JP2018065662A - 作業機械におけるシリンダ固定装置、および、作業機械におけるシリンダ固定方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態による作業機械におけるシリンダ固定装置(シリンダ固定装置)1は、作業機械であるクレーン20に設けられている。クレーン20は、側面図である図1に示すように、後述するブーム32により、吊荷Lを吊り上げる作業(荷役作業)等を行う。
ここで、側面図である図2に示すように、クレーン20の組立時において、マスト33の上部に一端が固定されたブームガイリンク39の他端を下部ブーム32aの上部に接続する場合を考える。ここで、マスト33は直立状態にされ、シリンダ38はマスト33に沿って配置されている。ブーム32は、下部ブーム32aと中間ブームと上部ブームとが組み立てられる前の状態であって、下部ブーム32aのみがクレーン20に組み付けられている。下部ブーム32aは、地面上に横倒しになっている。
まず、本実施形態のシリンダ固定装置1を備えていない、従来構成1〜4のクレーン121〜124について説明する。従来構成1のクレーン121は、シリンダ38の下端がマスト33に固定されていない。図2に示すように、マスト33が直立した状態から、側面図である図3に示すように、マスト33を前倒しにする。すると、シリンダ38の下端がマスト33から離隔し、シリンダ38は鉛直方向に配置される。そのため、ブームガイリンク39の他端を下部ブーム32aの上部に接続する際に、シリンダ38の下端が下部ブーム32aに干渉する。
そこで、従来構成2のクレーン122においては、図2に示すように、マスト33が直立した状態から、側面図である図4に示すように、一旦、マスト33を後方に倒して、マスト33が水平方向を向いた格納姿勢にする。そして、作業員がシリンダ38の下端をピンでマスト33に固定する。
そこで、従来構成3のクレーン123においては、シリンダ38の下端をマスト33に固定する固定機構をマスト33に設けている。具体的には、マスト33の正面図である図6A、および、マスト33の側面図である図6Bに示すように、シリンダ38のロッド38aの先端部であるシリンダヘッド38bを収容可能な箱状の収容部材102をマスト33のブレース33aに設けている。収容部材102は、シリンダ38側のみが開口している。シリンダヘッド38bは、ロッド38aよりもロッド38aの径方向外側に突出した円形の外形を有している。
そこで、従来構成4のクレーン124においては、マスト33の正面図である図11A、および、マスト33の側面図である図11Bに示すように、ロッド38aの先端部に設けた棒状部材104の両端部を収容可能なブラケット105をマスト33のブレース33aに設けている。棒状部材104は、ロッド38aの径方向に延びている。棒状部材104よりもロッド38aの先端側には、吊荷用治具40が取り付けられている。ブラケット105は、ロッド38aの左右に配置された一対の部材からなり、その間にはロッド38aがその揺動方向に通過自在な隙間105aが設けられている。この隙間105aは、棒状部材104の全長よりも狭く、棒状部材104の直径(最小幅)よりも広く形成されている。
そこで、本実施形態のクレーン20は、シリンダ固定装置1を備えている。マスト33の正面図である図15A、および、マスト33の側面図である図15Bに示すように、シリンダ固定装置1は、シリンダ38のロッド38aの先端部に設けられた係合部材2と、マスト33に設けられたブラケット3と、を有している。係合部材2よりもロッド38aの先端側には、吊荷用治具(治具)40が取り付けられている。吊荷用治具40は、ロッド38aよりもロッド38aの径方向外側に突出した外形を有している。
以上に述べたように、本実施形態に係るシリンダ固定装置1によると、シリンダ38がマスト33に沿った状態において、ロッド38aの伸縮長さを所定の長さまで収縮させると、係合部材2がブラケット3に収容される。ブラケット3に収容された係合部材2は、ブラケット3の隙間3aを通過することができないので、係合部材2がシリンダ38の揺動方向に移動するのが規制される。これにより、シリンダ38がマスト33に固定される。一方、シリンダ38がマスト33に沿った状態において、ロッド38aの伸縮長さを所定の長さよりも伸長させると、ブラケット3の隙間3aをロッド38aがシリンダ38の揺動方向に通過自在になる。これにより、マスト33に対してシリンダ38が揺動自在になる。隙間3aは、ロッド38aの径方向における係合部材の最小幅よりも狭いので、ロッド38aの伸縮長さを収縮させる際にロッド38aが回転して、係合部材2の向きが変わったとしても、係合部材2をブラケット3に収容した際に、係合部材2がシリンダ38の揺動方向に移動するのを好適に規制することができる。よって、作業員が係合部材2の向きを直す必要がないので、手間をかけることなくシリンダ38をマスト33に固定することができる。
2 係合部材
3 ブラケット
3a 隙間
20 クレーン
21 下部走行体
22 旋回ベアリング
23 上部旋回体
31 旋回フレーム
32 ブーム
32a 下部ブーム
33 マスト(起伏部材)
33a ブレース
34 ガイライン
35 ブーム起伏ロープ
36 上部スプレッダ
37 下部スプレッダ
38 シリンダ
38a ロッド
38b シリンダヘッド
39 ブームガイリンク
40 吊荷用治具(治具)
102,103 収容部材
104 棒状部材
105 ブラケット
105a 隙間
121〜124 従来構成のクレーン
Claims (4)
- 起伏部材と、前記起伏部材に設けられて前記起伏部材に対して揺動自在なシリンダと、を備える作業機械におけるシリンダ固定装置であって、
前記シリンダのロッドの先端部に設けられ、前記ロッドの軸方向から見た外形が、前記ロッドの外形よりも大きい係合部材と、
前記起伏部材に設けられ、前記起伏部材に沿って配置された前記シリンダの前記ロッドの伸縮長さが所定の長さまで収縮された際に、前記係合部材を収容可能であるとともに、隙間を有するブラケットと、
を有し、
前記隙間は、前記シリンダの揺動方向に前記ロッドが通過自在に形成され、
前記隙間は、前記ブラケットに収容された前記係合部材が前記シリンダの揺動方向に通過することを規制するように、前記ロッドの径方向における前記係合部材の最小幅よりも狭く形成されていることを特徴とする作業機械におけるシリンダ固定装置。 - 前記係合部材が、前記ロッドの軸方向から見たときに円形の円盤状であることを特徴とする請求項1に記載の作業機械におけるシリンダ固定装置。
- 前記ロッドよりも前記ロッドの径方向外側に突出する治具が、前記係合部材よりも前記ロッドの先端側に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械におけるシリンダ固定装置。
- 起伏部材と、
前記起伏部材に設けられて前記起伏部材に対して揺動自在なシリンダと、
前記シリンダのロッドの先端部に設けられ、前記ロッドの軸方向から見た外形が、前記ロッドの外形よりも大きい係合部材と、
前記起伏部材に設けられ、前記起伏部材に沿って配置された前記シリンダの前記ロッドの伸縮長さが所定の長さまで収縮された際に、前記係合部材を収容可能であるとともに、隙間を有するブラケットと、
を有する作業機械におけるシリンダ固定方法であって、
前記シリンダが前記起伏部材に沿った状態において、前記ロッドの伸縮長さを所定の長さまで収縮させて、前記係合部材を前記ブラケットに収容することで、前記シリンダを前記起伏部材に固定する一方、
前記シリンダが前記起伏部材に沿った状態において、前記ロッドの伸縮長さを前記所定の長さよりも伸長させて、前記隙間に対して前記ロッドを通過自在にすることで、前記起伏部材に対して前記シリンダを揺動自在にすることを特徴とする作業機械におけるシリンダ固定方法。
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JP2021191707A (ja) * | 2020-06-05 | 2021-12-16 | コベルコ建機株式会社 | 補助シリンダ制御装置、それを備えた作業機械、および、補助シリンダ制御方法 |
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