JP2018054023A - 玉軸受用保持器 - Google Patents

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泰裕 上堀
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泰裕 上堀
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Abstract

【課題】金属板製の一対の環状体を部品点数を増やすことなく、強固に一体化する。
【解決手段】玉軸受のボール5を保持する半球状のポケット面を有するポケット部12と、これらのポケット部12を連結する連結部13とを周方向に交互に配置した二枚一対の環状体10、11を備える。一方の環状体10は、それぞれの連結部13が加締め突起部21を有し、他方の環状体11は、それぞれの連結部13が軸方向の貫通孔15を有する。一対の環状体10、11は、ポケット部12の周方向位置を互いに合致させた状態で、対向する連結部13の加締め突起部21を貫通孔15に貫通させて、加締め突起部21を加締めることで、対向する連結部13、13同士が結合される。
【選択図】図2

Description

本発明は、深溝玉軸受や四点接触玉軸受などの玉軸受に用いられる玉軸受用保持器に関する。
深溝玉軸受や四点接触玉軸受などの玉軸受に用いられる玉軸受用保持器として、ボールを保持する半球状のポケット面を有するポケット部と、これらのポケット部を連結する連結部とを周方向に交互に配置した二枚一対の鉄板製の環状体を備え、一対の環状体の対向する連結部同士をリベットで加締めることにより結合して、一対の環状体を一体化したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された玉軸受用保持器は、一対の環状体の各連結部に貫通孔が設けられ、一対の環状体のうち、一方の環状体の各連結部には、その貫通孔に圧入されたリベットが取り付けられている。一方の環状体のそれぞれのリベットを、他方の環状体の各連結孔に設けられた貫通孔にそれぞれ挿入し、リベットの両端部を加締めることで、対向する連結部同士を結合して一対の環状体を一体化している。
特開2008−303897号公報
特許文献1に記載された玉軸受用保持器では、前記一方の環状体は、搬送時や加締め作業での加締め機までの移動時における振動などにより、リベットの緩みや抜けが生じることがある。このような場合、加締め工程において、一対の環状体はリベットの抜けや浮きが生じ、強固に一体化することが難しいという問題があった。
そこで、この発明の課題は、部品点数を増やすことなく、金属製の一対の環状体を強固に一体化する好適な玉軸受保持器を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明は、玉軸受のボールを保持する半球状のポケット面を有する複数のポケット部とこれらのポケット部を連結する複数の連結部とを周方向に交互に配置した金属板製の一対の環状体を備え、前記一対の環状体は、前記ポケット部の周方向位置を互いに合致させた状態で、対向する前記連結部同士が結合されている玉軸受用保持器において、前記一対の環状体のうち、一方の環状体のそれぞれの連結部が前記加締め突起部を有し、他方の環状体のそれぞれの連結部が前記貫通孔を有し、前記加締め突起部は、その体積が前記貫通孔の容積よりも大きく、かつ前記連結部に対して一体に形成されている構成を採用することができる。
この構成により、加締め突起部は、連結部に対して一体に形成されているので、搬送時や加締め作業での加締め機までの移動時における振動などにより、連結部に対する緩みや抜けが生ずることがない。
また、別部材であるリベットを用いる必要がないので、予めリベットを連結部に取り付ける工程が不要となり、加締め作業の効率化を図ることができる。
前記加締め突起部は、前記連結部寄りの軸方向位置から先端へ軸方向に向かって内向きに狭くなるテーパ部を有し、前記テーパ部の軸方向寸法が前記加締め突起部の突出寸法に対して、3/7以上6/7以下である構成を採用することができる。
この場合、テーパ部により加締め突起部を貫通孔にスムーズに挿通することできる。また、テーパ部の軸方向長さを規定すると、加締め突起部は、貫通孔を有する連結部から突き出す部分の体積が確実に確保されて、その突き出す部分を加締めることで一対の環状体を強固に結合することができる。
この発明は、部品点数を増やすことなく、一対の環状体を一体化することができる好適な玉軸受保持器を提供することができる。
この発明に係る玉軸受用保持器を組み込んだ玉軸受を示す断面図 図1の玉軸受用保持器の一対の環状体の要部を示す斜視図 同上の一方の環状体の加締め突起部の拡大断面図 (a)一方の環状体の加締め突起部を貫通孔に挿通する前の状態を示す断面図、(b)同上の一方の環状体の加締め突起部を貫通孔に挿通した状態を示す断面図、(c)同上の一対の環状体を一体化した後の状態を示す断面図
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態の玉軸受用保持器6を用いた玉軸受50を示す。この玉軸受50は、内輪1と、外輪2と、内輪1と外輪2の間に形成される環状空間3の軸方向両側を塞ぐ一対のシール部材4と、環状空間3に周方向に間隔をおいて組み込まれた複数のボール5と、ボール5を保持する保持器6とを有する。
内輪1は、その外周部に周方向に延びる断面円弧状の軌道溝7を有し、外輪2はその内周部に周方向に延びる断面円弧状の軌道溝8を有する。ボール5は、内輪1の軌道溝7と外輪2の軌道溝8のそれぞれに転がり接触している。
内輪1の軌道溝7の軸方向両側方に周方向のシール溝1aが形成され、外輪2の軌道溝8の軸方向両側方に周方向の係止溝2aが形成されている。シール溝1aと係止溝2aは、それぞれ径方向に向かい合う状態で位置している。
一対のシール部材4は、ボール5と保持器6を間にして軸方向に対向するように組み付けられている。シール部材4は、その外周縁部が外輪2の係止溝2aに圧入固定され、内周部がシール溝1aの溝壁面に摺接している。一対のシール部材4は、環状空間3内に封入された潤滑用のグリース(図示せず)が玉軸受50の外部に漏れるのを防止している。
保持器6は、二枚一対の金属板製の環状体10、11により構成されている。それぞれの環状体10、11は、ボール5を保持する半球状のポケット面を有する複数のポケット部12と、それぞれのポケット部12を連結する複数の連結部13、14とが周方向に交互に配置されたものである。
また、一対の環状体10、11は、金属板を素材とするプレス成形品である。その素材としてはSUS304等のステンレス鋼板や、耐摩耗性に優れるSPCC等の冷間圧延鋼板が適用可能である。
複数のポケット部12は、環状体10(環状体11)の周方向に等間隔に配置されている。それぞれのポケット部12は、軸方向に凹んで湾曲し、内面に半球状のポケット面を有する断面円弧状の板状をなしている。環状体10のポケット部12と環状体11のポケット部12は、軸方向において連結部13、14を境界に対称な形状である。
連結部13、14は、平板状をなす。連結部13、14は、二枚一対の環状体10、11を結合する際の対向面16、17を有する。連結部13は、対向面16の中央に加締め突起部21を有する。
加締め突起部21は、連結部13と一体に形成されている。すなわち、連結部13および加締め突起部21は、単一の部材(環状体10)の一部として形成されている。加締め突起部21は、連結部13から玉軸受50の軸方向に突出する。加締め突起部21の突出方向は、環状体10のポケット部12が凹む方向と反対向きである。
本実施形態において、連結部13と一体に形成される加締め突起部21とは、例えば、連結部13の対向面16にプレス成形などによって形成した周方向に延びる突条部を軸方向に突出するように絞り加工したもの、又は、溶接によって連結部13に接合したもの等を含むものとする。
図2および図3に示すように、加締め突起部21は、連結部13から突出する円柱状の円柱部21aと、その円柱部21aと連続して先端に向かって外径が小さくなるテーパ部21bとを有する。
また、加締め突起部21は、図3に示すように、軸方向の突出寸法Xが、他方の環状体11の連結部13の軸方向厚さZよりも高く形成される。また、加締め突起部21は、その突出寸法Xに対して、テーパ部21bの軸方向寸法Yが3/7以上6/7以下となっている。
テーパ部21bの軸方向寸法Yが加締め突起部21の突出寸法Xに対して、3/7未満であれば、加締め突起部21を加締めた際、貫通孔15からの加締め突起部21のはみ出し量が大きくなる。その結果、保持器6は環状空間3内のグリースとの回転抵抗が大きくなるおそれがある。
テーパ部21bの軸方向寸法Yが加締め突起部21の突出寸法Xに対して、6/7よりも大きいと、加締め突起部21を加締めた際、貫通孔15からの加締め突起部21のはみ出し量が小さくなる。これにより、一対の環状体10、11の結合強度を確保することが難しい。
連結部14は、対向面17のうち周方向略中央部分に軸方向に延びる貫通孔15を有する。貫通孔15は加締め突起部21の円柱部21aの外径よりもわずかに大きい内径を有している。
貫通孔15の容積は、加締め突起部21の体積よりも小さくなっている。なお、貫通孔15の容積とは、連結部14において、貫通孔15の内周面15aで囲まれた部分の容積を意味する。
図4は、二枚一対の環状体10、11を一体に組み立てて保持器6を形成する手順を示す。まず、図4(a)に示すように、一対の環状体10、11の各ポケット部12の周方向位置を合致させて、連結部13の加締め突起部21と、連結部14の貫通孔15を軸方向に対向させる。
次に、図4(b)に示すように、それぞれの加締め突起部21をそれぞれの貫通孔15に貫通させる。続いて、図4(c)に示すように、それぞれの貫通孔15の反対側(連結部13の対向面16と反対側)に突出した加締め突起部21の先端部を既知の加締め機によって加締める。
この加締め作業により、加締め突起部21の先端部は貫通孔15からはみ出し、対向する連結部13、14同士が強固に結合され、一対の環状体10、11が一体化される。
上述した実施形態の玉軸受用保持器では、加締め突起部21は一方の環状体10の連結部13と一体に形成されている。このため、搬送時や、加締め作業での加締め機までの移動時における振動などの影響を受けずに、連結部13に対する弛みや位置ずれが生ずることがない。
また、別部材であるリベットを用いる必要がないので、従来の玉軸受用保持器のように、予めリベットを連結部に取り付ける工程が不要となり、加締め作業の効率化を図ることができる。
なお、上述した実施形態の玉軸受用保持器6では、二枚一対の環状体10、11の連結部13、14同士を結合するために、一方の環状体10は連結部13に加締め突起部21を有し、他方の環状体11は連結部14に貫通孔15を有しているが、これに限られない。
例えば、一対の環状体10、11が、それぞれの連結部13に加締め突起部21と貫通孔15を周方向へ複数個おきに交互に同数有するようにしてもよい。または、一対の環状体10、11の連結部13、14の数を偶数とし、一対の環状体10、11が、それぞれの連結部13に加締め突起部21と貫通孔15を周方向へ一個おきに交互に同数有するようにしてもよい。二枚一対の環状体10、11の対向するそれぞれの連結部13、14が、加締め突起部21と貫通孔15とのいずれか一方を有していればよい。
1 内輪
1a シール溝
2 外輪
2a 係止溝
3 環状空間
4 シール部材
5 ボール
6 保持器(玉軸受用保持器)
7、8 軌道溝
10、11 環状体
12 ポケット部
13、14 連結部
15 貫通孔
15a 内周面
16、17 対向面
21 加締め突起部
21a 円柱部
21b テーパ部
50 玉軸受
X 突出寸法
Y 軸方向寸法

Claims (3)

  1. 玉軸受のボールを保持する半球状のポケット面を有する複数のポケット部とこれらのポケット部を連結する複数の連結部とを周方向に交互に配置した金属板製の一対の環状体を備え、前記一対の環状体は、前記ポケット部の周方向位置を互いに合致させた状態で、対向する前記連結部同士が結合されている玉軸受用保持器において、
    前記一対の環状体のうち、一方の環状体のそれぞれの連結部が前記加締め突起部を有し、他方の環状体のそれぞれの連結部が前記貫通孔を有し、
    前記加締め突起部は、その体積が前記貫通孔の容積よりも大きく、かつ前記連結部に対して一体に形成されていることを特徴とする玉軸受用保持器。
  2. 前記加締め突起部は、前記連結部寄りの軸方向位置から先端へ軸方向に向かって内向きに狭くなるテーパ部を有し、前記テーパ部の軸方向寸法が前記加締め突起部の突出寸法に対して、3/7以上6/7以下であることを特徴とする請求項1に記載された玉軸受用保持器。
  3. 前記一対の環状体は、鋼板を素材とするプレス成形品であることを特徴とする請求項1または2に記載された玉軸受用保持器。
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