JP2018014666A - 通信診断システム、通信ノード、通信診断方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信診断システム、通信ノード、通信診断方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおける通信状態の診断能力の向上を図ること。
【解決手段】診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備え、無線通信ネットワークの一の通信フローに属する通信ノードは、該通信フローに属する通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定部を備え、診断ノードは、該通信フローに属する各通信ノードの診断測定部の測定結果に基づいて、該通信フローにおける通信状態の診断を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信診断システム、通信ノード、通信診断方法、及びコンピュータプログラムに関する。
複数の通信ノードから構成される通信ネットワークにおける障害検出技術として、例えば特許文献1や非特許文献1に記載される技術が知られている。特許文献1に記載される従来技術1では、ネットワークシミュレーションにより推定されたネットワークパフォーマンスの推定値と、ネットワークの観察されたネットワークパフォーマンスの値との差を用いて障害の診断を行っている。非特許文献1に記載される従来技術2では、ネットワークトモグラフィによる劣化箇所推定であり、複数個所で同時に劣化が発生する確率よりも一箇所のみで劣化が発生している確率の方が高いことに基づく、劣化パスの重複性によって劣化箇所を推定している。
特開2005−223906号公報
近江貴晴、"ネットワークトモグラフィを実現する新たなアルゴリズム"、[平成28年6月23日検索]、インターネット<URL:https://www.nttcom.co.jp/special/innovator/first/iv3/>
しかし、上述した従来技術1では、ネットワーク運用時の対象となる障害名やネットワークパフォーマンスの実測値と推定値の算出方法が開示されていないので、適用が難しい可能性があった。また、従来技術2では、もし複数箇所で同時に劣化が発生した場合には、劣化箇所の推定精度が大きく低下する可能性があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおける通信状態の診断能力の向上を図ることができる通信診断システム、通信ノード、通信診断方法、及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(1)本発明の一態様は、診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備え、前記無線通信ネットワークの一の通信フローに属する前記通信ノードは、前記通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定部を備え、前記診断ノードは、前記通信フローに属する各前記通信ノードの前記診断測定部の測定結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う、通信診断システムである。
(2)本発明の一態様は、診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークの一の通信フローを構成する通信ノードである送信元ノード、宛先ノード及び中継ノードとを備え、前記宛先ノードは、前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の前記中継ノードに、送信時刻を含む診断パケットを送信する第1診断パケット送信部を備え、前記中継ノードは、前記通信フローにおける1ホップ前記宛先ノード側の前記通信ノードから診断パケットを受信する診断パケット受信部と、前記診断パケット受信部が受信した診断パケットである受信診断パケットに含まれる送信時刻と、当該受信診断パケットの受信時刻と、当該受信診断パケットのパケットサイズとを使用して、受信診断パケット送信速度を算出する送信速度算出部と、前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度と、当該算出した受信診断パケット送信速度と前記受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度との大小関係を表す速度情報と、送信時刻とを含む診断パケットを、前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の前記通信ノードに送信する第2診断パケット送信部と、前記受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度及び速度情報と、前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度とに基づいて、当該受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度が極小値であるか否かを判断する極小判断部と、を備え、前記送信元ノードは、前記診断パケット受信部と、前記送信速度算出部と、前記極小判断部と、を備え、前記診断ノードは、各前記極小判断部の極小値の判断結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う、通信診断システムである。
(3)本発明の一態様は、上記(2)の通信診断システムにおいて、前記中継ノード及び前記送信元ノードは、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、前記無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度を測定する測定部と、前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度と前記測定部が測定したパケット送信速度とを使用して補正送信速度を算出する速度補正部と、を備え、前記第2診断パケット送信部及び前記極小判断部は、前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度の代わりに、前記速度補正部が算出した補正送信速度を使用する、通信診断システムである。
(4)本発明の一態様は、診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備え、前記通信ノードのうち、前記無線通信ネットワークの一の通信フローに属する宛先ノードは、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、前記無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度を測定する測定部と、前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の中継ノードに、前記測定部が測定したパケット送信速度を含む診断パケットを送信する第3診断パケット送信部と、を備え、前記通信ノードのうち、前記通信フローに属する中継ノードは、前記測定部と、前記通信フローにおける1ホップ前記宛先ノード側の前記通信ノードから診断パケットを受信する診断パケット受信部と、自ノードの前記測定部が測定したパケット送信速度と、当該測定したパケット送信速度と自ノードの前記診断パケット受信部が受信した診断パケットである受信診断パケットに含まれるパケット送信速度との大小関係を表す速度情報とを含む診断パケットを、前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の前記通信ノードに送信する第4診断パケット送信部と、前記受信診断パケットに含まれるパケット送信速度及び速度情報と、自ノードの前記測定部が測定したパケット送信速度とに基づいて、当該受信診断パケットに含まれるパケット送信速度が極大値であるか否かを判断する極大判断部と、を備え、前記通信ノードのうち、前記通信フローに属する送信元ノードは、前記測定部と、前記診断パケット受信部と、前記極大判断部と、を備え、
前記診断ノードは、各前記極大判断部の極大値の判断結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う、通信診断システムである。
(5)本発明の一態様は、複数の通信ノードを備えるマルチホップ通信方式の無線通信ネットワークの前記通信ノードにおいて、前記無線通信ネットワークにおいて自通信ノードが属する通信フローと同じ通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定部、を備える通信ノードである。
(6)本発明の一態様は、診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備える通信診断システムの通信診断方法であって、前記無線通信ネットワークの一の通信フローに属する前記通信ノードが、前記通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定ステップと、前記診断ノードが、前記通信フローに属する各前記通信ノードの前記診断測定ステップの測定結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う診断ステップと、を含む通信診断方法である。
(7)本発明の一態様は、複数の通信ノードを備えるマルチホップ通信方式の無線通信ネットワークの前記通信ノードのコンピュータに、前記無線通信ネットワークにおいて自通信ノードが属する通信フローと同じ通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定機能、を実現させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおける通信状態の診断能力の向上を図ることができるという効果が得られる。
第1実施形態に係る通信診断システム1の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る通信ノードNの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る宛先ノードN_Dの制御部12の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る診断ノードEの制御部12の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る通信診断方法の例を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る宛先ノードN_Dの制御部12の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12の構成例を示す図である。 第2実施形態に係る通信診断方法の例を示すシーケンス図である。 第3実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12の構成例を示す図である。 第3実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12の構成例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。以下に説明する各実施形態では、無線通信ネットワークの一例として、IEEE802.11シリーズのMAC層のプロトコルを適用する無線通信ネットワークを挙げる。また、ルーティング方式の一例として、OSPF(Open Shortest Path First)を適用する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る通信診断システム1の構成例を示す図である。図1において、通信診断システム1は、診断ノードEと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードNとを備える。図1の例では、7個の通信ノードN_S1、N_R1〜R5及びN_D1が、一の通信フローF1を構成している。また、7個の通信ノードN_S2、N_R6〜R10及びN_D2が、一の通信フローF2を構成している。通信フローF1において、通信ノードN_S1が送信元ノードであり、通信ノードN_R1〜R5が中継ノードであり、通信ノードN_D1が宛先ノードである。通信フローF2において、通信ノードN_S2が送信元ノードであり、通信ノードN_R6〜R10が中継ノードであり、通信ノードN_D2が宛先ノードである。
なお、通信ノードN_S1〜S2、N_R1〜R10及びN_D1〜D2を特に区別しないときは通信ノードNと称する。また、送信元ノードN_S1〜S2を特に区別しないときは送信元ノードN_Sと称する。また、中継ノードN_R1〜R10を特に区別しないときは中継ノードN_Rと称する。また、宛先ノードN_D1〜D2を特に区別しないときは宛先ノードN_Dと称する。また、通信フローF1〜F2を特に区別しないときは通信フローFと称する。
診断ノードEと各通信ノードNとは、オンライン又はオフラインでデータを交換する。
図2は、本実施形態に係る通信ノードNの構成例を示す図である。なお、図2の構成例は診断ノードEにも適用できる。図2において、通信ノードNは、無線通信部11と制御部12とを備える。無線通信部11は、無線により他の通信ノードNと通信を行う。制御部12は、通信ノードNの各部を制御する。制御部12は、ハードウェアにより実現されるものであってもよく、又は、メモリ及びCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)等により構成され、制御部12の機能を実現するためのコンピュータプログラムをCPUが実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
図3、図4及び図5は、本実施形態に係る通信ノードNに係る制御部12の構成例を示す図である。図3は、本実施形態に係る宛先ノードN_Dの制御部12の構成例を示す図である。図4は、本実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12の構成例を示す図である。図5は、本実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12の構成例を示す図である。
図3において、宛先ノードN_Dの制御部12は、第1診断パケット送信部21を備える。第1診断パケット送信部21は、自宛先ノードN_Dが属する一の通信フローFにおける1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_Rに、診断パケットを送信する。第1診断パケット送信部21が送信する診断パケットは送信時刻を含む。この送信時刻は、第1診断パケット送信部21が診断パケットを送信する時刻である。
図4において、中継ノードN_Rの制御部12は、診断パケット受信部31と、送信速度算出部32と、第2診断パケット送信部33と、極小判断部34とを備える。図4に示される制御部12は診断測定部に対応する。診断パケット受信部31は、自中継ノードN_Rが属する一の通信フローFにおける1ホップ宛先ノード側の通信ノードNから診断パケットを受信する。診断パケット受信部31が受信した診断パケットを受信診断パケットと称する。
送信速度算出部32は、受信診断パケットに含まれる送信時刻t_sと当該受信診断パケットの受信時刻t_rと当該受信診断パケットのパケットサイズp_sizeとを使用して、次式により、受信診断パケット送信速度V_psを算出する。受信時刻t_rは、診断パケット受信部31が受信診断パケットを受信した時刻である。
V_ps=「p_size/(t_r−t_s)」
第2診断パケット送信部33は、自中継ノードN_Rが属する一の通信フローFにおける1ホップ送信元ノード側の通信ノードNに、診断パケットを送信する。第2診断パケット送信部33が送信する診断パケットは、速度情報i_vと、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_psと、送信時刻とを含む。この送信時刻は、第2診断パケット送信部33が診断パケットを送信する時刻である。速度情報i_vは、受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_recと、当該受信診断パケットに関して送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_psとの大小関係を表す情報である。
本実施形態では、
(条件a−1)「V_ps_rec>V_ps」である場合に、速度情報i_vは「Down(下降)」であり、
(条件a−2)「V_ps_rec≦V_ps」である場合に、速度情報i_vは「NotDown(非下降)」である。
なお、受信診断パケットが受信診断パケット送信速度V_ps_recを含んでいない場合には、第2診断パケット送信部33は、自己が送信する診断パケットに速度情報i_vを含めない。
極小判断部34は、受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_rec及び速度情報i_v_recと、当該受信診断パケットに関して送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_psとに基づいて、当該受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_recが極小値であるか否かを判断する。
本実施形態では、
(条件b−1)「V_ps_rec<V_ps」且つ速度情報i_v_recが「Down(下降)」である場合に、受信診断パケット送信速度V_ps_recが極小値であると判断し、
(条件b−2)上記条件b−1以外である場合に、受信診断パケット送信速度V_ps_recが極小値ではないと判断する。
なお、速度情報i_v_recは、受信診断パケットを送信した中継ノードN_Rの第2診断パケット送信部33が上記条件a−1、a−2により生成した速度情報i_vである。また、受信診断パケットが受信診断パケット送信速度V_ps_recを含んでいない場合及び受信診断パケットが速度情報i_v_recを含んでいない場合には、極小判断部34は、極小値の判断処理を実行しない。
中継ノードN_Rは、極小判断部34が極小値であると判断した受信診断パケット送信速度V_ps_recと、自中継ノードN_Rが属する通信フローFの識別情報(フローID)と、自中継ノードN_Rの識別情報(ノードID)とを診断ノードEに報告する。
図5において、送信元ノードN_Sの制御部12は、診断パケット受信部31と、送信速度算出部32と、極小判断部34とを備える。これら診断パケット受信部31、送信速度算出部32及び極小判断部34は、上記図4に示す中継ノードN_Rの各部31、32及び34と同じである。図5に示される制御部12は診断測定部に対応する。送信元ノードN_Sは、極小判断部34が極小値であると判断した受信診断パケット送信速度V_ps_recと、自送信元ノードN_Sが属する通信フローFのフローIDと、自送信元ノードN_SのノードIDとを診断ノードEに報告する。
図6は、診断ノードEの制御部12の構成例を示す図である。図6において、診断ノードEの制御部12は、診断部41を備える。診断部41は、各通信ノードNの極小判断部34の極小値の判断結果に基づいて、一の通信フローFにおける通信状態の診断を行う。
次に図7を参照して本実施形態に係る通信診断システム1の動作を説明する。図7は、本実施形態に係る通信診断方法の例を示すシーケンス図である。図7には、説明の便宜上の一例として、図1に示す通信フローF1に係る構成を図示している。以下、通信フローF1を診断対象にした場合を例に挙げて説明する。通信フローF1において、送信元ノードはN_S1であり、中継ノードはN_R1〜R5であり、宛先ノードはN_D1である。図7の処理は、例えばネットワーク運用者からの指示によって開始される。
(ステップS1)宛先ノードN_D1の第1診断パケット送信部21は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R5に、診断パケットPac_D1を送信する。第1診断パケット送信部21は、例えば所定の間隔で、診断パケットPac_D1を繰り返し送信する。第1診断パケット送信部21は、該送信する診断パケットPac_D1に送信時刻t_s_D1を含める。送信時刻t_s_D1は、宛先ノードN_D1の第1診断パケット送信部21が診断パケットPac_D1を送信する時刻である。
診断パケットPac_D1は、宛先ノードN_D1の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R5の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R5の診断パケット受信部31は、宛先ノードN_D1から送信された診断パケットPac_D1を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部31が受信した診断パケットPac_D1を受信診断パケットPac_D1と称する。
(ステップS2)中継ノードN_R5の送信速度算出部32は、受信診断パケットPac_D1に含まれる送信時刻t_s_D1と受信診断パケットPac_D1の受信時刻t_r_D1と受信診断パケットPac_D1のパケットサイズp_size_D1とを使用して、次式により、受信診断パケット送信速度V_ps_D1を算出する。受信時刻t_r_D1は、診断パケット受信部31が受信診断パケットPac_D1を受信した時刻である。
V_ps_D1=「p_size_D1/(t_r_D1−t_s_D1)」
(ステップS3)中継ノードN_R5の第2診断パケット送信部33は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R4に、診断パケットPac_R5を送信する。第2診断パケット送信部33は、該送信する診断パケットPac_R5に、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_D1と、送信時刻t_s_R5とを含める。送信時刻t_s_R5は、第2診断パケット送信部33が診断パケットPac_R5を送信する時刻である。
診断パケットPac_R5は、中継ノードN_R5の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R4の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R4の診断パケット受信部31は、中継ノードN_R5から送信された診断パケットPac_R5を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部31が受信した診断パケットPac_R5を受信診断パケットPac_R5と称する。
(ステップS4)中継ノードN_R4の送信速度算出部32は、受信診断パケットPac_R5に含まれる送信時刻t_s_R5と受信診断パケットPac_R5の受信時刻t_r_R5と受信診断パケットPac_R5のパケットサイズp_size_R5とを使用して、次式により、受信診断パケット送信速度V_ps_R5を算出する。受信時刻t_r_R5は、診断パケット受信部31が受信診断パケットPac_R5を受信した時刻である。
V_ps_R5=「p_size_R5/(t_r_R5−t_s_R5)」
(ステップS5)中継ノードN_R4の第2診断パケット送信部33は、速度情報i_v_R4を生成する。速度情報i_v_R4は、受信診断パケットPac_R5に含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_D1と、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R5との大小関係を表す情報である。本実施形態では、
(条件a−1)「V_ps_D1>V_ps_R5」である場合に、速度情報i_v_R4は「Down(下降)」であり、
(条件a−2)「V_ps_D1≦V_ps_R5」である場合に、速度情報i_v_R4は「NotDown(非下降)」である。
(ステップS6)中継ノードN_R4の第2診断パケット送信部33は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R3に、診断パケットPac_R4を送信する。第2診断パケット送信部33は、該送信する診断パケットPac_R4に、速度情報i_v_R4と、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R5と、送信時刻t_s_R4とを含める。送信時刻t_s_R4は、第2診断パケット送信部33が診断パケットPac_R4を送信する時刻である。
診断パケットPac_R4は、中継ノードN_R4の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R3の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R3の診断パケット受信部31は、中継ノードN_R4から送信された診断パケットPac_R4を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部31が受信した診断パケットPac_R4を受信診断パケットPac_R4と称する。
(ステップS7)中継ノードN_R3の送信速度算出部32は、受信診断パケットPac_R4に含まれる送信時刻t_s_R4と受信診断パケットPac_R4の受信時刻t_r_R4と受信診断パケットPac_R4のパケットサイズp_size_R4とを使用して、次式により、受信診断パケット送信速度V_ps_R4を算出する。受信時刻t_r_R4は、診断パケット受信部31が受信診断パケットPac_R4を受信した時刻である。
V_ps_R4=「p_size_R4/(t_r_R4−t_s_R4)」
(ステップS8)中継ノードN_R3の第2診断パケット送信部33は、速度情報i_v_R3を生成する。速度情報i_v_R3は、受信診断パケットPac_R4に含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_R5と、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R4との大小関係を表す情報である。本実施形態では、
(条件a−1)「V_ps_R5>V_ps_R4」である場合に、速度情報i_v_R3は「Down(下降)」であり、
(条件a−2)「V_ps_R5≦V_ps_R4」である場合に、速度情報i_v_R3は「NotDown(非下降)」である。
(ステップS9)中継ノードN_R3の第2診断パケット送信部33は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R2に、診断パケットPac_R3を送信する。第2診断パケット送信部33は、該送信する診断パケットPac_R3に、速度情報i_v_R3と、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R4と、送信時刻t_s_R3とを含める。送信時刻t_s_R3は、第2診断パケット送信部33が診断パケットPac_R3を送信する時刻である。
診断パケットPac_R3は、中継ノードN_R3の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R2の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R2の診断パケット受信部31は、中継ノードN_R3から送信された診断パケットPac_R3を無線通信部11により受信する。
(ステップS10)中継ノードN_R3の極小判断部34は、受信診断パケットPac_R4に含まれる速度情報i_v_R4と、受信診断パケットPac_R4に含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_R5と、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R4とに基づいて、受信診断パケットPac_R4に含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_R5が極小値であるか否かを判断する。本実施形態では、
(条件b−1)「V_ps_R5<V_ps_R4」且つ速度情報i_v_R4が「Down(下降)」である場合に、受信診断パケット送信速度V_ps_R5が極小値であると判断し、
(条件b−2)上記条件b−1以外である場合に、受信診断パケット送信速度V_ps_R5が極小値ではないと判断する。
中継ノードN_R3は、極小判断部34が受信診断パケット送信速度V_ps_R5を極小値であると判断した場合には、受信診断パケット送信速度V_ps_R5と、通信フローF1のフローIDと、自中継ノードN_R3のノードIDとを診断ノードEに報告する。
次いで、中継ノードN_R2及び中継ノードN_R1において、中継ノードN_R3と同様に、ステップS7〜S10が実行される。次いで、送信元ノードN_S1の診断パケット受信部31は、中継ノードN_R1から送信された診断パケットPac_R1を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部31が受信した診断パケットPac_R1を受信診断パケットPac_R1と称する。受信診断パケットPac_R1は、中継ノードN_R1の第2診断パケット送信部33が生成した速度情報i_v_R1と、中継ノードN_R1の送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R2と、送信時刻t_s_R1とを含む。送信時刻t_s_R1は、中継ノードN_R1の第2診断パケット送信部33が診断パケットPac_R1を送信した時刻である。
(ステップS11)送信元ノードN_S1の送信速度算出部32は、受信診断パケットPac_R1に含まれる送信時刻t_s_R1と受信診断パケットPac_R1の受信時刻t_r_R1と受信診断パケットPac_R1のパケットサイズp_size_R1とを使用して、次式により、受信診断パケット送信速度V_ps_R1を算出する。受信時刻t_r_R1は、診断パケット受信部31が受信診断パケットPac_R1を受信した時刻である。
V_ps_R1=「p_size_R1/(t_r_R1−t_s_R1)」
(ステップS12)送信元ノードN_S1の極小判断部34は、受信診断パケットPac_R1に含まれる速度情報i_v_R1と、受信診断パケットPac_R1に含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_R2と、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_ps_R1とに基づいて、受信診断パケットPac_R1に含まれる受信診断パケット送信速度V_ps_R2が極小値であるか否かを判断する。本実施形態では、
(条件b−1)「V_ps_R2<V_ps_R1」且つ速度情報i_v_R1が「Down(下降)」である場合に、受信診断パケット送信速度V_ps_R2が極小値であると判断し、
(条件b−2)上記条件b−1以外である場合に、受信診断パケット送信速度V_ps_R2が極小値ではないと判断する。
送信元ノードN_S1は、極小判断部34が受信診断パケット送信速度V_ps_R2を極小値であると判断した場合には、受信診断パケット送信速度V_ps_R2と、通信フローF1のフローIDと、自送信元ノードN_S1のノードIDとを診断ノードEに報告する。
診断ノードEの診断部41は、中継ノードN_R1〜R3及び送信元ノードN_S1からの報告に基づいて、通信フローF1における通信状態の診断を行う。中継ノードN_R1〜R3及び送信元ノードN_S1からの報告は、オンラインで、定期的に例えば1秒毎に行われる。また、中継ノードN_R1〜R3及び送信元ノードN_S1からの報告は、極小値であると判断された受信診断パケット送信速度(極小送信速度と称する)と、通信フローF1のフローIDと、報告元の通信ノードNのノードIDとを含む。なお、該報告がオフラインで行われる場合には、該報告に、報告元の通信ノードNが極小値であると判断した日時も含める。
診断部41は、定期的に例えば1秒毎に、通信フローF1に関する報告に含まれる極小送信速度を比較する。診断部41は、該比較の結果に基づいて最小の極小送信速度を選択する。診断部41は、該選択した最小の極小送信速度を、通信フローF1における最小のパケット送信速度であると判断する。また、該選択した最小の極小送信速度を報告した報告元の通信ノードNに基づいて、通信フローF1における最小のパケット送信速度である区間を判断する。例えば、最小の極小送信速度を報告した報告元が中継ノードN_R3である場合には、最小の極小送信速度は受信診断パケット送信速度V_ps_R5であり、通信フローF1における最小のパケット送信速度である区間は中継ノードN_R5と中継ノードN_R4間である。
本実施形態によれば、一の通信フローにおける最小のパケット送信速度、及び、該最小のパケット送信速度である区間を判断できる。これにより、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおける通信状態の診断能力の向上を図ることができるという効果が得られる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態を説明する。第2実施形態において、通信診断システム1、通信ノードN及び診断ノードEは、上記図1、図2及び図6の構成例を適用する。図8、図9及び図10は、第2実施形態に係る通信ノードNに係る制御部12の構成例を示す図である。図8は、第2実施形態に係る宛先ノードN_Dの制御部12の構成例を示す図である。図9は、第2実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12の構成例を示す図である。図10は、第2実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12の構成例を示す図である。
図8において、宛先ノードN_Dの制御部12は、測定部51と第3診断パケット送信部52とを備える。測定部51は、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、自ノードが属する無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度(Packet Injection Ratio:PIR[パケット数/秒])を測定する。測定部51は、自ノード宛てのパケットと自ノード以外の通信ノードN宛てのパケットの両方を、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出する。PIRは、次式により算出される。
PIR=1/PII
但し、PIIはパケット送信間隔(Packet Injection Interval[秒])である。
第3診断パケット送信部52は、自宛先ノードN_Dが属する一の通信フローFにおける1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_Rに、診断パケットを送信する。第3診断パケット送信部52が送信する診断パケットは、測定部51が測定したパケット送信速度PIRを含む。
図9において、中継ノードN_Rの制御部12は、測定部51と、診断パケット受信部61と、第4診断パケット送信部62と、極大判断部63とを備える。測定部51は、上記図8に示す宛先ノードN_Dの測定部51と同じである。図9に示される制御部12は診断測定部に対応する。
診断パケット受信部61は、自中継ノードN_Rが属する一の通信フローFにおける1ホップ宛先ノード側の通信ノードNから診断パケットを受信する。診断パケット受信部61が受信した診断パケットを受信診断パケットと称する。
第4診断パケット送信部62は、自中継ノードN_Rが属する一の通信フローFにおける1ホップ送信元ノード側の通信ノードNに、診断パケットを送信する。第4診断パケット送信部62が送信する診断パケットは、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIRと、速度情報i2_vとを含む。速度情報i2_vは、自ノードの診断パケット受信部61が受信した受信診断パケットに含まれるパケット送信速度PIR_recと、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIRとの大小関係を表す情報である。
本実施形態では、
(条件c−1)「PIR>PIR_rec」である場合に、速度情報i2_vは「Up(上昇)」であり、
(条件c−2)「PIR≦PIR_rec」である場合に、速度情報i2_vは「NotUp(非上昇)」である。
極大判断部63は、自ノードの診断パケット受信部61が受信した受信診断パケットに含まれるパケット送信速度PIR_rec及び速度情報i2_v_recと、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIRとに基づいて、当該受信診断パケットに含まれるパケット送信速度PIR_recが極大値であるか否かを判断する。
本実施形態では、
(条件d−1)「PIR<PIR_rec」且つ速度情報i2_v_recが「Up(上昇)」である場合に、パケット送信速度PIR_recが極大値であると判断し、
(条件d−2)上記条件d−1以外である場合に、パケット送信速度PIR_recが極大値ではないと判断する。
なお、速度情報i2_v_recは、受信診断パケットを送信した中継ノードN_Rの第4診断パケット送信部62が上記条件c−1、c−2により生成した速度情報i2_vである。また、受信診断パケットが速度情報i2_v_recを含んでいない場合には、極大判断部63は、極大値の判断処理を実行しない。
中継ノードN_Rは、極大判断部63が極大値であると判断したパケット送信速度PIR_recと、自中継ノードN_Rが属する通信フローFのフローIDと、自中継ノードN_RのノードIDとを診断ノードEに報告する。
図10において、送信元ノードN_Sの制御部12は、測定部51と、診断パケット受信部61と、極大判断部63とを備える。測定部51は、上記図8に示す宛先ノードN_Dの測定部51と同じである。診断パケット受信部61及び極大判断部63は、上記図9に示す中継ノードN_Rの各部61及び63と同じである。図10に示される制御部12は診断測定部に対応する。送信元ノードN_Sは、極大判断部63が極大値であると判断した受信診断パケット送信速度PIR_recと、当該受信診断パケット送信速度PIR_recが属する通信フローFのフローIDと、自送信元ノードN_SのノードIDとを診断ノードEに報告する。
次に図11を参照して第2実施形態に係る通信診断システム1の動作を説明する。図11は、第2実施形態に係る通信診断方法の例を示すシーケンス図である。図11には、説明の便宜上の一例として、図1に示す通信フローF1に係る構成を図示している。以下、通信フローF1を診断対象にした場合を例に挙げて説明する。通信フローF1にいて、送信元ノードはN_S1であり、中継ノードはN_R1〜R5であり、宛先ノードはN_D1である。図11の処理は、例えばネットワーク運用者からの指示によって開始される。
(ステップS21)宛先ノードN_D1の測定部51は、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、自ノードが属する無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度PIR_D1を測定する。この測定結果のパケット送信速度PIR_D1は、図1の無線通信ネットワークの全ての通信フローF1及びF2に含まれるパケットのうち、宛先ノードN_D1が受信した該無線通信ネットワークの無線信号により検出した全てのパケットを対象にしたパケット送信速度である。
(ステップS22)宛先ノードN_D1の第3診断パケット送信部52は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R5に、診断パケットPac2_D1を送信する。第3診断パケット送信部52は、該送信する診断パケットPac2_D1にパケット送信速度PIR_D1を含める。
宛先ノードN_D1は、上記ステップS21のパケット送信速度PIR_D1の測定と、上記ステップS22の診断パケットPac2_D1の送信とを、例えば所定の間隔で繰り返し実行する。
診断パケットPac2_D1は、宛先ノードN_D1の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R5の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R5の診断パケット受信部61は、宛先ノードN_D1から送信された診断パケットPac2_D1を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部61が受信した診断パケットPac2_D1を受信診断パケットPac2_D1と称する。
(ステップS23)中継ノードN_R5の測定部51は、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、自ノードが属する無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度PIR_R5を測定する。この測定結果のパケット送信速度PIR_R5は、図1の無線通信ネットワークの全ての通信フローF1及びF2に含まれるパケットのうち、中継ノードN_R5が受信した該無線通信ネットワークの無線信号により検出した全てのパケットを対象にしたパケット送信速度である。
(ステップS24)中継ノードN_R5の第4診断パケット送信部62は、速度情報i2_v_R5を生成する。速度情報i2_v_R5は、受信診断パケットPac2_D1に含まれるパケット送信速度PIR_D1と、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIR_R5との大小関係を表す情報である。本実施形態では、
(条件c−1)「PIR_R5>PIR_D1」である場合に、速度情報i2_v_R5は「Up(上昇)」であり、
(条件c−2)「PIR_5≦PIR_D1」である場合に、速度情報i2_v_R5は「NotUp(非上昇)」である。
(ステップS25)中継ノードN_R5の第4診断パケット送信部62は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R4に、診断パケットPac2_R5を送信する。第4診断パケット送信部62は、該送信する診断パケットPac2_R5に、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIR_R5と、速度情報i2_v_R5とを含める。
診断パケットPac2_R5は、中継ノードN_R5の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R4の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R4の診断パケット受信部61は、中継ノードN_R5から送信された診断パケットPac2_R5を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部61が受信した診断パケットPac2_R5を受信診断パケットPac2_R5と称する。
(ステップS26)中継ノードN_R4の測定部51は、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、自ノードが属する無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度PIR_R4を測定する。この測定結果のパケット送信速度PIR_R4は、図1の無線通信ネットワークの全ての通信フローF1及びF2に含まれるパケットのうち、中継ノードN_R4が受信した該無線通信ネットワークの無線信号により検出した全てのパケットを対象にしたパケット送信速度である。
(ステップS27)中継ノードN_R4の第4診断パケット送信部62は、速度情報i2_v_R4を生成する。速度情報i2_v_R4は、受信診断パケットPac2_R5に含まれるパケット送信速度PIR_R5と、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIR_R4との大小関係を表す情報である。本実施形態では、
(条件c−1)「PIR_R4>PIR_R5」である場合に、速度情報i2_v_R4は「Up(上昇)」であり、
(条件c−2)「PIR_4≦PIR_R5」である場合に、速度情報i2_v_R4は「NotUp(非上昇)」である。
(ステップS28)中継ノードN_R4の第4診断パケット送信部62は、通信フローF1における1ホップ送信元ノード側の中継ノードN_R3に、診断パケットPac2_R4を送信する。第4診断パケット送信部62は、該送信する診断パケットPac2_R4に、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIR_R4と、速度情報i2_v_R4とを含める。
診断パケットPac2_R4は、中継ノードN_R4の無線通信部11により送信され、中継ノードN_R3の無線通信部11により受信される。中継ノードN_R3の診断パケット受信部61は、中継ノードN_R4から送信された診断パケットPac2_R4を無線通信部11により受信する。
(ステップS29)中継ノードN_R4の極大判断部63は、受信診断パケットPac2_R5に含まれるパケット送信速度PIR_R5及び速度情報i2_v_R5と、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIR_R4とに基づいて、当該受信診断パケットPac2_R5に含まれるパケット送信速度PIR_R5が極大値であるか否かを判断する。本実施形態では、
(条件d−1)「PIR_R4<PIR_R5」且つ速度情報i2_v_R5が「Up(上昇)」である場合に、パケット送信速度PIR_R5が極大値であると判断し、
(条件d−2)上記条件d−1以外である場合に、パケット送信速度PIR_R5が極大値ではないと判断する。
中継ノードN_R4は、極大判断部63がパケット送信速度PIR_R5を極大値であると判断した場合には、パケット送信速度PIR_R5と、通信フローF1のフローIDと、自中継ノードN_R4のノードIDとを診断ノードEに報告する。
次いで、中継ノードN_R3、中継ノードN_R2及び中継ノードN_R1において、中継ノードN_R4と同様に、ステップS26〜S29が実行される。次いで、送信元ノードN_S1の診断パケット受信部61は、中継ノードN_R1から送信された診断パケットPac2_R1を無線通信部11により受信する。該診断パケット受信部31が受信した診断パケットPac2_R1を受信診断パケットPac2_R1と称する。受信診断パケットPac2_R1は、中継ノードN_R1の測定部51が測定したパケット送信速度PIR_R1と、中継ノードN_R1の第4診断パケット送信部62が生成した速度情報i2_v_R1とを含む。
(ステップS30)送信元ノードN_S1の測定部51は、自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、自ノードが属する無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度PIR_S1を測定する。この測定結果のパケット送信速度PIR_S1は、図1の無線通信ネットワークの全ての通信フローF1及びF2に含まれるパケットのうち、送信元ノードN_S1が受信した該無線通信ネットワークの無線信号により検出した全てのパケットを対象にしたパケット送信速度である。
(ステップS31)送信元ノードN_S1の極大判断部63は、受信診断パケットPac2_R1に含まれるパケット送信速度PIR_R1及び速度情報i2_v_R1と、自ノードの測定部51が測定したパケット送信速度PIR_S1とに基づいて、当該受信診断パケットPac2_R1に含まれるパケット送信速度PIR_R1が極大値であるか否かを判断する。本実施形態では、
(条件d−1)「PIR_S1<PIR_R1」且つ速度情報i2_v_R1が「Up(上昇)」である場合に、パケット送信速度PIR_R1が極大値であると判断し、
(条件d−2)上記条件d−1以外である場合に、パケット送信速度PIR_R1が極大値ではないと判断する。
送信元ノードN_S1は、極大判断部63がパケット送信速度PIR_R1を極大値であると判断した場合には、パケット送信速度PIR_R1と、通信フローF1のフローIDと、自送信元ノードN_S1のノードIDとを診断ノードEに報告する。
診断ノードEの診断部41は、中継ノードN_R1〜R4及び送信元ノードN_S1からの報告に基づいて、通信フローF1における通信状態の診断を行う。中継ノードN_R1〜R4及び送信元ノードN_S1からの報告は、オンラインで、定期的に例えば1秒毎に行われる。また、中継ノードN_R1〜R4及び送信元ノードN_S1からの報告は、極大値であると判断されたパケット送信速度(極大送信速度と称する)と、通信フローF1のフローIDと、報告元の通信ノードNのノードIDとを含む。なお、該報告がオフラインで行われる場合には、該報告に、報告元の通信ノードNが極大値であると判断した日時も含める。
診断部41は、通信フローF1に関する報告に含まれる極大送信速度を蓄積する。診断部41は、蓄積された極大送信速度群の中から最大値(最大極大送信速度PIR_maxと称する)を選択する。診断部41は、通信フローF1における上限の速度(上限速度F1_maxと称する)と最大極大送信速度PIR_maxとの差「F1_max−PIR_max」を計算する。診断部41は、該差「F1_max−PIR_max」が通信フローF1における通信可能な最大速度であると判断する。
第2実施形態によれば、一の通信フローにおける通信可能な最大速度を判断できる。これにより、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおける通信状態の診断能力の向上を図ることができるという効果が得られる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態を説明する。第3実施形態は、上述の第1実施形態の変形例である。第3実施形態において、通信診断システム1、通信ノードN、宛先ノードN_D及び診断ノードEは、上記図1、図2、図3及び図6の構成例を適用する。図12は、第3実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12の構成例を示す図である。図13は、第3実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12の構成例を示す図である。
図12において、中継ノードN_Rの制御部12は、診断パケット受信部31と、送信速度算出部32と、第2診断パケット送信部33と、極小判断部34と、測定部51と、速度補正部71とを備える。本実施形態に係る中継ノードN_Rの制御部12は、図4に示す第1実施形態の構成に対してさらに測定部51と速度補正部71とを備える。診断パケット受信部31、送信速度算出部32、第2診断パケット送信部33及び極小判断部34は、上述した第1実施形態と同じである。測定部51は、上述した第2実施形態と同じである。
速度補正部71は、次式により、補正送信速度V_pshを算出する。
V_psh=「V_ps+(F_max−PIR)」/2
但し、V_psは送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度である。PIRは測定部51が測定したパケット送信速度である。F_maxは、中継ノードN_Rが属する通信フローFにおける上限の速度(上限速度)である。
第3実施形態において、中継ノードN_Rの第2診断パケット送信部33及び極小判断部34は、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_psの代わりに、速度補正部71が算出した補正送信速度V_pshを使用する。この点が上述した第1実施形態と異なる。
図13において、送信元ノードN_Sの制御部12は、診断パケット受信部31と、送信速度算出部32と、極小判断部34と、測定部51と、速度補正部71とを備える。本実施形態に係る送信元ノードN_Sの制御部12は、図5に示す第1実施形態の構成に対してさらに測定部51と速度補正部71とを備える。診断パケット受信部31、送信速度算出部32及び極小判断部34は、上述した第1実施形態と同じである。測定部51は、上述した第2実施形態と同じである。速度補正部71は、上記図12に示す中継ノードN_Rの速度補正部71と同じである。
第3実施形態において、送信元ノードN_Sの極小判断部34は、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_psの代わりに、速度補正部71が算出した補正送信速度V_pshを使用する。この点が上述した第1実施形態と異なる。
第3実施形態によれば、送信速度算出部32が算出した受信診断パケット送信速度V_psと測定部51が測定したパケット送信速度PIRとを使用して補正送信速度V_pshを算出し、該補正送信速度V_pshに基づいて、一の通信フローにおける最小のパケット送信速度、及び、該最小のパケット送信速度である区間を判断できる。これにより、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおける通信状態の診断能力の向上を図ることができるという効果が得られる。
診断パケットのパケットサイズが測定に十分な長さに足りない場合、受信診断パケット送信速度V_psにある程度の誤差が生じる可能性がある。このため、第3実施形態では、受信診断パケット送信速度V_psと「上限速度F_max−パケット送信速度PIR」の平均値を、受信診断パケット送信速度V_psの代わりに使用する。これにより、受信診断パケット送信速度V_psの補正を行う。
なお、上述した各実施形態において、診断パケットとして、例えば、CTS(Clear To Send)パケットやACKパケットなどを利用してもよい。
また、通信ノードNはIoT(Internet of Things)に利用される通信ノードであってもよい。例えば、通信ノードNの制御部12は、IoT向けのフレームワークの一例として知られる「AllJoyn」を利用して構成されてもよい。上述した各実施形態によれば、IoTを実現するマルチホップ通信方式の無線通信ネットワークにおいて、故障等の通信状態の診断能力の向上を図ることができる。これにより、当該無線通信ネットワークの保守運用における負担の軽減に寄与することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、無線通信ネットワークシステムの一例として、IEEE802.11シリーズのMAC層のプロトコルを適用する無線通信ネットワークを挙げたが、それ以外の無線ノードを含む無線通信ネットワークシステムに適用してもよい。
また、上述した実施形態は、例えば、被災地、テーマパーク、展示会場などにおいて、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを活用したテレビ電話等の通信サービスに適用できる。これにより、既存の無線通信ネットワークの基地局にかかるトラフィック負荷を軽減することができ、ネットワーク運用者のネットワークコストの削減に寄与できる。また、ビル等のビデオ監視システム、ファクトリーオートメーション/制御システム等にも適用できる。
また、上述した通信ノードNの機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…通信診断システム、11…無線通信部、12…制御部、21…第1診断パケット送信部、31…診断パケット受信部、32…送信速度算出部、33…第2診断パケット送信部、34…極小判断部、41…診断部、51…測定部、52…第3診断パケット送信部、61…診断パケット受信部、62…第4診断パケット送信部、63…極大判断部、71…速度補正部、E…診断ノード、N…通信ノード

Claims (7)

  1. 診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備え、
    前記無線通信ネットワークの一の通信フローに属する前記通信ノードは、前記通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定部を備え、
    前記診断ノードは、前記通信フローに属する各前記通信ノードの前記診断測定部の測定結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う、
    通信診断システム。
  2. 診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークの一の通信フローを構成する通信ノードである送信元ノード、宛先ノード及び中継ノードとを備え、
    前記宛先ノードは、
    前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の前記中継ノードに、送信時刻を含む診断パケットを送信する第1診断パケット送信部を備え、
    前記中継ノードは、
    前記通信フローにおける1ホップ前記宛先ノード側の前記通信ノードから診断パケットを受信する診断パケット受信部と、
    前記診断パケット受信部が受信した診断パケットである受信診断パケットに含まれる送信時刻と、当該受信診断パケットの受信時刻と、当該受信診断パケットのパケットサイズとを使用して、受信診断パケット送信速度を算出する送信速度算出部と、
    前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度と、当該算出した受信診断パケット送信速度と前記受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度との大小関係を表す速度情報と、送信時刻とを含む診断パケットを、前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の前記通信ノードに送信する第2診断パケット送信部と、
    前記受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度及び速度情報と、前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度とに基づいて、当該受信診断パケットに含まれる受信診断パケット送信速度が極小値であるか否かを判断する極小判断部と、を備え、
    前記送信元ノードは、前記診断パケット受信部と、前記送信速度算出部と、前記極小判断部と、を備え、
    前記診断ノードは、各前記極小判断部の極小値の判断結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う、
    通信診断システム。
  3. 前記中継ノード及び前記送信元ノードは、
    自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、前記無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度を測定する測定部と、
    前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度と前記測定部が測定したパケット送信速度とを使用して補正送信速度を算出する速度補正部と、を備え、
    前記第2診断パケット送信部及び前記極小判断部は、前記送信速度算出部が算出した受信診断パケット送信速度の代わりに、前記速度補正部が算出した補正送信速度を使用する、
    請求項2に記載の通信診断システム。
  4. 診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備え、
    前記通信ノードのうち、前記無線通信ネットワークの一の通信フローに属する宛先ノードは、
    自ノードのアンテナを介して受信した無線信号により検出するパケットに基づいて、前記無線通信ネットワークにおけるパケット送信速度を測定する測定部と、
    前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の中継ノードに、前記測定部が測定したパケット送信速度を含む診断パケットを送信する第3診断パケット送信部と、を備え、
    前記通信ノードのうち、前記通信フローに属する中継ノードは、
    前記測定部と、
    前記通信フローにおける1ホップ前記宛先ノード側の前記通信ノードから診断パケットを受信する診断パケット受信部と、
    自ノードの前記測定部が測定したパケット送信速度と、当該測定したパケット送信速度と自ノードの前記診断パケット受信部が受信した診断パケットである受信診断パケットに含まれるパケット送信速度との大小関係を表す速度情報とを含む診断パケットを、前記通信フローにおける1ホップ前記送信元ノード側の前記通信ノードに送信する第4診断パケット送信部と、
    前記受信診断パケットに含まれるパケット送信速度及び速度情報と、自ノードの前記測定部が測定したパケット送信速度とに基づいて、当該受信診断パケットに含まれるパケット送信速度が極大値であるか否かを判断する極大判断部と、を備え、
    前記通信ノードのうち、前記通信フローに属する送信元ノードは、前記測定部と、前記診断パケット受信部と、前記極大判断部と、を備え、
    前記診断ノードは、各前記極大判断部の極大値の判断結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う、
    通信診断システム。
  5. 複数の通信ノードを備えるマルチホップ通信方式の無線通信ネットワークの前記通信ノードにおいて、
    前記無線通信ネットワークにおいて自通信ノードが属する通信フローと同じ通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定部、
    を備える通信ノード。
  6. 診断ノードと、マルチホップ通信方式の無線通信ネットワークを構成する複数の通信ノードとを備える通信診断システムの通信診断方法であって、
    前記無線通信ネットワークの一の通信フローに属する前記通信ノードが、前記通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定ステップと、
    前記診断ノードが、前記通信フローに属する各前記通信ノードの前記診断測定ステップの測定結果に基づいて、前記通信フローにおける通信状態の診断を行う診断ステップと、
    を含む通信診断方法。
  7. 複数の通信ノードを備えるマルチホップ通信方式の無線通信ネットワークの前記通信ノードのコンピュータに、
    前記無線通信ネットワークにおいて自通信ノードが属する通信フローと同じ通信フローに属する前記通信ノード間の通信速度の極小値若しくは極大値又は極小値及び極大値の両方を測定する診断測定機能、
    を実現させるためのコンピュータプログラム。
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