JP2018054834A - 電源端子ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Yoshiyuki Harayama
佳之 原山
隆行 末廣
Takayuki Suehiro
隆行 末廣
啓吾 篠遠
Keigo Shinoto
啓吾 篠遠
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Abstract

【課題】電源の入力用の端子と出力用の端子を個々に設置する場合に比べて、部品点数の増加を低減すること。【解決手段】第1の配線(Ca)を着脱可能に支持する第1の端子部材(16)と、第1の端子部材(16)に接続線(23)を介して接続されると共に、第2の配線(Cb)が着脱可能な第2の端子部材(21)と、第1の端子部材(16)と第2の端子部材(21)とを電子装置の本体(U1)に取り付ける取付部材(2)であって、第1の端子部材(16)を支持する第1の支持部(11)と、第2の端子部材(21)を支持する第2の支持部(12)と、を有する取付部材(2)と、を備えた電源端子ユニット(1)。【選択図】図4

Description

本発明は、電源端子ユニットおよび画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置やパーソナルコンピュータ等の電子装置において、電源用の配線が接続される端子部材に関する構成として、以下の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2008−85100号公報には、本体筐体(2)の背面のインレット取付穴(2B)にインレット(9)を取り付ける際に、インレット取付穴(2B)に隣接する送風ファン取付穴(2C)に、筐体(2)の内側から外側に向けてインレット(9)を通過させた後、インレット取付穴(2B)側にスライドさせて取り付ける技術が記載されている。このとき、インレット取付穴(2B)と送風ファン取付穴(2C)との間に、リード線通し穴(2D)が形成されており、インレット(9)と電源基板組(39)とを接続するリード線(9A)は、リード線通し穴(2D)を通過して、インレット取付穴(2B)側に移動する。
特開2008−85100号公報(「0042」〜「0045」、図9〜図11)
本発明は、電源の入力用の端子と出力用の端子を個々に設置する場合に比べて、部品点数の増加を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の電源端子ユニットは、
第1の配線を着脱可能に支持する第1の端子部材と、
前記第1の端子部材に接続線を介して接続されると共に、第2の配線が着脱可能な第2の端子部材と、
前記第1の端子部材と前記第2の端子部材とを電子装置の本体に取り付ける取付部材であって、前記第1の端子部材を支持する第1の支持部と、前記第2の端子部材を支持する第2の支持部と、を有する前記取付部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源端子ユニットにおいて、
前記第1の端子部材を支持する第1の開口を有する前記第1の支持部と、
前記第2の端子部材を支持する第2の開口を有する前記第2の支持部と、
前記第1の開口と前記第2の開口とを接続し且つ前記接続線が通過可能な接続口と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電源端子ユニットにおいて、
前記第1の端子部材に設けられた第1の被固定部を固定する第1の固定部と、
前記第2の端子部材に設けられた第2の被固定部を固定する第2の固定部と、
前記各固定部の位置からずれた位置に配置された前記接続口と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の電源端子ユニットにおいて、
前記第1の開口の縁から突出して形成され、前記第1の端子部材に設けられた第1の被位置決め部に接触する第1の位置決め部と、
前記第2の開口の縁から突出して形成され、前記第2の端子部材に設けられた第2の被位置決め部に接触する第2の位置決め部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の画像形成装置は、
請求項1ないし4のいずれかに記載の電源端子ユニットを有し、前記第1の端子部材を通じて電力が供給される画像形成装置の本体と、
前記画像形成装置の本体に装着され、画像が記録された媒体の後処理を行う後処理装置により構成され、前記電源端子ユニットの第2の端子部材を通じて給電される被給電部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,5に記載の発明によれば、電源の入力用の端子と出力用の端子を個々に設置する場合に比べて、部品点数の増加を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の端子部材と第2の端子部材とを接続線で接続した状態で取付部材に取り付けることができ、接続口を有しない場合に比べて、組立作業を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、固定部の位置からずれた位置に接続口が配置されない場合に比べて、取付部材の歪みや破損を低減できる。
請求項4に記載の発明によれば、位置決め部を有しない場合に比べて、取付部材の歪みや破損を低減できる。
図1は本発明の実施例1の複合機の斜視図である。 図2は本発明の実施例1の複合機の説明図である。 図3は実施例1のプリンタの作像部の説明図である。 図4は実施例1の電源端子部の説明図であり、図4Aは斜視図、図4Bは図4Aの矢印IVB方向から見た図である。 図5は実施例1の電源端子部の取付部材の説明図であり、図5Aは斜視図、図5Bは図5Aの矢印VB方向から見た図である。 図6は実施例1の取付部材の説明図であり、図6Aは開口部の拡大図、図6Bは図6AのVIB−VIB線断面図、図6Cは図6Aの矢印VIC方向から見た図である。 図7は実施例1の端子部材の説明図であり、図7Aは斜視図、図7Bは図7Aの矢印VIIB方向から見た図である。 図8は実施例1の端子部材の説明図であり、図8Aは入力端子部材の斜視図、図8Bは図8Aの矢印VIIIB方向から見た図、図8Cは出力端子部材の斜視図、図8Dは図8Cの矢印VIIID方向から見た図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の複合機の斜視図である。
図1において、本発明の電子装置の一例であって、画像形成装置の一例としての実施例1の複写機Uは、装置の本体の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。実施例1のスキャナ部U2の前方には、入力部の一例としてのユーザインタフェースUIが支持されている。前記ユーザインタフェースUIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
プリンタ部U1の上面には排紙部の一例としての排出トレイTRhが設けられている。
図2は本発明の実施例1の複合機の説明図である。
図2において、プリンタ部U1には、制御部Cや、画像処理部GS、潜像形成装置の駆動回路の一例としての書込駆動回路DL、および電源装置の一例としての電源回路E等が内蔵されている。なお、実施例1では、制御部C等は、図示しない制御基板により構成されるマイクロコンピュータにより実現される。また、制御部Cは、情報処理装置の一例としてのパーソナルコンピュータPCと電気的に接続されている。
図3は実施例1のプリンタの作像部の説明図である。
図2、図3において、複写機Uの排出トレイTRhの下方には、作像部の一例であって、可視像形成装置の一例としての作像装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
黒色、すなわち、K色の作像装置UKは、像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ローラCRk、現像装置Gk、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。各現像装置Gy〜Gkの下方には、潜像形成装置ROSが配置されている。
他の色の作像装置UY,UM,UCも、黒色の作像装置UKと同様に構成されている。
プリンタ部U1の前部には、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTy,Tm,Tc,Tkが着脱可能に支持されている、各トナーカートリッジTy〜Tkと各現像装置Gy〜Gkとの間は、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkで接続されている。
前記感光体Py〜Pkの上方には、中間転写ユニットの一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、像保持体の一例であって中間転写体の一例としての中間転写ベルトBを有する。
中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdと、二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、従動部材の一例としての複数の従動ローラRfと、一次転写装置の一例としての1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kと、からなる中間転写支持系により回転可能に支持されている。
感光体Py〜Pkと1次転写ローラT1y〜T1kが対向する領域により、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kが構成されている。
前記バックアップロールT2aに接する中間転写ベルトBの表面に対向して、二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。
前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより、実施例1の二次転写装置T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bおよび中間転写ベルトBの対向する領域により、2次転写領域Q5が形成される。
前記1次転写ローラT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび二次転写装置T2等により、実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
潜像形成装置ROSの前側下方には、媒体の積載部の一例としての手差しトレイTR0が配置されている。
手差しトレイTR0の前端には、積載部の本体の一例としてのトレイ本体TR0aが、開閉可能に支持されている。トレイ本体TR0aの後方には、後方に延びる搬送部TR0bが接続されている。搬送部TR0bには、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。
手差しトレイTR0の下方には、媒体の積載部の一例としての給紙トレイTR1が配置されている。給紙トレイTR1は、プリンタ部U1に対して、前後方向に着脱可能に支持されている。給紙トレイTR1は、媒体の一例としての記録シートSを積載可能に構成されている。
給紙トレイTR1の後方には、送出部材の一例としての給紙ロールRpが配置されている。給紙ロールRpの後方には、搬送部材の一例として搬送ロールRaが配置されている。なお、実施例1の給紙ロールRpおよび搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から記録シートSが搬送される場合には、記録シートSを下流側に搬送するロールとしての機能も有する。
搬送ロールRaの後上方には、給紙時期の調整部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。給紙ロールRpからレジロールRrの間には、媒体の搬送路の一例としての給紙路SH1が形成されている。
二次転写装置T2の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有する。前記加熱ロールFhと加圧ロールFpとが予め設定された圧力で接触する領域により、定着領域Q6が構成されている。
定着装置Fの前上方には、排出部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。
前記排出ローラRhの後方には、搬送路の一例としての反転路SH2が延びている。反転路SH2は、排出ローラRhから後方に延びた後、定着装置Fや二次転写装置T2、レジロールRrの後方を下方に向けて延び、レジロールRrのシート搬送方向上流側に合流する。なお、反転路SH2には、図示しない媒体の搬送部材が配置されている。
(画像形成装置の機能)
実施例1の複写機Uでは、スキャナ部U2で読み取られた印刷情報やパーソナルコンピュータPCから送信された印刷情報は、制御部Cが受信する。制御部Cは、画像処理部GSや書込駆動回路DL、電源回路Eの動作を制御する。
前記画像処理部GSには、制御部Cが受信した印刷情報が入力される。画像処理部GSは、印刷情報を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、すなわち、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した潜像形成用の画像情報に変換する。画像処理部GSは、変換された画像情報を、予め設定された時期に書込駆動回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒色のみの画像情報が書込駆動回路DLに入力される。
前記書込駆動回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を予め設定された時期に、潜像形成装置ROSに出力する。
電源回路Eは、画像形成動作が開始されると、予め設定された時期に、帯電ローラCRy〜CRk、現像装置Gy〜Gkの現像ローラ、1次転写ローラT1y〜T1k、2次転写ロールT2b等に電圧を印加する。
感光体Py〜Pkと帯電ローラCRy〜CRkとが対向する帯電領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、帯電ローラCRy〜CRkは、感光体Py〜Pkの表面を帯電させる。感光体Py〜Pkの回転方向に対して帯電領域Q1y〜Q1kの下流側の潜像形成領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kにおいて、潜像形成装置ROSは、感光体Py〜Pkの表面に潜像を書き込む。感光体Py〜Pkと現像装置Gy〜Gkとが対向する現像領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、感光体Py〜Pkの静電潜像は、可視像の一例としてのトナー像に現像される。よって、作像装置UY〜UKは、可視像の一例として、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像を形成する。
トナー像の形成に伴って、現像剤が消費されると、現像剤の補給装置Hy,Hm,Hc,Hkを通じて、トナーカートリッジTy〜Tkから現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
1次転写ローラT1y,T1m,T1c,T1kは、1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kにおいて、感光体Py〜Pkのトナー像を、中間転写ベルトBに転写する。
感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkは、1次転写後の感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面に付着している転写残トナーや放電生成物等の残留物、付着物を清掃する。清掃された前記感光体Py,Pm,Pc,Pkの表面は、帯電領域Q1y〜Q1kにおいて、再帯電される。
前記1次転写領域Q4y,Q4m,Q4c,Q4kで中間転写ベルトB上に転写された単色または多色のトナー像は、2次転写領域Q5に搬送される。
手差しトレイTR0の搬送ロールRaは、手差しトレイTR0から給紙を行う場合、トレイ本体TR0aに積載された記録シートSを送り出す。
給紙ロールRpは、給紙トレイTR1から給紙を行う場合、給紙トレイTR1に積載された記録シートSを送り出す。送り出された記録シートSは、レジロールRrに送られる。
レジロールRrは、中間転写ベルトBのトナー像が2次転写領域Q5に到達する時期に合わせて、2次転写領域Q5に向けて記録シートSを送り出す。
2次転写領域Q5において、二次転写装置T2に印加された2次転写電圧で、中間転写ベルトBの表面のトナー像が、記録シートSに転写される。
2次転写領域Q5でトナー像が転写された後の中間転写ベルトBは、図示しないベルトクリーナにより転写残トナーや放電生成物等の残留物が除去されて清掃される。
トナー像が転写された記録シートSは、定着装置Fの定着領域Q6に搬送される。定着装置Fは、定着領域Q6を通過する未定着トナー像を、熱と圧力で記録シートSに定着させる。
画像が定着された記録シートSは、排出ローラRhから排出トレイTRhに排出される。
両面印刷が行われる場合、一面目に画像が記録された記録シートSの後端が、反転路SH2との分岐位置を通過すると、排出ローラRhが逆回転する。よって、記録シートSが反転路SH2に送られる。そして、反転路SH2を搬送された記録シートSは、記録シートSの表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
(電源端子ユニット)
図4は実施例1の電源端子部の説明図であり、図4Aは斜視図、図4Bは図4Aの矢印IVB方向から見た図である。
図5は実施例1の電源端子部の取付部材の説明図であり、図5Aは斜視図、図5Bは図5Aの矢印VB方向から見た図である。
図4において、実施例1の複写機Uの背面(後面)には、電源端子ユニットの一例としてのコネクタユニット1が支持されている。図4、図5において、コネクタユニット1は、取付部材の一例としてのハウジング2を有する。ハウジング2は、取付部の本体の一例として、後端の後壁3を有する。
また、後壁3の左端には後方に延びる左壁4が形成されている。また、後壁3の下端には、後方に延びる底壁6が形成されている。さらに、後壁3の右端には、後方に延びる右壁7が形成されている。実施例1の右壁7は、左壁4との間隔が、後ろに行くに連れて段階的に狭くなるように、階段状に形成されている。したがって、左壁4と底壁6と右壁7とで囲まれた空間により、案内部の一例として、後方に延びるケーブルガイド室8が形成されている。
前記左壁4には、配線の導出部の一例として、前側に前導出口4aが形成され、後端部に後導出口4bが形成されている。図4B、図5Bにおいて、左壁4には、配線の押さえ部の一例としてのケーブルクランプ4cが、ケーブルガイド室8内に向けて突出して形成されている。
図6は実施例1の取付部材の説明図であり、図6Aは開口部の拡大図、図6Bは図6AのVIB−VIB線断面図、図6Cは図6Aの矢印VIC方向から見た図である。
図4〜図6において、実施例1の後壁3は、上下逆のL字型の板状に形成されている。後壁3の下部には、第1の支持部の一例であって、第1の開口の一例としてのインレット口11が形成されている。実施例1のインレット口11は、後壁3を前後方向に貫通する縦長の四角形状に形成されている。実施例1では、インレット口11の左右両側の縁が、第1の固定部の一例としてのインレット固定縁11aに設定されている。また、インレット口11の上下、左右には、第1の位置決め部の一例としてのインレット凸部11bが形成されている。インレット凸部11bは、インレット口11の縁に沿って形成されており、後方に向けて突出して形成されている。
また、後壁3の上部には、第2の支持部の一例であって、第2の開口の一例としてのアウトレット口12が形成されている。実施例1のアウトレット口12は、後壁3を前後方向に貫通する横長の四角形状に形成されている。実施例1では、アウトレット口12の左右両側の縁が、第2の固定部の一例としてのアウトレット固定縁12aに設定されている。また、アウトレット口12の上下、左右には、第2の位置決め部の一例としてのアウトレット凸部12bが形成されている。アウトレット凸部12bは、アウトレット口12の縁に沿って形成されており、後方に向けて突出して形成されている。
図5、図6において、インレット口11の上端の中央部と、アウトレット口12の右下部との間は、接続口の一例としてのスリット13で接続されている。実施例1のスリット13は、各固定縁11a,12aを避けた位置に形成されている。
図7は実施例1の端子部材の説明図であり、図7Aは斜視図、図7Bは図7Aの矢印VIIB方向から見た図である。
図8は実施例1の端子部材の説明図であり、図8Aは入力端子部材の斜視図、図8Bは図8Aの矢印VIIIB方向から見た図、図8Cは出力端子部材の斜視図、図8Dは図8Cの矢印VIIID方向から見た図である。
図4において、前記インレット口11には、第1の端子部材の一例としての入力コンセント16が支持されている。入力コンセント16は、第1の配線の一例としての市販の電源ケーブルCa、いわゆる、3ピンメスの電源ケーブルCaを使用して、電源の一例としてのオフィスのコンセントに接続可能である。図7、図8A、図8Bにおいて、入力コンセント16は、3ピンの市販のものが使用されている。
図7B、図8Bにおいて、入力コンセント16は、電源ケーブルの端が着脱可能に装着されるインレット本体16aを有する。インレット口11は、インレット本体16aの外形形状に合わせて形成されている。インレット本体16aの後端には、第1の被位置決め部の一例としてのインレットフランジ16bを有する。インレットフランジ16bは、インレット本体16aに対して外側に張り出すプレート状に形成されている。インレットフランジ16bは、インレット口11よりも大きく且つ後壁3の外形よりも小さく形成されている。
インレット本体16aの左右両側面には、第1の被固定部の一例としての固定爪16cが形成されている。固定爪16cの後端は、インレットフランジ16bと、後壁3の厚み分、間隔をあけて配置されている。また、固定爪16cは、内部に図示しない弾性体が組み込まれており、左右方向から押されると弾性変形してインレット本体16a内部に収納されるように変形し、左右からの押す力がなくなると弾性体で図7B、図8Bの状態に戻るように構成されている。
インレット本体16aの前端面には、3つの接続端子16d,16e,16fが支持されている。1つの接続端子16dは、接地接続線の一例としてのアース線17に接続されている。残りの2つの接続端子16e,16fは、給電配線の一例としての給電ケーブル18,18が接続されている。給電ケーブル18の先端には、複写機Uの電源回路に装着されるソケット19が支持されている。図4において、アース線17および給電ケーブル18は、ケーブルガイド室8を引き回されている。アース線17は前導出口4aからハウジング2の外部に導出され、給電ケーブル18は後導出口4bからハウジング2の外部に導出されている。また、ケーブルガイド室8内では、各ケーブル17,18は、ケーブルクランプ4cで保持されている。
前記アウトレット口12には、第2の端子部材の一例としての出力コンセント21が支持されている。出力コンセント21は、第2の配線の一例として、市販の電源ケーブル、いわゆるサービスコンセント用の電源ケーブルCbが接続可能である。実施例1では、サービスコンセント用の電源ケーブルCbは、被給電部材の一例として、複写機Uに追加で装着される後処理装置に接続可能である。
実施例1の出力コンセント21は、入力コンセント16と同様に、アウトレット本体21aと、第2の被位置決め部の一例としてのアウトレットフランジ21bと、第2の被固定部の一例としての固定爪21cと、3つの接続端子21d〜21fを有する。実施例1の出力コンセント21では、1つの接続端子21dは、アース線22に接続されている。そして、残りの2つの接続端子21e,21fは、入力コンセント16の給電ケーブル18が接続された端子16e,16fに、接続線の一例としての接続ケーブル23で接続されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のコネクタユニット1では、ハウジング2に各コンセント16,21を取り付けてコネクタユニット1を作成する場合、コンセント16,21に対して、各ケーブル17,18,22,23を取り付ける。そして、ケーブル17,18,22,23が接続されたコンセント16,21を、ハウジング2の後側から装着する。このとき、まず、ケーブル17,18をインレット口11を通じてハウジング2内に導入すると共に、ケーブル22をアウトレット口12を通じてハウジング2内に導入可能である。そして、入力コンセント16と出力コンセント21とを接続する接続ケーブル23は、スリット13を通じてハウジング2内に導入可能である。
そして、入力コンセント16がインレット口11に後方から前方に押しこまれると、各固定爪16cが固定縁11aに接触して左右方向内側に押される。したがって、入力コンセント16がインレット口11を通過可能となる。そして、固定爪16cの後端が固定縁11aを通過すると、固定爪16cの弾性変形が復元する。この時、インレットフランジ16bがインレット凸部11bに接触する。したがって、固定縁11aの部分がインレットフランジ16bと固定爪16cとで前後から挟まれた状態となる。このようにして、図4に示すように、入力コンセント16がインレット口11に装着される。
同様にして、出力コンセント21も、アウトレット口12に装着される。そして、ハウジング2内のケーブル17,18,22をケーブルガイド室8を通じて、各導出口4a,4bからハウジング2の外部に導出すると共に、ケーブルクランプ4cで各ケーブル17,18,22を保持して、実施例1のコネクタユニット1が組み立てられる。
特許文献1に記載の構成のように、従来のコネクタユニットでは、入力コンセントと出力コンセントが接続ケーブル23で接続されていなかった。したがって、入力コンセントと出力コンセントは、別個の部品として構成されていた。よって、両方のコンセントを備えた電子機器では、それぞれ取り付けられていた。すなわち、従来の構成では、入力コンセントからケーブルを電子機器の電源回路に接続すると共に、電源回路の出力と出力コンセントとをケーブルで接続する構成となっていた。したがって、従来の構成では、部品点数が多くなると共に、製造工程が多くなって製造費用が高くなる問題があった。
これに対して、実施例1では、出力コンセント21が近隣に配置された入力コンセント16に接続ケーブル23で接続されている。したがって、出力コンセント21と電源回路とを接続する従来の構成に比べて、ケーブルの長さが短くなるとともに、ケーブルの引き回しが必要なくなる。よって、従来の構成に比べて、実施例1では、部品の費用が安くなるとともに、組立作業が楽になる。
また、実施例1では、入力コンセント16と出力コンセント21の2つのコンセントが1つのハウジング2に装着される。したがって、2つのコンセントに対して2つのハウジングが必要であった従来の構成に比べて、部品点数が削減され、製造費用が低減される。また、個別に組み立てる場合に比べて、組立て工数も減り、製造費用も削減される。
特に、接続ケーブル23で接続した場合、従来の構成のように、インレット口11およびアウトレット口12が個別に形成されたハウジングでは、接続ケーブル23が後壁3を通過できないが、実施例1では、スリット13が形成されており、接続ケーブル23でコンセント16,21が接続されていても組み立てが可能である。
また、実施例1では、スリット13は、固定爪16c,21cが接触する位置である固定縁11a,12aを避けて配置されている。固定爪16c,21cが接触して力が作用する位置にスリット13を形成すると、スリット13の部分は強度が低下するため、後壁3が歪んだり、破損する恐れがある。したがって、実施例1では、力が作用する位置にスリット13が形成されておらず、固定爪16c,21cが接触する位置にスリット13を形成する場合に比べて、ハウジング2の歪みや破損が低減される。
さらに、実施例1では、インレット口11やアウトレット口12に、凸部11b,凸部12bが形成されており、フランジ16b,21bは凸部11b,12bに接触した状態で保持される。ここで、後壁3やフランジ16b,21bが完全な平面ではなく、個体によって、微小に歪んだり湾曲していることがある。したがって、凸部11b,12bが設けられていない構成では、コンセント16,21が装着された場合に、フランジ16b,21bが後壁3のどこに接触するのか不定である。したがって、固定爪16c,21cで固定した場合に、後壁3にどのような力が作用するのか不明である。よって、力のかかり方によっては、スリット13の付近に力が集中したりして、歪みや破損の恐れがある。
これに対して、実施例1では、後壁3よりも突出する凸部11b,12bが設けられており、フランジ部16b,21bを凸部11b,12bに接触させることが可能である。よって、ハウジング2の意図しない位置に力が集中することが低減され、歪みや破損等が低減される。
なお、実施例1では、コンセント16,21にケーブル17,18,22,23を接続してからハウジング2に取り付けているが、コンセント16,21をハウジング2に取り付けた後に、ケーブル17,18,22,23を接続することも不可能ではない。この場合、スリット13は設ける必要がなくなる。なお、ハウジング2にコンセント16,21を取り付けた後にケーブル17,18,22,23を取り付ける場合、ハウジング2にコンセント16,21を装着した状態では、接続端子16d〜16f,21d〜21fの周囲の作業空間が狭く、作業性が低下するため、先にケーブル17,18,22,23を接続する方が望ましい。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、FAXやプリンタあるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能である。また、コネクタユニット1を画像形成装置に適用する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、パーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理装置や、テレビや録画装置等の家電といった電子装置に適用可能である。なお、パーソナルコンピュータ等の場合は、出力コンセントに、ディスプレイやプリンタ等の周辺機器(被給電部材)を接続することが可能である。また、テレビの場合は、出力コンセントに、ビデオデッキやDVDレコーダ等の周辺機器(被給電部材)を接続することが可能である。また、画像形成装置において出力コンセント21に接続される被給電部材として後処理装置を例示したが、これに限定されない。機種によって装着される機器は異なるが、例えば、大容量の給紙ユニットや反転ユニット、スキャナ等にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、コネクタユニット1として、入力コンセント16と出力コンセント21とを1つずつ有する構成を例示したがこれに限定されない。例えば、両方共出力コンセント21の場合にも適用可能である。また、例えば、1つの入力コンセント16と2つの出力コンセント21といった構成にも拡張可能である。したがって、コンセントの数や組み合わせは、適宜変更可能である。
(H03)前記実施例において、スリット13の位置は、固定縁11a,12aの位置を避けることが望ましいが、避けることが困難な場合はスリット13を設けることも可能である。この場合、スリット13の近傍を、高剛性の材料を使用する等で補強することが望ましい。
(H04)前記実施例において、凸部11b,12bを設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
1…電源端子ユニット、
2…取付部材、
11…第1の支持部、第1の開口、
11a…第1の固定部、
11b…第1の被位置決め部、
12…第2の支持部、第2の開口、
12a…第2の固定部、
12b…第2の被位置決め部、
13…接続口、
16…第1の端子部材、
16b…第1の位置決め部、
16c…第1の被固定部、
21…第2の端子部材、
21b…第2の位置決め部、
21c…第2の被固定部、
23…接続線、
Ca…第1の配線、
Cb…第2の配線、
U…画像形成装置、
U1…電子装置の本体、画像形成装置の本体。

Claims (5)

  1. 第1の配線を着脱可能に支持する第1の端子部材と、
    前記第1の端子部材に接続線を介して接続されると共に、第2の配線が着脱可能な第2の端子部材と、
    前記第1の端子部材と前記第2の端子部材とを電子装置の本体に取り付ける取付部材であって、前記第1の端子部材を支持する第1の支持部と、前記第2の端子部材を支持する第2の支持部と、を有する前記取付部材と、
    を備えたことを特徴とする電源端子ユニット。
  2. 前記第1の端子部材を支持する第1の開口を有する前記第1の支持部と、
    前記第2の端子部材を支持する第2の開口を有する前記第2の支持部と、
    前記第1の開口と前記第2の開口とを接続し且つ前記接続線が通過可能な接続口と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源端子ユニット。
  3. 前記第1の端子部材に設けられた第1の被固定部を固定する第1の固定部と、
    前記第2の端子部材に設けられた第2の被固定部を固定する第2の固定部と、
    前記各固定部の位置からずれた位置に配置された前記接続口と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電源端子ユニット。
  4. 前記第1の開口の縁から突出して形成され、前記第1の端子部材に設けられた第1の被位置決め部に接触する第1の位置決め部と、
    前記第2の開口の縁から突出して形成され、前記第2の端子部材に設けられた第2の被位置決め部に接触する第2の位置決め部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の電源端子ユニット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の電源端子ユニットを有し、前記第1の端子部材を通じて電力が供給される画像形成装置の本体と、
    前記画像形成装置の本体に装着され、画像が記録された媒体の後処理を行う後処理装置により構成され、前記電源端子ユニットの第2の端子部材を通じて給電される被給電部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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