JP2017126197A - 電圧変換回路、及び、電圧変換方法 - Google Patents

電圧変換回路、及び、電圧変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ディジタルLDOにおいて、速く、正確に出力電圧をコントロールできない。【解決手段】 本発明の電圧変換回路は、所定のビット数に対応して並列に接続された、MOSFETスイッチを含む複数のスイッチアレイを備え、スイッチ制御信号に基づいて、前記スイッチアレイ毎にMOSFETスイッチをオンまたはオフに切り替え、入力電圧に対して、出力電圧を生成するスイッチ回路と、目標電圧である基準電圧と出力電圧を比較し、比較結果を出力する比較器と、比較結果に基づいて、基準電圧に出力電圧が近づくように、出力電圧を所定のビット数のデジタルデータで表し、スイッチ制御信号を出力する逐次比較レジスタと、を包含する。【選択図】 図5

Description

本発明は、電圧変換回路、及び、電圧変換方法に関する。
情報処理や通信のためにデータセンターやネットワークで用いられる各種の電気機器の消費電力は、急激に増加している。このため、これらの電気機器を支えるLSI(Large Scale Integration)の低消費電力化は、重要な課題である。
電圧変換回路(電力変換回路)は、電気機器では不可欠な構成要素である。図1に示すように、外部またはマザーボード上から低ドロップアウト(LDO:Low Drop Out)レギュレータ等の電圧変換回路に入力電圧が印加される。そして、電圧変換回路が、入力電圧を電圧変換しLSIに出力電圧を供給する。従って、LSIの低消費電力化のためには、電圧変換回路が、低電源電圧の入力で動作する必要がある。
しかし、図2に示すようなアナログLDOレギュレータは、低電源電圧の入力では動作できない。なぜなら、低電源電圧では、アナログLDOレギュレータを構成する主要な部品の一つであるエラーアンプが、動作しない。その結果、アナログLDOレギュレータは、電圧制御用のPMOSFET(Positive Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)のゲート電圧をコントロールできない。このように、電圧変換にアナログLDOレギュレータを使用した場合、LSIの低消費電力化は、実現できなくなる。
そこで、図3に示すように、低電源電圧化のために、アナログLDOレギュレータの代わりに、アナログLDOレギュレータの制御部分をディジタル制御にした、ディジタルLDOレギュレータが提案されている。ディジタルLDOレギュレータの制御部には、例えば、図3に示すように、シフトレジスタ制御が用いられている(図3の「Controller」の部分がシフトレジスタを示す)。ディジタルLDOレギュレータは、低電源電圧では動作不能なエラーアンプの代わりに、コンパレータ(比較器)とディジタル論理回路で制御されるので、低電源電圧の環境でも動作可能である。
特許文献1は、逐次比較制御の手法を用いて、逐次比較型A/D(Analog/Digital)変換回路の変換処理時間を短縮する技術について開示している。
特許文献2は、ディジタルLDOレギュレータの一例を開示している。
非特許文献1は、ディジタルLDOレギュレータの一例(図3と同等の構成)を開示している。
特開平06−318870号公報 特許第4527470号公報
Yasuyuki Okuma 他、「0.5−V Input Digital LDO with 98.7% Current Efficiency and 2.7−μA Quiescent Current in 65nmCMOS」、IEEE、978−1−4244−5759−5、pp.1−4、2010年
特許文献1は、A/D変換回路を対象としており、電源用のディジタルLDOを対象としていない。
特許文献2は、ディジタルLDOレギュレータにおけるディジタル信号の制御方法の一般的な内容について開示しているのみである。これらの手法では、速く、正確に出力電圧をコントロールすることはできない。
非特許文献1に開示されたディジタルLDOレギュレータは、制御部にシフトレジスタを採用しているため、次の2つの理由から、速く、正確に出力電圧をコントロールすることができない。第1に、複数のPMOSFETスイッチを1つずつ制御するため、コントロールサイクルが長くなってしまう。第2に、出力電圧が基準電圧と近い値になった時、特定のPMOSFETスイッチがオンオフを繰り返してしまい、この1ビットの上下が出力電圧のリップルとして波形に表れてしまう。図4に、シフトレジスタを採用したディジタルLDOレギュレータの出力波形の一例を示す。
このため、本発明の目的は、上述した課題を解決することにある。すなわち、本発明の目的は、速く、正確に出力電圧をコントロールできる電圧変換回路等を提供することにある。
本発明の電圧変換回路は、所定のビット数に対応して並列に接続された、MOSFETスイッチを含む複数のスイッチアレイを備え、スイッチ制御信号に基づいて、前記スイッチアレイ毎に前記MOSFETスイッチをオンまたはオフに切り替え、入力電圧に対して、出力電圧を生成するスイッチ回路と、目標電圧である基準電圧と前記出力電圧を比較し、比較結果を出力する比較器と、前記比較結果に基づいて、前記基準電圧に前記出力電圧が近づくように、前記出力電圧を前記所定のビット数のデジタルデータで表し、前記スイッチ制御信号を出力する逐次比較レジスタと、を包含する。
本発明の電圧変換方法は、スイッチ制御信号に基づいて、所定のビット数に対応して並列に接続された、MOSFETスイッチを含む複数のスイッチアレイ毎に前記MOSFETスイッチをオンまたはオフに切り替え、入力電圧に対して、出力電圧を生成し、目標電圧である基準電圧と前記出力電圧を比較し、比較結果を出力し、前記比較結果に基づいて、前記基準電圧に前記出力電圧が近づくように、前記出力電圧を前記所定のビット数のデジタルデータで表し、前記スイッチ制御信号を出力する。
本発明によれば、ディジタルLDOレギュレータにおいて、速く、正確に出力電圧をコントロールできる、という効果を奏する。
図1は、電力変換回路の機能を説明する概念図である。 図2は、背景技術のアナログLDOレギュレータの構成の一例を示す回路図である。 図3は、背景技術のディジタルLDOレギュレータの構成の一例を示す回路図である。 図4は、背景技術におけるディジタルLDOレギュレータの出力波形の一例を示す図である。 図5は、第一の実施の形態に係る、電圧変換回路の構成の一例を示す回路図である。 図6は、電圧変換回路の出力波形の一例を示す図である。 図7は、SAR制御でオンされるスイッチ数の遷移の一例を示す遷移図である。 図8は、逐次比較レジスタの一例を示す回路図である。 図9は、シフトレジスタ制御型ディジタルLDOレギュレータの試験結果の一例を示す図である。 図10は、SAR制御型ディジタルLDOレギュレータの試験結果の一例を示す図である。
<第一の実施形態>
本発明の第一の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図5は、電圧変換回路10の構成の一例を示す回路図である。
電圧変換回路10は、比較器11、逐次比較レジスタ12、スイッチ回路13、リセット回路14、及び、抵抗器15を含んで構成される。
比較器11は、予め設定した目標電圧である基準電圧(Vref)18と出力電圧(Vout)17を比較し、比較結果19を出力する。
逐次比較レジスタ12は、比較結果19に基づいて、基準電圧18に出力電圧17が近づくように、出力電圧17を所定のビット数のデジタルデータで表した信号を出力する。すなわち、逐次比較レジスタ12は、基準電圧18と出力電圧17を逐次比較した結果(比較結果19)から、デジタルデータの各々のビットの値を決定し、ビットの値に対応するスイッチ制御信号(出力20〜23:出力Q1〜Q4)を出力する。ここで、出力20(Q1)が最上位のビットで、出力23(Q4)が最下位のビットである。
スイッチ回路13は、所定のビット数に対応して並列に接続された、複数のMOSFETスイッチを含む。各々のビットでのMOSFETスイッチは、直列に接続された、複数のスイッチアレイ(スイッチアレイ130、スイッチアレイ131、スイッチアレイ132、及び、スイッチアレイ133)を構成する。そして、スイッチ回路13は、スイッチ制御信号に基づいて、スイッチアレイ(スイッチアレイ130、スイッチアレイ131、スイッチアレイ132、及び、スイッチアレイ133)毎にMOSFETスイッチをオンまたはオフに切り替え、入力電圧16に対して、出力電圧17を生成する。
リセット回路14は、抵抗器15を介して出力電圧17を入力し、出力電圧17の値に基づいて、必要な場合にリセット信号を逐次比較レジスタ12に送信する。
ところで、電圧変換回路10は、概略、以下のように動作する(詳細な動作の説明は、図7を用いて後述する)。
まず、入力電圧(Vin)16が、スイッチ回路13に入力される。
次に、スイッチ回路13は、逐次比較レジスタ12の出力20、出力21、出力22、及び、出力23(上記のスイッチ制御信号)に基づいて、スイッチアレイ130、スイッチアレイ131、スイッチアレイ132、及び、スイッチアレイ133をオンまたはオフする。そして、スイッチ回路13は、出力電圧17を出力する。
そして、比較器11は、予め設定した基準電圧18と出力電圧17を比較し、比較結果19を逐次比較レジスタ12に出力する。
また、逐次比較レジスタ12は、比較結果19に基づいて、スイッチ回路13に、スイッチアレイ130、スイッチアレイ131、スイッチアレイ132、及び、スイッチアレイ133をオンまたはオフするスイッチ制御信号を出力する。
以降は、目標電圧である基準電圧18に出力電圧17が近づくまで、比較器11、逐次比較レジスタ12、及び、スイッチ回路13は、上記の動作を繰り返す。
ここで、比較器11は、コンパレータ(比較回路)で構成される。逐次比較レジスタ12は、論理回路で構成される(逐次比較レジスタ12の回路の構成例は、図8に後述する)。リセット回路14は、リセット信号を出力可能な論理回路で構成される。抵抗器15は、抵抗部品で構成される。
図6は、電圧変換回路10の出力波形(動作時の出力電圧17)の一例を示す図である。図6は、横軸に時間(逐次比較のステップ)、縦軸にオンスイッチの数(スイッチアレイ130、スイッチアレイ131、スイッチアレイ132、及び、スイッチアレイ133でオンになるスイッチの数量の合計)に相当する出力電圧を示している。
図6に示すように、オンスイッチの数は、逐次比較のステップを経て、必要なスイッチ数(基準電圧18に相当する目的の電圧値)に収束する。
図6を図4と比較すると、ディジタルLDOの制御方法を、図4に示したシフトレジスタ制御から逐次比較制御(以下、SAR(Successive Approximation Register)制御と記載)に変更することにより、電圧変換回路10は、高速な応答と大幅なリップルの除去(以下、ゼロリップルと記載)の両方を達成できていることがわかる。
図7は、SAR制御でオンされるスイッチ数の遷移の一例を示す図である。図7は、具体的な例として、基準電圧18に対応する必要なスイッチ数が11.5で、図5に示す4ビットSARを使用したSAR制御について説明する。
まず、逐次比較レジスタ12は、スイッチ回路13の全てのMOSFETスイッチ(以下、p型のMOSFETスイッチの使用例を説明するため、PMOSスイッチと記載)に、「1」を出力し、オフする。
そして、逐次比較レジスタ12は、Step1で、図5に示すQ1(出力20)を「0」にセットし、8個のPMOSスイッチを含むスイッチアレイ130をオンする。その結果、比較器11が、Low(8<11.5)を出力する。よって、8個のPMOSスイッチのオン状態は、保持される。
次に、Step2で、逐次比較レジスタ12は、図5に示すQ2(出力21)を「0」にセットし、追加で4個のPMOSスイッチを含むスイッチアレイ131をオンする。その結果、比較器11が、High(12>11.5)を出力する。この場合、逐次比較レジスタ12は、4個のPMOSスイッチを再度オフする。
その後、Step3で、逐次比較レジスタ12は、図5に示すQ3(出力22)を「0」にセットし、2個のPMOSスイッチを含むスイッチアレイ132をオンする。その結果、比較器11が、Low(10<11.5)を出力する。そして、計10個(8+2)のオン状態は、保持される。
最後に、Step4で、逐次比較レジスタ12は、図5に示すQ4(出力23)を「0」にセットし、1個のPMOSスイッチを含むスイッチアレイ133をオンする。その結果、比較器11の出力が、Low(11<11.5)となる。また、11.5−11<1なので、逐次比較レジスタ12は、合計11個のPMOSスイッチの状態でSAR制御を終了させる。
以上より、この場合のディジタル制御信号は、「0100」である。最上位ビットが8個のPMOSスイッチのスイッチアレイ130に対応する。そして、次のビットが4個のPMOSスイッチのスイッチアレイ131に対応する。以下、次のビットが2個のPMOSスイッチのスイッチアレイ132に対応する。そして、最下位ビットが、1個のPMOSスイッチのスイッチアレイ133に対応する。
上記のように、SAR制御は、以下の2つの利点がある。
第1に、SAR制御の収束時間は、SARのビット数で決定される。これにより、高速な応答が可能になる。すなわち、シフトレジスタ型ディジタルLDOレギュレータでは、目的の電圧値により応答時間は変動する。これに対し、本実施形態の電圧変換回路10のようなSAR型ディジタルLDOレギュレータでは、目的の電圧値がどのような値であっても、ビット回数分の比較を行えば、目的の電圧値への収束が達成される。
第2に、SAR制御では、ビット回数分の比較終了後、オンスイッチの数は、固定され、変化しない。これは、ゼロリップルに寄与する。シフトレジスタ型ディジタルLDOでは、目的の電圧値への収束の段階で、特定のPMOSスイッチがオンオフを繰り返してしまうため、出力リップルが発生する。これに対して、本実施形態のSAR型ディジタルLDOでは、目的の電圧値への収束の段階で、PMOSスイッチの変動が無いため、ゼロリップルとなる。
図8は、逐次比較レジスタ12の一例を示す回路図である。逐次比較レジスタ12は、SAR制御回路で構成される。
逐次比較レジスタ12は、NAND回路120、コンデンサ121、NOT回路122A、122B、フリップフロップ回路123A、123B、123C、123D、123E、123F、123G、123H、123I、123J、123K、123L、スイッチ124A、124B、124C、124D、及び、抵抗器125A、125B、125C、125D、125Eを含む。
図8に示すように、逐次比較レジスタ12は、比較結果19(CompOut)を入力し、出力20(Q1)、出力21(Q2)、出力22(Q3)、及び、出力23(Q4)を出力する。
また、逐次比較レジスタ12は、比較動作の開始時に、ワンショットパルスを入力するため、単安定マルチバイブレータを含む。ディジタルLDOにSAR制御を適用するにあたり、逐次比較型ディジタル低ドロップアウトレギュレータである電圧変換回路10では、単なるSAR制御の適用ではなく、ゼロリップルのために、比較開始時に単安定マルチバイブレータなどによりワンショットパルスが入力される仕組みになっている。この動作が、上位ビットから下位ビットまで1サイクル比較された後、比較が停止されることにつながる。
図8の通り回路を構成し、レイアウトを行えば、逐次比較レジスタ12を作成することは可能である。図8の逐次比較レジスタ12は、概略、以下のように動作する。
まず、図8の左下に示す、NAND回路120、コンデンサ121、NOT回路122A、及び、抵抗器125Aで構成される単安定マルチバイブレータが、比較動作の開始時に、上記のワンショットパルスを入力する。そして、逐次比較レジスタ12は、最上位ビットから順に、例えば、最上位ビットの場合、フリップフロップ123Aを介して、その出力SW1を用いてCompOut(比較結果19)の出力をオン(スイッチ124Aをオン)にする。また、比較結果19の入力に応じてフリップフロップ123B、123C、123Dを介してスイッチ124B、124C、124Dが動作することにより、逐次比較レジスタ12は、図7で説明したように、順次、出力20〜23(Q1〜Q4)を出力することができる。例えば、フリップフロップ123Iにおいて、「Q」端子から「0」を出力する動作が、図7のStep1で説明した、Q1(出力20)を「0」にセットする動作に相当する。
なお、逐次比較レジスタ12の動作の概略は上記のとおりであるが、上記を除く図8の回路の詳細な説明は省略する。
ところで、上記の実施形態では、一例として、4ビットSAR制御を用いているが、SARのビット数は、4ビットに限定されない。
また、本実施形態では、SAR制御における比較の順番は、常に最上位ビット側からである。しかし、負荷変動(負荷変動の具体的な例については、図9、及び、図10で後述する)の際などには、例えば、最下位ビットから比較を行うなど、順番は一定方向ではなく、必要に応じて最上位ビットから最下位ビットへ、最下位ビットから中位ビットを経て最下位ビットへ等、不規則に変化する制御パターンも想定される、としてもよい。
次に、図9及び図10は、同スペックのPMOSスイッチを同数使用し、シミュレーションツールであるSpectre(登録商標)を使用した試験結果の一例を示す。図9は、シフトレジスタ制御型ディジタルLDOレギュレータ(図3と同等の回路構成)の試験結果の一例を示す。また、図10は、本実施形態で一例を説明した電圧変換回路10、すなわちSAR制御型ディジタルLDOレギュレータの試験結果の一例を示す。
図9及び図10において、横軸は、時間の経過を示す。また、縦軸は、出力電圧を示す。そして、実線(Vout)は、出力波形を示す。また、破線(Vref)は、目的の電圧値を示す。なお、負荷変動は、抵抗値(図3におけるRの値、及び、図5における抵抗値15の値)を4KΩから2KΩに変更する設定である。
図9と図10で、立ち上がりから収束まで、及び、負荷変動から収束までの各々を比較すると、SAR制御型ディジタルLDOレギュレータ(図10)は、シフトレジスタ制御型ディジタルLDOレギュレータ(図9)に比べ、半分の時間で、目的の電圧値への収束が達成されていることがわかる。また、出力リップルを比較すると、図9のシフトレジスタ制御型ディジタルLDOレギュレータにおいては、リップルが発生している。一方、図10のSAR制御型ディジタルLDOレギュレータにおいては、リップルが発生していないことがわかる。
以上、述べてきたように、電圧変換回路10は、以下の点が特徴である。
電圧変換回路10は、駆動力の同じPMOSスイッチを用いて、8/4/2/1個のグループを構成している。これは、言い換えると、駆動力の異なるPMOSスイッチを組み合わせていることになる(それぞれの駆動力が8/4/2/1倍である4個のPMOSスイッチを使っている場合と同じ結果が得られることになる)。このように、電圧変換回路10は、スイッチの駆動力を単純構成から見直すことで、比較サイクルを減らし、高速な応答を成し遂げることができる。
従って、電圧変換回路10は、ディジタルコントローラにSAR制御を採用することで、シフトレジスタ型のコントローラでは難しい、高速かつ出力リップルゼロでの動作を可能とする。また、電圧変換回路10は、出力リップルゼロによりデカップリンコンデンサ使用の必要性が無くなり、更なる高速な応答と使用部品の削減に寄与する。
本実施形態に係る電圧変換回路10は、以下に記載するような効果を奏する。
ディジタルLDOレギュレータにおいて、速く、正確に出力電圧をコントロールできる、という効果を奏する。
その理由は、ディジタルLDOのレギュレータに、逐次比較型制御コントローラを適用するからである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 電圧変換回路
11 比較器
12 逐次比較レジスタ
120 NAND回路
121 コンデンサ
122A NOT回路
122A NOT回路
123A フリップフロップ回路
123B フリップフロップ回路
123C フリップフロップ回路
123D フリップフロップ回路
123E フリップフロップ回路
123F フリップフロップ回路
123G フリップフロップ回路
123H フリップフロップ回路
123I フリップフロップ回路
123J フリップフロップ回路
123K フリップフロップ回路
123L フリップフロップ回路
124A スイッチ
124B スイッチ
124C スイッチ
124D スイッチ
125A 抵抗器
125B 抵抗器
125C 抵抗器
125D 抵抗器
125E 抵抗器
13 スイッチ回路
130 スイッチアレイ
131 スイッチアレイ
132 スイッチアレイ
133 スイッチアレイ
14 リセット回路
15 抵抗器
16 入力電圧
17 出力電圧
18 基準電圧
19 比較結果
20 出力
21 出力
22 出力
23 出力

Claims (10)

  1. 所定のビット数に対応して並列に接続された、MOSFETスイッチを含む複数のスイッチアレイを備え、スイッチ制御信号に基づいて、前記スイッチアレイ毎に前記MOSFETスイッチをオンまたはオフに切り替え、入力電圧に対して、出力電圧を生成するスイッチ回路と、
    目標電圧である基準電圧と前記出力電圧を比較し、比較結果を出力する比較器と、
    前記比較結果に基づいて、前記基準電圧に前記出力電圧が近づくように、前記出力電圧を前記所定のビット数のデジタルデータで表し、前記スイッチ制御信号を出力する逐次比較レジスタと、を包含する電圧変換回路。
  2. 前記逐次比較レジスタが、前記出力電圧が前記基準電圧より小さい場合、対応する前記MOSFETスイッチをオンに切り替え、前記出力電圧が前記基準電圧より大きければ、対応する前記MOSFETスイッチをオフに切り替える請求項1に記載の電圧変換回路。
  3. 前記MOSFETスイッチが、p型MOSFETスイッチで構成される請求項1または2に記載の電圧変換回路。
  4. 前記比較器が、前記基準電圧と前記出力電圧を、最上位ビットから順に、比較する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電圧変換回路。
  5. 前記スイッチアレイが、前記最上位ビットから、前記MOSFETスイッチの数量の大きい順に接続される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電圧変換回路。
  6. 前記逐次比較レジスタが、単安定マルチバイブレータを含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電圧変換回路。
  7. スイッチ制御信号に基づいて、所定のビット数に対応して並列に接続された、MOSFETスイッチを含む複数のスイッチアレイ毎に前記MOSFETスイッチをオンまたはオフに切り替え、入力電圧に対して、出力電圧を生成し、
    目標電圧である基準電圧と前記出力電圧を比較し、比較結果を出力し、
    前記比較結果に基づいて、前記基準電圧に前記出力電圧が近づくように、前記出力電圧を前記所定のビット数のデジタルデータで表し、前記スイッチ制御信号を出力する電圧変換方法。
  8. 前記出力電圧が前記基準電圧より小さい場合、対応する前記MOSFETスイッチをオンに切り替え、前記出力電圧が前記基準電圧より大きければ、対応するMOSFETスイッチをオフに切り替える請求項7に記載の電圧変換方法。
  9. 前記MOSFETスイッチが、p型MOSFETスイッチで構成される請求項7または8に記載の電圧変換方法。
  10. 前記基準電圧と前記出力電圧を、最上位ビットから順に、比較する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電圧変換方法。
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