JP2017179332A - Mdiから誘導されるアロファネート基含有ポリイソシアネート組成物及びその製造方法 - Google Patents

Mdiから誘導されるアロファネート基含有ポリイソシアネート組成物及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属化合物を含まず、不溶解性の結晶が析出することなく、アロファネート基含有量の高いMDIプレポリマを提供する。【解決手段】 (A)ジフェニルメタンジイソシアネートと(B)少なくとも1つのアルコール成分を(D)3級アミン触媒によりアロファネート化させ、(E)触媒毒により反応を停止し、アロファネートを含有するポリイソシアネートプレポリマを製造する際に、(C)カルボン酸アミド、スルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の存在下で反応を行う。【化1】【選択図】 なし

Description

本発明はジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIという)とアルコール成分から誘導されるアロファネート基を含有するポリイソシアネート組成物及びその製造方法に関する。
MDIとアルコール成分から誘導されるアロファネート基を含有するポリイソシアネートプレポリマは低粘度かつ低温時におけるMDIモノマーの析出が少なく、取り扱いが容易であることから接着剤やフォーム等の分野において有用であり、広く応用されている。
MDIとアルコール成分からアロファネート基を生成させる触媒としては、アセチルアセトン亜鉛や、亜鉛、鉛、錫、銅、コバルト等の金属カルボン酸塩、及びその水和物等が知られているが、いずれも金属化合物であり、医療や食品等の用途においては好ましくない。
イソシアネートとアルコール成分からアロファネート基を生成させる金属化合物を含まない触媒として、例えば、N,N,N−トリメチル−N−2−ヒドロキシプロピルアンモニウムヒドロキシド及びN,N,N−トリメチル−N−2−ヒドロキシプロピルアンモニウム−2−エチルヘキサノエート等の4級アンモニウム塩も知られているが(例えば、特許文献1参照)、これら4級アンモニウム塩は脂肪族や脂環族イソシアネートに対して有用であり、MDI等の芳香族イソシアネートに対しては反応が急激で不溶解性の結晶が析出しやすく、また、触媒が失活しやすく実用化は難しい。
イソシアネート基からイソシアヌレート基を生成させる触媒として、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等のフェノール性水酸基含有の3級アミンが知られており(例えば特許文献2参照)、この触媒はアルコール成分が存在すればアロファネート基も生成させることができるが、イソシアヌレート基の生成量が多くポリオールとの相溶性が悪くなるため、接着剤やフォーム用のウレタン樹脂として使用できる範囲は限定的となる。
特開2011−99119号公報 特開2004−250662号公報
本発明は前記した背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、金属化合物を含まず、アロファネート基含有量の高いMDIプレポリマ及びその製造において容易に反応を制御できる製造方法を提供することである。
本発明者は前記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、3級アミン触媒でアロファネート化させる際、カルボン酸アミド及びスルホン酸アミドからなる群より選ばれる少なくとも一種の存在下で反応させることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、以下[1]〜[4]の実施形態を含む。
[1]ジフェニルメタンジイソシアネートとアルコールとの反応生成物であるアロファネート基含有ポリイソシアネート組成物であって、アロファネート基とイソシアヌレート基のモル比が80:20から100:0であり、且つカルボン酸アミド及びスルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種と、3級アミン触媒とをアロファネート化反応助剤として含み、且つ金属触媒を含有しないことを特徴とするアロファネート基含有ポリイソシアネート組成物。
Figure 2017179332
(式中R1は、H、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基およびアリール基のいずれかから選択され、式中R2およびR3は各々独立してOH基、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アリール基、オキシアルキル基、オキシアルケニル基、オキシシクロアルキル基、オキシアリールアルキル基およびオキシアリール基のいずれかから選択される。)
[2](A)ジフェニルメタンジイソシアネートと
(B)少なくとも1つのアルコール成分を
(C)カルボン酸アミド及びスルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の存在下
(D)触媒として3級アミンでアロファネート化させ
(E)触媒毒により反応を停止させることにより得られる
アロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
[3](D)触媒として3級アミンと4級アンモニウム塩を併用してアロファネート化することを特徴とする、上記[2]に記載のアロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
[4](D)触媒として金属触媒を含有しないことを特徴とする、上記[2]又は[3]に記載のアロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
[5]アロファネート基とイソシアヌレート基のモル比が80:20から100:0であることを特徴とする、上記[2]乃至[4]のいずれかに記載のアロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
本発明により得られるアロファネート基を含有するポリイソシアネート組成物は、金属化合物を含まず、濁りの原因となるイソシアヌレートが少なく、また、容易に反応を制御できるため、産業上極めて有用である。
実施例、比較例における反応途中のNCO含有量の推移を示す図である。 実施例における反応途中のNCO含有量の推移を示す図である。
本発明のアロファネート基を含有するポリイソシアネート組成物は、ジフェニルメタンジイソシアネートとアルコールとの反応生成物であって、アロファネート基とイソシアヌレート基のモル比が80:20から100:0であり、且つ金属触媒を含有しないことを特徴とする、アロファネート基含有ポリイソシアネート組成物である。
アロファネート化触媒として(D)3級アミン触媒を使用した場合、その反応は急激であるため制御が困難であり、また、目的とする反応率で反応を停止できたとしてもイソシアヌレートの生成量が多いため、プレポリマが濁りやすい。
そこで、(C)カルボン酸アミド、スルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の存在下で反応を行うことが有用となる。
(C)カルボン酸アミド、スルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の存在下(D)3級アミン触媒で反応させることにより、反応が緩やかに進行し、かつ、アロファネート化が選択的に進行するため、イソシアヌレート含有量の少ないプレポリマが得られ、その反応制御も容易となる。
本発明において用いられる(A)MDI(以後「A成分」とも言う)には、一般に入手できるいずれのMDIモノマーも使用でき、そのMDIモノマーのアイソマーは通常2,2’−MDIが0〜5重量%、2,4’−MDIが0〜95重量%、4,4’−MDIが5〜100重量%である。
より低粘度のイソシアネートプレポリマを得るためには、本発明において用いられるA成分は、前述のMDIモノマーが好ましいが、ある程度の高粘度化も許容されるならポリメリックMDIである、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートも使用できる。その場合のポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートの含有量は、使用するイソシアネート成分中0〜50重量%が好ましい。50重量%を超えると粘度が高くなりすぎ、不溶解物も生成しやすくなる。
本発明において用いられる(B)少なくとも1つのアルコール成分(以後「B成分」とも言う)には、数平均官能基数1〜2個の水酸基を含有する化合物、即ちモノオール又はジオールが使用できるが、フェノール性水酸基を含有する化合物はイソシアヌレート基の生成割合が高くなることで、粘度が高くなるため好ましくない。また、トリオール以上のポリオールも粘度が高くなるため好ましくない。
本発明において用いられる、B成分の好ましいモノオールとしては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、1−及び2−ブタノール、1−ペンタノール、1−ヘキサノール、2−メチル−1−ペンタノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチル−1−ブタノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、2−オクタノール、2−エチルヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノール、2,2,4−トリメチル−1−ペンタノール、1−ノナノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、1−デカノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール、1−トリデカノール、1−テトラデカノール、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカノール、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノール、1−ノナデカノール、1−エイコサノール、1−ヘキサコサノール、1−ヘプタトリコンタノール、1−オレイルアルコール、2−オクチルドデカノール等の脂肪族モノアルコール、及びこれらの混合物等が挙げられる。また、これら脂肪族アルコールに加え、例えばフェノール、クレゾール、キシレノール、ノニルフェノール等のフェノール性水酸基を含有する化合物を開始剤としたオキシアルキレン付加物であるポリアルキレングリコールモノアルキル/アリールエーテル及びこれらの混合物等が挙げられる。また、ポリアルキレングリコールのモノカルボン酸エステル及びこれらの混合物等が挙げられる。
本発明において用いられる、B成分の好ましいジオールとしては、例えばエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2’−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール等の脂肪族グリコールやこれらグリコールを開始剤としたオキシアルキレン付加物であるポリアルキレングリコール及びこれらの混合物等が挙げられる。
本発明において用いられる(C)カルボン酸アミド、スルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種(以後「C成分」とも言う)のカルボン酸アミドとしては、例えばホルムアミド、アセトアミド、プロピオン酸アミド、ブタン酸アミド、イソブタン酸アミド、ヘキサン酸アミド、オクタン酸アミド、2−エチルヘキサン酸アミド、オレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、ベンズアミド、2−フェニルアセトアミド、4−メチルベンズアミド、2−アミノベンズアミド、3−アミノベンズアミド、4−アミノベンズアミド及びこれらの混合物等が挙げられる。
本発明において用いられるC成分のスルホン酸アミドとしては、例えばメチルスルホンアミド、ブチルスルホンアミド、t−ブチルスルホンアミド、フェニルスルホンアミド、ベンジルスルホンアミド、o−トルイルスルホンアミド、p−トルイルスルホンアミド、3−アミノフェニルスルホンアミド、4−アミノフェニルスルホンアミド及びこれらの混合物等が挙げられる。
本発明において用いられるC成分の活性メチレン化合物としては、例えばアセチルアセトン、3−メチル−2,4−ペンタンジオン、3−エチル−2,4−ペンタンジオン、3,5−ヘプタンジオン、3,5−ヘプタンジオン、6−メチル−2,4−ヘプタンジオン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、3−オキソペンタン酸メチル、マロン酸、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル及びこれらの混合物等が挙げられる。
本発明において用いられる(D)3級アミン(以後「D成分」とも言う)としては、例えばトリアルキルアミン、ポリメチルポリアルキレンポリアミン、3級アミノアルコール等が使用できる。
トリアルキルアミンとしては、例えばN,N,N−ベンジルジメチルアミン、N,N,N−ジベンジルメチルアミン、N,N,N−シクロヘキシルジメチルアミン、N−メチルモルホリン、N,N,N−トリベンジルアミン、N,N,N−トリプロピルアミン、N,N,N−トリブチルアミン、N,N,N−トリペンチルアミン又はN,N,N−トリヘキシルアミン等が挙げられる。
ポリメチルポリアルキレンポリアミンとしては、例えばN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン等が挙げられる。
3級アミノアルコールとしては、例えば2−(ジメチルアミノ)エタノール、3−(ジメチルアミノ)プロパノール、2−(ジメチルアミノ)−1−メチルプロパノール、2−{2−(ジメチルアミノ)エトキシ}エタノール、2−{2−(ジエチルアミノ)エトキシ}エタノール、2−[{2−(ジメチルアミノ)エチル}メチルアミノ]エタノール等が挙げられる。
これらのうち3級アミノアルコールは反応中の揮発や、最終的な樹脂になった際に、それ自体の溶出が少ないことから特に好ましい。
D成分のみで反応させた場合、反応が開始されるまでの時間(以後「誘導期間」とも言う)が長くなる場合は、4級アンモニウム塩の併用が有効である。4級アンモニウム塩は添加後数分で反応が開始されるため、製造時間の短縮に有用である。
このD成分に併用する4級アンモニウム塩としては、例えばテトラアルキルアンモニウムや、ヒドロキシアルキルトリアルキルアンモニウムと対イオンを組み合わせた化合物等が使用できる。
テトラアルキルアンモニウムとしては、例えばN,N,N,N,−テトラメチルアンモニウム、N,N,N−トリメチル−N−オクチルアンモニウム等が挙げられる。
ヒドロキシアルキルトリアルキルアンモニウムとしては、例えばN−(2−ヒドロキシエチル)−N,N,N−トリメチルアンモニウム、N−(2−ヒドロキシプロピル)−N,N,N,−トリメチルアンモニウム等が挙げられる。
上記アンモニウムと組み合わせる対イオンとしては、例えばクロライド、ブロマイド、ヒドロキシド、フォーメート、カプロエート、ヘキサノエート、2−エチルヘキサノエート、モノアルキルカーボネート等が挙げられる。
これらの中で、テトラアルキルアンモニウムとしてはいずれも好適であるが、組み合わせる対イオンとしては、MDIとの相溶性の観点からカルボキシレートやモノアルキルカーボネートが好ましい。
なお、3級アミンを使用せず、4級アンモニウム塩だけではC成分で反応を制御できず、反応途中で失活するため有効ではない。
本発明において用いられるC成分は、A成分とB成分によるウレタン化反応の直前からアロファネート化反応の開始直後までの間のいずれにでも添加することができるが、C成分添加後、間をおいてD成分を添加すると、その効果が発揮できなくなるため、ウレタン化反応の直前からウレタン化反応完了後までの間においてD成分添加の直前からアロファネート化が開始されるまでの間にC成分を添加するか、又はC成分とD成分を同時に添加することが好ましい。
本発明におけるD成分の添加量は、一般的にはA成分とB成分の総量に対し、0.1〜100ppmが好ましく、その触媒活性にもよるが、特に1〜50ppmが好ましい。0.1ppm未満では反応が進まない恐れがあり、100ppmを超えて添加すると反応が速く制御が困難となる恐れがある。
また、本発明において用いられるC成分の添加量は、D成分の0.1〜50倍モル程度が好ましく、0.1倍モル未満では反応が急激となり制御ができず、50倍モルを超えて添加すると反応がほとんど進まなくなる恐れがある。
A成分とB成分を、C成分及びD成分でアロファネート化を行う温度は、より高温であるほどアロファネート基の生成割合が高く低粘度になりやすいが、ウレトジオン化、カルボジイミド化等の副反応が起こりやすくなり、低温での反応ではイソシアヌレート基の生成量が多くなり粘度が高くなるため、その反応温度は20℃以上200℃以下が好ましく、イソシアヌレート基の生成割合を20モル%以下に抑え、より低粘度とするためには、60℃以上160℃以下が好ましい。
本発明において使用される(E)触媒毒(以後「E成分」とも言う)としては、酸性物質が適当であり、例えば無水塩化水素、硫酸、燐酸、モノアルキル硫酸エステル、アルキルスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、モノ又はジアルキル燐酸エステル、塩化ベンゾイルやルイス酸も含まれる。その添加量は触媒であるD成分の3級アミン又は4級アンモニウム塩のモル数に対し当量以上加えることが好ましく、1.0〜1.5倍モル当量加えることが好ましい。
以下、本発明について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定して解釈されるものではない。なお、以下において「%」は特に断りのない限り「重量%」を意味する。
以下の成分を実施例及び比較例で使用した。
イソA1;ミリオネートNM(東ソー社製、アイソマー55.0%)
イソA2;ミリオネートMT(東ソー社製、アイソマー1.0%)
ポリB1;2−ブタノール(東京化成製)
ポリB2;2−オクチルドデカノール(花王社製 商品名カルコール200GD)
ポリB3;トリデカノール(KHネオケム社製)
アミドC1;3−アミノフェニルスルホンアミド(東京化成製)
アミドC2;2−アミノベンズアミド(東京化成製)
メチレンC3;アセチルアセトン(東京化成製)
メチレンC4;マロン酸ジエチル(東京化成製)
触媒D1;2−[{2−(ジメチルアミノ)エチル}メチルアミノ]エタノール(東ソー社製 商品名TOYOCAT RX5)
触媒D2;2−{2−(ジメチルアミノ)エトキシ}エタノール(東ソー社製 商品名TOYOCAT RX3)
触媒D3;トリメチルオクチルアンモニウム蟻酸塩
触媒毒E;塩化ベンゾイル(東京化成製)
アロファネート基及びイソシアヌレート基の定量は13C−NMRを用いて行った。
(1)測定装置 :ECX400M(日本電子社製)
(2)測定温度 :23℃
(3)試料濃度 :0.1g/1ml
(4)溶剤 :クロロホルム−d
(5)カップリング :なし
(6)パルス待ち時間 :2秒
(7)積算回数 :8000回
(8)評価方法
下記に示す各官能基のカルボニルのシグナルの面積比から、各官能基のモル比を算出した。
アロファネート基 ;151ppm,156ppm
イソシアヌレート基;149ppm。
実施例及び比較例において所定量とは表1記載の各組成量をいう。
実施例1
1リットル容の四口フラスコにイソA1を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB1を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB1で1%に希釈したアミドC1を所定量添加、次いで直ちにポリB1で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約20分後に液温の上昇が確認でき、その後内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が22.8%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図1に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
実施例2
1リットル容の四口フラスコにイソA2を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB1を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB1で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約15分後に液温の上昇が確認できた時点で、ポリB1で1%に希釈したアミドC1を所定量添加した。内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が22.8%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図1に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
実施例3
1リットル容の四口フラスコにイソA1を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB1を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB1で1%に希釈したアミドC1を所定量添加、次いで直ちにポリB1で1%に希釈した触媒D2を所定量添加した。触媒D2添加約80分後に液温の上昇が確認でき、その後内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が22.8%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図1に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
実施例4
1リットル容の四口フラスコにイソA1を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら70℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB1を所定量加え、次いで直ちにポリB1で1%に希釈した触媒D3を所定量添加した。次いでポリB1で1%に希釈したアミドC1を所定量添加、次いで直ちにポリB1で1%に希釈した触媒D2を所定量添加し、110℃に温調した。触媒D3添加約15分後に液温の上昇が確認でき、その後内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が22.8%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図1に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
実施例5
1リットル容の四口フラスコにイソA2を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB2を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB2で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約15分後に液温の上昇が確認できた時点で、ポリB2で1%に希釈したアミドC2を所定量添加した。内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が13.8%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図1に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
実施例6
1リットル容の四口フラスコにイソA2を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB3を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB3で1%に希釈したメチレンC3を所定量添加、次いで直ちにポリB3で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約20分後に液温の上昇が確認でき、その後内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が16.1%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図2に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
実施例7
1リットル容の四口フラスコにイソA2を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB3を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB3で1%に希釈したメチレンC4を所定量添加、次いで直ちにポリB3で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約20分後に液温の上昇が確認でき、その後内液をサンプリングしNCO含有量を測定しながら反応を追い、NCO含有量が16.1%になると予測される時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体で、イソシアヌレート基の量が少なく、本発明の目的であるプレポリマが得られた。その性状及び各官能基のモル比を表1に、反応途中のNCO含有量の推移を図2に示す。安定した反応性を示し、反応の制御は容易であった。
比較例1
1リットル容の四口フラスコにイソA2を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB1を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB1で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約15分後に液温の上昇が確認でき、その後反応を追おうとしたが、急激な発熱により反応温度の制御もできず、ゲル化したため本発明の目的であるプレポリマは得られなかった。
比較例2
1リットル容の四口フラスコにイソA1を所定量加え、窒素気流下攪拌しながら50℃に温調した。次いで攪拌しながらポリB1を所定量加え、ウレタン化反応の発熱が収まった後に110℃まで昇温した。内温が110℃で安定したところで、ポリB1で1%に希釈した触媒D1を所定量添加した。触媒D1添加約10分後に液温の上昇が確認でき、その後反応を追おうとしたが、急激な発熱により反応温度の制御もできなかったため、内温が124℃になった時点で触媒毒Eを所定量加え反応を停止させた。合成されたプレポリマは淡黄色透明液体であったが、イソシアヌレート基の量が多く本発明の目的であるプレポリマは得られなかった。
Figure 2017179332

Claims (5)

  1. ジフェニルメタンジイソシアネートとアルコールとの反応生成物であるアロファネート基含有ポリイソシアネート組成物であって、アロファネート基とイソシアヌレート基のモル比が80:20から100:0であり、且つカルボン酸アミド及びスルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種と、3級アミン触媒とをアロファネート化反応助剤として含み、且つ金属触媒を含有しないことを特徴とするアロファネート基含有ポリイソシアネート組成物。
    Figure 2017179332
    (式中Rは、H、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基およびアリール基のいずれかから選択され、式中RおよびRは各々独立してOH基、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリールアルキル基、アリール基、オキシアルキル基、オキシアルケニル基、オキシシクロアルキル基、オキシアリールアルキル基およびオキシアリール基のいずれかから選択される。)
  2. (A)ジフェニルメタンジイソシアネートと
    (B)少なくとも1つのアルコール成分を
    (C)カルボン酸アミド及びスルホン酸アミド及び式(1)で示される活性メチレン化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の存在下
    (D)触媒として3級アミンでアロファネート化させ
    (E)触媒毒により反応を停止させることにより得られる
    アロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
  3. (D)触媒として3級アミンと4級アンモニウム塩を併用してアロファネート化することを特徴とする、請求項2に記載のアロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
  4. (D)触媒として金属触媒を含有しないことを特徴とする、請求項2又は3に記載のアロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
  5. アロファネート基とイソシアヌレート基のモル比が80:20から100:0であることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれかに記載のアロファネート基含有ポリイソシアネートプレポリマの製造方法。
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