JP2017515698A - 線形予測位置及び速度コントローラに基づいた全方向車輪を有する人間型ロボット - Google Patents

線形予測位置及び速度コントローラに基づいた全方向車輪を有する人間型ロボット Download PDF

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Abstract

本発明の目的は、全方向可動地面基部(140)に結合された身体(190)を有し、且つ、−計測値を提供するための身体位置センサ及び基部位置センサと、−全方位可動基部内に配置された少なくとも3つの車輪(141)を有するアクチュエータ(212)と、−計測値を有用なデータに変換する抽出器(211)と、−ロボットモデル及び予め命令された位置及び速度基準を使用することにより、有用なデータから、位置、速度、及び加速度コマンドを算出するためのコントローラと、−コマンドをアクチュエータ用の命令に変換する手段と、を装備した人間型ロボット(100)であって、ロボットモデルは、二重点質量モデルであり、且つ、コマンドは、サンプリング周期及びいくつかの予測されたサンプルによる打切り時点を有する線形モデル予測制御法則に基づくと共に、−重み付けされた目的の合計と、−予め定義された線形制約の組と、を有する二次最適化式として表現されていることを特徴とする人間型ロボット(100)。

Description

本発明は、ロボットプログラミングシステムの分野に関する。更に詳しくは、本発明は、関節接続された四肢によって運動する又はこれらの四肢を使用するロボットの、特に、人間又は動物の形態のロボットの、動きの制御に対して適用される。ロボットは、頭部、胴体、2本の腕、2つの手などの特定の人間の外観属性を獲得した場合に、人間型として分類されうる。但し、人間型ロボットは、多少洗練されている場合もある。その四肢が、更に多くの又は少ない数の関節接続を有してもよい。人間型ロボットは、その独自のバランスを静的に且つ動的に制御してもよく、且つ、基部によって転動してもよい。人間型ロボットは、環境から信号を(「聴取」する、「観察」する、「接触」する、「感知」するなどのように)取得してもよく、且つ、多少洗練された振る舞いに従って反応してもよく、且つ、発話によるか又はジェスチャにより、その他のロボット又は人間とやり取りしてもよい。人間型ロボットの現時点の世代においては、プログラマは、シナリオを生成する能力を有し、これらのシナリオは、ロボットに対して反応する/ロボットによって実行されるイベント/動作のシーケンスとして、多少洗練させることができる。これらの動作は、ロボットとやり取りする人々の特定の振る舞いを条件としたものにすることができる。但し、これらの第1世代の人間型ロボットにおいては、アプリケーションプログラミングは、開発ツールキットにおいて実行されており、且つ、それぞれのアプリケーションは、トリガイベントによって起動する必要があり、トリガイベントの発生は、これまでのところ、アプリケーションに含まれている。
従って、自身が進化している環境に応じて、判定された方式によって振る舞う能力を有する、人間が実行しているような、「自律的生活」を送る能力を有する人間型ロボットに対するニーズが存在している。プログラマのなんらの介入をも伴うことなしに、自身が進化している状況に対して適合されたその生活のシーケンスを自律的に判定する能力を有するロボットを提供することにより、従来技術のロボットの制限を克服することが本発明の目的である。
本発明者らは、上半身とも呼称される身体に結合された可動基部を有するロボットを対象としている。
地面上において可動基部の車輪によって作用する垂直の力は、その身体の位置及び加速度に強力に依存している。従って、可動基部は、強力なスリップを経験することになる。又、その支持基部の寸法との比較におけるロボットの重要な高さに起因し、ロボットは、容易に転倒しうる。
研究文献において、動的な安定性制約を伴う可動ロボットの制御に関する且つ人間型の二本脚ロボットの制御に関するいくつかの文献を見出すことができる。
いくつかの最近の研究は、マニピュレータアームなどの四肢によって生成される動的な制約を有するロボットの制御を取り扱っている。K. Mingeuk他は、「Stabilization of a rapid four−wheeled mobile platform using the zmp stabilization method」において、動的な制約を使用した車輪を有するプラットフォームの安定性について研究している。彼らは、プラットフォームを制御するべく、直接的な線形二次レギュレータ(LQR)法を使用している。この方法の不便な点は、提出された動的制約が、プラットフォームの中央においてCoP(圧力中心)を有することを必要としているという点にある。CoPは、ロボットと地面の間の接触力の共通重心である。この方法は、いくつかのDoF(自由度)の喪失を伴っており、実際に、ロボットの転倒を防止するには、CoPは、車輪と地面の間の接触点によって定義される凸形の多角形の内部においてのみ存在する必要がある。
「The dynamic stability criterion on the wheel−based humanoid robot based on zmp modeling」という別の文献において、Y. Li他は、動的な制約を有する可動ロボットの単純なコントローラを提示している。K. Mingeuk他の文献との相違点は、このコントローラが、不等式制約の合計である十分なCoP制約を考慮しているという点にある。このコントローラは、CoPが支持多角形の内部に位置しているトルクコマンドを見出すべくロボットの完全なモデル上において反復されるPID制御装置である。
人間型ロボットに関しては、「Walking without thinking about it」において、P. B. Wieber、H. Diedam、及びA. Herdtが、高度に制約された動力学を有する人間型の2本脚ロボットを制御する方法について記述している。この最近の方式は、3d線形反転振り子モデルに基づいた線形予測制御に関するものである。単純なロボットのモデルを使用することにより、この制御法則は、ロボットに対して送信された現時点のコマンドが数秒以内に不可避な転倒を引き起こさないことを保証するべく、将来におけるその状態の動力学を予測している。二本脚の人間型ロボットNAOに関し、この制御法則の一実装形態は、D. Gouaillier、C. Collette、及びK. Kilnerによって記述された文献「Omni−directional closed−loop walk for NAO」において見出すことができる。但し、ロボットNAOは、小さく、従って、この方法は、特に、例えば、
−20個の自由度(頭部160上における2つのDoF、腕部170上における2×6個のDoF、脚部180上における3つのDoF、及び可動基部140内における3つのDoF)であって、実際に、人間型ロボットは、少なくとも5つのDoFを有する(頭部用の1つのDoF、それぞれの脚部用の1つ、それぞれの腕部用の1つ)、自由度、
−1.37mの高さ110、
−0.65mの幅130、
−0.40mの奥行120、
−30kgの合計質量、
−3つの車輪141を有する全方向基部140にリンクされた1つの脚部180
という特徴を有する図1に示されている相対的に背の高い人間型ロボットの場合には、良好な結果を付与しないであろう。
可動基部は、0.422mの長さの三角形の形状を有しており、且つ、ロボットを1:4m/s−1の最大速度及び1:7m/s−2の加速度において短時間にわたって運動させることができる。公称速度及び加速度は、0:5m/s−1及び1:0m/s−2である。解決策は、ロボットの高さとの比較において大きな全方向基部を有するロボットを設計するというものであるが、その結果、本発明者らは、過大な必要空間とロボットの身体の脆弱性という欠点を有することになる。
従って、その動的な制約を考慮しつつ、人間型ロボットの可動基部とその身体の両方を制御するというニーズが存在している。
これを目的として、本発明は、全方向可動地面基部に結合された身体を有し、且つ、
−計測値を提供するための身体位置センサ及び基部位置センサと、
−少なくとも1つの全方向車輪を有する全方向可動基部内に配置された間接モーター及び少なくとも3つの車輪を有するアクチュエータと、
−計測値を有用なデータに変換する手段と、
−ロボットモデル及び予め命令された位置及び速度基準を使用することにより、有用なデータから、位置、速度、及び加速度コマンドを算出するコントローラと、
−コマンドをアクチュエータ用の命令に変換する手段と、
を装備した人間型ロボットを提供する。
この人間型ロボットは、ロボットモデルが二重点質量モデルであり、且つ、コマンドが、サンプリング周期及びいくつかの予測されたサンプルによる打切り時点を有する線形モデル予測制御法則に基づくと共に、
予め定義された重みを有する、
−基部位置目的、
−基部速度目的、
−CoPと基部中心の間の距離に関係付けられた目的であって、CoPは、ロボットと地面の間の接触力の共通重心である、目的、
の重み付けされた合計と、
−可動基部の最大速度及び加速度、
−身体の運動学的限度、
−CoP限度、
である予め定義された線形制約の組と、
を有する二次最適化式として表現されていることを主な特徴としている。
このようなロボットは、動的な制約を考慮しつつ、ロボットの可動基部とその身体の両方を制御することができる。この結果、将来におけるロボットの動的モデル振る舞いを予測することにより、大きな速度及び加速度の運動を得ることができる。
コントローラの利点は、
−高度に制約された動的システムが大きな速度及び加速度において制御され、これにより、将来の振る舞いを予測できるようにする時点予測の概念と、
−軌跡追跡の優先順位付け、ロボットが深刻に妨害される場合の安定性の最適化、又はロボットの機械的部分を保護するための急な動きの極小化のうちにおいて多数の選択肢を許容する高度なモジュール性と、
−運動学的限度、安定性又は堅牢性限度、及び可動基部限度として線形制約の任意の組を管理する可能性と、
である。
有利には、重み付けされた数値的安定性目的が、重み付けされた目的の合計に追加される。
身体の運動学的限度は、ヌルであってもよい。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの車輪は、全方向型である。
有利には、地面は、平坦であり、且つ、水平である。
又、本発明は、全方向可動地面基部に結合された身体と、全方向可動基部内において配置されると共に少なくとも1つの全方向車輪を有する少なくとも3つの車輪を有するアクチュエータと、を有する人間型ロボットを制御する方法をも提供し、方法は、閉ループ方式に従って実装された、
−身体の位置計測値及び基部の位置計測値を取得するステップと、
−これらの位置計測値を観察された(又は、有用な)位置計測値に変換するステップと、
−サンプリング周期及びいくつかの予測されたサンプルによる打切り時点を有する線形モデル予測制御法則に基づいた、且つ、予め定義された重みを有する、
−基部位置目的、
−基部速度目的、
−CoPと基部中心の間の距離に関係付けられた目的であって、CoPは、ロボットと地面の間の接触力の共通中心である、目的、
の重み付けされた合計と、
−可動基部の最大速度及び加速度、
−身体の運動学的限度、
−CoP限度、
である線形制約の組と、
を有する二次最適化式として表現された、制御法則を使用することにより、身体速度及び基部速度コマンドを算出するステップと、
−これらのコマンドをロボットアクチュエータ用の命令に変換するステップと、
を有する。
又、本発明は、コンピュータ上において稼働した際に、以前の請求項の方法を実行するのに適したコンピュータコードを有するコンピュータプログラムをも提供する。
いくつかの例示用の実施形態及びその添付図面に関する以下の説明から、本発明について更に十分に理解されると共に、その様々な特徴及び利点が明らかとなろう。
本発明のいくつかの実施形態における人間型ロボットの物理的アーキテクチャを示す。 本発明のいくつかの実施形態における人間型ロボットのソフトウェアモジュールの機能的アーキテクチャを示す。 本発明に従って設計されたロボットの質量再分割のモデル化を示す。 制約の幾何学的表現を示す。 4つの異なる実験(図5a、図5b、図5c、及び図5d)における可動基部CoM(Center of Mass)の、上半身CoMの、CoPの、x、y軌跡をCoP位置の境界限度及び可動基部CoM基準位置と共に示す。 4つの異なる実験(図5a、図5b、図5c、及び図5d)における可動基部CoM(Center of Mass)の、上半身CoMの、CoPの、x、y軌跡をCoP位置の境界限度及び可動基部CoM基準位置と共に示す。 4つの異なる実験(図5a、図5b、図5c、及び図5d)における可動基部CoM(Center of Mass)の、上半身CoMの、CoPの、x、y軌跡をCoP位置の境界限度及び可動基部CoM基準位置と共に示す。 4つの異なる実験(図5a、図5b、図5c、及び図5d)における可動基部CoM(Center of Mass)の、上半身CoMの、CoPの、x、y軌跡をCoP位置の境界限度及び可動基部CoM基準位置と共に示す。
添付図面においては、同一の要素は、同一の参照符号によってタグ付けされている。
図1は、本発明のいくつかの実施形態における人間型ロボットの物理的アーキテクチャを示している。
この図における特定のロボット100は、本発明を実装しうる人間型ロボットの一例に過ぎないものとの解釈されたい。この図のロボットの下肢180は、歩行のために機能しないが、このロボットが位置している表面上において転動するその基部140上において任意の方向に運動することができる。一例として、ロボットは、約120cmであってもよい高さ110と、約65cmの奥行120と、約40cmの幅130と、を有する。特定の実施形態においては、本発明のロボットは、メッセージ(オーディオ、ビデオ、ウェブページ)をその環境に対して伝達しうるか又はタブレットの触覚インターフェイスを通じてユーザーから入力を受け取ることができるタブレット150を有する。又、タブレットのプロセッサに加えて、本発明のロボットは、その独自のマザーボードのプロセッサをも使用しており、これは、例えば、Intel(商標)のATOM(商標)Z530であってもよい。又、本発明のロボットは、有利には、本発明の特定の実施形態においては、マザーボードと、四肢内の関節のモーター及び車輪としてロボットが使用しているボールを制御するアクチュエータの間におけるデータフローの処理に専用であるプロセッサをも含む。モーターは、確実な結合に必要とされる最大トルクの大きさに応じて、様々なタイプであってもよい。例えば、e−minebea(商標)のブラシDCコアレスモーター(例えば、SE24P2CTCA)を使用することが可能であり、或いは、Maxon(商標)のブラシレスDCモーター(例えば、EC45_70W)を使用することができる。MREは、好ましくは、ホール効果を使用したタイプであり、12又は14ビットの精度を有する。
又、本発明の実施形態においては、図1に示されているロボットは、様々な種類のセンサをも有する。これらのうちのいくつかは、ロボットの位置及び運動を制御するべく使用されている。これは、例えば、3軸ジャイロメータ及び3軸加速度計を有するロボットの胴体内に配置された慣性ユニットのケースに当て嵌まる。又、ロボットは、ロボットの額(上部及び下部)上において、5フレーム/秒において5メガピクセル分解能と、約57°の水平方向及び44°の垂直方向の視野(FOV)と、を有する、Shenzen V−Vision Technology Ltd(商標)のもの(OV5640)などのシステムオンチップ(SOC:System On Chip)タイプの2つの2DカラーRGBカメラを含むこともできる。又、20フレーム/秒において0.3メガピクセルの分解能を有し、且つ、2Dカメラとほぼ同一のFOVを有するASUS XTION(商標)のSOCセンサなどの1つの3Dセンサをロボットの眼の背後において含むこともできる。又、本発明のロボットは、その環境内の物体/生き物までのその相対的な位置を検知しうるように、例えば、頭部内において3つ、且つ、基部内において3つ、などのように、レーザーライン生成器を装備することもできる。又、本発明のロボットは、その環境内のサウンドを検知する能力を有するように、マイクロフォンを含むこともできる。一実施形態においては、1kHzにおける300mV/Pa+/−3dBの感度と、300Hz〜12kHzの周波数範囲(1kHzとの関係において−10dB)と、を有する4つのマイクロフォンをロボットの頭部上において埋植することができる。又、本発明のロボットは、その環境内の物体/人間までの距離を計測するべく、恐らくは、その基部の前面及び背面において配置された、2つのソナーセンサを含むこともできる。又、ロボットは、人間とのやり取りを許容するべく、その頭部上に、且つ、その手の上部に、触覚センサを含むこともできる。
又、その感情を変換すると共にその環境内において人間と通信するべく、本発明のロボットは、
例えば、その眼、耳の内部の、且つ、その肩の上部の、LEDと、
その耳の内部に配置された、例えば、2つのラウドスピーカと、
を含むこともできる。
本発明のロボットは、ベースステーション又はその他のロボットとEthernet RJ45又はWiFi802.11接続を通じて通信してもよい。
本発明のロボットは、約400Whのエネルギーを有するリン酸鉄リチウム電池によって電力供給することができる。ロボットは、含まれている電池のタイプに適した充電ステーションにアクセスすることができる。
ロボットの位置/運動は、センサの計測値に鑑み、それぞれの四肢によって定義されたチェーン及びそれぞれの四肢の端部において定義されたエフェクタを起動するアルゴリズムを使用することにより、そのモーターによって制御される。
図2は、本発明のいくつかの実施形態における人間型ロボットのソフトウェアモジュールの機能的アーキテクチャを示している。
本発明の目標は、ロボットが遭遇することになる状態を予想するべく、プログラマの介入を伴うことなしに、人間型ロボットが自律的な方法で活動を実行することを許容する方法を提供するという点にある。従来技術においては、ロボットは、プログラムされると共にそのマザーボードにアップロードされたシナリオを実行する能力を有する。これらのシナリオは、その環境内の変化する状態に対する反応を含むことができるが、ロボットは、予測されていないと共にそのマザーボードにアップロードされた又は遠隔地からアクセスされたコード内に含まれていない状態に対して反応する能力を有してはいない。対照的に、本発明の目標は、プログラマによって予想されていないイベント/状態に遭遇した場合にも、ロボットが自律的に振る舞うことを許容するというものである。この目標は、図2に示されている機能的アーキテクチャによって実現される。
この機能的アーキテクチャは、4つのメインソフトウェアモジュールを基本的に有する。
サービスモジュール210は、以下のような少なくとも3つのタイプのサービスを含む。
−図1との関係において記述されているタイプのロボットセンサから読取値を入力として受け取る抽出器サービス211であって、これらのセンサ読取値は、ロボットの位置、その環境内の物体/人間の識別情報、前記物体/人間の距離、人間によって発せられる単語又はその感情との関係において関連するデータ(有用なデータとも呼称される)を抽出するように事前処理されており、抽出器サービスの例は、ロボットの近傍における人間の存在を知覚するための人物知覚、これらの人間の運動を検出するための運動検出、サウンドの位置を特定するサウンド測位、ロボットの触覚センサ上における接触を解釈する接触検出、発話認識、その単語又はジェスチャを通じたロボットの近傍の人間によって表現された感情を識別する感情認識である。
−関節又は基部のモーターを起動するための動き、ロボットの環境内の人間の動きを追跡するためのトラッカ、感情を伝達するためのロボットのLEDの点灯、活性化された発話(発話及びジェスチャの組合せ)、振る舞いなどのロボットの物理的な動作を制御するアクチュエータサービス212であって、振る舞いは、ロボットの感情を表現しうると共にロボットが複雑な動作を実行できるようにしうる運動、単語、点灯の組合せである。
−特にデータサービスを含むシステムサービス213であって、データサービスは、一時的に又は長期にわたって保存されたデータを提供し、データサービスの例は、
・ユーザーデータと、ユーザーがロボットと共に実施した内容のユーザーの履歴と、を保存するセッションサービスと、
・ロボットによって実行された手順のスケーラブルな保存をそのハイレベルな定義、起動条件、及びタグと共に提供するパッケージマネージャサービスと、
である。
活動モジュール220は、プログラムされたロボットの振る舞い221を含む。振る舞いのプログラミングは、本特許出願の出願人に譲渡された欧州特許出願公開第EP2435216号明細書の目的であるグラフィカルな統合開発環境(Choregaphe(商標))を使用することにより、実現することができる。Choregaphe(商標)によってプログラムされた振る舞いは、時間に基づいたロジックとイベントに基づいたロジックを組み合わせる。それぞれの振る舞いは、マニフェスト222によってタグ付けされており、マニフェストは、特に振る舞いの起動条件を含むテキストファイルである。これらの起動条件は、抽出器211が知覚しうるものに基づいている。
マインドモジュール230は、起動対象の1つ又は複数の活動の選択を担当している。これを実行するべく、マインドは、抽出器にアクセスし、且つ、すべてのインストール済みの活動の起動条件を評価する。これらの条件の変数は、イベントに基づいている。従って、効率的に、変化した変数を含む条件ステートメントのみが再評価される必要がある。ソートアルゴリズム、その優先順位、及びライフサイクルの結果に基づいて(以下を参照されたい)、活動が起動される場合があり、且つ、恐らくは、いくつかの活動が停止される場合がある。
実行される活動は、実行するべく自身がプログラミングされているタスクを実行するべく、サービスに対するAPI(仏語表現「Application Pour Interface」の頭文字)呼出しに依存することになる。活動が稼働中であるか又は停止されたら常に、マインドは、学習を促進するべく、それが発生した時点、条件の現在の状態、及びユーザーフィードバックの想定される状態に関するデータを収集する。
既存の抽出器イベントが、その条件のために十分なものではない場合には、開発者は、新しいイベントを生成するべく更なる抽出器を生成することが可能であり、その抽出器をそのアプリケーションと共にパッケージとして配布することができる。
これを実行するために、マインドモジュール230は、活動の選択を制御すると共に、抽出器の読取りと、セレクタと呼称されるマインドにおいて実行されるアルゴリズムと、に基づいて、アクチュエータを起動することにより、サービス及び活動モジュールを1つに結び付ける。セレクタの例は、以下のとおりである。
−活動を実行する自律的ライフ231であって、状況のコンテキストに基づいて、マインドは、合焦対象の活動を自律的ライフに通知することが可能であり(以下の例を参照されたい)、すべての活動は、モジュールAPIのすべての呼出し手順に対するフルアクセスを有しており、活動は、明確な活動に合焦するように自律的ライフを制御することになる制約を含むことができる。
−運動するように動きサービスに通知するべく、人物知覚、運動検出、及びサウンド測位などの抽出器サービスにアクセスする基本的認識232であって、マインドは、基本的認識の振る舞いを状況に基づいて構成し、その他の時点において、基本的認識は、それ自身で機能するか、或いは、稼働中の活動によって構成される。
−発話認識抽出器にアクセスすると共に、発話するべく活性化された発話アクチュエータサービスを使用するダイアログ233であって、状況のコンテキストに基づいて、マインドは、合焦対象のトピックをダイアログに通知することが可能であり、マニフェスト内のメタデータは、この情報をマインド内に結び付け、ダイアログは、会話を管理するためのそのアルゴリズムをも有し、且つ、通常は、それ独自で機能している。
実行エンジン240は、サービスを起動するべく、API呼出しを起動する。
本発明の目標は、更に詳しくは、その動的な制約を考慮した状態における人間型ロボットの位置、速度、及びバランス制御を対象としている。
本発明によれば、ロボットのバランスを失うことなしに、基部140と上半身190の両方の大きな速度及び加速度を同時に許容するには、本発明者らは、将来における軌跡の安定性を予測する必要がある。更には、制御法則において直接的に軌跡計画について事前に知る機会があれば、軌跡追跡が格段に効率的なものとなる。
本発明は、モデル予測制御理論に基づいた制御法則を基礎としている。このタイプのコントローラの主要な利点は、ロボットに送信される次のコマンドを決定するために将来を考慮するというものである。これは、有用であり、その理由は、このロボットの動力学などの高度に制約されたシステムにおいては、現在の状態の推定値のみによってロボットがその安定性(又は、バランス)を保持しうるということを本発明者らが確信することができないからである。
ロボットは、図3に示されているように、二重点質量モデルとしてモデル化される。第1点質量bは、可動基部質量中心(CoM)を表し、且つ、第2点質量cは、上半身CoMを表しており、可動基部140と身体(又は、上半身)190の間の結合部は、質量を有していないものと見なされる。このモデルは、システムデータサービス213として保存される。
リアルタイム制御を実現するべく、ロボットのモデルは、可能な限り単純である必要がある。本発明者らは、地面上において基部によって作用する力の良好な近似を演算する必要がある。ロボット内における質量の再分割は、単一点質量モデルによって実行することができず、その理由は、質量の約半分が基部内において集中すると共に、残りが上半身内において集中しているからである。
この結果、本発明者は、このシステムにおけるニュートン及びオイラーの式を以下のように記述することが可能であり、この場合に、軸zは、垂直方向の軸であり、且つ、x及びyは、2つの水平方向の軸である。
Figure 2017515698
ここで、mc及びmbは、それぞれ、c及びbにリンクされた質量であり、且つ、
Figure 2017515698
は、それぞれの単一点質量における角運動量である。
Figure 2017515698
は、上半身に対して可動基部によって作用する力に対応しており、且つ、
Figure 2017515698
は、可動基部の3つの車輪に対して地面によって作用する力に対応している。
又、pは、力
Figure 2017515698
のCoPであり、これは、これらの力の共通重心である。その定義に起因し、pは、3つの車輪の接触点によって表される凸形の多角形の内部においてのみ定義される。
このモデルにおいて、(1)及び(2)は、bとcの間の距離が一定ではないことを直接的に意味している。
そして、このモデルにおいて、本発明者らは、cとbの間の運動量(3)(4)を直接的に考慮している。これは、本発明者らが、腕によって誘発される運動量を無視することを意味している。本発明者らがこれを実行している理由は、本発明者らの動作のケースにおいては、高速の運動が存在していないからである。式(1)、(2)、(3)、(4)を組み合わせることにより、本発明者らは、システムの動的な式を以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
本発明者らは、式(5)において、2質量モデルの動力学式が、2つの単一のものの合計に過ぎないという点を指摘することができる。
この結果、式(5)を線形化するべく、本発明者らは、いくつかの仮定を実施する。第1に、本発明者らは、合計角運動量
Figure 2017515698
を無視することが可能であり、その理由は、本発明者らが、cとbの間の運動量のみを考慮するように選択したからである。第2に、本発明者らは、冗長的なロボットを有していることから、本発明者らは、軸z上のその位置を変更することなしに、軸x及びyを中心としてcのCoMを運動させることができる。従って、本発明者らは、一定の値hにおいて制約されたcを考慮しており、この仮定は、線形モデルを取得するために重要であるが、ロボットは、この仮定を伴うことなしに、依然としてその基部上において転動することができる。更には、説明を簡単にするべく、本発明者らは、好ましくは、平坦であると共に水平である地面を考慮しており、従って、p=0であるが、ロボットは、この仮定を伴うことなしに運動することができる。bの位置を制御するためのDoFが存在しておらず、本発明者らは、これを定数Iに設定することができる。最後に、本発明者らは、g=g=0であり、g=g重力基準であることを指摘することができる。
これらの仮定及び指摘事項を使用することにより、本発明者らは、式(5)を以下のように書き換えることができる。
Figure 2017515698
この結果、本発明者らは、以下のように、CoPと、基部及び身体の位置及び加速度の間における線形関係を提供するべく、式(6)を使用することができる。
Figure 2017515698
2質量モデルのCoPは、項h及びlに起因し、2つの1質量CoPの重み付けされた共通重心ではないことを理解するのは興味深い。このような近似を考慮するための唯一の方法は、h=lであり、且つ、従って、cとbの間の運動量が可能ではない、と定義するというものである。本発明者らは、この2質量モデルCoPと2つの1質量モデルCoPの間の共通重心の間における差は、cとbの間における運動量の効果に対応していると結論付けることができる。
ロボットモデルを判定するべく、安定性基準も使用される。本発明者らは、地面との間にけるそれぞれの車輪の接触点によって表された凸形の多角形
Figure 2017515698
を考慮しており、図4には、この多角形Dの例が示されている。定義により、本発明者らは、常に、
Figure 2017515698
を有する。回転によって不変であるCoP制約を得るべく、bにおいてセンタリングされたロボットのフレーム内において、本発明者らは、控えめな制約
Figure 2017515698
を設計しており、ここで、
Figure 2017515698
は、半径rのbにおいてセンタリングされた円であり、この場合に、プロパティ
Figure 2017515698
である。
このシステムの安定性の定量化は、未決の問題である。妨害力のなんらかのモデル化が存在していない状態においては、本発明者らは、方向、振幅、及びその動力学に関するなんらかの仮定を実施することができない。妨害を補償するためのロボットの能力は、cのCoP及びCoM位置にリンクさせることができる。これらは、運動することができることから、ロボットは、強力な妨害に反応することができる。本発明者らは、妨害に関するなんらの仮定も存在していない状態においては、cのCoP及びCoM位置は、これらがbに近接している場合には、任意の方向において運動するための大部分の範囲を有することを指摘することができる。従って、本発明者らは、安定基準ζを提案し、これは、次式のように、最大安定性において、0に等しい。
Figure 2017515698
ここで、ζは、本発明者らが、CoPをセンタリングするべく、或いは、cのCoMをセンタリングするべく、最も重要であると見なしている安定性のタイプを決定する範囲[0;1]内の係数である。
ロボットモデルが定義されることにより、本発明者らは、制御法則に対処することができる。この制御法則は、例えば、動きAPIを呼び出すシステムデータサービス213として保存される。
制御された身体及び基部(c及びb)の動的な振る舞いを定義するべく、本発明者らは、まず、予測の持続時間(水平軸)と、それぞれのサンプリングインスタンスの間の周期と、を選択しなければならない。水平軸を可能な限り小さく、且つ、周期を可能な限り大きく選択することは、演算時間を低減することになるが、動的クラスに応じて、制御の安定性及び堅牢性が低減することにもなる。
システムの線形性を保持するべく、本発明者らは、ロボット内において力のピークを回避するために連続的なCoP軌跡を有するように、身体及び基部軌跡用に次数3の多項式クラスを選択している。又、このコントローラにおいては、サンプル周期Tにより、時間がサンプリングされている。予測サンプルの数は、Nである。
この種の制御の別の利点は、多くの不等式制約をロボットの運動学的制約、可動基部の最大速度及び加速度、並びに、CoP限度として管理するのが簡単であるというものである。
本発明者らは、オイラーの陽解法を使用することにより、それぞれの状態の間の関係を以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
サンプリング周期Tの選択における重要な結果が存在している。軌跡は、2つのサンプルの間において制約の外に位置することが許容されており、その理由は、本発明者らが、それぞれのサンプリング時点においてのみ、軌跡を制約しているからである。リアルタイムを理由として、本発明者らは、Tの値を過剰に小さく選択することができない。従って、セキュリティマージンとして、それぞれの制約内において、このオーバーフローを考慮する必要がある。
Figure 2017515698
であるものと見なし、且つ、同一の方法により、cの導関数についても、且つ、b及びpについても、同様に見なすものとする。又、初期状態
Figure 2017515698
であるものと見なし、且つ、同一の方法により、
Figure 2017515698
についても、同様に見なすものとする。
式(9)(10)(11)を使用することにより、本発明者らは、身体軌跡
Figure 2017515698
のそれぞれの導関数とコマンド
Figure 2017515698
の間における関係を以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
ここでは、以下のとおりである。
Figure 2017515698
同一の方法は、bの動力学を定義するべく使用される。本発明者らは、
Figure 2017515698
は、反転可能であることを指摘することが可能であり、その理由は、これらが、対角線においてゼロを有していない二乗された下三角行列であるからである。
pと関連し、式(6)を使用することにより、本発明者らは、この関係を以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
ここでは、以下のとおりである。
Figure 2017515698
これらの位置、安定性、及び動的な振る舞いの条件を充足する制御法則を判定する問題を解決するべく使用しうる様々な方法のうちで、本発明者らは、最適化問題として、これに対処することを選択した。そして、この最適化問題を解決するべく、本発明者らは、線形制約下における最小二乗最小化として、或いは、目的及び線形制約を有する二次最適化として、これを規定することを選択した。主な理由は、この種の問題用のソルバは、演算が高速であるというものである。非線形制約又は非二次最小化目的を追加することにより、演算時間が大幅に増大する。
これらの最適化変数は、制御された身体及び基部
Figure 2017515698
に対応している。従って、それぞれの目的及び制約は、Xの関数として表現されなければならない。
1)制御目的:
目的Oは、最小二乗最小化及びQP(Quadratic Problem)式
Figure 2017515698
として表現されることになる。
は、転置された際のXである。
第1の目的は、追跡制御である。この制御においては、本発明者らは、位置/速度追跡を実行するべく選択した。
Figure 2017515698
を水平軸上における位置及び速度目的としよう。(13)を使用することにより、本発明者らは、速度制御目的Oを以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
(12)を使用することにより、本発明者らは、位置制御目的Oを以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
次の目的は、安定性の極大化である。ζを極小化することにより、本発明者らは、安定性を極大化させる。Upbb=Upb−Uであるとしよう。(8)、(12)、(16)を使用することにより、本発明者らは、安定性制御Oを以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
本発明者らは、ロボット上における急な動きのピークを回避するべく、別の目的を定義することが好ましく、従って、本発明者らは、急な動き極小化目的Oを以下のように制御に対して追加する。
Figure 2017515698
この第4の目的と関連し、本発明者らは、ロボットが転倒した際に、c及びbの軌跡が指数的に成長することを指摘することができる。従って、これらの軌跡の急な動きを極小化することにより、本発明者らは、c及びbの指数的な発散の回避を直接的に強化することになり、これは、ロボットの安定化に寄与する。
2)制御制約:
以下においては、制約Rは、QP線形不等式制約式
Figure 2017515698
として表現されることになる。
第1制約R1は、安定性を保証するためのものであり、ζは、1以下でなければならない。この制約は、線形ではなく、従って、本発明者らは、これを近似するべく、控えめな線形制約の組を導入する。本発明者らは、図4に示されているように、CoP限度制約を定義している円
Figure 2017515698
内において内接する制約
Figure 2017515698
の八角形の形状を使用することを選択している。
Figure 2017515698
であるとしよう。R1は、次式のように記述される。
Figure 2017515698
第2制約Rは、可動基部の限度に関する。
Figure 2017515698
を可動基部の最大速度及び加速度であるとしよう。本発明者らは、制約Rを以下のように記述することができる。
Figure 2017515698
第3の且つ最後の制約Rは、身体の運動学的限度に関する。その関節に起因し、ロボットは、その上半身のCoMを可動基部のCoMを中心として矩形ゾーン
Figure 2017515698
内において運動させることができる。kxyを矩形の形状
Figure 2017515698
の限度であるとしよう。制約Rは、以下のように記述される。
Figure 2017515698
身体の運動学的限度は、ヌルであってもよい。その結果、本発明者らは、cxy=bxyを得る。
これらの目的及び制約を有するこの最適化問題を解決するべく、本発明者らは、線形二次問題ソルバを使用する。QPの解明に関するいくつかの文献は、J. Nocedal及びS. J. Wrightによる2000年の書籍「Numerical optimization, second edition」において見出すことができる。この種のソルバは、この問題のような問題の最適な解を以下のように見出す。
Figure 2017515698
ここで、Qは、対称的な且つ正の明確な値(symmetric and positive definite)である。式(19)、(21)、(25)、(27、(29)、(31)、(33)を使用することにより、本発明者らは、Q、p、V、v、及びvの値を以下のように充当することができる。
Figure 2017515698
ここで、αは、それぞれの目的と関連付けられた重み付けである。これらは、実験的に選択することができる。
α値の選択は、制御法則の振る舞いを定義するための開始点である。それぞれのαの間の相対的なギャップは、優先順位付けされることになる目的と、無視されることになる目的と、を定義する。α及びαが、その他の重み付けよりも大きい場合には、軌跡追跡は、非常に効率的なものとなるが、安定性は、効率性が低下することになり、且つ、身体の且つ基部の急な動きが大きくなる可能性がある。αがその他の重み付けよりも大きい場合には、ロボットは、強力な妨害に対して非常に安定することになる。本発明者らは、この振る舞いのモードにおいては、本発明者らが、正の速度を追跡目的として定義した場合には、ロボットが、CoPをセンタリングするべく、前方に運動する前に、後方にスタートすることになることを指摘することができる。重み付けαは、c及びbの軌跡に対するスムージング効果を有しており、この重み付けがその他のものよりも大きい場合には、最適な解は、運動させないこと、となる。従って、この重み付けは、小さくなければならない。
十分な重み付けを選択することにより、いくつかのその他の振る舞いを得ることができる。2つの目的の間の相対的なギャップが(数桁だけ)大きい場合には、相対的に小さな目的は、ほとんど、相対的に大きな目的のヌル空間内において演算されることになる。充足されえない場合に緩和されうる疑似制約を有することを本発明者ら所望する際には、このプロパティの使用が有用である。例えば、本発明者らは、良好な視覚的振る舞いを得るために、可動基部の位置にセンタリングするように、上半身のCoMの大きく重み付けされた目的を追加することができる。これは、可能な場合には常に、CoMを可動基部の位置において固定するという効果を有することになるが、これが可能ではないケースにおいては、この疑似制約は、緩和されることになる。
重み付けセットは、固定することが可能であり、これは、相対的に良好な軌跡追跡又は安定性の取得を所望するかどうかを本発明者らが事前に選択したことを意味している。
図2を参照すれば、ロボットのモデル及び制御法則は、振る舞い221として保存されており、これらは、
−センサから、身体の位置計測値及び基部の位置計測値を取得するステップと
−抽出器211を使用することにより、これらの位置計測値を観察位置計測値に変換するステップと、
−システムサービス213内において、上述の制御法則を使用することにより、身体速度及び基部速度コマンドを算出するステップと、
−これらの身体及び基部速度を積分し、結果を抽出器211に提供するステップと、
−これらのコマンド(身体及び基部用の位置及び速度)を基部の車輪及びロボットの関節であるロボットアクチュエータ212用の命令として変換するステップと、
を有する閉ループ方式に従って、実行エンジン240により、且つ、サービスモジュール210により、実装される。
この制御法則を検証するべく、いくつかの実験が実施されており、これらについて、図5との関係において説明する。ここで提示されているコントローラは、人間型ロボット上において閉ループで実装されたものであり、毎回、初期状態の値
Figure 2017515698
を設定することにより、フィードバックが付与されている。この値は、
Figure 2017515698
については、それぞれの車輪角度の位置センサにより、且つ、
Figure 2017515698
については、それぞれのロボット関節上における位置センサにより、計測される。可動基部上における3つのセンサに起因し、ワールド
Figure 2017515698
内におけるロボットの実際の位置は、車輪が地面上においてスリップしていないと仮定した際にのみ、判明しうる。本発明者らは、この仮定を保証する地面及び車輪用の材料を選択している。コントローラに関し、本発明者らは、2秒の予測時間長と、100msのサンプリング周期Tと、を経験的に選択した。この結果、サンプルの数Nは、20である。
4つの実験においては、一定の速度において前進すると共に軌跡の途中において軌跡の方向を変更するという形態を有する位置/速度基準がコントローラに送信された。位置規準及び速度基準は、軌跡基準内に含まれている。この軌跡は、ロボットによって実行することは不可能であり、その理由は、速度方向を即座に変更するには、無限大の加速度が必要とされるからである。従って、コントローラは、最適且つ実現可能な軌跡を定義された重み付けの組に従って演算することにより、これに対処しなければならない。
図5aに示されている結果を有する実験1は、α、α>αというように、安定性よりも軌跡追跡を優先することに対応している。この例においては、α=α=100であり、α=10であり、α=0.0001である。まず、本発明者らは、軌跡の途中において、コントローラにおける予測の効果を観察することができる。可動基部は、基準軌跡の変化の前に旋回し始めている。目標は、予測時点全体において、追跡誤りを相対的に良好に極小化するというものである。又、本発明者らは、上半身のCoMが、主には、可動基部軌跡の曲線内に位置していることを観察することもできる。コントローラは、CoPと可動基部CoMの間の距離を極小化することにより、予測時点全体における安定性を最適化するべく、これを実行している。最後に、本発明者らは、軌跡の末尾において、位置の追跡の有限収束が存在していないことを観察することができる。これは、位置積分目的の欠如に起因している。
図5bに示されている結果を有する実験2は、α>α、αというように、軌跡追跡よりも安定性を優先することに対応している。この例においては、α=α=100であり、α=500000であり、α=0.0001である。本発明者らは、CoPと可動基部CoMの間の距離が、実験1との比較において、格段に小さいことを観察することができる。良好な追跡と良好な安定性の両方を得ることができないことから、本発明者らは、軌跡追跡が、軌跡の中央の問題を有する地点の周辺において、相対的に悪化していることを指摘することができる。記憶に留めるべき重要な点は、重みの一定の組によれば、本発明者らは、ロボットが両方を同時に実行できない際には、安定性と軌跡追跡の間における妥協を実現しなければならないということである。
図5cに示されている結果を有する実験3は、第1の実験の重み付けの組に対応しているが、2質量モデルの代わりに、1質量モデルを有する。本発明者らは、可動基部軌跡追跡が同一の状態において留まっているが、相対的に悪化したモデルに起因し、身体及び基部CoMの全体が、安定性を最適化するべく試みるには、相対的に乏しいDoFしか有していないことを指摘することができる。この結果、誤った時点における相対的に高速の且つ相対的に大きな運動により、上半身の振る舞いが相対的に悪化することになる。本発明者らは、このロボットの場合には、高速において、1質量モデルは、安定してはおらず、従って、ロボットが転倒する一方で、2質量モデルは、安定状態において留まることを指摘することができる。この例においては、α=α=100であり、α=10であり、α=0.0001である。
図5dに示されている結果を有する実験4は、第1の実験の重み付けの組に対応し、2質量モデルを有しているが、開ループにおけるものである(b及びcをその個々のコマンドに直接的に設定することに対応している)。本発明者らは、ロボットが、多数のドリフトを有し、且つ、基準軌跡に追随することができないことを明らかに観察することができる。又、本発明者らは、ロボットの計測された振る舞いに、閉ループにおけるものよりも、急な動きが多いことを指摘することもできる。又、これは、ロボットの軌跡をスムージングする効果をも有する。この例においては、α=α=100であり、α=10であり、α=0.0001である。
以上、本発明者らは、全方向可動基部を有する新しい制御されたロボットについて説明した。ロボットのコントローラの利点は、
−高度に制約された動的システムが、大きな速度及び加速度において制御され、これにより、その将来の振る舞いを予測できるようにする時点予測の概念と、
−軌跡追跡の優先順位付け、ロボットが深刻に妨害される場合の安定性の最適化、又はロボットの機械的部分を保護するための急な動きの極小化のうちにおいて多数の選択肢を得ることを許容する高度なモジュール性と、
−運動学的限度、安定性又は堅牢性限度、及び可動基部限度として任意の線形制約の組を管理する可能性と、
である。

Claims (7)

  1. 全方向可動地面基部(140)に結合された身体(190)を有し、且つ、
    −計測値を提供するための身体位置センサ及び基部位置センサと、
    −少なくとも1つの全方向車輪を有する前記全方向可動基部内に配置された関節モーター及び少なくとも3つの車輪(141)を有するアクチュエータ(212)と、
    −前記計測値を観察データに変換する抽出器(211)と、
    −ロボットモデル及び予め命令された位置及び速度基準を使用することにより、前記観察データから、位置、速度、及び加速度コマンドを算出するコントローラと、
    −前記コマンドを前記アクチュエータ用の命令に変換する手段と、
    を装備した人間型ロボット(100)であって、
    前記ロボットモデルは、二重点質量モデルであり、且つ、前記コマンドは、サンプリング周期及びいくつかの予測されたサンプルによる打切り時点を有する線形モデル予測制御法則に基づいていると共に、
    −予め定義された重みを有する、
    −基部位置目的、
    −基部速度目的、
    −前記CoPと前記基部中心の間の距離に関係付けられた目的であって、CoPは、前記ロボットと地面の間の接触力の共通重心である、目的、
    の重み付けされた合計と、
    −前記可動基部の最大速度及び加速度、
    −CoP限度、
    である予め定義された線形制約の組と、
    を有する二次最適化式として表現されていることを特徴とする人間型ロボット。
  2. 重み付けされた数値的安定性目的が、前記重み付けされた目的の合計に追加されることを特徴とする請求項1に記載の人間型ロボット。
  3. 前記予め定義された線形制約の組は、前記身体の運動学的限度を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の人間型ロボット。
  4. 全方向可動地面基部(140)に結合された身体(190)と、少なくとも1つの全方向車輪を有する前記全方向可動基部内において配置された少なくとも3つの車輪(141)を有するアクチュエータ(212)と、を有する人間型ロボットを制御する方法であって、閉ループ方式に従って実装された、
    −前記身体の位置計測値及び前記基部の位置計測値を取得するステップと、
    −これらの位置計測値を観察位置計測値に変換するステップと、
    −サンプリング周期及びいくつかの予測されたサンプルによる打切り時点を有する線形モデル予測制御法則に基づいた、且つ、
    予め定義された重みを有する、
    −基部位置目的、
    −基部速度目的、
    −前記CoPと前記可動基部中心の間の距離に関係付けられた目的であって、CoPは、前記ロボットと地面の間の接触力の共通重心である、目的、
    の重み付けされた合計と、
    −前記可動基部の最大速度及び加速度、
    −CoP限度、
    である線形制約の組と、
    を有する二次最適化式として表現された、制御法則を使用することにより、身体速度及び基部速度コマンドを算出するステップと、
    −これらのコマンドを前記ロボットアクチュエータ用の命令に変換するステップと、
    を有する方法。
  5. 前記予め定義された線形制約の組は、前記身体の運動学的限度を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 重み付けされた数値的安定性目的が、前記重み付けされた目的の合計に追加されることを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. コンピュータ上において稼働した際に請求項4乃至6のいずれか1項に記載の方法を実行するのに適したコンピュータコードを有するコンピュータプログラム。
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