JP2017186328A - 抗菌剤 - Google Patents

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恵美子 磯貝
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杏実 井出
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Norinaga Nishida
典永 西田
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麻実子 河野
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Abstract

【課題】安全で安価に製造することができるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌抗菌剤を提供する。【解決手段】エノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)、および化合物(V)からなる群から選択される少なくとも1または2種以上を有効成分とする、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する抗菌剤。本発明の抗菌剤によれば、搾汁由来物を用いるため、有機溶剤などを用いずとも、安全であるMRSAに対する抗菌剤が提供される。【選択図】なし

Description

本発明は、安全で安価に製造することができるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する抗菌剤に関する。
茶の主成分であるカテキンや紅茶フラボノイド(非特許文献1)、ブルーベリー由来のポリフェノール(非特許文献2)、ザクロ抽出物(特許文献1、特許文献2)等に、抗菌活性があることは知られている。
ザクロの皮の抽出物に、リステリア菌、S.aureus、大腸菌(非特許文献3)、S.mutans(非特許文献4)、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)(非特許文献5)、などの病原菌の発育阻害作用があることも報告されている。また、ザクロの果汁にもS.epidermidis(非特許文献6)などの病原菌に対する抗菌活性があることが報告されている。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、抗生物質メチシリンに対する薬剤耐性を獲得した黄色ブドウ球菌であるが、実際は多くの抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌である。MRSAは薬剤耐性菌であるため薬剤の使用が多い、入院中の患者に発症する院内感染の起炎菌としてとらえられているが病原性は黄色ブドウ球菌と同等で、健康な人にも皮膚・軟部組織感染症などを起こしうる。
一方、ザクロ高次エラジタンニンにMRSAに対する抗菌効果があることは知られていなかった。
そこで、安全で安価に製造できるMRSAに対する抗菌剤が求められていた。
特表2006−505501号公報 特開2005−154323号公報
腸内細菌学雑誌, 茶およびカテキン含有飲料の病原性大腸菌に対する増殖抑制効果の検討, 20, p321−327,2006 J.Agric.Food.Chem., Wild Blueberry (Vaccinium angustifolium Ait.) Polyphenols Target Fusobacterium nucleatum and the Host Inflammatory Response: Potential Innovative Molecules for Treating Periodontal Diseases., 63(31), p6999−7008, 2015 Int.J.Food Microbiol., Antimicrobial activity of pomegranate (Punica granatum L.) fruit peels, Volume 134, Issue 3, 15 September 2009, p244−248 Advances in Life Science and Technology, The effect of Pomegranate Peels Aqueous Extract against Streptococcus Mutans and the Adherence to tooth surface in Comparison to Chlorhexidine Gluconate (in Vitro Study), Vol. 35, p28−32, 2015 Int.J.Antimicrob.Agents., In vitro activity of Brazilian medicinal plants, naturally occurring naphthoquinones and their analogues, against methicillin−resistant Staphylococcus aureus., 21(3), p279−84, 2003 Food Chem.Effects of various pressing programs and yields on the antioxidant activity, antimicrobial activity, phenolic content and colour of pomegranate juices, 138, p1810−8, 2013
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、安全で安価に製造することができるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する抗菌剤を提供することにある。
本発明の一側面によれば、エノテインB(I)
Figure 2017186328
、ユーカルバニンB(II)
Figure 2017186328
、プニカコルテインC(III)
Figure 2017186328
、化合物(IV)
Figure 2017186328
、および化合物(V)
Figure 2017186328
からなる群から選択される少なくとも1または2以上の化合物を有効成分とする、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する抗菌剤が提供される。
1つの実施態様では、上記エノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)、および化合物(V)のいずれか1以上の化合物がザクロ由来である。全ての化合物がザクロ由来であってもよい。
1つの実施態様では、上記抗菌剤を含有する、医薬である。
1つの実施態様では、上記抗菌剤を含有する、化粧料である。
1つの実施態様では、上記抗菌剤が添加されている、飲食物である。
1つの実施態様では、上記抗菌剤が添加されている、外用剤である。
1つの実施態様では、上記抗菌剤が添加されている、機能性飲食物。
本発明の抗菌剤によれば、搾汁由来物を用いるため、有機溶剤などを用いずとも、安全であるMRSAに対する抗菌剤が提供される。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の一実施態様に係る抗菌剤は、ザクロの搾汁から与えられる。ザクロ搾汁中には、ポリフェノールが種々含まれており、難吸収性エラジタンニンはザクロ果皮を除く部分に含まれている。
エラジタンニンとしては、エラグ酸単位が2単位以上結合したポリフェノールであって、特に限定されないが、例えば、
以下の式(I):
Figure 2017186328
で表されるエノテインB(oenotein B)、以下の式(II):
Figure 2017186328
で表されるユーカルバニンB(eucarbanin B)、以下の式(III):
Figure 2017186328
で表されるプニカコルテインC(punicacortein C)、以下の式(IV):
Figure 2017186328
で表される化合物、以下の式(V):
Figure 2017186328
で表される化合物などが挙げられる。本発明の抗菌剤は、これらのうちの1種類の化合物を含んでいてもよく、2種以上の化合物の組み合わせを含んでいてもよい。
本発明において、エラジタンニンは、上記エノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)、または化合物(V)の群から選ばれるいずれかの化合物単体そのもの、あるいはそれらの混合物であってもよく、もしくはエノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)、または化合物(V)のいずれか1種以上を基本骨格として含む重合体または共重合体であってもよい。あるいは、これらの単体と、重合体および/または共重合体との混合物であってもよい。重合体または共重合体のエラジタンニンの重合度は、特に限定されないが、好ましくは2〜10であり、より好ましくは2〜6である。
本明細書において、ザクロ搾汁とは、搾汁液、その希釈液または濃縮液、あるいはそれらの乾燥物、もしくはそれらの精製物を包含する。
ザクロから搾汁する部位は特に限定されないが、果皮および/または果肉部分が好ましく用いられる。
搾汁の条件は、特に制限されず、当業者が使用する一般的機器により作成することが可能であり、安価に製造することができるので好ましい。搾汁により得られた液体をそのまま抗菌剤として用いてもよく、希釈、濃縮、精製などの処理をして用いてもよい。
ザクロ搾汁に含まれるエノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)または化合物(V)は、抗菌性を有するため、抗菌剤として使用できる。特にMRSAに対する抗菌性を有するため、MRSAによる院内感染を防止するために医薬として好適に使用できる。
医薬として使用する場合の本発明の抗菌剤中の好ましいエノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)または化合物(V)の量は、成人体重1kgあたり、15mg〜1000mgであり、より好ましくは、50mg〜250mgである。
例えば、本発明の抗菌剤を医薬として使用する場合、経皮、皮下、経静脈、経口が例示される。剤形または形状は限定されず、固体、半固体や液状が例示され、注射剤、外用剤、経口製剤が例示される。注射剤としては液剤や用時溶解用乾燥製剤が例示される。外用剤としては、貼付剤、軟膏、硬膏、ローション、乳液、液剤、懸濁剤が例示される。経口製剤としては、粉末剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤(懸濁剤、乳剤などを含む)が例示される。皮膚組織への抗菌用には、外用剤が好ましい。
医薬として使用する場合は、上記本発明の抗菌剤以外に、任意成分(例えば、結合剤、崩壊剤、潤沢剤、賦型剤、着色剤、着香剤、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、およびpH調整剤)が配合されていてもよい。このような任意成分の例としては、セルロース、(シクロ)デキストリン、アラビアゴム末、メチルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、タルク、二酸化ケイ素(例えば、軽質無水ケイ酸または含水二酸化ケイ素)、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリルアルコール、澱粉類、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルスターチナトリウム、寒天末、カルボキシメチルセルロース(カルシウム)、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、エステル油、ロウ、高級脂肪酸、高級アルコール、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコールなどが挙げられる。この場合、当該成分の含有量は、上記本発明の抗菌効果を阻害または低下させない範囲において、当業者によって任意の含有量が設定され得る。
本発明の抗菌剤は化粧品に添加して使用することもできる。化粧品として使用する場合の本発明の抗菌剤中の好ましいエノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)または化合物(V)の量は、成人体重1kgあたり、15mg〜1000mgであり、より好ましくは、50mg〜250mgである。
化粧料として使用する場合は、上記本発明の抗菌剤以外に任意成分(例えば、エステル油、ロウ、高級脂肪酸、高級アルコールなどの油性成分;アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤などの界面活性剤;多価アルコールなどの保湿剤;水、低級アルコール、シリコーンなどのベース成分;防腐剤;酸化防止剤;紫外線吸収剤;香料;およびpH調整剤)が配合されていてもよい。この場合、当該成分の含有量は、上記本発明の抗菌効果を阻害または低下させない範囲において、当業者によって任意の含有量が設定され得る。化粧料には、化粧水、乳液などの基礎化粧品;ファンデーション、白粉など、顔全体に塗布するもの;およびアイシャドー、アイライン、頬紅などの顔の一部に塗布するもの;を含む。
本発明はまた、上記抗菌剤が添加された飲食物を提供するが、その形態に特に制限はない。液状、半液体状、固体状のいずれであってもよく、飲料のような形態も包含する。また、いわゆる健康食品、機能性食品、栄養補助食品、サプリメントを包含し、疾病リスク低減表示を付した食品などの保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能性食品、機能性表示食品)、病者用食品も包含される。かかる飲食品を摂取することにより、MRSA感染に対する予防・治療効果が得られることから、本発明は、MRSAの感染に対する予防・治療・改善用飲食品組成物を提供する。
飲食物として使用する場合の飲食物中の好ましいエノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)または化合物(V)の量は、全質量を基準として、10質量%〜90質量%、より好ましくは、20質量%〜80質量%である。
飲食物には、上記抗菌剤以外に、別の食品材料、活性成分、および/または当該分野にて通常使用され得る添加剤(例えば、デキストリン、デンプン、糖類、リン酸カルシウムなどの賦形剤、溶剤、香料、香油など)と混合されていてもよい。
本発明において、上記抗菌剤が添加された飲食物には、ふりかけまたはシーズニングのように飲食する者が飲食物に添加混合できるような形状と量を含有する組成物、飲食品加工時に添加するための形状と量を含有する組成物など、添加方法、用途によって組成物の形状、量、加工度は異なるが、本発明の組成物はそれら全てを含む。
下記に実施例を記載するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
(実施例1)
市販の搾汁由来乾燥ザクロ粉末(中国産)300gに水700mLを加え、50℃にて24時間攪拌放置し、放冷後遠心分離して、抽出液900mLを得た。その抽出液をアンバーライトXAD4(オルガノ社製)100gを充填したカラムに注入し、3000mLの水を流し、その後、エタノール:水=8:1(v:v)混液を1500mL流した。得られた画分を減圧下で濃縮した後、得られたエタノール−水画分濃縮物に凍結乾燥助剤としてセルロース(旭化成アビセル)5gを加え、凍結乾燥した。このようにしてザクロ粉末由来の粉末でなる試料Sを調製した。
(実施例2:エラジタンニン量)
上記試料Sのエラジタンニン量を、文献(J. Agric. Food Chem., 2009年, 57(16)、p.7395)に記載の下記条件に従い、HPLC(型番Inertsil SIL、ジーエルサイエンス株式会社製)で定量した。
<HPLCの分析条件>
検出器:紫外吸光光度計(280nm)
カラム:YMC−Pack SIL(5μm、4.6×250mm)(ジーエルサイエンス株式会社製)
カラム温度:25℃
流量:1.5mL/分
注入量:10μL
移動相条件:n−ヘキサン:メタノール:THF:ギ酸=55:33:11:1にシュウ酸450mg/L添加したもの(A)およびn−ヘキサン:メタノール:THF:ギ酸=45:45:155:1にシュウ酸450mg/L添加したもの(B)を用い、以下の条件でリニアグラジエントを行った:
A B
0分 100% 0%
1分 100% 0%
11分 0% 100%
40分 0% 100%
41分 100% 0%
45分 100% 0%
この方法により、エラジタンニンにエノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)、化合物(V)が含まれていることがわかった。
Food Chemistry 2014,152,p.323に記載の方法を用いてザクロ搾汁液由来粉末より精製しエノテインB(試料D)および化合物(IV)(試料T)を得た。
(実施例3)
MRSAに対する抗菌能は次のようにして測定した。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) JI−313株(北里大学より分与された院内感染患者由来株)を使用した。超低温フリーザー(−80°C)内で凍結保存されたMRSAをBHI寒天培地(Becton,Dickinson and Company製)に画線し、37℃で24時間培養し、これをアクティブプレートとした。ここから菌体を1白金耳取り、BHIブロス培地(Becton,Dickinson and Company製)に懸濁し20時間前培養した。この菌液の菌数はODと生菌数の相関をとることにより決定できる。菌数は最終濃度が2.0×10cfu/mLとなるように上記BHIブロス培地で希釈した。
試料溶液は、試料Sを滅菌済リン酸緩衝化生理食塩水(PBS,日水製薬)に2mg/mLとなるように溶解後、ろ過滅菌した(filter;Dismic 0.45μm)。さらに最終濃度が1000,500,250,125,62.5,31.25,15.625μg/mLとなるようにそれぞれPBSで段階希釈し、96well プレート(U底)にそれぞれ100μL/well となるように分注した。あらかじめ調整した菌液を100μL/wellそれぞれ加え、ザクロ希釈液と菌液が1:1となるように混合した。コントロールには試料溶液の代わりに上記PBSを100μL分注し、菌液と混合した。このプレートを37℃で緩やかに浸透させ培養し、5時間後に20μLずつ培養液を採取した(N=1)。これを希釈したものをBHI寒天培地に塗布して37℃で培養し、翌日コロニーカウントすることによって生菌数を求めた。また、生存率は各濃度の生菌数÷コントロールの生菌数によって求めた。
試料D、試料Tについても同様に希釈し、希釈系列は800,400,200,100,50,25,12.5μg/mLとなるようにそれぞれPBSで段階希釈し、96well プレート(U底)にそれぞれ100μL/well となるように分注した。あらかじめ調整した菌液を100μL/wellそれぞれ加え、ザクロ希釈液と菌液が1:1となるように混合した。コントロールには試料溶液の代わりに上記PBSを100μL分注し、菌液と混合した。このプレートを37℃で緩やかに浸透させ24時間培養した。これを希釈したものをBHI寒天培地に塗布して37℃で培養し、翌日コロニーカウントすることによって生菌数を求めた。各培養物中の生菌数が5.0×10cfu/mL以下となった希釈系列における濃度を最小抗菌濃度と定義した。
(比較例1)
同様の操作をEGCGについても行った。希釈系列は、1000,500,250,125,62.5,31.25,15.625μg/mLとした。
最小抗菌濃度は表1のとおりである。
Figure 2017186328
EGCGと比較して、試料S,D,およびTの最小抗菌濃度は低く、MRSAに対しての抗菌有効濃度が低いことが示された。
(実施例4:乳液)
以下の成分を以下の割合で混合して適宜温度をかけて均一に乳化して乳液を得た。
成分 配合比(質量比)
モノステアリン酸ソルビタン 0.3
モノステアリン酸グリセリン 0.2
セタノール 0.5
スクワラン 3.0
流動パラフィン 4.0
トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
メチルポリシロキサン 1.0
パラベン 0.1
カルボキシビニルポリマー水溶液(1%) 10.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 7.0
エチルアルコール 5.0
試料S 0.5
L―ヒドロキシプロリン 0.2
セルロース末 3.0
香料 0.01
精製水 残量(全量100)
(実施例5:化粧水)
以下の成分を以下の割合で均一に混合して化粧水を得た。
成分 配合比(質量比)
グリセリン 10.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
試料S 1.0
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
ポリオキシエチレン 1.0
エチルアルコール 8.0
パラベン 0.1
香料 0.1
精製水 残量(全量100)
(実施例6:軟膏)
以下の成分を以下の割合で混合して加温溶解後、冷却することにより軟膏を得た。
成分 配合比(質量比)
ステアリン酸 18.0
セタノール 4.0
パラベン 0.1
トリエタノールアミン 2.0
グリセリン 5.0
試料S 1.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.5
精製水 残量(全量100)
(実施例7:リキッドファンデーション)
以下の成分を以下の割合で混合して撹拌後、冷却することによりリキッドファンデーションを得た。
成分 配合比(質量比)
液状ラノリン 2.0
流動パラフィン 5.0
ステアリン酸 2.0
セタノール 1.0
モノステアリン酸グリセリン 1.0
パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0
パラベン 0.1
グリセリン 5.0
トリエタノールアミン 1.0
カルボキシメチルセルロース 0.2
ベントナイト 0.5
酸化チタン 6.0
微粒子酸化チタン 2.0
微粒子酸化亜鉛 5.0
マイカ 2.0
タルク 4.0
着色顔料 4.0
試料S 1.0
香料 0.05
精製水 残量(全量100)
(実施例8:錠剤(食品))
試料S 10g、乳糖250g、コーンスターチ45gおよびカルボキシメチルセルロースカルシウム20gを転動造粒機に入れ、予熱混合し、ヒドロキシプロピルセルロース1.7gを溶解した水溶液34gをスプレーして、造粒末を得た。この造粒末にカルボキシメチルセルロースカルシウム100gおよびタルク40gを混合し、打錠機により打錠して錠剤を得た。
(実施例9:顆粒(食品))
実施例8で得られた造粒末を、押出し成型器を用いて顆粒とした。
(実施例10:ソフトカプセル)
試料S 10gをナタネ油300gに懸濁させて内容液を調製した。他方、ソフトカプセルの外層である皮膜はゼラチン400gおよびグリセリン100gを、蒸留水200gに60℃にて溶解させ、シート状にした。内容液を内殻のノズルから噴出させ、ロータリーダイを用いて製剤化し、ソフトカプセル400gを得た。
(実施例11:ハードカプセル)
試料S 10gとコーンスターチ250gと混合して内容物を調製した。ハードカプセルの外層は、市販の局方4号を用いた。当業者が通常用いる方法により、ハードカプセル50gを得た。
種々抗生物質が使われる医療現場等において、安価でかつ安全なMRSAに対する抗菌剤が提供される。

Claims (7)

  1. エノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)
    Figure 2017186328
    、および化合物(V)
    Figure 2017186328
    からなる群から選択される少なくとも1または2以上の化合物を有効成分とする、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する抗菌剤。
  2. 前記エノテインB、ユーカルバニンB、プニカコルテインC、化合物(IV)、および化合物(V)のいずれか1以上の化合物がザクロ由来である請求項1に記載の抗菌剤。
  3. 請求項1または2に記載の抗菌剤を含有する、医薬。
  4. 請求項1または2に記載の抗菌剤を含有する、化粧料。
  5. 請求項1または2に記載の抗菌剤が添加されている、飲食物。
  6. 請求項1または2に記載の抗菌剤が添加されている、外用剤。
  7. 請求項1または2に記載の抗菌剤が添加されている、健康食品、機能性食品、栄養補助食品、サプリメント、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能性食品、機能性表示食品、又は病者用食品である、請求項5記載の飲食物。
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