JP2018054556A - 光電センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】投光ユニットは、2つのパルスPでなるパルス群PGを所定間隔Tで投光する投光部と、パルスPの間隔Iが異なるように予め決められた複数のパターンの中から投光部で投光するパルス群PGのパルスPの間隔Iを選択可能な投光側設定部と、を有する。受光ユニットは、光を受光する受光部と、パルス群PGを構成するパルスPの間隔Iが異なるように予め決められた複数のパターンの中から前記投光側設定部によって選択されたものと同じパルスPの間隔Iを選択可能な受光側設定部と、受光部によって受光した光が受光側設定部で選択されているパルスPの間隔Iと同じ場合にパルス群PGが入力されたと判定する判定部と、を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、検出性能の向上に寄与できる光電センサを提供することにある。
以下、光電センサの第1実施形態について説明する。
本実施形態では図1に示すように、複数の光電センサ10a,10b,10cを用いてそれぞれの箇所において検出対象を検出するようになっている。なお、本実施形態では、光電センサ10a,10b,10cを3組用いており、各光電センサ10a,10b,10cが近接(自機以外の光電センサと干渉し易い位置に)配置された構成となっている。なお、以下の説明において3つの各光電センサ10a,10b,10cを区別する場合には第1光電センサ10a、第2光電センサ10b、第3光電センサ10cという。
図2に示すように、各光電センサ10a,10b,10cは、投光素子21及び受光素子31を対向配置させる透過型の光電センサであって、投光ユニット20a,20b,20cと受光ユニット30a,30b,30cとは別体で構成される。また、各光電センサ10a,10b,10c同士は同期を行うための同期用の同期線は接続されていない非同期タイプの光電センサである。なお、以下の説明において、第1光電センサ10aの投光ユニット20aを第1投光ユニット20aといい、第1光電センサ10aの受光ユニット30aを第1受光ユニット30aという。第2光電センサ10bの投光ユニット20bを第2投光ユニット20bといい、第2光電センサ10bの受光ユニット30bを第2受光ユニット30bという。第3光電センサ10cの投光ユニット20cを第3投光ユニット20cといい、第3光電センサ10cの受光ユニット30cを第3受光ユニット30cという。
本実施形態の各光電センサ10a,10b,10cは、各投光ユニット20a,20b,20cと、各受光ユニット30a,30b,30cとのそれぞれにおいて異なる投光パターンA,B,Cが設定されている。これらは前述したように選択スイッチ25,35と決定スイッチ26,36とをユーザが操作することで各投光ユニット20a,20b,20cと、各受光ユニット30a,30b,30cに投光パターンA,B,Cが設定されることとなる。そして各投光パターンA,B,Cはパルス群PGの周期Tが異なるように設定されているため、投光ユニット20a,20b,20cの投光素子21から投光されるパルス群PGが重なりにくくなっている。また、各投光パターンA,B,Cは、パルス群PGのパルスPの間隔Iが異なるように設定されているため、パルス群PG同士が重なった場合であっても2つのパルスPが連続して重なることが抑えられている。
(1)パルス群PGを2つのパルスPのみで構成しているため、他の光の影響を抑えることができる。このため検出性能の向上に寄与することができる。また、例えば本例のように同様の光電センサ10a,10b,10cを複数用いる場合には、選択するパルス群PGのパルスPの間隔を異なるようにすることで光電センサ10a,10b,10c同士の光の影響を抑えることができるため、検出性能の向上に寄与することができる。
次に、光電センサの第2実施形態について説明する。なお、以下の説明において第1実施形態と同じ部材には同一符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
図5に示すように例えば第1投光ユニット20aにおいて投光パターンAによって投光素子21からパルス群PGが投光されると、第1投光ユニット20aにおいてトリガ信号Stを外部に出力する。このトリガ信号Stは、同期線L1を介して第2投光ユニット20bの入出力部28に入力される。
(6)入出力部28からのトリガ信号Stに基づいて他の投光ユニット20a,20b,20cの投光タイミングが重ならないように調整することが可能となるため、他の投光ユニット20a,20b,20cの光が干渉することが抑えられるため検出性能を向上させることができる。
・上記第2実施形態では、各パルス群PGの間隔(周期T)は各投光パターンA,B,Cのいずれも同じとしたが、例えば第1実施形態と同様に各パルス群PGの間隔(周期T)が異なるようにしてもよい。このような構成とすることで、第1実施形態の(2)の効果と同様の効果を奏することができる。
・上記各実施形態では、投光素子21と受光素子31における光の波長について特に示していない。これは、どのような範囲の波長の光でも適用することができるからである。たとえば、可視光、赤外光など、様々な波長の光電センサとしてもよい。また、単色のみならず、多色(例えば、赤、青、緑)の光電センサ(カラーセンサ)としてもよい。
・上記各実施形態では、3つの光電センサ10a,10b,10cを用いる構成としたが、これに限らない。光電センサの数は適宜変更してもよい。なお、設置態様において光電センサ同士が干渉しない場合には干渉しない光電センサにおいては同じパターンを選択することも可能である。この場合、パターン数に対して光電センサの数が多い場合であってもよい。
Claims (6)
- 2つのパルスでなるパルス群を所定間隔で投光する投光部と、前記パルス群を構成するパルスの間隔が異なるように予め決められた複数のパルスパターンの中から前記投光部で投光する前記パルス群のパルスの間隔を選択可能な投光側設定部と、を有する投光ユニットと、
光を受光する受光部と、前記パルス群を構成するパルスの間隔が異なるように予め決められた複数のパルスパターンの中から前記投光側設定部によって選択されたものと同じパルスの間隔を選択可能な受光側設定部と、前記受光部によって受光した光が前記受光側設定部で選択されているパルスの間隔と同じ場合に前記パルス群が入力されたと判定する判定部と、を有する受光ユニットと、
を備えたことを特徴とする光電センサ。 - 請求項1に記載の光電センサにおいて、
前記投光側設定部は、前記パルス群を構成するパルスの間隔を選択可能であるとともに、前記パルス群の間隔が異なるように予め決められた周期パターンの中から前記投光部で投光する前記パルス群の間隔を選択可能に構成され、
前記受光側設定部は、前記投光側設定部によって選択されたものと同じパルスの間隔の選択可能であるとともに、前記パルス群の間隔が異なるように予め決められた複数の周期パターンの中から前記投光側設定部によって選択されたものと同じパルス群の間隔を選択可能に構成され、
前記判定部は、前記受光部によって受光した光が前記受光側設定部で選択されているパルスの間隔と同じ、且つ、パルス群の間隔と同じ場合に前記パルス群が入力されたと判定することを特徴とする光電センサ。 - 請求項2に記載の光電センサにおいて、
前記投光側設定部及び前記受光側設定部は、パルス群を構成するパルスの間隔が短いほどパルス群の間隔が長くなるように予め設定されていることを特徴とする光電センサ。 - 請求項2又は3に記載の光電センサにおいて、
前記投光側設定部及び前記受光側設定部は、予め設定された複数の前記周期パターンの各パルス群の間隔の差が、予め設定された複数の前記パルスパターンの各パルスの間隔の総和よりも長くなるように予め設定されていることを特徴とする光電センサ。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載の光電センサにおいて、
前記判定部は、前記受光部によって受光した光の内、前記受光側設定部で設定された前記パルスの間隔及び前記パルス群の間隔に基づいて決められた光のみを有効化して前記パルス群が入力されたか否かを判定することを特徴とする光電センサ。 - 請求項1に記載の光電センサにおいて、
前記投光ユニットは、外部からのトリガ信号が入力される外部入力部と、外部へトリガ信号を出力する外部出力部を備え、
前記投光部は、前記外部入力部からのトリガ信号が入力されると、前記パルス群の投光を開始し、
前記外部出力部は、前記投光部の前記パルス群の投光終了時に外部にトリガ信号を出力することを特徴とする光電センサ。
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