JP2018038826A - 血管の圧迫のための医療装置及び方法 - Google Patents
血管の圧迫のための医療装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018038826A JP2018038826A JP2017191188A JP2017191188A JP2018038826A JP 2018038826 A JP2018038826 A JP 2018038826A JP 2017191188 A JP2017191188 A JP 2017191188A JP 2017191188 A JP2017191188 A JP 2017191188A JP 2018038826 A JP2018038826 A JP 2018038826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- item
- compression
- patient
- medical device
- limb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
- A61B17/132—Tourniquets
- A61B17/1322—Tourniquets comprising a flexible encircling member
- A61B17/1325—Tourniquets comprising a flexible encircling member with means for applying local pressure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
- A61B17/132—Tourniquets
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00831—Material properties
- A61B2017/00889—Material properties antimicrobial, disinfectant
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00831—Material properties
- A61B2017/00893—Material properties pharmaceutically effective
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00831—Material properties
- A61B2017/00902—Material properties transparent or translucent
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
- A61B2017/12004—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord for haemostasis, for prevention of bleeding
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B90/00—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
- A61B90/06—Measuring instruments not otherwise provided for
- A61B2090/064—Measuring instruments not otherwise provided for for measuring force, pressure or mechanical tension
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2270/00—Control; Monitoring or safety arrangements
- F04C2270/04—Force
- F04C2270/042—Force radial
- F04C2270/0421—Controlled or regulated
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Reproductive Health (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
【課題】簡単な構造で、血管の圧迫に有用な医療装置を提供する。【解決手段】局所止血を達成するために、患者の肢に、特に血管又は創傷部位に圧力を加えるための医療装置及び方法に関する。この装置は、血管の圧迫のための本体と、本体を患者の肢に取り付けるための保持要素と、装置を望ましい位置に保持するための締結手段3とを含み、本体は、本体の外面に位置する第1圧迫領域1aと、本体がそこを通して保持要素により押される、少なくとも1つの第2圧迫領域1bと、装置を取着する間の圧迫制御のための第3圧迫領域1cとを含み、保持要素は、装置が患者の肢に取り付けられるとき、第1圧迫領域の上に案内される。【選択図】図3
Description
本発明は、一般に、局所止血を達成するために、患者の肢に、特に血管又は創傷部位に圧力を加えるための医療装置及び方法に関する。より詳細には、本発明の装置は、侵襲的心臓病学及び放射線医学において、心臓カテーテル法(冠動脈造影)の後、又は血管内手技のための血管アクセス・ポートを必要とする他の手技及び介入の後、血管シースを抜去する際に用いられる。この装置により、血管シースの抜去に伴う血液の流出を阻止できるようになる。
適切な止血を達成することを目的とする現在周知の技術的解決法は、一連の連続する処置を、多くの場合、共同で作業する少なくとも2人の人(大抵は、医師と看護師)により、次々と行うことを必要とすることが多い。処置の一部として、患者の腕にバンドを巻き付け、次にバンドを手首のところで締結し、カニューレを抜去する際に挿入部位に圧力を加え、最終的に、挿入部位において適切な圧力レベルを保持するようにバンドを固定する。
市場で入手可能な幾つかの装置は、止血制御をもたらし、かつ、上述の手技を簡単にすることを目的としている。それら装置のうちの1つである、特許文献1に記載されたRadistop(商標)(RADI、Uppsala、スウェーデン)という商品名の装置は、細長い圧迫要素と、手首の反対側にストラップで保持される圧力分散及び支持用プレートとを含む。
空気又は他の流体で満たして橈骨動脈に圧力を加える膨張式バルーンを用いる装置も存在する。これらの装置としては、特許文献2及び特許文献3に記載されるTR Band(商標)(Terumo(テルモ株式会社)、日本)、並びに特許文献4に記載される橈骨動脈圧迫装置が挙げられる。
従来技術において周知の圧迫装置は、装置が取着される際に圧力制御のレベルが十分でないか、又は、構造が非常に複雑であり、十分に機能するようにインフレータ・シリンジなどの圧力制御手段又は付加的な装置を必要とするかのどちらかである。
本発明の目的は、非常に簡単な構造を有し、血管の圧迫に有用な医療装置を提供することである。本発明の装置は、患者からの出血を防ぎ、同時に医療スタッフの作業を容易にする。本発明は、圧迫バンドの固定に必要とされる処置の数を制限し、挿入又は創傷部位において所望の圧力レベルを保持することを目的とする。別の目的は、現在血管シースの抜去時に必要とされる付加的な医療関係者の支援又は付加的な機器の使用をなくすことである。さらに、本発明は、肢からの静脈血の自由な血流を確保しながら、挿入又は創傷部位に任意の方向から簡便にアクセスすることを保証するためのものである。
本発明は、より容易及び迅速に、及び臨床的により効率的な方法で動脈を圧迫するために用いられる、改善された動脈圧迫用バンドを提供する。その簡単な構造により、適切な圧力制御及び取着の容易さの両方が保証される。
本発明の医療装置は、血管の圧迫のための本体と、本体と患者の肢との接触部位において本体を患者の肢に取り付けるための保持要素と、装置を患者の肢上の望ましい位置に保持するための締結手段とを含み、本体は、
第1圧迫領域内に位置する接触部位において血管に圧迫力を加えるための、本体の外面に位置する第1圧迫領域と、
本体が第2圧迫領域を通して保持要素により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域と、
装置を患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域と、
を有し、保持要素は、装置が患者の肢に取り付けられるとき、第1圧迫領域の上に案内される。
第1圧迫領域内に位置する接触部位において血管に圧迫力を加えるための、本体の外面に位置する第1圧迫領域と、
本体が第2圧迫領域を通して保持要素により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域と、
装置を患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域と、
を有し、保持要素は、装置が患者の肢に取り付けられるとき、第1圧迫領域の上に案内される。
好ましい実施形態において、第1圧迫領域、第2圧迫領域及び第3圧迫領域は、互いに対して同軸に位置し、第2圧迫領域及び第3圧迫領域は、第1圧迫領域の上に位置する。
本発明の装置の別の好ましい特徴は、第3圧迫領域が、取着時に装置をより良好に把持することを容易にする、本体の中のキャビティ又は本体内の開口部であることである。
第2の実施形態において、本発明の医療装置は、血管の圧迫のための本体と、本体と患者の肢との接触部位において本体を患者の肢に取り付けるための保持要素と、装置を患者の肢上の望ましい位置に保持するための締結手段とを含み、本体は、
第1圧迫領域内に位置する接触部位において血管に圧迫力を加えるための、本体の外面に位置する第1圧迫領域と、
本体が第2圧迫領域を通して保持要素により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域と、
装置を患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域と、
を有し、
本体は中空であり、第3圧迫領域は本体の内部に位置する。
第1圧迫領域内に位置する接触部位において血管に圧迫力を加えるための、本体の外面に位置する第1圧迫領域と、
本体が第2圧迫領域を通して保持要素により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域と、
装置を患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域と、
を有し、
本体は中空であり、第3圧迫領域は本体の内部に位置する。
本発明の両方の実施形態の好ましい特徴を、以下に提示する。
好ましい実施形態において、第1圧迫領域は凸形状を有する。第1圧迫領域のこの好ましい形状は、本体と患者の肢との接触を制限し、それにより、周囲の血管を通る血流を維持し、隣接する神経にかかる圧力を制限する。また、本発明の装置の本体は細長い形状を有し、それにより血管の所望の区域を圧迫することも好ましい。血管シース抜去後に橈骨動脈を圧迫する場合、本体の細長い形状は、挿入部位(即ち、穿刺後の部位)の両側で十分な長さの動脈区域が本体により押し付けられることを保証する。
別の好ましい実施形態において、本体は円筒様の形状を有し、より好ましくは、本体の長手方向断面は平行四辺形であり、本体の横断面は楕円である。別の好ましい実施形態において、本体は傾斜末端部を有する円筒様の形状を有し、より好ましくは、本体の長手方向断面は台形であり、本体の横断面は楕円である。円筒様の本体の傾斜末端部により、押すために第3圧迫領域にアクセスしやすくなる。
本発明の医療装置は、大腿動脈などの大血管を圧迫するために使用することができる。より大きい圧迫力に適応するように、本発明の装置の本体は、好ましくは楕円様の形状、より好ましくは、少なくとも1つの切頭末端部を有する楕円体形状を有する。
さらに別の好ましい実施形態において、本発明の医療装置の本体は、2つの分離した第2圧迫領域を有する。本発明の医療装置の本体は、ハーフパイプ様の形状を有する(即ち、本体は、U字形の横断面を有する)ことがより好ましい。
本発明の装置の第3圧迫領域は、親指で押されるように構成されることが好ましい。つまり、医療装置の本体に対する第3圧迫領域のサイズ、形状及び位置により、親指で装置の本体を患者の肢に対して押し付けることができる。或いは、医療装置を大腿動脈などの大血管の圧迫に使用する場合には、本発明の装置の第3圧迫領域は、4本の指又は手掌全体で押されるようになっていることが好ましい。
好ましい実施形態において、第1圧迫領域と第3圧迫領域との間の距離は、第1圧迫領域と第2圧迫領域との間の距離より短い。代替的な好ましい実施形態において、第1圧迫領域と第2圧迫領域との間の距離は、第1圧迫領域と第3圧迫領域との間の距離より短い。
医療装置は、第1圧迫領域に取り付けられた弾性パッドを備えていることが好ましい。弾性パッドは、圧迫中の患者の快適性を高める。特に、弾性パッドは、シースを引き抜く際に、圧迫をより局所的にして、更なる快適性を提供する。弾性パッドは、パッドの交換ができるように、取り外し可能に取り付けられることがより好ましい。従って、医療装置は、手技と手技との間に使い捨てパッドが交換される限り、繰り返し使用することができる。パッドが本体により良好に取り付けられることを保証するために、パッドは、第1圧迫領域に位置する凹部又はキャビティに取り付けることができることが好ましい。
最も好ましい実施形態において、第1圧迫領域に取り付けられた弾性パッドは、体温付近の温度で軟化する熱活性化材料で作成されることが好ましい。従って、装置を患者の肢に取着すると、パッドは、体温まで温まるにつれて徐々に軟化する。このように、患者の肢にかかる圧力は、装置を取着する間、時間とともに低減し、圧迫された血管内の血流は、医療スタッフの介入又は装置の手動操作がなくても次第に増加する。弾性パッドは、ゴム、シリコン、又は発泡材料で作成されることが最も好ましい。
弾性パッドは、細長い形状を有し、本体に沿って取り付けられることが好ましい。弾性パッドは、本体の縁部の上に延びることにより患者の快適性を高めることがより好ましい。
別の好ましい実施形態において、保持要素は、第1圧迫領域に近接して本体に取り付けられる。本体に対する保持要素のこうした構造は、使用中に装置全体を患者の肢上で安定させ、装置の位置が偶発的に変化することを防止する。
好ましい実施形態において、保持要素は、患者の肢と少なくとも部分的に接触する内面と、保持要素の反対側に位置する外面とを有する。また、保持要素の長さは、患者の肢及び本体に少なくとも一回巻き付けるのに十分であることが好ましい。
他の好ましい特徴は、締結手段が保持要素上に位置することである。さらに、締結手段は、第1の部分及び第2の部分で構成されることが好ましい。締結手段の第1の部分は、保持要素の内面上に位置することがより好ましい。さらに、締結手段の第2の部分は、保持要素の外面上に位置することがより好ましい。最も好ましい締結手段は、Velcro(登録商標)などの面ファスナである。しかしながら、例えば、バックル、好ましくは締め付けバックル、フック、スナップ・ファスナ、又は接着剤などの、他の締結手段を使用することができる。
好ましい実施形態において、保持要素の内面は、滑り止め層で被覆されるか、又は保持要素全体が滑り止め材料で作成される。この特徴は、使用中に装置を患者の肢上で安定させ、装置が偶発的に移動することを防止する。
保持要素の内面は、使用中の患者の快適性を高め、かつ、肢の、圧迫が望まれない領域(例えば、選択された血管領域以外の肢の部分)における圧迫を減らす特徴を少なくとも部分的に備えることが好ましい。これらの特徴は、突起部、開口部及び凹部から選択されることが好ましい。保持要素は、少なくとも部分的に突起部を備えていることが最も好ましい。
好ましい実施形態において、本体は、保持要素を位置決めするための少なくとも1つの案内手段を備えている。この特徴は、使用中に保持要素が本体から滑るのを防ぐことで、装置を患者の肢上でさらに安定させ、また、患者の肢上への装置の取着を容易にする。
代替的な好ましい実施形態において、本発明の医療装置の本体は、保持要素を持ち上げるための間隙部(gap)を提供する追従要素(tracking element)をさらに含む。追従要素が存在する場合、第3圧迫領域は追従要素上に位置し、追従要素は第2圧迫領域に近接し、そこから、追従要素が、保持要素を持ち上げるための間隙部によって分離されることが好ましい。代替的に、第3圧迫領域は本体上に直接位置し、本体は、固定要素、好ましくは保持要素を引っ掛けるためのフックを備えている。
さらに他の好ましい実施形態において、保持要素は、血管に加えられる圧迫力の制御を可能にする、保持要素の位置を示すための目盛を有する。ひとたび装置を患者の肢に取着すると、保持要素により患者の肢に対して押し付けられた本体により、圧迫力が加えられる。従って、保持要素の位置を変えることにより、圧迫力が変化する。従って、目盛は圧迫力の調整に有用である。
別の好ましい実施形態において、本体は、本体の寸法を調整し、それにより血管に加えられる圧迫力を制御するための調整手段を備えている。本体の断面サイズは、血管に加えられる圧迫力を制御するように調整可能であることがより好ましい。この特徴により、保持要素の位置を変えずに、圧力を制御することができる。本体の断面の調整は、本体の表面の分断部(disruption)により実施されることが好ましい。本体が管形状を有する場合、本体の寸法を制御するために管の長手方向の破断部(break)が用いられる。管壁を一方向に押すことにより管の断面の寸法が小さくなり、壁を反対方向に押すことにより管の断面の寸法が大きくなる。本体の断面を調整するための機構により、本体の寸法の偶発的変化を防止することが必要である。好ましい実施形態において、管壁の破断部は、ラック/歯型要素を備えている。ラック/歯型要素は、傾斜した鋸歯形状であることが好ましい。これは、管壁の上部が下部に対して偶発的に滑るのを防止するものである。破断箇所において管壁を押すことにより、壁の一方が他方に対して相対的にずれる。破断箇所における管壁のずれは、ウィングレットにより阻止されることがより好ましい。リングの部分が極端にずれると、互いに押し付け合うウィングレットが、それ以上の移動を防止する。さらに、ウィングレットを押すことにより、破断箇所において管壁をずらすことができる。
好ましい実施形態において、本発明による医療装置の保持要素は、患者の肢の安定化のために、特に患者の肢の関節領域で、少なくとも部分的に幅広である。また、保持要素の幅広部分は、本体により加えられる圧力を分散することにより、患者の快適性を高める。保持要素は、ストリップであることが好ましい。
医療装置の本体は、透明材料で作成されることが好ましい。また、保持要素も透明材料で作成されることが好ましい。
付加的な好ましい特徴として、装置は、少なくとも部分的に、抗菌性コーティング又は凝固剤コーティングで被覆される。このコーティングは、第1圧迫領域において、又は本発明の装置が弾性パッドを備えている場合には弾性パッドにおいて、特に好ましい。
好ましい実施形態において、本体及び保持要素は、プラスチック材料で作成される。
また、本発明の医療装置は、滅菌であることが好ましい。
最良の形態において、本発明による装置の本体は、傾斜末端部を有する管様の形状を有し、透明プラスチック材料で作成され、保持要素は、透明プラスチック材料で作成されたストリップであり、第2圧迫領域は、本体の外面上の、第1圧迫領域に対して本体の反対側に位置し、親指により手動で押されるようになつている第3圧迫領域は、本体の内部に位置し、締結手段は面ファスナである。弾性パッドが第1圧迫領域に取り付けられることが好ましい。
本発明は、患者の肢の選択された血管の局所止血を、選択された血管に近接した他の血管を通る血流を維持しながら達成する方法も提供し、ここで、本発明の医療装置は、本体を出血血管部位に対して手動で押し付け、その後、保持要素を患者の肢の周りに取着し、締結手段により保持要素を固定して、本体を患者の肢上で動かなくすることによって、出血血管部位に取着される。本発明の方法は、カテーテル又はカニューレが抜去される血管で用いられることが好ましく、血管は、動脈であることがより好ましく、橈骨動脈であることが最も好ましい。
本発明は、患者の肢の創傷からの出血を止める方法も提供し、ここで、本発明の医療装置は、本体を創傷部位に対して手動で押し付け、その後、保持要素を患者の肢の周りに取着し、締結手段により保持要素を固定して、本体を患者の肢上で動かなくすることによって、創傷部位に取着される。
本発明は、患者の肢の選択された血管、好ましくは橈骨動脈の局所止血を達成するための、本発明による医療装置の使用もさらに提供する。
患者の肢の出血を止めるための、本発明による医療装置の使用も本明細書で提供される。
本発明による医療装置は、医療スタッフの作業を容易にし、動脈血管アクセス・ポートを必要とする手技の後の適切な止血を保証する。この装置は単純であり、かつ、患者及び医療スタッフの両方にとってユーザ・フレンドリーである。
本発明は、図面を参照して本明細書でより詳細に後述される。
図1は、橈骨動脈raの上方、かつ尺骨動脈uaの反対側に、手首に近接して前腕上に締結された本発明の医療装置の第1の好ましい実施形態を示す。この装置は、透明材料で作成された、両端が傾斜した中空円筒体として成形された本体1を含む。本体1の外面上には、保持要素2が透明ストリップの形態で取り付けられている。本体1は、装置が患者の肢に取着されるときにストリップを本体1の上の適切な位置に案内する2つの案内手段4を備えている。ストリップは患者の肢に巻き付けられ、本体1は適切な位置に締結される。ストリップの位置は、必要な圧迫力が接触部位において患者の肢に加えられることを保証する。
装置の第1の好ましい実施形態のより詳細な図を、図3、図4、図5及び図6に提示し、ここで、本体1は、第1圧迫領域1a、第2圧迫領域1b、及び第3圧迫領域1cを有する。第1圧迫領域1aは、接触部位において動脈に圧迫力を加え、本体1の外面に位置する。第2圧迫領域1bもまた、本体1の外面に位置するが、第1圧迫領域1aに対して本体1の反対側に位置する。第3圧迫領域1cは、本体1の内部に配置される。この実施形態において、第2圧迫領域1bは、第3圧迫領域1cの上方に配置される。
ストリップは、患者の肢と少なくとも部分的に接触する内面2aと、ストリップの反対側に位置する外面2bとを有する。ストリップ上の締結手段3は、面ファスナ(hook and loop fastner)である。面ファスナは、第1の部分3a及び第2の部分3bで構成される。第1の部分3aは、面ファスナのループ部分であり、ストリップの内面2a上に配置される。第2の部分3bは、面ファスナのフック部分であり、外面2b上に配置される。保持要素2は、ストリップであり、手首の背面に対応する領域が幅広である。ストリップは、出血血管又は創傷部位において肢に取着されると、第2圧迫領域1bに対応する部位において本体1の外面上に配置された案内手段4の間に配置される。案内手段4は、保持要素2が本体1の表面の上で側方に滑るのを防ぐ。図5は、本体1の断面を提示し、図中、挿入部位マーク5及び弾性パッド6を示す。挿入部位マーク5は、患者の肢上の出血血管部位と接触する本体1の部位を表す。弾性パッド6は、挿入部位マーク5の周りに、本体1の外面に取り付けられる。患者の肢に隣接する側の弾性パッド6は、血液凝固剤で被覆される。
保持要素2は、突起部7を備え、突起部7は、本体が肢に対して押し付けられる部位に対して、患者の肢の反対側にかかる圧力を最適化し、患者の快適さを改善する。突起部7は、面ファスナの部分3aと部分3bとの間の、ストリップの内面2a上に位置する。保持要素2の幅狭の部分には、目盛9があり、目盛9は、本体1上のマーカー8と共に、医療装置の圧迫力を制御するための手段を提供する。図11は、患者の手首上にある第1の好ましい実施形態における装置の断面を示す。装置は、尺骨神経及び尺骨動脈uaを圧迫しないように設計される。
図7及び図8は、第2の好ましい実施形態を提示する。第2の好ましい実施形態の医療装置は、本体1が、案内手段4の代わりに、ストリップの形態の保持要素2を引っ掛けるためのフック形態の固定要素10を備えている点で、第1の好ましい実施形態に提示される装置とは異なる。さらに、面ファスナの第1の部分3a及び第2の部分3bの両方が、保持要素2の外面2上に配置される。第2の実施形態において、保持要素2は、患者の肢に巻き付けられるが、本体1の上には案内されない。代わりに、ストリップは、固定要素10を通して患者の肢の方向に戻るように案内され、面ファスナの第1の部分3aを面ファスナの第2の部分3bに取り付けることによって締結される。この実施形態においては、圧迫力を制御するのに、本体1上のマーカー8は必要ない。保持要素2上に配置された目盛9を用いることによって、圧迫力を調整することができる。図12は、患者の手首上にある第2の好ましい実施形態の装置の断面を提示する。固定要素10の使用により、ストリップが尺骨神経及び尺骨動脈の領域の上方に案内され、それによりこの領域が押されるのを防止することが保証される。
図9及び図10は、本体1が中実円筒体であり、かつ、案内手段4の代わりに追従要素11を含む点で第1の好ましい実施形態とは異なる第3の好ましい実施形態を提示する。第3の好ましい実施形態において、保持要素2は、患者の肢に巻き付けられ、本体1の追従要素を通して本体の他方の側に案内され、そこでストリップの内面2a上に位置する面ファスナの第1の部分3aが、ストリップの外面2b上に位置する面ファスナの第2の部分3bに取り付けられる。この実施形態において、第3圧迫領域1cは、第2圧迫領域1bの上に位置する。図13は、患者の手首上にある第3の好ましい実施形態の装置の断面を提示する。この実施形態においても、保持要素2は、装置が患者の肢に取着されると、尺骨神経及び尺骨動脈の領域の上方に案内される。
他の好ましい実施形態において、本体1は細長いが、上述したものとは異なる形状を有する。図14a〜図14dは本体1の断面の好ましい形状を提示する。
弾性パッド6の断面の好ましい形状も、図15a〜図15cに示される。
特に好ましい実施形態において、本体1の断面サイズは、血管に加えられる圧迫力を制御するように調整可能である。本体1の断面のこうした調整は、図16a〜図16fに示されるような本体1の表面の分断部により実施されることが好ましい。本体1は、管の形状を有し、本体1の寸法を制御するために、管の長手方向の分断部が用いられる。管壁を一方向に押すことにより管の断面寸法が小さくなり、壁を反対方向に押すことにより管の断面寸法が大きくなる。管壁の分断部は、傾斜した鋸歯の形状であるラック/歯12を備えている。分断部(図16dに示されるような)において管壁を押すことにより、壁の一方が他方に対して相対的にずれる。分断部における管壁のずれは、ウィングレットWにより阻止される(図16dに示されるように)。リングの部分が極端にずれると、互いに押し付け合うウィングレットWにより、それ以上の移動が防止される(図16eに示されるように)。
図17a〜図17bは、本発明の方法の好ましい実施形態を提示する。本発明の装置を患者の肢に取着すると、本体1は、最初に、図17aに示すように第3圧迫領域1c内の親指で保持される。血管シースの抜去などの他の行為が行われる際に、圧迫力は、親指により手動で適切に調整される。その後、図17bに示すように、ストリップである保持要素2が、手首に近接して前腕及び本体1に巻き付けられる。ストリップは、案内要素4の間で本体1の上に位置決めされる。ストリップは、本体1の上に位置決めされると、第2圧迫領域1bに対して圧力をかける。面ファスナの第1の部分3aが面ファスナの他の部分3bに取り付けられると、装置が締結される。ひとたび装置が望ましい位置に保持され、適切な圧迫が加えられると、親指がはずされる。
1:本体
1a:第1圧迫領域
1b:第2圧迫領域
1c:第3圧迫領域
2:保持要素
2a:保持要素の内面
2b:保持要素の外面
3:締結手段
3a:締結手段の第1の部分
3b:締結手段の第2の部分
4:案内手段
5:挿入部位マーク
6:弾性パッド
7:突起部
8:マーカー
9:目盛
10:固定要素
11:追従要素
ra:橈骨動脈
ua:尺骨動脈
W:ウィングレット
[発明の項目]
[項目1]
医療装置であって、
血管の圧迫のための本体(1)と、前記本体(1)と患者の肢との接触部位において前記本体(1)を前記患者の肢に取り付けるための保持要素(2)と、当該医療装置を前記患者の肢上の望ましい位置に保持するための締結手段(3)とを含み、
前記本体(1)は、
第1圧迫領域(1a)内に位置する前記接触部位において前記血管に圧迫力を加えるための、前記本体(1)の外面に位置する、第1圧迫領域(1a)と、
前記本体(1)が第2圧迫領域(1b)を通して前記保持要素(2)により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域(1b)と、
当該医療装置を前記患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域(1c)と、
を有し、
前記保持要素(2)は、当該医療装置が前記患者の肢に取り付けられるとき、前記第1圧迫領域(1a)の上に案内される、医療装置。
[項目2]
前記第1圧迫領域(1a)、前記第2圧迫領域(1b)及び前記第3圧迫領域(1c)は、互いに対して同軸に位置し、前記第2圧迫領域(1b)及び前記第3圧迫領域(1c)は、前記第1圧迫領域(1a)の上に位置する、項目1に記載の医療装置。
[項目3]
前記第3圧迫領域(1c)は、前記本体(1)に設けられたキャビティである、項目1に記載の医療装置。
[項目4]
前記第3圧迫領域(1c)は、前記本体(1)内の開口部である、項目1に記載の医療装置。
[項目5]
医療装置であって、
血管の圧迫のための本体(1)と、前記本体(1)と患者の肢との接触部位において前記本体(1)を前記患者の肢に取り付けるための保持要素(2)と、当該医療装置を前記患者の肢上の望ましい位置に保持するための締結手段(3)とを含み、
前記本体(1)は、
第1圧迫領域(1a)内に位置する前記接触部位において前記血管に圧迫力を加えるための、前記本体(1)の外面に位置する、第1圧迫領域(1a)と、
前記本体(1)が第2圧迫領域(1b)を通して前記保持要素(2)により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域(1b)と、
当該医療装置を前記患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域(1c)と、
を有し、
前記本体(1)は中空であり、前記第3圧迫領域(1c)は前記本体(1)の内部に位置する、医療装置。
[項目6]
前記第1圧迫領域(1a)は凸形状を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目7]
前記本体(1)は細長い形状を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目8]
前記本体(1)は円筒様の形状を有する、項目7に記載の医療装置。
[項目9]
前記本体(1)は、傾斜末端部を有する円筒様の形状を有する、項目8に記載の医療装置。
[項目10]
前記本体(1)の長手方向断面は平行四辺形であり、前記本体(1)の横断面は楕円である、項目8に記載の医療装置。
[項目11]
前記本体(1)の長手方向断面は台形であり、前記本体(1)の横断面は楕円である、項目8に記載の医療装置。
[項目12]
前記本体(1)は楕円体様の形状を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目13]
前記本体(1)は、少なくとも1つの切頭末端部を有する楕円体形状を有する、項目12に記載の医療装置。
[項目14]
前記本体(1)は、2つの分離した第2圧迫領域(1b)を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目15]
前記本体(1)はハーフパイプ様の形状を有する、項目14に記載の医療装置。
[項目16]
前記第3圧迫領域(1c)は、親指で押されるようになっている、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目17]
前記第1圧迫領域(1a)と前記第3圧迫領域(1c)との間の距離は、前記第1圧迫領域(1a)と前記第2圧迫領域(1b)との間の距離より短い、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目18]
前記第1圧迫領域(1a)と前記第2圧迫領域(1b)との間の距離は、前記第1圧迫領域(1a)と前記第3圧迫領域(1c)との間の距離より短い、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目19]
弾性パッド(6)が前記第1圧迫領域(1a)に取り付けられる、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目20]
前記弾性パッド(6)は、前記パッド(6)を交換するために、取り外し可能に取り付けられる、項目19に記載の医療装置。
[項目21]
前記弾性パッド(6)は熱活性化材料で作成される、項目19又は項目20に記載の医療装置。
[項目22]
前記弾性パッド(6)は、体温付近の温度で軟化する熱活性化材料で作成される、項目21に記載の医療装置。
[項目23]
前記弾性パッド(6)は、ゴム、シリコン又は発泡材料で作成される、項目19に記載の医療装置。
[項目24]
前記保持要素(2)は、前記第1圧迫領域(1a)に近接して前記本体(1)に取り付けられる、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目25]
前記保持要素(2)は、患者の肢と少なくとも部分的に接触する内面(2a)と、前記保持要素(2)の反対側に位置する外面(2b)とを有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目26]
前記保持要素(2)の長さは、前記患者の肢及び前記本体(1)に少なくとも一回巻き付けるのに十分である、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目27]
前記締結手段(3)は、前記保持要素(2)上に位置する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目28]
前記締結手段(3)は、第1の部分(3a)及び第2の部分(3b)で構成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目29]
前記締結手段(3)の前記第1の部分(3a)は、前記保持要素(2)の内面(2a)上に位置する、項目28に記載の医療装置。
[項目30]
前記締結手段(3)の前記第2の部分(3b)は、前記保持要素(2)の外面(2b)上に位置する、項目29に記載の医療装置。
[項目31]
前記締結手段(3)は面ファスナである、項目28〜30のいずれか1項に記載の医療装置。
[項目32]
前記締結手段(3)は、バックル、好ましくは締め付けバックルである、項目28〜30のいずれか1項に記載の医療装置。
[項目33]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、滑り止め層で被覆される、項目25に記載の医療装置。
[項目34]
前記保持要素(2)は、滑り止め材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目35]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、少なくとも部分的に突起部(7)を備えている、項目25に記載の医療装置。
[項目36]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、少なくとも部分的に開口部を備えている、項目25に記載の医療装置。
[項目37]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、少なくとも部分的に凹部を備えている、項目25に記載の医療装置。
[項目38]
前記本体(1)は、前記保持要素(2)を位置決めするための少なくとも1つの案内手段(4)を備えている、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目39]
前記本体(1)は追従要素(11)をさらに含み、前記追従要素(11)は、前記本体(1)上に位置し、前記保持要素(2)を支持するための間隙部をもたらす、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目40]
前記第3圧迫領域(1c)は前記追従要素(11)上に位置し、前記追従要素(11)は前記第2圧迫領域(1b)に近接し、そこから、前記追従要素(11)、前記保持要素(2)を支持するための前記間隙部によって分離される、項目39に記載の医療装置。
[項目41]
前記本体(1)は、固定手段(10)、好ましくは前記保持要素(2)を引っ掛けるためのフックをさらに含み、前記第3圧迫領域(1c)は、前記本体(1)上に直接位置する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目42]
前記保持要素(2)は、前記血管に加えられる圧迫力を制御するために、前記要素(2)の位置を示すための目盛を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目43]
前記本体(1)は、前記本体(1)の寸法を調整して前記血管に加えられる圧迫力を制御するための調整手段を備えている、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目44]
前記本体(1)の断面サイズは、前記血管に加えられる圧迫力を制御すべく調整可能である、項目43に記載の医療装置。
[項目45]
前記保持要素(2)は、患者の肢の安定化のために、特に前記患者の肢の関節領域において、少なくとも部分的に幅広である、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目46]
前記保持要素(2)はストリップである、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目47]
前記本体(1)は透明材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目48]
前記保持要素(2)は透明材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目49]
前記装置は、抗菌性コーティングで少なくとも部分的に被覆される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目50]
前記装置は、凝固剤コーティングで少なくとも部分的に被覆される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目51]
前記本体(1)及び前記保持要素(2)はプラスチック材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目52]
前記装置は滅菌である、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目53]
前記本体(1)は、傾斜末端部を有する管様の形状を有し、透明プラスチック材料で作成され、前記保持要素(2)は、透明プラスチック材料で作成されたストリップであり、前記第2圧迫領域(1b)は、前記本体(1)の前記外面上の、前記第1圧迫領域(1a)に対して前記本体(1)の反対側に位置し、親指により手動で押されるように適合された前記第3圧迫領域(1c)は前記本体(1)の内部に位置し、前記締結手段(3)は面ファスナである、項目1に記載の医療装置。
[項目54]
前記弾性パッド(6)は、前記第1圧迫領域(1a)に取り付けられる、項目53に記載の医療装置。
[項目55]
患者の肢における選択された血管の局所止血を、前記選択された血管に近接した他の血管を通る血流を維持しながら達成する方法であって、
項目1〜54のいずれか1項に記載の医療装置が、前記本体(1)を出血血管部位に対して手動で押し付け、その後、前記保持要素(2)を前記患者の肢の周りに取着させ、前記締結手段(3)により前記保持要素(2)を固定して、前記本体(1)を前記患者の肢上で動かなくすることにより、出血血管部位に取着されることを特徴とする、方法。
[項目56]
前記血管は、カテーテル又はカニューレが抜去される血管である、項目55に記載の方法。
[項目57]
前記血管は動脈である、項目56に記載の方法。
[項目58]
前記動脈は橈骨動脈である、項目57に記載の方法。
[項目59]
前記動脈は大腿動脈である、項目57に記載の方法。
[項目60]
患者の肢の創傷からの出血を止める方法であって、項目1〜項目54のいずれか1項に記載の前記医療装置が、前記本体(1)を創傷部位に対して手動で押し付け、その後、前記保持要素(2)を前記患者の肢の周りに取着し、前記締結手段(3)により前記保持要素(2)を固定して、前記本体(1)を前記患者の肢上で動かなくすることにより、前記創傷部位に取着されることを特徴とする、方法。
[項目61]
患者の肢の前記選択された血管の局所止血を達成するための、項目1〜54のいずれか1項に記載の医療装置の使用。
[項目62]
前記血管は橈骨動脈である、項目60に記載の方法。
[項目63]
前記血管は大腿動脈である、項目60に記載の方法。
[項目64]
患者の肢の出血を止めるための、項目1〜54のいずれか1項に記載の医療装置の使用。
1a:第1圧迫領域
1b:第2圧迫領域
1c:第3圧迫領域
2:保持要素
2a:保持要素の内面
2b:保持要素の外面
3:締結手段
3a:締結手段の第1の部分
3b:締結手段の第2の部分
4:案内手段
5:挿入部位マーク
6:弾性パッド
7:突起部
8:マーカー
9:目盛
10:固定要素
11:追従要素
ra:橈骨動脈
ua:尺骨動脈
W:ウィングレット
[発明の項目]
[項目1]
医療装置であって、
血管の圧迫のための本体(1)と、前記本体(1)と患者の肢との接触部位において前記本体(1)を前記患者の肢に取り付けるための保持要素(2)と、当該医療装置を前記患者の肢上の望ましい位置に保持するための締結手段(3)とを含み、
前記本体(1)は、
第1圧迫領域(1a)内に位置する前記接触部位において前記血管に圧迫力を加えるための、前記本体(1)の外面に位置する、第1圧迫領域(1a)と、
前記本体(1)が第2圧迫領域(1b)を通して前記保持要素(2)により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域(1b)と、
当該医療装置を前記患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域(1c)と、
を有し、
前記保持要素(2)は、当該医療装置が前記患者の肢に取り付けられるとき、前記第1圧迫領域(1a)の上に案内される、医療装置。
[項目2]
前記第1圧迫領域(1a)、前記第2圧迫領域(1b)及び前記第3圧迫領域(1c)は、互いに対して同軸に位置し、前記第2圧迫領域(1b)及び前記第3圧迫領域(1c)は、前記第1圧迫領域(1a)の上に位置する、項目1に記載の医療装置。
[項目3]
前記第3圧迫領域(1c)は、前記本体(1)に設けられたキャビティである、項目1に記載の医療装置。
[項目4]
前記第3圧迫領域(1c)は、前記本体(1)内の開口部である、項目1に記載の医療装置。
[項目5]
医療装置であって、
血管の圧迫のための本体(1)と、前記本体(1)と患者の肢との接触部位において前記本体(1)を前記患者の肢に取り付けるための保持要素(2)と、当該医療装置を前記患者の肢上の望ましい位置に保持するための締結手段(3)とを含み、
前記本体(1)は、
第1圧迫領域(1a)内に位置する前記接触部位において前記血管に圧迫力を加えるための、前記本体(1)の外面に位置する、第1圧迫領域(1a)と、
前記本体(1)が第2圧迫領域(1b)を通して前記保持要素(2)により患者の肢に対して押し付けられる、少なくとも1つの第2の圧迫領域(1b)と、
当該医療装置を前記患者の肢に取着する間、圧迫制御のために手動で押されるようになっている第3圧迫領域(1c)と、
を有し、
前記本体(1)は中空であり、前記第3圧迫領域(1c)は前記本体(1)の内部に位置する、医療装置。
[項目6]
前記第1圧迫領域(1a)は凸形状を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目7]
前記本体(1)は細長い形状を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目8]
前記本体(1)は円筒様の形状を有する、項目7に記載の医療装置。
[項目9]
前記本体(1)は、傾斜末端部を有する円筒様の形状を有する、項目8に記載の医療装置。
[項目10]
前記本体(1)の長手方向断面は平行四辺形であり、前記本体(1)の横断面は楕円である、項目8に記載の医療装置。
[項目11]
前記本体(1)の長手方向断面は台形であり、前記本体(1)の横断面は楕円である、項目8に記載の医療装置。
[項目12]
前記本体(1)は楕円体様の形状を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目13]
前記本体(1)は、少なくとも1つの切頭末端部を有する楕円体形状を有する、項目12に記載の医療装置。
[項目14]
前記本体(1)は、2つの分離した第2圧迫領域(1b)を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目15]
前記本体(1)はハーフパイプ様の形状を有する、項目14に記載の医療装置。
[項目16]
前記第3圧迫領域(1c)は、親指で押されるようになっている、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目17]
前記第1圧迫領域(1a)と前記第3圧迫領域(1c)との間の距離は、前記第1圧迫領域(1a)と前記第2圧迫領域(1b)との間の距離より短い、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目18]
前記第1圧迫領域(1a)と前記第2圧迫領域(1b)との間の距離は、前記第1圧迫領域(1a)と前記第3圧迫領域(1c)との間の距離より短い、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目19]
弾性パッド(6)が前記第1圧迫領域(1a)に取り付けられる、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目20]
前記弾性パッド(6)は、前記パッド(6)を交換するために、取り外し可能に取り付けられる、項目19に記載の医療装置。
[項目21]
前記弾性パッド(6)は熱活性化材料で作成される、項目19又は項目20に記載の医療装置。
[項目22]
前記弾性パッド(6)は、体温付近の温度で軟化する熱活性化材料で作成される、項目21に記載の医療装置。
[項目23]
前記弾性パッド(6)は、ゴム、シリコン又は発泡材料で作成される、項目19に記載の医療装置。
[項目24]
前記保持要素(2)は、前記第1圧迫領域(1a)に近接して前記本体(1)に取り付けられる、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目25]
前記保持要素(2)は、患者の肢と少なくとも部分的に接触する内面(2a)と、前記保持要素(2)の反対側に位置する外面(2b)とを有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目26]
前記保持要素(2)の長さは、前記患者の肢及び前記本体(1)に少なくとも一回巻き付けるのに十分である、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目27]
前記締結手段(3)は、前記保持要素(2)上に位置する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目28]
前記締結手段(3)は、第1の部分(3a)及び第2の部分(3b)で構成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目29]
前記締結手段(3)の前記第1の部分(3a)は、前記保持要素(2)の内面(2a)上に位置する、項目28に記載の医療装置。
[項目30]
前記締結手段(3)の前記第2の部分(3b)は、前記保持要素(2)の外面(2b)上に位置する、項目29に記載の医療装置。
[項目31]
前記締結手段(3)は面ファスナである、項目28〜30のいずれか1項に記載の医療装置。
[項目32]
前記締結手段(3)は、バックル、好ましくは締め付けバックルである、項目28〜30のいずれか1項に記載の医療装置。
[項目33]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、滑り止め層で被覆される、項目25に記載の医療装置。
[項目34]
前記保持要素(2)は、滑り止め材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目35]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、少なくとも部分的に突起部(7)を備えている、項目25に記載の医療装置。
[項目36]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、少なくとも部分的に開口部を備えている、項目25に記載の医療装置。
[項目37]
前記保持要素(2)の前記内面(2a)は、少なくとも部分的に凹部を備えている、項目25に記載の医療装置。
[項目38]
前記本体(1)は、前記保持要素(2)を位置決めするための少なくとも1つの案内手段(4)を備えている、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目39]
前記本体(1)は追従要素(11)をさらに含み、前記追従要素(11)は、前記本体(1)上に位置し、前記保持要素(2)を支持するための間隙部をもたらす、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目40]
前記第3圧迫領域(1c)は前記追従要素(11)上に位置し、前記追従要素(11)は前記第2圧迫領域(1b)に近接し、そこから、前記追従要素(11)、前記保持要素(2)を支持するための前記間隙部によって分離される、項目39に記載の医療装置。
[項目41]
前記本体(1)は、固定手段(10)、好ましくは前記保持要素(2)を引っ掛けるためのフックをさらに含み、前記第3圧迫領域(1c)は、前記本体(1)上に直接位置する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目42]
前記保持要素(2)は、前記血管に加えられる圧迫力を制御するために、前記要素(2)の位置を示すための目盛を有する、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目43]
前記本体(1)は、前記本体(1)の寸法を調整して前記血管に加えられる圧迫力を制御するための調整手段を備えている、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目44]
前記本体(1)の断面サイズは、前記血管に加えられる圧迫力を制御すべく調整可能である、項目43に記載の医療装置。
[項目45]
前記保持要素(2)は、患者の肢の安定化のために、特に前記患者の肢の関節領域において、少なくとも部分的に幅広である、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目46]
前記保持要素(2)はストリップである、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目47]
前記本体(1)は透明材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目48]
前記保持要素(2)は透明材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目49]
前記装置は、抗菌性コーティングで少なくとも部分的に被覆される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目50]
前記装置は、凝固剤コーティングで少なくとも部分的に被覆される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目51]
前記本体(1)及び前記保持要素(2)はプラスチック材料で作成される、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目52]
前記装置は滅菌である、項目1又は5に記載の医療装置。
[項目53]
前記本体(1)は、傾斜末端部を有する管様の形状を有し、透明プラスチック材料で作成され、前記保持要素(2)は、透明プラスチック材料で作成されたストリップであり、前記第2圧迫領域(1b)は、前記本体(1)の前記外面上の、前記第1圧迫領域(1a)に対して前記本体(1)の反対側に位置し、親指により手動で押されるように適合された前記第3圧迫領域(1c)は前記本体(1)の内部に位置し、前記締結手段(3)は面ファスナである、項目1に記載の医療装置。
[項目54]
前記弾性パッド(6)は、前記第1圧迫領域(1a)に取り付けられる、項目53に記載の医療装置。
[項目55]
患者の肢における選択された血管の局所止血を、前記選択された血管に近接した他の血管を通る血流を維持しながら達成する方法であって、
項目1〜54のいずれか1項に記載の医療装置が、前記本体(1)を出血血管部位に対して手動で押し付け、その後、前記保持要素(2)を前記患者の肢の周りに取着させ、前記締結手段(3)により前記保持要素(2)を固定して、前記本体(1)を前記患者の肢上で動かなくすることにより、出血血管部位に取着されることを特徴とする、方法。
[項目56]
前記血管は、カテーテル又はカニューレが抜去される血管である、項目55に記載の方法。
[項目57]
前記血管は動脈である、項目56に記載の方法。
[項目58]
前記動脈は橈骨動脈である、項目57に記載の方法。
[項目59]
前記動脈は大腿動脈である、項目57に記載の方法。
[項目60]
患者の肢の創傷からの出血を止める方法であって、項目1〜項目54のいずれか1項に記載の前記医療装置が、前記本体(1)を創傷部位に対して手動で押し付け、その後、前記保持要素(2)を前記患者の肢の周りに取着し、前記締結手段(3)により前記保持要素(2)を固定して、前記本体(1)を前記患者の肢上で動かなくすることにより、前記創傷部位に取着されることを特徴とする、方法。
[項目61]
患者の肢の前記選択された血管の局所止血を達成するための、項目1〜54のいずれか1項に記載の医療装置の使用。
[項目62]
前記血管は橈骨動脈である、項目60に記載の方法。
[項目63]
前記血管は大腿動脈である、項目60に記載の方法。
[項目64]
患者の肢の出血を止めるための、項目1〜54のいずれか1項に記載の医療装置の使用。
Claims (1)
- 明細書に記載された医療装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PL396805A PL221369B1 (pl) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | Tętnicza opaska uciskowa |
PLPL396805 | 2011-10-28 | ||
US201161555477P | 2011-11-04 | 2011-11-04 | |
US61/555,477 | 2011-11-04 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014537646A Division JP2014534855A (ja) | 2011-10-28 | 2012-10-28 | 血管の圧迫のための医療装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018038826A true JP2018038826A (ja) | 2018-03-15 |
Family
ID=48168684
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014537646A Pending JP2014534855A (ja) | 2011-10-28 | 2012-10-28 | 血管の圧迫のための医療装置及び方法 |
JP2017191188A Pending JP2018038826A (ja) | 2011-10-28 | 2017-09-29 | 血管の圧迫のための医療装置及び方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014537646A Pending JP2014534855A (ja) | 2011-10-28 | 2012-10-28 | 血管の圧迫のための医療装置及び方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10213211B2 (ja) |
EP (1) | EP2770917B1 (ja) |
JP (2) | JP2014534855A (ja) |
CN (1) | CN103889346B (ja) |
CA (1) | CA2853311C (ja) |
ES (1) | ES2744723T3 (ja) |
PL (2) | PL221369B1 (ja) |
RU (1) | RU2611747C2 (ja) |
WO (1) | WO2013060883A2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL408619A1 (pl) | 2014-06-20 | 2015-12-21 | Instytut Kardiologii Im. Prymasa Tysiąclecia Stefana Kardynała Wyszyńskiego | Sposób automatycznego tamowania krwi, system automatycznego tamowania krwi oraz opaska uciskowa |
WO2016112342A1 (en) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | Hemcon Medical Technologies, Inc. | Percutaneous vascular injury treatment systems and methods |
RU174698U1 (ru) * | 2017-03-07 | 2017-10-26 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ставропольский государственный медицинский университет" Министерства здравоохранения Российской Федерации (ФГБОУ ВО СтГМУ Минздрава России) | Устройство для остановки кровотечения из бедренной артерии в паховой области |
RU2659023C1 (ru) * | 2017-07-26 | 2018-06-26 | Закрытое акционерное общество "Вектор" (ЗАО "Вектор") | Устройство для осуществления гемостаза места пункции лучевой артерии |
US20230140282A1 (en) * | 2019-01-18 | 2023-05-04 | Chett B. Paulsen | Blood flow restriction device |
IL285633B2 (en) * | 2019-02-19 | 2024-03-01 | Simplicardiac S A | Medical device for compressing blood vessels |
RU193200U1 (ru) * | 2019-06-04 | 2019-10-18 | Российская Федерация, от имени которой выступает Министерство обороны Российской Федерации | Компрессионная бандажная повязка |
US11272941B1 (en) * | 2020-08-07 | 2022-03-15 | William P Buchanan | Secondary device holder and compression system, method of making and using the same |
WO2022047271A1 (en) * | 2020-08-29 | 2022-03-03 | Medcura, Inc. | Vascular bleeding control device and methods of use |
Family Cites Families (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3954109A (en) | 1974-08-02 | 1976-05-04 | The Kendall Company | Bandage to prevent local hematoma |
US4196735A (en) | 1977-09-12 | 1980-04-08 | Ayer Patrick C | Arterial puncture stabilization device |
US4243039A (en) * | 1979-06-13 | 1981-01-06 | Yacov Aginsky | Emergency tourniquet |
US4297996A (en) * | 1980-05-07 | 1981-11-03 | Uriza Eduardo C | Sterile bandage and tourniquet |
US5269803A (en) | 1992-04-10 | 1993-12-14 | Gtr Patent, Inc. | Hemostasis pressure pad band |
US5507721A (en) | 1994-03-18 | 1996-04-16 | Shippert; Ronald D. | Medical apparatus and method for applying pressure and absorbing fluid |
US5797862A (en) * | 1994-11-21 | 1998-08-25 | Lamont; William D. | Medical boot for patient with diabetic foot |
SE9500577D0 (sv) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | Radi Medical Systems | Compression device |
IL114739A (en) * | 1995-07-26 | 2005-06-19 | Porat Michael | System for prevention of blood spurts from blood vessels during removal of needle |
SE507476C2 (sv) * | 1995-08-04 | 1998-06-08 | Lissmyr Olof | Sårförbandsenhet |
JPH09187461A (ja) | 1996-01-10 | 1997-07-22 | Yoshio Tajima | 止血クランプ |
US6899720B1 (en) * | 2000-12-14 | 2005-05-31 | Diane C. McMillan | Tourniquet |
DE10135350B4 (de) * | 2001-07-20 | 2012-10-31 | Prämeta GmbH & Co. KG | Gefäßstauer mit Gurt und Schnalle |
US6827727B2 (en) | 2001-12-18 | 2004-12-07 | Radi Medical Systems Ab | Method and device for applying external pressure in combination with coagulant treatment of puncture wounds |
ATE301427T1 (de) * | 2002-05-03 | 2005-08-15 | Lina Medical Aps | Vorrichtung zur hämostase eines offenen blutgefässes |
ES2375464T3 (es) | 2002-07-15 | 2012-03-01 | Terumo Kabushiki Kaisha | Dispositivo hemost�?tico con globo hinchable. |
US6752820B1 (en) * | 2002-07-15 | 2004-06-22 | Michael J. Hafemann | Medical clamp |
JP2004187955A (ja) | 2002-12-12 | 2004-07-08 | Taketora:Kk | 止血具 |
US7329792B2 (en) * | 2003-02-04 | 2008-02-12 | Damage Control Surgical Technologies, Inc. | Method and apparatus for hemostasis |
GB2411119A (en) * | 2004-02-18 | 2005-08-24 | Southern Derbyshire Acute Hosp | A Medical Sleeve |
GB0519472D0 (en) | 2005-09-23 | 2005-11-02 | Shams Iden | Device |
WO2007075515A2 (en) * | 2005-12-16 | 2007-07-05 | Cull David L | Devices and methods to prevent bleeding from needle puncture sites of arteriovenous grafts |
RU58353U1 (ru) * | 2006-06-06 | 2006-11-27 | Военно-медицинский институт Федеральной службы безопасности Российской Федерации (Военно-мединский институт ФСБ РФ) | Адаптационно-компрессионная гемостатическая повязка |
US8628488B2 (en) * | 2006-10-25 | 2014-01-14 | Richard J. Serola | Compression wrap |
US20080119774A1 (en) * | 2006-11-16 | 2008-05-22 | Mjd Innovations, L.L.C. | Bandaging structure and methodology |
US8353927B2 (en) * | 2009-05-04 | 2013-01-15 | Merit Medical Systems, Inc. | Radial artery compression device |
JP2009291380A (ja) | 2008-06-04 | 2009-12-17 | Deiisurii Kk | 誤抜針防止機能及び止血機能を有する医療用具 |
ATE474508T1 (de) | 2008-12-04 | 2010-08-15 | Karl Werkmeister Medizinische | Druckverband für die arterie im arm eines patienten |
CN101507645A (zh) * | 2009-02-26 | 2009-08-19 | 刘建华 | 静脉穿刺止血棒 |
CN102548490B (zh) * | 2009-07-31 | 2015-05-13 | 贝鲁斯医疗器材集团公司 | 压迫止血装置 |
CN201806747U (zh) * | 2010-08-04 | 2011-04-27 | 东莞康钧医疗用品有限公司 | 动脉压迫止血装置 |
JP2012034821A (ja) * | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Terumo Corp | 止血器具 |
US20120150215A1 (en) * | 2010-12-09 | 2012-06-14 | Juarez Industries | Junctional Bleed Device |
WO2012129146A2 (en) | 2011-03-18 | 2012-09-27 | Marine Polymer Technologies, Inc. | Methods and apparatus for a manual radial artery compression device |
-
2011
- 2011-10-28 PL PL396805A patent/PL221369B1/pl unknown
-
2012
- 2012-10-28 EP EP12787668.8A patent/EP2770917B1/en active Active
- 2012-10-28 CA CA2853311A patent/CA2853311C/en active Active
- 2012-10-28 RU RU2014121250A patent/RU2611747C2/ru active
- 2012-10-28 US US14/354,890 patent/US10213211B2/en active Active
- 2012-10-28 PL PL12787668T patent/PL2770917T3/pl unknown
- 2012-10-28 CN CN201280052620.9A patent/CN103889346B/zh active Active
- 2012-10-28 ES ES12787668T patent/ES2744723T3/es active Active
- 2012-10-28 JP JP2014537646A patent/JP2014534855A/ja active Pending
- 2012-10-28 WO PCT/EP2012/071323 patent/WO2013060883A2/en active Application Filing
-
2017
- 2017-09-29 JP JP2017191188A patent/JP2018038826A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
PL221369B1 (pl) | 2016-03-31 |
WO2013060883A3 (en) | 2013-09-06 |
CN103889346B (zh) | 2017-06-27 |
ES2744723T3 (es) | 2020-02-26 |
PL2770917T3 (pl) | 2020-03-31 |
CA2853311A1 (en) | 2013-05-02 |
US10213211B2 (en) | 2019-02-26 |
WO2013060883A4 (en) | 2013-11-07 |
CA2853311C (en) | 2020-01-07 |
US20140288590A1 (en) | 2014-09-25 |
WO2013060883A2 (en) | 2013-05-02 |
EP2770917A2 (en) | 2014-09-03 |
RU2014121250A (ru) | 2015-12-10 |
RU2611747C2 (ru) | 2017-02-28 |
PL396805A1 (pl) | 2013-04-29 |
CN103889346A (zh) | 2014-06-25 |
EP2770917B1 (en) | 2019-06-12 |
JP2014534855A (ja) | 2014-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018038826A (ja) | 血管の圧迫のための医療装置及び方法 | |
US9924949B2 (en) | Vascular compression apparatus, pad and method of use | |
US6647986B1 (en) | Wrist splint and hemostasis device | |
US20040039413A1 (en) | Radial artery compression system | |
US8652080B2 (en) | Apparatus and method of use for a wrist extension brace | |
WO2014037960A1 (en) | Vascular puncture site closure device | |
JP7367070B2 (ja) | 血管圧迫用医療装置 | |
US9433423B2 (en) | Adjustable ratcheting vascular compression device and method of use | |
CA3124036C (en) | Method and apparatus for adjustable and simultaneous multiple vessel compression | |
KR102100216B1 (ko) | 동맥천자용 손목 고정장치 | |
EP2512353B1 (en) | Dorsal forearm plate | |
US8100937B2 (en) | Pressure assist system for facilitating vascular hemostasis, and associated method | |
GB2519611A (en) | Fastener for securing a medical or surgical line | |
US20240277345A1 (en) | Point-pressure application system | |
RU42947U1 (ru) | Устройство для гемостаза |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180529 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20181218 |