JP2017127511A - 咀嚼検出装置及び食習慣管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】正確かつ簡単に咀嚼を検出可能な咀嚼検出装置及び食習慣管理システムを提供する。【解決手段】頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力するセンサ12と、検知信号に基づく値と変動量の大小を判別するための閾値とを比較することで、変動量の大きい咀嚼検出区間と変動量の小さい非咀嚼検出区間とを判別する咀嚼検出区間判別手段46と、咀嚼回数を計数する咀嚼回数計数手段48と、を備え、咀嚼回数計数手段48は、咀嚼検出区間のみで咀嚼回数を計数する。【選択図】図4

Description

本発明は、被検知部位の変動量を検知し咀嚼を検出する咀嚼検出装置及び食習慣管理システムに関する。
適切な咀嚼回数で食事を行うことは、認知症及び生活習慣病の予防、健康の増進に効果があることが知られている。このような効果を期待して、自治体や学校等では適切な咀嚼回数の実行が奨励されており、厚生労働省では一口30回以上噛んで食べることを目標とする「噛ミング30(カミングサンマル)」運動が提唱されている。
適切な咀嚼回数で食事を行うことの効果は、ある程度認知されているものの、実際に適切な咀嚼回数で食事を行うことが広く普及しているとは言い難い。この原因の1つとして、食事をしながらの咀嚼回数の計数が難しいことが挙げられる。これを解決すべく、咀嚼回数を自動で計数する装置が提案されている。
咀嚼回数を自動で計数する装置としては、加速度センサを使用して咀嚼時の頬部及び頭部の動きから一口毎の咀嚼回数を計数可能な咀嚼計(例えば、特許文献1参照)や、バンドを介して頭部に装着された静電センサにより咀嚼時の側頭筋の動きを検知し、これに基づき咀嚼回数を計数する咀嚼計数装置(例えば、特許文献2参照)等がある。
特開2007−89701号公報 特開2012−5664号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の咀嚼計及び咀嚼計数装置によれば、咀嚼回数を自動で計数することが可能となり、簡単に食事中の咀嚼回数を把握することが可能とある。
しかしながら、これらの咀嚼計及び咀嚼計数装置に限らず、咀嚼回数を計数する従来の技術では、会話等の咀嚼以外の動作を咀嚼として誤認識してしまうことがある。また一口の開始及び終了(食べ物を口に含む動作及び飲込む動作)の正確な判定が難しく、一口毎の咀嚼回数を正確に計数することが難しい。
本発明の目的は、正確かつ簡単に咀嚼を検出可能な咀嚼検出装置及び食習慣管理システムを提供することである。
本発明は、頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力する検知手段と、前記検知信号に基づく値と前記変動量の大小を判別するための閾値とを比較することで、前記変動量の大きい咀嚼検出区間と前記変動量の小さい非咀嚼検出区間とを判別する咀嚼検出区間判別手段と、を備えることを特徴とする咀嚼検出装置である。
本発明によれば、咀嚼検出区間判別手段により、被検知部位の変動量の大小により咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間とを判別することができるので、咀嚼検出区間外(非咀嚼検出区間)での咀嚼の検出を排除することで咀嚼の誤検出を防止可能であり、正確かつ簡単に咀嚼を検出することが可能となる。また咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間とを判別することで、一口毎の正確な咀嚼回数を簡単に計数することが実現可能となる。
また本発明の咀嚼検出装置は、さらに、前記検知信号から少なくとも低周波成分を除去した変動成分を抽出する変動成分抽出手段を備え、前記咀嚼検出区間判別手段は、前記閾値と比較する前記検知信号に基づく値として、前記変動成分の傾きの大きさに基づく値、又は前記変動成分の大きさに基づく値を用いることを特徴とする。
また本発明の咀嚼検出装置は、さらに、前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも大きい値から小さい値に変化する点、又は前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも小さい値から大きい値に変化する点のいずれか一方の点をクロス点として検出し、連続する2つの前記クロス点の間隔に基づき一噛みの動作を検出する咀嚼検出手段と、前記咀嚼検出手段により検出された一噛みの動作に基づき咀嚼回数を計数する咀嚼回数計数手段と、を備え、前記咀嚼検出手段又は前記咀嚼回数計数手段は、前記咀嚼検出区間のみで一噛みの動作の検出又は前記咀嚼回数の計数を行うことを特徴とする。
本発明によれば、連続する2つのクロス点の間隔(クロス点の周期)に基づき一噛みの動作を検出するので、信号の振幅を利用して一噛みの動作を検出する場合と比べて、センサ特性、咀嚼環境、咀嚼の強弱による影響を受け難く、より正確に一噛みの動作を検出することができる。また咀嚼検出手段又は咀嚼回数計数手段は、咀嚼検出区間のみで一噛みの動作の検出又は咀嚼回数の計数を行うので、咀嚼検出区間のみで咀嚼回数が計数される。これにより正確な咀嚼回数を得ることができる。
また本発明の咀嚼検出装置は、さらに、前記咀嚼検出区間において、所定の咀嚼回数毎、咀嚼回数が所定回数に達したとき、又は所定周期毎の少なくともいずれかの場合に通知を行う通知手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の咀嚼回数毎に通知を行うことができるので、咀嚼回数の進捗を確認しながら咀嚼を行うことができる。また一口毎の咀嚼回数が所定回数に達したときに通知を行うことができるので、例えば、「噛ミング30」運動等の一口毎の咀嚼回数の適正化の推奨に好適に使用することができる。さらに所定周期毎に通知を行うことができるので、咀嚼間隔の適正化を促すことができる。
また本発明は、頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力する検知手段と、前記検知信号から少なくとも低周波成分を除去した変動成分を抽出する変動成分抽出手段と、前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも大きい値から小さい値に変化する点、又は前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも小さい値から大きい値に変化する点のいずれか一方の点をクロス点として検出し、連続する2つの前記クロス点の間隔に基づき一噛みの動作を検出する咀嚼検出手段と、を備えることを特徴とする咀嚼検出装置である。
本発明によれば、連続する2つのクロス点の間隔(クロス点の周期)に基づき一噛みの動作を検出するので、信号の振幅を利用して一噛みの動作を検出する場合と比べて、センサ特性、咀嚼環境、咀嚼の強弱による影響を受け難く、より正確に一噛みの動作を検出することができる。これにより、正確かつ簡単に咀嚼を検出することが可能となる。
また本発明は、頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力するセンサと、前記センサが取付けられる本体と、を備え、前記本体は、着脱手段を備え、さらに前記検知信号に基づき前記センサと被検知部位との距離が適切か否かを判定する状態判定手段と、前記状態判定手段による判定結果に基づき通知を行う通知手段と、前記検知信号に基づき咀嚼を検出する信号処理手段と、を備えることを特徴とする咀嚼検出装置である。
本発明によれば、本体が着脱式なので、汎用性が高く経済的である。また装着時にセンサと被検知部位との距離が適切か否かを判定し通知することができるので、通知を頼りに本体又はセンサを動かしてセンサと被検知部位との距離を調整することが可能となり、装着者の熟練度に依存することなく咀嚼検出の精度を担保することができる。これにより、誰が使用しても正確かつ簡単に咀嚼を検出することが可能となる。
また本発明は、前記咀嚼検出装置と、前記咀嚼検出区間の数に所定の定数を乗算した値を推定摂取量として算出する推定摂取量算出手段とを備えることを特徴とする食習慣管理システムである。
本発明によれば、食事毎に推定摂取量を簡単に算出することができるので、食生活の適正化の促進に好適に使用することができる。
本発明によれば、正確かつ簡単に咀嚼を検出可能な咀嚼検出装置及び食習慣管理システムを提供することができる。
本発明の第1実施形態の咀嚼検出装置1を装着した状態を示す図である。 図1の咀嚼検出装置1の外観を示す図である。 図1の咀嚼検出装置1を使用した食習慣管理システム200の概略構成図である。 図1の咀嚼検出装置1の機能構成図である。 図4の解析手段52の機能構成図である。 図1の咀嚼検出装置1の電源投入時の状態判定処理の流れを示すフローチャートである。 図1の咀嚼検出装置1の装着状態調整後の状態判定処理の流れを示すフローチャートである。 図1の咀嚼検出装置1の咀嚼検出区間判別処理の流れを示すフローチャートである。 図1の咀嚼検出装置1の咀嚼回数計数処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1における咀嚼検出装置1の装着時の検知信号及び検知信号から低周波成分を抽出した信号成分を示すグラフである。 実施例1における咀嚼時の検知信号を示すグラフである。 図11の検知信号の変動成分及び咀嚼パルス信号を示すグラフである。 図12のグラフの一部を抜粋し拡大したグラフである。 図11の検知信号から低周波成分を差し引いた信号成分を示すグラフである。 図11の検知信号の時間軸の範囲を拡大したグラフ、変動成分の傾きの絶対値、該絶対値の移動平均値、及び咀嚼検出区間のオン/オフを示すグラフである。 図12の変動成分の傾きの絶対値、該絶対値の移動平均値、及び咀嚼検出区間のオン/オフを示すグラフである。 咀嚼中における通話時の検知信号、変動成分、咀嚼パルス信号を示すグラフである。 実施例1における咀嚼周期データのヒストグラムを示すグラフである。
図1は、本発明の第1実施形態の咀嚼検出装置1を装着した状態を示す図である。図2は、図1の咀嚼検出装置1の外観を示す図であり、図2(a)が正面図、図2(b)が側面図、図2(c)が背面図である。図3は、図1の咀嚼検出装置1を使用した食習慣管理システム200の概略構成図、図4は、図1の咀嚼検出装置1の機能構成図、図5は、図4の解析手段52の機能構成図である。なお図4では、A/D変換器31を省略している。
図6は、図1の咀嚼検出装置1の電源投入時の状態判定処理の流れを示すフローチャート、図7は、図1の咀嚼検出装置1の装着状態調整後の状態判定処理の流れを示すフローチャート、図8は、図1の咀嚼検出装置1の咀嚼検出区間判別処理の流れを示すフローチャート、図9は、図1の咀嚼検出装置1の咀嚼回数計数処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態の咀嚼検出装置1は、眼鏡101のつる部102に着脱自在な本体11と、ユーザー100の被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力する検知手段であるセンサ12と、検知信号に基づき咀嚼を検出する信号処理手段である信号処理モジュール13と、咀嚼検出装置1の装着状態及び咀嚼状況を通知するスピーカー14と、他のデバイスとの通信を行う通信モジュール15と、電源16と、電源スイッチ17と、通電状態を示す電源ランプ18とを備え、被検知部位の変動量を検知し、これに基づき咀嚼の検出を行う。
以下では、一口毎の咀嚼回数(噛んだ回数)に対し5回毎にスピーカー14を鳴動させ、咀嚼回数が30回に達したときに5回毎の鳴動音とは異なる鳴動音でスピーカー14を鳴動させる機能を主機能として、本実施形態の咀嚼検出装置1を説明するが、咀嚼検出装置1の用途は、これに限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で様々な用途に使用することができる。
咀嚼検出装置1は、センサ12、信号処理モジュール13、スピーカー14、通信モジュール15、電源16、電源スイッチ17、及び電源ランプ18が本体11に固定されており、眼鏡101のつる部102に本体11が取付けられた状態で、ユーザー100のこめかみ(側頭筋)を被検知部位として、センサ12により眼鏡101を装着したユーザー100の皮膚までの距離を測定することで被検知部位の変動量を検知し、ユーザー100の咀嚼を検出する。
本体11は、合成樹脂製の板状部材で形成されており、平板状の基部21の中央部から側面視(図2(b))において逆L字状のクリップ部22が一体的に形成されている。クリップ部22は、着脱手段として機能し、先端部には眼鏡101のつる部102に掛止可能な爪23が形成されている。なお本説明では、本体11のクリップ部22が形成されている面を背面(図2(c))、反対側の面を正面(図2(a))とする。
本体11は、センサ12が固定されている背面が眼鏡101の内側(ユーザー100側)を向くように、眼鏡101のつる部102に爪23を掛止させて眼鏡101に取付けられる。
本体11の材質は、特定の材質に限定されるものではないが、眼鏡101のつる部102に取付けて使用するので、軽量であることが好ましい。本体11の形状は、特定の形状に限定されるものではなく、少なくともユーザー100のこめかみ(側頭筋)の動きを検知可能に、センサ12を固定可能な形状であればよい。また本体11に固定された機器を保護するカバー(図示省略)等を付加してもよい。
センサ12は、公知の反射型フォトセンサであり、図示しない発光素子及び受光素子を有し、発光素子から照射された光の反射光を受光素子で受光し、受光した反射光の強度に応じた強さの電気信号(検知信号)を出力する。通常、光を照射する対象物までの距離に応じて受光する反射光の強度が変化するため、これを利用して対象物までの距離を測定することができる。センサ12は、ユーザー100の皮膚までの距離を測定可能に、本体11の基部21の背面側の中央に固定されている。
センサ12の配置は、特定の配置に限定されるものではないが、中央に配置することで咀嚼検出装置1を眼鏡101のつる部102の左右どちら側に取付けた場合でも、つる部102の長手方向における咀嚼検出装置1の位置の調整代を同量、確保可能となる。
なおセンサ12は、反射型フォトセンサに代えて、例えば、レーザ式変位センサ、超音波式変位センサ等の対象物までの距離に応じた強さの電気信号を出力可能な他の検知手段を用いてもよい。またセンサ12は、ユーザー100に不快感を与えないように非接触式のものを用いることが好ましいが、接触式のものを用いることも可能である。さらにセンサ12は、対象物までの距離を測定するものに限定されるものではなく、例えば、こめかみ(側頭筋)の動きを圧力の変化で検知すべく、圧力センサ等を用いてもよい。
信号処理モジュール13は、A/D変換器31と、MPU32と、ROM33と、RAM34と、タイマー35とを備えている。なお信号処理モジュール13の機器構成は、これに限定されるものではなく、他の機器を用いて信号処理モジュール13を構成することも可能である。
A/D変換器31は、アナログ信号をデジタル信号に変換する公知のA/D変換器であり、センサ12が出力した検知信号をMPU32で処理可能なデジタル信号に変換する。
MPU32は、演算処理を行う公知のMPU(マイクロプロセッサ)、ROM33は、読出し専用の記憶装置である公知のROM(リードオンリーメモリ)、RAM34は、読出し及び書込み可能な記憶装置である公知のRAM(ランダムアクセスメモリ)、タイマー35は、日付及び時刻を計数する公知のタイマーである。
ROM33には、主に、信号処理を行うためのプログラムが記憶されており、RAM34には、主に、後述する閾値等の設定値や咀嚼データが記憶される。なおROM33及びRAM34の用途は、これに限定されるものではなく、例えば、プログラムの一部又は全部がRAM34に記憶されていてもよい。
また信号処理モジュール13は、演算処理を行うプログラムとして、検知信号から高周波成分を除去した低周波成分を抽出する低周波成分抽出手段41と、低周波成分に基づきセンサ12と被検知部位との距離が適切か否かを判定する状態判定手段42と、検知信号から直流成分及び低周波成分を除去した変動成分を抽出する変動成分抽出手段43と、変動成分に基づき後述する咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間とを判別する咀嚼検出区間判別手段46と、変動成分に基づき一噛みの動作を検出する咀嚼検出手段47と、咀嚼回数を計数する咀嚼回数計数手段48と、咀嚼回数を記憶する咀嚼回数カウンタ49と、咀嚼回数に応じてスピーカー14を鳴動させるための分周カウンタ50と、スピーカー14を鳴動させる通知手段51と、咀嚼検出結果の解析等を行う解析手段52と、通信モジュール15との通信処理を行う通信処理手段53とを備えている。なお各プログラムは、適宜、分割及び/又は互いに併合可能である。また各プログラムの階層等も、特に限定されるものではない。さらに各プログラムの一部又は全部を電子機器等のハードウェアで代替することを否定するものではない。
低周波成分抽出手段41は、いわゆるローパスフィルタであり、検知信号から高周波成分を除去した低周波成分を抽出する(図10参照)。
状態判定手段42は、2つの上下限閾値である第1上下限閾値L1及び第2上下限閾値L2を有し、検知信号の低周波成分の値と上下限閾値とを比較することでセンサ12と被検知部位との距離(咀嚼検出装置1の装着状態)が適切か否かを判定する。第2上下限閾値L2は、第1上下限閾値L1の範囲を含み、第1上下限閾値L1の範囲よりも広く設定されている(図10(b)参照)。状態判定手段42による状態判定処理の詳細は、後述する。
状態判定手段42の閾値は、適宜最適な値に設定すればよいが、特に、センサ12やA/D変換器31の出力特性がリニアではない場合に咀嚼検出を精度良く行う上では、センサ12やA/D変換器31の出力特性に応じて、センサ12の測定距離に対する検知信号の分解能が高くなる範囲に閾値を設定することが好ましい。なお低周波成分の値が閾値と同値の場合の取扱いは、適宜決めればよい(以下、他の閾値についても同様)。また上下限閾値は、3つ以上設定してもよい。
変動成分抽出手段43は、いわゆるハイパスフィルタであり、検知信号から直流成分及び低周波成分を除去した変動成分(高周波成分)を抽出する(図11、図12(a)参照)。なお変動成分抽出手段43は、検知信号から低周波成分を差し引いた信号成分を変動成分として抽出してもよい(図14参照)。
咀嚼検出区間判別手段46は、検知信号の変動成分の所定間隔毎の傾き(差)の絶対値を算出し、算出した絶対値を平滑化し、平滑化した値と、被検知部位の変動量の大小を判別するための閾値L3とを比較することで被検知部位の変動量が大きい区間と小さい区間とを判別する。なお変動成分の傾きの絶対値及び移動平均値を算出するときの所定間隔には、検知信号のサンプリング周期を採用するが、これに限定されるものではない。
被検知部位の変動量が大きい区間が咀嚼の検出(計数)を行う咀嚼検出区間であり、変動量が小さい区間が咀嚼の検出(計数)を行わない非咀嚼検出区間である。換言すると、咀嚼検出区間判別手段46は、ユーザー100が咀嚼を行っている区間(咀嚼検出区間)と、咀嚼を行っていない区間(非咀嚼検出区間)とを判別する。
咀嚼検出区間判別手段46は、具体的には、N回目(Nは、任意の整数)にサンプリングされた検知信号の変動成分の値からN−1回目にサンプリングされた検知信号の変動成分の値を減算した値の絶対値を算出し、該絶対値の所定間隔毎の移動平均値を算出し、該移動平均値が閾値L3以上(又は閾値超過)のときに、咀嚼検出区間であると判別する(図15、図16参照)。
つまり、咀嚼検出区間判別手段46は、変動成分の傾きの絶対値の移動平均値が閾値L3以上(又は閾値超過)の区間を咀嚼検出区間として判別し、閾値L3未満(又は閾値以下)の区間を非咀嚼検出区間として判別する。なお以下では、非咀嚼検出区間から咀嚼検出区間に切替わるときを咀嚼検出区間の開始時とし、咀嚼検出区間から非咀嚼検出区間に切替わるときを咀嚼検出区間の終了時として説明する。
移動平均は、時系列データを平滑化する方法の一つであり、N番目の値からN−M番目(Mは、任意の整数)の値までの平均値を算出し、該平均値をN番目の値として採用する方法である。移動平均値を算出するときの母数(Mの値)は、適宜最適な値に設定すればよい。
本実施形態において、咀嚼検出区間判別手段46で用いる、被検知部位の変動量の大小を判別するための閾値L3と比較する検知信号に基づく値は、変動成分の傾きの絶対値の移動平均値であるが、これに限定されるものではない。変動成分の傾きの絶対値に代えて、変動成分の傾きの大きさを示す値、例えば、変動成分の所定間隔毎の傾きを2乗した値を用いてもよい。また変動成分の傾きの絶対値に代えて、変動成分、検知信号、又は検知信号の傾きのうち、いずれかの大きさを示す値(例えば、絶対値や2乗した値)を用いてもよい。ただし変動成分の傾きの大きさを示す値を用いる方が、より正確に咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間との判別を行うことができる。また移動平均値に代えて、例えば、公知のローパスフィルタで用いられる方法等により変動成分の傾きの絶対値を平滑化した値を用いてもよい。
つまり、咀嚼検出区間判別手段46で用いる、被検知部位の変動量の大小を判別するための閾値L3と比較する検知信号に基づく値としては、検知信号、検知信号の傾き、変動成分、又は変動成分の傾きのうち、いずれかの大きさを示す値を平滑化した値を用いることができる。なお検知信号に基づく他の値を用いることを否定するものではない。
咀嚼検出区間判別手段46で使用する閾値L3は、後述する解析手段52の第1閾値算出手段61により算出され更新される。閾値L3の算出方法は、後述する。また閾値L3として予め初期値が設定されており、例えば、出荷後初回使用時に閾値L3が更新されるまでは初期値が使用される。初期値は、適宜最適な値に設定すればよい。
咀嚼検出手段47は、咀嚼検出区間において、変動成分の値がプラスからマイナスに変化するときのゼロ点であるクロス点Pを検出し、1つ前のクロス点Pn−1からの間隔であるクロス点Pの周期Tが上下限閾値以内であるか否かを判定し、クロス点Pの周期Tが上下限閾値以内である場合に一噛みの動作として検出する。
咀嚼検出手段47で使用する上下限閾値は、検出されたクロス点の周期を用いてユーザー100が一噛みの動作を行ったか否かを判定するための閾値であり、ユーザー100が一噛みの動作を行うときの下あごの動きの周期に対応するように上限閾値及び下限閾値が設定される。
咀嚼検出手段47で使用する閾値は、後述する解析手段52の第2閾値算出手段62により算出され更新される。閾値の算出方法は、後述する。また閾値として予め初期値が設定されており、閾値が更新されるまでは初期値が使用される。初期値は、ユーザー100が一噛みの動作を行うときの下あごの動きの周期に対応するように、適宜最適な値に設定すればよい。
なお咀嚼検出手段47において、変動成分の値がマイナスからプラスに変化するときのゼロ点をクロス点としてもよい。またゼロ点に代えて、任意の基準値をクロスする点をクロス点としてもよい。
咀嚼回数計数手段48は、咀嚼検出手段47により一噛みの動作が検出される毎に咀嚼回数カウンタ49の値を1ずつ加算し、分周カウンタ50の値を1ずつ減算する。
咀嚼回数カウンタ49は、咀嚼回数計数手段48が計数した咀嚼回数を記憶する。咀嚼回数カウンタ49の値は、咀嚼検出区間の開始時にゼロにリセットされる。
分周カウンタ50は、設定値として、初期値である目標咀嚼回数と、スピーカー14を所定の咀嚼回数毎に鳴動させるための進捗確認咀嚼回数とを有しており、本実施形態の咀嚼検出装置1では、目標咀嚼回数が30回、進捗確認咀嚼回数が5回に設定されている。なお分周カウンタ50の設定値は、特定の値に限定されるものではなく、例えば、後述するユーザーデバイス202を介して適宜変更することができる。
分周カウンタ50は、咀嚼検出区間の開始時に値が目標咀嚼回数である30にリセットされ、咀嚼検出手段47により一噛みの動作が検出される毎に咀嚼回数計数手段48により、値が1ずつ減算される。
通知手段51は、状態判定手段42による判定結果、及び分周カウンタ50の値に応じて、それぞれ異なる鳴動音でスピーカー14を鳴動させる。具体的には、通知手段51は、電源投入時及び低周波成分の値が第2上下限閾値L2の範囲外であるときにスピーカー14を第1鳴動音で鳴動させ、低周波成分の値が第2上下限閾値L2の範囲内で第1上下限閾値L1の範囲外となったときにスピーカー14を第2鳴動音で鳴動させ、低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲内となったときにスピーカー14を停止させる。
また通知手段51は、分周カウンタ50の値が進捗確認咀嚼回数(5回)分減算される毎にスピーカー14を第3鳴動音で鳴動させ、分周カウンタ50の値がゼロになったときにスピーカー14を第4鳴動音で鳴動させる。
解析手段52は、咀嚼検出区間判別手段46で使用する閾値L3の算出を行う第1閾値算出手段61と、咀嚼検出手段47で使用する閾値の算出を行う第2閾値算出手段62と、咀嚼検出結果に基づく咀嚼データを作成する咀嚼データ作成手段63と、閾値や設定値、咀嚼データ等のRAM34への書込み、RAM34からの読出し、及び削除を行うデータ操作手段64とを含んでいる。
第1閾値算出手段61は、咀嚼検出区間の開始時から逐次、咀嚼検出区間判別手段46によって算出された変動成分の傾きの絶対値の移動平均値の平均値を算出し、咀嚼検出区間の終了時に、算出した平均値に一定の定数を乗算した値を咀嚼検出区間判別手段46で使用する閾値L3として算出する。算出された閾値L3は、データ操作手段64を介してRAM34に書込まれ、次の咀嚼検出区間の判別に使用される。なお咀嚼検出区間判別手段46で使用する閾値L3の算出方法及び算出タイミングは、上記のものに限定されるものではない。
第2閾値算出手段62は、咀嚼検出手段47により検出されたクロス点の周期が上下限閾値以内であるときにクロス点の周期の値を取得し、取得した値に基づき統計処理を行うことで咀嚼検出手段47で使用する上下限閾値を算出する。咀嚼検出手段47で使用する上下限閾値を実測値に基づいた値に更新することで個人差及び咀嚼環境の変化に容易に対応可能となる。第2閾値算出手段62による閾値の算出方法の一例を示すと、取得した値の平均値を算出し、該平均値に所定値を加算した値を上限閾値、減算した値を下限閾値として算出する。
第2閾値算出手段62で閾値を算出するタイミングは、特定のタイミングに限定されるものではなく、例えば、咀嚼区間毎や食事間隔毎、1日毎等でもよいが、ユーザー100の一噛みの周期は、頻繁に変動するものではないので、第1閾値算出手段61と比べて閾値の算出頻度が少なくてもよい。また後述するユーザーデバイス202からの任意のタイミングでの入力により、閾値を算出するようにしてもよい。
咀嚼データ作成手段63は、咀嚼検出区間の開始時に咀嚼検出区間の開始時刻をタイマー35から取得し、咀嚼検出区間の終了時に咀嚼検出区間の終了時刻及び咀嚼回数をタイマー35及び咀嚼回数カウンタ49から取得し、これらのデータテーブルである咀嚼データを咀嚼検出区間毎に作成する。なお咀嚼データの項目は、これに限定されるものではない。作成された咀嚼データは、データ操作手段64を介してRAM34に書込まれる。
また咀嚼データ作成手段63は、1回の食事において摂取した食べ物の推定量である推定摂取量を算出する推定摂取量算出手段65を備えている。推定摂取量は、例えば、1回の食事において食べ物を口に入れた回数(咀嚼検出区間の数)に一定の定数(重量)を乗算して算出可能であり、1回の食事毎に咀嚼データに追加される。なお推定摂取量算出手段65は、後述するユーザーデバイス202及び/又はサーバ203に含まれていてもよい。
データ操作手段64は、第1閾値算出手段61及び第2閾値算出手段62で算出された閾値、咀嚼データ作成手段63で作成された咀嚼データ、後述するユーザーデバイス202から入力された分周カウンタ50の設定値等を随時、RAM34に書込む。また必要に応じて、閾値、設定値、咀嚼データ等のRAM34への書込み、RAM34からの読出し、及び削除を行う。
通信処理手段53は、後述するユーザーデバイス202及び/又はサーバ203に咀嚼データを送信すべく、通信モジュール15とのデータの送受信を行う。通信処理手段53は、例えば、通信モジュール15とユーザーデバイス202及び/又はサーバ203とのペアリングが確立しているときには、咀嚼検出区間の終了時に逐次、咀嚼データを送信し、通信モジュール15とユーザーデバイス202及び/又はサーバ203とのペアリングが確立していないときには、咀嚼データを蓄積しペアリングが確立した時点で蓄積していた咀嚼データを送信する。なお通信処理手段53が咀嚼データを送信するタイミングは、これに限定されるものではない。
スピーカー14は、ユーザー100に咀嚼検出装置1の装着状態及び咀嚼の進捗状況を通知する音源であり、公知のスピーカーやブザー等を用いることができる。
通信モジュール15は、後述するユーザーデバイス202及び/又はサーバ203とのデータの送受信を行うものであり、例えば、公知のブルートゥース(登録商標)モジュールやWi−Fiモジュール、公衆無線等を用いることができる。
電源16は、特定の電源に限定されるものではないが、例えば、USBモジュールを介して充電可能な電池を用いると、利便性が向上する。
電源ランプ18は、咀嚼検出装置1の通電時に点灯する光源であり、例えば、発光ダイオードを用いたLED照明等を用いることができる。なお電源ランプ18を、スピーカー14と同様、通知手段51により動作させるように構成することでユーザー100に咀嚼検出装置1の装着状態及び咀嚼の進捗状況を通知する光源として使用することも可能である。また咀嚼検出装置1の装着状態及び咀嚼の進捗状況を通知する光源を別途、追加してもよい。
次に本実施形態の咀嚼検出装置1による咀嚼の検出、咀嚼回数の計数方法について説明する。ユーザー100は、食事前に、咀嚼検出装置1を眼鏡101に取付け、眼鏡101を装着する。咀嚼検出装置1を眼鏡101に取付ける際には、センサ12が内側(ユーザー100側)を向くように、本体11のクリップ部22を眼鏡101のつる部102に掛止させる。
ユーザー100が咀嚼検出装置1の電源スイッチ17を操作し、咀嚼検出装置1に電源が投入されると、電源ランプ18が点灯し、センサ12から検知信号が一定のサンプリング周期で出力され、検知信号に基づき低周波成分抽出手段41による低周波成分の抽出、センサ12と被検知部位との距離が適切か否かを判定する状態判定処理(図6参照)が開始される。なお電源を投入するタイミングは、装着前でも装着後でもよい。
状態判定処理では、電源投入と同時にスピーカー14が第1鳴動音で鳴動し(ステップS1)、状態判定手段42により低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲内であるか否かが判定される(ステップS2)。通常、電源投入時には、低周波成分の値が第1上下限閾値L1及び第2上下限閾値L2の範囲外であり、状態判定手段42により低周波成分の値が第1上下限閾値の範囲外であると判定され(ステップS2)、さらに第2上下限閾値L2の範囲外であると判定される(ステップS3)。
ユーザー100は、本体11をつる部102上でスライド又は回転させてセンサ12と被検知部位との距離を調整する。センサ12と被検知部位との距離が調整され、低周波成分の値が第2上下限閾値L2の範囲内であると判定されると(ステップS3)、スピーカー14が第2鳴動音で鳴動する(ステップS4)。さらに調整が行われ、低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲内であると判定されると、スピーカー14が停止する(ステップS5)。ユーザー100は、スピーカー14が停止したことを確認し、食事を始める。なおステップS1ではスピーカー14を鳴動させず、ステップS4及びステップS5でスピーカー14を鳴動させるようにしてもよい。
一度、低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲内になり、スピーカー14が停止した後は、低周波成分の値が第2上下限閾値L2の範囲内であるか否かが常時、判定され(ステップS6)、食事中に咀嚼検出装置1の位置がずれて、低周波成分の値が第2上下限閾値L2の範囲外になるとステップS1に戻り、スピーカー14が第1鳴動音で鳴動する(図7参照)。
低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲内になると、変動成分抽出手段43による変動成分の抽出、咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間とを判別する咀嚼検出区間判別処理(図8参照)、及び一噛みの動作を検出し咀嚼回数を計数する咀嚼回数計数処理(図9参照)が開始される。
咀嚼検出区間判別処理では、咀嚼検出区間判別手段46により、変動成分の傾きの絶対値が算出され(ステップS11)、該絶対値の移動平均値が算出され(ステップS12)、該移動平均値が閾値L3以上であるか否かが判定され(ステップS13)、移動平均値が閾値L3以上であれば咀嚼検出区間となり(ステップS14)、移動平均値が閾値L3未満であれば非咀嚼検出区間となる(ステップS15)。この処理が検知信号のサンプリング周期で繰り返される。
ユーザー100が食事を開始し、変動成分の傾きの絶対値の移動平均値が咀嚼検出区間判別手段46の閾値L3以上になると、非咀嚼検出区間から咀嚼検出区間に切替わり、咀嚼検出区間の開始時刻がタイマー35から取得されてRAM34に格納され、咀嚼回数カウンタ49及び分周カウンタ50の値がリセットされる。
咀嚼回数計数処理では、咀嚼検出区間であるか否かが判定され(ステップS20)、咀嚼検出区間である場合に、咀嚼検出手段47により、変動成分からクロス点が検出され(ステップS21)、クロス点の周期が上下限閾値以内であるか否かが判定され(ステップS22)、クロス点の周期が上下限閾値以内であれば咀嚼回数カウンタ49の値が1、加算され(ステップS23)、分周カウンタ50の値が1、減算される(ステップS24)。非咀嚼検出区間である場合には、ステップS21以降の処理は行われない。この処理が検知信号のサンプリング周期で繰り返される。なおステップS20の咀嚼検出区間であるか否かの判定は、ステップS22とステップS23との間で行ってもよい。
分周カウンタ50の値が5回減算される毎にスピーカー14が第3鳴動音で鳴動し、分周カウンタ50の値がゼロになるとスピーカー14が第4鳴動音で鳴動する。ユーザー100は、第3鳴動音により咀嚼回数の進捗を確認し、第4鳴動音により咀嚼回数が適切な回数(ここでは30回)に達したことを確認する。
ユーザー100が食べ物を飲込んで一口の咀嚼を終了し、変動成分の傾きの絶対値の移動平均値が咀嚼検出区間判別手段46の閾値L3を下回ると、咀嚼検出区間から非咀嚼検出区間に切替わり、咀嚼検出区間の終了時刻及び咀嚼回数カウンタ49の値が直前の咀嚼検出区間の開始時刻と紐づけられた状態でRAM34に格納されるとともに、第1閾値算出手段61により咀嚼検出区間判別手段46で使用する閾値L3が算出されRAM34に上書きされる。
また、このとき通信モジュール15とユーザーデバイス202及び/又はサーバ203とのペアリングが確立されている場合には、咀嚼データがユーザーデバイス202及び/又はサーバ203に送信される。
ユーザー100は、食事が終わると咀嚼検出装置1の電源スイッチ17を切り、咀嚼検出装置1を眼鏡101から取外す。
次に本実施形態の咀嚼検出装置1を使用した食習慣管理システム200について説明する。食習慣管理システム200は、咀嚼検出装置1と、ユーザー100が使用するユーザーデバイス202と、咀嚼データの管理を行うサーバ203とを含み、ユーザーデバイス202及びサーバ203を利用して咀嚼検出装置1で取得したユーザー100の咀嚼データの管理及び活用を行う。
ユーザーデバイス202は、例えば、公知のスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータであり、任意の通信プロトコルを介して咀嚼検出装置1及びサーバ203とのデータの送受信を行い、咀嚼検出装置1の閾値及び/又は設定値の変更、閾値算出の指示、咀嚼データに基づく情報の表示等を行う。
ユーザーデバイス202に表示する情報としては、例えば、咀嚼検出装置1の着脱状況を示すテーブルである着脱テーブル、食事中の咀嚼結果を示すテーブルである咀嚼テーブル、及び1日の食事の状況を示すテーブルである食事テーブル、及び着脱テーブル、咀嚼テーブル、食事テーブルをグラフ化した情報等が挙げられる。
着脱テーブルは、例えば、咀嚼検出装置1の装着回数、装着日、装着時刻、脱着時刻、及び装着時間の項目(列)を有しており、咀嚼テーブルは、食事の区分(朝食、昼食、夕食、夜食、間食等)、食べ物を口に入れた回数、日付、咀嚼開始時刻、咀嚼終了時刻、咀嚼所要時間、咀嚼回数、平均咀嚼周期、推定摂取量、及び食事の所要時間の項目を有しており、食事テーブルは、日付、食事の区分、食事開始時刻、食事終了時刻、食事所要時間、食べ物を口に入れた回数、咀嚼回数、一口毎の平均咀嚼回数、平均咀嚼周期、及び推定摂取量の項目を有している。
なお平均咀嚼周期は、第2閾値算出手段62が取得したクロス点の周期の平均値である。平均咀嚼周期をテーブルの項目として使用する場合には、第2閾値算出手段62が取得したクロス点の周期のデータである咀嚼周期データを咀嚼検出装置1からユーザーデバイス202及び/又はサーバ203へ送信する。なお各テーブルの項目は、上記の項目に限定されるものではなく、表示するテーブル及びグラフも、上記のものに限定されるものではない。咀嚼検出装置1からユーザーデバイス202及び/又はサーバ203へ送信するデータについても、必要に応じて適宜決めればよい。
サーバ203は、例えば、サーバコンピュータで構築された公知のサーバであり、任意の通信プロトコルを介して咀嚼検出装置1及び/又はユーザーデバイス202とのデータの送受信を行い、咀嚼データを保存し、ユーザーデバイス202の要求に応じて咀嚼データ、咀嚼データを加工したデータ、テーブル、グラフ等をユーザーデバイス202に送信する。
また食習慣管理システム200において、ユーザー100の体重や運動量(歩数等)等のデータをユーザーデバイス202及び/又はサーバ203に保存しておき、これらのデータと咀嚼データとを組合せて作成した情報をユーザーデバイス202に表示させることも可能である。
以上、本実施形態の咀嚼検出装置1によれば、咀嚼検出区間では咀嚼回数が計数されるが、非咀嚼検出区間では咀嚼回数が計数されないので、食べ物を口に含んでいるとき(咀嚼が行われているとき)に限定して咀嚼回数が計数され、食べ物を口に含んでいないときの咀嚼の誤検出が防止され、正確かつ簡単に咀嚼を検出可能となり、正確な咀嚼回数を計数することができる。また咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間とを判別することで、一口の開始及び終了を検出可能となり、一口毎の咀嚼回数を簡単に計数することができる。
また本実施形態の咀嚼検出装置1は、一口毎の咀嚼回数を計数して目標咀嚼回数に達したときに通知を行うことができるので、例えば、「噛ミング30」運動のような、適切な咀嚼回数での食事の促進に好適に使用することができる。また所定の咀嚼回数毎に通知を行うこともできるので、ユーザー100が咀嚼回数の進捗を確認しながら咀嚼を行うことができる。
また本実施形態の咀嚼検出装置1によれば、咀嚼検出区間判別手段46で使用する閾値L3を一口毎に更新することができるので、センサの自己発熱や、咀嚼に伴う咀嚼検出装置1の位置ずれ等によって検知信号に継時的な影響が有る場合にも、咀嚼検出区間と非咀嚼区間との判別を正確に行うことができる。
また本実施形態の咀嚼検出装置1によれば、一噛みの動作をクロス点の周期に基づき検出しているので、信号の振幅を利用して検出する場合と比べて、センサ特性、咀嚼環境、咀嚼の強弱による影響を受け難く、より正確に一噛みの動作を検出することができる。
また本実施形態の咀嚼検出装置1によれば、咀嚼検出手段47で使用するクロス点の周期の閾値を実測値に基づいた値に更新することができるので、個人差及び咀嚼環境の変化に容易に対応することができる。
また本実施形態の咀嚼検出装置1によれば、眼鏡101のつる部102に着脱自在なので、食事以外のときには取外すことが可能であり、利便性に優れる。また構成が単純で安価に製造可能であり、普段使用している眼鏡に装着して使用することができるので経済的である。
また本実施形態の咀嚼検出装置1を使用した食習慣管理システム200によれば、咀嚼の正確な検出に基づく推定摂取量等の咀嚼データにより、ユーザー100の咀嚼及び食事習慣の見える化を行うことができる。これによりユーザー100の咀嚼及び食事習慣を正確に把握することが容易に可能となり、健康促進やダイエット、食育等のサポートを効果的に行うことができる。
また本実施形態の咀嚼検出装置1を使用した食習慣管理システム200によれば、ユーザー100の咀嚼データをサーバ203に蓄積することが可能なので、様々なユーザーの咀嚼データをビッグデータとして提供可能であり、該ビッグデータを活用することで人々の咀嚼及び食事の質の向上を期待することができる。
以上、第1実施形態の咀嚼検出装置1及び咀嚼検出装置1を使用した食習慣管理システム200を用いて、本発明の咀嚼検出装置及び食習慣管理システムを説明したが、本発明の咀嚼検出装置及び食習慣管理システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形して使用することができる。例えば、咀嚼検出装置1は、本体11を備えることなく、センサ12等が眼鏡101に一体的に組込まれていてもよい。
また本発明の咀嚼検出装置において、本体11を取付ける対象は、眼鏡に限定されるものではなく、例えば、帽子やヘアバンド等でもよい。本体11の形状及び着脱手段は、取付ける対象に合わせて適宜変更すればよい。また本体11又はセンサ12をユーザー100の外耳道等に直接取付けるように構成してもよい。
さらに本発明の咀嚼検出装置において、変動量を測定する被検知部位は、こめかみ(側頭筋)に限定されるものではない。咀嚼に応じて動く部位、特に、こめかみから耳までの範囲の部位の変動量を測定して咀嚼を検出するように構成してもよい。咀嚼検出装置の本体の形状やセンサの種類は、被検知部位に応じて適宜変更すればよい。
また本発明の咀嚼検出装置において、通知手段51は、咀嚼検出区間において、所定周期でスピーカー14を第5鳴動音で鳴動させるようにしてもよい。これにより、一噛みの動作の周期の適正化を促すことができる。なお第5鳴動音と、所定の咀嚼回数毎に鳴動する第4鳴動音とが混在して、紛らわしい場合には、どちらか一方のみを鳴動させるように構成すればよい。
また本発明の咀嚼検出装置において、センサ12と被検知部位との距離を調整すべく、センサ12を動かすネジやモータ等を本体11に付加してもよい。なおモータを用いる場合、低周波成分の値が第1上下限閾値の範囲内に収まるようにモータが制御される。
また本発明の食習慣管理システムにおいて、推定摂取量の算出や咀嚼データの加工、テーブルの作成等は、咀嚼検出装置1、ユーザーデバイス202、サーバ203のいずれにおいても行うことが可能である。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
<実施例1>
反射型フォトセンサを検知手段として眼鏡101のつる部102に装着し、装着動作時及び咀嚼時のユーザー100のこめかみ(側頭筋)の変動量(反射型フォトセンサから皮膚までの距離の変化)を測定し、反射型フォトセンサが出力する検知信号に基づき咀嚼の検出を行った。
なお本実施例では、咀嚼検出区間判別手段46による変動成分の傾きの絶対値の移動平均値の算出時の母数を30に設定している。また本実施例では、説明を分かり易くするために、咀嚼検出区間判別処理では、咀嚼検出区間を示す信号のオン/オフを行っており、咀嚼回数計数処理では、一噛みの動作を検出したことを示す咀嚼パルス信号を出力している。
図10(a)は、実施例1における咀嚼検出装置1の装着時の検知信号を示すグラフである。図10(b)は、図10(a)の検知信号から低周波成分を抽出した信号成分を示すグラフである。図11は、実施例1における咀嚼時の検知信号を示すグラフ、図12(a)は、図11の検知信号の変動成分を示すグラフ、図12(b)は、図12(a)の変動成分に基づく咀嚼パルス信号を示すグラフ、図13は、図12のグラフの一部を抜粋し拡大したグラフ、図14は、図11の検知信号から低周波成分を差し引いた信号成分を示すグラフである。
図15(a)は、図11の検知信号の時間軸の範囲を拡大したグラフ、図15(b)は、図15(a)の検知信号に基づく変動成分の傾きの絶対値を示すグラフ、図15(c)は、図15(b)の絶対値の移動平均値を示すグラフ、図15(d)は、図15(c)の移動平均値に基づく咀嚼検出区間のオン/オフを示すグラフである。図16(a)は、図12(a)の変動成分の傾きの絶対値を示すグラフ、図16(b)は、図16(a)の絶対値の移動平均値を示すグラフ、図16(c)は、図16(b)の移動平均値に基づく咀嚼検出区間のオン/オフを示すグラフである。
図17(a)は、咀嚼中における通話時の検知信号を示すグラフ、図17(b)は、図17(a)の検知信号の変動成分を示すグラフ、図17(c)は、図17(b)の変動成分に基づく咀嚼パルス信号を示すグラフ、図18は、実施例1における咀嚼周期データのヒストグラムを示すグラフである。なお図10から図17は、1回の食事における出力信号の一部を抜粋したグラフである。
状態判定処理(図10参照)において、低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲外、かつ第2上下限閾値L2の範囲外である区間A1では、スピーカー14が第1鳴動音で鳴動する。低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲外、かつ第2上下限閾値L2の範囲内である区間A2では、スピーカー14が第2鳴動音で鳴動する。低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲内、かつ第2上下限閾値L2の範囲内となった後の区間A3では、スピーカー14が停止する。区間A3において、低周波成分の値が第1上下限閾値L1の範囲外となっている区間があるが、第2上下限閾値L2の範囲内であるため、スピーカー14は、停止している。
咀嚼回数計数処理(図12、図13参照)では、検知信号から直流成分及び低周波成分を除去した変動成分の値がプラスからマイナスになるゼロ点であるクロス点Pを検出し、1つ前のクロス点Pn−1からの間隔であるクロス点Pの周期Tが閾値以内のときに一噛みの動作が検出され、咀嚼パルス信号が出力されている。なお咀嚼パルス信号は、サンプリングのタイミング及び演算速度の影響により、クロス点から多少遅れて出力されている。なお変動成分としては、検知信号から低周波成分を差し引いた信号成分を用いてもよい(図14参照)。
咀嚼検出区間判別処理(図15、16参照)では、変動成分(図12(a)参照)のサンプリング周期毎の傾きの絶対値が算出され、該絶対値の移動平均値が算出され、該移動平均値が閾値L3以上であるときに咀嚼検出区間を示す信号がオンになっている。咀嚼検出区間判別処理により、検知信号(変動成分)の変動が大きい区間である咀嚼検出区間と、変動が小さい区間である非咀嚼検出区間とを判別することができる。
咀嚼検出区間判別処理において咀嚼検出区間と非咀嚼検出区間とを判別し、咀嚼検出区間のみで咀嚼の検出(咀嚼回数計数処理)を行う。図17に示すように、通話中には咀嚼の検出が行われておらず、咀嚼パルス信号が出力されていない。これにより咀嚼以外の動作による咀嚼の誤検出が防止され、正確な咀嚼の検出(咀嚼回数の計数)が可能となる。
1 咀嚼検出装置
11 本体
12 センサ
13 信号処理モジュール
42 状態判定手段
46 咀嚼検出区間判別手段
47 咀嚼検出手段
48 咀嚼回数計数手段
51 通知手段
65 推定摂取量算出手段
200 食習慣管理システム

Claims (7)

  1. 頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力する検知手段と、
    前記検知信号に基づく値と前記変動量の大小を判別するための閾値とを比較することで、前記変動量の大きい咀嚼検出区間と前記変動量の小さい非咀嚼検出区間とを判別する咀嚼検出区間判別手段と、
    を備えることを特徴とする咀嚼検出装置。
  2. さらに、前記検知信号から少なくとも低周波成分を除去した変動成分を抽出する変動成分抽出手段を備え、
    前記咀嚼検出区間判別手段は、前記閾値と比較する前記検知信号に基づく値として、前記変動成分の傾きの大きさに基づく値、又は前記変動成分の大きさに基づく値を用いることを特徴とする請求項1に記載の咀嚼検出装置。
  3. さらに、前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも大きい値から小さい値に変化する点、又は前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも小さい値から大きい値に変化する点のいずれか一方の点をクロス点として検出し、連続する2つの前記クロス点の間隔に基づき一噛みの動作を検出する咀嚼検出手段と、
    前記咀嚼検出手段により検出された一噛みの動作に基づき咀嚼回数を計数する咀嚼回数計数手段と、
    を備え、
    前記咀嚼検出手段又は前記咀嚼回数計数手段は、前記咀嚼検出区間のみで一噛みの動作の検出又は前記咀嚼回数の計数を行うことを特徴とする請求項2に記載の咀嚼検出装置。
  4. さらに、前記咀嚼検出区間において、所定の咀嚼回数毎、咀嚼回数が所定回数に達したとき、又は所定周期毎の少なくともいずれかの場合に通知を行う通知手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の咀嚼検出装置。
  5. 頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力する検知手段と、
    前記検知信号から少なくとも低周波成分を除去した変動成分を抽出する変動成分抽出手段と、
    前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも大きい値から小さい値に変化する点、又は前記変動成分の値が所定の基準値と一致し前記基準値よりも小さい値から大きい値に変化する点のいずれか一方の点をクロス点として検出し、連続する2つの前記クロス点の間隔に基づき一噛みの動作を検出する咀嚼検出手段と、
    を備えることを特徴とする咀嚼検出装置。
  6. 頭部における被検知部位の変動量に応じた検知信号を出力するセンサと、
    前記センサが取付けられる本体と、
    を備え、
    前記本体は、着脱手段を備え、
    さらに前記検知信号に基づき前記センサと被検知部位との距離が適切か否かを判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段による判定結果に基づき通知を行う通知手段と、
    前記検知信号に基づき咀嚼を検出する信号処理手段と、
    を備えることを特徴とする咀嚼検出装置。
  7. 請求項1から4のいずれか1項に記載の咀嚼検出装置と、
    前記咀嚼検出区間の数に所定の定数を乗算した値を推定摂取量として算出する推定摂取量算出手段とを備えることを特徴とする食習慣管理システム。
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