JP2017220866A - 色選択用カラーチャート生成装置、色選択用カラーチャート生成方法、及び、色選択用カラーチャート生成プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
前記カラーパッチに、
(a)入力データ色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(b)前記色選択用カラーチャートを形成する装置に依存する機器従属色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(c)前記表示(a)と前記表示(b)の両方の表示と、
のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートを生成する、態様を有する。
前記カラーパッチに、上記表示(a)と、上記表示(b)と、上記表示(c)と、のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートを生成する、態様を有する。
前記カラーパッチに、上記値(a)と、上記値(b)と、上記表示(c)と、のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートを生成する機能をコンピューターに実現させる、態様を有する。
まず、本願の図に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。
図3,4A〜4C,5に例示するように、色選択用カラーチャート生成装置(例えば色調整装置100)は、複数のカラーパッチPA1の中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートCH1を生成する。色選択用カラーチャート生成装置は、前記カラーパッチPA1に、
(a)入力データ色空間における前記カラーパッチPA1の色の座標を表す値(例えば入力値V1)の表示と、
(b)前記色選択用カラーチャートCH1を形成する装置(例えばプリンター503)に依存する機器従属色空間における前記カラーパッチPA1の色の座標を表す値(例えばプリンターカラー値V2)の表示と、
(c)前記表示(a)と前記表示(b)の両方の表示と、
のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートCH1を生成する。
以上より、上記態様1は、色調整のために利便性の高い色選択用カラーチャートを提供することができる。
入力データ色空間は、入力データ(例えば後述する入力データD1)に対応する色を定める色空間であればよく、RIPの設定で決定される入力側の色空間、ターゲット装置(例えばターゲット印刷機580)に依存する機器従属色空間、等を含む。ターゲット装置は、オフセット印刷機、グラビア印刷機、フレキソ印刷機、等を含む。
入力データ色空間、及び、機器従属色空間は、CMY(シアン、マゼンタ、及び、イエロー)色空間、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)色空間、RGB(赤、緑、及び、青)色空間、等を含む。
ところで、色選択用カラーチャート生成装置は、前記カラーパッチPA1を形成する予定の位置の色が前記ターゲット装置(580)の色再現域R1外と推定される位置に点線枠F1を表示してもよい。この態様は、ターゲット装置(580)で再現されない色を直接確認することができるので、色調整のために利便性のさらに高い色選択用カラーチャートを提供することができる。
図3,4A〜4C,6,7に例示するように、複数のカラーパッチPA1の中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートCH1を生成する色選択用カラーチャート生成方法は、前記表示(a)(例えば入力値V1の表示)と、前記表示(b)(例えばプリンターカラー値V2の表示)と、前記表示(c)(例えば両方の値(a),(b)の表示)と、のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートCH1を生成する。この態様は、色調整のために利便性の高い色選択用カラーチャートの生成方法を提供することができる。
本色選択用カラーチャート生成方法は、前記ターゲット装置(例えばターゲット印刷機580)の特性を記述したプロファイル(例えば基準プロファイル511)に従って、機器独立色空間において前記カラーパッチPA1の色を表す第一座標値(例えば後述する式(4)の(Lp,ap,bp))を前記入力データ色空間の第二座標値(例えば後述する式(4)で表される(Cp,Mp,Yp,Kp))に変換する第一変換工程ST2を含んでもよい。また、本色選択用カラーチャート生成方法は、前記プロファイル(511)に従って、前記第二座標値を前記機器独立色空間の第三座標値(例えば後述する式(5)で表される(L p',a p',b p'))に変換する第二変換工程ST3を含んでもよい。前記カラーパッチPA1に前記入力データ色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値(V1)の表示を添える場合、本色選択用カラーチャート生成方法は、前記第三座標値に基づいて前記カラーパッチPA1を形成するパッチ形成工程ST4を含んでもよい。
ここで、機器独立色空間は、CIE(国際照明委員会)L*a*b*色空間、CIE L*u*v*色空間、等を含み、色差式CIEDE2000、CMC、CIEDE94、等に基づく改良均等色空間も含む。
本色選択用カラーチャート生成方法は、前記第一座標値と前記第三座標値との差(例えば後述する式(7)で表される色差ΔE p-p')が基準(例えば閾値TH)を超えた場合に該当するカラーパッチの色が前記ターゲット装置(580)の色再現域R1外と推定されたことを前記色選択用カラーチャートCH1に表す色再現域外表示工程ST5を含んでもよい。この態様は、ターゲット装置(580)で再現されない色を直接確認することができるので、色調整のために利便性のさらに高い色選択用カラーチャートの生成方法を提供することができる。
本色選択用カラーチャート生成方法は、前記表示(a)と、前記表示(b)と、前記表示(c)と、のうち二以上の表示の中から前記カラーパッチPA1に添える二以上の値の設定を受け付ける表示値設定工程ST1を含んでもよく、該受け付けた設定の表示を前記カラーパッチPA1に添えて前記色選択用カラーチャートCH1を生成してもよい。本態様は、表示をカラーパッチに添える値を選択することができるので、利便性をさらに向上させることができる。
図3,4A〜4C,5〜7に例示するように、複数のカラーパッチPA1の中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートCH1を生成するための色選択用カラーチャート生成プログラムPR1は、前記カラーパッチPA1に、前記表示(a)(例えば入力値V1の表示)と、前記表示(b)(例えばプリンターカラー値V2の表示)と、前記表示(c)(例えば両方の値(a),(b)の表示)と、のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートCH1を生成する機能をコンピューターに実現させる。この態様は、色調整のために利便性の高い色選択用カラーチャートの生成プログラムを提供することができる。本プログラムは、表示値設定工程ST1に対応する表示値設定機能FU1、第一変換工程ST2に対応する第一変換機能FU2、第二変換工程ST3に対応する第二変換機能FU3、パッチ形成工程ST4に対応するパッチ形成機能FU4、及び、色再現域外表示工程ST5に対応する色再現域外表示機能FU5をコンピューターに実現させてもよい。
まず、図1を参照して、本技術を適用可能なカラーマネジメントシステムの例を説明する。
図1に示すカラーマネジメントシステム500は、印刷原稿作成アプリケーション501で印刷原稿データ512(入力データD1の例)を生成し、RIP502で出力データD2に変換してインクジェットプリンター503に印刷物504を形成させる。印刷原稿作成アプリケーション501には、例え
ば、Adobe(登録商標)Illustrator(登録商標)等を使用可能である。インクジェットプリンター503は、少なくとも、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)のインク(色材)を使用するものとする。
また、印刷原稿データ512に色名531が設定されている場合、RIP502は、カラーライブラリー532を参照して色名531をL*a*b*色空間の色Labinに変換することがある。
さらに、RIP502は、プロセスカラーCMYKin以外にも、減法混色となる三原色CMYのみの色材の使用量を表すプロセスカラー(CMYinとする。)、加法混色となる三原色R(赤)、G(緑)、及び、B(青)の強度を表すプロセスカラー(RGBinとする。)、等とL*a*b*色空間の座標値とを変換するための入力プロファイルも有している。従って、RIP502は、プロセスカラーCMYinやプロセスカラーRGBin等もL*a*b*色空間経由で印刷色cmykpに変換可能である。従って、本技術の入力データ色空間は、プロセスカラーCMYinに対応する色を定めるCMY色空間、プロセスカラーRGBinに対応する色を定めるRGB色空間、等を含む。加えて、RIP502は、L*a*b*色空間の色Labinを入力して印刷色cmykpに変換することも可能である。
(要因1)ターゲット印刷機580の色再現域に制限があるため、色CtをプロセスカラーCMYKinに変換する際に彩度が低下する。
(要因2)印刷原稿データ生成時に用いた基準プロファイル511と、RIP502でプロセスカラーCMYKinをL*a*b*色空間の色Labinに変換した時に用いた入力プロファイル521と、が異なる。
(要因3)プロファイル511,521,522の変換の精度が充分でない。
(要因4)色の座標値Lt,at,btと、実際のカラーチップの色と、にずれがある。
(要因5)インクジェットプリンター503で印刷したところ、ユーザーの好みに合わなかった。
(要因6)インクジェットプリンター503にも色再現域に制限があるため、本来の色Ctを再現することができない。
図3は、色置換を行うための色選択用カラーチャートの例として、複数のカラーパッチPA1の中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートCH1の印刷物PT1を模式的に示している。パッチは、色票とも呼ばれる。図3に示す複数のカラーパッチPA1は、被印刷物M1に対して、L*a*b*色空間の色差ΔEが均等となるように縦横に並べられている。色差ΔEの一般式は、例えば、明度L*の差をΔL、色座標a*の差をΔa、色座標b*の差をΔbとして、ΔE={(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2}1/2で表される。
尚、カラー値V0を添える位置は、カラーパッチPA1の下に限定されず、パッチPA1の上、パッチPA1の左、パッチPA1の右、等でもよい。
次に、カラー値V0を計算する例、及び、ターゲット印刷機580の色再現域R1の外か否かを推定する例を説明する。
まず、プロファイルを使った色変換について、関数fICCを定義する。
(L,a,b)=fICC (Profile,A2B,(C,M,Y,K)) …(1)
(C,M,Y,K)=fICC (Profile,B2A,(L,a,b)) …(2)
ただし、LはL*a*b*色空間の明度L*、aはL*a*b*色空間の色座標a*、bはL*a*b*色空間の色座標b*、Cは機器従属のCMYK色空間におけるCの座標、Mは機器従属のCMYK色空間におけるMの座標、Yは機器従属のCMYK色空間におけるYの座標、Kは機器従属のCMYK色空間におけるKの座標、を表す。
関数fICCはプロファイルを参照して色変換を行う関数であり、式(1)はC,M,Y,K値をL,a,b値に変換する例を示し、式(2)はL,a,b値をC,M,Y,K値に変換する例を示している。
第一引数は、参照するプロファイルを意味する。第二引数は、色変換方向を示し、「A2B」はC,M,Y,K値をL,a,b値に変換することを意味し、「B2A」はL,a,b値をC,M,Y,K値に変換することを意味する。第三引数は、入力カラー値を意味する。
(cp,mp,yp,kp)=fICC (PrinterProfile,B2A,(Lp,ap,bp)) …(3)
ここで、第一引数の「PrinterProfile」は、プリンタープロファイル522を参照して色変換を行うことを意味している。
座標値(cp,mp,mp,kp)に基づいて、プリンターカラー値V2をパッチPA1に添えることができる。中心のパッチPA1aの色は、現在色であり、L,a,b値を(Lin_p,ain_p,bin_p)とする。
(Cp,Mp,Yp,Kp)=fICC (OffsetProfile,B2A,(Lp,ap,bp)) …(4)
ここで、第一引数の「OffsetProfile」は、基準プロファイル511を参照して色変換を行うことを意味している。座標値(Lp,ap,bp)は第一座標値の例であり、座標値(Cp,Mp,Yp,Kp)は第二座標値の例である。
座標値(Cp,Mp,Yp,Kp)に基づいて、入力値V1をパッチPA1に添えることができる。
(L p',a p',b p')=fICC (OffsetProfile,A2B,(Cp,Mp,Yp,Kp)) …(5)
(c p',m p',y p',k p')=fICC (PrinterProfile,B2A,(L p',a p',b p')) …(6)
座標値(L p',a p',b p')は、第三座標値の例である。
ΔE p-p'={(L p'−Lp)2+(a p'−ap)2+(b p'−bp)2}1/2 …(7)
図3,4A,4Cに示す例では、パッチPA1の色で塗り潰さず、点線枠F1を形成することにしている。
図5は、色選択用カラーチャート生成方法を実施する色調整装置の構成例を模式的に示している。図5に示す色調整装置100(色選択用カラーチャート生成装置の例)は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、表示装置115、入力装置116、通信I/F(インターフェイス)118、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。記憶装置114は、色調整プログラムPR0、プロファイル511,522、等を記憶している。記憶装置114には、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、ハードディスク等の磁気記憶装置、等を用いることができる。表示装置115には、液晶表示パネル等を用いることができる。入力装置116には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。通信I/F118は、プリンター503の通信I/F210に接続され、プリンター503に対して情報を入出力する。通信I/F118,210の規格には、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信規格、等を用いることができる。通信I/F118,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LAN(Local Area Network)やインターネット等といったネットワーク通信でもよい。
プリンター503は、色調整装置100が生成した出力画像に基づく印刷用データを入手し、該印刷用データに基づいて前記出力画像に対応する印刷画像を被印刷物に形成する。プリンター503には、インクジェットプリンター以外にも、レーザープリンターといった電子写真方式のプリンター等が含まれ、複写機、ファクシミリ、これらの機能を備えた複合機、等も含まれる。
図6は、図5に示す色調整装置100で行われる色調整処理の例を示している。この例では、ステップS130の色選択用カラーチャート印刷処理が色選択用カラーチャート生成プログラムPR1により行われる。以下、「ステップ」の記載を省略する。
次に、図6のS130で行われる色選択用カラーチャート印刷処理の例を説明する。この例では、S202が表示値設定工程ST1及び表示値設定機能FU1に対応し、S206が第一変換工程ST2及び第一変換機能FU2に対応し、S208が第二変換工程ST3及び第二変換機能FU3に対応し、S210〜S214,S218〜S222がパッチ形成工程ST4及びパッチ形成機能FU4に対応し、S214が色再現域外表示工程ST5及び色再現域外表示機能FU5に対応している。
S206に処理を進めた色調整装置100は、基準プロファイル511に従って、生成される予定の各カラーパッチPA1の色を表すL,a,b値(Lp,ap,bp)をターゲット印刷機580に依存するCMYK色空間の座標値(Cp,Mp,Yp,Kp)に変換する。この変換は、(Cp,Mp,Yp,Kp)=fICC (OffsetProfile,B2A,(Lp,ap,bp))(式(4))に従って行うことができる。L,a,b値(Lp,ap,bp)は、カラーパッチ間の色差d=ΔL1=Δa1=Δb1、及び、中心のパッチPA1aからのパッチ間隔数nに基づいて各パッチPA1に用意される。
S218に処理を進めた色調整装置100は、入力値V1を添える場合、すなわち、カラーチャート元データを生成している場合、S218の処理をスキップする。入力値V1を添えない場合、色調整装置100は、プリンタープロファイル522に従って、生成される予定の各カラーパッチPA1の色を表すL,a,b値(Lp,ap,bp)をインクジェットプリンター503に依存するCMYK色空間の座標値(cp,mp,yp,kp)に変換し、カラーチャート元データを生成する。この変換は、(cp,mp,yp,kp)=fICC (PrinterProfile,B2A,(Lp,ap,bp))(式(3))に従って行うことができる。上述したように、L,a,b値(Lp,ap,bp)は、カラーパッチ間の色差d=ΔL1=Δa1=Δb1、及び、中心のパッチPA1aからのパッチ間隔数nに基づいて各パッチPA1に用意される。色調整装置100は、C,M,Y,K値(cp,mp,yp,kp)に基づいて、カラー値V0や点線枠F1が無くカラーパッチ間の色差dでパッチ数N=(2n+1)2のカラーパッチPA1を表す色選択用カラーチャートを表すカラーチャート元データを生成する。
インクジェットプリンター503に依存するCMYK色空間におけるカラーパッチPA1の色の座標を表すプリンターカラー値V2の表示がカラーパッチPA1に添えられていると、ユーザーは印刷色cmykpに対応するプリンターカラー値V2をカラーパッチPA1とともに直接確認することができる。このため、RIPの色置換機能を利用して入力データを直接出力データに変換する指定をする際に便利である。
入力値V1とプリンターカラー値V2の両方の表示がカラーパッチPA1に添えられていると、ユーザーは、ソフトウエアを用いて入力データを修正する際にも、RIPの色置換機能を利用して入力データを直接出力データに変換する指定をする際にも、便利である。
以上より、本具体例は、自分の使用する色置換の方法や環境に応じた色選択用カラーチャートを生成することができ、利便性を向上させることができる。
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、プリンター503は、上述した色以外の色の色材を使用してもよいし、CMYKの一部の色材を使用しなくてもよい。
カラーパッチの色がターゲット装置の色再現域外か否かを推定するための色差は、色差式CIEDE2000、CMC、CIEDE94、等による色差でもよい。
また、図7の色選択用カラーチャート印刷処理において、常に入力値V1をパッチに添えることを前提として、S202で「プリンターカラー値」を表示せず「入力値」と「両方」のいずれか一方の設定を受け付け、S204の処理を省略してもよい。さらに、常にプリンターカラー値V2をパッチに添えることを前提として、S202で「入力値」を表示せず「プリンターカラー値」と「両方」のいずれか一方の設定を受け付け、S216の処理を省略してもよい。さらに、入力値V1とプリンターカラー値V2とを選択的に添えることを前提として、S202で「両方」を表示せず「入力値」と「プリンターカラー値」のいずれか一方の設定を受け付けてもよい。
尚、入力値V1とプリンターカラー値V2の両方を常に表示することを前提として、S202,S204,S216の処理を省略してもよい。プリンターカラー値V2を表示せず入力値V1を常に表示する場合には、S202,S204,S216〜S220の処理を省略してもよい。入力値V1を表示せずプリンターカラー値V2を表示する場合には、S202〜S216の処理を省略してもよい。
さらに、入力値V1を表示しない場合に点線枠F1を設けるS214の処理を行ってもよい。
また、図4Aの括弧内に例示するように、パッチPA1に「*」といったマーク等を付けても、色再現域外か否かの推定を視覚により認識可能である。この場合、点線枠F1は無くてもよく、パッチの形成予定位置をパッチの色で塗り潰してもよい。
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、色調整のために利便性の高い色選択用カラーチャート等の技術を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
Claims (7)
- 複数のカラーパッチの中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートを生成する色選択用カラーチャート生成装置であって、
前記カラーパッチに、
(a)入力データ色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(b)前記色選択用カラーチャートを形成する装置に依存する機器従属色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(c)前記表示(a)と前記表示(b)の両方の表示と、
のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートを生成する、色選択用カラーチャート生成装置。 - 前記カラーパッチを形成する予定の位置の色が前記ターゲット装置の色再現域外と推定される位置に点線枠を表示する、請求項1に記載の色選択用カラーチャート生成装置。
- 複数のカラーパッチの中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートを生成する色選択用カラーチャート生成方法であって、
前記カラーパッチに、
(a)入力データ色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(b)前記色選択用カラーチャートを形成する装置に依存する機器従属色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(c)前記表示(a)と前記表示(b)の両方の表示と、
のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートを生成する、色選択用カラーチャート生成方法。 - 前記カラーパッチに前記入力データ色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示を添える場合、
前記ターゲット装置の特性を記述したプロファイルに従って、機器独立色空間において前記カラーパッチの色を表す第一座標値を前記入力データ色空間の第二座標値に変換し、
前記プロファイルに従って、前記第二座標値を前記機器独立色空間の第三座標値に変換し、
前記第三座標値に基づいて前記カラーパッチを形成する、請求項3に記載の色選択用カラーチャート生成方法。 - 前記ターゲット装置の特性を記述したプロファイルに従って、機器独立色空間において前記カラーパッチの色を表す第一座標値を前記入力データ色空間の第二座標値に変換し、
前記プロファイルに従って、前記第二座標値を前記機器独立色空間の第三座標値に変換し、
前記第一座標値と前記第三座標値との差が基準を超えた場合に該当するカラーパッチの色が前記ターゲット装置の色再現域外と推定されたことを前記色選択用カラーチャートに表す、請求項3又は請求項4に記載の色選択用カラーチャート生成方法。 - 前記表示(a)と、前記表示(b)と、前記表示(c)と、のうち二以上の表示の中から前記カラーパッチに添える二以上の表示の設定を受け付け、該受け付けた設定の表示を前記カラーパッチに添えて前記色選択用カラーチャートを生成する、請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の色選択用カラーチャート生成方法。
- 複数のカラーパッチの中から目標色に最も近い色のカラーパッチを選択するための色選択用カラーチャートを生成するための色選択用カラーチャート生成プログラムであって、
前記カラーパッチに、
(a)入力データ色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(b)前記色選択用カラーチャートを形成する装置に依存する機器従属色空間における前記カラーパッチの色の座標を表す値の表示と、
(c)前記表示(a)と前記表示(b)の両方の表示と、
のうち二以上の表示の中から表示を切り替えて添えて前記色選択用カラーチャートを生成する機能をコンピューターに実現させる、色選択用カラーチャート生成プログラム。
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