JP2017195551A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017195551A
JP2017195551A JP2016085543A JP2016085543A JP2017195551A JP 2017195551 A JP2017195551 A JP 2017195551A JP 2016085543 A JP2016085543 A JP 2016085543A JP 2016085543 A JP2016085543 A JP 2016085543A JP 2017195551 A JP2017195551 A JP 2017195551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
usage
usage mode
mode information
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016085543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6736956B2 (ja
Inventor
高野 裕昭
Hiroaki Takano
裕昭 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2016085543A priority Critical patent/JP6736956B2/ja
Priority to PCT/JP2017/008662 priority patent/WO2017183329A1/ja
Priority to EP17785672.1A priority patent/EP3448008A4/en
Priority to US16/088,447 priority patent/US10440191B2/en
Publication of JP2017195551A publication Critical patent/JP2017195551A/ja
Priority to US16/547,570 priority patent/US10750030B2/en
Priority to US16/932,137 priority patent/US10931830B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6736956B2 publication Critical patent/JP6736956B2/ja
Priority to US17/177,222 priority patent/US20210176365A1/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/64On-line charging system [OCS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/14Charging, metering or billing arrangements for data wireline or wireless communications
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/58Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP based on statistics of usage or network monitoring
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/59Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP based on real time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M15/00Arrangements for metering, time-control or time indication ; Metering, charging or billing arrangements for voice wireline or wireless communications, e.g. VoIP
    • H04M15/82Criteria or parameters used for performing billing operations
    • H04M15/8207Time based data metric aspects, e.g. VoIP or circuit switched packet data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/487Arrangements for providing information services, e.g. recorded voice services or time announcements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/24Accounting or billing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Meter Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】無線アクセスネットワークおよび他のネットワークが相互に接続されたシステムにおいて無線アクセスネットワークに配置されたアプリケーションサーバに保持されたデータを使用した場合の課金を正確に行う。【解決手段】アプリケーションサーバは、アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持する。使用態様情報生成部は、保持されたデータを無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する。ネットワークデータ使用量計測部は、無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して無線端末が他のネットワークのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行う。課金部は、計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金と生成された使用態様情報に基づく課金とを行う。【選択図】図1

Description

本技術は、情報処理システムに関する。詳しくは、無線通信を利用して情報のやり取りを行う情報処理システムに関する。
従来、無線アクセスネットワークとインターネット等の他のネットワークとを相互に接続したシステムが利用されている。このようなシステムとして、LTE(Long Term Evolution)を挙げることができる。このLTEにおいては、コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)により無線アクセスネットワークと他のネットワークとを接続する。また、全てのデータは、IP(Internet Protocol)に基づくパケットに変換されて転送される。このようなシステムにおいて、無線端末を使用するユーザは、インターネットにより提供されるアプリケーションを利用することが可能となる。
このようなシステムにおいて、無線アクセスネットワークから他のネットワーク上のアプリケーションを使用する際の利便性を向上させる技術として、MEC(Mobile Edge Computing)が提案されている。このMECにおいては、アプリケーションに係るデータを一時的に保持するキャッシュサーバが、無線アクセスネットワーク内に配置される。このキャッシュサーバに保持されたデータにアクセスすることにより、無線端末に対するデータ転送時間を短縮することが可能となり、利便性を向上させることができる。
このキャッシュサーバとしてローカル・キャッシュが無線アクセスネットワークに配置され、このローカル・キャッシュに保持されたデータをユーザが使用する際の課金を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムにおいては、コンテンツ等のデータがネットワークからローカル・キャッシュに提供された際に課金が行われる。
特開2015−92748号公報
上述の従来技術は、データがローカル・キャッシュに保持された際に課金が行われ、その後のローカル・キャッシュに保持されたデータをユーザが使用する際の課金を行っていない。このため、無線アクセスネットワークのローカル・キャッシュに保持されたデータが複数回使用された等の場合に、正確に課金を行うことができないという問題がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、無線アクセスネットワークに配置されたキャッシュサーバに保持されたデータの使用量に応じた課金を行うことを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持するアプリケーションサーバと、上記保持されたデータを上記無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する使用態様情報生成部と、上記無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して上記無線端末が他のネットワークのサーバのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行うネットワークデータ使用量計測部と、上記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金と上記生成された使用態様情報に基づく課金とを行う課金部とを具備する情報処理システムである。これにより、使用態様情報に基づく課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記使用態様情報生成部は、上記アプリケーションサーバに保持されたデータの使用であることを示す情報を上記使用態様情報として生成してもよい。これにより、アプリケーションサーバに保持されたデータが使用される場合の課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記課金部は、上記アプリケーションサーバに保持されたデータの使用であることを示す情報が上記使用態様情報として生成された場合には上記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際の料率より低い料率により上記課金を行ってもよい。これにより、アプリケーションサーバに保持されたデータを使用する際には、低い料率により課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記使用態様情報生成部は、上記アプリケーションサーバへのデータの転送であることを示す情報を上記使用態様情報として生成してもよい。これにより、アプリケーションサーバにデータが転送される場合の課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記課金部は、上記アプリケーションサーバへのデータの転送であることを示す情報が上記使用態様情報として生成された場合に負の値の料率により上記課金を行ってもよい。これにより、アプリケーションサーバにデータが転送される場合には負の値の料率により課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記使用態様情報生成部は、上記保持されたアプリケーションの起動後の継続時間を上記使用態様情報として生成してもよい。これにより、アプリケーションサーバにおいて実行されるアプリケーションの起動後の継続時間に応じた課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記課金部は、上記アプリケーションの起動後の継続時間が上記使用態様情報として生成された場合に上記アプリケーションの起動後の継続時間に応じて変更した料率により上記課金を行ってもよい。これにより、アプリケーションの起動後の継続時間に応じて料率が変更されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記使用態様情報生成部は、ハンドオーバの回数を上記使用態様情報として生成してもよい。これにより、ハンドオーバの回数に応じた課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記使用態様情報生成部は、上記アプリケーションサーバに保持されたアプリケーションおよびデータが所定の期間使用されていないことを示す情報を上記使用態様情報として生成してもよい。これにより、アプリケーションサーバにおいて実行されるアプリケーション等が所定の期間使用されていない場合の課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記課金部は、上記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金に応じて上記無線端末のユーザが事前に支払った使用料の残高を管理するネットワークデータ口座残高管理部と、上記生成された使用態様情報に基づく課金に応じて上記使用料の残高を管理するデータ口座残高管理部と、上記ネットワークデータ口座残高管理部および上記データ口座残高管理部により管理されたそれぞれの残高に基づいて上記ユーザの使用料を決定する課金管理部とを備えてもよい。これにより、ネットワークデータ口座残高管理部およびデータ口座残高管理部により口座残高の管理が行われるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持するアプリケーションサーバと、上記保持されたデータを上記無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する使用態様情報生成部と、上記無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して上記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行うネットワークデータ使用量計測部と、上記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金を行うネットワークデータ課金部と、上記生成された使用態様情報に基づく課金を行うデータ課金部とを具備する情報処理システムである。これにより、ネットワークデータ課金部およびデータ課金部により課金が行われるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記データ課金部は、複数配置された上記アプリケーションサーバ毎に配置されて上記複数のアプリケーションサーバ毎に上記課金を行ってもよい。これにより、複数のデータ課金部によりアプリケーションサーバ毎に課金が行われるという作用をもたらす。
本技術によれば、無線アクセスネットワークに配置されたキャッシュサーバに保持されたデータの使用に関する課金を正確に行うという優れた効果を奏し得る。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第1の実施の形態における情報処理システム10の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における課金を行う領域の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における課金装置260の構成例を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。 本技術の第2の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。 本技術の第4の実施の形態における無線アクセスネットワーク300の構成例を示す図である。 本技術の第4の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。 本技術の第5の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。 本技術の第5の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの他の例を示す図である。 本技術の第6の実施の形態における課金装置260の構成例を示す図である。 本技術の第7の実施の形態における課金を行う領域の構成例を示す図である。 本技術の第7の実施の形態におけるネットワークデータ課金装置280の構成例を示す図である。 本技術の第7の実施の形態におけるキャッシュデータ課金装置370の構成例を示す図である。 本技術の第7の実施の形態における口座残高の同期制御のシーケンスの一例を示す図である。 本技術の実施の形態の変形例における情報処理システム10の構成例を示す図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(アプリケーションサーバのデータの使用について課金する場合の例)
2.第2の実施の形態(アプリケーションサーバへのアップロードに対して課金する場合の例)
3.第3の実施の形態(アプリケーションサーバのアプリケーションの起動後の継続時間に基づいて課金する場合の例)
4.第4の実施の形態(ハンドオーバの回数に基づいて課金する場合の例)
5.第5の実施の形態(アプリケーションサーバのアプリケーションを使用しない場合に課金する例)
6.第6の実施の形態(2つのABMFにより口座残高の管理を行う場合の例)
7.第7の実施の形態(2つの課金装置により課金を行う場合の例)
8.変形例
<1.第1の実施の形態>
[情報処理システムの構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態における情報処理システム10の構成例を示す図である。この情報処理システム10は、ネットワーク100と、コアネットワーク200と、無線アクセスネットワーク300とを備える。
ネットワーク100は、インターネット等のIPに基づくパケットのやり取りを行うネットワークである。このネットワーク100は、アプリケーションを保持するサーバ110を備える。このアプリケーションには、例えば、画像等のデータを配信するアプリケーションが該当する。
[コアネットワークの構成]
同図において、コアネットワーク200は、ネットワーク100と無線アクセスネットワーク300とを接続するネットワークである。コアネットワーク200には、例えば、EPCを使用することができる。このコアネットワーク200は、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)210と、移動性管理装置(MME:Mobility Management Entity)240と、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW:Packet data network Gateway)230と、サービングゲートウェイ(S−GW:Serving Gateway)250と、ポリシーおよび課金制御機能(PCRF:Policy and Charging Rule Function)220と、課金装置260と、料金請求ドメイン270とを備える。
HSS210およびMME240は、S6aインターフェースにより接続される。MME240およびS−GW250は、S11インターフェースにより接続される。S−GW250およびP−GW230は、S5インターフェースにより接続される。P−GW230およびPCRF220は、Gxインターフェースにより接続される。また、P−GW230およびネットワーク100は、SGIインターフェースにより接続される。PCRF220およびネットワーク100は、Rxインターフェースにより接続される。
HSS210は、加入者情報を保持するものである。
MME240は、無線アクセスネットワーク300に接続される無線端末340の認証管理や無線端末340の位置管理等の処理を行うものである。このMME240は、HSS210の加入者情報に基づいて処理を行う。
S−GW250は、加入者情報に基づいてパケットの中継処理を行うものである。
P−GW230は、コアネットワーク200とネットワーク100とを接続し、パケットの制御を行うものである。このP−GW230は、無線アクセスネットワーク300を介して無線端末340のユーザがネットワーク100のデータ、例えば、サーバ110のデータを使用した際の使用量であるネットワークデータ使用量の計測を行う。このネットワークデータ使用量の計測は、後述するPCRF220により供給されたネットワークデータ課金情報に基づいて行われる。なお、P−GW230は、特許請求の範囲に記載のネットワークデータ使用量計測部の一例である。
PCRF220は、ネットワークデータ課金情報およびデータ課金情報を生成し、P−GW230および課金装置260に対してそれぞれ供給するものである。ここで、ネットワークデータ課金情報は、ネットワークデータ使用量に応じた課金の情報である。データ課金情報は、後述するアプリケーションサーバ330に保持されたデータが無線端末340のユーザ等により使用された際の使用量に応じた課金の情報である。なお、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用量をデータ使用量と称する。これらの課金情報には課金に関するルール(Charging Rule)を適用することができる。
課金装置260は、P−GW230により計測されたネットワークデータ使用量と後述するキャッシュデータ計測部331により計測されたデータ使用量とに基づいて課金を行うものである。なお、課金装置260は、特許請求の範囲に記載の課金部の一例である。
料金請求ドメイン270は、課金装置260からの課金結果に基づいて無線端末340を使用するユーザに対して料金を請求するものである。
コアネットワーク200におけるデータ使用量の計測および課金の詳細については後述する。
[無線アクセスネットワークの構成]
同図において、無線アクセスネットワーク300は、基地局#1(310)と、基地局#2(320)と、アプリケーションサーバ330とを備える。
基地局#1(310)およびMME240は、S1−MMEインターフェースにより接続される。また、基地局#1(310)およびS−GW250は、S1−Uインターフェースにより接続される。なお、基地局#2(320)においてもこれらのインターフェースにより、同様に接続される(不図示)。また、基地局#1(310)および基地局#2(320)は、X2インターフェースにより接続される。
基地局#1(310)および#2(320)は、無線端末340を無線アクセスネットワーク300に接続するものである。同図に表したように、無線端末340は、Uuインターフェースにより基地局#1(310)または#2(320)に接続される。なお、同図においては2つの基地局が配置されているが、これに限定されず、3以上の基地局が配置されてもよく、1つの基地局のみが配置されてもよい。
アプリケーションサーバ330は、無線アクセスネットワークに配置されてアプリケーションおよびこのアプリケーションに係るデータを保持するものである。通常、このアプリケーションおよびこのアプリケーションに係るデータは、サーバ110に保持される。アプリケーションとして、例えば、動画の配信を行うアプリケーションを想定すると、動画ファイルがデータに該当し、動画ファイルをダウンロードする行為がデータの使用に該当する。ユーザが動画ファイルをダウンロードする際には、同図において点線により表した経路401により動画ファイルが伝達される。この場合、P−GW230およびS−GW250を介して伝達されるため、ダウンロードに要する時間が長くなる。
そこで、この動画ファイルをアプリケーションサーバ330に保持させ、同図において破線により表した経路402により動画ファイルをダウンロードする。これにより、ダウンロードに要する時間を短縮することができる。このように、アプリケーションサーバ330は、データを保持し、この保持されたデータを無線端末340のユーザに使用させるものである。なお、アプリケーションサーバ330は、基地局毎に配置することができる。
また、同図のアプリケーションサーバ330は、キャッシュデータ計測部331と、使用態様情報生成部332とを備える。キャッシュデータ計測部331は、データ使用量の計測を行うものである。このキャッシュデータ計測部331には、MCE(MEC Charging Entity)を使用することができる。ユーザがサーバ110に保持されたデータを使用する場合は、P−GW230によりデータの使用量を計測することができる。上述の例では、経路401に沿って動画ファイルがダウンロードされる際のデータの使用量は、P−GW230により計測することができる。P−GW230を経由して動画ファイルが伝達されるためである。しかし、ユーザがアプリケーションサーバ330に保持されたデータを使用する際には、P−GW230はデータの使用を把握することができず、計測を行うことができない。
そこで、アプリケーションサーバ330が自身に保持されたデータの使用量(データ使用量)の計測を行う。そして、計測結果を課金装置260に送信することにより、アプリケーションサーバ330に保持されたデータを使用する場合の課金を行うことができる。これに先立って、アプリケーションサーバ330は、課金要求を課金装置260に送信し、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用開始を課金装置260に通知する。なお、本技術の実施の形態は、同図の構成に限定されるものではない。例えば、アプリケーションサーバ330がS−GW250と基地局#1(310)との間に配置される構成にすることもできる。なお、キャッシュデータ計測部331および使用態様情報生成部332の構成の詳細については後述する。
[課金を行う領域の構成]
図2は、本技術の第1の実施の形態における課金を行う領域の構成例を示す図である。同図は、図1において課金に関与する部分の構成の詳細を表したものである。
同図のP−GW230は、ポリシーおよび課金実施機能(PCEF:Policy and Charging Enforcement Function)231を備える。このPCEF231は、PCRF220により供給されたネットワークデータ課金情報に基づいてネットワークデータ使用量の計測を行うものである。ネットワークデータ使用量の計測は、例えば、P−GW230を経由して伝達されるパケットの数を計測することにより行うことができる。
同図のアプリケーションサーバ330は、キャッシュデータ計測部331と、使用態様情報生成部332とを備える。
キャッシュデータ計測部331は、PCRF220により出力されたデータ課金情報に基づいて保持データ使用量の計測を行うものである。このデータ使用量の計測は、例えば、アプリケーションサーバ330と基地局310との間でやり取りされるパケット数を計測することにより行うことができる。計測されたデータ使用量は、課金装置260に対して送信される。
使用態様情報生成部332は、アプリケーションサーバ330に保持されたデータを無線端末340のユーザ等が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成するものである。この使用態様情報は、前述のデータ使用量とともに課金装置260に対して送信される。この使用態様には、例えば、無線端末340のユーザがアプリケーションサーバ330に保持されたデータを使用する旨の情報が該当する。この場合には、アプリケーションサーバ330に保持されたデータが使用される毎に使用態様情報が課金装置260に対して送信される。
PCRF220は、HSS210から加入者情報として加入者の無線端末340が許可されているサービスおよび加入者の無線端末340の課金に関する情報を取得する。そして、これらの情報に基づいて課金情報を生成する。この課金情報には課金に関するルール(Charging Rule)を適用することができる。例えば、課金方法の指定やアプリケーションを同定するためのID、データ使用量の計測の対象となるデータのフローに関する情報等が課金情報に該当する。
ユーザがサーバ110のデータを使用する場合の課金は、次のように行うことができる。まず、サーバ110のアプリケーションからデータの使用が開始される旨の開始情報がPCRF220に対して送信される。PCRF220は、この開始情報およびHSS210から出力された加入者情報に基づいて課金情報(ネットワークデータ課金情報)を生成し、P−GW230のPCEF231に対して供給する。この課金情報が供給されたPCEF231は、ネットワークデータ使用量の計測を開始する。その後、計測結果が課金装置260に送信され、サーバ110のデータの使用に対する課金が行われる。
一方、ユーザがアプリケーションサーバ330のデータを使用する場合の課金は、次のように行うことができる。まず、アプリケーションサーバ330からデータの使用が開始される旨の開始情報がPCRF220に対して送信される。PCRF220は、この開始情報およびHSS210から出力された加入者情報に基づいて課金情報(データ課金情報)を生成し、キャッシュデータ計測部331に対して供給する。この課金情報が供給されたキャッシュデータ計測部331は、データ使用量の計測を開始する。その後、計測結果が課金装置260に対して送信される。また、使用態様情報生成部332は、使用態様情報を生成して課金装置260に対して送信される。その後、課金装置260においてアプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用に対する課金が行われる。
これら、ネットワークデータ使用量の計測およびデータ使用量の計測は、データの使用形態に応じて同時に、または、それぞれ単独で行うことができる。例えば、無線端末340のユーザがサーバ110のデータを使用する場合には、ネットワークデータ使用量の計測のみを行う。無線端末340のユーザやオーバザトップ(Over The Top)事業を行う業者がデータをアプリケーションサーバ330にアップロードする場合には、データ使用量の計測のみを行う。また、無線端末340のユーザがアプリケーションサーバ330との間で、ゲーム等のアプリケーションに係るデータをやり取りする場合にも、データ使用量の計測のみを行う。無線端末340のユーザがサーバ110のデータを使用するとともにそのデータがアプリケーションサーバ330に保持される場合には、ネットワークデータ使用量の計測およびデータ使用量の計測を行う。
[課金装置の構成]
図3は、本技術の第1の実施の形態における課金装置260の構成例を示す図である。同図の課金装置260は、オンライン課金を行う。ここで、オンライン課金とは、ネットワークが使用される度に課金が行われる課金方法である。
課金装置260は、口座残高管理機能(ABMF:Account Balance Management Function)261と、オンライン課金機能(OCF:Online Charging Function)262と、レーティング機能(RF:Rating Function)263と、課金トリガ機能(CTF:Charging Trigger Function)264とを備える。
ABMF261は、加入者の口座残高の管理を行うものである。同図においては、無線端末340のユーザの口座残高の管理を行う。ここで、口座残高は、加入者により事前に購入されたネットワーク使用料の残高を表す。ABMF261は、後述するOCF262により行われた課金の結果に基づいて口座残高の管理を行う。
RF263は、料率を決定し、OCF262に対して出力するものである。ここで、料率とは、データの使用量と料金との比率であり、例えば、1パケット当たりの使用料が該当する。
CTF264は、課金イベントの発生を検出するものである。またCTF264は、ネットワークの使用により口座残高がなくなった場合に、当該加入者によるネットワークの使用を停止させる機能をさらに備える。
OCF262は、課金装置260の全体を制御し、オンライン課金を実行するものである。OCF262は、P−GW230およびキャッシュデータ計測部331からデータの使用量が送信されるとこれらのデータの使用についての認証を行う。次にこれら送信されたデータの使用量とRF263から出力された料率とに基づいて課金を行う。この際、OCF262は、使用態様情報生成部332から送信された使用態様情報に基づいて、課金方式の変更をさらに行う。その後、課金の結果をABMF261に対して出力する。また、OCF262は、ABMF261により管理された口座残高等の情報を料金請求ドメイン270に対して送信する。
なお、OCF262は、アプリケーションサーバ330のデータの使用に対する課金要求が送信された際に、ABMF261に保持された残高を確認し、データの送受信が可能か否かを判断する。そして、使用可能なデータ量(使用可能データ量)を算出し、アプリケーションサーバ330に対して送信することもできる。また、この使用可能データ量に対応する料金の決定をさらに行うことができる。
ユーザがサーバ110に保持されたデータを使用する場合と比較して、ユーザがアプリケーションサーバ330に保持されたデータを使用する場合には、コアネットワーク200の負担が少なくなる。P−GW230およびS−GW250を介したデータの伝達を行う必要がないためである。そこで、このようなデータの使用に関しては、低い使用料に設定することができる。この場合、OCF262は、使用態様情報生成部332から送信された使用態様情報によりアプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用であることを把握し、当該使用についての料率を低くする。これにより、低い使用料にすることができる。
[使用料の設定]
図4は、本技術の第1の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。まず、アプリケーションサーバ330から課金要求および使用態様情報がOCF262に対して送信される(801)。この課金要求には、無線端末340を識別するためのIDが含まれる。また、この使用態様情報は、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用を表す情報である。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、口座残高を取得する(802)。具体的には、無線端末340のユーザの口座残高をABMF261から取得する。次に、OCF262は、RF263に対して料率送信要求を行う(803)。料率送信要求を受信したRF263は、料率をOCF262に対して送信する(804)。料率を受信したOCF262は、取得した残高および受信した料率に基づいて使用可能データ量および料金を決定し(805)、使用可能データ量をアプリケーションサーバ330に対して送信する(806)。その後、使用可能データ量を受信したアプリケーションサーバ330においてサービスが開始され(807)、データの使用等が実行される。
このように、本技術の第1の実施の形態では、使用態様情報生成部332がアプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用であることを示す情報を使用態様情報として生成し、この生成された使用態様情報に基づいて課金が行われる。これにより、アプリケーションサーバに保持されたデータの使用に対する正確な課金を行うことができる。
<2.第2の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用であることを示す情報を使用態様情報として生成していた。これに対し本技術の第2の実施の形態では、アプリケーションサーバ330へのデータのアップロードであることを示す情報を使用態様情報として生成する。アプリケーションサーバ330へのデータのアップロードの際の料率を変更する点において、第1の実施の形態と異なる。
[課金を行う領域の構成]
本技術の第2の実施の形態における使用態様情報生成部332は、アプリケーションサーバ330に対して無線端末340のユーザ等がデータをアップロードする場合に、データのアップロードであることを示す情報を使用態様情報として生成する。すなわち、アプリケーションサーバ330へのデータの転送であることを示す情報を使用態様情報として生成する。例えば、オーバザトップ(OTT:Over The Top)事業を行う業者がアプリケーションサーバ330においてアプリケーションを実行し、当該アプリケーションに係る有益なデータを無線端末340のユーザがアップロードする場合を想定する。この場合、有益なデータをアップロードする無線端末340のユーザに対してOTT業者が対価を支払う場合、例えば、料率を負の値にすることにより行うことができる。また、例えば、そのようなユーザに対する課金を行わないことにより、使用料を無料にする方式にすることも可能である。
そこで、使用態様情報生成部332が、このようなデータのアップロードであることを示す使用態様情報を生成し、課金装置260に対して送信する。この使用態様情報を受信した課金装置260のOCF262は、例えば、負の値の料率を設定して課金を行う。無線端末340のユーザの口座残高が増加することとなり、データをアップロードしたユーザに対して対価を支払うことができる。なお、対価の額に上限を設ける場合には、アップロード可能データ量をアプリケーションサーバ330に対して通知することにより行うことができる。
[使用料の設定]
図5は、本技術の第2の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。なお、図4において説明した処理と同一の処理については、同じ符号を用いて説明する。まず、アプリケーションサーバ330から課金要求および使用態様情報がOCF262に対して送信される(810)。この使用態様情報は、アプリケーションサーバ330へのデータのアップロードを示す情報である。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、口座残高を取得する(802)。次に、OCF262は、RF263に対して料率送信要求を行う(803)。料率送信要求を受信したRF263は、料率をOCF262に対して送信する(804)。料率を受信したOCF262は、取得した残高と受信した料率およびデータのアップロードに対する対価の額とに基づいて料金およびアップロード可能データ量を決定する(811)。決定されたアップロード可能データ量は、アプリケーションサーバ330に対して送信される(812)。その後、アップロード可能データ量を受信したアプリケーションサーバ330においてサービスが開始される(813)。
これ以外の情報処理システム10の構成は本技術の第1の実施の形態において説明した情報処理システム10の構成と同様であるため、説明を省略する。
このように、本技術の第2の実施の形態では、使用態様情報生成部332がアプリケーションサーバ330へのデータのアップロードであることを示す情報を使用態様情報として生成し、この生成された使用態様情報に基づいて課金が行われる。これにより、データをアップロードしたユーザに対価を支払うことができる。
<3.第3の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用であることを示す情報を使用態様として生成していた。これに対し本技術の第3の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションの起動後の継続時間を使用態様として生成する。アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションの起動後の継続時間に応じて料率を変更する点において、第1の実施の形態と異なる。
[課金を行う領域の構成]
本技術の第3の実施の形態における使用態様情報生成部332は、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションの起動後の継続時間を使用態様情報として生成する。アプリケーションサーバ330は、ネットワーク事業を行う業者の資産である。このアプリケーションサーバ330において、ユーザやOTT業者がアプリケーションを長時間実行している場合に料率を高くする。これにより、ユーザ等によるアプリケーションの長時間の使用を抑制することができ、アプリケーションサーバ330等の資産を有効に活用することができる。
アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションの起動後の継続時間を使用態様情報として受信した課金装置のOCF262は、RF263から取得した料率をより高い料率に変更して課金を行う。
[使用料の設定]
図6は、本技術の第3の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。なお、801乃至807までの処理は図4において説明した処理と同様であるため、説明を省略する。
サービスの開始(807)の後、アプリケーションサーバ330から課金要求および使用態様情報がOCF262に対して送信される(820)。この使用態様情報は、当該使用に係るアプリケーションの起動後の継続時間である。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、起動後の継続時間に応じて料率を変更する。そして、変更後の料率に基づいて料金の再計算を行い、料金を変更する(821)。その後、新たな料金を課金応答としてアプリケーションサーバ330に対して送信する(822)。
これ以外の情報処理システム10の構成は本技術の第1の実施の形態において説明した情報処理システム10の構成と同様であるため、説明を省略する。
このように、本技術の第3の実施の形態では、使用態様情報生成部332がアプリケーションの起動後の継続時間を使用態様情報として生成し、この生成された使用態様情報に基づいて課金が行われる。これにより、アプリケーションを長期間使用するユーザ等に高い料率の課金を行うことができる。
<4.第4の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用であることを示す情報を使用態様として生成していた。これに対し本技術の第4の実施の形態では、無線端末340の移動により異なるアプリケーションサーバのデータを無線端末340が使用する場合の移動回数を使用態様として生成する。アプリケーションサーバが複数配置され、無線端末340の移動回数に応じて料率を変更する点において、第1の実施の形態と異なる。
[無線アクセスネットワークの構成]
図7は、本技術の第4の実施の形態における無線アクセスネットワーク300の構成例を示す図である。同図は、図1において説明した情報処理システム10のうちの無線アクセスネットワーク300の部分の構成を表したものである。同図の無線アクセスネットワークは、以下の点で、図1において説明した無線アクセスネットワーク300と異なる。同図の無線アクセスネットワーク300は、基地局#2(320)に接続されたアプリケーションサーバ#2(360)をさらに備える。このアプリケーションサーバ#2(360)は、キャッシュデータ計測部361と、使用態様情報生成部362とを備える。
また、同図は、ハンドオーバを生じた場合の例をさらに表したものである。ここで、ハンドオーバとは、無線端末340の移動に伴い、接続する基地局を自動的に切り替えて通信を継続させる機能である。同図においては、基地局#1(310)に接続されていた無線端末340が基地局#2(320)のセル領域に移動した場合の例を表した。この際、移動後の無線端末340は、基地局#2(320)に自動的に接続され、データの通信を継続して行うことができる。このハンドオーバの際、無線端末340がアプリケーションサーバ#1(330)に保持されたデータを使用していた場合には、無線端末340は、アプリケーションサーバ#2(360)に接続することにより、データの使用を継続することができる。
[課金を行う領域の構成]
本技術の第4の実施の形態における使用態様情報生成部332は、無線端末340のハンドオーバの回数である移動回数を使用態様情報として生成する。ハンドオーバは、ルートの変更を伴うためネットワークの負担が大きくなる。そこで、ハンドオーバを頻繁に繰り返すユーザに対して料率を高くすることにより、適切な使用者負担を要求することができる。なお、当該ユーザにアプリケーションを提供するOTT業者に対し、この使用者負担を要求することもできる。
移動回数を使用態様情報として受信した課金装置のOCF262は、RF263から取得した料率をより高い料率に変更して課金を行う。
[使用料の設定]
図8は、本技術の第4の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。なお、図4において説明した処理と同一の処理については、同じ符号を用いて説明する。まず、アプリケーションサーバ330から課金要求および使用態様情報がOCF262に対して送信される(830)。この使用態様情報は、無線端末340の移動回数である。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、口座残高を取得する(802)。次に、OCF262は、RF263に対して料率送信要求を行う(803)。料率送信要求を受信したRF263は、料率をOCF262に対して送信する(804)。料率を受信したOCF262は、取得した残高と受信した料率および移動回数とに基づいて料金および使用可能データ量を決定する(831)。決定された使用可能データ量は、アプリケーションサーバ330に対して送信される(806)。その後、使用可能データ量を受信したアプリケーションサーバ330においてサービスが開始される(807)。
サービスの開始(807)の後、アプリケーションサーバ330から移動回数を表す使用態様情報が課金要求とともにOCF262に対して送信される(832)。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、移動回数に応じて料率を変更する。そして、変更後の料率に基づいて料金の再計算を行い、料金を変更する(833)。その後、新たな料金を課金応答としてアプリケーションサーバ330に対して送信する(834)。
なお、同図の最初の課金要求および使用態様情報の送信(830)は、図4において説明したアプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用を表す情報を使用態様情報として送信する(801)こともできる。
これ以外の情報処理システム10の構成は本技術の第1の実施の形態において説明した情報処理システム10の構成と同様であるため、説明を省略する。
このように、本技術の第4の実施の形態では、使用態様情報生成部332が無線端末340の移動回数を使用態様情報として生成し、この生成された使用態様情報に基づいて課金が行われる。これにより、ハンドオーバが頻繁に繰り返される場合に高い料率の課金を行うことができる。
<5.第5の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用であることを示す情報を使用態様として生成していた。これに対し本技術の第5の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションが所定の期間使用されていないことを示す情報を使用態様として生成する。アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションが使用されていない場合であっても課金が行われる点において、第1の実施の形態と異なる。
[課金を行う領域の構成]
本技術の第5の実施の形態における使用態様情報生成部332は、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションが所定の期間使用されていないことを示す情報を使用態様情報として生成する。アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションやこれに係るデータが使用されない場合、アプリケーションサーバ330から課金要求が送信されず、課金が行われない。そこで、これらが所定の期間使用されていないことを示す情報を使用態様情報として使用態様情報生成部332が生成し、課金装置260に対して送信する。これにより、無線端末340のユーザやOTT業者に対して課金を行うことができる。また、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーション等が使用されていない時間である不使用経過時間を使用態様情報として生成することもできる。この場合には、不使用経過時間に応じて料率を高くすることができる。
アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションおよびデータが所定の期間使用されていないことを示す情報を使用態様情報として受信した課金装置のOCF262は、無線端末340のユーザ等に対して課金を行う。
[使用料の設定]
図9は、本技術の第5の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの一例を示す図である。なお、図4において説明した処理と同一の処理については、同じ符号を用いて説明する。まず、アプリケーションサーバ330から課金要求および使用態様情報がOCF262に対して送信される(840)。この課金要求には、アプリケーション等を識別するためのIDが含まれる。また、この使用態様情報は、当該使用に係るアプリケーションおよびデータが所定の期間使用されていないことを示す情報である。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、口座残高を取得する(802)。次に、OCF262は、RF263に対して料率送信要求を行う(803)。料率送信要求を受信したRF263は、料率をOCF262に対して送信する(804)。料率を受信したOCF262は、不使用時の料金を決定し(841)、決定した料金を課金応答としてアプリケーションサーバ330に対して送信する(842)。この課金応答には、上述の課金要求に含まるIDと同じIDが含まれる。
さらに、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションおよびデータが不使用である場合は、所定の期間が経過する毎に、上述の840および842のやり取りが繰り返され、課金が行われる。
図10は、本技術の第5の実施の形態における使用料の設定のシーケンスの他の例を示す図である。なお、840乃至842までの処理は図9において説明した処理と同様であるため、説明を省略する。
課金応答がアプリケーションサーバ330に対して送信(842)された後、引き続き
アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーションおよびデータが不使用である場合には、アプリケーションサーバ330から課金要求および使用態様情報がOCF262に対して送信される(843)。この使用態様情報は、不使用経過時間である。課金要求および使用態様情報を受信したOCF262は、不使用経過時間に応じて料率を変更する。そして、変更後の料率に基づいて料金の再計算を行い、料金を変更する(844)。その後、新たな料金を課金応答としてアプリケーションサーバ330に対して送信する(845)。
これ以外の情報処理システム10の構成は本技術の第1の実施の形態において説明した情報処理システム10の構成と同様であるため、説明を省略する。
このように、本技術の第5の実施の形態では、アプリケーション等が使用されていないことを示す情報が使用態様情報として生成され、この生成された使用態様情報に基づいて課金が行われる。これにより、アプリケーションサーバ330に保持されたアプリケーション等が使用されない場合であっても課金を行うことができる。
<6.第6の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、課金装置260において、1つのABMFにより、口座残高の管理を行っていた。これに対し本技術の第6の実施の形態では、ネットワークデータの使用に応じた口座残高の管理とアプリケーションサーバに保持されたデータの使用に応じた口座残高の管理とを異なるABMFにより行う。2つのABMFにより個別に口座残高の管理が行われる点において、第1の実施の形態と異なる。
[課金装置の構成]
図11は、本技術の第6の実施の形態における課金装置260の構成例を示す図である。同図の課金装置260は、ABMF261の代わりに第1のABMF265および第2のABMF266を備える点で、図3において説明した課金装置260と異なる。
第1のABMF265は、ネットワークデータ使用量に基づく課金に応じて事前に支払われた使用料の口座残高を管理するものである。また、第2のABMF266は、使用態様情報に基づく課金に応じて事前に支払われた使用料の口座残高を管理するものである。OCF262は、P−GW230からデータ使用量が送信されると、このデータ使用量に基づく課金を行い、課金の結果を第1のABMF265に対して出力する。第1のABMF265は、この出力された課金の結果に基づいて口座残高の管理を行う。また、OCF262は、キャッシュデータ計測部331からデータ使用量が送信されると、この使用料に基づく課金を行い、課金の結果を第2のABMF266に対して出力する。第2のABMF266は、この出力された課金の結果に基づいて口座残高の管理を行う。また、OCF262は、第1のABMF265および第2のABMFにより管理されたそれぞれの口座残高に基づいて無線端末340のユーザの使用料を決定し、料金請求ドメイン270に対して送信する。
なお、第1のABMF265は、特許請求の範囲に記載のネットワークデータ口座残高管理部の一例である。第2のABMF266は、特許請求の範囲に記載のデータ口座残高管理部の一例である。OCF262は、特許請求の範囲に記載の課金管理部の一例である。
このように、第1のABMF265および第2のABMF266により個別にネットワークデータの使用およびアプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用に応じた口座残高の管理が行われる。第2のABMF266により管理される口座残高が不足した場合には、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用を停止することとなる。このような場合であっても、第1のABMF265により管理される口座残高に余裕がある場合には、ネットワークデータの使用を継続することができる。例えば、通話データの送受信を継続することができる。これにより、利便性を向上させることができる。
これ以外の情報処理システム10の構成は本技術の第1の実施の形態において説明した情報処理システム10の構成と同様であるため、説明を省略する。
このように、本技術の第6の実施の形態では、2つのABMFにより、ネットワークデータの使用に応じた口座残高の管理とアプリケーションサーバに保持されたデータの使用に応じた口座残高の管理とをそれぞれ個別に行う。これにより、利便性を向上させることができる。
<7.第7の実施の形態>
上述の第1の実施の形態では、課金装置260において、ネットワークデータの使用に基づく課金とアプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用に基づく課金とを行っていた。これに対し本技術の第7の実施の形態では、アプリケーションサーバ330に保持されたデータの使用に基づく課金を行うキャッシュデータ課金装置をさらに配置する。ネットワークデータの使用に基づく課金とアプリケーションサーバに保持されたデータの使用に基づく課金とが異なる課金装置により個別に行われる点において、第1の実施の形態と異なる。
[課金を行う領域の構成]
図12は、本技術の第7の実施の形態における課金を行う領域の構成例を示す図である。同図の課金を行う領域の構成は、以下の点で、図2において説明した課金を行う領域の構成と異なる。同図の課金を行う領域の構成は、課金装置260の代わりにネットワークデータ課金装置280を備える。また、同図の課金を行う領域の構成は、基地局#2(320)に接続されたアプリケーションサーバ#2(360)と、キャッシュデータ課金装置#1(370)および#2(380)とをさらに備える。
ネットワークデータ課金装置280は、ネットワークデータの使用量に基づく課金および口座残高の管理を行うものである。また、このネットワークデータ課金装置280は、後述するキャッシュデータ課金装置による課金結果を反映した口座残高の管理をさらに行う。
同図のアプリケーションサーバ#1(330)のキャッシュデータ計測部331は、計測したデータ使用量をキャッシュデータ課金装置#1(370)に対して送信する。また、使用態様情報生成部332は、生成した使用態様情報をキャッシュデータ課金装置#1(370)に対して送信する。
アプリケーションサーバ#2(360)は、キャッシュデータ計測部361と、使用態様情報生成部362とを備え、基地局#2(320)との間でデータ(パケット)のやり取りを行うものである。キャッシュデータ計測部361は、計測したデータ使用量をキャッシュデータ課金装置#2(380)に対して送信する。また、使用態様情報生成部362は、生成した使用態様情報をキャッシュデータ課金装置#2(380)に対して送信する。
キャッシュデータ課金装置#1(370)は、アプリケーションサーバ#1(330)に保持されたデータの使用等についての課金を行う。具体的には、キャッシュデータ計測部331から送信されたデータ使用量と使用態様情報生成部332から送信された使用態様情報とに基づいて課金を行う。
キャッシュデータ課金装置#2(380)は、アプリケーションサーバ#2(360)に保持されたデータの使用等についての課金を行う。具体的には、キャッシュデータ計測部361から送信されたデータ使用量と使用態様情報生成部362から送信された使用態様情報とに基づいて課金を行う。
このように、本技術の第7の実施の形態では、アプリケーションサーバ毎にキャッシュデータ課金装置が配置される。これら複数のキャッシュデータ課金装置によりアプリケーションサーバ毎のデータ使用量に基づく課金が行われる。これら複数のキャッシュデータ課金装置およびネットワークデータ課金装置により個別に課金および口座残高の管理が行われるため、課金処理を分散させることができる。この際、これら複数の課金装置により個別に口座残高の管理が行われるため、これら口座残高をそれぞれ同期させる必要がある。
[ネットワークデータ課金装置の構成]
図13は、本技術の第7の実施の形態におけるネットワークデータ課金装置280の構成例を示す図である。このネットワークデータ課金装置280は、同期制御部287と、ABMF288と、OCF282と、RF283と、CTF284とを備える。
ABMF288は、ネットワークデータ使用量に基づく課金に応じて口座残高を管理するものである。また、このABMF288は、同期制御部287を介して口座残高を同期させるための情報である口座残高同期情報の送信および受信をさらに行う。この口座残高同期情報は、後述する同期制御部287およびキャッシュデータ課金装置370の同期制御部377を介してキャッシュデータ課金装置370のABMF378との間で送受信される。
同期制御部287は、上述の口座残高同期情報のやり取りを行うものである。
OCF282は、P−GW230から送信されたネットワークデータ使用量に基づく課金を行う。
RF283およびCTF284の構成は図3において説明したRF263およびCTF264と同様であるため、説明を省略する。
なお、ネットワークデータ課金装置280は、特許請求の範囲に記載のネットワークデータ課金部の一例である。
[キャッシュデータ課金装置の構成]
図14は、本技術の第7の実施の形態におけるキャッシュデータ課金装置370の構成例を示す図である。このキャッシュデータ課金装置370は、同期制御部377と、ABMF378と、OCF372と、RF373と、CTF374とを備える。
ABMF378は、データ使用量に基づく課金に応じて口座残高を管理するものである。また、このABMF378は、同期制御部377を介して口座残高同期情報の送信および受信をさらに行う。
同期制御部377は、口座残高同期情報のやり取りを行うものである。
OCF372は、アプリケーションサーバ330から送信されたネットワークデータ使用量および使用態様情報に基づく課金を行う。
RF373およびCTF374の構成は図3において説明したRF263およびCTF264と同様であるため、説明を省略する。
キャッシュデータ課金装置380の構成は上述のキャッシュデータ課金装置370と同様であるため、説明を省略する。なお、キャッシュデータ課金装置370および380は、特許請求の範囲に記載のデータ課金部の一例である。
[口座残高の同期]
図13において説明したABMF288とABMF378によりそれぞれ管理される口座残高は次のように同期させることができる。キャッシュデータ課金装置370のABMF378は、自身が管理する口座残高を口座残高同期情報としてABMF288に対して送信する。また、ABMF378は、OCF372からデータ使用量を取得し、これを口座残高同期情報として送信することもできる。データ使用量として、パケット数が計測される場合には、計測されたパケット数を口座残高同期情報として送信してもよい。管理する口座残高に余裕がある場合には、ある程度パケット数が溜まってから口座残高同期情報として送信することもできる。
一方、ネットワークデータ課金装置280のABMF288は、ネットワークデータ使用量に基づく課金に応じた残高の管理を行うとともに、ABMF378から送信された口座残高同期情報に基づいて自身が管理する口座残高の調整を行い、口座残高を更新する。その後、更新後の口座残高を口座残高同期情報としてABMF378に対して送信する。この口座残高同期情報を受信したABMF378は、受信した口座残高を新たな口座残高として管理する。
[口座残高の同期制御シーケンス]
図15は、本技術の第7の実施の形態における口座残高の同期制御のシーケンスの一例を示す図である。同図は、ネットワークデータ課金装置280とキャッシュデータ課金装置370との間の口座残高の同期制御を表したものである。まず、ネットワークデータ課金装置280のABMF288から料率が送信される(850)。次に、キャッシュデータ課金装置370のABMF378からパケット数が口座残高同期情報として送信される(851)。送信されたパケット数に基づいて、ネットワークデータ課金装置280のABMF288における口座残高の更新が行われる(852)。その後、ネットワークデータ課金装置280のABMF288は、キャッシュデータ課金装置370のABFM378に対して更新後の口座残高を口座残高同期情報として送信する(853)。キャッシュデータ課金装置370のABMF378は、送信された口座残高により、自身が管理する口座残高の更新を行う(854)。
これらの口座残高情報の送受信により、口座残高を同期させることができる。この口座残高情報の送受信の頻度は、口座残高に基づいて行うことができる。例えば、口座残高に余裕がある場合には、口座残高情報の送受信の頻度を比較的低くして、処理の負担を軽減する。口座残高が少なくなった場合には、口座残高情報の送受信の頻度を比較的高くする。残高がなくなる時期を正確に把握し、ユーザによるデータ等の使用を迅速に停止させるためである。
このように、本技術の第7の実施の形態では、アプリケーションサーバ毎にキャッシュデータ課金装置を配置して、アプリケーションサーバに保持されたデータの使用に応じた口座残高の管理をそれぞれ行う。これにより、口座残高の管理を分散して行うことができ、コアネットワーク200における口座残高の管理負担を軽減することができる。
<8.変形例>
上述の実施の形態では、P−GW230およびS−GW250を経由してアプリケーションサーバ330にデータが伝達されていた。これに対し本技術の実施の形態の変形例では、アプリケーションサーバ330が専用のP−GWおよびS−GWによりネットワーク100と接続され、このP−GWによりデータが伝達される点において、第1の実施の形態とは異なる。
[無線アクセスネットワークの構成]
図16は、本技術の実施の形態の変形例における情報処理システム10の構成例を示す図である。同図の情報処理システム10は、P−GW430と、S−GW450とをさらに備える点で、図1において説明した情報処理システム10と異なる。P−GW430およびS−GW450の構成は図2において説明したP−GW230およびS−GW250と同様であるため、説明を省略する。
同図のアプリケーションサーバ330には、P−GW430およびS−GW450を経由してサーバ110からデータが送信される。同図においても、アプリケーションサーバ330は、使用態様情報を生成し、課金装置260に対して送信する。課金装置260は、送信された使用態様情報に基づく課金を行う。
このように、本技術の実施の形態の変形例によれば、アプリケーションサーバ330専用のP−GW430等により、データがアプリケーションサーバ330に伝達されて保持される場合においても、当該データの使用態様に基づく課金を行うことができる。
上述のように、本技術の実施の形態によれば、使用態様情報生成部により生成された使用態様情報に基づいて課金を行うことにより、アプリケーションサーバに保持されたデータ等の使用に対する正確な課金を行うことができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持するアプリケーションサーバと、
前記保持されたデータを前記無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する使用態様情報生成部と、
前記無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して前記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行うネットワークデータ使用量計測部と、
前記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金と前記生成された使用態様情報に基づく課金とを行う課金部と
を具備する情報処理システム。
(2)前記使用態様情報生成部は、前記アプリケーションサーバに保持されたデータの使用であることを示す情報を前記使用態様情報として生成する前記(1)に記載の情報処理システム。
(3)前記課金部は、前記アプリケーションサーバに保持されたデータの使用であることを示す情報が前記使用態様情報として生成された場合には前記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際の料率より低い料率により前記課金を行う前記(2)に記載の情報処理システム。
(4)前記使用態様情報生成部は、前記アプリケーションサーバへのデータの転送であることを示す情報を前記使用態様情報として生成する前記(1)に記載の情報処理システム。
(5)前記課金部は、前記アプリケーションサーバへのデータの転送であることを示す情報が前記使用態様情報として生成された場合に負の値の料率により前記課金を行う前記(4)に記載の情報処理システム。
(6)前記使用態様情報生成部は、前記保持されたアプリケーションの起動後の継続時間を前記使用態様情報として生成する前記(1)に記載の情報処理システム。
(7)前記課金部は、前記アプリケーションの起動後の継続時間が前記使用態様情報として生成された場合に前記アプリケーションの起動後の継続時間に応じて変更した料率により前記課金を行う前記(6)に記載の情報処理システム。
(8)前記使用態様情報生成部は、ハンドオーバの回数を前記使用態様情報として生成する前記(1)に記載の情報処理システム。
(9)前記使用態様情報生成部は、前記アプリケーションサーバに保持されたアプリケーションおよびデータが所定の期間使用されていないことを示す情報を前記使用態様情報として生成する前記(1)に記載の情報処理システム。
(10)前記課金部は、
前記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金に応じて前記無線端末のユーザが事前に支払った使用料の残高を管理するネットワークデータ口座残高管理部と、
前記生成された使用態様情報に基づく課金に応じて前記使用料の残高を管理するデータ口座残高管理部と、
前記ネットワークデータ口座残高管理部および前記データ口座残高管理部により管理されたそれぞれの残高に基づいて前記ユーザの使用料を決定する課金管理部と
を備える
前記(1)に記載の情報処理システム。
(11)アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持するアプリケーションサーバと、
前記保持されたデータを前記無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する使用態様情報生成部と、
前記無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して前記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行うネットワークデータ使用量計測部と、
前記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金を行うネットワークデータ課金部と、
前記生成された使用態様情報に基づく課金を行うデータ課金部と
を具備する情報処理システム。
(12)前記データ課金部は、複数配置された前記アプリケーションサーバ毎に配置されて前記複数のアプリケーションサーバ毎に前記課金を行う前記(11)に記載の情報処理システム。
10 情報処理システム
100 ネットワーク
110 サーバ
200 コアネットワーク
210 HSS(Home Subscriber Server)
220 PCRF(Policy and Charging Rule Function)
230、430 P−GW(Packet data network Gateway)
231 PCEF(Policy and Charging Enforcement Function)
240 MME(Mobility Management Entity)
250、450 S−GW(Serving Gateway)
260 課金装置
261、288、378 ABMF(Account Balance Management Function)
262、282、372 OCF(Online Charging Function)
263、283、373 RF(Rating Function)
264、284、374 CTF(Charging Trigger Function)
265 第1のABMF
266 第2のABMF
270 料金請求ドメイン
280 ネットワークデータ課金装置
287、377 同期制御部
300 無線アクセスネットワーク
310、320 基地局
330、360 アプリケーションサーバ
331、361 キャッシュデータ計測部
332、362 使用態様情報生成部
340 無線端末
370、380 キャッシュデータ課金装置

Claims (12)

  1. アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持するアプリケーションサーバと、
    前記保持されたデータを前記無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する使用態様情報生成部と、
    前記無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して前記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行うネットワークデータ使用量計測部と、
    前記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金と前記生成された使用態様情報に基づく課金とを行う課金部と
    を具備する情報処理システム。
  2. 前記使用態様情報生成部は、前記アプリケーションサーバに保持されたデータの使用であることを示す情報を前記使用態様情報として生成する請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記課金部は、前記アプリケーションサーバに保持されたデータの使用であることを示す情報が前記使用態様情報として生成された場合には前記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際の料率より低い料率により前記課金を行う請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記使用態様情報生成部は、前記アプリケーションサーバへのデータの転送であることを示す情報を前記使用態様情報として生成する請求項1記載の情報処理システム。
  5. 前記課金部は、前記アプリケーションサーバへのデータの転送であることを示す情報が前記使用態様情報として生成された場合に負の値の料率により前記課金を行う請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記使用態様情報生成部は、前記保持されたアプリケーションの起動後の継続時間を前記使用態様情報として生成する請求項1記載の情報処理システム。
  7. 前記課金部は、前記アプリケーションの起動後の継続時間が前記使用態様情報として生成された場合に前記アプリケーションの起動後の継続時間に応じて変更した料率により前記課金を行う請求項6記載の情報処理システム。
  8. 前記使用態様情報生成部は、ハンドオーバの回数を前記使用態様情報として生成する請求項1記載の情報処理システム。
  9. 前記使用態様情報生成部は、前記アプリケーションサーバに保持されたアプリケーションおよびデータが所定の期間使用されていないことを示す情報を前記使用態様情報として生成する請求項1記載の情報処理システム。
  10. 前記課金部は、
    前記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金に応じて前記無線端末のユーザが事前に支払った使用料の残高を管理するネットワークデータ口座残高管理部と、
    前記生成された使用態様情報に基づく課金に応じて前記使用料の残高を管理するデータ口座残高管理部と、
    前記ネットワークデータ口座残高管理部および前記データ口座残高管理部により管理されたそれぞれの残高に基づいて前記ユーザの使用料を決定する課金管理部と
    を備える
    請求項1記載の情報処理システム。
  11. アプリケーションおよび当該アプリケーションに係るデータを保持するアプリケーションサーバと、
    前記保持されたデータを前記無線端末が使用する際の使用態様の情報である使用態様情報を生成する使用態様情報生成部と、
    前記無線端末に接続された無線アクセスネットワークを介して前記無線端末が他のネットワークのデータを使用する際のネットワークデータ使用量の計測を行うネットワークデータ使用量計測部と、
    前記計測されたネットワークデータ使用量に基づく課金を行うネットワークデータ課金部と、
    前記生成された使用態様情報に基づく課金を行うデータ課金部と
    を具備する情報処理システム。
  12. 前記データ課金部は、複数配置された前記アプリケーションサーバ毎に配置されて前記複数のアプリケーションサーバ毎に前記課金を行う請求項11記載の情報処理システム。
JP2016085543A 2016-04-21 2016-04-21 情報処理システム Expired - Fee Related JP6736956B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085543A JP6736956B2 (ja) 2016-04-21 2016-04-21 情報処理システム
EP17785672.1A EP3448008A4 (en) 2016-04-21 2017-03-06 INFORMATION PROCESSING SYSTEM
US16/088,447 US10440191B2 (en) 2016-04-21 2017-03-06 Information processing system
PCT/JP2017/008662 WO2017183329A1 (ja) 2016-04-21 2017-03-06 情報処理システム
US16/547,570 US10750030B2 (en) 2016-04-21 2019-08-22 Information processing system
US16/932,137 US10931830B2 (en) 2016-04-21 2020-07-17 Information processing system
US17/177,222 US20210176365A1 (en) 2016-04-21 2021-02-17 Information processing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085543A JP6736956B2 (ja) 2016-04-21 2016-04-21 情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017195551A true JP2017195551A (ja) 2017-10-26
JP6736956B2 JP6736956B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=60116818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016085543A Expired - Fee Related JP6736956B2 (ja) 2016-04-21 2016-04-21 情報処理システム

Country Status (4)

Country Link
US (4) US10440191B2 (ja)
EP (1) EP3448008A4 (ja)
JP (1) JP6736956B2 (ja)
WO (1) WO2017183329A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021056672A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 ソフトバンク株式会社 課金システム、課金サーバ、課金方法及びプログラム
WO2023223512A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 株式会社Nttドコモ ネットワークノード及び通信方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11683313B2 (en) * 2017-09-25 2023-06-20 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Determining policy rules in a mobile network using subscription data in an application server

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187267A (ja) * 1996-12-25 1998-07-14 Digital Vision Lab:Kk 情報供給システム及び同システムに適用する課金システム
JP2003319098A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、移動通信端末、課金方法
WO2006098037A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Fujitsu Limited 通信情報管理方法、通信情報管理装置、無線通信装置、中継装置、通信情報管理プログラム、無線通信プログラム、中継プログラムおよび通信情報管理システム
JP2009537909A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 アベニュー インク パケットベースデータ転送のための規則ベースキャッシング
JP2013526113A (ja) * 2010-03-30 2013-06-20 アルカテル−ルーセント Lte/epcネットワークにおけるローカル・ローミング課金
US20130238473A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-12 Jerry Fan Systems and Methods for Billing Content Providers for Designated Content Delivered Over a Data Network
JP2014515222A (ja) * 2011-04-07 2014-06-26 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド ローカルデータキャッシングのための方法および装置
JP2014140103A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Ntt Communications Corp 課金システム、課金方法、および課金プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8214487B2 (en) 2009-06-10 2012-07-03 At&T Intellectual Property I, L.P. System and method to determine network usage
GB2499149B (en) 2010-10-22 2018-08-22 Ibm Content caching with remote filtering services in a radio access network
US9762743B2 (en) * 2014-11-19 2017-09-12 Sudir Kumar Anand Technologies for converting mobile communications network billing records

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187267A (ja) * 1996-12-25 1998-07-14 Digital Vision Lab:Kk 情報供給システム及び同システムに適用する課金システム
JP2003319098A (ja) * 2002-04-23 2003-11-07 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、移動通信端末、課金方法
WO2006098037A1 (ja) * 2005-03-17 2006-09-21 Fujitsu Limited 通信情報管理方法、通信情報管理装置、無線通信装置、中継装置、通信情報管理プログラム、無線通信プログラム、中継プログラムおよび通信情報管理システム
JP2009537909A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 アベニュー インク パケットベースデータ転送のための規則ベースキャッシング
JP2013526113A (ja) * 2010-03-30 2013-06-20 アルカテル−ルーセント Lte/epcネットワークにおけるローカル・ローミング課金
JP2014515222A (ja) * 2011-04-07 2014-06-26 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド ローカルデータキャッシングのための方法および装置
US20130238473A1 (en) * 2012-03-06 2013-09-12 Jerry Fan Systems and Methods for Billing Content Providers for Designated Content Delivered Over a Data Network
JP2014140103A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Ntt Communications Corp 課金システム、課金方法、および課金プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021056672A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 ソフトバンク株式会社 課金システム、課金サーバ、課金方法及びプログラム
WO2023223512A1 (ja) * 2022-05-19 2023-11-23 株式会社Nttドコモ ネットワークノード及び通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20210176365A1 (en) 2021-06-10
US20200351408A1 (en) 2020-11-05
WO2017183329A1 (ja) 2017-10-26
US10440191B2 (en) 2019-10-08
US10931830B2 (en) 2021-02-23
US20190379793A1 (en) 2019-12-12
EP3448008A4 (en) 2019-05-01
EP3448008A1 (en) 2019-02-27
JP6736956B2 (ja) 2020-08-05
US10750030B2 (en) 2020-08-18
US20190089842A1 (en) 2019-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210176365A1 (en) Information processing system
US11272333B2 (en) Convergent charging method and device
US10057739B2 (en) Distributed and localized policy and charging control in cellular networks to enable route flexibility
CN102984768B (zh) 一种实时调整共享计费规则下在线用户带宽的方法及装置
EP3399708B1 (en) Information processing device, information processing method, and program
KR101655641B1 (ko) 크레딧 초과 pcc 규칙의 일시적 디스에이블
US20150339748A1 (en) Radio channel control method, traffic package trading and recommending methods, and related device
CN105101136B (zh) 一种数据业务的计费方法、装置及系统
CN113454948A (zh) 增强up功能请求的pfcp关联释放
CN105612508A (zh) 用于在分布式演进型分组核心网络架构中进行信号中介的系统和方法
EP2779541B1 (en) Method and apparatus for controlling charging by using volume information of data
EP3448007B1 (en) Information processing device, information processing system, information processing method and program
JP2013258547A (ja) 移動通信システム、および、移動通信方法
WO2011066780A1 (zh) 基于家用基站系统的计费方法以及预付费客户端
JP3768478B2 (ja) 移動通信サービス制御装置及び移動通信サービス制御方法
CN109039663A (zh) 一种关联计费方法,计费装置和系统
JP6769794B2 (ja) 通信データ量管理装置、通信データ量管理方法、及び、通信データ量管理プログラム
CN113766441A (zh) 一种移动边缘计算计费方法、设备、装置及介质
JP2012138704A (ja) 交換機及び通信管理方法
TW201933846A (zh) 通信裝置、訊務控制方法、控制裝置
JP2014022803A (ja) 通信パケット多重化システムおよび通信パケット多重化装置
CN105450423A (zh) 一种账户状态信息校验方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200629

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6736956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees