JP2017522749A - モバイルネットワークにおける容量拡張の最適化 - Google Patents

モバイルネットワークにおける容量拡張の最適化 Download PDF

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Abstract

モバイルネットワークにおけるネットワーク機器の容量を最適化するシステムおよび方法。コンピューティング装置はユーザIDおよびユーザ属性を受信し、ユーザIDはモバイルネットワークユーザの特徴に対応し、ユーザ属性は、モバイルネットワークユーザによるモバイルネットワーク利用の少なくとも1つの特徴に対応する。コンピューティング装置はユーザIDおよびユーザ属性に基づいて利用予測を生成する。利用予測はモバイルネットワークユーザの予想される将来のデータ利用に対応する情報を含み、予想される将来のモバイルネットワーク利用は少なくとも1つのモバイルリソースに対応する。コンピューティング装置は、サービングゲートウェイ(SGW)が利用予測に基づいてモバイルネットワークユーザを旧式のパケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PGW)およびネットワーク機能仮想化(NFV)PGWの一方に経路指定するように、利用予測をSGWに送信する。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2014年4月30日に出願した「Optimizing Capacity Expansion Using NFV‐Based Platforms」と称する米国特許出願第61/986,462号の優先権を主張し、その内容全体を参照によって本書に援用する。
本発明の実施形態は一般的に、モバイルネットワークにおける容量拡張を最適化するためのコンピュータで処理される方法および装置に関する。
モバイルネットワークにおけるリソースプロビジョニングの従来の方法は、リソースがフル稼働に達したときに追加の物理インフラストラクチャを加えることを含む。物理機器は固定容量比を有するように設計される。ひとたび特定の次元(例えば、スループット、シグナリングアクティビティ、セッション容量)が枯渇すると、モバイルネットワーク運用者は、たとえ他の次元がどれも充分に利用されていなくても、さらなる機器を投入せざるをえない。これは資本および運営費の増加を導くことになる。
一部の実施形態では、モバイルネットワークにおけるネットワーク機器の容量を最適化するためのシステムおよび方法を開示する。
一部の実施形態では、コンピューティング装置はユーザIDおよびユーザ属性を受け取る。ユーザIDはモバイルネットワークユーザの特徴に対応し、ユーザ属性は、モバイルネットワークユーザによるモバイルネットワーク利用の少なくとも1つの特徴に対応する。一部の実施形態では、コンピューティング装置は、ユーザIDおよびユーザ属性に基づいて利用予測を生成する。この利用予測は、モバイルネットワークユーザの予想される将来のデータ利用に対応する情報を含み、予想される将来のモバイルネットワークの利用は、少なくとも1つのモバイルリソースに対応する。一部の実施形態では、コンピューティング装置は利用予測をサービングゲートウェイ(SGW)に送信するので、SGWは利用予測に基づいてモバイルネットワークユーザを旧式のパケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PGW)およびネットワーク機能仮想化(NFV)PGWの一方に経路指定する。旧式のPGWは少なくとも1つのモバイルリソースのための固定容量を含み、NFV PGWは少なくとも1つのモバイルリソースのための設定可能な容量を含む。
一部の実施形態では、モバイルネットワークユーザのモバイルネットワーク利用の少なくとも1つの特徴は、従前のモバイルネットワーク利用の量、モバイルネットワーク利用に関連する時間、モバイルユーザに対応するモバイル装置の位置、モバイル装置によるローミングに費やされた時間量、モバイル装置のメーカおよび型式、モバイル装置にインストールされたアプリケーション、モバイル装置のオペレーティングシステムおよびファームウェアのバージョン、サブスクリプションプラン、割当残量、ならびに人口統計情報を含む。一部の実施形態では、モバイルネットワークユーザの少なくとも1つの特徴は、モバイル装置IDまたは電話番号を含む。一部の実施形態では、ユーザ属性の受取りは、ホーム加入者サーバ(HSS)、モビリティ管理エンティティ(MME)、課金システム、およびシステムアーキテクチャ発展(SAE)型ゲートウェイの少なくとも1つからユーザ属性をさらに受け取ることを含む。一部の実施形態では、モバイルリソースは、シグナリングアクティビティ、スループット、セッション占有、暗号化、およびトランスコーディングの少なくとも1つを含む。
開示するこれらおよび他の主題の能力は、以下の図、詳細な説明、および請求の範囲の精査後に、いっそう深く理解されるであろう。本書で使用する語法および専門用語は説明を目的とするものであって、限定するものとみなすべきではないことを理解されたい。
開示する主題の様々な目的、特徴、および利点は、以下の図面に関連して考察するときに、開示する主題の以下の詳細な説明を参照することにより、いっそう深く理解することができる。図面において、類似の参照番号は類似の要素を識別する。
本開示の一部の実施形態に係る、モバイルネットワークユーザがモバイルネットワークにもたらす需要を示す図である。 旧式の機器を使用する従来の拡張方法を示す図である。 本開示の一部の実施形態に係る、旧式の機器およびNFVベースの機器を使用する拡張方法を示す図である。 本開示の一部の実施形態に従ってモバイルネットワークと接続したユーザを示す系統図である。 本開示の一部の実施形態に係る利用予測エンジンを示す図である。 本開示の一部の実施形態に係るモバイルネットワークの系統図である。 本発明の一部の実施形態に係るモバイルネットワークにおける容量最適化を示す系統図である。
モバイルネットワークは、大きく異なる利用特性を持つモバイルユーザを含むことができる。例えば、一部のモバイルユーザはデータヘビーであり、大量のデータを消費し、ネットワークがサポートする必要のあるデータスループットの総量を増大させる。他のユーザは非常にシグナリングヘビーであり得、(例えば、頻繁に更新を送信する「チャッティ(chatty)な」モバイルアプリケーションを用いて)多数の接続を行うが、伝送するデータ量は少しだけである。彼らは少量のデータしか使用しないが、ネットワークによって要求されるシグナリング処理の量を増大させる。さらに別の一部のユーザはデータスループットおよびシグナリング次元のどちらも比較的アイドル状態である(例えばネットワーク化された電力計検針員)が、人数が多く、彼らをネットワーク上に呼び出すだけでも多数のセッション容量を使用する。あらゆる種類のユーザを受け入れるために、ネットワーク運用者は、これらの全ての次元(例えばスループット、シグナリングアクティビティ、セッション容量、およびおそらく他の次元)の最悪ケースに対処するのに充分なネットワーク機器を導入する必要がある。旧式のネットワーク機器は固定容量比を持つ(ユーザ数X、シグナリング量Y、およびデータスループット量Zをサポートする)ように設計されているので、1つの次元の最悪ケースに対処することは、他の次元の過少利用につながる。例えば、ネットワークに導入される旧式のプラットフォームは、セッション容量の100%をヒットさせるかもしれないが、スループット容量の20%しか利用されないかもしれない。まだ余剰のスループット容量がたとえ存在しても、サポートするユーザ数を増やすために新しい機器を設置する必要がある。これは資本および運営コストの両方を増大させる。
あらかじめ、ユーザベースは別々の用途に分けられる。例えば常用している消費者はマシンツーマシン装置から切り離される。装置に同様の需要があるように、装置を分類することができる。同様の需要がある装置は、しばしば異なる製造者に由来する異なる性能特性を持つ機器に割り当てられることがあり得る。この手法でも、少なくとも次の理由で容量を最適化する問題は解決されない。(1)ユーザの広範な分類では、グループ内のユーザに同様の需要があると保証されない。ある範疇のユーザにサービスを提供する機器は、幾つかの次元で依然として十分に利用されないことがあり得る。(2)運用者は今や複数の販売者から購入する機器を潜在的に取り扱う必要があり、それらは十分な相互運用性を持たない場合もあるため、資本および運営支出が増大する。(3)異なるグループのユーザからの需要が時間と共に変化するときに、運用者はユーザを改めて再分類し、ネットワークリソースの割当を再度やり直すことが必要になり、それには時間とコストを要し得る。
本開示の好適な実施形態は、様々なタイプのユーザによってもたらされる需要を処理するために、様々な能力およびコスト特性を持つプラットフォームでネットワーク機能仮想化(NFV)を使用することを含む。(ハードウェアおよびソフトウェアの両方の点で)異なるように構成された、様々なNFVベースのプラットフォームは、様々な強みおよび弱みを備え得る。例えば、あるNFVベースのプラットフォームは、(例えば多数のメモリを持つサーバを使用することによって)多数のユーザを収容できるように設計することができるが、スループットおよびシグナリング能力は限定される。別のNFVベースのプラットフォームは、(例えば専用のネットワークアダプタカードを使用することによって)多くのスループットを処理できるように設計することができる。さらに別のNFVベースのプラットフォームは、(例えば高性能のCPUを用いて)多くのシグナリングを処理できるように設計することができる。異なる特徴を持つこれらのNFVベースのプラットフォームを様々なタイプのユーザによってもたらされる様々な需要を満たすために、ネットワークに統合することができる。効果を最大化し、かつコストを最小化するために、各サーバが最適に利用されるように、様々な特徴のユーザは、適合する強さのサーバに差し向けられる。この方法で、旧式のプラットフォームおよびNFVベースのプラットフォームの強みは、それらの弱みを相互に補完する。したがってネットワーク機器をよりよく利用することができ、総合的資本および運営コストの低下につながる。
本開示の好適な実施形態は、過去および予想される将来の利用特性に基づいてモバイルユーザまたは加入者を分類し、ネットワーク機器の性能特性に適合するように異なるネットワーク機器に差し向ける機能を含む。ユーザを異なるグループに分ける(例えばユーザを異なるアクセスポイント番号すなわちAPNに分ける)必要はない。ネットワークはエンドユーザまでシームレスのようになり、したがってユーザの使い勝手にはほとんど変化はない。運用者はNFVを利用して、様々なコストおよび性能特性を持つプラットフォームを導入することができる。NFVは、同一ネットワーク機能を異なるハードウェアプラットフォームで作動させることができるので、そのような用途に適している。これらのハードウェアプラットフォームは高度に洗練されたブレードサーバシャーシから低コストサーバボックスまで多岐にわたり、それらは異なる性能および容量を提供する。
場合によっては、特定グループのユーザをサポートするために、ハードウェア暗号化用のチップのような専用ハードウェアを持つサーバを構築することによって、能力を追加することができる。本開示の好適な実施形態は、グリーンフィールド解決策(例えばNFVベースのプラットフォームだけで形成される新しいネットワーク)として、あるいは容量が枯渇してきている既存の旧式のネットワークを補完するために、使用することができる。後者の場合、NFVサーバは、特に旧式の機器の問題を緩和し、かつ全ての性能次元をよりバランスよく利用するように設計することができる。以下では、既存の旧式プラットフォームの難点を突き止め、これらの難点を緩和し、NFVベースのプラットフォームを構築し、ユーザの利用特性を予測かつ識別し、需要を最もよく処理することのできるNFVベースのプラットフォームにユーザを差し向けるための技術について記載する。
本開示の好適な実施形態は、固定容量比を有する既存の旧式機器を補完するために、異なる能力およびコスト特性を持つネットワーク機能仮想化をベースとするプラットフォームを利用する。旧式のプラットフォームおよびNFVベースのプラットフォームは、単一のネットワークとしてシームレスに機能することができる。一部の実施形態では、NFVベースのプラットフォームは、旧式のプラットフォームの弱みを補完するように設計される。両者が一緒に機能するときに、それは特定の容量次元が過負荷に陥る危険性を軽減し、概して全てのネットワークノードがよりよく利用されるようになる。
一部の実施形態では、旧式のプラットフォームおよびNFVベースのプラットフォームの異なる能力を最大限に利用するために、ユーザがネットワークにアクセスしようとしたときに、過去の利用パターンを含む多数の要素に基づいて、ユーザの利用特性が予測される。ユーザは次いで、ユーザの需要を最もよく処理できるネットワークノードに差し向けられる。
図1は、本開示の一部の実施形態に係る、モバイルネットワークユーザがモバイルネットワークへの需要を示す図である。図1はモバイル装置101、シグナリングアクティビティ102、スループット103、セッション占有104、および他の次元105を示す。
図1に示す通り、モバイルネットワークユーザ101は、モバイルネットワークで多数の異なる次元の需要をもたらす。ユーザは、ネットワークに登録を行いかつ登録を取り消すとき、ネットワークをローミングするときなどに、シグナリングアクティビティ102を発生させる。ユーザは、彼または彼女がウェブページをブラウジングするとき、または状態更新を送信するときに、スループット次元103の需要をもたらす。ユーザはまた、彼または彼女がネットワークに接続されるときに、1つ以上のセッション空間104を占有する。最後に、例えばユーザが暗号化または画像/映像トランスコーディングサービスを要求する場合、他の次元105の需要が存在する。全てのユーザが同じように行動するわけではない。データのヘビーユーザは多量のデータを消費し、スループット次元の需要を増大させる。その他のユーザはシグナリングのヘビーユーザであって、(例えば多数の更新を送信する「チャッティな」アプリケーションを使用して)多数の接続を行う可能性があるが、伝送するデータ量はわずかである。一部のユーザは、ネットワークにおけるシグナリング次元の需要を増大させ得る。さらなる一部の他のユーザは、データスループットおよびシグナリング次元のどちらも比較的アイドル状態である(例えばネットワーク化された電力計検針員)が、人数が多く、彼らをネットワークにサインオンさせておくだけで大量のセッション容量が必要である。
ネットワーク運用者は、上述した様々な次元の全需要を処理するために、しばしばより多くのネットワーク機器を設置しなければならない。旧式のネットワーク機器は固定容量比をサポートする(ユーザ数X、シグナリング量Y、およびデータスループット量Zをサポートする)ように設計されているので、1つの次元の最悪ケースに対処することはしばしば、他の次元の過少利用につながる。例えば、ネットワークノードはセッション容量の100%をヒットさせるかもしれないが、スループットの50%しか利用されないかもしれない。まだ余剰のスループット容量がたとえ存在しても、サポートするユーザ数を増やすために旧式の機器が新たに設置される。旧式の機器の新たな設置は資本および運営コストの両方を増大させる。
図2は、旧式の機器を使用した従来の拡張方法を示す図である。図2は、第1旧式プラットフォーム201により最大セッション容量に達したネットワーク運用者、2倍拡張210後の第1旧式プラットフォーム202の容量、および2倍拡張210後の第2旧式プラットフォーム203の容量を示す。
201に示す通り、ネットワーク運用者は第1旧式プラットフォームの最大容量に達する。第1旧式プラットフォームは、100ユニットの最大スループットおよび100の最大セッション数を有する。スループットは100ユニットのうちの50ユニットが使用される一方、セッション数は100のうちの100が使用されている。ネットワーク運用者が需要の倍増(例えば100ユニットのスループットおよび200のセッション)を予想した場合、ネットワーク運用者は容量を増大させる方法を見つけなければない。容量210を倍増するために、ネットワーク運用者は第2旧式プラットフォームを設置する。一部の実施形態では、運用者は装置のピーク利用レベルを監視する(例えば繁忙時間中の利用を監視する)ことによって、プラットフォームの容量の利用を突き止めることができる。プラットフォームは各次元に対し最大値(例えば1000万セッション、CPU制限時80%のような、50Gbpのスループット)を指定することができる。例えばセッション使用量を決定するために、運用者は統計カウンタを使用して、繁忙時間中にどれだけ多くのセッションが使用されているかを調べることができる。別の例として、運用者は、繁忙時間中に特定のCPU制限時のスループットを測定することによって、スループットの量を突き止めることができる。運用者は、繁忙時間中にCPUの使用量を測定することによって容量を突き止めることができる。第1旧式プラットフォーム202および第2旧式プラットフォーム203の両方において、スループットは100ユニットのうち50が使用される一方、セッション数は100のうちの100が使用されている。拡張後に、両方の旧式プラットフォームは依然としてセッション次元が障害になっている。拡張された旧式プラットフォームの容量比(例えばセッションおよびスループットの容量が等しい)は、ユーザによる需要(例えばセッション数は多いが、スループットはそれほどではない)に合致しない。
対照的に、本発明の好適な実施形態では、既存の旧式プラットフォームの難点の原因、ユーザの現在および将来の利用パターンを理解し、全ての容量次元をよりよく利用することができるように、旧式プラットフォームを補完するNFVベースのプラットフォームを構築することを求めている。
図3は、本開示の一実施形態に係る、旧式の機器およびNFVベースの機器を使用する拡張方法を示す図である。図3は、第1旧式プラットフォーム201で最大セッション容量に達したネットワーク運用者、2倍拡張310後の第1旧式プラットフォーム302の容量、および2倍拡張310後の第2のNFVベースのプラットフォーム303の容量を示す。図3は2つの次元(例えばセッションおよびスループット)における拡張を示すが、任意の数の次元に同様の技術を適用することができる。
上述の通り、運用者は、100ユニットのスループットのうち50ユニットを使用し、かつ100のセッションのうち100を使用して、第1旧式プラットフォーム201の容量に達した。ネットワーク運用者が需要の倍増(例えば100ユニットのスループットおよび200のセッション)を予想した場合、ネットワーク運用者は、NFVベースのプラットフォーム303を設置することによって、容量210を倍増させる。拡張310後に示される通り、第1旧式プラットフォーム302およびNFVベースのプラットフォーム303の組合せは、ユーザの現在および将来の利用パターンを考慮に入れる。例えばユーザの20%がスループットの80%を利用している場合、それは、100人のユーザのうち、
*20人のヘビーユーザが40ユニットのスループットを利用しており、かつ
*80人のライトユーザが10ユニットのスループットを使用している
ことを意味する。
需要が倍増すると、合計で200人のユーザが存在し、そのうちの
*40人のヘビーユーザは80ユニットのスループットを利用し、かつ
*160人のライトユーザは20ユニットのスループットを利用する。
NFVベースのプラットフォームは、旧式プラットフォームと比較しておそらく何分の1かの費用で、200人のユーザをサポートするが、40ユニットのスループットしかサポートしないように構築することができる。これはNFV解決策の柔軟性ゆえに実行することができる。プラットフォームは、より多くのセッションをサポートするために多くのメモリを用いて、しかしコスト削減のためにスループット処理用には適度に強力なCPUを用いて構築することができる。160人のライトユーザはNFVベースのプラットフォーム303に差し向けることができる一方、ヘビーユーザは旧式プラットフォーム302に差し向けることができる。旧式プラットフォームのコストが100万ドルであり、NFVプラットフォームのコストが20万ドルである場合、容量を倍増するためのコストは次のようになる。
*(例えば図2に示すように)旧式プラットフォームだけを使用する場合には200万ドル
*(例えば図3に示すように)1つのNFVベースのプラットフォームが旧式プラットフォームに追加される場合には120万ドル
NFVベースのプラットフォームを使用すると、80万ドル、つまり旧式プラットフォームだけを使用するコストの40%を節約することができる。図2および図3に示す通り、旧式プラットフォームは高いスループット容量を有するが、セッション容量が十分でない。NFVベースのプラットフォームは、高いセッション容量を提供するが、コストダウンを維持するために低いスループット容量を提供することによって、旧式プラットフォームを補完する。旧式プラットフォームを補完するようにNFVベースのプラットフォームを構築する多数の様々な方法がある。運用者は、メモリ、CPU、または他の専用チップのような様々なコンポーネントのコストと性能のトレードオフのみならず、将来の需要がどのように変化するかをも決定することができる。NFVベースのプラットフォームを使用することにより、運用者は様々なユーザからの需要を分析し、旧式プラットフォームを補完する能力を持つNFVベースのプラットフォームを構築し、かつ全てのプラットフォームの容量を最大限に活用するようにユーザを様々なプラットフォームに適切に差し向けることが可能になる。
一部の実施形態では、本書に記載するシステムおよび方法は、過去の需要および予測される需要に基づいてユーザを差し向けかつ分類する。ユーザの容量需要の予測は、旧式プラットフォームおよびNFVベースのプラットフォームの両方におけるバランスの取れた容量の利用に役立てることができる。
図4は、本開示の一部の実施形態に係る、モバイルネットワークと接続しているユーザを示す系統図である。図4はモバイルネットワークユーザ401、クラシファイア402、利用予測エンジン403、旧式ネットワークプラットフォーム、NFVベースのプラットフォーム405、およびモバイルネットワーク406を示す。
モバイルネットワークユーザ401は、1つ以上のモバイルネットワーク装置(例えばスマートフォン、ラップトップ、タブレット)を介してモバイルネットワーク406にアクセスするモバイルネットワーク加入者を含むことができる。以下でさらに詳述する通り、モバイルネットワーク406は複数のネットワーク装置を含む。要するに、モバイルネットワーク406におけるネットワーク装置はユーザトラフィックを経路選択し、かつ分析する。
ユーザ401がネットワーク406にサインオンすると、クラシファイア402は利用予測エンジン403に相談してリソース利用パターンを予測する。クラシファイア402はユーザおよびその機器(例えばモバイル機器識別子)から情報を受け取るコンポーネントであり、利用予測エンジン403に相談して、モバイルネットワーク406でユーザをどのプラットフォームに送り込むかを決定する。クラシファイア402は、別個のコンポーネントとして、またはモバイルネットワークにおける特定のネットワーク装置の一部として(例えばロードバランサ上に)実現することができる。以下でさらに詳述する利用予測エンジン403は、ユーザIDおよびユーザに関係する他の属性を受け取るコンポーネントであり、ユーザの将来のネットワークリソースの利用を予測する。利用予測エンジン403からの結果に基づいて、ユーザ401は、旧式のネットワークプラットフォーム404またはNFVベースのプラットフォーム405によってサービスを提供されるように差し向けられる。上述の通り、クラシファイアはまた、旧式プラットフォームおよびNFVベースのプラットフォームの利用可能な容量レベルならびにそれらの能力(例えば暗号化、ビデオトランスコーディング)に対応する、両プラットフォームからの入力をも受け取る。
一部の実施形態では、ユーザまたはプラットフォームのいずれかの特徴に基づいて、ユーザを旧式プラットフォームまたはNFVベースのプラットフォームのいずれかに差し向けることができる。例えばユーザがネットワークに接続したときに(例えばユーザが朝、電話機の電源を入れたときに)、ユーザを差し向けることができる。加えて、既存のユーザは、既存のシステムの負荷が特定の閾値に達した場合、あるいはユーザの特徴が著しく変化した場合に、1つのシステムから別のシステムに積極的に移動することもできる。
図5は、本開示の一部の実施形態に係る利用予測エンジンを示す図である。図5はユーザID501、利用予測エンジン502、利用予測503、過去の利用パターンおよび傾向504、時間情報505、ユーザ位置506、過去の移動パターン507、モバイル装置508のメーカおよび型式、インストールされたアプリケーション509、オペレーティングシステム(OS)およびファームウェアのバージョン510、サブスクリプションプラン511、割当残量512、ならびに人口統計情報513を示す。
利用予測エンジン502は、ユーザID501およびユーザ属性504〜513を受け取る。以下でさらに詳述する通り、ユーザ予測エンジン502は入力に基づいてユーザの将来の需要503を予測する。ユーザID501はユーザのモバイル装置に関する情報(例えば国際移動体装置識別番号(IMEI))に対応する。ユーザ属性は、図6でさらに詳述するように、モバイルネットワークの様々な構成要素から収集することができる。
ユーザ属性504〜513は以下を含むが、それらに限定されない。
(1)ユーザの過去の利用パターンおよび傾向504‐データヘビーユーザは将来データヘビーになる可能性が高い。
(2)時刻、曜日、年月日505‐時間情報は、ユーザがモバイル装置で利用するサービスについてのヒントを提供する。いずれかの大きなイベント(例えばスーパーボウル)の発生もまた、ユーザの利用パターンの予測に役立てることができる。
(3)ユーザの位置506‐時間情報と同様に、地理的な位置情報もまた、利用パターンの予測に役立てることができる。例えば、より小規模のセルサイトがより多く存在する都市にユーザが位置する場合、ユーザは彼/彼女がセルサイト間を行き来する際に高いハンドオーバ量を経験する可能性が高い。他方、ユーザが郊外地域に位置する場合、セルサイトはより大きい領域を網羅する可能性が高く、ハンドオーバの機会は少なくなる。
(4)過去の移動パターン507‐過去にローミングが多いユーザは、将来ローミングが多くなる可能性が高い。
(5)モバイル装置のメーカおよび型式508‐時々、特定のタイプのモバイル装置はリソースの利用が大きく異なる。例えばタッチスクリーンフォンのユーザは、タッチスクリーンサポートを持たないフィーチャフォンのユーザと比較して、より多くのデータサービスを利用する。
(6)インストールされたモバイルアプリケーション509‐一部のモバイルアプリケーションは他のものより「チャッティ」であり、接続のトリガ回数がずっと多くなる。
(7)モバイル装置のOSおよびファームウェアのバージョン510‐異なるOSバージョンでは需要が異なることがあり得る。例えばアップルiOS8のメッセンジャーアプリケーションは、テキスト以外に音声および映像をサポートする。それはスループットの利用増大を意味する可能性が最も高い。
(8)ユーザのサブスクリプションプラン511‐例えばデータ容量の低いユーザは、データ容量の大きいユーザよりデータ利用量が少ない。
(9)現在の課金期間の割当残量512‐例えば割当残量の低いユーザは、割当量が多く残っているユーザより帯域幅の利用を抑制する可能性が高い。
(10)ユーザの人口統計プロファイル513‐例えば十代のユーザと大人のユーザとでは利用行動が大きく異なる可能性が高い。十代のユーザは彼らの社会活動を介してより多くのデータを消費する可能性が高いが、大人のユーザは彼/彼女らの日々の活動で音声電話を利用することが多い。
図6は、本開示の一実施形態に係るモバイルネットワークの系統図である。図6はホーム加入者サーバ(HSS)601、モビリティ管理エンティティ(MME)602、課金システム603、eNodeB604、システムアーキテクチャ発展(SAE)型ゲートウェイ605、およびアナリティクス・サーバ606を示す。図6に示す要素は全て旧式または仮想型のどちらでもよい。
一部の実施形態では、一部の運用者は、ユーザに関する利用統計を収集し分析するためにアナリティクス・サーバ606を有している。この情報は予測エンジンに直接送り込むことができる。他の実施形態では、予測エンジンがアナリティクス・サーバ606の分析能力を備えており、2つのコンポーネントが1つのユニットに統合される。
ホーム加入者サーバ(HSS)601はユーザの移動に関する情報を含む。ユーザの過去の移動パターンを計算するために、移動情報を定期的にアナリティクス・サーバ606に送り込むことができる。
モビリティ管理エンティティ(MME)602は装置の現在の位置を追跡し、位置情報をさらなる処理のためにアナリティクス・サーバ606に送信することができる。
課金システムはユーザのサブスクリプションプラン、割当残量、およびその他の課金関連情報を含む。利用傾向を決定するために、課金情報をアナリティクス・サーバ606に送ることができる。
SAEゲートウェイ605は、ユーザからのおよびユーザへのトラフィックを全て調べることができる。ディープ・パケット検査(DPI)技術を用いることによって、装置のメーカおよび型式、インストールされ最も頻繁に使用されるアプリケーション、OSおよびファームウェアのバージョン等を含むデータトラフィックから利用情報を抽出することができる。一部の実施形態では、DPIデータは、予測エンジンによって使用される前にさらなる分析のために、アナリティクス・サーバ606に送り込まれる。
一部の実施形態では、ユーザの利用傾向は時間と共に徐々に変化する。利用傾向が徐々に変化するときに、利用予測エンジンはユーザについての予測を実時間で更新する必要はない。例えば特定のユーザの予測は毎週更新することができ、異なるユーザについては異なる間隔を使用することができる。一部の実施形態では、利用傾向はより急速に変化する。例えば特定の事象が発生するときに、オンデマンド方式で予測を更新するようにトリガすることができる。例えばユーザが別のサブスクリプションプランまたは新しい電話機に切り替えた場合、予測を即座に更新することができる。
新規加入者がネットワークに加わるときに、予測を構築するための利用履歴はあまり存在しない。当初、新規ユーザは、平均的なスループットおよびシグナリング負荷を持つ「平均的」ユーザとして取り扱うことができる。代替的に、入手可能な限定された量の情報に基づいて予測を行うことができる。例えば新規加入者が十代である場合、彼/彼女は、フェースブック(登録商標)、インスタグラム、またはスナップチャットのようなチャッティなアプリケーションをより多く有する可能性が高く、それらはより多くのシグナリング負荷を生じる。そうではなく、新規可能者がテザリングに登録したビジネスアカウントである場合、彼/彼女はよりヘビーデータユーザである可能性が高い。新たに収集される要素に基づいて予測を迅速に収束することができるように、新規ユーザの予測更新頻度は高くすることができる。この段階で、ユーザを旧式のシステムまたはNFVシステムのいずれかに回すことができる。ひとたびユーザが分類されると、ネットワークリソースを最適に利用するために、ユーザを旧式のシステムとNFVシステムとの間で移動することができる。
図7は、本発明の一部の実施形態に係るモバイルネットワークの容量最適化を示す系統図である。図7は予測エンジン701、サービングゲートウェイ(SGW)702、旧式のパケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PGW)703およびNFVベースのPGW704を示す。
加入者が電話機のスイッチを入れると、電話機はモバイルネットワークとのセッションを確立しようと試みる。要求は最終的にSGW701に送られ、SGW701はユーザセッションを誘導するためにPGW703 704を選択する。PGWノードの一方は旧式の機器703を含み、他方のPGWノードはNFVベースのプラットフォーム704を含む。通常、SGWはアクセスポイント名(APN)のみに基づいてPGWを選択する。APNはモバイルデータユーザが通信したいパケットデータネットワーク(PDN)を識別するものであり、サブスクリプションプランが起動すると、APNはユーザに割り当てられる。好適な実施形態ではSGWは予測エンジンに相談して、ユーザの特徴に基づいてユーザセッションの誘導先として最良の場所を決定する。例えばクラシファイア/予測エンジンは、セッションをどこでセットアップするか決定するためにSGWが呼び出すことのできるシンプルオブジェクト・アクセス・プロトコル(SOAP)またはリプリゼンテーショナル・ステート・トランスファ(REST)に基づいて、APIを提供することができる。ひとたびSGWがセッション、例えばNFVベースのPGWにセットアップすることを決定すると、その加入者に関係する将来の全てのシグナリングおよびデータトラフィックは、選択されたPGWによって取り扱われる。
本書に記載する主題は、デジタル電子回路で、または本明細書に開示した構造的手段およびその構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアで、あるいはそれらの組み合わせで実現することができる。本書に記載する主題は、データ処理装置(例えばプログラマブルプロセッサ、1台のコンピュータ、または複数のコンピュータ)によって実行するために、またはその動作を制御するために、情報キャリア(例えば機械可読記憶装置)に有形に具現化されるか、または伝送信号で具現化される1つ以上のコンピュータプログラムのような、1つ以上のコンピュータプログラム製品として実現することができる。コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られる)は、コンパイル言語またはインタプリタ言語を含む任意の形式のプログラミング言語で書くことができ、スタンドアロンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくはコンピュータ環境で使用するのに適したその他のユニットとしての形を含め、任意の形で展開することができる。コンピュータプログラムは必ずしもファイルに対応しない。プログラムは、他のプログラムまたはデータを保持するファイルの一部分に、当該プログラム専用の単一のファイルに、または複数の調整されたファイル(例えば1つ以上のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部分を保存するファイル)に保存することができる。コンピュータプログラムを、1つのコンピュータで実行するか、または1つのサイトにおける、もしくは複数のサイトに分散され通信ネットワークで相互接続された複数のコンピュータで実行するように導入することができる。
本書に記載する主題の方法ステップを含め、本明細書に記載するプロセスおよびロジックフローは、入力データに対して動作して出力を生成することによって1つ以上のコンピュータプログラムを実行して本書に記載する主題の機能を実行するための1つ以上のプログラマブルプロセッサによって実行することができる。プロセスおよびロジックフローはまた、専用ロジック回路、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によっても実行することができ、本書に記載する主題の装置はそういうものとして実現することができる。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサとして、例えば汎用および専用両方のマイクロプロセッサ、ならびにいずれかの種類のデジタルコンピュータの1つ以上のプロセッサがある。一般的に、プロセッサは読出専用メモリもしくはランダムアクセスメモリまたは両方から命令およびデータを受け取る。コンピュータの重要不可欠な要素は、命令を実行するためのプロセッサと、命令およびデータを保存するための1つ以上のメモリ装置である。一般的にコンピュータは、データを保存するための1つ以上の大容量記憶装置、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクをも含み、あるいはデータを送信、受信、またはその両方のためにそれらと作動的に結合される。コンピュータプログラム命令およびデータを具現するのに適した情報キャリアとして、例を挙げると半導体メモリデバイス(例えばEPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス)、磁気ディスク(例えば内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスク)、光磁気ディスク;および光ディスク(例えばCDおよびDVDディスク)を含め、あらゆる形の不揮発性メモリがある。プロセッサおよびメモリは専用ロジック回路によって補完されるか、あるいはその中に組み込まれることができる。
ユーザとの対話を行うために、本書に記載する主題は、ユーザに情報を表示するためにディスプレイ装置、例えばCRT(ブラウン管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ、ならびにユーザがコンピュータに入力を提供できるようにするキーボードおよびポインティングデバイス(例えばマウスもしくはトラックボール)を有し、コンピュータ上に実現することができる。ユーザとの対話を達成するために他の種類の装置を使用することもできる。例えばユーザに提供されるフィードバックは任意の形の感覚フィードバック(例えば視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)とすることができ、ユーザからの入力は音響、音声、または触覚入力を含む任意の形で受け取ることができる。
本書に記載する主題は、バックエンドコンポーネント(例えばデータサーバ)、ミドルウェアコンポーネント(例えばアプリケーションサーバ)、またはフロントエンドコンポーネント(例えば本書に記載する主題の実現とユーザとの対話を可能にするグラフィカルユーザインタフェースまたはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)、あるいはそのようなバックエンド、ミドルウェア、およびフロントエンドコンポーネントの任意の組合せを含むコンピューティングシステムで実現することができる。システムのコンポーネントを、任意の形または媒体のデジタルデータ通信、例えば通信ネットワークによって相互接続することができる。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)およびワイドエリアネットワーク(「WAN」)、例えばインターネットがある。
開示した主題は、その適用が以下の記述に記載しあるいは図面に示す構成の詳細およびコンポーネントの配列に限定されないことを理解されたい。開示した主題は他の実施形態を取ることができ、様々なやり方で実施しかつ実行することができる。また、本書で使用する語法および専門用語は、説明を目的としたものであって、限定するものとみなすべきではないことを理解されたい。
したがって、本開示の基礎となっている概念が、開示した主題のいくつかの目的を実行するための他の構造、方法、およびシステムを設計するための基礎として容易に利用できることを、当業者は理解されるであろう。したがって、そのような均等な構造が開示した主題の趣旨および範囲から逸脱しない限り、請求の範囲はそのような均等な構造を含むものとみなされることが重要である。
開示した主題について上記の例示的実施形態で説明しかつ図示したが、本開示は単なる実施例として行われたものであって、この後に続く特許請求の範囲によってのみ限定される、開示した主題の趣旨および範囲から逸脱することなく、開示した主題の実現の細部に多くの変形を施すことができることを理解されたい。

Claims (10)

  1. モバイルネットワークにおけるネットワーク機器の容量を最適化するコンピュータで処理される方法であって、
    前記モバイルネットワークユーザの特徴に対応するユーザIDと、前記モバイルネットワークユーザによるモバイルネットワークの利用の少なくとも1つの特徴に対応するユーザ属性とを、コンピューティング装置によって受信するステップと、
    前記ユーザIDおよび前記ユーザ属性に基づいて、前記モバイルネットワークユーザの予想される将来のデータの利用に対応する情報を含む利用予測であって、前記予想される将来のモバイルネットワーク利用が少なくとも1つのモバイルリソースに対応して成る利用予測を、前記コンピューティング装置によって生成するステップと、
    前記利用予測に基づいて、前記少なくとも1つのモバイルリソースに対し固定容量を含む旧式のパケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PGW)および前記少なくとも1つのモバイルリソースに対し設定可能な容量を含むネットワーク機能仮想化(NFV)PGWの一方に、サービングゲートウェイ(SGW)が前記モバイルネットワークユーザを経路指定するように、前記利用予測を前記コンピューティング装置によって前記SGWに送信するステップと、
    を含む、コンピュータで処理される方法。
  2. 前記モバイルネットワークユーザの前記モバイルネットワーク利用の前記少なくとも1つの特徴は、従前のモバイルネットワークの利用の量、前記モバイルネットワークの利用に関連する時間、前記モバイルユーザに対応するモバイル装置の位置、前記モバイル装置によるローミングに費やされた時間、前記モバイル装置のメーカおよび型式、前記モバイル装置にインストールされたアプリケーション、前記モバイル装置のオペレーティングシステムおよびファームウェアのバージョン、サブスクリプションプラン、割当残量、ならびに人口統計情報を含む、請求項1に記載のコンピュータで処理される方法。
  3. 前記モバイルネットワークユーザの前記少なくとも1つの特徴はモバイル装置IDまたは電話番号を含む、請求項1に記載のコンピュータで処理される方法。
  4. 前記ユーザ属性を受信するステップは、ホーム加入者サーバ(HSS)、モビリティ管理エンティティ(MME)、課金システム、およびシステムアーキテクチャ発展(SAE)型ゲートウェイの少なくとも1つから前記ユーザ属性を受信することをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータで処理される方法。
  5. 前記モバイルリソースはシグナリングアクティビティ、スループット、セッション占有、暗号化、およびトランスコーディングの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のコンピュータで処理される方法。
  6. モバイルネットワークにおけるネットワーク機器の容量を最適化するためのシステムであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリであって、前記プロセッサによってコンピュータ可読命令が実行されたときに、前記プロセッサに
    モバイルネットワークユーザの特徴に対応するユーザIDと、前記モバイルネットワークユーザによるモバイルネットワークの利用の少なくとも1つの特徴に対応するユーザ属性とを受信させ、
    前記ユーザIDおよび前記ユーザ属性に基づいて、前記モバイルネットワークユーザの予想される将来のデータ利用に対応する情報を含む利用予測であって、前記予想される将来のモバイルネットワークの利用が少なくとも1つのモバイルリソースに対応して成る利用予測を生成させ、かつ
    前記利用予測に基づいて、前記少なくとも1つのモバイルリソースに対し固定容量を含む旧式のPGWおよび前記少なくとも1つのモバイルリソースに対し設定可能な容量を含むネットワーク機能仮想化(NFV)PGWの一方に、サービングゲートウェイ(SGW)が前記モバイルネットワークユーザを経路指定するように、前記利用予測を前記SGWに送信させる、
    前記コンピュータ可読命令を含むメモリと、
    を備えたシステム。
  7. 前記モバイルネットワークユーザの前記モバイルネットワーク利用の前記少なくとも1つの特徴は、従前のモバイルネットワークの利用の量、前記モバイルネットワークの利用に関連する時間、前記モバイルユーザに対応するモバイル装置の位置、前記モバイル装置によるローミングに費やされた時間、前記モバイル装置のメーカおよび型式、前記モバイル装置にインストールされたアプリケーション、前記モバイル装置のオペレーティングシステムおよびファームウェアのバージョン、サブスクリプションプラン、割当残量、ならびに人口統計情報を含む、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記モバイルネットワークユーザの前記少なくとも1つの特徴はモバイル装置IDまたは電話番号を含む、請求項6に記載のシステム。
  9. 前記プロセッサにさらに、ホーム加入者サーバ(HSS)、モビリティ管理エンティティ(MME)、課金システム、およびシステムアーキテクチャ発展(SAE)型ゲートウェイの少なくとも1つから前記ユーザ属性を受信させる、請求項6に記載のシステム。
  10. 前記モバイルリソースはシグナリングアクティビティ、スループット、セッション占有、暗号化、およびトランスコーディングの少なくとも1つを含む、請求項6に記載のシステム。
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