JP2017160880A - 排気管開閉弁装置 - Google Patents

排気管開閉弁装置 Download PDF

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政貴 町田
Masataka Machida
政貴 町田
賢治 齋藤
Kenji Saito
賢治 齋藤
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Abstract

【課題】 高温、腐食環境下においても円滑に作動することが可能な排気管開閉弁装置を提供する。【解決手段】 排気管開閉弁装置1は、排気管10の途中に設けられ、排気管10の一部を構成する内周孔2aが形成されるバルブハウジング2と、バルブハウジング2の内周孔2aを開閉可能に支持されたバルブ3と、バルブ3を回転させるアクチュエータ5と、を備え、バルブハウジング2は、内周孔2aにバルブ3を支持する回転軸孔2bが形成され、回転軸孔2bにブッシュ61が挿入され、バルブ3は、回転軸孔2bにブッシュ61を介して回転可能に支持される回転軸部材32と、回転軸部材32に固定されて内周孔2aの開閉を行う弁体31と、を有し、ブッシュ61は、膨張黒鉛編組グランドパッキンであることを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、排気管の途中で通路に設けられた弁の角度を変えることで排気ガス圧を調整する
排気管開閉弁装置の技術分野に関するものである。
従来、車両の排気管の途中に設けられる排気管開閉弁装置において、排気管の一部を構成するバルブハウジングの内周孔をメッキ処理し、弁体を固定してバルブハウジングに支承される回転軸に耐食ガス軟質化処理を施したものが開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−13752号公報
図6は、従来の排気管開閉弁装置のブッシュ161と回転軸部材132が線接触の状態を示す。図7は、従来の排気管開閉弁装置のブッシュ161と回転軸部材132が点接触の状態を示す。
一般に、排気ブレーキやDPFバルブ等の排気管開閉弁装置は、高温環境下(500℃以上)で使用されるため、高温時の熱膨張を考慮してブッシュ161と回転軸部材132との間にクリアランスを設けていた。しかしながら、クリアランスを設けることによって、図6又は図7に示すように、ブッシュ161と回転軸部材132とが線接触又は点接触することとなる。そして、ブッシュ161と回転軸部材132の接触箇所の面圧が高くなり、振れ量も大きくなっていた。したがって、凝着摩耗による摩擦係数が大きく、回動抵抗が増して戻り不良を起こすおそれがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、高温、腐食環境下においても円滑に作動することが可能な排気管開閉弁装置を提供する。
前述の課題を解決するために、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置は、
排気管の途中に設けられ、前記排気管の一部を構成する内周孔が形成されるバルブハウジングと、
前記バルブハウジングの前記内周孔を開閉可能に支持されたバルブと、
前記バルブを回転させるアクチュエータと、
を備え、
前記バルブハウジングは、
前記内周孔に前記バルブを支持する回転軸孔が形成され、
前記回転軸孔にブッシュが挿入され、
前記バルブは、
前記回転軸孔に前記ブッシュを介して回転可能に支持される回転軸部材と、
前記回転軸部材に固定されて前記内周孔の開閉を行う弁体と、
を有し、
前記ブッシュは、膨張黒鉛編組グランドパッキンである
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置では、
前記ブッシュと前記回転軸部材は、面接触する
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置では、
前記回転軸部材の回転を規制するストッパを備え、
前記アクチュエータは、
シリンダ、前記シリンダ内を移動するピストン、及び、前記ピストンを支持するピストンロッドを含む駆動部と、
前記駆動部の駆動力を前記回転軸部材に伝えるリンク状のレバーを含む伝達部と、
を有し、
前記ストッパは、前記シリンダの軸線上で前記レバーに接触することで前記回転軸部材の回転を規制する
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置では、
前記アクチュエータは、
シリンダ、前記シリンダ内を移動するピストン、前記ピストンを支持するピストンロッド、及び、前記シリンダの一端に蓋をするエンドプレートを含む駆動部
を有し、
前記エンドプレートは、前記シリンダの軸線上で前記ピストンに接触することで前記回転軸部材の回転を規制する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の排気管開閉弁装置。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置では、
前記レバーを回転軸方向に付勢する付勢部材を有する
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置では、
前記ブッシュと前記レバーとの間に押さえ部材を備え、
前記押さえ部材の内部であって、前記回転軸部材の周囲にラビリンスリングが設置される
ことを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置によれば、
排気管の途中に設けられ、前記排気管の一部を構成する内周孔が形成されるバルブハウジングと、
前記バルブハウジングの前記内周孔を開閉可能に支持されたバルブと、
前記バルブを回転させるアクチュエータと、
を備え、
前記バルブハウジングは、
前記内周孔に前記バルブを支持する回転軸孔が形成され、
前記回転軸孔にブッシュが挿入され、
前記バルブは、
前記回転軸孔に前記ブッシュを介して回転可能に支持される回転軸部材と、
前記回転軸部材に固定されて前記内周孔の開閉を行う弁体と、
を有し、
前記ブッシュは、膨張黒鉛編組グランドパッキンであるので、
高温、腐食環境下においても円滑に作動することが可能となる。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置によれば、
前記ブッシュと前記回転軸部材は、面接触するので、
凝着摩耗を防ぎ、戻り不良を防ぐことができ、より円滑に作動することが可能となる。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置によれば、
前記回転軸部材の回転を規制するストッパを備え、
前記アクチュエータは、
シリンダ、前記シリンダ内を移動するピストン、及び、前記ピストンを支持するピストンロッドを含む駆動部と、
前記駆動部の駆動力を前記回転軸部材に伝えるリンク状のレバーを含む伝達部と、
を有し、
前記ストッパは、前記シリンダの軸線上で前記レバーに接触することで前記回転軸部材の回転を規制するので、
前記ブッシュに伝わる前記ストッパの衝撃荷重をほぼ0とすることができ、前記ブッシュが排気圧力と振動荷重の外力のみ受けることになり、耐久性を向上させることが可能となる。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置によれば、
前記アクチュエータは、
シリンダ、前記シリンダ内を移動するピストン、前記ピストンを支持するピストンロッド、及び、前記シリンダの一端に蓋をするエンドプレートを含む駆動部
を有し、
前記エンドプレートは、前記シリンダの軸線上で前記ピストンに接触することで前記回転軸部材の回転を規制するので、
前記ブッシュに伝わる前記エンドプレートの衝撃荷重をほぼ0とすることができ、前記ブッシュが排気圧力と振動荷重の外力のみ受けることになり、耐久性を向上させることが可能となる。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置によれば、
前記レバーを回転軸方向に付勢する付勢部材を有するので、
前記レバーに荷重をかけ、前記伝達部のガタを除去することができ、前記ブッシュに対する振動時のフレッチングによる摩耗を防ぐことが可能となる。
また、本発明の一実施形態にかかる排気管開閉弁装置によれば、
前記ブッシュと前記レバーとの間に押さえ部材を備え、
前記押さえ部材の内部であって、前記回転軸部材の周囲にラビリンスリングが設置されるので、
仮に前記ブッシュが偏摩耗しても軸漏れを防ぐことが可能となる。
本実施形態の排気管開閉弁装置の正面図を示す。 本実施形態の排気管開閉弁装置の側面図を示す。 本実施形態の排気管開閉弁装置のバルブを示す。 図1のバルブ周辺の拡大図を示す。 本実施形態の排気管開閉弁装置のラビリンスリングを示す。 従来の排気管開閉弁装置のブッシュと回転軸部材が線接触の状態を示す。 従来の排気管開閉弁装置のブッシュと回転軸部材が点接触の状態を示す。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態の排気管開閉弁装置1の正面図を示す。図2は、本実施形態の排気管開閉弁装置1の側面図を示す。図3は、本実施形態の排気管開閉弁装置1のバルブ3を示す。図4は、図1のバルブ周辺の拡大図を示す。図5は、本実施形態の排気管開閉弁装置1のラビリンスリング65を示す。
本実施形態の排気管開閉弁装置1は、図示しない排気管の途中に設けられるバルブハウジング2と、バルブハウジング2に回転可能に支持されるバルブ3と、バルブハウジング2を支持するブラケット4と、ブラケット4に支持されバルブ3を駆動するアクチュエータ5と、を備える。
バルブハウジング2には、排気管に連結され、排気管の一部を構成する内周孔2aが形成されている。内周孔2aには、内周孔軸2cに対して対向する位置に2つの回転軸孔2bが形成される。バルブハウジング2の材料は、球状黒鉛鋳鉄(FCD450)又はステンレス鋳鋼(SCS13)等を用いることが好ましい。
バルブ3は、内周孔21を開閉するバタフライ型の弁体31と、弁体31にボルト等によって固着される回転軸部材32と、を有する。回転軸部材32は、回転軸孔2bに挿入されるブッシュ61を介してバルブハウジング2に回転可能に支持される。回転軸部材32の材料は、ステンレス鋼(SUS303)等を用いることが好ましい。
ブラケット4は、バルブハウジング2及びアクチュエータ5をボルト等によって支持する。ブラケット4は、バルブハウジング2のアクチュエータ5側を支持する第1ブラケット41と、内周孔軸2cに対して第1ブラケット41の反対側のバルブハウジング2を支持する第2ブラケット42と、を有する。第1ブラケット41には、回転軸部材32が回転可能に貫通する貫通孔4aが形成される。ブラケット4にバルブハウジング2及びアクチュエータ5が支持されることで、排気管開閉弁装置1が一つのユニットとして構成される。
第1ブラケット41の下端には、ストッパ43が取り付けられている。ストッパ43は、後述するレバー523の回転を規制する。すなわち、レバー523がストッパ43に接触することで、レバー523の回転が規制され、結果的に、弁体31の回転を規制する。
本実施形態では、ストッパ43は、ボルトによって構成される。ナットに対してボルトを締め付ける際の高さを調節することで、ストッパ43とレバー523との接触位置を調節する。その結果、弁体31の回転角度が調節される。
アクチュエータ5は、ブラケット4に支持され、バルブ3をバルブハウジング2の内周孔2aに対して開閉させる。本実施形態のアクチュエータ5は、後述するように、供給口511aからシリンダ511内に供給される圧縮エアによって圧縮ばね514の付勢力に抗してピストン512を摺動させるとともに、ピストンロッド513を移動させる駆動部51と、駆動部51の駆動力を回転軸部材32に伝えるリンク状の伝達部52と、を有する。
駆動部51は、シリンダ511、シリンダ511内を移動するピストン512、ピストン512を支持するピストンロッド513、ピストン512を伝達部52とは反対側に付勢する圧縮ばね514、及び、シリンダ511の一端に蓋をするエンドプレート515を有する。伝達部52は、ピストンロッド513に対して回転可能に連結されるジョイント521、ジョイント521に対して回転可能に連結されるクレビス522、及び、一方をクレビス522に対して回転可能に連結され他方を回転軸部材32に連結されるレバー523を有する。
アクチュエータ5の駆動部51が作動すると、駆動力が伝達部52を介して回転軸部材32に伝達され、回転軸部材32が回転し、弁体31が回転する。具体的には、ピストン512、ピストンロッド513、ジョイント521、及び、クレビス522が移動してレバー523を回転させることで回転軸部材32が回転し、弁体31が回転する。
回転軸孔2bには、ブッシュ61が挿入される。ブッシュ61の回転軸方向の両側にはスペーサー62が設置される。また、回転軸部材32と第1ブラケットに形成された貫通孔4aとの間には、カバー63に覆われた押さえ部材64が設置される。押さえ部材64の内部には、リングばね状のラビリンスリング65が設置される。カバー63の周囲には、伝達部52のレバー523を回転軸方向に押圧するように付勢された付勢部材としての捻りコイルばね66が取り付けられる。
押さえ部材64の内部にラビリンスリング65が設置されることによって、仮にブッシュ61が偏摩耗しても軸漏れを防ぐことが可能となる。また、カバー63の周囲にレバー523を押圧するように付勢された捻りコイルばね66が取り付けられることによって、レバー523に荷重をかけ、伝達部52のガタを除去することが可能となる。その結果、ブッシュ61に対する振動時のフレッチングによる摩耗を防ぐことが可能となる。
本実施形態の排気管開閉弁装置1では、ブッシュ61として膨張黒鉛編組グランドパッキンを用いる。膨張黒鉛編組グランドパッキンは、潤滑剤、接着剤、又は、含侵剤等を極力使用せず、膨張黒鉛とカーボンファイバーで編み物を構成したものである。膨張黒鉛編組グランドパッキンは、酸化雰囲気耐熱温度650℃以上を確保することが可能である。したがって、ディーゼル微粒子捕集フィルター(Diesel particulate filter、DPF)に使用した場合であっても、排出されるPH3.3の凝縮水による腐食に対して耐食性を備えることが可能となる。また、インコネル600相当の材料で補強した編み物で構成した場合、水蒸気雰囲気でも使用することができ、許容面圧も向上する。
スペーサー62の材料はアルミ青銅(C6191)等、押さえ部材64の材料はステンレス鋼(SUS303)等、ラビリンスリング65のばね材料はステンレス鋼(SUS316)等を用いることが好ましい。ラビリンスリング65は、穴用ラビリンスリング65aと軸用ラビリンスリング65bを有する。軸用ラビリンスリング65bの内径は、回転軸部材32の軸径より小さく、穴用ラビリンスリング65aの外径は、押さえ部材64の段付き穴径より大きくし、各径方向に作用するばね効果で各クリアランスを最小におさえることで、軸漏れを防ぐことが可能となる。
ここで、バルブハウジング2にブッシュ61を組み付ける方法について説明する。ブッシュ61は、バルブハウジング2に回転軸部材32を仮に組み付けする際に、回転軸孔2bに挿入される。挿入されたブッシュ61は、治具にて8〜10トンで加圧され成形リング化される。成形リング化されたブッシュ61は、押さえ部材64によって2〜3トンの荷重で締め付けられる。その結果、ブッシュ61の圧縮からの復元作用を利用して、熱膨張とミスアライメントを吸収する。この時、ブッシュ61と回転軸部材32は、しまりばめ状態である。その後、排気管開閉弁装置1を組み立てて、慣らし運転を4〜8時間、0.5〜1万回することで、クリアランスをなくし、ブッシュ61と回転軸部材32を面接触させる。
ブッシュ61と回転軸部材32を面接触させることで、ブッシュ61の許容面圧を35MPa以下、材料としてインコネル600相当材を用いる場合には41MPa以下として、凝着摩耗を防ぎ、摩擦係数を0.6以下にすることができ、戻り不良を防ぐことが可能となる。また、回転軸部材32の表面硬化処理を廃止することが可能となる。さらに、熱処理をする必要がなくなり、アライメントを向上させることが可能となる。
本実施形態のアクチュエータ5は、エアシリンダを用いている。エアシリンダは、電磁弁をON/OFFに切り替えることによって圧縮空気で駆動される。従来の排気管開閉弁装置は、この電磁弁をON(行き)とOFF(戻り)に切り替える際に、衝撃力が発生していた。これに対して、本実施形態の排気管開閉弁装置1を全開から全閉に作動させる行き時には、ストッパ43がシリンダ511の軸線51c上でレバー523に接触することで回転軸部材32の回転を規制するように設定することが好ましい。また、全開位置にてピストン512とエンドプレート515を接触させることが好ましい。このように設定することで、ブッシュ61に伝わるストッパ43の衝撃荷重及び全閉から全開への戻り時のエンドプレート515の衝撃荷重をほぼ0とすることができ、ブッシュ61が排気圧力と振動荷重の外力のみ受けることになり、耐久性を向上させることが可能となる。
本実施形態では、ストッパ43としてのボルトの軸線43cとシリンダ511の軸線51Cとを重ねるように配置した。ボルトの軸線43cとシリンダ511の軸線51Cを重ねることで、ブッシュ61に伝わるストッパ43の衝撃荷重をほぼ0とすることが可能となる。その結果、ブッシュ61は、排気圧力と振動荷重の外力のみ受けることになり、耐久性を向上させることが可能となる。
本実施形態の排気管開閉弁装置1の作動について説明する。
通常、アクチュエータ5は作動しておらず、弁体31は内周孔2aを全開状態にしている。アクチュエータ5が作動すると、シリンダ511内にエアが供給されてピストン512がシリンダ511内を移動する。ピストン512が移動すると、ピストンロッド513が移動して、ジョイント521を押圧する。ジョイント521が押圧されると、クレビス522が回転し、レバー523が回転する。レバー523が回転すると、回転軸部材32が回転する。その結果、弁体31が内周孔2aを閉じる方向に回転する。レバー523は、そのまま回転すると、シリンダ511の軸線51c上でストッパ43に接触する。この時に弁体51が内周孔2aを全閉するように設定することが好ましい。
以上、本実施形態にかかる排気管開閉弁装置1は、排気管10の途中に設けられ、排気管10の一部を構成する内周孔2aが形成されるバルブハウジング2と、バルブハウジング2の内周孔2aを開閉可能に支持されたバルブ3と、バルブ3を回転させるアクチュエータ5と、を備え、バルブハウジング2は、内周孔2aにバルブ3を支持する回転軸孔2bが形成され、回転軸孔2bにブッシュ61が挿入され、バルブ3は、回転軸孔2bにブッシュ61を介して回転可能に支持される回転軸部材32と、回転軸部材32に固定されて内周孔2aの開閉を行う弁体31と、を有し、ブッシュ61は、膨張黒鉛編組グランドパッキンであるので、
高温、腐食環境下においても円滑に作動することが可能となる。
また、本実施形態にかかる排気管開閉弁装置1によれば、ブッシュ61と回転軸部材32は、面接触するので、凝着摩耗を防ぎ、戻り不良を防ぐことができ、より円滑に作動することが可能となる。
また、本実施形態にかかる排気管開閉弁装置1によれば、回転軸部材32の回転を規制するストッパ43を備え、アクチュエータ5は、シリンダ51、シリンダ511内を移動するピストン512、及び、ピストン512を支持するピストンロッド513を含む駆動部51と、駆動部51の駆動力を回転軸部材32に伝えるリンク状のレバー523を含む伝達部52と、を有し、ストッパ43は、シリンダ511の軸線51c上でレバー523に接触することで回転軸部材32の回転を規制するので、ブッシュ61に伝わるストッパ43の衝撃荷重をほぼ0とすることができ、ブッシュ61が排気圧力と振動荷重の外力のみ受けることになり、耐久性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態にかかる排気管開閉弁装置1によれば、 アクチュエータ5は、シリンダ51、シリンダ511内を移動するピストン512、及び、ピストン512を支持するピストンロッド513、及び、シリンダ511の一端に蓋をするエンドプレート515を含む駆動部51を有し、エンドプレート515は、シリンダ51の軸線51c上でピストン512に接触することで回転軸部材32の回転を規制するので、ブッシュ61に伝わるエンドプレート515の衝撃荷重をほぼ0とすることができ、ブッシュ61が排気圧力と振動荷重の外力のみ受けることになり、耐久性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態にかかる排気管開閉弁装置1によれば、レバー523を回転軸方向に付勢する付勢部材66を有するので、レバー523に荷重をかけ、伝達部52のガタを除去することができ、ブッシュ61に対する振動時のフレッチングによる摩耗を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態にかかる排気管開閉弁装置1によれば、ブッシュ61とレバー523との間に押さえ部材64を備え、押さえ部材64の内部であって、回転軸部材32の周囲にラビリンスリング65が設置されるので、仮にブッシュ61が偏摩耗しても軸漏れを防ぐことが可能となる。
なお、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、発明の範囲を超えない限り、それぞれの実施形態の構成を適宜変更した構成及びそれぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせた構成の実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…排気管開閉弁装置
2…バルブハウジング
2a…内周孔
2b…回転軸孔
3…バルブ
31…弁体
32…回転軸部材
4…ブラケット
4a…貫通孔
5…アクチュエータ
51…駆動部
511…シリンダ
512…ピストン
513…ピストンロッド
52…伝達部
523…レバー
61…ブッシュ
62…スペーサー
63…カバー
64…押さえ部材
65…ラビリンスリング
66…捻りコイルばね(付勢部材)

Claims (6)

  1. 排気管の途中に設けられ、前記排気管の一部を構成する内周孔が形成されるバルブハウジングと、
    前記バルブハウジングの前記内周孔を開閉可能に支持されたバルブと、
    前記バルブを回転させるアクチュエータと、
    を備え、
    前記バルブハウジングは、
    前記内周孔に前記バルブを支持する回転軸孔が形成され、
    前記回転軸孔にブッシュが挿入され、
    前記バルブは、
    前記回転軸孔に前記ブッシュを介して回転可能に支持される回転軸部材と、
    前記回転軸部材に固定されて前記内周孔の開閉を行う弁体と、
    を有し、
    前記ブッシュは、膨張黒鉛編組グランドパッキンである
    ことを特徴とする排気管開閉弁装置。
  2. 前記ブッシュと前記回転軸部材は、面接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の排気管開閉弁装置。
  3. 前記回転軸部材の回転を規制するストッパを備え、
    前記アクチュエータは、
    シリンダ、前記シリンダ内を移動するピストン、及び、前記ピストンを支持するピストンロッドを含む駆動部と、
    前記駆動部の駆動力を前記回転軸部材に伝えるリンク状のレバーを含む伝達部と、
    を有し、
    前記ストッパは、前記シリンダの軸線上で前記レバーに接触することで前記回転軸部材の回転を規制する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の排気管開閉弁装置。
  4. 前記アクチュエータは、
    シリンダ、前記シリンダ内を移動するピストン、前記ピストンを支持するピストンロッド、及び、前記シリンダの一端に蓋をするエンドプレートを含む駆動部
    を有し、
    前記エンドプレートは、前記シリンダの軸線上で前記ピストンに接触することで前記回転軸部材の回転を規制する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の排気管開閉弁装置。
  5. 前記レバーを回転軸方向に付勢する付勢部材を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の排気管開閉弁装置。
  6. 前記ブッシュと前記レバーとの間に押さえ部材を備え、
    前記押さえ部材の内部であって、前記回転軸部材の周囲にラビリンスリングが設置される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の排気管開閉弁装置。
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