにより、遊技の興趣が低下するという不都合が生じ得る。
これらの不都合を抑制するため、第2実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、発光手段や演出用可動体に対応する擬似画像(代替画像)を第3図柄表示装置81に表示するように構成されている。
ここで、図32及び図33を参照して、節電モードにおいて第3図柄表示装置81に表示される擬似画像について説明する。図32は、発光手段に対応する擬似画像を説明するための模式図である。
図32に示すように、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、発光手段の擬似画像を表示する領域として、擬似装飾ランプ表示部441と、擬似サイドランプ表示部442と、擬似告知ランプ表示部443と、擬似始動口ランプ表示部444と、擬似特定入賞口ランプ表示部445とが、発光手段の擬似画像として、センターフレーム86の開口86aにより形成される第3図柄表示装置81の視認領域の外周を取り囲むように設けられる。
擬似装飾ランプ表示部441は、画面左上側に設けられる第1の擬似装飾ランプ表示部441aと、画面右上側に設けられる第2の擬似装飾ランプ表示部441bとから構成される。擬似装飾ランプ表示部441は、装飾LED341,342に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、擬似装飾ランプ表示部441(441a,441b)の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、通常消費モード時における装飾LED341,342の点灯パターンに応じた表示態様で擬似画像が表示される。なお、節電モード時において擬似装飾ランプ表示部441(441a,441b)に表示される擬似画像の表示態様としては、例えば、所定の画像(例えば、所定色の画像)が擬似装飾ランプ表示部441の領域内全体が点滅表示される態様であったり、所定の画像(例えば、丸形状の画像や、魚の画像)の位置や色のグラデーションなどが擬似装飾ランプ表示部441の領域内で所定方向に流れるような態様であったり等、種々の表示態様を採用できる。また、第1の擬似装飾ランプ表示部441aと、第2の擬似装飾ランプ表示部441bとが対称となる表示態様である必要はなく、演出効果の高い種々の表示態様を採用できる。
擬似サイドランプ表示部442は、第1の擬似装飾ランプ表示部441aに隣接して画面左下側に設けられる第1の擬似サイドランプ表示部442aと、第2の擬似装飾ランプ表示部441bに隣接して画面右下側に設けられる第2の擬似サイドランプ表示部442bとから構成される。擬似サイドランプ表示部442は、サイドLED343〜345に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、擬似サイドランプ表示部442(442a,442b)の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、通常消費モード時におけるサイドLED343〜345の点灯パターンに応じた表示態様で擬似画像が表示される。なお、節電モード時における擬似サイドランプ表示部442(442a,442b)に表示される擬似画像の表示態様もまた、上述した擬似装飾ランプ表示部441と同様に種々の表示態様を採用できる。
擬似告知ランプ表示部443は、画面上側中央、より具体的には、第1の擬似装飾ランプ表示部441aと、第2の擬似装飾ランプ表示部441bとの間に設けられる。擬似告知ランプ表示部443は、告知LED346に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、通常消費モード時における告知LED346の点灯タイミングで、擬似告知ランプ表示部443の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、所定の画像が所定の表示態様(例えば、点灯又は点滅など)で表示される。
擬似始動口ランプ表示部444は、画面下側中央、より具体的には、擬似特定入賞口ランプ445a,445bの間に設けられる。擬似始動口ランプ表示部444は、始動口LED347に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、通常消費モード時における始動口LED347の点灯タイミング(即ち、第1入球口64に球が入賞したタイミング)で、擬似始動口ランプ表示部444の領域内(即ち、ハッチングされた領域内)において、所定の画像が所定の表示態様(例えば、点灯又は点滅など)で表示される。
擬似特定入賞口ランプ表示部445は、第1の擬似サイドランプ表示部442aと擬似始動口ランプ表示部444との間に設けられる第1の擬似特定入賞口ランプ表示部445aと、第2の擬似サイドランプ表示部442bと擬似始動口ランプ表示部444との間に設けられる第2の擬似特定入賞口ランプ表示部445bとから構成される。擬似特定入賞口ランプ表示部445は、特定入賞口LED348に対応する擬似画像を表示するための領域であり、通常消費モード時には何も表示されず、節電モードに設定されると、所定の画像が所定の表示態様(例えば、点灯又は点滅など)で表示される。本実施形態では、節電モードに設定された場合における擬似特定入賞口ランプ表示部445の表示態様は、特定入賞口65aの開閉状態が分かる表示態様とされ、例えば、特定入賞口65aが開放されている場合には、擬似特定入賞口ランプ表示部445を赤色で点灯し、特定入賞口65aが閉鎖されている場合には、擬似特定入賞口ランプ表示部445を黄色で点灯する。つまり、節電モードでは、擬似特定入賞口ランプ表示部445の表示内容によって、特定入賞口65aの開閉を表現する。
本実施形態のパチンコ機10は、節電モード時に、発光手段に対応する擬似画像が各ランプ表示部441〜445に表示されるので、発光手段(LED301〜310,321〜323,341〜348)の消灯に伴って生じ得る不都合を回避することができる。
例えば、装飾LED341,342や、サイドLED343〜345や、告知LED346のような演出用の発光手段は、点灯又は点滅されることによって遊技の状態に関する情報を遊技者に与える役割を果たし、例えば、遊技の状態が遊技者によって有利である場合には、これらの演出用の発光手段の発光態様によって、遊技者は期待感などを感じることができる。そのため、かかる演出用の発光手段が節電モードにおいて消灯された場合には、遊技の状態に関する情報を演出用の発光手段から得ることができなくなるので、その分、遊技者が享受できる情報(期待感に関する情報や、遊技状態の変化に関する情報)が減り、遊技者が遊技の状態を把握し難くなり、それにより、遊技の興趣が低下する可能性がある。また、演出用の発光手段は、点灯又は点滅されることによって演出効果を高める役割を果たすので、節電モードにおいて消灯されると、演出効果が失われて遊技の興趣が低下する可能性がある。しかし、消灯される発光手段に対応する擬似画像が、各LED341〜346の点灯パターンに応じた態様で、擬似装飾ランプ表示部441、擬似サイドランプ表示部442、及び擬似告知ランプ表示部443に表示されるので、発光手段の消灯に伴って生じ得る問題(遊技に関する情報の低下や、演出効果の低下)を抑制することができる。
また、特定入賞口LED348は、特定入賞口65aが開放されることにより遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり遊技中であることを遊技者に認識させる役割を果たすものであるので、かかる特定入賞口LED348が節電モードにおいて消灯された場合、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさなどを低減させてしまう可能性がある。しかし、本実施形態のパチンコ機10によれば、特定入賞口LED348に対応する擬似画像が、特定入賞口LED348と同様の点灯タイミングで表示されるので、大当たり遊技中であることに対する喜びや楽しさを、特定入賞口LED348が点灯された場合と同様に遊技者に提供できる。
また、始動口LED347は、大当たり抽選の契機(即ち、第1入球口64への球の入賞)が生じる毎に発光(点灯、点滅)する。よって、遊技者は、始動口LED347が発光した場合に、大当たり抽選の契機が生じたことを認識し、その大当たり抽選において大当たりが選ばれることを期待する。つまり、始動口LED347は、大当たり抽選の契機が生じたことに基づく期待感を遊技者に与える役割を果たす。かかる始動口LED347が節電モードにおいて消灯された場合には、上記役割が果たされずに遊技の興趣が低下する可能性がある。しかし、消灯される始動口LED347に対応する擬似画像が、特定入賞口LED348と同様の点灯タイミング(即ち、第1入球口64に球が入賞して大当たり抽選の契機が生じたタイミング)で表示されるので、遊技者は、特定入賞口LED348が点灯された場合と同様に大当たり抽選の契機が生じたことを認識でき、それにより、その大当たり抽選において大当たりが選ばれることを期待することができる。
また、一般的に、第3図柄表示装置81は、変動表示の後に大当たり抽選を表示する部位であるので、遊技者の意識が集中し易い部位である。本実施形態では、節電モードにおいて発光手段を消灯する代わりに、その発光手段に対応する擬似画像を遊技者の意識が集中し易い第3図柄表示装置81に表示するように構成したので、表示した擬似画像を遊技者に十分又は容易に認識させることができる。よって、この擬似画像(代替画像)を、消灯された発光手段の代替として十分に機能させることができ、節電モードにおいて発光手段(LED301〜310,321〜323,341〜348)を消灯させたことに伴って生じ得る不都合を回避することができる。
また、各表示部441〜445は、第3図柄表示装置81の視認領域の外周を取り囲むように設けられているので、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(例えば、図柄の変動表示や各種演出など)の視認性が、擬似画像の表示によって低下することを防ぐことができる。よって、第3図柄表示装置81に表示される表示内容の視認性の低下によって生じ得る不都合(例えば、演出効果の低下など)を抑制できる。
特に、擬似装飾ランプ表示部441、擬似サイドランプ表示部442、及び擬似告知ランプ表示部443は、それらの表示部441〜443に表示される擬似画像に対応する発光手段、即ち、それぞれ、装飾LED341.342、サイドLED343〜345、及び告知LED346の配置に応じた位置としているので、これらのLED341〜346の代替として有効に機能し、これらのLED341〜346の消灯に伴う視覚的効果の低下を有効に抑制できる。
また、第3図柄表示装置81に表示された擬似画像は、上述した通り遊技者に認識され易いので、上述した第1実施形態のように節電モード表示88を表示しなくても、表示された擬似画像によって節電中であることを遊技者に実感させることができる。なお、擬似画像だけでなく、節電モード表示88を表示する構成としてもよい。
なお、本実施形態では、これらの各表示部441〜445に表示される各擬似画像を、図柄の変動や演出を表示するための第1〜第3の画像層(レイヤ)とは異なる第4の画像層に形成し、擬似画像を表示するための第4の画像層を、図柄の変動や演出を表示するための画像層(第1〜第3の画像層)の前側、即ち、遊技者により近い側に重ねることによって第3図柄表示装置81に表示するように構成されている。これにより、キャラクタROM275に記憶されている変動表示データなどの各データを縮小することなく擬似画像を表示させることができ、擬似画像を表示させることに伴う演出制御装置117(MPU271)の制御負荷の増加が抑制される。
また、図32に示すように、本実施形態では、特図保留数表示部87は、各表示部441〜445とは重ならない位置に表示させるように構成されている。これにより、各表示部441〜445に擬似画像を表示した場合であっても、擬似画像と特図保留数表示部87とが重なることがないので、擬似画像を表示する際に特図保留数表示部87の表示位置を変更させる必要もない。この点においても、擬似画像を表示させることに伴う演出制御装置117の制御負荷の増加が抑制される。
図33は、演出用可動体に対応する擬似画像を説明するための模式図である。図33に示すように、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には、演出用可動体361を動作させる代わりに、演出用可動体361に対応する擬似画像451を第3図柄表示装置81に表示する。
擬似画像451は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、演出用可動体361を動作させるタイミングで表示され、演出用可動体361の動きを動画によって表現する。図33に示す例では、雲の形をした2つの擬似画像451をそれぞれ画面左側(正面視左側)から現出させて矢印X2方向に移動させている。なお、第3図柄表示装置81に表示させた擬似画像の動きとしては、図33に示すような一方向(矢印X2方向)への画像の移動に限らず、擬似画像を回転させるなど、動画として表現できる各種動作を採用できる。
また、演出用可動体361が、第3図柄表示装置81の画面の前方を移動するものである場合には、その演出用可動体361に対応する擬似画像451を、第3図柄表示装置81の画面に重なる演出用可動体361の形状と同じ形状にするとともに、その擬似画像451の動き(移動方向、移動速度)を、演出用可動体361の動きと同じにすることが好ましい。即ち、演出用可動体361の表示と擬似画像451の表示とを両方行った場合には、擬似画像451の前方に演出用可動体361が重なるように、擬似画像451を形成して動かすことが好ましい。これにより、演出用可動体361の動作を停止させた場合であっても、その演出用可動体361が動作しているかのような演出を行うことができ、演出用可動体361による演出効果と同様の演出効果を得ることができる。
また、第3図柄表示装置81に表示された擬似画像451の動きと、パチンコ機10に設けられている演出用可動体361の動きとが同じである必要はなく、これらの動きは異なっていてもよい。動画の方が、ソレノイドやモータなどの電気部品により動作される演出用可動体361の動きに比べて動きの自由度が高いので、擬似画像451の動きを演出用可動体361の動きに比べて複雑な動きにすることが可能である。擬似画像451の動きを演出用可動体361の動きに比べて複雑な動きにすることにより、発光手段(LED301〜310,321〜323,341〜348)が消灯されたことによる見た目の派手さや豪華さの低減を補うことが可能となる。一方で、擬似画像451の動きと演出用可動体361の動きとの動きを同じにすることにより、通常消費モード時の演出と節電モード時の演出との違いによる違和感を遊技者に与えず、遊技者に安心感を与えることができる。
同様に、第3図柄表示装置81に表示された擬似画像451の形状と、パチンコ機10に設けられている演出用可動体361の形状とが同じである必要はなく、これらの形状は異なっていてもよい。節電モードにおいて表示される擬似画像451の形状を、演出用可動体361の形状と異ならせた場合、節電モードに特有の演出にすることができ、節電モードに設定することによる付加価値の提供が可能となる。
本実施形態では、擬似画像451を、図柄の変動や演出を表示するための第1〜第3の画像層とも、発光手段に対応する擬似画像を表示するための第4の画像層とも異なる第5の画像層に形成するように構成されている。これにより、図柄の変動や演出を表示するための画像層である第1〜第3の画像層に表示される内容(即ち、図柄の変動表示や演出など)にも、第4の画像層に表示される発光手段に対応する擬似画像にも影響を与えることなく、擬似画像451を表示させることができる。よって、擬似画像451を含む専用の変動表示データや演出データを用いるのではなく、擬似画像451の動画データにより擬似画像451を表示できるとともに、その動画データを種々の場面で使い回すことができるので、記憶容量の点で有利となる。なお、図33に示す例では、擬似画像451が形成された第5の画像を、第1〜第4の画像層よりも後側(即ち、遊技者から離れる側)に配置しているが、その配置順は特に限定されない。
なお、演出用可動体361が、第3図柄表示装置81の画面の前方を移動するものであり、その演出用可動体361に対応する擬似画像451の形状及び動きを、演出用可動体361の動きと同じにする場合には、擬似画像451を含む動画のデータ(変動表示データや演出データ)だけを準備しておくようにしてもよい。例えば、閉鎖時に第3図柄表示装置81の画面の前方に重なる演出用のシャッター部材が演出用可動体361として設けられている場合に、その演出用のシャッター部材が開閉する演出に対応する変動表示データや演出データについては、演出用のシャッター部材に対応する擬似画像451を含む動画のデータを準備する。擬似画像451を含む動画のデータを第3図柄表示装置81に表示させた場合、節電モードでは、演出用可動体361に代わる擬似画像451が遊技者に視認されることになる。その一方で、通常消費モードの場合であっても、演出用可動体361が擬似画像451の前方に位置するため、遊技者は、演出用可動体361を視認するので、その演出用可動体361の後方に擬似画像451が表示されていたとしても問題はない。よって、かかる場合には、変動表示データや演出データと、擬似画像451の動画データとの両方でなく、擬似画像451を含む動画のデータだけを準備すれば良いので、記憶容量の点で有利となる。
本実施形態のパチンコ機10は、節電モード時に、演出用可動体361に対応する擬似画像451が第3図柄表示装置81に表示されるので、演出用可動体361の動作が停止されたに伴って生じ得る不都合を回避することができる。つまり、演出用可動体361は、その動作によって演出効果を高める役割を果たすものであるので、かかる演出用可動体361の動作が節電モードにおいて停止された場合、演出効果が失われて遊技の興趣が低下する可能性がある。しかし、演出用可動体361に対応する擬似画像451が、第3図柄表示装置81に動画として表示されるので、それによって、演出用可動体361の動作停止に伴う演出効果の低下を補うことができる。
図34は、第2実施形態のパチンコ機10における演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。本実施形態では、消費電力モードが、通常消費モードと節電モードとの2種類であるので、第2実施形態のRAM273は、節電カウンタ273aに換えて節電フラグ273hを有している。また、第2実施形態のRAM273は、始動入賞時フラグ273iを有している。
節電フラグ273hは、消費電力モードが、2種類の消費電力モード(通常消費モード、節電モード)のうち、どちらのモードに設定されているかを示すフラグである。この節電モードフラグ273hがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、消費電力モードが節電モードに設定されていることを示し、オフ(即ち「0」)に設定されている場合には、消費電力モードが節電モードに設定されていない、即ち、通常消費モードに設定されていることを示す。節電モードフラグ273hは、電源投入時に初期値としてオフに設定された後、遊技者が節電ボタン23を操作する毎にオンとオフとが交互に切り換えられる。
始動入賞時フラグ273iは、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、第1入球口64に球が入賞したことを示すフラグである。始動入賞時フラグ273iがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、節電モードにおいて第1入球口64に球が入賞したことを示す。この始動入賞時フラグ273iは、節電モードにおいて第1入球口64に球が入賞した場合にオンに設定され、その入賞に伴う擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示が終了すると、オフ(即ち「0」)に設定される。なお、始動入賞時フラグ273iは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。
次に、図35から図40のフローチャートを参照して、第2実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理は、上述した図11〜図18に示したフローチャートの通りである。また、本実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される立ち上げ処理は、図19に示したフローチャートの通りである。
図35は、演出制御装置117内のMPU271により実行される、第2実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。この第2実施形態のメイン処理は、上述した第1実施形態のメイン処理(図20参照)と同様に、演出制御装置117の立ち上げ処理(図19参照)の終了後に実行され、その後は繰り返し実行される。
図35に示すように、第2実施形態のメイン処理では、演出用可動体制御処理(S1107)の後に、擬似ランプ表示処理(S2101)を実行する点で、図20に示した第1実施形態のメイン処理と異なる。
具体的に、第2実施形態のメイン処理では、節電ボタン23の操作に応じた消費電力モードの設定を行う消費電力設定処理を実行する(S1101)。なお、本実施形態の消費電力設定処理(S1101)の処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図36を参照して後述する。
消費電力モード設定処理(S1101)の実行後、モード変更ボタン22の操作に基づく演出モードの設定を行う演出モード設定処理を実行する(S1102)。なお、この第2実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであるか節電モードであるかにかかわらず、モード変更ボタン22によって3種類の演出モードをいずれも選択可能に構成されている。そのため、図示はしないが、本実施形態の演出モード設定処理(S1102)では、上述した第1実施形態の演出モード設定処理(図22参照)における演出モードカウンタ更新処理(S1225)の処理を省略している。
演出モード設定処理(S1102)の実行後、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから1ms以上が経過したか否かを判定する(S1103)。このとき、前回の判定が実行されてから1ms以上経過している場合には(S1103:Yes)、音声ランプ演出処理を実行し(S1104)、S1105の処理へ移行し、1ms以上経過していない場合には(S1103:No)、S1104の処理をスキップして、S1105の処理へ移行する。なお、本実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)の処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図37を参照して後述する。
S1105の処理では、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから20ms以上が経過したか否かを判定する(S1105)。このとき、前回の判定が実行されてから20ms以上経過している場合には(S1105:Yes)、表示演出処理を実行する(S1106)。なお、図示はしないが、本実施形態の表示演出処理(S1106)では、S1269の変動表示処理や、S1273の大当たり演出処理などにおいて、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、演出用可動体361を動作させるタイミングで、演出用可動体361に対応する擬似画像(例えば、擬似画像451)を第5の画像層(演出用可動体に対応する擬似画像を表示するための画像層)に形成して他の画像層に重ねて表示する処理が実行される。第5の画像層への擬似画像の形成は、その擬似画像の動画データに基づいて行われる。
S1106の処理後は、演出用可動体制御処理を実行する(S1107)。なお、図示はしないが、本実施形態の演出用可動体制御処理(S1107)は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合にはスキップされる。
S1107の処理後、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、発光手段に対応する擬似画像を各表示部441〜445に表示する処理である擬似ランプ表示処理を実行する(S2101)。この擬似ランプ表示処理(S2101)の詳細については、図39を参照して後述する。
擬似ランプ表示処理(S2101)の実行後、又は、S1105において、前回の判定が実行されてから未だ20msが経過していないと判定された場合には(S1105:No)、上述した第1実施形態と同様に、S1108〜S1112の処理を実行する。
次に、図36を参照して、第2実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)について説明する。図36は、第2実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)を示すフローチャートである。
本実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)では、まず、上述した第1実施形態と同様に、節電ボタン23が操作されたかを確認する(S1201)。このとき、節電ボタン23が操作されていなければ(S1201:No)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図35参照)に戻る。
一方、S1201の処理により確認した結果、節電ボタン23が操作された場合には(S1201:Yes)、節電フラグ273hがオンであるかを判別する(S2201)。S2201による判別の結果、節電フラグ273hがオフであれば(S2201:No)、節電フラグ273hをオンに設定し(S2202)、一方で、節電フラグ273hがオンであれば(S2201:Yes)、節電フラグ273hをオフに設定する(S2203)。そして、S2202又はS2203の処理後、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図35参照)に戻る。
次に、図37を参照して、第2実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)について説明する。図37は、第2実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)を示すフローチャートである。
本実施形態の音声ランプ演出処理(S1104)では、まず、ランプ出力処理(S1241)を実行する。なお、この第2実施形態のランプ出力処理(S1241)は、上述した第1実施形態と同様に、前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13などに設けられた種々のLED(LED301〜310,321〜323,341〜346)の出力を設定する処理であるが、その処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図38を参照して後述する。ランプ出力処理(S1241)の処理後は、上述した第1実施形態と同様に、演出ボタン入力監視・演出処理を実行する(S1242)。
演出ボタン入力監視・演出処理(S1242)の実行後、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2241)。S2241の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S2241:No)、上述した第1実施形態と同様に、ランプ編集処理(S1243)、音編集・出力処理(S1244)、及び液晶演出実行管理処理(S1245)を実行し、音声ランプ演出処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。
一方で、S2241の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合には(S2241:Yes)、消費電力モードが節電モードに設定されており、制御対象の発光手段であるLED301〜310,321〜323,341〜346は消灯されるため、それらの発光手段に対する点灯パターンの設定は不要となる。よって、かかる場合には、ランプ編集処理(S1243)はスキップして、上述した第1実施形態と同様に、音編集・出力処理(S1244)と液晶演出実行管理処理(S1245)とを実行し、音声ランプ演出処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。なお、本実施形態では、節電フラグ273hがオンである場合に(S2241:Yes)、ランプ編集処理(S1243)を実行しない構成としたが、ランプ編集処理(S1243)を実行する構成としてもよい。
次に、図38を参照して、第2実施形態のランプ出力処理(S1241)について説明する。図38は、第2実施形態のランプ出力処理(S1241)を示すフローチャートである。
本実施形態のランプ出力処理(S1241)では、まず、大当たり中であるか否かを判別し(S1251)、大当たり中であれば(S1251:Yes)、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2251)。
S2251の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S2251:No)、上述した第1実施形態と同様に、第6LED制御装置296に対し、通常輝度による発光を設定し(S1252)、処理をS2252に移行する。
一方で、S2251の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S2251:Yes)、第6LED制御装置296に対し、消灯を設定し(S2253)、処理をS2252に移行する。S2253の処理の結果、特定入賞口LED348が消灯されるが、本実施形態のパチンコ機10によれば、消灯された特定入賞口LED348の代替として、特定入賞口LED348に対応する擬似画像(代替画像)を擬似特定入賞口ランプ表示部445に表示するように構成されている(図39のS2265参照)。
また、S1251による判別の結果、大当たり中でなければ(S1251:No)、処理をS2252に移行する。S2252では、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2252)。S2252の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合には(S2252:No)、上述した第1実施形態と同様に、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、通常輝度による発光を設定し(S1254)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理(図37参照)へ戻る。
一方で、S2252の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合には(S2252:Yes)、上述した第1実施形態と同様に、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、消灯を設定し(S1258)、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理(図37参照)へ戻る。S1258の処理の結果、演出用の発光手段であるLED301〜310,321〜323,341〜346が消灯されるが、本実施形態のパチンコ機10によれば、消灯された演出用の発光手段の代替として、各表示部441〜443に擬似画像を表示するように構成されている(図39のS2263参照)。S1258の処理後、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理(図37参照)へ戻る。
次に、図39を参照して、上述した擬似ランプ表示処理(S2101)について説明する。図39は、上述した第2実施形態のメイン処理(図35参照)の中で実行される擬似ランプ表示処理(S2101)を示すフローチャートである。
擬似ランプ表示処理(S2101)では、まず、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2261)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合には(S2261:No)、消費電力モードが通常消費モードに設定されており、擬似画像を第3図柄表示装置81上の各表示部441〜445に表示する必要がないので、かかる場合には、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。
一方で、節電フラグ273hがオンであり、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S2261:Yes)、擬似ランプ編集処理を実行する(S2262)。擬似ランプ編集処理(S2262)は、通常消費モードにおいて実行されるランプ編集処理(S1243)に対応する処理であり、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう、各表示部441〜445に表示する擬似画像の表示態様を設定する処理である。
擬似ランプ編集処理(S2262)の処理後、その擬似ランプ編集処理で設定された表示態様に基づき、擬似装飾ランプ表示部442、擬似サイドランプ表示部442、および擬似告知ランプ表示部443に、擬似画像が、設定された表示態様で表示されるように制御を行う(S2263)。S2263の処理により、節電モードに設定されたことにより消灯された演出用の発光手段の代替(本実施形態では、LED341〜346の代替)として、擬似装飾ランプ表示部442、擬似サイドランプ表示部442、および擬似告知ランプ表示部443に、それらの発光手段に対応する擬似画像が表示される。
S2263の処理後、大当たり中であるか否かを判別し(S2264)、大当たり中であれば(S2264:Yes)、擬似ランプ編集処理で設定(S2262)された表示態様に基づき、擬似特定入賞口ランプ表示部445に、擬似画像が、設定された表示態様で表示されるように制御を行う(S2265)。S2265の処理により、節電モードに設定されたことにより消灯された特定入賞口LED348の代替として、擬似特定入賞口ランプ表示部445に、特定入賞口LED348に対応する擬似画像が表示される。
S2265の処理後、処理をS2266に移行する。また、S2264の処理による判別の結果、大当たり中でなければ(S2264:No)、S2265の処理をスキップして、処理をS2266に移行する。
S2266では、始動入賞時フラグ273iがオンであるか否かを判別する(S2266)。S2266の処理による判別の結果、始動入賞時フラグ273iがオンであれば(S2266:Yes)、擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示を終了するタイミングであるか否かを判別する(S2267)。
S2267の処理による判別の結果、擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示を終了するタイミングでない場合、即ち、擬似画像を引き続き擬似始動口ランプ表示部444に表示する場合には(S2267:No)、擬似ランプ編集処理で設定(S2262)された表示態様に基づき、擬似始動口ランプ表示部444に、擬似画像が、設定された表示態様で表示されるように制御を行い(S2268)、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。S2268の処理により、節電モードに設定されたことにより消灯された始動口LED347の代替として、擬似始動口ランプ表示部444に、始動口LED347に対応する擬似画像が表示される。
一方で、S2267の処理による判別の結果、擬似始動口ランプ表示部444への擬似画像の表示を終了するタイミングである場合には(S2267:Yes)、始動入賞時フラグ273iをオフに設定し(S2269)、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。また、S2266の処理による判別の結果、始動入賞時フラグ273iがオフであれば(S2266:No)、擬似始動口ランプ表示部444に擬似画像を表示するタイミングではないので、擬似ランプ表示処理を終了して、メイン処理(図35参照)へ戻る。
次に、図40を参照して、第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)について説明する。図40は、第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)を示すフローチャートである。この第2実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)は、上述したコマンド受信割込処理(図29参照)の中で実行される処理である。なお、コマンド受信割込処理(図29参照)の中で実行される処理のうち、図40に示す始動口LED点灯制御処理(S1209)以外は、上述した第1実施形態と同様の処理が実行される。
本実施形態の始動口LED点灯制御処理(S1209)では、まず、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S2341)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S2341:No)、上述した第1実施形態と同様に、第5LED制御装置295に対し、通常輝度による発光を設定し(S1342)、所定の点灯パターンを、第5LED制御装置295に対して設定し(S1343)、始動口LED点灯制御処理を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
一方で、S2341の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S2341:Yes)、上述した第1実施形態と同様に、第5LED制御装置295に対し、消灯を設定する(S1346)。S1346の処理の結果、始動口LED347が消灯されるが、本実施形態のパチンコ機10によれば、上述した通り、消灯された始動口LED347の代替として、始動口LED347に対応する擬似画像を擬似始動口ランプ表示部444に表示するように構成されている(図39のS2268参照)。S1346の処理後、始動入賞時フラグ273iをオンに設定し(S2342)、始動口LED点灯制御処理を終了して、コマンド受信割込処理(図29参照)へ戻る。
以上説明した通り、第2実施形態のパチンコ機10によれば、消費電力モードが節電モードに設定された場合には、所定の電気部品(内周LED301〜304や、装飾LED341,342などの一部の発光手段や、演出用可動体361などの演出用可動体)が消灯又は動作停止される一方で、かかる節電の対象となった所定の電気部品に対応する擬似画像(代替画像)が、その電気部品の発光態様や動作態様に応じた表示態様で第3図柄表示装置81に表示される。
よって、第2実施形態のパチンコ機10によれば、電気部品の消灯又は動作停止に伴う視覚的効果の低下(例えば、演出効果の低下)を抑制できる。このとき、図柄の変動表示や大当たり演出などを行うために使用される第3図柄表示装置81を、擬似画像を表示するために使用する表示装置として流用するので、電気部品を消灯又は動作停止させた分だけ、消費電力の抑制(節電)を図ることができる。つまり、第2実施形態のパチンコ機10によれば、節電モードにおいて視覚的効果(例えば、演出効果)の低下を抑制できるので、節電を行いつつ、遊技の興趣の低下の抑制された好適な遊技を遊技者に提供できる。
次に、図41〜図50を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、節電モードに設定された場合に、図柄の変動表示を、LCDである第3図柄表示装置81に換えて、LCDより消費電力の少ない7セグメントLEDから構成される節電用図柄表示装置181を用いることによって消費電力の抑制を図る。なお、第3実施形態において、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
まず、図41を参照して、第3実施形態において、パチンコ機10に設けられている主な電気部品の動作が、消費電力モードに応じてどのように変更されるかについて説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10では、上述した第2実施形態と同様に、消費電力モードは、通常消費モードと、その通常消費モードに比べて電気部品による消費電力が小さい節電モードとの2種類のモードから構成される。
図41は、第3実施形態における、消費電力モードに応じた主な電気部品の動作の一覧を示す図である。図41に示すように、第3実施形態のパチンコ機10においても、通常消費モードでは、列挙されている各電気部品は、通常通りの輝度及び動作量で電気部品が動作する。
これに対し、消費電力モードが節電モードに設定されている場合、演出用の発光手段(内周LED301〜304、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)のうち、内周LED301〜304以外の各発光手段(即ち、外周LED305〜310、下皿LED321,322、演出ボタンLED323、装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)は全て消灯される。一方で、内周LED301〜304については、輝度が通常輝度から中輝度に落とされる。
つまり、本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定された場合に、演出用の発光手段のうち、内周LED301〜304のみが中輝度で点灯(又は点滅)される。節電モードにおいて、遊技盤13に設けられている演出用の発光手段(装飾LED341,342、サイドLED343〜345、及び告知LED346)は全て消灯されるが、かかる遊技盤13の周囲を取り囲む内周LED301〜304を点灯又は点滅させることにより、遊技者が遊技を実行する際に視線を向ける遊技盤13の印象が暗くなることを抑制できる。その際、内周LED301〜304の輝度は通常輝度から中輝度に落とされているので、内周LED301〜304についても、通常消費モードに比べて消費電力を低減させており、好適な節電効果を得ることができる。
また、内周LED301〜304に比べて遊技盤13から離れて配置される外周LED305〜310や、下皿ユニット15に設けられた各発光手段(下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323)は、遊技中に遊技者が意識する割合は比較的低いので、これらの発光手段(外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323)を消灯させても、内周LED301〜304を点灯又は点滅させることにより、節電効果と演出効果とを好適に両立することができる。
また、本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合であっても、報知LED311、特定入賞口LED348、第1図柄表示装置37、及び第2表示図柄表示装置83については、上述した第1及び第2実施形態と同様に通常輝度のままとされる。
よって、報知LED311の輝度を消費電力モードにかかわらず通常輝度のままとすることにより、パチンコ機10に生じた各種エラーを、遊技者やホールの従業員に確実に報せることができ、エラーを迅速に解消して遊技者が早く遊技に復帰させることができたり、不正行為を早期に発見したりすることが可能となる。また、特定入賞口LED348の輝度を通常輝度のままにすることにより、特定入賞口65aが開放されることにより遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり遊技中であることを、遊技者に確実に認識させることができ、大当たり遊技中であることに対して遊技者が感じる喜びや楽しさを低減させることを防ぐことができる。
また、第1図柄表示装置37や第2表示図柄表示装置83のように、遊技者の利益に関わる抽選結果を遊技者が視認できるように表示する装置は、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとされるので、遊技者が自身の利益に関わる結果を確実に視認することができ、遊技者が抽選に関する不信感や不満などを抱くことを防止することができる。
その一方で、第1及び第2実施形態とは異なり、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、第3図柄表示装置81を消灯して節電を図るように構成されている。しかし、第3図柄表示装置81を消灯した場合には、大当たりの抽選結果を示す装飾的な図柄(第3図柄)を表示することができなくなる。大当たりの抽選結果を示す停止図柄は、第1図柄表示装置37のLED37bの点灯色によっても表示されるが、遊技者は、抽選結果が判別し易い装飾的な第3図柄に注目する傾向にあるので、節電モードにおいて第3図柄表示装置81が消灯されて第3図柄を見ることができなくなった場合には、遊技者は、大当たりの抽選結果を判別することができない。そのため、例えば、第1入球口64への入賞後、遊技者がその抽選結果を把握し難く、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じたり、外れが続いた場合に、第1入球口64への入賞を契機として行われるはずの抽選が本当に行われたかどうかの疑念を抱いたりするなどの不都合が生じる可能性がある。
かかる不都合を抑制するため、本実施形態のパチンコ機10には、3つの7セグメントLEDから構成される節電用図柄表示装置181が設けられており、節電モード時には、第3図柄表示装置81に換えて、この節電用図柄表示装置181を用いて停止図柄を表示するように構成されている。図41に示すように、節電用図柄表示装置181は、通常消費モード時には消灯されており、節電モードに設定された場合に通常輝度で点灯される。よって、節電モードにおいて、停止図柄は、第3図柄表示装置81ではなく、7セグメントLEDである節電用図柄表示装置181に数字で表示されるので、遊技者は、図柄の停止後ただちに大当たりの抽選結果を容易に判別することができ、上記例示した不都合などを防止できる。また、7セグメントLEDは、第3図柄表示装置81のようなLCDに比べて消費電力が小さいので、好適な節電効果を得ることができる。
また、本実施形態では、節電モード時における第3図柄表示装置81の消灯をLCDのバックライトの消灯によって行い、画像コントローラ274への電力供給は断たないように構成されている。これにより、節電モードから通常消費モードに切り換えられた場合には、第3図柄表示装置81を早期に復帰することができる。
次に、図42を参照して、上述した節電用図柄表示装置181について説明する。図42(a)は、節電用図柄表示装置181を説明するための模式図であり、図42(b)は、図42(a)のb−b線における側断面図である。
図42(a)に示すように、節電用図柄表示装置181は、3つの7セグメントLED181a〜181cから構成され、消費電力モードが節電モードに設定された場合に現出して第3図柄表示装置81を覆うシャッター部材180の前面側(遊技者に対向する側)に設けられる。具体的に、図42(a)に示す例では、節電用図柄表示装置181は、左側シャッター部材180Lの前面側における右側の端部付近に、3つの7セグメントLED181a〜181cを上下方向(正面視上下方向)に並べて設けたものとして構成される。なお、図示はしないが、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)の表示を制御する基板は左側シャッター部材180Lの裏面側に設けられている。
シャッター部材180は、センターフレーム86の開口86aの左側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域(開口86aから視認できる第3図柄表示装置81の領域)の左側を覆う左側シャッター部材180Lと、開口86aの右側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域の右側を覆う右側シャッター部材180Rとから構成される。これらのシャッター部材180L,180Rは、それぞれ、図示されない駆動ユニットに、その上下が左右方向に移動可能に支持されている。
なお、図示されない駆動ユニットは、左右のシャッター部材180L,180Rを動かすための動作装置(図示せず)として、サーボモータやステッピングモータなどの位置決め制御が可能なモータと、そのモータの回転子の回転運動を直線運動に変換するラック・ピニオン機構を有している。左右のシャッター部材180L,180Rの移動機構については、公知の技術であるので、その詳細は省略するが、左右のシャッター部材180L,180Rは、ラック・ピニオン機構によりモータの回転運動から変換された直線運動によって左右方向に移動する。
消費電力モードが通常消費モードである場合には、シャッター部材180は、左右のシャッター部材180L,180Rがセンターフレーム86内に収納された開放状態とされる。シャッター部材180が開放状態である場合には、第3図柄表示装置81の視認領域は遊技者から視認可能であり、遊技者は第3図柄表示装置81に表示された図柄の変動表示や大当たり演出などを視認することができる。
消費電力モードが通常消費モードから節電モードに切り換えられると、動作装置(図示せず)のモータが駆動制御され、それにより、左側シャッター部材180Lは、右向きの閉鎖移動方向(矢印ML方向)に移動し、右側シャッター部材180Rは、左向きの閉鎖移動方向(矢印MR方向)に移動する。左右のシャッター部材180L,180Rは、センターフレーム86の開口86aの略中央にて互いが接する状態で停止し、これにより、閉鎖状態を形成する。
シャッター部材180(180L,180R)が閉鎖状態にされると、図42(b)に示すように、第3図柄表示装置81の視認領域(即ち、開口86aから視認できる第3図柄表示装置81の領域)は、シャッター部材180によって覆われる。
上述した通り、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)は、左側シャッター部材180Lの前面側(遊技者に対向する側)に設けられているので、シャッター部材180(180L,180R)が開放状態である場合にはセンターフレーム86に隠れるために視認できず、シャッター部材180が閉鎖状態にされると現出して視認可能となる。つまり、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)は、消費電力モードが節電モードに設定されると現出して視認可能となる。よって、遊技者は、閉鎖状態のシャッター部材180が閉鎖状態となったことや、節電用図柄表示装置181の現出などから、消費電力モードが節電モードに設定されたことを認識できる。
本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81を消灯し、その代わりに、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)を用いて停止図柄(大当たり抽選の結果)を表示するように構成されている。なお、3つの7セグメントLED181a〜181cのうち、最上段に配置される第1の7セグメントLED181aは、第3図柄表示装置81に表示される上図柄列Z1(図6参照)に相当し、中段に配置される第2の7セグメントLED181bは、第3図柄表示装置81に表示される中図柄列Z2に相当し、最下段に配置される第3の7セグメントLED181cは、第3図柄表示装置81に表示される下図柄列Z3に相当する。
節電モード時には、これらの7セグメントLED181a〜181cを変動表示させた後、大当たり抽選の結果に応じた停止図柄を数字で表し停止表示させる。つまり、大当たり抽選により確変大当たりが選ばれている場合には、確変大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字(例えば、同じ奇数値の組み合わせ)が停止図柄として7セグメントLED181a〜181cに停止表示され、大当たり抽選により通常大当たりが選ばれている場合には、通常大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字(例えば、同じ偶数値の組み合わせ)が停止図柄として7セグメントLED181a〜181cに停止表示される。一方で、大当たり抽選により外れが選ばれている場合には、外れであることを示す所定の組み合わせの数字が停止図柄として7セグメントLED181a〜181cに停止表示される。
図42(a)に示すように、左側シャッター部材180Lには、右側(左側シャッター部材180Lの閉鎖移動方向の側)の端部の上方に切欠部180Laが形成されている。同様に、右側シャッター部材180Rには、左側(右側シャッター部材180Rの閉鎖移動方向の側)の端部の下方に切欠部180Raが形成されている。シャッター部材180(180L,180R)が閉鎖状態である場合には、遊技者は、これらの切欠部180La,180Raから第3図柄表示装置81の画面を臨むことができる。
上述した通り、消費電力モードが節電モードに設定された場合には、第3図柄表示装置81は消灯されるので、切欠部180La,180Raから臨む第3図柄表示装置81の画面は真っ暗な画面である。よって、遊技者は、切欠部180La,180Raを介して第3図柄表示装置81の画面の状態を確認することができ、その確認に基づいて第3図柄表示装置81が消灯されていることを知ることができる。よって、切欠部180La,180Raを介して視認できる第3図柄表示装置81の画面の状態から、自身が節電に協力していることを実感することができる。
図43は、節電用図柄表示装置181が閉鎖状態へ移行する過程を説明するための模式図である。本実施形態のパチンコ機10は、消費電力モードが節電モードに設定されると、第3図柄表示装置81を消灯するが、第3図柄表示装置81の消灯は、第3図柄表示装置81の表示内容を一瞬で消去する(消灯する)のではなく、表示内容を徐々に縮小し、所定の大きさまで縮小された後に、表示内容を消去するように構成されている。
具体的に、消費電力モードが節電モードに設定された場合には、図43に示すように、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小する。このとき、表示領域81aの外側の領域81bは所定色で点灯された領域として拡大する。なお、領域81bの点灯色(所定色)としては、黒色や赤色などの種々の色を採用できる。そして、表示領域81aが所定の大きさに到達した後に、表示領域81aの表示内容が消去される。
その一方で、シャッター部材180(180L,180R)を、第3図柄表示装置81の表示領域81aの縮小速度に合わせて、閉鎖移動方向(矢印ML方向,矢印MR方向)に徐々に移動させる。つまり、シャッター部材180を、表示領域81aの縮小に伴って拡大される領域81bとの重なりを増やすように徐々に閉鎖移動方向へ移動させる。そして、表示領域81aが所定の大きさまで縮小され、表示領域81aの表示内容が消去された後に、左右のシャッター部材180L,180Rを、互いに接する位置まで(即ち、完全な閉鎖状態となるまで)移動させる。
つまり、本実施形態のパチンコ機10は、遊技者が、一時的に、第3図柄表示装置81の表示内容と、節電用図柄表示装置181の表示内容との両方を視認可能となるように構成されている。よって、遊技者は、第3図柄表示装置81の表示内容と、節電用図柄表示装置181の表示内容とを見比べつつ、停止図柄(大当たり抽選の結果)の表示装置として使用する装置の切り換わりを観察することができる。これにより、第3図柄表示装置81から節電用図柄表示装置181への切り換えに伴って、停止図柄が変化するなどの不利益が生じないことを遊技者に確信させることができるので、遊技者に不信感を抱かせることなく遊技させることができる。
詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機10は、特に、表示領域81aが所定の大きさまで縮小された場合に図柄の変動表示が実行されていれば、停止図柄が第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181(181a〜181c)との両方に表示されるまで、シャッター部材180が完全な閉鎖状態にならないように構成されている。図43に示す例では、中ラインL2(図6参照)に「777」が停止図柄として表示されるとともに、節電用図柄表示装置181を構成する各7セグメントLED181a〜181cにそれぞれ「7」が停止図柄として表示されている。なお、本実施形態のパチンコ機10では、数字に対応するキャラクタ図柄が主図柄として表示されるが(図6参照)、図43では便宜上キャラクタ図柄を数字で表記している。
即ち、本実施形態のパチンコ機10によれば、表示領域81aが所定の大きさまで縮小され、かつ、図柄の変動表示が実行される場合には、第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181との両方に停止図柄が表示されてから、シャッター部材180を完全な閉鎖状態とするので、節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄(大当たり抽選の結果)が疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
また、本実施形態のパチンコ機10によれば、消費電力モードが節電モードに設定されると、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小し、シャッター部材180(180L,180R)は徐々に閉鎖される。よって、消費電力モードから節電モードへの切り換えを遊技者に印象付けることができ、節電が行われていることを遊技者に印象付けることができる。特に、消費電力モードから節電モードへの切り換えは、遊技者による節電ボタン23の操作によって行われるので、遊技者は、徐々に縮小する表示領域81aと、徐々に閉鎖するシャッター部材180とを視認した場合に、自身が節電に協力していることを実感できる。
なお、図43に示す例では、中ラインL2に大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字が停止図柄として表示され、その停止図柄のうち、上図柄列Z1の数字を7セグメントLED181aに表示し、中図柄列Z2の数字を7セグメントLED181bに表示し、下図柄列Z3の数字を7セグメントLED181cに表示しているが、大当たりであることを示す所定の組み合わせの数字が中ラインL2以外の有効ライン(左ラインL1、右ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5)に揃った場合もまた、上図柄列Z1の数字を7セグメントLED181aに表示し、中図柄列Z2の数字を7セグメントLED181bに表示し、下図柄列Z3の数字を7セグメントLED181cに表示すればよい。また、停止図柄が外れを示す組み合わせである場合には、特定の有効ライン(例えば、中ラインL2)に並ぶ各図柄列Z1〜Z3の数字を、大当たりの場合と同様、7セグメントLED181a〜LED181cに表示すればよい。
図44は、第3実施形態のパチンコ機10における演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。第3実施形態のRAM273は、第2実施形態の構成(273b〜273i;図34参照)に加え、移行中フラグ273jと、閉鎖開始フラグ273kとを有している。
移行中フラグ273jは、シャッター部材180(180L,180R)の状態が、開放状態から閉鎖状態へ、又は、閉鎖状態から開放状態へ移行中であるか否かを示すフラグである。この移行中フラグ273jがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、シャッター部材180の状態が移行中であることを示す。一方で、移行中フラグ273jがオフ(即ち「0」)に設定されている場合には、シャッター部材180の状態が移行中でない、即ち、シャッター部材180の状態が、完全な閉鎖状態又は完全な開放状態で停止していることを示す。移行中フラグ273jは、遊技者が節電ボタン23を操作したことによりシャッター部材180の閉鎖又は開放が開始されると、オンに設定され、その後、シャッター部材180の状態が完全な閉鎖状態又は完全な開放状態になると、オフに設定される。なお、移行中フラグ273jは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。
閉鎖開始フラグ273kは、開放状態にあるシャッター部材180(180L,180R)が閉鎖を開始したことを示すフラグである。閉鎖開始フラグ273kがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、開放状態にあるシャッター部材180が閉鎖を開始したことを示す。この閉鎖開始フラグ273kは、電源投入時に初期値としてオフに設定され、通常消費モードにおいて(即ち、節電フラグ273hがオフである場合に)、遊技者が節電ボタン23を操作するとオンに設定される。その後、シャッター180の閉鎖が開始されると、オフ(即ち「0」)に設定される。
次に、図45から図50のフローチャートを参照して、第3実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理は、上述した図11〜図18に示したフローチャートの通りである。また、本実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される立ち上げ処理は、図19に示したフローチャートの通りである。
図45は、演出制御装置117内のMPU271により実行される、第3実施形態のメイン処理を示すフローチャートである。この第3実施形態のメイン処理は、上述した第1実施形態のメイン処理(図20参照)と同様に、演出制御装置117の立ち上げ処理(図19参照)の終了後に実行され、その後は繰り返し実行される。
図45に示すように、第3実施形態のメイン処理では、演出用可動体制御処理(S1107)の後に、S3101〜S3104の処理を実行する点で、図20に示した第1実施形態のメイン処理と異なる。
具体的に、第3実施形態のメイン処理では、節電ボタン23の操作に応じた消費電力モードの設定を行う消費電力設定処理を実行する(S1101)。なお、本実施形態の消費電力設定処理(S1101)の処理内容には、上述した第1実施形態とは異なる点があり、その詳細については図46を参照して後述する。
消費電力モード設定処理(S1101)の実行後、モード変更ボタン22の操作に基づく演出モードの設定を行う演出モード設定処理を実行する(S1102)。なお、この第3実施形態もまた、上述した第2実施形態と同様に、消費電力モードが通常消費モードであるか節電モードであるかにかかわらず、モード変更ボタン22によって3種類の演出モードをいずれも選択可能に構成されている。そのため、図示はしないが、本実施形態の演出モード設定処理(S1102)では、上述した第2実施形態と同様に、第1実施形態の演出モード設定処理(図22参照)における演出モードカウンタ更新処理(S1225)の処理を省略している。
演出モード設定処理(S1102)の実行後、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから1ms以上が経過したか否かを判定する(S1103)。このとき、前回の判定が実行されてから1ms以上経過している場合には(S1103:Yes)、第1実施形態と同様に、音声ランプ演出処理を実行し(S1104)、S1105の処理へ移行し、1ms以上経過していない場合には(S1103:No)、S1104の処理をスキップして、S1105の処理へ移行する。
S1105の処理では、第1実施形態と同様に、前回の判定が実行されてから20ms以上が経過したか否かを判定する(S1105)。このとき、前回の判定が実行されてから20ms以上経過している場合には(S1105:Yes)、表示演出処理を実行する(S1106)。なお、図示はしないが、本実施形態の表示演出処理(S1106)は、消費電力モードが節電モードに設定されている場合にはスキップされる。
S1106の処理後は、演出用可動体制御処理を実行する(S1107)。なお、図示はしないが、本実施形態の演出用可動体制御処理(S1107)は、上述した第2実施形態と同様に、消費電力モードが節電モードに設定されている場合にはスキップされる。
S1107の処理後、節電用図柄表示装置181の表示を制御する処理である節電用図柄表示制御処理を実行する(S3101)。なお、節電用図柄表示制御処理(S3101)の詳細については、図48を参照して後述する。
節電用図柄表示制御処理(S3101)の処理後、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S3102)。このとき、節電フラグ273hがオンである場合には(S3102:Yes)、停止図柄(大当たり抽選の結果)の表示装置として使用する装置を、通常消費モードから節電モードへの切り換えに伴い、第3図柄表示装置81から、節電用図柄表示装置181に切り換える処理である節電モード移行処理を実行する(S3103)。なお、この節電モード移行処理(S3103)の詳細については、図49を参照して後述する。
一方で、S3102の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオフである場合には(S3102:No)、停止図柄の表示装置として使用する装置を節電モードから通常消費モードへの切り換えに伴い、節電用図柄表示装置181から、第3図柄表示装置81に切り換える処理である節電モード解除処理を実行する(S3104)。なお、この節電モード解除処理(S3104)の詳細については、図50を参照して後述する。
節電モード移行処理(S3103)又は節電モード解除処理(S3104)の実行後は、上述した第1実施形態と同様に、S1108〜S1112の処理を実行する。また、S1105において、前回の判定が実行されてから未だ20msが経過していないと判定された場合もまた(S1105:No)、上述した第1実施形態と同様に、S1108〜S1112の処理を実行する。
次に、図46を参照して、第3実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)について説明する。図46は、第3実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)を示すフローチャートである。
本実施形態の消費電力モード設定処理(S1101)では、まず、上述した第1実施形態と同様に、節電ボタン23が操作されたかを確認する(S1201)。このとき、節電ボタン23が操作されていなければ(S1201:No)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。
一方、S1201の処理により確認した結果、節電ボタン23が操作された場合には(S1201:Yes)、移行中フラグ273jがオンであるか否かを判別する(S3201)。このとき、移行中フラグ273jがオンであれば(S3201:Yes)、シャッター部材180(180L,180R)の状態が、開放状態から閉鎖状態へ、又は、閉鎖状態から開放状態へ移行中であるので、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。このように、本実施形態では、シャッター部材180(180L,180R)の状態が移行中、即ち、シャッター部材180が動作中である場合には、節電ボタン23の操作が無効となるように構成されている。
一方で、S3201の処理による判別の結果、移行中フラグ273jがオフであれば(S3201:No)、移行中フラグ273jをオンに設定する(S3202)。次いで、節電フラグ273hがオンであるかを判別する(S3203)。
S3203による判別の結果、節電フラグ273hがオフであれば(S2201:No)、節電フラグ273hをオンに設定し(S3204)、閉鎖開始フラグ273kをオンに設定して(S3205)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。
一方で、S3203による判別の結果、節電フラグ273hがオンであれば(S2201:Yes)、節電フラグ273hをオフに設定し(S3206)、消費電力モード設定処理を終了し、メイン処理(図45参照)に戻る。
次に、図47を参照して、第3実施形態のランプ出力処理(S1241)について説明する。図47は、第3実施形態のランプ出力処理(S1241)を示すフローチャートである。この第3実施形態のランプ出力処理(S1241)は、第3実施形態のメイン処理(図45参照)における音声ランプ演出処理(S1104)の中で実行される処理である。なお、音声ランプ演出処理(S1104)の中で実行される処理のうち、図47に示すランプ出力処理(S1241)以外は、上述した第1実施形態と同様の処理が実行される。
本実施形態のランプ出力処理(S1241)では、まず、大当たり中であるか否かを判別し(S1251)、大当たり中であれば(S1251:Yes)、上述した第1実施形態と同様に、第6LED制御装置296に対し、通常輝度による発光を設定し(S1252)、処理をS3251に移行する。一方で、S1251による判別の結果、大当たり中でなければ(S1251:No)、S1252の処理をスキップして、処理をS3251に移行する。
S3251では、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S3251)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合、即ち、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には(S3251:No)、上述した第1実施形態と同様に、第1〜第3LED制御装置291〜293に対し、通常輝度による発光を設定し(S1254)、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンを、第1〜第3LED制御装置291〜293又は第6LED制御装置296に対して設定し(S1255)、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理へ戻る。
一方で、S3251の処理による判別の結果、節電フラグ273hがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S3251:Yes)、第1LED制御装置291に対し、内周LED301〜304が中輝度で発光されるように設定を行う(S3252)。次いで、第1LED制御装置291に対し、外周LED305〜310が消灯されるように設定を行い(S3253)、第2,第3LED制御装置292,293に対し、消灯を設定する(S3254)。このように、節電モードでは、S3252〜S3254の処理が実行されるので、演出用の発光手段のうち、内周LED301〜304のみが中輝度で点灯(又は点滅)され、その他の発光手段(外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323)は消灯される。
S3254の処理後は、S1255の処理を実行し、ランプ出力処理を終了して、音声ランプ演出処理へ戻る。ただし、節電フラグ273hがオンである場合には、S3253及びS3254の処理が実行され、外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323が消灯されるので、かかる場合に実行されるS1255では、前回に実行されたS1243において編集された点灯パターンのうち、内周LED301〜304又は特定入賞口LED348に対する点灯パターンを、第1LED制御装置291又は第6LED制御装置296に対して設定する。なお、ランプ編集処理(S1243)において、節電フラグ273hがオンである場合には、外周LED305〜310、下皿LED321,322、及び演出ボタンLED323の点灯パターンを設定しないように構成してもよい。
次に、図48を参照して、上述した節電用図柄表示制御処理(S3101)について説明する。図48は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)の中で実行される節電用図柄表示制御処理(S3101)を示すフローチャートである。
節電用図柄表示制御処理(S3101)では、まず、節電フラグ273hがオンであるか否かを判別する(S3401)。このとき、節電フラグ273hがオフである場合には(S3401:No)、消費電力モードが通常消費モードに設定されており、節電用図柄表示装置181による表示を行う必要がないので、かかる場合には、節電用図柄表示装置181を消灯し(S3417)、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3401の処理による判別の結果、節電フラグがオンである場合、即ち、消費電力モードが節電モードに設定されている場合には(S3401:Yes)、大当たり中であるか否かを判別する(S3402)。S3402の処理による判別の結果、大当たり中でなければ(S3402:No)、変動中(図柄の変動表示中)であるか否かを判別する(S3403)。このとき、変動中でない場合は(S3403:No)、表示演出処理(図26参照)のS1263の処理と同様に、変動開始フラグ(図示せず)がオンであるかを判定する(S3404)。
S3404の処理による判定の結果、変動開始フラグがオフであれば(S3404:No)、各表示処理を実行する(S3416)。なお、この各表示処理(S3416)では、第3図柄表示装置81に表示させる画像を設定する処理、例えば、S1322の処理や、S1325の処理の中で画像の設定を行う処理を省略すること以外、第1実施形態の各表示処理(図28参照)と同様の処理が実行される。各表示処理(S3416)の実行後、節電用図柄表示装置181を消灯し(S3417)、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3404の処理による判定の結果、変動開始フラグがオンであれば(S3404:Yes)、変動開始フラグをオフし(S3405)、客待ち演出中フラグ273eをオフし(S3406)、変動中フラグ273cをオンする(S3407)。S3407の処理後、表示演出処理(図26参照)のS1267の処理と同様に、変動時間カウンタ(図示せず)に初期値を設定する(S3408)。
S3408の処理後、変動時間カウンタの値が0より大きいか否か、即ち、変動時間内であるか否かを判定する(S3409)。一方、S3403の処理による判定の結果、変動中である場合は(S3403:Yes)、変動時間カウンタの値から1減算して(S3415)、S3409の処理へ移行し、変動時間内であるか否かの判定を行う。
S3409の処理による判定の結果、変動時間内であれば(S3409:Yes)、節電用図柄表示装置181による変動表示を実行する(S3410)。即ち、節電用図柄表示装置181を構成する各7セグメントLED181a〜181cのセグメントパターンを変動させる。S3410の処理後、節電用図柄表示制御装置を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3409の処理による判定の結果、変動時間カウンタの値が0、即ち、変動時間が終了している場合には(S3409:No)、主制御装置110から受信した種別コマンドに基づいて設定された停止図柄を節電用図柄表示装置181(181a〜181c)に表示する(S3411)。S3411の処理後、変動中フラグ273cをオフし(S3412)、変動中モード変更フラグ273gをオフし(S3413)、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
また、S3402の処理による判別の結果、大当たり中であれば(S3402:Yes)、節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄を点滅させる(S3414)。節電モードにおいて、大当たりが生じた場合には、S3414の処理によって節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄が点滅するので、遊技者は、この点滅を視認することによって大当たり中であることを認識することができる。節電モード時には、大当たり中における節電用図柄表示装置181の表示態様が、変動中などの他の状態と異なる態様とされるので、遊技者にとって有利な状態を提供する大当たり中であることを、遊技者に確実に認識させることができ、電気部品の動作(発光や動作)の抑制による遊技の興趣の低下を抑制できる。S3414の処理後、節電用図柄装置表示制御処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
次に、図49を参照して、上述した節電モード移行処理(S3103)について説明する。図49は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)の中で実行される節電モード移行処理(S3103)を示すフローチャートである。
節電モード移行処理(S3103)では、まず、閉鎖開始フラグ273kがオンであるか否かを判別する(S3421)。このとき、閉鎖開始フラグ273kがオンであれば(S3421:Yes)、遊技者が節電ボタン23を操作したことにより、消費電力モードが通常消費モードから節電モードに切り換えられ、シャッター部材180(180L,180R)の閉鎖を開始するタイミングであるので、かかる場合には、まず、閉鎖開始フラグ273kをオフに設定する(S3422)。
S3422の処理後、第3図柄表示装置81の表示領域81a(図43参照)の縮小と、シャッター部材180の閉鎖とを設定し(S3423)、処理をS3424に移行する。S3423の処理が実行されると、表示演出処理(図26参照)の中で第3図柄表示装置81に表示すべき画像が所定の縮小速度で縮小するように形成されて、第3図柄表示装置81の表示領域81aに表示される。一方で、シャッター部材180(180L,180R)は、画像の縮小速度に合わせて閉鎖されるように、動作装置(図示せず)のモータが制御される。これにより、第3図柄表示装置81の表示領域81aが所定の縮小速度で縮小されるとともに、その縮小速度に合わせてシャッター部材180が閉鎖される。なお、表示領域81aの縮小に伴い、その表示領域81aの外側の領域81bは所定色で点灯された領域として拡大する。
一方で、S3421の処理による判別の結果、閉鎖開始フラグ273kがオフである場合には(S3421:No)、S3422,S3423の処理をスキップして、処理をS3424に移行する。
S3424では、移行中フラグ273jがオンであるか否かを判別する(S3424)。このとき、移行中フラグ273がオフである場合には(S3424:No)、シャッター部材180の状態が、完全な閉鎖状態又は完全な開放状態で停止しているので、かかる場合には、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方、S3424の処理による判別の結果、移行中フラグ273jがオンである場合には(S3424:Yes)、閉鎖状態へ移行中のシャッター部材180が所定位置に到達しているか否かを判別する(S3425)。このとき、シャッター部材180が所定位置に到達していなければ(S3425:No)、表示領域81aの縮小とシャッター部材180の閉鎖とを継続するために、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
S3425の処理による判別の結果、シャッター部材180が所定位置に到達している場合には(S3425:Yes)、シャッター部材180が所定位置で停止中であるか否かを判別する(S3426)。
S3426の処理による判別の結果、停止中でなければ(S3426:No)、第3図柄表示装置81の表示領域81aの縮小と、シャッター部材180の閉鎖とを停止し(S3427)、処理をS3428に移行する。一方で、停止中であれば(S3426:Yes)、S3427の処理をスキップして、処理をS3428に移行する。
S3428では、変動中(図柄の変動表示中)であるか否かを判別する(S3428)。このとき、変動中でなければ(S3428:No)、図柄の変動表示が開始されたか否かを判別する(S3429)。このとき、図柄の変動表示が開始されていなければ(S3249:No)、S3427の処理によりシャッター部材180の閉鎖(又は、表示領域81aの縮小)が停止されてから、所定時間(例えば、3秒)が経過したか否かを判別する(S3430)。
S3430の処理による判別の結果、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから、図柄の変動表示が実行されることなく(即ち、S3428:NoかつS3429:No)、所定時間も経過していない場合には(S3430:No)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3430の処理による判別の結果、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから、所定時間が経過した場合には(S3430:Yes)、シャッター部材180を完全に閉鎖し(S3431)、第3図柄表示装置81を消灯する(S3432)。よって、シャッター部材180が所定位置に到達したことにより閉鎖が停止してから、図柄の変動表示が行われない場合には、所定時間の経過後に、シャッター部材180を完全に閉鎖して、第3図柄表示装置81を消灯する。このとき、シャッター部材180を完全に閉鎖してから、第3図柄表示装置81の消灯を行うので、遊技者は、所定の大きさの表示領域81aに画像が表示された状態から、その表示領域81aが消されたことによる違和感を感じ難い。
また、シャッター部材180が完全に閉鎖された場合には、遊技者は、切欠部180La,180Raを介してのみ第3図柄表示装置81の画面の状態を視認することが可能である。ここで、領域81bの点灯色として、赤色などの色を採用した場合には、シャッター部材180が完全に閉鎖された後に、切欠部180La,180Raから視認される色の変化を明確に識別することができる。よって、遊技者は、その明確な色の変化によって節電モードであることを強く認識することができ、自身が節電に協力していることを強く実感することができる。
また、S3432において、第3図柄表示装置81の消灯は、LCDのバックライトの消灯によって行い、画像コントローラ274への電力供給は断たないようにする。画像コントローラ274への電力供給を断たないようにすることにより、消費電力モードを、節電モードから通常消費モードに切り換えた場合には、第3図柄表示装置81を早期に復帰できる。
S3414の処理後、移行中フラグ273jをオフに設定して(S3433)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方で、S3428の処理による判別の結果、変動中であれば(S3428:Yes)、変動時間カウンタ(図示せず)の値が0であるか否かを判別する(S3434)。また、S3429の処理による判別の結果、図柄の変動表示が開始された場合もまた(S3429:Yes)、処理をS3434に移行する。
S3434の処理による判別の結果、変動時間カウンタの値が0、即ち、変動時間が終了するタイミングである場合には(S3434:Yes)、処理をS3431に移行する。なお、この場合、第3図柄表示装置81に表示された停止図柄を所定の確定表示時間(例えば、0.5秒)だけ維持してから、S3431の処理(シャッターの完全閉鎖)を実行する。
一方で、S3434の処理による判別の結果、変動時間カウンタの値が0でなければ(S3434:No)、変動時間カウンタの値が0になるのを待機するために、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
このように、本実施形態のパチンコ機10によれば、シャッター部材180が所定位置に到達したことにより閉鎖が停止した時点で変動中であった場合、又は、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから図柄の変動表示が開始された場合には、その変動表示が終了するまでシャッター部材180の完全閉鎖を行わない。つまり、所定の大きさに縮小された表示領域81aにて図柄の変動表示が実行された場合には、停止図柄が第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181(181a〜181c)との両方に表示されるまで、シャッター部材180が完全な閉鎖状態にならないように構成されている。よって、節電モードに設定されたことにより節電用図柄表示装置181に表示された停止図柄(大当たり抽選の結果)が疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができるので、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
次に、図50を参照して、上述した節電モード解除処理(S3104)について説明する。図50は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)の中で実行される節電モード解除処理(S3104)を示すフローチャートである。
節電モード解除処理(S3104)では、まず、移行中フラグ273jがオンであるか否かを判別する(S3441)。このとき、移行中フラグ273がオフである場合には(S34241:No)、シャッター部材180(180L,180R)の状態が、完全な開放状態で停止しているので、かかる場合には、節電モード解除処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
一方、S3441の処理による判別の結果、移行中フラグ273jがオンである場合には(S3441:Yes)、シャッター部材180は完全な開放状態であるので、かかる場合には、第3図柄表示装置81を点灯する(S3442)。S3442の処理が実行されると、表示演出処理(図26参照)において形成された画像が第3図柄表示装置81の視認領域全体に表示されることになる。
S3442の処理後、シャッター部材180を完全に開放させる(S3442)。よって、遊技者が節電ボタン23を操作したことにより、消費電力モードが節電モードから通常消費モードに切り換えられた場合には、第3図柄表示装置81を点灯してから、シャッター部材180を完全に開放する。このとき、第3図柄表示装置81を点灯してから、シャッター部材180を開放するので、左右のシャッター部材180L,180Rの間から、第3図柄表示装置81の暗い画面が見えることはない。そのため、第3図柄表示装置81の消灯状態から点灯状態への切り換えが判り難くなり、切り換えの違和感を感じ難い。 S3442の処理後、移行中フラグ273jをオフに設定して(S3444)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。
以上説明した通り、第3実施形態のパチンコ機10によれば、節電モード時には、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から、節電用図柄表示装置181に切り換えるように構成されている。節電用図柄表示装置181を構成する7セグメントLED181a〜181cは、第3図柄表示装置81の表示画面を構成するLCDに比べて消費電力が小さいので、好適な節電効果を得ることができる。
また、大当たりの抽選により選ばれた結果は、遊技者の利益を左右するものであるので、その結果に応じた停止図柄は、遊技者が特に注目する図柄であり、遊技者は、その大当たり抽選の結果を判別し易い装飾的な第3図柄を特に注目する傾向がある。そのため、第3図柄表示装置81を消灯して第3図柄による停止図柄を非表示にした場合には、遊技者は、抽選結果を把握し難く、それによって遊技のテンポが悪くなったと感じたり、外れが続いた場合に、大当たり抽選が本当に又は正当に行われたかどうかの疑念を抱いたりするなどの不都合が生じる可能性がある。しかし、第3実施形態のパチンコ機10によれば、第3図柄表示装置81を消灯する代わりに、大当たり抽選の結果を示す停止図柄を、節電用図柄表示装置181を用いて数字の組み合わせによって表すように構成されるので、上記例示した不都合を好適に防止できる。
また、第3実施形態のパチンコ機10によれば、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から、節電用図柄表示装置181に切り換える場合には、第3図柄表示装置81に表示されている表示内容(例えば、図柄の変動表示や、大当たり演出)に対応する表示が、節電用図柄表示装置181にも表示された後、第3図柄表示装置81を消灯するように構成されている。つまり、第3図柄表示装置81と、節電用図柄表示装置181との両方に同等の内容の表示をさせた後、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から節電用図柄表示装置181に切り換えるように構成されている。よって、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(例えば、図柄の変動表示や停止図柄など)と、節電用図柄表示装置181に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
また、第3実施形態のパチンコ機10によれば、節電モードにおいて、演出用の発光手段のうち、遊技盤13の周囲を取り囲む内周LED301〜304のみが点灯(又は点滅)されるように構成されているので、遊技者が遊技を実行する際に視線を向ける遊技盤13の印象が暗くなることを抑制できる。また、その際には、内周LED301〜304の輝度は通常輝度から中輝度に落とされているので、内周LED301〜304についても、通常消費モードに比べて消費電力を低減させており、好適な節電効果を得ることができる。
次に、図51〜図53を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態もまた、上述した第3実施形態と同様に、節電モードに設定された場合に、図柄の変動表示を、第3図柄表示装置81に換えて、LCDより消費電力の少ない7セグメントLEDから構成される節電用図柄表示装置181を用いることによって消費電力の抑制を図る。なお、この第4実施形態では、第3図柄表示装置81を、第1及び第2実施形態と同様にLCDから構成されるものとする。なお、上述した第3実施形態では、遊技者が節電ボタン23を操作したことにより、消費電力モードが通常消費モードから節電モードに切り換えられたタイミングで、節電用図柄表示装置181を点灯する構成としたが、第4実施形態では、表示領域81aが所定の大きさに到達したタイミングで、節電用図柄表示装置181の使用が開始される。この第4実施形態において、上述した第1〜3実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図51は、第4実施形態のパチンコ機10における演出制御装置117のRAM273の構成を示すブロック図である。第4実施形態のRAM273は、第3実施形態の構成(273b〜273k;図44参照)に加え、閉鎖停止フラグ273lを有している。なお、図51では、ブロック体の小文字の「l(エル)」を、筆記体のエルで標記している。
閉鎖停止フラグ273lは、開放状態から閉鎖状態へと移行するシャッター部材180(180L,180R)が所定位置で停止しているか否かを示すフラグである。この閉鎖停止フラグ273lがオン(即ち「1」)に設定されている場合には、シャッター部材180が所定位置で停止されていることを示す。一方で、閉鎖停止フラグ273lがオフ(即ち「0」)に設定されている場合には、シャッター部材180が所定位置で停止されていない、即ち、シャッター部材180が、開放状態から閉鎖状態への移行中であるか、完全な閉鎖状態であるか、完全な開放状態であることを示す。閉鎖停止フラグ273lは、開放状態から閉鎖状態へと移行するシャッター部材180が所定位置に到達するとオンに設定され、その後、所定時間(例えば、3秒)が経過するとオフに設定される。なお、閉鎖停止フラグ273lは、電源投入時に初期値としてオフに設定される。
次に、図52及び図53のフローチャートを参照して、第4実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される各制御処理を説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10における主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理は、上述した第3実施形態と同様に、図11〜図18に示したフローチャートの通りである。また、本実施形態のパチンコ機10における演出制御装置170内のMPU271により実行される立ち上げ処理もまた、上述した第3実施形態と同様に、図19に示したフローチャートの通りである。
また、演出制御装置117内のMPU271により実行される、第4実施形態のメイン処理は、閉鎖停止フラグ273lがオンである場合にスキップされる点と、節電用図柄表示制御処理(S3101)の処理と、節電モード移行処理(S3103)の処理とが異なる以外は、上述した第3実施形態のメイン処理(図45参照)と同様の処理が実行される。
次に、図52を参照して、第4実施形態の節電用図柄表示制御処理(S3101)について説明する。図52は、第4実施形態の節電用図柄表示制御処理(S3101)を示すフローチャートである。
図52に示すように、第4実施形態の節電用図柄表示制御処理(S3101)は、第3実施形態の節電用図柄表示制御処理(図48参照)におけるS3401の処理に換えて、閉鎖停止フラグ273lがオンであるか否かを判別する処理(S4401)が実行される点が、上述した第3実施形態と異なる。
具体的に、第3実施形態のメイン処理では、まず、閉鎖停止フラグ273lがオンであるか否かを判別する(S4401)。このとき、閉鎖停止フラグ273lがオフであれば(S4401:No)、第3実施形態と同様に、S3417の処理を実行する。
一方で、S3401の処理による判別の結果、閉鎖停止フラグ273lがオンであれば(S4401:Yes)、第3実施形態と同様に、S3402〜S3417の処理を実行する。
次に、図53を参照して、第4実施形態の節電モード移行処理(S3103)について説明する。図53は、第4実施形態の節電モード移行処理(S3103)を示すフローチャートである。
図53に示すように、第4実施形態の節電モード移行処理(S3103)では、上述した第3実施形態と同様に、S3421〜S3426の処理を実行する。ここで、S3426の処理による判別の結果、シャッター部材180が所定位置で停止中でなければ(S3426:No)、上述した第3実施形態と同様に、第3図柄表示装置81の表示領域81aの縮小と、シャッター部材180の閉鎖とを停止する(S3427)。
S3427の処理後、閉鎖停止フラグ273lをオンに設定する(S4421)。閉鎖停止フラグ273lがオンに設定されたことにより、節電用図柄表示装置181(181a〜181c)の使用が開始される(図52参照)。よって、このタイミングで、第3図柄表示装置81の表示内容に対応する内容の表示が節電用図柄表示装置181に表示される。
S4421の処理後、上述した第3実施形態と同様に、3427の処理によるシャッター部材180の閉鎖が停止されてから、所定時間(例えば、3秒)が経過したか否かを判別する(S3430)。また、S3426の処理による判別の結果、シャッター部材180が所定位置で停止中であれば(S3426:Yes)、S3427,S4421の処理をスキップして、処理をS3430に移行する。
S3430の処理による判別の結果、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから所定時間が経過していない場合には(S3430:No)、節電モード移行処理を終了して、メイン処理(図45参照)へ戻る。一方で、シャッター部材180の閉鎖が停止されてから所定時間が経過した場合には(S3430:Yes)、閉鎖停止フラグ273lをオフに設定する(S4422)。S4422の処理後、上述した第3実施形態と同様に、S3431〜S3433の処理を実行する。
以上説明した通り、第4実施形態のパチンコ機10によれば、上述した第3実施形態と同様に、第3図柄表示装置81と、節電用図柄表示装置181との両方に同等の内容の表示をさせた後、停止図柄を表示するために使用する表示装置を、第3図柄表示装置81から節電用図柄表示装置181に切り換えるように構成されているので、第3図柄表示装置81に表示される表示内容(例えば、図柄の変動表示や停止図柄など)と、節電用図柄表示装置181に表示される表示内容とが疑義のない正当なものであることを遊技者に明示することができ、遊技者が不信感を抱くことを好適に防止できる。
かかる第4実施形態のパチンコ機10によれば、さらに、節電ボタン23が操作されたことにより節電モードが設定された後の所定のタイミング(具体的には、表示領域81aが所定の大きさに到達したタイミング)で、節電用図柄表示装置181の使用が開始されるように構成されているので、第3図柄表示装置81と節電用図柄表示装置181との両方を使用する期間が短くなるので、より好適に消費電力の抑制を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した各実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施形態では、音声出力や各種発光手段(LEDやランプなど)の点灯の制御と、第3図柄表示装置81の制御とを1の制御装置(即ち、演出制御装置117)によって行う構成としたが、音声出力や各種発光手段の点灯の制御と、第3図柄表示装置81の制御とを別々の制御装置により行う構成としてもよい。
例えば、音声出力や各種発光手段の点灯の制御を行う制御装置(音声ランプ制御装置)を主制御装置110に接続し、第3図柄表示装置81の制御する制御装置(表示制御装置)を音声ランプ制御装置に接続して、各コマンドを主制御装置110から音声ランプ制御装置に送信し、その音声ランプ制御装置から表示制御装置に表示の指示がなされるよう構成してもよい。あるいは、第3図柄表示装置81の制御する制御装置(表示制御装置)を主制御装置110に接続し、音声出力や各種発光手段の点灯の制御を行う制御装置(音声ランプ制御装置)を表示制御装置に接続して、各コマンドを主制御装置110から表示制御装置に送信し、その表示制御装置から音声ランプ制御装置に、音声出力や各種発光手段の点灯の制御指示がなされるよう構成してもよい。また、主制御装置110から表示制御装置に直接コマンドを送信するものとしてもよい。
また、上記第1実施形態では、節電ボタン23が操作された場合に節電カウンタ273aを更新する消費電力モード設定処理(図21参照)を、演出制御装置117のメイン処理(図20参照)の中で実行する構成としたが、この消費電力モード設定処理を、定期的(例えば、2ms毎)に実行されるタイマ割込処理の中で実行する構成としてもよい。同様に、上記第2〜4実施形態の消費電力モード設定処理(図36,図46参照)を、定期的(例えば、2ms毎)に実行されるタイマ割込処理の中で実行する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、節電ボタン23を演出制御装置117に接続する構成としたが、節電ボタン23を主制御装置110に接続し、その設定を主制御装置110に読み込ませ、読み込んだ設定に応じた設定コマンドを演出制御装置117へ出力し、その設定コマンドによって節電カウンタ273a又は節電フラグ273hを設定するように構成してもよい。かかる場合には、演出制御装置117により制御される発光手段(LEDやランプなど)の発光(点灯又は点滅)や、演出用可動体361による動作だけでなく、主制御装置110により制御される発光手段の発光や、演出用可動体による動作についても、その消費電力を消費電力モードに応じて変更することができる。例えば、LEDである特図保留ランプ37cや、第2図柄保留ランプ84の輝度を、上記第1実施形態と同様に、通常消費モードに設定されている場合には通常輝度とし、小節電モードに設定されている場合には中輝度とし、大節電モードに設定されている場合にはゼロ(即ち、消灯)にすることができる。
また、上記第1実施形態のように、節電ボタン23を演出制御装置117に接続する構成とした場合に、節電カウンタ273aの値に応じた設定コマンドを主制御装置110へ出力し、その設定コマンドによって、主制御手段110のRAM203内に設けた、節電カウンタ273aと同様の節電カウンタの値を設定するように構成してもよい。同様に、上記第2〜第4実施形態のように、節電ボタン23を演出制御装置117に接続する構成とした場合に、節電フラグ273hの状態に応じた設定コマンドを主制御装置110へ出力し、その設定コマンドによって、主制御手段110のRAM203内に設けた、節電フラグ273hと同様の節電フラグを設定するように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、発光手段(LED)の輝度を落とす(下げる)ことにより消費電力の節電を図る構成としたが、発光させるLEDを間引くことによって消費電力を下げる構成としてもよい。上記第2〜第4実施形態についてもまた、節電モードに設定された場合に、発光させるLEDを間引くことによって消費電力を下げる構成としてもよい。例えば、小節電モードに設定された場合に、対象となる各LED301〜310,321〜323,341〜346について、それぞれ1つ置きに点灯させることにより、消費電力の節電を図るように構成してもよい。この場合、各LED301〜310,321〜323,341〜346について、それぞれの形状ができるだけ変化しないように、両端のLEDや角部にあたるLEDを優先的に点灯させるようにすることが好ましい。
また、演出としてLED等の発光手段を点滅させる場合には、節電モード(小節電モード、大節電モード)において、点灯回数又は点灯時間を通常消費モードに比べて減らすことにより(即ち、消灯時間を増やすことにより)、消費電力の節電を図るように構成してもよい。上記第2〜第4実施形態についてもまた、節電モードに設定された場合に、点灯回数又は点灯時間を通常消費モードに比べて減らすことにより、消費電力の節電を図るように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定された場合に、演出用可動体361の動作量を減らすことにより消費電力の節電を図る構成としたが、動作させる演出用可動体361の数を減らすことにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。あるいは、節電モードにおいて、全ての演出用可動体361を動作させない(停止させる)ようにしてもよい。上記第2〜第4実施形態についてもまた、節電モードに設定された場合に、動作させる演出用可動体361の数を減らすことにより消費電力の節電を図る構成であったり。全ての演出用可動体361を動作させないことにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、発光手段(LED)の輝度を下げたり、演出用可動体361の動作量を減らすことによって消費電力の節電を図る構成としたが、スピーカ装置226から出力(放音)される音の音量を小さくすることにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。また、放音に使用するスピーカ装置226の数を減らすことにより消費電力の節電を図る構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、大節電モードに設定された場合に、役物演出モードを設定できない構成としたが、役物演出モードに換えて又は加えて、予告演出モードを設定できない構成としてもよい。また、通常消費モードに比べて消費電力を抑制するモードにおいて、一般演出モードだけを選択可能に構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、大節電モードに設定された場合に、その後のモード変更ボタン22の操作によって役物演出モードを設定できない構成としたが、演出モードが役物演出モードであるときに、節電ボタン23の操作によって大節電モードに設定された場合には、そのときに設定されている役物演出モードを強制的に他の演出モード(例えば、一般演出モード)に変更させる構成としてもよい。あるいは、演出モードが役物演出モードであるときに、節電ボタン23の操作によって大節電モードに設定された場合には、現在の演出モードが役物演出モードであることを遊技者に報知する(例えば、第3図柄表示装置81にその旨を表示する)ように構成してもよい。
また、上記第1実施形態では、消費電力モードを、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類から構成したが、第2〜第4実施形態と同様に、通常消費モードに比べて消費電力を抑制するモードを節電モードのみとし、消費電力モードを、通常消費モードと、節電モードとの2種類から構成してもよい。また、節電モードを消費電力を抑制する度合いに応じて3種類以上のモードに分け、消費電力モードを、通常消費モードと、3種類以上の節電モードとから構成してもよい。
また、上記第2〜第4実施形態では、消費電力モードを、通常消費モードと節電モードとの2種類から構成したが、節電モードを消費電力を抑制する度合いに応じた複数のモードに分ける構成としてもよい。例えば、上記第1実施形態と同様に、消費電力モードを、通常消費モードと、小節電モードと、大節電モードとの3種類から構成してもよい。
また、上記各実施形態では、報知LED311は消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとしたが、報知LED311のように種々の報知事象を報知するための発光手段の場合には、節電モードにおいては、その内容に応じて輝度を落とすように構成してもよい。例えば、報知LED311がエラー発生の報知を行う場合には、消費電力モードにかかわらず常に通常輝度のままとし、報知LED311が払い出し中の報知を行う場合には、節電モードにおいて輝度を落とすようにしてもよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであっても、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、LCDである第3図柄表示装置81については変化させない構成としたが、節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81の表示領域を通常消費モードに比べて狭めることによって消費電力の節電を図るように構成してもよい。例えば、消費電力モードが通常消費モードに設定されている場合には、第3図柄表示装置81の画面全体で表示を行うが、小節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81の画面の例えば80%の領域を使って演出の縮小表示を行い、残りの領域(例えば、全体の20%に相当する画面周囲の領域)を消灯させるようにしてもよい。一方、大節電モードに設定された場合には、小節電モードに設定された場合よりもさらに小さな領域(例えば、第3図柄表示装置81の画面の60%)を使って演出を縮小表示させ、残りの領域を消灯させればよい。なお、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に、上下方向から現出してLCDである第3図柄表示装置81の一部又は全部を覆う位置で停止させることができるシャッター部材が設けられている場合には、第3図柄表示装置81におけるシャッター部材により覆うことが可能な所定の大きさの領域を消灯し、残りの領域で演出の縮小表示を行ってもよい。
また、上記各実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであっても、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、LCDである第3図柄表示装置81については変化させない構成としたが、節電モードに設定された場合に、第3図柄表示装置81に表示させる内容を、通常消費モードにおいて表示される動画より動きの少ない動画又は静止画に変更することにより、消費電力の節電を図るように構成してもよい。かかる場合には、節電モード用に専用の演出データを持たせたり、通常消費モードにおいて表示される動画の演出データを間引いて使用すればよい。
また、上記第1実施形態では、消費電力モードが通常消費モードであっても、節電モード(小節電モード、大節電モード)であっても、LCDである第3図柄表示装置81については変化させない構成としたが、節電モードに設定された場合に、3列の各図柄列に相当する3つの7セグメントLEDを設け、これらの7セグメントLEDにより図柄の変動表示を行うようにしてもよい。なお、通常時にはセンターフレーム86内に収納され、演出時に、上下方向から現出してLCDである第3図柄表示装置81の一部又は全部を覆う位置で停止させることができるシャッター部材が設けられている場合には、このシャッター部材の正面(遊技者が視認する面)に3つの7セグメントLEDを設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、発光手段であるLEDを遊技者に向かって照射されるように(即ち、パチンコ機10の正面方向に照射されるように)設置したが、節電モード用に、照射方向を前面枠14や下皿ユニット15や遊技盤13の面に沿った方向に向けた発光手段(例えば、LED)を設けてもよい。照射方向を遊技盤13などの面に沿った方向に向けた発光手段は、広範囲の領域を照らし明るくすることができるので、少ない発光手段であっても十分な彩りを提供することができる。かかる節電モード用の発光手段(即ち、照射方向を遊技盤13などの面に沿った方向に向けた発光手段)を、主要な部品(例えば、特定入賞装置65や、第1入球口64など)に設けるように構成してもよい。また、節電モード用の発光手段を、遊技盤13の周囲に沿って設けることにより、節電モードであっても演出中に十分な彩りを提供できる。また、節電モード用の発光手段の照射方向を、通常消費モードにおいて使用されるLED(即ち、照射方向が遊技者に向かって照射される発行手段)の並び方向に沿う方向に設定することにより、少ない発光手段の数で、通常消費モードにおいて使用されるLEDの並びにより形成される形状と同様の形状を模倣することができる。
また、上記第1実施形態では、例えば、前面枠14に設けられた発光手段のうち、内周LED301〜304及び外周LED305〜310について、節電モード(小節電モード、大節電モード)に設定されている場合には、輝度を通常輝度に比べて落とすように構成したが、節電モードにおいて内周LED301〜304の輝度は通常輝度のままとし、外周LED305〜310の輝度を落とす又は消灯させる構成としてもよい。即ち、遊技領域に近い側の発光手段(この場合は、内周LED301〜304)の輝度を優先的に通常輝度とし、遊技領域から離れる側の発光手段(この場合は、外周LED305〜310)の輝度を落とす又は消灯させるように構成してもよい。遊技者は、遊技領域を見ながら遊技を行うので、遊技領域に遠い発光手段に対する意識は比較的希薄である。そのため、遊技領域から離れる側の発光手段である外周LED305〜310の輝度を落とす又は消灯させたとしても、そのことに対し、遊技者はあまり気にならず、遊技の興趣が低下する可能性も低い。一方で、遊技者は、遊技領域に近い発光手段ほど発光態様を意識し易いので、遊技領域に近い発光手段である内周LED301〜304の輝度を落とした場合、遊技者が演出に違和感を感じ易く、それにより、遊技の興趣が低下する可能性が高い。よって、遊技領域に近い側の発光手段の輝度を優先的に通常輝度とし、遊技領域から離れる側の発光手段の輝度を落とす又は消灯させるようにすることにより、節電モードにおいて遊技者が感じる興趣の低下を抑制できる。
また、上記第1実施形態では、発光手段(LED)の輝度を下げることによって消費電力の節電を図る構成としたが、演出用の発光手段を全て消灯し、第3図柄表示装置81の画面に、センターフレーム86や告知ランプ85の発光態様を擬似的に表示させる構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、演出用可動体361の動作量を減らすことによって消費電力の節電を図る構成としたが、演出用可動体361を動作させず、第3図柄表示装置81の画面に、演出用可動体361を模した表示を現出させ、その表示を動かすことにより、演出用可動体361の動作を擬似的に表示させる構成としてもよい。
また、上記第1実施形態では、客待ち演出中の消費電力の節電については考慮していなかったが、客待ち演出中についても、例えば、上記第1実施形態と同様に、発光手段(LED)の輝度を下げるなどの制御を行うことによって消費電力の節電を図るように構成してもよい。あるいは、上記第2実施形態と同様、客待ち演出中に、発光手段に対応する擬似画像(代替画像)を、第3図柄表示装置81の視認領域の外周側に表示する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者による節電ボタン23の操作(押下)に基づいて消費電力モードを変更に構成したが、ホールの従業員が節電ボタン23を特定操作(例えば、5秒の長押しや、節電ボタンが複数のボタンから構成される場合には特定の押し順で操作する、など)した場合には、所定の解除操作(例えば、電源の再投入など)を行うまで、そのときに設定されていた消費電力モードを固定できるように構成してもよい。また、消費電力モードを固定できる専用のスイッチやボタンなどを、パチンコ機10の裏面(例えば、演出制御装置117)などに設けてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることなく、遊技者でなくホールの従業員のみが操作可能なスイッチやボタンを設け、遊技者でなくホールの従業員が消費電力モードを変更できるようにしてもよい。この場合、例えば、演出制御装置117などパチンコ機10の裏側にスイッチやボタンを設けることで、ホールの従業員のみが操作可能なものとすることができる。なお、演出制御装置117に対して上述のスイッチやボタンを設ける場合には、スピーカ装置26の音量を調整するボリューム操作部と兼用するようにすれば、操作部を追加的に搭載することなく消費電力モードが従業員のみによって変更できる構成を実現することができる。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることなく、又は、節電ボタン23を設けることに加えて、所定のタイミング(例えば、客待ち演出の開始タイミング)で消費電力モードが通常消費モードから、節電モードに自動的に切り換わったり、所定のタイミング(例えば、遊技の開始タイミングとみなすことが可能なタイミングである、所定の入賞口への入賞や、操作ハンドル51の操作の検知や、モード変更ボタン22や演出ボタン53の検知など)で消費電力モードが節電モードから通常消費モードに切り換わったりする構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることに加えて、遊技者でなくホールの従業員のみが操作可能なスイッチやボタンを設け、このスイッチやボタンをホールの従業員が操作することで遊技者による消費電力モードの切り換えが可能な状態と不可能な状態とを変更できる構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、遊技者が操作可能な節電ボタン23を設ける構成としたが、節電ボタン23を設けることなく、又は、節電ボタン23を設けることに加えて、遊技者でなくホールの従業員のみが操作可能なスイッチやボタンを設け、このスイッチやボタンをホールの従業員が操作することで、上述した所定のタイミング(例えば、所定の入賞口への入賞や、操作ハンドル51の操作の検知や、モード変更ボタン22や演出ボタン53の検知など)による消費電力モードの切り換えが許容される状態と、許容されない状態とに変更できる構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、主制御装置110が、第1図柄の変動表示の終了タイミングで、第3図柄の変動表示の終了を指示する停止コマンドを設定して演出制御装置117へ出力し、演出制御装置117は、その停止コマンドを受信したことに基づいて、第3図柄の変動表示を終了させる構成としたが、演出制御装置117が、変動時間カウンタ(図示せず)により第3図柄の変動時間を計時することにより、第3図柄の変動表示の実行期間を管理する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、特図保留球数Nの値(即ち、第1入球口64への入賞の保留回数)を第3図柄表示制御装置81の画面(特図保留数表示部87)に表示させる構成としたが、演出制御装置117により制御されるLEDである特図保留ランプを設け、特図保留球数Nの値に応じた数のLEDを点灯させるようにしてもよい。また、特図保留数表示部87は、特図保留球数Nの値を数字によって表すものであったり、あるいは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしてもよい。また、第1入球口64への入賞の保留回数を第1図柄表示装置37において表示するようにしてもよい。なお、その場合は、特図保留数表示部87や特図保留ランプによる表示を行わないものとしてもよい。
また、上記実施形態では、第1入球口64への入賞および第2入球口67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1入球口64への入賞に基づく変動表示の保留回数を、第3図柄表示装置81の一部においても、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良く、第1図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留回数を通知するように構成しても良い。
また、上記第2実施形態では、擬似画像が形成された第4の画像層を、図柄の変動や演出を表示するための画像層(第1〜第3の画像層)重ねることによって第3図柄表示装置81に表示する構成としたが、第1〜第3の画像層に形成する表示内容(図柄の変動や演出など)を、各表示部441〜445の表示領域の内側に表示可能な大きさに縮小してもよい。
また、上記第2実施形態では、擬似画像(擬似画像451)が形成された第5の画像層を、図柄の変動や演出を表示するための画像層(第1〜第3の画像層)重ねることによって第3図柄表示装置81に表示する構成としたが、擬似画像を含む専用の変動表示データや演出データを準備し、第1〜第3の画像層のうち、いずれかの画像層に擬似画像を含む画像を形成することにより、第5の画像層を用いることなく、擬似画像を第3図柄表示装置81に表示する構成としてもよい。
また、上記第2実施形態では、特図保留数表示部87は、各表示部441〜445とは重ならない位置に表示させ、それにより、擬似画像を表示する際に特図保留数表示部87の表示位置を変更させない構成としたが、擬似画像を表示する際に特図保留数表示部87の表示位置が変更される構成としてもよい。
また、上記第2実施形態では、各表示部441〜445を、第3図柄表示装置81の視認領域の外周を1列で取り囲むように配置させたが、擬似画像を表示可能な表示部を2列以上並べて配置してもよい。
また、上記第2実施形態では、擬似装飾ランプ表示部441を、装飾LED341,342に対応する擬似画像を表示するための領域とし、擬似サイドランプ表示部442を、サイドLED343〜345に対応する擬似画像を表示するための領域としている、つまり、内周LED301〜304や、外周LED305〜310など、節電モードにおいて消灯されるLEDの中に、擬似画像(代替画像)を考慮しないLEDも存在する。これに換えて、擬似装飾ランプ表示部441や、擬似サイドランプ表示部442などの表示される擬似画像を、節電モードにおいて消灯される全てのLEDを考慮した表示態様で表示する構成としてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、シャッター部材180を、センターフレーム86の開口86aの左側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域の左側を覆う左側シャッター部材180Lと、開口86aの右側から現出して第3図柄表示装置81の視認領域の右側を覆う右側シャッター部材180Rとの2枚のシャッター部材から構成したが、シャッター部材180は、センターフレーム86の開口86aの上側と下側とからそれぞれ現出する2枚のシャッター部材から構成されていてもよい。あるいは、シャッター部材は、センターフレーム86の開口86aの一側から現出する1枚のシャッター部材であってもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181を、節電モードにおいて専用に使用されるシャッター部材180の前面側に配設する構成としたが、演出用にシャッター部材が設けられる場合には、かかる演出用のシャッター部材に節電用図柄表示装置181を配設するように構成してもよい。なお、節電用図柄表示装置181を設けたシャッター部材180を節電モードにおいて専用に使用するシャッター部材とし、その前面側又は背面側に演出用のシャッター部材が設けられていてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181をシャッター部材180の前面側に配設し、通常消費モードでは露出されず、節電モードにおいてのみ露出する構成としたが、節電用図柄表示装置181を、遊技盤13上における常時露出可能な位置に配設する構成としてもよい。なお、かかる構成を採用する場合もまた、節電モードにおいて、シャッター部材180のようなシャッター部材を設け、消灯された第3図柄表示装置81を覆うように構成してもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181をシャッター部材180の前面側に配設し、通常消費モードでは露出されず、節電モードにおいてのみ露出する構成としたが、節電用図柄表示装置181を、前面枠14の前面側(遊技者が遊技をする場合に視認する側)における所定位置に配設する構成としてもよい。また、かかる場合には、通常消費モードにおいては、演出機能などの他の機能を果たす7セグメントLEDを節電用図柄表示装置181として流用するようにしてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示装置181を、上下方向に並ぶ3つの7セグメントLED181a〜181cから構成したが、図柄の変動表示が縦スクロールである場合には、3つの7セグメントLED181a〜181cを左右方向に並べる構成としてもよい。また、9つの7セグメントLEDを、3列×3段に設けてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、左右のシャッター部材180L,180Rにそれぞれ切欠部180La,180Raを設ける構成としたが、切欠部180La,180Raのような切欠部は左右のシャッター部材180L,180Rのいずれか一方に少なくとも設けられていればよい。
また、上記第3,4実施形態では、切欠部180La,180Raは、左右のシャッター部材180L,180Rにおける閉鎖移動方向の側の端部に設ける構成としたが、第3図柄表示装置81の画面を臨むことができる位置であれば、切欠部を設ける位置は特に限定されない。また、切欠部は、切欠部180La,180Raのようにシャッター部材180L,180Rの端部を切り欠いて形成したものであってもよいし、シャッター部材180L,180Rに孔として切り欠いたものであってもよい。また、切欠部の数についても特に限定されるものではなく、例えば、開口86aの四隅付近に4つの孔が切欠部として形成されていてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電用図柄表示制御処理(S3101)を、演出制御装置117のメイン処理(図45参照)の中で20ms毎に実行する構成としたが、消費電力モード設定処理(S1101)のように1ms毎に実行する構成としてもよい。
また、上記第3,4実施形態では、節電モードにおいて、内周LED301〜304を中輝度に設定し、外周LED305〜310を消灯するように構成したが、内周LED301〜304及び外周LED305〜310の輝度が通常消費モードより小さく、且つ、内周LED301〜304の輝度が外周LED305〜310の輝度より大きければよい。
また、上記第4実施形態では、表示領域81aが所定の大きさに到達したタイミングで、節電用図柄表示装置181の使用が開始されるように構成したが、節電用図柄表示装置181の使用を開始するタイミングは、節電ボタン23が操作されたことにより節電モードが設定された後の所定のタイミングであれば、特に限定されるものではない。
また、上記第3,4実施形態では、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小するともに、表示領域81aの外側の領域81bは所定色で点灯された領域として拡大する構成とした。これに換えて、第3図柄表示装置81を、LCDではなく、エレクトロルミネセンスディスプレイ(以下「ELD」と称す)とし、第3図柄表示装置81の表示領域81aを徐々に縮小するともに、表示領域81aの外側の領域81bを消灯された領域として拡大するように構成してもよい。なお、ELDは、有機ELDであっても、無機ELDであってもよい。領域81bを消灯された領域とするので、消費電力をより抑制することができる。
また、上記第3,4実施形態では、消費電力モードが節電モードが節電モードに設定されている場合に、第3図柄表示装置81のバックライトを消灯することによって節電を図る一方で、画像コントローラ(VDP)274への電力供給は断たないようにしたことにより、その後に消費電力モードが通常消費モードに切り換わった場合に、早期に第3図柄表示装置81での表示状態に復帰できるように構成した。これに換えて、消費電力モードが節電モードが節電モードに設定されている場合には、第3図柄表示装置81のバックライトを消灯するとともに、画像コントローラ(VDP)274への電力供給も断つ(オフにする)ことにより、さらなる節電を図るようにしてもよい。なお、この場合には、第3図柄表示装置81の表示状態が正常に作動する状態になるのを待って、節電用図柄表示装置181から第3図柄表示装置81への切り換えを行うことが好ましい。
また、上記第3,4実施形態では、消費電力モードが節電モードに設定されている場合に、節電用図柄表示装置181にて図柄の表示を行うように構成したが、非発光時には透明となる導光板表示装置を第3図柄表示装置81の表示画面の前面に重ねるように設け、客待ち演出中には「節電中」などの情報を導光板表示装置にて固定的に表示するように構成してもよい。
また、上記実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであっても良い。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
また、上記第1〜第4実施形態の構成及び上記各変形例は適宜組み合わせることができる。例えば、上記第3,4実施形態において、節電モードにおいて、内周LED301〜304を中輝度とし、外周LED305〜310を消灯する構成を、第1実施形態や、第2実施形態において採用してもよい。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有するいわゆる第2種パチンコ遊技機などに実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球など他の遊技機として実施するようにしても良い。
本発明を上記実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施しても良い。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定