JP2017224589A - イオン発生装置 - Google Patents

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基敬 川島
直光 西畑
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直光 西畑
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【課題】簡易な構成で効率よくイオンを発生するイオン発生装置を提供すること。【解決手段】イオン発生装置1は、針状の先端部が形成されたエミッタ10と、エミッタ10の先端部に対向配置された接地電極20と、周波数が40Hz以下である交流電圧をエミッタ10に印加する交流電源30と、を備える。イオン発生装置1は、直方体形状に形成され、一方の面から厚さ方向に凹む凹部52が形成される発生器50を更に備え、エミッタ10は、発生器50の厚さ方向に刺突方向を向けて凹部52の内部に配置され、接地電極20は、平板状に形成され、凹部52の開口の周方向に沿って、発生器50の一面に接触した状態で配置されるのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、コロナ放電によりイオンを発生するイオン発生装置に関する。
従来、電子デバイスや電子機器の製造工程、組立工程、実装工程において製品が帯電すると、製品が塵埃を吸引する静電吸引や、製品と周囲の物体との間での静電気放電等が発生する。これらの現象は、製品に特性劣化、破壊、誤作動等の静電気障害を発生させ、製品の歩留低下の原因となる。
このような問題を解決するために、除電器として、ACコロナ放電型イオナイザが広く使用されている。このイオナイザは、エミッタと呼ばれる針状電極に高電圧を印加し、針の先端にコロナ放電を発生させ、空気中の分子をイオン化するイオン発生装置である。また、これに類するイオン発生装置として、円筒状の絶縁体を挟んで対向する電極を設け、これらの電極間に交流電圧を印加してコロナ放電を発生させることにより、正イオン及び負イオンを発生させるイオン発生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−895544号公報
これらのイオン発生装置では、生成されたイオンが、同極性のエミッタとの間のクーロン力により生成位置から加速され、エミッタ付近から射出される。これにより、正イオン及び負イオンは、イオン発生装置から拡散する。
しかしながら、これらのイオン発生装置では、比較的高い周波数の交流電源により電極間に印加される電圧の極性が頻繁に切り替わる。これにより、コロナ放電により生成されるイオンも正及び負の間で頻繁に切り替わる。そのため、生成されたイオンは、エミッタから十分な加速を得られない場合がある。その結果、後に生成される逆の極性をもつイオンとの間で中和されてしまい、イオン発生量が減少してしまうという問題があった。
また、後者のイオン発生装置では、正イオン及び負イオンを水で包むことにより、両者が中和されることを防止している。しかしながら、水を供給する機構をさらに必要とするため、装置が複雑になる傾向があった。
本発明は、簡易な構成で効率よくイオンを発生するイオン発生装置を提供することを目的とする。
本発明は、針状の先端部が形成されたエミッタと、該エミッタの先端部に対向配置された接地電極と、周波数が40Hz以下である交流電圧を前記エミッタに印加する交流電源と、を備えるイオン発生装置に関する。
また、イオン発生装置は、直方体形状に形成され、一方の面から厚さ方向に凹む凹部が形成される発生器を更に備え、前記エミッタは、前記発生器の厚さ方向に刺突方向を向けて前記凹部の内部に配置され、前記接地電極は、平板状に形成され、前記凹部の開口の周方向に沿って、前記発生器の一面に接触した状態で配置されるのが好ましい。
また、前記交流電源は、5Vより大きく20V未満の交流電圧を前記エミッタに印加することが好ましい。
本発明によれば、簡易な構成で効率よくイオンを発生するイオン発生装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るイオン発生装置を示す全体構成図である。 第1実施形態のイオン発生装置から発生する正イオン及び負イオンのそれぞれの単極領域を説明するイメージ図である。 第1実施形態のイオン発生装置によって生成される負イオンについて、周波数と負イオン濃度との関係を示す図である。 第1実施形態のイオン発生装置によって生成される正イオンについて、周波数と正イオン濃度との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るイオン発生装置を示す全体構成図である。 図5のA−A線断面図である。 第2実施形態のイオン発生装置によって生成される負イオンについて、周波数と負イオン濃度との関係を示す図である。 第2実施形態のイオン発生装置によって生成される正イオンについて、周波数と正イオン濃度との関係を示す図である。
以下、本発明に係るイオン発生装置の各実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
イオン発生装置1は、コロナ放電方式を採用した装置であり、コロナ放電を発生させることにより、雰囲気中にイオンを発生させる。発生されたイオンが雰囲気中に存在する逆極性をもつイオンと中和されることにより、雰囲気中の除電及び消臭をすることができる。そして、交流電源30を用いることにより、正イオン及び負イオンの両方を交互に発生させることができる。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るイオン発生装置1を、図1〜図4を参照して説明する。本実施形態に係るイオン発生装置1は、図1に示すように、エミッタ10と、接地電極20と、エミッタ10に交流電圧を印加する交流電源30と、送風器(図示せず)と、を備える。
エミッタ10は、例えば、金属で形成された導体である。エミッタ10は、針状の先端部をもつ形状に形成される。
接地電極20は、エミッタ10の先端部に対向配置される。本実施形態において、接地電極20は、エミッタ10の先端部の刺突方向に所定の間隔を開けて配置される。
交流電源30は、エミッタ10に接続され、所定周波数の交流電圧をエミッタ10に印加する。本実施形態において、交流電源30は、40Hz以下の交流電圧をエミッタ10に印加する。また、本実施形態おいて、交流電源30は、2kVより大きく5kV未満の交流電圧をエミッタ10に印加する。これにより、エミッタ10から正イオン及び負イオンを発生させる際に、製品や周辺の機器等に埃が付着することを防止できる。
送風器(図示せず)は、発生されたイオンを所定の方向に向けて吹き付けるために設けられる。
以上のようなイオン発生装置1によれば、エミッタ10は、交流電源30によって印加される交流電圧によって、正極又は負極になることを繰り返す。具体的には、エミッタ10は、交流電源30から印加される交流電圧の振幅が正である間、正極として作用する。また、エミッタ10は、交流電源30から印加される交流電圧の振幅が負である間、負極として作用する。交流電圧を5kV未満とすることで、人体に有害なオゾンの発生を低減でき、また、エミッタ10の帯電により製品や周辺の機器等に埃が付着することを防止できる。また、交流電圧を2kVよりも大きくすることで、エミッタ10において十分量のイオンを発生させられる。
エミッタ10が負極又は正極として作用する間、エミッタ10は、接地電極20との間に電界を発生させる。これにより、エミッタ10の先端部にはコロナ放電が発生する。コロナ放電により、エミッタ10の先端部周辺には、エミッタ10の極性に応じたイオンが発生する。すなわち、エミッタ10が正極として作用する間、エミッタ10の先端部周辺には正イオンが発生し続ける。逆に、エミッタ10が負極として作用する間、エミッタ10の先端部周辺には負イオンが発生し続ける。
発生したイオンは、同じ極性のエミッタ10との間のクーロン力により、エミッタ10近傍から射出される。また、発生したイオンは、同極性のイオン同士の間に働くクーロン力により拡散する。これにより、図2に示すように、エミッタ10周辺の空間には、正又は負の単極イオンが分布した領域(単極領域)が発生する。すなわち、エミッタ10が正極として作用する間、正の単極イオンが発生し続けて、エミッタ10周辺の空間には正イオンが分布した領域(単極領域)が発生する。一方で、エミッタ10が負極として作用する間、負の単極イオンが発生し続けて、エミッタ10の周辺の空間には負イオンが分布した領域(単極領域)が発生する。
エミッタ10には交流電圧が印加されることから、負イオンの単極領域と、正イオンの単極領域とが交互(層状)に発生する。これらの単極領域は、送風器(図示せず)による送風により、所定の方向に向けて移動する。なお、単極領域の外側(周辺)の領域は、正イオン及び負イオンが混合状態になった領域(混合領域)である。
交流電圧の周波数を比較的低くする(本実施形態では、40Hz以下)ことにより、交流電圧の半周期の時間は長くなる。これにより、それぞれの極性において発生するイオンの数が増える。したがって、交流電圧の周波数が比較的高い場合に比べ、それぞれの単極領域の広がりは大きくなる。このように単極領域が広いことにより、多くのイオンが逆極性をもつイオンに中和されずに目的物(図示せず)まで到達する。したがって、比較的良好な除電及び消臭の効果を得ることができる。
また、イオンを安定的に発生させる観点から、交流電圧の周波数は、0.1Hz以上であることが好ましい。
次に、本実施形態に係るイオン発生装置1の実施例(実施例1)を示す。
[実施例1]
イオン発生装置1から発生するイオンの濃度を測定した。交流電源30からエミッタ10に印加される交流電圧を、2.5kVとし、送風器(図示せず)の送風速度を0.5m/sとした。そして、印加する交流電圧の周波数を20Hz〜100Hzの間で段階的に変化させた。このような環境下において、イオン濃度の測定装置として、イオンカウンタ(北斗電子工業株式会社製、NKMH−103)を用い、エミッタ10から20cm離れた位置のイオン濃度を測定した。
図3に示すように、負イオン濃度の値は、40Hzの際に約1.0E+06個認められた。40Hzを超えると、負イオンの濃度の値は急激に下がり、60Hzの際には約1.0E+05個となった。したがって、両者の間のイオン数には約9万個の差が認められた。
また、図4に示すように、正イオンの濃度の値は、40Hzの際に約1.0E+06個認められた。40Hzを超えると、正イオンの濃度の値は急激に下がり、60Hzの際には約1.0E+05個となった。したがって、正イオンの場合にも、両者の間のイオン数には約9万個の差が認められた。
以上説明した第1実施形態のイオン発生装置1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)エミッタ10の先端部に接地電極20を対向配置した上で、40Hz以下の交流電圧をエミッタ10に印加する交流電源30を設けるようにした。これにより、エミッタ10及び接地電極20の間にはコロナ放電が発生し、正イオン及び負イオンが交互に発生する。交流電源30の周波数をより低くすることにより、各極において発生するイオンの数がより増え、電極及びイオンの間のクーロン力により放出及び拡散されるイオンの数がより増える。特に、交流電圧の周波数を40Hz以下とすることにより、より多くの正イオン及び負イオンを発生させることができ、放出及び拡散することができるので、簡易の構成で効率の良いイオン発生器を提供することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係るイオン発生装置の第2実施形態について図5〜図8を参照しながら説明する。第2実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態に係るイオン発生装置1は、携帯可能な程度に小型化され、送風器を設けずにイオン風を用いてイオンを移動させる点で第1実施形態と異なる。
また、第2実施形態に係るイオン発生装置1は、図5に示すように、筐体40と、エミッタ10及び接地電極20を一体化した発生器50と、を備える点で第1実施形態と異なる。
そして、第2実施形態に係るイオン発生装置1は、交流電源30が、後述する筐体40の内部に収容される点で第1実施形態と異なる。なお、第2実施形態において、交流電源30は、5Vより大きく20V未満の交流電圧をエミッタ10に印加する。
筐体40は、直方体形状で箱状に形成される。
発生器50は、直方体形状に形成される。発生器50は、筐体40の内部に収容される。発生器50には、一方の面から厚さ方向に凹む凹部52が形成される。凹部52は、断面円形状に形成される。また、凹部52は、発生器50が筐体40の内部に収容された状態で、開口位置が筐体40から露出する。
交流電源30は、バッテリ31と、出力電圧調整部32と、スイッチ部33と、DC−AC変換器34と、を備える。
エミッタ10は、図6に示すように、凹部52の内部に配置される。エミッタ10は、発生器50の厚さ方向に刺突方向を向けて配置される。エミッタ10は、凹部52の開口位置と先端とを略同一の高さにして配置される。
接地電極20は、平板状に形成される。接地電極20は、凹部52の開口の周方向に沿って凹部52を囲うように、発生器50の一面に接触した状態で配置される。即ち、接地電極20は、凹部52の径と略同じ内径で円環形状に形成される。
本実施形態において、凹部52は、発生器50の一面から凹んで2か所に形成される。これに合せて、エミッタ10及び接地電極20は、凹部52のそれぞれに配置される。
バッテリ31は、外部に接続されて充電可能な直流電源である。バッテリ31は、例えばポータブルリチウムイオン二次電池(放電容量3000mA/hr)であり、5Vの直流電圧を供給することができる。
出力電圧調整部32は、バッテリ31から出力される直流電圧の大きさを変更することが可能な回路である。出力電圧調整部32は、例えば、昇圧回路として構成される。
スイッチ部33は、出力電圧調整部32から出力された直流電圧を供給する回路を遮断又は接続することが可能な回路である。
DC−AC変換器34は、スイッチ部33を介して供給された直流電圧(電力)を交流電圧(電力)に変換する。DC−AC変換器34は、例えば、基板上に集積回路として設けられるインバータ回路である。DC−AC変換器34は、エミッタ10に接続される。
以上のようなイオン発生装置1によれば、バッテリ31から供給された直流電圧は、出力電圧調整部32によって、所望の直流電圧に調整される。調整された直流電圧は、スイッチ部33を介して、DC−AC変換器34に供給される。DC−AC変換器34は、供給された直流電圧を交流電圧(例えば、5V以上20V未満)に変換する。DC−AC変換器34は、変換した交流電圧をエミッタ10に印加する。
エミッタ10に交流電圧が印加されることにより、第1実施形態と同様に、エミッタ10は、接地電極20との間に電界を発生させる。これにより、エミッタ10の先端部にはコロナ放電が発生する。コロナ放電により、エミッタ10の極性に応じたイオンが凹部52の内部に発生する。
電荷を持ったプラズマの粒子(イオンと電子)は、エミッタ10及び接地電極20によって作られた電場によって運動する。プラズマの粒子が空気分子と衝突することにより、イオン風という風が作られる。イオン風は、凹部52の内部から発生器50の厚さ方向に向けて流れる。発生したイオンは、イオン風に乗って凹部52の内部から開口を通り、発生器50の厚さ方向に沿って移動する。これにより、送風器を設けずに凹部52の内部から発生したイオンを移動させることができる。
次に、本実施形態に係るイオン発生装置1の実施例(実施例2)を示す。
[実施例2]
イオン発生装置1から発生するイオンの濃度を測定した。交流電源30からエミッタ10に印加される交流電圧を、5Vとした。そして、印加する交流電圧の周波数を20Hz〜100Hzの間で段階的に変化させた。このような環境下において、イオン濃度の測定装置として、イオンカウンタ(北斗電子工業株式会社製、NKMH−103)を用い、エミッタ10から20cm離れた位置のイオン濃度を測定した。
図7に示すように、負イオン濃度の値は、40Hzの際に約1.0E+06個認められた。40Hzを超えると、負イオンの濃度の値は急激に下がり、60Hzの際には約1.0E+05個となった。したがって、両者の間のイオン数には約9万個の差が認められた。
また、図8に示すように、正イオンの濃度の値は、40Hzの際に約1.0E+06個認められた。40Hzを超えると、正イオンの濃度の値は急激に下がり、60Hzの際には約1.0E+05個となった。したがって、正イオンの場合にも、両者の間のイオン数には約9万個の差が認められた。
以上説明した第2実施形態のイオン発生装置1によれば、上記(1)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(2)イオン発生装置1を、直方体形状に形成され、一方の面から厚さ方向に凹む凹部52が形成される発生器50を更に含んで構成した。そして、エミッタ10を発生器50の厚さ方向に刺突方向を向けて凹部52の内部に配置し、接地電極20を平板状に形成し、凹部52の開口の周方向に沿って、発生器50の一面に接触した状態で配置した。エミッタ10に交流電圧が印加されることにより、エミッタ10及び接地電極20の間には電界が発生する。これにより、エミッタ10の先端部にはコロナ放電が発生する。コロナ放電により、凹部52の内部にイオンが発生する。発生したイオンと電子(電荷を持ったプラズマの粒子)は、凹部52の内部の空気分子と衝突する。これにより、空気分子が移動させられて、凹部52の内部には発生器50の厚さ方向に沿うイオン風と呼ばれる風が発生する。発生したイオンがイオン風によって凹部52の内部から開口を通って外部に運ばれるので、送風器を設けずにイオン発生装置1を構成することができる。これにより、イオン発生装置1の小型化を図ることができる。
(3)エミッタに印加される交流電圧を5Vよりも大きく20V未満とした。これにより、商用電源に比べて小出力の交流電源30を用いてイオン発生装置1を構成することができる。
以上、本発明のイオン発生装置の好ましい各実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、イオン発生装置1を複数設け、それぞれのイオン発生装置1からイオンを発生させる場合、同極の単極領域が重なるようにそれぞれの電源電圧の位相を設定することとしてもよい。具体的には、2つのイオン発生装置1を設ける場合、一方のイオン発生装置1から目的物までの距離と、他方のイオン発生装置1から目的物までの距離との差に基づいて一方のイオン発生装置1と他方のイオン発生装置1との間に位相差を発生させる。これにより、同極の単極領域が重なるように目的物に到達するので、中和されるイオンを減少させて、多数のイオンを目的物に到達させることができる。
このとき、イオン発生装置1のそれぞれに個別に交流電源30を設けることも考えられるが、単一の交流電源30を用いてもよい。単一の交流電源30を用いる場合、それぞれのイオン発生装置1を並列に接続した上で、他方のイオン発生装置1に接続される回路上に、コイルやコンデンサ等を用いた移相器(図示せず)を接続することにより実現してもよい。また、目的物(図示せず)が移動し、目的物(図示せず)までの距離が変化する場合には、それぞれのイオン発生装置1と目的物(図示せず)との間の距離の差の変化に応じて移相器(図示せず)により位相を変化させることにより、同極の単極領域が重なるように目的物(図示せず)に到達するようにしてもよい。また、上記目的物までの距離の差に応じて、それぞれの送風器(図示せず)の風速を変化させるようにしてもよい。
また、上記第2実施形態において、発生器50に形成される凹部52を2か所としたが、1か所又は3か所以上としてもよい。凹部52の個数に合せ、エミッタ10及び接地電極20の配置される個数は変更されてよい。
1 イオン発生装置
10 エミッタ
20 接地電極
30 交流電源
50 発生器
52 凹部

Claims (3)

  1. 針状の先端部が形成されたエミッタと、
    該エミッタの先端部に対向配置された接地電極と、
    周波数が40Hz以下である交流電圧を前記エミッタに印加する交流電源と、を備えるイオン発生装置。
  2. 直方体形状に形成され、一方の面から厚さ方向に凹む凹部が形成される発生器を更に備え、
    前記エミッタは、前記発生器の厚さ方向に刺突方向を向けて前記凹部の内部に配置され、
    前記接地電極は、平板状に形成され、前記凹部の開口の周方向に沿って、前記発生器の一面に接触した状態で配置される請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 前記交流電源は、5Vより大きく20V未満の交流電圧を前記エミッタに印加する請求項1又は2に記載のイオン発生装置。
JP2017016920A 2016-06-08 2017-02-01 イオン発生装置 Pending JP2017224589A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023513916A (ja) * 2020-05-29 2023-04-04 太倉市金港植保器械科技有限公司 静電噴霧装置及び静電噴霧方法

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