JP2017169643A - 水周り装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような洗面化粧台において、使用者を検知するために超音波センサを使用した場合、検知部分を外部に露出する必要があり、洗面化粧台の意匠性を損なう要因となっていた。
このように使用者の検出にマイクロ波スイッチを用いると、検知部分を外部に露出する必要がないため、マイクロ波スイッチを完全に洗面化粧台内に隠蔽することが可能となりデザインの制約を受けない、意匠性の高い洗面化粧台を実現できる。
このような引き出し自在なシャワーヘッドを備えた水周り装置において、マイクロ波を用いて使用者の接近を検知しようとすると、シャワーヘッドを引き出す動作によるシャワーホースの動きも検知してしまうことがあり、かえって使い勝手を損ねる恐れがある。
さらに、電波センサ部がシャワーヘッドの動きを検知すると、電波センサ部による検知が無効化されるため、シャワーヘッドの動きを検知した段階でシャワーヘッドの移動が起こると判断して電波センサ部による被検知体の動作の検知を停止させるような制御を実行することができる。
なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1から図3を参照して、本発明の実施形態に係る水周り装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る水周り装置における斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係る水周り装置の内部構造における斜視拡大図である。
図3は、本発明の実施形態に係る水周り装置のセンサ部と制御部の構成を示すブロック図である。
本明細書において、「上」、「下」、「左」、「右」の方向は、水周り装置の使用者から見た方向であり、また、使用者から見て手前側を「前」と称し、奥側を「後」と称する。
シャワーヘッド110の先端には吐水口111が形成されており、吐水口111からボウル120に向かって水が吐水される。
ボウル120で受けた水は、ボウル120に形成された図示しない排水口から外部へ排出される。
ボウル120の立壁部121は、ボウル120の後方から鉛直上方に形成されている。
操作ハンドル141は、シングルレバー140の前面に設けられ、操作ハンドル141を前後方向に回動させることにより、吐水口111からの吐水と止水を切替え、且つ、吐水口111から吐水される水の流量を調整できる。
なお、操作ハンドル141を左右に回動させることにより、吐水口111から吐水される水の温度を調整するように構成されていることが好ましい。
そして、シャワーホース150は、筐体130の内部で左右方向に往復して延びており、U字形になって筐体130の内部に収容されている。
これにより、シャワーヘッド110が筐体130から引き出し可能になっている。
電波センサ部160は、特定の周波数帯域(例えば約10GHz又は約24GHz帯域)のマイクロ波ドップラセンサである。
電波センサ部160は、所定の送信信号を放射し、被検知体によって反射された反射信号を受信して、これらに基づいてドップラ信号(検知信号)を出力する。
電波減衰部材170は、例えば樹脂や電波吸収体などの部材が用いられ、電波センサ部160とシャワーホース150の間に配置される。
電波減衰部材170は、シャワーホース150を収容する筐体130と一体構造として同一素材で形成された板状の形状であると、より容易に電波を減衰する構造を形成することができる。
図3に示すように、電波センサ部160は、送信アンテナ161と、受信アンテナ162と、発振回路163と、ミキサ回路164を有している。
受信アンテナ162は、送信アンテナ161から放射された後、被検知体により反射されて戻ってきた反射波を受信する。
ミキサ回路164から出力された検知信号より被検知体の状態を識別し、その結果を判定部181にてあらかじめ記憶部182に設計している閾値と比較し判断する。
具体的には、判定部181は、記憶部182に記憶されている所定の閾値を呼び出し、検知信号の電圧値と、記憶部182から呼び出した所定の閾値と、を比較する。
検知信号の電圧値が記憶部182から呼び出した所定の閾値以上である場合、つまり、電波センサ部160が被検知体の動きを検知した場合に、判定部181の制御により吐水や照明の制御を行う。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の実施形態に係る水周り装置の動作について説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る水周り装置の内部構造における正面概略構成図である。
図5は、本発明の実施形態に係る水周り装置における側面図である。
これにより、シャワーホース150は、シャワーヘッド110が引き出された際に可動領域Rを動く。
電波センサ部160は、所定の指向性パターンを有し、被検知体の検知範囲である検知領域Sを形成し、この検知領域Sがシャワーホース150の可動領域Rを含まないように配置されている。
次に、図6から図8を参照して、本発明の実施形態に係る水周り装置の変形例について説明する。
図6を参照して、本発明の実施形態の第一変形例に係る水周り装置の構成について説明する。
図6は、本発明の実施形態の第一変形例に係る水周り装置の内部構造における正面概略構成図である。
図6に示すように、電波減衰部材170は、電波センサ部160から放射される電波によって形成される検知領域Sがシャワーホース150の可動領域Rを含まないように、検知領域Sを制御するためのものであって、シャワーホース150を覆うように形成されている。
このように電波減衰部材170を形成することにより、シャワーヘッド110を引き出す動作によって可動するシャワーホース150は、電波減衰部材170の内部を動くため、電波センサ部160がシャワーホース150の動きを誤検知することを防止することができる。
次に、図7および図8を参照して、本発明の実施形態の第二変形例に係る水周り装置の構成について説明する。
図7は、本発明の実施形態の第二変形例に係る水周り装置の内部構造における斜視概略構成図である。
図8は、本発明の実施形態の第二変形例に係る水周り装置の内部構造における正面概略構成図である。
図7および図8に示すように、シャワーヘッド110は、シャワーホース150を筐体130から引き出せるように、ボウル120の後部上方に設けられた立壁部に着脱可能に取り付けられる。
筐体130および電波センサ部160は、ボウル120の背面に設けられている。
シャワーホース150は、筐体130の内部で上下方向に往復して延び、U字形に収容されており、シャワーヘッド110が引き出された際に可動領域Rを動く。
上述した本発明の水周り装置100によれば、筐体130内におけるシャワーホース150の可動領域Rが、電波センサ部160の検知領域S外に配置されていることにより、シャワーヘッド110の引き出しに伴うシャワーホース150の筐体130からの引き出しが電波センサ部160によって検知されないため、シャワーヘッド110を引き出した際におけるシャワーホース150の動きを電波センサ部160が誤って検知してしまうことを抑制することができる。
さらに、電波センサ部160がシャワーヘッド110の動きを検知すると、電波センサ部160による検知が無効化されるため、シャワーヘッド110の動きを検知した段階でシャワーヘッド110の移動が起こると判断して電波センサ部160による被検知体の動作の検知を停止させるような制御を実行することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の技術的範囲に包含される。
110 シャワーヘッド
111 吐水口
120 ボウル
121 立壁部
130 筐体
140 シングルレバー
141 操作ハンドル
150 シャワーホース
160 電波センサ部
161 送信アンテナ
162 受信アンテナ
163 発振回路
164 ミキサ回路
170 電波減衰部材
180 制御部
181 判定部
182 記憶部
S 検知領域
R 可動領域
Claims (4)
- 吐水口を有するシャワーヘッドと、
前記シャワーヘッドに連結されたシャワーホースと、
前記シャワーホースを収容する筐体と、
電波を放射すると共に前記電波の反射波を受信して被検知体の動作を検知する電波センサ部と、
を備えた水周り装置において、
前記筐体内における前記シャワーホースの可動領域が、前記電波センサ部の検知領域外に配置されていることを特徴とする水周り装置。 - 前記吐水口からの吐水を受けるボウルを備え、
前記シャワーヘッドが、前記ボウルの後部上方に設けられた立壁部に取り付けられ、
前記電波センサ部の検知領域が、前記シャワーヘッドを含み、
前記電波センサ部が前記シャワーヘッドの動きを検知すると、前記電波センサ部による検知が無効化されることを特徴とする請求項1に記載の水周り装置。 - 前記電波センサ部が、前記シャワーヘッドに対して、前記シャワーホースの可動領域と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水周り装置。
- 前記検知領域を調整する電波減衰部材を更に備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水周り装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11045828B2 (en) | 2018-10-19 | 2021-06-29 | Abstract Engineering, Inc. | System and method for controlling and monitoring bathroom water flow |
US11255076B2 (en) | 2018-10-19 | 2022-02-22 | Abstract Engineering, Inc. | System and method for controlling and monitoring bathroom water flow |
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JP2010174457A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 吐水装置 |
JP2012077597A (ja) * | 2010-09-08 | 2012-04-19 | Toto Ltd | 自動水栓装置 |
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2016
- 2016-03-22 JP JP2016056411A patent/JP6701603B2/ja active Active
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US11583883B2 (en) | 2018-10-19 | 2023-02-21 | Abstract Engineering, Inc. | System and method for controlling and monitoring bathroom water flow |
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