JP2018017815A - 帯電装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転する像保持体に従動して回転する帯電部材の表面に、軸方向の一端側から他端側へ延びる断面矩形状の凸部が形成されている構成において、凸部の高さが0.009〔mm〕以下の場合、又は0.34〔mm〕以上の場合と比して、帯電性能の低下を抑制することができる帯電装置、画像形成装置を得る。
【解決手段】異物Bは、弾性部材78と発泡部材82との間で挟まれる毎に、帯電ロール60の回転方向の上流側へ移動する。そして、角部85に堰き止められた異物Bは、弾性部材78から剥離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、帯電装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の帯電装置は、回転する感光体(像保持体)に従動して回転し、感光体を帯電する帯電ローラ(帯電部材)と、回転する帯電ローラに従動して回転し、帯電ローラの表面に付着した異物を除去するクリーニングローラ(清掃部材)とを有している。
特開平08−62948号公報
本発明の課題は、回転する像保持体に従動して回転する帯電部材の表面に、軸方向の一端側から他端側へ延びる断面矩形状の凸部が形成されている構成において、凸部の高さが0.009〔mm〕以下の場合、又は0.34〔mm〕以上の場合と比して、帯電性能の低下を抑制することである。
本発明の請求項1に係る帯電装置は、回転する被帯電体に従動して回転して前記被帯電体を帯電すると共に、軸方向の一端側から他端側へ延びる凸部が表面に形成されている帯電部材と、前記帯電部材の表面に接触し、回転する前記帯電部材に従動して回転して前記帯電部材の表面を清掃する清掃部材と、を備え、長手方向に直交した前記凸部の断面形状は、矩形状であって、前記凸部の高さは、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下であり、前記凸部の幅は、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下であることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る帯電装置は、請求項1に記載の帯電装置において、前記凸部は、格子状に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電部材を備えた請求項1又は2に記載の帯電装置と、帯電した前記像保持体の表面に画像を形成する画像形成部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の帯電装置によれば、凸部の高さが0.009〔mm〕以下の場合、又は0.34〔mm〕以上の場合と比して、帯電性能の低下を抑制することができる。
本発明の請求項2の帯電装置によれば、凸部が格子状に配置されていない場合と比して、帯電性能の低下を抑制することができる。
本発明の請求項3の画像形成装置によれば、請求項1又は2に記載の帯電装置を備えていない場合と比して、出力画像の品質低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられた帯電装置等を示した正面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る帯電装置の帯電ロールに形成された凸部を示した正面図、及び断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられた帯電装置等を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る帯電装置を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る帯電装置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る帯電装置の評価結果を表で示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る帯電装置を評価するのに用いた装置を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る帯電装置等を示した正面図である。 本発明の第3実施形態に係る帯電装置等を示した正面図である。 本発明の第4実施形態に係る帯電装置等を示した正面図である。
<第1実施形態>
本発明の実施形態に係る帯電装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図8に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図8に示されるように、画像形成装置10には、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20とが、この順で備えられている。
さらに、画像形成装置10には、各部を制御する制御部48が備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な収容部材26が備えられており、この収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、収容部材26には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、収容部14から送り出されたシート部材Pが搬送される搬送経路28に沿って、シート部材Pを搬送する複数の搬送ロール32が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、像保持体36と、像保持体36の表面を帯電する帯電装置38とが備えられている。さらに、各色の画像形成ユニット18には、帯電した像保持体36に露光光を照射する露光装置42と、露光装置42が露光光を照射することで形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40が備えられている。像保持体36は、被帯電体の一例され、本実施形態では、外径30〔mm〕とされ、周速度250〔mm/sec〕で回転するようになっている。また、露光装置42、及び現像装置40は、画像形成部材の一例とされている。
また、画像形成部20には、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール44とが備えられている。さらに、画像形成部20には、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール46と、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧してトナー画像をシート部材Pに定着する定着ユニット50とが備えられている
なお、帯電装置38については、詳細を後述する。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、各色の帯電装置38は、各色の像保持体36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、露光装置42の外部から受け取った画像データに基づいて露光装置42は、帯電した各色の像保持体36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、データに対応した静電潜像が各色の像保持体36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の像保持体36の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール44によって転写ベルト22に転写される。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、転写ベルト22と二次転写ロール46とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール46との間で搬送されることで、転写ベルト22の表面のトナー画像は、シート部材Pの表面に転写される。
シート部材Pの表面に転写されたトナー画像は、定着ユニット50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、装置本体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、帯電装置38について説明する。
帯電装置38は、図1に示されるように、像保持体36の下方に配置されている。そして、帯電装置38は、像保持体36を帯電する帯電部材の一例としての帯電ロール60と、帯電ロール60を清掃する清掃部材の一例としての清掃ロール62とを備えている。また、帯電装置38は、帯電ロール60及び清掃ロール62を回転可能に支持する一対の支持部材64を備えている。
〔支持部材〕
一対の支持部材64は、装置奥行方向において、帯電ロール60及び清掃ロール62の両端側に夫々配置されている。支持部材64は、樹脂材料(例えば、ポリアセタール(POM))で成形されている。そして、夫々の支持部材64には、後述する帯電ロール60の軸部材76が挿入されている凹部70と、後述する清掃ロール62の軸部材80が挿入されている凹部72とが形成されている。
〔帯電ロール〕
帯電ロール60は、像保持体36の下方に配置され、像保持体36に接触している。そして、帯電ロール60は、装置奥行方向(像保持体36の回転軸方向)に延びる円柱状の軸部材76と、内部に軸部材76が貫通すると共に、像保持体36に接触している円筒状の弾性部材78とを備えている。
弾性部材78は、イオン導電性の弾性体層と、弾性体層に積層され、電子導電性物質を分散させた表面層とを有している。本実施形態では、弾性体層として、3元系エピクロルヒドリンゴムが用いられている。また、弾性部材78は、一例として、外径12〔mm〕、内径8〔mm〕、全長320〔mm〕とされている。
さらに、軸部材76は、導電性のシャフトであり、本実施形態では、軸部材76として、硫黄複合快削鋼(SUM)が用いられている。また、軸部材76は、一例として、外径8〔mm〕、全長355〔mm〕とされている。そして、前述したように、軸部材76の両端側の部分が、支持部材64の凹部70に挿入されている。
さらに、弾性部材78(帯電ロール60)の表面には、凸部84が形成されている。凸部84は、複数設けられ、図1、図2(A)に示されるように、弾性部材78の装置奥行向(軸方向)の一端側(図中左側)から他端側(図中右側)に延び、格子状に配置されている。
具体的には、凸部84の一部は、帯電ロール60の軸方向に対して一方向に45度傾斜し、同様のピッチP(本実施形態では4〔mm〕)で配置され、螺旋状に延びる複数の凸部84Aによって構成されている。さらに、凸部84の他の一部は、帯電ロール60の軸方向に対して他方向に45度傾斜し、同様のピッチP(本実施形態では4〔mm〕)で配置され、螺旋状に延びる複数の凸部84Bによって構成されている。また、長手方向に直交した凸部84の断面形状は、矩形状であって、凸部84の高さ(図2(B)のH1)は、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下の同様の値とされ、凸部84の幅(図2(B)のW1)は、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下の同様の値とされている。
ここで、「凸部84が弾性部材78の装置奥行方向の一端側から他端側に延びている」とは、一個の凸部84が弾性部材78の装置奥行方向の一端側から他端側まで連続して延びている場合だけではなく、装置奥行方向において少なくとも一部が重なりながら、複数の凸部84が、装置奥行方向の一端側から他端側まで連続している場合も含む(図11参照)。
この構成において、帯電ロール60は、4.75〔N〕の力で像保持体36に押し付けられている。そして、帯電ロール60は、図3に示されるように、矢印E方向に回転する像保持体36に従動して、矢印F方向に回転するようになっている。
〔清掃ロール〕
清掃ロール62は、図1に示されるように、帯電ロール60の下方に配置され、帯電ロール60に接触している。そして、清掃ロール62は、装置奥行方向(帯電ロール60の回転軸方向)に延びる円柱状の軸部材80と、内部に軸部材80が貫通すると共に、帯電ロール60の弾性部材78に接触している円筒状の発泡部材82とを備えている。
発泡部材82は、発泡ウレタン樹脂によって成形されている。また、発泡部材82は、一例として、外径10〔mm〕、内径6〔mm〕、全長320〔mm〕とされている。
さらに、軸部材80は、導電性のシャフトであり、本実施形態では、軸部材80として、硫黄複合快削鋼(SUM)が用いられている。また、軸部材80は、一例として、外径6〔mm〕、全長337〔mm〕とされている。そして、前述したように、軸部材80の両端側の部分が、支持部材64の凹部72に挿入されている。
この構成において、清掃ロール62は、2〔N〕の力で帯電ロール60に押し付けられている。そして、清掃ロール62は、図3に示されるように、矢印F方向に回転する帯電ロール60に従動して、矢印G方向に回転するようになっている。
(要部構成の作用)
次に、帯電装置38の作用について説明する。
図示せぬモータの回転力が伝達された像保持体36は、図3に示されるように、矢印E方向(反時計方向)に回転する。さらに、矢印E方向に回転する像保持体36に従動して、帯電ロール60が矢印F方向(時計方向)に回転する。また、帯電ロール60に帯電電圧が印加されることで、帯電ロール60と像保持体36との間に電位差が生じ、像保持体36が帯電する。ここで、帯電ロール60の弾性部材78が、像保持体36と接触しながら従動回転することで、弾性部材78には、像保持体36上の外添剤等の異物B(図4参照)が付着する。
また、矢印F方向に回転する帯電ロール60に従動して、清掃ロール62が矢印G方向(反時計方向)に回転する。清掃ロール62の発泡部材82が、帯電ロール60と接触しながら従動回転することで、発泡部材82は、弾性部材78の表面を清掃する。具体的には、発泡部材82と弾性部材78との間に摩擦が生じ、この摩擦によって、弾性部材78に付着した外添剤等の異物Bが、弾性部材78から剥離して除去される(清掃される)。
ここで、帯電ロール60の弾性部材78に付着した異物Bが、発泡部材82と弾性部材78との間に生じる摩擦によって、弾性部材78から剥離して除去される過程について説明する。
図4(A)(B)、図5(A)(B)には、弾性部材78に付着した異物Bが、弾性部材78から剥離して除去される過程を説明するのに用いる模式図が示されている。図4(A)(B)に示されるように、清掃ロール62の発泡部材82は、矢印F方向に回転する帯電ロール60の弾性部材78接触し、清掃ロール62は、帯電ロール60に従動して矢印G方向に回転する。そして、清掃ロール62の発泡部材82と帯電ロール60の弾性部材78との間には、摩擦が生じる。
この摩擦によって、弾性部材78に付着している一部の異物Bは、弾性部材78から剥離する。一方、弾性部材78から剥離した異物Bに比して、付着力が強い他の一部の異物Bは、弾性部材78と発泡部材82との間で生じる摩擦によって、弾性部材78の表面を移動する。
具体的には、異物Bは、弾性部材78と発泡部材82との間で挟まれる毎に、帯電ロール60の回転方向の上流側へ移動する。そして、移動する異物Bは、図2(A)に示されるように、凸部84Aと凸部84Bとで形成されている角部85に堰き止められる。異物Bが角部85に堰き止められることで、堰き止められた異物Bの厚さ(弾性部材78の表面からの高さ)は、厚くなる。このため、この部分では、弾性部材78と発泡部材82との間で生じる摩擦の力(摩擦力)が他の部位と比して強くなり、角部85に堰き止められた異物Bは、図5(A)(B)に示されるように、弾性部材78から剥離する。
このように、帯電装置38の帯電ロール60では、弾性部材に凸部が形成されない場合と比して、多くの異物Bが弾性部材78から剥離する。
(評価)
以下、本第1実施形態の実施例に係る帯電装置38と、比較例に係る帯電装置とを評価した結果について、図6に示す表を用いて説明する。
1.評価仕様
・実施例1:凸部の高さを0.012〔mm〕、凸部の幅を0.98〔mm〕とした。
・実施例2:凸部の高さを0.029〔mm〕、凸部の幅を0.96〔mm〕とした。
・実施例3:凸部の高さを0.011〔mm〕、凸部の幅を0.13〔mm〕とした。
・実施例4:凸部の高さを0.029〔mm〕、凸部の幅を0.12〔mm〕とした。
・実施例5:凸部の高さを0.018〔mm〕、凸部の幅を0.44〔mm〕とした。
・比較例1:凸部の高さを0.34〔mm〕、凸部の幅を1.3〔mm〕とした。
・比較例2:凸部の高さを0.009〔mm〕、凸部の幅を0.08〔mm〕とした。
・比較例3:凸部の高さを0.008〔mm〕、凸部の幅を1.5〔mm〕とした。
・比較例4:凸部の高さを0.037〔mm〕、凸部の幅を0.09〔mm〕とした。
・比較例5:凸部無し。
なお、凸部の寸法測定については、輪郭形状測定機である、東京精密社製のサーフコム1400を用いた。また、以上に記載されていない仕様については、実施例と比較例とで同様である。
2.評価方法・評価基準・評価結果
〔抵抗値評価〕
―評価方法―
実施例1〜5、及び比較例1〜5の帯電装置を、富士ゼロックス社製のDocCentre−V C7776に取り付け、A4サイズのシート部材Pに、黒色の画像濃度10%ハーフトーン画像を形成され、これを5万枚連続で出力した。そして、帯電ロールの汚染状態の指標となる帯電ロールの抵抗値(Ω・cm)を評価した。
5万枚連続出力後、帯電ロールの抵抗値を軸方向に沿って測定し、抵抗の最大値と、最小値との比(最小値/最大値)を算出した。
抵抗値については、図7に示されるように、軸部材と弾性部材との間に電圧を印加し、この間を流れる電流値を測定した。そして、印加された電圧値と測定された電流値とから弾性部材の抵抗値を算出した。具体的には、プローブYの先端を弾性部材に接触させた状態で、プローブYを軸方向の一端から他端まで移動させ、電流値を測定して抵抗値を算出した。そして、抵抗の最大値と、最小値との比(以下「抵抗比」)を算出した。
―評価基準・評価結果―
抵抗比が0.8以上の場合は、像保持体36を帯電する帯電性能への影響が少ないため「○」とし、抵抗比が0.5以上0.8未満の場合は、像保持体36を帯電する帯電性能への影響が許容範囲内であるため「△」とした。
一方、抵抗比が0.5未満の場合は、像保持体36を帯電する帯電性能への影響が許容範囲外であるため「×」とした。
図6の表に示されるように、実施例2、4、5、比較例1は、「○」で、実施例1、3、比較例3、4は、「△」であった。また、比較例2、5は、「×」であった。
〔画像濃度評価〕
―評価方法―
実施例1〜5、及び比較例1〜5の帯電装置を、富士ゼロックス社製のDocCentre−V C7776に取り付け、A4サイズのシート部材Pに、画像濃度30%の全面黒色のハーフトーン画像を形成され、これを10枚連続で出力した。そして、最後に出力した画像を用いて画像濃度差を測定した。具体的には、X−Rite社製の画像濃度計X−Rite938を用いて、画像濃度をランダムに10点測定し、測定された濃度の最大値と最小値との差である画像濃度差を算出した。
―評価基準・評価結果―
画像濃度差が0.2以下の場合は、出力画像の商品性能への影響が少ないため「○」とし、画像濃度差が0.2より大きく0.3以下の場合は、出力画像の商品性能への影響が許容範囲内であるため「△」とした。
一方、画像濃度差が0.3より大きい場合は、出力画像の商品性能への影響が許容範囲外であるため「×」とした。
図6の表に示されるように、実施例1、3、5、比較例2、5は、「○」で、実施例2、4は、「△」であった。また、比較例1、3、4は、「×」であった。
〔総合評価〕
帯電性能の総合評価として、抵抗値評価、及び画像濃度評価が共に「○」である仕様を、「○」とし、抵抗値評価、及び画像濃度評価の一方が「○」で、他方が「△」である仕様を、「△」とした。
一方、抵抗値評価、及び画像濃度評価の少なく一方が「×」である仕様を、「×」とした。
図6の表に示されるように、実施例5は、「○」で、実施例1、2、3、4は、「△」であった。また、比較例1、2、3、4、5は、「×」であった。
(まとめ)
本第1実施形態では、凸部84の高さを、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下とし、かつ、凸部84の幅を、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下としている。以上の評価結果から分かるように、本第1実施形態では、凸部が前述した形状以の場合、又は凸部が無い場合と比して、帯電性能の低下が抑制される。
また、凸部84は、格子状に配置されている。これにより、異物Bが角部85に堰き止められ、弾性部材78から剥離する。このため、凸部が格子状に配置されていない場合と比して、帯電性能の低下が抑制される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る帯電装置、及び画像形成装置の一例を図9に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
図9に示されるように、第2実施形態に係る帯電装置108に備えられた帯電ロール110の弾性部材118には、凸部124が形成されている。凸部124は、複数設けられ、弾性部材118の装置奥行方向(軸方向)の一端側(図中左側)から他端側(図中右側)に延び格子状に形成されている。この帯電ロール110は、帯電部材の一例とされている。
具体的には、凸部124の一部は、帯電ロール110の軸方向に延び、同様のピッチP(本実施形態では4〔mm〕)で配置されている複数の凸部124Aによって構成されている。さらに、凸部124の他の一部は、帯電ロール60の軸方向に対して90度傾斜し、同様のピッチP(本実施形態では4〔mm〕)で配置されている複数の凸部124Bによって構成されている。また、長手方向に直交した、凸部124の高さは、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下とされ、凸部124の幅は、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下とされている。
第2実施形態の作用は、第1実施形態では、異物Bが一つの角部に集められるのに対し、第2実施形態では、異物Bが二つの角部に集められるのを除いて、第1実施形態の作用と同様である。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る帯電装置、及び画像形成装置の一例を図10に従って説明する。なお、第3実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
図10に示されるように、第3実施形態に係る帯電装置138に備えられた帯電ロール140の弾性部材148には、凸部154が形成されている。凸部154は、複数設けられ、弾性部材148の装置奥行方向(軸方向)の一端側(図中左側)から他端側(図中右側)に延び、同様のピッチP(本実施形態では4〔mm〕)で配置されている。この帯電ロール140は、帯電部材の一例とされている。
また、長手方向に直交した、凸部154の高さは、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下とされ、凸部154の幅は、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下とされている。
そして、異物Bは、弾性部材148と発泡部材82との間で挟まれる毎に、帯電ロール140の回転方向の上流側へ移動する。そして、移動する異物Bは、凸部154に堰き止められる。異物Bが凸部154に堰き止められることで、堰き止められた異物Bの厚さは、厚くなる。このため、この部分では、弾性部材148と発泡部材82との間で生じる摩擦の力が他の部位と比して強くなり、凸部154に堰き止められた異物Bは、弾性部材148から剥離する。
第3実施形態の作用は、凸部が格子状に配置されていることで生じる作用以外の、第1実施形態の作用と同様である。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係る帯電装置、及び画像形成装置の一例を図11に従って説明する。なお、第4実施形態については、第3実施形態と異なる部分を主に説明する。
図11に示されるように、第4実施形態に係る帯電装置168に備えられた帯電ロール170の弾性部材178には、凸部184が形成されている。凸部184は、装置奥行方向にのび、複数設けられている。そして、弾性部材178の装置奥行方向の一端側から他端側まで連続して複数の凸部184の少なくとも一部が存在している。
また、長手方向に直交した、凸部184の高さは、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下とされ、凸部184の幅は、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下とされている。
第4実施形態の作用は、第3実施形態の作用と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第4実施形態では、凸部184は、装置奥行方向に延びていたが、装置奥行方向に対して傾斜していてもよい。凸部が、装置奥行方向において少なくとも一部が重なりながら、複数の凸部が、装置奥行方向の一端側から他端側まで連続していればよい。
また、上記第1、第2、第3実施形態では、凸部84、124、154のピッチは、4〔mm〕であったが、ピッチが4〔mm〕と異なっていてもよい。
10 画像形成装置
36 像保持体(被帯電体の一例)
38 帯電装置
40 現像装置(画像形成部材の一例)
42 露光装置(画像形成部材の一例)
60 帯電ロール(帯電部材の一例)
62 清掃ロール(清掃部材の一例)
84 凸部
84A 凸部
84B 凸部
108 帯電装置
110 帯電ロール(帯電部材の一例)
124 凸部
124A 凸部
124B 凸部
138 帯電装置
140 帯電ロール(帯電部材の一例)
154 凸部
168 帯電装置
170 帯電ロール(帯電部材の一例)
184 凸部

Claims (3)

  1. 回転する被帯電体に従動して回転して前記被帯電体を帯電すると共に、軸方向の一端側から他端側へ延びる凸部が表面に形成されている帯電部材と、
    前記帯電部材の表面に接触し、回転する前記帯電部材に従動して回転して前記帯電部材の表面を清掃する清掃部材と、を備え、
    長手方向に直交した前記凸部の断面形状は、矩形状であって、前記凸部の高さは、0.011〔mm〕以上0.029〔mm〕以下であり、前記凸部の幅は、0.12〔mm〕以上0.98〔mm〕以下である帯電装置。
  2. 前記凸部は、格子状に配置されている請求項1に記載の帯電装置。
  3. 像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電する帯電部材を備えた請求項1又は2に記載の帯電装置と、
    帯電した前記像保持体の表面に画像を形成する画像形成部材と、
    を備える画像形成装置。
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