JP2017159877A - 駆動装置 - Google Patents

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貴久 平野
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Abstract

【課題】装置の軸方向の小型化を図りつつ車輪速センサを設けることが可能な駆動装置を実現する。【解決手段】車輪速センサ40は、モータケース20に対して径方向Rの外側であって、径方向Rに見てモータケース20と重なる位置に配置されている。更に、車輪速センサ40は、ハブ30又はハブ30と一体回転する部材に設けられた被検出部5に対して、軸方向Lに対向するように配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車輪の駆動用のホイールモータと、ホイールモータを収容するモータケースと、モータケースに対して回転可能に支持されると共に車輪が取り付けられるハブと、車輪の回転速度を検出する車輪速センサと、を備えた駆動装置に関する。
上記のような駆動装置として、特表2011−517638号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。特許文献1の図6〜図8には、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ〔ABSセンサ100〕が設けられた駆動装置が開示されている。この車輪速センサは、被検出部〔ABSリング101〕に対して径方向外側から対向するようにモータケース〔ケーシング8〕に固定されている。
ところで、特許文献1に記載のように被検出部に対して径方向外側から対向するように車輪速センサを配置する場合には、これらの車輪速センサ及び被検出部の配置領域の分だけ、駆動装置が軸方向に大型化するという問題がある。なぜなら、被検出部は、径方向外側から対向するように車輪速センサを配置可能に設ける必要があるため、これらの車輪速センサや被検出部を径方向に見て他の部材と重複するように配置するのは容易ではなく、基本的に、車輪速センサ及び被検出部を配置するための軸方向のスペースが追加で必要となるからである。
特表2011−517638号公報(段落0043、図8等)
そこで、装置の軸方向の小型化を図りつつ車輪速センサを設けることが可能な駆動装置の実現が望まれる。
上記に鑑みた、車輪の駆動用のホイールモータと、前記ホイールモータを収容するモータケースと、前記モータケースに対して回転可能に支持されると共に前記車輪が取り付けられるハブと、前記車輪の回転速度を検出する車輪速センサと、を備えた駆動装置の特徴構成は、前記車輪速センサは、前記モータケースに対して前記ホイールモータの回転軸を基準とする径方向の外側であって、前記径方向に見て前記モータケースと重なる位置に配置され、更に、前記車輪速センサは、前記ハブ又は前記ハブと一体回転する部材に設けられた被検出部に対して、前記回転軸を基準とする軸方向に対向するように配置されている点にある。
上記の特徴構成によれば、車輪速センサが、モータケースに対して径方向の外側であって、径方向に見てモータケースと重なる位置に配置される。よって、車輪速センサが径方向に見てモータケースと重ならない場合に比べて、車輪速センサとモータケースとが径方向に見て重なる分だけ装置の軸方向の全長を短く抑えることが可能となる。
更に、上記の特徴構成によれば、車輪速センサが被検出部に対して軸方向に対向するように配置されるため、車輪速センサに対して径方向内側に被検出部を配置する必要がない。よって、モータケースに対して径方向の外側であって径方向に見てモータケースと重なる位置に配置される車輪速センサを、モータケースに対して径方向に近づけて配置することが容易となる。この結果、他の部材との干渉を避けて車輪速センサを配置することや、装置の径方向の大型化を抑制しつつ車輪速センサを配置することが容易となる。
以上のように、上記の特徴構成によれば、装置の軸方向の小型化を図りつつ車輪速センサを設けることが可能となる。
駆動装置のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の実施形態の説明によってより明確となる。
第一の実施形態に係る駆動装置の断面図 図1の部分拡大図 第一の実施形態に係る左輪用駆動装置の軸方向視図 第一の実施形態に係る右輪用駆動装置の軸方向視図 第一の実施形態に係る左輪用駆動装置の一部の斜視図 第一の実施形態に係る右輪用駆動装置の一部の斜視図 第一の実施形態に係る車両の模式図 第二の実施形態に係る駆動装置の断面図 第二の実施形態に係る左輪用駆動装置の軸方向視図 第二の実施形態に係る右輪用駆動装置の軸方向視図 第二の実施形態に係る左輪用駆動装置の一部の斜視図 第二の実施形態に係る左輪用ケースの一部の斜視図 第二の実施形態に係る右輪用駆動装置の一部の斜視図 第二の実施形態に係る右輪用ケースの一部の斜視図
〔第一の実施形態〕
駆動装置の第一の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本明細書では、2つの部材の配置に関して、「ある方向に見て重なる」とは、その視線方向に平行な仮想直線を当該仮想直線に直交する各方向に移動させた場合に、当該仮想直線が2つの部材の双方に交わる領域が少なくとも一部に存在することを意味する。また、本明細書では、部材の形状に関して、「ある方向に延びる」とは、当該方向を基準方向として、部材の延在方向が当該基準方向に平行な形状に限らず、部材の延在方向が当該基準方向に交差する方向であっても、その交差角度が所定範囲内(例えば45度未満)である形状も含む概念として用いている。
以下の説明では、特に明記している場合を除き、「軸方向L」、「径方向R」、及び「周方向C」は、ホイールモータ10の回転軸A(図1、図2参照)を基準として定義している。回転軸Aは仮想軸であり、ホイールモータ10のロータ11が、回転軸A周りに回転する。すなわち、回転軸Aは、ロータ11の回転軸心である。そして、軸方向Lにおける一方側(第一ケース部21から第二ケース部22に向かう側、図2参照)を「軸方向第一側L1」とし、軸方向第一側L1とは反対側を「軸方向第二側L2」としている。また、周方向Cの一方側(車両4の前進時の車輪3の回転方向と同じ側、図3及び図4参照)を「周方向第一側C1」とし、周方向第一側C1とは反対側を「周方向第二側C2」としている。以下の説明における各部材についての方向は、それらが駆動装置1に組み付けられた状態での方向を表す。また、各部材についての方向や位置等に関する用語は、製造上許容され得る誤差による差異を有する状態を含む概念である。
駆動装置1は、例えば電動車両やハイブリッド車両等において、車輪3に取り付けられて当該車輪3を駆動するドライブユニット2として用いられる。本実施形態では、駆動装置1は、インホイールタイプの駆動装置であり、図1に示すように、後述するモータケース20の少なくとも一部(ここでは軸方向第二側L2の一部)が、車輪3の内側の空間に収まるように配置される。また、本実施形態では、図7に示すように、駆動装置1(ドライブユニット2)は、車両4に備えられる左右の車輪3(左輪3L及び右輪3R)のそれぞれに取り付けられ、対応する車輪3を駆動するように構成されている。すなわち、本実施形態では、駆動装置1は、左右一対の車輪3のそれぞれに取り付けられて対応する車輪3を駆動する一対のドライブユニット2を備える車両において、当該一対のドライブユニット2のそれぞれに用いられている。なお、図7では、左右の前輪及び左右の後輪の双方に駆動装置1が設けられた例を示しているが、左右の前輪及び左右の後輪のいずれか一方にのみ駆動装置1が設けられる構成とすることもできる。
以下では、左輪3L用の駆動装置1を左輪用駆動装置1Lとし、右輪3R用の駆動装置1を右輪用駆動装置1Rとする。以下で説明する本実施形態に係る駆動装置1の構成のうち、車輪速センサ40の構成及びブラケット50の構成を除けば、左輪用駆動装置1Lと右輪用駆動装置1Rとは、基本的に、左輪用駆動装置1L及び右輪用駆動装置1Rのそれぞれから軸方向Lに等距離な点を通る軸方向Lに直交する仮想面を対称面Sとして(図7参照)、互いに鏡像対称となる構成(形状及び配置構成)を有している。軸方向Lにおけるモータケース20に対してハブ30が位置する側(第二ケース部22に対して第一ケース部21が位置する側)である軸方向第二側L2は、左輪用駆動装置1Lと右輪用駆動装置1Rとでは互いに反対側となるが、いずれも車両4の軸方向外側へ向かう方向となる(図7参照)。以下で説明する駆動装置1の構成は、左輪用駆動装置1Lと右輪用駆動装置1Rとを区別して明記している場合を除き、左輪用駆動装置1Lと右輪用駆動装置1Rとに共通の構成である。
図1に示すように、駆動装置1は、車輪3の駆動用のホイールモータ10と、ホイールモータ10を収容するモータケース20と、モータケース20に対して回転可能に支持されるハブ30と、を備えている。ハブ30には車輪3が取り付けられる。駆動装置1は、懸架装置(図示せず)を介して車両4(車体)に懸架されている。詳細は省略するが、車両4に懸架するための取付部25(図3〜図6参照)がモータケース20に設けられ、この取付部25に上記懸架装置が取り付けられる。本実施形態では、ホイールモータ10はハブ30と同軸に配置されている。すなわち、本実施形態では、ホイールモータ10の回転軸心(回転軸A)は、車輪3の回転軸心(車輪回転軸B)と一致する。なお、ホイールモータ10とハブ30とが別軸に配置される構成とすることもできる。本実施形態では、駆動装置1は更に、ハブ30に連結された出力部材39と、ホイールモータ10と出力部材39との間の動力伝達経路に設けられた変速機構70と、を備えている。変速機構70は、モータケース20に収容されている。また、出力部材39は、モータケース20を貫通して一部がモータケース20に対して軸方向第二側L2に突出するように配置されている。本実施形態では、出力部材39及び変速機構70は、ホイールモータ10と同様に、ハブ30と同軸に配置されている。
図2に示すように、ホイールモータ10は、ステータ12とロータ11とを有している。ステータ12は、モータケース20に固定されるステータコア12aと、コイルエンド部12bとを有する。ステータコア12aは、例えば、円環板状の電磁鋼板を複数枚積層した積層構造体とされる。コイルエンド部12bは、ステータコア12aに巻装されたコイルのうち、ステータコア12aから軸方向Lの両側にそれぞれ突出する部分である。ロータ11は、ステータ12に対して回転可能に配置される。本実施形態では、ロータ11はステータ12の径方向内側に配置され、ステータ12(ステータコア12a)は、モータケース20(本実施形態では、後述する第一ケース部21の筒状部29)の内周面に接するように固定されている。ロータ11のコアは、例えば、円環板状の電磁鋼板を複数枚積層した積層構造体とされる。
ロータ11は、ロータ支持部材13を介してロータ軸14に固定されている。ロータ支持部材13は、一体的に形成された支持筒状部13aと径方向延在部13bとを有する。支持筒状部13aは、ロータ11(ロータ11のコア)の内周面に接する外周面を有する筒状部であり、ロータ11を径方向内側から支持する。径方向延在部13bは、支持筒状部13aの内周面から径方向内側に向かって延び、その径方向内側端部でロータ軸14に連結されている。ロータ軸14は、径方向延在部13bとの連結部に対して軸方向Lの両側で、第一軸受97と第二軸受98とを介してモータケース20に対して回転可能な状態で径方向Rに支持されている。このように、ロータ11、ロータ支持部材13、及びロータ軸14は、一体的に連結されて一体回転するように構成されている。なお、ロータ支持部材13に対して軸方向第一側L1には、モータケース20の後述する端壁部27が配置されており、軸方向Lにおけるロータ支持部材13と端壁部27との間に、ロータ11の回転位置或いは回転速度を検出するレゾルバ80が設けられている。ホイールモータ10は、車両4に設けられた蓄電装置(図示せず)と電気的に接続されており、当該蓄電装置から電力の供給を受けて動力を発生する。この際、ホイールモータ10が発生した動力は、ハブ30を介して車輪3に伝達される。また、ホイールモータ10が回生による制動力を車輪3に作用させる際には、ホイールモータ10が発生した電力が上記蓄電装置に供給される。すなわち、ホイールモータ10は、電動機としての機能と発電機としての機能との双方の機能を果たすことが可能な回転電機である。
図2に示すように、本実施形態では、ハブ30は、車輪回転軸Bと同心の筒状部31と、車輪回転軸Bと同心の円環板状部32とを備えている。円環板状部32は、筒状部31と一体的に形成され、筒状部31の軸方向第二側L2の端部から径方向Rの外側に延びるように形成されている。筒状部31は、モータケース20(後述する第一ケース部21)に形成された筒状支持部26の径方向内側に配置され、筒状部31の外周面と筒状支持部26の内周面との間に出力軸受99が配置されている。これにより、ハブ30は、ハブベアリングとして機能する出力軸受99を介して、モータケース20に対して回転可能に支持されている。なお、筒状部31は、出力部材39に外嵌(本例ではスプライン嵌合)しており、筒状部31は出力部材39と一体回転する。すなわち、ハブ30は、出力部材39と一体回転するように連結されている。なお、筒状部31は、出力部材39の軸方向第二側L2の端部に螺合されたナット部材38により、出力部材39に対して抜け止め固定されている。そして、出力部材39は、ハブ30(筒状部31)及び出力軸受99を介して、モータケース20に対して回転可能に支持されている。なお、出力部材39の軸方向第一側L1の部分は、車輪回転軸Bと同心の円筒状に形成されており、この円筒状の部分の内周面とロータ軸14の外周面との間に、上述した第二軸受98が配置されている。これにより、ロータ軸14の軸方向第二側L2の端部は、第二軸受98、出力部材39、ハブ30(筒状部31)、及び出力軸受99を介して、モータケース20に対して回転可能に支持されている。
ハブ30の円環板状部32は、モータケース20の外側(ここでは、モータケース20に対して軸方向第二側L2)に配置され、円環板状部32の径方向外側部分に車輪3が取り付けられている。本実施形態では、車輪3は、複数の第二締結部材92(本例では締結ボルト)により円環板状部32に固定されている。そして、図1に示すように、車輪3の径方向外側の端部に形成されたリム部3aに、タイヤ6が取り付けられている。本実施形態では、円環板状部32には、摩擦制動装置60を構成するブレーキディスク61(ブレーキロータ)も固定されている。具体的には、ブレーキディスク61が外周部に固定された支持部64が、第二締結部材92により車輪3と円環板状部32との間に共締めされている。すなわち、ブレーキディスク61は、ハブ30と一体回転するようにハブ30に取り付けられている。なお、摩擦制動装置60は、ブレーキパッド62を有するブレーキキャリパ63を備えている。ブレーキキャリパ63は、ブレーキディスク61を軸方向Lの両側からブレーキパッド62で挟むことでブレーキディスク61とブレーキパッド62との間に摩擦力を発生させ、これにより、車輪3の回転を制動する。すなわち、ブレーキディスク61は摩擦面61aを有し、この摩擦面61aは、ブレーキディスク61の軸方向Lの端面におけるブレーキパッド62と対向する部分により形成される。
変速機構70は、ロータ11の回転を変速して出力部材39に伝達する。図2に示すように、本実施形態では、変速機構70は、サンギヤ72、キャリヤ73、及びリングギヤ74を備えた遊星歯車機構71を備えている。本実施形態では、キャリヤ73に支持されるピニオンは段付ピニオン75であり、段付ピニオン75は、サンギヤ72に噛み合う大径ピニオンギヤと、大径ピニオンギヤよりも小径であってリングギヤ74に噛み合う小径ピニオンギヤとを、軸方向Lに並べて備えている。本実施形態では、サンギヤ72がロータ軸14に連結され、キャリヤ73が出力部材39に連結され、リングギヤ74がモータケース20に対して回転不能に固定されている。よって、ロータ11の回転は、変速機構70(遊星歯車機構71)によって減速されて出力部材39に伝達され、当該出力部材39を介してハブ30に伝達される。なお、本実施形態では、サンギヤ72はロータ軸14と一体的に形成され、キャリヤ73は出力部材39と一体的に形成されている。また、本実施形態では、図2に示すように、変速機構70は、ホイールモータ10に対して径方向Rの内側であって、径方向Rに見てホイールモータ10と重なる位置に配置されている。
モータケース20は、ホイールモータ10を収容する収容空間28を内部に形成する。本実施形態では、この収容空間28に、変速機構70も収容される。本実施形態では、モータケース20は、第一ケース部21と、第一ケース部21に対して軸方向の一方側(ここでは軸方向第一側L1)から取り付けられる第二ケース部22とを備えている。本実施形態では、第一ケース部21と第二ケース部22とは、締結ボルトにより互いに締結固定されている。図2に示すように、第一ケース部21と第二ケース部22との接合部に、合わせ面24が形成される。すなわち、第一ケース部21における第二ケース部22との接合面と、第二ケース部22における第一ケース部21との接合面とが、第二ケース部22が第一ケース部21に取り付けられた状態で合わさる面が、合わせ面24である。本実施形態では、第二ケース部22は、第一ケース部21に比べて軸方向Lの長さが短く形成されており、合わせ面24は、モータケース20の軸方向Lの中央部よりも軸方向第一側L1に形成される。本実施形態では、合わせ面24の軸方向Lの位置は、軸方向第一側L1のコイルエンド部12bの軸方向Lの配置領域内に含まれる。
図2に示すように、第一ケース部21は、軸方向第一側L1に向かうに従って次第に径が大きくなるように形成されている。そして、第一ケース部21は、ホイールモータ10の径方向外側を覆う筒状部29(周壁部)を備えている。第一ケース部21の軸方向第二側L2の端部における径方向Rの中心部には、車輪回転軸Bと同心の筒状部(筒状支持部26)が形成されている。この筒状支持部26の内周面とハブ30(筒状部31)の外周面との間に、上述した出力軸受99が配置されている。
第二ケース部22は、第一ケース部21の軸方向第一側L1の開口部(本実施形態では、筒状部29の軸方向第一側L1の開口部)を覆うように形成されている。すなわち、第二ケース部22は、収容空間28の軸方向第一側L1を区画する端壁部27を備えている。本実施形態では、筒状部29は、全体として回転軸Aと同心の円筒状に形成され、端壁部27は、全体として回転軸Aと同心の円板状に形成されている。端壁部27の内側面(軸方向第二側L2の面)における径方向Rの中心部には、軸方向第二側L2に向かって突出する筒状部27a(ボス部)が形成されており、筒状部27aの内周面とロータ軸14の外周面との間に、上述した第一軸受97が配置されている。
以下、本開示に係る駆動装置1の要部である車輪速センサ40の構成について説明する。図1に示すように、駆動装置1は、車輪3の回転速度を検出する車輪速センサ40を備えている。図2に示すように、車輪速センサ40は、被検出部5に対向するように配置される検出部40aを備え、被検出部5が形成された部材の回転速度を検出する。なお、被検出部5は、ハブ30又はハブ30と一体回転する部材に設けられる。以下では、被検出部5が設けられる部材を「対象部材」という。本実施形態では、図2に示すように、対象部材は、ブレーキディスク61を径方向内側から支持する支持部64である。支持部64は、車輪回転軸Bと同心の筒状部を有し、当該筒状部の軸方向第一側L1の端部(円環状の端面)に被検出部5が形成されている。すなわち、被検出部5は、対象部材における摩擦面61aよりも径方向Rの内側の部分に形成されている。そして、検出部40aは、軸方向第一側L1から見て車輪回転軸Bと同心の円環状に形成された被検出部5に対して、周方向Cの予め定められた位置で軸方向Lに対向するように配置されている。なお、本実施形態では、被検出部5は、合わせ面24に対して軸方向第二側L2に配置されている。本実施形態では、被検出部5は、径方向Rに見て軸方向第二側L2のコイルエンド部12bと重なる位置に配置されている。
例えば、車輪速センサ40として電磁ピックアップセンサを用いることができる。この場合、被検出部5は、検出部40a側に突出する突部が対象部材の回転方向に沿って等間隔で分散配置された凹凸部(凸部と凹部とが対象部材の回転方向に沿って交互に形成された凹凸部)により構成される。この場合、対象部材の回転に伴い検出部40aと被検出部5との距離が変化することで、車輪速センサ40からパルス状の信号が出力され、当該パルスをカウントすることで車輪3の回転速度が得られる。なお、被検出部5が、N極とS極とが対象部材の回転方向に沿って交互に着磁されることで形成され、車輪速センサ40が、ホール素子や磁気抵抗素子等の磁気検出素子を備える構成とすることもできる。なお、車輪速センサ40の検出情報は、例えば、ABS(Antilock Brake System)制御を行うために用いられる。この場合、各車輪3の検出された回転速度に基づき、ABS制御に必要な推定車速やスリップ率等が導出される。
図2に示すように、車輪速センサ40は、モータケース20に対して径方向Rの外側であって、径方向Rに見てモータケース20と重なる位置に配置されている。本実施形態では、車輪速センサ40は、車輪速センサ40の全体が径方向Rに見てモータケース20と重なるように配置されている。また、車輪速センサ40は、径方向Rに見てホイールモータ10と重なる位置に配置されている。本実施形態では、車輪速センサ40は、車輪速センサ40の全体が径方向Rに見てホイールモータ10と重なるように配置されている。具体的には、車輪速センサ40の軸方向第一側L1の部分が、径方向Rに見てステータコア12aと重なり、車輪速センサ40の軸方向第二側L2の部分が、径方向Rに見て軸方向第二側L2のコイルエンド部12bと重なっている。また、車輪速センサ40は、被検出部5に対して軸方向Lに対向するように配置されている。具体的には、車輪速センサ40の検出部40aが、被検出部5に対して隙間を空けて軸方向Lに対向するように配置されている。
本実施形態では、モータケース20は、当該モータケース20の外周部分から径方向Rの外側に突出するフランジ部23を有している。フランジ部23は、第一ケース部21の筒状部29に対して径方向Rの外側に突出するように形成されている。そして、車輪速センサ40はフランジ部23に取り付けられている。なお、本明細書では、ある部材(以下、「取付対象部材」という。)に取り付けられることには、取付対象部材に直接取り付けられることの他、他の部材を介して取付対象部材に取り付けられることも含まれる。本実施形態では、車輪速センサ40は、ブラケット50を介してフランジ部23に取り付けられている。すなわち、車輪速センサ40は、フランジ部23に取り付けられたブラケット50に保持されている。ブラケット50の詳細については後述する。
本実施形態では、図2に示すように、車輪速センサ40が取り付けられるフランジ部23は、モータケース20の外周部分における合わせ面24の形成部位に設けられている。本実施形態では、合わせ面24の形成部位において第二ケース部22が第一ケース部21に対して径方向Rの外側に突出する突出部を有しており、少なくとも当該突出部によりフランジ部23が形成されている。そして、この突出部の軸方向第二側L2の端面により、合わせ面24を径方向Rの外側に延長した延長面22aが形成されている。すなわち、本実施形態では、第二ケース部22が延長面22aを有している。そして、車輪速センサ40が、延長面22aに取り付けられている。
本実施形態では、車輪速センサ40は、延長面22aに取り付けられたブラケット50に保持されている。左輪3L用のモータケース20を左輪用ケース20Lとし、右輪3R用のモータケース20を右輪用ケース20Rとすると、図3〜図6に示すように、本実施形態では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに、共通のブラケット50が取り付けられている。同様に、本実施形態では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに、共通の車輪速センサ40が取り付けられている。なお、図3は、左輪用駆動装置1Lを軸方向第二側L2から見た図であり、図4は、右輪用駆動装置1Rを軸方向第二側L2から見た図である。ブラケット50は、図2及び図5に示すように、延長面22aに当接する第一当接面51を有している。第一当接面51は、延長面22aに対して面接触する形状に形成される。本実施形態では、延長面22aは平面状(軸方向Lに直交する平面状)に形成され、これに対応して第一当接面51も平面状に形成されている。そして、本実施形態では、第一当接面51が延長面22aに当接した状態で、ブラケット50が第一締結部材91(本例では締結ボルト)によりフランジ部23(第二ケース部22)に固定されている。なお、第一締結部材91は、フランジ部23に形成された挿通孔23aに対して軸方向第一側L1から挿入された状態で、ブラケット50に設けられた第一締結孔53に締結されている。
本実施形態では、第一ケース部21は、延長面22aに対して交差する方向に延びる被当接面21aを有している。本実施形態では、被当接面21aは、延長面22aに対して直交する方向に延びるように形成されている。被当接面21aは、第一ケース部21における第二ケース部22との接合面を形成する部分(軸方向第一側L1の端面が合わせ面24となる部分)の、外周面の一部により形成されている。そして、ブラケット50は、第一当接面51に加えて、被当接面21aに当接する第二当接面52を有している。第二当接面52は、被当接面21aに対して面接触する形状に形成される。本実施形態では、被当接面21aは平面状に形成され、これに対応して第二当接面52も平面状に形成されている。そして、第一当接面51が延長面22aに当接すると共に第二当接面52が被当接面21aに当接した状態で(図5参照)、ブラケット50が第一締結部材91によりフランジ部23に固定されている。本実施形態では、第二当接面52が「当接面」に相当する。
図2〜図6に示すように、本実施形態では、ブラケット50は、車輪速センサ40を保持する保持部56と、延長面22aに固定される取付部55とを有している。保持部56と取付部55は一体的に形成されている。そして、取付部55の軸方向第一側L1の端面により第一当接面51が形成されている。また、取付部55の径方向Rの内側の端面により第二当接面52が形成されている。取付部55には、上述した第一締結孔53が形成されている。保持部56は、取付部55に対して軸方向第二側L2に配置されている。また、保持部56は、取付部55に対して径方向Rの内側に配置されている。これにより、車輪速センサ40の検出部40aを、ブラケット50のモータケース20に対する取付位置(本実施形態では延長面22a或いは挿通孔23aの形成位置)に対して径方向Rの内側に配置することが可能となっている。保持部56には、締結ボルト(図示せず)を締結するための第二締結孔54が形成され、車輪速センサ40は、当該締結ボルトにより保持部56に固定されている。図5及び図6に示すように、第二締結孔54は、保持部56に保持された状態の車輪速センサ40の検出部40aとは周方向Cの異なる位置に配置される。
ところで、左輪用駆動装置1Lと右輪用駆動装置1Rとの間での性能や特性の共通化等の観点から、左輪用駆動装置1Lと右輪用駆動装置1Rとが、上述した対称面S(図7参照)に関して互いに鏡像対称となる構成(形状及び配置構成)を有することが好ましい。この点を考慮して、本実施形態では、図3〜図6に示すように、左輪用ケース20Lと右輪用ケース20Rとが、左輪用ケース20Lと右輪用ケース20Rとの軸方向Lの間における軸方向Lに直交する仮想面を対称面S(図7参照)として、ブラケット50の取り付け部(本実施形態では、フランジ部23或いは延長面22a)を含む外周部分の形状が互いに鏡像対称となる形状に形成されている。すなわち、本実施形態では、ブラケット50のモータケース20に対する取付位置は、フランジ部23に形成された挿通孔23a(図2参照)の位置となるが、この挿通孔23aは、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれにおいて互いに鏡像対称となる位置に形成される。よって、本実施形態では、ブラケット50の左輪用ケース20Lに対する径方向Rの取付位置及び周方向Cの取付位置が、それぞれ、ブラケット50の右輪用ケース20Rに対する径方向Rの取付位置及び周方向Cの取付位置と等しくなっている。なお、本実施形態では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれの全体の形状が、対称面Sに関して互いに鏡像対称となる形状に形成されている。
図3及び図4に示すように、本実施形態では、車輪速センサ40は、回転軸Aを含む平面であって当該車輪速センサ40における周方向Cの中心を通る仮想面に関して、周方向Cの一方側と他方側とで非対称な形状を有している。これに対応して、ブラケット50も、回転軸Aを含む平面であって当該ブラケット50における周方向Cの中心を通る仮想面に関して、周方向Cの一方側と他方側とで非対称な形状を有している。このような場合であっても、車輪速センサ40及びブラケット50の左輪用ケース20Lにおける周方向Cの配置領域と、車輪速センサ40及びブラケット50の右輪用ケース20Rにおける周方向Cの配置領域とが一致或いは概ね一致することが、車輪速センサ40やブラケット50をできるだけ径方向Rの内側に配置して装置全体の小型化を図るという観点から望ましい。このような観点から、本実施形態では、第一締結孔53を、ブラケット50における周方向Cの中央部に形成している。これにより、図3及び図4から明らかなように、車輪速センサ40及びブラケット50の左輪用ケース20Lにおける周方向Cの配置領域と、車輪速センサ40及びブラケット50の右輪用ケース20Rにおける周方向Cの配置領域とを一致させることができる。なお、図3及び図4に示す例では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに共通の周方向Cの基準位置(図3及び図4において上下方向に平行に延びる破線の位置)を設定した場合に、ブラケット50及び車輪速センサ40の周方向Cの配置領域は、第一締結孔53の周方向位置(角度θBで示す位置)を中心とし、ブラケット50の周方向幅と同じ大きさの領域となる。
本実施形態では、車輪速センサ40がブラケット50に保持された状態で、車輪速センサ40の検出部40aの周方向位置は、第一締結孔53の周方向位置(本実施形態では、ブラケット50の周方向Cの中心位置)から周方向Cの一方側にずれている。よって、図3及び図4に示すように、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aは、第一締結孔53に対して周方向第一側C1の位置(角度θLで示す位置)に配置されるのに対して、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aは、第一締結孔53に対して周方向第二側C2の位置(角度θRで示す位置)に配置される。すなわち、車輪速センサ40の検出部40aは、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれにおいて互いに鏡像対称となる位置には配置されない。具体的には、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aと、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aとは、ブラケット50の周方向Cの取付位置(角度θBで示す位置)に対して周方向Cの互いに反対側に同じ角度だけずれた位置に配置される。すなわち、θB=(θL+θR)/2の関係が成立している。
そして、本実施形態では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに備えられる、ブラケット50の第二当接面52に対して径方向Rの内側から当接する被当接面21a(図2、図5、図6参照)を、ブラケット50の周方向Cの取付位置(本実施形態では、挿通孔23aの周方向位置)と周方向Cの同じ位置において径方向Rに直交する平面となるように形成している。これにより、周方向Cの位置は互いに異なるものの、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aと、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aとを径方向Rの同じ位置に配置することができる。すなわち、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40(検出部40a)の、左輪用駆動装置1Lに設けられた被検出部5に対する径方向Rの位置関係と、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40(検出部40a)の、右輪用駆動装置1Rに設けられた被検出部5に対する径方向Rの位置関係とを一致させることができる。この結果、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに共通のブラケット50及び共通の車輪速センサ40を取り付ける場合であっても、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40と右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40との間で検出性能や検出特性が大きく異なることを回避することが可能となっている。すなわち、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに、車輪速センサ40を適切に取り付けることが可能となっている。なお、第二当接面52は、ブラケット50を第一締結部材91によりフランジ部23に固定する際の、締め付けトルクの反力を受ける面となる。
〔第二の実施形態〕
駆動装置の第二の実施形態について、図8〜図14を参照して説明する。以下では、本実施形態の駆動装置1について、第一の実施形態との相違点を中心に説明する。特に明記しない点については、第一の実施形態と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態でも、第一の実施形態と同様に、車輪速センサ40は、モータケース20に取り付けられたブラケット50に保持されている。但し、本実施形態では、ブラケット50は、第一ケース部21と第二ケース部22との合わせ面24を延長した延長面22aではなく、モータケース20における合わせ面24よりも軸方向第二側L2の部分に取り付けられている。すなわち、本実施形態では、ブラケット50は、第一ケース部21に取り付けられており、車輪速センサ40は、第一ケース部21に取り付けられたブラケット50に保持されている。
具体的には、図8、図12、及び図14に示すように、第一ケース部21は、軸方向第二側L2を向く取付面81を備えている。取付面81及び後述する被当接面82は、被検出部5に対して軸方向第一側L1に配置されている。本実施形態では、取付面81は、平面状(本例では、軸方向Lに直交する平面状)に形成されている。本実施形態では、図8に示すように、取付面81は、モータケース20のフランジ部23における軸方向第二側L2の部分に形成されている。一方、図8に示すように、ブラケット50は、取付面81に当接する第一当接面58を備えている。第一当接面58は、取付面81に対して面接触する形状に形成される。本実施形態では、取付面81が平面状に形成され、これに対応して第一当接面58も平面状に形成されている。そして、本実施形態では、第一当接面58が取付面81に当接した状態で、ブラケット50が第三締結部材93(本例では締結ボルト)により第一ケース部21に固定されている(図11、図13参照)。図12及び図14に示すように、第一ケース部21における取付面81の形成部分に、取付面81において軸方向第二側L2に開口する締結孔83が形成されており、第三締結部材93は、ブラケット50に形成された挿通孔(図示せず)に対して軸方向第二側L2から挿入された状態で、締結孔83に締結されている。本実施形態では、取付面81或いは締結孔83の形成位置が、ブラケット50のモータケース20に対する取付位置となる。すなわち、取付面81或いは締結孔83の周方向位置が、ブラケット50の周方向Cの取付位置となり、取付面81或いは締結孔83の径方向位置が、ブラケット50の径方向Rの取付位置となる。
図12及び図14に示すように、第一ケース部21は、上述した取付面81に加えて、取付面81に対して交差する方向に延びる単数又は複数の被当接面82を備えている。被当接面82は、取付面81よりも軸方向第二側L2に配置される。本実施形態では、被当接面82は、取付面81から連続して軸方向第二側L2に向かって延びるように形成されている。本実施形態では、被当接面82は、取付面81に対して直交する方向に延びるように形成されている。また、本実施形態では、被当接面82は、平面状に形成されている。本実施形態では、被当接面82の軸方向Lの幅は、当該被当接面82内で軸方向Lに直交する方向における被当接面82の幅よりも狭く形成されている。一方、図11及び図13に示すように、ブラケット50は、上述した第一当接面58に加えて、被当接面82と同数の、被当接面82に当接する第二当接面59を備えている。第二当接面59は、被当接面82に対して面接触する形状に形成される。本実施形態では、被当接面82が平面状に形成され、これに対応して第二当接面59も平面状に形成されている。そして、第一当接面58が取付面81に当接すると共に第二当接面59が被当接面82に当接した状態で、ブラケット50が第一ケース部21に固定されている。なお、第二当接面59は、ブラケット50を第三締結部材93により第一ケース部21(取付面81)に固定する際の、締め付けトルクの反力を受ける面となる。本実施形態では、第二当接面59が「当接面」に相当する。
図12及び図14に示すように、本実施形態では、第一ケース部21は、複数の被当接面82を備えている。具体的には、第一ケース部21は、第一被当接面82aと第二被当接面82bとの2つの被当接面82を備えている。よって、図9〜図11、図13に示すように、ブラケット50は、複数の第二当接面59を備えている。具体的には、ブラケット50は、第一被当接面82aに当接する第二当接面59と、第二被当接面82bに当接する第二当接面59との、2つの第二当接面59を備えている。本実施形態では、2つの被当接面82は、軸方向Lの同じ位置に配置されている。また、2つの被当接面82は、ブラケット50に対して互いに異なる方向から当接するように配置されている。なお、第一ケース部21が単数の被当接面82を備える構成とした場合には、ブラケット50は単数の第二当接面59を備える。
図8に示すように、本実施形態では、被検出部5は、ブラケット50のモータケース20に対する取付位置に対して径方向Rの外側に配置されている。よって、図9及び図10に示すように、ブラケット50は、第三締結部材93が挿入される部分よりも径方向Rの外側の部分で、車輪速センサ40(検出部40a)を保持するように構成されている。なお、図11及び図13に示すように、ブラケット50には、締結ボルト(図示せず)を締結するための第三締結孔57が形成されており、車輪速センサ40は、当該締結ボルトによりブラケット50に固定されている。
本実施形態では、被当接面82のそれぞれは、当接対象の第二当接面59に対して、径方向Rの内側から当接する。すなわち、被当接面82のそれぞれについて、被当接面82の外方へ向かう法線方向は、径方向Rの外側へ向かう成分を有する。また、図9及び図10に示すように、第一被当接面82aは、ブラケット50の周方向Cの取付位置(本実施形態では、図12及び図14に示す締結孔83の周方向位置)に対して周方向第一側C1に配置され、第二被当接面82bは、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向第二側C2に配置されている。そして、本実施形態でも、第一の実施形態と同様に、左輪用ケース20Lと右輪用ケース20Rとは、ブラケット50の取付け部(本実施形態では取付面81)を含む外周部分の形状が対称面S(図7参照)に関して互いに鏡像対称となる形状に形成されている。よって、本実施形態では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれが、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの両側のそれぞれに、ブラケット50に形成された第二当接面59に対して径方向Rの内側から当接する被当接面82を有している。
そして、本実施形態でも、第一の実施形態と同様に、車輪速センサ40は、回転軸Aを含む平面であって当該車輪速センサ40における周方向Cの中心を通る仮想面に関して、周方向Cの一方側と他方側とで非対称な形状を有している。また、ブラケット50も、回転軸Aを含む平面であって当該ブラケット50における周方向Cの中心を通る仮想面に関して、周方向Cの一方側と他方側とで非対称な形状を有している。そして、本実施形態では、締結孔83に締結される第三締結部材93の挿通孔を、ブラケット50における周方向Cの中央部に形成している。そして、ブラケット50の左輪用ケース20Lに対する径方向Rの取付位置及び周方向Cの取付位置は、それぞれ、ブラケット50の右輪用ケース20Rに対する径方向Rの取付位置及び周方向Cの取付位置と等しくなっている。これにより、図9及び図10から明らかなように、車輪速センサ40及びブラケット50の左輪用ケース20Lにおける周方向Cの配置領域と、車輪速センサ40及びブラケット50の右輪用ケース20Rにおける周方向Cの配置領域とを一致させることが可能となっている。なお、図9及び図10に示す例では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに共通の周方向Cの基準位置(図9及び図10において上下方向に平行に延びる破線の位置)を設定した場合に、ブラケット50及び車輪速センサ40の周方向Cの配置領域は、ブラケット50の周方向Cの取付位置(角度θBで示す位置)を中心とし、ブラケット50の周方向幅と同じ大きさの領域となる。
図9及び図10に示すように、本実施形態でも、第一の実施形態と同様に、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aと、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aとは、ブラケット50の周方向Cの取付位置(角度θBで示す位置)に対して周方向Cの互いに反対側に同じ角度だけずれた位置に配置されている。すなわち、θB=(θL+θR)/2の関係が成立している。そして、本実施形態では、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの一方側に配置された被当接面82と、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの他方側に配置された被当接面82とが、回転軸Aを含む平面であってブラケット50の周方向Cの取付位置を通る仮想面を対称面Tとして、互いに鏡像対称となる形状に形成されている。すなわち、第一被当接面82aと第二被当接面82bとが、対称面Tに関して互いに鏡像対称となる形状に形成されている。言い換えれば、第一被当接面82a(或いはその延長面)と対称面Tとの交差角と、第二被当接面82b(或いはその延長面)と対称面Tとの交差角とが、互いに等しい角度(以下、「設定角」という。)となっている。これにより、第一の実施形態と同様に、周方向Cの位置は互いに異なるものの、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aと、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aとを径方向Rの同じ位置に配置することが可能となっている。なお、ここでは、上記の設定角が鋭角である場合を例として示したが、この設定角を90度や鈍角にすることもできる。
ここでは、第一被当接面82aと第二被当接面82bとが、周方向Cに分離している構成を例として説明したが、第一被当接面82aと第二被当接面82bとが周方向Cに連続して形成される構成とすることもできる。この場合、第一被当接面82aと第二被当接面82bとをまとめて1つの被当接面82とみなしても良い。そして、この場合において、上記の設定角を90度に設定すると、第一被当接面82aと第二被当接面82bとの複合面は、第一の実施形態の被当接面21aと同様に、ブラケット50の周方向Cの取付位置と周方向Cの同じ位置において径方向Rに直交する平面となる。すなわち、第一の実施形態の被当接面21aを、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの一方側に配置される部分(以下、「第一面」という。)と、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの他方側に配置される部分(以下、「第二面」という。)との2つの面に分けて定義すると、これら第一面と第二面とは、回転軸Aを含む平面であってブラケット50の周方向Cの取付位置を通る仮想面を対称面として、互いに鏡像対称となる形状に形成されているといえる。すなわち、第一の実施形態においても、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの一方側に配置された被当接面と、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの他方側に配置された被当接面とが、回転軸Aを含む平面であってブラケット50の周方向Cの取付位置を通る仮想面を対称面として、互いに鏡像対称となる形状に形成されているといえる。当然ながら、第一の実施形態の構成において、上記の設定角を90度ではなく鋭角又は鈍角にすることもできる。
〔その他の実施形態〕
駆動装置のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の各実施形態では、車輪速センサ40が、回転軸Aを含む平面であって当該車輪速センサ40における周方向Cの中心を通る仮想面に関して、周方向Cの一方側と他方側とで非対称な形状を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、車輪速センサ40が、周方向Cの一方側と他方側とで対称な形状を有する構成とすることもできる。また、上記の各実施形態では、ブラケット50が、回転軸Aを含む平面であって当該ブラケット50における周方向Cの中心を通る仮想面に関して、周方向Cの一方側と他方側とで非対称な形状を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、ブラケット50が、周方向Cの一方側と他方側とで対称な形状を有する構成とすることもできる。
(2)上記第一の実施形態では、被当接面21aが、ブラケット50の周方向Cの取付位置と周方向Cの同じ位置において径方向Rに直交する平面(以下、「基準平面」という。)となるように形成される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aと、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aとの間の径方向Rの位置の差が、それぞれの車輪速センサ40の検出性能の適切な確保の観点から許容される範囲内に収まる程度、被当接面21aが上記基準平面から傾くように形成される構成とすることもできる。
(3)上記第二の実施形態では、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの一方側に配置された被当接面82と、ブラケット50の周方向Cの取付位置に対して周方向Cの他方側に配置された被当接面82とが、回転軸Aを含む平面であってブラケット50の周方向Cの取付位置を通る仮想面を対称面Tとして、互いに鏡像対称となる形状に形成される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、左輪用ケース20Lに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aと、右輪用ケース20Rに取り付けられた車輪速センサ40の検出部40aとの間の径方向Rの位置の差が、それぞれの車輪速センサ40の検出性能の適切な確保の観点から許容される範囲内に収まることを条件に、これら2つの被当接面82が、対称面Tに関して互いに非対称な形状に形成される構成とすることもできる。
(4)上記第一の実施形態では、ブラケット50の周方向Cの中央部に第一締結孔53が形成された構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第一締結孔53が、ブラケット50の周方向Cの中央部から周方向Cの一方側にずれた位置に形成される構成、すなわち、ブラケット50のモータケース20に対する周方向Cの取付位置が、ブラケット50の周方向Cの中央部と一致しない構成とすることもできる。また、上記第二の実施形態では、ブラケット50の周方向Cの中央部に、第三締結部材93の挿通孔が形成された構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第三締結部材93の挿通孔が、ブラケット50の周方向Cの中央部から周方向Cの一方側にずれた位置に形成される構成、すなわち、ブラケット50のモータケース20に対する周方向Cの取付位置が、ブラケット50の周方向Cの中央部と一致しない構成とすることもできる。
(5)上記の各実施形態では、左輪用ケース20L及び右輪用ケース20Rのそれぞれに、共通のブラケット50及び共通の車輪速センサ40が取り付けられる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、左輪用ケース20Lと右輪用ケース20Rとに、互いに異なる構成のブラケット50や互いに異なる構成の車輪速センサ40が取り付けられる構成とすることもできる。この場合、例えば、左輪用ケース20Lに取り付けられるブラケット50と右輪用ケース20Rに取り付けられるブラケット50とが、対称面Sに関して互いに鏡像対称となる形状に形成された構成や、左輪用ケース20Lに取り付けられる車輪速センサ40と右輪用ケース20Rに取り付けられる車輪速センサ40とが、対称面Sに関して互いに鏡像対称となる形状に形成された構成とすることができる。
(6)上記第一の実施形態では、ブラケット50が、延長面22aに当接する第一当接面51と、被当接面21aに当接する第二当接面52とを有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、ブラケット50が、第一当接面51及び第二当接面52のいずれか一方のみ(例えば、第一当接面51のみ)を有する構成とすることもできる。また、上記第二の実施形態では、ブラケット50が、取付面81に当接する第一当接面58と、被当接面82に当接する第二当接面59とを有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、ブラケット50が、第一当接面58及び第二当接面59のいずれか一方のみ(例えば、第一当接面58のみ)を有する構成とすることもできる。
(7)上記第一の実施形態では、車輪速センサ40が取り付けられるフランジ部23が、合わせ面24の形成部位に設けられた構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、車輪速センサ40が取り付けられるフランジ部23が、合わせ面24とは異なる部位(例えば、筒状部29等の合わせ面24に対して軸方向第二側L2の部分)に設けられる構成とすることもできる。また、上記の各実施形態では、車輪速センサ40がモータケース20のフランジ部23に取り付けられる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、車輪速センサ40が、モータケース20における曲面状或いは平面状の外周面が形成された部分(例えば、筒状部29の外周部)に取り付けられる構成とすることもできる。このように、合わせ面24を径方向Rの外側に延長した延長面22aに車輪速センサ40が取り付けられない構成とすることもできる。
(8)上記第一の実施形態では、第二ケース部22が、車輪速センサ40が取り付けられる延長面22aを有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第一ケース部21が、合わせ面24を径方向Rの外側に延長した延長面(軸方向第一側L1を向く面)を有し、当該延長面に車輪速センサ40が取り付けられる構成とすることもできる。例えば、上記実施形態で例示したブラケット50とは異なり、ブラケット50が第二当接面52に対して軸方向第一側L1に当該第二当接面52よりも径方向Rの内側に突出する突出部を有する場合に、当該突出部の軸方向第二側L2の端面が第一ケース部21の上記延長面に当接する構成とすることができる。
(9)上記の各実施形態では、車輪速センサ40がモータケース20に取り付けられたブラケット50に保持される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、車輪速センサ40がモータケース20に直接取り付けられる構成とすることもできる。
(10)上記の各実施形態では、被検出部5が設けられる対象部材が、ブレーキディスク61が外周部に固定された支持部64である構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、ハブ30を対象部材とし、或いは支持部64とは別のハブ30と一体回転する部材(例えば、車輪3やブレーキディスク61等)を対象部材とすることもできる。このような場合でも、被検出部5を、対象部材における摩擦面61aよりも径方向Rの内側の部分に形成すると好適である。
(11)上記の各実施形態では、車輪速センサ40が、車輪速センサ40の全体が径方向Rに見てホイールモータ10と重なるように配置される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、車輪速センサ40が、車輪速センサ40の一部のみが径方向Rに見てホイールモータ10と重なるように配置される構成や、車輪速センサ40が径方向Rに見てホイールモータ10と重ならないように、ホイールモータ10とは軸方向Lの異なる位置に車輪速センサ40が配置される構成とすることもできる。
(12)上記の各実施形態では、車輪速センサ40がモータケース20に取り付けられる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、車輪速センサ40が、モータケース20とは別の非回転部材であって、ハブ30に対する軸方向L及び径方向Rの位置が固定された部材に取り付けられる構成とすることもできる。
(13)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎないと理解されるべきである。従って、当業者は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
〔上記実施形態の概要〕
以下、上記において説明した駆動装置の概要について説明する。
車輪(3)の駆動用のホイールモータ(10)と、前記ホイールモータ(10)を収容するモータケース(20)と、前記モータケース(20)に対して回転可能に支持されると共に前記車輪(3)が取り付けられるハブ(30)と、前記車輪(3)の回転速度を検出する車輪速センサ(40)と、を備えた駆動装置(1)であって、前記車輪速センサ(40)は、前記モータケース(20)に対して前記ホイールモータ(10)の回転軸(A)を基準とする径方向(R)の外側であって、前記径方向(R)に見て前記モータケース(20)と重なる位置に配置され、更に、前記車輪速センサ(40)は、前記ハブ(30)又は前記ハブ(30)と一体回転する部材に設けられた被検出部(5)に対して、前記回転軸(A)を基準とする軸方向(L)に対向するように配置されている。
この構成によれば、車輪速センサ(40)が、モータケース(20)に対して径方向(R)の外側であって、径方向(R)に見てモータケース(20)と重なる位置に配置される。よって、車輪速センサ(40)が径方向(R)に見てモータケース(20)と重ならない場合に比べて、車輪速センサ(40)とモータケース(20)とが径方向(R)に見て重なる分だけ装置の軸方向(L)の全長を短く抑えることが可能となる。
更に、上記の構成によれば、車輪速センサ(40)が被検出部(5)に対して軸方向(L)に対向するように配置されるため、車輪速センサ(40)に対して径方向内側に被検出部(5)を配置する必要がない。よって、モータケース(20)に対して径方向(R)の外側であって径方向(R)に見てモータケース(20)と重なる位置に配置される車輪速センサ(40)を、モータケース(20)に対して径方向(R)に近づけて配置することが容易となる。この結果、他の部材との干渉を避けて車輪速センサ(40)を配置することや、装置の径方向(R)の大型化を抑制しつつ車輪速センサ(40)を配置することが容易となる。
以上のように、上記の構成によれば、装置の軸方向(L)の小型化を図りつつ車輪速センサ(40)を設けることが可能となる。
ここで、前記車輪速センサ(40)は、前記径方向(R)に見て前記ホイールモータ(10)と重なる位置に配置されていると好適である。
この構成によれば、車輪速センサ(40)が径方向(R)に見てホイールモータ(10)と重ならない場合に比べて、径方向(R)に見て車輪速センサ(40)がモータケース(20)と重複する割合を高めることが容易となる。よって、装置の軸方向(L)の小型化をより一層図ることができる。
また、前記モータケース(20)は、第一ケース部(21)と、前記第一ケース部(21)に対して前記軸方向(L)の一方側から取り付けられる第二ケース部(22)とを備え、前記第一ケース部(21)又は前記第二ケース部(22)は、前記第一ケース部(21)と前記第二ケース部(22)との合わせ面(24)を前記径方向(R)の外側に延長した延長面(22a)を有し、前記車輪速センサ(40)が前記延長面(22a)に取り付けられていると好適である。
この構成によれば、車輪速センサ(40)の軸方向(L)の取付精度を、延長面(22a)によって適切に確保することができる。よって、車輪速センサ(40)と被検出部(5)との間の軸方向(L)の離間距離を適切なものとして、車輪速センサ(40)による車輪(3)の回転速度の検出性能を適切に確保することが容易となる。なお、上記の構成によれば、モータケース(20)が第一ケース部(21)と第二ケース部(22)とを有する場合に、既存の部材或いは構造を有効に利用して延長面(22a)を形成することができるという利点もある。
また、摩擦面(61a)を有して摩擦制動装置(60)を構成するブレーキディスク(61)が、前記ハブ(30)と一体回転するように前記ハブ(30)に取り付けられ、前記ハブ(30)又は前記ハブ(30)と一体回転する部材を対象部材として、前記被検出部(5)が、前記対象部材における前記摩擦面(61a)よりも前記径方向(R)の内側の部分に形成されていると好適である。
この構成によれば、被検出部(5)が、対象部材における摩擦面(61a)と径方向(R)の位置が共通する部分や、対象部材における摩擦面(61a)よりも径方向(R)の外側の部分に形成される場合に比べて、車輪速センサ(40)と他の部材(例えば、ブレーキディスク(61)に当接する部材等)との干渉を避けることが容易となり、その分だけ、被検出部(5)に対して軸方向(L)に対向するように配置される車輪速センサ(40)の形状や配置位置に関する自由度を高めることができる。
また、前記モータケース(20)は、当該モータケース(20)の外周部分から前記径方向(R)の外側に突出するフランジ部(23)を有し、前記車輪速センサ(40)は、前記フランジ部(23)に取り付けられたブラケット(50)に保持されていると好適である。
この構成によれば、車輪速センサ(40)を保持するブラケット(50)がフランジ部(23)に取り付けられるため、比較的加工が容易なフランジ部(23)を利用して、ブラケット(50)をモータケース(20)に対して適切に固定することができる。また、ブラケット(50)を用いることで、車輪速センサ(40)の検出部(40a)の位置をブラケット(50)の形状に応じて比較的自由に設定することができる。よって、被検出部(5)の形成位置に応じて、被検出部(5)に対して軸方向(L)に対向するように車輪速センサ(40)を適切に配置することができる。
また、前記モータケース(20)は、第一ケース部(21)と、前記第一ケース部(21)に対して前記軸方向(L)の一方側である軸方向第一側(L1)から取り付けられる第二ケース部(22)とを備え、前記被検出部(5)は、前記第一ケース部(21)と前記第二ケース部(22)との合わせ面(24)に対して前記軸方向第一側(L1)とは反対側である軸方向第二側(L2)に配置され、前記第二ケース部(22)は、前記合わせ面(24)を前記径方向(R)の外側に延長した延長面(22a)を有し、前記第一ケース部(21)は、前記延長面(22a)に対して交差する方向に延びる被当接面(21a)を有し、前記ブラケット(50)は、前記延長面(22a)に当接する第一当接面(51)と、前記被当接面(21a)に当接する第二当接面(52)と、を有すると好適である。
この構成によれば、車輪速センサ(40)を保持するブラケット(50)の軸方向(L)の取付精度を、延長面(22a)によって適切に確保することができる。更に、上記の構成によれば、ブラケット(50)を、延長面(22a)に加えて、延長面(22a)に対して交差する方向に延びる被当接面(21a)においてもモータケース(20)と当接させることができるため、軸方向(L)周りの角度に関するブラケット(50)の取付精度も適切に確保することが可能となる。
また、前記モータケース(20)は、第一ケース部(21)と、前記第一ケース部(21)に対して前記軸方向(L)の一方側である軸方向第一側(L1)から取り付けられる第二ケース部(22)とを備え、前記第一ケース部(21)は、前記軸方向第一側(L1)とは反対側である軸方向第二側(L2)を向く取付面(81)と、前記取付面(81)に対して交差する方向に延びる単数又は複数の被当接面(82)とを、前記被検出部(5)に対して前記軸方向第一側(L1)に有し、前記車輪速センサ(40)は、前記第一ケース部(21)に取り付けられたブラケット(50)に保持され、前記ブラケット(50)は、前記取付面(81)に当接する第一当接面(58)と、前記被当接面(82)と同数の、前記被当接面(82)に当接する第二当接面(59)と、を有すると好適である。
この構成によれば、車輪速センサ(40)を保持するブラケット(50)の軸方向(L)の取付精度を、取付面(81)によって適切に確保することができる。更に、上記の構成によれば、ブラケット(50)を、取付面(81)に加えて、取付面(81)に対して交差する方向に延びる単数又は複数の被当接面(82)においても第一ケース部(21)と当接させることができるため、軸方向(L)周りの角度に関するブラケット(50)の取付精度を適切に確保することが可能となる。更には、第二ケース部(22)よりも軸方向第二側(L2)に配置される第一ケース部(21)における軸方向第二側(L2)を向く取付面(81)に、ブラケット(50)を取り付けることができるため、被検出部(5)に近い位置にブラケット(50)を取り付けることが可能となり、ブラケット(50)を小型化しやすいという利点もある。
また、左右一対の車輪(3)のそれぞれに取り付けられて対応する車輪(3)を駆動する一対のドライブユニット(2)を備える車両において、当該一対のドライブユニット(2)のそれぞれに用いられ、前記車輪速センサ(40)は、前記回転軸(A)を含む平面であって当該車輪速センサ(40)における前記回転軸(A)を基準とする周方向(C)の中心を通る仮想面に関して、前記周方向(C)の一方側と他方側とで非対称な形状を有し、前記車輪速センサ(40)は、前記モータケース(20)に取り付けられたブラケット(50)に保持され、左輪用の前記モータケース(20)である左輪用ケース(20L)と、右輪用の前記モータケース(20)である右輪用ケース(20R)とは、前記左輪用ケース(20L)と前記右輪用ケース(20R)との前記軸方向(L)の間における前記軸方向(L)に直交する仮想面を対称面(S)として、前記ブラケット(50)の取り付け部を含む外周部分の形状が互いに鏡像対称となる形状に形成され、前記左輪用ケース(20L)及び前記右輪用ケース(20R)のそれぞれに、共通の前記ブラケット(50)が取り付けられ、前記ブラケット(50)の前記左輪用ケース(20L)に対する前記径方向(R)の取付位置及び前記周方向(C)の取付位置が、それぞれ、前記ブラケット(50)の前記右輪用ケース(20R)に対する前記径方向(R)の取付位置及び前記周方向(C)の取付位置と等しく、前記左輪用ケース(20L)に取り付けられた前記車輪速センサ(40)の検出部(40a)と、前記右輪用ケース(20R)に取り付けられた前記車輪速センサ(40)の検出部(40a)とが、前記ブラケット(50)の前記周方向(C)の取付位置に対して前記周方向(C)の互いに反対側に同じ角度だけずれた位置に配置されると好適である。
この構成によれば、車輪速センサ(40)が周方向(C)の一方側と他方側とで非対称な形状を有すると共に、左輪用ケース(20L)及び右輪用ケース(20R)のそれぞれに共通のブラケット(50)を取り付ける場合でも、左輪用ケース(20L)に取り付けられた車輪速センサ(40)の検出部(40a)の、ブラケット(50)の周方向(C)の取付位置からの周方向Cの位置ずれ量と、右輪用ケース(20R)に取り付けられた車輪速センサ(40)の検出部(40a)の、ブラケット(50)の周方向(C)の取付位置からの周方向Cの位置ずれ量とを、互いに等しくすることができる。よって、上記のように、周方向(C)の一方側と他方側とで非対称な形状を有する車輪速センサ(40)を用いる場合であっても、左輪用ケース(20L)に取り付けられた車輪速センサ(40)と右輪用ケース(20R)に取り付けられた車輪速センサ(40)との間で検出性能や検出特性を大きく異ならせることなく、左輪用ケース(20L)及び右輪用ケース(20R)のそれぞれに車輪速センサ(40)を取り付けることが可能となる。
また、前記左輪用ケース(20L)及び前記右輪用ケース(20R)のそれぞれは、前記ブラケット(50)に形成された当接面(52)に対して、前記径方向(R)の内側から当接する被当接面(21a)を有し、前記被当接面(21a)が、前記ブラケット(50)の前記周方向(C)の取付位置と前記周方向(C)の同じ位置において前記径方向(R)に直交する平面となるように形成されていると好適である。
この構成によれば、左輪用ケース(20L)に取り付けられた車輪速センサ(40)の検出部(40a)と、右輪用ケース(20R)に取り付けられた車輪速センサ(40)の検出部(40a)とを、径方向(R)の同じ位置に配置することが容易となる。よって、左輪用ケース(20L)に取り付けられた車輪速センサ(40)と右輪用ケース(20R)に取り付けられた車輪速センサ(40)との間で検出性能や検出特性を大きく異ならせることなく、左輪用ケース(20L)及び右輪用ケース(20R)のそれぞれに車輪速センサ(40)を取り付けることが容易となる。すなわち、左輪用ケース(20L)及び右輪用ケース(20R)のそれぞれに共通のブラケット(50)を用い、少なくともブラケット(50)の取り付け部に関して上記対称面(S)に関して左右対称のモータケース(20)を用いることができる。
また、前記左輪用ケース(20L)及び前記右輪用ケース(20R)のそれぞれは、前記ブラケット(50)の前記周方向(C)の取付位置に対して前記周方向(C)の両側のそれぞれに、前記ブラケット(50)に形成された当接面(59)に対して前記径方向(R)の内側から当接する被当接面(82)を有し、前記ブラケット(50)の前記周方向(C)の取付位置に対して前記周方向(C)の一方側に配置された前記被当接面(82a)と、前記ブラケット(50)の前記周方向(C)の取付位置に対して前記周方向(C)の他方側に配置された前記被当接面(82b)とが、前記回転軸(A)を含む平面であって前記ブラケット(50)の前記周方向(C)の取付位置を通る仮想面を対称面(T)として、互いに鏡像対称となる形状に形成されていると好適である。
この構成によっても、左輪用ケース(20L)に取り付けられた車輪速センサ(40)の検出部(40a)と、右輪用ケース(20R)に取り付けられた車輪速センサ(40)の検出部(40a)とを、径方向(R)の同じ位置に配置することが容易となる。よって、左輪用ケース(20L)に取り付けられた車輪速センサ(40)と右輪用ケース(20R)に取り付けられた車輪速センサ(40)との間で検出性能や検出特性を大きく異ならせることなく、左輪用ケース(20L)及び右輪用ケース(20R)のそれぞれに車輪速センサ(40)を取り付けることが容易となる。すなわち、左輪用ケース(20L)及び右輪用ケース(20R)のそれぞれに共通のブラケット(50)を用い、少なくともブラケット(50)の取り付け部に関して上記対称面(S)に関して左右対称のモータケース(20)を用いることができる。
1:駆動装置
2:ドライブユニット
3:車輪
5:被検出部
10:ホイールモータ
20:モータケース
20L:左輪用ケース
20R:右輪用ケース
21:第一ケース部
21a:被当接面
22:第二ケース部
22a:延長面
23:フランジ部
24:合わせ面
30:ハブ
40:車輪速センサ
40a:検出部
50:ブラケット
51:第一当接面
52:第二当接面(当接面)
58:第一当接面
59:第二当接面(当接面)
60:摩擦制動装置
61:ブレーキディスク
61a:摩擦面
81:取付面
82:被当接面
A:回転軸
C:周方向
L:軸方向
L1:軸方向第一側
L2:軸方向第二側
R:径方向
S,T:対称面

Claims (10)

  1. 車輪の駆動用のホイールモータと、前記ホイールモータを収容するモータケースと、前記モータケースに対して回転可能に支持されると共に前記車輪が取り付けられるハブと、前記車輪の回転速度を検出する車輪速センサと、を備えた駆動装置であって、
    前記車輪速センサは、前記モータケースに対して前記ホイールモータの回転軸を基準とする径方向の外側であって、前記径方向に見て前記モータケースと重なる位置に配置され、
    更に、前記車輪速センサは、前記ハブ又は前記ハブと一体回転する部材に設けられた被検出部に対して、前記回転軸を基準とする軸方向に対向するように配置されている駆動装置。
  2. 前記車輪速センサは、前記径方向に見て前記ホイールモータと重なる位置に配置されている請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記モータケースは、第一ケース部と、前記第一ケース部に対して前記軸方向の一方側から取り付けられる第二ケース部とを備え、
    前記第一ケース部又は前記第二ケース部は、前記第一ケース部と前記第二ケース部との合わせ面を前記径方向の外側に延長した延長面を有し、
    前記車輪速センサが前記延長面に取り付けられている請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 摩擦面を有して摩擦制動装置を構成するブレーキディスクが、前記ハブと一体回転するように前記ハブに取り付けられ、
    前記ハブ又は前記ハブと一体回転する部材を対象部材として、前記被検出部が、前記対象部材における前記摩擦面よりも前記径方向の内側の部分に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の駆動装置。
  5. 前記モータケースは、当該モータケースの外周部分から前記径方向の外側に突出するフランジ部を有し、
    前記車輪速センサは、前記フランジ部に取り付けられたブラケットに保持されている請求項1から4のいずれか一項に記載の駆動装置。
  6. 前記モータケースは、第一ケース部と、前記第一ケース部に対して前記軸方向の一方側である軸方向第一側から取り付けられる第二ケース部とを備え、
    前記被検出部は、前記第一ケース部と前記第二ケース部との合わせ面に対して前記軸方向第一側とは反対側である軸方向第二側に配置され、
    前記第二ケース部は、前記合わせ面を前記径方向の外側に延長した延長面を有し、
    前記第一ケース部は、前記延長面に対して交差する方向に延びる被当接面を有し、
    前記ブラケットは、前記延長面に当接する第一当接面と、前記被当接面に当接する第二当接面と、を有する請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記モータケースは、第一ケース部と、前記第一ケース部に対して前記軸方向の一方側である軸方向第一側から取り付けられる第二ケース部とを備え、
    前記第一ケース部は、前記軸方向第一側とは反対側である軸方向第二側を向く取付面と、前記取付面に対して交差する方向に延びる単数又は複数の被当接面とを、前記被検出部に対して前記軸方向第一側に有し、
    前記車輪速センサは、前記第一ケース部に取り付けられたブラケットに保持され、
    前記ブラケットは、前記取付面に当接する第一当接面と、前記被当接面と同数の、前記被当接面に当接する第二当接面と、を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の駆動装置。
  8. 左右一対の車輪のそれぞれに取り付けられて対応する車輪を駆動する一対のドライブユニットを備える車両において、当該一対のドライブユニットのそれぞれに用いられ、
    前記車輪速センサは、前記回転軸を含む平面であって当該車輪速センサにおける前記回転軸を基準とする周方向の中心を通る仮想面に関して、前記周方向の一方側と他方側とで非対称な形状を有し、
    前記車輪速センサは、前記モータケースに取り付けられたブラケットに保持され、
    左輪用の前記モータケースである左輪用ケースと、右輪用の前記モータケースである右輪用ケースとは、前記左輪用ケースと前記右輪用ケースとの前記軸方向の間における前記軸方向に直交する仮想面を対称面として、前記ブラケットの取り付け部を含む外周部分の形状が互いに鏡像対称となる形状に形成され、
    前記左輪用ケース及び前記右輪用ケースのそれぞれに、共通の前記ブラケットが取り付けられ、
    前記ブラケットの前記左輪用ケースに対する前記径方向の取付位置及び前記周方向の取付位置が、それぞれ、前記ブラケットの前記右輪用ケースに対する前記径方向の取付位置及び前記周方向の取付位置と等しく、
    前記左輪用ケースに取り付けられた前記車輪速センサの検出部と、前記右輪用ケースに取り付けられた前記車輪速センサの検出部とが、前記ブラケットの前記周方向の取付位置に対して前記周方向の互いに反対側に同じ角度だけずれた位置に配置される請求項1から7のいずれか一項に記載の駆動装置。
  9. 前記左輪用ケース及び前記右輪用ケースのそれぞれは、前記ブラケットに形成された当接面に対して、前記径方向の内側から当接する被当接面を有し、
    前記被当接面が、前記ブラケットの前記周方向の取付位置と前記周方向の同じ位置において前記径方向に直交する平面となるように形成されている請求項8に記載の駆動装置。
  10. 前記左輪用ケース及び前記右輪用ケースのそれぞれは、前記ブラケットの前記周方向の取付位置に対して前記周方向の両側のそれぞれに、前記ブラケットに形成された当接面に対して前記径方向の内側から当接する被当接面を有し、
    前記ブラケットの前記周方向の取付位置に対して前記周方向の一方側に配置された前記被当接面と、前記ブラケットの前記周方向の取付位置に対して前記周方向の他方側に配置された前記被当接面とが、前記回転軸を含む平面であって前記ブラケットの前記周方向の取付位置を通る仮想面を対称面として、互いに鏡像対称となる形状に形成されている請求項8に記載の駆動装置。
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