JP2018070105A - 可動スポイラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スポイラを展開位置から格納位置へ移動する格納条件を安価な方法で検出することが可能な可動スポイラ装置を提供することを目的とする。【解決手段】車速毎の走行風圧による圧力を予め定めてROM等に記憶しておき、制御装置が、スポイラを展開位置に移動した場合に、車速に対応する走行風圧による圧力を読み出し(100〜14)、走行風圧による圧力より高い圧力が圧力センサによって検出された場合に、制御装置がスポイラを格納位置へ移動するようにスポイラ駆動部を制御する(106、108)。【選択図】図4
Description
本発明は、車両前側に設けられたスポイラを展開位置と格納位置とに移動可能に構成した可動スポイラ装置に関する。
車両前側に設けたスポイラを展開位置と格納位置とに移動する可動スポイラ装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、車両の横方向に延在するスポイラーリップと、スポイラーリップ用の空気式駆動装置とを有し、空気式駆動装置を用いて、スポイラーリップを格納静止位置と展開位置との間を移動させることが記載されている。
ところで、悪路走行時においてスポイラを展開位置へ移動すると、路面等との接触などによりスポイラやアクチュエータ等のスポイラ駆動部が破損する虞があるので、悪路走行時にはスポイラを格納位置に移動する必要がある。そのため、何らかの手段によりスポイラを展開位置から格納位置に移動するトリガーが必要となる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、スポイラを展開位置から格納位置へ移動するトリガーとなる構成を有する可動スポイラ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、空力性能を向上させる予め定めた展開位置と、予め定めた格納位置とに移動可能に車両前側に設けられたスポイラを駆動する駆動部と、前記スポイラの下端部に加わる車両前後方向の圧力を検出する検出部と、前記検出部によって検出された圧力が、車速毎に予め定めた走行風圧による圧力よりも高い場合に、前記スポイラが前記格納位置へ移動するように前記駆動部を制御する制御部と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、空力性能を向上させる予め定めた展開位置と、予め定めた格納位置とに移動可能に車両前側に設けられたスポイラが駆動部によって駆動される。すなわち、駆動部によってスポイラを展開位置と格納位置とへ移動することができる。
検出部では、スポイラの下端部に加わる車両前後方向の圧力が検出される。検出部は、例えば、圧力センサによってスポイラに入力される車両前後方向の圧力を検出する。
そして、制御部では、検出部によって検出された圧力が、車速毎に予め定めた走行風圧による圧力よりも高い場合に、スポイラが格納位置へ移動するように駆動部が制御される。すなわち、走行風圧による圧力以上の圧力がスポイラに入力される要因としては悪路走行時の路面との干渉が想定されるので、走行風圧による圧力以上の圧力の検出を、スポイラを展開位置から格納位置へ移動するトリガーとすることができる。よって、ポイラを展開位置から格納位置へ移動するトリガーとなる構成を有する可動スポイラ装置を提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、スポイラを展開位置から格納位置へ移動するトリガーとなる構成を有する可動スポイラ装置を提供することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る可動スポイラ装置の概略車両搭載位置を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る可動スポイラ装置10の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る可動スポイラ装置では、図1に示すように、車両のフロントバンパ30の車両下側の位置に車幅方向に沿ってスポイラ11が設けられている。スポイラ11は、展開されて空力性能を向上させる予め定めた展開位置としてのフロントバンパ30から車両下側へ突出した展開位置と、フロントバンパ30内に格納した格納位置と、に移動可能に設けられている。例えば、展開位置は、図1の実線位置とし、格納位置は、図1の一点鎖線位置とする。スポイラ11は、展開位置へ移動した場合、車両の下面へ流れる空気量を少なくして、車両を路面に押さえつける向きに力(所謂、ダウンフォース)が発生させる。
また、本実施形態に係る可動スポイラ装置10は、スポイラ11の展開位置と格納位置との移動を制御する制御部の一例としての制御装置12を備えている。
制御装置12は、CPU14、ROM16、RAM18、及びI/O20を含むマイクロコンピュータで構成され、CPU14、ROM16、RAM18、及びI/O20は、コマンド及びデータの各々を授受可能にバス21を介して各々接続されている。
ROM16には、スポイラ11の展開位置と格納位置との移動を制御するためのプログラム等が記憶され、ROM16に記憶されたプログラムをCPU14が実行することによってスポイラ11の制御が行われる。なお、RAM18は、プログラムを実行する際のキャッシュメモリ等として使用される。
I/O20には、検出部の一例としての圧力センサ22、車速センサ24、及び駆動部の一例としてのスポイラ駆動部26が接続されている。圧力センサ22、及び車速センサ24の各々は、車両の状態を検出するための検出器である。
圧力センサ22は、本実施形態では、図3(A)に示すように、スポイラ11の下端部の車両後方側の面に設けられ、図3(B)に示すように、スポイラ11へ入力される車両前後方向への圧力を検出する。なお、圧力センサ22は、スポイラ11の車両前側の面に設けてもよい。
スポイラ駆動部26は、スポイラ11の展開位置から格納位置への移動と、格納位置から展開位置への移動とを行う。スポイラ駆動部26は、例えば、モータやソレノイド等のアクチュエータを適用することができ、アクチュエータを駆動することによってスポイラ11を格納位置から展開位置への移動と、展開位置から格納位置への移動とを行う。
スポイラ11は、車両上下方向に移動可能であり、スポイラ11が最下部に下がった展開位置において車速が予め定めた速度以上の場合にダウンフォースを発生し、当該速度より遅い場合にはダウンフォースの発生が少ない。よって、制御装置12は、例えば、予め定めた速度以上の場合に、スポイラ11を展開位置に移動するようにスポイラ駆動部26を制御する。なお、スイッチ等の操作によりスポイラ11を展開位置または格納位置へ移動してもよい。
ところで、悪路走行時においてスポイラ11を展開位置へ移動すると、路面等との接触などによりスポイラ11やスポイラ駆動部26が破損する虞があるので、悪路走行時にはスポイラ11を格納位置に移動する必要がある。そのため、何らかの手段によりスポイラを展開位置から格納位置に移動するトリガーが必要となる。
例えば、悪路走行時の路面とのスポイラ11の接触を検出するためにはカメラ等によって悪路を検出することが考えられるが、カメラよりも安価かつ簡易な方法で悪路走行等の格納位置へ移動する格納条件を検出することが望まれる。
そこで、本実施形態では、車速毎の走行風圧による圧力を制御装置12に予め記憶しておく。そして、制御装置12が、車速に対応する走行風圧による圧力を読み出し、読み出した圧力より高い圧力がスポイラ11に入力された場合に、路面との干渉と判断してスポイラ11を格納位置へ移動する制御を行う。すなわち、走行風圧による圧力以上の圧力がスポイラ11に入力される要因としては悪路走行時の路面との干渉が想定されるので、走行風圧による圧力以上の圧力の検出を、スポイラ11を展開位置から格納位置へ移動するトリガーとすることができる。これにより、カメラ等の高価な装置を設けることなく、悪路走行によるスポイラと路面との干渉を検出して、スポイラ11を格納位置に移動することができる。
具体的には、車速毎の走行風圧による圧力を予め定めてROM16等に記憶しておき、制御装置12が、スポイラ11を展開位置に移動した場合に、車速に対応する走行風圧による圧力を読み出す。そして、制御装置12が、圧力センサ22によって走行風圧による圧力より高い圧力が検出された場合に、スポイラ11を格納位置へ移動するように、スポイラ駆動部26を制御する。
続いて、本実施形態に係る可動スポイラ装置10の制御装置12で実行される処理の一例について説明する。図4は、本実施形態に係る可動スポイラ装置10の制御装置12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、図4に示す処理の流れの一例を具現化した、ROM16に予め記憶されたプログラムを、制御装置12が実行する。また、図4の処理は、スポイラ11が展開位置に移動された場合に開始する。
スポイラ11が展開位置に移動されると、ステップ100では、CPU14が、車速センサ24の検出結果を取得することにより車速を検出してステップ102へ移行する。
ステップ102では、CPU14が、検出した車速に対応する走行風圧による圧力をROM16から読み出してステップ104へ移行する。
ステップ104では、CPU14が、圧力センサ22の検出結果を取得することにより、スポイラ11に入力される圧力を検出してステップ106へ移行する。
ステップ106では、CPU14が、走行風圧による圧力より検出した圧力が大きいか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ108では、CPU14が、スポイラ11を格納位置に移動するようにスポイラ駆動部26を制御することにより、スポイラ11の格納作動を行って一連の処理を終了する。
一方、ステップ110では、CPU14が、スポイラ11を格納位置へ移動する予め定めた移動条件が成立したか否かを判定する。例えば、車速が予め定めた車速未満になったか否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ108へ移行し、否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。
このように、本実施形態では、車速に対応する走行風圧による圧力より高い圧力がスポイラ11に入力された場合に、スポイラ11を格納位置へ移動するので、カメラ等の高価な装置を設けることなく、悪路走行によるスポイラと路面との干渉を検出して、スポイラ11を格納位置に移動することができる。
なお、上記の実施形態では、車速が予め定めた速度以上であることをスポイラ11を展開位置へ移動する条件の一例として説明したが、スポイラ11の展開位置への移動条件はこれに限るものではない。例えば、スイッチの操作等の他の条件により展開位置と格納位置とに移動してもよい。
また、上記の実施形態における制御装置12で行われる処理は、プログラムを実行することにより行われるソフトウエア処理として説明したが、ハードウエアで行う処理としてもよい。或いは、ソフトウエア及びハードウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。また、ROMに記憶されるプログラムは、各種記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 可動スポイラ装置
11 スポイラ
12 制御装置(制御部)
22 圧力センサ(検出部)
24 車速センサ
26 スポイラ駆動部(駆動部)
11 スポイラ
12 制御装置(制御部)
22 圧力センサ(検出部)
24 車速センサ
26 スポイラ駆動部(駆動部)
Claims (1)
- 空力性能を向上させる予め定めた展開位置と、予め定めた格納位置とに移動可能に車両前側に設けられたスポイラを駆動する駆動部と、
前記スポイラの下端部に加わる車両前後方向の圧力を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された圧力が、車速毎に予め定めた走行風圧による圧力よりも高い場合に、前記スポイラが前記格納位置へ移動するように前記駆動部を制御する制御部と、
を備えた可動スポイラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016216436A JP2018070105A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 可動スポイラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016216436A JP2018070105A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 可動スポイラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018070105A true JP2018070105A (ja) | 2018-05-10 |
Family
ID=62113310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016216436A Pending JP2018070105A (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 可動スポイラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018070105A (ja) |
-
2016
- 2016-11-04 JP JP2016216436A patent/JP2018070105A/ja active Pending
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