JP2017224938A - 無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム - Google Patents

無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017224938A
JP2017224938A JP2016117979A JP2016117979A JP2017224938A JP 2017224938 A JP2017224938 A JP 2017224938A JP 2016117979 A JP2016117979 A JP 2016117979A JP 2016117979 A JP2016117979 A JP 2016117979A JP 2017224938 A JP2017224938 A JP 2017224938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
wireless communication
communication device
mfp
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016117979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6729023B2 (ja
Inventor
松原 賢士
Kenji Matsubara
賢士 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016117979A priority Critical patent/JP6729023B2/ja
Priority to US15/621,707 priority patent/US20170359776A1/en
Publication of JP2017224938A publication Critical patent/JP2017224938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6729023B2 publication Critical patent/JP6729023B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. Transmission Power Control [TPC] or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0203Power saving arrangements in the radio access network or backbone network of wireless communication networks
    • H04W52/0206Power saving arrangements in the radio access network or backbone network of wireless communication networks in access points, e.g. base stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/08Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery
    • H04W48/12Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery using downlink control channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. Transmission Power Control [TPC] or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0203Power saving arrangements in the radio access network or backbone network of wireless communication networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0617Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/16Discovering, processing access restriction or access information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. Transmission Power Control [TPC] or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】消費電力を削減することのできる無線通信装置および無線通信装置の制御プログラムを提供する。【解決手段】MFP(Multifunction Peripheral)100は、複数の携帯端末200の各々との間で中継機器を介さない直接の無線通信を行うことが可能な無線通信装置である。MFP100は、直接の無線通信のための電波を発射する無線通信部を備えている。新たな携帯端末200との間で直接の無線通信を開始する場合に、新たな携帯端末200が特定の条件を満たすか否かを判別し、特定の条件を満たすと判別した場合に新たな携帯端末200を通信維持対象とする。MFP100は、無線通信部が発射する電波であって通信維持対象である携帯端末200が受信する電波の強度が、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、無線通信部が発射する電波の強度を弱める。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置および無線通信装置の制御プログラムに関する。より特定的には、本発明は、消費電力を削減することのできる無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどがある。
近年、無線通信の技術として、Wifiダイレクトやビームフォーミングなどの技術が普及しつつある。Wifiダイレクトとは、アクセスポイントやルーターなどの中継装置を介さずに、機器同士が直接の無線通信を行う規格である。ビームフォーミングとは、送信側の機器が、受信側の機器の存在する方向に対して局所的に強い強度で、位相を最適化した電波を発射することにより、通信効率を高めた技術である。
無線通信に関する従来の技術は、たとえば下記特許文献1〜3などに開示されている。
下記特許文献1には、ワイヤレス・ネットワーク・アクセス・ポイントとの接続を確立する通信端末の最低送信電力を取得し、最低送信電力に従って、通信端末の送信電力を調整および決定する技術が開示されている。最低送信電力は、通信端末とワイヤレス・ネットワーク・アクセス・ポイントとの間の接続および通信を確実にすることが可能な最小送信電力である。
下記特許文献2には、携帯端末装置の所在位置を示す位置情報に基づいて、携帯端末装置の所在位置が使用可能エリア内の位置であるか否かを判定する携帯端末装置が開示されている。この携帯端末装置は、使用制限が設定された機能の実行に際し、所在位置が使用可能エリア内であると判定されると、認証に依らずに使用制限を解除する。
下記特許文献3には、搬送波を生成するキャリア生成部と、キャリア生成部により生成された搬送波を変調する変調信号生成部と、変調信号生成部から出力される変調信号のデューティを変えるデューティ比可変部と、デューティ比可変部により設定されたデューティを有する変調信号を増幅し、この増幅した電圧パルスによりLFアンテナを駆動するアンプ部とを備えた無線認証システムが開示されている。
特表2013−535906号公報 特開2012−085121号公報 特開2008−219509号公報
従来、ビームフォーミング機能を有していないMFPがWifiダイレクトで携帯端末と無線通信を行う場合、MFPは、無線通信のための電波を一定の強度で発射していた。このため、MFPと無線通信を行う可能性が高い携帯端末がMFPの付近に存在しないときや、無線通信の対象となる携帯端末がMFPから受信する電波の強度が十分に高いときなどには、消費電力の無駄が生じていた。
また従来、ビームフォーミング機能を有しているMFPがWifiダイレクトで携帯端末と無線通信を行う場合、MFPは、MFPの付近に存在する全ての携帯端末に対して無条件にビームフォーミングを行っていた。このため、MFPの付近に存在する携帯端末がMFPと無線通信を行う可能性の低いものである場合や、無線通信の対象となる携帯端末がMFPから受信する電波の強度が既に十分に高いときなどには、消費電力の無駄が生じていた。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、消費電力を削減することのできる無線通信装置および無線通信装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う無線通信装置は、複数の通信機の各々との間で中継機器を介さない直接の無線通信を行うことが可能な無線通信装置であって、直接の無線通信のための電波を発射する発射装置と、複数の通信機の一つである新たな通信機との間で直接の無線通信を開始する場合に、新たな通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する判別手段と、新たな通信機が特定の条件を満たすと判別手段にて判別した場合に、新たな通信機を通信維持対象とする対象決定手段と、発射装置にて発射する電波であって通信維持対象である通信機が受信する電波の強度が、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、発射装置にて発射する電波の強度を弱める調整手段とを備える。
上記無線通信装置において好ましくは、調整手段は、通信維持対象ではない通信機が受信した電波の強度を示す情報に基づいて、発射装置にて発射する電波の強度を調整しない。
上記無線通信装置において好ましくは、新たな通信機を通じて無線通信装置でジョブを実行した履歴である使用履歴を取得する第1の情報取得手段をさらに備え、判別手段は、使用履歴に基づいて、新たな通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する。
上記無線通信装置において好ましくは、各種データを保持する記憶装置をさらに備え、判別手段は、記憶装置が保持している通信機のユーザーに関するデータの項目の数に基づいて、通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する。
上記無線通信装置において好ましくは、通信維持対象である通信機が所定の通信範囲外に存在する場合、通信維持対象である通信機を通信維持対象から外す対象解除手段をさらに備える。
上記無線通信装置において好ましくは、通信維持対象である通信機の位置を示す情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、対象解除手段は、位置情報取得手段にて取得した情報が示す位置が所定の通信範囲外に存在する場合、通信維持対象である通信機を通信維持対象から外す。
上記無線通信装置において好ましくは、所定の通信範囲は、無線通信機器が設置されている位置を基準として設定される。
上記無線通信装置において好ましくは、通信維持対象である通信機のユーザーの、無線通信装置が設置された部屋の入室および退室の情報を取得する入退室情報取得手段をさらに備え、対象解除手段は、入室および退室の情報に基づいて、通信維持対象である通信機のユーザーが無線通信装置の設置部屋から退出した場合、通信維持対象である通信機を通信維持対象から外す。
上記無線通信装置において好ましくは、所定の通信範囲内に通信維持対象である通信機が全く存在しない場合、発射装置にて発射する電波の強度を最小にする最小調整手段をさらに備える。
上記無線通信装置において好ましくは、通信維持対象である通信機のユーザーの、無線通信装置が設置された部屋の入室および退室の情報を取得する入退室情報取得手段をさらに備え、最小調整手段は、入室および退室の情報に基づいて、通信維持対象である通信機の全てのユーザーが無線通信装置の設置部屋から退室した場合、発射装置にて発射する電波の強度を最小にする。
上記無線通信装置において好ましくは、最小調整手段は、通信維持対象である通信機の全てのユーザーが無線通信装置の設置部屋から退室した場合、発射装置による電波の発射を停止させる。
上記無線通信装置において好ましくは、最小調整手段にて発射装置による電波の発射を停止させた後で、入室および退室の情報に基づいて、複数の通信機のうちいずれかのユーザーが無線通信装置の設置部屋に入室した場合、発射装置による電波の発射を再開させる再開手段をさらに備える。
上記無線通信装置において好ましくは、調整手段は、発射装置にて発射した電波であって通信維持対象である通信機が受信した電波の強度を示す情報を、通信維持対象である通信機から取得する強度取得手段と、強度取得手段にて取得した情報に基づいて、発射装置にて発射した電波であって通信維持対象である通信機が受信した電波の強度が、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、発射装置にて発射する電波の強度を弱める強度調整手段とを含む。
上記無線通信装置において好ましくは、調整手段は、通信維持対象である通信機が存在する方向に発射装置が発射する電波の強度を局所的に強くする。
上記無線通信装置において好ましくは、調整手段は、発射装置が発射する電波の強度を全方向で一律に調整する。
上記無線通信装置において好ましくは、複数の通信機のうちいずれかから受け付けた実行指示に基づいて、画像を形成する画像形成手段をさらに備える。
本発明の一の局面に従う無線通信装置の制御プログラムは、複数の通信機の各々との間で中継機器を介さない直接の無線通信を行うことが可能な無線通信装置の制御プログラムであって、無線通信装置は、直接の無線通信のための電波を発射する発射装置を備え、制御プログラムは、複数の通信機の一つである新たな通信機との間で直接の無線通信を開始する場合に、新たな通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する判別ステップと、新たな通信機が特定の条件を満たすと判別ステップにて判別した場合に、新たな通信機を通信維持対象とする対象決定ステップと、発射装置にて発射した電波であって通信維持対象である通信機が受信した電波の強度が、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、発射装置にて発射する電波の強度を弱める調整ステップとをコンピューターに実行させる。
本発明によれば、消費電力を削減することのできる無線通信装置および無線通信装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの概略的な構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における携帯端末200の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるサーバー300の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態においてMFP100の記憶装置104に記憶されているユーザー情報テーブル121の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における無線通信部122が発射する電波の強度の調整方法の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第4の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第5の図である。 本発明の第1の実施の形態において、操作パネル108の表示部DPに表示される接続エリアの設定を受け付ける画面を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの第1の部分である。 本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの第2の部分である。 図14の通信維持対象判別処理(S115)のサブルーチンである。 本発明の第2の実施の形態においてサーバー300の記憶装置304に記憶されている入退室テーブル321の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの第1の部分である。 本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの第2の部分である。 本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。 本発明の第3の実施の形態における無線通信部122が発射する電波の強度の調整方法の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの第1の部分である。 本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの第2の部分である。 本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。 本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。 本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。 本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの前半部分である。 本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートの後半部分である。
以下の実施の形態では、無線通信装置がMFPである場合について説明する。無線通信装置は、MFPの他、ファクシミリ装置、複写機、またはプリンターなどのMFP以外の画像形成装置であってもよい。また無線通信装置は、複数の携帯端末の各々との間で中継機器を介さない直接の無線通信を行うことが可能なものであればよく、PC(Personal Computer)、モバイル端末、または家電機器などであってもよい。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成システムの概略的な構成を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成システムは、複数のMFP100(無線通信装置の一例)と、複数の携帯端末200(複数の通信機の一例)と、サーバー300と、複数のPC400とを備えている。複数のMFP100と、複数の携帯端末200、サーバー300、および複数のPC400の各々とは、ネットワークNTを通じて相互に接続されており、相互に通信を行う。
ネットワークNTは、たとえば有線または無線のLAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたものである。ネットワークNTは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルを用いて各種機器を接続する。ネットワークNTに接続された機器は、お互いに各種データのやり取りが可能となっている。ネットワークNTにはアクセスポイントAPが設けられている。ネットワークに接続された2つの機器が無線通信を行う場合、それらの機器はアクセスポイントAPを通じて無線通信を行うことが可能である。なお、画像形成システムは、ネットワークNTに接続された上述以外の機器を備えていてもよい。
複数のMFP100の各々と複数の携帯端末200の各々とは、上述のネットワークNTを通じた通信に加えて、Wifiダイレクトなどの規格を用いて、アクセスポイントAPなどの中継機器を介さない直接の無線通信を相互に行うことが可能である。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の構成を示すブロック図である。
図2を参照して、MFP100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、記憶装置104と、ネットワークI/F105と、プリント処理部106と、画像処理部107と、操作パネル108と、スキャナー部109と、ユーザー認証部110などを含んでいる。CPU101には、ROM102、RAM103、記憶装置104、ネットワークI/F105、プリント処理部106、画像処理部107、操作パネル108、スキャナー部109、およびユーザー認証部110の各々がバスを介して接続されている。
CPU101は、スキャンジョブ、コピージョブ、メール送信ジョブ、およびプリントジョブなどの各種ジョブについて、MFP100全体の制御を行う。またCPU101は、ROM102に記憶された制御プログラムを実行する。
ROM102は、たとえばフラッシュROMである。ROM102には、MFP100の動作を行うための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM102は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM103は、CPU101のメインメモリである。RAM103は、CPU101が制御プログラムを実行するときに必要なデータや画像データを一時的に記憶するためなどに用いられる。RAM103は、MFP100が実行するジョブに関してユーザーから受け付けた設定を一時的に記憶する。
記憶装置104は、たとえばHDD(Hard Disk Drive)よりなっており、ユーザー情報テーブル121(図5)、MFPが設置されている位置の情報、またはMFP100の動作に関わる各種データなどを記憶する。
ネットワークI/F105は、CPU101からの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、ネットワークNTに接続された機器との通信を行う。ネットワークI/F105は、無線通信部122(発射装置の一例)を含んでいる。無線通信部122は、携帯端末200との間で直接の無線通信を行う。無線通信部122は、直接の無線通信のための電波を発射し、携帯端末200から送信された直接の無線通信のための電波を受信する。
なお、特に断りの無い限り、無線通信部122は、特定の携帯端末200が存在する方向に対して局所的に強い強度で電波を発射する機能であるビームフォーミング機能を有しているものとする。
プリント処理部106は、複数の携帯端末のうちいずれかから受け付けた印刷ジョブの実行指示に従って、画像処理部107にて処理された画像データに基づいて用紙などへ画像を形成するプリント処理を行う。
画像処理部107は、複数の携帯端末のうちいずれかから受け付けた印刷ジョブの実行指示に従って、印刷データに対するRIP(Raster image processing)処理や、データを外部へ送信する際にそのデータの形式を変換する変換処理などを行う。
操作パネル108は、タッチパネルディスプレイなどからなる表示部と、ハードウェアキーおよびタッチパネルディスプレイに表示されたソフトウェアキーなどからなる入力部とを含んでいる。操作パネル108は、MFP100が実行するジョブに関する設定をユーザーから受け付ける。操作パネル108は、MFP100に関する各種設定項目やメッセージなどをユーザーに対して表示する。操作パネル108は、NFC(Near Field Radio Communication)機能を有していてもよい。
スキャナー部109は、原稿画像の読み取りを行う。
ユーザー認証部110は、各ユーザーが所持するID(Identification)カードに記憶されているユーザーID、操作パネル108または携帯端末200から入力されたユーザーIDおよびパスワード、または携帯端末200のIPアドレスなどに基づいて、ユーザーを認証し、認証したユーザーにMFP100の使用を許可する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における携帯端末200の構成を示すブロック図である。
図3を参照して、携帯端末200は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、記憶装置204と、無線通信部205と、操作部206と、表示部207と、GPS(Global Positioning System)情報取得部208とを含んでいる。CPU201には、ROM202、RAM203、記憶装置204、無線通信部205、操作部206、表示部207、およびGPS情報取得部208の各々がバスを介して接続されている。
CPU201は、携帯端末200全体の制御を行う。またCPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムを実行する。
ROM202は、たとえばフラッシュROMである。ROM202には、携帯端末200の動作を行うための各種プログラムなどが格納されている。
RAM203は、CPU201のメインメモリである。RAM203は、CPU201が制御プログラムを実行するときに必要なデータを一時的に記憶するためなどに用いられる。
記憶装置204は、たとえばHDDよりなっており、各種データを記憶する。
無線通信部205は、MFP100との間で直接の無線通信を行う。無線通信部205は、直接の無線通信のための電波を発射し、MFP100から送信された直接の無線通信のための電波を受信する。
操作部206は、ユーザーから携帯端末200に関する各種指示を受け付ける。
表示部207は、携帯端末200に関する各種情報を表示する。
GPS情報取得部208は、GPSシステムを利用して携帯端末200の位置を示す情報(位置情報)を取得する。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるサーバー300の構成を示すブロック図である。
図4を参照して、サーバー300は、MFP100が設置された部屋の入退室管理を行う。サーバー300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、記憶装置304と、ネットワークI/F305と、操作部306と、表示部307などを含んでいる。CPU301には、ROM302、RAM303、記憶装置304、ネットワークI/F305、操作部306、および表示部307の各々がバスを介して接続されている。
CPU301は、サーバー300全体の制御を行う。またCPU301は、ROM302に記憶された制御プログラムを実行する。
ROM302は、たとえばフラッシュROMである。ROM302には、サーバー300の動作を行うための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM302は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM303は、CPU301のメインメモリである。RAM303は、CPU301が制御プログラムを実行するときに必要なデータや画像データを一時的に記憶するためなどに用いられる。RAM303はCPU301のキャッシュメモリ領域を有していてもよい。
記憶装置304は、たとえばHDDよりなっており、入退室テーブル321などのサーバー300の動作に関わる各種データなどを記憶する。
ネットワークI/F305は、CPU301からの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、ネットワークNTを介してMFP100との通信を行う。
操作部306は、ユーザーからサーバー300に関する各種指示を受け付ける。
表示部307は、サーバー300に関する各種情報を表示する。
図5は、本発明の第1の実施の形態においてMFP100の記憶装置104に記憶されているユーザー情報テーブル121の一例を示す図である。
図5を参照して、ユーザー情報テーブル121は、MFP100のユーザーに関する情報が記載されたテーブルである。ユーザー情報テーブルは、ユーザーが記載される項目と、ユーザーが所持する携帯端末が記載される項目と、ユーザーが所持する携帯端末の接続エリア(所定の通信範囲の一例)が記載される項目と、ユーザーに関連づけられた記憶装置104内の記憶領域(ボックス)が記載される項目と、ユーザーのファクシミリの送信アドレスが記載される項目と、ユーザーが携帯端末を通じてMFP100でジョブを実行した履歴である使用履歴が記載される項目とを含んでいる。使用履歴としては、新しい方から最大で4つの履歴が記載されている。
ユーザー情報テーブル121によれば、たとえば「ユーザーA」は、「携帯端末A」という携帯端末を所持しており、記憶装置104内に「BOX_A」という記憶領域を有しており、記憶装置104内に「FAX_アドレスA」というファクシミリの送信アドレスが登録されている。また「ユーザーA」は、4つの履歴を有しており、最新の使用履歴は「2016年3月14日」に実行したプリントジョブである。
ユーザーA、ユーザーB、ユーザーCは、記憶装置104内に記憶領域を有しており、記憶装置104内にファクシミリの送信アドレスが登録されている。一方、ユーザーD、ユーザーE、およびユーザーFは、記憶装置104内に記憶領域を有しておらず、記憶装置104内にファクシミリの送信アドレスが登録されていない。また、特に断りの無い限り、全てのユーザーの携帯端末に対して、MFP100の設置された位置を基準として「右側に30m、左側に20m、前側に30m、後側に10m」という同一の接続エリアが設定されているものとする。
ユーザー情報テーブル121は、ユーザーのメールアドレスが記載される項目をさらに含んでいてもよい。携帯端末、接続エリア、ボックス、ファクシミリの送信アドレス、およびメールアドレスなどの情報は、ユーザーまたはMFP100の管理者などによって予め登録される。MFP100の使用履歴は、ジョブが実行されたタイミングでCPU101によって更新される。
なお、ユーザー情報テーブル121は、サーバー300の記憶装置304に記憶されていてもよい。
続いて、本実施の形態におけるMFP100の動作について、図6〜図11を用いて説明する。
MFP100は、複数の携帯端末の一つである新たな携帯端末との間で直接の無線通信を開始する場合に、新たな携帯端末が特定の条件を満たすか否かを判別する。MFP100は、新たな携帯端末が特定の条件を満たすと判別した場合に、新たな携帯端末を通信維持対象とする。MFP100は、無線通信部122が発射した電波であって通信維持対象である携帯端末が受信した電波の強度が、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、無線通信部122が発射する電波の強度を弱める。
以降の説明は、図1に示す画像形成システムの複数のMFP100のうち特定の1つのMFP100の動作に関するものである。図1に示す画像形成システムの複数のMFP100の各々は、以降の説明と同様の動作を行う。
また、以降の説明における携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fの各々は、図5に示すユーザー情報テーブル121における「携帯端末A」、「携帯端末B」、「携帯端末C」、「携帯端末D」、「携帯端末E」、および「携帯端末F」の各々に対応するものである。
また、図6、図7、図9〜11、図17〜図19、図22、図24、図25、および図28〜図30では、図1に示す画像形成システムを構成する一部の機器のみが示されている。
さらに、範囲RA1、RA2、RA3、RA4、R11、R12、R21、R22、R23、R31、およびR32の各々は、通信が途切れない範囲を概念的に示したものであり、障害物の存在による電波の減衰などのを考慮しておらず、実際のものとは異なっている。
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。
図6を参照して、携帯端末200aを所持するユーザーAは、矢印AR1で示すようにMFP100に接近し、MFP100および携帯端末200aの各々が通信可能な状態となる。MFP100は、携帯端末200aとの直接の無線通信DWを開始する。MFP100は、携帯端末200aから必要な情報を取得し、取得した情報に基づいてユーザーAの認証処理を行う。
なお、MFP100と携帯端末200aとが直接の無線通信DWを開始した時点では、MFP100は、携帯端末200a以外の携帯端末200b、200c、200d、200e、および200fとは直接の無線通信を行っておらず、通信維持対象である携帯端末は存在しない。MFP100は、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態では、電波の強度を最小値に設定する。この場合、通信が途切れない範囲は、最小である範囲RA1となる。
通信が途切れない範囲とは、携帯端末200がその範囲内に存在する場合に、無線通信部122が発射した電波であって携帯端末200が受信した電波の強度が、MFP100と携帯端末200との直接の無線通信を維持可能なレベルとなる範囲である。
図5および図6を参照して、ユーザーAの認証に成功すると、MFP100は、ユーザー情報テーブル121から携帯端末Aの接続エリアに関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、携帯端末200aに接続エリアCAを設定する。接続エリアCAとは、通信維持対象である携帯端末を通信維持対象から外す基準となる範囲である。ここでは、携帯端末200aは、接続エリアCA内に存在しているものとする。
次にMFP100は、携帯端末200aが特定の条件を満たすか否かを判別する。MFP100は、携帯端末Aが特定の条件を満たすと判別した場合に、携帯端末200aを通信維持対象とする。特定の条件は、対象となる携帯端末がMFP100との間で必要な通信を行う可能性が高いか否かという観点で設定される条件である。
特定の条件は、現在から一定期間以内(たとえば3ヶ月以内)に、携帯端末Aを通じてMFP100でジョブが実行されたことであってもよい。この場合、MFP100は、ユーザーAの使用履歴をユーザー情報テーブル121から取得し、使用履歴に基づいて、現在から一定期間以内に、携帯端末Aを通じてMFP100でジョブが実行されたか否かを判別する。MFP100は、現在から一定期間以内にジョブが実行されたと判別した場合、携帯端末200aを通信維持対象とする。ジョブの実行頻度が高い携帯端末200は、MFP100との間で必要な通信を行う可能性が高いと推測されるためである。
判断基準となる一定期間については、操作パネル108を通じて変更可能であってもよい。たとえば現在から24時間前までの期間にユーザーがジョブを実行している場合に、そのユーザーの携帯端末を通信維持対象としてもよいし、たとえば現在から3日前までの期間にユーザーがジョブを実行している場合に、そのユーザーの携帯端末を通信維持対象としてもよい。
また特定の条件は、記憶装置104が保持しているユーザーAに関するデータの項目の数であってもよい。この場合、MFP100は、記録装置104内にユーザーAに関連づけられたボックスが存在するか否かの情報と、記録装置104内にユーザーAのファクシミリの送信アドレスが登録されているか否かの情報と、記録装置104内にユーザーAのメールアドレスが登録されているか否かの情報とをユーザー情報テーブル121から取得する。MFP100は、記憶装置104が保持しているユーザーAに関するデータの項目が所定数(ここでは2個)以上である場合、携帯端末200aを通信維持対象とする。所有者であるユーザーに関する多数のデータが記憶装置104に保持されている携帯端末200は、MFP100との間で必要な通信を行う可能性が高いと推測されるためである。
たとえば、記録装置104内にユーザーAに関連づけられたボックスが存在し、記録装置104内にユーザーAのファクシミリの送信アドレスが登録されており、記録装置104内にユーザーAのメールアドレスが登録されていない場合には、記憶装置104が保持しているユーザーAに関するデータの項目が2個であるため、携帯端末200aは通信維持対象とされる。また、記録装置104内にユーザーAに関連づけられたボックスが存在せず、記録装置104内にユーザーAのファクシミリの送信アドレスが登録されており、記録装置104内にユーザーAのメールアドレスが登録されていない場合には、記憶装置104が保持しているユーザーAに関するデータの項目が1個であるため、携帯端末200aは通信維持対象とされない。
さらに、特定の条件は、上記2つの条件の両方であってもよい。この場合、MFP100は、上記2つの条件の少なくとも1つを満たす場合に、携帯端末200aを通信維持対象としてもよい。
図5に示すユーザー情報テーブル121によれば、携帯端末200a、200b、および200cの各々は、所持するユーザーに関連づけられた記憶装置104内の記憶領域が存在し、所持するユーザーのファクシミリの送信アドレスが登録されており、所持するユーザーが現在から一定期間以内に、携帯端末を通じてMFP100でジョブを実行している。また、携帯端末200dは、所持するユーザーが現在から一定期間以内に、携帯端末を通じてMFP100でジョブを実行している。したがって、MFP100は、携帯端末200a、200b、200c、および200dの各々が、MFP100との間で必要な無線通信を行う可能性が高いと判断し、携帯端末200a、200b、200c、および200dの各々を通信維持対象とする。
一方、携帯端末200eおよび200fの各々は、所持するユーザーに関連づけられた記憶装置104内の記憶領域が存在せず、所持するユーザーのファクシミリの送信アドレスが登録されておらず、所持するユーザーが現在から一定期間以内に、携帯端末を通じてMFP100でジョブを実行していない。したがって、MFP100は、携帯端末200eおよび200fの各々が、MFP100との間で必要な無線通信を行う可能性が低いと判断し、携帯端末200eおよび200fの各々を通信維持対象としない。
次にMFP100は、通信維持対象である携帯端末200aから、電波の強度の情報を取得する。電波の強度の情報とは、無線通信部122が発射した電波であって携帯端末200aが受信した電波の強度の情報である。続いてMFP100は、取得した電波の強度の情報に基づいて、無線通信部122が発射する電波であって携帯端末200aが受信する電波の強度が、MFP100と携帯端末200aとの直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベル(直接の無線通信を維持可能な所定の範囲の一例)となるように、無線通信部122が発射する電波の局所的な強度を調整する。MFP100は、電波の強度の情報を取得する処理と、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する処理とを次の方法で繰り返すことにより、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する。
またMFP100は、通信維持対象である携帯端末200aから、携帯端末200aの位置の情報を取得する。通信維持対象である携帯端末200aからの位置情報の取得は、以後定期的に行われる。
図7は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。図8は、本発明の第1の実施の形態における無線通信部122が発射する電波の強度の調整方法の一例を示す図である。
図7および図8を参照して、レベルLV1を超えレベルLV2を下回る範囲は、MFP100と携帯端末200との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルを示している。言い換えれば、レベルLV1は、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲の下限値であり、レベルLV2は、直接の無線通信を維持可能な所定の範囲の上限値である。
MFP100が、通信維持対象である携帯端末200aから、1回目の電波の強度の情報を取得した時は、MFP100と携帯端末200aとの距離が大きく、携帯端末200aは範囲RA1の外に存在している場合が多い。このため、MFP100が1回目に取得した電波の強度は、直接の無線通信を維持可能なレベルであるレベルLV1よりも弱く、直接の無線通信が途切れる可能性のあるレベルである場合が多い。MFP100は、取得した電波の強度がレベルLV1よりも弱い場合には、携帯端末200aが受信する電波の強度がレベルLV1を超えるように、携帯端末200aに対して十分に強い電波の強度でビームフォーミングを行う。ビームフォーミングを行う方向は、携帯端末200aの位置情報に基づいて設定される。
MFP100が携帯端末200aに対してビームフォーミングを行うと、携帯端末200aの方向の電波の強度が局所的に強くなり、携帯端末200aが受信する電波の強度は飛躍的に増加する。通信が途切れない範囲は、携帯端末200aの方向に局所的に広がり、範囲RA1から範囲RA2に変化する。MFP100が2回目に取得する電波の強度は、レベルLV2よりも強くなる。MFP100は、取得した電波の強度がレベルLV2よりも強い場合には、携帯端末200aが受信する電波の強度がレベルLV2を下回るように、携帯端末200aに対してビームフォーミングする電波の強度を弱める。
MFP100が携帯端末200aに対してビームフォーミングする電波の強度を弱めると、携帯端末200aが受信する電波の強度は弱くなる。しかし、MFP100が3回目に取得する電波の強度は、レベルLV2よりも依然として強い。MFP100は、携帯端末200aが受信する電波の強度がレベルLV2を下回るように、携帯端末200aに対してビームフォーミングする電波の強度をさらに弱める。
MFP100が携帯端末200aに対してビームフォーミングする電波の強度をさらに弱めると、携帯端末200aが受信する電波の強度はさらに弱くなる。このため、MFP100が4回目に取得する電波の強度は、レベルLV1を超えレベルLV2を下回る。MFP100は、取得した電波の強度がレベルLV1を超えレベルLV2を下回る場合には、携帯端末200aに対してビームフォーミングする電波の強度を維持する。通信が途切れない範囲は、携帯端末200aの方向の範囲が狭まり、範囲RA2から範囲RA3に変化する。
図9は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。
図9を参照して、携帯端末200bを所持するユーザーBは、矢印AR2で示すようにMFP100に接近し、MFP100と携帯端末200bとが通信可能な状態となる。MFP100は、携帯端末200bとの直接の無線通信DWを開始し、ユーザーBの認証処理を行い、携帯端末200bに接続エリアCAを設定する。MFP100は、携帯端末200bが特定の条件を満たすか否かを判別し、携帯端末200bを通信維持対象とする。MFP100は、携帯端末200aと同様の方法で、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する(ビームフォーミングする電波の強度を弱める)。その結果、通信が途切れない範囲は、携帯端末200bの方向に局所的に広がり、範囲RA3から範囲RA4に変化する。
同様に、携帯端末200fを所持するユーザーFは、矢印AR3で示すようにMFP100に接近し、MFP100と携帯端末200fとが通信可能な状態となる。MFP100は、携帯端末200fとの直接の無線通信DWを開始し、ユーザーFの認証処理を行い、携帯端末200fに接続エリアCAを設定する。MFP100は、携帯端末200fが特定の条件を満たすか否かを判別し、携帯端末200fを通信維持対象としない。MFP100は、通信維持対象ではない携帯端末200fが受信した電波の強度を示す情報に基づいて、無線通信部122が発射する電波の強度を調整しない。その結果、MFP100と携帯端末200fとの直接の無線通信DWは、途切れる可能性のある状態となる。通信が途切れない範囲は、範囲RA4のままとなる。なお、携帯端末200fが範囲RA4内に存在する場合には、携帯端末200fが受信する電波の強度は、MFP100との直接の無線通信を維持可能なレベルとなる。
通信維持対象としない携帯端末200eおよび200fが受信する電波が弱くても携帯端末200eおよび200fの各々との間の通信が維持されることを避けるため、通信維持対象ではない携帯端末200eおよび200fについては、MFP100側で直接の無線通信DWを遮断してもよい。MFP100は、通信維持対象としない携帯端末200eおよび200fとの間の直接の無線通信DWを遮断するか否かの設定を、MFP100の管理者などから事前に受け付けてもよい。
図10は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第4の図である。
図10を参照して、携帯端末200aを所持するユーザーAは、矢印AR4で示すように接続エリアCAの外に移動する。MFP100は、通信維持対象である携帯端末200aが接続エリアCAの外に存在することを検知すると、携帯端末200aを通信維持対象から外し、携帯端末200aへ向けてのビームフォーミングをオフする。これにより、MFP100と携帯端末200aとの間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。その結果、通信が途切れない範囲は局所的に狭まり、範囲RA4から範囲RA5に変化する。MFP100は、携帯端末200aが接続エリアCAの外に存在することを、携帯端末200aの位置情報に基づいて検知してもよいし、携帯端末200aが受信する電波の強度に基づいて検知してもよい。
図11は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第5の図である。
図11を参照して、携帯端末200dを所持するユーザーBは、矢印AR5で示すように接続エリアCAの外に移動する。MFP100は、携帯端末200bが接続エリアCAの外に存在することを検知すると、携帯端末200bを通信維持対象から外し、携帯端末200bへ向けてのビームフォーミングをオフする。これにより、MFP100と携帯端末200bとの間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。その結果、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態となり、MFP100は電波の強度を最小値に設定する。通信が途切れない範囲は、範囲RA5から範囲RA1に変化する。
なお、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態では、MFP100は電波を停止してもよい(言い換えれば、電波の出力の最小値をゼロとしてもよい)。携帯端末200fは通信維持対象ではないため、MFP100と携帯端末200fとの直接の無線通信DWの存在や携帯端末200fの位置は、無線通信部122が発射する電波の強度に影響を及ぼさない。
ユーザー情報テーブル121に登録された携帯端末の各々に対して、異なる範囲の接続エリアが設定されてもよい。この場合、MFP100は、携帯端末の各々についての接続エリアの設定を、たとえば次の方法で受け付けてもよい。
図12は、本発明の第1の実施の形態において、操作パネル108の表示部DPに表示される接続エリアの設定を受け付ける画面を模式的に示す図である。
図12を参照して、操作パネル108は、複数のハードウェアキーHKと、タッチパネル式の表示部DPとを含んでいる。MFP100は、所定の操作を受け付けると、接続エリア(端末接続の可能範囲)の設定を求めるメッセージと、MFP100の上面図および正面図と、ソフトウェアキーである「OK」キーKYなどを表示部DPに表示する。上面図および正面図には、MFP100を中心とする前後、左右、および上下の接続エリア(MFPの位置から接続エリアCAの境界までの距離)が矢印で示される。MFP100は、表示部DP上でピンチイン操作やピンチアウト操作などを受け付けると、受け付けた操作に従って前後、左右、または上下の接続エリアを拡大または縮小する。MFP100は、キーKYが押下された場合に、接続エリアを確定し、携帯端末に関連づけてユーザー情報テーブル121に登録する。
接続エリアの設定は、携帯端末200のユーザーやMFP100の管理者などによって行われる。
図13および図14は、本発明の第1の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。
図13を参照して、CPU101は、携帯端末との直接の無線通信を開始すると(S101)、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されているか否かを判別する(S103)。
ステップS103において、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されていると判別した場合(S103でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末に関連づけられた接続エリアがユーザー情報テーブル121に登録されているか否かを判別する(S105)。
ステップS105において、通信相手の携帯端末に関連づけられた接続エリアがユーザー情報テーブル121に登録されていると判別した場合(S105でYES)、CPU101は、登録されている接続エリアを設定し(S107)。ステップS111の処理へ進む。
ステップS105において、通信相手の携帯端末に関連づけられた接続エリアがユーザー情報テーブル121に登録されていないと判別した場合(S105でNO)、CPU101は、MFP100を中心とするデフォルトの接続エリアを設定し(S109)。ステップS111の処理へ進む。
ステップS111において、CPU101は、通信相手の携帯端末との直接の無線接続が維持されているか否かを判別する(S111)。
ステップS111において、通信相手の携帯端末との直接の無線接続が維持されていると判別した場合(S111でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末から電波の強度および位置情報を受信し(S113)、後述する通信維持対象判別処理を行う(S115)。続いてCPU101は、通信維持対象判別処理の結果、通信相手の携帯端末が通信維持対象とされたか否かを判別する(S117)。
ステップS117において、通信相手の携帯端末が通信維持対象とされたと判別した場合(S117でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末へのビームフォーミングをオンする(S119)、続いてCPU101は、通信相手の携帯端末との通信が途切れない最低限のレベルに、通信相手の携帯端末に対するビームフォーミングの電波の強度を弱め(S121)、図14のステップS125の処理へ進む。
ステップS103において、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されていないと判別した場合(S103でNO)、ステップS111において、通信相手の携帯端末との直接の無線接続が維持されていないと判別した場合(S111でNO)、またはステップS117において、通信相手の携帯端末が通信維持対象とされないと判別した場合(S117でNO)、CPU101は、通信相手の携帯端末に対するビームフォーミングを行わず(S123)、処理を終了する。
図14を参照して、ステップS125において、CPU101は、通信相手の携帯端末が接続エリア外に出たか否かを判別する(S125)。
ステップS125において、通信相手の携帯端末が接続エリア外に出ないと判別した場合(S125でNO)、CPU101は、通信相手の携帯端末との通信が遮断されたか否かを判別する(S129)。
ステップS129において、通信相手の携帯端末との通信が遮断されないと判別した場合(S129でNO)、CPU101は、ステップS125の処理へ進む。
ステップS125において、通信相手の携帯端末が接続エリア外に出たと判別した場合(S125でYES)、またはステップS129において、通信相手の携帯端末との通信が遮断されたと判別した場合(S129でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末を通信維持対象から外し(S127)、通信相手の携帯端末へのビームフォーミングをオフする(S131)。次にCPU101は、通信維持対象である他の携帯端末が存在するか否かを判別する(S133)。
ステップS133において、通信維持対象である他の携帯端末が存在すると判別した場合(S133でYES)、CPU101は、処理を終了する。
ステップS133において、通信維持対象である他の携帯端末が存在しないと判別した場合(S133でNO)、CPU101は、電波の強度を最小値まで弱め(S135)、処理を終了する。なお、ステップS135において、CPU101は電波の発射を停止してもよい。
図15は、図14の通信維持対象判別処理(S115)のサブルーチンである。
図15を参照して、通信維持対象判別処理において、CPU101は、通信相手の携帯端末のユーザーに関する情報を取得し(S151)、一定期間内にMFP100で実行したジョブが存在するか否かを判別する(S153)。
ステップS153において、一定期間内にMFP100で実行したジョブが存在しないと判別した場合(S153でNO)、CPU101は、MFP100内にボックスまたはファクシミリの送信アドレスがあるか否かを判別する(S155)。
ステップS153において、一定期間内にMFP100で実行したジョブが存在すると判別した場合(S153でYES)、またはステップS155において、MFP100内にボックスまたはファクシミリの送信アドレスがあると判別した場合(S155でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末を通信維持対象とし(S157)、リターンする。
ステップS155において、MFP100内にボックスおよびファクシミリの送信アドレスのいずれも無いと判別した場合(S155でNO)、CPU101は、通信相手の携帯端末を通信維持対象とせず(S159)、リターンする。
本実施の形態によれば、MFPは、MFPとの間で必要な通信を行う可能性が高い携帯端末に向けてビームフォーミングを行いつつ、その携帯端末との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルまで、その携帯端末に対してビームフォーミングする電波の強度を弱める。これにより、MFPの消費電力を低減することができる。
また、携帯端末が登録されているか否か、携帯端末を通じて最近ジョブが実行されたか否か、携帯端末のユーザーに関する情報が記憶されているか否か、または携帯端末が接続エリア内に存在しているかなどに基づいて、携帯端末がMFPとの間で必要な通信を行う可能性が高いか否かを判断するので、ビームフォーミングを行う対象を適切に決定することができる。
また、通信維持対象とされなかった携帯端末や、MFPから離れて行った携帯端末などの、接続エリア外に出た携帯端末などの、MFPとの間で必要な通信を行う可能性が低い携帯端末に対してはビームフォーミングを行わないので、無線通信部が発射する電波の強度を低減することができ、消費電力を低減することができる。また、制限台数のあるMFPが、直接の無線通信を同時に行うことのできる携帯端末の台数に制限がある場合に、制限された台数を有効に利用することができる。
さらに、MFPとの間で必要な通信を行う可能性が高い携帯端末が存在しない場合には、無線通信部が発射する電波の強度が最小値にされるので、消費電力を低減することができる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、MFP100が入退室システムと連動する場合について説明する。各ユーザーに接続エリアは設定されていない。
図16は、本発明の第2の実施の形態においてサーバー300の記憶装置304に記憶されている入退室テーブル321の一例を示す図である。図17は、本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。
図16および図17を参照して、入退室テーブル321は、MFP100のユーザーの入退室履歴を記載したものである。入退室履歴は、部屋RMに入室した日時および部屋RMを退室した日時を含む。サーバー300は、入退室システムであり、入退室テーブル321を用いて部屋RMの入退室管理を行う。携帯端末200のユーザーは、ドアDRから部屋RMに入室する際に、ドアDRに設けられたセンサー(図示無し)に自らのIDカードを接近させるなどの方法で、入室操作を行う。サーバー300は、センサーを通じてユーザーのIDを取得し、そのユーザーの入室した日時を入退室テーブル321に記録する。また、携帯端末200のユーザーは、ドアDRから部屋RMを退室する際に、センサーSEに自らのIDカードを接近させるなどの方法で、退室操作を行う。サーバー300は、センサーを通じてユーザーのIDを取得し、そのユーザーの退室した日時を入退室テーブル321に記録する。
MFP100は、入退室テーブル321に記録された入退室履歴をサーバー300から取得する。NFP100は、入室日時と退室日時とのいずれが後の日時か(新しいか)に基づいて、各ユーザーが入室中であるか退室中であるかを判断することが可能である。MFP100は、任意の時間が経過する度に入退室テーブル321に記録された全てのユーザーの入退室履歴を取得してもよいし、入退室テーブル321が更新される度に更新された入退室履歴を取得してもよい。
図17を参照して、全ての携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fのユーザーは部屋RMに入室中であり、全ての携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fは部屋RMの中に存在している。MFP100は、携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fの各々と直接の無線通信DWを行っている。携帯端末200a、200b、200c、および200dは通信維持対象とされており、携帯端末200e、および200fは通信維持対象とされていない。
MFP100は、通信維持対象である携帯端末200a、200b、200c、および200dの各々に対してビームフォーミングを行っており、通信が途切れない範囲は、範囲RA11となっている。携帯端末200a、200b、200c、および200dの各々が受信する電波の強度は、MFP100との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなっており、携帯端末200eおよび200fの各々が受信する電波の強度は、MFP100との直接の無線通信が途切れる可能性のあるレベルとなっている。
図18は、本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。
図18を参照して、携帯端末200aを所持するユーザーAは、退室操作を行い、矢印AR11で示すように部屋RMを退室する。MFP100は、入退室テーブル321に記録された情報に基づいて、ユーザーAが部屋RMから退室したことを検知すると、携帯端末200aを通信維持対象から外し、携帯端末200aへ向けてのビームフォーミングをオフする。これにより、MFP100と携帯端末200aとの間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。その結果、通信が途切れない範囲は局所的に狭まり、範囲RA11から範囲RA12に変化する。
図19は、本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。
図19を参照して、携帯端末200b、200c、200d、200e、および200fの各々を所持するユーザーB、ユーザーC、ユーザーD、ユーザーE、およびユーザーFは、退室操作を行い、矢印AR12で示すように部屋RMを退室する。MFP100は、通信維持対象である携帯端末200b、200c、200d、200e、および200fの全てのユーザーが部屋RMを退室したことを検知すると、携帯端末200b、200c、および200dを通信維持対象から外し、携帯端末200b、200c、および200dへ向けてのビームフォーミングをオフする。これにより、MFP100と携帯端末200b、200c、および200dの各々との間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。その結果、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態となり、MFP100は電波の強度を最小値に設定する。通信が途切れない範囲は、範囲RA12から範囲RA1に変化する。
なお、携帯端末200eおよび200fは通信維持対象ではないため、ユーザーEおよびユーザーFの部屋RMからの退室の有無は、無線通信部122が発射する電波の強度に影響を及ぼさない。
図20および図21は、本発明の第2の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。
図20を参照して、図13に示すフローチャートのステップS103において、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されていると判別した場合(S103でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末のユーザーの入退室履歴を取得し(S201)、通信相手の携帯端末のユーザーが入室中であるか否かを判別する(S203)。
ステップS203において、通信相手の携帯端末のユーザーが入室中であると判別した場合(S203でYES)、CPU101は、図13に示すフローチャートのステップS111の処理へ進む。
ステップS203において、通信相手の携帯端末のユーザーが退室中であると判別した場合(S203でNO)、CPU101は、通信相手の携帯端末に対するビームフォーミングを行わず(S123)、処理を終了する。
図13に示すフローチャートのステップS121において、通信相手の携帯端末との通信が途切れない最低限のレベルに、通信相手の携帯端末に対するビームフォーミングの電波の強度を弱めた(S121)後で、CPU101は、図21のステップS211の処理へ進む。
図21を参照して、ステップS211において、CPU101は、通信相手の携帯端末のユーザーの入退室履歴を取得し、通信相手の携帯端末のユーザーが退室したか否かを判別する(S211)。
ステップS211において、通信相手の携帯端末のユーザーが退室したと判別した場合(S211でYES)、CPU101は、図14のステップS127の処理へ進む。
ステップS211において、通信相手の携帯端末のユーザーが退室していないと判別した場合(S211でNO)、CPU101は、通信相手の携帯端末との通信が遮断されたか否かを判別する(S129)。
ステップS129において、通信相手の携帯端末との通信が遮断されないと判別した場合(S129でNO)、CPU101は、ステップS211の処理へ進む。
ステップS129において、通信相手の携帯端末との通信が遮断されたと判別した場合(S129でYES)、CPU101は、図14のステップS127の処理へ進む。
なお、本実施の形態の画像処理システムの構成および上述以外のMFP100の処理は、第1の実施の形態の場合と同様であるため、その説明は繰り返さない。
本実施の形態によれば、MFPが設置されている部屋から退室したユーザーが所持する携帯端末に対してはビームフォーミングを行わないので、無線通信部が発射する電波の強度を低減することができ、消費電力を低減することができる。
また、携帯端末のユーザーが部屋を退室しているか否かなどに基づいて、携帯端末がMFPとの間で必要な通信を行う可能性が高いか否かを判断するので、ビームフォーミングを行う対象を適切に決定することができる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、MFP100がビームフォーミング機能を有していない場合について説明する。
ここでは、MFP100が携帯端末200a以外の携帯端末200b、200c、200d、200e、および200fの各々と直接の無線通信を行っておらず、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態で、MFP100が携帯端末200aとの直接の無線通信DWを開始した状況(図6に示す状況)を想定する。この状況において、MFP100は、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行い、携帯端末200aを通信維持対象とする。
図22は、本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。
図22を参照して、次にMFP100は、通信維持対象である携帯端末200aから、電波の強度の情報を取得する、MFP100は、取得した電波の強度の情報に基づいて、無線通信部122が発射する電波であって携帯端末200aが受信する電波の強度が、MFP100と携帯端末200との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する。無線通信部122はビームフォーミング機能を有していないので、MFP100は電波の強度をMFP100の全方向で一律に調整する。MFP100は、電波の強度の情報を取得する処理と、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する処理とを次の方法で繰り返すことにより、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する。
またMFP100は、通信維持対象である携帯端末200aから、携帯端末200aの位置の情報を取得する。通信維持対象である携帯端末200aからの位置情報の取得は、以後定期的に行われる。
図23は、本発明の第3の実施の形態における無線通信部122が発射する電波の強度の調整方法の一例を示す図である。
図22および図23を参照して、通信維持対象である携帯端末200aから、1回目の電波の強度の情報を取得した時は、MFP100と携帯端末200aとの距離が大きく、携帯端末200aは範囲RA1の外に存在している場合が多い。このため、MFP100が1回目に取得する電波の強度は、直接の無線通信を維持可能なレベルであるレベルLV1よりも弱く、直接の無線通信が途切れる可能性のあるレベルである場合が多い。MFP100は、取得した電波の強度がレベルLV1よりも弱い場合には、携帯端末200aが受信する電波の強度がレベルLV1を超えるように、無線通信部122が発射する電波を十分に大きな強度にまで強める。
無線通信部122が発射する電波を十分に大きな強度にまで強めると、携帯端末200aが受信する電波の強度は飛躍的に増加する。通信が途切れない範囲はMFP100の全方向で一律に拡大し、範囲RA1から範囲RA21に変化する。MFP100が2回目に取得する電波の強度は、レベルLV1を超える任意のレベルであるレベルLV2よりも強くなる。MFP100は、取得した電波の強度がレベルLV2よりも強い場合には、携帯端末200aが受信する電波の強度がレベルLV2を下回るように、無線通信部122が発射する電波を弱める。
無線通信部122が発射する電波を弱めると、携帯端末200aが受信する電波の強度は弱くなる。しかし、MFP100が3回目に取得する電波の強度は、レベルLV2よりも依然として強い。MFP100は、携帯端末200aが受信する電波の強度がレベルLV2を下回るように、無線通信部122が発射する電波をさらに弱める。
無線通信部122が発射する電波をさらに弱めると、携帯端末200aが受信する電波の強度はさらに弱くなる。このため、MFP100が4回目に取得する電波の強度は、レベルLV1を超えレベルLV2を下回る。MFP100は、取得した電波の強度がレベルLV1を超えレベルLV2を下回る場合には、無線通信部122が発射する電波の強度を維持する。通信が途切れない範囲はMFP100の全方向で一律に狭まり、範囲RA21から範囲RA22に変化する。
図24は、本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。
図24を参照して、携帯端末200bを所持するユーザーBが、矢印AR21で示すようにMFP100に接近し、MFP100および携帯端末200bの各々が通信可能な状態となると、MFP100は、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行い、携帯端末200bを通信維持対象とする。その結果、携帯端末200aおよび200bが通信維持対象となる。
MFP100は、通信維持対象である携帯端末が複数個存在する場合には、無線通信部122が発射する電波であって通信維持対象の携帯端末のうち、受信する電波の強度が最も弱い携帯端末(MFP100から最も離れた携帯端末)が受信する電波の強度が、MFP100との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する。
図24では、携帯端末200bとMFP100との距離は、携帯端末200aとMFP100との距離よりも離れているので、携帯端末200bが受信する電波の強度は、携帯端末200aが受信する電波の強度よりも弱い。したがって、MFP100は、通信維持対象となる携帯端末200のうち、受信する電波の強度が最も弱い携帯端末である携帯端末200bが受信する電波の強度が、MFP100との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する。その結果、通信が途切れない範囲はMFP100の全方向で一律に広がり、範囲RA22から範囲RA23に変化する。
ユーザーBがMFP100に接近した後、携帯端末200fを所持するユーザーFは、矢印AR22で示すようにMFP100に接近する。MFP100および携帯端末200eの各々が通信可能な状態となると、MFP100は、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行い、携帯端末200fを通信維持対象としない。MFP100は、通信維持対象ではない携帯端末200fが受信した電波の強度を示す情報に基づいて、無線通信部122が発射する電波の強度を調整しない。その結果、MFP100と携帯端末200fとの直接の無線通信DWは、途切れる可能性のある状態となる。通信が途切れない範囲は、範囲RA23のままとなる。
図25は、本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。
図25を参照して、携帯端末200aを所持するユーザーAは、矢印AR23で示すように接続エリアCAの外に移動する。携帯端末200bを所持するユーザーBは、矢印AR24で示すように接続エリアCAの外に移動する。MFP100は、携帯端末200aおよび携帯端末200bが接続エリアCAの外に存在することを検知すると、携帯端末200aおよび200bを通信維持対象から外す。これにより、MFP100と携帯端末200aおよび200bの各々との間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。その結果、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態となり、MFP100は電波の強度を最小値に設定する。通信が途切れない範囲はMFP100の全方向で一律に狭まり、範囲RA23から範囲RA1に変化する。
携帯端末200fは通信維持対象ではないため、MFP100と携帯端末200fとの直接の無線通信DWの存在や携帯端末200fの位置は、無線通信部122が発射する電波の強度に影響を及ぼさない。
図26および図27は、本発明の第3の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。
図26を参照して、図13に示すフローチャートのステップS117において、通信相手の携帯端末が通信維持対象にされたと判別した場合(S117でYES)、CPU101は、通信維持対象である携帯端末のうちMFP100から最も離れた携帯端末が受信する電波の強度が、直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を弱め(S301)、図27に示すステップS125の処理へ進む。
図13に示すフローチャートのステップS103において、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されていないと判別した場合(S103でNO)、図13に示すフローチャートのステップS111において、通信相手の携帯端末との直接の無線接続が維持されていないと判別した場合(S111でNO)、または図13に示すフローチャートのステップS117において、通信相手の携帯端末が通信維持対象にされないと判別した場合(S117でNO)、CPU101は、電波の強度を調整せず(S303)、処理を終了する。
図27を参照して、図13に示すフローチャートのステップS127において、通信相手の携帯端末を通信維持対象から外した(S127)後、CPU101は、通信維持対象である他の携帯端末が存在するか否かを判別する(S311)。
ステップS311において、通信維持対象である他の携帯端末が存在すると判別した場合(S311でYES)、CPU101は、通信維持対象である携帯端末のうちMFP100から最も離れた携帯端末が受信する電波の強度が、直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を弱め(S313)、処理を終了する。
ステップS311において、通信維持対象である他の携帯端末が存在しないと判別した場合(S311でNO)、CPU101は、電波の強度を最小値まで弱め(S315)、処理を終了する。なお、ステップS315において、CPU101は電波の発射を停止してもよい。
本実施の形態によれば、MFPは、MFPとの間で必要な通信を行う可能性が高い携帯端末との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルまで、無線通信部が発射する電波の強度をMFPの全方向で一律に弱める。これにより、MFPの消費電力を低減することができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、MFP100がビームフォーミング機能を有しておらず、MFP100が入退室システムと連動する場合について説明する。各ユーザーに接続エリアは設定されていない。
図28は、本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第1の図である。
図28を参照して、全ての携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fのユーザーは部屋RMに入室中であり、全ての携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fは部屋RMの中に存在している。MFP100は、携帯端末200a、200b、200c、200d、200e、および200fの各々と直接の無線通信DWを行っている。携帯端末200a、200b、200c、および200dは通信維持対象とされており、携帯端末200e、および200fは通信維持対象とされていない。
MFP100は、通信維持対象である携帯端末200a、200b、200c、および200dのうち、受信する電波の強度が最も弱い携帯端末(MFP100から最も離れた携帯端末)である携帯端末200cが受信する電波の強度が、MFP100との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を調整している。通信が途切れない範囲は、範囲RA31となっている。
通信維持対象ではない携帯端末200eおよび200fのうち携帯端末200eは、範囲RA41の外に存在しているため、携帯端末200eが受信する電波の強度は、MFP100との直接の無線通信が途切れる可能性のあるレベルとなっている。
図29は、本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第2の図である。
図29を参照して、携帯端末200cを所持するユーザーCは、退室操作を行い、矢印AR31で示すように部屋RMを退室する。MFP100は、入退室テーブル321に記録された情報に基づいて、ユーザーCが部屋RMから退室したことを検知すると、携帯端末200cを通信維持対象から外す。MFP100は、通信維持対象である携帯端末200a、200b、および200dのうち、受信する電波の強度が最も弱い携帯端末(MFP100から最も離れた携帯端末)である携帯端末200dが受信する電波の強度が、MFP100との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を調整する。無線通信部122はビームフォーミング機能を有していないので、MFP100は電波の強度をMFP100の全方向で一律に調整する。その結果、通信が途切れない範囲はMFP100の全方向で一律に拡大し、範囲RA31から範囲RA32に変化する。MFP100と携帯端末200cとの間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。
図30は、本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示す第3の図である。
図30を参照して、携帯端末200a、200b、200d、200e、および200fの各々を所持するユーザーA、ユーザーB、ユーザーD、ユーザーE、およびユーザーFは、退室操作を行い、矢印AR32で示すように部屋RMを退室する。MFP100は、携帯端末200a、200b、200d、200e、および200fが部屋RMを退室したことを検知すると、携帯端末200a、200b、および200dを通信維持対象から外す。その結果、通信維持対象である携帯端末が存在しない状態となり、MFP100は電波の強度を最小値に設定する。通信が途切れない範囲はMFP100の全方向で一律に狭まり、範囲RA32から範囲RA1に変化する。MFP100と携帯端末200a、200b、および200dの各々との間の直接の無線通信DWは途切れる可能性のある状態となる。
なお、携帯端末200eおよび200fは通信維持対象ではないため、ユーザーEおよびユーザーFの部屋RMからの退室の有無は、無線通信部122が発射する電波の強度に影響を及ぼさない。
図31および図32は、本発明の第4の実施の形態におけるMFP100の動作を示すフローチャートである。
図31を参照して、図13に示すフローチャートのステップS103において、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されていると判別した場合(S103でYES)、CPU101は、通信相手の携帯端末のユーザーの入退室履歴を取得し(S401)、通信相手の携帯端末のユーザーが入室中であるか否かを判別する(S403)。
ステップS403において、通信相手の携帯端末のユーザーが入室中であると判別した場合(S403でYES)、CPU101は、図13に示すフローチャートのステップS111の処理へ進む。
ステップS103において、通信相手の携帯端末がユーザー情報テーブル121に登録されていないと判別した場合(S103でNO)、ステップS403において、通信相手の携帯端末のユーザーが入室中でないと判別した場合(S403でNO)、図13に示すフローチャートのステップS111において、通信相手の携帯端末との直接の無線接続が維持されていないと判別した場合(S111でNO)、または図13に示すフローチャートのステップS117において、通信相手の携帯端末が通信維持対象にされないと判別した場合(S117でNO)、CPU101は、電波の強度を調整せず(S407)、処理を終了する。
図13に示すフローチャートのステップS117において、通信相手の携帯端末が通信維持対象にされたと判別した場合(S117でYES)、CPU101は、通信維持対象である携帯端末のうちMFP100から最も離れた携帯端末が受信する電波の強度が、直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を弱め(S405)、図32に示すステップS411の処理へ進む。
図32を参照して、ステップS411において、CPU101は、通信相手の携帯端末のユーザーの入退室履歴を取得し、通信相手の携帯端末のユーザーが退室したか否かを判別する(S411)。
ステップS411において、通信相手の携帯端末のユーザーが退室したと判別した場合(S411でYES)、CPU101は、図14のステップS127の処理へ進む。
ステップS411において、通信相手の携帯端末のユーザーが退室していないと判別した場合(S411でNO)、CPU101は、通信相手の携帯端末との通信が遮断されたか否かを判別する(S129)。
ステップS129において、通信相手の携帯端末との通信が遮断されないと判別した場合(S129でNO)、CPU101は、ステップS411の処理へ進む。
ステップS129において、通信相手の携帯端末との通信が遮断されたと判別した場合(S129でYES)、CPU101は、図14のステップS127の処理へ進む。
図13に示すフローチャートのステップS127において、通信相手の携帯端末を通信維持対象から外した(S127)後、CPU101は、通信維持対象である他の携帯端末が存在するか否かを判別する(S411)。
ステップS411において、通信維持対象である他の携帯端末が存在すると判別した場合(S411でYES)、CPU101は、通信維持対象である携帯端末のうちMFP100から最も離れた携帯端末が受信する電波の強度が、直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルとなるように、無線通信部122が発射する電波の強度を弱め(S413)、処理を終了する。
ステップS411において、通信維持対象である他の携帯端末が存在しないと判別した場合(S411でNO)、CPU101は、電波の強度を最小値まで弱め(S415)、処理を終了する。なお、ステップS415において、CPU101は電波の発射を停止してもよい。
本実施の形態によれば、MFPは、MFPとの間で必要な通信を行う可能性が高い携帯端末との直接の無線通信の電波が途切れない最低限のレベルまで、無線通信部が発射する電波の強度をMFPの全方向で一律に弱める。これにより、MFPの消費電力を低減することができる。
また、携帯端末のユーザーが部屋を退室しているか否かなどに基づいて、携帯端末がMFPとの間で必要な通信を行う可能性が高いか否かを判断するので、ビームフォーミングを行う対象を適切に決定することができる。
[その他]
第1〜第4の実施の形態において、MFP100は、操作パネル108で所定の操作(たとえば所定のキーの押下)を受け付けた場合や、携帯端末と操作パネル108との間でNFCを用いた通信を確立した場合などに、接続の空きがあれば、通信維持対象ではない携帯端末200eや200fを通信維持対象としてもよい。
第1〜第4の実施の形態では、無線通信装置(電波の発信側)がMFP100であり、通信機(電波の受信側)が携帯端末200である場合について示したが、無線通信装置(電波の発信側)を携帯端末200とし、通信機(電波の受信側)をMFP100としてもよい。
第2または第4の実施の形態において、MFP100のCPU101は、無線通信部122による電波の発射を停止させた後で、複数の携帯端末200のうちいずれかのユーザーが部屋RMに入室した場合、無線通信部122による電波の発射を再開させてもよい。
上述の実施の形態は、適宜組み合わせることが可能である。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザーに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピューターにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP(Multifunction Peripheral)
101,201,301 CPU(Central Processing Unit)
102,202,302 ROM(Read Only Memory)
103,203,303 RAM(Random Access Memory)
104,204,304 記憶装置
105,305 ネットワークI/F
106 プリント処理部
107 画像処理部
108 操作パネル
109 スキャナー部
110 ユーザー認証部
121 ユーザー情報テーブル
122,205 無線通信部
200,200a,200b,200c,200d,200e,200f 携帯端末
206,306 操作部
207,307 表示部
208 GPS(Global Positioning System)情報取得部
300 サーバー
321 入退室テーブル
400 PC(Personal Computer)
AP アクセスポイント
CA 接続エリア
DP 表示部
DR ドア
DW 直接の無線通信
HK ハードウェアキー
NT ネットワーク
RA1,RA2,RA3,RA4,RA5,RA11,RA12,RA21,RA22,RA23,RA31,RA32 通信が途切れない範囲
RM 部屋
SE センサー
KY キー

Claims (17)

  1. 複数の通信機の各々との間で中継機器を介さない直接の無線通信を行うことが可能な無線通信装置であって、
    直接の無線通信のための電波を発射する発射装置と、
    前記複数の通信機の一つである新たな通信機との間で前記直接の無線通信を開始する場合に、前記新たな通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する判別手段と、
    前記新たな通信機が特定の条件を満たすと前記判別手段にて判別した場合に、前記新たな通信機を通信維持対象とする対象決定手段と、
    前記発射装置にて発射する電波であって前記通信維持対象である通信機が受信する電波の強度が、前記直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、前記発射装置にて発射する電波の強度を弱める調整手段とを備えた、無線通信装置。
  2. 前記調整手段は、前記通信維持対象ではない通信機が受信した電波の強度を示す情報に基づいて、前記発射装置にて発射する電波の強度を調整しない、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記新たな通信機を通じて前記無線通信装置でジョブを実行した履歴である使用履歴を取得する第1の情報取得手段をさらに備え、
    前記判別手段は、前記使用履歴に基づいて、前記新たな通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する、請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 各種データを保持する記憶装置をさらに備え、
    前記判別手段は、前記記憶装置が保持している前記通信機のユーザーに関するデータの項目の数に基づいて、前記通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する、請求項1〜3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記通信維持対象である通信機が所定の通信範囲外に存在する場合、前記通信維持対象である通信機を前記通信維持対象から外す対象解除手段をさらに備えた、請求項1〜4のいずれかに記載の無線通信装置。
  6. 前記通信維持対象である通信機の位置を示す情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
    前記対象解除手段は、前記位置情報取得手段にて取得した情報が示す位置が前記所定の通信範囲外に存在する場合、前記通信維持対象である通信機を前記通信維持対象から外す、請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記所定の通信範囲は、前記無線通信機器が設置されている位置を基準として設定される、請求項5または6に記載の無線通信装置。
  8. 前記通信維持対象である通信機のユーザーの、前記無線通信装置が設置された部屋の入室および退室の情報を取得する入退室情報取得手段をさらに備え、
    前記対象解除手段は、前記入室および退室の情報に基づいて、前記通信維持対象である通信機のユーザーが前記無線通信装置の設置部屋から退出した場合、前記通信維持対象である通信機を前記通信維持対象から外す、請求項5〜7のいずれかに記載の無線通信装置。
  9. 前記所定の通信範囲内に前記通信維持対象である通信機が全く存在しない場合、前記発射装置にて発射する電波の強度を最小にする最小調整手段をさらに備えた、請求項5〜8のいずれかに記載の無線通信装置。
  10. 前記通信維持対象である通信機のユーザーの、前記無線通信装置が設置された部屋の入室および退室の情報を取得する入退室情報取得手段をさらに備え、
    前記最小調整手段は、前記入室および退室の情報に基づいて、前記通信維持対象である通信機の全てのユーザーが前記無線通信装置の設置部屋から退室した場合、前記発射装置にて発射する電波の強度を最小にする、請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 前記最小調整手段は、前記通信維持対象である通信機の全てのユーザーが前記無線通信装置の設置部屋から退室した場合、前記発射装置による電波の発射を停止させる、請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記最小調整手段にて前記発射装置による電波の発射を停止させた後で、前記入室および退室の情報に基づいて、前記複数の通信機のうちいずれかのユーザーが前記無線通信装置の設置部屋に入室した場合、前記発射装置による電波の発射を再開させる再開手段をさらに備えた、請求項11に記載の無線通信装置。
  13. 前記調整手段は、
    前記発射装置にて発射した電波であって前記通信維持対象である通信機が受信した電波の強度を示す情報を、前記通信維持対象である通信機から取得する強度取得手段と、
    前記強度取得手段にて取得した情報に基づいて、前記発射装置にて発射した電波であって前記通信維持対象である通信機が受信した電波の強度が、前記直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、前記発射装置にて発射する電波の強度を弱める強度調整手段とを含む、請求項1〜12のいずれかに記載の無線通信装置。
  14. 前記調整手段は、前記通信維持対象である通信機が存在する方向に前記発射装置が発射する電波の強度を局所的に強くする、請求項1〜13のいずれかに記載の無線通信装置。
  15. 前記調整手段は、前記発射装置が発射する電波の強度を全方向で一律に調整する、請求項1〜13のいずれかに記載の無線通信装置。
  16. 前記複数の通信機のうちいずれかから受け付けた実行指示に基づいて、画像を形成する画像形成手段をさらに備えた、請求項1〜15のいずれかに記載の無線通信装置。
  17. 複数の通信機の各々との間で中継機器を介さない直接の無線通信を行うことが可能な無線通信装置の制御プログラムであって、
    前記無線通信装置は、直接の無線通信のための電波を発射する発射装置を備え、
    前記制御プログラムは、
    前記複数の通信機の一つである新たな通信機との間で前記直接の無線通信を開始する場合に、前記新たな通信機が特定の条件を満たすか否かを判別する判別ステップと、
    前記新たな通信機が特定の条件を満たすと前記判別ステップにて判別した場合に、前記新たな通信機を通信維持対象とする対象決定ステップと、
    前記発射装置にて発射した電波であって前記通信維持対象である通信機が受信した電波の強度が、前記直接の無線通信を維持可能な所定の範囲となるように、前記発射装置にて発射する電波の強度を弱める調整ステップとをコンピューターに実行させる、無線通信装置の制御プログラム。
JP2016117979A 2016-06-14 2016-06-14 無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム Active JP6729023B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117979A JP6729023B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム
US15/621,707 US20170359776A1 (en) 2016-06-14 2017-06-13 Wireless communication device which reduce power consumption

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117979A JP6729023B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017224938A true JP2017224938A (ja) 2017-12-21
JP6729023B2 JP6729023B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=60573355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117979A Active JP6729023B2 (ja) 2016-06-14 2016-06-14 無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20170359776A1 (ja)
JP (1) JP6729023B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7234707B2 (ja) * 2019-03-12 2023-03-08 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置およびプログラム
JP2024080729A (ja) * 2022-12-05 2024-06-17 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003132029A (ja) * 2001-10-19 2003-05-09 Sharp Corp 制御方法および制御装置
JP2004193745A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Canon Inc 通信システム
JP2004328524A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nec Viewtechnology Ltd 無線lan端末の区域特定システムおよび区域特定方法
JP2009044617A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 電源管理システム、電源管理方法および画像形成装置の使用管理装置
JP2009278471A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Ricoh Co Ltd 無線通信端末、通信制御支援端末、通信システム、通信環境状態通知方法、通信環境状態通知プログラムおよびその記録媒体
JP2010074465A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Fujitsu Ltd 無線通信システム、端末装置及び無線基地局
WO2013170908A1 (en) * 2012-05-15 2013-11-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Interference management for network assisted device-to-device communication
WO2015033762A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
JP2015176536A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社リコー 通信装置、通信方法、通信プログラムおよび記憶媒体
JP2016082381A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 Kddi株式会社 基地局及びアンテナの制御方法

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4543513B2 (ja) * 2000-07-17 2010-09-15 ソニー株式会社 双方向通信システム、表示装置、ベース装置および双方向通信方法
JP2004201098A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器およびワイヤレスリモコン装置
EP1630691A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-01 Research In Motion Limited Method for maintaining on a handheld electronic device information that is up-to-date and is readily available to a user
US8323087B2 (en) * 2006-09-18 2012-12-04 Igt Reduced power consumption wager gaming machine
US8072918B2 (en) * 2007-04-03 2011-12-06 Texas Instruments Incorporated Network-based inter-cell power control for multi-channel wireless networks
US8526991B2 (en) * 2007-10-30 2013-09-03 Koninklijke Philips N.V. Coordinated change of transmission parameters for data and control information
US7978676B2 (en) * 2008-10-09 2011-07-12 Casio Computer Co., Ltd. Radio relay apparatus, radio terminal apparatus, method, and recording medium for performing radio communication based on beacon
CN101694904B (zh) * 2009-10-16 2011-09-28 中国联合网络通信集团有限公司 移动通信网络室内分布系统中使用的全向吸顶天线
US9472939B1 (en) * 2010-01-05 2016-10-18 Amazon Technologies, Inc. Remote display
US20120329449A1 (en) * 2011-06-23 2012-12-27 Qualcomm Incorporated Systems and methods providing continued subscriber services with inter-rat (radio access technology) network energy savings
WO2013128904A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 パナソニック株式会社 電力管理システムの子機、電力管理システム
US9510292B2 (en) * 2012-03-13 2016-11-29 Qualcomm Incorporated Limiting wireless discovery range
US9420530B1 (en) * 2013-07-22 2016-08-16 Quantenna Communications, Inc. WAP with context sensitive energy management
US9204385B2 (en) * 2013-10-09 2015-12-01 Netgear, Inc. Wireless router or residential gateway capable of distinguishing power-sensitive wireless sensors and providing separate treatment thereto
US10142444B2 (en) * 2014-07-01 2018-11-27 Trinity Mobile Networks, Inc. Methods, devices, and systems for implementing centralized hybrid wireless self-organizing networks
KR102246555B1 (ko) * 2014-09-01 2021-04-30 엘지전자 주식회사 디지털 디바이스 및 그 제어 방법
US9596659B2 (en) * 2014-09-24 2017-03-14 Intel Corporation Apparatus, method and system of controlling communications of a multi-radio device
KR20160103850A (ko) * 2015-02-25 2016-09-02 삼성전자주식회사 단말기를 제어하는 방법 및 그 단말기
JP2016174313A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 株式会社リコー 伝送システム、伝送端末、方法、および、プログラム
JP6678309B2 (ja) * 2015-05-08 2020-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 無線通信装置及び送信電力設定方法
US10164484B2 (en) * 2015-06-08 2018-12-25 Ossia Inc. Techniques for leveraging existing components of a device for wireless power transfer functionality
CN107836107A (zh) * 2015-07-08 2018-03-23 日本电气株式会社 信息处理设备、装置、信息处理系统、信息处理方法和信息处理程序
US10181760B2 (en) * 2015-10-19 2019-01-15 Ossia Inc. Techniques for authenticating devices in wireless power delivery environments
US9805533B2 (en) * 2015-11-23 2017-10-31 Suprema Inc. Method and system for managing door access using beacon signal
JP2017118250A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 ソニー株式会社 通信装置および通信方法
US10341943B2 (en) * 2016-07-26 2019-07-02 Motorola Mobility Llc Method and apparatus for discovering neighborhood awareness networking devices using a surrogate device
US9930617B1 (en) * 2017-03-17 2018-03-27 At&T Intellectual Property I, L.P. State change enabled by a hierarchical class of a radio access network device
JP6955373B2 (ja) * 2017-05-24 2021-10-27 キヤノン株式会社 給電装置およびその制御方法ならびにプログラム

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003132029A (ja) * 2001-10-19 2003-05-09 Sharp Corp 制御方法および制御装置
JP2004193745A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Canon Inc 通信システム
JP2004328524A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nec Viewtechnology Ltd 無線lan端末の区域特定システムおよび区域特定方法
JP2009044617A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 電源管理システム、電源管理方法および画像形成装置の使用管理装置
JP2009278471A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Ricoh Co Ltd 無線通信端末、通信制御支援端末、通信システム、通信環境状態通知方法、通信環境状態通知プログラムおよびその記録媒体
JP2010074465A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Fujitsu Ltd 無線通信システム、端末装置及び無線基地局
WO2013170908A1 (en) * 2012-05-15 2013-11-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Interference management for network assisted device-to-device communication
JP2015522983A (ja) * 2012-05-15 2015-08-06 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ネットワーク補助型デバイスツーデバイス通信のための干渉管理
WO2015033762A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
JP2015176536A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社リコー 通信装置、通信方法、通信プログラムおよび記憶媒体
JP2016082381A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 Kddi株式会社 基地局及びアンテナの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20170359776A1 (en) 2017-12-14
JP6729023B2 (ja) 2020-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9325879B2 (en) Information processing apparatus, image processing apparatus and image processing method
EP2738668B1 (en) Image processing systems, data processing apparatuses, methods of data processing and computer program products
US20140118769A1 (en) Image processing systems, data processing apparatuses, and computer-readable media storing instructions for data processing apparatuses
EP2704410A1 (en) Image processing apparatus, information processing apparatus, and image processing method
JP6300467B2 (ja) 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム
US10091827B2 (en) Electronic apparatus, method of supporting wireless connection, image forming apparatus, and method of wireless connection
JP2016189192A (ja) 方法、装置及びシステム
JP6265192B2 (ja) 通信装置、通信システムおよびアプリケーションプログラム
US20150095463A1 (en) Program, information processing apparatus, and communication system
JP5929107B2 (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理装置の制御方法
JP6729023B2 (ja) 無線通信装置および無線通信装置の制御プログラム
JP5772545B2 (ja) サーバ選択装置,プログラム,および画像処理装置
US10530946B2 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, program, and information processing system for efficiently transmitting updated managed information to other information processing apparatuses
US20140176997A1 (en) Image forming systems, image forming apparatuses, and computer-readable media storing instructions for image forming apparatuses
JP6672927B2 (ja) 制御装置、画像処理装置、情報処理制御システムおよびプログラム
US10496347B2 (en) Information processing system and recording medium suitable for remote operation of electronic apparatuses
JP2019066998A (ja) 制御プログラム、情報処理装置、及び、制御方法
US9274727B2 (en) Communication apparatus, control method therefor, and computer-readable storage medium for performing connection to a processing target apparatus
US20150131115A1 (en) Image forming apparatus, image forming system, and image forming method
JP2015171093A (ja) 情報処理装置、画像処理装置及びプログラム
JP2014238790A (ja) 通信システム、情報通信端末、および情報処理装置
US20160088171A1 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer readable medium
JP2019118126A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2012208623A (ja) 管理システム、処理装置、および管理方法
JP2020042380A (ja) 情報処理システム、サーバー装置及び情報処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6729023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150