JP2017531591A - タイヤの壁を保護する装置 - Google Patents
タイヤの壁を保護する装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017531591A JP2017531591A JP2017519883A JP2017519883A JP2017531591A JP 2017531591 A JP2017531591 A JP 2017531591A JP 2017519883 A JP2017519883 A JP 2017519883A JP 2017519883 A JP2017519883 A JP 2017519883A JP 2017531591 A JP2017531591 A JP 2017531591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- height
- raised
- separation zone
- equal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C13/00—Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
- B60C13/002—Protection against exterior elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C13/00—Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
- B60C13/02—Arrangement of grooves or ribs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C19/00—Tyre parts or constructions not otherwise provided for
- B60C19/12—Puncture preventing arrangements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
- B60C2200/06—Tyres specially adapted for particular applications for heavy duty vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
本発明は、壁(30)を通って延びるカーカス補強材を有するタイヤ(1)に関し、タイヤ(1)は、外部からの危険物に対して保護を行う装置(10)を備える。この保護装置(10)は、円周方向に配置された高さHの複数の隆起要素(100)を有する。このタイヤ(1)は、各隆起要素(100)が少なくとも2つの部分(101,102)で形成され、これら部分は、分離領域(103)によって互いに少なくとも部分的に隔てられ、分離領域が実質的に円周方向に差し向けられ、各部分(101,102)は、これら部分のうちの一方が外部障害物に当たると同一の隆起要素(100)の別の部分に係合することができることを特徴としている。
Description
本発明は、重い荷重が加わる車両のタイヤ、例えばヘビーデューティ車両に取り付けられるようになったタイヤに関する。本発明は、特に、これらタイヤをこれらタイヤのサイドウォールの受ける潜在的な攻撃に対して保護する装置に関する。
ヘビーデューティ車両用のタイヤは、取り付けリムに接触するようになったビード、サイドウォールおよびクラウンを有する。タイヤのクラウンは、車両が走行しているときに表面―トレッド表面と呼ばれる―が道路または地面に接触するようになったトレッドによって半径方向外側が包囲された補強用補強材を有する。各サイドウォールは、クラウンとビードのうちの一方との間の連結部となる。
ヘビーデューティ車両用のタイヤ、特に、路面状態の悪い道路網上で使用されるタイヤは、走行時または操縦時に攻撃を受ける場合があることが知られている。これらのタイヤはまた、街路での走行時、ある特定の条件下においては有害であってサイドウォールのうちの一方を損傷させる場合のある縁石に接触する場合がある。これら攻撃は、障害物がタイヤのサイドウォールのうちの一方を凹ませることによって引き起こされる。これら攻撃の結果として、カーカス補強材およびクラウン補強材に荒っぽく応力を加える場合があり、またはこれら攻撃は、カーカス補強材のコード相互間に存在するゴム材料を破断させるほど強力であると言ってよい場合があり、これら結果を全て想像することができ、特に、タイヤの圧力の損失が想像できる。
これら同じ攻撃は、接触時点で破断を生じさせなくても、タイヤが曲げ荷重の繰り返しに耐えることができる能力に悪影響を及ぼす場合があり、これは、障害物との接触時点で材料の受ける大きな変形のためである。
障害物または種々の物体が存在する路上における走行時、サイドウォールがこれら障害物またはこれら物体からの外部攻撃を受けることが起こりうる。かかる攻撃の大部分は、サイドウォールの健全性に対する影響がごく僅かであるが、しかしながら、荷重を受けたサイドウォールに破断が見える場合がある。これは、当然のことながら、タイヤの寿命に対して非常に有害であり、と言うのは、サイドウォールをしばしば補修することができないからであり、破断は、サイドウォールを補強しているカーカス補強材のコード相互間で広がる。
この問題は、知られており、解決策が既に提案されているが、知られている解決策のどれもが十分に満足の行くものではないように思われる。
特に国際公開第2009/029088号パンフレットの発明が知られており、この国際公開パンフレットは、オールテライン(不整地)用途向きのタイヤを記載しており、このタイヤは、そのサイドウォール上に保護ブロックを備えている。これら保護ブロックは、外部物体に引っ掛かるのを阻止する傾斜した表面を有する。ブロックは、回転軸線と同心の少なくとも2つの円をなして配置されており、その結果、これらブロックは、互いに交互にしかしながら相互に接触しないで配置されるようになっている。
特に米国特許出願公開第2013/0092308(A1)号明細書の発明が知られており、この米国特許出願公開明細書は、サイドウォール上に複数の隆起パターンを備えたタイヤを記載しており、これら隆起パターンは、中実の形態(solid shape)を有しており、これらパターンは、2本の円周方向線上に各線上に互いに隣接した状態で配置され、一方の線上の各パターンが他方の線上の2つのパターン相互間に部分的に介在して位置して自由に変形することができるのに足るほどの間隔が設けられている。
米国特許出願公開第2013/075006(A1)号明細書は、転がり抵抗を減少させるために走行中、タイヤの周りの空気の流れの乱流を増大させるようになった凸部を有するタイヤを記載している。
定義
中間赤道面:これは、回転軸線に垂直でありかつこの回転軸線から半径方向最も遠くに位置するタイヤの箇所を通る平面である。
中間赤道面:これは、回転軸線に垂直でありかつこの回転軸線から半径方向最も遠くに位置するタイヤの箇所を通る平面である。
半径方向は、本明細書においては、タイヤの回転軸線に垂直な任意の方向を意味するものと理解されるべきである。
横方向または軸方向は、タイヤの回転軸線に平行な方向を意味している。
円周方向は、中心が回転軸線上に位置する任意の円の接線の方向を意味している。この方向は、軸方向と半径方向の両方の方向に対して垂直である。
本発明は、少なくとも一方のサイドウォールがタイヤの走行時に障害物との接触時においてタイヤのサイドウォールのうちの一方の受ける外部からの攻撃から保護されるタイヤを提供することを目的としている。この接触は、タイヤの内部空所の内側に向かう方向に差し向けられた成分および円周方向に差し向けられた別の成分を有する強烈な荷重で現れる場合がある。
この目的のため、本発明の一要旨は、重量物を運搬するようになった車両用のタイヤであって、このタイヤは、レインフォーサを含むカーカス補強材を有し、このタイヤは、走行中、道路と接触関係をなすようになったトレッドを含むクラウン部を有し、クラウン部は、クラウン補強材を有し、クラウン補強材の各側の延長部としてサイドウォールが設けられ、サイドウォール自体の延長部として、取り付けリムに接触するようになったビードが設けられ、タイヤは、少なくとも一方のサイドウォールを外部からの攻撃から保護する保護装置を備え、この保護装置は、保護されるべきサイドウォール上に形成された複数の隆起要素を有し、高さHのこれら複数の隆起要素は、円周方向に配置されている形式のタイヤにある。このタイヤは、各隆起要素が円周方向に見て細長い形状の中間領域を有し、この中間領域が2つの端部を有し、中間領域の2つの端部の各々の延長部として、隆起要素の細長い中間領域と非ゼロの角度をなす延長部が設けられているようなものである。さらに、各隆起要素は、少なくとも2つの互いに向かい合った部分で形成され、これら向かい合った部分は、分離ゾーンに沿って互いに少なくとも部分的に分離され、この分離ゾーンは、実質的に円周方向に差し向けられるとともに少なくとも部分的に各延長部中に延びる。さらに、各向かい合った部分は、2つの部分相互間に存在する分離ゾーンを少なくとも部分的に閉じるよう同一の隆起要素の他方の部分に接触することができ、それによりサイドウォールの裂けの恐れを減少させる目的でこれら部分のうちの一方が外部障害物に接触したときに一方の部分を他方の部分に対して摺動させることによって摩擦を生じさせるようになっている。
有利な一変形形態によれば、この装置の隆起要素の各延長部は、円周方向と少なくとも40°に等しい角度をなす。
好ましくは、互いに接触するようになった保護装置の隆起要素の部分は、材料のブリッジが設けられていることによって互いにしっかりと連結されている。
好ましくは、保護装置の隆起要素の各部分が高さおよび円周方向長さを有し、同一の隆起要素の2つの部分を互いに分離する分離ゾーンは、各部分の表面積の少なくとも50%に等しく、各部分の表面積は、この高さと円周方向に測定したその長さの積に等しい。
保護装置を走行条件および種々の形式の障害物に対して最適に個別調整するため、保護装置の各隆起要素の部分が分離ゾーン内において摩擦力を増大させる幾何学的形状を有することが有利である。
摩擦‐スリップ力を個別調整する一手法は、分離ゾーンを形成する向かい合った壁上に起伏もしくはジグザグまたは任意他の凸部を含む幾何学的形状を形成することである。
摩擦‐スリップ力を増大させる別の手法は、各隆起要素の部分の向かい合った壁に適当な粗さを設けることであり、これら壁は、分離ゾーンを画定する。
好ましくは、保護装置の隆起要素の2つの部分を互いに分離する分離表面は、隆起要素の各部分の高さの少なくとも50%に等しい高さにわたって延びる。
さらに好ましくは、この高さは、隆起要素の各部分の高さの少なくとも80%に等しい。
20インチ(50.8cm)に等しい受座直径を備えるヘビーデューティ車両用のタイヤに関し、保護装置の隆起要素の寸法は、好ましくは、次の通りであることが判明した。
‐各隆起要素の全体的(この表現は、各端部における延長部を含むことを意味している)平均円周方向長さLは、少なくとも20mmに等しくかつ多くとも150mmに等しい、
‐高さHは、少なくとも2mmに等しくかつ多くとも7mmに等しい(この高さは、更により好ましくは、10mm未満である)、
‐厚さEは、高さHの少なくとも0.5倍に等しくかつこの高さの多くとも3倍に等しい。
図面を理解しやすくするために、同一の参照符号が本発明の代替的な形態を説明するために用いられており、この場合、これら参照符号は、性状が構造的にかあるいは確かに機能的にかのいずれかにおいて同一である要素を示している。
図1は、本発明の第1の代替的な形態によるサイドウォール保護装置を有するタイヤ1の一部の斜視図である。図示のタイヤ1は、クラウン部20を有し、このクラウン部の各側の延長部として、サイドウォール30が設けられ、これらサイドウォール30は、タイヤ取り付けリム(ここでは図示せず)に接触するようになったビード40に結合している。
タイヤ1は、複数のレインフォーサで構成されたカーカス補強材31によって補強されている。この場合、これらレインフォーサは、ビードワイヤ41上で各ビード40内に繋留されていて、これらレインフォーサは、サイドウォールおよびクラウン部20を通ってビードからビードまで延びている。
上述の場合、タイヤが取り付けられる車両の外部から見えるように位置決めされるようになったサイドウォール30だけがこのサイドウォールを保護するための保護装置10を備える。当然のことながら、本発明を同一タイヤの2つのサイドウォールについて実施することができる。
クラウン部20は、カーカス補強材30の半径方向外側にクラウン補強材22を有するとともにその半径方向外側に、トレッド21を有し、トレッド21の表面は、トレッド表面200として作用するようになっている。
走行中、タイヤの外部サイドウォールが接触する障害物によって生じる場合のある外部からの攻撃に対して保護を行う保護装置10がサイドウォール30上に設けられていることが識別できる。
この装置10は、サイドウォール30に固定された複数の隆起要素100で構成され、これら隆起要素100は、単一の線をなして円周方向(図1では、矢印Cで示されている)に互いに隣接して配置されている。各要素相互間の円周方向距離は、どのような障害物であってもサイドウォールを直接攻撃するのを阻止するように小さい。保護装置の隆起要素は、タイヤがその取り付けリムに取り付けられてその作業圧力までインフレートされたときにクラウン部の軸方向端部とサイドウォールの軸方向最も外側の箇所との間に配置される。当然のことながら、単一の円周方向線をなすこのような配置は、同一形式のパターンを含む別の円周方向線によって補完可能である。
各隆起要素100は、円周方向に見て形状が細長い中間領域104を有する。この中間領域104は、2つの端部を有し、この中間領域の2つの端部の各々の延長部として、隆起要素100の細長い中間領域104と非ゼロの平均角度をなす延長部105が設けられ、この場合、この角度は、実質的に45°に等しい。
さらに、各隆起要素100は、少なくとも2つの向かい合った部分101,102によって形成され、これら向かい合った部分は、図示の構成例では1mmに等しい平均幅の分離ゾーン103に沿って少なくとも部分的に互いに分離されている。この分離ゾーンは、中間領域104中では実質的に円周方向に差し向けられ、かかる分離ゾーンは、各延長部105の全長にわたって延びている。さらに、各向かい合った部分102,103は、同じ隆起要素の他方の部分に接触することができ、それによりサイドウォールの裂けの恐れを減少させる目的でこれら2つの向かい合った部分相互間に存在する分離ゾーン103を少なくとも部分的に閉じてこれら部分のうちの一方が外部障害物に接触したときに一方の部分の他方の部分上での滑りによって摩擦を生じさせるようになっている。
この中間領域に対して角度をなす延長部を用いて中間領域を延長させた場合の利点は、これにより、障害物によって及ぼされた力の作用線が厳密に半径方向ではない場合に装置の有効性が高められるということにある。
有利な変形形態によれば、装置の隆起要素の各延長部は、円周方向と少なくとも40°に等しい角度をなす。
図2は、図1に示された隆起要素100のII‐II線矢視断面図である。この断面は、荷重を受けてない状態における同じ隆起要素100の2つの部分101,102を示している。この隆起要素は、5mmに等しい高さH、100mmに等しい円周方向長さLおよび10mmに等しい平均厚さEを有する。
図3は、図2に示されている隆起要素が障害物に接触したときのかかる隆起要素の断面図である。この障害物の作用は、図3にFで概略的に示されている。障害物は、強度および方向が可変であるという特定の特徴を有する応力を及ぼす。と言うのは、タイヤは、接触が起こったときに回転しているからである。この応力が加わっている状況下において、装置10の隆起要素100の第1の部分101は、撓んで第2の部分102に接触し、かくして、第1の場合において、これら向かい合った部分相互間の分離ゾーン103を部分的に閉じ、次に、この第2の部分102は、同様に撓むように構成されている。最後に、滑りが第1の部分と第2の部分との間の接触ゾーンで生じ、この滑りは、摩擦力がここで生じることによって調節される。
この機構により、走行中、障害物との接触時にサイドウォール内におけるカーカス補強材の変形を制限することが可能であることが判明しており、本発明の保護装置は、障害物の接触力の大部分を吸収し、そしてこの接触力をカーカス補強材への悪影響の度合いが少ない仕方で再配分する。
図1〜図3に示されている第1の代替的な形態は、保護装置の要素1つ当たり2つの向かい合った部分を有し、これら部分は、外部物体への接触時に互いに接触するようになっている。当然のことながら、同一の要素についてこれよりも多い部分を形成することは、全く可能であり、これら部分は、互いに接触するようになっている。
図示しなかった変形形態では、摩擦接触によって協働するようになっている向かい合った部分の分離ゾーンは、一方の部分の他方の部分に対する相対温度を減少させる手段を備える。これら手段は、ジグザグ形状または起伏を含む形状から成るのがよい。
図4は、本発明の第2の代替的な形態によるサイドウォール保護装置を示している。この代替的な形態では、サイドウォール保護装置10は、円周方向に見て一連の隆起要素100,100′によって形成され、これら隆起要素は全て、同一の幾何学的特徴を備えている。各要素100は、円周方向に見て細長い形状の中間領域104を有する。この中間領域104は、2つの端部を有し、この中間領域の2つの端部の各々の延長部として、隆起要素100の細長い中間領域104と非ゼロの平均角度Aをなす延長部105が設けられ、この特定の場合、この角度は、実質的に45°に等しい。
さらに、各隆起要素100は、少なくとも2つの向かい合った部分101,102によって形成され、これら向かい合った部分は、図示の構成例では1mmに等しい平均幅の分離ゾーン103に沿って少なくとも部分的に互いに分離されている。この分離ゾーンは、中間領域104中では実質的に円周方向に差し向けられており、この分離ゾーンは、向かい合った部分101,102相互間の定位置に材料のブリッジ106を残すよう各延長部105の長さの一部だけにわたって延びている。各向かい合った部分102,103は、同じ隆起要素の他方の部分に接触することができ、それによりサイドウォールの裂けの恐れを減少させる目的で分離ゾーン103を少なくとも部分的に閉じてこれら部分のうちの一方が外部障害物に接触したときに一方の部分の他方の部分上での滑りによって摩擦を生じさせるようになっている。
この代替的な形態では、要素100′は、要素100に対して逆さまになっており、要素100,100′を互いに分離する距離は、どんな障害物もこれら2つの要素相互間を通るのを阻止するのに適している。
図5は、本発明の第3の代替的な形態によるサイドウォール保護装置10を示しており、この装置は、互いに相互作用することができる複数の隆起要素100,100′を有する。各要素100について与えられた説明は、要素100′が要素100に対して逆さまの位置にあることを除き、要素100′について同じである。
各要素100は、円周方向に見て細長い中間領域104を有し、この中間領域104は、各々が延長部105を備えた2つの端部を有し、各延長部は、中間領域104の方向に対して45°に等しい平均角度をなしている。各要素100′は、円周方向に見て細長い中間領域104′を有し、この中間領域104′は、各々が延長部105′を備えた2つの端部を有し、各延長部105′は、中間領域104′の方向に対して45°に等しい平均角度をなしている。
この第3の代替的な形態では、2つの部分101,102(または101′,102′)を有し、これら2つの部分は、各隆起要素100(100′)は、中間領域104′の全長にわたってかつ各延長部105′中に部分的にだけ延びる分離ゾーン103(または103′)によって互いに分離されている。この代替的な形態では、隆起要素100と隆起要素100′は、交互にかつ要素100′(または100)の延長部が要素100(または100′)の延長部相互間に位置するような仕方で配置されている。
このように、タイヤの周囲全体を効果的に閉じることが可能である。更に、この代替的な形態によれば、これら要素は、障害物によって攻撃を受けたときに互いに接触することができる。
多くの代替的な形態によって本明細書において説明した本発明は、当然のことながら、これら実施例にのみ限定されることはなく、種々の改造例、特に上述した実施例の組み合わせを特許請求の範囲の記載によって定められた本発明の範囲から逸脱することはなく行うことができる。
Claims (10)
- 重量物を運搬するようになった車両用のタイヤ(1)であって、前記タイヤは、レインフォーサを含むカーカス補強材(31)を有し、前記タイヤは、走行中、道路と接触関係をなすようになったトレッド(21)を含むクラウン部(20)を有し、前記クラウン部は、クラウン補強材(22)を有し、前記クラウン補強材の各側の延長部としてサイドウォール(30)が設けられ、前記サイドウォール自体の延長部として、取り付けリムに接触するようになったビード(40)が設けられ、前記タイヤ(1)は、少なくとも一方のサイドウォール(30)を外部からの攻撃から保護する保護装置(10)を備え、前記保護装置(10)は、保護されるべき前記サイドウォール上に形成された複数の隆起要素(100)を有し、高さHの前記複数の隆起要素(100)は、円周方向に配置されている、タイヤ(1)において、各隆起要素(100)は、円周方向に見て細長い形状の中間領域(104)を有し、前記中間領域は、2つの端部を有し、前記中間領域の2つの端部の各々の延長部として、前記隆起要素の前記細長い中間領域と非ゼロの角度をなす延長部(105)が設けられ、各隆起要素(100)は、少なくとも2つの互いに向かい合った部分(101,102)で形成され、前記部分は、分離ゾーン(103)に沿って互いに少なくとも部分的に分離され、前記分離ゾーンは、実質的に円周方向に差し向けられ、各部分(101,102)は、前記2つの部分相互間に存在する前記分離ゾーン(103)を少なくとも部分的に閉じるよう同一の前記隆起要素(100)の別の部分に接触することができ、それにより前記部分のうちの一方が外部障害物に接触したときに一方の部分を他方の部分に対して摺動させることによって摩擦を生じさせるようになっている、タイヤ(1)。
- 円周方向をなす前記隆起要素(100)の前記延長部(105)の平均角度は、少なくとも40°に等しい、請求項1記載のタイヤ(1)。
- 互いに接触するようになった前記保護装置の前記隆起要素(100)の前記部分(101,102)は、材料のブリッジ(106)が設けられていることによって互いにしっかりと連結されている、請求項1または2記載のタイヤ(1)。
- 前記保護装置の各隆起要素が高さHおよび円周方向長さLを有し、同一の隆起要素の2つの部分を互いに分離する前記分離ゾーン(103)は、各部分の表面積の少なくとも50%に等しく、各部分の前記表面積は、この高さと円周方向に測定したその長さの積に等しい、請求項1〜3のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
- 前記保護装置の前記隆起要素の前記部分(101,102)は、前記分離ゾーン内で摩擦力を増大させる幾何学的形状を有する、請求項1〜4のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
- 前記分離ゾーン(103)は、起伏およびジグザグを含む幾何学的形状を有する、請求項4記載のタイヤ(1)。
- 前記保護装置の前記隆起要素の前記部分(101,102)は、前記分離ゾーン内の摩擦力を増大させることができる粗さを備えている、請求項5または6記載のタイヤ(1)。
- 前記分離ゾーン(103)は、前記隆起要素の各部分の前記高さHの少なくとも50%に等しい高さにわたって延びている、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
- 前記分離ゾーン(103)は、前記隆起要素の各部分の前記高さHの少なくとも80%に等しい高さにわたって延びている、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
- 20インチ(50.8cm)に等しくまたはこれを超える直径のタイヤに関し、各隆起要素の前記平均円周方向長さLは、少なくとも20mmに等しくかつ多くとも150mmに等しく、前記高さHは、少なくとも2mmに等しくかつ多くとも7mmに等しく、前記厚さEは、前記高さHの少なくとも0.5倍に等しくかつ該高さの多くとも3倍に等しい、請求項1〜8のうちいずれか一に記載のタイヤ(1)。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR1460119 | 2014-10-21 | ||
FR1460119A FR3027256A1 (fr) | 2014-10-21 | 2014-10-21 | Dispositif de protection dun flanc de pneu |
PCT/EP2015/073971 WO2016062623A1 (fr) | 2014-10-21 | 2015-10-16 | Dispositif de protection dun flanc de pneu |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017531591A true JP2017531591A (ja) | 2017-10-26 |
Family
ID=52627303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017519883A Pending JP2017531591A (ja) | 2014-10-21 | 2015-10-16 | タイヤの壁を保護する装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10787042B2 (ja) |
EP (1) | EP3209507B1 (ja) |
JP (1) | JP2017531591A (ja) |
CN (1) | CN107074042B (ja) |
FR (1) | FR3027256A1 (ja) |
WO (1) | WO2016062623A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019081416A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2020001621A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3044970A1 (fr) * | 2015-12-10 | 2017-06-16 | Michelin & Cie | Dispositif continu de protection dun flanc de pneu. |
FR3056939A1 (fr) * | 2016-10-04 | 2018-04-06 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Dispositif de protection dun flanc de pneu |
JP6774307B2 (ja) * | 2016-11-09 | 2020-10-21 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP6946641B2 (ja) * | 2016-12-12 | 2021-10-06 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2018167772A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP6812291B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2021-01-13 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
FR3066436B1 (fr) | 2017-05-16 | 2020-07-10 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Dispositif de protection dun flanc de pneu |
JP6929210B2 (ja) * | 2017-12-11 | 2021-09-01 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP7091715B2 (ja) * | 2018-03-02 | 2022-06-28 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
FR3140577A1 (fr) * | 2022-10-05 | 2024-04-12 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Pneumatique pour un véhicule lourd à usage hors-la-route comprenant des flancs protégés contre les agressions |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR955298A (ja) * | 1944-02-12 | 1950-01-11 | ||
US4609022A (en) * | 1983-03-17 | 1986-09-02 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire |
US4545415A (en) * | 1983-09-26 | 1985-10-08 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Pneumatic tire tread |
JP3072921B2 (ja) * | 1991-07-04 | 2000-08-07 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JPH0899508A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-16 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
AU3065499A (en) * | 1998-08-26 | 1999-11-01 | Goodyear Tire And Rubber Company, The | An on/off-road tread |
JP4685281B2 (ja) * | 2001-07-04 | 2011-05-18 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
EP1444104B1 (fr) * | 2001-10-11 | 2007-08-29 | Société de Technologie Michelin | Bande de roulement comportant des incisions et lamelle pour mouler ces incisions |
US6941990B2 (en) * | 2002-12-17 | 2005-09-13 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Off-road tires having sidewall anti-puncture pads |
JP4208123B2 (ja) * | 2003-03-28 | 2009-01-14 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りラジアルタイヤ |
FR2871735B1 (fr) * | 2004-06-16 | 2006-08-04 | Michelin Soc Tech | Bande de roulement ayant des incisions zigzag et lames pour le moulage de telles incisions |
JP2006256432A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2010076474A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Toyota Motor Corp | 空気入りタイヤ |
KR100995062B1 (ko) * | 2008-10-30 | 2010-11-18 | 금호타이어 주식회사 | 저공기압 인식 타이어 |
JP5391243B2 (ja) * | 2011-07-29 | 2014-01-15 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5429253B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2014-02-26 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
2014
- 2014-10-21 FR FR1460119A patent/FR3027256A1/fr active Pending
-
2015
- 2015-10-16 JP JP2017519883A patent/JP2017531591A/ja active Pending
- 2015-10-16 EP EP15783993.7A patent/EP3209507B1/fr active Active
- 2015-10-16 CN CN201580057118.0A patent/CN107074042B/zh active Active
- 2015-10-16 US US15/516,410 patent/US10787042B2/en active Active
- 2015-10-16 WO PCT/EP2015/073971 patent/WO2016062623A1/fr active Application Filing
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019081416A (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-30 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2020001621A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP7074587B2 (ja) | 2018-06-29 | 2022-05-24 | Toyo Tire株式会社 | 空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107074042A (zh) | 2017-08-18 |
US20180229557A1 (en) | 2018-08-16 |
FR3027256A1 (fr) | 2016-04-22 |
EP3209507A1 (fr) | 2017-08-30 |
US10787042B2 (en) | 2020-09-29 |
CN107074042B (zh) | 2019-05-31 |
EP3209507B1 (fr) | 2018-12-12 |
WO2016062623A1 (fr) | 2016-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017531591A (ja) | タイヤの壁を保護する装置 | |
JP4990396B2 (ja) | サイドウォール保護手段を備えたタイヤ | |
EP2234822B1 (en) | Tyre for vehicle wheels | |
JP6189320B2 (ja) | 重量物運搬車両用タイヤの構造体とトレッドパターンの組み合わせ | |
US9586445B2 (en) | Heavy duty tire | |
JP4989755B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
RU2663259C1 (ru) | Пневматическая шина | |
EP3687836B1 (en) | Truck tire with tread design for reducing abnormal wear | |
EP2735453A1 (en) | Pneumatic tire | |
CN111132855B (zh) | 具有改进的耐久性能的用于越野车辆的轮胎 | |
JP5370633B2 (ja) | 更生タイヤ用トレッド及びこれを用いた更生タイヤ | |
KR101623276B1 (ko) | 공기입 타이어 | |
JP4607106B2 (ja) | トレッド保護要素 | |
CN108367632B (zh) | 用于保护轮胎侧壁的连续装置 | |
JP2017507842A (ja) | 耐久性を向上させた土木工学型車両用タイヤ | |
JP2007099068A (ja) | 空気入りタイヤ | |
EP2658732B1 (en) | Agricultural tyre | |
JP2010528917A (ja) | 放出水そらせ装置を備えたタイヤ | |
JP4305632B2 (ja) | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ | |
CN110740882A (zh) | 用于车辆车轮的轮胎 | |
CN110392638A (zh) | 轮胎 | |
JP7030509B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20200189329A1 (en) | Tire | |
JP4966749B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
RU2245797C1 (ru) | Съемный протектор для пневматических шин |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171124 |