JP2018071306A - 畦畔保護用仮設スロープ - Google Patents
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Abstract
【課題】自走式作業機械の重量から畦畔を保護することができる畦畔保護用仮設スロープを提供する。【解決手段】畦畔11の上面に載置される上面載置部材12と、上面載置部材の両側に配置される一対のスロープ部材13とを備え、上面載置部材12は、畦畔の上面長手方向に配置される長方形状の載置板14と、載置板14の上面幅方向中央部長手方向に設けられた上向き開口を有する係合溝形成部材15とを有し、スロープ部材13は、矩形状に枠組みされたフレーム部16と、フレーム部の上面に設けられたスロープ部17とを有し、フレーム部の一端には、下方に突出して係合溝形成部材によって形成された係合溝18内に挿入される係合突片19が設けられ、係合突片は、一対のスロープ部材を吊持して両スロープ部材の他端部を上昇させてフレーム部の一端側上端が当接したときに、両係合突片の下端部が係合溝形成部材の溝側壁に当接する形状を有している。【選択図】図1
Description
本発明は、畦畔保護用仮設スロープに関し、詳しくは、畦畔で仕切られた圃場で作業する自走式作業機械が畦畔を乗り越えて隣接する圃場へ移動する際に使用する畦畔保護用仮設スロープに関する。
畦畔で仕切られた圃場の灌漑工事などでバックホーやブルドーザなどの自走式作業機械を使用する際、隣接する圃場に移動するときには、畦畔を乗り越すことがある。このとき、通常の土砂で形成した畦畔は、自走式作業機械の重量により押しつぶされてしまい。復旧に多大な手間を要することになる。一方、畦畔の構造を変更することにより、自走式作業機械の重量に耐える強度とすることも可能である(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、既存の圃場に設けられている土砂製畦畔の全てを強度の高い畦畔に置き換えることは極めて困難である。
そこで本発明は、自走式作業機械が畦畔を乗り越す際に簡単に設置することができ、自走式作業機械の重量から畦畔を保護することができる畦畔保護用仮設スロープを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の畦畔保護用仮設スロープは、圃場を仕切る畦畔を保護するための畦畔保護用仮設スロープであって、前記畦畔の上面に載置される上面載置部材と、該上面載置部材の両側に配置される一対のスロープ部材とを備え、前記上面載置部材は、畦畔の上面長手方向に配置される長方形状の載置板と、該載置板の上面幅方向中央部長手方向に設けられた上向き開口を有する係合溝形成部材とを有し、前記スロープ部材は、矩形状に枠組みされたフレーム部と、該フレーム部の上面に設けられたスロープ部とを有し、前記フレーム部の一端には、下方に突出して前記係合溝形成部材内に挿入される係合突片が設けられ、該係合突片は、前記一対のスロープ部材を吊持して両スロープ部材の他端部を上昇させてフレーム部の一端側上端が当接したときに、両係合突片の下端部が前記係合溝形成部材によって形成された係合溝の溝側壁に当接する形状を有していることを特徴としている。
本発明の畦畔保護用仮設スロープによれば、上面載置部材を畦畔の上面に載置し、両スロープ部材の一端に設けられた係合突片を係合溝形成部材内に挿入し、両スロープ部材の他端を圃場の地面に配置することにより、畦畔の両側にスロープを形成することができる。スロープを自走式作業機械が走行したときの自走式作業機械の重量を、上面載置部材の載置板とスロープ部材の他端とで受けることにより、畦畔にかかる荷重を低減することができ、畦畔が自走式作業機械の重量によって押しつぶされることがなくなる。
さらに、一対のスロープ部材を吊持してフレーム部の一端側上端が当接したときに、両係合突片の下端部が前記係合溝形成部材の溝側壁に当接することにより、両スロープ部材を吊持することによって上面載置部材を両スロープ部材と同時に吊り上げることができる。これにより、畦畔保護用仮設スロープの設置や移動を容易に行うことができる。また、両スロープ部材や上面載置部材を連結するための連結部材を不要にできるので、製造コストの低減を図ることができるとともに、畦畔保護用仮設スロープをトラックなどで搬送する際には、スロープ部材を一つずつ吊り上げることによって上面載置部材と2個のスロープ部材とに分解して小型化できるので、作業現場への移送も容易に行うことができる。
図1乃至図6は、本発明の畦畔保護用仮設スロープの一形態例を示している。本形態例に示す畦畔保護用仮設スロープ10は、畦畔11の上面に載置される上面載置部材12と、該上面載置部材12の両側に配置される一対のスロープ部材13,13とを備えている。前記上面載置部材12は、畦畔11の上面長手方向に配置される長方形状の載置板14と、該載置板14の上面幅方向中央部長手方向に設けられた一対の係合溝形成部材15,15とを有しており、載置板14の一側には、畦畔11の角部に当接する位置決め片14aを設けている。
スロープ部材13は、複数の角形鋼管を使用して上枠16a、下枠16b、一対の側枠16c及び該側枠16cに平行な複数の中骨16dを組み合わせて矩形状に枠組みされたフレーム部16と、該フレーム部16の上面に畦畔11と平行な方向に設けられた複数のアングル材17aにて形成したスロープ部17とを有している。スロープ部17は、自走式作業機械における走行部の位置に対応させてスロープ部材13の両側部に設けられており、スロープ部材13の中央部を空間にしてコスト削減と軽量化とを図っている。さらに、フレーム部16の一端となる上枠16aの外面には、上枠16aから下方に突出して前記係合溝形成部材15,15によって形成された上向き開口を有する係合溝18内に挿入される係合突片19が設けられている。
係合突片19は、図1及び図6に示すように、係合溝18内に挿入されて係合することにより、スロープ部材13,13をスロープとして使用したときに、上面載置部材12に対してスロープ部材13,13を位置決めし、スロープ部材13が畦畔11上から外れること防止して所定の傾斜で保持している。また、図4及び図5に示すように、一対のスロープ部材13,13をワイヤー20で同時に吊持して両スロープ部材13,13の他端部である下枠16b側を上昇させてフレーム部の一端側上端である係合突片19の上端19a,19aが当接したときに、両係合突片19,19の下端19b,19bが係合溝形成部材15,15によって形成された係合溝18の溝側壁18a,18aにそれぞれ当接する形状を有している。これにより、図5に示すように、一対のスロープ部材13,13を、バックホー21のアーム21aなどに連結したワイヤー20で同時に吊持するだけで、上面載置部材12と両スロープ部材13,13と同時に吊り上げて搬送することができる。
また、側枠16c及び中骨16dの下面には、補強部材22が設けられており、上枠16a側の上部補強部材22aは、畦畔11に食い込まないように、下枠16b側の下部補強部材22bは、地面に食い込まないように、それぞれ先端側下部を面取りした三角形状に形成されている。
このように形成した畦畔保護用仮設スロープ10は、図1及び図6に示すように、畦畔11の上面に載置板14を載置し、位置決め片14aを畦畔11の一方の角部に当接させて位置決めするとともに、両スロープ部材13の係合突片19を係合溝18内に挿入し、下枠16bを圃場の地面に接地させた状態で用いられる。
これにより、ブルドーザ23のようなクローラ走行式の作業機械が畦畔11を乗り越えるときに、ブルドーザ23の重量を上面載置部材12とスロープ部材13とに分散させて受けることができるので、畦畔11に大きな荷重が掛かることがなくなり、畦畔11を保護することができる。特に、畦畔11の上面全体を覆うような形状の載置板14を上面載置部材12に設けているので、畦畔11の局部的に荷重が作用することがないので、畦畔11をより確実に保護することができる。
ブルドーザ23が畦畔11を乗り越えた後は、図4及び図5に示すように、両スロープ部材13,13をワイヤー20を介してバックホー21で吊り上げることにより、畦畔保護用仮設スロープ10の全体を吊り上げて移動させることができ、圃場内での作業の邪魔になることがない位置に容易に移動させることができる。
なお、スロープ部材13の形状は、畦畔11の高さや使用する自走式作業機械に応じて設定すればよい。また、スロープ部17は、自走式作業機械の走行部に対応させて形成すればよく、走行部がクローラの場合は、前述のようなアングル材17aによって梯子状に形成すればよく、ホイール式の走行部の場合は、鉄板などの平板をフレーム部16の上やアングル材17aの上に置くようにすればよい。さらに、上面載置部材12やスロープ部材13に、吊り上げ用の連結部を設けておくことにより、それぞれを単独で吊り上げて搬送することができる。また、係合溝18は、1本のチャンネルを係合溝形成部材として使用することもできる。
10…畦畔保護用仮設スロープ、11…畦畔、12…上面載置部材、13…スロープ部材、14…載置板、14a…位置決め片、15…係合溝形成部材、16…フレーム部、16a…上枠、16b…下枠、16c…側枠、16d…中骨、17…スロープ部、17a…アングル材、18…係合溝、18a…溝側壁、19…係合突片、19a…上端、19b…下端、20…ワイヤー、21…バックホー、21a…アーム、22…補強部材、22a…上部補強部材、22b…下部補強部材、23…ブルドーザ
Claims (1)
- 圃場を仕切る畦畔を保護するための畦畔保護用仮設スロープであって、前記畦畔の上面に載置される上面載置部材と、該上面載置部材の両側に配置される一対のスロープ部材とを備え、前記上面載置部材は、畦畔の上面長手方向に配置される長方形状の載置板と、該載置板の上面幅方向中央部長手方向に設けられた上向き開口を有する係合溝形成部材とを有し、前記スロープ部材は、矩形状に枠組みされたフレーム部と、該フレーム部の上面に設けられたスロープ部とを有し、前記フレーム部の一端には、下方に突出して前記係合溝形成部材内に挿入される係合突片が設けられ、該係合突片は、前記一対のスロープ部材を吊持して両スロープ部材の他端部を上昇させてフレーム部の一端側上端が当接したときに、両係合突片の下端部が前記係合溝形成部材によって形成された係合溝の溝側壁に当接する形状を有していることを特徴とする畦畔保護用仮設スロープ。
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JP2016216244A JP2018071306A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 畦畔保護用仮設スロープ |
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2016
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