JP2018066432A - 防振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対象機器の筐体10のうち部品を収容する収容部12より水平方向H1の外側に突出しているベース15と、固定構造物すなわち床5及び基部21に対して筐体10を支持しており、且つ弾性変形可能な支持用弾性体27を有する。さらに防振装置は、ベース15と距離をあけて配置されており、支持用弾性体27の弾性変形により筐体10が変位したときにベース15との間に生じる力により筐体10の変位を制限するストッパー31,33,35を有する。
【選択図】図1
Description
本実施形態の防振装置の構成について図1〜図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の防振装置の構成を示す断面立面図であり、図3のI−I線による断面図である。なお、図1においては、電子機器の筐体のうち電子部品を収容する収容部の断面の表示を省略している。また、図1においては、鉛直方向上側を矢印Uで示し、鉛直方向下側を矢印Dで示している。図2は、本実施形態の防振装置のうちストッパーとその周辺の構成を示す拡大断面図であり、図1に破線Eで示す部分の拡大断面図である。図3は、本実施形態の防振装置の構成を示す上面図である。なお、図1及び図3においては、水平方向のうち所定の方向を、矢印H1で示し、水平方向のうちH1で示す方向と垂直な方向を、図3にH2で示している。
上述した筐体10を含む電子機器の固有振動数の設定方法について説明する。なお、上述した例と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。電子機器は、筐体10に加えて当該筐体10の収容部12内に収容されている各種の電子部品(図示せず)が含まれている。当該電子機器の固有振動数は、以下の3つの手順、すなわちステップ1、ステップ2及びステップ3を順次行うことにより設定される。なお、電子機器の質量M、慣性モーメントI、重心Gの算出には、筐体10の質量、慣性モーメント及び重心のみならず、収容部12に収容された各種の電子部品の質量、及び収容部12内における位置が考慮されている。
ステップ1においては、上述した支持用弾性体27のみを介して筐体10が固定構造物(例えば、床5及び基部21)に対して支持されており且つ当該筐体10がストッパー31,33,35からの反力を受けない場合の電子機器の固有振動数を設定しており、以下に、図10及び図11を参照して説明する。
a1:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の重心Gから支持用弾性体27までの水平方向の距離
b2:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の重心Gから支持用弾性体27までの鉛直方向の距離
M:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の質量
I:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の慣性モーメント
ステップ2においては、筐体10のうちベース15と、当該ベース15と当接するストッパーとの間の距離(間隔)を設定する。まず、評価用の航空機衝突波に対する、電子機器の筐体10の水平方向及び鉛直方向の応答変位を、時間の関数すなわち時刻歴として算出する。算出された時刻歴のうち最大の応答変位において、ベース15とストッパーが接触しないようにする。
ステップ3においては、上述した支持用弾性体27のみを介して固定構造物(例えば、床5及び基部21)に対して筐体10が支持されており且つ当該筐体10のベース15が揺動制限用ストッパー31,35と当接して当該ストッパー31,35からの反力を受ける場合の電子機器の固有振動数を設定しており、以下に、図12〜図15を参照して説明する。
a2:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の重心Gからストッパーまでの水平方向の距離
b:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の重心Gからストッパーまでの鉛直方向の距離
M:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の質量
I:電子機器(筐体10と、その収容部12内に収容された電子部品を含む)の慣性モーメント
以上に説明したように本実施形態の防振装置は、電子機器の筐体10のうち電子部品を収容する収容部12より水平方向H1の外側に突出しているベース15と、固定構造物すなわち床5及び基部21に対して筐体10を支持しており、且つ弾性変形可能な支持用弾性体27を有する。さらに防振装置は、ベース15と距離をあけて配置されており、支持用弾性体27の弾性変形により筐体10が変位したときにベース15との間に生じる力により筐体10の変位を制限するストッパー31,33,35を有するものとした。
第2の実施形態の防振装置の構成について、図1、図16及び図17を用いて説明する。図16は、本実施形態の防振装置の構成を示す断面立面図であり、ベースとストッパーが緩衝体を介して結合されている態様を示す拡大断面図である。図17は、本実施形態の防振装置の変形例の緩衝体とその周辺の構成を示す断面図であり、図16に破線E3で囲う部分の拡大断面図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態の防振装置の構成について、図18を用いて説明する。図18は、本実施形態の防振装置の構成を示す断面立面図である。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、上述した各実施形態において、ストッパー31,33、35は、筐体10のベース15から鉛直方向に距離をあけて配置され、当該筐体10の揺動を制限する揺動制限用ストッパー31,35と、ベース15から水平方向に距離をあけて配置され、当該筐体10の水平動を制限する水平動制限用ストッパー33とを備えるものとしたが、本発明に係る防振装置は、この態様に限定されるものではない。水平動制限用ストッパー33を設けることなく、揺動制限用ストッパー31,35のみを設けるものとしても良い。
Claims (10)
- 対象機器の筐体のうち部品を収容する収容部より水平方向外側に突出しているベースと、
固定構造物に対して前記筐体を支持しており、且つ弾性変形可能な支持用弾性体と、
前記ベースと距離をあけて配置されており、前記支持用弾性体の弾性変形により前記筐体が変位したときに当該ベースとの間に生じる力により当該筐体の変位を制限するストッパーと、
を備えることを特徴とする防振装置。 - 前記ストッパーは、前記筐体が所定の距離、変位したときに、前記ベースと当接するように配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の防振装置。 - 前記ストッパーと前記ベースとの間に配置されており、弾性変形することにより当該ストッパーと当該ベースとの間に生じる衝撃を緩和可能な緩衝体を、
さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。 - 前記緩衝体は、
前記ストッパーと前記ベースとの間において積層された複数の層を含み、
各層は、当該ベースから当該ストッパーに向かう方向に所定の圧縮荷重を負荷したときの当該方向の弾性変形量が異なる
ことを特徴とする請求項3に記載の防振装置。 - 前記ストッパーは、
前記ベースと鉛直方向に距離をあけて配置されており、前記筐体の揺動を制限可能な揺動制限用ストッパーを含む
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の防振装置。 - 前記揺動制限用ストッパーは、
前記ベースから鉛直方向下側に距離をあけて配置されている下側ストッパーと、
前記ベースから鉛直方向上側に距離をあけて配置されている上側ストッパーと、
のうち少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項5に記載の防振装置。 - 前記ストッパーは、
前記ベースから水平方向外側に距離をあけて配置されており、前記筐体の水平動を制限可能な外側ストッパーを、含む
ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の防振装置。 - 前記対象機器は、前記支持用弾性体のみを介して前記筐体が前記固定構造物に対して支持されており且つ当該筐体が変位しても前記ストッパーからの反力を受けない場合の固有振動数が、30Hz未満となるように構成されている
ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の防振装置。 - 前記対象機器は、前記支持用弾性体のみを介して前記筐体が前記固定構造物に対して支持されており且つ前記ベースが前記ストッパーと当接して当該ストッパーからの反力を受ける場合の固有振動数が、20Hzを超えるように構成されている
ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の防振装置。 - 前記固有振動数には、上下並進運動の固有振動数と、ロッキング1次振動の固有振動数と、ロッキング2次振動の固有振動数が含まれている
ことを特徴とする請求項8に記載の防振装置。
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