JP2017180134A - 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、これらの方法を実行する装置、及びこの装置を備えるガスタービンプラント - Google Patents
圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、これらの方法を実行する装置、及びこの装置を備えるガスタービンプラント Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017180134A JP2017180134A JP2016064165A JP2016064165A JP2017180134A JP 2017180134 A JP2017180134 A JP 2017180134A JP 2016064165 A JP2016064165 A JP 2016064165A JP 2016064165 A JP2016064165 A JP 2016064165A JP 2017180134 A JP2017180134 A JP 2017180134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- specific heat
- rotation speed
- ratio
- pressure ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 42
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 182
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 53
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 284
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 33
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 19
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 43
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 24
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 241001125929 Trisopterus luscus Species 0.000 description 9
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 5
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 5
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 5
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 5
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 5
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 4
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 239000012717 electrostatic precipitator Substances 0.000 description 3
- OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N Ethane Chemical compound CC OTMSDBZUPAUEDD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000571 coke Substances 0.000 description 1
- -1 for example Substances 0.000 description 1
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000010871 livestock manure Substances 0.000 description 1
- 239000010815 organic waste Substances 0.000 description 1
- 239000003209 petroleum derivative Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000009897 systematic effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
Description
回転数計で検知された圧縮機の回転数、吸気温度計で検知された前記圧縮機に吸い込まれる吸気ガスの温度である吸気温度、及び、組成検知器で検知された前記吸気ガスの組成に関する組成データを受け付ける受付部と、前記組成データに基づき、前記吸気ガスの比熱比及びガス定数を求めるガスパラメータ算出部と、前記回転数と前記吸気温度と前記ガス定数と前記比熱比とを用いて求められる前記圧縮機の修正回転数を、前記比熱比の大きさに応じて変更した疑似修正回転数を算出する修正回転数算出部と、を備える。
以上のいずれかの前記修正回転数算出装置と、前記圧縮機のサージングを防止する操作端を制御するサージ制御部と、を備え、前記受付部は、圧力計で検知された前記圧縮機の吐出圧力を少なくとも受け付け、前記サージ制御部は、前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定部と、前記受付部が受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算部と、前記制限圧力比設定部が定めた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算部が求めた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定部と、を有する。
前記疑似比熱比演算部を有する、いずれかの前記修正回転数算出装置と、前記圧縮機のサージングを防止する操作端を制御するサージ制御部と、を備え、前記受付部は、圧力計で検知された前記圧縮機の吐出圧力を少なくとも受け付け、前記サージ制御部は、前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定部と、前記受付部が受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算部と、前記制限圧力比設定部が定めた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算部が求めた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定部と、を有し、前記操作量設定部は、前記疑似比熱比と前記疑似修正回転数と前記操作端の操作量と前記圧力比との予め定められた関係を用いて、前記疑似比熱比演算部が求めた前記疑似比熱比と前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数と前記現実の圧力比とに応じた前記操作量を定める。
以上のいずれかの前記制御装置と、前記圧縮機と、前記操作端と、を備える。
以上のいずれかの前記制御装置と、ガス燃料を圧縮する前記圧縮機と、前記操作端と、前記圧縮機で圧縮された前記ガス燃料が流入し、前記ガス燃料を燃焼させて駆動するガスタービンと、を備える。
圧縮機の回転数を検知する回転数検知工程と、前記圧縮機に吸い込まれる吸気ガスの温度である吸気温度を検知する温度検知工程と、前記吸気ガスの組成に関する組成データを検知する組成データ検知工程と、前記回転数、前記吸気温度、前記組成データを受け付ける受付工程と、前記受付工程で受け付けた前記組成データに基づき、前記吸気ガスの比熱比及びガス定数を求めるガスパラメータ算出工程と、前記回転数と前記吸気温度と前記ガス定数と前記比熱比とを用いて求められる前記圧縮機の修正回転数を、前記比熱比κの大きさに応じて変更した疑似修正回転数を算出する修正回転数算出工程と、を実行する。
以上のいずれかの修正回転数算出方法を実行すると共に、前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧力検知工程と、前記圧縮機のサージングを防止する操作端の動作を制御するサージ制御工程と、を実行し、前記受付工程では、前記吐出圧力を受け付け、前記サージ制御工程は、前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出工程で算出された記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定工程と、前記受付工程で受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算工程と、前記制限圧力比設定工程で定められた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算工程で求められた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定工程と、を含んでもよい。
前記疑似比熱比演算工程を含む、前記修正回転数算出方法を実行すると共に、前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧力検知工程と、前記圧縮機のサージングを防止する操作端の動作を制御するサージ制御工程と、を実行し、前記受付工程では、前記吐出圧力を受け付け、前記サージ制御工程は、前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出工程で算出された記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定工程と、前記受付工程で受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算工程と、前記制限圧力比設定工程で定められた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算工程で求められた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定工程と、を含み、前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比と前記疑似修正回転数と前記操作端の操作量と前記圧力比との予め定められた関係を用いて、前記疑似比熱比演算工程で求められた前記疑似比熱比と前記修正回転数算出工程で算出された前記疑似修正回転数と前記現実の圧力比とに応じた前記操作量を定める。
ここで、
Go:修正流量
G:吸気ガスの現実の質量流量
κo:吸気ガスの基準比熱比
κ:吸気ガスの現実の比熱比
Ro:吸気ガスの基準ガス定数
R:吸気ガスの現実のガス定数
To:吸気ガスの基準温度
T:吸気ガスの現実の温度
Po:吸気ガスの基準圧力
P:吸気ガスの現実の圧力
である。
ここで、
No:修正回転数
N:現実の回転数
である。なお、この式(2)で求められる修正回転数Noは、吸気ガスに関する各種パラメータを用いて求められる関係上、圧縮機30の入口(又は前段)での修正回転数である。
α={N×√(κo・Ro・To)}/{No×√(κ・R・T)} ・・・・・・・・(3)
κp=s×κ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
上記実施形態では、サージング発生の可能性が高まった場合、操作端の一つである吸気量調節器33を制御する。しかしながら、サージング発生の可能性が高まった場合、他の操作端を制御してもよい。このような操作端としては、例えば、供給量調節弁23、再循環量調節弁25がある。供給量調節弁23の弁開度を小さくすると、ガスタービン10の燃焼器12へ供給される燃料ガスの供給量が減少する結果、燃焼器12内の圧力が次第に低下して、圧縮機30の吐出圧力が低下する。すなわち、供給量調節弁23の弁開度を小さくすると、圧縮機30の実圧力比Rrが小さくなる。このため、サージング発生の可能性が高まった場合、比熱比κの大小に関わらず、供給量調節弁23の弁開度を小さくしてもよい。また、燃料リターンライン24に設けられている再循環量調節弁25の弁開度を大きくすると、燃焼器12へ供給される燃料ガスの供給量が減少する上に、圧縮機30が吸い込む燃料ガスの流量、つまり吸気ガスの流量が増加する。吸気ガスの比熱比κが高い場合、前述したように、吸気ガスの流量を多くすると、制限圧力比Rlも大きくなるため、制限圧力比Rlに対して実圧力比Rrが相対的に小さくなる。このため、吸気ガスの比熱比κが高いときに、サージング発生の可能性が高まった場合には、再循環量調節弁25の弁開度を大きくしてもよい。
Claims (26)
- 回転数計で検知された圧縮機の回転数、吸気温度計で検知された前記圧縮機に吸い込まれる吸気ガスの温度である吸気温度、及び、組成検知器で検知された前記吸気ガスの組成に関する組成データを受け付ける受付部と、
前記組成データに基づき、前記吸気ガスの比熱比及びガス定数を求めるガスパラメータ算出部と、
前記回転数と前記吸気温度と前記ガス定数と前記比熱比とを用いて求められる前記圧縮機の修正回転数を、前記比熱比の大きさに応じて変更した疑似修正回転数を算出する修正回転数算出部と、
を備える修正回転数算出装置。 - 請求項1に記載の修正回転数算出装置において、
前記修正回転数算出部が算出する前記疑似修正回転数は、前記比熱比の変化に対して負の相関性を持って変化し、且つ前記比熱比が予め定められた値より大きい場合には前記比熱比の変化率より変化率が小さい、
修正回転数算出装置。 - 請求項1又は2に記載の修正回転数算出装置において、
前記修正回転数算出部は、
前記比熱比を前記比熱比自体の大きさに応じて変更した疑似比熱比を求める疑似比熱比演算部と、
前記回転数と、前記吸気温度と、前記ガス定数と、前記疑似比熱比とを用いて、前記疑似修正回転数を求める修正回転数演算部と、
を有する、
修正回転数算出装置。 - 請求項3に記載の修正回転数算出装置において、
前記疑似比熱比演算部が算出する前記疑似比熱比は、前記比熱比の変化に対して正の相関性を持って変化し、且つ前記比熱比が予め定められた値より大きい場合には前記比熱比の変化率より変化率が大きい、
修正回転数算出装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の修正回転数算出装置において、
前記組成検知器は、前記吸気ガスを構成する複数種類のガス毎の濃度を検知する濃度計を有する、
修正回転数算出装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の修正回転数算出装置と、
前記圧縮機のサージングを防止する操作端を制御するサージ制御部と、
を備え、
前記受付部は、圧力計で検知された前記圧縮機の吐出圧力を少なくとも受け付け、
前記サージ制御部は、
前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定部と、
前記受付部が受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算部と、
前記制限圧力比設定部が定めた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算部が求めた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定部と、
を有する、
圧縮機の制御装置。 - 請求項3又は4に記載の修正回転数算出装置と、
前記圧縮機のサージングを防止する操作端を制御するサージ制御部と、
を備え、
前記受付部は、圧力計で検知された前記圧縮機の吐出圧力を少なくとも受け付け、
前記サージ制御部は、
前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定部と、
前記受付部が受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算部と、
前記制限圧力比設定部が定めた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算部が求めた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定部と、
を有し、
前記操作量設定部は、前記疑似比熱比と前記疑似修正回転数と前記操作端の操作量と前記圧力比との予め定められた関係を用いて、前記疑似比熱比演算部が求めた前記疑似比熱比と前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数と前記現実の圧力比とに応じた前記操作量を定める、
圧縮機の制御装置。 - 請求項7に記載の圧縮機の制御装置において、
前記操作端は、前記吸気ガスの流量を調節する吸気量調節器を有し、
前記操作量設定部は、前記疑似比熱比が予め定められた値以上で且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記吸気量調節器に対して、前記吸気ガスの流量を少なくする操作量を出力する、
圧縮機の制御装置。 - 請求項7又は8に記載の圧縮機の制御装置において、
前記操作端は、前記圧縮機が吐出して他の機器に供給するガスである供給ガスの流量を調節する供給量調節弁を有し、
前記操作量設定部は、前記疑似比熱比が予め定められた値以上で且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記供給量調節弁に対して、前記供給ガスの流量を少なくする操作量を出力する、
圧縮機の制御装置。 - 請求項8に記載の圧縮機の制御装置において、
前記操作端は、前記圧縮機を停止させるトリップ操作端を有し、
前記操作量設定部は、前記疑似比熱比が予め定められた値以上で、且つ前記吸気量調節器の操作量が前記吸気量調節器にとって最少吸気流量となる最少操作量である場合に、前記修正回転数算出装置が算出した前記疑似修正回転数が予め定められた値以下になると、前記トリップ操作端に対して前記圧縮機を停止させる動作の実行の指令を出力する、
圧縮機の制御装置。 - 請求項8又は10に記載の圧縮機の制御装置において、
前記操作量設定部は、前記疑似比熱比が予め定められた値より小さく且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記吸気量調節器に対して、前記吸気ガスの流量を多くする操作量を出力する、
圧縮機の制御装置。 - 請求項9に記載の圧縮機の制御装置において、
前記操作量設定部は、前記疑似比熱比が予め定められた値より小さく且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記供給量調節弁に対して、前記供給ガスの流量を少なくする操作量を出力する、
圧縮機の制御装置。 - 請求項6から12のいずれか一項に記載の圧縮機の制御装置と、
前記圧縮機と、
前記操作端と、
を備えるガス供給設備。 - 請求項6から12のいずれか一項に記載の圧縮機の制御装置と、
ガス燃料を圧縮する前記圧縮機と、
前記操作端と、
前記圧縮機で圧縮された前記ガス燃料が流入し、前記ガス燃料を燃焼させて駆動するガスタービンと、
を備えるガスタービンプラント。 - 圧縮機の回転数を検知する回転数検知工程と、
前記圧縮機に吸い込まれる吸気ガスの温度である吸気温度を検知する温度検知工程と、
前記吸気ガスの組成に関する組成データを検知する組成データ検知工程と、
前記回転数、前記吸気温度、前記組成データを受け付ける受付工程と、
前記受付工程で受け付けた前記組成データに基づき、前記吸気ガスの比熱比及びガス定数を求めるガスパラメータ算出工程と、
前記回転数と前記吸気温度と前記ガス定数と前記比熱比とを用いて求められる前記圧縮機の修正回転数を、前記比熱比κの大きさに応じて変更した疑似修正回転数を算出する修正回転数算出工程と、
を実行する修正回転数算出方法。 - 請求項15に記載の修正回転数算出方法において、
前記修正回転数算出工程で算出される前記疑似修正回転数は、前記比熱比の変化に対して負の相関性を持って変化し、且つ前記比熱比が予め定められた値より大きい場合には前記比熱比の変化率より変化率が小さい、
修正回転数算出方法。 - 請求項15又は16に記載の修正回転数算出方法において、
前記修正回転数算出工程は、
前記比熱比を前記比熱比自体の大きさに応じて変更した疑似比熱比を求める疑似比熱比演算工程と、
前記回転数と、前記吸気温度と、前記ガス定数と、前記疑似比熱比とを用いて、前記疑似修正回転数を求める修正回転数演算工程と、
を含む、
修正回転数算出方法。 - 請求項17に記載の修正回転数算出方法において、
前記疑似比熱比演算工程で求められる前記疑似比熱比は、前記比熱比の変化に対して正の相関性を持って変化し、且つ前記比熱比が予め定められた値より大きい場合には前記比熱比の変化率より変化率が大きい、
修正回転数算出方法。 - 請求項15から18のいずれか一項に記載の修正回転数算出方法において、
前記組成データ検知工程では、前記吸気ガスを構成する複数種類のガス毎の濃度を検知する、
修正回転数算出方法。 - 請求項15から19のいずれか一項に記載の修正回転数算出方法を実行すると共に、
前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧力検知工程と、
前記圧縮機のサージングを防止する操作端の動作を制御するサージ制御工程と、
を実行し、
前記受付工程では、前記吐出圧力を受け付け、
前記サージ制御工程は、
前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出工程で算出された記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定工程と、
前記受付工程で受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算工程と、
前記制限圧力比設定工程で定められた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算工程で求められた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定工程と、
を含む、
圧縮機の制御方法。 - 請求項17又は18に記載の修正回転数算出方法を実行すると共に、
前記圧縮機の吐出圧力を検知する圧力検知工程と、
前記圧縮機のサージングを防止する操作端の動作を制御するサージ制御工程と、
を実行し、
前記受付工程では、前記吐出圧力を受け付け、
前記サージ制御工程は、
前記圧縮機の限界圧力比より予め定められた分だけ小さい制限圧力比と疑似修正回転数との予め定められた関係を用いて、前記修正回転数算出工程で算出された記疑似修正回転数に対する制限圧力比を定める制限圧力比設定工程と、
前記受付工程で受け付けた前記吐出圧力で定まる前記圧縮機の現実の圧力比を求める実圧力比演算工程と、
前記制限圧力比設定工程で定められた前記制限圧力比と、前記実圧力比演算工程で求められた前記現実の圧力比とを比較し、比較結果に応じて前記操作端の操作量を定めて、前記操作量を前記操作端に出力する操作量設定工程と、
を含み、
前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比と前記疑似修正回転数と前記操作端の操作量と前記圧力比との予め定められた関係を用いて、前記疑似比熱比演算工程で求められた前記疑似比熱比と前記修正回転数算出工程で算出された前記疑似修正回転数と前記現実の圧力比とに応じた前記操作量を定める、
圧縮機の制御方法。 - 請求項21に記載の圧縮機の制御方法において、
前記操作端は、前記吸気ガスの流量を調節する吸気量調節器を有し、
前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比が予め定められた値以上で且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記吸気量調節器に対して、前記吸気ガスの流量を少なくする操作量を出力する、
圧縮機の制御方法。 - 請求項21又は22に記載の圧縮機の制御方法において、
前記操作端は、前記圧縮機が吐出して他の機器に供給するガスである供給ガスの流量を調節する供給量調節弁を有し、
前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比が予め定められた値以上で且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記供給量調節弁に対して、前記供給ガスの流量を少なくする操作量を出力する、
圧縮機の制御方法。 - 請求項22に記載の圧縮機の制御方法において、
前記操作端は、前記圧縮機を停止させるトリップ操作端を有し、
前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比が予め定められた値以上で、且つ前記吸気量調節器の操作量が前記吸気量調節器にとって最少吸気流量となる最少操作量である場合に、前記修正回転数算出工程で算出された前記疑似修正回転数が予め定められた値以下になると、前記トリップ操作端に対して前記圧縮機を停止させる動作の実行の指令を出力する、
圧縮機の制御方法。 - 請求項22又は24に記載の圧縮機の制御方法において、
前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比が予め定められた値より小さく且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記吸気量調節器に対して、前記吸気ガスの流量を多くする操作量を出力する、
圧縮機の制御方法。 - 請求項23に記載の圧縮機の制御方法において、
前記操作量設定工程では、前記疑似比熱比が予め定められた値より小さく且つ前記現実の圧力比が前記制限圧力比以上である場合に、前記供給量調節弁に対して、前記供給ガスの流量を少なくする操作量を出力する、
圧縮機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016064165A JP6673733B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、これらの方法を実行する装置、及びこの装置を備えるガスタービンプラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016064165A JP6673733B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、これらの方法を実行する装置、及びこの装置を備えるガスタービンプラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017180134A true JP2017180134A (ja) | 2017-10-05 |
JP6673733B2 JP6673733B2 (ja) | 2020-03-25 |
Family
ID=60005704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016064165A Active JP6673733B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、これらの方法を実行する装置、及びこの装置を備えるガスタービンプラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6673733B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110469534A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-19 | 佛山格尼斯磁悬浮技术有限公司 | 一种鼓风机喘振保护方法及系统 |
CN111524439A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-08-11 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 压缩机模拟工装的控制方法 |
CN114439628A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-05-06 | 中车大连机车研究所有限公司 | 一种双增压器可调喷嘴系统的控制方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012132062A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 三菱重工業株式会社 | ガス圧縮機の運転方法及びガス圧縮機を備えるガスタービン |
US20130036744A1 (en) * | 2011-08-09 | 2013-02-14 | Norbert Walter Emberger | Method for operating a gas turbine and gas turbine unit useful for carrying out the method |
WO2014132932A1 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-04 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービンシステム、制御装置及びガスタービンの運転方法 |
JP2015010506A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 三菱重工業株式会社 | 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、及びこれらの方法を実行する装置 |
-
2016
- 2016-03-28 JP JP2016064165A patent/JP6673733B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012132062A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 三菱重工業株式会社 | ガス圧縮機の運転方法及びガス圧縮機を備えるガスタービン |
US20130036744A1 (en) * | 2011-08-09 | 2013-02-14 | Norbert Walter Emberger | Method for operating a gas turbine and gas turbine unit useful for carrying out the method |
WO2014132932A1 (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-04 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービンシステム、制御装置及びガスタービンの運転方法 |
JP2015010506A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 三菱重工業株式会社 | 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、及びこれらの方法を実行する装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110469534A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-11-19 | 佛山格尼斯磁悬浮技术有限公司 | 一种鼓风机喘振保护方法及系统 |
CN110469534B (zh) * | 2019-08-27 | 2021-08-24 | 佛山格尼斯磁悬浮技术有限公司 | 一种鼓风机喘振保护方法及系统 |
CN111524439A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-08-11 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 压缩机模拟工装的控制方法 |
CN114439628A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-05-06 | 中车大连机车研究所有限公司 | 一种双增压器可调喷嘴系统的控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6673733B2 (ja) | 2020-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101298828B1 (ko) | 가스 압축기의 운전 방법 및 가스 압축기를 구비하는 가스 터빈 | |
CN107849981B (zh) | 燃气轮机的控制装置及方法、存储燃气轮机的控制程序的存储介质、燃气轮机 | |
JP3022882B2 (ja) | タ―ビンの燃焼器の燃焼ダイナミックスを制御する方法 | |
US10711705B2 (en) | Operation control method and upgrade method for gas turbine, and setting change method for gas turbine control system | |
JP5789266B2 (ja) | 排気温度対タービン圧力比に基づくタービン制御方法および装置 | |
KR101520240B1 (ko) | 밸브 제어 장치, 가스 터빈, 및 밸브 제어 방법 | |
KR101885453B1 (ko) | 유량비 산출 장치, 이것을 구비하고 있는 제어 장치, 이 제어 장치를 구비하고 있는 가스 터빈 플랜트, 유량비 산출 방법 및 연료 계통의 제어 방법 | |
KR101690444B1 (ko) | 가스 터빈 시스템, 제어 장치 및 가스 터빈 운전 방법 | |
JP6186656B2 (ja) | 圧縮機の制御方法、圧縮機の劣化判定方法、及びこれらの方法を実行する装置 | |
KR101885489B1 (ko) | 유량비 산출 장치, 이것을 구비하고 있는 제어 장치, 이 제어 장치를 구비하고 있는 가스 터빈 플랜트, 유량비 산출 방법 및 연료계통의 제어 방법 | |
JP6673733B2 (ja) | 圧縮機の修正回転数算出方法、圧縮機の制御方法、これらの方法を実行する装置、及びこの装置を備えるガスタービンプラント | |
US20230417154A1 (en) | Method for creating maximum output in gas turbine, method for creating output for controlling gas turbine, method for controlling gas turbine, device for executing said methods, and program for causing computer to execute said methods | |
US9670847B2 (en) | Two-shaft gas turbine | |
JPH0882228A (ja) | ガスタービンの可変案内翼制御装置 | |
JP6267087B2 (ja) | 動力制御装置、ガスタービン及び動力制御方法 | |
JP2013160154A (ja) | ガスタービン制御装置及び方法並びにプログラム、それを用いた発電プラント | |
JP5984558B2 (ja) | ガスタービンプラント、その制御装置、及びその制御方法 | |
JP2006170194A (ja) | 圧縮機の制御装置及びこれを有するガスタービン発電プラント | |
US11585281B2 (en) | Device for controlling gas turbine, gas turbine facility, method for controlling gas turbine, and program for controlling gas turbine | |
EP3505741A1 (en) | Method for operating a gas turbine | |
WO2024112558A1 (en) | Systems and methods for model-based control of gas turbine system considering fluid injection |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160329 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181109 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20181127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200305 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6673733 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |