以下では本開示内容に係る好ましい実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。一方、下記の説明で使われた用語「先端」、「後端」、「上部」、「下部」、「上端」および「下端」などは図面を基準として定義したものであり、この用語によって各構成要素の形状および位置が制限されるものではない。以下、第1ドアは個別ドア200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア100と同じ意味で使用され得る。
図1は本開示内容の第1実施例に係るオーブンの外観を図示した図面で、図2は本開示内容の第1実施例に係るオーブンのドアが開放された状態を図示した図面である。図3は本開示内容の第1実施例に係るオーブンの側断面図である。
図1〜図3に図示された通り、オーブン1は外観を形成するケーシング10およびケーシング10の内部に設けられる調理室16を含むことができる。
ケーシング10は前面の外観を形成する前面パネル11、上面の外観を形成する上面パネル12、側面の外観を形成する側面パネル13、後面の外観を形成する後面パネル14および下面の外観を形成する下面パネル15を含むことができる。
ケーシング10は開放された前面を有することができる。すなわち、ケーシング10の前面パネル11は開口部を有することができる。前面パネル11には固定溝125が形成され得る。固定溝125の内部には係止段(125a、図5参照)が設けられ得る。係止段125aは第2ロッキングユニット(420、図5参照)の動きを制限することができる。具体的には、第2ロッキングユニット420の係止部422は係止段125aに結合され得、係止部422および係止段125aの結合によって第2ロッキングユニット420のケーシング10の内側方向への動きは制限され得る。係止段125aは固定溝125の内側方向に突出した形状を有することができる。
調理室16はボックス状に形成され、調理物の出納のために前面は開放されるように設けられ得る。調理室16の開放された前面は調理室16に対して上下方向に回転可能にヒンジ結合されるドア100により開閉され得る。ドア100の少なくとも一部分は調理室16内部の調理物の調理過程を外部で確認できるようにガラスなどの透明材質で設けられ得る。
調理室16の内部には複数の支持台19が設けられ得る。複数の支持台19には調理物を載置できるラック20を装着することができる。複数の支持台19は調理室16の左側壁と右側壁から突出するように設けられ得る。
複数の支持台19には調理室16を分割できるディバイダー23が分離可能に装着され得る。ディバイダー23は調理室16を複数個に分割することができる。具体的には、ディバイダー23は調理室16に水平に装着され、調理室16を上部に位置する第1調理室16aと下部に位置する第2調理室16bに分割することができる。
第1調理室16aと第2調理室16bはそれぞれの大きさが互いに同一であってもよく、互いに相異してもよい。ディバイダー23は断熱の材質を有し、第1調理室16aと第2調理室16bを断熱させることができる。また、必ずしも第1調理室16aと第2調理室16bを含まなければならないものではなく、一つの調理室だけを含むことも可能である。
オーブン1は調理室16を開閉できるようにケーシング10に設けられるドア100をさらに含むことができる。ドア100はケーシング10に回動可能に配置され得る。好ましくは、ドア100はケーシング10の前面に回動可能に設置され得る。すなわち、ドア100は前面パネル11に回動可能に設置され得る。
また、オーブン1は調理室16の一部を開閉できるようにドア100と別個に回動可能な個別ドア200をさらに含むことができる。個別ドア200はドア100に設置され得る。
ドア100は調理室16に対応する開口部110を含むことができる。すなわち、ドア100は前面パネル11と向き合う開口部110を含むことができる。個別ドア200は開口部110の前方に設置され得る。個別ドア200は開口部110を開閉できるようにドア100に回動可能に設置され得る。個別ドア200は開口部110を上下方向に開閉できるようにドア100に設置されるが、これに限定されない。一例として、個別ドア200が開口部110を左右方向に開閉できるようにドア100に設置されることも可能である。
個別ドア200は使用頻度が多い調理室16の一部の開閉が容易であるようにドア100に設置され得る。好ましくは、個別ドア200は第1調理室16aの開閉が容易であるようにドア100の上端部に設置され得る。このとき、第1調理室16a、前面パネル11の開口部およびドア100の開口部110は互いに連通され、それぞれ個別ドア200により遮蔽され得る。
他の側面から説明すると、オーブン1は調理室16の少なくとも一部を開閉できるようにケーシング10に設けられる複数のドア100、200をさらに含むことができる。複数のドア100、200はケーシング10の前方に回動可能に設けられ得る。
複数のドア100、200は第1ドアおよび第2ドアを含むことができる。第1ドアは調理室16の一部を開閉し、第2ドアは第1ドアとともに調理室16の全部を開閉することができる。第1ドアは第2ドアの前方に回動可能に配置されるか装着され得る。
一方、ケーシング10の前面パネル11にはドア100と調理室16を密閉するためのメインシール部材(図示せず)が設置され得る。個別ドア200の背面には個別ドア200と開口部110を密閉するためのサブシール部材(図示せず)が設置され得る。
メインシール部材(図示せず)とサブシール部材(図示せず)の位置はこれに限定されず、密閉のために適切な位置に設置すればよい。
したがって、メインシール部材(図示せず)はケーシング10の前面パネル11ではなくドア100の背面に設置されることもある。また、サブシール部材(図示せず)は個別ドア200の背面ではなくドア100の前面に設置されることもある。
複数のドア100、200はドアヒンジ160によりヒンジ結合され得る。ドア100は前面パネル11に第1ドアヒンジ161で締結され得、個別ドア200はドア100に第2ドアヒンジ162で締結され得る。具体的には、ドア100の後面下端部の両側端が前面パネル11の前面下端部の両側端と第1ドアヒンジ161で締結され、ドア100が第1ドアヒンジ161を回転中心にして上下方向に回動することによって、使用者はドア100を上下方向に回動させて調理室16を開閉することができる。また、個別ドア200の後面下端部の両側端がドア100の前面両側端と第2ドアヒンジ162で締結され、個別ドア200が第2ドアヒンジ162を回転中心にして上下方向に回動することによって使用者は個別ドア200を上下方向に回動させて調理室16の一部を開閉することができる。
ドア100および個別ドア200は別個の回転軸を有することができる。すなわち、ドア100は第1ドアヒンジ161を回転軸にして回動し、個別ドア200は第2ドアヒンジ162を回転軸にして回動する。ドア100の回転軸および個別ドア200の回転軸は互いに並んで配列され得る。
オーブン1はドア100および個別ドア200の回動を選択的に調節できるようにドア100および個別ドア200のうち少なくとも一つに設けられる操作ユニット300をさらに含むことができる。
操作ユニット300はドア100および個別ドア200のうち少なくとも一つの前面に設置され得る。
操作ユニット300はスライディング(SLIDING)方式、ノブを利用した回転方式および加圧可能なボタン(BUTTON)方式を含むことができる。以下、スライディング方式の操作ユニット300を中心に説明する。
オーブン1は使用者が容易に把持できるようにドア100および個別ドア200のうち少なくとも一つに設けられるハンドル9をさらに含むことができる。ハンドル9は前方に向かって突出するようにドア100および個別ドア200のうち少なくとも一つの前面に形成され得る。ハンドル9の形状は使用者が容易に把持できるように変形可能である。一例として、ハンドル9は後方に向かって陥没した形状を有することもできる。
操作ユニット300はハンドル9に設けられ得る。操作ユニット300はハンドル9の一側に設けられ得るが、これに限定されない。操作ユニット300に対する詳細な説明は後述する。
オーブン1は操作ユニット300の作動によりドア100および個別ドア200を分離可能に連結させるロッキングユニットをさらに含むことができる。ロッキングユニットに対する詳細な説明は後述する。
調理室16の上部には回路基板などの各種電装部品(図示せず)が配置される電装室60が設けられ得る。電装室60の外観を形成する一面にはコントロールパネル21が具備され得る。コントロールパネル21にはオーブン1の各種動作情報を表示するディスプレイ17およびオーブン1の動作を操作できる操作部18が設けられ得る。
第1調理室16aと第2調理室16b内部の空気を循環させるようにそれぞれの調理室16の後面には循環ファンユニット30が結合され得る。すなわち、第1調理室16aの後方には第1循環ファンユニット30aが結合され、第2調理室16bの後方には第2循環ファンユニット(図示せず)が結合される。第1循環ファンユニット30aの第1循環ファン34aは第1調理室16aの空気を対流させることができ、第2循環ファンユニット(図示せず)の第2循環ファン34bは第2調理室16bの空気を対流させることができる。
それぞれの循環ファンユニット30は循環モーター33と循環ファン34を具備する。循環ファン34の前方には板状の部材で形成される循環ファンカバー32が結合され得る。循環ファンカバー32には通孔部31が形成され得る。これに伴い、循環ファン34を通った流体は通孔部31を通じて調理室16の内部に移動することができる。
電装室60の内部には電装室60内部の温度を冷却させるための冷却ファンユニット50が設置される。冷却ファンユニット50は外部の空気を電装室60内部に吸込んでオーブン1の前方に排出させる。
また、調理室16と冷却ファンユニット50は別途の流路(図示せず)によって連通され得る。調理物を調理する過程で調理室16内部の少なくとも一部の流体は流路(図示せず)を通じて冷却ファンユニット50に流入した後、オーブン1の前方に排出される。
冷却ファンユニット50に流入した空気は電装室60の下部に外部と連通するように設けられる前方流路51を通じて外部に排出され得る。
第1調理室16aと電装室60の間には遮蔽フレーム120が設けられて第1調理室16aと電装室60の間の内部が露出されることを遮蔽する。第1調理室16a上部と電装室60の下部および遮蔽フレーム62の間の空間には第1断熱材71が位置することができる。第1断熱材71は第1調理室16a内部の熱が電装室60内部に伝達されることを防止する。
また、循環ファンユニット30の後方とケーシング10の間には第2断熱材72が位置することができる。第2断熱材72は第1調理室16aと第2調理室16b内部の熱がケーシング10外部に伝達されることを防止することができる。
ケーシング10の後面に位置する後面パネル14には外部の空気を調理室16のうち少なくとも一つに流入させるための流入ホール41が設けられ得る。本開示内容の一実施例によれば、流入ホール41は第2調理室16bに近接するように設けられて第2調理室16bに外部の空気を流入させることができる。
流入ホール41への空気の流入は流入モーター42の作動を通じて行われ得る。流入ホール41に流入した空気は流入モーター42に結合されるガイドブラケット45を通じて第2調理室16b内部に流体が流入され得る。
流入モーター42は流入ファン44と結合され得る。また、流入ファン44には流入ファンハウジング43が結合され得る。また流入ファンハウジング43の一側はガイドブラケット45と連通するように設けられ得る。ガイドブラケット45は第2調理室16bと連通する連通ホール(図示せず)に結合され得る。これに伴い、流入モーター42の作動によって流入ファン44に流入した外部の流体はガイドブラケット45を通じて第2調理室16bに流入して第2調理室16bの温度を下げることができる。すなわち、流体が流入する流路はガイドブラケット45の内部に形成される。
また、調理室16に流入した流体の量に相応する流体が調理室16から抜け出ることができるように後面パネル14には流体が排出され得る流路である排出管(図示せず)が別途結合され得る。排出管(図示せず)はケーシング10の少なくとも一部分に位置する排出ホール(図示せず)に結合され得る。本開示内容の一実施例によれば、排出ホール(図示せず)は後面パネル14の少なくとも一部分に位置し、排出ホール(図示せず)に流出した流体は排出管(図示せず)に沿って移動する。
図4は本開示内容の第1実施例に係るオーブンの第1ドアが開放された状態を図示した図面である。以下、図示されていない図面符号は図1〜図3を参照する。
図4に図示された通り、ドア100は前面パネル11と向き合うことができる。
ドア100は開口部110およびフレーム120を含むことができる。開口部110は調理室16と連通するようにフレーム120の内側に設けられ得る。換言すると、フレーム120は開口部110の外側に配置され得る。開口部110は個別ドア200により開閉され得る。
また、ドア100は第1部分140および第1部分140に連結される第2部分150を含むことができる。
第1部分140には開口部110が設けられ得る。具体的には、第1部分140は開口部110および開口部110の周りを取り囲むフレーム120を含むことができる。フレーム120は開口部110の上側に位置する上面フレーム121、開口部110の両側に位置する側面フレーム122および開口部110の下側に位置する下面フレーム123を含むことができる。下面フレーム123は第2部分150に継続され得る。
第2部分150は前面パネル11に第1ドアヒンジ161で締結され得る。
フレーム120には締結溝124が形成され得る。好ましくは、締結溝124は第1部分140の上面フレーム121に形成されるが、これに限定されない。
締結溝124および前面パネル11に形成される固定溝125は一直線上に位置することができる。具体的には、締結溝124および固定溝125はケーシング10の前後方向に沿って延長される一直線上に位置することができる。締結溝124および固定溝125に関する詳細な説明は後述する。
ドア100には個別ドア200が装着できるように前方に向かって突出する装着部(130、図3参照)が設けられ得る。装着部130は第2部分150に設けられ得る。装着部130は第2部分150の少なくとも一部に設けられ得る。
図5は本開示内容の第1実施例に係るオーブンの第2ドア開放時、第2ドアのロッキング解除状態を図1のA−A線を基準として図示した断面図で、図6は本開示内容の第1実施例に係るオーブンの第1ドア開放時、第1ドアのロッキング解除状態を図1のA−A線を基準として図示した断面図である。図示されていない図面符号は図1〜図4を参照する。
図5および図6に図示された通り、オーブン1は調理室16の少なくとも一部の開閉を調節する操作ユニット300をさらに含むことができる。
操作ユニット300はハンドル9に設置され得る。操作ユニット300はハンドル9の内部に設けられるガイド9aに沿って動くことができる。
操作ユニット300はボディー310、移動部320および把持部330を含むことができる。具体的には、ボディー310は操作ユニット300が第1ロッキングユニット410と一体に動くことができるように第1ロッキングユニット410に結合される。移動部320はボディー310に連結され、動くことができるようにガイド9aに締結される。把持部330は移動部320ないしボディー310に連結され、使用者が容易に操作できるようにケーシング10の前方に向かって突出する。ボディー310、移動部320および把持部330は一体形成され得る。
操作ユニット300はケーシング10の内側および外側方向に動くことができる。一例として、操作ユニット300はケーシング10の左右方向または上下方向に動くことができる。
オーブン1はドア100および個別ドア200を連結させるロッキングユニットをさらに含むことができる。ロッキングユニットは操作ユニット300の動きによりドア100および個別ドア200を分離可能に連結させることができる。
ロッキングユニットはドア100および個別ドア200の内部に設けられ得る。
ロッキングユニットは第1ロッキングユニット410および第2ロッキングユニット420を含むことができる。
第1ロッキングユニット410は個別ドア200の内部に設けられ得る。第1ロッキングユニット410は操作ユニット300と一体に動くことができるように操作ユニット300に結合され得る。
第1ロッキングユニット410は支持部411およびロッキング部412を含むことができる。
支持部411は操作ユニット300のボディー310と結合され得る。
ロッキング部412は支持部411に連結され得る。ロッキング部412は個別ドア200の後方に向かって突出することができる。ロッキング部412は支持部411と一体形成され得る。
第1ロッキングユニット410はドア100の締結溝124に分離可能に挿入され得る。
第2ロッキングユニット420はドア100の内部に設けられ得る。第2ロッキングユニット420は第1ロッキングユニット410と分離可能に結合され得る。
第2ロッキングユニット420は第1ロッキングユニット410と対応するようにドア100の内部に設けられ得る。具体的には、第2ロッキングユニット420はドア100の第1部分140の内部に設けられ得る。好ましくは、第2ロッキングユニット420は第1部分140の上面フレーム121の内部に設けられ得る。
第2ロッキングユニット420は、結合部421、係止部422および連結部423を含むことができる。
結合部421はロッキング部412と着脱可能に結合され得る。係止部422はドア100の後方に向かって突出され、前面パネル11に形成される固定溝125に着脱可能に結合され得る。連結部423は結合部421および係止部422を連結する。
第2ロッキングユニット420の結合部421および係止部422は同じ方向に向かって曲がった鉤の形状を有することができる。第1ロッキングユニット410のロッキング部412は結合部421および係止部422と相異する方向に向かって曲がった鉤の形状を有することができる。
第2ロッキングユニット420はドア100の内部に設けられる弾性部材430に連結され得る。弾性部材430はケーシング10の内側および外側方向に第2ロッキングユニット420に弾性力を提供する役割をする。弾性部材430は操作ユニット300をケーシング10の外側方向に動かすとケーシング10の外側方向に収縮され得る。弾性部材430はスプリングを含むことができる。ただし、弾性部材430は第2ロッキングユニット420に弾性力を提供することができればよく、スプリングに限定されない。
以下、ドア100および個別ドア200の開閉動作について説明する。
説明の便宜のために、ケーシング10の内側方向を第1方向(A)、ケーシング10の外側方向を第2方向(B)と定義する。
使用者は操作ユニット300を利用してドア100および個別ドア200の回動を選択的に調節できる。すなわち、操作ユニット300を第1方向(A)に動かすと個別ドア200が回動し、操作ユニット300を第2方向(B)に動かすとドア100が回動する。
具体的には、操作ユニット300を第1方向(A)に動かすと、第1ロッキングユニット410は操作ユニット300とともに第1方向(A)に動き、第1ロッキングユニット410のロッキング部412は第2ロッキングユニット420の結合部421と分離される。したがって、個別ドア200はドア100と別個に回動可能である。このとき、第2ロッキングユニット420は前面パネル11の固定溝125に固定された状態で存在する。具体的には、第2ロッキングユニット420は第2ロッキングユニット420の係止部422が係止段125aに結合されることによって、第1方向(A)への動きが制限される。すなわち、ドア100は第2ロッキングユニット420の係止部422が係止段125aに結合されることにより回動が制限される。
操作ユニット300を第2方向(B)に動かすと、第1ロッキングユニット410は操作ユニット300とともに第2方向(B)に動き、第1ロッキングユニット410のロッキング部412は第2ロッキングユニット420の結合部421と結合される。したがって、個別ドア200およびドア100は一体に回動可能である。このとき、第2ロッキングユニット420は第1ロッキングユニット410と結合された状態で第2方向(B)に動き、第2ロッキングユニット420の係止部422は係止段125aから分離される。個別ドア200およびドア100は第2ロッキングユニット420の係止部422が固定溝125から分離されることによって一体に回動可能である。
図7は本開示内容の第2実施例に係るオーブンの第1ドアが開放された状態を図示した図面である。図示されていない図面符号は図1〜図6を参照する。以下、第1ドアは個別ドア200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア100と同じ意味で使用され得る。以下、図1〜図6と重複する説明は省略する。
図7に図示された通り、個別ドア200は第2調理室16bの開閉が容易であるようにドア100の下端部に設置され得る。このとき、第2調理室16b、前面パネル11の開口部およびドア100の開口部110は互いに連通され、それぞれ個別ドア200により遮蔽され得る。
ドア100は前面パネル11に第1ドアヒンジ161で締結され得、個別ドア200はドア100に第2ドアヒンジ162で締結され得る。具体的には、ドア100の後面上端部の両側端が前面パネル11の前面上端部の両側端と第1ドアヒンジ161で締結され、ドア100が第1ドアヒンジ161を回転中心にして上下方向に回動することによって使用者はドア100を上下方向に回動させて調理室16を開閉することができる。また、個別ドア200の後面上端部の両側端がドア100の前面両側端と第2ドアヒンジ162で締結され、個別ドア200が第2ドアヒンジ162を回転中心にして上下方向に回動することによって使用者は個別ドア200を上下方向に回動させて調理室16の一部を開閉することができる。
複数のドア100、200は調理室16の少なくとも一部を開閉できるようにケーシング10の左右方向に回動することもできる。
後述する第3実施例、第4実施例および第5実施例に係るオーブン1000、2000、3000の個別ドア1200、2200、3200も第2実施例に係るオーブン1の個別ドア200と同じように第2調理室16bの開閉が容易であるようにドア1100、2100、3100の下端部に設置され得る。
後述する第3実施例、第4実施例および第5実施例に係るオーブン1000、2000、3000の複数のドア1100、2100、3100、1200、2200、3200は調理室16の少なくとも一部を開閉できるようにケーシング10の左右方向に回動することもできる。
図8は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの外観を図示した図面で、図9は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの第1ドアを図示した図面である。図10は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの第1ドアを図示した分解斜視図で、図11は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの第2ドアを図示した図面である。図12は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの第2ドアを図示した分解斜視図で、図13は図11の第3フレームをI−I’で切開した断面図である。以下、第1ドアは個別ドア1200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア1100と同じ意味で使用され得る。以下、図1〜図4と重複する説明は省略する。また、図示されていない図面符号は図1〜図4を参照する。
図8〜図13に図示された通り、オーブン1000は外観を形成するケーシング10およびケーシング10の内部に設けられる調理室16を含むことができる。
ケーシング10は前面の外観を形成する前面パネル11、上面の外観を形成する上面パネル12、側面の外観を形成する側面パネル13、後面の外観を形成する後面パネル(図示せず)および下面の外観を形成する下面パネル(図示せず)を含むことができる。
ケーシング10は開放された前面を有することができる。すなわち、ケーシング10の前面パネル11は開口部を有することができる。前面パネル11には締結溝1681が形成され得る。締結溝1681には後述する後方リンク1650のフック1651が分離可能に結合され得る。
調理室16はボックス状に形成され、調理物の出納のために前面は開放されるように設けられ得る。調理室16の開放された前面は調理室16に上下方向に回転可能にヒンジ結合されるドア1100により開閉され得る。
オーブン1000は調理室16を開閉できるようにケーシング10に設けられるドア1100をさらに含むことができる。ドア1100はケーシング10に回動可能に配置され得る。好ましくは、ドア1100はケーシング10の前面に回動可能に設置され得る。すなわち、ドア1100は前面パネル11に回動可能に設置され得る。
ドア1100はフレーム1300を含むことができる。
フレーム1300は調理室16の前後方向(M)に前方に位置する第1フレーム1301および調理室16の前後方向(M)に後方に位置する第2フレーム1302を含むことができる。第1フレーム1301および第2フレーム1302は互いに結合され得る。
また、フレーム1300は第1フレーム1301および第2フレーム1302を連結する第3フレーム1303をさらに含むことができる。
第3フレーム1303は一面が開放された四角形状を有することができる。好ましくは、第3フレーム1303は下面が開放された四角形状を有することができる。すなわち、第3フレーム1303は上面1303a、右側面1303bおよび左側面1303cが結合された形状を有することができる。ただし、第3フレーム1303の形状はこれに限定されず、多様に変形可能である。
第3フレーム1303は第1フレーム1301および第2フレーム1302の間に設けられ得る。
第3フレーム1303は少なくとも一面が外部に露出されるように第1フレーム1301および第2フレーム1302の間に設けられ得る。好ましくは、第3フレーム1303の上面1303a、右側面1303bおよび左側面1303cが外部に露出されるように第1フレーム1301および第2フレーム1302の間に設けられ得る。
第3フレーム1303は第1フレーム1301および第2フレーム1302の結合部位を囲むように設けられ得る。換言すると、第3フレーム1303は第1フレーム1301および第2フレーム1302の縁を囲むように設けられ得る。具体的には、第3フレーム1303の上面1303aは第1フレーム1301および第2フレーム1302の上側結合部位を囲むように設けられ得る。第3フレーム1303の右側面1303bは第1フレーム1301および第2フレーム1302の右側結合部位を囲むように設けられ得る。第3フレーム1303の左側面1303cは第1フレーム1301および第2フレーム1302の左側結合部位を囲むように設けられ得る。第3フレーム1303を通じて第1フレーム1301および第2フレーム1302の結合部位の複雑な構成を隠蔽することができるためフレーム1300のきれいな外観の形成が可能である。
フレーム1300は鋭さ防止構造を有することができる。具体的には、第3フレーム1303は鋭さ防止構造を有することができる。第1フレーム1301および第2フレーム1302の結合部位を囲むように設けられる第3フレーム1303は鋭い接触部位を有することができる。第3フレーム1303の鋭い接触部位は調理室16の前後方向(M)に前方に向かう第3フレーム1303の上面の端に主に形成されるが、第3フレーム1303の鋭い接触部位の位置はこれに限定されない。第3フレーム1303はドア1100または個別ドア1200の開閉過程で使用者が第3フレーム1303の鋭い接触部位によって傷を負うことを防止するように折り曲げ部1304を有することができる。折り曲げ部1304は第3フレーム1303の鋭い接触部位の圧着によって形成され得る。具体的には、折り曲げ部1304は調理室16の前後方向(M)に前方に向かう第3フレーム1303の上面の端が第1フレーム1301および第2フレーム1302のうち少なくとも一つと第3フレーム1303の間に位置するように曲がった形状を有することができる。すなわち、折り曲げ部1304は調理室16の前後方向(M)に前方に向かう第3フレーム1303の上面の端が第1フレーム1301および第2フレーム1302のうち少なくとも一つの上面と向き合うように調理室16の前後方向(M)に後方に向かって曲がった状態で圧着形成され得る。第3フレーム1303に折り曲げ部1304を形成することによって第3フレーム1303のなめらかな接触部位の具現が可能である。
フレーム1300はホウロウ処理され得る。第1フレーム1301、第2フレーム1302および第3フレーム1303のうち少なくとも一つはホウロウ処理され得る。
ドア1100は調理室16と連通する開口部1110をさらに含むことができる。開口部1110はフレーム1300の内側に設けられ得る。開口部1110は個別ドア1200により開閉され得る。
他の側面から説明すると、ドア1100は少なくとも一つの開口部1110をさらに含むことができる。一例として、ドア1100は第1開口部1111および第2開口部1112をさらに含むことができる。第1開口部1111は調理室16の上下方向(N)に上方に位置するようにフレーム1300の内側に設けられ得る。第2開口部1112は調理室16の上下方向(N)に下方に位置するようにフレーム1300の内側に設けられ得る。具体的には、第1開口部1111は調理室16の上下方向(N)に上方に位置するように第2フレーム1302の内側に設けられ得る。第2開口部1112は調理室16の上下方向(N)に下方に位置するように第2フレーム1302の内側に設けられ得る。第1開口部1111は個別ドア1200により開閉され得る。
ドア1100はインナーフレーム1305をさらに含むことができる。
インナーフレーム1305は調理室16の前後方向(M)にフレーム1300の前方に位置することができる。具体的には、インナーフレーム1305は調理室16の前後方向(M)に第2開口部1112の前方に位置するように第2フレーム1302に固定結合され得る。第2フレーム1302には第2開口部1112の周りに沿って複数の連結部材1310が設けられ得る。複数の連結部材1310は第2フレーム1302およびインナーフレーム1305の間に断熱グラス収容空間1360を形成することができるように前方に向かって突出された形状を有することができる。インナーフレーム1305の内側には第2開口部1112に対応する開口1305aが設けられ得る。また、インナーフレーム1305には複数の連結部材1310に対応するように開口1305aの周りに沿って複数の締結ホール1320に設けられ得る。インナーフレーム1305および第2フレーム1302は複数の締結ホール1320および複数の連結部材1310を貫通する固定部材(図示せず)によって互いに結合され得る。
ドア1100はドアパネル1306をさらに含むことができる。ドアパネル1306は調理室16の前後方向(M)にフレーム1300の前方に位置することができる。換言すると、ドアパネル1306は調理室16の前後方向(M)にインナーフレーム1305の前方に位置することができる。
ドアパネル1306はフレーム1300に結合され得る。具体的には、ドアパネル1306は第2フレーム1302に固定結合され得る。ドアパネル1306および第2フレーム1302の間にはインナーフレーム1305および少なくとも一つの断熱グラス1330が配置され得る。
ドアパネル1306にはインナーフレーム1305の開口1305aまたは第2フレーム1302の第2開口部1112に対応する透視窓1307が設けられ得る。使用者は透視窓1307を通じて調理室16の内部状態を肉眼で確認することができる。
ドア1100は調理室16内部の熱を遮断する少なくとも一つの断熱グラス1330をさらに含むことができる。一例として、少なくとも一つの断熱グラス1330は第1断熱グラス1331、第2断熱グラス1332、第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)を含むことができる。第1断熱グラス1331、第2断熱グラス1332、第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)は調理室16の前後方向(M)に順に配置され得る。具体的には、第1断熱グラス1331はドアパネル1306と向き合うように調理室16の前後方向(M)にドアパネル1306の後方に位置することができる。第1断熱グラス1331はドアパネル1306の透視窓1307に対応する透明部1331cおよび透明部1331cの周りに沿って配置される不透明部1331bを含むことができる。不透明部1331bは複雑なドア1100の内部構造を遮蔽する役割をする。第2断熱グラス1332は調理室16の前後方向(M)に第1断熱グラス1331の後方に位置することができる。換言すると、第2断熱グラス1332は第1断熱グラス1331およびインナーフレーム1305の間に位置することができる。第2断熱グラス1332の一側には第1グラスホルダー1340が設けられ得る。具体的には、第1グラスホルダー1340は第2断熱グラス1332の両側端に設けられ得る。ただし、第1グラスホルダー1340の位置は第2断熱グラス1332の両側端に限定されず、多様に変形可能である。第2断熱グラス1332は第1グラスホルダー1340によりインナーフレーム1305に固定結合され得る。具体的には、第2断熱グラス1332は第1グラスホルダー1340およびインナーフレーム1305に形成された固定ホール1305bを貫通する固定部材(図示せず)によりインナーフレーム1305に固定結合され得る。第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)はインナーフレーム1305および第2フレーム1302の間に形成される断熱グラス収容空間1360に収容され得る。第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)は第2グラスホルダー1350に結合され得る。換言すると、第2グラスホルダー1350は第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)を支持するように第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)の縁に沿って設けられ得る。第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)は第2グラスホルダー1350に拘束された状態で断熱グラス収容空間1360に収容され得る。第2フレーム1302に設けられる複数の連結部材1310は第3断熱グラス1333および第4断熱グラス(図示せず)が断熱グラス収容空間1360に収容された場合、第2グラスホルダー1350の外側周りに沿って配置され得る。複数の連結部材1310は第2グラスホルダー1350を支持する役割をすることもある。
ドア1100はグラスホルダー1340、1350をさらに含むことができる。具体的には、グラスホルダー1340、1350は第2断熱グラス1332に設けられる第1グラスホルダー1340および第3断熱グラス1333と第4断熱グラス(図示せず)を拘束する第2グラスホルダー1350を含むことができる。グラスホルダー1340、1350の個数および位置はこれに限定されない。
ドア1100はドアヒンジ160によりヒンジ結合され得る。ドア1100は前面パネル11に第1ドアヒンジ161で締結され得る。具体的には、ドア1100の後面下端部の両側端が前面パネル11の前面下端部の両側端と第1ドアヒンジ161で締結され、ドア1100が第1ドアヒンジ161を回転中心にして調理室16の上下方向(N)に回動することによって使用者はドア1100を調理室16の上下方向(N)に回動させて調理室16を開閉することができる。
オーブン1000はドア1100の開口部1110を開閉するようにフレーム1300の前方に設置される個別ドア1200をさらに含むことができる。具体的には、個別ドア1200は第1開口部1111を開閉するように第1フレーム1301の前方に設置され得る。個別ドア1200は開口部1110を開閉するようにドア1100に回動可能に設置され得る。具体的には、個別ドア1200は第1開口部1111を開閉するように第1フレーム1301に回動可能に設置され得る。個別ドア1200は第1開口部1111を調理室16の上下方向(N)に開閉することができるようにドア1100に設置され得る。
個別ドア1200は使用頻度が多い調理室16の一部の開閉が容易であるようにドア1100に設置され得る。好ましくは、個別ドア1200は第1調理室16aの開閉が容易であるようにドア1100の上端部に設置され得る。このとき、第1調理室16a、前面パネル11の開口部およびドア1100の開口部1110は互いに連通され、それぞれ個別ドア1200により遮蔽され得る。換言すると、第1調理室16a、前面パネル11の開口部およびフレーム1300の第1開口部1111は互いに連通され、それぞれ個別ドア1200により遮蔽され得る。
個別ドア1200はパネル1400を含むことができる。
パネル1400は調理室16の前後方向(M)に前方に位置するフロントパネル1410を含むことができる。フロントパネル1410は個別ドア1200の前面を形成することができる。フロントパネル1410にはハンドル9が設けられ得る。フロントパネル1410はリアパネル1420に結合され得る。フロントパネル1410およびリアパネル1420の間にはインナーパネル1430および少なくとも一つの断熱グラス1330aが配置され得る。フロントパネル1410にはインナーパネル1430の第2開放部1431またはリアパネル1420の第1開放部1421に対応する透視窓1307aが設けられ得る。使用者は透視窓を通じて調理室16の内部状態を肉眼で確認することができる。パネル1400は調理室16の前後方向(M)に後方に位置するリアパネル1420をさらに含むことができる。リアパネル1420は個別ドア1200の後面を形成することができる。リアパネル1420は調理室16の前後方向(M)にドア1100の第1フレーム1301の前方に位置することができる。リアパネル1420はフロントパネル1410と結合することができる。リアパネル1420には第1フレーム1301の第1開口部1111に対応する第1開放部1421が形成され得る。パネル1400はフロントパネル1410およびリアパネル1420の間に位置するインナーパネル1430をさらに含むことができる。インナーパネル1430は調理室16の前後方向(M)に第1開放部1421の前方に位置するようにリアパネル1420に固定結合され得る。リアパネル1420には第1開放部1421の周りに沿って複数の連結部材1310が設けられ得る。複数の連結部材1310はリアパネル1420およびインナーパネル1430の間に断熱グラス収容空間1360aを形成することができるように前方に向かって突出された形状を有することができる。インナーパネル1430の内側には第1開放部1421に対応する第2開放部1431が設けられ得る。また、インナーパネル1430には複数の連結部材1310に対応するように第2開放部1431の周りに沿って複数の締結ホール1320aが設けられ得る。インナーパネル1430およびリアパネル1420は複数の締結ホール1320aおよび複数の連結部材1310を貫通する固定部材(図示せず)によって結合され得る。
個別ドア1200は断熱性能を向上させることができるように少なくとも一つの断熱グラス1330aをさらに含むことができる。一例として、少なくとも一つの断熱グラス1330aは第1断熱グラス1331a、第2断熱グラス1332a、第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)を含むことができる。第1断熱グラス1331a、第2断熱グラス1332a、第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)は調理室16の前後方向(M)に順に配置され得る。具体的には、第1断熱グラス1331aはフロントパネル1410と向き合うように調理室16の前後方向(M)にフロントパネル1410の後方に位置することができる。第1断熱グラス1331aはフロントパネル1410の透視窓1307aに対応する透明部1331cおよび透明部1331cの外側周りに沿って配置される不透明部1331bを含むことができる。不透明部1331bは複雑な個別ドア1200の内部構造を遮蔽する役割をする。第2断熱グラス1332aは調理室16の前後方向(M)に第1断熱グラス1331aの後方に位置することができる。換言すると、第2断熱グラス1332aは第1断熱グラス1331aおよびインナーパネル1430の間に位置することができる。第2断熱グラス1332aの一側には第1ホルダー1440が設けられ得る。具体的には、第1ホルダー1440は第2断熱グラス1332aの両側端に設けられ得る。ただし、第1ホルダー1440の位置は第2断熱グラス1332aの両側端に限定されず、多様に変形可能である。第2断熱グラス1332aは第1ホルダー1440によりインナーパネル1430に固定結合され得る。具体的には、第2断熱グラス1332aは第1ホルダー1440およびインナーパネル1430に形成された固定ホール1430aを貫通する固定部材(図示せず)によりインナーパネル1430に固定結合され得る。第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)はインナーパネル1430およびリアパネル1420の間に形成される断熱グラス収容空間1360aに収容され得る。第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)は第2ホルダー1450に結合され得る。換言すると、第2ホルダー1450は第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)を支持するように第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)の縁に沿って設けられ得る。第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)は第2ホルダー1450に拘束された状態で断熱グラス収容空間1360aに収容され得る。リアパネル1420に設けられる複数の連結部材1310は第3断熱グラス1333aおよび第4断熱グラス(図示せず)が断熱グラス収容空間1360aに収容された場合、第2ホルダー1450の外側周りに沿って配置され得る。複数の連結部材1310は第2ホルダー1450を支持する役割をすることもある。
個別ドア1200はグラスホルダー1440、1450をさらに含むことができる。具体的には、グラスホルダー1440、1450は第2断熱グラス1332aに設けられる第1ホルダー1440および第3断熱グラス1333aと第4断熱グラス(図示せず)を拘束する第2ホルダー1450を含むことができる。グラスホルダー1440、1450の個数および位置はこれに限定されない。
個別ドア1200はドアヒンジ160によりヒンジ結合され得る。個別ドア1200はドア1100に第2ドアヒンジ162で締結され得る。具体的には、個別ドア1200は第2ドアヒンジ162により第1フレーム1301に回動可能に設置され得る。個別ドア1200は個別ドア1200の後面下端部の両側端がドア1100の前面両側端と第2ドアヒンジ162で締結され、個別ドア1200が第2ドアヒンジ162を回転中心にして調理室16の上下方向(N)に回動することによって使用者は個別ドア1200を調理室16の上下方向(N)に回動させて調理室16の一部を開閉することができる。
ドア1100および個別ドア1200は別個の回転軸を有することができる。すなわち、ドア1100は第1ドアヒンジ161を回転軸にして回動し、個別ドア1200は第2ドアヒンジ162を回転軸にして回動する。ドア1100の回転軸および個別ドア1200の回転軸は互いに並んで配列され得る。
他の側面から説明すると、オーブン1000は調理室16の少なくとも一部を開閉できるようにケーシング10に設けられる複数のドア1100、1200をさらに含むことができる。複数のドア1100、1200はケーシング10の前方に回動可能に設けられ得る。
複数のドア1100、1200は第1ドアおよび第2ドアを含むことができる。第1ドアは調理室16の一部を開閉し、第2ドアは第1ドアとともに調理室16の全部を開閉することができる。第1ドアは第2ドアの前方に回動可能に配置されるか装着され得る。
一方、ケーシング10の前面パネル11にはドア1100と調理室16を密閉するための第1シール部材(図示せず)が設置され得る。個別ドア1200の背面には個別ドア1200と開口部、具体的には、第1開口部1111を密閉するための第2シール部材(図示せず)が設置され得る。第1シール部材(図示せず)と第2シール部材(図示せず)の位置はこれに限定されず、密閉のために適切な位置に設置されれば充分である。
したがって、第1シール部材(図示せず)はケーシング10の前面パネル11ではなくドア1100の背面に設置されてもよい。また、第2シール部材(図示せず)は個別ドア1200の背面ではなくドア1100の前面、換言すると、第1フレーム1301の前面に設置されてもよい。
オーブン1000はドア1100および個別ドア1200の回動を選択的に調節できるようにドア1100および個別ドア1200のうち少なくとも一つに設けられる操作ユニット1500をさらに含むことができる。
操作ユニット1500はドア1100および個別ドア1200のうち少なくとも一つの前面に設置され得る。
オーブン1000は使用者が容易に把持できるようにドア1100および個別ドア1200のうち少なくとも一つに設けられるハンドル9をさらに含むことができる。ハンドル9は調理室16の前方に向かって突出するようにドア1100および個別ドア1200のうち少なくとも一つの前面に形成され得る。ハンドル9の形状は使用者が容易に把持できるように変形可能である。
操作ユニット1500はハンドル9に設けられ得る。操作ユニット1500に対する詳細な説明は後述する。
オーブン1000は操作ユニット1500の操作により個別ドア1200がドア1100と一体にまたは別個に動くようにドア1100および個別ドア1200を連結するロックユニット1600をさらに含むことができる。ロックユニット1600に対する詳細な説明は後述する。
ドア1100には個別ドア1200が装着できるように調理室16の前方に向かって突出する装着部(図示せず)が設けられ得る。個別ドア1200は回動可能に装着部(図示せず)に装着され得る。
図14は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの操作ユニットおよびロックユニットを図示した図面で、図15は図14の操作ユニットおよびロックユニットを図示した分解斜視図である。以下、図示されていない図面番号は図8〜図13を参照する。以下、凸部はガイド面1612の第2部分1612bと同じ意味で使用され得る。また、第2支持部1662は支持部と同じ意味で使用され得る。
図14および図15に図示された通り、オーブン1000はドア1100および個別ドア1200の回動を選択的に調節できるようにドア1100および個別ドア1200のうち少なくとも一つに設けられる操作ユニット1500をさらに含むことができる。好ましくは、操作ユニット1500はハンドル9に設けられ得る。操作ユニット1500は一部が外部に露出されるようにハンドル9の内部に設けられ得る。換言すると、操作ユニット1500は押圧部材1520の一部がハンドル9の外側に向かって突出するようにハンドル9の内部に設けられ得る。すなわち、操作ユニット1500は押圧部材1520の一部が使用者によって直接加圧されるようにハンドル9の内部に設けられ得る。
操作ユニット1500は外観を形成するケース1510を含むことができる。
ケース1510は調理室16の前後方向(M)に前方に位置する第1ケース1511および調理室16の前後方向(M)に後方に位置する第2ケース1512を含むことができる。第1ケース1511および第2ケース1512は互いに結合して操作ユニット1500の外観を形成することができる。第2ケース1512には押圧部材収容部1513および加圧部材収容部1514が設けられ得る。押圧部材収容部1513は切開部1515を含むことができる。加圧部材収容部1514はフロントパネル1410に向かうようにハンドル9の外部に突出され得る。
操作ユニット1500は使用者が加圧できるように設けられる押圧部材1520をさらに含むことができる。押圧部材1520は押圧部材1520の一部が切開部1515を通じて第2ケース1512の外部に突出するように押圧部材収容部1513に配置され得る。切開部1515を通じて第2ケース1512の外部に突出する押圧部材1520の一部は個別ドア1200の前面に向かうようにハンドル9の外部に突出され得る。換言すると、押圧部材1520は押圧できるようにハンドル9の後面に設けられ得る。
操作ユニット1500は押圧部材1520に回転可能に結合される加圧部材1530をさらに含むことができる。加圧部材1530は前方リンク1610を選択的に加圧できるように加圧部材収容部1514に収容され得る。加圧部材1530は押圧部材1520の加圧の有無により前方リンク1610の第1部分1612aを選択的に加圧できるように押圧部材1520に回転可能に結合され得る。
操作ユニット1500は押圧部材1520および加圧部材1530を連結する回転軸1540をさらに含むことができる。換言すると、加圧部材1530は回転軸1540を中心に前方リンク1610のボディー1611に形成されるガイド面1612に沿って動くことができるように押圧部材1520に結合され得る。
操作ユニット1500は弾性体1550をさらに含むことができる。弾性体1550はスプリングを含むことができる。弾性体1550は第1ケース1511および押圧部材1520の間に設けられ得る。弾性体1550は第1ケース1511および押圧部材1520のうち少なくとも一つに結合され得る。使用者が押圧部材1520を加圧する場合、弾性体1550は収縮され得る。
オーブン1000は個別ドア1200がドア1100と一体にまたは別個に調理室16を開閉できるようにドア1100および個別ドア1200を連結するロックユニット1600をさらに含むことができる。換言すると、オーブン1000は操作ユニット1500の操作により個別ドア1200がドア1100と一体にまたは別個に動くようにドア1100および個別ドア1200を連結するロックユニット1600をさらに含むことができる。
ロックユニット1600は前方リンク1610を含むことができる。
前方リンク1610はボディー1611を含むことができる。
ボディー1611の一面にはガイド面1612が形成され得る。具体的には、ガイド面1612は加圧部材1530と向き合うボディー1611の一面に形成され得る。ガイド面1612には凹凸が形成され得る。一例として、ガイド面1612は第1部分1612aおよび第2部分1612bを含むことができる。第2部分1612bは前方に向かって突出するように第1部分1612aに連結され得る。換言すると、第2部分1612bは前方に向かって膨らんで突出するように第1部分1612aに連結され得る。加圧部材1530は回転軸1540を中心にガイド面1612に沿って回動することができる。加圧部材1530は押圧部材1520の加圧の有無によりガイド面1612の第2部分1612bを選択的に加圧できるように押圧部材1520に回転可能に結合され得る。具体的には、使用者が押圧部材1520を加圧する場合、加圧部材1530は回転軸1540を中心に回転してガイド面1612の第2部分1612bを加圧することができる。
前方リンク1610はボディー1611に連結されるヘッド1613をさらに含むことができる。
ヘッド1613は調理室16の上下方向(N)にボディー1611の上部に連結され得る。調理室16の前後方向(M)に前方に向かうヘッド1613の一端部には軸貫通ホール1614が形成され得る。
前方リンク1610は操作ユニット1500の動きにより結合溝1665に分離可能に結合される係止部1615をさらに含むことができる。具体的には、係止部1615は調理室16の前後方向(M)に後方に向かうヘッド1613の他端部に形成され得る。係止部1615は後方ホルダー1660に形成される結合溝1665に分離可能に結合され得るように鉤の形状を有することができる。ただし、係止部1615の形状は鉤の形状に限定されず、多様に変形可能である。
ロックユニット1600は前方ホルダー1620をさらに含むことができる。
前方ホルダー1620は個別ドア1200の内部に設けられ得る。
前方ホルダー1620は支持部材1640に結合される第1固定部1621を含むことができる。第1固定部1621および支持部材1640は固定部材(図示せず)によって結合され得る。第1固定部1621は前方に向かう前方ホルダー1620の前面1620aから側方に向かって延長され得る。
前方ホルダー1620は第1支持部1622をさらに含むことができる。第1支持部1622は前方に向かう前方ホルダー1620の前面1620aから後方に向かって延長され得る。
前方ホルダー1620は前方リンク1610が挿入される前方リンク挿入部1623をさらに含むことができる。前方リンク1610が前方リンク挿入部1623に挿入される場合、第1支持部1622および前方リンク1610のヘッド1613は調理室16の上下方向(N)に互いに向き合うことができる。第1支持部1622および前方リンク1610のヘッド1613の間には第1弾性部材1624が設けられ得る。第1弾性部材1624は第1支持部1622および前方リンク1610のヘッド1613のうち少なくとも一つに結合され得る。係止部1615は第1弾性部材1624の復原力によって結合溝1665に分離可能に結合され得る。
前方ホルダー1620は前方軸結合ホール1625をさらに含むことができる。前方軸結合ホール1625は前方ホルダー1620の前面1620aから前方に向かって突出する突出部1626に形成され得る。
前方リンク1610は調理室16の上下方向(N)に回動可能に前方ホルダー1620に結合され得る。具体的には、前方リンク1610は前方リンク1610および前方ホルダー1620を連結する前方回転軸1630を中心に調理室16の上下方向(N)に沿って回動可能に前方ホルダー1620に結合され得る。前方回転軸1630は前方ホルダー1620の前方軸結合ホール1625および前方リンク1610の軸貫通ホール1614を貫通して前方ホルダー1620および前方リンク1610を連結する。
ロックユニット1600は支持部材1640をさらに含むことができる。支持部材1640はリアパネル1420に固定できる。前方ホルダー1620の第1固定部1621は支持部材1640に結合され得る。支持部材1640には後方ホルダー1660の結合溝1665および後方リンク1650の押圧部1652が挿入されるように挿入ホール1641が形成され得る。
ロックユニット1600は後方リンク1650をさらに含むことができる。
後方リンク1650は回転可能に後方ホルダー1660に結合され得る。
後方リンク1650は前面パネル11に設けられる締結溝1681に分離可能に結合されるフック1651を含むことができる。フック1651は調理室16の前後方向(M)に後方に向かう後方リンク1650の一端部に形成され得る。
後方リンク1650は前方リンク1610の動きをフック1651に伝達する押圧部1652をさらに含むことができる。押圧部1652は調理室16の前後方向(M)に前方に向かう後方リンク1650の他端部に形成され得る。
後方リンク1650はフック1651および押圧部1652を連結する連結部1653をさらに含むことができる。連結部1653には軸貫通孔1654が形成され得る。
ロックユニット1600は後方ホルダー1660をさらに含むことができる。
後方ホルダー1660はドア1100の内部に設けられ得る。
後方ホルダー1660はドア1100のフレーム1300に結合される第2固定部1661を含むことができる。具体的には、第2固定部1661はドア1100の第2フレーム1302に固定結合され得る。第2固定部1661およびドア1100の第2フレーム1302は固定部材(図示せず)によって結合され得る。第2固定部1661は前方に向かう後方ホルダー1660の前面1660aから側方に向かって延長され得る。
後方ホルダー1660は第2支持部1662をさらに含むことができる。第2支持部1662はフック1651と調理室16の上下方向(N)に向き合うように後方ホルダー1660から延長され得る。具体的には、第2支持部1662は前方に向かう後方ホルダー1660の前面1660aから後方に向かって延長され得る。
後方ホルダー1660は後方リンク1650が挿入される後方リンク挿入部1663をさらに含むことができる。具体的には、後方ホルダー1660は後方リンク1650のフック1651が挿入される後方リンク挿入部1663をさらに含むことができる。後方リンク1650が後方リンク挿入部1663に挿入される場合、第2支持部1662および後方リンク1650のフック1651は調理室16の上下方向(N)に互いに向き合うことができる。第2支持部1662および後方リンク1650のフック1651の間には第2弾性部材1664が設けられ得る。第2弾性部材1664は第2支持部1662および後方リンク1650のフック1651のうち少なくとも一つに結合され得る。フック1651は第2弾性部材1664の復原力によって締結溝1681に分離可能に結合され得る。
後方ホルダー1660は前方リンク1610と向き合うように設けられる結合溝1665をさらに含むことができる。結合溝1665は結合フレーム1666の内部に形成され得る。結合フレーム1666は後方ホルダー1660の前面1660aから前方に向かって突出された形状を有することができる。結合溝1665には後方リンク1650の押圧部1652が調理室16の上下方向(N)に回動可能に配置され得る。
後方ホルダー1660は後方軸結合ホール1667をさらに含むことができる。後方軸結合ホール1667は後方ホルダー1660の結合フレーム1666に形成され得る。一例として、後方軸結合ホール1667は調理室16の上下方向(N)に結合溝1665の下方に位置するように結合フレーム1666に形成され得る。
後方リンク1650は調理室16の上下方向(N)に回動可能に後方ホルダー1660に結合され得る。具体的には、後方リンク1650は後方リンク1650および後方ホルダー1660を連結する後方回転軸1670を中心に調理室16の上下方向(N)に沿って回動可能に後方ホルダー1660に結合され得る。後方回転軸1670は後方ホルダー1660の後方軸結合ホール1667および後方リンク1650の軸貫通孔1654を貫通して後方ホルダー1660および後方リンク1650を連結する。
ロックユニット1600は調理室16に対するドア1100の開閉の有無を調節するように前面パネル11に設けられる締結溝1681をさらに含むことができる。具体的には、締結溝1681は前面パネル11に固定される拘束部材1680の内部に形成され得る。後方リンク1650のフック1651は締結溝1681に分離可能に結合され得る。
ロックユニット1600は後方ホルダー1660および後方リンク1650を貫通して後方ホルダー1660および後方リンク1650を連結する後方回転軸1670をさらに含むことができる。後方リンク1650は後方回転軸1670を中心に調理室16の上下方向(N)に沿って動くことができる。
ロックユニット1600は前方ホルダー1620および前方リンク1610を貫通するように前方ホルダー1620および前方リンク1610を連結し、後方回転軸1670と並んで配置される前方回転軸1630をさらに含むことができる。前方リンク1610は前方回転軸1630を中心に調理室16の上下方向(N)に沿って動くことができる。
図16は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの第1ドアが開放される場合、ロックユニットの動作状態を図示した図面で、図17は本開示内容の第3実施例に係るオーブンの第2ドアが開放される場合、ロックユニットの動作状態を図示した図面である。以下、図示されていない図面符号は図8〜図15を参照する。
図16および図17に図示された通り、使用者が押圧部材1520を押圧した状態でハンドル9をケーシング10の前方に向かって、すなわち、調理室16の前方に向かって引っ張ると個別ドア1200が回動し、押圧部材1520を押圧していない状態でハンドル9をケーシング10の前方に向かって、すなわち、調理室16の前方に向かって引っ張ると個別ドア1200およびドア1100が一体に回動することができる。
図16を参照して個別ドア1200が開放される過程を説明する。
使用者が押圧部材1520を加圧する場合、加圧部材1530は回転軸1540を中心に回転して前方リンク1610の第2部分1612bを加圧する。前方リンク1610の第2部分1612bが加圧されると前方リンク1610は前方回転軸1630を中心に上方に向かって回転する。このとき、第1弾性部材1624は収縮され、係止部1615は後方ホルダー1660の結合溝1665から分離される。これに伴い、個別ドア1200はドア1100と別個に回動可能な状態となる。換言すると、ドア1100と別個に個別ドア1200のロック状態が解除される。個別ドア1200のロック状態が解除された場合、後方リンク1650のフック1651は第2弾性部材1664により拘束部材1680の締結溝1681に結合された状態で維持される。したがって、ドア1100は個別ドア1200と別個に前面パネル11に拘束された状態で維持される。
図17を参照してドア1100が開放される過程を説明する。
使用者が押圧部材1520を加圧していない場合、調理室16の後方に向かう加圧部材1530の一端部は前方リンク1610の第1部分1612aと向き合う。換言すると、使用者が押圧部材1520を加圧していない状態でハンドル9を引っ張ると、前方リンク1610に対する加圧部材1530の加圧は発生しない。このとき、係止部1615は第1弾性部材1624により結合溝1665の内側に位置する押圧部1652を押圧し、結合溝1665に結合された状態で維持される。係止部1615により後方リンク1650の押圧部1652が加圧されると後方リンク1650は後方回転軸1670を中心に上方に向かって回転する。このとき、第2弾性部材1664は収縮され、フック1651は拘束部材1680の締結溝1681から分離される。これに伴い、ドア1100は前面パネル11から回動可能な状態となる。換言すると、ドア1100のロック状態が解除される。前面パネル11に対するドア1100のロック状態が解除される場合、個別ドア1200はドア1100と一体に動く。具体的には、前面パネル11に対するドア1100のロック状態が解除される場合、個別ドア1200は前方リンク1610の係止部1615および後方ホルダー1660の結合溝1665の結合によってドア1100と一体に動く。
図18は本開示内容の第4実施例に係るオーブンを図示した断面図で、図19は本開示内容の第4実施例に係るオーブンの操作ユニットを第1方向に移動させた場合、拘束ユニットの動作状態を図示した図面である。図20は本開示内容の第4実施例に係るオーブンの操作ユニットを第2方向に移動させた場合、拘束ユニットの動作状態を図示した図面で、図21は本開示内容の第4実施例に係るオーブンの拘束ユニットを図示した分解斜視図である。図22は本開示内容の第4実施例に係るオーブンの第1ドアが拘束された場合、拘束ユニットの一部を図示した図面で、図23は本開示内容の第4実施例に係るオーブンの第1ドアの拘束が解除された場合、拘束ユニットの一部を図示した図面である。図24aおよび図24bは本開示内容の第4実施例に係るオーブンの第1ドアが開放される場合、ロックユニットの動作状態を図示した図面で、図25aおよび図25bは本開示内容の第4実施例に係るオーブンの第2ドアが開放される場合、ロックユニットの動作状態を図示した図面である。以下、第1ドアは個別ドア2200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア2100と同じ意味で使用され得る。以下、図1〜図4と重複する説明は省略する。また、図示されていない図面符号は図1〜図4を参照する。
図18〜図25bに図示された通り、オーブン2000は調理室16を開閉できるようにケーシング10に設けられるドア2100をさらに含むことができる。ドア2100はケーシング10に回動可能に配置され得る。好ましくは、ドア2100はケーシング10の前面に回動可能に設置され得る。すなわち、ドア2100は前面パネル11に回動可能に設置され得る。
ドア2100は図8〜図13で説明したような構造を有し得るが、これに限定されない。ただし、説明の便宜のためにドア2100が図8〜図13で説明したような構造を有するものと仮定する。
オーブン2000は調理室16の一部を開閉できるようにドア2100と別個に回動可能な個別ドア2200をさらに含むことができる。個別ドア2200はドア2100に設置され得る。
個別ドア2200は図8〜図13で説明したような構造を有し得るが、これに限定されない。ただし、説明の便宜のために個別ドア2200が図8〜図13で説明したような構造を有するものと仮定する。
オーブン2000はドア2100および個別ドア2200の回動を選択的に調節できるようにドア2100および個別ドア2200のうち少なくとも一つに設けられる操作ユニット2300をさらに含むことができる。
操作ユニット2300はドア2100および個別ドア2200のうち少なくとも一つの前面に設置され得る。好ましくは、操作ユニット2300はハンドル9に設けられ得る。操作ユニット2300はハンドル9の一側に設けられ得るが、これに限定されない。
操作ユニット2300はレバー2310、連結部材2320およびロッド2330を含むことができる。
レバー2310は使用者が容易に操作できるようにハンドル9の前方に向かって突出する。レバー2310は第1方向(P)または第2方向(Q)に向かって動くことができる。
ロッド2330はレバー2310の動きを後述する拘束ユニット2400に伝達するように設けられる。ロッド2330は個別ドア2200の内部に設けられ得る。ロッド2330はケーシング10の左右方向(U)(図8参照)に延長された棒状を有することができる。また、ロッド2330は開放された一面を有する棒状を有することができる。ただし、ロッド2330の形状は棒状に限定されず、レバー2310の動きを拘束ユニット2400に伝達できる形状であれば充分である。ロッド2330の第1端部2331には連結部材結合孔2333が設けられ得る。ロッド2330の第2端部2332には複数のローラ2340が設けられ得る。具体的には、複数のローラ2340はロッド2330の第2端部2332の内部に回転可能に収容され得る。好ましくは、複数のローラ2340は第1ローラ2341、第2ローラ2342および第3ローラ2343を含むことができる。第1ローラ2341および第2ローラ2342は互いに離隔するようにロッド2330の第2端部2332に設けられ得る。第2ローラ2342は第1ローラ2341よりレバー2310に隣接するようにロッド2330の第2端部2332に設けられ得る。第3ローラ2343は第1ローラ2341および第2ローラ2342の間に設けられ得る。複数のローラ2340は互いに異なる軸2341a、2342a、2343aを中心に回転することができる。複数のローラ2340のうち少なくとも一つの軸2341a、2342a、2343aはケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に互いに異なる高さを有するようにロッド2330に結合され得る。一例として、第1ローラ2341の軸2341aおよび第2ローラ2342の軸2342aはケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に第3ローラ2343の軸2343aより上方に位置することができる。第1ローラ2341の軸2341aおよび第2ローラ2342の軸2342aはケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に同じ高さに位置することができる。複数のローラ2340の軸2341a、2342a、2343aはケーシング10の前後方向(M)(図8参照)にロッド2330を貫通するようにロッド2330に結合され得る。ただし、複数のローラ2340の個数および位置は多様に変形可能である。
連結部材2320はレバー2310およびロッド2330を連結するようにレバー2310およびロッド2330の間に設けられる。具体的には、連結部材2320の一端部はレバー2310に結合され、連結部材2320の他端部はロッド2330の連結部材結合孔2333に結合され得る。すなわち、連結部材2320はレバー2310の動きをロッド2330に伝達する役割をする。レバー2310、連結部材2320およびロッド2330は一体に動くことができる。
オーブン2000は操作ユニット2300の操作により個別ドア2200がドア2100と一体にまたは別個に動くようにドア2100および個別ドア2200を連結する拘束ユニット2400をさらに含むことができる。
拘束ユニット2400は支持フレーム2410を含むことができる。
支持フレーム2410は個別ドア2200の内部に設けられ得る。換言すると、支持フレーム2410は個別ドア2200に固定結合され得る。
支持フレーム2410は操作ユニット2300のロッド2330と向き合う底面2410aを含むことができる。支持フレーム2410の底面2410aにはロッド2330の第2端部2332の移動をガイドするレール部2411が形成され得る。
支持フレーム2410は底面2410aと向き合う支持面2410bをさらに含むことができる。支持面2410bはケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に底面2410aの上方に位置することができる。
支持フレーム2410は底面2410aおよび支持面2410bを連結する連結面2410cをさらに含むことができる。連結面2410cにはホルダー2430およびリンク2420の一部が挿入されるように挿入ホール2412が設けられ得る。
底面2410a、支持面2410bおよび連結面2410cは一体形成され得る。
拘束ユニット2400はリンク2420を含むことができる。
リンク2420は回転可能にホルダー2430に結合され得る。
リンク2420は前面パネル11に設けられる締結溝2441に分離可能に結合されるフック2421を含むことができる。フック2421はケーシング10の前後方向(M)(図8参照)に後方に向かうリンク2420の一端部に形成され得る。
リンク2420は押圧部2422をさらに含むことができる。押圧部2422はケーシング10の前後方向(M)(図8参照)に前方に向かうリンク2420の他端部に形成され得る。押圧部2422は加圧部材2450により加圧され得る。
リンク2420はフック2421および押圧部2422を連結する連結部2423をさらに含むことができる。連結部2423には軸貫通孔2424が形成され得る。
拘束ユニット2400はホルダー2430をさらに含むことができる。
ホルダー2430はドア2100の内部に設けられ得る。
ホルダー2430はドア2100に固定結合される固定部2431を含むことができる。固定部2431およびドア2100は固定部材(図示せず)によって結合され得る。固定部2431は前方に向かうホルダー2430の前面2432から側方に向かって延長され得る。
ホルダー2430は支持部2433をさらに含むことができる。支持部2433はフック2421とケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に向き合うようにホルダー2430から延長され得る。具体的には、支持部2433は前方に向かうホルダー2430の前面2432から後方に向かって延長され得る。
ホルダー2430はリンク2420が挿入されるリンク挿入部2434をさらに含むことができる。具体的には、ホルダー2430はリンク2420のフック2421が挿入されるリンク挿入部2434をさらに含むことができる。リンク2420がリンク挿入部2434に挿入される場合、支持部2433およびリンク2420のフック2421はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に互いに向き合うことができる。支持部2433およびリンク2420のフック2421の間には第2弾性部材2470が設けられ得る。第2弾性部材2470は支持部2433およびリンク2420のフック2421のうち少なくとも一つに結合され得る。フック2421は第2弾性部材2470の復原力によって締結溝2441に分離可能に結合され得る。
ホルダー2430は結合溝2435をさらに含むことができる。結合溝2435は結合フレーム2436の内部に形成され得る。結合フレーム2436はホルダー2430の前面2432から前方に向かって突出された形状を有することができる。結合溝2435にはリンク2420の押圧部2422がケーシング10の上下方向(N)に回動可能に配置され得る。
ホルダー2430は軸結合ホール2437をさらに含むことができる。軸結合ホール2437はホルダー2430の結合フレーム2436に形成され得る。一例として、軸結合ホール2437はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に結合溝2435の下方に位置するように結合フレーム2436に形成され得る。
リンク2420はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に回動可能にホルダー2430に結合され得る。具体的には、リンク2420はリンク2420およびホルダー2430を連結する回転軸2480を中心にケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に沿って回動可能にホルダー2430に結合され得る。回転軸2480はホルダー2430の軸結合ホール2437およびリンク2420の軸貫通孔2424を貫通してホルダー2430およびリンク2420を連結する。
拘束ユニット2400は支持部材2490をさらに含むことができる。支持部材2490はドア2100の内部に設けられ得る。ホルダー2430の固定部2431は支持部材2490に結合され得る。支持部材2490にはホルダー2430の結合溝2435およびリンク2420の押圧部2422が挿入されるように挿入具2491が設けられ得る。
拘束ユニット2400は調理室16に対するドア2100の開閉の有無を調節するように前面パネル11に設けられる締結溝2441をさらに含むことができる。具体的には、締結溝2441は前面パネル11に固定される拘束部材2440の内部に形成され得る。リンク2420のフック2421は締結溝2441に分離可能に結合され得る。
拘束ユニット2400はホルダー2430およびリンク2420を貫通してホルダー2430およびリンク2420を連結する回転軸2480をさらに含むことができる。リンク2420は回転軸2480を中心にケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に沿って動くことができる。
拘束ユニット2400は加圧部材2450をさらに含むことができる。
加圧部材2450はドア2100の内部に設けられ得る。加圧部材2450はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に動くことができるようにドア2100の内部に設けられ得る。
加圧部材2450はケーシング10の前後方向(M)(図8参照)に支持フレーム2410の前方に位置することができる。加圧部材2450はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に動くことができるように支持フレーム2410に結合され得る。
加圧部材2450はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に支持フレーム2410の底面2410aに沿って動くロッド2330の上方に位置するように支持フレーム2410に設けられ得る。
加圧部材2450は外観を形成する枠2451を含むことができる。
加圧部材2450の枠2451は支持フレーム2410の支持面2410bと向き合う第1壁2452を含むことができる。加圧部材2450および支持フレーム2410の間には第1弾性部材2460が設けられ得る。具体的には、加圧部材2450の第1壁2452および支持フレーム2410の支持面2410bの間には第1弾性部材2460が設けられ得る。第1弾性部材2460は第1壁2452および支持面2410bのうち少なくとも一つに結合され得る。
加圧部材2450の枠2451はロッド2330と向き合う第2壁2453をさらに含むことができる。第2壁2453はロッド2330の第2端部2332と向き合うことができる。換言すると、第2壁2453は複数のローラ2340と向き合うことができる。第2壁2453には凹凸が形成され得る。他の側面から説明すると、第2壁2453には複数のレッグ2454、2455が形成され得る。複数のレッグ2454、2455は複数のローラ2340に向かって第2壁2453から突出した形状を有することができる。換言すると、複数のレッグ2454、2455は支持フレーム2410の底面2410aに向かって突出された形状を有することができる。複数のレッグ2454、2455の間には係止部2456が設けられ得る。一例として、複数のレッグ2454、2455は第1レッグ2454および第2レッグ2455を含むことができる。第2レッグ2455は第1レッグ2454よりレバー2310に隣接するように第2壁2453に形成され得る。複数のレッグ2454、2455の個数は2個に限定されず、多様に変形可能である。
第2壁2453には移動ガイド2453aが形成され得る。移動ガイド2453aは複数のローラ2340と向き合う第2壁2453の一面に形成され得る。換言すると、移動ガイド2453aは複数のローラ2340と向き合う複数のレッグ2454、2455および係止部2456の一面に形成され得る。複数のローラ2340は移動ガイド2453aに沿って回転することができる。複数のローラ2340は移動ガイド2453aに嵌合された状態で回転することができる。支持フレーム2410の底面2410aに形成されるレール部2411および第2壁2453に形成される移動ガイド2453aはロッド2330の移動をガイドすることができる。具体的には、レール部2411および移動ガイド2453aはロッド2330の第2端部2332の移動をガイドすることができる。
加圧部材2450の枠2451は第1壁2452および第2壁2453の間に設けられる第3壁2457および第4壁2458を含むことができる。第3壁2457は第4壁2458よりもレバー2310に隣接するように第1壁2452および第2壁2453の間に設けられ得る。
第1壁2452、第2壁2453、第3壁2457および第4壁2458は互いに一体形成され得る。
加圧部材2450は枠2451の内部に形成される中空部2451aをさらに含むことができる。中空部2451aには支持フレーム2410の挿入ホール2412を通過したホルダー2430およびリンク2420の一部が挿入され得る。具体的には、中空部2451aには支持フレーム2410の挿入ホール2412を通過したホルダー2430の結合フレーム2436およびリンク2420の押圧部2422が挿入され得る。
加圧部材2450はプッシュ部2459をさらに含むことができる。プッシュ部2459はリンク2420の押圧部2422を加圧できるように枠2451に形成され得る。具体的には、プッシュ部2459は中空部2451aに向かって突出するように第1壁2452に形成され得る。プッシュ部2459はリンク2420の押圧部2422を加圧した後、ホルダー2430の結合溝2435に結合され得る。
オーブン2000はガイドレール2500をさらに含むことができる。ガイドレール2500は個別ドア2200の内部に設けられ得る。ガイドレール2500はロッド2330の動きをガイドすることができるように個別ドア2200に設けられ得る。具体的には、ガイドレール2500はロッド2330の第1端部2331の動きをガイドすることができるように個別ドア2200に設けられ得る。
レバー2310を第1方向(P)に移動させるとロッド2330はレバー2310と一体に第1方向(P)に動く。ロッド2330はガイドレール2500および支持フレーム2410の底面2410aに形成されるレール部2411に沿って第1方向(P)に動く。このとき、加圧部材2450の複数のレッグ2454、2455は複数のローラ2340のうちケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に上方に位置するローラ2431、2342と向き合うことができる。具体的には、第1レッグ2454は第1ローラ2341と向き合うことができ、第2レッグ2455は第2ローラ2342と向き合うことができる。換言すると、第1レッグ2454は第1ローラ2341上に位置することができ、第2レッグ2455は第2ローラ2342上に位置することができる。係止部2456はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に複数のローラ2340の上方に位置することができる。すなわち、係止部2456はケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に複数のローラ2340と離隔され得る。複数のレッグ2454、2455がケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に複数のローラ2340の上方に位置する場合、加圧部材2450はケーシング10の上方に向かって動く。このとき、第1弾性部材2460は収縮される。また、加圧部材2450のプッシュ部2459はリンク2420の押圧部2422から離隔される。加圧部材2450がケーシング10の上方に向かって動くとリンク2420のフック2421は第2弾性部材2470の復原力によって拘束部材2440の締結溝2441に結合された状態で維持される。この状態でハンドル9をケーシング10の前方に向かって引っ張ると個別ドア2200はドア2100と別個に回動可能な状態となる。反面、ドア2100は個別ドア2200と別個にケーシング10、すなわち、前面パネル11に拘束された状態で維持される。
レバー2310を第2方向(Q)に移動させるとロッド2330はレバー2310と一体に第2方向(Q)に動く。ロッド2330はガイドレール2500および支持フレーム2410の底面2410aに形成されるレール部2411に沿って第2方向(Q)に動く。このとき、加圧部材2450の複数のレッグ2454、2455のうち一つは複数のローラ2340のうちケーシング10の上下方向(N)(図8参照)に下方に位置するローラ2340と向き合うことができる。具体的には、第2レッグ2455は第3ローラ2343と向き合うことができる。第1レッグ2454は複数のローラ2340から離隔されるがフレーム2410の底面2410aと向き合うことができる。換言すると、加圧部材2450の係止部2456は第1ローラ2341と向き合うことができる。具体的には、加圧部材2450の係止部2456は第1ローラ2341上に位置することができる。第2レッグ2455は第1ローラ2341および第2ローラ2342の間に位置することができる。すなわち、第2レッグ2455は第3ローラ2343上に位置することができる。このとき、加圧部材2450は第1弾性部材2460の復原力によってケーシング10の下方に向かって動く。また、加圧部材2450のプッシュ部2459はリンク2420の押圧部2422を加圧して結合溝2435に結合される。加圧部材2450のプッシュ部2459がリンク2420の押圧部2422を加圧するとリンク2420は回転軸2480を中心に回転し、第2弾性部材2470は収縮される。このとき、リンク2420のフック2421は拘束部材2440の締結溝2441から分離される。この状態でハンドル9をケーシング10の前方に向かって引っ張るとドア2100は前面パネル11から回動可能な状態となる。換言すると、ドア2100のロック状態が解除される。前面パネル11に対するドア2100のロック状態が解除される場合、個別ドア2200はドア2100と一体に動く。
図26は本開示内容の第5実施例に係るオーブンの外観を図示した図面で、図27は本開示内容の第5実施例に係るオーブンのロックユニットの設置構造を図示した図面である。図28は本開示内容の第5実施例に係るオーブンのロックユニットを図示した図面で、図29は本開示内容の第5実施例に係るオーブンのロックユニットの駆動ユニットを拡大して図示した図面である。図30は本開示内容の第5実施例に係るオーブンのロックユニットの拘束ユニットを拡大して図示した図面で、図31は本開示内容の第5実施例に係るオーブンのロックユニットの拘束ユニットを図示した分解斜視図である。以下、第1ドアは個別ドア3200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア3100と同じ意味で使用され得る。以下、図1〜図4と重複する説明は省略する。また、図示されていない図面符号は図1〜図4を参照する。
図26〜図31に図示された通り、オーブン3000は調理室16を開閉できるようにケーシング10に設けられるドア3100をさらに含むことができる。ドア3100はケーシング10に回動可能に配置され得る。好ましくは、ドア3100はケーシング10の前面に回動可能に設置され得る。すなわち、ドア3100は前面パネル11に回動可能に設置され得る。
ドア3100は図8〜図13で説明したような構造を有し得るが、これに限定されない。ただし、説明の便宜のためにドア3100が図8〜図13で説明したような構造を有するものと仮定する。
オーブン3000は調理室16の一部を開閉できるようにドア3100と別個に回動可能な個別ドア3200をさらに含むことができる。個別ドア3200はドア3100に設置され得る。
個別ドア3200は図8〜図13で説明したような構造を有し得るが、これに限定されない。ただし、説明の便宜のために個別ドア3200は図8〜図13で説明したような構造を有するものと仮定する。
オーブン3000はドア3100および個別ドア3200の回動を選択的に調節できるようにディスプレイ17に設けられるタッチ部3300をさらに含むことができる。
タッチ部3300は個別ドア3200の開放命令を入力する第1タッチ部3310およびドア3100の開放命令を入力する第2タッチ部3320を含むことができる。
オーブン3000はタッチ部3300の操作により個別ドア3200がドア3100と一体にまたは別個に動くように設けられるロックユニット3400をさらに含むことができる。
ロックユニット3400は調理室16およびケーシング10の間に設けられ得る。一例として、ロックユニット3400は調理室16および上面パネル12の間に設置され得る。
ロックユニット3400は拘束ユニット3410を含むことができる。
拘束ユニット3410はリンク3411を含むことができる。
リンク3411は回転可能にホルダー3412に結合され得る。換言すると、リンク3411はケーシング10の上下方向(N)に動くことができるようにホルダー3412に結合され得る。
リンク3411は個別ドア3200に設けられる締結溝3413に分離可能に結合されるフック3411aを含むことができる。フック3411aはケーシング10の前後方向(M)に前方に向かうリンク3411の一端部に形成され得る。
リンク3411は押圧部3411bをさらに含むことができる。押圧部3411bはケーシング10の前後方向(M)に後方に向かうリンク3411の他端部に形成され得る。押圧部3411bは加圧部材3417により加圧され得る。
リンク3411はフック3411aおよび押圧部3411bを連結する連結部3411cをさらに含むことができる。連結部3411cには軸貫通孔3411dが形成され得る。
拘束ユニット3410はホルダー3412をさらに含むことができる。
ホルダー3412はドア3100に固定結合される固定部3412aを含むことができる。固定部3412aおよびドア3100は固定部材(図示せず)によって結合され得る。固定部3412aは前方に向かうホルダー3412の前面3412cから側方に向かって延長され得る。ホルダー3412は支持部3412bをさらに含むことができる。支持部3412bはフック3411aとケーシング10の上下方向(N)に向き合うようにホルダー3412から延長され得る。具体的には、支持部3412bは前方に向かうホルダー3412の前面3412cから前方に向かって延長され得る。
ホルダー3412はリンク3411が挿入されるリンク挿入部3412dをさらに含むことができる。リンク3411がリンク挿入部3412dに挿入される場合、支持部3412bおよびリンク3411のフック3411aはケーシング10の上下方向(N)に互いに向き合うことができる。支持部3412bおよびリンク3411のフック3411aの間には弾性部材3414が設けられ得る。弾性部材3414は支持部3412bおよびリンク3411のフック3411aのうち少なくとも一つに結合され得る。フック3411aは弾性部材3414の復原力によって締結溝3413に分離可能に結合され得る。
ホルダー3412は結合溝3412eをさらに含むことができる。結合溝3412eは結合フレーム3412fの内部に形成され得る。結合フレーム3412fはホルダー3412の後面3412gから後方に向かって突出された形状を有することができる。結合溝3412eにはリンク3411の押圧部3411bがケーシング10の上下方向(N)に回動可能に配置され得る。
ホルダー3412は軸結合ホール3412hをさらに含むことができる。軸結合ホール3412hはホルダー3412の結合フレーム3412fに形成され得る。一例として、軸結合ホール3412hはケーシング10の上下方向(N)に結合溝3412eの下方に位置するように結合フレーム3412fに形成され得る。
リンク3411はケーシング10の上下方向(N)に回動可能にホルダー3412に結合され得る。具体的には、リンク3411はリンク3411およびホルダー3412を連結するリンク回転軸3415を中心にケーシング10の上下方向(N)に沿って回動可能にホルダー3412に結合され得る。リンク回転軸3415はホルダー3412の軸結合ホール3412hおよびリンク3411の軸貫通孔3411dを貫通してホルダー3412およびリンク3411を連結する。
拘束ユニット3410は個別ドア3200に設けられる締結溝3413をさらに含むことができる。具体的には、締結溝3413は個別ドア3200に固定される拘束部材3416の内部に形成され得る。リンク3411のフック3411aは締結溝3413に分離可能に結合され得る。
拘束ユニット3410はホルダー3412およびリンク3411を貫通してホルダー3412およびリンク3411を連結するリンク回転軸3415をさらに含むことができる。リンク3411はリンク回転軸3415を中心にケーシング10の上下方向(N)に沿って動くことができる。
拘束ユニット3410は加圧部材3417をさらに含むことができる。
加圧部材3417はケーシング10の内部に設けられ得る。加圧部材3417はケーシング10の上下方向(N)に動くことができるようにケーシング10の内部に設けられ得る。
加圧部材3417は支持フレーム3418に形成される加圧部材装着部3418aに位置することができる。加圧部材3417は加圧部材装着部3418aにケーシング10の上下方向(N)に沿って回動することができるように設置され得る。
加圧部材3417はボディー3417aおよび係止部3417bを含むことができる。
係止部3417bはケーシング10の前方に向かうようにボディー3417aから延長され得る。係止部3417bはホルダー3412の結合溝3412eに分離可能に結合され得る。係止部3417bはホルダー3412の結合溝3412eに締結されるように鉤の形状を有し得るが、係止部3417bの形状はこれに限定されない。
加圧部材3417は加圧面3417cをさらに含むことができる。加圧面3417cはボディー3417aの上面に形成されるが、これに限定されない。加圧面3417cはプッシュレバー3420により選択的に加圧され得る。加圧面3417cが加圧される場合、係止部3417bはリンク3411の押圧部3411bを押圧しながらホルダー3412の結合溝3412eに結合され得る。
加圧部材3417のボディー3417aには貫通ホール3417dが形成され得る。
拘束ユニット3410は支持フレーム3418をさらに含むことができる。
支持フレーム3418はケーシング10の内部に設けられ得る。具体的には、支持フレーム3418は前面パネル11に固定結合され得る。支持フレーム3418はケーシング10の前後方向(M)にホルダー3412およびリンク3411の後方に位置することができる。
支持フレーム3418はフレーム固定部3418bを含むことができる。具体的には、フレーム固定部3418bは前面パネル11に固定される第1フレーム固定部34181bおよびケーシング10の上面パネル12に固定される第2フレーム固定部34182bを含むことができる。
支持フレーム3418は支持フレーム3418の内部に形成される加圧部材装着部3418aをさらに含むことができる。加圧部材装着部3418aには加圧部材3417が回転可能に位置することができる。加圧部材装着部3418aに対応する支持フレーム3418の両側面には締結ホール3418cが形成され得る。締結ホール3418cおよび加圧部材3417の貫通ホール3417dには加圧部材回転軸3419が結合され得る。
支持フレーム3418はプッシュレバー挿入溝3418dをさらに含むことができる。プッシュレバー挿入溝3418dはケーシング10の前後方向(M)に加圧部材装着部3418aの後方に設けられ得る。プッシュレバー挿入溝3418dにはプッシュレバー3420が貫通可能に結合され得る。プッシュレバー挿入溝3418dに結合されたプッシュレバー3420は加圧部材3417の加圧面3417cを選択的に加圧することができる。
支持フレーム3418はプッシュレバー3420の動きをガイドするガイド3418e、3418fをさらに含むことができる。好ましくは、ガイド3418e、3418fはプッシュレバー3420の両側に結合されてプッシュレバー3420の動きをガイドすることができるように配置される第1ガイド3418eおよび第2ガイド3418fを含むことができる。第1ガイド3418eおよび第2ガイド3418fは互いに離隔するように支持フレーム3418上に配置され得る。プッシュレバー3420はガイド3418e、3418fおよびプッシュレバー挿入溝3418dに拘束された状態でケーシング10の前後方向(M)に向かって動くことができる。
拘束ユニット3410は支持フレーム3418および加圧部材3417を貫通して支持フレーム3418および加圧部材3417を連結する加圧部材回転軸3419をさらに含むことができる。加圧部材3417は加圧部材回転軸3419を中心にケーシング10の上下方向(N)に沿って動くことができる。
拘束ユニット3410はプッシュレバー3420をさらに含むことができる。
プッシュレバー3420はケーシング10の前後方向(M)にスライディング可能に支持フレーム3418に結合され得る。プッシュレバー3420は選択的に加圧部材3417の加圧面3417cを加圧できるように支持フレーム3418に設けられ得る。プッシュレバー3420にはロッド3440が結合されるロッド結合部3421が形成され得る。したがって、プッシュレバー3420はロッド3440と一体に動くことができる。
ロックユニット3400は駆動ユニット3430をさらに含むことができる。すなわち、ロックユニット3400は電気的駆動を通じて個別ドア3200をドア3100と別個にまたは一体に開閉できるように駆動ユニット3430をさらに含むことができる。駆動ユニット3430はケーシング10の前後方向(M)に拘束ユニット3410の後方に位置することができる。駆動ユニット3430は後面パネル14上に設置されるが、これに限定されない。
駆動ユニット3430は少なくとも一つのモーター3431を含むことができる。少なくとも一つのモーター3431はカム3432が回転できる駆動力を提供する。少なくとも一つのモーター3431はACモーター、DCモーター、BLDCモーターなどの多様な種類のモーターを含むことができる。
駆動ユニット3430は回転運動するカム3432をさらに含むことができる。カム3432は少なくとも一つのモーター3431から駆動力の伝達を受けて回転運動することができる。カム3432にはケーシング10の後方に向かうロッド3440の一端部が結合されるロッド結合孔3433が設けられ得る。カム3432は一方向に回転可能に設けられ得るが、これに限定されない。
駆動ユニット3430はカムシャフト3434をさらに含むことができる。カムシャフト3434はカム3432および少なくとも一つのモーター3431を連結するようにカム3432および少なくとも一つのモーター3431の間に位置することができる。カム3432はカムシャフト3434を中心に回転運動する。
駆動ユニット3430はレバースイッチ3435をさらに含むことができる。レバースイッチ3435はカム3432に隣接するように配置され得る。レバースイッチ3435はドア3100または個別ドア3200の開放ができる状態であるかの可否を感知する役割をする。すなわち、レバースイッチ3435がオン(on)であればドア3100が開放できる状態であることを示す。レバースイッチ3435がオフ(off)であれば個別ドア3200が開放できる状態であることを示す。
駆動ユニット3430はブラケット3436をさらに含むことができる。ブラケット3436は少なくとも一つのモーター3431およびカム3432の間に位置することができる。または、ブラケット3436少なくとも一つのモーター3431およびレバースイッチ3435の間に位置することができる。
ロックユニット3400は拘束ユニット3410および駆動ユニット3430を連結するロッド3440をさらに含むことができる。換言すると、ロックユニット3400は駆動ユニット3430の動きを拘束ユニット3410に伝達するロッド3440をさらに含むことができる。ロッド3440は拘束ユニット3410および駆動ユニット3430にそれぞれ連結され得る。具体的には、ロッド3440はプッシュレバー3420のロッド結合部3421およびカム3432のロッド結合孔3433にそれぞれ結合され得る。ロッド3440はカム3432の回転運動を直線運動に変換して拘束ユニット3410、すなわち、プッシュレバー3420に伝達する。カム3432が回転することによってロッド結合孔3433がケーシング10の前方に向かって移動する場合、ロッド3440もケーシング10の前方に向かって動く。このとき、ロッド3440と一体に動くプッシュレバー3420はケーシング10の前方に向かってスライディングしながら加圧部材3417の加圧面3417cを加圧する。反対に、カム3432が回転することによってロッド結合孔3433がケーシング10の後方に向かって移動する場合、ロッド3440もケーシング10の後方に向かって動く。このとき、ロッド3440と一体に動くプッシュレバー3420はケーシング10の後方に向かってスライディングしながら加圧部材3417の加圧面3417cを加圧しない。
ロックユニット3400はロッド3440に対応するように拘束ユニット3410および駆動ユニット3430の間に設けられるケース3450をさらに含むことができる。ケース3450はケーシング10の上下方向(N)にロッド3440の下方に位置することができる。
図32は本開示内容の第5実施例に係るオーブンの第1ドアが開放される場合、ロックユニットの動作状態を図示した図面で、図33は本開示内容の第5実施例に係るオーブンの第2ドアが開放される場合、ロックユニットの動作状態を図示した図面である。以下、第1ドアは個別ドア3200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア3100と同じ意味で使用され得る。以下、図1〜図4と重複する説明は省略する。また、図示されていない図面符号は図1〜図4および図26〜図31を参照する。
図32に図示された通り、使用者が第1タッチ部3310をタッチすると少なくとも一つのモーター3431が作動する。少なくとも一つのモーター3431が作動することによってカムシャフト3434およびカム3432は一体に回転する。カム3432はレバースイッチ3435がオフ(off)となる時まで回転する。カム3432が回転することによってロッド結合孔3433がケーシング10の前方に向かって移動する場合、ロッド3440もケーシング10の前方に向かって動く。このとき、ロッド3440と一体に動くプッシュレバー3420はケーシング10の前方に向かってスライディングしながら加圧部材3417の加圧面3417cを加圧する。プッシュレバー3420が加圧部材3417の加圧面3417cを加圧すると加圧部材3417の係止部3417bはリンク3411の押圧部3411bを加圧してホルダー3412の結合溝3412eに結合される。このとき、リンク3411はリンク回転軸3415を中心に回転し、リンク3411のフック3411aは拘束部材3416の締結溝3413から分離される。弾性部材3414はリンク3411のフック3411aがケーシング10の上方に向かって回動することによって収縮される。結論的に、加圧部材3417の係止部3417bおよびホルダー3412の係止部3417bの間の結合によってドア3100はケーシング10、すなわち、前面パネル11に拘束される。そして、個別ドア3200はリンク3411のフック3411aが拘束部材3416の締結溝3413から分離されることによってドア3100と別個に回動可能な状態となる。
図33に図示された通り、使用者が第2タッチ部3320をタッチすると少なくとも一つのモーター3431が作動する。少なくとも一つのモーター3431が作動することによってカムシャフト3434およびカム3432は一体に回転する。カム3432はレバースイッチ3435がオン(on)となる時まで回転する。カム3432が回転することによってロッド結合孔3433がケーシング10の後方に向かって移動する場合、ロッド3440もケーシング10の後方に向かって動く。このとき、ロッド3440と一体に動くプッシュレバー3420はケーシング10の後方に向かってスライディングする。すなわち、プッシュレバー3420はロッド3440と一体にケーシング10の後方に向かって動いて加圧部材3417の加圧面3417cを加圧しない。加圧部材3417は加圧部材装着部3418aに設けられた弾性部材(図示せず)の復原力によってホルダー3412の結合溝3412eから分離される。弾性部材(図示せず)はトーションスプリング(torsion spring)を含む。このとき、リンク3411のフック3411aは弾性部材3414の復原力によって拘束部材3416の締結溝3413に結合された状態で維持される。結論的に、拘束部材3416の締結溝3413およびリンク3411のフック3411aの間の結合によってドア3100および個別ドア3200は互いに拘束される。すなわち、締結溝3413およびフック3411aの間の結合によってドア3100および個別ドア3200は互いに一体に動くように結合される。そして、個別ドア3200は加圧部材3417の係止部3417bがホルダー3412の結合溝3412eから分離されることによってケーシング10、すなわち、前面パネル11から分離可能な状態となる。ドア3100が開放される場合、個別ドア3200はドア3100と一体に開放され得る。
図34は本開示内容の第5実施例に係るオーブンの第1ドアおよび第2ドアの開閉状態を感知するセンサーの位置を表示した図面である。以下、第1ドアは個別ドア3200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア3100と同じ意味で使用され得る。以下、図1〜図4と重複する説明は省略する。また、図示されていない図面符号は図26〜図31を参照する。
図34に図示された通り、オーブン3000は少なくとも一つのセンサー3500をさらに含むことができる。少なくとも一つのセンサー3500はドア3100の開閉状態を感知する第1センシングセンサー3510および個別ドア3200の開閉状態を感知する第2センシングセンサー3520を含むことができる。第1センシングセンサー3510および第2センシングセンサー3520は前面パネル11に設けられ得る。具体的には、第1センシングセンサー3510はドア3100と向き合う前面パネル11上に設けられ得る。第2センシングセンサー3520は個別ドア3200と向き合う前面パネル11上に設けられ得る。第1センシングセンサー3510のオン(on)はドア3100の開放状態を示す。第1センシングセンサー3510のオフ(off)はドア3100の閉鎖状態を示す。第2センシングセンサー3520のオン(on)は個別ドア3200の開放状態を示す。第2センシングセンサー3520のオフ(off)は個別ドア3200の閉鎖状態を示す。少なくとも一つのセンサー3500は光学センサーおよび圧力センサーを含むことができるが、少なくとも一つのセンサー3500の種類はこれに限定されない。少なくとも一つのセンサー3500の個数および位置はこれに限定されない。一例として、ドア3100および個別ドア3200の開閉状態を一つのセンサーが感知することも可能である。
少なくとも一つのセンサー3500はレバースイッチ3435をさらに含むことができる。レバースイッチ3435はカム3432に隣接するように配置され得る。レバースイッチ3435はドア3100または個別ドア3200が開放された状態であるかの可否を感知する役割をする。すなわち、レバースイッチ3435がオン(on)であればドア3100が開放された状態であることを示す。レバースイッチ3435がオフ(off)であれば個別ドア3200が開放された状態であることを示す。
図35は本開示内容の第5実施例に係るオーブンにおいて、第1ドアまたは第2ドアの開閉を制御する過程を示したフローチャートである。以下、第1ドアは個別ドア3200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア3100と同じ意味で使用され得る。また、図示されていない図面符号は図26〜図31および図34を参照する。
ドア3100または個別ドア3200の開放はドア3100または個別ドア3200がすべて閉鎖されているという前提のもとで遂行され得る。また、ドア3100が開放される場合、個別ドア3200もケーシング10、すなわち、前面パネル11から分離されるところ、ドア3100の開閉状態を感知する第1センシングセンサー3510および個別ドア3200の開閉状態を感知する第2センシングセンサー3520はすべてオン(on)となり得る。反面、個別ドア3200はドア3100と別個に回動できるため、個別ドア3200だけが開放される場合、ドア3100の開閉状態を感知する第1センシングセンサー3510はオフ(off)となり、個別ドア3200の開閉状態を感知する第2センシングセンサー3520はオン(on)となり得る。
個別ドア3200をオープンする過程は次のとおりである。
図35に図示された通り、オーブン3000の電源を入れるとレバースイッチ3435はドア3100または個別ドア3200が開放された状態であるかの可否を感知する。レバースイッチ3435がオン(on)であればドア3100が開放された状態であるため、ドア3100の開放命令を入力する第1タッチ部3310点滅する。このとき、個別ドア3200は閉鎖状態であるため、個別ドア3200の開放命令を入力する第2タッチ部3320は点滅しない。第2タッチ部3320は個別ドア3200を開放させるために使用者によってタッチされ得る。このとき、ドア3100の開閉状態を感知する第1センシングセンサー3510および個別ドア3200の開閉状態を感知する第2センシングセンサー3520がすべてオフ(off)であれば少なくとも一つのモーター3431に電源が印加される。換言すると、第1センシングセンサー3510および第2センシングセンサー3520がすべてオフ(off)であればドア3100および個別ドア3200がすべて閉鎖状態であるため、個別ドア3200をオープンできる前提が満たされる。反面、第1センシングセンサー3510または第2センシングセンサー3520がオン(on)であれば依然としてドア3100が開放状態であるため、ドア3100の開放命令を入力する第1タッチ部3310が引き続き点滅する。第1タッチ部3310の点滅はドア3100が閉鎖された場合に止まる。個別ドア3200をオープンできる前提が満たされるとレバースイッチ3435がオフ(off)となり、少なくとも一つのモーター3431は動作を止める。このとき、使用者はハンドル9を引っ張って個別ドア3200をオープンすることができる。
ドア3100をオープンする過程は次のとおりである。
図35に図示された通り、オーブン3000の電源をいれるとレバースイッチ3435はドア3100または個別ドア3200が開放された状態であるかの可否を感知する。レバースイッチ3435がオフ(off)であれば個別ドア3200が開放された状態であるため、個別ドア3200の開放命令を入力する第2タッチ部3320は点滅する。このとき、ドア3100は閉鎖状態であるため、ドア3100の開放命令を入力する第1タッチ部3310は点滅しない。第1タッチ部3310はドア3100を開放させるために使用者によってタッチされ得る。このとき、個別ドア3200の開閉状態を感知する第2センシングセンサー3520およびドア3100の開閉状態を感知する第1センシングセンサー3510がすべてオフ(off)であれば少なくとも一つのモーター3431に電源が印加される。換言すると、第2センシングセンサー3520および第1センシングセンサー3510がすべてオフ(off)であればドア3100および個別ドア3200がすべて閉鎖状態であるため、ドア3100をオープンできる前提が満たされる。反面、第2センシングセンサー3520または第1センシングセンサー3510がオン(on)であれば依然として個別ドア3200が開放状態であるため、個別ドア3200の開放命令を入力する第2タッチ部3320が引き続き点滅する。第2タッチ部3320の点滅は個別ドア3200が閉鎖された場合に止まる。ドア3100をオープンできる前提が満たされるとレバースイッチ3435がオン(on)となり、少なくとも一つのモーター3431は動作を止める。このとき、使用者はハンドル9を引っ張ってドア3100をオープンすることができる。
図36は本開示内容の一実施例に係るオーブンの第1ドアおよび第2ドアが適用された食器洗浄器を図示した図面である。以下、第1ドアは個別ドア4200と同じ意味で使用され得、第2ドアはドア4100と同じ意味で使用され得る。
図36に図示された通り、ドア4100および個別ドア4200の構造はオーブン1、1000、2000、3000だけでなく食器洗浄器4000にも適用可能である。ドア4100および個別ドア4200は食器洗浄器4000の外観を形成するケーシング4001の前方に設けられ得る。具体的には、ドア4100は食器洗浄器4000のケーシング4001に回動可能に配置され得、個別ドア4200はドア4100に回動可能に配置され得る。食器洗浄器4000に適用可能なドア4100および個別ドア4200の構造はオーブン1、1000、2000、3000に適用されたものと同一であるため、詳細な説明は省略する。
以上では本開示内容の多様な実施例に対して図示して説明した。しかし、前記した実施例にのみ限定されず、発明が属する技術分野で通常の知識を有した者であれば以下の特許請求の範囲とその均等物によって定義される通り、本開示内容の技術的思想の要旨を逸脱することなくいくらでも多様に変更実施することができることを理解し認識できるであろう。