JP2017179861A - 緊張力管理システム - Google Patents

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【課題】プレストレスト・コンクリート構造物に施設されるPCケーブルの緊張過程において、PCケーブルの測定箇所における緊張力を得ることができる緊張力管理システムを提供する。
【解決手段】緊張力管理システム10は、PCケーブル12の所定の箇所における接続シース15の内周面に設置された低熱伝導率の測温シートと、測温シートに取り付けられてPCケーブル12の緊張過程において生じる測温シートの内外面の温度差の変化(接続シース15内部の熱流束の変化)を検出する複数の熱電対と、それら熱電対が検出した緊張過程における測温シートの内外面の温度差の変化(接続シース15内部の熱流束の変化)を表示する温度データロガー23とから形成され、測温シートの内外面の温度差の変化とPCケーブル12の想定緊張力との関係に基づいて、それら熱電対が検出した所定の箇所におけるPCケーブル12の実質緊張力を算出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、プレストレスト・コンクリート構造物の構築過程において施設されるPC鋼材の緊張力を管理する緊張力管理システムに関する。
プレストレスト・コンクリート構造物の施工において施設されるPC鋼材の緊張力管理は、PC鋼材の緊張端(端部)に設置された油圧ジャッキを作動させ、これに接続されたポンプ圧測定器に表示された圧力(油圧ジャッキによる緊張力)を確認しつつ、油圧ジャッキによる緊張力を次第に増加させ、ポンプ圧が設定圧の範囲に入ったときに、油圧ジャッキを停止させ、PC鋼材の緊張端を定着具によってコンクリートに固定することで行われる。
一般的に、PC鋼材の緊張端において確認されるプレストレス力と構造物の各設計断面に導入されるプレストレス力との間には、PC鋼材とシースとの間の摩擦や引張装置内部の摩擦、くさび定着時におけるPC鋼材の引き込まれ等が要因となって差異が生じ、後者は前者より小さくなる傾向がある。実構造物ではこれらの要因によるプレストレス減少量にばらつきがあり、実際の減少量が想定よりも大きい場合、PC鋼材の緊張端におけるポンプ圧測定器のみによる緊張力管理では定着後の設計断面のプレストレス力不足が懸念される。
PC鋼材の緊張力管理は、油圧ジャッキの緊張力およびPC鋼材の伸び量によって行うことを原則としているが、PC鋼材緊張後の設計断面におけるプレストレス力確保が重要であり、近年では、両緊張端のPC鋼材引張力と伸びとからシース内のPC鋼材引張力の分布を推定することにより、設計断面に作用するプレストレス力を間接的に管理する等の対応が必要とされてきている。そのような緊張力管理がコンクリート道路橋施工便覧(社団法人日本道路協会)に記載されている(非特許文献1参照)。
コンクリート道路橋施工便覧(社団法人日本道路協会)
PC鋼材は長尺物であり、構築するプレストレスト・コンクリート構造物の設計上考慮すべき荷重により生じる断面力(曲げモーメント)に対応して、PC鋼材を上下方向や左右方向へ湾曲させた曲線状態で設置する場合が多い。すなわち、コンクリート断面において曲げ引張応力が生じる側でプレストレス力を付与できるようにPC鋼材を設置する。PC鋼材端部で緊張した場合、PC鋼材の中間部では接触するシースの内壁との摩擦によってプレストレス力が減少するため、摩擦の影響を考慮して各設計断面に必要なプレストレス力が確保されるよう、PC鋼材端部の緊張力が設定される。しかし、実構造物の摩擦係数にはばらつきがあり、PC鋼材端部に設定どおりの緊張力を作用させたとしても、緊張端を除くPC鋼材の残余の箇所で設計上の必要応力に達している(各設計断面に必要なプレストレス力が確保されている)とは限らない。
PC鋼材の残余の箇所の応力が設計上の必要応力に達したことを確認するには、PC鋼材に作用させる緊張力を増加させる過程においてPC鋼材の所定の箇所の応力を測定すればよいが、PC鋼材はその緊張端を除く全体がシース管に挿通されているため、PC鋼材の所定の箇所の応力を直接測定する効果的な測定手段はなかった。
本発明の目的は、プレストレスト・コンクリート構造物に施設されるPC鋼材に緊張力を作用させる緊張過程において、PC鋼材の所定の箇所における緊張力を得て、各設計断面の必要プレストレス力を確保した状態でPC鋼材をコンクリート構造物に定着できる緊張力管理システムを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、プレストレスト・コンクリート構造物の構築過程において施設されるPC鋼材の緊張力を管理する緊張力管理システムである。
前記前提における本発明の緊張力管理システムの特徴は、緊張力管理システムが、PC鋼材の所定の箇所におけるPC鋼材を包被するシースの内周面に設置された低熱伝導率の測温シートと、測温シートに取り付けられてPC鋼材に緊張力を作用させる緊張過程において生じる測温シートの外面と内面との温度差の変化を検出する熱電対と、熱電対が検出した緊張過程における測温シートの外面と内面との温度差の変化を表示する温度データロガーとから形成され、緊張力管理システムでは、測温シートの外面と内面との温度差の変化とPC鋼材の想定緊張力との関係に基づいて、熱電対が検出した測温シートの外面と内面との温度差の変化から所定の箇所におけるPC鋼材の実質緊張力を算出することにある。
本発明の緊張力管理システムの一例として、緊張力管理システムでは、複数の熱電対が測温シートに取り付けられ、それら熱電対のマイナス脚とプラス脚とが直列に接続され、それら熱電対のマイナス脚とプラス脚との各接点が測温シートの中央部に配置されているとともにシースの内周面の周り方向へ略等間隔離間して並んでいる。
本発明の緊張力管理システムの他の一例としては、それら熱電対のマイナス脚とプラス脚との各接点が、シースの内周面に対向する測温シートの外面とPC鋼材に対向する測温シートの内面とに交互に位置するように取り付けられている。
本発明の緊張力管理システムの他の一例としては、シースが、一方のシースと他方のシースとを接続する接続シースであり、熱電対を取り付けた測温シートが、接続シースの内周面に設置されている。
本発明の緊張力管理システムの他の一例として、測温シートのPC鋼材に対向する内面には、放射率向上対策が施されている。
本発明にかかる緊張力管理システムによれば、安価で入手容易な熱電対を利用するので、緊張力管理システムを現地で手間が掛からず低コストで構築できる。また、本緊張力管理システムでは、PC鋼材の所定の箇所におけるシースの内周面に設置された低熱伝導率の測温シートに取り付けられた熱電対を利用し、PC鋼材の緊張過程で生じる測温シートの外面と内面との温度差の変化を直接前記所定の箇所で検出することから、測温シートの外面と内面との温度差の変化とPC鋼材の緊張力との関係に基づいて、所定の箇所におけるPC鋼材の実質緊張力を算出することができる。したがって、PC鋼材の所定の箇所における実質緊張力を直接、必要緊張力以上に適正に保持した状態でPC鋼材をプレストレスト・コンクリート構造物に定着させることができ、PC鋼材を介して設計上必要とされるプレストレス力をコンクリート構造物に確実に付与できる。
次に、複数の熱電対が測温シートに取り付けられ、それら熱電対のうちの一方の熱電対のマイナス脚と他方の熱電対のプラス脚とが直列に接続され、それら熱電対のマイナス脚とプラス脚との各接点が測温シートの中央部に配置されているとともにシースの内周面の周り方向へ略等間隔離間して並んでいる緊張力管理システムとすることで、測温シートの外面と内面との温度差の変化が微小であっても、直列回路を構成する複数の熱電対により該温度差の変化を増幅して検出することができる。この結果、増幅して検出された前記測温シートの外面と内面との温度差の変化から所定の箇所におけるPC鋼材の実質緊張力を比較的精度よく算出することができる。
さらに、熱電対のマイナス脚とプラス脚との各接点がシースの内周面に対向する測温シートの外面とPC鋼材に対向する測温シートの内面とに交互に位置し、それら熱電対が測温シートの外面と測温シートの内面との温度差の変化を検出すれば、測温シートの外面と内面との温度差の変化をさらに増幅でき、所定の箇所におけるPC鋼材の実質緊張力算出精度が高められることで、より確実にPC鋼材の緊張力を管理することができる。
シースが一方のシースと他方のシースとを接続する接続シースであり、熱電対を取り付けた測温シートが接続シースの内周面に設置されている一体型接続シースを利用することで、熱電対を取り付けた測温シートをシースに容易に設置することができる緊張力管理システムとなる。
測温シートのPC鋼材に対向する内面に放射率向上対策が施されている緊張力管理システムは、測温シートの内面に放射率向上対策を施すことにより、PC鋼材の緊張過程でPC鋼材から放射される熱の吸収効率を向上させることができ、測温シートの外面と内面との温度差の変化を高い精度で正確に検出することができる。
複数本のPCケーブルを施設した橋梁の一例を示す斜視図。 PCケーブル施設箇所の周辺状況の一例を示す図。 PCケーブル施設箇所におけるコンクリート打設後の状況図。 本発明の緊張力管理システムの構成例を示す図。 本発明の緊張力管理システムで実質緊張力の算出をパソコンで行う場合の一例を示す図。 接続シース(管理測点付近)の斜視図。 接続シース(管理測点付近)の縦断面図:A−A線矢視断面図。 複数個の熱電対の測温シートへの取り付け例を示す図。 接続シース(管理測点付近)の横断面図:B−B線矢視断面図。 接続シース(管理測点付近)の横断面図の部分拡大図。 熱流束変化からPCケーブルの緊張力を得る原理の説明図。 PCケーブルの定着直後の橋梁の縦断面図。 グラウトを充填した後の橋梁の縦断面図。
以下に、図面に基づき、プレストレスト・コンクリート構造物の構築過程において施設されるPC鋼材の緊張力を管理する緊張力管理システム10の詳細を説明する。
図1は、複数本のPCケーブル12を施設した橋梁11の一例を示す斜視図である。PCケーブル12(PC鋼材)の緊張作業では、橋梁11の構築過程において施設されるPCケーブル12の緊張力を管理し、該緊張力を適正に保持した状態でPCケーブル12を橋梁11(プレストレスト・コンクリート構造物)に定着させる。PCケーブル12は、図1に示すように、橋梁11の幅方向へ所定寸法離間させ、橋梁11の長さ方向へ配置させた状態で複数本が施設される。図2にPCケーブル施設箇所の周辺状況の一例を示す。また、図3は、該PCケーブル施設箇所におけるコンクリート打設後の状況を示すものである。ポストテンション方式では、型枠16内(図2参照)にコンクリート17(図3参照)を打設した後、PCケーブル12の緊張作業が行われる。
図4に本発明の緊張力管理システム10の構成例を示す。また、図5に、前記実質緊張力の算出をコンピュータ(パソコン36)で行う場合の一例を示す。なお、実質緊張力の算出については必ずしもパソコンで行う必要はなく、後述のとおり、あらかじめ測温シート内外面温度差の変化に対するPCケーブル実質緊張力算定表もしくは同算定図を作成しておき、それを用いてもよい。以下では、ポストテンション方式によって橋梁11を構築する場合を例として緊張力管理システム10を説明するが、本発明の緊張力管理システム10は、橋梁11の構築の他に、ポストテンション方式の他のプレストレスト・コンクリート構造物に適用可能である。
ポストテンション方式では、PCケーブル12の緊張端18に油圧ジャッキ19を設置し、PCケーブル12を長さ方向へ引っ張る緊張作業が行われる(図4参照)。一般に、PCケーブル12の緊張力管理では、プレストレスト・コンクリート構造物の構築過程において複数本のPCケーブル12の緊張端における緊張力が個別に管理される。本緊張力管理システム10では、緊張端のみならず、設計荷重に対して発生曲げモーメントが最大となる橋梁11の支間中央40や前記発生曲げモーメントが最少となる中間支点41等、必要に応じて任意箇所に管理測点を設け、PCケーブル12の緊張力を個別に管理する。図6に前記管理測点付近の斜視図を示すが、PCケーブル12は、長さ方向へ延びる長尺の鋼材であり、その外側が長さ方向へ延びるシース13によって包被されており、複数のシース12がそれらの延出端部14に設置される接続シース15によって接続されている。
図7に前記管理測点付近の縦断面図(A−A矢視断面図)を示す。図4〜6とともに図7を参照すると、本緊張力管理システム10は、接続シース15の内周面20に設置される測温シート21と、測温シート21に取り付けられた複数個の熱電対22a〜22lと、温度データロガー23とから形成されている。そして、図8に前記複数個の熱電対22a〜22lの測温シート21への取り付け例を示すが、測温シート21は、長方形に成形され、短辺方向両端縁24a,24bと、長辺方向両側縁25a,25bとを有するとともに、外面26(接続シース15の内周面20に対向する面)と、内面27(PCケーブル12に対向する面)とを有する。
測温シート21は、0.1W/mK前後の低い熱伝導率を有するポリエチレンフォームやポリプロピレンフォーム、防水紙、ブチルゴム等から作られている。測温シート21は、その厚み寸法が0.5〜2.0mmの範囲にある。測温シート21の内面27には、放射率向上対策が施されている。放射率向上対策としては、黒色フィルムまたは高放射率のフィルムを測温シート21の内面27に貼付する場合、黒色塗料を測温シート21の内面27に塗布する場合がある。測温シート21の内面27に黒色処理を施すことで、測温シート21における熱の吸収効率を向上させることができる(図7参照)。
図9に前記管理測点付近の横断面図(B−B矢視断面図)を示す。測温シート21は、その外面26が接続シース15の内周面20に対向し、その内面27がPCケーブル12に対向するように、接続シース15とPCケーブル12との間に配置され、接続シース15の内周面20に接着剤によって固着されている(図7参照)。測温シート21は、接続シース15の内周面20に固着されることで、図8の平面状態から両側縁25どうしが当接した環状(筒状)に成形され、接続シース15の内周面20の周り方向へ延在する。なお、測温シート21は、接続シース15ではなく、PCケーブル12を包被するシース13の内周面20に設置されていてもよい。
図10に前記管理測点付近の横断面図の部分拡大図を示すが、熱電対22a〜22lは、マイナス脚28とプラス脚29とを接続する各接点30で温度に応じた起電圧が発生するゼーベック効果を利用して物体の温度を計測することで、PCケーブル12の緊張過程において生じる測温シート21の外面26と内面27との温度差の変化を検出する。熱電対22a〜22lには、常温測定であることから、測定精度が高いT型熱電対(銅・コンスタンタン)を使用することが好ましいが、K型熱電対(クロメル・アルメル)やE型熱電対(クロメル・コンスタンタン)、W型熱電対(タングステン レニウム合金)、B型熱電対(白金ロジウム合金)等を使用することもできる。
複数の熱電対22a〜22lは、マイナス脚28とプラス脚29が交互に位置するようにして、直列に接続されている。それら熱電対22a〜22lでは、マイナス脚28(金属線)の長さや材質が同一であり、プラス脚29(金属線)の長さや材質が同一である。
図8〜10を参照すると、直列に接続された熱電対22a〜22lのマイナス脚28が測温シート21の一方の端縁24aを跨いで測温シート21の外面26と内面27とに位置し、マイナス脚28が測温シート21の一方の端縁24aから他方の端縁24bに向かって延びているとともに、1つの熱電対22a〜22lのプラス脚29が測温シート21の一方の端縁24aを跨いで測温シート21の外面26と内面27とに位置し、プラス脚29が測温シート21の一方の端縁24aから他方の端縁24bに向かって延びている。なお、図8では、12個の熱電対22a〜22lが測温シート21に取り付けられているが、熱電対の個数に特に制限はなく、熱電対が測温シート21に何個取り付けられていてもよい。
熱電対22a〜22lの各接点30は、測温シート21の外面26と測温シート21の内面27とに交互に位置し、測温シート21の内外面26,27における中央部32に配置されているとともに、測温シート21の一方向へ略等間隔離間して並んでいる。したがって、測温シート21が接続シース15の内周面20に固着された場合、熱電対22a〜22lの各接点30が接続シース15の内周面20の周り方向へ略等間隔離間して並ぶ。なお、接続シース15の内周面20の周り方向へ隣接する熱電対22a〜22lの離間寸法は、接続シース15の内周面20の周り方向へ10°〜30°の範囲にある。熱電対22a〜22lの各接点30は、測温シート21の内外面26,27の中央部32にアルミテープ33によって固着されている。なお、アルミテープ33以外のテープまたは接着剤によって各接点30が測温シート21に固着されていてもよい。
温度データロガー23は、ディスプレイ34および記憶デバイスが実装され、測温シート21の一方の側縁24aの側から延出する熱電対22aの信号線35(マイナス脚28)と測温シート21の他方の側縁24bの側から延出する熱電対22lの信号線35(マイナス脚28)とが接続されている(図4、9参照)。同時に、パソコン36にインターフェイス(無線または有線)を介して接続されている(図5参照)。
温度データロガー23に熱電対22a〜22lの接点30の起電力が送信されると、温度データロガー23は、起電力をそれに対応する温度に変換し、変換した温度に基づいて測温シート21の外面26と測温シート21の内面27との温度差の変化(接続シース15の内部31の熱流束の変化)をディスプレイ34に表示するとともに、温度差の変化をデジタルデータに変換、パソコン36に送信し、デジタルデータを所定の時間毎に記憶デバイスに保存する。
パソコン36の記憶領域には、測温シート21の外面26と測温シート21の内面27との温度差の変化に対応するPCケーブル12の緊張力の変化を示す相関関係も保存されている。該相関関係は、あらかじめ実験によって求められている。
パソコン36の記憶領域には、PCケーブル12や接続シース15を特定する識別子等の情報とともに、各PCケーブル12における熱流束の測定箇所を特定する情報が保存されている。
パソコン36に組み込まれた緊張力管理アプリケーションによる制御に基づいて、熱電対22a〜22lが検出し、温度データロガー23から送信された測温シート21の内外面26,27の温度差の変化(接続シース15の内部31の熱流束の変化)を前記相関関係に当て嵌め、PCケーブル12の測定箇所における実質緊張力を算出してそれをディスプレイ37に表示する。
接続シース15の内部31の熱流束の変化は最大で約2.0W/mと微少であるが、緊張力管理システム10では、直列に接続された複数の熱電対22a〜22lによって、直列熱電対出力E(℃)が測温シート21の内外面26,27の温度差の変化の360/α倍に増幅され、熱流束=E×α/360×λ2/t2として検出される。なお、αは、熱電対接点の配置間隔(°)、λ2は、測温シート21の熱伝導率(W/mK)、t2は、測温シート21の厚み寸法(m)である。
図11は、熱流束の変化からPCケーブル12の緊張力を得る原理の説明図である。PCケーブル12の緊張力を徐々に増加させると、PCケーブル12の表面温度が熱弾性効果によって次第に低下するため、測温シート21の内外面26,27の温度差の変化に伴い、接続シース15の内部31の熱流束が負の方向へ次第に大きくなる。すなわち、PCケーブル12に生じる緊張力の変化は、PCケーブル12の温度変化や接続シース15内部31の熱流束の変化と比例関係にあり、本緊張力管理システム10では、この接続シース15の内部31の熱流束の変化を捉えることで、PCケーブル12に作用する緊張力を得られるのである。
接続シース15の内周面20に貼着した測温シート21の熱流束の変化に着目し、測温シート21の内外面26,27の温度差の変化からPCケーブル12の緊張力を推定する方法の詳細を以下に説明する。なお、この推定方法の妥当性については、実構造物への適用可能性を試験によって確認済みである。
測温シート21のPCケーブル12に対向する内面27からPCケーブル12に向かって一定の熱流が生じている状態の下では、
・空気中の熱伝導による熱流:Q1=-2πλ1/Ln(R2/R1)×(T1−T2
・放射される熱流:Q2=-2πR1σ/{1/ε1+(R1/R2)(1/ε2−1)}×(T1 4−T2 4
・測温シート21中の熱伝導による熱流:Q3=2πR2λ2/t2×T32
となることが知られている。
ここに、Qは単位長さ当たりの熱流(W/m)、T1はPCケーブル12の温度(K)、ΔT1はその温度変化(K)、T2は測温シート21の内面27の温度(K)、ΔT2はその温度変化(K)、T3は測温シート21の外面27の温度(K)、T32は測温シート21の外面26と内面27の温度差(K)、ΔT32はその温度差の変化(K)、R1はPCケーブル12の半径(m)、R2は測温シート21のPCケーブルを包被した状態の半径(m)、λ1は空気の熱伝導率(W/mK)、ε1はPCケーブル12の放射率、ε2は測温シート21の内面27の放射率、σはステファン−ボルツマン定数(W/m)である。なお、λ2およびt2は前述のとおり。
以下、本緊張力管理システムにおけるPCケーブル周辺の前記各熱流の関係や境界条件等に係る仮説を立て、熱電対取り付け位置でのPCケーブルの緊張力推定式導出を試みる。
測温シート21中の熱流と測温シート21の内面27からPCケーブル12への熱流が等しい、すなわちQ3=Q1+Q2とすると、
2πR2λ2/t2×T32
=-2πλ1/Ln(R2/R1)×(T1−T2)-2πR1σ/{1/ε1+R1/R2(1/ε2−1)}×(T1 4−T2 4)・・・式(1)
A=2πλ1/Ln(R2/R1)、
B=2πR1σ/{1/ε1+(R1/R2)(1/ε2−1)}、
C=2πR2λ2/t2とおくと前記式(1)は、
CT32=-A(T1−T2)-B(T1 4−T2 4)・・・式(2)
熱弾性効果によりT1、T2、T32がそれぞれT1’T2’T32’に変化した場合、
CT32 =-A(T1 −T2 )-B(T1 ’4−T2 ’4)・・・式(3)
測温シート21中の熱流の変化は、式(2)と式(3)の差であり、これを測温シート21の内外面温度差の変化の値を用いて右辺を整理すると、
(CT32’−CT32)=CΔT32
=-A{(T1 −T2 )−(T1−T2)}-B{(T1 ’4−T2 ’4)−(T1 4−T2 4)}
=-A(ΔT1−ΔT2)-B{(T1 ’4−T1 4)−(T2 ’4−T2 4)}
≒-A(ΔT1−ΔT2)-4×B(T1 3ΔT1−T2 3ΔT2)
=-(A+4BT1 3)ΔT1+(A+4BT2 3)ΔT2
(∵四次以上の高次微小項を各温度変化の値を用いて近似)
∴ΔT1=(A+4BT2 3)/(A+4BT1 3)ΔT2−C/(A+4BT1 3)ΔT32
次に、初期状態で接続シース15の内部31の温度はほぼ一様、すなわちT1=T2と仮定すると、
ΔT1=ΔT2−C/(A+4BT2 3)ΔT32・・・式(4)
さらに、測温シート21の外面26は固定温度境界、すなわちT3=T3’と仮定すると、ΔT32=-ΔT2であるから、これを式(4)に代入して整理すると、
ΔT1=-{1+C/(A+4BT2 3)}ΔT32・・・式(5)
となり、PCケーブル12の温度ΔT1は、測温シート21の内外面26,27の温度差の変化ΔT32に正比例すると推察される。
また、熱弾性効果による温度変化ΔT1とPCケーブル緊張力ΔPとの関係は、熱弾性係数をkとすると、
ΔT1=−kT1ΔP≒−kTΔP・・・式(6)
で表わされることが知られており、式(5)を代入して整理すると、
ΔP={1+C/(A+4BT2 3)}/(kT)×ΔT32・・・式(7)
以上によって、PCケーブル緊張力ΔPも測温シート21の内外面26,27の温度差の変化ΔT32と正比例関係にある推定式として導き出された。
以下では、具体的な緊張力管理方法の詳細を説明する。
コンクリート17打設用の型枠16の組み立ての際に、PCケーブル12を包被するシース13の所定の箇所へ本緊張力管理システムに用いる接続シース15をグラウト充填用の合成樹脂製グラウトホース39とともに配置しておく(図2、7参照)。なお、接続シース15の内周面20には、複数の熱電対22a〜22lを取り付けた測温シート21が設置されている。接続シース15に測温シート21を設置することで、シース13に測温シート21を設置する場合と比較し、熱電対22a〜22lを取り付けた測温シート21を各管理測点となる所定の箇所に容易に設置することができる(図6〜9参照)。
橋梁11の構築に先立ち、所定の箇所で導入すべきプレストレス力を設計で求め、緊張端18における油圧ジャッキ19の想定緊張力やPCケーブル12の想定伸び量、PCケーブル12の緊張力管理の際に各測定箇所における設計上必要とされる必要緊張力の値とともに、測温シート21の内外面26,27の温度差の変化(接続シース15の内部31の熱流束の変化)とPCケーブル12の緊張力との相関関係をパソコン36の記憶領域に保存しておく(図5参照)。
具体的には、測温シート21の内外面26,27の温度差の変化(接続シース15の内部31の熱流束の変化)とPCケーブル12の緊張力との相関関係について、実工事で使用するPCケーブルをはじめ測温シートやシース等の使用材料の物性値や断面諸元を一致させて予備緊張試験を行い、緊張段階別に測温シート21の内面27の温度T2とともに、前記推定式(7)の比例定数に相当する{1+c/(A+4BT2 3)}/(kT)の値を統計処理して、パソコン36の記憶領域に保存しておく(図5参照)。
また、緊張端18近傍におけるPCケーブル12の必要緊張力や支間中央40におけるPCケーブル12の必要緊張力、中間支点41におけるPCケーブル12の必要緊張力は、ケーブル識別子、測定箇所識別子、測温シート識別子に関連付けた状態でパソコン36の記憶領域に保存されている。なお、熱電対22a〜22lを取り付けた測温シート21の設置箇所については特に制約がなく、必要に応じてPCケーブル12を包被するシース13や接続シース15の他のあらゆる箇所に測温シート21を設置することができる(図6、7参照)。
型枠16内にコンクリート17を打設(図3参照)した後、PCケーブル12の緊張作業では、各PCケーブル12の緊張端18に油圧ジャッキ19、ポンプ圧測定器および光学式スケールを設置し、測温シート21の両側縁25a,25bの側から延出する熱電対22a,22lの信号線35を温度データロガー23に接続するとともに、温度データロガー23をパソコン36に接続した状態で本緊張管理システム10による緊張管理を行う(図4、5参照)。すなわち、温度データロガー23とパソコン36とを起動させて熱電対22a〜22lによる測定を開始し、油圧ジャッキ19を稼働させ、PCケーブル12の緊張端18に対して徐々に緊張力を作用させる(図4)。
パソコン36は、緊張作業中のポンプ圧を油圧ジャッキ19の緊張力に変換してその緊張力とジャッキ19の想定緊張力とともに、光学式スケールによって測定されたPCケーブル12の伸び量とPCケーブル12の想定伸び量を記憶領域に保存し、ディスプレイ37に表示する。
PCケーブル12の緊張力が次第に増加すると、PCケーブル12の温度が次第に低下し、接続シース15の内部31の熱流束(測温シート21の内外面26,27の温度差の変化)が変化する。PCケーブル12に緊張力を作用させる緊張過程において生じる測温シート21の外面26と内面27との温度差の変化の値(ΔT32)は、複数の熱電対22a〜22lによって検出され、温度データロガー23に送信・表示され、パソコン36へも送信される。
そして、パソコン36は、測温シート21の外面26と内面27との温度差の変化とPCケーブル12の想定緊張力との相関関係として導き出された緊張力推定式(7)に当て嵌め、温度測定箇所(所定の箇所)におけるPCケーブル12の実質緊張力を算出する。算出された各測定箇所のPCケーブル12の実質緊張力は、パソコン36の記憶領域に保存される(図4、5参照)。
なお、測定箇所(所定の箇所)におけるPCケーブル12の実質緊張力の算出では、パソコン36を利用せず、あらかじめ測温シート内外面温度差の変化に対するPCケーブル実質緊張力算定表もしくは同算定図を作成しておき、それを用いてもよい。
PCケーブル12の必要緊張力をはじめ、測温シート内外面の温度差の変化(熱流束の変化)やPCケーブル12の実質緊張力を、ディスプレイ37に橋梁11の360℃回転可能な立体画像に各測定箇所とともに表示すれば、PCケーブルの緊張作業状況は勿論、万一異常が発生したときでも、その発見が容易で瞬時に対応措置を施すのに役立つ。
また、ディスプレイ37上に表示された油圧ジャッキ19の想定緊張力と現在の緊張力とを視認することで、緊張管理状況や次段階緊張作業着手の良否を判断することができる。
PCケーブル12の想定伸び量とPCケーブル12の現在の伸び量との比較判断等についても同様である。
PCケーブル12に作用させる緊張力を次第に増加させてゆく過程において、PCケーブル12の全ての測定箇所における実質緊張力が設計上の必要緊張力以上になり、緊張端18における油圧ジャッキ19の緊張力およびPCケーブル12の伸び量が設計上の想定緊張力および想定伸び量になったことが確認された段階で、橋梁11を構成するコンクリート17にPCケーブル12を定着する。それによって、設計上必要とされるプレストレス力を橋梁11に付与できる。
PCケーブル12の定着直後、および、グラウト42を充填した後について、各状態における橋梁11の縦断面図をそれぞれ図12および図13に示す。PCケーブル12の緊張端18に定着具43を締め付けることによって、PCケーブル12をコンクリート17に定着させた後、グラウトホース39からシース13,15の内部31にグラウト42を充填することで、橋梁11がプレストレスト・コンクリート構造として完成する。
以上が本発明の緊張力管理システムの実施形態であるが、必要に応じて以下に補足する方法により、橋梁11の実工事で設計プレストレス力を確認してもよい。すなわち、橋梁11の実計画におけるPCケーブル12の設計上の想定緊張力や想定伸び量と、実工事の緊張管理におけるPCケーブル12の各測定箇所の実質緊張力や設計上の必要緊張力との関係を代表的に調査するPCケーブルを選定し、熱電対取り付け箇所付近で、代表的調査対象のPCケーブルや打設後のコンクリート表面へのひずみゲージ貼付けを事前に行っておけば、緊張力の増加を一時停止した状態で直接それらひずみの値を確認することにより、PCケーブル12を橋梁11のコンクリート17に定着させる前の途中の段階で、緊張作業の安全確認と併せて設計プレストレス力の確認を行うことができると考えられる。ただし、前記ひずみゲージ貼付けを所定の箇所全てに対して行うことは実工事におけるPCケーブルの取扱いや費用対効果の面で現実的ではなく、事前検討に基づき選定した確認箇所に限定することが望ましい。
また、橋梁11の建設時に、将来的な維持管理を目的として光ファイバー等による計測機器の設置を行うよう計画されている場合には、本発明の緊張力管理システムによってPCケーブルの緊張管理を行う際に、該計測機器を利用して、PCケーブル12やコンクリート17のひずみや応力の確認作業を併用することによっても、安全かつ確実に橋梁11にプレストレス力を導入することができると考えられる。
10 緊張力管理システム
11 橋梁(プレストレスト・コンクリート構造物)
12 PCケーブル(PC鋼材)
13 シース(シース管)
14 延出端部
15 接続シース(接続シース管)
16 型枠
17 コンクリート
18 緊張端
19 油圧ジャッキ
20 内周面
21 測温シート
22a〜22l 熱電対
23 温度データロガー
24a,24b 両端縁
25a,25b 両側縁
26 外面
27 内面
28 マイナス脚
29 プラス脚
30 接点
31 内部
32 中央部
33 アルミテープ
34 ディスプレイ
35 信号線
36 コンピュータ(パソコン)
37 ディスプレイ
38 鉄筋
39 グラウトホース
40 支間中央
41 中間支点
42 グラウト
43 定着具

Claims (5)

  1. プレストレスト・コンクリート構造物の構築過程において施設されるPC鋼材の緊張力を管理する緊張力管理システムであって、
    前記緊張力管理システムが、前記PC鋼材の所定の箇所における該PC鋼材を包被するシースの内周面に設置された低熱伝導率の測温シートと、前記測温シートに取り付けられて前記PC鋼材に緊張力を作用させる緊張過程において生じる前記測温シートの外面と内面との温度差の変化を検出する熱電対と、前記熱電対が検出した前記緊張過程における前記測温シートの外面と内面との温度差の変化を表示する温度データロガーとから形成され、前記緊張力管理システムでは、前記測温シートの外面と内面との温度差の変化と前記PC鋼材の想定緊張力との関係に基づいて、前記熱電対が検出した該測温シートの外面と内面との温度差の変化から前記所定の箇所における該PC鋼材の実質緊張力を算出することを特徴とする緊張力管理システム。
  2. 前記緊張力管理システムでは、複数の前記熱電対が前記測温シートに取り付けられ、それら熱電対のマイナス脚とプラス脚とが直列に接続され、それら熱電対のマイナス脚とプラス脚との各接点が前記測温シートの中央部に配置されているとともに前記シースの内周面の周り方向へ略等間隔離間して並んでいる請求項1に記載の緊張力管理システム。
  3. それら熱電対のマイナス脚とプラス脚との各接点が、前記シースの内周面に対向する前記測温シートの外面と前記PC鋼材に対向する該測温シートの内面とに交互に位置するように取り付けられたことを特徴とする請求項2に記載の緊張力管理システム。
  4. 前記シースが、一方のシースと他方のシースとを接続する接続シースであり、前記熱電対を取り付けた測温シートが、前記接続シースの内周面に設置されている請求項1ないし請求項3いずれかに記載の緊張力管理システム。
  5. 前記測温シートの前記PC鋼材に対向する内面には、放射率向上対策が施されている請求項1ないし請求項4いずれかに記載の緊張力管理システム。
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