JP2017133430A - 電動ターボコンプレッサ - Google Patents

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誠 武山
Makoto Takeyama
誠 武山
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Abstract

【課題】ハウジング内で飛散等するオイルが換気用通路に浸入するのを効果的に抑制することのできる電動ターボコンプレッサを提供する。【解決手段】ステータ1およびロータ3を備えたモータ4と、モータ4を収容するハウジング5と、ロータ3を貫通するシャフト3aを支持するベアリング機構8と、ハウジング5内に形成されたオイル通路5bと、を少なくとも備えた電動ターボコンプレッサ10であって、ハウジング5には位置決め段差5aが設けてあり、位置決め段差5aにステータ1が収容されてモータ4のハウジング5内における位置決めがなされており、位置決め段差5aの無い箇所には、ハウジング5とステータ1の間に隙間Gが形成されており、隙間Gに連通するようにしてハウジング5の肉厚内に換気用通路7が形成されており、換気用通路7が、位置決め段差5a側から位置決め段差5aの無い側へ向かって傾斜して配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される電動ターボコンプレッサに関するものである。
車両に搭載される電動ターボコンプレッサは、ハウジング内にモータが内蔵され、モータを構成するロータを貫通するシャフトがその両端でベアリング機構にて支持されてその全体が構成されている。
上記するベアリング機構の焼き付きを防止するべく、ハウジング内では、シャフトの両端にあるベアリング機構同士をオイル(潤滑油)が流通するオイル通路で繋ぎ、オイルの循環を図る方策が試みられている。
ハウジング内ではオイルが循環することから、シャフトの回転でオイルがハウジング内に飛散したり、ハウジング内がオイルの蒸気で満たされた状態となり易い。
ところで、ハウジングには、たとえばその肉厚内において、ハウジング内を換気してハウジング内の圧力を大気圧雰囲気にするための換気用通路が設けられている。
この換気用通路の先端(ハウジングの外側)には換気弁や換気膜が配設されている。
ハウジング内で飛散等したオイルが上記する換気用通路に浸入し、先端の換気弁まで到達して換気膜に付着すると、換気弁の換気性能が大きく低下する。
このように換気弁の換気性能が低下すると、ハウジング内の圧力が上昇し、圧縮室側へオイルが漏れるといった問題が生じ得る。また、この電動ターボコンプレッサが搭載された車両が燃料電池車の場合は、燃料電池へのオイルのコンタミによって燃料電池の性能低下に繋がる。
したがって、ハウジング内で飛散等するオイルが換気用通路に浸入し難い構造の電動ターボコンプレッサの開発が、当該技術分野で切望されている。
ここで、特許文献1には車両駆動装置が開示されている。具体的には、車両駆動用回転電機を収容する蓋とケースを含む密閉型ケースと、密閉型ケースに設けられる複数の圧力開放弁を備え、圧力開放弁の取付けられる向きは互いに異なる向きにある。また、密閉型ケースはモータジェネレータを収容する第1の空間を他のモータジェネレータを収容する第2の空間と仕切る、連通路を有する仕切り壁を含み、複数の圧力開放弁のうち一つの圧力開放弁は第1の空間部分に設けられ、他の圧力開放弁は第2の空間部分に設けられている。
特開2006−298314号公報
特許文献1に記載の車両駆動装置によれば、内圧の上昇を確実に防止でき、安価なグレードの絶縁材が使用可能になるとしている。ところで、特許文献1に開示される車両駆動装置も、上記するようにハウジング内にモータが収容され、換気用通路を備えたものであることから、この車両駆動装置によっても、上記する課題、すなわち、ハウジング内で飛散等するオイルが換気用通路に浸入するといった課題を内在している。
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、ハウジング内で飛散等するオイルが換気用通路に浸入するのを効果的に抑制することのできる電動ターボコンプレッサを提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による電動ターボコンプレッサは、ステータおよびロータを備えたモータと、前記モータを収容するハウジングと、前記ロータを貫通するシャフトを支持するベアリング機構と、前記ハウジング内に形成されたオイル通路と、を少なくとも備えた電動ターボコンプレッサであって、前記ハウジングには位置決め段差が設けてあり、該位置決め段差に前記ステータが収容されて前記モータの該ハウジング内における位置決めがなされており、前記位置決め段差の無い箇所には、前記ハウジングと前記ステータの間に隙間が形成されており、該隙間に連通するようにして該ハウジングの肉厚内に換気用通路が形成されており、前記ハウジングの肉厚内において、前記換気用通路が、前記位置決め段差側から該位置決め段差の無い側へ向かって傾斜して配設されているものである。
本発明の電動ターボコンプレッサは、ハウジングに位置決め段差を設け、ここにステータを収容してモータのハウジング内における位置決めをおこなうようにし、位置決め段差の無い箇所ではハウジングとステータの間に隙間を形成し、この隙間に連通するようにしてハウジングの肉厚内に換気用通路が形成された構成において、換気用通路の配設形態に特徴を有するものである。
具体的には、ハウジングの肉厚内において、換気用通路が、位置決め段差側から位置決め段差の無い側へ向かって傾斜して配設されているものであり、言い換えれば、オイルが流通してくる方向と逆方向に換気用通路を傾斜配置したものである。
ハウジングに設けられた位置決め段差にはステータが密着してモータが位置決めされることから、位置決め段差とステータの間には隙間ができず、したがってオイルがこれらの間を流通することはない。
一方、換気用通路はハウジング内にその一端の開口(換気用の入り口)を臨ませる必要があることから、この一端の開口をステータとハウジングの間の位置決め段差の無い箇所に形成されている隙間に連通するように設けている。
このような構成において、換気用通路はハウジング内に開放されていることから、ハウジング内で飛散等するオイルも場合によっては換気用通路に浸入することになる。
しかしながら、本発明の電動ターボコンプレッサでは、換気用通路が、位置決め段差側から位置決め段差の無い側へ向かって傾斜して配設されていることから、ステータとハウジングの間の隙間を通過したオイルは、位置決め段差側まで移動してはじめて換気用通路の開口(入り口)に到達できることになる。
すなわち、換気用通路を上記配設形態としたことで、オイルが換気用通路の入り口に到達するまでの距離を可及的に長くすることができ、このことによって、オイルが換気用通路に浸入する可能性を低くすることができ、換気用通路の出口端にある換気弁や換気膜に到達する可能性を低くすることができる。
また、オイルが流通してくる方向と逆方向に換気用通路を傾斜配置したことにより、このことによっても、オイルが換気用通路に浸入する可能性を低くすることができ、換気用通路の出口端にある換気弁や換気膜に到達する可能性を低くすることができる。
本発明の電動ターボコンプレッサは、換気用通路の配設位置や傾斜方向を改良した極めて簡易な構造改良によるものであることから、その製造時間を長くすることはなく、また、製造コストを高騰させるものでもない。
以上の説明から理解できるように、本発明の電動ターボコンプレッサによれば、ハウジングに位置決め段差を設けてここにステータを収容してモータのハウジング内における位置決めをおこなうようにし、位置決め段差の無い箇所ではハウジングとステータの間に隙間を形成し、この隙間に連通するようにしてハウジングの肉厚内に換気用通路が形成された構成において、ハウジングの肉厚内において、換気用通路が、位置決め段差側から位置決め段差の無い側へ向かって傾斜して配設されているものである。このような構成により、オイルが換気用通路の入り口に到達するまでの距離を可及的に長くすることができ、さらには、換気用通路に浸入したオイルが換気用通路において隙間を流通してくる方向と逆方向に流通せざるを得ないことから、換気用通路の出口端にある換気弁や換気膜に到達する可能性を低くすることができる。
本発明の電動ターボコンプレッサの実施の形態の縦断面図である。 図1のII部を拡大した図である。
以下、図面を参照して本発明の電動ターボコンプレッサの実施の形態を説明する。
(電動ターボコンプレッサの実施の形態)
図1は本発明の電動ターボコンプレッサの実施の形態の縦断面図であり、図2は図1のII部を拡大した図である。
図示する電動ターボコンプレッサ10は、モータ4と、モータ4を収容したハウジング5(モータハウジング)と、モータハウジング5に固定された過給機ハウジング6とから大略構成されている。
モータ4は、略円環状に加工された電磁鋼板が積層され、径方向内側に突出するティースとティース間に形成されたスロットを備えたステータ1と、ステータ1のティース周りに不図示のボビンもしくは絶縁紙等を介して配設されたコイル2と、ステータ1の中央開口に配設されてシャフト3aが貫通したロータ3と、から構成されている。
ロータ3もステータ1と同様、電磁鋼板が積層して構成されており、その径方向に磁極数に応じた不図示の永久磁石が磁石用スロット内に配設されている。
シャフト3aの左右の二箇所は固有のベアリング機構8で回転自在に支持されており、また、シャフト3aの左側では、回転側のメカニカルシール9aと固定側のメカニカルシール9bが設けられており、これらのメカニカルシール9a、9bにてモータハウジング5と過給機ハウジング6のシール構造が形成されている。
ハウジング5にはステータ1の被固定箇所1aと係合する位置決め段差5aが形成されており、位置決め段差5aとステータ1の被固定箇所1aが密着してステータ1の固定が図られ、ハウジング5内におけるモータ4の位置決め固定が図られている。
また、ステータ1のうち、被固定箇所1a以外の箇所とハウジング5の間には換気用の隙間Gが形成されており、この隙間Gと流体連通する換気用通路7がハウジング5の肉厚内に形成されている。
換気用通路7の一端(入り口7’)は隙間Gに通じており、換気用通路7の他端には換気弁7aと換気膜7bが取り付けられている。
ハウジング5の肉厚内にはオイル通路5bが形成されており、たとえば図示例では、左右のベアリング機構8間に連通するように形成されている。
ハウジング5内には不図示のオイル溜りがあり、オイル通路5bを介してオイルが左右のベアリング機構8に循環され、このオイルにてベアリング機構8の焼き付きを防止するようになっている。
また、ハウジング5内は、シャフト3aの回転によってオイルが飛散し、さらには、オイルの蒸気で満たされた状態となっている。
図1,2で示すように、ハウジング5の肉厚内に形成されている換気用通路7は、位置決め段差1a側から位置決め段差1aの無い側へ向かって傾斜して配設されている。
言い換えれば、図2において隙間Gをオイルが流通してくる方向(X1方向)と逆斜め方向(Y2方向)に換気用通路7が傾斜配置されている。
図から明らかなように、換気用通路7はハウジング5の内部に開放されていることから、ハウジング5内で飛散等するオイルも場合によっては換気用通路7に浸入し得る(X2方向)。
しかしながら、電動ターボコンプレッサ10では、換気用通路7が、位置決め段差1a側から位置決め段差1aの無い側へ向かって傾斜して配設されていることから、ステータ1とハウジング5の間の隙間Gを通過した(X1方向)オイルは、位置決め段差1a側まで移動してはじめて換気用通路7の入り口7’に到達できることになる。
すなわち、換気用通路7を上記する配設形態としたことで、オイルが換気用通路7の入り口に到達するまでの距離を可及的に長くすることができ、このことによって、オイルが換気用通路7に浸入する可能性を低くすることができ、換気用通路7の出口端にある換気弁7aや換気膜7bに到達する可能性を低くすることができる。
また、オイルが流通してくる方向と逆斜め方向(Y2方向)に換気用通路7を傾斜配置したことにより、このことによっても、オイルが換気用通路7に浸入する可能性を低くすることができ、換気用通路7の出口端にある換気弁7aや換気膜7bにオイルが到達する可能性を低くすることができる。
したがって、オイルが換気用通路7の先端の換気弁7aまで到達して換気膜7bに付着し、換気弁7aの換気性能が大きく低下するといった問題は生じ得ない。このため、換気弁7aの換気性能が低下し、ハウジング5内の圧力が上昇し、圧縮室側へオイルが漏れるといった問題も生じ得ない。また、この電動ターボコンプレッサ10が燃料電池車に搭載されている場合においては、燃料電池へのオイルのコンタミの危険性が無いことから、このオイルのコンタミによって燃料電池の性能が低下するといった問題も生じ得ない。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…ステータ、1a…被固定箇所、2…コイル、3…ロータ、3a…シャフト、4…モータ、5…ハウジング(モータハウジング)、5a…位置決め段差、5b…オイル通路、6…過給機ハウジング、7…換気用通路、7a…換気弁、7b…換気膜、8…ベアリング機構、10…電動ターボコンプレッサ

Claims (1)

  1. ステータおよびロータを備えたモータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ロータを貫通するシャフトを支持するベアリング機構と、
    前記ハウジング内に形成されたオイル通路と、を少なくとも備えた電動ターボコンプレッサであって、
    前記ハウジングには位置決め段差が設けてあり、該位置決め段差に前記ステータが収容されて前記モータの該ハウジング内における位置決めがなされており、
    前記位置決め段差の無い箇所には、前記ハウジングと前記ステータの間に隙間が形成されており、該隙間に連通するようにして該ハウジングの肉厚内に換気用通路が形成されており、
    前記ハウジングの肉厚内において、前記換気用通路が、前記位置決め段差側から該位置決め段差の無い側へ向かって傾斜して配設されている、電動ターボコンプレッサ。
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