JP2018001729A - インクジェット装置およびミスト回収装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態にかかるインクジェット方式のプリント装置のプリント部の構成図である。なお、本発明はプリント装置に限らず、プリント以外の目的でインクジェットヘッドを用いるインクジェット装置に広く適用することが可能である。以下に説明する例はライン型のインクジェットプリント装置である。インクジェット方式のプリントヘッド(以下、単にプリントヘッドと言う)1K、1C、1M、1Yは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクをそれぞれ吐出する。プリントヘッド1の夫々には画像データに従ってインクをz方向に吐出するノズルが図のx方向に、シート幅に対応する距離だけ、複数配列されている。プリント媒体となるシートSは所定の速度で+y方向に搬送され、この搬送の最中、それぞれのプリントヘッド1より画像データに従ってインクが吐出される。これにより、シートS上には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順にインクが付与され、所定のカラー画像が形成される。
インクジェットプリント装置においては、使用状況によって、排出口5からの排出流量があまり大きいと問題が発生する場合がある。このため、実施例2では、実施例1に対し、排出口5から排出される空気の流速Tを半減させる。表2に、実施例1、2と比較例1における、数値条件とミスト回収機構での気液分離効果を示す。
インクジェットプリント装置においては、使用状況によって、廃液ドレイン10からの廃液量をなるべく減らしたい場合がある。このため、実施例3では、実施例1に対し、霧粒子の濃度Cを下げて全液体量を低減する。表3に、実施例1、3と比較例1における、数値条件とミスト回収機構での気液分離効果を示す。
実施例4では、排出口における流速Tを実施例2と同程度に下げつつ、霧粒子の濃度Cを実施例3と同程度に下げて全液体量を低減する。表4に、実施例1、4と比較例1における、数値条件とミスト回収機構での気液分離効果を示す。
図8(a)〜(c)は、本実施例で用いるミスト回収機構3の内部構造を説明するための断面図である。上記実施例で説明した図3(a)〜(c)と異なる点は、ミスト収容室20と気液分離室40とを隔てる壁90や、これら2つの部屋を連通する複数の狭窄経路9が存在しないことである。狭窄経路9が存在しないため、上記実施例のように、気液分離壁7に向かう気流の流速Vを大きく増加させることはないが、霧発生機構を設けているため、上記実施例と同様に、インクミストの慣性力を増大させることはできる。その一方で、本実施例の構成であれば、排出口5に接続された排出ユニット6で生成された負圧の圧力損失を抑えることができる。すなわち、本実施例は、排出ユニット6の出力をなるべく低減したい場合に有効である。
図9(a)〜(c)は、本実施例で用いるミスト回収機構3の内部構造を説明するための断面図である。上記実施例で説明した図3(a)〜(c)と異なる点は、霧粒子を収容ための霧室30を設けず、溶液導入路12から供給されたグリセリン溶液を用い、狭窄流路9の途中に配置された霧生成口21から霧粒子を発生させることである。
1 インクジェットプリントヘッド
3 ミスト回収機構
4 導入口
5 排出口
8 スリット
11 霧供給口
Claims (10)
- インクを吐出するヘッドと、前記ヘッドの吐出動作に伴って発生するインクミストを回収する回収機構と、を備えたインクジェット装置であって、
前記回収機構は、
前記インクミストを含む気体が導入される導入口と、
気体を排出する排出口と、
前記導入口から導入され前記排出口から排出される気体が流れる流路と、
前記流路に、前記インクミストに結合させるための霧粒子を供給する霧供給手段と
を有することを特徴とするインクジェット装置。 - 前記霧供給手段から供給される霧粒子の径は前記インクミストの粒子の平均直径よりも大きく、100μm以下であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット装置。
- 前記回収機構は気液分離壁を有し、
前記気液分離壁に衝突した液粒子が前記排出口に向かう気流と分離されることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット装置。 - 前記回収機構は、
前記流路において、前記霧供給手段によって霧粒子が供給される位置と前記気液分離壁の間に狭窄経路を有することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット装置。 - 前記流路において、前記狭窄経路と前記気液分離壁の距離をL、前記霧粒子の径をD、前記霧粒子の重量密度をρ、前記狭窄経路の断面積の和をS、前記排出口における気流の流速をTとしたとき、
3×(T/S)×ρ×10-9<L<3×(T/S)×ρ×D2×103
が満足されることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット装置。 - 前記霧粒子の径をD、前記霧供給手段によって霧粒子が供給される位置と前記気液分離壁の間における前記流路の前記霧粒子の濃度をC、前記霧供給手段によって前記霧粒子が供給される位置と前記気液分離壁の距離をE、としたとき
E>0.9/(C×D2)
が満足されることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載のインクジェット装置。 - 前記回収機構は、前記ヘッドに隣接して配置されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のインクジェット装置。
- 複数の前記回収機構が、複数の前記ヘッドのそれぞれに隣接して配置されることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット装置。
- 前記霧供給手段は、色材を含まず且つ水を主体とする液体から霧粒子を生成して前記流路に供給することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインクジェット装置。
- インクを吐出するヘッドから発生するインクミストを回収する方法であって、
色材を含まず且つ水を主体とする液体から霧粒子を生成して空間に供給し、
前記空間に前記インクミストを含む気体を導入して、前記インクミストの粒子と前記霧粒子を結合させ、且つ結合した粒子を分離することを特徴とするミスト回収方法。
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