JP2018013853A - 検知装置および検知方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態に係る検知装置1を含むシステムの概略構成を示す模式図である。セキュリティ上の管理が必要な保護対象データDは、通常、所定の表示が許可された位置の範囲内すなわち所定の表示許可範囲内でのみ閲覧が許可される。図1に例示するように、本実施形態の検知装置1は、後述する検知処理を実行することにより、保護対象データDが表示される表示装置Pの位置と、所定の監視範囲R内に進入した人物hとを監視して、保護対象データDを不正に閲覧される危険性を検知する。なお、表示装置Pには、PCのディスプレイ、プロジェクタ、タブレット端末、またはモバイル端末等が例示される。
図1の説明に戻る。図1に例示するように、検知装置1は、パソコン等の汎用コンピュータで実現され、入力部11、出力部12、通信制御部13、記憶部14、および制御部15を備える。
次に、図8を参照して、本実施形態に係る検知装置1による検知処理について説明する。図8は、検知処理手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、例えば、検知処理の開始を指示する操作入力があったタイミングで開始される。
上記実施形態に係る検知装置1が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。一実施形態として、検知装置1は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の検知処理を実行する検知プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記の検知プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を検知装置1として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)などのスレート端末などがその範疇に含まれる。また、ユーザが使用する端末装置をクライアントとし、当該クライアントに上記の検知処理に関するサービスを提供するサーバ装置として実装することもできる。例えば、検知装置1は、センサデータと表示装置Pへ保護対象データDの表示を指示する操作の情報とを入力とし、検知結果を出力する検知処理サービスを提供するサーバ装置として実装される。この場合、検知装置1は、Webサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の検知処理に関するサービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。以下に、検知装置1と同様の機能を実現する検知プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
11 入力部
12 出力部
13 通信制御部
14 記憶部
14a 許可情報
14b 権限情報
14c 位置情報
15 制御部
15a 特定部
15b 識別部
15c 警報部
P 表示装置
R 監視範囲
Claims (9)
- 保護対象データを識別する保護対象データIDと、該保護対象データの表示が許可される位置の範囲を示す表示許可範囲とを対応付けした許可情報と、所定の監視範囲内への進入が可能な人物を識別する人物IDと、該人物の保護対象データの閲覧に関する権限とを対応付けした権限情報と、を記憶する記憶部と、
保護対象データの表示を検知して、該保護対象データの保護対象データIDと該保護対象データが表示される表示装置の位置とを特定する特定部と、
前記表示装置の位置から所定の距離以内の近傍にいる人物を検知して、該人物の位置と人物IDとを取得する識別部と、
前記許可情報のうち、前記表示装置に表示された前記保護対象データの保護対象データIDに対応する表示許可範囲を参照し、特定された前記表示装置の位置が前記表示許可範囲外であった場合、または、前記権限情報のうち、前記表示装置に表示された前記保護対象データおよび前記近傍にいる人物の人物IDに対応する権限を参照し、該人物に該保護対象データを閲覧する権限がなかった場合に、警報を出力する警報部と、
を備えることを特徴とする検知装置。 - 前記権限情報には、前記人物IDが不明な場合の前記権限が含まれ、
前記警報部は、前記識別部が前記近傍にいる人物の人物IDを取得できなかった場合に、前記権限情報のうち前記人物IDが不明な場合の前記権限を参照し、該人物に前記保護対象データを閲覧する権限がなかった場合に、警報を出力することを特徴とする請求項1に記載の検知装置。 - 前記記憶部は、さらに、前記表示装置を識別する装置IDと該表示装置の位置とを対応付けした位置情報を記憶し、
前記特定部は、前記保護対象データの表示を指示する操作が入力された前記表示装置の装置IDを取得して、前記位置情報を参照し、該装置IDに対応する位置を該表示装置の位置として特定することを特徴とする請求項1または2に記載の検知装置。 - 前記特定部は、前記保護対象データの表示を指示する操作を行った人物を識別する操作者IDを取得して、該操作者IDと同一の前記人物IDに対応する人物の位置を、前記表示装置の位置として特定することを特徴とする請求項1または2に記載の検知装置。
- 前記保護対象データは、該保護対象データの複製、編集、または移動の操作により生成された派生データを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の検知装置。
- 前記警報部は、前記表示装置に前記保護対象データの表示の中断を指示する警報を出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の検知装置。
- 前記警報部は、前記保護対象データの管理者に対する警報を出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の検知装置。
- 前記識別部は、監視範囲内を撮影する種類の異なる複数のセンサによる検知結果を用いて、予め前記各センサにより同一人物を同一時刻に検知した検知結果の関係を学習し、検知対象の人物の各センサによる検知結果が同一人物のものかを判定することにより、前記表示装置の近傍にいる人物を検知して、該人物の位置と人物IDとを取得することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の検知装置。
- 検知装置で実行される検知方法であって、
前記検知装置は、保護対象データを識別する保護対象データIDと、該保護対象データの表示が許可される位置の範囲を示す表示許可範囲とを対応付けした許可情報と、所定の監視範囲内への進入が可能な人物を識別する人物IDと、該人物の保護対象データの閲覧に関する権限とを対応付けした権限情報と、を記憶する記憶部を備え、
保護対象データの表示を検知して、該保護対象データの保護対象データIDと該保護対象データが表示される表示装置の位置とを特定する特定工程と、
前記表示装置の位置から所定の距離以内の近傍にいる人物を検知して、該人物の位置と人物IDとを取得する識別工程と、
前記許可情報のうち、前記表示装置に表示された前記保護対象データの保護対象データIDに対応する表示許可範囲を参照し、特定された前記表示装置の位置が前記表示許可範囲外であった場合、または、前記権限情報のうち、前記表示装置に表示された前記保護対象データおよび前記近傍にいる人物の人物IDに対応する権限を参照し、該人物に該保護対象データを閲覧する権限がなかった場合に、警報を出力する警報工程と、
を含んだことを特徴とする検知方法。
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