JP2017515036A - 充填されたギャラリーを有するスチールピストン - Google Patents

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Abstract

アルミニウム系材料等の固体冷却材を収容する冷却ギャラリーを備えた内燃機関のスチールピストンが提供される。固体冷却材は、スチール材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、冷却ギャラリーの少なくとも15体積パーセント(vol%)を満たす。固体冷却材は、ピストンのクラウンに沿って優れた冷却をもたらし、クラウンに沿う腐食および浸食を低減し、オイルコーキングの問題を回避する。

Description

関連出願の相互参照
本米国特許出願は、2014年4月30日に出願された米国仮特許出願第61/986,310号および2015年4月30日に出願された米国実用特許出願第14/700,654号に基づく利益を主張し、これらの出願の内容全体を本明細書に引用により援用する。
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、概して内燃機関のピストンおよび当該ピストンの製造方法に関する。
2.関連技術
大型車両用ディーゼルピストン等の、内燃機関で使用されるピストンは、運転中、特にピストンの上部クラウンに沿って非常に高い温度に晒される。したがって、温度緩和のために、ピストンは一般的に上部クラウンの下に冷却ギャラリーを備えるように設計され、ピストンがエンジンのシリンダボアに沿って往復運動する間に冷却オイルが冷却ギャラリー内に吹付けられる。このオイルは、上部クラウンの内面に沿って流れ、上部クラウンから熱を放散させる。しかしながら、運転中のピストン温度を制御するには、高流量のオイルを常に持続しなければならない。加えて、オイルは内燃機関の高温が原因で経年劣化するので、オイルを定期的に交換することによってエンジン寿命を維持しなければならない。さらに、冷却ギャラリーの温度が350℃を超えると、オイルは、燃焼してギャラリーの表面に付着する傾向がある。このオイルの燃焼はオイルコーキングと呼ばれている。
発明の概要
本発明のある局面は、内燃機関のピストンを含む。このピストンは、スチール材料で形成された本体を含み、本体は、クラウンと、クラウンの少なくとも一部に沿って延在する冷却ギャラリーとを含む。スチール材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する固体冷却材が、冷却ギャラリーの少なくとも15体積パーセント(vol%)を満たす。固体冷却材は、クラウンに沿って優れた冷却をもたらし、したがってクラウンに沿う腐食および浸食は減少する。加えて、一般的に、従来のギャラリーオイル冷却は、固体冷却材を使用する場合は不要なので、オイルコーキングの問題を回避できる。しかしながら、オイル冷却を利用する場合でも、固体冷却材は、オイルが導入される領域の熱を拡散して温度を低下させることによってこの領域をコーキング温度未満に保つ温度緩衝材の機能を果たすことができる。
本発明の別の局面は、上記ピストンの製造方法を含む。この方法は、スチール材料で形成された本体を提供することと、冷却ギャラリーの少なくとも15体積パーセント(vol%)を固体冷却材で充填することとを含む。
本発明のその他の利点は、以下の詳細な説明を添付の図面とともに検討することによって本発明をより良く理解すると、直ちにわかるであろう。
ある代表的な実施形態に従うピストンの側面断面図であり、ピストンの冷却ギャラリーの100体積パーセント(vol%)が固体冷却材で充填されている。 第2の代表的な実施形態に従うピストンの側面断面図であり、ピストンの冷却ギャラリーの50vol%未満が固体冷却材で充填されている。 第3の代表的な実施形態に従うピストンの側面断面図であり、ピストンの冷却ギャラリーの50vol%超が固体冷却材で充填されている。 第4の代表的な実施形態に従うピストンの側面断面図であり、ピストンの冷却ギャラリーの50vol%超が固体冷却材で充填されている。 第5の代表的な実施形態に従うピストンの側面断面図であり、ピストンの冷却ギャラリーの約50vol%が固体冷却材で充填されている。 第5の代表的な実施形態に従うピストンの別の側面断面図である。 第5の代表的な実施形態に従うピストンの底面図である。
代表的な実施形態の説明
図面を参照して、いくつかの図面において同様の数字は対応する部分を示し、本発明の代表的な実施形態に従う、内燃機関において使用されるときに優れた性能を示すピストン20が、図1〜図5において全体的に示されている。ピストン20は、スチール材料で形成された本体22を含む。本体22は、クラウン24と、クラウン24の少なくとも一部に沿って延在する冷却ギャラリー26とを含む。冷却材28が、冷却ギャラリー26の少なくとも15体積パーセント(vol%)を満たしている。冷却材28の熱伝導率は、本体22のスチール材料の熱伝導率よりも高い。また、冷却材28は、固体であり、一般的にはアルミニウム系材料等の金属材料である。冷却ギャラリー26の少なくとも15vol%を固体冷却材28で満たすことにより、クラウン24に沿う冷却が優れたものになるとともにクラウン24に沿う腐食および浸食が減少する。一般的に、従来のギャラリーオイル冷却は、固体冷却材28を使用する場合は不要になるので、オイルコーキングの問題は回避される。
図面に示されているように、ピストン20の本体22は、中心軸Aを中心として周方向に延在し、かつ、中心軸Aに沿って長手方向に上端30から下端32まで延在する。本体22は、内燃期間の内部での使用中に燃焼室に対して露出される外面34と、外面34の反対側の方向に向いている内面36とを含む。クラウン24は、上壁38と、下壁40と、少なくとも1つの側壁とを含み、これらの壁がともに冷却ギャラリー26を画定する。図1、図2、および図4の代表的な実施形態において、ピストン20は、冷却ギャラリー26を画定する外側の側壁42と内側の側壁44とを含む。これらの実施形態において、冷却ギャラリー26は、クラウン24の上壁38の少なくとも一部のみに沿い中心軸Aを中心として周方向に延在し、かつ、中心軸Aから径方向に距離を置いた場所にある。しかしながら、図3の代表的な実施形態では、ピストン220は外側の外壁242しか含まないので、冷却ギャラリー226は中心軸Aを通りクラウン224の上壁238全体に沿って連続して延在している。図5は、別の代表的な実施形態を示し、クラウン424は、上壁438と、外側の側壁442と、内側の側壁444とを含み、これらの壁がともに冷却ギャラリー428を画定する。この実施形態において、冷却ギャラリー428の底部は、開放されたままなので、冷却オイルに晒される可能性がある。
図1、図2、および図4の代表的な実施形態において、ピストン20の外側の側壁42および内側の側壁44はリブによって形成されており、これらのリブが接合されて冷却ギャラリー26を画定する。これらの実施形態において、クラウン24は、クラウン上部46とクラウン下部48とを含む。クラウン上部46は、第1の外側リブと第1の内側リブとを含み、クラウン下部48は、第2の外側リブと第2の内側リブとを含む。この実施形態において、第1および第2の外側リブは、溶接50によって接続されて外側の側壁42を形成し、第1および第2の内側リブは、溶接50によって接続されて内側の側壁44を形成する。これに代えて、これらのリブは、接着または機械的装着等の別の接合方法を用いて互いに装着してもよい。壁38、40、42、44のうちの少なくとも1つ、典型的には下壁40は、冷却材28を冷却ギャラリー26に入れるための入口穴52を含む。冷却ギャラリー26への入口穴52は、封止されない状態のままであってもよく、または、たとえば、プラグ、接着剤、溶接、蝋付けのうちの少なくとも1つによって封止されていてもよい。固体冷却材28が、図1に示されるように冷却ギャラリー26の100%を満たす場合、冷却材28そのものが入口穴52に沿って封止部を形成する。これに代えて、固体冷却材28を、クラウン上部および下部46、48を互いに接合する前に、クラウン上部46および/またはクラウン下部48に沿って配置してもよい。
代表的な実施形態のピストン20において、本体22の外面34は、中心軸Aにおいて頂点を示し、中心軸Aの周囲においてボウル形状を示し、ボウル形状の周囲においてボウルの縁を示している。また、外側の側壁42は、中心軸Aと反対側の方向に向いており中心軸Aを中心として周方向に延在する複数のリング溝56を含む。代表的な実施形態のピストン20はさらに、少なくとも1つのピンボス58を含む。しかしながら、これは典型的には一対のピンボス58であり、各ピンボスは、クラウン24から下方向にかつ中心軸Aを中心として周方向に延在する。この少なくとも1つのピンボス58は、中心軸Aに対して垂直に延在しリストピン(図示せず)を収容するためのピンボア60を示す。本体22はまた、少なくとも1つの裾部62を含む。しかしながら、これは典型的には一対の裾部62であり、クラウン24から下方向にかつ中心軸Aを中心として周方向に延在する。この少なくとも1つの裾部62は、上記少なくとも1つのピンボス58に接合されている。一般的に、裾部62と裾部62の間は、ピンボス58により、中心軸Aを中心とする周方向において間隔が空けられている。ピストン20の本体22は、冷却材28を収容するための冷却ギャラリー26を含みつつ、図1〜図5に開示されているもの以外の、その他さまざまな設計を含み得る。
ピストン20の固体冷却材28は、冷却ギャラリー26の少なくとも15vol%を満たしているが、一般的には冷却ギャラリー26の容積の少なくとも大半を満たす。図1の代表的な実施形態において、固体冷却材28は、冷却ギャラリー26の100vol%を満たしている。図2の代表的な実施形態において、固体冷却材128は、冷却ギャラリー126の50vol%未満、たとえば冷却ギャラリー126の30〜45vol%を満たしている。図3の代表的な実施形態において、固体冷却材228は、冷却ギャラリー226の50vol%超、たとえば冷却ギャラリー226の80〜95vol%、または少なくとも90vol%を満たしている。図4の代表的な実施形態においても、固体冷却材328は、冷却ギャラリー326の50vol%超、たとえば80〜95vol%を満たしている。図5の代表的な実施形態において、固体冷却材428は、冷却ギャラリー426の約50vol%、たとえば冷却ギャラリー426の35〜75vol%、または少なくとも40vol%を満たしている。また、各実施形態において、冷却材28を、冷却ギャラリー26のいくつかの領域のみに沿って配置しそれ以外の領域には配置しないようにしてもよい。たとえば、図5の実施形態において、冷却材428をピンボス458に隣接するように配置し裾部462に沿って配置しないようにしてもよい。
図2〜図5の実施形態において、固体冷却材28は、冷却ギャラリー26の100vol%を満たしておらず、冷却ギャラリー26の残りのvol%は、気体、典型的には空気で満たされたポケット64である。この場合、ポケット64を従来のオイル冷却ギャラリーとして使用することができる。すなわち、冷却ギャラリー26を開放状態のまま封止しないことで、オイルを固体冷却材28に沿っておよび/またはクラウン24の壁38、40、42、44に沿って吹付けることができる。さらに、固体冷却材28が冷却ギャラリー26の100vol%を満たしていない場合は、固体冷却材28を、冷却ギャラリー26を形成する壁38、40、42、44に対してさまざまな場所に配置することができる。たとえば、図2では、固体冷却材128はピストン120の上壁138に沿って配置され、空気で満たされたポケット164は下壁140に沿った位置にある。この位置は一般的に、燃焼室の高温ガスに直接晒されるクラウン124の高温の上壁138から熱を伝導するのに好ましい。図3では、固体冷却材228はピストン220の下壁240に沿って配置され、空気で満たされたポケット264は上壁38に沿った位置にある。図4では、固体冷却材328は各壁338、340、342、344に沿って配置され、ポケット364は、壁338、340、342、344から間隔が空けられて冷却ギャラリー326の中心にまたはその周辺に位置する。図5では、固体冷却材428はピストン420の上壁438に沿って配置され、空気で満たされたポケット464は冷却ギャラリー426の下端に沿った位置にある。この実施形態において、冷却ギャラリー426は、解放された底部を有し固体冷却材428を露出させている。
図1〜図5に示される代表的な実施形態において、冷却ギャラリー26に配置された固体冷却材28は、ピストン20の本体22の温度が200℃以上、典型的には350℃以上、たとえば内燃機関の運転中のピストン20の温度であっても、固体のままである。しかしながら、ピストン20を製造する方法において、固体冷却材28は、少なくともその融点まで加熱された後に、液状で冷却ギャラリー26の中に流し込まれるまたは配置される。その後、固体冷却材28は凝固しピストン20の寿命を通して固体のままである。
固体冷却材28は、ピストン20の本体22を形成するのに使用されるスチール材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有するので、運転中にクラウン24の高温の上壁38から熱を放散させることができる。固体冷却材28は、効果的にクラウン24を冷却しつつ、オイルがコーキングにより冷却ギャラリー26に沿う表面34、36に付着する等の、従来の冷却オイルに関連する問題を回避する。また、固体冷却材28は、一定水準の材料強度を有するが、一般的にその密度はスチール材料の密度よりも小さい。よって、固体冷却材28は、ピストン20の総質量を大幅に増すことなく、追加的な構造上の支持または剛性を提供することができる。加えて、固体冷却材28を用いることで、そうでなければ解決するのが難しいであろう特定の構造の問題を解決することができる。場合によっては、固体冷却材28を、リブまたは壁等のスチール材料で形成された別の支持構造体の代わりに用いてもよく、その場合、ピストン20の総質量は減少する。
固定冷却材28は一般的に、ピストン20の本体22を形成するのに使用されるスチール材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有する金属材料を含む。ある代表的な実施形態において、固体冷却材28は、アルミニウム系材料、たとえば純アルミニウムまたはアルミニウム合金である。アルミニウム系材料は、エンジンの運転中、たとえ冷却ギャラリー26の温度が350℃を上回っても固体のままである。また、アルミニウム系材料は、スチール材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率を有するので、クラウン24の高温の上壁38から熱を効果的に放散する。アルミニウムで充填された冷却ギャラリー26を含むピストン20に対して有限要素解析(FEA)を実施したところ、このFEAは、アルミニウムで充填された冷却ギャラリー26が、標準的な冷却オイルと同様に効果的にクラウン上部46を冷却できることを示した。アルミニウム系材料はまた、追加的な支持と剛性を提供するが、スチール材料よりも密度が低いのでピストン20の総質量を大幅に増加させない。
本発明の別の局面は、冷却ギャラリー26内の固体冷却材28を含むピストン20を製造する方法を提供する。この方法は一般的に、スチール材料で形成された本体22を提供するステップと、冷却ギャラリー26の少なくとも15体積パーセント(vol%)を固体冷却材28で充填するステップとを含む。
図1、図2、および図4に示される代表的なピストン20を形成するとき、本体22を提供するステップは、クラウン上部46をクラウン下部48に接合して冷却ギャラリー26を形成することを含む。この方法は先ず、上壁38と上壁38から下方向に延在する一対の上側リブとを含むクラウン上部46を提供することと、下壁40と下壁40から上方向に延在する一対の下側リブとを含む下壁40を提供することとを含む。次に、この方法は、上側リブを下側リブに接合することにより、その間において冷却ギャラリー26を画定する内側の側壁44と外側の側壁42とを形成することを含む。この接合するステップは、溶接、接着、機械的装着、または、別の技術を用いてリブを接合し冷却ギャラリー26を形成することを含み得る。図3および図5の代表的なピストン20、420を形成するとき、ピストン220、420の本体222、422を提供する方法は、スチール材料を所望の形状になるように鋳造することを含む。図3の入口穴252は、鋳造ステップ中にまたは鋳造ステップ後に形成することができる。これに代えて、ピストン20の本体22を形成するステップは、三次元(3D)印刷を含み得る。
冷却ギャラリー26を固体冷却材28で充填するステップは一般的に、クラウン24の壁38、40、42、44のうちの1つ、典型的には下壁40に入口穴52を形成し、次に固体冷却材28を入口穴52を通して流し込むことを含む。この実施形態において、入口穴52は、接合ステップの前に形成しても接合ステップの後に形成してもよく、冷却ギャラリー26を充填するステップは接合ステップの後に行なわれる。一般的に、冷却ギャラリー26を固体冷却材28で充填するステップは、本体22を上下逆に配置して上壁38が下壁40よりも下に位置するようにし、液状の固体冷却材28を入口穴52を通して冷却ギャラリー26の中に流し込み、冷却材28が上壁38に沿って確実に連続して延在するようにすることを含む。図2のピストン120の場合も固体冷却材128がクラウン124の上壁138に沿って配置されており、このピストンを形成するための、冷却ギャラリー126を充填するステップは、液状の冷却材128を、上側のリブを下側のリブに溶接する前に、上側のリブおよび/または下側のリブの間においてクラウン124の上壁138および/または下壁140に沿って配置することを含み、したがって、冷却ギャラリー126を封止するステップは、溶接するステップによって完了する。その後、固体冷却材128は、閉じられた冷却ギャラリー126の内部で凝固する。これに代えて、図3の冷却ギャラリー226を固体冷却材228で充填するステップは、液状の冷却材228を冷却ギャラリー226の中に流し込み、クラウン224の下壁240に沿って冷却材228を凝固させることを含んでいてもよい。冷却材328が壁338、340、342、344各々に沿って延在し空気のポケット364が冷却ギャラリー326の中心に位置する図4のピストン320を形成するとき、冷却ギャラリー326を充填するステップは、溶接ステップの前に塩コア(salt core)を冷却ギャラリー326の内部に配置してから、溶接ステップの後に液状の冷却材328を塩コアの周りに流し込むことを含む。冷却材328は、内燃期間の内部において使用する前に固化し、ピストン320の寿命を通して固体のままである。図5のピストンの場合、冷却ギャラリー426を充填するステップは、ピストン420の本体422の鋳造後、ピストン420を上下逆にした状態で液状の冷却材428を冷却ギャラリー426に流し込み、冷却材428を凝固させることを含む。
図1、図3、および図4のピストン20を形成するとき、この方法は、冷却ギャラリー26への入口穴52を固体冷却材28で封止することを含む。これに代えて、プラグ、接着剤、溶接、および/または蝋付けを用いて冷却ギャラリー26への入口穴52を封止してもよい。クラウン上部46をクラウン下部48に接合して冷却ギャラリー26を形成するステップは、冷却ギャラリー26の封止も行なう。固体冷却材28による充填が冷却ギャラリー26の100vol%未満である場合は、冷却ギャラリー26を開放され封止されていない状態のままにしておいて従来のオイルギャラリーとして使用してもよい。図5に示されるように、この方法は代わりに冷却ギャラリー426の底部を完全に開放された状態で残してオイルスプレーに晒されるようにすることを含み得る。
明らかに、本発明は、上記教示に照らすと多数の修正および変形が可能であり、添付の請求項の範囲の中で、具体的に記載されたものとは異なるやり方で実施し得る。

Claims (22)

  1. 内燃機関のピストンであって、
    前記ピストンは、熱伝導率を有するスチール材料で形成された本体を含み、
    前記本体は、クラウンと、前記クラウンの少なくとも一部に沿って延在する冷却ギャラリーとを含み、
    前記ピストンは、前記冷却ギャラリーの少なくとも15体積パーセント(vol%)を満たす冷却材を含み、
    前記冷却材は、前記本体の前記スチール材料の前記熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、
    前記冷却材は固体材料である、ピストン。
  2. 前記冷却材は、200℃よりも高い温度で固体のままである、請求項1に記載のピストン。
  3. 前記固体はアルミニウム系材料である、請求項2に記載のピストン。
  4. 前記冷却材は前記冷却ギャラリーの少なくとも90vol%を満たす、請求項1に記載のピストン。
  5. 前記クラウンは、前記冷却ギャラリーを画定する、上壁と、下壁と、少なくとも1つの側壁とを含み、前記冷却材は前記上壁に沿って連続して延在し、前記冷却材は、前記冷却ギャラリーの100vol%未満を満たし、空気で満たされたポケットを画定し、前記ポケットと前記上壁との間は前記冷却材によって間隔が空けられている、請求項1に記載のピストン。
  6. 前記クラウンは前記冷却ギャラリーを画定する複数の壁を含み、前記冷却材は前記壁各々に沿って連続して延在し、前記冷却材は、前記冷却ギャラリーの100vol%未満を満たし、空気で満たされたポケットを画定し、前記ポケットと前記壁各々との間は前記冷却材によって間隔が空けられている、請求項1に記載のピストン。
  7. 前記クラウンはクラウン上部とクラウン下部とを含み、前記クラウン上部は第1の外側リブと第1の内側リブとを含み、前記クラウン下部は第2の外側リブと第2の内側リブとを含み、前記外側リブは接合されて外側の側壁を形成し、前記内側リブは接合されて内側の側壁を形成し、前記側壁は前記冷却ギャラリーを画定する、請求項1に記載のピストン。
  8. 前記クラウンは、前記冷却ギャラリーを画定する複数の壁を含み、前記壁のうちの少なくとも1つは、前記冷却ギャラリーへの入口穴を含む、請求項1に記載のピストン。
  9. 前記入口穴は、前記固体冷却材、プラグ、接着剤、溶接、および蝋付けのうちの少なくとも1つによって封止される、請求項8に記載のピストン。
  10. 前記クラウンは、前記冷却ギャラリーをともに画定する、上壁と下壁と外側の側壁とを含み、前記冷却ギャラリーは、前記クラウンの前記上壁に沿い前記ピストンの中心軸を通って連続して延在する、請求項1に記載のピストン。
  11. 前記クラウンは、前記冷却ギャラリーをともに画定する、上壁と下壁と外側の側壁とを含み、前記冷却ギャラリーは開放されている、請求項1に記載のピストン。
  12. 前記本体は、中心軸を中心として周方向に延在するとともに前記中心軸に沿って長手方向に上端から下端まで延在し、
    前記本体は外面と内面とを含み、
    前記クラウンは上壁と下壁と少なくとも1つの側壁とを含み、
    前記クラウンの前記上壁、前記下壁、および前記少なくとも1つの側壁それぞれの前記内面は、前記冷却ギャラリーを画定し、
    前記クラウンの前記外面は、前記中心軸において頂点を示し、前記中心軸の周囲においてボウル形状を示し、前記ボウル形状の周囲においてボウルの縁を示し、
    前記少なくとも1つの側壁は外側の側壁を含み、
    前記外側の側壁の前記外面は、前記中心軸と反対側の方向に向いており前記中心軸を中心として周方向に延在する複数のリング溝を示し、
    前記冷却ギャラリーは前記中心軸を中心として周方向に延在し、
    前記冷却材は前記冷却ギャラリーの少なくとも50vol%を満たし、
    前記冷却材は200℃よりも高い温度で固体のままであり、
    前記本体は、前記クラウンから下方向にかつ前記中心軸を中心として周方向に延在する少なくとも1つのピンボスを含み、
    前記少なくとも1つのピンボスは、前記中心軸に対して垂直に延在するピンボアを示し、
    前記本体は、前記クラウンから下方向に延在しかつ前記中心軸を中心として周方向に延在する少なくとも1つの裾部を含み、前記少なくとも1つの裾部は前記少なくとも1つのピンボスに接合される、請求項1に記載のピストン。
  13. 内燃機関のピストンを製造する方法であって、
    熱伝導率を有するスチール材料で形成された本体を提供するステップを含み、前記本体はクラウンを冷却ギャラリーとともに含み、前記冷却ギャラリーは前記クラウンの少なくとも一部に沿って延在し、
    前記冷却ギャラリーの少なくとも15体積パーセント(vol%)を冷却材で充填するステップを含み、前記冷却材は、前記本体の前記スチール材料の前記熱伝導率よりも高い熱伝導率を有し、前記冷却材は固体材料である、方法。
  14. 前記冷却ギャラリーを充填するステップは、前記冷却ギャラリーの少なくとも90vol%を前記冷却材で充填することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記本体を提供するステップは、上壁と前記上壁から下方向に延在する一対の上側リブとを含むクラウン上部を提供することと、下壁と前記下壁から上方向に延在する一対の下側リブとを含むクラウン下部を提供することと、前記上側リブを前記下側リブに接合して前記冷却ギャラリーをその間において画定する内壁と外壁とを形成することとを含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記冷却ギャラリーを冷却材で充填するステップは、前記上側リブを前記下側リブに接合する前に、前記リブの間において前記上壁および前記下壁のうちの少なくとも一方に沿って前記冷却材を配置することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記本体を提供するステップは、前記冷却ギャラリーを前記冷却材で充填する前に、前記壁のうちの1つに入口穴を形成することを含み、
    前記冷却ギャラリーを冷却材で充填するステップは、前記上側リブを前記下側リブに接合した後に、液状の前記冷却材を前記入口穴を通して前記冷却ギャラリーの中に流し込むことを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記冷却ギャラリーへの前記入口穴を、前記固体冷却材、プラグ、接着剤、溶接、および蝋付けのうちの少なくとも1つによって封止するステップを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記本体を提供するステップは、冷却ギャラリーを画定する複数の壁を有する前記クラウンを形成するように前記スチール材料を鋳造することと、前記冷却ギャラリーを前記冷却材で充填する前に、前記冷却ギャラリーへの入口穴を前記壁のうちの1つに形成することとを含み、
    前記冷却ギャラリーを冷却材で充填するステップは、液状の前記冷却材を前記入口穴を通して前記冷却ギャラリーの中に流し込むことを含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記本体を提供するステップは、前記冷却ギャラリーを画定する上壁と下壁と少なくとも1つの側壁とをクラウンに与えることを含み
    前記本体を提供するステップはさらに、前記冷却ギャラリーへの入口穴を前記壁のうちの1つに形成し前記下壁から下向きに延在する少なくとも1つのピンボスおよび/または裾部を提供することをさらに含み、
    前記冷却ギャラリーを充填するステップは、前記上壁が前記下壁よりも下方になるように配置し、前記冷却材が前記上壁に沿って連続して延在するように液状の前記冷却材を前記入口穴を通して前記冷却ギャラリーの中に流し込むことを含む、請求項13に記載の方法。
  21. 前記本体を提供するステップは、前記冷却ギャラリーが開放されるように前記冷却ギャラリーをともに画定する上壁と内側の側壁と外側の側壁とをクラウンに与えることを含み、
    前記本体を提供するステップは、前記クラウンから下向きに延在する少なくとも1つのピンボスおよび/または裾部を提供することを含み、前記開放された冷却ギャラリーを充填するステップは、前記上壁が前記少なくとも1つのピンボスおよび/または裾部よりも下に位置するように配置し液状の前記冷却材を前記冷却ギャラリーの中に流し込むことを含む、請求項13に記載の方法。
  22. 前記本体を提供するステップは、前記スチール材料の三次元印刷を含む、請求項13に記載の方法。
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