JP2018008417A - 化粧板 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性へ与える影響を小さくとどめながら、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することが可能な化粧板を提供する。【解決手段】基板と、前記基板の一方面又は両面上に積層された表層樹脂層と、からなる化粧板であって、前記表層樹脂中には、ビス型第四級アンモニウム塩が配合されていることを特徴とする化粧板。【選択図】 図2

Description

本発明は、化粧板に関する。
従来から、メラミン化粧板等の化粧板の表層に、光触媒、抗菌性組成物などの機能性物質を添加もしくは塗布することで、防汚性、抗菌性等の機能を付与した化粧板が提供されている。
特許文献1には、抗ウィルス抗菌剤としてオクタデシルメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライドを含むとともに、抗ウィルス抗菌促進剤としてジデシルジメチルアンモニウムクロライドを含む抗ウィルス抗菌塗布剤をメラミン樹脂等の樹脂の表面に塗布し、抗ウィルス性を有する塗膜を形成する方法が提案されている。
特許文献2には、化粧シート最表面のコーティング樹脂中に銀系無機添加剤または亜鉛系無機添加剤を配合した抗ウィルス性を有する内装用化粧シートにおいて、前記銀系無機添加剤または亜鉛系無機添加剤の真比重が2.5以下であり、かつ平均粒径が1μm以下であり、かつ前記化粧シート最表面のコーティング樹脂に対して固形分比率で10〜30%配合してなることを特徴とする内装用化粧シートが提案されている。
特開2013−71893号公報 特開2015−80887号公報
特許文献1に記載された抗ウィルス性を有する塗膜を樹脂表面に形成する方法を、机、テーブル、カウンター、フロア、階段等、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する家具等に適用した場合、水拭きや手足等との接触等により、塗膜が摩耗したり、剥がれたりし易く、抗ウィルス性を付与した家具等における抗ウィルス性等が時間を経るに従って低下してしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載された内装用化粧シートにおいても、同様に家具等の表面に付着した銀系無機添加剤または亜鉛系無機添加剤の粒子状の添加剤は、水拭きや人体との接触等により、表面から脱落し易く、抗ウィルス性を付与した家具等における抗ウィルス性、抗菌性等が時間を経るに従って低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、意匠性へ与える影響を小さくとどめながら、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することが可能な化粧板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の化粧板は、基板と、上記基板の一方面又は両面上に積層された表層樹脂層と、からなる化粧板であって、上記表層樹脂中には、ビス型第四級アンモニウム塩が配合されていることを特徴とする。
本発明の化粧板において、上記ビス型第四級アンモニウム塩は、抗菌性、抗ウィルス性を有するため、上記ビス型第四級アンモニウム塩が配合された本発明の化粧板は、抗菌性、抗ウィルス性を有する。
本発明の化粧板では、上記表層樹脂層は、メラミン樹脂を含むことが望ましい。
本発明の化粧板において、上記ビス型第四級アンモニウム塩は、モノ型第四級アンモ二ウム塩よりも、メラミン樹脂と相対的に高い相溶性を有するので、メラミン樹脂中に溶解した状態で存在し、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、除去されない。その結果、本発明の化粧板では、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を維持することができる。
本発明の化粧板では、上記ビス型第四級アンモニウム塩は、表層樹脂層に含まれる樹脂の固形分に対して、0.1〜5重量%含まれることが望ましい。
本発明の化粧板において、上記ビス型第四級アンモニウム塩が表層樹脂層に含まれる樹脂の固形分に対して、0.1〜5重量%含まれると、上記化粧板の表面は、充分な抗菌性、抗ウィルス性を有する。
本発明の化粧板では、上記ビス型第四級アンモニウム塩は、ビス型ピリジニウム塩であることが望ましい。
本発明の化粧板において、上記表層樹脂層を構成するメラミン樹脂中に、上記ビス型ピリジニウム塩が配合されていると、上記ビス型ピリジニウム塩を構成するピリジン環と上記メラミン樹脂を構成するトリアジン環とが親和性を有するが、ビス型ピリジニウム塩は、ピリジン環の立体障害のため、上記ビス型ピリジニウム塩をメラミン樹脂中に添加しても分子レベルでの混合が困難となり、表層樹脂層中で上記ビス型ピリジニウム塩の高濃度領域が上記ビス型ピリジニウム塩の低濃度領域のマトリクス中に分散し、いわゆるドメイン構造が形成されると推定される。このため、高濃度領域では、時間の経過に従って、化粧板の表面に付着した水分にビス型ピリジニウム塩が溶出し、上記ビス型ピリジニウム塩は、少しずつ上記化粧板の表面に放出される、いわゆる徐放性を示す。その結果、本発明の化粧板では、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、その表面に上記ビス型ピリジニウム塩が次々に供給されるため、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することができる。
また、本発明の化粧板では、メラミン樹脂に溶解する上記ビス型ピリジニウム塩の量は少ないため、意匠性へ与える影響を最小限にとどめることができる。
本発明の化粧板では、上記表層樹脂層は、下記一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩が配合されていることが望ましい。
Figure 2018008417
(一般式(1)中、R及びRは、同一または異なっていてもよいアルキル基、Rはエーテル結合を含んでもよい有機基であり、Xは、ハロゲン陰イオンを示す。)
本発明の化粧板において、上記ビス型ピリジニウム塩が上記した一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩であると、上記した本発明の効果がより発揮しやすくなる。
本発明の化粧板では、上記一般式(1)中、Rは、−CO−O−(CH)−O−CO−、−CONH−(CH)−CO−、−NH−CO−(CH)−CO−NH−、−S−Ph−S−、−CONH−Ph−NHCO−、―NHCO−Ph−CONH−、−O−(CH)−O−または−CH−O−(CH)−O−CH−(但し、Phは、フェニレン基を表す。)で表されるものであることが望ましい。
本発明の化粧板では、上記一般式(1)中、Rが上記した基であると、本発明の効果をさらに発揮し易くなる。
本発明の化粧板では、上記一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩は、1,1′−ジデシル−3,3′−[ブタン−1,4−ジイルビス(オキシメチレン)]ジピリジニウム=ジブロミドであることが望ましい。
本発明の化粧板において、ビス型ピリジニウム塩が上記した化合物であると、上記した効果を最も効果的に発揮することができる。
本発明の化粧板では、上記ビス型第四級アンモニウム塩は、ビス型キノリニウム塩またはビス型チアゾリウム塩であることが望ましい。
本発明の化粧板において、上記ビス型第四級アンモニウム塩がビス型キノリニウム塩またはビス型チアゾリウム塩であると、上記ビス型ピリジニウム塩と同様に抗菌性、抗ウィルス性を有するので、上記ビス型ピリジニウム塩の場合と同様、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、その表面に上記ビス型キノリニウム塩またはビス型チアゾリウム塩が次々に供給されるため、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することができる。
本発明の化粧板において、上記第四級アンモニウム塩は、上記メラミン樹脂中に溶け込んだ状態で配合されていることが望ましい。
上記第四級アンモニウム塩がメラミン樹脂に全く溶解しない状態で配合されていると、粒状となるため、化粧板の表面に上記第四級アンモニウム塩が存在していても、人体や掃除用具等が接触することにより除去されてしまう。一方、表層樹脂層の内部に存在する第四級アンモニウム塩は、表面に移動することはないので、抗ウィルス性等の効果が段々と低下してしまう場合がある。しかしながら、本発明の化粧板において、第四級アンモニウム塩が上記メラミン樹脂中に溶け込んだ状態で配合されていると、上述のように、少しずつ上記化粧板の表面に放出されるか、空気中の水分に溶解して表面に露出するので、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することが可能となる。
本発明の化粧板において、上記表層樹脂層は、上記ビス型第四級アンモニウム塩の濃度が高い高濃度領域が上記ビス型第四級アンモニウム塩の濃度が低い低濃度領域のマトリクス中に分散してなることが望ましい。
本発明の化粧板の表層樹脂層において、高濃度領域が低濃度領域のマトリクス中に分散してなるものであると、高濃度領域から第四級アンモニウム塩が少しずつ上記化粧板の表面に放出される徐放性を示しやすいので、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することが可能となる。
本発明の化粧板において、上記表層樹脂層は、シリコーン樹脂及び/またはシランカップリング剤を含有することが望ましい。
図1は、本発明の化粧板を模式的に示す概略断面図である。 図2は、本発明の化粧板の別の一例を模式的に示す概略断面図である。 図3は、本発明の化粧板のさらに別の一例を示す概略断面図である。
以下、本発明の化粧板について詳細に説明する。
本発明の化粧板は、基板と、上記基板の一方面又は両面上に積層された表層樹脂層と、からなる化粧板であって、上記表層樹脂中には、ビス型第四級アンモニウム塩が配合されていることを特徴とする。
図1は、本発明の化粧板を模式的に示す概略断面図である。
本発明の化粧板10では、基板11上に表層樹脂層12が設けられており、この表層樹脂層12中には、ビス型第四級アンモニウム塩が配合されている。
本発明の化粧板において、上記ビス型第四級アンモニウム塩は、抗菌性、抗ウィルス性を有するため、上記ビス型第四級アンモニウム塩が配合された本発明の化粧板は、抗菌性、抗ウィルス性を有する。特に、上記ビス型第四級アンモニウム塩が上記表層樹脂層を構成する樹脂に溶解した状態で配合されていると、空気中の水分等により溶解して表面に露出するため、抗菌性、抗ウィルス性をより効果的に発揮することができる。
上記ビス型第四級アンモニウム塩としては、特に限定されるものではないが、下記一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩、ビス型キノリニウム塩、ビス型チアゾリウム塩、下記一般式(2)で表される化合物等が望ましい。
Figure 2018008417
(上記一般式(1)中、R及びRは、同一または異なっていてもよいアルキル基、Rはエーテル結合を含んでもよい有機基であり、Xは、ハロゲン陰イオンを示す。)
Figure 2018008417
(上記一般式(2)中、Rは、官能基を有してもよいアルキル基を表し、R、R、R、R、R及びR10は、アルキル基を表し、Yはハロゲン陰イオンを表す。)
まず、上記一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩について説明する。
上記一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩において、Xとしては、例えば、Cl、Br、I等が挙げられる。
、Rは、炭素数1〜20のアリキル基が好ましく、上記アルキル基は、側鎖を有していてもよい。
上記一般式(1)中、Rで表される有機基は、−CO−O−(CH)−O−CO−、−CONH−(CH)−CO−、−NH−CO−(CH)−CO−NH−、−S−Ph−S−、−CONH−Ph−NHCO−、―NHCO−Ph−CONH−、−O−(CH)−O−または−CH−O−(CH)−O−CH−(但し、Phは、フェニレン基を表す。)で表されるものであることが望ましい。
具体的には、ビス型ピリジニウム塩として、下記の一般式(3)〜一般式(10)で示されるものが挙げられる。
Figure 2018008417
上記一般式(3)中、R11は、C2n+1で表されるアルキル基であり、nは、8、10、12、14、16または18が望ましい。また、mは、3、4、6、8、10が望ましい。以下に示す化合物の置換基R11についても、同様である。
Figure 2018008417
Figure 2018008417
Figure 2018008417
Figure 2018008417
Figure 2018008417
Figure 2018008417
Figure 2018008417
また、上記ビス型ピリジニウム塩としては、下記の化学式(11)で表される1,1′−ジデシル−3,3′−[ブタン−1,4−ジイルビス(オキシメチレン)]ジピリジニウム=ジブロミドが特に望ましい。
Figure 2018008417
次に、上記ビス型チアゾリウム塩について説明する。
また、上記ビス型チアゾリウム塩としては、下記の一般式(12)で示されるビス型チアゾリウム塩が挙げられる。
Figure 2018008417
次に、ビス型キノリニウム塩について説明する。
上記ビス型キノリニウム塩としては、上記一般式(3)〜一般式(10)で表されるビス型ピリジニウム塩を構成する下記の化学式(13)に表されるピリジニウム基を、下記化学式(14)に示すキノリウム基に置換した化学構造を有するビス型キノリニウム塩が挙げられる。上記ビス型キノリニウム塩において、他の置換基等は、上記一般式(3)〜一般式(10)で表されるビス型ピリジニウム塩と同様である。
Figure 2018008417
Figure 2018008417
さらに、本発明で使用される下記一般式(2)で表される化合物について説明する。
Figure 2018008417
上記一般式(2)中、Rは、官能基を有してもよいアルキル基を示す。アルキル基は、側鎖を有してもよく、その炭素数は、1〜20が望ましい。上記官能基としては、ヒドロキシル基、アルデヒド基、カルボキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、エーテル基等が挙げられる。また、R、R、R、R、R及びR10は、アルキル基を表し、上記アルキル基は、側鎖を有してもよく、その炭素数は、1〜20が望ましい。Yはハロゲン陰イオンを表す。Yとしては、例えば、Cl、Br、Iが挙げられる。
上記一般式(2)で表される化合物としては、2,3−ビス(ヘキサデシルジメチルアンモニウムブロマイド)−1−プロパノール等が挙げられる。
上記表層樹脂層には、上記したビス型第四級アンモニウム塩が配合されているが、その配合割合は、表層樹脂層に含まれる樹脂の固形分に対して、0.1〜5重量%含有されていることが望ましい。
上記ビス型第四級アンモニウム塩の配合割合が0.1重量%未満であると、抗菌性、抗ウィルス性の効果が発揮されず、一方、上記ビス型第四級アンモニウム塩の配合割合が5重量%を超えても、抗菌性、抗ウィルス性の効果は、余り変わらず、化粧板の意匠性に与える影響が大きくなり、意匠性が劣化する。
上記ビス型第四級アンモニウム塩は、表層樹脂層中に溶解していることが望ましい。上記ビス型第四級アンモニウム塩が表層樹脂層中に溶解していると、空気中の水分などでビス型第四級アンモニウム塩が表面に溶出するため、徐放性に優れるものとなる。
表層樹脂層を構成する樹脂としてメラミン樹脂を用い、ビス型第四級アンモニウム塩としてビス型ピリジニウム塩を用いた場合、上記ビス型ピリジニウム塩を構成するピリジン環と上記メラミン樹脂を構成するトリアジン環とが親和性を有するが、ビス型ピリジニウム塩は、ピリジン環の立体障害のため、上記ビス型ピリジニウム塩をメラミン樹脂中に添加しても分子レベルでの混合が困難となり、表層樹脂層中で上記ビス型ピリジニウム塩の高濃度領域が上記ビス型ピリジニウム塩の低濃度領域のマトリクス中に分散し、いわゆるドメイン構造が形成されると推定される。
図2は、上記した構成の化粧板を示した概略断面図である。
図2に示すように、この化粧板20では、基板11上に形成された表層樹脂層22は、ビス型ピリジニウム塩の高濃度領域22aがビス型ピリジニウム塩の低濃度領域22bのマトリクス中に分散してドメイン構造が形成されている。
このため、高濃度領域22aでは、時間の経過に従って、化粧板の表面に付着した水分にビス型ピリジニウム塩が溶出し、ビス型ピリジニウム塩は、少しずつ化粧板20の表面に放出される、いわゆる徐放性を示す。その結果、この化粧板20では、人体や掃除用具等がその表面とよく接触する環境下にあっても、その表面にビス型ピリジニウム塩が次々に供給されるため、抗菌性、抗ウィルス性等の効果を長期間に渡って維持することができる。
本発明の化粧板に使用する基板は、特に限定されるものではなく、一般的に化粧板に使用されるコア紙やマグネシアセメント等の不燃基材等を使用することができる。コア紙は単独でもよく複数枚のコア紙を積層した積層体としてもよい。コア紙の枚数は特に限定されないが、1〜20枚とすることができる。コア紙としては、例えば、水酸化アルミニウム抄造紙を使用することができる。コア紙には、フェノール樹脂を含浸させることができる。また、コア紙とマグネシアセメント不燃基材を積層させて基板とすることもできる。
マグネシアセメント不燃基材は、単独で使用することにより、又は、コア紙の中心部に積層して配置させることにより基板を構成することができる。マグネシアセメント不燃板は、酸化マグネシウム(MgO)と塩化マグネシウム(MgCl)を混合し、さらに骨材と水を加えて混練し、板状に成形することにより製造されるものである。骨材としては、ロックウール、グラスウール等の無機質繊維、ウッドチップ、パルプ等の有機質繊維を用いることができる。また、マグネシアセメント不燃板の強度を高めるため、中間層として網目状等に形成されたガラス繊維層を設けることができる。
また、本発明の化粧板を構成する表層樹脂層に用いることができる樹脂としては、メラミン樹脂、ジアリルフタレート(DAP)樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、グアナミン樹脂などが挙げられる。これらの中では、メラミン樹脂を用いることが望ましい。
メラミン樹脂は、透光性などの光学的、視覚的特性を損なうことなく、寸法安定性や靭性を改善した樹脂である。メラミン樹脂としては、メラミン及びその誘導体をモノマーとする樹脂であれば公知のものを採用することができる。また、メラミン樹脂は、単一のモノマーからなる樹脂であってもよく、複数のモノマーからなる共重合体であってもよい。メラミンの誘導体としては、例えば、イミノ基やメチロール基、メトキシメチル基、ブトキシメチル基等のアルコキシメチル基などの官能基を有する誘導体が挙げられる。また、メチロール基を有するメラミン誘導体に低級アルコールを反応させて部分的あるいは完全にエーテル化した化合物をモノマーとして用いることができる。モノメチロールメラミン、ジメチロールメラミン、トリメチロールメラミン、テトラメチロールメラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロールメラミン等のメチロール基を有する誘導体(以下、「メチロール化メラミン」という。)を架橋剤としてメラミンと共重合させてなるメラミン樹脂を用いることができる。
メラミン樹脂含浸紙は、パターン紙にメラミン樹脂を所定の含浸率で含浸させた後、加熱、乾燥させることにより作製される。メラミン樹脂をパターン紙に含浸させるには、溶媒として、例えば、ホルムアルデヒド水溶液を使用したメラミン樹脂含有溶液中にパターン紙を浸漬することにより行うことができるが、その際、上記メラミン樹脂含有溶液にビス型第四級アンモニウム塩を添加することにより、ビス型第四級アンモニウム塩を含むメラミン樹脂含有溶液を調製する。メラミン樹脂含浸紙に曲げ加工性を付与するために、メラミン樹脂と共に、さらに可塑剤を含む溶液を含浸させることができる。可塑剤としては、例えば、ε−カプロラクタム、アセトグアナミン、パラトルエンスルフォン酸アミド、尿素等を使用することができる。パターン紙としては、例えばチタン紙が用いられる。パターン紙の坪量は、パターン紙の厚みや重さを考慮して80〜150g/mとすることができる。加熱、乾燥の温度は、パターン紙にメラミン樹脂を強固に固着させるために100〜150℃に設定することができる。
本発明の化粧板を構成する表層樹脂層は、模様や色彩が印刷された印刷紙に樹脂が含浸された化粧層であってもよく、填料の量が15%以下で樹脂を含浸した場合には透光性となるオーバーレイ紙に樹脂が含浸されたオーバーレイ層でもよい。表層樹脂層がオーバーレイ層である場合には、化粧層はオーバーレイ層の下に設けられる。表層樹脂層がオーバーレイ層である場合には、オーバーレイ紙にビス型第四級アンモニウム塩を含む樹脂を含浸させる。
図3は、オーバーレイ層を有する化粧板を模式的に示す概略断面図である。
図3に示すように、この化粧板30では、表層樹脂層32の上にオーバーレイ層33が設けられており、オーバーレイ層33がビス型第四級アンモニウム塩を含んでいる。
このため、この化粧板30は、抗菌性、抗ウィルス性を示す。
なお、填料とは紙に添加して、白色度や平滑度を調製するための無機粒子(フィラー)であり、炭酸カルシウム、タルク、クレーおよびカオリンから選ばれる少なくとも1種以上が望ましい。填料は無機粒子であるため、填料の含有量は紙の重量と紙を強熱して残存する灰分の重量から計算することができる。
本発明の化粧板において、表層樹脂層は、シリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含有することが望ましい。表層樹脂層がシリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含有すると、メラミン樹脂等に硬化性を付与することができる。
シリコーン樹脂としては、例えば、シリコーンレジン、変性シリコーンオイル等を用いることができる。変性シリコーンオイルとしては、分子内に1個以上の官能基を有するシリコーンオイルを用いることができる。官能基を導入する位置は特に限定されず、ポリシロキサン主鎖の片末端、両末端あるいは側鎖のいずれの位置に導入してもよい。また、官能基としては、例えば、水酸基、アミノ基、メトキシ基、ヒドラジノ基、エポキシ基、メタクリル基、カルボキシル基、カルビノール基等を導入することができる。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニル基、プロペニル基、ブタジエニル基、スチリル基、アクリロイル基、メタクリロキシ基、アミノ基、メルカプト基、イソシアネート基といった官能基を持ったものが望ましい。シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、アリルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、ジアリルジメチルシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネ−トプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
次に、本発明の化粧板の製造方法について説明する。
最初に、複数又は単数のコア紙及び/又はマグネシアセメント不燃基材等からなる基板表面上に表層樹脂層を形成する。上記基板やその製造方法については、本発明の化粧板の説明において説明したので、ここでは省略する。
本発明の化粧板において、基板表面上に表層樹脂層を形成する方法は、特に限定されるものではなく、一般的な方法で行うことができる。具体的な表層樹脂層の形成方法としては、例えば、コア紙の積層体からなる基板の片面又は両面に、上記した方法により作製したビス型第四級アンモニウム塩を含むメラミン樹脂等の樹脂を含浸した樹脂含浸紙を積層する積層工程と、メラミン樹脂等の樹脂含浸紙が積層された基板を熱圧成形する熱圧成形工程を含む方法が挙げられる。上記方法を用いると、メラミン樹脂含浸紙のメラミン樹脂がコア紙に浸透し、そこで硬化反応が進行して、コア紙に対するメラミン樹脂含浸紙の接着力が発現する。表層樹脂層としてオーバーレイ層を設けてもよい。
熱圧成形する際の加熱条件としては、化粧板の温度を125〜150℃とすることができ、加圧条件としては、1.96〜9.80MPa(20〜100kg/cm)とすることができる。温度が125℃未満の場合又は圧力が1.96MPa未満の場合には、基板に対する樹脂含浸紙の密着性が不足し、剥離が発生しやすくなる。一方、温度が150℃を超える場合又は圧力が9.80MPaを超える場合には、亀裂が発生するおそれがある。
表層樹脂層を硬くするために、表層樹脂層にシリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含有させる際には、メラミン樹脂溶液中に、シリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含ませることによって、表層樹脂層にシリコーン樹脂及び/又はシランカップリング剤を含浸する方法を用いることができる。
(実施例1)
(一次メラミン含浸工程)
厚さ0.2〜0.3mmのロール紙を、メラミン樹脂及び下記の表1に示すビス型第四級アンモニウム塩からなる抗菌剤(1,1′−ジデシル−3,3′−[ブタン−1,4−ジイルビス(オキシメチレン)]ジピリジニウム=ジブロミド)を含む溶液中に浸漬させる。その際、溶液の温度20℃、浸漬時間2分となるように、ロール紙を溶液中に浸漬しながら通過させることにより、ロール紙にメラミン樹脂を含浸させる。なお、上記抗菌剤のメラミン樹脂に対する含有割合は、表1に示すように、1.66wt%である。また、ロール紙の移動速度は、10〜20cm/秒である。
(乾燥工程)
メラミン溶液中を通過したロール紙は、乾燥機(ESPEC社製、OVEN PH−201)により、温度100℃、乾燥時間30秒となるように乾燥させる。
(二次メラミン含浸工程)
乾燥工程を経たロール紙を、上記した割合で表1に示す抗菌剤が配合されたメラミン樹脂からなる溶液中に浸漬させる。溶液の温度20℃、浸漬時間30分となるように、ロール紙を溶液中に浸漬しながら通過させることにより、メラミン樹脂をロール紙に含浸させる。なお、ロール紙の移動速度は、10〜20cm/秒である。
(乾燥・切断工程)
メラミン溶液中を通過したロール紙は、乾燥機により、温度100℃、乾燥時間2時間となるように乾燥させる。乾燥後、910mm×1820mmに切断する。
(組合せ工程)
厚み0.3〜0.4mmのフェノール樹脂含浸コア紙を4枚積層し、その上に、上記工程により得られたメラミン樹脂含浸紙を積層し、プレス機により、温度143℃、プレス圧80kg/cm、プレス時間(昇温時間を含む)50分で熱圧着し、化粧板を作製する。
(実施例2〜9)
ビス型第四級アンモニウム塩として、表1に示す抗菌剤を表1に示す含有割合となるように、メラミン樹脂を含む溶液に添加する以外は、実施例1と同様にして、化粧板を作製した。
(比較例1)
ビス型第四級アンモニウム塩に代えて第四級アンモニウム塩であるジドデシルジメチルアンモニウムを使用したこと以外は、実施例1と同様にして化粧板を作製した。
(抗ウィルス性評価)
各実施例及び比較例で得られたビス型第四級アンモニウム塩が配合された化粧板の抗ウィルス性を評価するために、JIS R1756 光触媒材料の抗ウィルス性試験方法に準じて抗ウィルス性に関する測定を行った。
紫外線照射により殺菌した化粧板表面にバクテリオファージQβを含む液を滴下し、4時間化粧板表面で保持させた後、液を回収し、残存するウィルス濃度を測定した。
ここで、ウィルス濃度の指標として、大腸菌に対して不活化されたウィルスの濃度(ウィルス不活度)を使用する。ウィルス不活度とは、バクテリオファージを用いた抗ウィルス性試験で、ファージウィルスQβ濃度:830万個/ミリリットルを用いて、大腸菌に感染することができるウィルスの濃度を測定することにより、大腸菌に対して不活化されたウィルスの濃度を算出した結果である。すなわち、ウィルス不活度は、ファージウィルスQβ濃度に対して、大腸菌に感染することができない濃度の度合いであり、(ファージウィルスQβ濃度−大腸菌に感染することができるウィルスの濃度)/(ファージウィルスQβ濃度)×100で算出することができる。ウィルス不活度の値が高いほど、抗ウィルス性に優れるといえる。
大腸菌に感染することができるウィルス濃度は、次のように測定する。ファージウィルス濃度既知(830万個/ミリリットル)の試験液を化粧板上に滴下して、JIS R1756に準じて光照射してウィルスを失活させた後、化粧板を所定量の水で洗浄、これを1000倍に希釈して、大腸菌培地に移植して培養し、失活していないウィルスの数を計測する。この失活していないウィルスの数、洗浄に使用した水の量および希釈率から大腸菌に感染することができるウィルス濃度を計算する。
また、ウィルス不活度からウィルス不活性度を計算する。
ウィルス不活性度とは、元のウィルスの量を1とし、ウィルス失活処理後に失活したウィルスの相対量をXとした場合に、常用対数log(1−X)で示される数値(負の値で示される)であり、絶対値が大きい程ウィルスを不活性化する能力が高い。例えば、元のウィルスの99.9%が失活した場合、ウィルス不活性度は、log(1−0.999)=−3.00で表記される。なお、ウィルス失活処理前の全ウィルス量に対するウィルス失活処理後に失活したウィルス量の割合を%で表したもの(上記の場合、99.9%)をウィルス不活度という。
測定結果をビス型第四級アンモニウム塩の配合量(wt%)とともに表1に示す。表1には、ウィルス不活性度で表記する。ウィルス不活度はウィルス不活性度から導出できるからである。
(摩耗試験)
作製した各メラミン化粧板の抗ウィルス性の耐摩耗性評価のため、AA−180の研磨紙を用い、加重1000Paで200回磨耗し、表面に摩耗による負荷をかけた。
(水拭き耐久性試験)
作製した各メラミン化粧板の抗ウィルス性の水拭き耐久性評価のため、水でぬらしたマイクロファイバー布を用い、加重1000Paで36500回ふき取りを行い、水拭きによる負荷をかけた。
(抗ウィルス性試験)
摩耗試験後及び水拭き耐久性試験後のメラミン化粧板、および、耐久性試験を行っていない化粧板(初期)について、抗ウィルス性を評価した。抗ウィルス機能は各負荷後の不活性度で評価した。結果を表1に示す。なお、表1では、水拭き耐久性試験後を水拭き試験後と記載している。
Figure 2018008417
上記表1の実施例1〜9より明らかなように、実施例1〜9にかかる化粧板は、耐摩耗試験後や水拭き試験後でもウィルス不活性度が−3よりも優れた値が持続している。水拭き試験は、1日10回 、365日毎日水拭きを 10年行った場合を想定した試験であり、10年経ても、ウィルス不活性度が−3よりも優れた値、すなわち、インフルエンザウィルスなどを感染力がなくなる程度にまで失活させる能力を維持できている。
一方、比較例1では、初期値が高くとも水拭き試験により、ウィルス不活度が低下しており、抗ウィルス機能の継続性が劣る。なお、初期値から水拭き試験後までの不活性度の低下率は、実施例1が最も低く、抗ウィルス機能を長期間保障することができると考えられる。
10、20、30 化粧板
11、31 基板
12、22、32 表層樹脂層
22a 高濃度領域
22b 低濃度領域
33 オーバーレイ層

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面又は両面上に積層された表層樹脂層と、からなる化粧板であって、
    前記表層樹脂中には、ビス型第四級アンモニウム塩が配合されていることを特徴とする化粧板。
  2. 前記表層樹脂層は、メラミン樹脂を含む請求項1に記載の化粧板。
  3. 前記ビス型第四級アンモニウム塩は、表層樹脂層に含まれる樹脂の固形分に対して、0.1〜5重量%含まれる請求項1または2に記載の化粧板。
  4. 前記ビス型第四級アンモニウム塩は、ビス型ピリジニウム塩である請求項1〜3のいずれか1に記載の化粧板。
  5. 前記ビス型第四級アンモニウム塩は、下記一般式(1)で表されるビス型ピリジニウム塩である請求項1〜4のいずれか1に記載の化粧板。
    Figure 2018008417
    (一般式(1)中、R及びRは、同一又は異なっていてもよいアルキル基、Rはエーテル結合を含んでもよい有機基であり、Xは、ハロゲン陰イオンを示す。)
  6. 前記一般式(1)中、Rは、−CO−O−(CH)−O−CO−、−CONH−(CH)−CO−、−NH−CO−(CH)−CO−NH−、−S−Ph−S−、−CONH−Ph−NHCO−、―NHCO−Ph−CONH−、−O−(CH)−O−または−CH−O−(CH)−O−CH−(但し、Phは、フェニレン基を表す。)で表される請求項5に記載の化粧板。
  7. 前記ビス型ピリジニウム塩は、1,1′−ジデシル−3,3′−[ブタン−1,4−ジイルビス(オキシメチレン)]ジピリジニウム=ジブロミドである請求項4〜6のいずれか1に記載の化粧板。
  8. 前記ビス型第四級アンモニウム塩は、ビス型キノリニウム塩である請求項1〜3のいずれか1に記載の化粧板。
  9. 前記ビス型第四級アンモニウム塩は、ビス型チアゾリウム塩である請求項1〜3のいずれか1に記載の化粧板。
  10. 前記ビス型第四級アンモニウム塩は、前記メラミン樹脂中に溶け込んだ状態で配合されている請求項1〜9のいずれか1に記載の化粧板。
  11. 前記表層樹脂層は、前記ビス型第四級アンモニウム塩の濃度が高い高濃度領域が前記ビス型第四級アンモニウム塩の濃度が低い低濃度領域のマトリクス中に分散してなる請求項1〜10のいずれか1に記載の化粧板。
  12. 前記表層樹脂層は、シリコーン樹脂及び/またはシランカップリング剤を含有する請求項1〜11のいずれか1に記載の化粧板。

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