JP2018081220A - 表示システム、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示した情報を見るユーザの状況に応じて、当該情報の反転、及び非反転の表示の切り替えを行う。【解決手段】表示装置は、表示体261に情報を表示させる際に、表示体261の表示が車両のルームミラーに映る条件を満たした場合には、当該情報を反転表示する。表示装置は、表示体261の表示がルームミラー31に映る条件を満たさない場合、例えば直接視認可能である場合は、その情報を非反転で表示する。例えば、表示装置は、表示体と車両との位置関係に基づいて、表示体と車両との距離が近づいている期間は情報を非反転で表示し、表示体と車両との距離が遠ざかっている期間は情報を反転表示する。【選択図】図7

Description

本発明は、表示体にメッセージを表示する技術に関する。
特許文献1には、車内の後方に設けられたリアモニタの表示を、鏡文字にすることで、運転者が、ルームミラーを通じてリアモニタの文字を確認できるようにすることが記載されている。
特開平11−110697号公報
特許文献1の発明では、リアモニタのマニュアル操作によって、鏡文字を表示するか、又は通常の文字を表示するかを予め選択しておく。
これに対し、本発明は、表示した情報を見るユーザの状況に応じて、当該情報の反転、及び非反転の表示の切り替えを行うことを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の表示システムは、表示体と、前記表示体に情報を表示する表示制御部であって、前記表示体の表示が鏡に映る条件を満たした場合には、前記情報を反転表示する表示制御部とを備える。
本発明において、前記表示体と、前記表示体の表示を見るユーザとの位置関係を特定する位置関係特定部を備え、前記表示制御部は、前記位置関係に基づいて、前記表示体と前記ユーザとの距離が近づいている期間は前記情報を非反転で表示し、前記表示体と前記ユーザとの距離が遠ざかっている期間は前記情報を反転表示してもよい。
本発明において、前記表示体の表示を見るユーザの車両の属性を特定する属性特定部を備え、前記表示制御部は、特定された前記属性に応じて、前記反転表示するか否か、又は前記反転表示する場合の前記情報の内容の少なくとも一方を制御してもよい。
本発明において、前記表示体の高さ、向き、及び角度の少なくとも1つ以上を変更する変更部を備えてもよい。
本発明において、前記表示体が、車両に設けられ、前記表示制御部は、前記車両と他車両との位置関係に基づき、前記情報を反転表示するか否かを制御してもよい。
本発明において、前記表示制御部は、前記表示体に表示する画像の縦横比を、前記表示体が向けられた方向に応じた大きさとしてもよい。
本発明において、前記表示制御部は、前記条件を満たした場合に、前記表示体に表示する情報に応じて、前記反転表示するか否かを制御してもよい。
本発明のプログラムは、表示体を制御するコンピュータに、前記表示体に情報を表示するステップであって、前記表示体の表示が鏡に映る条件を満たした場合には、前記情報を反転表示するステップを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、表示した情報を見るユーザの状況に応じて、当該情報の反転、及び非反転の表示の切り替えを行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る表示システムの全体構成を示す図。 同実施形態に係るサーバ装置、及び表示装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 同実施形態に係るサーバ装置、及び表示装置のプロセッサの機能構成の一例を示すブロック図。 同実施形態に係る表示システムで実行される処理を示すシーケンス図。 同実施形態に係る表示装置で実行される表示制御を示すフローチャート。 同実施形態に係る表示制御の具体例の説明図。 同実施形態に係る表示制御の具体例の説明図。 同実施形態に係るルームミラーに映された表示情報を示す図。 同実施形態の変形例(4)に係る表示体の高さを変更した様子を示す図。 同変形例に係る表示体の上下方向の角度を変更した様子を示す図。 本発明の変形例(5)に係る表示システムの全体構成を示す図。 本発明の変形例(6)に係る表示体の構成を示す図。 本発明の第2実施形態に係る表示体が設けられた車両を正面から見た図。 同実施形態の表示制御を示すフローチャート。 同実施形態に係る表示制御の具体例の説明図。 同実施形態に係る表示制御の具体例の説明図。 同実施形態に係るルームミラーに映された表示情報を示す図。
以下、本発明の表示システムを、自動車を運転するドライバー向けの情報を表示体に表示するシステムに適用した場合を説明する。即ち、ドライバーが、本発明の「ユーザ」に相当する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る表示システム1の全体構成を示す図である。表示システム1は、サーバ装置10と、複数の表示装置20とを備える。これらの各装置は、ネットワークNW経由の通信を行う。ネットワークNWは、例えばインターネット、無線通信網、及びゲートウェイ装置を含む通信回線である。サーバ装置10、及び複数の表示装置20は、ネットワークNWとの間に、有線又は無線の通信路を確立する。
なお、図1には、表示装置20が2台だけ示されているが、より多数存在し得る。
サーバ装置10は、表示装置20に情報を表示させるための制御を行う。サーバ装置10は、表示装置20から収集したデータに基づいて、その表示装置20に表示すべき情報を決定する。表示装置20が表示する情報は、文字、及び画像等の、種々の表示要素を含み得る。
表示装置20は、表示体261に情報を表示する。表示体261は、例えば液晶ディスプレイ又はその他の表示体である。表示装置20は、本実施形態では、道路沿いに設けられている。表示装置20は、道路を走行する車両30のドライバーU向けの情報を、表示体261に表示する。車両30として、一般車両、救急車等の緊急車両、工事用車両で例示される大型車両等の様々な車両が想定される。車両30は、ルームミラー31を備える。ルームミラー31は、本実施形態ではドライバーUが後方及び後側方を見るための鏡で、後写鏡とも呼ばれる。
表示装置20は、表示体261の高さ、水平方向の向き(つまり、方位)、及び上下方向の角度(つまり、仰俯角)の少なくとも1つ以上を変更する機能を有する。また、表示装置20は、撮像装置251を備える。撮像装置251は、道路の方向を撮像し、撮像により得られた画像(以下「撮像画像」という。)を生成する。
図2は、サーバ装置10、及び表示装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置10は、物理的には、プロセッサ11、メモリ12、ストレージ13、通信装置14、入力装置15、出力装置16、及びバス17等を含むコンピュータ装置として構成される。
なお、以下の説明では、「機器」、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。サーバ装置10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
プロセッサ11は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ11は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
また、プロセッサ11は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ13及び/又は通信装置14からメモリ12に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。各種処理は、1つのプロセッサ11で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ11により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ11は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介して受信されてもよい。
メモリ12は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ12は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。
ストレージ13は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ13は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ12及び/又はストレージ13を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置14は、コンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えば通信モジュール等ともいう。
入力装置15は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置16は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ、LEDランプ等)である。
なお、入力装置15及び出力装置16は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ11やメモリ12等の各装置は、情報を通信するためのバス17で接続される。バス17は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、サーバ装置10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ11は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
サーバ装置10における各機能は、プロセッサ11、メモリ12等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ11が演算を行い、通信装置14による通信や、メモリ12及びストレージ13におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
表示装置20は、物理的には、プロセッサ21、メモリ22、ストレージ23、通信装置24、入力装置25、出力装置26、及びバス27等を含むコンピュータ装置として構成される。図2では、表示装置20のハードウェア要素の符号を括弧書きで表している。表示装置20の各ハードウェアは、サーバ装置10の同名のハードウェアの構成と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図3は、サーバ装置10のプロセッサ11、及び表示装置20のプロセッサ21の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示す「属性特定部113」、「赤外線センサ252」、及び「マイクロフォン253」は、後述する<第1実施形態の変形例>に係る構成であり、本実施形態では説明を省略する。
表示装置20のプロセッサ21は、情報送信部211と、位置関係特定部212と、表示制御部213と、変更部214とを含む。情報送信部211は、通信装置24を用いて、表示体261への情報の表示に必要なデータを、サーバ装置10へ送信する。
位置関係特定部212は、入力装置25に含まれる撮像装置251から取得した撮像画像に基づいて、表示体261とドライバーUとの位置関係を特定する。この位置関係は、実質的に、表示体261と車両30との位置関係のことである。位置関係特定部212は、撮像画像を解析して、車両の画像を認識する機能を有する。表示体261と車両30との位置関係は、表示体261と車両30との距離、及び表示体261の位置から見た車両30の方向により特定される。
表示制御部213は、出力装置26に含まれる表示体261に、情報を表示させる。具体的には、表示制御部213は、通信装置24を用いて取得(受信)した表示指示に基づいて、表示体261に情報を表示させる。ここにおいて、表示制御部213は、表示体261の表示がルームミラー31に映る条件を満たした場合には、情報を反転表示する。表示制御部213は、表示体261の表示がルームミラー31に映る条件を満たさない場合は、その情報を非反転で表示する。情報の反転表示は、非反転のときに表示体261をドライバーUが直接見た場合と、当該反転表示のときにルームミラー31をドライバーUが見た場合とで、表示体261の表示内容が見かけ上同じとなるように行われる。本実施形態の表示制御部213が行う情報の反転表示は、非反転の情報を左右に反転して表示する処理である。当該情報に文字が含まれる場合、反転表示後は、当該文字は鏡文字として表示されることとなる。
変更部214は、表示体261を駆動して、当該表示体261の高さ、水平方向の向き、及び上下方向の角度の少なくとも1つ以上を変更する。本実施形態では、表示体261は、例えば、当該表示体261を水平方向に回転可能にする回転軸によって支持されている。この場合、変更部214は、当該回転軸を回転させるための駆動力を発生させるモータ(表示体261を駆動する駆動装置の一例)の動作を制御することで、表示体261の水平方向の向きを変更する。なお、表示体261を回転させるための機構はこれに限られない。
サーバ装置10のプロセッサ11は、取得部111と、表示指示部112とを含む。
取得部111は、情報送信部211により送信された情報を、通信装置14を用いて取得する。表示指示部112は、表示情報DB131に基づいて、表示体261に情報を表示させるための表示指示を、通信装置14を介して表示装置20へ送信する。
図4は、表示システム1で実行される処理を示すシーケンス図である。
表示装置20の位置関係特定部212は、撮像装置251から撮像画像を取得して、表示体261と車両30との位置関係を特定する(ステップS1)。次に、位置関係特定部212は、表示体261と車両30との距離が閾値未満になったかどうかを判断する(ステップS2)。ステップS2では、撮像画像から車両30が認識され、且つその車両30のサイズが事前に定めたサイズより大きくなったかどうかが判断される。ステップS2で「NO」と判定した場合、位置関係特定部212はステップS1の処理に戻す。
ステップS2で「YES」と判断された場合、表示体261と車両30との距離が近づいたことを意味する。この場合、情報送信部211は、表示体261に車両30が接近してきた旨(つまり、近づいてきた旨)を、サーバ装置10へ通知する(ステップS3)。サーバ装置10の取得部111は、表示装置20からの通知を取得(受信)する(ステップS4)。この通知には、例えば、車両30が接近した表示体261の識別子が含まれる。
次に、表示指示部112は、表示情報DB131に基づいて、表示体261に表示させる情報である表示情報を特定する(ステップS5)。表示指示部112は、特定の車両向けの表示情報と、車両を特定しない表示情報(つまり、どの車両に向けて表示してもよい情報)とのどちらを表示させてもよい。本実施形態では、後者の表示情報とする。表示指示部112は、特定した表示情報を表示させるための表示指示を、通信装置14を介して表示装置20へ送信する(ステップS6)。
表示装置20の表示制御部213は、サーバ装置10から、通信装置24を介して表示指示を取得(受信)する(ステップS7)。そして、表示装置20では、表示情報を表示体261に表示させる制御である「表示制御」が行われる(ステップS8)。
図5は、表示装置20で実行される表示制御を示すフローチャートである。図6、及び図7は、表示制御の具体例を説明する図である。
位置関係特定部212は、撮像画像を解析して、表示体261と車両30との位置関係を特定する(ステップS81)。変更部214は、ステップS81で特定された位置関係に基づいて、車両30の位置に追従して、表示体261の向きを変更する(ステップS82)。図6の上段の図に示すように、車両30が表示体261の位置を通過する前である場合を考える。この場合、変更部214は、車両30の存在する方向(矢印A1方向)に表示体261を向ける。
次に、位置関係特定部212は、車両30が表示体261に接近中か、又は表示体261から遠ざかっているかを判断する(ステップS83)。車両30が接近中か、又は遠ざかっているかは、位置関係特定部212により特定された位置関係の変化に基づき判断される。位置関係特定部212は、例えば、認識した車両30の形状(例えば、前面、側面、又は背面)、及び投影サイズに基づき、接近中か、又は遠ざかっているかを判断する。車両30と表示体261との距離が漸次近くなっている期間は接近中、漸次増大している期間は遠ざかっていると判断される。
ここでは、位置関係特定部212は、ステップS83で「接近中」と判断する。この場合、表示制御部213は、位置関係特定部212の判断結果に基づき、表示情報を、非反転で表示体261に表示させる(ステップS84)。図6の上段の図に示す場合、「スピードの出しすぎに注意!」というメッセージが、非反転で表示される。これにより、ドライバーUの位置から、表示体261のメッセージを直接見て、その内容を理解することができる。
次に、位置関係特定部212は、表示体261と車両30との距離が閾値以上かどうかを判断する(ステップS85)。位置関係特定部212は、例えば、撮像画像から車両30が認識され、且つ撮像画像の車両30のサイズが事前に定めたサイズ以上の期間は、ステップS85で「NO」と判断する。この場合、表示装置20の処理は、ステップS81に戻される。
車両30が前方に進行し、図6の下段の図に示す位置に移動した場合を考える。この場合も、変更部214は、車両30の位置に追従して、表示体261の向きを変更する(ステップS82)。これにより、表示体261は、矢印A2の方向を向く。そして、位置関係特定部212がステップS83で「接近中」と判断すると、表示制御部213は、位置関係特定部212の判断結果に基づき、表示情報を、非反転で表示体261に表示させる(ステップS84)。つまり、表示体261の向きは変化するが、表示情報の表示に変化はない。
更に車両30が前方に進行して、表示体261の真横である、図7の上段の図に示す位置に移動した場合を考える。この場合も、変更部214は、車両30の位置に追従して、表示体261の向きを変更する(ステップS82)。これにより、表示体261は、矢印A3の方向を向く。そして、位置関係特定部212がステップS83で「接近中」と判断すると、表示制御部213は、位置関係特定部212の判断結果に基づき、表示情報を、非反転のまま表示体261に表示させる(ステップS84)。
なお、車両30が表示体261の真横を通過する時点までは、ステップS83で「接近中」と判断される。また、矢印A1,A2,A3は、いずれも、車両30の進行方向に対して逆方向の成分を有する方向を示す。
車両30が更に前方に進行して、図7の下段の図に示す位置に移動した場合を考える。この場合も、変更部214は、車両30の位置に追従して、表示体261の向きを変更する(ステップS82)。これにより、表示体261は、矢印A4の方向を向く。矢印A4は、車両30の進行方向の成分を有する方向を示す。一方で、位置関係特定部212は、ステップS83では、表示体261と車両30との距離が遠ざかっていると判断する。車両30が表示体261の真横を通過した時点よりも後は、ステップS83で「遠ざかっている」と判断される。
この場合、表示制御部213は、位置関係特定部212の判断結果に基づき、表示情報を、反転表示させる(ステップS86)。表示制御部213は、図7の下段の図に示すように、「スピードの出しすぎに注意!」というメッセージを、左右反転した状態で(つまり、鏡文字で)表示させる。車両30は表示体261の位置よりも、車両30の進行方向に存在するため、ドライバーUは、直接表示体261を見ることはできない。しかし、ドライバーUは、ルームミラー31越しに、表示体261の表示を見ることができる。表示体261は左右反転した表示情報を表示するため、ルームミラー31には、図8に示す表示情報が映る。即ち、ルームミラー31には、非反転の状態で表示情報が映る。よって、ドライバーUは、表示体261の表示情報の内容を容易に理解することができる。
なお、表示制御部213は、非反転の表示から反転表示に切り替えたタイミング、又はこのタイミング以降において、表示情報を反転表示している旨を、ドライバーUに通知してもよい。この通知方法として、例えば、表示体261の表示のコントラストを反転させる方法がある。
以上のように車両30が表示体261の位置に接近中か、又は遠ざかっているかを判断するステップS83の処理は、表示情報が鏡に映る条件を満たしているかどうかを判断する処理に相当する。
車両30が更に進行し、ステップS85で「YES」と判断されると、図5の表示制御は終了する。表示システム1では、撮像画像から新たな車両30の画像が認識されるたびに、図4、及び図5で説明した処理が実行される。
なお、上述した表示情報の内容は、あくまで一例である。表示装置20は、例えば、所定の広告を表示体261に表示させてもよい。例えば、交通量の多くない郊外の道路に面したガソリンスタンドに設けられた表示装置20が、車両30に向けて、ガソリンの価格を表示してもよい。
以上説明した第1実施形態の表示システム1では、表示体261と車両30との位置関係に応じて、表示体261の向きを変更する。これにより、車両30のドライバーUにとっては、表示体261の表示を見やすく、またその内容を容易に理解することができる。更に、表示システム1では、表示情報がルームミラー31に映る条件を満たしたと判断した場合は、非反転の表示から反転表示に切り替える。これにより、ドライバーUは、車両30が表示体261の位置を通過した後も、ルームミラー31越しに、表示体261の表示を見ることができる。このとき、ドライバーUは、表示情報の内容を容易に理解することができる。また、表示システム1によれば、反転表示に係る構成を採用しない場合に比べて、表示体の表示をドライバーに見せることができる期間を長くすることができる。
<第1実施形態の変形例>
(1)表示装置20は、表示体261と車両30との距離を計測するためのセンサを備えてもよい。このセンサとして、例えば、赤外線センサ252がある(図3参照)。赤外線センサ252は、赤外線レーザを車両30に照射し、車両30からの反射光を受光する。位置関係特定部212は、この赤外線センサ252を用いて、表示体261と車両30との距離を特定する。そして、表示制御部213は、特定された距離が減少から増加に転じたタイミングで、表示体261の表示を、非反転の表示から反転表示に切り替える。
この変形例によれば、車両30が表示体261に接近中か、又は表示体261から遠ざかっているかの判断の精度が高くなり、より的確なタイミングで、非反転の表示から反転表示に切り替えることができる。
(2)表示装置20は、表示体261と車両30との距離の変化を、ドップラー効果に基づいて判断してもよい。この変形例の入力装置25には、マイクロフォン253が含まれる(図3参照)。マイクロフォン253は、表示体261の位置に到達した音を収音し、収音した音を示す音声信号を、位置関係特定部212に供給する。この音には、車両30が近くに存在する場合に車両30が発する特定の音(エンジン音等)が含まれる。位置関係特定部212は、当該特定の音の周波数が漸次増加している期間は、車両30が表示体261に接近中と判断し、当該周波数が漸次低下している期間は、表示体261から遠ざかっていると判断する。そして、表示制御部213は、当該特定の音の周波数が増加から減少に転じたタイミングで、表示体261の表示を、非反転の表示から反転表示に切り替える。
この変形例によれば、車両30が表示体261に接近中か、又は表示体261から遠ざかっているかの判断の精度が高くなり、より的確なタイミングで、非反転の表示から反転表示に切り替えることができる。
(3)表示指示部112は、車両の属性に応じた表示情報を、表示体261に表示させてもよい。この場合、プロセッサ11は、属性特定部113を含む(図3参照)。この変形例において、プロセッサ21の情報送信部211は、ステップS3の通知とともに、又は別のタイミングで、撮像装置251により生成された撮像画像を、サーバ装置10へ送信する。属性特定部113は、取得された撮像画像を解析して、車両30の属性を特定する。車両30の属性としては、例えば、車両の形状、車種、色、ナンバープレートの地名、レンタカーであるか否か等がある。そして、表示指示部112は、特定の属性の車両30である場合には、当該特定の属性の車両向けの表示情報を、表示装置20へ送信する。
「特定の属性の車両」と「表示情報」との関係として、例えば、以下の(i)〜(iii)がある。
(i)レンタカー又は県外ナンバーの車両に対して、観光スポット、観光客向けレストラン、観光客向け土産物屋等の店舗に関する案内の表示
(ii)高級車等の特定のメーカーの車両に対して、特別な案内の表示
(iii)高速道路等で速度超過している大型車両に対して、超過している速度を警告する表示
この変形例によれば、表示装置20は、特定の車両向けの表示情報を、該当する車両30が走行している場合に限り表示することができる。
(4)表示装置20の変更部214は、表示体261の向きだけでなく、表示体261の高さ、又は表示体261の上下方向の角度を、車両30の位置に追従させて変更してもよい。
図9は、表示体261の高さを変更した様子を示す図である。変更部214は、例えば車両30が小型車等で、ドライバーUの乗車位置が低い位置にある場合は、下方向である矢印B1方向に表示体261を移動させる。一方、変更部214は、例えば車両30が大型車等で、ドライバーUの乗車位置が高い位置にある場合は、上方向である矢印B2方向に表示体261を移動させる。表示体261の高さを変更可能にするために、例えば、表示装置20の支柱が伸縮可能に構成される。なお、表示体261の高さを変更するための機構はこれに限られない。
図10は、表示体261の上下方向の角度を変更した様子を示す図である。変更部214は、例えば、車両が小型車等で、ドライバーUの乗車位置が低い位置にある場合は、下方向である矢印C1方向に表示体261を傾かせる。一方、変更部214は、例えば、車両が大型車等で、ドライバーUの乗車位置が高い位置にある場合は、上方向である矢印C2方向に表示体261を傾けさせる。表示体261の角度を調整可能にするために、表示装置20の表示体261には、アクチュエータ等の傾斜動作が可能な部材が設けられる。
この変形例によれば、車両30のドライバーUは、表示体261の表示をより見やすくなる。なお、表示体261の上下方向の角度を変更するための機構はこれに限られない。
(5)サーバ装置10は、車両30に設けられた車載機器から、表示体261への情報の表示に必要なデータを収集してもよい。図11は、この変形例に係る表示システム1Aの全体構成を示す図である。図11に示すように、車両30には車載機器40が設けられている。車載機器40は、ネットワークNWとの間に無線の通信路を確立して、サーバ装置10へ車両30に関する情報を送信する。この情報には、車両30の位置を示す位置情報、及び車両の属性を示す属性情報が含まれる。位置情報は、車載機器40が有する測位機能(例えば、GPS(Global Positioning System)方式)を用いて測定された位置を示す。更に、この情報には、車両30側で設定する別の情報が含まれてもよい。この情報として、例えば、表示体261を用いた情報の表示の希望の有無がある。また、この情報として、車両30の車高、及び車両30のルームミラー31の位置等の、車両30の構造に関する情報がある。
車載機器40は、車両30が表示体261に接近した場合又は常時、位置情報をサーバ装置10へ送信する。サーバ装置10の表示指示部112は、取得された位置情報が示す車両30の位置と表示体261の位置とに基づいて、車両30と表示体261との距離が閾値未満になった場合には、この表示体261を有する表示装置20へ表示指示を送信する。表示情報の特定方法は、上述した第1実施形態と同じでよい。なお、表示体261の位置は、予めサーバ装置10に記憶されていてもよい。又は、表示装置20にGPS等を用いる測位装置を搭載しておいてもよい。この場合、サーバ装置10は、当該測位装置を用いて測定された表示装置20の位置を示す位置情報を取得すればよい。
更に、表示指示部112は、表示体261と車両30との距離が減少から増加に転じた場合には、非反転の表示から反転表示に切り替えるように、表示装置20へ表示指示を送信する。表示制御部213は、この表示指示に応じて、表示体261の表示を非反転の表示から反転表示に切り替える。また、表示指示部112は、表示体261を用いた情報の表示の希望しない車両30が走行している場合は、表示情報を反転表示しない、又は表示情報を表示しない。
この変形例によれば、サーバ装置10は、車載機器40を用いて、表示情報の表示に必要なデータを収集することができる。
(6)表示装置20の表示体261は、対象のドライバーUのみに表示を見せるように、視野角を制限する手段を備えてもよい。図12は、本変形例の表示体261の構成の一例を示す図である。図12において、制限部材210は、表示体261の表面に設けられた板状の部材である。制限部材210は、表示体261の上下方向に沿って延びており、且つ表示体261の水平方向に沿って複数配置されている。この制限部材210が設けられたことにより、車両30のドライバーU以外の人物には、表示体261の表示を見られにくくすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態の表示システムは、表示装置20が車両に設けられる点で、上述した第1実施形態と異なる。図13は、表示装置20が設けられた車両50を正面から見た図である。図13に示すように、車両50の車体、より詳細にはボンネットの蓋51の上面に、表示体261が設けられている。表示体261は、車両50の前方の方向に低くなるように傾いて配置されている。車両30は、本実施形態では、車両50の前方を走行するものとする。また、撮像装置251は、車両50の前方を撮像するように設けられている。
図14は、本実施形態の表示制御を示すフローチャートである。
位置関係特定部212は、撮像画像を解析して、表示体261と前方の車両30との位置関係を特定する(ステップS101)。次に、位置関係特定部212は、車両50と前方の車両30との距離が閾値未満になったかどうかを判断する(ステップS102)。ステップS102で「NO」と判断した場合は、表示制御部213は、位置関係特定部212の判断結果に基づき、非反転の情報を表示する(ステップS103)。例えば、表示制御部213は、図15に示すように、「今週は、交通安全週間です。安全運転を心がけましょう。」というメッセージを、非反転で表示する。このメッセージは、車両50の近くに居る人物向けのメッセージである。
ステップS102で「YES」と判断した場合は、表示制御部213は、位置関係特定部212の判断結果に基づき、反転した情報を表示する(ステップS104)。例えば、表示制御部213は、図16に示すように、「スピードの出しすぎに注意!」というメッセージを反転表示する。このメッセージは、車両30のドライバーU向けのメッセージである。表示体261は、車両50の前方の方向に低くなるように傾いて配置されている。そこで、表示制御部213は、ステップS104では、表示体261に表示する表示情報の縦横比を、表示体261が向けられた方向に応じた大きさとする。具体的には、表示制御部213は、表示情報を、表示体261の縦方向に引き伸ばすように変形した表示情報を表示させる。これにより、前方の車両30のルームミラー31には、縦横比が適切な比率となった状態で表示情報が映る。ここでは、図17に示すように、ルームミラー31には「スピードの出しすぎに注意!」というメッセージが望ましい縦横比で映る。
ステップS103、又はステップS104の処理の後、位置関係特定部212は、表示体261と車両30との距離が閾値以上かどうかを判断する(ステップS105)。撮像画像から車両30の画像が認識され、且つ撮像画像の車両30のサイズが事前に定めたサイズ以上の期間は、位置関係特定部212は、ステップS105で「NO」と判断する。この場合、表示装置20の処理は、ステップS101に戻される。ステップS105で「YES」と判断された場合は、図14の表示制御が終了する。
車両50への表示体261の配置、及び表示方法として、例えば、以下の(i)〜(v)のようにしてもよい。
(i)緊急車両又は商用車に表示体261を取り付ける。そして、表示体261を付けた車両の位置からの距離が閾値未満の位置に、走行中の他車両が接近した場合は、反転表示に切り替える。
(ii)商用トラック等の車両で、停車中は社のロゴ等を非反転で表示する。そして、表示体261を付けた車両の位置からの距離が閾値未満の位置に、走行中の他車両が接近した場合は、反転表示に切り替える。渋滞で車両が停止中である場合は、より詳細な広告等の情報が表示されてもよい。
(iii)病人を家から病院まで送り届けているタクシー等の車両が、表示体261を付けた車両の位置からの距離が閾値未満の位置に走行中の他車両が接近した場合に、追い越しを希望する旨のメッセージを反転表示する。この際、表示体261の表示を点滅させる等して、当該他車両のドライバーの注意を引くようにしてもよい。
(iv)表示体261を付けた車両の位置からの距離が閾値未満の位置に、走行中の他車両が接近した場合に、自車両の走行速度を反転表示させる。これにより、当該他車両のドライバーに、自車両との速度差を認識させることができる。また、当該他車両に道を譲ってもらいやすくなる。
(v)表示体261を付けた車両の位置からの距離が閾値未満の位置に、走行中の他車両が接近した場合に、当該他車両のテールランプが切れていること等の不具合が生じていることを反転表示して通知する。
以上説明した第2実施形態の表示システムでは、表示体261と前方の車両30との位置関係に応じて、表示情報がルームミラー31に映る条件を満たしたと判断した場合は、非反転の表示から反転表示に切り替える。これにより、後方車両から前方車両のドライバーに向けた情報を、そのドライバーに見せることができる。また、本実施形態の表示システムによれば、車両50の近くに居る人物向けの情報と、前方車両のドライバー向けの情報とを選択的に表示することができる。即ち、非反転時と反転時とで、異なる相手に、それぞれ異なる情報を見せることができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
(変形例1)
表示装置20は、表示する情報(例えば、情報量、又は情報の内容)に応じて、反転表示するかどうかを切り替えてもよい。表示装置20の表示制御部213は、例えば、情報量が閾値未満である場合は非反転の表示とし、閾値以上である場合は反転表示にする。情報量は、例えば文字数により特定されるが、文字数以外によって特定されてもよい。また、表示制御部213は、ロゴ等の画像を表示する場合は非反転の表示とし、文字を表示する場合は反転表示としてもよい。
このようにすれば、情報量が多い又は情報の内容が複雑である等の理由で、表示情報の内容の理解が容易でない場合でも、ルームミラー31越しにその表示を見るドライバーは、その内容を理解しやすくなる。
(変形例2)
上述した第1実施形態のステップS2の処理は、車両30が存在するかどうかを判断する処理に置き換えられてもよい。具体的には、位置関係特定部212は、撮像画像から車両30の画像を認識した場合に、車両30が存在すると判断する。そして、車両30が存在すると判断されると、情報送信部211がステップS3の通知を行うことになる。車両30が存在すると判断されたということは、表示体261(表示装置20)と車両30との距離が近づいたといえるからである。
また、上述したステップS85の処理は、車両30が存在しなくなったかどうかを判断する処理に置き換えられてもよい。具体的には、位置関係特定部212は、撮像画像から車両30の画像が認識されなくなった場合に、車両30が存在しなくなったと判断する。そして、車両30が存在しなくなったと判断されると、図5の表示制御が終了することになる。車両30が存在しなくなったと判断されたということは、表示体261(表示装置20)と車両30との距離が遠ざかったといえるからである。ステップS105の処理についても、ステップS85と同じ変形が可能である。
(変形例3)
上述した実施形態でサーバ装置10が有していた機能の少なくとも一部を、表示装置、20が有してもよいし、表示装置20が有していた機能の少なくとも一部を、サーバ装置10が有してもよい。例えば、サーバ装置10の機能が、表示装置20で全て実現されてもよい。また、上述した実施形態で説明した構成、又は動作の一部が省略されてもよい。
(変形例4)
本発明の鏡は、車両のルームミラーに限られない。本発明の鏡は、例えばサイドミラー等の車両に設けられた別の鏡であってもよい。
本発明は、自動車を運転するドライバー向けの情報を表示体に表示するシステム以外に適用することもできる。本発明は、デジタルサイネージ等の、周囲の人に視認される掲示板のような表示装置を用いた表示システムにも、適用できる。
(変形例5)
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
(変形例6)
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
(変形例7)
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
(変形例8)
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能等を意味するよう広く解釈されるべきである。また、ソフトウェア、命令等は、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)等の有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波等の無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号等は、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップ等は、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
明細書で使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータ等は、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)したことを「判断」「決定」したとみなすこと等を含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)したことを「判断」「決定」したとみなすこと等を含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)等したことを「判断」「決定」したとみなすことを含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなすことを含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
(変形例9)
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
1…表示システム、10…サーバ装置、11,21…プロセッサ、111…取得部、112…表示指示部、113…属性特定部、12,22…メモリ、13,23…ストレージ、14,24…通信装置、15,25…入力装置、251…撮像装置、252…赤外線センサ、253…マイクロフォン、16,26…出力装置、17,27…バス、20…表示装置、210…制限部材、211…情報送信部、212…位置関係特定部、213…表示制御部、214…変更部、261…表示体、30,50…車両、40…車載機器。

Claims (8)

  1. 表示体と、
    前記表示体に情報を表示する表示制御部であって、前記表示体の表示が鏡に映る条件を満たした場合には、前記情報を反転表示する表示制御部と
    を備える表示システム。
  2. 前記表示体と、前記表示体の表示を見るユーザとの位置関係を特定する位置関係特定部を備え、
    前記表示制御部は、
    前記位置関係に基づいて、前記表示体と前記ユーザとの距離が近づいている期間は前記情報を非反転で表示し、前記表示体と前記ユーザとの距離が遠ざかっている期間は前記情報を反転表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記表示体の表示を見るユーザの車両の属性を特定する属性特定部を備え、
    前記表示制御部は、
    特定された前記属性に応じて、前記反転表示するか否か、又は前記反転表示する場合の前記情報の内容の少なくとも一方を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記表示体の高さ、向き、及び角度の少なくとも1つ以上を変更する変更部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示システム。
  5. 前記表示体が、車両に設けられ、
    前記表示制御部は、
    前記車両と他車両との位置関係に基づき、前記情報を反転表示するか否かを制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示システム。
  6. 前記表示制御部は、
    前記表示体に表示する画像の縦横比を、前記表示体が向けられた方向に応じた大きさとする
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示システム。
  7. 前記表示制御部は、
    前記条件を満たした場合に、前記表示体に表示する情報に応じて、前記反転表示するか否かを制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示システム。
  8. 表示体を制御するコンピュータに、
    前記表示体に情報を表示するステップであって、前記表示体の表示が鏡に映る条件を満たした場合には、前記情報を反転表示するステップ
    を実行させるためのプログラム。
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