JP2017137881A - ロボット及び可撓性歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボットの構成要素である可撓性歯車の寿命を長くする。【解決手段】ロボットは、第1部材と、アームを含んで構成され、前記第1部材に対して回動可能に設けられた第2部材と、前記第1部材に対して回動する駆動力を前記第2部材に伝達する歯車装置と、を有し、前記歯車装置は、可撓性歯車と前記可撓性歯車と噛み合う噛合い歯車とを備える。前記可撓性歯車を構成する材料において、粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下である。【選択図】図7
Description
本発明は、ロボット及び可撓性歯車装置に関する。
変速機の一種として、波動歯車装置(可撓性歯車装置)が知られている(例えば特許文献1)。この波動歯車装置に用いられる可撓性歯車は鉄合金で形成されており、鉄合金の結晶粒の平均粒径を1〜10μmに調整することが記載されている。
可撓性歯車の寿命を長くすること、更には可能性歯車を用いたロボットの寿命を長くすることが求められている。本願の発明者は、可撓性歯車の鉄合金の粒径ではなく、可撓性歯車に含まれる不可避不純物の粒径及び個数と、可撓性歯車の寿命との間には関係があり、可撓性歯車の寿命を長くできる条件を見出した。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ロボットが提供される。このロボットは、第1部材と、アームを含んで構成され、前記第1部材に対して回動可能に設けられた第2部材と、前記第1部材に対して回動する駆動力を前記第2部材に伝達する歯車装置と、を有し、前記歯車装置は、可撓性歯車と前記可撓性歯車と噛み合う噛合い歯車とを備える。前記可撓性歯車を構成する材料において、粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下である。
この形態によれば、可撓性歯車を構成する材料が含んでいる非金属介在物について、粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下であるので、可撓性歯車の寿命を長くでき、ロボットの寿命を長くできる。
この形態によれば、可撓性歯車を構成する材料が含んでいる非金属介在物について、粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下であるので、可撓性歯車の寿命を長くでき、ロボットの寿命を長くできる。
(2)上記形態において、可撓性歯車を構成する材料の引張強度が1100MPa以上2100MPa以下の範囲内にあってもよい。
この形態によれば、可撓性歯車を構成する材料の引張強度が1100MPa以上2100MPa以下の範囲内にあるので、可撓性歯車の寿命をさらに長くできる。
この形態によれば、可撓性歯車を構成する材料の引張強度が1100MPa以上2100MPa以下の範囲内にあるので、可撓性歯車の寿命をさらに長くできる。
(3)上記形態において、前記可撓性歯車は、外歯を有し、前記噛合い歯車は、前記外歯と噛み合う内歯を有してもよい。
(4)上記形態において、前記可撓性歯車は、円筒形状の筒部と、前記筒部の一方の端部に配置されている円形の底部と、前記筒部の他方の端部に開口している開口部と、を有してもよい。
この形態によれば、可撓性歯車は、円筒形状の筒部と、筒部の一方の端部に配置されている円形の底部と、筒部の他方の端部に開口している開口部と、を有しているので、プレスにより容易に製造できる。
この形態によれば、可撓性歯車は、円筒形状の筒部と、筒部の一方の端部に配置されている円形の底部と、筒部の他方の端部に開口している開口部と、を有しているので、プレスにより容易に製造できる。
(5)上記形態において、可撓性歯車の材料は、炭素鋼を含んでいてもよい。この形態によれば、可撓性歯車の材料は、炭素鋼を含んでいるので可撓性歯車の硬度を増すことができる。
(6)上記形態において、可撓性歯車の材料は、合金鋼を含んでいてもよい。この形態によれば、可撓性歯車の材料は、合金鋼を含んでいるので可撓性歯車を強靭にできる。
(7)上記形態において、可撓性歯車の材料は、ステンレス鋼を含んでいてもよい。この形態によれば、可撓性歯車の材料は、ステンレス鋼を含んでいるので、可撓性歯車を錆にくくできる。
(8)上記形態において、前記歯車装置は、減速機であってもよい。この形態によれば、可撓性歯車装置によって、ロボットのトルクを増大できる。
(9)本発明の一形態によれば、歯車装置が提供される。この歯車装置は、可撓性歯車と、前記可撓性歯車と噛み合う噛合い歯車と、前記可撓性歯車の内周に内接する回転伝達部と、を備える。前記可撓性歯車を構成する材料において、粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下である。
この形態によれば、可撓性歯車を構成する材料について、粒径が5μ以上20μm未満の非金属介在物の数量が1mm2あたり10個以下であるので、可撓性歯車の寿命を長くできる。
この形態によれば、可撓性歯車を構成する材料について、粒径が5μ以上20μm未満の非金属介在物の数量が1mm2あたり10個以下であるので、可撓性歯車の寿命を長くできる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ロボット、可撓性歯車装置の他、変速機、増速機、加速機等の様々な形態で実現することができる。
・第1の実施形態:
図1は、ロボット10の一例を示す説明図である。ロボット10は、第1部材301と、第2部材302と、第3部材303と、第4部材304と、第5部材305と、第6部材306と、第7部材307と、第8部材308と、第9部材309と、第10部材310と、把持部311と、を備える。第1部材301は、他の部材を支える基部である。第2部材302は、第1部材301の上に、鉛直方向の軸を回転軸として、回転可能に配置されている。第3部材303は、第2部材302と接続され、第2部材302を通る水平方向の軸を回転軸として、回転可能に配置されている。以下、同様に、第n部材(nは、2〜10のいずれかの自然数)は、第(n−1)部材を通る所定の軸周りに回転可能に接続されている。なお、第n部材(nは、2〜10のいずれかの自然数)は、アームを備えていても良い。把持部311は、一対の指311a、311bを備えている。把持部311は、一対の指311a、311bの間隔を狭め、あるいは広げることにより、他の物を掴む動作や離す動作を実行することができる。
図1は、ロボット10の一例を示す説明図である。ロボット10は、第1部材301と、第2部材302と、第3部材303と、第4部材304と、第5部材305と、第6部材306と、第7部材307と、第8部材308と、第9部材309と、第10部材310と、把持部311と、を備える。第1部材301は、他の部材を支える基部である。第2部材302は、第1部材301の上に、鉛直方向の軸を回転軸として、回転可能に配置されている。第3部材303は、第2部材302と接続され、第2部材302を通る水平方向の軸を回転軸として、回転可能に配置されている。以下、同様に、第n部材(nは、2〜10のいずれかの自然数)は、第(n−1)部材を通る所定の軸周りに回転可能に接続されている。なお、第n部材(nは、2〜10のいずれかの自然数)は、アームを備えていても良い。把持部311は、一対の指311a、311bを備えている。把持部311は、一対の指311a、311bの間隔を狭め、あるいは広げることにより、他の物を掴む動作や離す動作を実行することができる。
図2は、ロボット10の第1部材301と第2部材302とその構成を示す説明図である。第1部材301は、駆動部200と変速機100と、を備える。駆動部200と変速機100とは、第1回転軸150により接続されている。変速機100は、第2回転軸160と接続されており、第2回転軸160は、第2部材302と接続されている。駆動部200としては、特に限定は無く、電動モーターや、超音波モーターが使用可能である。駆動部200が第1回転軸150を回転させると、変速機100が回転数を減速し、第2回転軸160を回転させる。第2回転軸160が回転すると、第2部材302が、回転する。すなわち、第1部材301に対して、第2部材302を回転させることができる。図2では、ロボット10の第1部材301と第2部材302を用いて説明したが、ロボット10は、第2部材302と第3部材303についても同様の関係を有する構成を有しており、第2部材302に対して、第3部材303を回転させることができる。すなわち、ロボット10は、第(n−1)部材(nは、2〜10のいずれかの自然数)と第n部材についても同様の関係を有する構成を有しており、第n部材は、第(n−1)部材に対して回転可能である。なお、本実施形態では、変速機100を減速機として使用しているが、変速機100の入力と出力の接続を逆にすれば、変速機100は、増速機としても使用できる。
図3は、第1の実施形態の変速機100の構成を示す説明図である。変速機100は、可撓性歯車110と、回転伝達部120と、剛性歯車130と、を備える可撓性歯車装置である。
可撓性歯車110は、外歯112を有する円筒形状の筒部114と、筒部114の一方の端部に配置されている円形の底部116と、筒部114の他方(底部116と反対側)の端部に開口している開口部118とを有する。可撓性歯車110の底部116は、第2回転軸160(出力軸)に接続されている。
回転伝達部120は、筒部114の軸Oを中心として回転する楕円状カム122と、楕円状カム122の外周に設けられ筒部114の内周に内接する軸受け124とを有する楕円形の部材である。軸受け124は、回転伝達部120と可撓性歯車110との間の摩擦を低減し、滑らかに動作させることができる。なお、軸受け124は、省略しても良い。なお、可撓性歯車110の開口部118の内周と、回転伝達部120の外周とは、同じ長さであることが好ましい。可撓性歯車110と、回転伝達部120とが、隙間無く接触する。楕円状カム122は、第1回転軸150(入力軸)に接続されている。
剛性歯車130は、可撓性歯車110の外歯112と噛み合う内歯132を備える筒部134を備える部材であり、噛合い歯車と言える。筒部134は、円形である。回転伝達部120が可撓性歯車110の開口部118に挿入されると、可撓性歯車110の筒部114の開口部118は、楕円形に変形する。このとき、可撓性歯車110の開口部118の楕円の長径方向で、可撓性歯車110の外歯112と剛性歯車130の内歯132とが噛み合う。なお、可撓性歯車110の開口部118の楕円の短径方向では、可撓性歯車110の外歯112と剛性歯車130の内歯132とは、離間し、噛み合わない。可撓性歯車110の外歯112と剛性歯車130の内歯132とが噛み合う位置は、回転伝達部120の回転と同期して回転する。なお、剛性歯車(噛合い歯車)は可撓性歯車よりも剛性が高い。ここで「剛性」とは物体が曲げ・捻じれなどによる破壊に耐える能力のことを意味する。言い換えれば剛性歯車は可撓性歯車のように撓まない歯車である。
可撓性歯車110の外歯112の歯数よりも、剛性歯車130の内歯132の歯数の方が多いため、可撓性歯車110は、回転伝達部120の回転数よりも小さい回転数で回転する。具体的には、可撓性歯車110の外歯112の歯数をn1、剛性歯車130の内歯132の歯数をn2とすると、この変速機100の入力回転数に対する出力回転数は、回転数は、n1/(n2−n1)となる。また、この時のn1とn2の歯数差は2m(m:正の整数)枚とされ、一般には2枚とされている。例えばn1=100、n2=102とすれば、回転伝達部120が50回回転すると、可撓性歯車110は1回回転する。すなわち、減速比として、非常に大きな減速比50を得ることができる。また、可撓性歯車110の開口部118は、楕円であるが、ほぼ真円に近い楕円であり、可撓性歯車110の開口部118は弾性変形の領域で変形する。
図4は、可撓性歯車の製造工程を示すフローチャートである。ステップS100では、原材料を、真空中または低圧のアルゴン、ヘリウムなどの不活性ガス雰囲気中で真空溶解して鋳造する。原材料としては、鉄系材料として、炭素鋼、合金鋼(低合金鋼、合金工具鋼等、高張力鋼、マルエージング鋼)、ステンレス鋼(析出硬化型ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼)等が使用できるが、強度と加工性のバランスが良いクロムモリブデン鋼、ニッケルクロムモリブデン鋼、マルエージング鋼、析出硬化型ステンレス鋼が望ましい。炭素鋼であれば可撓性歯車110の硬度を増すことができる。また、合金鋼であれば、可撓性歯車110を強靭にできる。さらに、ステンレス鋼であれば、可撓性歯車110を錆にくくできる。真空溶解すると、空気(酸素)と接触しないので、酸化物系の非金属介在物を減らす(少なく、あるいは粒径を小さくする)ことができる。また、硫化物系の非金属介在物は、融点が低く、蒸気圧が高いので、真空溶解あるいは低圧(減圧下)で溶解すると、蒸発して抜けやすい。
ステップS110では、ステップS100で製造した鋳造物をエレクトロスラグ再溶解して、鋳造する。エレクトロスラグ再溶解により、非金属介在物は、溶融した鋼からスラグに取り込まれるので、鋳造物中の非金属介在物を減少させることができる。ステップS100の真空溶解の温度と時間、及びステップS110のエレクトロスラグ再溶解の温度と時間によって、非金属介在物の大きさと量を制御できる。
ステップS120では、鋳造物を圧延して円形の板に加工する。ステップS130では、円形の板をプレスにてカップ型に成型する。
図5は、図4のステップS130の工程を示す説明図である。先ず、ステップS120で製造した円形の板110aを準備する。これを、2つのプレス用の金型400、410の間に挟んでプレスすることで、円形の板110aを塑性変形させて、可撓性歯車110を形成する。すなわち、可撓性歯車110の筒部114と底部116は、同一の円形の板110aから形成された一体の部材である。ここで、金型400は、先端401が細くなっており、根元402が先端401よりも太くなっている。一方、金型410は、底411が狭くなっており、開口側412が底411よりも広くなっている。したがって、形成される可撓性歯車110は、開口部118側が広いため、プレスにより可撓性歯車110を形成した後、プレス用の金型400、410から可撓性歯車110を容易に取り外すことが可能となっている。
図4のステップS140では、ステップS130により製造された可撓性歯車110を焼き入れする。焼き入れをすることで、鋼の組織をオーステナイト組織からマルテンサイト組織に変えることができる。これにより、硬さを増加させることができる。ステップS150では、可撓性歯車110に焼き戻しを行う。焼き入れされた鋼は、硬いが、脆くなる。そこで、焼き戻しを行うことで、可撓性歯車110に粘りを与える。ステップS140の焼き入れ温度と時間、ステップS150の焼き戻しの温度と時間を制御することで、可撓性歯車110を構成する鋼の引っ張り強度を制御することができる。
図6は、非金属介在物数のカウントする工程を示すフローチャートである。ステップS200では、可撓性歯車110の回転軸Oと垂直な断面で可撓性歯車110の外歯112を切断する。断面の面積が小さい場合には、複数箇所で切断しても良い。断面の合計面積としては、数十〜200mm2程度の大きさがあれば良い。ステップS210では、断面を金属顕微鏡で観察し、非金属介在物の個々の面積を測定する。個々の面積の平方根をその非金属介在物の粒径とする。観察にはSEM−EDX(走査型電子顕微鏡−エネルギー分散型X線)などを用いてもよい。
図7は、各サンプルの非金属介在物数と可撓性歯車110の寿命を示す説明図である。可撓性歯車110の寿命は、以下のように、同一材料で複数のサンプルを製造して耐久性試験を行い、50%のサンプルが故障したときの寿命とした。
剛性歯車130の外径:60mm、内径:45mm
可撓性歯車110の外径:45mm
減速比:50
回転伝達部120の回転数:2000rpm
負荷トルク:100Nm
剛性歯車130の外径:60mm、内径:45mm
可撓性歯車110の外径:45mm
減速比:50
回転伝達部120の回転数:2000rpm
負荷トルク:100Nm
図8は、寿命と非鉄介在物の数との関係を示すグラフである。図中に示した1〜11の数字は、図7のサンプル番号である。粒径が5μm以上20μm未満の非金属介在物の数が10個/mm2以下で1×105回転以上の寿命が得られることが分かる。また、1×106回転未満の寿命の領域では、介在物数と、寿命の対数と、がほぼ比例していることがわかる。したがって、粒径が5μm以上20μm未満の非金属介在物の数を10個/mm2以下とすれば、1×105回転以上の十分に長い寿命が得られる。また図7、図8においてサンプル11とその他のサンプルとを比較してみれば、粒径が20μm以上の非金属介在物の数量がゼロであることが、可撓性歯車の寿命を長くする効果があることがわかる。
図9は、寿命と引張強度との関係を示すグラフである。さらに、引張強度が、1100MPa以上、2100MPa以下であれば、8×106回転以上の寿命が得られることがわかる。鋼は、上述したように、焼き入れにより引張強度を増加させると、脆くなるため、引張強度を増加しすぎても、寿命は延びないと思われる。したがって、引張強度は、2100MPa以下とすることが好ましい。
以上、本実施形態によれば、可撓性歯車110を構成する材料が含んでいる非金属介在物について、粒径が5μ以上かつ20μm未満の非金属介在物の数量が可撓性歯車110の断面の1mm2あたり10個以下とすることで、可撓性歯車110の寿命を長くすることが可能となる。さらに、可撓性歯車110を構成する材料の引張強度を1100MPa以上2100MPa以下とすることで、さらに寿命を延ばすことができる。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…ロボット、100…減速機、110…可撓性歯車、110a…板、112…外歯、114…筒部、116…底部、118…開口部、120…回転伝達部、122…楕円状カム、124…軸受け、130…剛性歯車(噛合い歯車)、132…内歯、134…筒部、150…第1回転軸、160…第2回転軸、200…駆動部、400…金型、401…先端、402…根元、410…金型、411…底、412…開口側、301…第1部材、302…第2部材、303…第3部材、304…第4部材、305…第5部材、306…第6部材、307…第7部材、308…第8部材、309…第9部材、310…第10部材、311…把持部、311a…指、311b…指
Claims (9)
- 第1部材と、
アームを含んで構成され、前記第1部材に対して回動可能に設けられた第2部材と、
前記第1部材に対して回動する駆動力を前記第2部材に伝達する歯車装置と、を有し、
前記歯車装置は、可撓性歯車と前記可撓性歯車と噛み合う噛合い歯車とを備え、
前記可撓性歯車を構成する材料において、
粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下である、
ロボット。 - 前記可撓性歯車を構成する材料の引張強度が1100MPa以上2100MPa以下の範囲内にある、請求項1に記載のロボット。
- 前記可撓性歯車は、外歯を有し、
前記噛合い歯車は、前記外歯と噛み合う内歯を有する、
請求項1または2に記載のロボット。 - 前記可撓性歯車は、
円筒形状の筒部と、
前記筒部の一方の端部に配置されている円形の底部と、
前記筒部の他方の端部に開口している開口部と、
を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のロボット。 - 前記可撓性歯車の材料は、炭素鋼を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記可撓性歯車の材料は、合金鋼を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記可撓性歯車の材料は、ステンレス鋼を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロボット。
- 前記歯車装置は、減速機である、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のロボット。
- 可撓性歯車と、
前記可撓性歯車と噛み合う噛合い歯車と、
前記可撓性歯車に回転を伝達する回転伝達部と、
を備え、
前記可撓性歯車を構成する材料において、
粒径が5μ以上20μm未満の範囲内にある非金属介在物の数量が前記可撓性歯車の断面の1mm2あたり10個以下である、
可撓性歯車装置。
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2016
- 2016-02-01 JP JP2016016930A patent/JP2017137881A/ja active Pending
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