JP2018029770A

JP2018029770A - 絵描き玩具

Info

Publication number: JP2018029770A
Application number: JP2016163863A
Authority: JP
Inventors: 秀子江尻; Hideko Ejiri
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2016-08-24
Filing date: 2016-08-24
Publication date: 2018-03-01

Abstract

【課題】表示シートの表面に様々な絵を繰り返し描くことができ、表示シートの振動や傾斜により絵を変化させると共に、その絵を固定化することも可能な絵描き玩具を提供すること。【解決手段】非磁性の表示シート１と、表示シート１の裏面に着脱可能に重合されるパネル２と、磁気吸着性素材より成る可撓性紐体３及び／又は粒体４とを備え、パネル２の表面が磁性を有し、可撓性紐体３及び／又は粒体４は、表示シート１の表面上を移動可能であり、表示シート１の裏面に重合されたパネル２に吸着されて固定される。【選択図】図１

Description

本発明は、磁気を利用して消去可能な絵を描く絵描き玩具に関する。

絵具やクレヨンで絵を描くと、通常は消去することができず、同じ画面に繰り返し異なる絵を描くことはできなかった。
一方、磁気を利用して画面に絵を描く絵書き玩具が知られている（特許文献１参照）。この絵書き玩具は、表面を磁性面とするパネル板と、磁気吸着性金属材料で製された多数のくさりとから成り、くさりは、パネル板の表面に対する吸着により安定化されるようになっている。
従って、くさりをパネル板の表面に載せて絵を描き、その後、くさりをパネル板から取り除いて絵を消去することにより、パネル板の表面に様々な絵を繰り返し描くことができる。

実開昭６３-９８５７１号公報

しかし、上記従来の絵書き玩具は、パネル板の表面にくさりを意図した形状に載せて絵を描くものであり、振動等により偶然できる絵柄の変化を楽しみ、その絵柄を安定化させることはできなかった。
本発明が解決しようとする課題は、上述の問題を解決し、表示シートの表面に様々な絵を繰り返し描くことができ、表示シートの振動や傾斜により絵を変化させると共に、その絵を固定化することも可能な絵描き玩具を提供することにある。

本発明の絵描き玩具は、非磁性の表示シートと、該表示シートの裏面に着脱可能に重合されるパネルと、磁気吸着性素材より成る可撓性紐体及び／又は粒体とを備え、前記パネルの表面が磁性を有し、前記可撓性紐体及び／又は粒体は、前記表示シートの表面上を移動可能であり、前記表示シートの裏面に重合されたパネルに吸着されて固定される。
前記表示シートの表面に絵柄が表示され、該絵柄の一部として前記可撓性紐体が組み込まれ、該可撓性紐体の一部が前記表示シートに固定されることがある。
前記表示シートはノートのページの一部であってもよい。
前記可撓性紐体は鎖とすることもできる。

本発明によれば、表示シートの表面に可撓性紐体や粒体を載せ、表示シートの裏面にパネルを重ねない状態で、可撓性紐体や粒体を任意の形状および位置に移動させて絵を描くか、或いは、表示シートを振動させたり傾斜させて、可撓性紐体や粒体が偶然描く絵を楽しむことができ、しかも、表示シートの裏面にパネルを重ねて、可撓性紐体や粒体が描いた絵を吸着固定化することが可能である。

本発明の実施例を示す絵描き玩具の斜視図である。本発明の実施例を示す絵描き玩具の使用状態における平面図である。本発明の実施例を示す絵描き玩具の絵柄を固定した状態における平面図である。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の絵描き玩具は、図１に示すように、非磁性の表示シート１と、パネル２と、可撓性紐体３及び粒体４とを備える。
表示シート１は、適宜大きさの矩形の紙であり、ノート５のページの一部を構成している。また、表示シート１の表面には、静物、人、風景等の絵柄６が表示される。絵柄６は、一部が欠損した状態で表示される。
本実施例では、絵柄６は、腹部が欠損した人体として表示されている。

パネル２は、表示シート１とほぼ同じ形状・寸法であり、その表面が磁性面７となっている。また、パネル２は、ノート５のページ間に挿入することにより、表示シート１の裏面に着脱可能に重合される。

可撓性紐体３及び粒体４は、鉄合金等の磁気吸着性素材より成る。可撓性紐体３は、本実施例では鎖より成るが、磁気吸着性素材の繊維を編んだ紐であってもよい。粒体４の寸法及び形状は、絵柄６に合わせて適宜選択できる。
可撓性紐体３は絵柄６の一部として組み込まれ、可撓性紐体３の両端が、絵柄６の欠損した部分の両端において表示シート１に固定されると共に、可撓性紐体３の中間部が表示シート１の表面上を移動できるようになっている。
即ち、可撓性紐体３の中間部が移動すると、絵柄６として表示された人体の腹部が凹んだり膨らんだり、波打ったりする。
また、粒体４は、表示シート１の表面上に撒いて自由に移動させることができる。

この絵描き玩具を使用するには、表示シート１の裏面にパネル２を重ねない状態で、図２に示すように、表示シート１の表面に粒体４を載せる。
そして、表示シート１を傾斜させたり、振動させると、図３に示すように、可撓性紐体３の中間部及び粒体４が移動して絵柄６が様々に変化する。
表示シート１の裏側に磁性面７を上にしてパネル２を重ねると、可撓性紐体３及び粒体４は、パネル２の磁性面７に吸着されて表示シート１の表面に固定化され、可撓性紐体３及び粒体４が描く絵はその状態で保持される。

本発明の絵描き玩具の構造は、上記実施例に限定されない。
例えば、表示シートは、ノートのページではなく、単独の紙片であってもよい。
また、可撓性紐体は、表示シートに表示された絵柄によって、両端部及び中央部が表示シートに固定されたり、中央部のみが固定されることもあり、複数本の可撓性紐体を使用することもできる。
さらに、可撓性紐体と粒体のいずれか一方のみで絵を描くこともでき、可撓性紐体を表示シートから分離してもよい。
表示シートにあらかじめ絵柄を表示せず、可撓性紐体及び／又は粒体のみにより絵を描くことも可能である。

１表示シート
２パネル
３可撓性紐体
４粒体
５ノート
６絵柄
７磁性面

Claims

非磁性の表示シートと、該表示シートの裏面に着脱可能に重合されるパネルと、磁気吸着性素材より成る可撓性紐体及び／又は粒体とを備え、前記パネルの表面が磁性を有し、前記可撓性紐体及び／又は粒体は、前記表示シートの表面上を移動可能であり、前記表示シートの裏面に重合されたパネルに吸着されて固定されることを特徴とする絵描き玩具。
前記表示シートの表面に絵柄が表示され、該絵柄の一部として前記可撓性紐体が組み込まれ、該可撓性紐体の一部が前記表示シートに固定されたことを特徴とする請求項１に記載の絵描き玩具。
前記表示シートがノートのページの一部であることを特徴とする請求項１又は２に記載の絵描き玩具。
前記可撓性紐体が鎖より成ることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の絵描き玩具。