JP2017169243A - マスターeNB及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】C/U-plane splitシナリオに好適なベアラ・アーキテクチャを提供する。
【解決手段】マスターeNB(MeNB)は、E-UTRAN Radio Access Bearer(E-RAB)のための無線リソースを割り当てるようセカンダリeNB(SeNB)に要求する第1のメッセージをSeNBに送信する。さらに、MeNBは、当該第1のメッセージに対する第1の応答を受信し、当該第1の応答が受信された後に、RRCコネクション再構成に関する第2のメッセージをUEに送信し、当該第2のメッセージに対する第2の応答を受信し、当該第2の応答が受信された後に、SeNBのアドレス及びトンネルエンドポイント識別子を含む第3のメッセージをMobility Management Equipment(MME)に送信する。
【選択図】図9
【解決手段】マスターeNB(MeNB)は、E-UTRAN Radio Access Bearer(E-RAB)のための無線リソースを割り当てるようセカンダリeNB(SeNB)に要求する第1のメッセージをSeNBに送信する。さらに、MeNBは、当該第1のメッセージに対する第1の応答を受信し、当該第1の応答が受信された後に、RRCコネクション再構成に関する第2のメッセージをUEに送信し、当該第2のメッセージに対する第2の応答を受信し、当該第2の応答が受信された後に、SeNBのアドレス及びトンネルエンドポイント識別子を含む第3のメッセージをMobility Management Equipment(MME)に送信する。
【選択図】図9
Description
本発明は、無線通信ステムに関し、特に、C/U plane splitシナリオにおけるネットワークアーキテクチャに関する。
3rdGenelation Partnership Project (3GPP) におけるLong Term Evolution (LTE) Release 12においては、局所的な巨大トラフィックの収容、スループットの改善、及び高周波数帯の効率的な利用などのために"local area enhancement" または"small cell enhancement"が議題の1つとなっている(非特許文献1を参照)。 local area enhancementまたはsmall cell enhancementでは、small cell を形成するlow-power node (LPN) が用いられる。
さらに、small cell enhancementに関して、C/U-plane splitシナリオが提案されている。C/U-plane splitでは、macro cell が移動局(User Equipment (UE))に対するcontrol plane(例えば、Radio Resource Control (RRC)コネクション、及びNon-Access Stratum (NAS)メッセージ転送)を提供し、small cellがUEに対するuser planeを提供する。具体的な導入例をControl plane (C-plane)について見ると、macro cellは、低い周波数帯を用いた広いカバレッジにより、UEとの良好なコネクションを維持し、UEの移動性をサポートできる。一方、user plane (U-plane) について見ると、small cellは、高い周波数帯で広い帯域幅を用いることでUEに対して局所的な高スループットを提供できる。
C/U-plane splitシナリオにおいて、small cellは、既存のセル固有シグナル/チャネル、例えば、Primary Synchronization Signal (PSS)、Secondary Synchronization Signal (SSS)、Cell-specific Reference Signal (CRS)、Master Information Block (MIB)、 System Information Block (SIB)、の送信を必要としない場合も想定されている。したがって、このような新たなsmall cellは、phantom cellと呼ばれる場合もある。また、small cellを提供する基地局(eNB)又はLPNは、Phantom eNodeB (PhNB)と呼ばれる場合もある。
3GPP RWS-120010, NTT DOCOMO, "Requirements, Candidate Solutions & Technology Roadmap for LTE Rel-12 Onward", 3GPP TSG RAN Workshop on Rel-12 and Onwards Ljubljana, Slovenia, 11-12 June 2012
上述したように、MeNBが制御するセルにおいてC-planeをUEに提供し、LPNが制御するセルにおいてU-planeをUEに提供するC/U-plane splitシナリオが提案されている。本件発明者等は、C/U-plane splitシナリオに好適なベアラ・アーキテクチャについて検討を行った。したがって、本件発明の目的の1つは、C/U-plane splitシナリオに好適なベアラ・アーキテクチャを提供することである。
第1の態様では、無線通信システムは、第1のセルを運用する第1の基地局、第2のセルを運用する第2の基地局、及び移動局を含む。前記第1の基地局は、前記モビリティ管理装置との間に第1のシグナリングベアラを確立し、前記第2の基地局との間に第2のシグナリングベアラを確立し、前記第1のセルにおいて前記移動局との間にシグナリング無線ベアラを確立するよう構成されている。前記第2の基地局は、前記第1の基地局との間に前記第2のシグナリングベアラを確立し、前記データ中継装置との間にデータベアラを確立し、前記第2のセルにおいて前記移動局との間にデータ無線ベアラを確立するよう構成されている。前記第1の基地局はさらに、前記データベアラ及び前記データ無線ベアラを前記第2の基地局において確立するために必要な設定情報を、前記第2のシグナリングベアラを介して前記第2の基地局に送信するよう構成されている。
第2の態様では、第1の基地局は、第1のセルを運用する無線通信部、及び制御部を含む。前記制御部は、コアネットワーク内のモビリティ管理装置との間に第1のシグナリングベアラを確立し、第2のセルを運用する第2の基地局との間に第2のシグナリングベアラを確立し、前記第1のセルにおいて移動局との間にシグナリング無線ベアラを確立するよう制御する。さらに、前記制御部は、データベアラ及びデータ無線ベアラを前記第2の基地局において確立するために必要な設定情報を前記第2のシグナリングベアラを介して前記第2の基地局に送信するよう構成されている。ここで、前記データベアラは、前記コアネットワーク内のデータ中継装置と前記第2の基地局の間に確立される。前記データ無線ベアラは、前記第2のセルにおいて前記第2の基地局と前記移動局の間に確立される。
第3の態様では、移動局は、上述した第1の態様に係る無線通信システムと結合して使用され、無線通信部及び制御部を含む。前記制御部は、前記データ無線ベアラに関する設定情報を前記第1の基地局から受信し、前記第2のセルを利用してユーザーデータを受信又は送信するよう前記無線通信部を制御する。
第4の態様では、第1のセルを運用する第1の基地局における通信制御方法は、
(a)コアネットワーク内のモビリティ管理装置との間に第1のシグナリングベアラを確立し、第2のセルを運用する第2の基地局との間に第2のシグナリングベアラを確立し、前記第1のセルにおいて移動局との間にシグナリング無線ベアラを確立するよう制御すること、及び
(b)データベアラ及びデータ無線ベアラを前記第2の基地局において確立するために必要な設定情報を前記第2のシグナリングベアラを介して前記第2の基地局に送信すること、
を含む。ここで、前記データベアラは、前記コアネットワーク内のデータ中継装置と前記第2の基地局の間に確立される。前記データ無線ベアラは、前記第2のセルにおいて前記第2の基地局と前記移動局の間に確立される。
(a)コアネットワーク内のモビリティ管理装置との間に第1のシグナリングベアラを確立し、第2のセルを運用する第2の基地局との間に第2のシグナリングベアラを確立し、前記第1のセルにおいて移動局との間にシグナリング無線ベアラを確立するよう制御すること、及び
(b)データベアラ及びデータ無線ベアラを前記第2の基地局において確立するために必要な設定情報を前記第2のシグナリングベアラを介して前記第2の基地局に送信すること、
を含む。ここで、前記データベアラは、前記コアネットワーク内のデータ中継装置と前記第2の基地局の間に確立される。前記データ無線ベアラは、前記第2のセルにおいて前記第2の基地局と前記移動局の間に確立される。
第5の態様では、プログラムは、上述した第4の態様に係る通信制御方法をコンピュータに行わせるための命令群を含む。
上述した態様によれば、C/U-plane splitシナリオに好適なベアラ・アーキテクチャを提供することができる。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示している。本実施形態に係る無線通信システムは、第1の基地局1、第2の基地局2、移動局3、及びコアネットワーク4を含む。基地局1及び2は、第1のセル10及び第2のセル20をそれぞれ運用する。セル10及びセル20は、典型的には異なる周波数帯(例えば、2 GHz帯と3.5GHz帯)で運用される。コアネットワーク4は、モビリティ管理装置5及びデータ中継装置6を含む。以下では、説明の容易化のために、本実施形態に係る無線通信システムがLTEシステムである場合を例に説明する。ここでは、第1の基地局1はMeNB、第2の基地局2はLPN、移動局3はUE、コアネットワーク4はEvolved Packet Core (EPC)、モビリティ管理装置5はMobility Management Entity (MME)、データ中継装置6はServing Gateway (S-GW) に相当する。
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示している。本実施形態に係る無線通信システムは、第1の基地局1、第2の基地局2、移動局3、及びコアネットワーク4を含む。基地局1及び2は、第1のセル10及び第2のセル20をそれぞれ運用する。セル10及びセル20は、典型的には異なる周波数帯(例えば、2 GHz帯と3.5GHz帯)で運用される。コアネットワーク4は、モビリティ管理装置5及びデータ中継装置6を含む。以下では、説明の容易化のために、本実施形態に係る無線通信システムがLTEシステムである場合を例に説明する。ここでは、第1の基地局1はMeNB、第2の基地局2はLPN、移動局3はUE、コアネットワーク4はEvolved Packet Core (EPC)、モビリティ管理装置5はMobility Management Entity (MME)、データ中継装置6はServing Gateway (S-GW) に相当する。
本実施形態に係る無線通信システムは、C/U-plane splitをセル10及び20に適用する。すなわち、LPN2は、セル20内において、U-planeサービスをUE3に提供する。言い換えると、LPN2は、UE3との間にデータ無線ベアラ(Data Radio bearer (DRB))を確立し、UE3のユーザーデータを転送する。MeNB1は、LPN2とDRBを確立するUE3に対してセル10においてC-planeサービスを提供する。言い換えると、MeNB1は、UE3との間にシグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer (SRB))を確立し、セル20でのLPN2とのDRBの確立及び修正(modify)等のためのRRCシグナリング、及びEPC4とUE3の間のNASメッセージ転送などを提供する。また、MeNB1は、LPN2のセル20に関するマスター情報(例えば、システム帯域幅、送信アンテナ数など)及びシステム情報(例えば、セル20のDRBに関するパラメータ)をセル10の下りリンクチャネル(例えば、Physical Broadcast Channel (PBCH)、又はPhysical Downlink Shared Channel (PDSCH))を用いて送信してもよい。
なお、MeNB1は、UE3に関する全てのC-planeサービスを担う必要はない。例えば、LPN2は、レイヤ1(物理レイヤ)及びレイヤ2(Media Access Control (MAC)サブレイヤ及びRadio Link Control (RLC)サブレイヤ)の制御を行なってもよい。具体的には、LPN2は、上りリンク制御チャネル(例えば、Physical Uplink Control Channel (PUCCH))又は上りリンクデータチャネル(例えば、Physical Uplink Shared Channel (PUSCH))を用いて、レイヤ1/レイヤ2制御信号(例えば、Hybrid Automatic Repeat Request (H-ARQ) ACK、Channel Quality Indicator (CQI)、Precoding Matrix Indicator (PMI)、及びRank Indicator (RI))を受信してもよい。また、LPNは、下りリンク制御チャネル(例えば、Physical Downlink Control Channel (PDCCH))を用いて下りリンクのスケジューリング情報、及び上りリンク送信に対するACK/NACK等をUE3に送信してもよい。
EPC4は、主に移動通信サービスを提供するオペレータによって管理されるネットワークである。EPC4は、UE3のモビリティ管理(例えば、位置登録、位置更新)、及びベアラ管理(例えば、ベアラ確立、ベアラ構成変更、ベアラ解放)等を行うコントロールプレーン(C-plane)機能と、MeNB1及びLPN2と図示しない外部ネットワークとの間でUE3のユーザーデータを転送するユーザープレーン(U-plane)機能を有する。MME5は、EPCによるC-plane機能を担う。S-GW6は、EPCにおけるU-plane機能を担う。S-GW6は、MeNB1及びLPN2を含む無線アクセスネットワーク(Radio Access Network (RAN))との境界に配置される。
続いて以下では、本実施形態に係るベアラ・アーキテクチャについて図2を用いて説明する。図2は、セル20でのユーザーデータ転送に関係するベアラ・アーキテクチャを示している。無線ベアラについては既に述べた通りである。すなわち、MeNB1は、UE3との間にSRBを確立し、セル20でのDRBの確立及び修正(modify)等のためのRRCシグナリング、及びEPC4とUE3の間のNASメッセージ転送などのC-planeサービスを提供する。また、LPN2は、UE3との間にDRBを確立し、UE3のユーザーデータを送受信する。
次に、EPC4とMeNB1及びLPN2の間のベアラについて説明する。EPC4とのシグナリングベアラ(つまり、S1-MMEインタフェースを用いたS1シグナリングベアラ)は、MME5とMeNB1の間に確立される。MeNB1は、MME5との間にS1シグナリングベアラを確立し、MME5との間でS1 Application Protocol (S1-AP)メッセージを送受信する。一方、EPC4とのデータベアラ(つまり、S1-Uインタフェースを用いたS1ベアラ)は、S-GW6とLPN2の間に確立される。LPN2は、S-GW6との間にS1ベアラを確立し、S-GW6との間でUE3のユーザーデータを送受信する。
さらに、MeNB1は、LPN2との間にシグナリングベアラを確立する。MeNB1とLPN2の間のシグナリングベアラは、例えば、X2インタフェースを用いて確立される。X2インタフェースは、eNB間のインタフェースである。なお、LPN3が新規なノードとして定義され、eNBとLPNの間にX2インタフェースとは異なる新たなインタフェースが定義される場合が考えられる。この場合、MeNB1とLPN2の間のシグナリングベアラは、この新たなインタゲースを用いて確立されてもよい。この新たなインタフェースを本明細書では仮にX3インタフェースと呼ぶ。MeNB1は、S-GW6とのS1ベアラ及びUE3とのDRBをLPN2において確立するために必要なベアラ設定情報(以下では、E-UTRAN Radio Access Bearer (E-RAB) 設定情報と呼ぶ)を、X2/X3シグナリングベアラを介してLPN2に送信するよう構成されている。なお、E-RABとは、S1ベアラ及びDRBを含む無線アクセスベアラを意味する。
上述したベアラ・アーキテクチャによれば、LPN2は、MME5との間のS1シグナリングベアラを必要とせず、MeNB1から与えられるE-RAB設定情報に基づいてS1ベアラ及びDRBを設定できる。また、上述したベアラ・アーキテクチャでは、S1ベアラ(S1-Uベアラ)の終端点がS1シグナリングベアラの終端点と異なる。つまり、MeNB1では無くLPN2がS1ベアラを終端している。つまり、図2のアーキテクチャでは、RAN内のシグナリングだけでなく、EPC4とRANの間のインタフェースにおいてもC/U planeが分離されている。これにより、MeNB1は、UE3がセル20及びLPN2を経由してユーザーデータを送受信するために必要なDRB及びS1ベアラを確立するためのシグナリングを行うのみで済む。言い換えると、MeNB1は、セル20を介したUE3の通信のために、S1ベアラ(つまり、PRS Tunneling Protocol(GTP)トンネル)を終端する必要がなく、S1ベアラとDRBの間のユーザーデータパケットのフォワーディング処理を行う必要もない。これらの処理は、LPN2によって行われる。したがって、MeNB1の処理負荷を軽減できる。
続いて以下では、本実施形態に係るMeNB1、LPN2、UE3、MME5、及びS-GW6の構成例について説明する。図3は、MeNB1の構成例を示すブロック図である。無線通信部11は、UE3から送信された上りリンク信号(uplink signal)をアンテナを介して受信する。受信データ処理部13は、受信された上りリンク信号を復元する。得られた受信データは、通信部14を経由して他のネットワークノード、例えばMME5若しくはS-GW6に転送される。例えば、セル10においてUE3から受信された上りリンクユーザーデータは、S-GW6に転送される。また、UE3から受信された制御データのうちNASデータは、MME5に転送される。さらに、受信データ処理部13は、LPN2又はMME5に送信される制御データを制御部15から受信し、これを通信部14を経由してLPN2又はMME5に送信する。
送信データ処理部12は、UE3宛てのユーザーデータを通信部14から取得し、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成する。さらに、送信データ処理部12は、トランスポートチャネルのデータ系列に制御情報を付加して送信シンボル列を生成する。無線通信部11は、送信シンボル列に基づく搬送波変調、周波数変換、信号増幅等の各処理を行って下りリンク信号(downlink signal)を生成し、これをUE3に送信する。さらに、送信データ処理部12は、UE3に送信される制御データを制御部15から受信し、これを無線通信部11を経由してUE3に送信する。
制御部15は、LPN2により運用されるセル20においてUE3がユーザーデータを受信又は送信できるようにするために、シグナリングベアラを介してMME5、LPN2、及びUE3とシグナリングする。具体的には、制御部15は、E-RAB又はS1ベアラの確立要求を、S1シグナリングベアラを介してMME5に送信する。さらに、制御部15は、S1ベアラ及びDRBをLPN2において確立するために必要なE-RAB設定情報を、X2/X3シグナリングベアラを介してLPN2に送信する。さらにまた、制御部15は、セル20でのDRBをUE3において確立するために必要なDRB設定情報を、セル10でのSRBを介してUE3に送信する。
図4は、LPN2の構成例を示すブロック図である。図4に示された無線通信部21、送信データ処理部22、受信データ処理部23、及び通信部24の機能及び動作は、図3に示された基地局1の対応する要素、すなわち無線通信部11、送信データ処理部12、受信データ処理部13、及び通信部14と同様である。
LPN2の制御部25は、MeNB1(制御部15)からのE-RAB設定情報をX2/X3シグナリングベアラを介して受信し、E-RAB設定情報に従ってS-GW6とのS1ベアラ及びUE3とのSRBを設定する。
図5は、UE3の構成例を示すブロック図である。無線通信部31は、セル10及びセル20のどちらとも通信可能である。また、無線通信部31は、異なるeNBによって運用される複数のセルのキャリアアグリゲーションをサポートしてもよい。この場合、無線通信部31は、ユーザーデータの送信又は受信のために複数のセル10及び20を同時に使用することができる。無線通信部31は、アンテナを介して、eNB1若しくはLPN2又はこれら両方から下りリンク信号を受信する。受信データ処理部32は、受信された下りリンク信号から受信データを復元してデータ制御部33に送る。データ制御部33は、受信データをその目的に応じて利用する。また、送信データ処理部34及び無線通信部31は、データ制御部33から供給される送信データを用いて上りリンク信号を生成し、eNB1若しくはLPN2又はこれら両方に向けて送信する。
UE3の制御部35は、MeNB1との間のセル10におけるSRBを確立するよう無線通信部31を制御する。そして、制御部35は、LPN2との間にDRBを確立するためのDBB設定情報をMeNB1から受信し、セル20を利用してユーザーデータを受信又は送信するよう無線通信部31を制御する。これにより、U3は、MeNB1とのシグナリングに基づいて、LPN2との間でDRBを介して通信することができる。
図6は、MME5の構成例を示すブロック図である。通信部51は、MeNB1及びS-GW6と通信する。ベアラ設定制御部52は、MeNB1及びS-GW6と通信部51を介して通信し、これらの装置におけるシグナリングベアラ又はデータベアラの設定を制御する。具体的には、ベアラ設定制御部52は、基地局1又は2からのデータベアラ(E-RAB又はS1ベアラ)の設定要求に応答して、S-GW6にS1ベアラ設定を要求するとともに、E-RAB又はS1ベアラに関するベアラ設定情報をMeNB1に送信する。
図7は、S-GW6の構成例を示すブロック図である。通信部61は、LPN2との間にS1ベアラを確立し、当該S1ベアラを介してLPN2との間でユーザーデータを送信又は受信する。通信部61は、UE3によるセル10を介したユーザーデータの受信又は送信のために、MeNB1との間にS1ベアラを確立してもよい。通信部64は、EPC4内のPacket Data Network Gateway (P-GW) との間にS5/S8ベアラを設定し、他のデータ中継装置との間でユーザーデータを送受信する。
送信データ処理部62は、通信部64からUE3宛の下りリンクユーザーデータを受信し、上流側とS5/S8ベアラと下流側のS1ベアラの対応関係に基づいて下りリンクユーザーデータをS1ベアラにフォワーディングする。受信データ処理部63は、通信部61から上りリンクユーザーデータを受信し、S5/S8ベアラとS1ベアラの対応関係に基づいて上りリンクユーザーデータをS5/S8ベアラにフォワーディングする。
ベアラ制御部65は、MME5と通信し、MME5の制御に従って、LPN2と通信部61の間のS1ベアラを設定する。
続いて以下では、セル20におけるUE3の通信のために、LPN2を経由するDRB及びS1ベアラを確立する手順の具体例について説明する。図8は、本実施形態に係るデータベアラの確立手順を示すシーケンス図である。ステップS101では、MeNB1は、セル10に帰属するUE3のために、UE3と関連付けられたS1コネクションをMME5との間に確立する。つまり、MeNB1は、S1-MMEインタフェースにおいてMME5との間にS1シグナリングベアラを確立する。ステップS102では、MeNB1は、セル10においてUE3とのRRCコネクションを確立する。
ステップS103〜S108では、LPN2を経由するDRB及びS1ベアラの確立処理が行われる。ステップS103では、MeNB1は、セカンダリセル(SCell)でのデータベアラの設定を決定する。ここで、セカンダリセルは、LPN2のセル20を意味する。MeNB1は、UE3に対してセカンダリセルのセットアップを決定するということもできる。ステップS103の決定は、様々な条件に基づいて行うことができる。例えば、MeNB1は、UE3からの要求又はEPC4からの要求に応答して、セル20でのベアラセットアップを決定してもよい。また、MeNB1は、セル20を使用できることを示すUE3からの通知に応答して、セル20でのベアラセットアップを決定してもよい。また、MeNB1は、セル10におけるUE3のユーザーデータ量が増大したことに応じて、セル20でのベアラセットアップを決定してもよい。また、MeNB1は、セル10が高負荷である場合に、セル10のトラフィックをオフロードするために、セル20でのベアラセットアップを決定してもよい。また、MeNB1は、MME5を介して加入者サーバ(つまり、 Home Subscriber Server (HSS))から受信したUE3の加入者データ(例えば、UE3のカテゴリ、契約情報など)に従って、セル20でのベアラセットアップを決定してもよい。
ステップS104では、MeNB1は、UE3のためのLPN2を経由するE-RABの確立要求をMME5に送信する。要求を受信したMME5は、S1ベアラの設定手順を開始する。具体的には、S-GW6にLPN2との間のS1ベアラの設定を要求する。S-GW6は、LPN2とのS1ベアラを設定し、S1ベアラコンテキスト(例えば、U-planeでのS-GW6のアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier (TEID))を含む応答をMME5に送信する。TEID は、S1ベアラとしてのGTPトンネルのS-GW6側におけるエンドポイントを示す。MME5は、S1ベアラコンテキストを含むE-RAB設定情報をMeNB1に送信する。
ステップS105及びS106では、MeNB1は、E-RAB設定情報をX2/X3シグナリングベアラを介してLPN2に送信する。E-RAB設定情報は、S1ベアラ設定情報及びDRB設定情報を含む。LPN2は、E-RAB設定情報に従ってS1ベアラ及びDRBを設定する。S1ベアラ設定情報は、S-GW6とのS1ベアラの確立に必要な情報を含む。S1ベアラ設定情報は、例えば、E-RAB ID、Quality Class Indicator (QCI)、S-GW6のIPアドレス、S-GW6のTEID、security key、Temporary Mobile Subscriber Identity (TMSI)などを含む。また、DRB設定情報は、UE3とのDRBの確立に必要な設定情報を含む。DRB設定情報は、例えば、E-RAB ID、Quality Class Indicator (QCI)、並びに物理レイヤ及びMACサブレイヤの設定情報を含む。
ステップS107では、MeNB1は、セル10のSRBを用いて、RRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージをUE3に送信する。当該メッセージは、セル20でのDRBの設定情報を含む。UE3は、DRBの設定情報に従ってDRBを設定する。
ステップS108では、MeNB1は、E-RABの設定完了を示すメッセージ(CREATE BEARER RESPONSE)をMME5に送信する。当該メッセージは、S1ベアラに関するLPN2側の設定情報(例えば、LPN2のアドレス及びTEID)を含む。MME5は、LPN2のアドレス及びTEIDを含むメッセージをS-GW6に送信する。S-GW6は、MME5から受信したLPN2のアドレス及びTEIDによって、S1ベアラ設定を更新する。
以上のステップS103〜S108の処理によって、UE3とS-GW5の間にLPN2を経由するE-RABが設定される。ステップS109では、UE3は、セル20及びLPN2を経由してユーザーデータを受信又は送信する。
図8のステップS110は、セカンダリセル(つまり、セル20)の更新手順の一例を示している。例えば、MeNB1は、セル20の利用状況(総トラフィック量、接続UE数など)、若しくはセル20を利用するUE3毎のトラフィック量(ユーザーデータ量)、又はこれらの組み合わせに基づいて、LPN2を経由するUE3毎のE-RAB(つまり、DRB及びS1ベアラ)の非活性化、又はセル20の停止を行なってもよい。例えば、MeNB1は、UE3の通信が終了した場合、又はトラフィク量が低下した場合に、当該UE3のE-RABを非活性化してもよい。また、例えば、MeNB1は、自セル10の負荷が低下した場合に、LPN2を経由する全てのE-RABを非活性化し、セル20の利用を停止してもよい。図8に示した具体例では、MeNB1は、LPN2からステータスレポートを受信する(ステップS111)。ステータスレポートは、セル20の負荷(例えば、総トラフィック量、無線リソース利用量、無線リソース利用率、又は接続UE数)を示す。ステップS112では、MeNB1は、ステータスレポートに基づいて、セル20の更新(修正)を要求する(SCell Modify Request)。
図9は、MeNB1の動作例を示すフローチャートである。ステップS201では、MeNB1(制御部15)は、LPN2でのデータベアラの確立(又はLPN2のセル20の活性化)を決定する。ステップS202では、MeNB1は、LPN2を経由するE-RABの確立をMME5に要求する。ステップS203では、MeNB1は、MME5からのE-RAB設定情報の受信を判定する。E-RAB設定情報を受信した場合(ステップS203でYES)、MeNB1は、E-RAB設定情報をLPN2に送信する。ステップS205では、MeNB1は、E-RAB(つまり、S1ベアラ及びDRB)の設定完了を示す通知のLPN2からの受信を判定する。E-RAB設定完了通知をLPN2から受信した場合(ステップS205でYES)、MeNB1は、DRB設定情報をセル10においてUE3に通知する。ステップS207では、MeNB1は、DRBの設定完了を示す通知のUE3からの受信を判定する。DRB設定完了通知をUE3から受信した場合(ステップS207でYES)、MeNB1は、E-RAB設定完了をMME5に通知する。
図10は、LPN2の動作例を示すフローチャートである。ステップS301では、LPN2(制御部25)は、E-RAB設定情報をMeNB1から受信したかを判定する。E-RAB設定情報を受信した場合(ステップS301でYES)、LPN2は、E-RAB設定情報に従って、S-GW6との間のS1ベアラ、及びUE3との間のDRBを設定する(ステップS302及びS303)。ステップS304では、LPN2は、E-RAB設定完了をMeNB1に通知する。
図11は、UE3の動作例を示すフローチャートである。ステップS401では、UE3(制御部35)は、DRB設定情報をMeNB1から受信する。ステップS402では、UE3は、DRB設定情報に従って、セル20でのLPN2とのDRBを設定する。
図12は、MME5の動作例を示すフローチャートである。ステップS501では、MME5(ベアラ設定制御部52)は、MeNB1からE-RAB設定要求を受信したかを判定する。E-RAB設定要求を受信した場合(ステップS501でYES)、MME5は、LPN2に関するS1ベアラの設定情報を生成し、これをS-GW6に通知する(ステップS502及びS503)。ステップS504では、MME5は、S-GW6からベアラ設定完了通知を受信したかを判定する。ベアラ設定完了通知を受信した場合(ステップS504でYES)、MME5は、E-RAB設定情報をMeNB1に通知する(ステップS505)。ステップS506では、MME5は、MeNB1からE-RAB設定完了通知を受信したかを判定する。E-RAB設定完了通知を受信した場合(ステップS506でYES)、MME5は、E-RAB設定完了をS-GW6に通知する(ステップS507)。S-GW6へのE-RAB設定完了通知は、LPN2とS-GW6の間のS1ベアラに関するLPN2側の設定情報(例えば、LPN2のアドレス及びTEID)を含む。
図13は、S-GW6の動作例を示すフローチャートである。ステップS601では、S-GW6(ベアラ制御部65)は、MME5からS1ベアラ設定情報を受信したかを判定する。S1ベアラ設定情報を受信した場合(ステップS601でYES)、S-GW6は、S1ベアラ設定情報に従ってLPN2との間のS1ベアラを設定する(ステップS602)。ステップS603では、S-GW6はS1ベアラの設定完了をMME5に通知する。当該通知は、LPN2との間のS1ベアラに関するS-GW6側の設定情報(例えば、S-GW6のアドレス及びTEID)を含む。ステップS604では、S-GW6は、MME5からのE-RAB設定完了通知を受信したかを判定する。E-RAB設定完了通知を受信した場合(ステップS604でYES)、S-GW6は、E-RAB設定完了通知に従って、LPN2との間のS1ベアラの設定を更新(修正)する。
<第2の実施形態>
本実施形態では、上述した第1の実施形態で説明したベアラ・アーキテクチャの変形例について説明する。本実施形態に係る無線通信システムの構成例は、図1と同様とすればよい。
本実施形態では、上述した第1の実施形態で説明したベアラ・アーキテクチャの変形例について説明する。本実施形態に係る無線通信システムの構成例は、図1と同様とすればよい。
上述した第1の実施形態では、セル20で通信するUE3のためのS1ベアラが、LPN2において終端される例を示した。S1ベアラは、GTPトンネルであり、ユーザーデータ(データパケット)は、S-GW6とLPN2の間で送受信されるGTPトンネルパケットにカプセル化される。例えば、下りリンクユーザーデータをカプセル化しているGTPトンネルパケットは、S-GW6とLPN2の間に配置されたルータによりルーティング及びフォワーディングされることによってLPN2に到達する。したがって、典型的には、GTPトンネルパケットは、MeNB1を経由することなく転送される。この場合、MeNB1は、S1ベアラの終端処理を行う必要がないためMeNB1の処理負荷を低減できる。また、GTPトンネルパケットがMeNB1とLPN2の間のX2/X3インタフェースを流れないため、X2/X3インタフェースの容量及び遅延等に関する性能要件が緩和される。例えば、X2/X3インタフェースに非光ファイバ回線(例えば、無線回線)を用いることも可能となる。
これに対して、本実施形態では、GTP トンネルパケットのルーティングを詳細に定める。すなわち、本実施形態では、ユーザーデータをカプセル化しているGTPトンネルパケットがMeNB1を経由してS-GW6とLPN2の間を転送されるようにする。MeNB1は、ルータ(例えば、Internet Protocol (IP)ルータ)として機能し、GTPトンネルパケットをルーティング及びフォワーディングすればよい。MeNB1を経由するGTPトンネルパケットのルーティングは、S-GW6、LPN2、及びMeNB1が有するルーティングテーブルの設定により実現できる。
注目すべき点の1つは、MeNB1がS1ベアラを終端する必要はない点である。MeNB1は、GTPトンネルパケットをフォワーディングするルータとして動作すればよく、ユーザーパケットを取り出すための逆カプセル化処理を行う必要はない。したがって、GTPトンネル終端に伴うMeNB1の処理負荷の増大は発生しない。
また、他の注目すべき点は、MeNB1は、GTPトンネルパケットを観測できる点である。例えば、MeNB1は、転送するGTP トンネルパケットのトラフィック量を観測できる。GTP トンネルパケットのトラフィック量を観測することで、MeNB1は、LPN2の負荷またはセル20の負荷を自立的に推定することができる。したがって、本実施形態のMeNB1は、LPN2を経由するE-RAB又はセル20の非活性化の判定(図8のステップS110)を、自身が観測したGTP トンネルパケットのトラフィック量に基づいて行うことができる。
図14は、本実施形態に係るベアラ・アーキテクチャの一例を示す図である。図14の例では、MeNB1及びLPN2は、X2/X3インタフェースにおいてトンネル70(例えば、GTPトンネル)を設定する。MeNB1は、S-GW6とLPN2の間のS1ベアラにおいてユーザーデータをカプセル化しているGTPトンネルパケットをさらにカプセル化し、トンネル70を用いて転送する。なお、トンネル70は設定されなくてもよい。つまり、MeNB1は、GTPトンネルパケット対してさらなるカプセル化を行わずに、GTPトンネルパケットをそのまま転送してもよい。
図15は、本実施形態に係るデータベアラの確立手順を示すシーケンス図である。図8と図15の比較から明らかであるように、本実施形態におけるベアラ確立手順は、第1の実施形態と同様である。なぜなら、S1ベアラの終端点は、第1の実施形態と同様にS-GW6及びLPN2であるためである。したがって、図15のステップS101〜S108における処理は、図8のステップS101〜S108と同様である。図15のステップS702では、MeNB1及びLPN2は、X2/X3インタフェースにおけるトンネル70を確立する。ただし、上述したように、トンネル70の確立は行われなくてもよい。ステップS709では、S-GW6とLPN2の間のGTPトンネルパケットがMeNB1を経由して転送される。図14及び図15の例では、X2/X3インタフェースにおけるトンネル70を経由してGTPトンネルパケットが転送される。
図15のステップS710は、図8のステップS110と同様に、セカンダリセル(つまり、セル20)の更新手順を示している。例えば、MeNB1は、セル20の利用状況(総トラフィック量、接続UE数など)、若しくはセル20を利用するUE3毎のトラフィック量(ユーザーデータ量)、又はこれらの組み合わせに基づいて、LPN2を経由するUE3毎のE-RAB(つまり、DRB及びS1ベアラ)の非活性化、又はセル20の停止を行なってもよい。図15に示した具体例では、MeNB1は、自身が転送するGTPトンネルパケットのトラフィック量(つまり、セル20のトラフィック量)を観測する(ステップS711)。そして、ステップS712では、MeNB1は、観測したトラフィック量に基づいて、セル20の更新(修正)を要求する(SCell Modify Request)。
<第3の実施形態>
本実施形態では、第1及び第2の実施形態の変形について説明する。本実施形態に係る無線通信システムの構成例は、図1と同様とすればよい。本実施形態に係るMeNB1は、UE3に関するユーザーデータの転送にセル10及びセル20のどちらを使用するかを決定し、セル20の使用を決定したことに応じて、LPN2を経由するS1ベアラ及びDRBの確立を要求するよう構成されている。例えば、MeNB1は、所定の条件が満足される場合に、セル20の使用を決定すればよい。当該所定の条件は、例えば、ベアラ優先度、UE3のユーザーデータに許容される遅延量、LPN2の負荷、LPN2の無線品質、UE3とLPN2の間の位置関係、及びUE3の移動性、のうち少なくとも1つに関する。以下では、セル20の使用を決定するための条件の具体例について説明する。
本実施形態では、第1及び第2の実施形態の変形について説明する。本実施形態に係る無線通信システムの構成例は、図1と同様とすればよい。本実施形態に係るMeNB1は、UE3に関するユーザーデータの転送にセル10及びセル20のどちらを使用するかを決定し、セル20の使用を決定したことに応じて、LPN2を経由するS1ベアラ及びDRBの確立を要求するよう構成されている。例えば、MeNB1は、所定の条件が満足される場合に、セル20の使用を決定すればよい。当該所定の条件は、例えば、ベアラ優先度、UE3のユーザーデータに許容される遅延量、LPN2の負荷、LPN2の無線品質、UE3とLPN2の間の位置関係、及びUE3の移動性、のうち少なくとも1つに関する。以下では、セル20の使用を決定するための条件の具体例について説明する。
第1の例では、所定の条件は、ベアラ優先度に関する。MeNB1は、ベアラ優先度が基準値よりも高い場合にUE3のユーザーデータの転送にMeNB1のセル10を使用するよう決定し、ベアラ優先度が基準値より低い場合にUE3のユーザーデータの転送にLPN2のセル20を使用するよう決定してもよい。
第2の例では、所定の条件は、UE3のユーザーデータに許容される遅延量に関する。MeNB1は、許容される遅延量が基準値より小さい場合にUE3のユーザーデータの転送にセル10を使用するよう決定し、許容される遅延量が基準値より大きい場合にUE3のユーザーデータの転送にセル20を使用するよう決定してもよい。
第3の例では、所定の条件は、LPN2の負荷に関する。MeNB1は、LPN2の負荷が基準値より大きい場合にUE3のユーザーデータの転送にセル10を使用するよう決定し、LPN2の負荷が基準値より小さい場合にUE3のユーザーデータの転送にセル20を使用するよう決定してもよい。LPN2の負荷は、例えば、リソース使用量、リソース使用率、又はユーザーデータのトラフィック量としてもよい。また、MeNB1は、LPN2の負荷をLPN2から周期的又は非周期的に収集してもよい。また、LPN2は、周期的にLPN2の負荷をMeNB1に通知してもよいし、負荷が基準値を超えたことに応じて非周期的にMeNB1に通知してもよい。
第4の例では、所定の条件は、LPN2の無線品質に関する。MeNB1は、LPN2の無線品質が基準値より低い場合にUE3のユーザーデータの転送にセル10を使用するよう決定し、LPN2の無線品質が基準値より高い場合にUE3のユーザーデータの転送にセル20を使用するよう決定してもよい。LPN2の無線品質は、例えば、LPN2のReference Signal Received Power (RSRP)、又はReference Signal Received Quality (RSRQ)としてもよい。LPN2の無線品質は、UE3によって測定され、UE3からMeNB1に報告されてもよい。
第5の例では、所定の条件は、UE3とLPN2の間の位置関係に関する。MeNB1は、LPN2とUE3の間の距離を示す評価値が基準値より大きい場合にUE3のユーザーデータの転送にセル10を使用するよう決定し、当該評価値が基準値より小さい場合にUE3のユーザーデータの転送にセル20を使用するよう決定してもよい。この場合、MeNB1は、LPN2の位置情報を管理し、UE3の位置情報を取得すればよい。LPN2及びUE3の位置情報は、例えばGlobal Positioning System (GPS)情報であってもよい。
第6の例では、所定の条件は、UE3の移動性に関する。MeNB1は、UE3の移動性を示す評価値が基準値より高い場合にUE3のユーザーデータの転送にセル10を使用するよう決定し、当該評価値が基準値より低い場合にUE3のユーザーデータの転送にセル20を使用するよう決定してもよい。UE3の移動性を示す評価値は、UE3の位置情報(例えば、GPS情報)から計算された平均移動速度であってもよい。また、UE3の移動速性を示す評価値は、UE3のセル滞在時間、又はUE3のハンドオーバ頻度などであってもよい。UE3のセル滞在時間、及びUE3のハンドオーバ頻度は、UE3の移動性と関係している。つまり、UE3が高い移動性を有する場合に、UE3の平均的なセル滞在時間は短くなり、UE3のハンドオーバ頻度が高くなると考えられるためである。
図16は、本実施形態に係るデータベアラの確立手順を示すシーケンス図である。図16のステップS101及びS102における処理は、図8のステップS101及びS102と同様である。ステップS803では、MeNB1は、UE3のためのデータベアラをMeNB1(セル10)及びLPN2(セル20)のどちらに設定するかを決定する。LPN2のセル20の決定するための条件の具体例は上述した通りである。
ステップS803での決定に応じて、ステップS804A又はS804Bが択一的に実行される。すなわち、セル20(セカンダリセル)の使用を決定した場合、MeNB1は、LPN2を経由するS1ベアラ及びDRBの確立をMME5に要求し、UE3及びLPN2とシグナリングする。LPN2を経由するS1ベアラ及びDRBの確立手順は、第1又は第2の実施形態で説明した手順に従えばよい。これにより、LPN2を経由するS1ベアラ及びDRBが確立される。UE3は、LPN2のセル20を経由してユーザーデータを送受信する(ステップS804A)。一方、セル10(プライマリセル)の使用を決定した場合、MeNB1は、MeNB1を経由するS1ベアラ及びDRBの確立をMME5に要求する。これにより、MeNB1を経由するS1ベアラ及びDRBが確立される。UE3は、MeNB1のセル10を経由してユーザーデータを送受信する(ステップS804B)。
本実施形態によれば、例えば、以下に述べる効果を得ることができる。LPN2を使用する場合、セル20のカバレッジの小ささに起因して、他のセル(例えば、MeNBセル、LPNセル)へのUE3のハンドオーバ/データベアラ切り替えが頻繁に起こると予想される。そうすると、データベアラがLPN2に設定された場合、レイテンシ、スループット、又はデータロス等の一部の要件が満足されない可能性がある。このことは、LPN2に設定されるデータベアラが、低レイテンシ又は小データロス等を必要とする特定のサービス(例えば、Voice over IP (VoIP)、オンラインゲーミング等)に向いていないことを意味する。また、LPN2の負荷、LPN2の無線品質、UE3の移動性などの他の要因についても、LPN2を利用する際の支障となる可能性がある。
本実施形態では、MeNB1は、LPN2の利用に適さない状況、サービス特性、又はUE3の特性などを判断し、LPN2の利用に適さない場合にはMeNB1のセル10を使用する。したがって、本実施形態は、LPN2を利用するかどうかをMeNB1が適切に制御することができる。
<その他の実施形態>
上述した第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態で説明したベアラ・アーキテクチャとは異なるベアラ・アーキテクチャを有する無線通信システムにも適用可能である。例えば、第3の実施形態は、UE3のユーザーデータをセル20及びLPN2を経由して転送するためのS1ベアラがMeNB1において終端されるアーキテクチャに適用されてもよい。すなわち、LPN2の利用に適さない状況、サービス特性、又はUE3の特性などをMeNB1において判断し、LPN2の利用に適さない場合にはMeNB1のセル10を使用するという第3の実施形態で説明されたMeNB1の処理・動作は、ベアラ・アーキクチャに依存していない。
上述した第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態で説明したベアラ・アーキテクチャとは異なるベアラ・アーキテクチャを有する無線通信システムにも適用可能である。例えば、第3の実施形態は、UE3のユーザーデータをセル20及びLPN2を経由して転送するためのS1ベアラがMeNB1において終端されるアーキテクチャに適用されてもよい。すなわち、LPN2の利用に適さない状況、サービス特性、又はUE3の特性などをMeNB1において判断し、LPN2の利用に適さない場合にはMeNB1のセル10を使用するという第3の実施形態で説明されたMeNB1の処理・動作は、ベアラ・アーキクチャに依存していない。
また、第1〜第3の実施形態で述べたMeNB1(制御部15)、LPN2(制御部25)、UE3(制御部35)、MME5(ベアラ設定制御部52)、及びS-GW6(ベアラ制御部65)によるベアラ確立に関する制御方法は、いずれもApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)を含む半導体処理装置を用いて実現されてもよい。また、これらの処理は、少なくとも1つのプロセッサ(e.g. マイクロプロセッサ、Micro Processing Unit(MPU)、Digital Signal Processor(DSP))を含むコンピュータシステムにプログラムを実行させることによって実現してもよい。具体的には、フローチャート及びシーケンス図に示されたアルゴリズムをコンピュータシステムに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、上述した第1〜第3の実施形態は、適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上述した第1〜第3の実施形態は、主にLTEシステムに関して説明を行った。しかしながら、これらの実施形態は、LTEシステム以外の無線通信システム、例えば、3GPP UMTS (Universal Mobile Telecommunications System)、3GPP2 CDMA2000システム(1xRTT, HRPD (High Rate Packet Data))、GSM (Global System for Mobile Communications) システム、又はWiMAXシステム等に適用されてもよい。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
この出願は、2012年10月5日に出願された日本出願特願2012−223176を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 基地局(MeNB)
2 基地局(LPN)
3 移動局(UE)
4 コアネットワーク(EPC)
5 モビリティ管理装置(MME)
6 データ中継装置(S-GW)
15 制御部
25 制御部
35 制御部
52 ベアラ設定制御部
65 ベアラ制御部
70 トンネル
2 基地局(LPN)
3 移動局(UE)
4 コアネットワーク(EPC)
5 モビリティ管理装置(MME)
6 データ中継装置(S-GW)
15 制御部
25 制御部
35 制御部
52 ベアラ設定制御部
65 ベアラ制御部
70 トンネル
Claims (14)
- マスターeNB(MeNB)であって、
E-UTRAN Radio Access Bearer(E-RAB)のための無線リソースを割り当てるようセカンダリeNB(SeNB)に要求する第1のメッセージを前記SeNBに送信するよう構成された第1の送信部と、
前記第1のメッセージに対する第1の応答を受信するよう構成された第1の受信部と、
前記第1の応答が受信された後に、Radio Resource Control (RRC) コネクション再構成に関する第2のメッセージをUser Equipment (UE)に送信するよう構成された第2の送信部と、
前記第2のメッセージに対する第2の応答を受信するよう構成された第2の受信部と、
前記第2の応答が受信された後に、前記SeNBのアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier (TEID))を含む第3のメッセージをMobility Management Equipment(MME)に送信するよう構成された第3の送信部と、
を備えるMeNB。 - 前記UEのためのS1-MMEインタフェースは前記MeNBにおいて終端され、
前記UEのためのS1-Uインタフェースは前記SeNBにおいて終端される、
請求項1に記載のMeNB。 - 前記S1-MMEインタフェースは、コントロールプレーンのために使用され、
前記S1-Uインタフェースは、ユーザプレーンのために使用される、
請求項2に記載のMeNB。 - 前記S1-MMEインタフェース及び前記S1-Uインタフェースは、同時に使用される、
請求項2又は3に記載のMeNB。 - マスターeNB(MeNB)における通信制御方法であって、
E-UTRAN Radio Access Bearer(E-RAB)のための無線リソースを割り当てるようセカンダリeNB(SeNB)に要求する第1のメッセージを前記SeNBに送信すること、
前記第1のメッセージに対する第1の応答を受信すること、
前記第1の応答が受信された後に、Radio Resource Control (RRC) コネクション再構成に関する第2のメッセージをUser Equipment (UE)に送信すること、
前記第2のメッセージに対する第2の応答を受信すること、及び
前記第2の応答が受信された後に、前記SeNBのアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier (TEID))を含む第3のメッセージをMobility Management Equipment(MME)に送信すること、
を備える方法。 - 前記UEのためのS1-MMEインタフェースは前記MeNBにおいて終端され、
前記UEのためのS1-Uインタフェースは前記SeNBにおいて終端される、
請求項5に記載の方法。 - 前記S1-MMEインタフェースは、コントロールプレーンのために使用され、
前記S1-Uインタフェースは、ユーザプレーンのために使用される、
請求項6に記載の方法。 - 前記S1-MMEインタフェース及び前記S1-Uインタフェースは、同時に使用される、
請求項6又は7に記載の方法。 - マスターeNB(MeNB)であって、
E-UTRAN Radio Access Bearer(E-RAB)のための無線リソースを割り当てるようセカンダリeNB(SeNB)に要求する第1のメッセージを前記SeNBに送信するよう構成された送信インタフェースと、
前記第1のメッセージに対する第1の応答を受信するよう構成された受信インタフェースと、
を備え、
前記送信インタフェースは、さらに、前記第1の応答が受信された後に、Radio Resource Control (RRC) コネクション再構成に関する第2のメッセージをUser Equipment (UE)に送信するよう構成され、
前記受信インタフェースは、さらに、前記第2のメッセージに対する第2の応答を受信するよう構成され、
前記送信インタフェースは、さらに、前記第2の応答が受信された後に、前記SeNBのアドレス及びトンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier (TEID))を含む第3のメッセージをMobility Management Equipment(MME)に送信するよう構成されている、
MeNB。 - 前記送信インタフェースは、前記第1のメッセージを前記SeNBに送信するよう構成された第1の送信部を備える、
請求項9に記載のMeNB。 - 前記送信インタフェースは、前記第2のメッセージを前記UEに送信するよう構成された第2の送信部を備える、
請求項9又は10に記載のMeNB。 - 前記送信インタフェースは、前記第3のメッセージを前記MMEに送信するよう構成された第3の送信部を備える、
請求項9〜11のいずれか1項に記載のMeNB。 - 前記受信インタフェースは、前記第1の応答を受信するよう構成された第1の受信部を備える、
請求項9〜12のいずれか1項に記載のMeNB。 - 前記受信インタフェースは、前記第2の応答を受信するよう構成された第2の受信部を備える、
請求項9〜13のいずれか1項に記載のMeNB。
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